障害とは何か 2015年度

【授業の概要・目的】
「京大で『障害』を学ぶ?どういうこと?」と思った人も多いでしょう。確かに、「障害」や「障害者」というと「福祉」であり「ボランティア」であり、そもそも「学問」になるのか、というのが、おおかたの見方であるかもしれません。しかし、それは違います。今、「障害」を切り口に、新しい学問潮流が創出されつつあります。「障害学」(Disability Studies)とよばれる学問で、障害の「個人モデル」から「社会モデル」へのパラダイムシフトをベースに、人間や社会の理解を根本から変革しようとする試みです。「えっ、どういう意味?」と疑問をお持ちのあなた、一緒に学びませんか。教員からの講義だけでなく、ディスカッション、フィールドワーク、ゲストトーク、学生による研究発表を組み合わせた少人数ゼミで、知識や経験は一切不問。文系・理系を問わず、意欲あふれる学生の参加を歓迎します。

【授業計画と内容】
複数の教員によるオムニバス形式です。
講義の他、ワークショップやディスカッション、フィールドワークなどを重視します。

(授業の予定)※前年度のスケジュールです。
1.「障害とは何か」①(レクチャー)
2.「障害とは何か」②(ディスカッション)
3.ゲストスピーカー
4.視覚障害①(ゲストスピーカー)
5.視覚障害②(学外見学、ワークショップ)
6.障害学生支援①(レクチャー、フィールドワーク)
7.障害学生支援②(発表、ディスカッション)
8.聴覚障害(情報保障、音声認識技術)
9.発達障害①(レクチャー)
10.発達障害②(ワークショップ)
11.学生発表
12.学生発表
13.学生発表

林 達也 他

****** 各教員プロフィール ******
人間・環境学研究科    教授 林 達也
理学研究科        教授 嶺重 慎
学術情報メディアセンター 教授 河原 達也
医学研究科        准教授 岩隈 美穂
学生総合支援センター   講師 和田 竜太
学生総合支援センター   助教 村田 淳

※ 問い合わせ先
学生総合支援センター 障害学生支援ルーム(担当者:村田 淳)
TEL:075-753-2317 FAX:075-753-2319
E-mail:d-support@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
場所:旧石油化学教室本館・1階北側(吉田キャンパス本部構内)
開室時間:平日9時00分?17時00分