授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
日本古代・中世政治文化論基礎ゼミナールⅠ
|
(英 訳) | Introductory Seminar on Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan I | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 歴史・文明(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 共西12 | ||||||
(授業の概要・目的) | 【日本古代史研究書入門−政治・制度】 1冊の研究書を受講者全員で輪読し、日本の政治・制度に対する歴史的思考力を高めることを目指す。大学生や一般の人を読者層として想定した、簡易で比較的新しい書籍を取り上げるが、記述の背景を調べ、根拠となっている文献史料の原典を読解することによって、記述内容を批判的に検証する。そうした作業を通じて、歴史に対する思考力・感覚・想像力を磨くことを目指す。 今期は、瀧浪貞子著『桓武天皇』を取り上げ、桓武天皇という一人の人物に焦点をあてながら、8世紀後半から9世紀初頭の日本古代の政治動向を考える。 |
||||||
(到達目標) | 古代・中世の日本の歴史に関して正確で幅広い知識を獲得するとともに、文献史料の原典を自分の力で読解し、提示された学説を吟味して、自分の見解を対置する能力や、歴史像を組み立てるための技術を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 平城京から長岡京・平安京への遷都を行い、新たな時代を開いた桓武天皇は、光仁天皇の第一子として誕生した。称徳天皇の構想によって擁立された光仁天皇は、即位後、他戸親王を皇太子とするも、藤原百川の「奇計」によって山部親王(桓武天皇)が皇太子となった。天武天皇系(聖武天皇系)の皇統であると自覚する桓武天皇は、自らの正統性を誇示し、専制君主として君臨するために、「歴代遷宮」の故実にならって、平城棄都=長岡遷都を実施した。桓武天皇の正統性を補完したのが同母弟早良親王の立太子だったが、皇太弟の存在はかつての壬申の乱を想起させ、桓武天皇は早良親王を抹殺することとなる。皇統意識に代え、ミウチ意識を強化していった桓武天皇は、その後、平安遷都、東北経営、遣唐使派遣、続日本紀編纂などを行い、806年に70歳の生涯を閉じた。 瀧浪貞子著『桓武天皇』を輪読しながら、8世紀後半から9世紀初頭の日本古代の政治動向を、桓武天皇という一人の人物に焦点をあてながら把握する。あわせて、根拠とされる資料を分析し、内容の可否を検討する。 第1回 イントロダクション 第2回 はじめに/ルーツ 第3回 皇位への道 第4回 桓武天皇の登場 第5回 平安朝の〝壬申の乱〟(1)−前半部 第6回 平安朝の〝壬申の乱〟(2)−後半部 第7回 神になった光仁天皇(1)−前半部 第8回 神になった光仁天皇(2)−後半部 第9回 帝王の都(1)−前半部 第10回 帝王の都(2)−後半部 第11回 政治に励み、文華を好まず(1)−前半部 第12回 政治に励み、文華を好まず(2)−後半部 第13回 桓武天皇の原点 第14回 総 括 《期末試験》 第15回 フィードバック ※上記の各回の内容は取り上げる書籍の目次による。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(授業内での報告および発言・50点)と期末試験(レポート・50点)の合計で成績評価する。 | ||||||
(教科書) |
『桓武天皇−決断する君主』
(岩波新書)
ISBN:978-4-00-431983-2
(2023年刊行、1060円+税)
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 全体の進行をあらかじめ通知するので、各回の輪読個所を読み、授業内容を想定しながら予習をすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業はゼミ形式で、発表および質疑への参加が必須である。 1人1回以上の発表を課すことから、履修者の人数制限を実施する。 |
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日本古代・中世政治文化論基礎ゼミナールⅠ
(科目名)
Introductory Seminar on Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan I
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 歴史・文明(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共西12 |
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(授業の概要・目的)
【日本古代史研究書入門−政治・制度】
1冊の研究書を受講者全員で輪読し、日本の政治・制度に対する歴史的思考力を高めることを目指す。大学生や一般の人を読者層として想定した、簡易で比較的新しい書籍を取り上げるが、記述の背景を調べ、根拠となっている文献史料の原典を読解することによって、記述内容を批判的に検証する。そうした作業を通じて、歴史に対する思考力・感覚・想像力を磨くことを目指す。 今期は、瀧浪貞子著『桓武天皇』を取り上げ、桓武天皇という一人の人物に焦点をあてながら、8世紀後半から9世紀初頭の日本古代の政治動向を考える。 |
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(到達目標)
古代・中世の日本の歴史に関して正確で幅広い知識を獲得するとともに、文献史料の原典を自分の力で読解し、提示された学説を吟味して、自分の見解を対置する能力や、歴史像を組み立てるための技術を身につける。
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(授業計画と内容)
平城京から長岡京・平安京への遷都を行い、新たな時代を開いた桓武天皇は、光仁天皇の第一子として誕生した。称徳天皇の構想によって擁立された光仁天皇は、即位後、他戸親王を皇太子とするも、藤原百川の「奇計」によって山部親王(桓武天皇)が皇太子となった。天武天皇系(聖武天皇系)の皇統であると自覚する桓武天皇は、自らの正統性を誇示し、専制君主として君臨するために、「歴代遷宮」の故実にならって、平城棄都=長岡遷都を実施した。桓武天皇の正統性を補完したのが同母弟早良親王の立太子だったが、皇太弟の存在はかつての壬申の乱を想起させ、桓武天皇は早良親王を抹殺することとなる。皇統意識に代え、ミウチ意識を強化していった桓武天皇は、その後、平安遷都、東北経営、遣唐使派遣、続日本紀編纂などを行い、806年に70歳の生涯を閉じた。 瀧浪貞子著『桓武天皇』を輪読しながら、8世紀後半から9世紀初頭の日本古代の政治動向を、桓武天皇という一人の人物に焦点をあてながら把握する。あわせて、根拠とされる資料を分析し、内容の可否を検討する。 第1回 イントロダクション 第2回 はじめに/ルーツ 第3回 皇位への道 第4回 桓武天皇の登場 第5回 平安朝の〝壬申の乱〟(1)−前半部 第6回 平安朝の〝壬申の乱〟(2)−後半部 第7回 神になった光仁天皇(1)−前半部 第8回 神になった光仁天皇(2)−後半部 第9回 帝王の都(1)−前半部 第10回 帝王の都(2)−後半部 第11回 政治に励み、文華を好まず(1)−前半部 第12回 政治に励み、文華を好まず(2)−後半部 第13回 桓武天皇の原点 第14回 総 括 《期末試験》 第15回 フィードバック ※上記の各回の内容は取り上げる書籍の目次による。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(授業内での報告および発言・50点)と期末試験(レポート・50点)の合計で成績評価する。
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(教科書)
『桓武天皇−決断する君主』
(岩波新書)
ISBN:978-4-00-431983-2
(2023年刊行、1060円+税)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
全体の進行をあらかじめ通知するので、各回の輪読個所を読み、授業内容を想定しながら予習をすること。
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(その他(オフィスアワー等))
授業はゼミ形式で、発表および質疑への参加が必須である。
1人1回以上の発表を課すことから、履修者の人数制限を実施する。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
日本古代・中世政治文化論基礎ゼミナールII
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(英 訳) | Introductory Seminar on Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 歴史・文明(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||
(授業の概要・目的) | 鎌倉幕府裁許状を読む 鎌倉幕府は、きわめて整然とした発給文書体系と、裁判制度を有していました。その裁判の際、勝訴者に交付されたのが、鎌倉幕府裁許状です。 授業では、鎌倉幕府裁許状をテキストに、受講生が自力で漢文史料を読み、解釈するための基礎能力を養成します。 |
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(到達目標) | 日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 鎌倉幕府裁許状の講読(1) 第3回 鎌倉幕府裁許状の講読(2) 第4回 鎌倉幕府裁許状の講読(3) 第5回 鎌倉幕府裁許状の講読(4) 第6回 鎌倉幕府裁許状の講読(5) 第7回 鎌倉幕府裁許状の講読(6) 第8回 鎌倉幕府裁許状の講読(7) 第9回 鎌倉幕府裁許状の講読(8) 第10回 鎌倉幕府裁許状の講読(9) 第11回 鎌倉幕府裁許状の講読(10) 第12回 鎌倉幕府裁許状の講読(11) 第13回 鎌倉幕府裁許状の講読(12) 第14回 鎌倉幕府裁許状の講読(13) 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。前期のILASセミナー:日本古代・中世政治文化論Ⅱ(基礎演習:日本古代・中世政治文化論Ⅱ)を履修した受講者の継続した受講を推奨します。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況と発表内容により、平常点の100点満点で評価します。 | ||||||
(教科書) |
前もって史料のプリントを配布します。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 使用するプリントを前もって授業で配布します。必ず予習してから授業に出席してください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。 | ||||||
日本古代・中世政治文化論基礎ゼミナールII
(科目名)
Introductory Seminar on Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 歴史・文明(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室24 |
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(授業の概要・目的)
鎌倉幕府裁許状を読む
鎌倉幕府は、きわめて整然とした発給文書体系と、裁判制度を有していました。その裁判の際、勝訴者に交付されたのが、鎌倉幕府裁許状です。 授業では、鎌倉幕府裁許状をテキストに、受講生が自力で漢文史料を読み、解釈するための基礎能力を養成します。 |
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(到達目標)
日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。
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(授業計画と内容)
第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 鎌倉幕府裁許状の講読(1) 第3回 鎌倉幕府裁許状の講読(2) 第4回 鎌倉幕府裁許状の講読(3) 第5回 鎌倉幕府裁許状の講読(4) 第6回 鎌倉幕府裁許状の講読(5) 第7回 鎌倉幕府裁許状の講読(6) 第8回 鎌倉幕府裁許状の講読(7) 第9回 鎌倉幕府裁許状の講読(8) 第10回 鎌倉幕府裁許状の講読(9) 第11回 鎌倉幕府裁許状の講読(10) 第12回 鎌倉幕府裁許状の講読(11) 第13回 鎌倉幕府裁許状の講読(12) 第14回 鎌倉幕府裁許状の講読(13) 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。前期のILASセミナー:日本古代・中世政治文化論Ⅱ(基礎演習:日本古代・中世政治文化論Ⅱ)を履修した受講者の継続した受講を推奨します。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況と発表内容により、平常点の100点満点で評価します。
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(教科書)
前もって史料のプリントを配布します。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
使用するプリントを前もって授業で配布します。必ず予習してから授業に出席してください。
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(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。
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