授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :理論化学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to theoretical chemistry | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||
(教室) | 共北32 | ||||||||||||
(キーワード) | 量子化学 / 理論化学 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 量子力学の誕生から100年が経った。極微の世界を記述する理論は、それまでの化学のあり方を大きく変え、現代の化学において欠くことのできない存在となっている。化学現象を物理法則に基づいて理論的に体系化する学問を理論化学と呼ぶ(高校までで見聞きしているであろう用法とは異なる)。この講義では、その基礎、とりわけ化学現象を量子力学に基づいて考察する「量子化学」分野を中心に解説する。 | ||||||||||||
(到達目標) | 量子化学について基礎的概念と、それに基づく初歩的な解析手法を修得することを目指す。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 教科書やプリントについて、受講者が順番に内容について解説し、それをもとに議論する形式(輪講)で行う。また、これらの理論を実践する計算についても学ぶ。 1:導入として、理論化学の位置付けと必要性について具体例をあげながら解説する(1回、佐藤) 2:量子力学の世界を知る。Schrodinger方程式と、その原子や分子などへの応用について学ぶ(8回、佐藤他) 3:具体的な分子を対象とした計算手法について学ぶ(5回、西本) 4:フィードバック(1回) |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 議論への参加の積極性に基づき総合的に評価する。 |
||||||||||||
(教科書) |
『化学結合—その量子論的理解』
(東京化学同人)
ISBN: 978-4807900992
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 高校までで学んできた基本的な数学について復習しておくことが望ましい。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 後半の回でパソコンを用いた演習を行うため、ノートパソコンの持参が必要となる。 | ||||||||||||
ILASセミナー :理論化学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to theoretical chemistry
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共北32 |
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(キーワード) 量子化学 / 理論化学 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
量子力学の誕生から100年が経った。極微の世界を記述する理論は、それまでの化学のあり方を大きく変え、現代の化学において欠くことのできない存在となっている。化学現象を物理法則に基づいて理論的に体系化する学問を理論化学と呼ぶ(高校までで見聞きしているであろう用法とは異なる)。この講義では、その基礎、とりわけ化学現象を量子力学に基づいて考察する「量子化学」分野を中心に解説する。
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(到達目標)
量子化学について基礎的概念と、それに基づく初歩的な解析手法を修得することを目指す。
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(授業計画と内容)
教科書やプリントについて、受講者が順番に内容について解説し、それをもとに議論する形式(輪講)で行う。また、これらの理論を実践する計算についても学ぶ。 1:導入として、理論化学の位置付けと必要性について具体例をあげながら解説する(1回、佐藤) 2:量子力学の世界を知る。Schrodinger方程式と、その原子や分子などへの応用について学ぶ(8回、佐藤他) 3:具体的な分子を対象とした計算手法について学ぶ(5回、西本) 4:フィードバック(1回) |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
議論への参加の積極性に基づき総合的に評価する。
|
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(教科書)
『化学結合—その量子論的理解』
(東京化学同人)
ISBN: 978-4807900992
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
高校までで学んできた基本的な数学について復習しておくことが望ましい。
|
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(その他(オフィスアワー等))
後半の回でパソコンを用いた演習を行うため、ノートパソコンの持参が必要となる。
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :がんの分子機構の最先端〜 ショウジョウバエを用いた基礎研究
|
(英 訳) | ILAS Seminar : Mechanism of cancer - Basic research using Drosophila genetics | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||||||||
(教室) | 薬学研究科本館1階セミナー室 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | がん / 細胞競合 / 遺伝学 / ショウジョウバエ / モデル生物 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 遺伝子変異の蓄積によってがんが悪性化する機構や、細胞や組織が内因性に有する細胞競合によるがん抑制機構について、モデル生物であるショウジョウバエを用いた研究によって得られた最新の研究成果を解説する。また、授業中に与える課題に対して受講生自身が論文を検索・読解し、プレゼンテーション法を学ぶ。一連の準備について授業中に対話形式で指導・助言を行う。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | 1. がんが発生し悪性化する分子機構を説明できる。 2. 細胞競合の概念とその制御機構について、例を挙げながら説明できる。 3. 学術論文を検索・読解し、プレゼンテーションできる |
||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 本 ILAS セミナーでは、がんの悪性化や抑制を制御する分子機構に関する最新の3つの研究テーマ (下記2-4) について、それぞれ4-5週にわたり学生と討論する形式で解説する。また、受講生を少人数のグループに分け、2-4に関連する論文を受講生同士で読解し、プレゼンテーションを行う。授業はフィードバックを含め全15回行う 1. オリエンテーション、論文検索法 2. がんの発生機構(菅田) 3. 細胞間相互作用を介したがん抑制機構(榎本) 4. 細胞競合とがん抑制機構(井垣) 5. フィードバック |
||||||||||||||||||
(履修要件) |
授業中に必要となる生物学の知識については授業内で適宜補足するので、高校で生物を履修していない学生でも授業についていくことは可能。
|
||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況ならびに討論への積極的な参加(25点)、レポート(3テーマ、各25点)により評価する。特にレポートは講義内容のあらすじではなく、講義で得た着想に基づく独自のアイデアや自由な提案が含まれるものが望ましい。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業では指定の課題に関する論文を受講生が調査・読解し、少人数のグループごとにプレゼンテーションを作成し発表する。この際の質疑応答に対して評価を行うので、積極的に討論に参加すること。また、授業に関するレポートに基づいて成績評価を行うので注意すること。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特別な予備知識は必要ないが、授業の進行に伴って必要となる知識については自主学習を求める。基礎研究に興味がある学生や、1回生であっても研究室で研究を行ってみたい学生の受講を特に推奨する。また、ノートパソコンを持っている場合は持参すること。 | ||||||||||||||||||
ILASセミナー :がんの分子機構の最先端〜 ショウジョウバエを用いた基礎研究
(科目名)
ILAS Seminar : Mechanism of cancer - Basic research using Drosophila genetics
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 薬学研究科本館1階セミナー室 |
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(キーワード) がん / 細胞競合 / 遺伝学 / ショウジョウバエ / モデル生物 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
遺伝子変異の蓄積によってがんが悪性化する機構や、細胞や組織が内因性に有する細胞競合によるがん抑制機構について、モデル生物であるショウジョウバエを用いた研究によって得られた最新の研究成果を解説する。また、授業中に与える課題に対して受講生自身が論文を検索・読解し、プレゼンテーション法を学ぶ。一連の準備について授業中に対話形式で指導・助言を行う。
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(到達目標)
1. がんが発生し悪性化する分子機構を説明できる。
2. 細胞競合の概念とその制御機構について、例を挙げながら説明できる。 3. 学術論文を検索・読解し、プレゼンテーションできる |
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(授業計画と内容)
本 ILAS セミナーでは、がんの悪性化や抑制を制御する分子機構に関する最新の3つの研究テーマ (下記2-4) について、それぞれ4-5週にわたり学生と討論する形式で解説する。また、受講生を少人数のグループに分け、2-4に関連する論文を受講生同士で読解し、プレゼンテーションを行う。授業はフィードバックを含め全15回行う 1. オリエンテーション、論文検索法 2. がんの発生機構(菅田) 3. 細胞間相互作用を介したがん抑制機構(榎本) 4. 細胞競合とがん抑制機構(井垣) 5. フィードバック |
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(履修要件)
授業中に必要となる生物学の知識については授業内で適宜補足するので、高校で生物を履修していない学生でも授業についていくことは可能。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況ならびに討論への積極的な参加(25点)、レポート(3テーマ、各25点)により評価する。特にレポートは講義内容のあらすじではなく、講義で得た着想に基づく独自のアイデアや自由な提案が含まれるものが望ましい。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業では指定の課題に関する論文を受講生が調査・読解し、少人数のグループごとにプレゼンテーションを作成し発表する。この際の質疑応答に対して評価を行うので、積極的に討論に参加すること。また、授業に関するレポートに基づいて成績評価を行うので注意すること。
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(その他(オフィスアワー等))
特別な予備知識は必要ないが、授業の進行に伴って必要となる知識については自主学習を求める。基礎研究に興味がある学生や、1回生であっても研究室で研究を行ってみたい学生の受講を特に推奨する。また、ノートパソコンを持っている場合は持参すること。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :中国経済成長の真実
|
(英 訳) | ILAS Seminar :The truth about China's economic growth | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 14(14)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 法経東館1階105演習室 | ||||||
(キーワード) | 改革開放 / 経済成長 / 技術革新 / 経済格差 / 米中対立 | ||||||
(授業の概要・目的) | 40年以上に及ぶ経済成長により、中国は世界第二の経済大国になり、国際的に大きな影響力を持つようになった。社会主義の看板を掲げながら、中国はなぜ成長することができたのか、改革開放はどのように行われたのか、経済成長は中国に何をもたらしたのか、中国経済の成長メカニズムは何か、今後持続していけるのか、中国は東アジア諸国と同じように先進国の仲間入りを果たすことができるのか。この演習では、こうした問題を参加者の皆さんとともに議論していきたいと考えている。 | ||||||
(到達目標) | 中国経済の成長メカニズムや中国経済や社会の実態に対して一定の理解を得ること。 | ||||||
(授業計画と内容) | この授業では、参加者の皆さんが気になっている中国の経済・企業・社会の諸問題について研究テーマを設定し、独自に研究してもらいたい。そのための基礎知識を前半で一緒に勉強し、後半では各自の研究成果を報告する。 1. 授業概説 2. 中国経済の軌跡 3. 中国農村における改革と発展 4. 国有企業の改革と私営企業の発展 5. 国際貿易と外資導 6. 財政・金融と資本市場 7. 人口問題と労働市場 8. 権力の腐敗と所得格差 9. 中国デジタルエコノミーの展開 10. 貿易摩擦と米中対立 11〜14. 参加者による研究報告 15. フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(30%)、プレゼン(30%)、最終レポート(40%)に基づいて評価する。 | ||||||
(教科書) |
『中国経済入門 』
(日本評論社、2016年)
ISBN:9784535558663
(第4版)
|
||||||
(参考書等) |
『チャイナエコノミー(第2版)』
(白桃書房、2022年)
『中国減速の深層』
(日本経済新聞社)
授業開始時にさらに必要な資料を指定
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・授業で予定される勉強内容を事前に予習しておくこと ・自らデータや情報を収集し、分析すること。 ・中国の経済、社会、政治などの動きに常に関心を持つこと |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・個別相談や指導は随時受け付け可。事前にメールで連絡することが望ましい。 liu.deqiang.4z@kyoto-u.ac.jp |
||||||
ILASセミナー :中国経済成長の真実
(科目名)
ILAS Seminar :The truth about China's economic growth
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 14(14)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 法経東館1階105演習室 |
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(キーワード) 改革開放 / 経済成長 / 技術革新 / 経済格差 / 米中対立 | |||||||
(授業の概要・目的)
40年以上に及ぶ経済成長により、中国は世界第二の経済大国になり、国際的に大きな影響力を持つようになった。社会主義の看板を掲げながら、中国はなぜ成長することができたのか、改革開放はどのように行われたのか、経済成長は中国に何をもたらしたのか、中国経済の成長メカニズムは何か、今後持続していけるのか、中国は東アジア諸国と同じように先進国の仲間入りを果たすことができるのか。この演習では、こうした問題を参加者の皆さんとともに議論していきたいと考えている。
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(到達目標)
中国経済の成長メカニズムや中国経済や社会の実態に対して一定の理解を得ること。
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(授業計画と内容)
この授業では、参加者の皆さんが気になっている中国の経済・企業・社会の諸問題について研究テーマを設定し、独自に研究してもらいたい。そのための基礎知識を前半で一緒に勉強し、後半では各自の研究成果を報告する。 1. 授業概説 2. 中国経済の軌跡 3. 中国農村における改革と発展 4. 国有企業の改革と私営企業の発展 5. 国際貿易と外資導 6. 財政・金融と資本市場 7. 人口問題と労働市場 8. 権力の腐敗と所得格差 9. 中国デジタルエコノミーの展開 10. 貿易摩擦と米中対立 11〜14. 参加者による研究報告 15. フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(30%)、プレゼン(30%)、最終レポート(40%)に基づいて評価する。
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(教科書)
『中国経済入門 』
(日本評論社、2016年)
ISBN:9784535558663
(第4版)
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(参考書等)
『チャイナエコノミー(第2版)』
(白桃書房、2022年)
『中国減速の深層』
(日本経済新聞社)
授業開始時にさらに必要な資料を指定
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
・授業で予定される勉強内容を事前に予習しておくこと
・自らデータや情報を収集し、分析すること。 ・中国の経済、社会、政治などの動きに常に関心を持つこと |
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(その他(オフィスアワー等))
・個別相談や指導は随時受け付け可。事前にメールで連絡することが望ましい。
liu.deqiang.4z@kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :Scripts and Written Artefacts(文字と書かれた遺物)
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Scripts and Written Artefacts | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 文学部校舎第2演習室 | ||||||
(キーワード) | script / language / manuscript | ||||||
(授業の概要・目的) | In this seminar several important scripts and writing systems will be introduced. Not only the writing systems of Indo-European languages (Greek, Latin, Sanskrit, etc.) but also non-Indo-European languages (Egyptian, Akkadian, etc.) will be analysed in detail. Besides scripts numerous examples of written artefacts and manuscript cultures will be presented. Based on the knowledge of scripts and ancient languages, several reading exercises are planned to facilitate the understanding of writing cultures. | ||||||
(到達目標) | The participants will gain basic knowledge of various scripts, logic of writings systems and development of writing cultures. | ||||||
(授業計画と内容) | Week #01 Writing Systems in the World 1.1. General Introduction 1.2. Logic of Writing and Typology of Scripts 1.3. Logogram (表語文字) vs Phonogram (表音文字) {grapheme 書記素} Logogram: logo-consonantal (Egyptian hieroglyph) vs logo-syllabic (Hittite cuneiform); Phonogram: alphabetic vs syllabic. 1.4. Interplay between Scripts and Languages (e.g. Scripts and Word Forms, cf. Katakana) References: The worlds writing systems; Handbook of Comparative and Historical Indo-European Linguistics Volume 1, 5. The writing systems of Indo-European; Week #02 Writing Systems of Indo-European Languages Part 1 2.1. Alphabetic Greek 2.2. Case Study: Venetus A Manuscript of Iliad 2.3. Case Study: Plato (Stephanus Plato edition 1578; A Manuscript Paris Gr. 1807) Week #03 Writing Systems of Indo-European Languages Part 2 3.1. Mycenaean Greek Script (Linear B) 3.2. Case Study: Documents KN Ca 895 and PY Ta 722 Week #04 Writing Systems of Indo-European Languages Part 3 4.1. Gothic Alphabet and Runic Script 4.2. Case Study: Gothic Codex-Argenteus Gospel of Mark 4.3. Latin Letters (Etruscan and Greek Letters) Week #05 Writing Systems of Indo-European Languages Part 4 5.1. Brahmi Script, Story of Decipherment 5.2. Case Study: Asoka Inscription in Brahmi; 5.3. Case Study: Read Sanskrit Manuscript (Udanavarga, Catalogue System “SHT”) Week #06 Writing Systems of Indo-European Languages Part 5 6.1. Kharosthi Script 6.2. Case Study: Asoka Inscription in Kharosthi; 6.3. Case Study: Coins in Greek and Gandhari 6.4. Historical Development of Brahmi and Kharosthi Script References: Salomon 1998 Indian epigraphy; Falk 2006 Asokan Sites and Artefacts; Handout (glass_salomon_kharosthi); A companion to linear B Mycenaean Greek texts and their world 1; Introduction a l’Avesta; Outline of the Historical and Comparative Grammar of Latin 2020; Website: http://www.indoskript.org; http://calibra.classics.cam.ac.uk; https://damos.hf.uio.no/1; The Story of Decipherment From Egyptian Hieroglyphs to Maya Script; The Luwians. Week #07 Writing Systems of Indo-European Languages Part 6 7.1. Avestan Script 7.2. Case Study: Yasna Manuscript in Kopenhagen 7.3. The Multimedia Yasna References: https://muya.soas.ac.uk/tool/film-multimedia/, Avestan Digital Archive (https://ada.geschkult.fu-berlin.de/), Narten 1986 Der Yasna Haptanhaiti. Week #08 Writing Systems of Indo-European Languages Part 7 8.1. Hittite Cuneiform 8.2. Case Study: CTH 360 Appu Story References: Hethitisches Zeichenlexikon; StBoT14. Week #09 Writing Systems of Indo-European Languages Part 8 9.1. Hieroglyph Luvian 9.2. Case Study: Ivriz Luwian Hieroglyph; Karkamis A11 Week #10 Writing Systems of non-Indo-European Languages 10.1. Egyptian Hieroglyph 10.2. Case Study: Cartouches of Pharaohs; Meir Tomb; References: Grosses Handwoerterbuch Aegyptisch-Deutsch; Einfuehrung in die hieroglyphisch-aegyptische Schrift und Sprache; Grundriss der akkadischen Grammatik; How to read Egyptian hieroglyphs. Week #11 Western Manuscripts 11.1. General Introduction 11.2. Western Manuscripts (Greek, Latin, Old Church Slavonic, Gothic, Old High German, Old Icelandic, etc.) 11.3. Papyrus, Parchment and Codex Week #12 Oriental Manuscripts (discovered along the Silk Roads) 12.1. General Introduction 12.2. Oriental Manuscripts (Gandhari, Sanskrit, Khotanese, Tocharian, Chinese, etc.) 12.3. Differences and Similarities between Western and Oriental Manuscripts References: Manuscript Cultures Mapping the Field; One-Volume Libraries Composite and Multiple-Text Manuscripts Website: Homer (Venetus A): http://beta.hpcc.uh.edu/hmt/archive-dl/VenetusA/ ; Aeneas: https://digi.vatlib.it/view/MSS_Vat.lat.3867 ; Gothic: http://www.alvin-portal.org/alvin/view.jsf?pid=alvin-record%3A173610&dswid=7503 ; Old High German: http://www.handschriftencensus.de/werke ; Etymologisches Woerterbuch des Althochdeutschen; Kommentar zu den Liedern der Edda / Band 1; Old Icelandic: http://www.germanicmythology.com/works/CODEXREGIUS.html; Old English: https://ebeowulf.uky.edu/ebeo4.0/CD/main.html ; Sanskrit: http://idp.bbaw.de/ ; Gandhari: https://gandhari.org/ ; Avestan: https://ada.geschkult.fu-berlin.de Week #13 Presentations of Students Part 1 Week #14 Presentations of Students Part 2 Week #15 Feedback |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | The course is conducted in form of lectures. The participants will be asked to prepare short presentations based on further reading materials. These presentations will either provide further details to the topics dealt with before, or introduce new topics. 1. Attendance + Participation 50% 2. Presentation on seminar topics 50% |
||||||
(教科書) |
授業中に指示する
Please refer to "Course schedule and contents" for the course texts and materials.
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
Please refer to "Course schedule and contents" for the course texts and materials.
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | The participants are expected to review the course content covered in the previous sessions and prepare the reading materials assigned after each session. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。(Please visit KULASIS to find out about office hours.) | ||||||
ILASセミナー :Scripts and Written Artefacts(文字と書かれた遺物)
(科目名)
ILAS Seminar :Scripts and Written Artefacts
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 文学部校舎第2演習室 |
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(キーワード) script / language / manuscript | |||||||
(授業の概要・目的)
In this seminar several important scripts and writing systems will be introduced. Not only the writing systems of Indo-European languages (Greek, Latin, Sanskrit, etc.) but also non-Indo-European languages (Egyptian, Akkadian, etc.) will be analysed in detail. Besides scripts numerous examples of written artefacts and manuscript cultures will be presented. Based on the knowledge of scripts and ancient languages, several reading exercises are planned to facilitate the understanding of writing cultures.
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(到達目標)
The participants will gain basic knowledge of various scripts, logic of writings systems and development of writing cultures.
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(授業計画と内容)
Week #01 Writing Systems in the World 1.1. General Introduction 1.2. Logic of Writing and Typology of Scripts 1.3. Logogram (表語文字) vs Phonogram (表音文字) {grapheme 書記素} Logogram: logo-consonantal (Egyptian hieroglyph) vs logo-syllabic (Hittite cuneiform); Phonogram: alphabetic vs syllabic. 1.4. Interplay between Scripts and Languages (e.g. Scripts and Word Forms, cf. Katakana) References: The worlds writing systems; Handbook of Comparative and Historical Indo-European Linguistics Volume 1, 5. The writing systems of Indo-European; Week #02 Writing Systems of Indo-European Languages Part 1 2.1. Alphabetic Greek 2.2. Case Study: Venetus A Manuscript of Iliad 2.3. Case Study: Plato (Stephanus Plato edition 1578; A Manuscript Paris Gr. 1807) Week #03 Writing Systems of Indo-European Languages Part 2 3.1. Mycenaean Greek Script (Linear B) 3.2. Case Study: Documents KN Ca 895 and PY Ta 722 Week #04 Writing Systems of Indo-European Languages Part 3 4.1. Gothic Alphabet and Runic Script 4.2. Case Study: Gothic Codex-Argenteus Gospel of Mark 4.3. Latin Letters (Etruscan and Greek Letters) Week #05 Writing Systems of Indo-European Languages Part 4 5.1. Brahmi Script, Story of Decipherment 5.2. Case Study: Asoka Inscription in Brahmi; 5.3. Case Study: Read Sanskrit Manuscript (Udanavarga, Catalogue System “SHT”) Week #06 Writing Systems of Indo-European Languages Part 5 6.1. Kharosthi Script 6.2. Case Study: Asoka Inscription in Kharosthi; 6.3. Case Study: Coins in Greek and Gandhari 6.4. Historical Development of Brahmi and Kharosthi Script References: Salomon 1998 Indian epigraphy; Falk 2006 Asokan Sites and Artefacts; Handout (glass_salomon_kharosthi); A companion to linear B Mycenaean Greek texts and their world 1; Introduction a l’Avesta; Outline of the Historical and Comparative Grammar of Latin 2020; Website: http://www.indoskript.org; http://calibra.classics.cam.ac.uk; https://damos.hf.uio.no/1; The Story of Decipherment From Egyptian Hieroglyphs to Maya Script; The Luwians. Week #07 Writing Systems of Indo-European Languages Part 6 7.1. Avestan Script 7.2. Case Study: Yasna Manuscript in Kopenhagen 7.3. The Multimedia Yasna References: https://muya.soas.ac.uk/tool/film-multimedia/, Avestan Digital Archive (https://ada.geschkult.fu-berlin.de/), Narten 1986 Der Yasna Haptanhaiti. Week #08 Writing Systems of Indo-European Languages Part 7 8.1. Hittite Cuneiform 8.2. Case Study: CTH 360 Appu Story References: Hethitisches Zeichenlexikon; StBoT14. Week #09 Writing Systems of Indo-European Languages Part 8 9.1. Hieroglyph Luvian 9.2. Case Study: Ivriz Luwian Hieroglyph; Karkamis A11 Week #10 Writing Systems of non-Indo-European Languages 10.1. Egyptian Hieroglyph 10.2. Case Study: Cartouches of Pharaohs; Meir Tomb; References: Grosses Handwoerterbuch Aegyptisch-Deutsch; Einfuehrung in die hieroglyphisch-aegyptische Schrift und Sprache; Grundriss der akkadischen Grammatik; How to read Egyptian hieroglyphs. Week #11 Western Manuscripts 11.1. General Introduction 11.2. Western Manuscripts (Greek, Latin, Old Church Slavonic, Gothic, Old High German, Old Icelandic, etc.) 11.3. Papyrus, Parchment and Codex Week #12 Oriental Manuscripts (discovered along the Silk Roads) 12.1. General Introduction 12.2. Oriental Manuscripts (Gandhari, Sanskrit, Khotanese, Tocharian, Chinese, etc.) 12.3. Differences and Similarities between Western and Oriental Manuscripts References: Manuscript Cultures Mapping the Field; One-Volume Libraries Composite and Multiple-Text Manuscripts Website: Homer (Venetus A): http://beta.hpcc.uh.edu/hmt/archive-dl/VenetusA/ ; Aeneas: https://digi.vatlib.it/view/MSS_Vat.lat.3867 ; Gothic: http://www.alvin-portal.org/alvin/view.jsf?pid=alvin-record%3A173610&dswid=7503 ; Old High German: http://www.handschriftencensus.de/werke ; Etymologisches Woerterbuch des Althochdeutschen; Kommentar zu den Liedern der Edda / Band 1; Old Icelandic: http://www.germanicmythology.com/works/CODEXREGIUS.html; Old English: https://ebeowulf.uky.edu/ebeo4.0/CD/main.html ; Sanskrit: http://idp.bbaw.de/ ; Gandhari: https://gandhari.org/ ; Avestan: https://ada.geschkult.fu-berlin.de Week #13 Presentations of Students Part 1 Week #14 Presentations of Students Part 2 Week #15 Feedback |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
The course is conducted in form of lectures. The participants will be asked to prepare short presentations based on further reading materials. These presentations will either provide further details to the topics dealt with before, or introduce new topics.
1. Attendance + Participation 50% 2. Presentation on seminar topics 50% |
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(教科書)
授業中に指示する
Please refer to "Course schedule and contents" for the course texts and materials.
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(参考書等)
授業中に紹介する
Please refer to "Course schedule and contents" for the course texts and materials.
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(授業外学習(予習・復習)等)
The participants are expected to review the course content covered in the previous sessions and prepare the reading materials assigned after each session.
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(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。(Please visit KULASIS to find out about office hours.)
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :1回生からの研究デザイン道場
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(英 訳) | ILAS Seminar :Research Design 101 | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 高等研究院本館 EX Room (A205)(本部構内) | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 研究 / 査読 / 課題設定 / 実験計画 / 研究デザイン | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 高等教育で得られる学びの中でも、「研究テーマをいかに設定するか」は研究者の資質に直結する重要な要素である。通常、このスキルは大学院博士課程レベルで培われるが、本ILASセミナーでは初年度の学生でも、研究テーマの設定を学び、実践する機会を得られるように設計した。これまでは「与えられた課題」の解決方法を学んできた学生に、自らの課題を見つけ、研究の方向性を定める初歩的な経験を積む場を提供する。 「研究プロジェクト」のデザイン法は、高校まではもちろん、大学教育においても、講義を通じて体系的に教わる機会はない。これらは一般に、研究室に所属した後に、実経験を通じ、体得していく形になる。先端研究に取り組むためには、多くの知識、そして研究手法の理解が不可欠である。したがって、先にこれら知識をインプットすべきという姿勢は、カリキュラムとして一定の合理性がある。しかし、実際に研究プロジェクトのデザインに取り組み、研究手法の持ち札の少なさを体感した後でなければ、講義で教わる「先人達の知恵」「経験の蓄積」のありがたさも実感しづらい。これは、現カリキュラムが抱えるジレンマである。 そこで本ILASセミナーでは、身近でわかりやすい課題設定(例えば、「夏休みの自由研究レベル」からスタートする)を、研究の現場で求められるレベルで議論、深掘りし、これら作業を通じ、受講生に「研究の世界」を疑似的に体験してもらう事を目的とする。学部の早い段階で、こうした「研究者の姿勢」を体験する事は、その後の教養、専門教育へのモチベーション向上にも繋がる。 |
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(到達目標) | 自身が興味をもった現象に対し、課題や仮説を設定、それを立証する実験計画を立てる「研究デザインプロセス」を体験、その考え方を習得する。 | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 本ILASセミナーは、大きく4つのフェーズで構成され、それぞれのフェーズは「査読(*)」「実験計画立案」「課題設定」「研究デザイン」に対応する。各フェーズで与えられるテーマをこなすことにより、研究者の考え方を追体験。最終的には新しい研究プロジェクトを設計、提案できるようにする。各回ごとのテーマは、受講者それぞれに考えを練ってもらった後に、数人の受講者グループ内で議論。適宜、抽象化や統合を行った後に発表を行い、その思考プロセスや経験を参加者全体で共有する形式を取る。 【全体計画】 第1-3回 「査読」フェーズ テーマとして用意された研究結果(自由研究レベルから、もう少し高いレベルまで)に対し、その実験の妥当性、論理的欠陥がないかを議論し、グループごとに査読コメントを作成し発表する。 第4-6回 「実験計画立案」フェーズ 前フェーズでの議論を踏まえ、どのような実験計画を立てれば研究仮説を立証できるか、同様に議論。グループごとに発表を行う。 第7-8回 「課題設定」フェーズ 受講生それぞれが持ち寄った「興味」を、グループ内で議論。整理、抽象化、統合、発展させ、研究課題の形に落とし込む。 第9-13回 「研究デザイン」フェーズ 前フェーズで定めた研究課題を元にグループ分けし、各課題を研究プロジェクトの形にデザインする。第10、12回では中間発表を行い、欠けているピースの可視化、それらの対応について議論する。必要に応じて適宜、教員から文献調査法、プレゼン手法、有用な実験手法についての小講義を実施する。 第14回 最終発表会 第15回 フィードバック&研究室見学 【用語説明】 * 査読: 研究者が学術雑誌にて論文を発表する前に、その分野を専門とする他の複数の研究者により、投稿論文の正当性を評価するプロセス。 |
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(履修要件) |
広く「自然科学研究」に興味があること — 同じ理系科目でも、形式科学や工学では、研究デザイン法がそれぞれ異なるため。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 本ILASセミナーでは、講義の設計上、出席および議論への参加を重視する。 ・ 発表は3回以上を必須とする。 ・ 4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) | |||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | レポート作成等の有形課題は発生しないが、講義時間外に、翌週以降のテーマについてアイデアを練る、グループ内でコミュニケーションを取る等の作業を、期間を通じて期待する。場合によっては、自身が設定したテーマに関する調査や、発表資料の作成作業が生じる可能性もある。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 時間外コミュニケーション用にDiscordサーバーの作成を予定 | ||||||||||||||||||||||||
ILASセミナー :1回生からの研究デザイン道場
(科目名)
ILAS Seminar :Research Design 101
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 高等研究院本館 EX Room (A205)(本部構内) |
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(キーワード) 研究 / 査読 / 課題設定 / 実験計画 / 研究デザイン | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
高等教育で得られる学びの中でも、「研究テーマをいかに設定するか」は研究者の資質に直結する重要な要素である。通常、このスキルは大学院博士課程レベルで培われるが、本ILASセミナーでは初年度の学生でも、研究テーマの設定を学び、実践する機会を得られるように設計した。これまでは「与えられた課題」の解決方法を学んできた学生に、自らの課題を見つけ、研究の方向性を定める初歩的な経験を積む場を提供する。
「研究プロジェクト」のデザイン法は、高校まではもちろん、大学教育においても、講義を通じて体系的に教わる機会はない。これらは一般に、研究室に所属した後に、実経験を通じ、体得していく形になる。先端研究に取り組むためには、多くの知識、そして研究手法の理解が不可欠である。したがって、先にこれら知識をインプットすべきという姿勢は、カリキュラムとして一定の合理性がある。しかし、実際に研究プロジェクトのデザインに取り組み、研究手法の持ち札の少なさを体感した後でなければ、講義で教わる「先人達の知恵」「経験の蓄積」のありがたさも実感しづらい。これは、現カリキュラムが抱えるジレンマである。 そこで本ILASセミナーでは、身近でわかりやすい課題設定(例えば、「夏休みの自由研究レベル」からスタートする)を、研究の現場で求められるレベルで議論、深掘りし、これら作業を通じ、受講生に「研究の世界」を疑似的に体験してもらう事を目的とする。学部の早い段階で、こうした「研究者の姿勢」を体験する事は、その後の教養、専門教育へのモチベーション向上にも繋がる。 |
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(到達目標)
自身が興味をもった現象に対し、課題や仮説を設定、それを立証する実験計画を立てる「研究デザインプロセス」を体験、その考え方を習得する。
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(授業計画と内容)
本ILASセミナーは、大きく4つのフェーズで構成され、それぞれのフェーズは「査読(*)」「実験計画立案」「課題設定」「研究デザイン」に対応する。各フェーズで与えられるテーマをこなすことにより、研究者の考え方を追体験。最終的には新しい研究プロジェクトを設計、提案できるようにする。各回ごとのテーマは、受講者それぞれに考えを練ってもらった後に、数人の受講者グループ内で議論。適宜、抽象化や統合を行った後に発表を行い、その思考プロセスや経験を参加者全体で共有する形式を取る。 【全体計画】 第1-3回 「査読」フェーズ テーマとして用意された研究結果(自由研究レベルから、もう少し高いレベルまで)に対し、その実験の妥当性、論理的欠陥がないかを議論し、グループごとに査読コメントを作成し発表する。 第4-6回 「実験計画立案」フェーズ 前フェーズでの議論を踏まえ、どのような実験計画を立てれば研究仮説を立証できるか、同様に議論。グループごとに発表を行う。 第7-8回 「課題設定」フェーズ 受講生それぞれが持ち寄った「興味」を、グループ内で議論。整理、抽象化、統合、発展させ、研究課題の形に落とし込む。 第9-13回 「研究デザイン」フェーズ 前フェーズで定めた研究課題を元にグループ分けし、各課題を研究プロジェクトの形にデザインする。第10、12回では中間発表を行い、欠けているピースの可視化、それらの対応について議論する。必要に応じて適宜、教員から文献調査法、プレゼン手法、有用な実験手法についての小講義を実施する。 第14回 最終発表会 第15回 フィードバック&研究室見学 【用語説明】 * 査読: 研究者が学術雑誌にて論文を発表する前に、その分野を専門とする他の複数の研究者により、投稿論文の正当性を評価するプロセス。 |
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(履修要件)
広く「自然科学研究」に興味があること — 同じ理系科目でも、形式科学や工学では、研究デザイン法がそれぞれ異なるため。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
本ILASセミナーでは、講義の設計上、出席および議論への参加を重視する。
・ 発表は3回以上を必須とする。 ・ 4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
レポート作成等の有形課題は発生しないが、講義時間外に、翌週以降のテーマについてアイデアを練る、グループ内でコミュニケーションを取る等の作業を、期間を通じて期待する。場合によっては、自身が設定したテーマに関する調査や、発表資料の作成作業が生じる可能性もある。
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(その他(オフィスアワー等))
時間外コミュニケーション用にDiscordサーバーの作成を予定
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :コントラクトブリッジで身に着ける論理的思考力
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(英 訳) | ILAS Seminar :Learning of logical thinking by contract bridge | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 共東12 | ||||||
(キーワード) | コントラクトブリッジ / 論理的思考力 / 情報処理力 / 確率と統計 / 国際的な社交性 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業は,世界で最も知的かつエキサイティングなゲームといわれるコントラクトブリッジ(以下,ブリッジとする)を通じて,論理的思考力を養うことを目的としている。 ブリッジは世界中に約1億人の愛好家がいるカードゲーム(トランプで楽しむゲーム)であり,世界ブリッジ選手権や学生選手権も開催されている。アジア競技大会では,マインドスポーツのカテゴリーにおいて,チェスや囲碁などと共に正式競技となっており,2023年杭州大会では,日本チームが男子団体で銅メダルを獲得している。 ブリッジのゲームは,契約(コントラクト)とその履行・妨害によって構成されており,複雑に絡んだ情報を確率的に整理した上で最適解を論理的に導き出す思考力が必要とされる。ブリッジにより培われる論理的思考力は,今後の研究活動に役立ち,ITの基礎となるプログラミングやアルゴリズム開発などにも貢献する。また,現代社会の根底にある「契約と履行」の概念を具現化して学ぶこともできる。ブリッジは世界的に広く普及しており,国内でも近年知名度が上がりつつあるため,国内的・国際的な教養・社交性を身に着ける上でも大いに役に立つ(実際に私は,アメリカ留学中にブリッジを通じて多くの研究者と交流することができた)。 国内では,東京大学,早稲田大学,大阪大学などでもブリッジの授業が行われた実績がある。本授業は,これらの授業を参考にしつつ,毎回の座学と実習を通じてブリッジのゲームを楽しみながら,論理的思考力を自然に身に着けることができる構成となっている。 |
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(到達目標) | コントラクトブリッジの基本的な技術を習得し,ゲームを楽しむことができる。 情報処理のスキルを身に着け,論理的思考をすることができる。 教養を身に着け,社会活動の幅を広げることができる。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 ガイダンス,イントロダクション,ブリッジのルール説明 第2回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考①:トリックの取り方 第3回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考②:切り札なしでのプレイ 第4回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考③:切り札ありでのプレイ 第5回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考④:フィネス 第6回 ミニブリッジを実戦形式でやってみる 第7回 ブリッジで学ぶ論理的思考①:ビディングシステムの考え方 第8回 ブリッジで学ぶ論理的思考②:1スーターハンドのビディング 第9回 ブリッジで学ぶ論理的思考③:バランスハンドのビディング 第10回 ブリッジで学ぶ論理的思考④:2スーターハンドのビディング 第11回 ブリッジで学ぶ論理的思考⑤:オーバーコール 第12回 ブリッジで学ぶ論理的思考⑥:ディフェンス 第13回 ブリッジを実戦形式でやってみる 第14回 ブリッジを通じて社会活動の幅を広げる 第15回 フィードバック(個別の質問等に対応する) |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(授業への参加状況,授業内での発言,実習への取り組み状況)により評価を行う。到達目標の達成度を基準とする。 4回以上授業を欠席した場合は不合格とする。 |
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(教科書) |
使用しない
自作の資料を用いて授業を行う。
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(参考書等) |
『ゼロからのコントラクトブリッジ』
(星雲社,2013)
ISBN:9784434183799
(入門書。復習に役立ちます。)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は特に必要なし。 分かりやすく解説するので,とにかく毎回の出席が重要。 復習をすることで理解が深まり,学習の面白みが増す。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | 授業に関する学習コミュニティとしてPandAを活用します。 授業中の積極的な質問や発言を期待します。 授業内容に関する質問やリクエストはPandAのメール機能などを活用して受け付けます。 |
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ILASセミナー :コントラクトブリッジで身に着ける論理的思考力
(科目名)
ILAS Seminar :Learning of logical thinking by contract bridge
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共東12 |
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(キーワード) コントラクトブリッジ / 論理的思考力 / 情報処理力 / 確率と統計 / 国際的な社交性 | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業は,世界で最も知的かつエキサイティングなゲームといわれるコントラクトブリッジ(以下,ブリッジとする)を通じて,論理的思考力を養うことを目的としている。
ブリッジは世界中に約1億人の愛好家がいるカードゲーム(トランプで楽しむゲーム)であり,世界ブリッジ選手権や学生選手権も開催されている。アジア競技大会では,マインドスポーツのカテゴリーにおいて,チェスや囲碁などと共に正式競技となっており,2023年杭州大会では,日本チームが男子団体で銅メダルを獲得している。 ブリッジのゲームは,契約(コントラクト)とその履行・妨害によって構成されており,複雑に絡んだ情報を確率的に整理した上で最適解を論理的に導き出す思考力が必要とされる。ブリッジにより培われる論理的思考力は,今後の研究活動に役立ち,ITの基礎となるプログラミングやアルゴリズム開発などにも貢献する。また,現代社会の根底にある「契約と履行」の概念を具現化して学ぶこともできる。ブリッジは世界的に広く普及しており,国内でも近年知名度が上がりつつあるため,国内的・国際的な教養・社交性を身に着ける上でも大いに役に立つ(実際に私は,アメリカ留学中にブリッジを通じて多くの研究者と交流することができた)。 国内では,東京大学,早稲田大学,大阪大学などでもブリッジの授業が行われた実績がある。本授業は,これらの授業を参考にしつつ,毎回の座学と実習を通じてブリッジのゲームを楽しみながら,論理的思考力を自然に身に着けることができる構成となっている。 |
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(到達目標)
コントラクトブリッジの基本的な技術を習得し,ゲームを楽しむことができる。
情報処理のスキルを身に着け,論理的思考をすることができる。 教養を身に着け,社会活動の幅を広げることができる。 |
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(授業計画と内容)
第1回 ガイダンス,イントロダクション,ブリッジのルール説明 第2回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考①:トリックの取り方 第3回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考②:切り札なしでのプレイ 第4回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考③:切り札ありでのプレイ 第5回 ミニブリッジで学ぶ論理的思考④:フィネス 第6回 ミニブリッジを実戦形式でやってみる 第7回 ブリッジで学ぶ論理的思考①:ビディングシステムの考え方 第8回 ブリッジで学ぶ論理的思考②:1スーターハンドのビディング 第9回 ブリッジで学ぶ論理的思考③:バランスハンドのビディング 第10回 ブリッジで学ぶ論理的思考④:2スーターハンドのビディング 第11回 ブリッジで学ぶ論理的思考⑤:オーバーコール 第12回 ブリッジで学ぶ論理的思考⑥:ディフェンス 第13回 ブリッジを実戦形式でやってみる 第14回 ブリッジを通じて社会活動の幅を広げる 第15回 フィードバック(個別の質問等に対応する) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(授業への参加状況,授業内での発言,実習への取り組み状況)により評価を行う。到達目標の達成度を基準とする。
4回以上授業を欠席した場合は不合格とする。 |
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(教科書)
使用しない
自作の資料を用いて授業を行う。
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(参考書等)
『ゼロからのコントラクトブリッジ』
(星雲社,2013)
ISBN:9784434183799
(入門書。復習に役立ちます。)
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習は特に必要なし。
分かりやすく解説するので,とにかく毎回の出席が重要。 復習をすることで理解が深まり,学習の面白みが増す。 |
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(その他(オフィスアワー等))
授業に関する学習コミュニティとしてPandAを活用します。
授業中の積極的な質問や発言を期待します。 授業内容に関する質問やリクエストはPandAのメール機能などを活用して受け付けます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ユルゲン・ヨストの「ポストモダン解析学」を学ぶ
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(英 訳) | ILAS Seminar :Learning "Postmodern Analysis" by Jurgen Jost | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 理学研究科3号館552 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 数学 / 解析学 / 偏微分方程式 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 数学における解析学の基礎的内容から比較的高度な内容までまとめられている良書「ポストモダン解析学」(ユルゲン・ヨスト著)を輪読し、解析学の基礎を学び、数学的な思考力を養う。授業では参加者が定理、証明などをノートにまとめ板書で発表し、他の参加者に伝える力、数学について議論する力を養う。また、解析学の応用として、偏微分方程式の平易な入門書「偏微分方程式入門」(神保秀一著)を並行して読む予定である。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | 関数の連続性や関数列の収束といった、解析学における極限操作の厳密な取扱いについて習得するとともに、常微分方程式の解の存在と一意性などについて学ぶ。また、解析学の応用として、現象を数学的に理解する上で重要となる偏微分方程式について入門的な事項を学ぶ。数学のテキストを正確に注意深く読む力を付け、発表内容を分かりやすくまとめて参加者に伝え、参加者から質問があった際にも答えられる力をつける。 | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 4名を1グループとして2グループ作り、グループ単位の発表による輪講形式で授業を行う。初回の授業では、グループ分けとともに各グループの発表箇所を決める。各回の授業では、各グループの発表担当者が初回で決めた担当箇所の内容を黒板を使って説明する。参加者は4回に1回の頻度で発表する予定である。「ポストモダン解析学」第I部の輪読に比重をおきつつ、「偏微分方程式入門」の前半部分を並行して読み進める形で、以下の内容を学ぶ予定である。各トピックについて、おおよそ2,3回に分けて発表する。フィードバックを含め授業は全15回とする。参加者の理解度や授業の進度によっては、異なる内容になる可能性がある。 「ポストモダン解析学」 (1) ε-N論法、コーシー列 (2) 関数の連続性、中間値の定理、ヘルダー連続、リプシッツ連続 (3) 関数の微分可能性、平均値の定理、テイラーの定理 (4) バナッハの不動点定理、バナッハ空間 (5) 関数列の収束、アスコリ・アルツェラの定理 (6) 積分と常微分方程式、ピカール・リンデエレフの定理 「偏微分方程式入門」 (1) 偏微分方程式とは何か、代表的な方程式の例と導出 (2) 波動方程式、熱方程式、ラプラス方程式といった代表的な偏微分方程式の解の性質 |
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(履修要件) |
数学解析に関心があり、上述の内容に積極的に取り組む意欲のある者。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 輪読の積極的な参加(40点)とプレゼンテーション(60点) | ||||||||||||||||||
(教科書) |
『ポストモダン解析学 原書第3版』
(丸善出版,2009年)
ISBN:978-4-621-06194-7
(京都大学の電子ブックを利用できます。)
『偏微分方程式入門』
(共立出版,2006年)
ISBN:978-4320018099
(初回授業時に担当教員が持参します。必ずしも事前に準備する必要はありません。)
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(参考書等) | |||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習、復習は必須である。発表箇所についてはもちろんのこと、それ以外の箇所についてもよく理解しておくこと。テキストで議論や計算が省略されているところは自分で補うなど、文章をそのまま写すのではなく、注意深く正確に読み進めて発表ノートを作成すること。授業中にわからないところがあれば発表者に質問するなど、発表しないときも積極的に授業に参加することが望ましい。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 質問があれば授業後に受け付ける。 | ||||||||||||||||||
ILASセミナー :ユルゲン・ヨストの「ポストモダン解析学」を学ぶ
(科目名)
ILAS Seminar :Learning "Postmodern Analysis" by Jurgen Jost
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 理学研究科3号館552 |
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(キーワード) 数学 / 解析学 / 偏微分方程式 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
数学における解析学の基礎的内容から比較的高度な内容までまとめられている良書「ポストモダン解析学」(ユルゲン・ヨスト著)を輪読し、解析学の基礎を学び、数学的な思考力を養う。授業では参加者が定理、証明などをノートにまとめ板書で発表し、他の参加者に伝える力、数学について議論する力を養う。また、解析学の応用として、偏微分方程式の平易な入門書「偏微分方程式入門」(神保秀一著)を並行して読む予定である。
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(到達目標)
関数の連続性や関数列の収束といった、解析学における極限操作の厳密な取扱いについて習得するとともに、常微分方程式の解の存在と一意性などについて学ぶ。また、解析学の応用として、現象を数学的に理解する上で重要となる偏微分方程式について入門的な事項を学ぶ。数学のテキストを正確に注意深く読む力を付け、発表内容を分かりやすくまとめて参加者に伝え、参加者から質問があった際にも答えられる力をつける。
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(授業計画と内容)
4名を1グループとして2グループ作り、グループ単位の発表による輪講形式で授業を行う。初回の授業では、グループ分けとともに各グループの発表箇所を決める。各回の授業では、各グループの発表担当者が初回で決めた担当箇所の内容を黒板を使って説明する。参加者は4回に1回の頻度で発表する予定である。「ポストモダン解析学」第I部の輪読に比重をおきつつ、「偏微分方程式入門」の前半部分を並行して読み進める形で、以下の内容を学ぶ予定である。各トピックについて、おおよそ2,3回に分けて発表する。フィードバックを含め授業は全15回とする。参加者の理解度や授業の進度によっては、異なる内容になる可能性がある。 「ポストモダン解析学」 (1) ε-N論法、コーシー列 (2) 関数の連続性、中間値の定理、ヘルダー連続、リプシッツ連続 (3) 関数の微分可能性、平均値の定理、テイラーの定理 (4) バナッハの不動点定理、バナッハ空間 (5) 関数列の収束、アスコリ・アルツェラの定理 (6) 積分と常微分方程式、ピカール・リンデエレフの定理 「偏微分方程式入門」 (1) 偏微分方程式とは何か、代表的な方程式の例と導出 (2) 波動方程式、熱方程式、ラプラス方程式といった代表的な偏微分方程式の解の性質 |
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(履修要件)
数学解析に関心があり、上述の内容に積極的に取り組む意欲のある者。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
輪読の積極的な参加(40点)とプレゼンテーション(60点)
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(教科書)
『ポストモダン解析学 原書第3版』
(丸善出版,2009年)
ISBN:978-4-621-06194-7
(京都大学の電子ブックを利用できます。)
『偏微分方程式入門』
(共立出版,2006年)
ISBN:978-4320018099
(初回授業時に担当教員が持参します。必ずしも事前に準備する必要はありません。)
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習、復習は必須である。発表箇所についてはもちろんのこと、それ以外の箇所についてもよく理解しておくこと。テキストで議論や計算が省略されているところは自分で補うなど、文章をそのまま写すのではなく、注意深く正確に読み進めて発表ノートを作成すること。授業中にわからないところがあれば発表者に質問するなど、発表しないときも積極的に授業に参加することが望ましい。
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(その他(オフィスアワー等))
質問があれば授業後に受け付ける。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :国際政治経済学と経済工学
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(英 訳) | ILAS Seminar :International Political Economy and Economic Engineering | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 1共22 | ||||||
(キーワード) | 国際関係 / 人工知能 / 機械学習 / 数理モデル / プログラミング | ||||||
(授業の概要・目的) | [国際政治経済学(International Political Economy)・経済工学(Economic Engineering )](1)現代の国際社会は、国際政治と国際経済の交錯した複雑な情勢の中で、政策上の諸課題の新たな解決策を求めています。こうした状況の中で注目を浴びているのが「国際政治経済学」と呼ばれる学問分野です。国際政治経済学は、国際政治学・国際経済学・国際経営の複合的な視座から国際社会の問題に、理論・歴史・政策の三つの側面から探求に取り組むアプローチです。(2)経済工学は、現代社会の経済的な諸問題を数理的・計量的な分析によって解決・改善することを目的とする学問です。本講義では、座学やプログラムの実装を通して、参加者が数理モデル・人工知能を用いて経済的諸問題に取り組む技能を身に付けることを目指します。 | ||||||
(到達目標) | (1)国際政治経済学の基本的な概念を習得する。 (2)経済学の取り組みの大枠を理解する。 (3)経済学の数理的アプローチの方法を習得する。 (4)人口知能を用いたアプローチの方法を理解し、実践する。 (5)経済にまつわる諸現象に主体的に参加する能力を得る |
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(授業計画と内容) | 第1回 PART I 経済学とは何を扱う学問なのか 第I部 経済学とは (1)誰のための経済学か (2)経済学の生い立ち (3)経済学が扱う対象と範囲 (4)経済学の分類 第2回 第II部 速習経済学 (1)準備 (2)ミクロ経済学 (3)マクロ経済学 (4)計量経済学 第3回 国際政治経済学 事例研究1 ウクライナ戦争 国際政治経済学(YouTube限定公開のビデオクリップで学習し、ケーススタディについて授業内で討論します) Q1 イントロダクション 国際関係論の三つの伝統 Section 1 古典的リアリズム Q2:「トゥキディディスの罠」 Q3:ホッブス『リヴァイアサン』 Q4:カーとモーゲンソー Q5:キッシンジャー外交 事例研究 ウクライナ戦争 第4回・第5回PART II 数理モデル (1)導入 (2)数理モデルの気持ち (3)経済学における数理モデル (4)実用されているモデルとその生い立ち 第6回 国際政治経済学 事例研究2 国際秩序(G7/G20/Global South) Section 2 古典的リベラリズム Q6:カントとデモクラティック・ピース・セオリー Q7:ウィルソン理想主義外交 事例研究 国際秩序(G7/G20/Global South) 第7回 PART III 機械学習 第I部 機械学習とは何か (1)機械が「学習する」とは (2)機械学習とは (3)機械学習でできること (4)機械学習がやっていること (5)深層学習とは 第8・9回 第II部 原理を理解する (1)原理の概説 (2)機械学習の数理 第III部 作ってみる (1)一般的な使われ方 (2)経済の文脈でどのように使われているか 第10回 国際政治経済学 事例研究3 イスラエル・パレスチナ戦争 Section 3 イングリッシュ・スクール Q8:ワイトの3R Q9:ブル『国際社会論』 Q10:ジャスト・ウォー・セオリー(正戦論) 事例研究 イスラエル・パレスチナ戦争 第11・12・13 回 PART IV 経済学と機械学習 (1)経済学における機械学習 (2)効果検証・因果推論 (3)意思決定 (4)(参加者の興味に応じて追加) 第14回 国際政治経済学 事例研究4 台湾海峡危機 Section 4 ネオリアリズム Q11:防御的リアリズム(ウォルツ) Q12:覇権 Q13:覇権安定論(キンドルバーガー) Q14:覇権衰退論(ギルピン) Q15:攻撃的リアリズム(ミアシャイマー) 事例研究 台湾海峡危機 フィードバック 国際政治経済学 事例研究5 気候変動を中心に Section 5 ネオリベラリズム Q16:クーパー『相互依存の経済学』 Q17:公共財と集合行動 Q18:グローバル・ガバナンス Q19:アイケンベリーとリベラル大戦略 事例研究 気候変動 |
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(履修要件) |
数学IIB、世界史・政治経済の関心・知識
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席・平常点 40点 期末試験60点 |
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(教科書) |
すべてオリジナル・テキスト・ビデオクリップ
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(参考書等) |
『アセモグル/レイブソン/リスト ミクロ経済学』
(東洋経済新報社、2020)
ISBN:978-4492315132
『アセモグル/レイブソン/リスト マクロ経済学』
(東洋経済新報社、2019)
ISBN:978-4492315125
『データ分析のための数理モデル入門 本質をとらえた分析のために』
(ソシム、2020)
ISBN:978-4802612494
『ゼロから作るDeep Learning4—強化学習編』
(オライリージャパン、2022)
ISBN:978-4873119755
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(授業外学習(予習・復習)等) | 予習・復習—各回の教科書指定範囲の練習問題 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワー:火2コマ ※sakade.kyoumu@gmail.comにて事前にアポイントメントをとってください。 |
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ILASセミナー :国際政治経済学と経済工学
(科目名)
ILAS Seminar :International Political Economy and Economic Engineering
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 1共22 |
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(キーワード) 国際関係 / 人工知能 / 機械学習 / 数理モデル / プログラミング | |||||||
(授業の概要・目的)
[国際政治経済学(International Political Economy)・経済工学(Economic Engineering )](1)現代の国際社会は、国際政治と国際経済の交錯した複雑な情勢の中で、政策上の諸課題の新たな解決策を求めています。こうした状況の中で注目を浴びているのが「国際政治経済学」と呼ばれる学問分野です。国際政治経済学は、国際政治学・国際経済学・国際経営の複合的な視座から国際社会の問題に、理論・歴史・政策の三つの側面から探求に取り組むアプローチです。(2)経済工学は、現代社会の経済的な諸問題を数理的・計量的な分析によって解決・改善することを目的とする学問です。本講義では、座学やプログラムの実装を通して、参加者が数理モデル・人工知能を用いて経済的諸問題に取り組む技能を身に付けることを目指します。
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(到達目標)
(1)国際政治経済学の基本的な概念を習得する。
(2)経済学の取り組みの大枠を理解する。 (3)経済学の数理的アプローチの方法を習得する。 (4)人口知能を用いたアプローチの方法を理解し、実践する。 (5)経済にまつわる諸現象に主体的に参加する能力を得る |
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(授業計画と内容)
第1回 PART I 経済学とは何を扱う学問なのか 第I部 経済学とは (1)誰のための経済学か (2)経済学の生い立ち (3)経済学が扱う対象と範囲 (4)経済学の分類 第2回 第II部 速習経済学 (1)準備 (2)ミクロ経済学 (3)マクロ経済学 (4)計量経済学 第3回 国際政治経済学 事例研究1 ウクライナ戦争 国際政治経済学(YouTube限定公開のビデオクリップで学習し、ケーススタディについて授業内で討論します) Q1 イントロダクション 国際関係論の三つの伝統 Section 1 古典的リアリズム Q2:「トゥキディディスの罠」 Q3:ホッブス『リヴァイアサン』 Q4:カーとモーゲンソー Q5:キッシンジャー外交 事例研究 ウクライナ戦争 第4回・第5回PART II 数理モデル (1)導入 (2)数理モデルの気持ち (3)経済学における数理モデル (4)実用されているモデルとその生い立ち 第6回 国際政治経済学 事例研究2 国際秩序(G7/G20/Global South) Section 2 古典的リベラリズム Q6:カントとデモクラティック・ピース・セオリー Q7:ウィルソン理想主義外交 事例研究 国際秩序(G7/G20/Global South) 第7回 PART III 機械学習 第I部 機械学習とは何か (1)機械が「学習する」とは (2)機械学習とは (3)機械学習でできること (4)機械学習がやっていること (5)深層学習とは 第8・9回 第II部 原理を理解する (1)原理の概説 (2)機械学習の数理 第III部 作ってみる (1)一般的な使われ方 (2)経済の文脈でどのように使われているか 第10回 国際政治経済学 事例研究3 イスラエル・パレスチナ戦争 Section 3 イングリッシュ・スクール Q8:ワイトの3R Q9:ブル『国際社会論』 Q10:ジャスト・ウォー・セオリー(正戦論) 事例研究 イスラエル・パレスチナ戦争 第11・12・13 回 PART IV 経済学と機械学習 (1)経済学における機械学習 (2)効果検証・因果推論 (3)意思決定 (4)(参加者の興味に応じて追加) 第14回 国際政治経済学 事例研究4 台湾海峡危機 Section 4 ネオリアリズム Q11:防御的リアリズム(ウォルツ) Q12:覇権 Q13:覇権安定論(キンドルバーガー) Q14:覇権衰退論(ギルピン) Q15:攻撃的リアリズム(ミアシャイマー) 事例研究 台湾海峡危機 フィードバック 国際政治経済学 事例研究5 気候変動を中心に Section 5 ネオリベラリズム Q16:クーパー『相互依存の経済学』 Q17:公共財と集合行動 Q18:グローバル・ガバナンス Q19:アイケンベリーとリベラル大戦略 事例研究 気候変動 |
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(履修要件)
数学IIB、世界史・政治経済の関心・知識
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席・平常点 40点
期末試験60点 |
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(教科書)
すべてオリジナル・テキスト・ビデオクリップ
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(参考書等)
『アセモグル/レイブソン/リスト ミクロ経済学』
(東洋経済新報社、2020)
ISBN:978-4492315132
『アセモグル/レイブソン/リスト マクロ経済学』
(東洋経済新報社、2019)
ISBN:978-4492315125
『データ分析のための数理モデル入門 本質をとらえた分析のために』
(ソシム、2020)
ISBN:978-4802612494
『ゼロから作るDeep Learning4—強化学習編』
(オライリージャパン、2022)
ISBN:978-4873119755
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習・復習—各回の教科書指定範囲の練習問題
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワー:火2コマ
※sakade.kyoumu@gmail.comにて事前にアポイントメントをとってください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :再生可能エネルギー政策の調査と計画
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(英 訳) | ILAS Seminar :Research and Planning for Renewable Energy Policy | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 総合研究11号館217 | ||||||
(キーワード) | エネルギー政策 / 地域政策 / 環境計画 / エネルギー工学 / 社会的受容性 | ||||||
(授業の概要・目的) | 再生可能エネルギーは、地球温暖化問題の解決やカーボンニュートラルの実現、SDGs(Sustainable Development Goals)への貢献が期待されている。このILASセミナーでは再生可能エネルギーの特徴や課題、そして将来展望などについての講義、グループワーク、現地調査等を通じて再生可能エネルギーに関する各自の見識を深めてもらう。 現代社会の多くの課題は複雑性や不確実性に直面しているが、再生可能エネルギー利活用の課題においても技術・経済的問題、社会制度や倫理的課題等が複雑に絡み合ってる生じている。再生可能エネルギーの望ましい利活用の在り方を考える過程で、多面的な社会課題を理解し、課題解決に取り組む能力を身につける。 |
||||||
(到達目標) | ・技術・社会・倫理等の複雑に絡み合った問題を考察することで、多面的に考える能力を身につける。 ・課題に対して,個人またはグループごとにディスカッションを行い,レポート作成能力や,討議能力を養う |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回:ガイダンス 第2回〜第11回: 以下に挙げる項目について講義とグループディスカッション・現地調査を実施する。ここで得られた知見を踏まえて第12回以降に受講者がグループで再生可能エネルギー利用方法などを検討しプレゼンテーションを行う。 1:再生可能エネルギーを巡る国際的現状(講義) 2:再生可能エネルギーとSDGs(講義) 3:再生可能エネルギーの先端技術と課題(講義) 4:再生可能エネルギーと経済①(講義) 5:再生可能エネルギーと経済②(グループディスカッション) 6:再生可能エネルギーの社会的受容性①(講義) 7:再生可能エネルギーの社会的受容性②(グループディスカッション) 8:現地調査①-再生可能エネルギー利用 9:現地調査②-再生可能エネルギー利用 10:現地調査③-再生可能エネルギー利用 第12回:再生可能エネルギー利用モデルの検討① 第13回:再生可能エネルギー利用モデルの検討② 第14回:発表会 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(授業への参加状況、ディスカッションへの参加度)40%、受講者による発表会(プレゼンテーション)60%により評価する。 | ||||||
(教科書) |
授業中に紹介する
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 再生可能エネルギーのメリットやデメリット等を事前に学習することが望ましい。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | セミナー中に京都市内及び京都市外で現地調査や見学会を実施する場合もある。このため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入すること。京都市内の現地調査では、交通費(京都市内移動程度の費用)は各自の負担とする。京都市外の現地調査が必要となった場合は、土日に実施する。この場合、大学からバスなどを使って移動するため交通費の負担はない。 |
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ILASセミナー :再生可能エネルギー政策の調査と計画
(科目名)
ILAS Seminar :Research and Planning for Renewable Energy Policy
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 総合研究11号館217 |
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(キーワード) エネルギー政策 / 地域政策 / 環境計画 / エネルギー工学 / 社会的受容性 | |||||||
(授業の概要・目的)
再生可能エネルギーは、地球温暖化問題の解決やカーボンニュートラルの実現、SDGs(Sustainable Development Goals)への貢献が期待されている。このILASセミナーでは再生可能エネルギーの特徴や課題、そして将来展望などについての講義、グループワーク、現地調査等を通じて再生可能エネルギーに関する各自の見識を深めてもらう。
現代社会の多くの課題は複雑性や不確実性に直面しているが、再生可能エネルギー利活用の課題においても技術・経済的問題、社会制度や倫理的課題等が複雑に絡み合ってる生じている。再生可能エネルギーの望ましい利活用の在り方を考える過程で、多面的な社会課題を理解し、課題解決に取り組む能力を身につける。 |
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(到達目標)
・技術・社会・倫理等の複雑に絡み合った問題を考察することで、多面的に考える能力を身につける。
・課題に対して,個人またはグループごとにディスカッションを行い,レポート作成能力や,討議能力を養う |
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(授業計画と内容)
第1回:ガイダンス 第2回〜第11回: 以下に挙げる項目について講義とグループディスカッション・現地調査を実施する。ここで得られた知見を踏まえて第12回以降に受講者がグループで再生可能エネルギー利用方法などを検討しプレゼンテーションを行う。 1:再生可能エネルギーを巡る国際的現状(講義) 2:再生可能エネルギーとSDGs(講義) 3:再生可能エネルギーの先端技術と課題(講義) 4:再生可能エネルギーと経済①(講義) 5:再生可能エネルギーと経済②(グループディスカッション) 6:再生可能エネルギーの社会的受容性①(講義) 7:再生可能エネルギーの社会的受容性②(グループディスカッション) 8:現地調査①-再生可能エネルギー利用 9:現地調査②-再生可能エネルギー利用 10:現地調査③-再生可能エネルギー利用 第12回:再生可能エネルギー利用モデルの検討① 第13回:再生可能エネルギー利用モデルの検討② 第14回:発表会 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(授業への参加状況、ディスカッションへの参加度)40%、受講者による発表会(プレゼンテーション)60%により評価する。
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(教科書)
授業中に紹介する
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
再生可能エネルギーのメリットやデメリット等を事前に学習することが望ましい。
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(その他(オフィスアワー等))
セミナー中に京都市内及び京都市外で現地調査や見学会を実施する場合もある。このため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入すること。京都市内の現地調査では、交通費(京都市内移動程度の費用)は各自の負担とする。京都市外の現地調査が必要となった場合は、土日に実施する。この場合、大学からバスなどを使って移動するため交通費の負担はない。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :身体運動を考える
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(英 訳) | ILAS Seminar :Quest for Human Motor Control | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 4共12 | ||||||
(キーワード) | 運動制御 / 運動学習 / スポーツ / 脳・神経 | ||||||
(授業の概要・目的) | 日常動作からスポーツ・楽器演奏などに至るまで、我々は実に多様で複雑な身体運動を作り出すことができる。本ILASセミナー:身体運動を考えるでは、どうすればもっと高く跳べるのか、どうすればもっと上手にピアノを弾けるのか、といった素朴な疑問や、受講生の体験談などに関して、関連するテキストや資料などをもとに話し合ったり、簡易的に運動を計測しながら、身体運動が作られる仕組みについて学習する。日常動作やスポーツまたはリハビリテーションなどを題材に、ヒトの身体運動を、運動制御学・神経科学・運動生理学といった観点から理解していくことを目指す。 | ||||||
(到達目標) | ・身体運動の制御やその機序に関する知識を習得すること。 ・自分自身や他者の運動を専門的に観察し考察する能力を獲得すること。 ・専門的な資料を読んでその内容を要約しプレゼンすることで、プレゼンテーションの基本的素養を習得すること。 |
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(授業計画と内容) | フィードバックを含め、全15回の授業を実施する。 第1回:授業の進め方についてのガイダンスを行う。2回目からの授業のテーマやテキスト・資料などについて、受講生と話し合い、各受講生の興味関心に合ったものを決定する。 第2〜14回:ヒトの運動の制御やスポーツ、トレーニング、リハビリテーションなどに関するテキストや資料を素材とし、担当者がその内容をプレゼンし、それについて受講生皆で議論を行う。また場合によっては、受講生にスポーツ・楽器演奏などの体験談を話してもらったり、実際に身体を動かしたり、運動に関する映像を視聴したり、簡易的な運動の計測をしたりしながら、身体運動についての理解を深めていく。 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(約60%)と発表内容(約40%)で評価する。ディスカッションへの参加の積極性も加味することがある。詳細は、初回授業にて説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 翌週の授業のためにそれまでの授業内容を復習・確認しておくこと。また、次の授業で使用するテキストや資料をあらかじめ読んでおくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーについては、KULASISを参照のこと。 | ||||||
ILASセミナー :身体運動を考える
(科目名)
ILAS Seminar :Quest for Human Motor Control
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 4共12 |
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(キーワード) 運動制御 / 運動学習 / スポーツ / 脳・神経 | |||||||
(授業の概要・目的)
日常動作からスポーツ・楽器演奏などに至るまで、我々は実に多様で複雑な身体運動を作り出すことができる。本ILASセミナー:身体運動を考えるでは、どうすればもっと高く跳べるのか、どうすればもっと上手にピアノを弾けるのか、といった素朴な疑問や、受講生の体験談などに関して、関連するテキストや資料などをもとに話し合ったり、簡易的に運動を計測しながら、身体運動が作られる仕組みについて学習する。日常動作やスポーツまたはリハビリテーションなどを題材に、ヒトの身体運動を、運動制御学・神経科学・運動生理学といった観点から理解していくことを目指す。
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(到達目標)
・身体運動の制御やその機序に関する知識を習得すること。
・自分自身や他者の運動を専門的に観察し考察する能力を獲得すること。 ・専門的な資料を読んでその内容を要約しプレゼンすることで、プレゼンテーションの基本的素養を習得すること。 |
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(授業計画と内容)
フィードバックを含め、全15回の授業を実施する。 第1回:授業の進め方についてのガイダンスを行う。2回目からの授業のテーマやテキスト・資料などについて、受講生と話し合い、各受講生の興味関心に合ったものを決定する。 第2〜14回:ヒトの運動の制御やスポーツ、トレーニング、リハビリテーションなどに関するテキストや資料を素材とし、担当者がその内容をプレゼンし、それについて受講生皆で議論を行う。また場合によっては、受講生にスポーツ・楽器演奏などの体験談を話してもらったり、実際に身体を動かしたり、運動に関する映像を視聴したり、簡易的な運動の計測をしたりしながら、身体運動についての理解を深めていく。 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(約60%)と発表内容(約40%)で評価する。ディスカッションへの参加の積極性も加味することがある。詳細は、初回授業にて説明する。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
翌週の授業のためにそれまでの授業内容を復習・確認しておくこと。また、次の授業で使用するテキストや資料をあらかじめ読んでおくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーについては、KULASISを参照のこと。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :大学図書館から始める研究入門講座
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Research - How to Conduct Library Research, Present, and Write | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||
(教室) | 1共21 | ||||||||||||
(キーワード) | 文献検索 / プレゼンテーション / 論文(レポート)執筆 / ディスカッション / 図書館活用 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 本セミナーでは、大学での勉強や研究の面白さを、大学図書館を活用するスキルを身に着けながら体験していく。具体的には、文系・理系教員が自らの研究の経験を踏まえて事例を共有しつつ、以下の3点を段階的に習得していく予定である。 ①学術情報の探し方と活用方法 ②テーマの設定の仕方 ③プレゼンと論文(レポート)執筆のポイント 本セミナーの最終目的は、主体的に物事を探求していく研究につながる基礎力を養うことである。 |
||||||||||||
(到達目標) | ・文献探索手法を身につけた上で、これまでのどのような研究がされてきたか、どのようなことが分かっているかを把握する文献調査を行い、「新たな着想」をするための準備ができるようになる。 ・学術情報の評価方法を学ぶ。 ・身につけたリサーチスキルを駆使して、発表とレポート作成を行う。 ・批判的思考を習慣にする。 |
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(授業計画と内容) | 基本的に以下のプランに従って講義と演習を進める。ただし、受講生の理解度や、演習の進み具合などによって、適宜予定を変更することがある。 第1回 イントロダクション 本セミナーの進め方と各自の自己紹介 第2回 京大図書館事始め(附属図書館での演習と館内見学) 第3回 テーマ設定と文献検索の実践 1 ・基本的なデータベースと図書館での文献探索 ・Kuline,Cinii Research,Japan Knowledgeなどのデータベースと図書館書庫の検索予定 第4回 テーマ設定と文献検索の実践 2 ・エビデンス:正しい情報とはなんだろう ・専門的なデータベースと統計情報などの探し方 ・Pubmedなどを活用予定 第5回 テーマ設定と文献検索の実践 3 ・新聞データベース,各種英文DBなどを活用予定 第6回 文献リストの重要性 ・Citation Index の考え方と文献リストに関するグループワーク 第7回・第8回 発表・レポートのテーマ設定に向けて ・教員の研究紹介とレビュー論文の読み方 第9回・第10回 発表グループ プレゼン構想の発表 第11回 個人テーマの設定と準備 第12回・13回 個人テーマのプレゼン 第14回 振り返り 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | ・授業・演習への積極的な参加(40点) ・授業課題(30点) ・期末レポート(30点) によって評価する。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) | |||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・授業時の課題を通して予習・復習を行う。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | ・オフィスアワーは設定していませんので、必要に応じてメールにてアポイントメントをとって下さい。 | ||||||||||||
ILASセミナー :大学図書館から始める研究入門講座
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Research - How to Conduct Library Research, Present, and Write
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 1共21 |
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(キーワード) 文献検索 / プレゼンテーション / 論文(レポート)執筆 / ディスカッション / 図書館活用 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
本セミナーでは、大学での勉強や研究の面白さを、大学図書館を活用するスキルを身に着けながら体験していく。具体的には、文系・理系教員が自らの研究の経験を踏まえて事例を共有しつつ、以下の3点を段階的に習得していく予定である。
①学術情報の探し方と活用方法 ②テーマの設定の仕方 ③プレゼンと論文(レポート)執筆のポイント 本セミナーの最終目的は、主体的に物事を探求していく研究につながる基礎力を養うことである。 |
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(到達目標)
・文献探索手法を身につけた上で、これまでのどのような研究がされてきたか、どのようなことが分かっているかを把握する文献調査を行い、「新たな着想」をするための準備ができるようになる。
・学術情報の評価方法を学ぶ。 ・身につけたリサーチスキルを駆使して、発表とレポート作成を行う。 ・批判的思考を習慣にする。 |
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(授業計画と内容)
基本的に以下のプランに従って講義と演習を進める。ただし、受講生の理解度や、演習の進み具合などによって、適宜予定を変更することがある。 第1回 イントロダクション 本セミナーの進め方と各自の自己紹介 第2回 京大図書館事始め(附属図書館での演習と館内見学) 第3回 テーマ設定と文献検索の実践 1 ・基本的なデータベースと図書館での文献探索 ・Kuline,Cinii Research,Japan Knowledgeなどのデータベースと図書館書庫の検索予定 第4回 テーマ設定と文献検索の実践 2 ・エビデンス:正しい情報とはなんだろう ・専門的なデータベースと統計情報などの探し方 ・Pubmedなどを活用予定 第5回 テーマ設定と文献検索の実践 3 ・新聞データベース,各種英文DBなどを活用予定 第6回 文献リストの重要性 ・Citation Index の考え方と文献リストに関するグループワーク 第7回・第8回 発表・レポートのテーマ設定に向けて ・教員の研究紹介とレビュー論文の読み方 第9回・第10回 発表グループ プレゼン構想の発表 第11回 個人テーマの設定と準備 第12回・13回 個人テーマのプレゼン 第14回 振り返り 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
・授業・演習への積極的な参加(40点)
・授業課題(30点) ・期末レポート(30点) によって評価する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
・授業時の課題を通して予習・復習を行う。
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(その他(オフィスアワー等))
・オフィスアワーは設定していませんので、必要に応じてメールにてアポイントメントをとって下さい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :医生物学の最前線
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(英 訳) | ILAS Seminar :Frontiers in Life and Medical Sciences | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(8)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 南部総合研究1号館・医生研1号館1階会議室(134室) | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 生命システム / 幹細胞・発生医学 / 免疫・ウイルス学 / 1細胞生物学 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 医学と生物学はともに生命を取り扱う学問分野である。最近では医学と生物学を統合的に捉え、学際的な視点から生命現象の基礎的な理解を深め、その理解を基盤として疾患の原因解明、予防・診断・治療法の開発への展開が進められている。本セミナーでは、幹細胞、免疫、1細胞生物学を専門とする複数の教員がそれぞれの分野の最先端の研究内容を解説し、実験や議論を通じて医生物学研究の現在を体験する機会を提供する。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | 講義、調査、議論、発表を通じて、医生物学に関する基礎的理解を深め、論理的思考と問題解決能力、考察力、プレゼンテーション能力を身につける。 | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 最先端の医生物学のトピックスについて入門的な知識を学び、実験と議論を通じて理解を深める。具体的には以下に示す内容を取り上げる。 第1回(担当:大串雅俊): 医生物学の最前線にて取り扱う内容とそれぞれの担当教員の研究を紹介し、次回以降の講義の進め方について概説する。 第2回−第6回(担当:大串雅俊): 幹細胞や発生生物学、再生医学の基本や現状、今後の問題点などについて、ES細胞やiPS細胞の顕微鏡観察や初歩的実験を体験しながら議論する。 第7回ー第10回(担当:森田大輔): 2023年のノーベル生理学・医学賞は新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン技術を開発した2人の研究者に贈られた。本講義シリーズでは免疫系の大原則である自己と非自己の識別メカニズムについて基礎から最先端までを習得し、その後、mRNAワクチン開発に至る技術革新の本質について議論し、高いレベルでの理解を目指す。また、免疫研究の一端をヒトやマウスの細胞培養実験や動物施設の見学を通して体験する。 第11回−第14回(担当:新宅博文): 体を構成する一つ一つの細胞を詳細に解析し、生命システムの理解を目指す1細胞生物学分野では、マイクロ流体工学技術を活用した大規模遺伝子発現解析が開発され、HUMAN CELL ATLASなど国際プロジェクトにおいてその活用が進んでいる。 ここでは1細胞生物学を支えるマイクロ流れの基礎を学ぶと共に、その代表例である微小droplet形成技術および1細胞のencapsulationについて実験を通して体験する。 第15回(担当:新宅博文): 学習到達度の評価:全体の討論 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況とレポート・発表、および、ゼミ中の討論への参加状況により評価する。詳細は初回授業にて説明する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
授業中に紹介する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の講義内容について復習し、次回講義において討論するための準備をしておくこと。 また、レポート作成を指示することがある。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 質問、問合せがある場合は大串(ohgushi.masatoshi.5r@kyoto-u.ac.jp)まで。 | ||||||||||||||||||
ILASセミナー :医生物学の最前線
(科目名)
ILAS Seminar :Frontiers in Life and Medical Sciences
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 南部総合研究1号館・医生研1号館1階会議室(134室) |
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(キーワード) 生命システム / 幹細胞・発生医学 / 免疫・ウイルス学 / 1細胞生物学 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
医学と生物学はともに生命を取り扱う学問分野である。最近では医学と生物学を統合的に捉え、学際的な視点から生命現象の基礎的な理解を深め、その理解を基盤として疾患の原因解明、予防・診断・治療法の開発への展開が進められている。本セミナーでは、幹細胞、免疫、1細胞生物学を専門とする複数の教員がそれぞれの分野の最先端の研究内容を解説し、実験や議論を通じて医生物学研究の現在を体験する機会を提供する。
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(到達目標)
講義、調査、議論、発表を通じて、医生物学に関する基礎的理解を深め、論理的思考と問題解決能力、考察力、プレゼンテーション能力を身につける。
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(授業計画と内容)
最先端の医生物学のトピックスについて入門的な知識を学び、実験と議論を通じて理解を深める。具体的には以下に示す内容を取り上げる。 第1回(担当:大串雅俊): 医生物学の最前線にて取り扱う内容とそれぞれの担当教員の研究を紹介し、次回以降の講義の進め方について概説する。 第2回−第6回(担当:大串雅俊): 幹細胞や発生生物学、再生医学の基本や現状、今後の問題点などについて、ES細胞やiPS細胞の顕微鏡観察や初歩的実験を体験しながら議論する。 第7回ー第10回(担当:森田大輔): 2023年のノーベル生理学・医学賞は新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン技術を開発した2人の研究者に贈られた。本講義シリーズでは免疫系の大原則である自己と非自己の識別メカニズムについて基礎から最先端までを習得し、その後、mRNAワクチン開発に至る技術革新の本質について議論し、高いレベルでの理解を目指す。また、免疫研究の一端をヒトやマウスの細胞培養実験や動物施設の見学を通して体験する。 第11回−第14回(担当:新宅博文): 体を構成する一つ一つの細胞を詳細に解析し、生命システムの理解を目指す1細胞生物学分野では、マイクロ流体工学技術を活用した大規模遺伝子発現解析が開発され、HUMAN CELL ATLASなど国際プロジェクトにおいてその活用が進んでいる。 ここでは1細胞生物学を支えるマイクロ流れの基礎を学ぶと共に、その代表例である微小droplet形成技術および1細胞のencapsulationについて実験を通して体験する。 第15回(担当:新宅博文): 学習到達度の評価:全体の討論 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況とレポート・発表、および、ゼミ中の討論への参加状況により評価する。詳細は初回授業にて説明する。
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(教科書)
授業中に紹介する。
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(参考書等)
授業中に紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の講義内容について復習し、次回講義において討論するための準備をしておくこと。 また、レポート作成を指示することがある。
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(その他(オフィスアワー等))
質問、問合せがある場合は大串(ohgushi.masatoshi.5r@kyoto-u.ac.jp)まで。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :公共政策と社会科学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Public Policy and Social Sciences | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 共西12 | ||||||||||||
(キーワード) | 公共政策 / 社会科学 / 社会思想 / 政策決定 / 理論と実証 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 【当初、本科目の定員を15名としていたが、25名に修正した。】 公共政策は、単なる市民の多数決やリーダーの独断によって決まっているわけではなく、またそうあるべきでもない。政策の背景には強かれ弱かれ、決定を方向づけたり根拠づけたりする「理論」や「実証」など知的な努力の積み重ねが存在する。 この科目の第I部(前半)では、公共政策と社会科学を大きく方向づける「パラダイム」(土台となる考え方や世界観)の対立に注目しながら、政策を考える上で必須の理論と思想を学んだ上で、現実の社会問題にどのように適用し得るかについてディスカッションを行う。 そして第II部(後半)では、具体的な政策課題をめぐって、学術研究論文で示された実証的エビデンスを学ぶとともに、それらのエビデンスに基づきどのような政策が望ましいと考えられるかについてディスカッションを行う。 |
||||||||||||
(到達目標) | 社会科学の思考法や実証的知見を学び、公共政策のあるべき姿を検討する上で必要となる基本的な素養を身につける。 具体的な公共政策事例について、自身の考えを具体的整理し、表現するための基礎的な技量を身につける。 |
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(授業計画と内容) | 【第I部】理論と思想——公共政策と社会科学を方向づけるパラダイム(7回) ・「民主主義」と「権威主義」(藤井) ・「グローバリズム」と「ナショナリズム」(藤井) ・「保守主義」と「リベラリズム」(藤井) ・「緊縮財政」と「積極財政」(藤井) ・「現実主義」と「理想主義」(国際関係)(川端) ・「社会契約説」と「有機体国家論」(川端) ・「政教分離」と「祭政一致」(川端) 【第II部】実証と実践——学術的エビデンスに基づく公共政策の検討(7回) ・新幹線・高速道路等の大型インフラ投資は時代遅れなのか?(藤井) ・「多様性」はよい社会を作るのか?(川端) ・「東京一極集中」は望ましいのか?(藤井) ・感染症対策のために「ロックダウン」(都市封鎖)を行うべきか?(藤井) ・死刑は廃止すべきなのか?(川端) ・自殺はどうすれば減らすことができるのか?(川端) 【その他】初回ガイダンス及び総論(1回)、フィードバック(1回) ※具体的なトピックは授業計画のとおりだが、ディスカッションの進行や参加者の関心を踏まえて多少調整する場合がある。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末試験60%(論述式) 平常点40%(授業内ディスカッションへの参加度、レポート提出等) 詳細は授業中に説明する。 |
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(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各回のテーマにあわせて授業内で事前に指定する文献(論文など)を読んでおくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | この授業についての不明点は、以下のアドレスあてにメールで質問すること。 川端祐一郎(准教授) kawabata.yuichiro@trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp |
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ILASセミナー :公共政策と社会科学
(科目名)
ILAS Seminar :Public Policy and Social Sciences
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共西12 |
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(キーワード) 公共政策 / 社会科学 / 社会思想 / 政策決定 / 理論と実証 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
【当初、本科目の定員を15名としていたが、25名に修正した。】
公共政策は、単なる市民の多数決やリーダーの独断によって決まっているわけではなく、またそうあるべきでもない。政策の背景には強かれ弱かれ、決定を方向づけたり根拠づけたりする「理論」や「実証」など知的な努力の積み重ねが存在する。 この科目の第I部(前半)では、公共政策と社会科学を大きく方向づける「パラダイム」(土台となる考え方や世界観)の対立に注目しながら、政策を考える上で必須の理論と思想を学んだ上で、現実の社会問題にどのように適用し得るかについてディスカッションを行う。 そして第II部(後半)では、具体的な政策課題をめぐって、学術研究論文で示された実証的エビデンスを学ぶとともに、それらのエビデンスに基づきどのような政策が望ましいと考えられるかについてディスカッションを行う。 |
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(到達目標)
社会科学の思考法や実証的知見を学び、公共政策のあるべき姿を検討する上で必要となる基本的な素養を身につける。
具体的な公共政策事例について、自身の考えを具体的整理し、表現するための基礎的な技量を身につける。 |
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(授業計画と内容)
【第I部】理論と思想——公共政策と社会科学を方向づけるパラダイム(7回) ・「民主主義」と「権威主義」(藤井) ・「グローバリズム」と「ナショナリズム」(藤井) ・「保守主義」と「リベラリズム」(藤井) ・「緊縮財政」と「積極財政」(藤井) ・「現実主義」と「理想主義」(国際関係)(川端) ・「社会契約説」と「有機体国家論」(川端) ・「政教分離」と「祭政一致」(川端) 【第II部】実証と実践——学術的エビデンスに基づく公共政策の検討(7回) ・新幹線・高速道路等の大型インフラ投資は時代遅れなのか?(藤井) ・「多様性」はよい社会を作るのか?(川端) ・「東京一極集中」は望ましいのか?(藤井) ・感染症対策のために「ロックダウン」(都市封鎖)を行うべきか?(藤井) ・死刑は廃止すべきなのか?(川端) ・自殺はどうすれば減らすことができるのか?(川端) 【その他】初回ガイダンス及び総論(1回)、フィードバック(1回) ※具体的なトピックは授業計画のとおりだが、ディスカッションの進行や参加者の関心を踏まえて多少調整する場合がある。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末試験60%(論述式)
平常点40%(授業内ディスカッションへの参加度、レポート提出等) 詳細は授業中に説明する。 |
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各回のテーマにあわせて授業内で事前に指定する文献(論文など)を読んでおくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
この授業についての不明点は、以下のアドレスあてにメールで質問すること。
川端祐一郎(准教授) kawabata.yuichiro@trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :パンデミックウイルス
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(英 訳) | ILAS Seminar :Pandemic viruses | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 教育院棟演習室23 | ||||||
(キーワード) | 生命体 / 分子生物学 / ワクチン / パンデミック / 新型コロナウイルス | ||||||
(授業の概要・目的) | 新型コロナウイルスのパンデミック発生から4年を経た。新たな病原体が出現したために感染伝播様式が不明という当初の状態から、科学の急速な進歩によりmRNAワクチンや抗ウイルス薬が開発され、日常生活はほぼ回復した。ウイルス研究者である担当教員は、パンデミック研究をフォローする立場にある。 セミナーの前半では、古代からのパンデミックの歴史、特に担当教員が経験したパンデミックの実情について、そして、それらを克服するための展開研究は、多くのノーベル賞の対象になった 「生命とは何か」という問いかけから、生命体の分子論を起点に分子生物学やウイルス学を講義する。生体の免疫反応の作動理論も含む。セミナーの後半では、英語科学文献の収集・読解法の指導、今回のパンデミックや科学研究に関する討論会、ウイルス研究施設の見学などを経て、学生が読解した最新研究文献の発表会を開催する。 科学研究の動向や社会の問題点などを含め学生との議論を通じて、洞察を加える。 理系学生に限らず人文系学生の参加を歓迎する。「生命とは」などの課題に関して現代科学の進歩を理解するために、分子生物学の基礎を紹介する。 講義対象領域は、分子生物学、医学、薬学、動物学、数理科学であり、感染者への差別問題などの人文社会学も含まれる。 |
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(到達目標) | 分子生物学の理論などを知ることにより、先端科学を理解し、科学的判断能力を養う。複合災害であるパンデミックを教訓にした科学リテラシーを習得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 1. パンデミックの歴史(黒死病、天然痘、インフルエンザ、エイズ)と感染者差別 2. ウイルス学研究からの分子生物学の展開 3. 因果関係の理解:ウイルス感染と発症は異なる事象である 4. 京大はがんウイルスを発見:科学エビデンスの実証例としての考察 5. ワクチン開発の歴史とその進歩:免疫は複数の経路を作動させる 6. 抗ウイルス薬開発の歴史と分子生物学:肝炎やエイズは薬によりコントロール可能 7. 分子生物学の英語文献の紹介とそれらの収集・読解法の説明 8. 2020年のパンデミック状況とその対策に関する討論 9. 2021-2023年のパンデミック状況とその対策に関する討論 10. ウイルス研究施設(医生物学研究所)の見学と感染実験の説明 11. ウイルス研究施設(医生物学研究所)の見学と電子顕微鏡解析法の説明 12. 科学文献の発表会1 13. 科学文献の発表会2 14. 科学文献の発表会3 15. フィードバック |
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(履修要件) |
特になし。もちろん、これまでの生物学などの事前履修の必要はない。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席と参加の状況、コメントシートの提出)60%、発表会の評価点40% 発表会の課題は後半の授業期間に提示する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
特に定めない。必要な基礎資料はPandA等を通じて配付する
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(参考書等) |
『「生きている」とはどういうことか. 生命の境界領域に挑む科学者たち』
(白揚社、2023年)
ISBN:9784826902502
(生命研究の歴史をひもときながら、最先端の研究が進行中の数々の現場を探訪し、「生命とは何か?」という最大の難問に迫る)
他、必要に応じて紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 1−7回目までは授業資料に目を通しておいてください。8回目以降に担当教員から科学論文候補を提示し、学生が選択し、12−14回目の発表会に向けて基礎資料の収集・読解、そして、発表会当日はプレゼン資料の提示を求める。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 担当教員のメール(koyanagi.yoshio.5u@kyoto-u.ac.jp)にアポイントを送れば、面談可能です。 | ||||||
ILASセミナー :パンデミックウイルス
(科目名)
ILAS Seminar :Pandemic viruses
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 教育院棟演習室23 |
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(キーワード) 生命体 / 分子生物学 / ワクチン / パンデミック / 新型コロナウイルス | |||||||
(授業の概要・目的)
新型コロナウイルスのパンデミック発生から4年を経た。新たな病原体が出現したために感染伝播様式が不明という当初の状態から、科学の急速な進歩によりmRNAワクチンや抗ウイルス薬が開発され、日常生活はほぼ回復した。ウイルス研究者である担当教員は、パンデミック研究をフォローする立場にある。
セミナーの前半では、古代からのパンデミックの歴史、特に担当教員が経験したパンデミックの実情について、そして、それらを克服するための展開研究は、多くのノーベル賞の対象になった 「生命とは何か」という問いかけから、生命体の分子論を起点に分子生物学やウイルス学を講義する。生体の免疫反応の作動理論も含む。セミナーの後半では、英語科学文献の収集・読解法の指導、今回のパンデミックや科学研究に関する討論会、ウイルス研究施設の見学などを経て、学生が読解した最新研究文献の発表会を開催する。 科学研究の動向や社会の問題点などを含め学生との議論を通じて、洞察を加える。 理系学生に限らず人文系学生の参加を歓迎する。「生命とは」などの課題に関して現代科学の進歩を理解するために、分子生物学の基礎を紹介する。 講義対象領域は、分子生物学、医学、薬学、動物学、数理科学であり、感染者への差別問題などの人文社会学も含まれる。 |
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(到達目標)
分子生物学の理論などを知ることにより、先端科学を理解し、科学的判断能力を養う。複合災害であるパンデミックを教訓にした科学リテラシーを習得する。
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(授業計画と内容)
1. パンデミックの歴史(黒死病、天然痘、インフルエンザ、エイズ)と感染者差別 2. ウイルス学研究からの分子生物学の展開 3. 因果関係の理解:ウイルス感染と発症は異なる事象である 4. 京大はがんウイルスを発見:科学エビデンスの実証例としての考察 5. ワクチン開発の歴史とその進歩:免疫は複数の経路を作動させる 6. 抗ウイルス薬開発の歴史と分子生物学:肝炎やエイズは薬によりコントロール可能 7. 分子生物学の英語文献の紹介とそれらの収集・読解法の説明 8. 2020年のパンデミック状況とその対策に関する討論 9. 2021-2023年のパンデミック状況とその対策に関する討論 10. ウイルス研究施設(医生物学研究所)の見学と感染実験の説明 11. ウイルス研究施設(医生物学研究所)の見学と電子顕微鏡解析法の説明 12. 科学文献の発表会1 13. 科学文献の発表会2 14. 科学文献の発表会3 15. フィードバック |
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(履修要件)
特になし。もちろん、これまでの生物学などの事前履修の必要はない。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席と参加の状況、コメントシートの提出)60%、発表会の評価点40% 発表会の課題は後半の授業期間に提示する。
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(教科書)
使用しない
特に定めない。必要な基礎資料はPandA等を通じて配付する
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(参考書等)
『「生きている」とはどういうことか. 生命の境界領域に挑む科学者たち』
(白揚社、2023年)
ISBN:9784826902502
(生命研究の歴史をひもときながら、最先端の研究が進行中の数々の現場を探訪し、「生命とは何か?」という最大の難問に迫る)
他、必要に応じて紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
1−7回目までは授業資料に目を通しておいてください。8回目以降に担当教員から科学論文候補を提示し、学生が選択し、12−14回目の発表会に向けて基礎資料の収集・読解、そして、発表会当日はプレゼン資料の提示を求める。
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(その他(オフィスアワー等))
担当教員のメール(koyanagi.yoshio.5u@kyoto-u.ac.jp)にアポイントを送れば、面談可能です。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人新世の「人間の条件」を考える
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(英 訳) | ILAS Seminar :Thinking “the human condition” in the Anthropocene | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 共西21 | ||||||
(キーワード) | 人新世 / 生存可能性 / チャクラバルティ / 人間の条件 | ||||||
(授業の概要・目的) | 2023年の夏はとても暑かった。エアコンなしで過ごすことははたしてできただろうか。また、2020年のコロナウイルスパンデミックにおいては、ステイホームを強いられたのだが、そこでWi-Fiなしで過ごすことははたしてできただろうか。この状況において、人間の生活を条件づけるものとしての環境を、いかなるものと考えたらいいのか。人間の生活が営まれているところとしての環境については、「自然」環境というだけでなく、人工的に構築された状態にある「人工」環境と考えたほうがいいのではないか。だが他方で、人工的な改変が地球のありかたに影響を及ぼし、それが今度は人間の生活の条件そのものを不安定にするという議論がある。私たちはもはや、自然との安定的な関係のなかにあるのではなく、人間のコントロールを超えた、定まることのない惑星的な条件において存在することになっている、という議論である。そのような世界像を提唱した人文系学者の一人が、ディペッシュ・チャクラバルティである。2009年の「歴史の気候」の発表以降、彼はいくつもの論考を発表し、2021年には『惑星時代における歴史の気候』という著作を刊行する。そこで彼は、「人間と自然の境界区分は成り立たない」「人間は、他の諸々の生命体との関わりの中で、惑星において生息する」「気候変動において問われているのは、生存可能性(habitability)の問題である」といった主張を行うのだが、この主張は、2020年代以降の人文社会科学のあり方を定めたものとして、後々評価されることになるだろう。このセミナーでは、チャクラバルティの論文を読み解き、人新世における生存可能性をめぐって考えてみたい。 | ||||||
(到達目標) | 文献の読解を通じて精読し考えるための基本的な方法を学ぶとともに、現在において人間が生きている世界に関して、哲学的・人文学的な観点から新たな知 見を獲得することを目指す。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 ガイダンス 授業の概要、進め方について説明する。 第2回~第4回 人新世の人文学について、基本文献を読解し、概要を理解する。 第5回~第14回 チャクラバルティの論考の代表的なものをを読み進める。「気候と資本」(日本語訳あり)、「惑星」(日本語訳なし)などから可能なかぎり読む。 第15回ふりかえり |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況を踏まえた平常点(40点)と学期末レポート(60点)の内容を合わせて総合的に評価する。 |
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(教科書) |
使用する文献は、ウェブでダウンロード可能なものを中心とする。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 参加者は、授業中に配布した文献を読んでおくこと。授業でわからないことがでてきたらそれが何かを自分で整理し、それをもとにして次の授業で質問すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :人新世の「人間の条件」を考える
(科目名)
ILAS Seminar :Thinking “the human condition” in the Anthropocene
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共西21 |
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(キーワード) 人新世 / 生存可能性 / チャクラバルティ / 人間の条件 | |||||||
(授業の概要・目的)
2023年の夏はとても暑かった。エアコンなしで過ごすことははたしてできただろうか。また、2020年のコロナウイルスパンデミックにおいては、ステイホームを強いられたのだが、そこでWi-Fiなしで過ごすことははたしてできただろうか。この状況において、人間の生活を条件づけるものとしての環境を、いかなるものと考えたらいいのか。人間の生活が営まれているところとしての環境については、「自然」環境というだけでなく、人工的に構築された状態にある「人工」環境と考えたほうがいいのではないか。だが他方で、人工的な改変が地球のありかたに影響を及ぼし、それが今度は人間の生活の条件そのものを不安定にするという議論がある。私たちはもはや、自然との安定的な関係のなかにあるのではなく、人間のコントロールを超えた、定まることのない惑星的な条件において存在することになっている、という議論である。そのような世界像を提唱した人文系学者の一人が、ディペッシュ・チャクラバルティである。2009年の「歴史の気候」の発表以降、彼はいくつもの論考を発表し、2021年には『惑星時代における歴史の気候』という著作を刊行する。そこで彼は、「人間と自然の境界区分は成り立たない」「人間は、他の諸々の生命体との関わりの中で、惑星において生息する」「気候変動において問われているのは、生存可能性(habitability)の問題である」といった主張を行うのだが、この主張は、2020年代以降の人文社会科学のあり方を定めたものとして、後々評価されることになるだろう。このセミナーでは、チャクラバルティの論文を読み解き、人新世における生存可能性をめぐって考えてみたい。
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(到達目標)
文献の読解を通じて精読し考えるための基本的な方法を学ぶとともに、現在において人間が生きている世界に関して、哲学的・人文学的な観点から新たな知
見を獲得することを目指す。 |
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(授業計画と内容)
第1回 ガイダンス 授業の概要、進め方について説明する。 第2回~第4回 人新世の人文学について、基本文献を読解し、概要を理解する。 第5回~第14回 チャクラバルティの論考の代表的なものをを読み進める。「気候と資本」(日本語訳あり)、「惑星」(日本語訳なし)などから可能なかぎり読む。 第15回ふりかえり |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況を踏まえた平常点(40点)と学期末レポート(60点)の内容を合わせて総合的に評価する。
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(教科書)
使用する文献は、ウェブでダウンロード可能なものを中心とする。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
参加者は、授業中に配布した文献を読んでおくこと。授業でわからないことがでてきたらそれが何かを自分で整理し、それをもとにして次の授業で質問すること。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :セルロースの合成生物学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Synthetic Biology of Cellulose | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 共北3C、後半は、生存圏研究所本館M棟東1階M-118H | ||||||
(キーワード) | セルロース / 生物学 / 遺伝子組換え | ||||||
(授業の概要・目的) | セルロースは持続可能な材料として注目を浴びている生物素材である。本科目では、その合成を担う実体である「セルロース合成酵素」を講義と実習形式で取り扱う。 講義では生物によるセルロース生合成研究の歴史を概説し、実習ではセルロースの合成生物学実験を体験してもらう。セルロース生合成研究の歴史は、セレンディピティや、セルロース特有のブレークスルーなどストーリー性にあふれており、生化学研究を学ぶモデルケースとしてよい例である。またセルロースの合成生物学実験では、現代生物学になくてはならない技術である遺伝子導入技術の基本を学習する。以上から、セルロースを題材に古今の生物学研究を学ぶ。 |
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(到達目標) | ・セルロースおよび生化学の基礎知識を修得する ・遺伝子組換え実験の基本を学修する |
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(授業計画と内容) | 前半7回を週一の講義とし、後半7回を実習として3日間で集中的に進める。 講義(吉田キャンパス) (1〜2回)講義「セルロースの概説」 (3〜5回)講義「セルロース生合成研究の歴史(1)遺伝子の同定まで」 (6〜7回)講義「セルロース生合成研究の歴史(2)遺伝子の同定から」 実習(宇治キャンパス・8月のフィードバック週以降) 1日目(8〜9回)大腸菌の形質転換 2日目(10〜12回)大腸菌の培養とタンパク質発現 3日目(13〜14回)セルロースの分析 (15回)実習まとめ |
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(履修要件) |
高等学校の化学基礎あるいは生物基礎以上を履修していることが望ましいが必須ではない。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポート50点および平常点評価50点の100点満点で評価する | ||||||
(教科書) |
授業時にプリント資料を配布する。
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(参考書等) |
授業時にプリント資料を配布する。
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(関連URL) | https://www.glycoforum.gr.jp/article/24A4J.html 担当教員によるセルロース生合成の日本語解説記事 | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で配布する資料の復習 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 科学実験を行うため、人数を合計8名に制限する予定です。 また下記の点にも注意すること ・学生教育研究災害傷害保険等、傷害保険へ加入すること。 ・集中形式で実習を8月以降に行うため、成績報告が遅れる可能性があります。 |
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ILASセミナー :セルロースの合成生物学
(科目名)
ILAS Seminar :Synthetic Biology of Cellulose
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共北3C、後半は、生存圏研究所本館M棟東1階M-118H |
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(キーワード) セルロース / 生物学 / 遺伝子組換え | |||||||
(授業の概要・目的)
セルロースは持続可能な材料として注目を浴びている生物素材である。本科目では、その合成を担う実体である「セルロース合成酵素」を講義と実習形式で取り扱う。
講義では生物によるセルロース生合成研究の歴史を概説し、実習ではセルロースの合成生物学実験を体験してもらう。セルロース生合成研究の歴史は、セレンディピティや、セルロース特有のブレークスルーなどストーリー性にあふれており、生化学研究を学ぶモデルケースとしてよい例である。またセルロースの合成生物学実験では、現代生物学になくてはならない技術である遺伝子導入技術の基本を学習する。以上から、セルロースを題材に古今の生物学研究を学ぶ。 |
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(到達目標)
・セルロースおよび生化学の基礎知識を修得する
・遺伝子組換え実験の基本を学修する |
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(授業計画と内容)
前半7回を週一の講義とし、後半7回を実習として3日間で集中的に進める。 講義(吉田キャンパス) (1〜2回)講義「セルロースの概説」 (3〜5回)講義「セルロース生合成研究の歴史(1)遺伝子の同定まで」 (6〜7回)講義「セルロース生合成研究の歴史(2)遺伝子の同定から」 実習(宇治キャンパス・8月のフィードバック週以降) 1日目(8〜9回)大腸菌の形質転換 2日目(10〜12回)大腸菌の培養とタンパク質発現 3日目(13〜14回)セルロースの分析 (15回)実習まとめ |
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(履修要件)
高等学校の化学基礎あるいは生物基礎以上を履修していることが望ましいが必須ではない。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポート50点および平常点評価50点の100点満点で評価する
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(教科書)
授業時にプリント資料を配布する。
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(参考書等)
授業時にプリント資料を配布する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で配布する資料の復習
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(その他(オフィスアワー等))
科学実験を行うため、人数を合計8名に制限する予定です。
また下記の点にも注意すること ・学生教育研究災害傷害保険等、傷害保険へ加入すること。 ・集中形式で実習を8月以降に行うため、成績報告が遅れる可能性があります。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :融合研究のすすめ−マテリアル革新とエネルギー問題
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Integrated Research - Materials Innovation and Energy Issues | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 共西22 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 有機化学 / 高分子化学 / 太陽電池 / 摩擦制御 / 実習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、エネルギー問題の解決に向けて両輪で取り組むべき創エネと省エネについて学ぶ。具体的には、最先端マテリアル研究に基づく、再生可能エネルギーへの転換(創エネ)とエネルギーロスの削減(省エネ)の取り組みを紹介する。特に、基礎研究に根ざしたマテリアルの革新が異分野融合によりブレークスルーを生み出している事例として、ポリマーブラシ技術による超低摩擦デバイスの開発、革新材料プロセスによるペロブスカイト太陽電池デバイスの開発に焦点をあて、それらの原理・設計指針、基礎となる学術から最先端の研究について講義する。さらに、宇治キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、基礎研究の重要性と融合研究の醍醐味を体験する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | ・高分子材料や有機無機ハイブリッド材料の基礎知識を習得するとともに、次世代デバイス応用のための材料設計指針を理解する。 ・実習を行うことで各種材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
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(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する。各項目には、履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:辻井】: 全体概要の他、講義ならびに実習の進め方に関する説明を行う。 (2)有機化学とデバイス工学の融合【3 回:若宮】: 「ものづくりの面白さ」という観点から、有機化学の基礎と高機能材料開発のための設計指針について解説するとともに、デバイス工学との融合による創エネデバイスへの展開に関する最先端研究を紹介する。 (3)高分子化学と機械工学の融合【2 回:辻井】: 「ものづくりの面白さ」という観点から、高分子化学の基礎と高機能材料開発のための設計指針について解説するとともに、機械工学との融合による省エネデバイスへの展開に関する最先端研究を紹介する。 (4)基礎研究から社会実装までのイノベーションプロセス【1回:特別講義】:大学発の基礎研究成果が産学連携の取り組みにより製品化され、社会実装に至るまでのプロセスを知識の創造や発展、変化の観点から解説する。 (5)実習(デバイス作製・基礎実験)【2 回:辻井、若宮 ※2名の教員に加え、各グループにつき1名教員が実習を補助】:(土曜日集中講義 3 コマ × 2回,宇治キャンパスで実施) (実習1):超低摩擦しゅう動システムを作ってみよう (実習2):ペロブスカイト太陽電池を作ってみよう (6)総括【1 回:辻井】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめて、レポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義ならびに実習の平常点(60%)と課題レポート(40%)により総合的に評価する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 宇治キャンパスでの実習(2 回,集中講義,土曜日開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。 「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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ILASセミナー :融合研究のすすめ−マテリアル革新とエネルギー問題
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Integrated Research - Materials Innovation and Energy Issues
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 共西22 |
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(キーワード) 有機化学 / 高分子化学 / 太陽電池 / 摩擦制御 / 実習 | ||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、エネルギー問題の解決に向けて両輪で取り組むべき創エネと省エネについて学ぶ。具体的には、最先端マテリアル研究に基づく、再生可能エネルギーへの転換(創エネ)とエネルギーロスの削減(省エネ)の取り組みを紹介する。特に、基礎研究に根ざしたマテリアルの革新が異分野融合によりブレークスルーを生み出している事例として、ポリマーブラシ技術による超低摩擦デバイスの開発、革新材料プロセスによるペロブスカイト太陽電池デバイスの開発に焦点をあて、それらの原理・設計指針、基礎となる学術から最先端の研究について講義する。さらに、宇治キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、基礎研究の重要性と融合研究の醍醐味を体験する。
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(到達目標)
・高分子材料や有機無機ハイブリッド材料の基礎知識を習得するとともに、次世代デバイス応用のための材料設計指針を理解する。
・実習を行うことで各種材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
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(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する。各項目には、履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:辻井】: 全体概要の他、講義ならびに実習の進め方に関する説明を行う。 (2)有機化学とデバイス工学の融合【3 回:若宮】: 「ものづくりの面白さ」という観点から、有機化学の基礎と高機能材料開発のための設計指針について解説するとともに、デバイス工学との融合による創エネデバイスへの展開に関する最先端研究を紹介する。 (3)高分子化学と機械工学の融合【2 回:辻井】: 「ものづくりの面白さ」という観点から、高分子化学の基礎と高機能材料開発のための設計指針について解説するとともに、機械工学との融合による省エネデバイスへの展開に関する最先端研究を紹介する。 (4)基礎研究から社会実装までのイノベーションプロセス【1回:特別講義】:大学発の基礎研究成果が産学連携の取り組みにより製品化され、社会実装に至るまでのプロセスを知識の創造や発展、変化の観点から解説する。 (5)実習(デバイス作製・基礎実験)【2 回:辻井、若宮 ※2名の教員に加え、各グループにつき1名教員が実習を補助】:(土曜日集中講義 3 コマ × 2回,宇治キャンパスで実施) (実習1):超低摩擦しゅう動システムを作ってみよう (実習2):ペロブスカイト太陽電池を作ってみよう (6)総括【1 回:辻井】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめて、レポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義ならびに実習の平常点(60%)と課題レポート(40%)により総合的に評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。
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(その他(オフィスアワー等))
宇治キャンパスでの実習(2 回,集中講義,土曜日開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。
「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :光であそぼ。手作り宇宙観測
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(英 訳) | ILAS Seminar :Handcrafted Space Observations | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 9(6)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 初回のみ、北部キャンパス・理学部5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロ キウム室)。2回目以降は別途アナウンスする。 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 可視光分光 / 放射線測定 / 電波天文学 / 宇宙観測 / 肌身で感じる物理学 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 自然科学の醍醐味は、実際に手作りした観測装置を使って、自分の肌感覚で自然現象に触れることです。この ILAS セミナーでは、3人の宇宙物理学者・天文学者が指導する形で、自分で3種類の「光」を検出する装置を自作して、宇宙の観測を行います。1つ目は、可視光の分光について簡単な手作り分光器を作って光の輝線や連続成分の違いを量子力学にからめて遊びます。2つ目は電波アンテナを使って銀河面からの電波測定を行います。3つ目は、エネルギーの高い光(ガンマ線)を、小型の放射線モニタで測定します。これらの体験をもとに、参加者側で工夫した発展課題を使って楽しみます。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | 光の性質を理解するとともに、自然現象を測定する仕組みを理解することを目的とします。また、座学だけの勉強ではなく、実際に手を動かして測定をするという物理の体験をしてほしいと思います。 | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 「可視光であそぼ。」では、回折格子を使った手作り分光計を使って、水素などのガスの分光をすることで、量子力学を体感してもらいます。「電波であそぼ。」では、電波アンテナを自作して地球の外、私達の銀河からやってくるガスからの電波の光を分光観測してもらいます。「ガンマ線であそぼ。」では、放射線の測定器の仕組みを理解して、身の回りの放射線測定をしてもらいます。「発展課題」では、これらの中から興味を持った話題を選んで、より深く自分たちになりに調べてもらいます。たとえば、銀河の回転を調べるとか、雷や雷雲からの放射線を測定する装置を自作してもらうなどです。いずれかの回で、京都大学のせいめい望遠鏡(岡山県)の見学を行うことも考えています。教員からの一方的な授業というより、学生さん自ら考えるのをサポートしながらやる、授業とサークル活動の間の雰囲気を出せたらと思っています。 ・初回ガイダンスは、4月16日火曜日5限、ただし移動時間を考慮して 17:00 開始。北部キャンパス・理学部5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロキウム室)にて行う。 ・2〜7回目までは毎週火曜5限に実施する。5月下旬まで。場所は、宇宙線研究室等(場所は初回でアナウンス・調整)で、可視光・放射線(X線とガンマ線)・電波のそれぞれについて、座学と測定を行って体験する。6〜8月は授業はない。 ・8回目以降の分は夏季集中として、9月24日(火曜)〜30日(月曜)の期間で、いずれか3日程度の実習(8回分)とする。銀河面(天の川)からの中性水素の輝線を、自ら作成した電波の観測装置を製作して、測定し、解析することを狙う。銀河面が日本時間の夕方から夜の早い時間に天頂方向に上がってくる必要があるため、夏季期間の最後に行う必要がある。おもに午後から夜(最大でも8時までを想定)までに実習する。 参加者は、初回から7回目までは火曜5限の座学・実習に参加し、その後夏休みの最後に3日間に実習に参加できる必要がある。夏休み最後の3日間の日付は、参加者と教員で調整して決定する。 |
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(履修要件) |
参加者で手作りの観測装置を作っていくため、物理や宇宙、ものづくりに興味のある学生さんを歓迎します。高校までの物理と数学の基礎的な知識がよくわかっていることが望ましいです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポート(50%)と平常点評価(50%) | ||||||||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) | |||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参加学生の興味によっては、授業時間外で活動する場合があるかもしれません。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 実習では PC があることが望ましいです。持っていない場合は、こちらで用意します。 | ||||||||||||||||||
ILASセミナー :光であそぼ。手作り宇宙観測
(科目名)
ILAS Seminar :Handcrafted Space Observations
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 9(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 初回のみ、北部キャンパス・理学部5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロ キウム室)。2回目以降は別途アナウンスする。 |
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(キーワード) 可視光分光 / 放射線測定 / 電波天文学 / 宇宙観測 / 肌身で感じる物理学 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
自然科学の醍醐味は、実際に手作りした観測装置を使って、自分の肌感覚で自然現象に触れることです。この ILAS セミナーでは、3人の宇宙物理学者・天文学者が指導する形で、自分で3種類の「光」を検出する装置を自作して、宇宙の観測を行います。1つ目は、可視光の分光について簡単な手作り分光器を作って光の輝線や連続成分の違いを量子力学にからめて遊びます。2つ目は電波アンテナを使って銀河面からの電波測定を行います。3つ目は、エネルギーの高い光(ガンマ線)を、小型の放射線モニタで測定します。これらの体験をもとに、参加者側で工夫した発展課題を使って楽しみます。
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(到達目標)
光の性質を理解するとともに、自然現象を測定する仕組みを理解することを目的とします。また、座学だけの勉強ではなく、実際に手を動かして測定をするという物理の体験をしてほしいと思います。
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(授業計画と内容)
「可視光であそぼ。」では、回折格子を使った手作り分光計を使って、水素などのガスの分光をすることで、量子力学を体感してもらいます。「電波であそぼ。」では、電波アンテナを自作して地球の外、私達の銀河からやってくるガスからの電波の光を分光観測してもらいます。「ガンマ線であそぼ。」では、放射線の測定器の仕組みを理解して、身の回りの放射線測定をしてもらいます。「発展課題」では、これらの中から興味を持った話題を選んで、より深く自分たちになりに調べてもらいます。たとえば、銀河の回転を調べるとか、雷や雷雲からの放射線を測定する装置を自作してもらうなどです。いずれかの回で、京都大学のせいめい望遠鏡(岡山県)の見学を行うことも考えています。教員からの一方的な授業というより、学生さん自ら考えるのをサポートしながらやる、授業とサークル活動の間の雰囲気を出せたらと思っています。 ・初回ガイダンスは、4月16日火曜日5限、ただし移動時間を考慮して 17:00 開始。北部キャンパス・理学部5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロキウム室)にて行う。 ・2〜7回目までは毎週火曜5限に実施する。5月下旬まで。場所は、宇宙線研究室等(場所は初回でアナウンス・調整)で、可視光・放射線(X線とガンマ線)・電波のそれぞれについて、座学と測定を行って体験する。6〜8月は授業はない。 ・8回目以降の分は夏季集中として、9月24日(火曜)〜30日(月曜)の期間で、いずれか3日程度の実習(8回分)とする。銀河面(天の川)からの中性水素の輝線を、自ら作成した電波の観測装置を製作して、測定し、解析することを狙う。銀河面が日本時間の夕方から夜の早い時間に天頂方向に上がってくる必要があるため、夏季期間の最後に行う必要がある。おもに午後から夜(最大でも8時までを想定)までに実習する。 参加者は、初回から7回目までは火曜5限の座学・実習に参加し、その後夏休みの最後に3日間に実習に参加できる必要がある。夏休み最後の3日間の日付は、参加者と教員で調整して決定する。 |
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(履修要件)
参加者で手作りの観測装置を作っていくため、物理や宇宙、ものづくりに興味のある学生さんを歓迎します。高校までの物理と数学の基礎的な知識がよくわかっていることが望ましいです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポート(50%)と平常点評価(50%)
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
参加学生の興味によっては、授業時間外で活動する場合があるかもしれません。
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(その他(オフィスアワー等))
実習では PC があることが望ましいです。持っていない場合は、こちらで用意します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人工知能(AI)で発光材料を設計して創ってみよう
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(英 訳) | ILAS Seminar :Let us design and create luminescent materials using artificial intelligence (AI) | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
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(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||||||||
(キーワード) | 人工知能 / 有機合成 / 分子設計 / インフォマティクス / 発光材料 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 近年人工知能(AI)を用いた技術は急速に進展し,人類に危害を及ぼす危険性(AIリスク)が論じられるまでになった.産業界では,このようなAI関連技術を材料開発に活用しようというマテリアルズ・インフォマティクスの活用が進んでいる.この講義では,マテリアルズ・インフォマティクスに関する基礎的内容の講義とコンピュータを用いた実習を行う.更に,桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・装置を用いた有機化学合成の実習を行い,AIを活用して設計した分子を,自分自身で合成することに挑戦し,材料を創成する楽しさ・難しさを体験することを目的とする. | ||||||||||||
(到達目標) | ・マテリアルズ・インフォマティクスの基礎を理解し,実習によりインフォマティクス技術の基礎を習得する. ・有機化学実験を行うことで,有機合成の基本的な技術を習得する. |
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(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する.各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した回数を充てる.講義・実習の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する. (1) ガイダンス【1回:古賀】 授業内容の概説および実習の進め方に関する説明を行う. (2) インフォマティクス実習【3回:古賀】 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎的内容を説明し,コンピュータを用いた実習を行う. (3) 実習(有機合成実験)【3回:田中】 有機合成実験の基本的な練習を行う. (4) インフォマティクス実習【3回:古賀】 インフォマティクスを用いた分子設計の実習を行う. (5) 実習(有機合成実験)【3回:田中】 設計した分子の合成を行う. (6) 考察【1回:古賀】 得られた結果についての考察を行う. (7) フィードバック【1回:古賀・田中】 |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義ならびに実習における平常点(出席と参加の状況,70点)と実習・討論への積極的な参加(30点)により評価する. | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義に必要な予習,復習については,初回ガイダンスおよび各講義において指示する.初回ガイダンスまでに予習は必要としない. | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 桂キャンパスもしくは吉田キャンパスでのインフォマティクス実習・有機合成実習(4 回(1回あたり3コマ分),集中講義形式,土曜日午後を想定,履修者と相談)を予定している.なお,実習(有機合成実験)には白衣と保護眼鏡,加えて学生教育研究災害傷害保険等への加入が必要となる.詳細については,初回ガイダンス時に説明する. | ||||||||||||
ILASセミナー :人工知能(AI)で発光材料を設計して創ってみよう
(科目名)
ILAS Seminar :Let us design and create luminescent materials using artificial intelligence (AI)
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5 (教室) 教育院棟演習室24 |
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(キーワード) 人工知能 / 有機合成 / 分子設計 / インフォマティクス / 発光材料 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
近年人工知能(AI)を用いた技術は急速に進展し,人類に危害を及ぼす危険性(AIリスク)が論じられるまでになった.産業界では,このようなAI関連技術を材料開発に活用しようというマテリアルズ・インフォマティクスの活用が進んでいる.この講義では,マテリアルズ・インフォマティクスに関する基礎的内容の講義とコンピュータを用いた実習を行う.更に,桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・装置を用いた有機化学合成の実習を行い,AIを活用して設計した分子を,自分自身で合成することに挑戦し,材料を創成する楽しさ・難しさを体験することを目的とする.
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(到達目標)
・マテリアルズ・インフォマティクスの基礎を理解し,実習によりインフォマティクス技術の基礎を習得する.
・有機化学実験を行うことで,有機合成の基本的な技術を習得する. |
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(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する.各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した回数を充てる.講義・実習の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する. (1) ガイダンス【1回:古賀】 授業内容の概説および実習の進め方に関する説明を行う. (2) インフォマティクス実習【3回:古賀】 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎的内容を説明し,コンピュータを用いた実習を行う. (3) 実習(有機合成実験)【3回:田中】 有機合成実験の基本的な練習を行う. (4) インフォマティクス実習【3回:古賀】 インフォマティクスを用いた分子設計の実習を行う. (5) 実習(有機合成実験)【3回:田中】 設計した分子の合成を行う. (6) 考察【1回:古賀】 得られた結果についての考察を行う. (7) フィードバック【1回:古賀・田中】 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義ならびに実習における平常点(出席と参加の状況,70点)と実習・討論への積極的な参加(30点)により評価する.
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義に必要な予習,復習については,初回ガイダンスおよび各講義において指示する.初回ガイダンスまでに予習は必要としない.
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(その他(オフィスアワー等))
桂キャンパスもしくは吉田キャンパスでのインフォマティクス実習・有機合成実習(4 回(1回あたり3コマ分),集中講義形式,土曜日午後を想定,履修者と相談)を予定している.なお,実習(有機合成実験)には白衣と保護眼鏡,加えて学生教育研究災害傷害保険等への加入が必要となる.詳細については,初回ガイダンス時に説明する.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :哲学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Philosophy I | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水2 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室21 | ||||||
(キーワード) | 哲学 / 倫理 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 動物の権利についての書かれたテクストを読み、人間と動物の関係について考えてみる。身近なテーマを手掛かりに、自分たちが普段考えていることを明確化したり、批判的に検討したりできるようにする。 担当者を決めて発表してもらう。 ただし、参加者との話し合いによってテーマを変えていくことはある。 テクストは Animal Rights: A Very Short Introduction (Very Short Introductions) by David DeGrazia を読む。 |
||||||
(到達目標) | 身近なテーマを用いることにより、普段、当然のように考えている概念がいかなるものであるのかを考察することで、常に深く考える思考力を身につける。また英語で哲学書を読むことになれる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的にテクストの内容を発表・紹介し、理解を深める形式をとる。それによって動物の道徳的地位に関する問題について考えていくようになってもらう。 読解自体は第二章から進める。第一章の内容は、こちらで授業中に解説する。 1. ガイダンス 2. 第一章の内容の解説 3-14. テクストの各章の内容の発表 15.フィードバック 途中で調べ物や、議論などを含めることがあるため、どこまで進むかは状況による。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点 基本的に予習をしっかりしているかどうか、テクストを読んできているかどうかが成績の中心部分となる。あとは、授業中の発言などを加味する。 |
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(教科書) |
『Animal Rights: A Very Short Introduction』
(Oxford, 2002)
ISBN:9780192853608
電子書籍版を利用しても良い
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||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 積極的な発言を求めます。 | ||||||
ILASセミナー :哲学
(科目名)
ILAS Seminar :Philosophy I
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水2 (教室) 教育院棟演習室21 |
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(キーワード) 哲学 / 倫理 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
動物の権利についての書かれたテクストを読み、人間と動物の関係について考えてみる。身近なテーマを手掛かりに、自分たちが普段考えていることを明確化したり、批判的に検討したりできるようにする。
担当者を決めて発表してもらう。 ただし、参加者との話し合いによってテーマを変えていくことはある。 テクストは Animal Rights: A Very Short Introduction (Very Short Introductions) by David DeGrazia を読む。 |
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(到達目標)
身近なテーマを用いることにより、普段、当然のように考えている概念がいかなるものであるのかを考察することで、常に深く考える思考力を身につける。また英語で哲学書を読むことになれる。
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(授業計画と内容)
基本的にテクストの内容を発表・紹介し、理解を深める形式をとる。それによって動物の道徳的地位に関する問題について考えていくようになってもらう。 読解自体は第二章から進める。第一章の内容は、こちらで授業中に解説する。 1. ガイダンス 2. 第一章の内容の解説 3-14. テクストの各章の内容の発表 15.フィードバック 途中で調べ物や、議論などを含めることがあるため、どこまで進むかは状況による。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点
基本的に予習をしっかりしているかどうか、テクストを読んできているかどうかが成績の中心部分となる。あとは、授業中の発言などを加味する。 |
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(教科書)
『Animal Rights: A Very Short Introduction』
(Oxford, 2002)
ISBN:9780192853608
電子書籍版を利用しても良い
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。
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(その他(オフィスアワー等))
積極的な発言を求めます。
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