授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :西洋思想史
|
(英 訳) | ILAS Seminar :The History of Western Thought | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共北3B | ||||||
(キーワード) | 西洋哲学 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 西洋哲学における古典中の古典を取り上げ、その講読を通して西洋思想史上の基礎的な問題の所在を確認し、同時に又それらの諸問題に関して参加者全員で討議すること。これが本セミナーの狙いである。 本セミナーを通して受講生諸君は、正確な語学の知識、テキストを精緻に読解する能力と論理的思考力、相手の言うことを理解した上で自分の考えるところを相手にも理解して貰えるように表現する能力等を涵養しうるであろう。 |
||||||
(到達目標) | 正確な語学の知識、テキストを精緻に読解する能力と論理的思考力、相手の言うことを理解した上で自分の考えるところを相手にも理解して貰えるように表現する能力等を涵養する。 | ||||||
(授業計画と内容) | カントの『純粋理性批判』を取り上げ、主としてその「序論」を講読する(どこからどこまでを読むかについては、初回の授業で指示をする)。 テキストは、基本的には英訳(こちらでプリントを用意する)を用いるが、原典(ドイツ語)も適宜参照することにしたい。 1. ガイダンス 2.~14. 『純粋理性批判』の訳読・解説・討論 15. フィードバック(詳細については後日説明) |
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(履修要件) |
特になし
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||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(訳読とセミナーでの発言)と定期試験による。詳しくは授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
プリントを用意する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 所定の文献を予習して精読し、復習してよく理解する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 総合人間学部の学生は、別途選抜を行いますので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席してください。 | ||||||
ILASセミナー :西洋思想史
(科目名)
ILAS Seminar :The History of Western Thought
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共北3B |
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(キーワード) 西洋哲学 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
西洋哲学における古典中の古典を取り上げ、その講読を通して西洋思想史上の基礎的な問題の所在を確認し、同時に又それらの諸問題に関して参加者全員で討議すること。これが本セミナーの狙いである。
本セミナーを通して受講生諸君は、正確な語学の知識、テキストを精緻に読解する能力と論理的思考力、相手の言うことを理解した上で自分の考えるところを相手にも理解して貰えるように表現する能力等を涵養しうるであろう。 |
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(到達目標)
正確な語学の知識、テキストを精緻に読解する能力と論理的思考力、相手の言うことを理解した上で自分の考えるところを相手にも理解して貰えるように表現する能力等を涵養する。
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(授業計画と内容)
カントの『純粋理性批判』を取り上げ、主としてその「序論」を講読する(どこからどこまでを読むかについては、初回の授業で指示をする)。 テキストは、基本的には英訳(こちらでプリントを用意する)を用いるが、原典(ドイツ語)も適宜参照することにしたい。 1. ガイダンス 2.~14. 『純粋理性批判』の訳読・解説・討論 15. フィードバック(詳細については後日説明) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(訳読とセミナーでの発言)と定期試験による。詳しくは授業中に説明する。
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(教科書)
プリントを用意する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
所定の文献を予習して精読し、復習してよく理解する。
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(その他(オフィスアワー等))
総合人間学部の学生は、別途選抜を行いますので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席してください。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :西洋古典学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Classical Studies | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 文学部校舎5階河島研究室(L505) | ||||||
(キーワード) | 西洋古典 / 神話 / 文学 | ||||||
(授業の概要・目的) | オウィディウス『変身物語』を精読します。『変身物語』は1世紀初頭、古代ローマの時代に書かれた文学作品です。この作品を通じて、「文学」の研究方法の基礎を学ぶとともに、古代ローマの文化や社会についても考えます。また、現在私たちが「ギリシア神話」と呼ぶ多くの物語は『変身物語』が伝えるものですので、神話についての知識を得ることも目的としています。 各回の授業では、それぞれ担当箇所を決めて発表し、その後議論を行います。 小レポートを提出していただきます。そのために、レポートの書き方や発表の仕方なども修得することを目指します。 |
||||||
(到達目標) | ・古代ローマの文学、文化、歴史、社会にかんする基礎的な知識を身につける。 ・文学作品を読み解く技法を修得する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 はじめに(授業の進め方を説明し、発表の担当者を決める) 第2回〜第13回 オウィディウス『変身物語』を精読する。担当者の発表。適宜レポート作成に向けての準備をおこなう。 第14回 まとめ(これまでの授業内容の総括) 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点のみで評価する。平常点の内訳は、授業での発表(30%)、普段の授業への積極的参加(30%)、初レポート(40%) | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で取り上げる作品を自分で読み、発表の準備をすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 初回の授業時に情報を提供する。 | ||||||
ILASセミナー :西洋古典学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Classical Studies
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 文学部校舎5階河島研究室(L505) |
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(キーワード) 西洋古典 / 神話 / 文学 | |||||||
(授業の概要・目的)
オウィディウス『変身物語』を精読します。『変身物語』は1世紀初頭、古代ローマの時代に書かれた文学作品です。この作品を通じて、「文学」の研究方法の基礎を学ぶとともに、古代ローマの文化や社会についても考えます。また、現在私たちが「ギリシア神話」と呼ぶ多くの物語は『変身物語』が伝えるものですので、神話についての知識を得ることも目的としています。
各回の授業では、それぞれ担当箇所を決めて発表し、その後議論を行います。 小レポートを提出していただきます。そのために、レポートの書き方や発表の仕方なども修得することを目指します。 |
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(到達目標)
・古代ローマの文学、文化、歴史、社会にかんする基礎的な知識を身につける。
・文学作品を読み解く技法を修得する。 |
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(授業計画と内容)
第1回 はじめに(授業の進め方を説明し、発表の担当者を決める) 第2回〜第13回 オウィディウス『変身物語』を精読する。担当者の発表。適宜レポート作成に向けての準備をおこなう。 第14回 まとめ(これまでの授業内容の総括) 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点のみで評価する。平常点の内訳は、授業での発表(30%)、普段の授業への積極的参加(30%)、初レポート(40%)
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で取り上げる作品を自分で読み、発表の準備をすること。
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(その他(オフィスアワー等))
初回の授業時に情報を提供する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :光合成微生物の分子細胞生物学とバイオテクノロジー
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(英 訳) | ILAS Seminar :Molecular Cell Biology and Biotechnology of Photosynthetic Microorganisms | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 京都大学北部キャンパス農学生命科学研究棟707号室 | ||||||
(キーワード) | 分子細胞生物学 / 遺伝子工学 / 光合成 / バイオ燃料 / ゲノム編集 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本ILASセミナーの最大の目的は、以下に示した具体的な分子生物学実験を通して、これまでの「受動的な受験勉強」から「自ら問いかける学問の世界」、そして「答えを誰も知らない研究の世界」への第一歩を踏み出すことです。「知る」「実験する」「考える」を体験し、これまで触れたことのなかった新しい世界を「見る目」を養ってください。 光合成は、太陽光のエネルギーを利用して環境中のCO2を固定し、多様な有機物を生産します。人類の生活や営みは、光合成生物よって支えられていると言えます。 光合成のモデル生物として、クラミドモナスと呼ばれる微細藻が知られています。単細胞で緑藻の仲間であるクラミドモナスは、葉緑体にDNAが存在することが最初に発見された生物です。また、人間の精子や繊毛にそっくりな構造を持つ鞭毛を動かして遊泳することから、その変異株を用いてヒトで心臓などの内蔵が左右反転する現象の原因が発見された、とても面白い生物でもあります。 本ILASセミナーでは、クラミドモナスやボルボックスを研究材料に使い、光合成生物の分子レベルでの生存戦略を学びます。具体的には、栄養欠乏時において成長相から生殖相へと転換する様子や、タンパク質の働く場所が変化する様子を顕微鏡で観察し、それらが光合成生物の生存戦略に大きく寄与していることを、実験を通して理解します。 さらに、分子生物学や遺伝子工学を進めるのに必須な、原著論文や遺伝子情報を入手するためのデータベースの利用法や遺伝子の解析手法についても学びます。 |
||||||
(到達目標) | 本ILASセミナーを受講することで、以下のような知識と能力を修得することが期待できます。 1.細胞小器官の構造を様々な顕微鏡を用いて観察し、その構造の特徴や機能を説明できる。 2.光合成の活性を測定するとともに、光合成の原理について説明できる。 3.栄養欠乏によって引き起こされる様々な表現型を観察する実験を行い、その結果について考察できる。 4.表現型に寄与する遺伝子型をPCR等によって判定する実験を行い、その結果について考察できる。 5.生物の遺伝子型と表現型についての理解を深め、議論できる。 6.細胞内のタンパク質の局在を調べる実験を行い、蛍光蛋白質の利用法と意義について説明・議論できる。 7.遺伝子工学に用いられる様々な形質転換法(CRISPR/Cas9を含む)を体験し、その意義や問題点について説明・議論できる。 8.遺伝子情報や関連する文献情報を検索し、その内容について議論できる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 次の各項目について講義と実習(実験)をセットにして学習を進め、実験結果や知見について科学的議論をおこなう。各項目について、1〜2週の授業と実習を行うが、必ずしもこの順で進むわけではない。 1. 様々な顕微鏡(実体顕微鏡、明視野顕微鏡、蛍光顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡)を使い、微細藻の内部構造やタンパク質の働く場所を観察し、その多様性を理解する。 2. 光合成の原理やその測定方法を理解し、異なるCO2濃度条件における光合成特性の変化を理解する。 3. 緑藻クラミドモナスを培養し、無菌状態の培養法を理解・習得する。 4. 培養環境条件(光・CO2濃度・栄養源の有無等)の違いにより、光合成活性や細胞内に蓄積する光合成産物(デンプン、油脂)の量が変動する様子を観察し、その理由を考える。 5. 光合成におけるCO2固定や濃縮に関わる酵素や遺伝子の役割を理解する。 6. 遺伝子診断法(PCR法)により緑藻における雌雄の遺伝子型を判定するとともに、雌雄が交配する様子で表現型を判定し、遺伝子型と表現型の関連から、性ならびに生殖を理解する。 7. CRISPR/Cas9を含む遺伝子操作により細胞の性質を変化させ、遺伝子工学やバイオテクノロジーへの応用について理解を深める。 8.外来遺伝子導入により、蛍光タンパク質を発現する株を自ら作出し、光合成とタンパク質の移動現象について観察・考察する。 9. 各種データベースをインターネットで利用し、遺伝子情報や文献情報を調べて,最新のバイオテクノロジーについて理解を深める。 10. 実験と学習のフィードバック フィードバックを含めて全15回の授業を行います。 |
||||||
(履修要件) |
高校で必ずしも生物を履修している必要はありませんが、生命科学研究で日々行われている実験や議論に興味がある方の受講を勧めます。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席を前提とし、毎回の講義で課題を記載したプリントを配布します。この課題に対する解答を記入したレポートを提出してもらいます。提出されたレポートを成績評価の判断材料としますので、単位取得にはレポートの提出が必須です。 評価の基準は、次の2点です。 (1)講義や実習で得た新しい知識について、どの程度まで深く理解しようと自分で調べたか。 (2)課題に対して自分はどのように考えたのか、が記載されているか。 成績評価については、初回授業で改めて説明します。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(関連URL) |
http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/labs/molecule/
担当教員の研究室
https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile_private/ja.03a92fbe7a88fba3.html 担当教員の京都大学教育研究活動データベース |
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | (予習)配付された資料について、「知らない言葉」があれば調べておく。不明な点はメモしておき、授業中もしくは授業後に教員に質問して解決すること。 (復習)学んだ事や実験の内容を記録し、次の週に提出するレポートに活用する。その際に、自分で調べて不明な点があれば、質問の文章を書いておき、教員と一緒に考えることも有用である。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 座学ではなく実際の研究の現場で、分子細胞生物学やバイオテクノロジーの研究の様子を垣間見ることができます。教員だけでなく、チューターとなる大学院学生たちからも、実際の研究室生活の様子を教えてもらえるでしょう。 本ILASセミナーでは毎週、講義の始めに「課題の原理と手順」を説明し、その後に実験操作を開始します。遅刻してしまうと、実験の意味が理解できないまま作業を行うことになってしまうので、遅刻・欠席がないことが前提です。 実験には、白衣とスリッパが必要です。また、「学生教育研究災害傷害保険」に加入していることが受講の条件です。オフィスアワーはゼミの時間帯以外でも随時可能ですので、 担当教員の山野(tyamano@lif.kyoto-u.ac.jp)にメールを送って下さい。 |
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ILASセミナー :光合成微生物の分子細胞生物学とバイオテクノロジー
(科目名)
ILAS Seminar :Molecular Cell Biology and Biotechnology of Photosynthetic Microorganisms
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 京都大学北部キャンパス農学生命科学研究棟707号室 |
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(キーワード) 分子細胞生物学 / 遺伝子工学 / 光合成 / バイオ燃料 / ゲノム編集 | |||||||
(授業の概要・目的)
本ILASセミナーの最大の目的は、以下に示した具体的な分子生物学実験を通して、これまでの「受動的な受験勉強」から「自ら問いかける学問の世界」、そして「答えを誰も知らない研究の世界」への第一歩を踏み出すことです。「知る」「実験する」「考える」を体験し、これまで触れたことのなかった新しい世界を「見る目」を養ってください。
光合成は、太陽光のエネルギーを利用して環境中のCO2を固定し、多様な有機物を生産します。人類の生活や営みは、光合成生物よって支えられていると言えます。 光合成のモデル生物として、クラミドモナスと呼ばれる微細藻が知られています。単細胞で緑藻の仲間であるクラミドモナスは、葉緑体にDNAが存在することが最初に発見された生物です。また、人間の精子や繊毛にそっくりな構造を持つ鞭毛を動かして遊泳することから、その変異株を用いてヒトで心臓などの内蔵が左右反転する現象の原因が発見された、とても面白い生物でもあります。 本ILASセミナーでは、クラミドモナスやボルボックスを研究材料に使い、光合成生物の分子レベルでの生存戦略を学びます。具体的には、栄養欠乏時において成長相から生殖相へと転換する様子や、タンパク質の働く場所が変化する様子を顕微鏡で観察し、それらが光合成生物の生存戦略に大きく寄与していることを、実験を通して理解します。 さらに、分子生物学や遺伝子工学を進めるのに必須な、原著論文や遺伝子情報を入手するためのデータベースの利用法や遺伝子の解析手法についても学びます。 |
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(到達目標)
本ILASセミナーを受講することで、以下のような知識と能力を修得することが期待できます。
1.細胞小器官の構造を様々な顕微鏡を用いて観察し、その構造の特徴や機能を説明できる。 2.光合成の活性を測定するとともに、光合成の原理について説明できる。 3.栄養欠乏によって引き起こされる様々な表現型を観察する実験を行い、その結果について考察できる。 4.表現型に寄与する遺伝子型をPCR等によって判定する実験を行い、その結果について考察できる。 5.生物の遺伝子型と表現型についての理解を深め、議論できる。 6.細胞内のタンパク質の局在を調べる実験を行い、蛍光蛋白質の利用法と意義について説明・議論できる。 7.遺伝子工学に用いられる様々な形質転換法(CRISPR/Cas9を含む)を体験し、その意義や問題点について説明・議論できる。 8.遺伝子情報や関連する文献情報を検索し、その内容について議論できる。 |
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(授業計画と内容)
次の各項目について講義と実習(実験)をセットにして学習を進め、実験結果や知見について科学的議論をおこなう。各項目について、1〜2週の授業と実習を行うが、必ずしもこの順で進むわけではない。 1. 様々な顕微鏡(実体顕微鏡、明視野顕微鏡、蛍光顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡)を使い、微細藻の内部構造やタンパク質の働く場所を観察し、その多様性を理解する。 2. 光合成の原理やその測定方法を理解し、異なるCO2濃度条件における光合成特性の変化を理解する。 3. 緑藻クラミドモナスを培養し、無菌状態の培養法を理解・習得する。 4. 培養環境条件(光・CO2濃度・栄養源の有無等)の違いにより、光合成活性や細胞内に蓄積する光合成産物(デンプン、油脂)の量が変動する様子を観察し、その理由を考える。 5. 光合成におけるCO2固定や濃縮に関わる酵素や遺伝子の役割を理解する。 6. 遺伝子診断法(PCR法)により緑藻における雌雄の遺伝子型を判定するとともに、雌雄が交配する様子で表現型を判定し、遺伝子型と表現型の関連から、性ならびに生殖を理解する。 7. CRISPR/Cas9を含む遺伝子操作により細胞の性質を変化させ、遺伝子工学やバイオテクノロジーへの応用について理解を深める。 8.外来遺伝子導入により、蛍光タンパク質を発現する株を自ら作出し、光合成とタンパク質の移動現象について観察・考察する。 9. 各種データベースをインターネットで利用し、遺伝子情報や文献情報を調べて,最新のバイオテクノロジーについて理解を深める。 10. 実験と学習のフィードバック フィードバックを含めて全15回の授業を行います。 |
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(履修要件)
高校で必ずしも生物を履修している必要はありませんが、生命科学研究で日々行われている実験や議論に興味がある方の受講を勧めます。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席を前提とし、毎回の講義で課題を記載したプリントを配布します。この課題に対する解答を記入したレポートを提出してもらいます。提出されたレポートを成績評価の判断材料としますので、単位取得にはレポートの提出が必須です。 評価の基準は、次の2点です。
(1)講義や実習で得た新しい知識について、どの程度まで深く理解しようと自分で調べたか。 (2)課題に対して自分はどのように考えたのか、が記載されているか。 成績評価については、初回授業で改めて説明します。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
(予習)配付された資料について、「知らない言葉」があれば調べておく。不明な点はメモしておき、授業中もしくは授業後に教員に質問して解決すること。
(復習)学んだ事や実験の内容を記録し、次の週に提出するレポートに活用する。その際に、自分で調べて不明な点があれば、質問の文章を書いておき、教員と一緒に考えることも有用である。 |
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(その他(オフィスアワー等))
座学ではなく実際の研究の現場で、分子細胞生物学やバイオテクノロジーの研究の様子を垣間見ることができます。教員だけでなく、チューターとなる大学院学生たちからも、実際の研究室生活の様子を教えてもらえるでしょう。
本ILASセミナーでは毎週、講義の始めに「課題の原理と手順」を説明し、その後に実験操作を開始します。遅刻してしまうと、実験の意味が理解できないまま作業を行うことになってしまうので、遅刻・欠席がないことが前提です。 実験には、白衣とスリッパが必要です。また、「学生教育研究災害傷害保険」に加入していることが受講の条件です。オフィスアワーはゼミの時間帯以外でも随時可能ですので、 担当教員の山野(tyamano@lif.kyoto-u.ac.jp)にメールを送って下さい。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—
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(英 訳) | ILAS Seminar :Let's investigate the mechanism how to get and utilize knowledge. | ||||
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(担当教員) |
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||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共23 | ||||||
(キーワード) | 論理的思考 / 知識 / 俯瞰視 / 因果律 / 秩序と調和 | ||||||
(授業の概要・目的) | 大学における学問や企業生活を含む社会生活等においては、過去の事例を頭に置き、必要な知識の飽くなき探究、無数の選択における的確な判断、そしてそれを実行する能力が求められる。 私は材料科学の専門家として、学問とは過去の事例や知識の単なる集積にとどまらず、それらの活用による新たな知の創作・発見であると考えている。これは、おそらく全ての学問分野について言えることであろう。学生諸君は大学入学までは答えのある問題に解答することが求められたが、大学において本質的な意味での学問を身につけるためには、俯瞰的に事象を観察し、同時に目標を設定しロジカルに戦略・戦術を考えていくことが重要であり、そのトレーニングを行う事が不可欠である。その過程において知識の修得・活用のメカニズムを理解しておくことは、効率よいトレーニングを行うためにも重要である。 本ILASセミナーでは、上記の目的に立ち、多くの大学及び社会で戦略・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の修得と活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。授業を進める中では、単なるゲームの知識獲得ではなく、知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらには俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくように工夫する。 |
||||||
(到達目標) | 俯瞰的に事象を観察し、同時に適切な目標を設定してロジカルに戦略・戦術を考えてゆく能力の修得。 大学及び社会で戦略的・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の修得および活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらに俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)の重要性などを理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 授業回数はフィードバックを含め全15回とし、以下のテーマについてそれぞれ1〜2回の講義をおこなう。 1)基本的知識の獲得(2回) 2)基本的知識と過去の事例の重要性に関して(1回) 3)俯瞰視の重要性について(1回) 4)判断と責任に関して(2回) 5)布石を打つとは(2回) 6)定石の考え方と基本的な使い方(2回) 7)過去の事例に関して(1回) 8)俯瞰的判断の基本とその意味(1回) 9)俯瞰視に基づく論理的思考と知の創作、発見(2回) について囲碁の実習を交えて講述し、知識の修得と活用には的確な判断と責任が伴うこと、さらに俯瞰視に基づく総合的判断能力や論理的思考(ロジカルシンキング)が不可欠であることなどを学ぶ。 |
||||||
(履修要件) |
講義では囲碁の修得過程を題材にするので、既に囲碁について相当の力量を有している者は受講対象外とします。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(講義への積極的参加)、レポートの提出点、セミナーでの発言内容、などをもとに総合的に評価する。詳しくは授業中に説明するが、原則として: ・討論・講義への積極的な参加(30点)、 ・レポート(2回、計50点) ・発表(20点) により総合的に評価する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
必要に応じて講義中に資料を配付する。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義の進捗状況や学生の能力修得状況に応じて、適切と思われる課題を課す場合がある。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 講義で使用する囲碁対局等に必要な用具はセミナーの場で貸与する。 | ||||||
ILASセミナー :知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—
(科目名)
ILAS Seminar :Let's investigate the mechanism how to get and utilize knowledge.
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共23 |
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(キーワード) 論理的思考 / 知識 / 俯瞰視 / 因果律 / 秩序と調和 | |||||||
(授業の概要・目的)
大学における学問や企業生活を含む社会生活等においては、過去の事例を頭に置き、必要な知識の飽くなき探究、無数の選択における的確な判断、そしてそれを実行する能力が求められる。
私は材料科学の専門家として、学問とは過去の事例や知識の単なる集積にとどまらず、それらの活用による新たな知の創作・発見であると考えている。これは、おそらく全ての学問分野について言えることであろう。学生諸君は大学入学までは答えのある問題に解答することが求められたが、大学において本質的な意味での学問を身につけるためには、俯瞰的に事象を観察し、同時に目標を設定しロジカルに戦略・戦術を考えていくことが重要であり、そのトレーニングを行う事が不可欠である。その過程において知識の修得・活用のメカニズムを理解しておくことは、効率よいトレーニングを行うためにも重要である。 本ILASセミナーでは、上記の目的に立ち、多くの大学及び社会で戦略・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の修得と活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。授業を進める中では、単なるゲームの知識獲得ではなく、知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらには俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくように工夫する。 |
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(到達目標)
俯瞰的に事象を観察し、同時に適切な目標を設定してロジカルに戦略・戦術を考えてゆく能力の修得。
大学及び社会で戦略的・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の修得および活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらに俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)の重要性などを理解する。 |
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(授業計画と内容)
授業回数はフィードバックを含め全15回とし、以下のテーマについてそれぞれ1〜2回の講義をおこなう。 1)基本的知識の獲得(2回) 2)基本的知識と過去の事例の重要性に関して(1回) 3)俯瞰視の重要性について(1回) 4)判断と責任に関して(2回) 5)布石を打つとは(2回) 6)定石の考え方と基本的な使い方(2回) 7)過去の事例に関して(1回) 8)俯瞰的判断の基本とその意味(1回) 9)俯瞰視に基づく論理的思考と知の創作、発見(2回) について囲碁の実習を交えて講述し、知識の修得と活用には的確な判断と責任が伴うこと、さらに俯瞰視に基づく総合的判断能力や論理的思考(ロジカルシンキング)が不可欠であることなどを学ぶ。 |
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(履修要件)
講義では囲碁の修得過程を題材にするので、既に囲碁について相当の力量を有している者は受講対象外とします。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(講義への積極的参加)、レポートの提出点、セミナーでの発言内容、などをもとに総合的に評価する。詳しくは授業中に説明するが、原則として:
・討論・講義への積極的な参加(30点)、 ・レポート(2回、計50点) ・発表(20点) により総合的に評価する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
必要に応じて講義中に資料を配付する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義の進捗状況や学生の能力修得状況に応じて、適切と思われる課題を課す場合がある。
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(その他(オフィスアワー等))
講義で使用する囲碁対局等に必要な用具はセミナーの場で貸与する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :阿蘇で観る大地の営み
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(英 訳) | ILAS Seminar :Dynamic earth as observed in Aso Caldera | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共西21 | ||||||||||||
(キーワード) | 熊本地震 / 阿蘇 / 火山噴火 / 人々の営み / 防災 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 約9万年前の大規模噴火により形成された阿蘇カルデラ.その外輪山の一部は布田川断層のずれにより削り取られてきた.2016年熊本地震本震はその一コマである.断層のずれにより形成された峡谷からカルデラ内の湖水が流出したおかげで,カルデラ内には平坦な大地が形成され,現在では4万人を超える人々がカルデラ内で生活を営んでいる. 本セミナーでは,夏季休業期間の4日間(8月27~30日)の熊本阿蘇実習と月に1~2回程度の事前準備セミナーを通して,火山噴火や地震活動についての最新の研究成果を研究者と共有する.巡検では阿蘇地域や益城町を対象に熊本地震の爪痕をめぐり,阿蘇火山において火山観測を実体験する. 火山は地球内部を覗く窓である.本セミナーを通して,大地の営みのダイナミックさを実感していただく.それとともに,人々が火山噴火や地震災害にどのように向き合っているのかを見聞する.なお,本セミナーは文科系学生の受講も歓迎する.このセミナーが,諸君らが地震や火山活動を通して地球科学を学ぶことのできる貴重なチャンスと考えるからである. |
||||||||||||
(到達目標) | 理工系の学生は,火山噴火や地震の研究がどのように行われているか,実際のデータから火山活動を評価する手法を学ぶことができる.文科系の学生は、火山噴火や地震の研究が何を目指しているかを学び,火山災害や地震災害の実情と理工系的研究だけでは解決できない問題の所在を理解する. | ||||||||||||
(授業計画と内容) | このセミナーは夏季休業期間中に実施する実習と,月に1~2回程度の京都で行う事前学習会(金曜5限)からなる.事前学習会は大倉が担当し,開催日は受講者と相談する. 事前学習会の内容は,熊本地震の概要,火山噴火とその観測についての概要などである.また,受講生が,文献やインターネットなどで収集した情報に基づき,発表をする.巡検の詳細も事前学習会で説明する. 実習は,夏季休業期間中の4日間(8月27~30日)に熊本県阿蘇郡南阿蘇村の京都大学火山研究センターに宿泊しておこなう.阿蘇山周辺で実際の火山観測を体験し,熊本地震の地震断層や被災地を訪れる(火山観測は噴火警戒レベルに応じ立ち入り規制区域外で実施される). 受講許可者は、ILASセミナー第1回(金曜5限)に指定された場所に集合すること. |
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(履修要件) |
夏季休業期間中に実施する3泊4日(8月27~30日)の阿蘇実習に参加可能であること.
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 事前学習会への出席と発表の状況(40点)、実習への参加とレポート提出の状況(60点)で評価する。実習(8月27~30日)への参加は必須。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 事前学習会において,自分で報告する課題を選び文献調査を行う.課題の方向性については,教員が助言する. | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生教育研究災害傷害保険に入ること. 阿蘇実習にかかる経費は,JR利用で交通費2万円+食費であり,合計でおおよそ3万円となる(阿蘇実習時は主としてレンタカーで移動するので,交通費はかからない).航空機利用ではもう少し高くなる場合がある.この経費を学生が負担する. 火山研究センターでの宿泊費は無料である. |
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ILASセミナー :阿蘇で観る大地の営み
(科目名)
ILAS Seminar :Dynamic earth as observed in Aso Caldera
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共西21 |
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(キーワード) 熊本地震 / 阿蘇 / 火山噴火 / 人々の営み / 防災 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
約9万年前の大規模噴火により形成された阿蘇カルデラ.その外輪山の一部は布田川断層のずれにより削り取られてきた.2016年熊本地震本震はその一コマである.断層のずれにより形成された峡谷からカルデラ内の湖水が流出したおかげで,カルデラ内には平坦な大地が形成され,現在では4万人を超える人々がカルデラ内で生活を営んでいる.
本セミナーでは,夏季休業期間の4日間(8月27~30日)の熊本阿蘇実習と月に1~2回程度の事前準備セミナーを通して,火山噴火や地震活動についての最新の研究成果を研究者と共有する.巡検では阿蘇地域や益城町を対象に熊本地震の爪痕をめぐり,阿蘇火山において火山観測を実体験する. 火山は地球内部を覗く窓である.本セミナーを通して,大地の営みのダイナミックさを実感していただく.それとともに,人々が火山噴火や地震災害にどのように向き合っているのかを見聞する.なお,本セミナーは文科系学生の受講も歓迎する.このセミナーが,諸君らが地震や火山活動を通して地球科学を学ぶことのできる貴重なチャンスと考えるからである. |
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(到達目標)
理工系の学生は,火山噴火や地震の研究がどのように行われているか,実際のデータから火山活動を評価する手法を学ぶことができる.文科系の学生は、火山噴火や地震の研究が何を目指しているかを学び,火山災害や地震災害の実情と理工系的研究だけでは解決できない問題の所在を理解する.
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(授業計画と内容)
このセミナーは夏季休業期間中に実施する実習と,月に1~2回程度の京都で行う事前学習会(金曜5限)からなる.事前学習会は大倉が担当し,開催日は受講者と相談する. 事前学習会の内容は,熊本地震の概要,火山噴火とその観測についての概要などである.また,受講生が,文献やインターネットなどで収集した情報に基づき,発表をする.巡検の詳細も事前学習会で説明する. 実習は,夏季休業期間中の4日間(8月27~30日)に熊本県阿蘇郡南阿蘇村の京都大学火山研究センターに宿泊しておこなう.阿蘇山周辺で実際の火山観測を体験し,熊本地震の地震断層や被災地を訪れる(火山観測は噴火警戒レベルに応じ立ち入り規制区域外で実施される). 受講許可者は、ILASセミナー第1回(金曜5限)に指定された場所に集合すること. |
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(履修要件)
夏季休業期間中に実施する3泊4日(8月27~30日)の阿蘇実習に参加可能であること.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
事前学習会への出席と発表の状況(40点)、実習への参加とレポート提出の状況(60点)で評価する。実習(8月27~30日)への参加は必須。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
事前学習会において,自分で報告する課題を選び文献調査を行う.課題の方向性については,教員が助言する.
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(その他(オフィスアワー等))
学生教育研究災害傷害保険に入ること.
阿蘇実習にかかる経費は,JR利用で交通費2万円+食費であり,合計でおおよそ3万円となる(阿蘇実習時は主としてレンタカーで移動するので,交通費はかからない).航空機利用ではもう少し高くなる場合がある.この経費を学生が負担する. 火山研究センターでの宿泊費は無料である. |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :溶菌酵素「リゾチーム」の分子構造と作用を物理化学で探求する
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(英 訳) | ILAS Seminar : A physicochemical quest for molecular structure and action of a bacteriolytic enzyme, lysozyme | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 薬学研究科本館1階マルチメディア室 | ||||||
(キーワード) | タンパク質の立体構造と疾患・薬の作用 / 計測技術 / 計算による医薬品設計 / イメージング | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義で受講者は、タンパク質の分子構造と機能を実験と議論を通じて実践的に学ぶ。対象とするタンパク質、鶏卵白のリゾチームは、鶏卵を細菌感染から守っている溶菌酵素で、ヒトの唾液や涙にも同様の酵素活性を示すタンパク質が含まれており、抗炎症薬として市販されている。まず、鶏卵白から調製したリゾチームを結晶化してX線結晶解析によりリゾチーム分子の立体構造決定を体験し、その過程を実践的に学ぶ。そして立体構造を基にリゾチームの酵素反応の仕組みと分子構造の関係を考える。次いで、リゾチームのアミノ酸配列を質量分析法を用いて決定することを体験し、その手法の潜在力や実験結果から得られる物理化学的性質について考える。さらに、リゾチームの立体構造がほどけた直鎖状の分子から立体構造が折り畳まれて出来上がる過程の反応を調べ、複雑なタンパク質分子の立体構造が作られる過程について実践的に考える。最後に、リゾチーム分子を蛍光標識して可視化することにより、生体内での動きを追跡できるようにして調べ、生体内での動きからリゾチームの薬としての特性を考える。これら実験と考察、討論を通じて、分子の構造と機能を物理化学で調べ、薬として利用できるように開発することはどんなことなのか理解するとともに、薬の開発に物理化学が果たす役割や問題点、そして将来の可能性について学ぶ。 | ||||||
(到達目標) | 1.生命科学研究に関する物理化学の基本的理論、考え方、実験手法を説明できる。 2.タンパク質分子の構造と機能が物理化学で解明される過程を説明できる。 3.既存の知識の問題点を指摘して議論し、その改善方法を提案できる。 4.議論を通じて課題を検討し、コンセンサスを形成する能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 オリエンテーション 第2回〜5回 リゾチームの立体構造を探る リゾチームを結晶化して、X線結晶解析によるリゾチーム分子の立体構造決定を実施して、酵素反応の仕組みと分子構造の関係を考える。 第6回〜8回 リゾチームの質量から分子構造と物性を探る リゾチームのアミノ酸配列を質量分析法を用いて決定し、その物理化学的性質について考える。 第9回〜11回 リゾチームの立体構造が折り畳まれる過程を探る 天然型およびジスルフィド結合還元型リゾチームの折りたたみ反応を解析し、タンパク質の機能的立体構造形成に必要な因子について考える。 第12回〜14回 リゾチームの動きを探る リゾチームを蛍光標識し、その生体での動きを可視化して調べ、生体内分布挙動から見たリゾチームの「薬」としての特性を考える。 第15回 まとめ 14回にわたる実験と議論の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。 |
||||||
(履修要件) |
高校での物理、化学、生物の素養は要求しない。
受講者の旺盛な好奇心(興味)に基づいた多様な質問によって、学習内容が深化します。各回の簡単な実験と経過観察と結果に関する討論に向けた事前準備も大切です。 |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実験や討論への積極的な参加状況(50点)とレポート内容(50点)により評価する。 実験や討論における問題発見・課題設定・課題解決・コンセンサス形成などへの貢献度を評価する。また、レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。 ・レポートは全回提出を必須とする。 ・独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書) |
使用しない
必要な資料を配付する
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(参考書等) |
『The Molecules of Life』
(Garland Science)
ISBN:978-0-8153-4188-8
(生命化学と分子細胞生物学に必要な生物物理化学に関する最新の教科書)
『アトキンス 生命科学のための物理化学』
(東京化学同人)
ISBN:978-4-8079-0838-7
『Biophysical Chemistry』
(Wiley-Blackwell)
ISBN:978-1-4051-2436-2
その他、随時、紹介する。
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(関連URL) | http://pdbj.org/mom/9 リゾチームの分子構造の情報が得られます | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | レポートの準備を行うこと | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特別な予備知識は必要としない。 実験を行うので、「学生教育研究災害障害保険」への加入を必須とする。 安全のため、白衣やメガネ(コンタクトレンズの代わり)の持参が必要となる回がある。白衣を持っていない場合は購入すること。 |
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ILASセミナー :溶菌酵素「リゾチーム」の分子構造と作用を物理化学で探求する
(科目名)
ILAS Seminar : A physicochemical quest for molecular structure and action of a bacteriolytic enzyme, lysozyme
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 薬学研究科本館1階マルチメディア室 |
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(キーワード) タンパク質の立体構造と疾患・薬の作用 / 計測技術 / 計算による医薬品設計 / イメージング | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義で受講者は、タンパク質の分子構造と機能を実験と議論を通じて実践的に学ぶ。対象とするタンパク質、鶏卵白のリゾチームは、鶏卵を細菌感染から守っている溶菌酵素で、ヒトの唾液や涙にも同様の酵素活性を示すタンパク質が含まれており、抗炎症薬として市販されている。まず、鶏卵白から調製したリゾチームを結晶化してX線結晶解析によりリゾチーム分子の立体構造決定を体験し、その過程を実践的に学ぶ。そして立体構造を基にリゾチームの酵素反応の仕組みと分子構造の関係を考える。次いで、リゾチームのアミノ酸配列を質量分析法を用いて決定することを体験し、その手法の潜在力や実験結果から得られる物理化学的性質について考える。さらに、リゾチームの立体構造がほどけた直鎖状の分子から立体構造が折り畳まれて出来上がる過程の反応を調べ、複雑なタンパク質分子の立体構造が作られる過程について実践的に考える。最後に、リゾチーム分子を蛍光標識して可視化することにより、生体内での動きを追跡できるようにして調べ、生体内での動きからリゾチームの薬としての特性を考える。これら実験と考察、討論を通じて、分子の構造と機能を物理化学で調べ、薬として利用できるように開発することはどんなことなのか理解するとともに、薬の開発に物理化学が果たす役割や問題点、そして将来の可能性について学ぶ。
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(到達目標)
1.生命科学研究に関する物理化学の基本的理論、考え方、実験手法を説明できる。
2.タンパク質分子の構造と機能が物理化学で解明される過程を説明できる。 3.既存の知識の問題点を指摘して議論し、その改善方法を提案できる。 4.議論を通じて課題を検討し、コンセンサスを形成する能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
第1回 オリエンテーション 第2回〜5回 リゾチームの立体構造を探る リゾチームを結晶化して、X線結晶解析によるリゾチーム分子の立体構造決定を実施して、酵素反応の仕組みと分子構造の関係を考える。 第6回〜8回 リゾチームの質量から分子構造と物性を探る リゾチームのアミノ酸配列を質量分析法を用いて決定し、その物理化学的性質について考える。 第9回〜11回 リゾチームの立体構造が折り畳まれる過程を探る 天然型およびジスルフィド結合還元型リゾチームの折りたたみ反応を解析し、タンパク質の機能的立体構造形成に必要な因子について考える。 第12回〜14回 リゾチームの動きを探る リゾチームを蛍光標識し、その生体での動きを可視化して調べ、生体内分布挙動から見たリゾチームの「薬」としての特性を考える。 第15回 まとめ 14回にわたる実験と議論の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。 |
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(履修要件)
高校での物理、化学、生物の素養は要求しない。
受講者の旺盛な好奇心(興味)に基づいた多様な質問によって、学習内容が深化します。各回の簡単な実験と経過観察と結果に関する討論に向けた事前準備も大切です。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実験や討論への積極的な参加状況(50点)とレポート内容(50点)により評価する。
実験や討論における問題発見・課題設定・課題解決・コンセンサス形成などへの貢献度を評価する。また、レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。 ・レポートは全回提出を必須とする。 ・独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書)
使用しない
必要な資料を配付する
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(参考書等)
『The Molecules of Life』
(Garland Science)
ISBN:978-0-8153-4188-8
(生命化学と分子細胞生物学に必要な生物物理化学に関する最新の教科書)
『アトキンス 生命科学のための物理化学』
(東京化学同人)
ISBN:978-4-8079-0838-7
『Biophysical Chemistry』
(Wiley-Blackwell)
ISBN:978-1-4051-2436-2
その他、随時、紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
レポートの準備を行うこと
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(その他(オフィスアワー等))
特別な予備知識は必要としない。
実験を行うので、「学生教育研究災害障害保険」への加入を必須とする。 安全のため、白衣やメガネ(コンタクトレンズの代わり)の持参が必要となる回がある。白衣を持っていない場合は購入すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本近代文学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Japanese Modern Literature | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 教育院棟演習室22 | ||||||
(キーワード) | 日本近代文学 / 芥川龍之介 / 小説 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 日本近代の短篇小説の名手、芥川龍之介の作品を読むことを通じて、日本近代文学を研究する基本的な技法、すなわち、先行文献の探索の仕方、問題意識の設定、論の立て方、説得的な発表の仕方、独自性をいかに出すか、などを学ぶ。 芥川は、典拠や素材を古典文学・外国文学などに求め、それを自らの問題意識に添って改変することで独自の文学世界を作り上げた作家である。受講生は、自分が担当した作品について先行論文を捜し、自分独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表することが求められる。ほかの受講生は、当該作品に関して素朴な疑問や発表内容への質疑を通じて、批判的読解力の養成を行う。 |
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(到達目標) | 受講生自身が担当した作品について独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表できるようになる。ほかの受講生は、当該作品に関して発表内容への質疑を行い、批判的で主体的な読解能力を得る。以上が、この授業の目標である。 |
||||||
(授業計画と内容) | (1)ガイダンス(授業の進め方など)、イントロダクション(発表の仕方)、取り上げる作品や発表の順番を決める。 (2)〜(14)教科書に掲載された以下の作品について、受講生が適宜好きな作品を選び、発表し、みなで質疑応答を行う。「羅生門」「鼻」「芋粥」「或日の大石内蔵助」「蜘蛛の糸」「地獄変」「枯野抄」「奉教人の死」「杜子春」「秋」「舞踏会」「南京の基督」「藪の中」「トロッコ」「雛」「六の宮の姫君」「一塊の土」「玄鶴山房」「点鬼簿」「河童」「歯車」。 (15)フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加(質問・意見の表明)40パーセント、発表(着眼点や論理性、他の受講生との適切な意見交換の度合)60パーセント。 | ||||||
(教科書) |
『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇』
(文春文庫)
ISBN:978-4-16-711305-6
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 自分の担当する作品は言うまでも無いが、他の受講生の発表予定作品についても事前に読んでおき、自分の考えや意見、質問事項を整理して、授業時に率先して発言出来るようにしておくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 発表順はくじ・じゃんけんなどで決めるので、いつ当たってもよいようにスケジュール調整しておくこと。発表時の無断欠席は単位なし。 |
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ILASセミナー :日本近代文学
(科目名)
ILAS Seminar :Japanese Modern Literature
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室22 |
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(キーワード) 日本近代文学 / 芥川龍之介 / 小説 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
日本近代の短篇小説の名手、芥川龍之介の作品を読むことを通じて、日本近代文学を研究する基本的な技法、すなわち、先行文献の探索の仕方、問題意識の設定、論の立て方、説得的な発表の仕方、独自性をいかに出すか、などを学ぶ。
芥川は、典拠や素材を古典文学・外国文学などに求め、それを自らの問題意識に添って改変することで独自の文学世界を作り上げた作家である。受講生は、自分が担当した作品について先行論文を捜し、自分独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表することが求められる。ほかの受講生は、当該作品に関して素朴な疑問や発表内容への質疑を通じて、批判的読解力の養成を行う。 |
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(到達目標)
受講生自身が担当した作品について独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表できるようになる。ほかの受講生は、当該作品に関して発表内容への質疑を行い、批判的で主体的な読解能力を得る。以上が、この授業の目標である。
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(授業計画と内容)
(1)ガイダンス(授業の進め方など)、イントロダクション(発表の仕方)、取り上げる作品や発表の順番を決める。 (2)〜(14)教科書に掲載された以下の作品について、受講生が適宜好きな作品を選び、発表し、みなで質疑応答を行う。「羅生門」「鼻」「芋粥」「或日の大石内蔵助」「蜘蛛の糸」「地獄変」「枯野抄」「奉教人の死」「杜子春」「秋」「舞踏会」「南京の基督」「藪の中」「トロッコ」「雛」「六の宮の姫君」「一塊の土」「玄鶴山房」「点鬼簿」「河童」「歯車」。 (15)フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加(質問・意見の表明)40パーセント、発表(着眼点や論理性、他の受講生との適切な意見交換の度合)60パーセント。
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(教科書)
『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇』
(文春文庫)
ISBN:978-4-16-711305-6
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
自分の担当する作品は言うまでも無いが、他の受講生の発表予定作品についても事前に読んでおき、自分の考えや意見、質問事項を整理して、授業時に率先して発言出来るようにしておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
発表順はくじ・じゃんけんなどで決めるので、いつ当たってもよいようにスケジュール調整しておくこと。発表時の無断欠席は単位なし。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :刑事手続の基礎
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Criminal Procedures | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 1共02 | ||||||
(キーワード) | 犯罪捜査 / 刑事裁判 / 裁判員制度 / 犯罪被害者 / 少年事件 | ||||||
(授業の概要・目的) | 平成21年5月から裁判員制度が施行され,一定の重大事件では一般国民が裁判員として参加する形で刑事裁判が行われている。また、最近の法改正によって、裁判員の有資格者が18歳以上の有権者となり、大学1,2年生も裁判員に選任される可能性が生じている。裁判員になるためには特別な知識,経験は不要であるとしても,刑事裁判に関する基礎的な知識があると,裁判員として事件に関与する負担感が減少するとともに,裁判官や検察官、弁護人等の言動に関する理解も容易になろう。そもそも良き社会人としては,いわば常識として,ある程度このような知識を備えている必要があるともいえる。 そこで,この授業では,わが国において現に発生している犯罪の実情を踏まえながら,それらの犯罪を捜査して犯人を起訴し,刑罰を科して処遇するまでの一連の手続の概略を実務の状況を紹介しながら講義する。 |
||||||
(到達目標) | 犯罪者の処遇のあり方や犯罪被害者の存在等についても関心を向けつつ,裁判員制度や検察審査会制度を含む刑事手続の全体像に関する基礎的知識を得るとともに、刑事司法制度やそれに関連する法律の基礎になっている基本的価値を理解することを目標とする。 | ||||||
(授業計画と内容) | 以下のテーマについて、教員から1テーマにつき1〜2回の講義をするとともに、受講生から提出された話題事項、関心事項についても随時取り上げ、意見交換することを予定している。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 1.序章(刑事裁判のイメージ) 2.刑事裁判制度 3.犯罪捜査 4.起訴・不起訴の処分 5.刑事裁判における基本原則 6.刑事訴訟における審理・判決の対象 7.公判前整理手続、公判手続 8.証拠法 9.事実認定と量刑 10.裁判員制度 11.犯罪被害者 12.少年事件の動向と処遇 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 【評価方法】 レポート3回(各30点)と平常点10点(授業の中での積極的な姿勢など)で評価する。 レポートは、①事実認定に関するもの、②量刑判断に関するもの、③授業のまとめの3回を予定しており、問題点の把握・分析力、論理性、表現力などの観点から評価する。 なお、提出したレポートは返却しない。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
教科書ということではないが、法律科目であるから「六法」は必携である。ただし、種類が多いので、第1回の授業の中で選択に関するアドバイスをする。
|
||||||
(参考書等) |
『入門刑事手続法[第9版]』
(有斐閣,2023)
上記以外の参考書等は授業中に紹介する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前に予習し、復習すること。そのほか授業中その都度指示する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中、分からないことがあれば、積極的に質問することを期待する。 |
||||||
ILASセミナー :刑事手続の基礎
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Criminal Procedures
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共02 |
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(キーワード) 犯罪捜査 / 刑事裁判 / 裁判員制度 / 犯罪被害者 / 少年事件 | |||||||
(授業の概要・目的)
平成21年5月から裁判員制度が施行され,一定の重大事件では一般国民が裁判員として参加する形で刑事裁判が行われている。また、最近の法改正によって、裁判員の有資格者が18歳以上の有権者となり、大学1,2年生も裁判員に選任される可能性が生じている。裁判員になるためには特別な知識,経験は不要であるとしても,刑事裁判に関する基礎的な知識があると,裁判員として事件に関与する負担感が減少するとともに,裁判官や検察官、弁護人等の言動に関する理解も容易になろう。そもそも良き社会人としては,いわば常識として,ある程度このような知識を備えている必要があるともいえる。
そこで,この授業では,わが国において現に発生している犯罪の実情を踏まえながら,それらの犯罪を捜査して犯人を起訴し,刑罰を科して処遇するまでの一連の手続の概略を実務の状況を紹介しながら講義する。 |
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(到達目標)
犯罪者の処遇のあり方や犯罪被害者の存在等についても関心を向けつつ,裁判員制度や検察審査会制度を含む刑事手続の全体像に関する基礎的知識を得るとともに、刑事司法制度やそれに関連する法律の基礎になっている基本的価値を理解することを目標とする。
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(授業計画と内容)
以下のテーマについて、教員から1テーマにつき1〜2回の講義をするとともに、受講生から提出された話題事項、関心事項についても随時取り上げ、意見交換することを予定している。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 1.序章(刑事裁判のイメージ) 2.刑事裁判制度 3.犯罪捜査 4.起訴・不起訴の処分 5.刑事裁判における基本原則 6.刑事訴訟における審理・判決の対象 7.公判前整理手続、公判手続 8.証拠法 9.事実認定と量刑 10.裁判員制度 11.犯罪被害者 12.少年事件の動向と処遇 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
【評価方法】
レポート3回(各30点)と平常点10点(授業の中での積極的な姿勢など)で評価する。 レポートは、①事実認定に関するもの、②量刑判断に関するもの、③授業のまとめの3回を予定しており、問題点の把握・分析力、論理性、表現力などの観点から評価する。 なお、提出したレポートは返却しない。 |
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(教科書)
使用しない
教科書ということではないが、法律科目であるから「六法」は必携である。ただし、種類が多いので、第1回の授業の中で選択に関するアドバイスをする。
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(参考書等)
『入門刑事手続法[第9版]』
(有斐閣,2023)
上記以外の参考書等は授業中に紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前に予習し、復習すること。そのほか授業中その都度指示する。
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(その他(オフィスアワー等))
授業中、分からないことがあれば、積極的に質問することを期待する。
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|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論II
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||
(キーワード) | 日本史 / 文献史料 / 漢文 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 『御成敗式目』を読む 日本中世史の基本的な史料を読み、解釈するための基礎能力を習得するとともに、文献史料を読むことの楽しさを学ぶ。 |
||||||
(到達目標) | 日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業は演習形式で、おおむね以下の流れで進める。 第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 『御成敗式目』等の講読(1) 第3回 『御成敗式目』等の講読(2) 第4回 『御成敗式目』等の講読(3) 第5回 『御成敗式目』等の講読(4) 第6回 『御成敗式目』等の講読(5) 第7回 『御成敗式目』等の講読(6) 第8回 『御成敗式目』等の講読(7) 第9回 『御成敗式目』等の講読(8) 第10回 『御成敗式目』等の講読(9) 第11回 『御成敗式目』等の講読(10) 第12回 『御成敗式目』等の講読(11) 第13回 『御成敗式目』等の講読(12) 第14回 『御成敗式目』等の講読(13) 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況、授業への積極的な参加、発表内容などにより、平常点の100点満点で評価する。 | ||||||
(教科書) |
前もって史料のプリントを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 使用するプリントを前もって授業で配布する。必ず予習してから授業に出席すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。 | ||||||
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論II
(科目名)
ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II
(英 訳)
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||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室24 |
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(キーワード) 日本史 / 文献史料 / 漢文 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
『御成敗式目』を読む
日本中世史の基本的な史料を読み、解釈するための基礎能力を習得するとともに、文献史料を読むことの楽しさを学ぶ。 |
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(到達目標)
日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。
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(授業計画と内容)
授業は演習形式で、おおむね以下の流れで進める。 第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 『御成敗式目』等の講読(1) 第3回 『御成敗式目』等の講読(2) 第4回 『御成敗式目』等の講読(3) 第5回 『御成敗式目』等の講読(4) 第6回 『御成敗式目』等の講読(5) 第7回 『御成敗式目』等の講読(6) 第8回 『御成敗式目』等の講読(7) 第9回 『御成敗式目』等の講読(8) 第10回 『御成敗式目』等の講読(9) 第11回 『御成敗式目』等の講読(10) 第12回 『御成敗式目』等の講読(11) 第13回 『御成敗式目』等の講読(12) 第14回 『御成敗式目』等の講読(13) 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況、授業への積極的な参加、発表内容などにより、平常点の100点満点で評価する。
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(教科書)
前もって史料のプリントを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
使用するプリントを前もって授業で配布する。必ず予習してから授業に出席すること。
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(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :社会学II
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(英 訳) | ILAS Seminar :Sociology II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 教育院棟演習室23 | ||||||
(キーワード) | 現代社会 / 社会学 / 映画 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 《ソーシャルメディアの社会学》 ソーシャルメディアの普及とともに、私たちのコミュニケーションや社会のあり方は大きく変わりつつあり、また様々な新たな問題が浮上している。しかし社会学は、このような現在進行形の変化や問題群に対して、まだ十分に解像度の高い学術的知見や解答を提示しているとは言いがたい。 この授業では、ソーシャルメディアとそれによるコミュニケーションについて、社会学・メディア論の視点から論じた最新の教科書を読み、それに基づいて質疑応答・討論を重ねることを通じて、そうした状況に一石を投じ、学生諸君とともに、ソーシャルメディアに関わる様々な「問い」に対し、社会学がどのようにアプローチすることができるのかを模索したい。 その作業は、「常識的な見方」を超えて表面的な現実の背後にある社会構造や社会関係を解明する学問としての社会学の思考方法を、ソーシャルメディアというきわめて現代的な現象へのアプローチを通じて、学んでいく作業でもある。 |
||||||
(到達目標) | ソーシャルメディアに関わる多様な問題について社会学的に考察するための視点・方法を学び、その成果を最終的にはレポート(小論文)として集成する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業初回はオリエンテーションを、第2回は教員による模擬報告等をおこなう。 第3〜12回は、下記の順に教科書の各章について、1回につき2名1組の担当者(要約報告者1名+コメンテーター1名)が報告し、ついで全員で質疑応答・討論をおこなう(分担は第1,2回の間に、履修者の希望に基づいて調整する)。 1. オリエンテーション(序章 ソーシャルメディアのコミュニケーションと社会) 2. 教員の模擬報告(補章 ソーシャルメディアの教育活用:コロナ禍のなかで) 【第1部 ソーシャルメディアのプラットフォーム】 3. 第1章 ソーシャルメディアとフェイクニュース・デマ情報の拡散 4. 第2章 動画視聴は自由な意志でなされているのか?:動画プラットフォームにおける能動的なアテンション獲得に向けて 5. 第3章 小説投稿サイトがひらいた読書・創作・コミュニケーション 6. 第4章 ソーシャルメディアと現実空間を横断するあらたな「場所」 【第2部 ソーシャルメディアと文化】 7. 第5章 インターネットは音楽から何を奪ったか? 8. 第6章 ソーシャルゲームというメディア:コミュニケーションと虚構世界 9. 第7章 アニメ・マンガのソーシャルな体験 10. 第8章 メディア・アート:テクノロジーが社会に及ぼす影響をあらかじめ体験するためのエクササイズ 11. 第9章 YouTubeにおけるリアクターとエモ消費:BABYMETALを中心に 【第3部 ソーシャルメディアと政治・経済】 12. 第10章 プラットフォーム経済 13. 第11章 ネット炎上の政治学 14. 第12章 ソーシャルメディアが起こすフェミニズムの「波」 15. フィードバック (PandA上で実施) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 素点(100点満点)で評価する。配点は下記のとおり。 (1)担当した報告の内容およびゼミへの参加状況を中心とする平常点(50点満点) (2)学期末の小論文(レポート、50点満点) |
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(教科書) |
『ソーシャルメディア・スタディーズ』
(北樹出版)
ISBN:4779306612
|
||||||
(参考書等) |
教科書に記載の参考文献を参照
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・各回の担当者(要約報告者、コメンテーター)は、必要に応じて、関連するソーシャルメディアの画像・動画等をスムーズに提示・再生できるように準備しておくこと(教室の液晶プロジェクターを利用)。 ・全員が、毎週、次回の範囲を精読し予習しておくこと。 ・授業終了後、当日の担当者の報告や質疑応答を踏まえ、期末レポート作成に向けての準備を進めること。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・PandAサイトを、授業時間外の質疑応答・課題提出・フィードバック等に活用する。 ・総合人間学部の学生は、別途選抜を行いますので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席してください。 |
||||||
ILASセミナー :社会学II
(科目名)
ILAS Seminar :Sociology II
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室23 |
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(キーワード) 現代社会 / 社会学 / 映画 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
《ソーシャルメディアの社会学》
ソーシャルメディアの普及とともに、私たちのコミュニケーションや社会のあり方は大きく変わりつつあり、また様々な新たな問題が浮上している。しかし社会学は、このような現在進行形の変化や問題群に対して、まだ十分に解像度の高い学術的知見や解答を提示しているとは言いがたい。 この授業では、ソーシャルメディアとそれによるコミュニケーションについて、社会学・メディア論の視点から論じた最新の教科書を読み、それに基づいて質疑応答・討論を重ねることを通じて、そうした状況に一石を投じ、学生諸君とともに、ソーシャルメディアに関わる様々な「問い」に対し、社会学がどのようにアプローチすることができるのかを模索したい。 その作業は、「常識的な見方」を超えて表面的な現実の背後にある社会構造や社会関係を解明する学問としての社会学の思考方法を、ソーシャルメディアというきわめて現代的な現象へのアプローチを通じて、学んでいく作業でもある。 |
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(到達目標)
ソーシャルメディアに関わる多様な問題について社会学的に考察するための視点・方法を学び、その成果を最終的にはレポート(小論文)として集成する。
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(授業計画と内容)
授業初回はオリエンテーションを、第2回は教員による模擬報告等をおこなう。 第3〜12回は、下記の順に教科書の各章について、1回につき2名1組の担当者(要約報告者1名+コメンテーター1名)が報告し、ついで全員で質疑応答・討論をおこなう(分担は第1,2回の間に、履修者の希望に基づいて調整する)。 1. オリエンテーション(序章 ソーシャルメディアのコミュニケーションと社会) 2. 教員の模擬報告(補章 ソーシャルメディアの教育活用:コロナ禍のなかで) 【第1部 ソーシャルメディアのプラットフォーム】 3. 第1章 ソーシャルメディアとフェイクニュース・デマ情報の拡散 4. 第2章 動画視聴は自由な意志でなされているのか?:動画プラットフォームにおける能動的なアテンション獲得に向けて 5. 第3章 小説投稿サイトがひらいた読書・創作・コミュニケーション 6. 第4章 ソーシャルメディアと現実空間を横断するあらたな「場所」 【第2部 ソーシャルメディアと文化】 7. 第5章 インターネットは音楽から何を奪ったか? 8. 第6章 ソーシャルゲームというメディア:コミュニケーションと虚構世界 9. 第7章 アニメ・マンガのソーシャルな体験 10. 第8章 メディア・アート:テクノロジーが社会に及ぼす影響をあらかじめ体験するためのエクササイズ 11. 第9章 YouTubeにおけるリアクターとエモ消費:BABYMETALを中心に 【第3部 ソーシャルメディアと政治・経済】 12. 第10章 プラットフォーム経済 13. 第11章 ネット炎上の政治学 14. 第12章 ソーシャルメディアが起こすフェミニズムの「波」 15. フィードバック (PandA上で実施) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
素点(100点満点)で評価する。配点は下記のとおり。
(1)担当した報告の内容およびゼミへの参加状況を中心とする平常点(50点満点) (2)学期末の小論文(レポート、50点満点) |
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(教科書)
『ソーシャルメディア・スタディーズ』
(北樹出版)
ISBN:4779306612
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(参考書等)
教科書に記載の参考文献を参照
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
・各回の担当者(要約報告者、コメンテーター)は、必要に応じて、関連するソーシャルメディアの画像・動画等をスムーズに提示・再生できるように準備しておくこと(教室の液晶プロジェクターを利用)。
・全員が、毎週、次回の範囲を精読し予習しておくこと。 ・授業終了後、当日の担当者の報告や質疑応答を踏まえ、期末レポート作成に向けての準備を進めること。 |
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(その他(オフィスアワー等))
・PandAサイトを、授業時間外の質疑応答・課題提出・フィードバック等に活用する。
・総合人間学部の学生は、別途選抜を行いますので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席してください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :フランス学に触れる
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(英 訳) | ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人文科学研究所本館1階セミナー室2 | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | フランス / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽 近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
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(到達目標) | ・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。 ・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) フランスのロマン主義と音楽──「月の光」と「夏の夜」 7) 人形と魂──『カルパチアの城』と『未来のイヴ』における声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) ソシュール、イェルムスレウ、あるいは井筒俊彦:意味の無意識をめぐって 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 評価は平常点(出席、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||||||||
ILASセミナー :フランス学に触れる
(科目名)
ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人文科学研究所本館1階セミナー室2 |
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(キーワード) フランス / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽
近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
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(到達目標)
・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。
・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
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(授業計画と内容)
1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) フランスのロマン主義と音楽──「月の光」と「夏の夜」 7) 人形と魂──『カルパチアの城』と『未来のイヴ』における声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) ソシュール、イェルムスレウ、あるいは井筒俊彦:意味の無意識をめぐって 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
評価は平常点(出席、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。
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(教科書)
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論I
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan I | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共西12 | ||||||
(キーワード) | 日本古代史 / 平安時代 / 外交 / 王朝貴族 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 【日本古代史研究書入門−社会・文化】 1冊の研究書を受講者全員で輪読し、日本の社会・文化に対する歴史的思考力を高めることを目指す。大学生や一般の人を読者層として想定した、簡易で比較的新しい書籍を取り上げるが、記述の背景を調べ、根拠となっている文献史料の原典を読解することによって、記述内容を批判的に検証する。そうした作業を通じて、歴史に対する思考力・感覚・想像力を磨くことを目指す。 今期は、渡邊誠著『王朝貴族と外交』を取り上げ、平安時代における外交の様相について考える。 |
||||||
(到達目標) | 古代・中世の日本の歴史に関して正確で幅広い知識を獲得するとともに、文献史料の原典を自分の力で読解し、提示された学説を吟味して、自分の見解を対置する能力や、歴史像を組み立てるための技術を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 寛仁3年(1019)に「刀伊の入寇」と呼ばれる異族襲来事件が起こると、日本は、関係悪化を避けようとする高麗に対して警戒を強め、「敵国」視する姿勢をとった。こうした姿勢の前提には、政治外交から離脱する中で対外的軍備を解体していったという10世紀初頭以来の日本の状況があり、高麗に対して脅威を抱いた日本は、三韓征伐伝説を起点とする歴史認識を表出させることとなる。このような歴史認識とは関係のない中国に対しても、国際政治から離脱するという日本の外交姿勢は貫徹していた。他方、消極的な外交姿勢は、貴族たちの間に自尊意識の肥大化をもたらしていった。後白河院や平清盛が行ったとされる宋との外交も、基本的にはこうした姿勢の枠組みの中で理解されればならず、当時の外交を「開国的」「開明的」な政策などとして捉えることはできない。 渡邊誠著『王朝貴族と外交』を輪読しながら、こうした平安時代における外交の様相を把握する。あわせて、根拠とされる資料を分析し、内容の可否を検討する。 第1回 イントロダクション 第2回 平安時代の歴史像と対外世界 第3回 刀伊の入寇からみた外交関係/東北アジア情勢からみた刀伊の入寇 第4回 神国思想の成り立ち 第5回 九世紀の日本と朝鮮半島/十世紀の半島情勢と「積極的孤立主義」 第6回 「敵国」意識の高揚/呉越との交流 第7回 宋初の中国と日本/成尋の入宋と皇帝の賜物 第8回 異国牒状問題にみる貴族の政治/宋の積極外交と日本の対応 第9回 高麗医師派遣要請問題 第10回 日本の返牒と対外観 第11回 日本人の海外渡航の禁止/南宋の成立と日本 第12回 後白河・清盛の日宋交渉の舞台裏 第13回 王朝貴族の外交のゆくえ 第14回 総 括 《期末試験》 第15回 フィードバック ※上記の各回の内容は取り上げる書籍の目次による。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(授業内での報告および発言・50点)と期末試験(レポート・50点)の合計で成績評価する。 |
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(教科書) |
『王朝貴族と外交 国際社会のなかの平安日本』
(吉川弘文館)
ISBN:978-4-642-05967-1
(2023年刊行、1800円+税)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 全体の進行をあらかじめ通知するので、各回の輪読個所を読み、授業内容を想定しながら予習をすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業はゼミ形式で、発表および質疑への参加が必須である。 | ||||||
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論I
(科目名)
ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan I
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共西12 |
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(キーワード) 日本古代史 / 平安時代 / 外交 / 王朝貴族 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
【日本古代史研究書入門−社会・文化】
1冊の研究書を受講者全員で輪読し、日本の社会・文化に対する歴史的思考力を高めることを目指す。大学生や一般の人を読者層として想定した、簡易で比較的新しい書籍を取り上げるが、記述の背景を調べ、根拠となっている文献史料の原典を読解することによって、記述内容を批判的に検証する。そうした作業を通じて、歴史に対する思考力・感覚・想像力を磨くことを目指す。 今期は、渡邊誠著『王朝貴族と外交』を取り上げ、平安時代における外交の様相について考える。 |
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(到達目標)
古代・中世の日本の歴史に関して正確で幅広い知識を獲得するとともに、文献史料の原典を自分の力で読解し、提示された学説を吟味して、自分の見解を対置する能力や、歴史像を組み立てるための技術を身につける。
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(授業計画と内容)
寛仁3年(1019)に「刀伊の入寇」と呼ばれる異族襲来事件が起こると、日本は、関係悪化を避けようとする高麗に対して警戒を強め、「敵国」視する姿勢をとった。こうした姿勢の前提には、政治外交から離脱する中で対外的軍備を解体していったという10世紀初頭以来の日本の状況があり、高麗に対して脅威を抱いた日本は、三韓征伐伝説を起点とする歴史認識を表出させることとなる。このような歴史認識とは関係のない中国に対しても、国際政治から離脱するという日本の外交姿勢は貫徹していた。他方、消極的な外交姿勢は、貴族たちの間に自尊意識の肥大化をもたらしていった。後白河院や平清盛が行ったとされる宋との外交も、基本的にはこうした姿勢の枠組みの中で理解されればならず、当時の外交を「開国的」「開明的」な政策などとして捉えることはできない。 渡邊誠著『王朝貴族と外交』を輪読しながら、こうした平安時代における外交の様相を把握する。あわせて、根拠とされる資料を分析し、内容の可否を検討する。 第1回 イントロダクション 第2回 平安時代の歴史像と対外世界 第3回 刀伊の入寇からみた外交関係/東北アジア情勢からみた刀伊の入寇 第4回 神国思想の成り立ち 第5回 九世紀の日本と朝鮮半島/十世紀の半島情勢と「積極的孤立主義」 第6回 「敵国」意識の高揚/呉越との交流 第7回 宋初の中国と日本/成尋の入宋と皇帝の賜物 第8回 異国牒状問題にみる貴族の政治/宋の積極外交と日本の対応 第9回 高麗医師派遣要請問題 第10回 日本の返牒と対外観 第11回 日本人の海外渡航の禁止/南宋の成立と日本 第12回 後白河・清盛の日宋交渉の舞台裏 第13回 王朝貴族の外交のゆくえ 第14回 総 括 《期末試験》 第15回 フィードバック ※上記の各回の内容は取り上げる書籍の目次による。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(授業内での報告および発言・50点)と期末試験(レポート・50点)の合計で成績評価する。
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(教科書)
『王朝貴族と外交 国際社会のなかの平安日本』
(吉川弘文館)
ISBN:978-4-642-05967-1
(2023年刊行、1800円+税)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
全体の進行をあらかじめ通知するので、各回の輪読個所を読み、授業内容を想定しながら予習をすること。
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(その他(オフィスアワー等))
授業はゼミ形式で、発表および質疑への参加が必須である。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
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(英 訳) | ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology" | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人と社会の未来研究院(稲盛財団記念館内)1Fセミナー室 | ||||||||||||
(キーワード) | 文化心理学 / 社会心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。 |
||||||||||||
(到達目標) | 社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
||||||||||||
(履修要件) |
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 演習授業となるため、人数は6名を上限とする。 | ||||||||||||
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
(科目名)
ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology"
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人と社会の未来研究院(稲盛財団記念館内)1Fセミナー室 |
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(キーワード) 文化心理学 / 社会心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。
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(到達目標)
社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。
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(授業計画と内容)
本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。
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(その他(オフィスアワー等))
演習授業となるため、人数は6名を上限とする。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :私たちの暮らしと地球環境
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(英 訳) | ILAS Seminar :Our Lives and the Global Environment | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 総合研究3号館4F 453号室 | ||||||
(キーワード) | 私たちの暮らし / 地球環境 / マイクロプラスチック / 鴨川 / 身近な環境 | ||||||
(授業の概要・目的) | 地球環境問題というと大きな問題のように捉えられるが、実は私たちの暮らしと関係していることがほとんどである。環境問題を理解するための基本は、身近な身の回りの環境に興味を持ち、自ら現場に赴き、手を動かし、科学的、論理的に分析し、その結果をいろいろな情報と比較しながら考察することにある。 本授業では、身の回りのマイクロプラスチックについて、講義、現場での調査、実験室での分析、結果の集約と解析を一つの流れとして、大きく3つのテーマに取り組む。 1つ目は私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチックについて学ぶ。水道、洗濯、食事、買い物など、いろいろな生活要素とマイクロプラスチックの発生について、座学、調査、分析、解析を行う。 2つ目は身近な環境中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。私たちの暮らしから発生したマイクロプラスチックがどのように劣化し、どのような環境に潜んでいるのかについて、座学、調査、分析、解析を行う。 3つ目は河川水中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。陸域環境中で劣化したマイクロプラスチックが流れていく先が河川であり、そこでの挙動を知ることは重要である。世界の河川での汚染状況を座学で学び、実際に鴨川で調査し、実験室で分析を行い、データ解析方法を学ぶ。 最後に、地球環境問題との関わりについて学び、上記の課題について、各自でプレゼンテーションを行い、研究者としての基礎的な一連の能力を身に着けることが目的である。文系・理系を問わず、身近な環境に興味のある学生の受講を期待する。 |
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(到達目標) | ・私たちの暮らしと地球環境との関係について理解する。 ・マイクロプラスチック問題を理解し、論理的に情報を理解する力を養う。 ・身近な環境問題について、複眼的な視点で考察できる力を養う。 ・自ら興味を持った内容を調べ、現場で調査、分析し、その結果を自分の言葉で発表できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | <授業で扱うトピックス> 水環境、廃棄物、マイクロプラスチック、河川調査、道路塵埃調査、フーリエ変換赤外分光光度法、顕鏡法、水質分析 第1回 「私たちの暮らしと地球環境」概括と授業のガイダンス 第2回 「私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチック」 講義と次回の調査方法の説明 第3回 水道、洗濯、食事、買い物などから発生するマイクロプラスチックの採取 第4回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第5回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第6回 「身近な環境中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第7回 身近な環境調査 第8回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第9回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第10回 「河川水中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第11回 鴨川河川調査 第12回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第13回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第14回 プレゼンテーションと全体講評 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への積極的な参加(10点×3項目)、プレゼンテーション(資料作成を含む)(50点)、質疑応答(20点)により評価する。 プレゼンテーションおよび質疑応答については、到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 ・独自の工夫がみられるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書) |
適宜、プリントなどを配布する。
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(参考書等) |
『みんなで考えたいプラスチックの現実と未来へのアイデア』
(東京書籍)
ISBN:978-4-487-81260-8
『海洋プラスチックごみ問題の真実』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1686-0
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 地球環境問題について概要を予習しておいてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 本授業では、文系・理系を問わず、身の回りの環境や私たちの暮らしと地球環境問題の関係に興味のある学生の参加を期待しています。 本授業では、鴨川でのフィールド調査や実験室でのマイクロプラスチック分析を行います。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入しておいてください。 ひとりひとりが調査、実験、分析に直接関わることができるようにするために、受入人数を6人としています。 プレゼンテーションはPowerpointを用いて実施します。本授業で使えるように指導します。 授業中、分からないことについては積極的な質問を期待します。 |
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ILASセミナー :私たちの暮らしと地球環境
(科目名)
ILAS Seminar :Our Lives and the Global Environment
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 総合研究3号館4F 453号室 |
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(キーワード) 私たちの暮らし / 地球環境 / マイクロプラスチック / 鴨川 / 身近な環境 | |||||||
(授業の概要・目的)
地球環境問題というと大きな問題のように捉えられるが、実は私たちの暮らしと関係していることがほとんどである。環境問題を理解するための基本は、身近な身の回りの環境に興味を持ち、自ら現場に赴き、手を動かし、科学的、論理的に分析し、その結果をいろいろな情報と比較しながら考察することにある。
本授業では、身の回りのマイクロプラスチックについて、講義、現場での調査、実験室での分析、結果の集約と解析を一つの流れとして、大きく3つのテーマに取り組む。 1つ目は私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチックについて学ぶ。水道、洗濯、食事、買い物など、いろいろな生活要素とマイクロプラスチックの発生について、座学、調査、分析、解析を行う。 2つ目は身近な環境中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。私たちの暮らしから発生したマイクロプラスチックがどのように劣化し、どのような環境に潜んでいるのかについて、座学、調査、分析、解析を行う。 3つ目は河川水中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。陸域環境中で劣化したマイクロプラスチックが流れていく先が河川であり、そこでの挙動を知ることは重要である。世界の河川での汚染状況を座学で学び、実際に鴨川で調査し、実験室で分析を行い、データ解析方法を学ぶ。 最後に、地球環境問題との関わりについて学び、上記の課題について、各自でプレゼンテーションを行い、研究者としての基礎的な一連の能力を身に着けることが目的である。文系・理系を問わず、身近な環境に興味のある学生の受講を期待する。 |
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(到達目標)
・私たちの暮らしと地球環境との関係について理解する。
・マイクロプラスチック問題を理解し、論理的に情報を理解する力を養う。 ・身近な環境問題について、複眼的な視点で考察できる力を養う。 ・自ら興味を持った内容を調べ、現場で調査、分析し、その結果を自分の言葉で発表できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
<授業で扱うトピックス> 水環境、廃棄物、マイクロプラスチック、河川調査、道路塵埃調査、フーリエ変換赤外分光光度法、顕鏡法、水質分析 第1回 「私たちの暮らしと地球環境」概括と授業のガイダンス 第2回 「私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチック」 講義と次回の調査方法の説明 第3回 水道、洗濯、食事、買い物などから発生するマイクロプラスチックの採取 第4回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第5回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第6回 「身近な環境中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第7回 身近な環境調査 第8回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第9回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第10回 「河川水中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第11回 鴨川河川調査 第12回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第13回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第14回 プレゼンテーションと全体講評 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への積極的な参加(10点×3項目)、プレゼンテーション(資料作成を含む)(50点)、質疑応答(20点)により評価する。
プレゼンテーションおよび質疑応答については、到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 ・独自の工夫がみられるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書)
適宜、プリントなどを配布する。
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(参考書等)
『みんなで考えたいプラスチックの現実と未来へのアイデア』
(東京書籍)
ISBN:978-4-487-81260-8
『海洋プラスチックごみ問題の真実』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1686-0
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(授業外学習(予習・復習)等)
地球環境問題について概要を予習しておいてください。
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(その他(オフィスアワー等))
本授業では、文系・理系を問わず、身の回りの環境や私たちの暮らしと地球環境問題の関係に興味のある学生の参加を期待しています。
本授業では、鴨川でのフィールド調査や実験室でのマイクロプラスチック分析を行います。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入しておいてください。 ひとりひとりが調査、実験、分析に直接関わることができるようにするために、受入人数を6人としています。 プレゼンテーションはPowerpointを用いて実施します。本授業で使えるように指導します。 授業中、分からないことについては積極的な質問を期待します。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :環境リスク工学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Environmental Risk Analysis | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共32 | ||||||
(キーワード) | 環境汚染 / リスク / モデル / 定量評価 / Excel | ||||||
(授業の概要・目的) | 科学技術の進歩とともに人工化学物質、重金属、放射性物質等、様々な物質が環境中に排出され、長期的かつ広範囲に環境汚染を引き起こし、環境リスク(人の健康、生活、経済・社会システム、生態系への悪影響)がもたらされています。 この授業では、まず、「リスク」とは何かについて知ることから始めて、環境汚染を引き起こす汚染物質が、“どこから”、“どのように”、“どれだけ”、環境中(大気、水、土壌)に放出され広がり人間や生態系に影響を及ぼすのかを評価する「環境リスク評価」という手法をExcelを用いた簡単な計算を通して理解し、環境リスクを低くするためにどのような対策が必要なのかについて考えることができるようになることを目的としています。 |
||||||
(到達目標) | 環境リスクとは何か、環境汚染を引き起こす汚染物質の環境中に放出・拡散して人間に至る経路や量を計算するモデルを作成して環境リスク評価を行う手法を、現実の測定データを使ってExcelを使った計算することによって理解します。また、この授業を通して、環境リスクに関してインターネット上から信頼性のある情報やデータの検索、収集、処理の方法、モデルを作ってシミュレーションする方法も身につけます。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 環境リスクとは:「リスク」、「環境リスク」とは何かを学ぶ。 第2回 環境汚染について:環境汚染のメカニズムと原因となる汚染物質について学ぶ。また、汚染物質の実際の測定データがどのように公表されているのか、データ源の検索、収集の方法、Excelによるデータの保存や整理の方法を、実際に自分で調べることによって理解する。 第3回 汚染物質の毒性と曝露量の評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その毒性や人への曝露量を計算する方法を理解する。 第4回 汚染物質の健康影響の定量的評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その健康影響(発がんなど)を定量的に評価する方法を理解する。 第5回 基準値について:化学物質の摂取量や環境中の濃度など、人への影響をコントロールするための基準値がどのように決められているかを理解する。 第6回 汚染物質の環境中動態評価1:単純なコンパートメントモデルを用いて、環境中の汚染物質濃度を推定する方法を理解する。 第7回 汚染物質の環境中動態評価2:より複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での1次元移動を評価する方法を理解する。 第8回 汚染物質の環境中動態評価3:さらに複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での2次元移動を評価する方法を理解する。 第9回 モンテカルロ法による環境リスク評価1:モンテカルロ法によるリスクの定量的評価方法の原理を理解する。 第10回 モンテカルロ法による環境リスク評価2:モンテカルロ法により、環境中汚染物質濃度の確率分布を評価する方法を理解する。 第11回 モンテカルロ法による環境リスク評価3:モンテカルロ法により、環境中汚染物質による健康影響の確率分布を評価する方法を理解する。 第12回 健康リスクのシミュレーション1:モンテカルロ法を用いて、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第13回 健康リスクのシミュレーション2:より複雑な条件下において、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第14回 総合問題:今までに学んだ各種評価方法を総合する形で、環境リスクを定量的に評価する応用問題について検討する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加と取組(30%)と、複数回の課題提出(50%)および最終レポート(20%)で評価する。課題については到達目標の達成度に基づき評価する。 4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書) |
使用しない
毎回、プリントを配布する予定です。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | ほぼ毎週、演習課題を出します。必ず、次回の講義日までに演習課題を仕上げて、求められれば、講義中に発表できるようにして下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中にEXCELを用いた演習を行います。受講者は講義に自分のパソコンを持ってきて下さい。 | ||||||
ILASセミナー :環境リスク工学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Environmental Risk Analysis
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共32 |
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(キーワード) 環境汚染 / リスク / モデル / 定量評価 / Excel | |||||||
(授業の概要・目的)
科学技術の進歩とともに人工化学物質、重金属、放射性物質等、様々な物質が環境中に排出され、長期的かつ広範囲に環境汚染を引き起こし、環境リスク(人の健康、生活、経済・社会システム、生態系への悪影響)がもたらされています。
この授業では、まず、「リスク」とは何かについて知ることから始めて、環境汚染を引き起こす汚染物質が、“どこから”、“どのように”、“どれだけ”、環境中(大気、水、土壌)に放出され広がり人間や生態系に影響を及ぼすのかを評価する「環境リスク評価」という手法をExcelを用いた簡単な計算を通して理解し、環境リスクを低くするためにどのような対策が必要なのかについて考えることができるようになることを目的としています。 |
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(到達目標)
環境リスクとは何か、環境汚染を引き起こす汚染物質の環境中に放出・拡散して人間に至る経路や量を計算するモデルを作成して環境リスク評価を行う手法を、現実の測定データを使ってExcelを使った計算することによって理解します。また、この授業を通して、環境リスクに関してインターネット上から信頼性のある情報やデータの検索、収集、処理の方法、モデルを作ってシミュレーションする方法も身につけます。
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(授業計画と内容)
第1回 環境リスクとは:「リスク」、「環境リスク」とは何かを学ぶ。 第2回 環境汚染について:環境汚染のメカニズムと原因となる汚染物質について学ぶ。また、汚染物質の実際の測定データがどのように公表されているのか、データ源の検索、収集の方法、Excelによるデータの保存や整理の方法を、実際に自分で調べることによって理解する。 第3回 汚染物質の毒性と曝露量の評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その毒性や人への曝露量を計算する方法を理解する。 第4回 汚染物質の健康影響の定量的評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その健康影響(発がんなど)を定量的に評価する方法を理解する。 第5回 基準値について:化学物質の摂取量や環境中の濃度など、人への影響をコントロールするための基準値がどのように決められているかを理解する。 第6回 汚染物質の環境中動態評価1:単純なコンパートメントモデルを用いて、環境中の汚染物質濃度を推定する方法を理解する。 第7回 汚染物質の環境中動態評価2:より複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での1次元移動を評価する方法を理解する。 第8回 汚染物質の環境中動態評価3:さらに複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での2次元移動を評価する方法を理解する。 第9回 モンテカルロ法による環境リスク評価1:モンテカルロ法によるリスクの定量的評価方法の原理を理解する。 第10回 モンテカルロ法による環境リスク評価2:モンテカルロ法により、環境中汚染物質濃度の確率分布を評価する方法を理解する。 第11回 モンテカルロ法による環境リスク評価3:モンテカルロ法により、環境中汚染物質による健康影響の確率分布を評価する方法を理解する。 第12回 健康リスクのシミュレーション1:モンテカルロ法を用いて、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第13回 健康リスクのシミュレーション2:より複雑な条件下において、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第14回 総合問題:今までに学んだ各種評価方法を総合する形で、環境リスクを定量的に評価する応用問題について検討する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加と取組(30%)と、複数回の課題提出(50%)および最終レポート(20%)で評価する。課題については到達目標の達成度に基づき評価する。
4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書)
使用しない
毎回、プリントを配布する予定です。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
ほぼ毎週、演習課題を出します。必ず、次回の講義日までに演習課題を仕上げて、求められれば、講義中に発表できるようにして下さい。
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(その他(オフィスアワー等))
授業中にEXCELを用いた演習を行います。受講者は講義に自分のパソコンを持ってきて下さい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :京都の海の沿岸動物学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to marine animals in the coastal areas of Kyoto | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 舞鶴水産実験所 / 魚類 / プランクトン / ベントス / 日本海 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 京都の海をフィールドに日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を学ぶ。 まず、吉田キャンパスにおける3回の講義と参加者同士の議論を通し、日本海沿岸域の魚類とプランクトン(浮遊生物)およびベントス(底生生物)の形態や生態と生息環境の関係を学習する。 次に、フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所において2泊3日の実習に参加し、教育研究船による海洋観測や生物採集、サンプル分析やデータ解析、卸売市場の見学などを行い、京都の海の魅力と不思議を体感する。 最後に、吉田キャンパスにおいて講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(到達目標) | ・日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を理解する。 ・沿岸域における生態学的調査の基礎を習得する。 ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 第1回講義 6月21日(金)「日本海の環境とプランクトン」 (担当:鈴木;場所:農学部) ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を説明する。 ・日本海の環境とプランクトンの特徴を解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果も紹介する。 第2回講義 6月28日(金)「日本海のベントス」 (担当:邉見;場所:農学部) ・ベントスの多様性とその生息環境について解説する。 ・日本海におけるベントスの特徴について解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果を紹介する。 第3回講義 7月5日(金)「日本海の魚と水産業」 (担当:甲斐;場所:農学部) ・日本海の魚の特徴とその由来を解説する。 ・日本海を代表する魚種とその漁業を解説する。 ・日本海の魚類多様性に関する議論をする。 実習 7月13日(土)~15(月・祝)「京都の海の魅力と不思議を体感」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:舞鶴水産実験所) ・西舞鶴駅に集合・解散(公共交通機関により各自移動) ・教育研究船により海洋観測と生物採集を体験する。 ・魚類・プランクトン・ベントスを同定・計数し、環境と生物の関係を分析する。 ・卸売市場などを見学する。 第4回講義 日程未定「成果発表と意見交換」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:農学部またはオンライン) ・講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義への参加姿勢(20点)、実習への参加姿勢(40点)、成果発表と意見交換の内容や姿勢(40点)について、到達目標の達成度にもとづき評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『里海フィールド科学−京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会,2022年)
ISBN:978-4814004454
『日本海 その深層で起こっていること』
(講談社,2016年)
ISBN:978-4062579575
『小学館の図鑑Z 日本魚類館』
(小学館,2018年)
ISBN:978-4092083110
『海岸動物の生態学入門−ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂,2020年)
ISBN:978-4303800512
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(関連URL) | https://www.maizuru.marine.kais.kyoto-u.ac.jp/ 舞鶴水産実験所ホームページ | ||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参考書などに目を通し、日本海の環境と生物の概要を理解したうえで、自らの興味に応じ疑問点を整理してください. | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特に専門的な知識は必要ありませんが、海の環境や生物に興味のある人を募集します。フィールドでの実習を伴うため、傷害保険(学生教育研究災害傷害保険、旅行傷害保険等)に必ず加入してください。また、実習期間中の交通費や宿泊費は各自が負担することになります。なお、第4回講義「成果発表と意見交換」を8月中旬以降に実施した場合、成績報告が通常より遅れる可能性があります。 |
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ILASセミナー :京都の海の沿岸動物学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to marine animals in the coastal areas of Kyoto
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 未定 |
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(キーワード) 舞鶴水産実験所 / 魚類 / プランクトン / ベントス / 日本海 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
京都の海をフィールドに日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を学ぶ。
まず、吉田キャンパスにおける3回の講義と参加者同士の議論を通し、日本海沿岸域の魚類とプランクトン(浮遊生物)およびベントス(底生生物)の形態や生態と生息環境の関係を学習する。 次に、フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所において2泊3日の実習に参加し、教育研究船による海洋観測や生物採集、サンプル分析やデータ解析、卸売市場の見学などを行い、京都の海の魅力と不思議を体感する。 最後に、吉田キャンパスにおいて講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(到達目標)
・日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を理解する。
・沿岸域における生態学的調査の基礎を習得する。 ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を理解する。 |
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(授業計画と内容)
第1回講義 6月21日(金)「日本海の環境とプランクトン」 (担当:鈴木;場所:農学部) ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を説明する。 ・日本海の環境とプランクトンの特徴を解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果も紹介する。 第2回講義 6月28日(金)「日本海のベントス」 (担当:邉見;場所:農学部) ・ベントスの多様性とその生息環境について解説する。 ・日本海におけるベントスの特徴について解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果を紹介する。 第3回講義 7月5日(金)「日本海の魚と水産業」 (担当:甲斐;場所:農学部) ・日本海の魚の特徴とその由来を解説する。 ・日本海を代表する魚種とその漁業を解説する。 ・日本海の魚類多様性に関する議論をする。 実習 7月13日(土)~15(月・祝)「京都の海の魅力と不思議を体感」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:舞鶴水産実験所) ・西舞鶴駅に集合・解散(公共交通機関により各自移動) ・教育研究船により海洋観測と生物採集を体験する。 ・魚類・プランクトン・ベントスを同定・計数し、環境と生物の関係を分析する。 ・卸売市場などを見学する。 第4回講義 日程未定「成果発表と意見交換」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:農学部またはオンライン) ・講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義への参加姿勢(20点)、実習への参加姿勢(40点)、成果発表と意見交換の内容や姿勢(40点)について、到達目標の達成度にもとづき評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『里海フィールド科学−京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会,2022年)
ISBN:978-4814004454
『日本海 その深層で起こっていること』
(講談社,2016年)
ISBN:978-4062579575
『小学館の図鑑Z 日本魚類館』
(小学館,2018年)
ISBN:978-4092083110
『海岸動物の生態学入門−ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂,2020年)
ISBN:978-4303800512
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(授業外学習(予習・復習)等)
参考書などに目を通し、日本海の環境と生物の概要を理解したうえで、自らの興味に応じ疑問点を整理してください.
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(その他(オフィスアワー等))
特に専門的な知識は必要ありませんが、海の環境や生物に興味のある人を募集します。フィールドでの実習を伴うため、傷害保険(学生教育研究災害傷害保険、旅行傷害保険等)に必ず加入してください。また、実習期間中の交通費や宿泊費は各自が負担することになります。なお、第4回講義「成果発表と意見交換」を8月中旬以降に実施した場合、成績報告が通常より遅れる可能性があります。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :脳と機械
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(英 訳) | ILAS Seminar :Brain and Machine | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共北34 | ||||||
(キーワード) | 脳活動 / BMI | ||||||
(授業の概要・目的) | 脳は、命がある限り、常に活動していますが、その活動がどのようなものか、リアルタイムに知ることはできるでしょうか。また脳活動は、普段は、知覚・思考・行動などに貢献していますが、計測された脳信号を、機械につなぐと、どのようになるでしょうか?本授業では、まず、脳活動の生成機序や脳計測手法について解説し、BMI(brain machine interface)を含め、脳と機械が融合化された例を紹介した上で、脳の機能と、その活用の広がりについて、議論していきます。 | ||||||
(到達目標) | BMI(brain machine interface)やBCI(brain computer interface)の例から、それらの技術の背後にある脳の特性・計算アルゴリズム・信号処理の基礎を理解します。一方で、脳には、機械には実現できない機能をもち合わせています。その側面も踏まえた上で、脳と機械の関係について考察し、今後の可能性についての洞察を深めます。 |
||||||
(授業計画と内容) | このゼミはフィードバックを含めた全15回の授業で行います。 初めの授業で、オリエンテーションを行います。 下記のサブテーマの下、論文・総説を紹介して、議論を進めます。 1)脳の構造と活動 2)脳活動の計測手法 3)脳と機械の融合例 4)脳の計算論と生命論 各サブテーマは、2〜4回の授業で扱っていきますが、最後は、総括的なディスカッションを行う予定です。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業での議論とレポートで評価します。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で扱う論文や資料を知らせるので、それを事前に読んで、当日の議論に備えてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :脳と機械
(科目名)
ILAS Seminar :Brain and Machine
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共北34 |
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(キーワード) 脳活動 / BMI | |||||||
(授業の概要・目的)
脳は、命がある限り、常に活動していますが、その活動がどのようなものか、リアルタイムに知ることはできるでしょうか。また脳活動は、普段は、知覚・思考・行動などに貢献していますが、計測された脳信号を、機械につなぐと、どのようになるでしょうか?本授業では、まず、脳活動の生成機序や脳計測手法について解説し、BMI(brain machine interface)を含め、脳と機械が融合化された例を紹介した上で、脳の機能と、その活用の広がりについて、議論していきます。
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(到達目標)
BMI(brain machine interface)やBCI(brain computer interface)の例から、それらの技術の背後にある脳の特性・計算アルゴリズム・信号処理の基礎を理解します。一方で、脳には、機械には実現できない機能をもち合わせています。その側面も踏まえた上で、脳と機械の関係について考察し、今後の可能性についての洞察を深めます。
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(授業計画と内容)
このゼミはフィードバックを含めた全15回の授業で行います。 初めの授業で、オリエンテーションを行います。 下記のサブテーマの下、論文・総説を紹介して、議論を進めます。 1)脳の構造と活動 2)脳活動の計測手法 3)脳と機械の融合例 4)脳の計算論と生命論 各サブテーマは、2〜4回の授業で扱っていきますが、最後は、総括的なディスカッションを行う予定です。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業での議論とレポートで評価します。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で扱う論文や資料を知らせるので、それを事前に読んで、当日の議論に備えてください。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :錦絵新聞からみる近代メディアの出現
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(英 訳) | ILAS Seminar : Emergence of Modern Media and Nishiki-e Shinbun (colored woodblock prints in newspapers) | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人文科学研究所(本館)1階講義室 | ||||||
(キーワード) | メディア / マスコミ / 新聞 / 明治文学 | ||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会には、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど大衆向けに情報を伝達する多様な媒体があり、われわれは日々世界各地の溢れる情報と接しながら生きている。近代日本社会においてこうしたマスメディアの発展の礎になったのは、新聞であった。文久〜慶応年間、幕府が外国事情を報じるために刊行した欧字翻訳新聞や、居留地を拠点として刊行された民間新聞がその始まりである。最初は日刊紙ではなく、定期刊行物に近いかたちであったが、やがて明治時代に入ると、毎日刊行する形式が基本となる。さらに、電報の導入や印刷技術の発達に伴い、朝夕刊・新聞広告・読者からの投書・従軍記事といった、現在にもみられる新聞形態の要素が定着していく。本授業の一つの目的は、新聞という身近なマスメディアが幕末明治期にわたり生成、発展した歴史を辿ることにある。 そのうち、とくに調査対象として注目するのは錦絵新聞である。錦絵新聞とは、『東京日日新聞』『郵便報知新聞』などの新聞記事を基にした文章と浮世絵を載せ、事件を報道する一枚摺の読み物で、江戸時代のかわら版と明治時代の新聞の過渡期の産物である。新聞の発達は近代以前の文学・美術・出版との深い関わりを持っており、錦絵新聞の講読を通して両者の関係性を把握することは本授業のもう一つの目的である。 |
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(到達目標) | 幕末明治期において新聞が発展した歴史を概観し、新聞の発達と当時の社会情勢(郵便・電報、印刷技術、言論統制の法令、戦争など)がどう関わっているのかを把握する。 また、錦絵新聞の読解を通して、近世/近代の読者の受容形態や文体の変化、新聞の機能と役割の拡大といった問題について議論し、理解を深める。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 江戸時代のかわら版と近代新聞の始まり 第2回 明治時代の新聞の隆盛、大新聞と小新聞 第3回 郵便・電報制度の確立、印刷技術の発展 第4回 錦絵新聞の誕生と終焉、明治期の戯作の出版状況 第5回 錦絵新聞の講読① 第6回 錦絵新聞の講読② 第7回 錦絵新聞の講読③ 第8回 錦絵新聞の講読④ 第9回 錦絵新聞の講読⑤ 第10回 錦絵新聞の講読⑥ 第11回 錦絵新聞の講読⑦ 第12回 錦絵新聞の講読⑧ 第13回 錦絵新聞の講読⑨ 第14回 錦絵新聞の講読⑩ 第15回 フィードバック 第5〜14回目の授業では、前半は教員による講義、後半は受講者による錦絵新聞の講読と討論で進める。授業の進行状況を考慮し、明治期の新聞の発展にまつわる諸相(社説の誕生、讒謗律・新聞紙条例による言論弾圧、「続き物」の流行、新聞と雑誌、朗読から黙読への転換など)を講義のテーマとして取り上げる。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(40%)、発表(60%) 平常点には、出席率(20%)・授業内での参加度と授業後に提出するリアクションペーパーの内容(20%)が含まれる。なお、特別な理由なしに4回以上授業を欠席した場合には不合格とする。 |
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(教科書) |
使用しない
レジュメは授業中に配布する。
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(参考書等) |
【参考文献】
土屋礼子『大阪の錦絵新聞』(三元社、1995年)、興津要『明治新聞事始め [文明開化]のジャーナリズム』(大修館書店、1997年)、土屋礼子『大衆紙の源流:明治期小新聞の研究』(世界思想社、2002年)、千葉市美術館編『文明開化の錦絵新聞:東京日々新聞・郵便報知新聞全作品』(国書刊行会、2008年)。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講読の担当者は各自テーマを立てて調査・分析し、発表を行い、他の受講者は予め講読の対象となった記事を予め読んでおく。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :錦絵新聞からみる近代メディアの出現
(科目名)
ILAS Seminar : Emergence of Modern Media and Nishiki-e Shinbun (colored woodblock prints in newspapers)
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人文科学研究所(本館)1階講義室 |
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(キーワード) メディア / マスコミ / 新聞 / 明治文学 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代社会には、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど大衆向けに情報を伝達する多様な媒体があり、われわれは日々世界各地の溢れる情報と接しながら生きている。近代日本社会においてこうしたマスメディアの発展の礎になったのは、新聞であった。文久〜慶応年間、幕府が外国事情を報じるために刊行した欧字翻訳新聞や、居留地を拠点として刊行された民間新聞がその始まりである。最初は日刊紙ではなく、定期刊行物に近いかたちであったが、やがて明治時代に入ると、毎日刊行する形式が基本となる。さらに、電報の導入や印刷技術の発達に伴い、朝夕刊・新聞広告・読者からの投書・従軍記事といった、現在にもみられる新聞形態の要素が定着していく。本授業の一つの目的は、新聞という身近なマスメディアが幕末明治期にわたり生成、発展した歴史を辿ることにある。
そのうち、とくに調査対象として注目するのは錦絵新聞である。錦絵新聞とは、『東京日日新聞』『郵便報知新聞』などの新聞記事を基にした文章と浮世絵を載せ、事件を報道する一枚摺の読み物で、江戸時代のかわら版と明治時代の新聞の過渡期の産物である。新聞の発達は近代以前の文学・美術・出版との深い関わりを持っており、錦絵新聞の講読を通して両者の関係性を把握することは本授業のもう一つの目的である。 |
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(到達目標)
幕末明治期において新聞が発展した歴史を概観し、新聞の発達と当時の社会情勢(郵便・電報、印刷技術、言論統制の法令、戦争など)がどう関わっているのかを把握する。
また、錦絵新聞の読解を通して、近世/近代の読者の受容形態や文体の変化、新聞の機能と役割の拡大といった問題について議論し、理解を深める。 |
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(授業計画と内容)
第1回 江戸時代のかわら版と近代新聞の始まり 第2回 明治時代の新聞の隆盛、大新聞と小新聞 第3回 郵便・電報制度の確立、印刷技術の発展 第4回 錦絵新聞の誕生と終焉、明治期の戯作の出版状況 第5回 錦絵新聞の講読① 第6回 錦絵新聞の講読② 第7回 錦絵新聞の講読③ 第8回 錦絵新聞の講読④ 第9回 錦絵新聞の講読⑤ 第10回 錦絵新聞の講読⑥ 第11回 錦絵新聞の講読⑦ 第12回 錦絵新聞の講読⑧ 第13回 錦絵新聞の講読⑨ 第14回 錦絵新聞の講読⑩ 第15回 フィードバック 第5〜14回目の授業では、前半は教員による講義、後半は受講者による錦絵新聞の講読と討論で進める。授業の進行状況を考慮し、明治期の新聞の発展にまつわる諸相(社説の誕生、讒謗律・新聞紙条例による言論弾圧、「続き物」の流行、新聞と雑誌、朗読から黙読への転換など)を講義のテーマとして取り上げる。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(40%)、発表(60%)
平常点には、出席率(20%)・授業内での参加度と授業後に提出するリアクションペーパーの内容(20%)が含まれる。なお、特別な理由なしに4回以上授業を欠席した場合には不合格とする。 |
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(教科書)
使用しない
レジュメは授業中に配布する。
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(参考書等)
【参考文献】
土屋礼子『大阪の錦絵新聞』(三元社、1995年)、興津要『明治新聞事始め [文明開化]のジャーナリズム』(大修館書店、1997年)、土屋礼子『大衆紙の源流:明治期小新聞の研究』(世界思想社、2002年)、千葉市美術館編『文明開化の錦絵新聞:東京日々新聞・郵便報知新聞全作品』(国書刊行会、2008年)。
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(授業外学習(予習・復習)等)
講読の担当者は各自テーマを立てて調査・分析し、発表を行い、他の受講者は予め講読の対象となった記事を予め読んでおく。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :コミュニケーションを解き明かす—会話分析研究の入門と実践
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(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring human communication - An introduction to Conversation Analysis | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共24 | ||||||||||||
(キーワード) | 相互行為 / ビデオ分析 / ことばの民族誌 / 言語と非言語 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | コミュニケーションは、面白い。ふと周りの人々のやりとりを観察してみると、話が噛み合わずにトラブルになってしまっていることもあれば、不思議なほど円滑に会話が進んでいることもある。こうしたコミュニケーションの面白さや難しさは、私たちの日常生活のありとあらゆる場面に見出される。家族と団らんしたり、友達を作ったり、事務手続きについて問い合わせたり、サークルで話し合いを行ったり、バイト先で客に対応したり等、私たちが暮らす社会は、人と人との相互行為の積み重ねによって形作られている。いわば、相互行為は人間社会のインフラであり、人間について、そして社会・文化・言語など人間の生み出した諸々について理解するための基礎になるものである。 本授業の主題である「会話分析(Conversation Analysis)」とは、人々の間の相互行為について探究する学問分野である。会話分析は、社会学の一領域から出発し、人類学や言語学などの諸学問との交流を経て、独自の発展を遂げている。現在では、社会学・人類学・言語学はもちろん、認知科学・外国語教育学・教育学・経営学・情報工学・医学などきわめて多岐に渡る領域において会話分析の知見が利用されている。 会話分析という分野の特徴の一つは、実際の相互行為を録音・録画し、データに基づく研究を行うことである。データ分析では、やりとりの中で発される言葉はもちろん、ちょっとした息づかい、声色の変化、一瞬の間、顔の表情や視線の動き、身体の振る舞いなど、言語的資源と非言語的資源の両方をミリ秒単位で精密に観察することで、相互行為の秩序や構造を解き明かす。 この授業では、会話分析研究の入門と実践を通じて、何気ないやりとりの中に学問的探究の種を見出し、それを研究成果として結実させるまでのプロセスを体験し、各自の専門分野における学びに向けた礎を築くことを目的とする。 |
||||||||||||
(到達目標) | ・会話分析という学問分野の主要な知見について理解する。 ・相互行為という日常的な題材に対して、学術的にアプローチする構えを身に付ける。 ・相互行為のビデオデータを収集し、会話分析の知見に裏打ちされた学術的な観察の技能を身に付ける。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 学期を通じて、会話分析の主要な知見の概要を学びつつ、ビデオデータの収集と分析の実習を行う。各回の計画は以下の通り。 第1回:会話分析とは何か:会話データから何がわかるのか?どのような学問分野と関わるのか? 第2回:会話のビデオ収録の方法 第3回:会話分析の基礎概念 第4回:ビデオデータ観察事始め 第5回:文字起こし(語句、韻律、パラ言語) 第6回:文字起こし(身体行動、民族誌(エスノグラフィー)) 第7-8回:会話分析の基礎概念の検証 第9-10回:会話分析の学際的展開:人類学・言語学を例に 第11-14回:会話分析研究の実践 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への貢献度(授業中のプレゼン等を含む)70% 期末プレゼン30% |
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(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』
(世界思想社, 2010年)
ISBN:4790714691
『会話分析入門』
(勁草書房, 2017年)
ISBN:4326602961
(京都大学図書館電子リソースで電子版を読むことができます。)
『相互行為の人類学:「心」と「文化」が出会う場所』
(新曜社, 2019年)
ISBN:4788516071
『会話分析の広がり』
(ひつじ書房, 2018年)
ISBN:4894768534
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の展開に応じて、授業外での課題に取り組んでいただきます。具体的には以下の通りです。 ・自分の身の回りでの会話を収録するなどして分析対象のデータを用意する ・データの分析対象部分を文字起こしする ・会話分析に関する入門的文章を読み、担当範囲をプレゼンする ・データ中の特に興味深い箇所について、授業で学んだ内容を踏まえた観察を行う |
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(その他(オフィスアワー等)) | この授業を選ぶかどうか迷った場合は、参考書に挙げている書籍を図書館等で探し、パラパラとめくってみて面白そうと思えるかどうかという観点から判断してみると良いかもしれません。 | ||||||||||||
ILASセミナー :コミュニケーションを解き明かす—会話分析研究の入門と実践
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring human communication - An introduction to Conversation Analysis
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共24 |
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(キーワード) 相互行為 / ビデオ分析 / ことばの民族誌 / 言語と非言語 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
コミュニケーションは、面白い。ふと周りの人々のやりとりを観察してみると、話が噛み合わずにトラブルになってしまっていることもあれば、不思議なほど円滑に会話が進んでいることもある。こうしたコミュニケーションの面白さや難しさは、私たちの日常生活のありとあらゆる場面に見出される。家族と団らんしたり、友達を作ったり、事務手続きについて問い合わせたり、サークルで話し合いを行ったり、バイト先で客に対応したり等、私たちが暮らす社会は、人と人との相互行為の積み重ねによって形作られている。いわば、相互行為は人間社会のインフラであり、人間について、そして社会・文化・言語など人間の生み出した諸々について理解するための基礎になるものである。
本授業の主題である「会話分析(Conversation Analysis)」とは、人々の間の相互行為について探究する学問分野である。会話分析は、社会学の一領域から出発し、人類学や言語学などの諸学問との交流を経て、独自の発展を遂げている。現在では、社会学・人類学・言語学はもちろん、認知科学・外国語教育学・教育学・経営学・情報工学・医学などきわめて多岐に渡る領域において会話分析の知見が利用されている。 会話分析という分野の特徴の一つは、実際の相互行為を録音・録画し、データに基づく研究を行うことである。データ分析では、やりとりの中で発される言葉はもちろん、ちょっとした息づかい、声色の変化、一瞬の間、顔の表情や視線の動き、身体の振る舞いなど、言語的資源と非言語的資源の両方をミリ秒単位で精密に観察することで、相互行為の秩序や構造を解き明かす。 この授業では、会話分析研究の入門と実践を通じて、何気ないやりとりの中に学問的探究の種を見出し、それを研究成果として結実させるまでのプロセスを体験し、各自の専門分野における学びに向けた礎を築くことを目的とする。 |
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(到達目標)
・会話分析という学問分野の主要な知見について理解する。
・相互行為という日常的な題材に対して、学術的にアプローチする構えを身に付ける。 ・相互行為のビデオデータを収集し、会話分析の知見に裏打ちされた学術的な観察の技能を身に付ける。 |
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(授業計画と内容)
学期を通じて、会話分析の主要な知見の概要を学びつつ、ビデオデータの収集と分析の実習を行う。各回の計画は以下の通り。 第1回:会話分析とは何か:会話データから何がわかるのか?どのような学問分野と関わるのか? 第2回:会話のビデオ収録の方法 第3回:会話分析の基礎概念 第4回:ビデオデータ観察事始め 第5回:文字起こし(語句、韻律、パラ言語) 第6回:文字起こし(身体行動、民族誌(エスノグラフィー)) 第7-8回:会話分析の基礎概念の検証 第9-10回:会話分析の学際的展開:人類学・言語学を例に 第11-14回:会話分析研究の実践 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への貢献度(授業中のプレゼン等を含む)70%
期末プレゼン30% |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』
(世界思想社, 2010年)
ISBN:4790714691
『会話分析入門』
(勁草書房, 2017年)
ISBN:4326602961
(京都大学図書館電子リソースで電子版を読むことができます。)
『相互行為の人類学:「心」と「文化」が出会う場所』
(新曜社, 2019年)
ISBN:4788516071
『会話分析の広がり』
(ひつじ書房, 2018年)
ISBN:4894768534
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業の展開に応じて、授業外での課題に取り組んでいただきます。具体的には以下の通りです。
・自分の身の回りでの会話を収録するなどして分析対象のデータを用意する ・データの分析対象部分を文字起こしする ・会話分析に関する入門的文章を読み、担当範囲をプレゼンする ・データ中の特に興味深い箇所について、授業で学んだ内容を踏まえた観察を行う |
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(その他(オフィスアワー等))
この授業を選ぶかどうか迷った場合は、参考書に挙げている書籍を図書館等で探し、パラパラとめくってみて面白そうと思えるかどうかという観点から判断してみると良いかもしれません。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :スケールの科学—ゴジラやBMIから国会まで
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Science of scale- from Godzilla, BMI to parliament | ||||
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(担当教員) |
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||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 共北33 | ||||||
(キーワード) | ゴジラ / BMI / 一票の格差 / 寿命 / 都市 | ||||||
(授業の概要・目的) | ・ゴジラやスーパーマンは地球上に存在するか。 ・人間の寿命は、なぜ数年でもなく数百年でもなく数十年なのか。 ・適正体重の指標BMIは、なぜ体重÷(身長の二乗)で計算されるか。 ・日本の国会議員数は、なぜ数十人でもなく数千人でもなく数百人でよいのか。 ・なぜ都市化が進むのか ・本当に裕福な国はどこか。 などの問題に対してスケールの概念を用いて考える。科学的に世界や生命、人間社会を見ることの重要性と面白さを紹介する。*おかしくおもしろ*な研究を満喫できるかも! |
||||||
(到達目標) | ・シンプルで有効なスケール確認法(回帰分析等)を習得する。 ・その結果に対してモデルを立てて理論分析ができる。 ・思い込みではなく学際的に・科学的に生命や社会現象をより深く考察できる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 紹介 第2ー3回 様々なスケールを考察する(体重と力、メタボリック・レート等) 第4ー7回 スケールの分析と実践:回帰分析、過学習、ゴジラ、スーパーマン等 第8回 中間発表:与えられた練習問題に対する分析の報告 第9ー12回 スケール分析の理論開発と検証:BMI、寿命、国会、都市など 第13回 社会現象または時事分析 第14回 期末発表 第15回:フィードバック ※ 履修者数や進捗によって一部内容またはスケジュールの変更がある. |
||||||
(履修要件) |
・分析を行うためにパソコンが必要(WindowsとMacのどちらでもOK)。
・予備知識:べき乗、対数、平均、線形回帰(履修開始後に勉強することでも可) |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(参加状況や発言など):30%,中間発表:20%,期末発表:20%,レポート:30% | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
『Scale: The Universal Laws of Growth, Innovation, Sustainability, and the Pace of Life in Organisms, Cities, Economies, and Companies』
(Penguin Press (2017/5/16))
ISBN:1594205582
(https://www.amazon.co.jp/Scale-Universal-Innovation-Sustainability-Organisms/dp/1594205582)
『「最も好都合な議員定数」、大山達雄編、『選挙・投票・公共選択の数理』』
(共立出版(2022年))
ISBN:9784320019560
(https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10011785.html)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 文献調査やデータ分析,発表資料・レポート作成がある. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | *連絡先:趙 |
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ILASセミナー :スケールの科学—ゴジラやBMIから国会まで
(科目名)
ILAS Seminar :Science of scale- from Godzilla, BMI to parliament
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共北33 |
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(キーワード) ゴジラ / BMI / 一票の格差 / 寿命 / 都市 | |||||||
(授業の概要・目的)
・ゴジラやスーパーマンは地球上に存在するか。
・人間の寿命は、なぜ数年でもなく数百年でもなく数十年なのか。 ・適正体重の指標BMIは、なぜ体重÷(身長の二乗)で計算されるか。 ・日本の国会議員数は、なぜ数十人でもなく数千人でもなく数百人でよいのか。 ・なぜ都市化が進むのか ・本当に裕福な国はどこか。 などの問題に対してスケールの概念を用いて考える。科学的に世界や生命、人間社会を見ることの重要性と面白さを紹介する。*おかしくおもしろ*な研究を満喫できるかも! |
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(到達目標)
・シンプルで有効なスケール確認法(回帰分析等)を習得する。
・その結果に対してモデルを立てて理論分析ができる。 ・思い込みではなく学際的に・科学的に生命や社会現象をより深く考察できる。 |
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(授業計画と内容)
第1回 紹介 第2ー3回 様々なスケールを考察する(体重と力、メタボリック・レート等) 第4ー7回 スケールの分析と実践:回帰分析、過学習、ゴジラ、スーパーマン等 第8回 中間発表:与えられた練習問題に対する分析の報告 第9ー12回 スケール分析の理論開発と検証:BMI、寿命、国会、都市など 第13回 社会現象または時事分析 第14回 期末発表 第15回:フィードバック ※ 履修者数や進捗によって一部内容またはスケジュールの変更がある. |
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(履修要件)
・分析を行うためにパソコンが必要(WindowsとMacのどちらでもOK)。
・予備知識:べき乗、対数、平均、線形回帰(履修開始後に勉強することでも可) |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(参加状況や発言など):30%,中間発表:20%,期末発表:20%,レポート:30%
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『Scale: The Universal Laws of Growth, Innovation, Sustainability, and the Pace of Life in Organisms, Cities, Economies, and Companies』
(Penguin Press (2017/5/16))
ISBN:1594205582
(https://www.amazon.co.jp/Scale-Universal-Innovation-Sustainability-Organisms/dp/1594205582)
『「最も好都合な議員定数」、大山達雄編、『選挙・投票・公共選択の数理』』
(共立出版(2022年))
ISBN:9784320019560
(https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10011785.html)
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(授業外学習(予習・復習)等)
文献調査やデータ分析,発表資料・レポート作成がある.
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(その他(オフィスアワー等))
*連絡先:趙
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