発生再生ゼミナール 2015年度

[授業の概要・目的]
 我々ヒトを含むほ乳動物の体がどのように作られるのか、どのように緻密に機能しているかについて最新知識を紹介することによって、理学、医学、農学と薬学にまたがる学際分野としての生命科学と再生医学についての理解を促す。

[授業計画と内容]
 再生医科学研究所の教授・准教授によるリレー講義形式で、ほ乳類を中心とした生体の発生と再生について概説する。特に、細胞、組織、個体レベルの構造がどう作られて機能しているかについて解説するとともに、幹細胞や再生医学などの最前線研究についても触れる。
具体的には、次のテーマについて各1-3回の文献読解や最新研究内容の紹介を行う。
(1)ほ乳動物の胚発生
(2)多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の特質と再生医学への利用
(3)軟骨や血管系を中心とした細胞分化と組織構築
(4)筋肉組織を中心とした細胞分化と組織構築
(5)造血系などの幹細胞と組織形成を制御するシグナル分子
(6)免疫系の働きと制御機構

[成績評価の方法・基準]
 出席状況とレポート、およびゼミ中の討論への参加状況により評価する。

開 祐司 他