大学院共通科目群

大学院では、各研究科の専門学術分野で基盤となる知識、研究遂行能力、論理的思考力、課題解決能力を学び、当該領域のプロフェッショナルとなる力を磨きます。同時に、修士・博士課程を修了する大学院生が、将来、アカデミアであれ産業界・官公庁であれ、社会で広い視野をもち、リーダーとして活躍するためには、専門学術以外にも素養として備えておくべき事柄があるはずです。このような観点から各研究科の意向を調査したところ、「社会的素養」、「情報能力」、「国際性」を多くの研究科が挙げられたことから、その要望をベースに以下の3分野で大学院生を対象に開講されています。本科目群は、令和3年10月より国際高等教育院に代わり大学院教育支援機構が実施しています。なお、大学院共通科目は、学内の研究科、研究所、センター等の部局からの提案により開講される場合があります。

「社会適合分野」では、大学院での研究活動を行うにあたり必要となる基盤的知識、ならびに大学から現代社会に飛び立ち活躍するために素養として必要な知識を養成する科目が開講されます。研究を始めるにあたり必ず身につけておかなければならない「研究倫理・研究公正」を開講する他、大学院修了後に産業界へ進む学生に向けた科目が開講されます。

「情報テクノサイエンス分野」では、大学院での学修、研究活動の基礎としての情報リテラシーや情報処理を学ぶ科目が開講されます。

「コミュニケーション分野」では、研究会や学会等における英語を用いた発表や討議参加を目標とした科目が開講されます。また、留学生向けに日本語科目が開講されます。

これらの科目うち、研究活動を始める大学院修士課程1回生に特に履修を推奨する科目として、「コア科目」(☆)を設定しています。コア科目については研究活動に多忙な大学院生にも受講しやすいように、
・毎週開講科目ではなく短期集中型科目(4コマ~8コマ:0.5単位~1単位)とする。
・活動の場が分散している大学院生の利便性を考慮し、可能な限り複数キャンパスで開講する。
という配慮がされています。

科目一覧

各分野名をクリックすると、当該分野の科目の検索やシラバスが確認できます。
「☆」はコア科目であり、短期集中型により複数キャンパス等で実施する、特に履修を推奨する科目となります。

  • 社会適合分野
    ☆…研究倫理・研究公正(理工、生命、人社系)、Research Ethics and Integrity(Science and Technology、Life Science、Humanities and Social Sciences、General、Sci. & Tech., Life Sci.)
  • 情報テクノサイエンス分野
    ☆…学術研究のための情報リテラシ―基礎、Basics of Academic Information Literacy
  • コミュニケーション分野
    ☆…大学院生のための英語プレゼンテーション

日本語(留学生対象)については、こちら

注意事項

  • 履修登録は、開講期(通年、通年集中開講科目は前期)の履修登録期間にKULASISから履修登録を行ってください(一部、集中開講の科目は別途募集します)。ただし、科目によっては人数制限を行う場合があります。この場合は、詳細を KULASIS の履修(人数)制限ページ及び掲示で案内しますので、指示に従って事前申込をしてください。人数制限の指示がない場合は、事前申込の必要はありませんが、履修を希望する科目を時間割に追加し、履修登録期間または履修登録確認・修正期間に必ず[確定]ボタンを押してください。また、開講時期や開講形態等の都合で、別途申込期間を設けて受講申込を受け付ける場合があります。この場合は、KULASIS や掲示を通じて指示します。
  • 前期8月中旬以降・後期2月中旬以降に実施される集中科目の成績は、次期の成績表に掲載されます。

単位の取り扱いについて

修得した単位の取扱いは、各研究科等によって異なりますので、所属する研究科等の教務窓口で確認してください。