授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :視覚科学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Vision Science | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 共北35 | ||||||
(キーワード) | 認知科学 / 心理学 / 実験手法 / 眼球運動測定 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 講義形式の授業では伝えることの困難な「視覚科学」の研究の実際の現場に触れ、視覚による認識過程を科学的に研究する方法に関する知識を体験的に得ることを目指す。具体的には担当教員の研究室で行っている研究手法(行動実験、fMRI実験、眼球運動測定実験など)を取り上げ、実験現場への参与観察(実験協力者としての参加を含む)と、実験手法に関するチュートリアルとディスカッションを通して研究の実際を理解する。 |
||||||
(到達目標) | 視覚に関する心理学実験を体験することにより、実験研究の基本的考え方を体験的に学ぶ。教科書的な知識と研究現場の関係、つながりを理解する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 前期のILASセミナー:視覚科学では、各研究手法による基本的な実験などを取り上げる。 第1回:オリエンテーション(必要な場合は履修制限) 第2回:視覚科学の研究手法の概説(レクチャー) 第3回:行動実験1(心理物理実験)実習 第4回:行動実験1(心理物理実験)結果の予測(グループディスカッション) 第5回:行動実験1(心理物理実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第6回:行動実験2(認知実験)実習 第7回:行動実験2(認知実験)結果の予測(グループディスカッション) 第8回:行動実験2(認知実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第9回:眼球運動測定実験 実習 第10回:眼球運動測定実験 結果の予測(グループディスカッション) 第11回:眼球運動測定実験 手法、結果の解説、まとめ、ディスカッション 第12回:fMRI実験 実習 第13回:fMRI実験 解説とディスカッション 第14回:まとめ、質疑応答、全体のディスカッション 第15回:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 参加者は毎回の授業に出席しディスカッションに参加するとともに、各回の授業に関してPandAでコメントを提出する。これを平常点とする。また、授業で取り上げるテーマごとにレポートをまとめ提出する(計4回)。レポートの内容は ・授業内容のまとめ(研究手法についての知識の整理) ・その研究手法を用いた具体的な研究のアイディア ・その研究手法に関する意見(手法の限界、利点、改善点、など) 成績評価の方法 平常点 25% 発表・レポート 75% 素点(100点満点)で評価する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時間外にデータ収集や実習を行う場合がありうる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :視覚科学
(科目名)
ILAS Seminar :Vision Science
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北35 |
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(キーワード) 認知科学 / 心理学 / 実験手法 / 眼球運動測定 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
講義形式の授業では伝えることの困難な「視覚科学」の研究の実際の現場に触れ、視覚による認識過程を科学的に研究する方法に関する知識を体験的に得ることを目指す。具体的には担当教員の研究室で行っている研究手法(行動実験、fMRI実験、眼球運動測定実験など)を取り上げ、実験現場への参与観察(実験協力者としての参加を含む)と、実験手法に関するチュートリアルとディスカッションを通して研究の実際を理解する。
|
|||||||
(到達目標)
視覚に関する心理学実験を体験することにより、実験研究の基本的考え方を体験的に学ぶ。教科書的な知識と研究現場の関係、つながりを理解する。
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(授業計画と内容)
前期のILASセミナー:視覚科学では、各研究手法による基本的な実験などを取り上げる。 第1回:オリエンテーション(必要な場合は履修制限) 第2回:視覚科学の研究手法の概説(レクチャー) 第3回:行動実験1(心理物理実験)実習 第4回:行動実験1(心理物理実験)結果の予測(グループディスカッション) 第5回:行動実験1(心理物理実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第6回:行動実験2(認知実験)実習 第7回:行動実験2(認知実験)結果の予測(グループディスカッション) 第8回:行動実験2(認知実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第9回:眼球運動測定実験 実習 第10回:眼球運動測定実験 結果の予測(グループディスカッション) 第11回:眼球運動測定実験 手法、結果の解説、まとめ、ディスカッション 第12回:fMRI実験 実習 第13回:fMRI実験 解説とディスカッション 第14回:まとめ、質疑応答、全体のディスカッション 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
参加者は毎回の授業に出席しディスカッションに参加するとともに、各回の授業に関してPandAでコメントを提出する。これを平常点とする。また、授業で取り上げるテーマごとにレポートをまとめ提出する(計4回)。レポートの内容は
・授業内容のまとめ(研究手法についての知識の整理) ・その研究手法を用いた具体的な研究のアイディア ・その研究手法に関する意見(手法の限界、利点、改善点、など) 成績評価の方法 平常点 25% 発表・レポート 75% 素点(100点満点)で評価する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業時間外にデータ収集や実習を行う場合がありうる。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :チームビルディング,リーダーシップ,環境経済・政策
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Team building, leadership, and environmental economics and policy | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 20(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 1共26 | ||||||
(キーワード) | リーダーシップ / チーム / ゴール / 環境 / 事例分析 | ||||||
(授業の概要・目的) | 「京大までの人」から「京大からの人」に成長する 大学受験までで求められたのは,与えられた問題に対する解決法や解決するための知識を,個々人がいかに効率的に吸収し,答案用紙に解答することだったと思います.これは現在の様々な問題を解決する上で重要な技能であることは間違いありません. しかし現代社会では,ウェブサイト上に多くの「正解」が掲載され,SNS上で「正解」を募集することも可能です.さらにAIの普及や「ハンコ文化」の撤廃は,今まで「秀才」や「エリート」と呼ばれていた人たちの仕事(「士業」)をなくしていきます. このような世界で重要となるのは,既存の知識として共有されている「正解」を知識として蓄積することだけでなく(これがなければ検索もできません), ・みんなに使ってもらうことで価値を持つ(ネットワーク効果)ような,新たな解決法を創出すること ・既知の「正解」と新たな解決法を組み合わせて(相乗効果)実現可能性を高めること ・こうした解決法を導き出せるように「課題」を設定しなおすこと, が求められるようになっています(山口, 2019). このような解決法は,異なる考えや背景,専門性を持つ人々がアイデアを出し合い,その得意分野を活用して協働することで思い付き,発展させ,実現させやすくなります.これを円滑に行うには,多様な人々やアイデア,資産をまとめ上げる能力,即ちリーダーシップが必要となります(ハスケル・ウェストレイク,2020). この授業では,多数の「正解」が示されながらもなかなか実施されない環境問題を取り上げ,グループワークによる課題設定,及び実際の取り組みの事例分析を通じて,問題解決の技法とその口頭及び文書による伝達方法を実践的に学ぶことを目的とします. |
||||||
(到達目標) | 企業や組織,政府機関のリーダーとして,環境問題の解決あるいは国連持続可能な発展目標(SDGs)を達成するための「ビジネスプラン」ないし「政策提案」を構想し,参加者にわかりやすく発表する能力を身につけることが最終目標です.そのプロセスで,下記7つのどの学問分野にも転用可能な技法(transferable skills)の取得を目指します. (1)リーダーシップの発揮技法 (2)効果的なグループワーク (3)ブレーンストーミング:課題の抽出方法 (4)論理的思考:因果関係の推論技法 (5)効果的なプレゼンテーション (6)事例研究・調査の方法 (7)学術レポート・論文の執筆方法 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 京大までの人と京大からの人 第2回 グループワークとチーム活動 第3回 リーダーシップ 第4回 伝える:プレゼンテーションとハンドアウト 第5-7回 テキストの輪読・報告・議論 第8回 事例研究の方法 第9-10回 問題の定式化・構造化と文献収集 第11-12回 中間報告と最終報告の準備 第13-14回 最終報告,レポート執筆方法 第15回 ふりかえり |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | ・テキストの輪読報告とその議論:20% ・グループ口頭発表:30% ・グループ筆記レポート:40% ・その他授業への積極的な参加・貢献度:10% |
||||||
(教科書) |
『環境政策論』
(ミネルヴァ書房)
ISBN:978-4623071319
(輪読用の教材として使用します.5月の連休前までに購入して下さい.)
|
||||||
(参考書等) |
『7つの習慣 人格主義の回復』
(キングベアー出版,2020年)
ISBN:978-4863940925
(リーダーシップとチームビルディングをできるようになる要点が満載)
『基礎からわかる 論文の書き方 』
(講談社現代新書,2022年)
ISBN:978-4065280867
(レポートや論文作成に必ず役に立ちます)
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』
(日経BP,2020年)
ISBN:978-4-296-10604-2
(あなたのリーダーシップのタイプを診断できます)
『Google式10Xリモート仕事術』
(ダイヤモンド社, 2020年)
ISBN:978-4478109205
(Google の機能を使い倒してオンラインでグループワークをしましょう)
『ニュータイプの時代:新時代を生き抜く24の思考・行動様式』
(ダイヤモンド社,2019年)
ISBN:978-4-478-10834-5
(この授業で行うことのエッセンスが書かれています)
『武器としての図で考える習慣』
(東洋経済新報社,2020年)
ISBN:978-4492046685
(考えを分析に資するように構造化するコツを伝えます)
『脱炭素革命への挑戦:世界の潮流と日本の課題』
(山と渓谷社,2021年)
ISBN:978-4635310444
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
『ESG経営:ケーススタディ20』
(日経BP,2017年)
ISBN:978-4822236977
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 輪読やグループワークの一部は,授業時間外に準備をした上で,授業中に発表することが求められます.また輪読テキストは,自分のプレゼン担当箇所以外でも事前に読み込んでくることが期待されます. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Google Workspace上のMicrosoft Word, Excel, Powerpoint を用いてグループプレゼン資料とグループレポートの作成を行います.大学のemail アカウントとは別にGoogle Account 及びGmailを取得しておいてください. | ||||||
ILASセミナー :チームビルディング,リーダーシップ,環境経済・政策
(科目名)
ILAS Seminar :Team building, leadership, and environmental economics and policy
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 20(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 1共26 |
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(キーワード) リーダーシップ / チーム / ゴール / 環境 / 事例分析 | |||||||
(授業の概要・目的)
「京大までの人」から「京大からの人」に成長する
大学受験までで求められたのは,与えられた問題に対する解決法や解決するための知識を,個々人がいかに効率的に吸収し,答案用紙に解答することだったと思います.これは現在の様々な問題を解決する上で重要な技能であることは間違いありません. しかし現代社会では,ウェブサイト上に多くの「正解」が掲載され,SNS上で「正解」を募集することも可能です.さらにAIの普及や「ハンコ文化」の撤廃は,今まで「秀才」や「エリート」と呼ばれていた人たちの仕事(「士業」)をなくしていきます. このような世界で重要となるのは,既存の知識として共有されている「正解」を知識として蓄積することだけでなく(これがなければ検索もできません), ・みんなに使ってもらうことで価値を持つ(ネットワーク効果)ような,新たな解決法を創出すること ・既知の「正解」と新たな解決法を組み合わせて(相乗効果)実現可能性を高めること ・こうした解決法を導き出せるように「課題」を設定しなおすこと, が求められるようになっています(山口, 2019). このような解決法は,異なる考えや背景,専門性を持つ人々がアイデアを出し合い,その得意分野を活用して協働することで思い付き,発展させ,実現させやすくなります.これを円滑に行うには,多様な人々やアイデア,資産をまとめ上げる能力,即ちリーダーシップが必要となります(ハスケル・ウェストレイク,2020). この授業では,多数の「正解」が示されながらもなかなか実施されない環境問題を取り上げ,グループワークによる課題設定,及び実際の取り組みの事例分析を通じて,問題解決の技法とその口頭及び文書による伝達方法を実践的に学ぶことを目的とします. |
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(到達目標)
企業や組織,政府機関のリーダーとして,環境問題の解決あるいは国連持続可能な発展目標(SDGs)を達成するための「ビジネスプラン」ないし「政策提案」を構想し,参加者にわかりやすく発表する能力を身につけることが最終目標です.そのプロセスで,下記7つのどの学問分野にも転用可能な技法(transferable skills)の取得を目指します.
(1)リーダーシップの発揮技法 (2)効果的なグループワーク (3)ブレーンストーミング:課題の抽出方法 (4)論理的思考:因果関係の推論技法 (5)効果的なプレゼンテーション (6)事例研究・調査の方法 (7)学術レポート・論文の執筆方法 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 京大までの人と京大からの人 第2回 グループワークとチーム活動 第3回 リーダーシップ 第4回 伝える:プレゼンテーションとハンドアウト 第5-7回 テキストの輪読・報告・議論 第8回 事例研究の方法 第9-10回 問題の定式化・構造化と文献収集 第11-12回 中間報告と最終報告の準備 第13-14回 最終報告,レポート執筆方法 第15回 ふりかえり |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
・テキストの輪読報告とその議論:20%
・グループ口頭発表:30% ・グループ筆記レポート:40% ・その他授業への積極的な参加・貢献度:10% |
|||||||
(教科書)
『環境政策論』
(ミネルヴァ書房)
ISBN:978-4623071319
(輪読用の教材として使用します.5月の連休前までに購入して下さい.)
|
|||||||
(参考書等)
『7つの習慣 人格主義の回復』
(キングベアー出版,2020年)
ISBN:978-4863940925
(リーダーシップとチームビルディングをできるようになる要点が満載)
『基礎からわかる 論文の書き方 』
(講談社現代新書,2022年)
ISBN:978-4065280867
(レポートや論文作成に必ず役に立ちます)
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』
(日経BP,2020年)
ISBN:978-4-296-10604-2
(あなたのリーダーシップのタイプを診断できます)
『Google式10Xリモート仕事術』
(ダイヤモンド社, 2020年)
ISBN:978-4478109205
(Google の機能を使い倒してオンラインでグループワークをしましょう)
『ニュータイプの時代:新時代を生き抜く24の思考・行動様式』
(ダイヤモンド社,2019年)
ISBN:978-4-478-10834-5
(この授業で行うことのエッセンスが書かれています)
『武器としての図で考える習慣』
(東洋経済新報社,2020年)
ISBN:978-4492046685
(考えを分析に資するように構造化するコツを伝えます)
『脱炭素革命への挑戦:世界の潮流と日本の課題』
(山と渓谷社,2021年)
ISBN:978-4635310444
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
『ESG経営:ケーススタディ20』
(日経BP,2017年)
ISBN:978-4822236977
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
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(授業外学習(予習・復習)等)
輪読やグループワークの一部は,授業時間外に準備をした上で,授業中に発表することが求められます.また輪読テキストは,自分のプレゼン担当箇所以外でも事前に読み込んでくることが期待されます.
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
Google Workspace上のMicrosoft Word, Excel, Powerpoint を用いてグループプレゼン資料とグループレポートの作成を行います.大学のemail アカウントとは別にGoogle Account 及びGmailを取得しておいてください.
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :環境経済・政策論
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Environmental Economics and Policy | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||
(キーワード) | 環境経済 / 環境政策 / SDGs | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 様々な領域で実施されている環境政策に関して、その必要性や評価軸を標準的な教科書を輪読することによって学ぶ。また、環境経済の基本原理や環境政策の実際の形成過程を理解することを通じて、良き環境政策のありかたを考究する。 | ||||||
(到達目標) | 環境経済学や環境政策論の基礎的概念とそれを用いた環境政策分析の手法を修得し、幅広い環境問題の理解に応用できるようになること。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第 1 回 イントロダクション 教科書の概要を説明する。基本的な参考文献などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。 第 2 回〜第 13 回 教科書の精読 受講者は教科書の節をそれぞれ分担し、その内容を報告する。 以下のようなテーマそれぞれについて2〜3週の授業を行う予定である。 1.導入 2.経済効率性と環境保護 3.環境保護の便益と費用 4.市場の効率性 5.環境領域での市場の失敗 6.ストックを管理する:固定資産としての自然資源 第 14 回 まとめ それまでの精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。切りのよいところまで読了できなかった場合、この回を補充に充てることもある。 第 15 回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
後期に開講される環境経済・政策論基礎ゼミナールとの連続履修を推奨する。
スタート時点では経済学の知識は必要ではないが、授業中必要になる知識については自学自習を求める。 |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 担当箇所の報告内容と授業への参加状況の観点から平常点で評価する。個別の成績評価の要素などは第1回目の授業で説明する。 | ||||||
(教科書) |
『Markets and the Environment, 2nd ed.』
( Island Pr)
ISBN:978-1610916073
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回事前に教科書を読んでおき、疑問点を整理した上で、授業に参加すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :環境経済・政策論
(科目名)
ILAS Seminar :Environmental Economics and Policy
(英 訳)
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||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 教育院棟演習室24 |
|||||||
(キーワード) 環境経済 / 環境政策 / SDGs | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
様々な領域で実施されている環境政策に関して、その必要性や評価軸を標準的な教科書を輪読することによって学ぶ。また、環境経済の基本原理や環境政策の実際の形成過程を理解することを通じて、良き環境政策のありかたを考究する。
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(到達目標)
環境経済学や環境政策論の基礎的概念とそれを用いた環境政策分析の手法を修得し、幅広い環境問題の理解に応用できるようになること。
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|||||||
(授業計画と内容)
第 1 回 イントロダクション 教科書の概要を説明する。基本的な参考文献などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。 第 2 回〜第 13 回 教科書の精読 受講者は教科書の節をそれぞれ分担し、その内容を報告する。 以下のようなテーマそれぞれについて2〜3週の授業を行う予定である。 1.導入 2.経済効率性と環境保護 3.環境保護の便益と費用 4.市場の効率性 5.環境領域での市場の失敗 6.ストックを管理する:固定資産としての自然資源 第 14 回 まとめ それまでの精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。切りのよいところまで読了できなかった場合、この回を補充に充てることもある。 第 15 回 フィードバック |
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(履修要件)
後期に開講される環境経済・政策論基礎ゼミナールとの連続履修を推奨する。
スタート時点では経済学の知識は必要ではないが、授業中必要になる知識については自学自習を求める。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
担当箇所の報告内容と授業への参加状況の観点から平常点で評価する。個別の成績評価の要素などは第1回目の授業で説明する。
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|||||||
(教科書)
『Markets and the Environment, 2nd ed.』
( Island Pr)
ISBN:978-1610916073
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
毎回事前に教科書を読んでおき、疑問点を整理した上で、授業に参加すること。
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|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :サステナブル・ファイナンス
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(英 訳) | ILAS Seminar :Sustainable Finance | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 東一条館実習室(121・122) | ||||||
(キーワード) | サステナビリィ / ファイナンス / 環境・社会・ガバナンス | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、近年注目を浴びているサステナブル・ファイナンス(持続可能な金融)を研究の対象とします。サステナブル・ファイナンスとは、顧客と社会の長期永続的な成長のため、環境・社会・ガバナンス(Environment・Social・Governance: ESG)の基準を事業または投資の決定に組み込むあらゆる形の金融サービスを指します。本講義では、ファイナンスに関する基礎的な知識を習得したうえで、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックといったサステナブル・ファイナンスに関する最近の動向をいくつか簡単に紹介します。そしてグループごとに研究対象を決定したうえでそれらの問題点を設定し、その解決方法等についてグループごとにディスカッションを重ねることで、より具体的なリサーチを行います。 | ||||||
(到達目標) | サステナブル・ファイナンスの基礎を学ぶことで新たな視座を得るとともに、高校までの学習とは異なるリサーチについての初歩的な経験を得ることを目指します。 | ||||||
(授業計画と内容) | 【第1回】 ファイナンスの基礎(1):キャッシュフロー分析 【第2回】 ファイナンスの基礎(2):アセットプライシング 【第3回】 ファイナンスの基礎(3):リスクマネジメント 【第4回】 サステナブル・ファイナンスの動向(1):グリーンボンド、再生可能 エネルギープロジェクト評価 【第5回】 サステナブル・ファイナンスの動向(2):排出権取引 【第6回】 サステナブル・ファイナンスの動向(3):ESG投資、グリーンフィンテック 【第7回】 研究対象の選択と決定:サステナブル・ファイナンスに関する動向として、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックなどから研究対象を選択・決定する 【第8・9回】 問題の背景に関する調査と問題の設定に関するディスカッション(1)・(2) 【第10・11回】 問題の解決方法に関する調査とディスカッション(1)・(2) 【第12・13回】 リサーチに関する報告とディスカッション(1)・(2) 【第14回】 本講義のまとめと将来の方向性 【第15回】 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と議論への積極的な参加(40%)、グループでの発表(20%)ならびにレポート(40%)によって評価します。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前に予習すべきこと:前回授業内容の確認・質問事項の整理 復習すべきこと:授業資料などを使って授業内容の確認 |
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(その他(オフィスアワー等)) | (連絡先) 金村 宗 kanamura.takashi.3u@kyoto-u.ac.jp | ||||||
ILASセミナー :サステナブル・ファイナンス
(科目名)
ILAS Seminar :Sustainable Finance
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 東一条館実習室(121・122) |
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(キーワード) サステナビリィ / ファイナンス / 環境・社会・ガバナンス | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、近年注目を浴びているサステナブル・ファイナンス(持続可能な金融)を研究の対象とします。サステナブル・ファイナンスとは、顧客と社会の長期永続的な成長のため、環境・社会・ガバナンス(Environment・Social・Governance: ESG)の基準を事業または投資の決定に組み込むあらゆる形の金融サービスを指します。本講義では、ファイナンスに関する基礎的な知識を習得したうえで、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックといったサステナブル・ファイナンスに関する最近の動向をいくつか簡単に紹介します。そしてグループごとに研究対象を決定したうえでそれらの問題点を設定し、その解決方法等についてグループごとにディスカッションを重ねることで、より具体的なリサーチを行います。
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(到達目標)
サステナブル・ファイナンスの基礎を学ぶことで新たな視座を得るとともに、高校までの学習とは異なるリサーチについての初歩的な経験を得ることを目指します。
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(授業計画と内容)
【第1回】 ファイナンスの基礎(1):キャッシュフロー分析 【第2回】 ファイナンスの基礎(2):アセットプライシング 【第3回】 ファイナンスの基礎(3):リスクマネジメント 【第4回】 サステナブル・ファイナンスの動向(1):グリーンボンド、再生可能 エネルギープロジェクト評価 【第5回】 サステナブル・ファイナンスの動向(2):排出権取引 【第6回】 サステナブル・ファイナンスの動向(3):ESG投資、グリーンフィンテック 【第7回】 研究対象の選択と決定:サステナブル・ファイナンスに関する動向として、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックなどから研究対象を選択・決定する 【第8・9回】 問題の背景に関する調査と問題の設定に関するディスカッション(1)・(2) 【第10・11回】 問題の解決方法に関する調査とディスカッション(1)・(2) 【第12・13回】 リサーチに関する報告とディスカッション(1)・(2) 【第14回】 本講義のまとめと将来の方向性 【第15回】 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と議論への積極的な参加(40%)、グループでの発表(20%)ならびにレポート(40%)によって評価します。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前に予習すべきこと:前回授業内容の確認・質問事項の整理
復習すべきこと:授業資料などを使って授業内容の確認 |
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(その他(オフィスアワー等))
(連絡先) 金村 宗 kanamura.takashi.3u@kyoto-u.ac.jp
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :科学技術を考える−人文学の視点から
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(英 訳) | ILAS Seminar :Thinking Science and Technology - Perspective from Humanities | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 人文科学研究所本館セミナー室3 | ||||||
(キーワード) | 科学技術史 / 機械と人間 | ||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会では、身の回りのあらゆるところに機械が浸透している。それは発電所や鉄道のような巨大な技術システムから、家電製品やスマートフォンのような身近な技術まで広範囲に及ぶ。最近では人工知能の発達が人間を追い越してしまうシンギュラリティーの到来が恐れられている。 だが機械が人間を変えてしまうのではないかという恐怖は、技術の歴史を通して何度も経験されてきた。このセミナーでは、科学技術の歴史から、機械と人間の関係について考えてみたい。 読んでいくテキストは、ルイス・マンフォード『技術と文明』(1934年)である。マンフォードは20世紀を代表する技術史家で、技術文明のなかでの人間のあり方を問う著作を多く発表している。『技術と文明』は、西洋文明のなかでの千年にわたる技術史を俯瞰して現在を位置づけようとした著作である。 |
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(到達目標) | - 一冊のテキストを読みきって理解する。 - 人文学的な文章を読み解いて、論理的に表現できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 ガイダンス セミナーの概要、進め方について説明する。 第2回〜第14回 『技術と文明』を1章ずつ読み進めていく。 参加者による内容紹介、内容の確認の議論という形式で進めていく。目次は以下の通り。 第1章 文化的準備 第2章 機械化の推進者 第3章 原技術期 第4章 旧技術期 第5章 新技術期 第6章 補整と転換 第7章 機械の同化 第8章 正しい方向へ 第15回フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | - 出席と授業中の報告(60点) - 課題レポート(40点) |
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(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | - 参加者はテキストを読んでくる。 - 発表者はレジュメを作成する。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :科学技術を考える−人文学の視点から
(科目名)
ILAS Seminar :Thinking Science and Technology - Perspective from Humanities
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 人文科学研究所本館セミナー室3 |
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(キーワード) 科学技術史 / 機械と人間 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代社会では、身の回りのあらゆるところに機械が浸透している。それは発電所や鉄道のような巨大な技術システムから、家電製品やスマートフォンのような身近な技術まで広範囲に及ぶ。最近では人工知能の発達が人間を追い越してしまうシンギュラリティーの到来が恐れられている。
だが機械が人間を変えてしまうのではないかという恐怖は、技術の歴史を通して何度も経験されてきた。このセミナーでは、科学技術の歴史から、機械と人間の関係について考えてみたい。 読んでいくテキストは、ルイス・マンフォード『技術と文明』(1934年)である。マンフォードは20世紀を代表する技術史家で、技術文明のなかでの人間のあり方を問う著作を多く発表している。『技術と文明』は、西洋文明のなかでの千年にわたる技術史を俯瞰して現在を位置づけようとした著作である。 |
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(到達目標)
- 一冊のテキストを読みきって理解する。
- 人文学的な文章を読み解いて、論理的に表現できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
第1回 ガイダンス セミナーの概要、進め方について説明する。 第2回〜第14回 『技術と文明』を1章ずつ読み進めていく。 参加者による内容紹介、内容の確認の議論という形式で進めていく。目次は以下の通り。 第1章 文化的準備 第2章 機械化の推進者 第3章 原技術期 第4章 旧技術期 第5章 新技術期 第6章 補整と転換 第7章 機械の同化 第8章 正しい方向へ 第15回フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
- 出席と授業中の報告(60点)
- 課題レポート(40点) |
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
- 参加者はテキストを読んでくる。
- 発表者はレジュメを作成する。 |
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :関真一朗「グリーン・タオの定理」を読む
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(英 訳) | ILAS Seminar :Reading "Green-Tao Theorem" by Shin-ichiro Seki | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 理学部6号館602号室 (北部構内) | ||||||
(キーワード) | 数学 / 整数論 / 素数 | ||||||
(授業の概要・目的) | 整数論とは方程式や数の性質について研究する数学の一分野である.素数は,定義は単純だが,その定義からは想像もできないような不思議な性質を持っていることが知られている.まだまだ未解決の問題も多い. この授業では,2004年にグリーンとタオにより証明された定理「素数には任意の長さの等差数列が存在する」を題材に,素数の基本性質や,素数の研究に使われている組合せ論的手法を学ぶ. |
||||||
(到達目標) | 素数の基本性質や,素数の性質の研究に使われている組合せ論的手法を学ぶ.具体例を通じて計算する技術を身に付ける.整数や素数といった身近な題材を通じて,数学の問題を論理的に考察する練習や専門書を自ら読み進める練習を行う. | ||||||
(授業計画と内容) | 授業は輪講形式で行う. 授業の進め方は次の通りである.第1回の授業では参加者の発表箇所を決める.各回の授業では,発表担当者があらかじめ割り当てられた内容について板書を使って説明する.1回の授業につき2〜3人が発表を行う.各参加者にとっては,およそ2〜3回に1回程度,自分の発表の番が回ってくる. 本授業では予習と復習は必須である. 学期末には授業に関連した内容についてのレポートを提出すること. 授業予定は以下の通りである.以下の内容について全15回(フィードバックを含む)の授業を行う.これらはおよそ教科書の前半部分(1章から4章まで)の内容に相当する. (1) 素数の性質,グリーン・タオの定理の紹介 (3回) (2) ファン・デル・ヴェルデンの定理,セメレディの定理 (3回) (3) グラフとハイパーグラフ (3回) (4) ロスの定理の導出 (3回) (5) 正則化補題,ハイパーグラフ除去補題 (3回) |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況・発表への取り組み・授業への参加態度などの平常点を50点,学期末レポートを50点とし,両者の内容を合わせて総合的に評価する. | ||||||
(教科書) |
『グリーン・タオの定理』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-11871-1
第1回の授業の際に発表箇所を決めるので,その時までに教科書を入手しておくこと.
|
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | この授業は輪講形式であり予習・復習は必須である. 授業への積極的な参加が望まれる. 発表時には,教科書に書かれていることを表面的に読むだけでなく,説明が分かりにくいところは自分で補ったり,興味深い定理があったら例を計算してみるなどして,理解を深めるように試みるとよい. 自分が発表担当でない回でも教科書の予習を行うこと.自分ならどのように発表するかということを考えながら参加するとよい.発表者の説明が分かりにくい箇所については積極的に質問すること. |
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(その他(オフィスアワー等)) | 授業後に質問を受け付ける. | ||||||
ILASセミナー :関真一朗「グリーン・タオの定理」を読む
(科目名)
ILAS Seminar :Reading "Green-Tao Theorem" by Shin-ichiro Seki
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 理学部6号館602号室 (北部構内) |
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(キーワード) 数学 / 整数論 / 素数 | |||||||
(授業の概要・目的)
整数論とは方程式や数の性質について研究する数学の一分野である.素数は,定義は単純だが,その定義からは想像もできないような不思議な性質を持っていることが知られている.まだまだ未解決の問題も多い.
この授業では,2004年にグリーンとタオにより証明された定理「素数には任意の長さの等差数列が存在する」を題材に,素数の基本性質や,素数の研究に使われている組合せ論的手法を学ぶ. |
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(到達目標)
素数の基本性質や,素数の性質の研究に使われている組合せ論的手法を学ぶ.具体例を通じて計算する技術を身に付ける.整数や素数といった身近な題材を通じて,数学の問題を論理的に考察する練習や専門書を自ら読み進める練習を行う.
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(授業計画と内容)
授業は輪講形式で行う. 授業の進め方は次の通りである.第1回の授業では参加者の発表箇所を決める.各回の授業では,発表担当者があらかじめ割り当てられた内容について板書を使って説明する.1回の授業につき2〜3人が発表を行う.各参加者にとっては,およそ2〜3回に1回程度,自分の発表の番が回ってくる. 本授業では予習と復習は必須である. 学期末には授業に関連した内容についてのレポートを提出すること. 授業予定は以下の通りである.以下の内容について全15回(フィードバックを含む)の授業を行う.これらはおよそ教科書の前半部分(1章から4章まで)の内容に相当する. (1) 素数の性質,グリーン・タオの定理の紹介 (3回) (2) ファン・デル・ヴェルデンの定理,セメレディの定理 (3回) (3) グラフとハイパーグラフ (3回) (4) ロスの定理の導出 (3回) (5) 正則化補題,ハイパーグラフ除去補題 (3回) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況・発表への取り組み・授業への参加態度などの平常点を50点,学期末レポートを50点とし,両者の内容を合わせて総合的に評価する.
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(教科書)
『グリーン・タオの定理』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-11871-1
第1回の授業の際に発表箇所を決めるので,その時までに教科書を入手しておくこと.
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
この授業は輪講形式であり予習・復習は必須である.
授業への積極的な参加が望まれる. 発表時には,教科書に書かれていることを表面的に読むだけでなく,説明が分かりにくいところは自分で補ったり,興味深い定理があったら例を計算してみるなどして,理解を深めるように試みるとよい. 自分が発表担当でない回でも教科書の予習を行うこと.自分ならどのように発表するかということを考えながら参加するとよい.発表者の説明が分かりにくい箇所については積極的に質問すること. |
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(その他(オフィスアワー等))
授業後に質問を受け付ける.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :世界を支える無機化学−環境エネルギー問題への貢献
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(英 訳) | ILAS Seminar :Inorganic chemistry for sustainable society - Solving environmental and energy issues | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共西11 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 二次電池 / 太陽電池 / 光触媒 / 触媒 / 超伝導 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 私たちの日常生活には、数え切れないほど多くの「無機物質」が関わり、これらの物質が示す「化学・物理機能」によって便利で豊かな生活が実現されており、さらには地球環境の改善や究極のクリーンエネルギーの開発を目指し、まだ誰も知らない「新しい無機物質」を開発する挑戦が続けられている。本講義では「環境エネルギー」に関わる「無機物質」、例えば太陽光エネルギーを変換する「光触媒」や「太陽電池」、エネルギーを蓄える「二次電池」、エネルギーを有効に利用する「触媒」「超伝導物質」などに焦点を当て、それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する。さらに、桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、無機化学の重要性・面白さを理解することを目的とする。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | ・無機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する。 ・実習を行うことで各種の無機材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
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(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する。各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:阿部(竜)】: 講義の進め方に関する説明・実習に関する説明を行う。 (2)太陽電池および光触媒の化学【2 回:阿部(竜)】: 無機半導体材料を用いた各種の太陽電池についてその原理や特徴を紹介し、さらに化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして期待される「水素」を太陽光エネルギーを用いて製造するための光触媒材料に関する最先端の研究を紹介する。 (3)リチウムイオン電池および次世代二次電池の化学【2 回:安部(武志)】: 2019年に吉野彰博士(本学工学研究科修士修了)がノーベル化学賞を受賞した「リチウムイオン電池」についてその原理や開発の歴史を紹介し、さらにはリチウムイオン電池をさらに越えるための「次世代二次電池」の最先端の研究を紹介する。 (4)触媒および超伝導の化学【2回:陰山】: 「触媒」は少しのエネルギーを有効に利用して様々な化学反応を促進し、多くの化学物質の合成に活躍しており、その中でも「空気からパンを作った」とも言われる「アンモニアの合成」用の触媒開発を紹介し、さらにリニアモーターカーなどへの応用が進められている「超伝導物質」についての最新研究動向を紹介する。 (5)実習(無機化学実験)【3 回】:(土曜日午後の集中講義 2 コマ×3回,桂キャンパスで実施) (実習1):光触媒をつかった水素製造を体験しよう (実習2):二次電池を作ってみよう (実習3):超伝導を体験してみよう (6)総括【1 回:阿部】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめ、講義時間内にレポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義ならびに実習の平常点、毎回の課題と期末レポートにより総合的に評価する。なお、それぞれの配分は、講義の平常点(25点)、実習の平常点(25点)、毎回の課題(25点)、期末レポート(25点)をおおよその目安として、100点満点で評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、各回の講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 桂キャンパスでの実習(3 回,集中講義,土曜日午後開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。 「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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ILASセミナー :世界を支える無機化学−環境エネルギー問題への貢献
(科目名)
ILAS Seminar :Inorganic chemistry for sustainable society - Solving environmental and energy issues
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共西11 |
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(キーワード) 二次電池 / 太陽電池 / 光触媒 / 触媒 / 超伝導 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
私たちの日常生活には、数え切れないほど多くの「無機物質」が関わり、これらの物質が示す「化学・物理機能」によって便利で豊かな生活が実現されており、さらには地球環境の改善や究極のクリーンエネルギーの開発を目指し、まだ誰も知らない「新しい無機物質」を開発する挑戦が続けられている。本講義では「環境エネルギー」に関わる「無機物質」、例えば太陽光エネルギーを変換する「光触媒」や「太陽電池」、エネルギーを蓄える「二次電池」、エネルギーを有効に利用する「触媒」「超伝導物質」などに焦点を当て、それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する。さらに、桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、無機化学の重要性・面白さを理解することを目的とする。
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(到達目標)
・無機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する。
・実習を行うことで各種の無機材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
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(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する。各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:阿部(竜)】: 講義の進め方に関する説明・実習に関する説明を行う。 (2)太陽電池および光触媒の化学【2 回:阿部(竜)】: 無機半導体材料を用いた各種の太陽電池についてその原理や特徴を紹介し、さらに化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして期待される「水素」を太陽光エネルギーを用いて製造するための光触媒材料に関する最先端の研究を紹介する。 (3)リチウムイオン電池および次世代二次電池の化学【2 回:安部(武志)】: 2019年に吉野彰博士(本学工学研究科修士修了)がノーベル化学賞を受賞した「リチウムイオン電池」についてその原理や開発の歴史を紹介し、さらにはリチウムイオン電池をさらに越えるための「次世代二次電池」の最先端の研究を紹介する。 (4)触媒および超伝導の化学【2回:陰山】: 「触媒」は少しのエネルギーを有効に利用して様々な化学反応を促進し、多くの化学物質の合成に活躍しており、その中でも「空気からパンを作った」とも言われる「アンモニアの合成」用の触媒開発を紹介し、さらにリニアモーターカーなどへの応用が進められている「超伝導物質」についての最新研究動向を紹介する。 (5)実習(無機化学実験)【3 回】:(土曜日午後の集中講義 2 コマ×3回,桂キャンパスで実施) (実習1):光触媒をつかった水素製造を体験しよう (実習2):二次電池を作ってみよう (実習3):超伝導を体験してみよう (6)総括【1 回:阿部】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめ、講義時間内にレポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義ならびに実習の平常点、毎回の課題と期末レポートにより総合的に評価する。なお、それぞれの配分は、講義の平常点(25点)、実習の平常点(25点)、毎回の課題(25点)、期末レポート(25点)をおおよその目安として、100点満点で評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、各回の講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。
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(その他(オフィスアワー等))
桂キャンパスでの実習(3 回,集中講義,土曜日午後開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。
「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人間の感覚情報処理入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :An Introduction to information processing of human sensory system | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究12号館316号室認知情報学分野実験室 | ||||||||||||
(キーワード) | 認知科学 / 心理学 / 情報学 / 神経科学 / 視覚 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 目の前にある事物が特定の形、色、動き、質感をそなえたものとしてわれわれに見ているのは、事物がそういった性質をもってそこにあるからだけではない。われわれの視覚系が事物から反射してくる複雑な光のパターンに埋め込まれた情報を適切に符号化し、分析し、解読しているからである。視覚系の情報処理を科学的に理解するためには様々な研究戦略がある。たとえば、視覚現象を心理学的に分析する、視覚系のハードウェアを神経科学的に解明する、視覚計算の原理を情報論的に理解する、などである。また、人間の感覚系の情報処理を科学的に解明することは、仮想現実などの革新的な技術開発にも結びつく。その一方で、近年の深層学習などに基づいた機械認識技術の驚異的な進歩は、人間の情報処理の科学的研究にも大きな影響を与えつつある。本セミナーでは、講義とグループディスカッションと実習を通じて、多彩な人間の感覚情報処理研究の世界へと初学者を導く。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・人間の感覚情報処理の学問的問いと、その科学的・社会的意義を理解する。 ・感覚情報処理に関する情報学的・神経科学的・心理学的アプローチの概要を把握する。 ・主観的感覚の測定実験を実体験する。 ・感覚情報処理に関する研究を自分で構想する。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 第2回〜第4回 現象の観察 錯視体験をとおして、感覚情報処理の不思議さ、面白さへの気づきを得る。 第5回〜第10回 研究の紹介とディスカッション 心理物理学・神経科学・情報科学的な感覚情報処理の研究を概観し、ディスカッションを通じてその内容の理解を深める。 第11回〜第12回 実習 かんたんな心理物理実験や画像分析を通して、どのように人間の感覚を研究するのかを実体験する。 第13回〜第14回 研究計画構想提案実習 設定された研究課題について、自分なりの研究計画を構想する。その内容を発表し、全員で議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
文系理系両方からの受講を歓迎する。予備知識は特に必要としないが、積極的にディスカッションに参加することが必須である。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 以下の配点で評価する。 50%: 平常点(授業への参加状況、授業内での発言) 50%: 日常課題・最終課題 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中、わからないことについては積極的に質問をすること。授業中に紹介した研究内容に留まらず、自主的に情報を集めて課題に対応することが望まれる。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教員との連絡はメールにて(nishida.shinya.2x@kyoto-u.ac.jp) | ||||||||||||
ILASセミナー :人間の感覚情報処理入門
(科目名)
ILAS Seminar :An Introduction to information processing of human sensory system
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究12号館316号室認知情報学分野実験室 |
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(キーワード) 認知科学 / 心理学 / 情報学 / 神経科学 / 視覚 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
目の前にある事物が特定の形、色、動き、質感をそなえたものとしてわれわれに見ているのは、事物がそういった性質をもってそこにあるからだけではない。われわれの視覚系が事物から反射してくる複雑な光のパターンに埋め込まれた情報を適切に符号化し、分析し、解読しているからである。視覚系の情報処理を科学的に理解するためには様々な研究戦略がある。たとえば、視覚現象を心理学的に分析する、視覚系のハードウェアを神経科学的に解明する、視覚計算の原理を情報論的に理解する、などである。また、人間の感覚系の情報処理を科学的に解明することは、仮想現実などの革新的な技術開発にも結びつく。その一方で、近年の深層学習などに基づいた機械認識技術の驚異的な進歩は、人間の情報処理の科学的研究にも大きな影響を与えつつある。本セミナーでは、講義とグループディスカッションと実習を通じて、多彩な人間の感覚情報処理研究の世界へと初学者を導く。
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(到達目標)
・人間の感覚情報処理の学問的問いと、その科学的・社会的意義を理解する。
・感覚情報処理に関する情報学的・神経科学的・心理学的アプローチの概要を把握する。 ・主観的感覚の測定実験を実体験する。 ・感覚情報処理に関する研究を自分で構想する。 |
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(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 第2回〜第4回 現象の観察 錯視体験をとおして、感覚情報処理の不思議さ、面白さへの気づきを得る。 第5回〜第10回 研究の紹介とディスカッション 心理物理学・神経科学・情報科学的な感覚情報処理の研究を概観し、ディスカッションを通じてその内容の理解を深める。 第11回〜第12回 実習 かんたんな心理物理実験や画像分析を通して、どのように人間の感覚を研究するのかを実体験する。 第13回〜第14回 研究計画構想提案実習 設定された研究課題について、自分なりの研究計画を構想する。その内容を発表し、全員で議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
文系理系両方からの受講を歓迎する。予備知識は特に必要としないが、積極的にディスカッションに参加することが必須である。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
以下の配点で評価する。
50%: 平常点(授業への参加状況、授業内での発言) 50%: 日常課題・最終課題 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中、わからないことについては積極的に質問をすること。授業中に紹介した研究内容に留まらず、自主的に情報を集めて課題に対応することが望まれる。
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(その他(オフィスアワー等))
教員との連絡はメールにて(nishida.shinya.2x@kyoto-u.ac.jp)
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :水防災・減災への科学的アプローチ
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(英 訳) | ILAS Seminar :Scientific approach to water disaster prevention and mitigation | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究9号館北棟4階N5講義室 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 地球工学 / 土木工学 / 水災害・河川 / 防災・減災 / 気候変動 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大規模地震や気候変動による台風・梅雨前線の強大化によって自然災害リスクが高まる中で、我が国は少子高齢化社会への進行や社会基盤設備の老朽化が進行し、自然災害に対する脆弱性が増大する可能性がある。明治中期以降、我が国は国家事業として連続的な堤防を築くことによって治水安全度を高め、土地利用の高度化を図り社会・経済的な発展を遂げてきた。これにより治水レベルは格段に向上したものの、洪水リスクの高い土地に市街地が拡大し、結果として治水レベルを超える豪雨が発生する場合には甚大な被害が発生する国土となっている。 本セミナーでは、我が国の国土計画のあり方を新たに考え直し、変化する自然・社会・経済環境の中で今後の水防災を総合的に考える基本的な素養や基礎知識を習得することを目的とする。そのために、豪雨災害や土砂災害、水害に対する対策の歴史、災害対策と自然環境の保全、豪雨や洪水の予測、河川の流れと治水施設、水災害対策とまちづくり、気候変動が水災害に与える影響等、水防災を考える多様な観点を示し、討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身につける。 |
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(到達目標) | 1.近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を理解する。受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し、自主的に分析・発表する能力を養う。 2.水災害を防止・軽減するために、これまでどのような対策がとられてきたか、将来に向けた課題は何か、科学的・技術的背景、さらに社会的背景をグループ討議によって理解する。また、グループ討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身に着ける。 3.水の流れを分析する実験やコンピュータ・シミュレーションを実際に体験し、水の流れの科学的な分析の基礎知識を習得する。また、先端的な科学技術が実際の水害対策に結び付いていることを学習する。 |
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(授業計画と内容) | 1.オリエンテーション(1回、全員) 本セミナーの目的と全体の構成を説明する。次に、河川や流域の形成過程と形成過程の違いによる世界の河川と日本の河川の違いを説明し、河川の画像やビデオを見て日本と世界の多様な河川の姿に触れる。その後で、受講生各自が本セミナーで具体的に学習したいと思う内容を発表する。 3.日本の豪雨災害・土砂災害の特徴(3回、立川) 近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を学習する(1回)。それを受けて、受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し討議する(2回)。 4.河川の流れを分析する実験と水害対策(4回、山上) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れであり、堤防や橋脚に及ぼす影響を力学的に分析することが具体的な治水対策に欠かせない。先端的な水理実験の現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介する。ダムや水門などの治水構造物による河川流のコントロールを物理的側面から説明するとともに、これらの設計に関わる模型実験手法を紹介する(1回)。また室内水路を使った水理実験を見学し、実際に流れの計測を体験する(2回)。まとめとしてこのトピックスで得た知見について、口頭発表を行い討議する(1回)。水理実験施設の場所は、オリエンテーションで説明する。 5.河川の流れを分析するコンピュータ・シミュレーションと水害対策(4回、音田) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れであり、堤防や橋脚に及ぼす影響を力学的に分析することが具体的な治水対策に欠かせない。先端的な水理コンピュータ・シミュレーションの現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介する。 河川流や地形変化に関するシミュレーションについて説明する(3回)とともに、このトピックスで得た知見などに関する口頭発表を行い、討議する(1回)。 4.水防災・減災のさらなる推進(1回、立川) 明治中期以降、我が国で実施されてきた治水対策の歴史を学ぶ。また、その治水対策を実現してきた科学技術の発展を学ぶ。次に、豪雨災害を軽減・防止するために実施されている治水計画について議論する。特に、河川空間を治水だけでなく親しみやすい水辺とするための取り組み事例や水災害対策とまつづくりの連携、その問題点を紹介し、今後の治水対策を考えるべき観点を議論する。また、気候変動が豪雨・洪水発生に及ぼす影響評価に関する最新の研究成果を紹介し、今後、水災害発生に備える対策について議論する。 5.学生発表(1回、全員) セミナーによる議論や水の流れを分析する実験、コンピュータ・シミュレーションで学んだ内容をもとに、水災害を防止・軽減するために科学的に対処する考え方や方法について、自らの考えをまとめて発表する。 6.総括(フィードバック、1回、全員) 本セミナーで学んだことを振り返り、疑問点を明らかにするとともに、今後の学習の指針を示す。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業内容に興味を持つ学生が受講することを前提としている。したがって、毎回のセミナーへの積極的な受講参加態度を重視して評価する。さらに、それぞれのテーマについて自主調査し適宜得られた成果について口頭発表するとともに、レポートの提出を求める。平常点評価50点(授業時間中での教員からの質問に対する反応や学生自身の持つ疑問点に関する教員への質問など自ら学習しようとする意欲や意思を評価)、レポート30点、プレゼンテーション20点。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教員が配布する資料を事前に学習してから授業に臨むこと。またゼミ日に学習したことを記録するなどして自分の理解度を確認すること。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生発表を通じた討議が適切に実施でできるように受講者数の人数制限を行う。 学生教育研究災害傷害保険等に加入すること。教員へのe-mailでの質問を随時受け付ける。 |
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ILASセミナー :水防災・減災への科学的アプローチ
(科目名)
ILAS Seminar :Scientific approach to water disaster prevention and mitigation
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究9号館北棟4階N5講義室 |
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(キーワード) 地球工学 / 土木工学 / 水災害・河川 / 防災・減災 / 気候変動 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
大規模地震や気候変動による台風・梅雨前線の強大化によって自然災害リスクが高まる中で、我が国は少子高齢化社会への進行や社会基盤設備の老朽化が進行し、自然災害に対する脆弱性が増大する可能性がある。明治中期以降、我が国は国家事業として連続的な堤防を築くことによって治水安全度を高め、土地利用の高度化を図り社会・経済的な発展を遂げてきた。これにより治水レベルは格段に向上したものの、洪水リスクの高い土地に市街地が拡大し、結果として治水レベルを超える豪雨が発生する場合には甚大な被害が発生する国土となっている。
本セミナーでは、我が国の国土計画のあり方を新たに考え直し、変化する自然・社会・経済環境の中で今後の水防災を総合的に考える基本的な素養や基礎知識を習得することを目的とする。そのために、豪雨災害や土砂災害、水害に対する対策の歴史、災害対策と自然環境の保全、豪雨や洪水の予測、河川の流れと治水施設、水災害対策とまちづくり、気候変動が水災害に与える影響等、水防災を考える多様な観点を示し、討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身につける。 |
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(到達目標)
1.近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を理解する。受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し、自主的に分析・発表する能力を養う。
2.水災害を防止・軽減するために、これまでどのような対策がとられてきたか、将来に向けた課題は何か、科学的・技術的背景、さらに社会的背景をグループ討議によって理解する。また、グループ討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身に着ける。 3.水の流れを分析する実験やコンピュータ・シミュレーションを実際に体験し、水の流れの科学的な分析の基礎知識を習得する。また、先端的な科学技術が実際の水害対策に結び付いていることを学習する。 |
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(授業計画と内容)
1.オリエンテーション(1回、全員) 本セミナーの目的と全体の構成を説明する。次に、河川や流域の形成過程と形成過程の違いによる世界の河川と日本の河川の違いを説明し、河川の画像やビデオを見て日本と世界の多様な河川の姿に触れる。その後で、受講生各自が本セミナーで具体的に学習したいと思う内容を発表する。 3.日本の豪雨災害・土砂災害の特徴(3回、立川) 近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を学習する(1回)。それを受けて、受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し討議する(2回)。 4.河川の流れを分析する実験と水害対策(4回、山上) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れであり、堤防や橋脚に及ぼす影響を力学的に分析することが具体的な治水対策に欠かせない。先端的な水理実験の現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介する。ダムや水門などの治水構造物による河川流のコントロールを物理的側面から説明するとともに、これらの設計に関わる模型実験手法を紹介する(1回)。また室内水路を使った水理実験を見学し、実際に流れの計測を体験する(2回)。まとめとしてこのトピックスで得た知見について、口頭発表を行い討議する(1回)。水理実験施設の場所は、オリエンテーションで説明する。 5.河川の流れを分析するコンピュータ・シミュレーションと水害対策(4回、音田) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れであり、堤防や橋脚に及ぼす影響を力学的に分析することが具体的な治水対策に欠かせない。先端的な水理コンピュータ・シミュレーションの現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介する。 河川流や地形変化に関するシミュレーションについて説明する(3回)とともに、このトピックスで得た知見などに関する口頭発表を行い、討議する(1回)。 4.水防災・減災のさらなる推進(1回、立川) 明治中期以降、我が国で実施されてきた治水対策の歴史を学ぶ。また、その治水対策を実現してきた科学技術の発展を学ぶ。次に、豪雨災害を軽減・防止するために実施されている治水計画について議論する。特に、河川空間を治水だけでなく親しみやすい水辺とするための取り組み事例や水災害対策とまつづくりの連携、その問題点を紹介し、今後の治水対策を考えるべき観点を議論する。また、気候変動が豪雨・洪水発生に及ぼす影響評価に関する最新の研究成果を紹介し、今後、水災害発生に備える対策について議論する。 5.学生発表(1回、全員) セミナーによる議論や水の流れを分析する実験、コンピュータ・シミュレーションで学んだ内容をもとに、水災害を防止・軽減するために科学的に対処する考え方や方法について、自らの考えをまとめて発表する。 6.総括(フィードバック、1回、全員) 本セミナーで学んだことを振り返り、疑問点を明らかにするとともに、今後の学習の指針を示す。 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業内容に興味を持つ学生が受講することを前提としている。したがって、毎回のセミナーへの積極的な受講参加態度を重視して評価する。さらに、それぞれのテーマについて自主調査し適宜得られた成果について口頭発表するとともに、レポートの提出を求める。平常点評価50点(授業時間中での教員からの質問に対する反応や学生自身の持つ疑問点に関する教員への質問など自ら学習しようとする意欲や意思を評価)、レポート30点、プレゼンテーション20点。
|
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
教員が配布する資料を事前に学習してから授業に臨むこと。またゼミ日に学習したことを記録するなどして自分の理解度を確認すること。
|
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(その他(オフィスアワー等))
学生発表を通じた討議が適切に実施でできるように受講者数の人数制限を行う。
学生教育研究災害傷害保険等に加入すること。教員へのe-mailでの質問を随時受け付ける。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :中国社会思想史の基礎資料
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(英 訳) | ILAS Seminar :History of Eastern Thought | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 吉田南総合館南棟四階・福谷研究室 | ||||||
(キーワード) | 論語 / 中国 / 儒教 / 孔子 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 中国春秋時代の思想家である孔子(前552-479)。その孔子の言行録である『論語』は、中国に留まらず東洋世界の古典として、長らく人々に親しまれてきた。本セミナーでは、『論語』の様々な翻訳や注釈を読み、内容を比較・検討することで、古典を通じて人生の糧を得る力を養う。 | ||||||
(到達目標) | 古典を正しく理解するための適切な手順を身に着ける。多様な解釈の可能性を楽しむ感覚を知る。解釈の根底にある解釈者の価値観、解釈者の価値観の背景にある社会に思いを致す視点を持つ。 | ||||||
(授業計画と内容) | 毎回、学生の興味・関心を踏まえて、事前に決めた『論語』の特定の条について、さまざまな訳注書の解説がどのようになっているかを比較・検討する。担当者には、自分の意見を言ってもらい、その他の参加者とともに討論する。 第1回〜第5回:『論語』における他者との関わり方 第6回〜第10回:『論語』における人の生き方 第11回〜第14回:『論語』における「仁」 第15回 フィードバック ※受講者の理解度や授業の進行度によって順序や内容を変更する可能性がある。 ※フィードバック方法は別途指示する。 |
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(履修要件) |
特になし
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||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況50%、発表50% | ||||||
(教科書) |
使用しない
必要な文献は、講義で紹介・共有する。
|
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 担当者以外の参加者も、課題に取り組み、議論に参加できるようにすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :中国社会思想史の基礎資料
(科目名)
ILAS Seminar :History of Eastern Thought
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 吉田南総合館南棟四階・福谷研究室 |
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(キーワード) 論語 / 中国 / 儒教 / 孔子 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
中国春秋時代の思想家である孔子(前552-479)。その孔子の言行録である『論語』は、中国に留まらず東洋世界の古典として、長らく人々に親しまれてきた。本セミナーでは、『論語』の様々な翻訳や注釈を読み、内容を比較・検討することで、古典を通じて人生の糧を得る力を養う。
|
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(到達目標)
古典を正しく理解するための適切な手順を身に着ける。多様な解釈の可能性を楽しむ感覚を知る。解釈の根底にある解釈者の価値観、解釈者の価値観の背景にある社会に思いを致す視点を持つ。
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(授業計画と内容)
毎回、学生の興味・関心を踏まえて、事前に決めた『論語』の特定の条について、さまざまな訳注書の解説がどのようになっているかを比較・検討する。担当者には、自分の意見を言ってもらい、その他の参加者とともに討論する。 第1回〜第5回:『論語』における他者との関わり方 第6回〜第10回:『論語』における人の生き方 第11回〜第14回:『論語』における「仁」 第15回 フィードバック ※受講者の理解度や授業の進行度によって順序や内容を変更する可能性がある。 ※フィードバック方法は別途指示する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況50%、発表50%
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|||||||
(教科書)
使用しない
必要な文献は、講義で紹介・共有する。
|
|||||||
(参考書等)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
担当者以外の参加者も、課題に取り組み、議論に参加できるようにすること。
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(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :情報デザイン演習
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(英 訳) | ILAS Seminar :Information Design Practice | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 学術情報メディアセンター南館1F会議室 | ||||||||||||
(キーワード) | 情報デザイン / グラフィックデザイン / プレゼンテーション | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 情報はそれを伝えられる対象にとって理解しやすいように伝えなければ成立せず、その「伝わりやすさ」を工夫することが情報デザインであると言えるだろう。 本セミナーでは主に視覚を通じた情報デザイン(グラフィックデザイン)の考え方を実践的に理解・習得することを目的とする。情報デザインの考え方は専門的なデザイン制作に限らず、各種の資料作成やプレゼンなど社会生活における様々な場面で必要となる。そこで本セミナーでは特に1回生を対象に、今後の学習や研究活動において役立つよう資料作成の考え方・手法を実践的に学ぶ。 具体的な内容としては、Microsoft PowerPoint等のグラフィックツールの操作方法を習得し、情報デザインの考え方に基づいていくつか制作を行う。制作物は受講者同士で意見し合うことを想定している。情報デザインで利用可能なツールは多岐に渡るため、受講者各位で取り組みたい課題があれば本講義の意図に合致する範囲で希望を優先する。 |
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(到達目標) | 情報デザインの基礎的な考え方を習得する。 情報デザインに基づいて資料を作成または改善できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | 以下に基本的な流れを示すが、状況により講義内容や制作内容を変更する可能性がある。 1. 情報デザインの基礎 2. グラフィックデザインの基礎 3. 制作[1] 4. 知的財産 5. ロジカルライティングの基礎 6. 制作[2]|ポスター 7. 制作[2]|ポスター 8. プレゼンテーションの基礎 9. 制作[3]|プレゼン 10. 制作[3]|プレゼン 11. ゲストによる講演 12. 制作[4]|自主制作 13. 制作[4]|自主制作 14. 制作[4]|自主制作 15. 発表・フィードバック・合評 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 制作物(4回)により評価する。 制作物については到達目標の達成度に基づき評価する。なお、独自の工夫が見られるものについては高い点を与える。 なお、4回以上授業を欠席した場合にはF(不合格)とする。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『情報デザイン』
(共立出版, 2018)
ISBN:4788514346
『プレゼンテーションZen』
(丸善出版, 2009)
ISBN:4621306200
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(授業外学習(予習・復習)等) | ・授業進度に応じて使用ツールの習得に不安があれば復習してほしい ・不明点が多く授業内容をフォローできない場合は教員に連絡すること |
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(その他(オフィスアワー等)) | ・PowerPointは使えることが望ましい ・質問があればメールにて常時連絡可 |
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ILASセミナー :情報デザイン演習
(科目名)
ILAS Seminar :Information Design Practice
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 学術情報メディアセンター南館1F会議室 |
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(キーワード) 情報デザイン / グラフィックデザイン / プレゼンテーション | ||||||||||
(授業の概要・目的)
情報はそれを伝えられる対象にとって理解しやすいように伝えなければ成立せず、その「伝わりやすさ」を工夫することが情報デザインであると言えるだろう。
本セミナーでは主に視覚を通じた情報デザイン(グラフィックデザイン)の考え方を実践的に理解・習得することを目的とする。情報デザインの考え方は専門的なデザイン制作に限らず、各種の資料作成やプレゼンなど社会生活における様々な場面で必要となる。そこで本セミナーでは特に1回生を対象に、今後の学習や研究活動において役立つよう資料作成の考え方・手法を実践的に学ぶ。 具体的な内容としては、Microsoft PowerPoint等のグラフィックツールの操作方法を習得し、情報デザインの考え方に基づいていくつか制作を行う。制作物は受講者同士で意見し合うことを想定している。情報デザインで利用可能なツールは多岐に渡るため、受講者各位で取り組みたい課題があれば本講義の意図に合致する範囲で希望を優先する。 |
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(到達目標)
情報デザインの基礎的な考え方を習得する。
情報デザインに基づいて資料を作成または改善できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
以下に基本的な流れを示すが、状況により講義内容や制作内容を変更する可能性がある。 1. 情報デザインの基礎 2. グラフィックデザインの基礎 3. 制作[1] 4. 知的財産 5. ロジカルライティングの基礎 6. 制作[2]|ポスター 7. 制作[2]|ポスター 8. プレゼンテーションの基礎 9. 制作[3]|プレゼン 10. 制作[3]|プレゼン 11. ゲストによる講演 12. 制作[4]|自主制作 13. 制作[4]|自主制作 14. 制作[4]|自主制作 15. 発表・フィードバック・合評 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
制作物(4回)により評価する。
制作物については到達目標の達成度に基づき評価する。なお、独自の工夫が見られるものについては高い点を与える。 なお、4回以上授業を欠席した場合にはF(不合格)とする。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『情報デザイン』
(共立出版, 2018)
ISBN:4788514346
『プレゼンテーションZen』
(丸善出版, 2009)
ISBN:4621306200
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
・授業進度に応じて使用ツールの習得に不安があれば復習してほしい
・不明点が多く授業内容をフォローできない場合は教員に連絡すること |
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(その他(オフィスアワー等))
・PowerPointは使えることが望ましい
・質問があればメールにて常時連絡可 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :教育格差を考える
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to educational inequality | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究2号館地階/教育学部第5演習室 | ||||||
(キーワード) | 教育格差 / 社会学 / 教育社会学 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本人が変えることのできない「生まれ」(出身家庭の経済状況、保護者の職業、居住地域、ジェンダー、エスニシティなど)によって、その人の学力や学歴など、広義の教育に関する格差が生まれることが、知られています。これを「教育格差」と呼びます。本セミナーでは、教育格差を切り口に、教育と社会との関わり方、学校が教育格差に与える影響、教育格差という観点でみたときの教師や保護者のあり方、ジェンダーやエスニシティが教育格差とどのような関係にあるのか、などについて学びます。また、教育格差の観点から、非行や不登校、いじめなどの教育問題についての理解を深めてもらいます。 履修者のみなさんには、毎回の授業前に、教科書(『現場で使える教育社会学──教職のための「教育格差」入門』)の該当章を読んだうえで、疑問点や考えたことを準備してきてもらいます。授業では、教科書の内容を簡単に確認した上で、疑問点の共有や意見交換を中心に進めます。 履修にあたっての予備知識は特に不要ですが、「在学中に、社会学・教育社会学・教育学に関連する研究(卒論執筆等)をしたい」という方には、ぜひ積極的に履修してほしいと考えます。また、そのような研究分野の研究者を志望している方も、ウェルカムです。 |
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(到達目標) | ・教育格差に関する社会学的な概念や理論について理解する。 ・教育と社会の関係について、データに基づいて論じることができる。 |
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(授業計画と内容) | 第01回 ガイダンス 第02回 教科書第1章(教育は社会の中で行われている)及び第2章(教育内容・方法は社会と深く関わっている) 第03回 教科書第3章(教育は階層社会の現実から切り離せない)及び第5章(制度が隔離する高校生活) 第04回 教科書第4章(「平等」なはずの義務教育にも学校間格差がある) 第05回 教科書第6章(教師は社会的存在である) 第06回 教科書第7章(保護者・子どもの言動の背後にあるものを見据える) 第07回 教科書第8章(教師はどのように生徒と関わってきたのか) 第08回 教科書第9章(非行は学校教育と密接に結びついている) 第09回 教科書第10章(進路が実質的に意味する生徒の未来) 第10回 教科書第11章(「性別」で子どもの可能性を制限しないために) 第11回 教科書第12章(日本の学校も多文化社会の中にある) 第12回 教科書第13章(特別活動と部活動に忍びよる格差) 第13回 教科書第14章(不登校・いじめは「心の問題」なのか) 第14回 教科書第15章(「現場」のために教師が社会調査を学ぶ) 第15回 まとめとフィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業終了後に毎回ミニッツレポート(感想、疑問、コメントなど)を提出してもらいます。評価は、授業中の討論への積極的参加の度合い(20%)、ミニッツレポート(80%)により評価します。ミニッツレポートは、到達目標の達成度に基づき評価します。 | ||||||
(教科書) |
『現場で使える教育社会学──教職のための「教育格差」入門』
(ミネルヴァ書房、2021年)
ISBN:9784623092604
|
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(参考書等) |
『犯罪・非行からの離脱(デジスタンス)』
(ちとせプレス、2021年)
ISBN:9784908736230
『犯罪・非行の社会学──常識をとらえなおす視座[補訂版]』
(有斐閣、2020年)
ISBN:9784641184534
上記のほか、教科書各章の「文献紹介」欄を参考にしてください。
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の授業前に、教科書の指定された章を読んだうえで、疑問点や考えたことを準備してきてもらいます。これらを毎回行なう自信のない方は、履修できません。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中は、講師や他の履修生とのディスカッションを行いますので、積極的・能動的に参加することを期待します。 |
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ILASセミナー :教育格差を考える
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to educational inequality
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究2号館地階/教育学部第5演習室 |
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(キーワード) 教育格差 / 社会学 / 教育社会学 | |||||||
(授業の概要・目的)
本人が変えることのできない「生まれ」(出身家庭の経済状況、保護者の職業、居住地域、ジェンダー、エスニシティなど)によって、その人の学力や学歴など、広義の教育に関する格差が生まれることが、知られています。これを「教育格差」と呼びます。本セミナーでは、教育格差を切り口に、教育と社会との関わり方、学校が教育格差に与える影響、教育格差という観点でみたときの教師や保護者のあり方、ジェンダーやエスニシティが教育格差とどのような関係にあるのか、などについて学びます。また、教育格差の観点から、非行や不登校、いじめなどの教育問題についての理解を深めてもらいます。
履修者のみなさんには、毎回の授業前に、教科書(『現場で使える教育社会学──教職のための「教育格差」入門』)の該当章を読んだうえで、疑問点や考えたことを準備してきてもらいます。授業では、教科書の内容を簡単に確認した上で、疑問点の共有や意見交換を中心に進めます。 履修にあたっての予備知識は特に不要ですが、「在学中に、社会学・教育社会学・教育学に関連する研究(卒論執筆等)をしたい」という方には、ぜひ積極的に履修してほしいと考えます。また、そのような研究分野の研究者を志望している方も、ウェルカムです。 |
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(到達目標)
・教育格差に関する社会学的な概念や理論について理解する。
・教育と社会の関係について、データに基づいて論じることができる。 |
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(授業計画と内容)
第01回 ガイダンス 第02回 教科書第1章(教育は社会の中で行われている)及び第2章(教育内容・方法は社会と深く関わっている) 第03回 教科書第3章(教育は階層社会の現実から切り離せない)及び第5章(制度が隔離する高校生活) 第04回 教科書第4章(「平等」なはずの義務教育にも学校間格差がある) 第05回 教科書第6章(教師は社会的存在である) 第06回 教科書第7章(保護者・子どもの言動の背後にあるものを見据える) 第07回 教科書第8章(教師はどのように生徒と関わってきたのか) 第08回 教科書第9章(非行は学校教育と密接に結びついている) 第09回 教科書第10章(進路が実質的に意味する生徒の未来) 第10回 教科書第11章(「性別」で子どもの可能性を制限しないために) 第11回 教科書第12章(日本の学校も多文化社会の中にある) 第12回 教科書第13章(特別活動と部活動に忍びよる格差) 第13回 教科書第14章(不登校・いじめは「心の問題」なのか) 第14回 教科書第15章(「現場」のために教師が社会調査を学ぶ) 第15回 まとめとフィードバック |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業終了後に毎回ミニッツレポート(感想、疑問、コメントなど)を提出してもらいます。評価は、授業中の討論への積極的参加の度合い(20%)、ミニッツレポート(80%)により評価します。ミニッツレポートは、到達目標の達成度に基づき評価します。
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(教科書)
『現場で使える教育社会学──教職のための「教育格差」入門』
(ミネルヴァ書房、2021年)
ISBN:9784623092604
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(参考書等)
『犯罪・非行からの離脱(デジスタンス)』
(ちとせプレス、2021年)
ISBN:9784908736230
『犯罪・非行の社会学──常識をとらえなおす視座[補訂版]』
(有斐閣、2020年)
ISBN:9784641184534
上記のほか、教科書各章の「文献紹介」欄を参考にしてください。
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の授業前に、教科書の指定された章を読んだうえで、疑問点や考えたことを準備してきてもらいます。これらを毎回行なう自信のない方は、履修できません。
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(その他(オフィスアワー等))
授業中は、講師や他の履修生とのディスカッションを行いますので、積極的・能動的に参加することを期待します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :合成生物学の理論と実習
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Theory and Practice of Synthetic Biology | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 9(9)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 医生物学研究所5号館2階21号室 | ||||||
(キーワード) | 合成生物学 / 分子生物学 / 遺伝子組換え技術 / データベース / 実験操作 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、合成生物学の基本から応用までの理論を学び、実際の技術を体験する。合成生物学は生命現象を工学的に制御・改変する学問で、近年、医生物学を含むさまざまな分野での応用が進められている。授業の初めに、合成生物学の歴史と基礎を学んだ上でグループディスカッションを行い、班ごとに新規遺伝子を選ぶ。以降の講義と実習は具体的な遺伝子を使って進めて行く。講義では、プラスミドの設計やDNA組換え等の具体的な手法に加えて、文献検索やデータベースの利用方法など、研究に使われる基本的な技法について学ぶ。実習では、班ごとに選んだ遺伝子をPCRにより増幅し、プラスミドへ組み込む。得られたプラスミドを使い、大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製を行う。なお、授業全体を通じて遺伝子組換え技術の安全性や倫理的側面についても議論し、科学者としての社会的責任を考える機会を提供する。最新の技術や研究動向、未来の展望について、ゲストスピーカーを迎えての議論も予定している。 | ||||||
(到達目標) | 合成生物学の歴史と現況について理解し、研究を行うために必要な知識と技術を身につける | ||||||
(授業計画と内容) | <授業で扱うトピックス> 合成生物学:遺伝子組換え:ゲノム編集:プラスミド 第1回:導入と合成生物学の歴史 合成生物学の基本概念と歴史的背景の紹介 第2回:合成生物学の現状 現在のさまざまな応用例を学ぶ。以降に使用する遺伝子をグループで選定する 第3回:データベースの利用I (実習)文献検索と各種のデータベースを用いて目的遺伝子について調査する 第4回:データベースの利用II (実習)目的遺伝子産物の立体構造データの解析と構造予測 第5回:プラスミドの設計I プラスミドとは何かの説明と、さまざまな現場での使われ方を学ぶ 第6回:プラスミドの設計II (実習)プラスミド設計の基本を学び、目的遺伝子を含むプラスミドを設計する 第7回:DNA組換えの基本 (実習)DNAを組換えて目的の配列を作成する方法を学び、実験計画を立てる 第8回:遺伝子組換えの実習I (実習)PCRによる標的遺伝子の増幅と電気泳動 第9回:遺伝子組換えの実習II (実習)プラスミドへの遺伝子の挿入と大腸菌への導入 第10回:遺伝子組換えの実習III (実習)大腸菌からのプラスミドの回収 第11回:遺伝子組換えの実習IV (実習)大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製 第12回:合成生物学の将来の展望 ゲストスピーカーによる最新研究の紹介や将来の展望 第13回:合成生物学の学生大会iGEMの解説 大学生チームによる合成生物学コンテストiGEMの過去の発表を解説する 第14回:合成生物学の今後の課題に関するディスカッション グループワーク:学生間での意見交換と議論 《期末試験》 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業および討論への積極的な参加20点、試験80点 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 予習・復習については授業時に指示をする | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 質問や連絡事項のある場合はメールにより連絡すること 履修人数は最大9名(実習を行うスペースの都合による) 学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とします 授業にはコンピューターまたはiPad等の端末を持ってきてください(OSは問いません)。各自の端末で文献検索などを操作してもらいます |
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ILASセミナー :合成生物学の理論と実習
(科目名)
ILAS Seminar :Theory and Practice of Synthetic Biology
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 9(9)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 医生物学研究所5号館2階21号室 |
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(キーワード) 合成生物学 / 分子生物学 / 遺伝子組換え技術 / データベース / 実験操作 | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、合成生物学の基本から応用までの理論を学び、実際の技術を体験する。合成生物学は生命現象を工学的に制御・改変する学問で、近年、医生物学を含むさまざまな分野での応用が進められている。授業の初めに、合成生物学の歴史と基礎を学んだ上でグループディスカッションを行い、班ごとに新規遺伝子を選ぶ。以降の講義と実習は具体的な遺伝子を使って進めて行く。講義では、プラスミドの設計やDNA組換え等の具体的な手法に加えて、文献検索やデータベースの利用方法など、研究に使われる基本的な技法について学ぶ。実習では、班ごとに選んだ遺伝子をPCRにより増幅し、プラスミドへ組み込む。得られたプラスミドを使い、大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製を行う。なお、授業全体を通じて遺伝子組換え技術の安全性や倫理的側面についても議論し、科学者としての社会的責任を考える機会を提供する。最新の技術や研究動向、未来の展望について、ゲストスピーカーを迎えての議論も予定している。
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(到達目標)
合成生物学の歴史と現況について理解し、研究を行うために必要な知識と技術を身につける
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(授業計画と内容)
<授業で扱うトピックス> 合成生物学:遺伝子組換え:ゲノム編集:プラスミド 第1回:導入と合成生物学の歴史 合成生物学の基本概念と歴史的背景の紹介 第2回:合成生物学の現状 現在のさまざまな応用例を学ぶ。以降に使用する遺伝子をグループで選定する 第3回:データベースの利用I (実習)文献検索と各種のデータベースを用いて目的遺伝子について調査する 第4回:データベースの利用II (実習)目的遺伝子産物の立体構造データの解析と構造予測 第5回:プラスミドの設計I プラスミドとは何かの説明と、さまざまな現場での使われ方を学ぶ 第6回:プラスミドの設計II (実習)プラスミド設計の基本を学び、目的遺伝子を含むプラスミドを設計する 第7回:DNA組換えの基本 (実習)DNAを組換えて目的の配列を作成する方法を学び、実験計画を立てる 第8回:遺伝子組換えの実習I (実習)PCRによる標的遺伝子の増幅と電気泳動 第9回:遺伝子組換えの実習II (実習)プラスミドへの遺伝子の挿入と大腸菌への導入 第10回:遺伝子組換えの実習III (実習)大腸菌からのプラスミドの回収 第11回:遺伝子組換えの実習IV (実習)大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製 第12回:合成生物学の将来の展望 ゲストスピーカーによる最新研究の紹介や将来の展望 第13回:合成生物学の学生大会iGEMの解説 大学生チームによる合成生物学コンテストiGEMの過去の発表を解説する 第14回:合成生物学の今後の課題に関するディスカッション グループワーク:学生間での意見交換と議論 《期末試験》 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業および討論への積極的な参加20点、試験80点
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習・復習については授業時に指示をする
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(その他(オフィスアワー等))
質問や連絡事項のある場合はメールにより連絡すること
履修人数は最大9名(実習を行うスペースの都合による) 学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とします 授業にはコンピューターまたはiPad等の端末を持ってきてください(OSは問いません)。各自の端末で文献検索などを操作してもらいます |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :進化ゲノミクス
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(英 訳) | ILAS Seminar :Evolutionary genomics | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 医学部B棟1階・ASHBiセミナールーム | ||||||||||||
(キーワード) | DNA / ゲノム / エピジェネティクス / 機能ゲノミクス / 進化 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | ゲノミクスは近年最も発展してきた学問分野の一つであり、進化、発生、疾患など様々な生物学分野の新たな基盤となっている。ゲノミクス研究により、ヒトとチンパンジーを分けているDNAの違いは何なのか、病気の原因となる変異がどこにあるのか、といった命題に答えを出すことが可能となりつつある。本セミナーは、ゲノミクスの入門、実践、最先端を網羅しており、この分野の総体的理解と習熟を目的としている。 (1)DNAとは何か?遺伝子とは何か?最新のゲノミクス研究成果に基づいて、分子生物学の基礎を再考する。 (2)進化とは何か?機能とは何か?ゲノミクス研究から見えてきた新たな知見を修得する。 (3)研究現場で用いられる種々のウェブツールを使い、ゲノムブラウジングを実践する。 (4)ゲノミクスに深く関連する最先端研究(バイオインフォマティクス、iPS細胞、CRISPR技術等)に触れる。 |
||||||||||||
(到達目標) | ヒトの進化という複雑な現象について、その本質をゲノムのレベルから理解できるようになる。 ウェブツール実践により、ヒトゲノム・エピゲノム情報を自分の手で引き出し、自分の目で確認しながら理解できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | 以下の通り、各項目毎に講義と実践を行う。講義部分では討論・議論を主軸とするため、活発な発言を推奨する。実践部分においては、講師によるチュートリアルの後、自身で調べた内容を発表してもらう。 第1-3回 [ゲノミクス基礎] 1. DNA・遺伝子・ゲノム 2. ゲノムブラウジング実践 第4-6回 [機能ゲノミクス] 1. エピジェネティクス 2. 機能ゲノム・エピゲノムブラウジング実践 第7-10回 [進化ゲノミクス] 1. 比較ゲノム 2. 比較ゲノムブラウジング実践 3. 利己的な遺伝子 4. 転移因子 第11-14回 [最先端研究] 1. ゲノム・エピゲノム解析技術とバイオインフォマティクス 2. 国際コンソーシアムプロジェクト (ヒトゲノムT2T, ENCODE, Zoonomia, etc.) 3. 細胞工学, iPS細胞, CRISPR, シングルセルテクノロジー 第15回 [フィードバック] |
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(履修要件) |
必須ではないが、高校生物を履修していることが望ましい。
コンピューター情報処理やプログラミング等の予備知識は必要としない。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と授業参加の状況、発表、レポートを総合的に評価する | ||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(関連URL) | https://ashbi.kyoto-u.ac.jp/lab-sites/inoue_lab/ 研究室ウェブサイト | ||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内容を受け、ゲノムブラウザツールを用いた簡単な発表を行ってもらう。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ウェブツール実践のため、ノートパソコンを持参すること。持っていない場合は応相談。 連絡先: inoue.fumitaka.7a@kyoto-u.ac.jp |
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ILASセミナー :進化ゲノミクス
(科目名)
ILAS Seminar :Evolutionary genomics
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 医学部B棟1階・ASHBiセミナールーム |
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(キーワード) DNA / ゲノム / エピジェネティクス / 機能ゲノミクス / 進化 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
ゲノミクスは近年最も発展してきた学問分野の一つであり、進化、発生、疾患など様々な生物学分野の新たな基盤となっている。ゲノミクス研究により、ヒトとチンパンジーを分けているDNAの違いは何なのか、病気の原因となる変異がどこにあるのか、といった命題に答えを出すことが可能となりつつある。本セミナーは、ゲノミクスの入門、実践、最先端を網羅しており、この分野の総体的理解と習熟を目的としている。
(1)DNAとは何か?遺伝子とは何か?最新のゲノミクス研究成果に基づいて、分子生物学の基礎を再考する。 (2)進化とは何か?機能とは何か?ゲノミクス研究から見えてきた新たな知見を修得する。 (3)研究現場で用いられる種々のウェブツールを使い、ゲノムブラウジングを実践する。 (4)ゲノミクスに深く関連する最先端研究(バイオインフォマティクス、iPS細胞、CRISPR技術等)に触れる。 |
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(到達目標)
ヒトの進化という複雑な現象について、その本質をゲノムのレベルから理解できるようになる。
ウェブツール実践により、ヒトゲノム・エピゲノム情報を自分の手で引き出し、自分の目で確認しながら理解できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
以下の通り、各項目毎に講義と実践を行う。講義部分では討論・議論を主軸とするため、活発な発言を推奨する。実践部分においては、講師によるチュートリアルの後、自身で調べた内容を発表してもらう。 第1-3回 [ゲノミクス基礎] 1. DNA・遺伝子・ゲノム 2. ゲノムブラウジング実践 第4-6回 [機能ゲノミクス] 1. エピジェネティクス 2. 機能ゲノム・エピゲノムブラウジング実践 第7-10回 [進化ゲノミクス] 1. 比較ゲノム 2. 比較ゲノムブラウジング実践 3. 利己的な遺伝子 4. 転移因子 第11-14回 [最先端研究] 1. ゲノム・エピゲノム解析技術とバイオインフォマティクス 2. 国際コンソーシアムプロジェクト (ヒトゲノムT2T, ENCODE, Zoonomia, etc.) 3. 細胞工学, iPS細胞, CRISPR, シングルセルテクノロジー 第15回 [フィードバック] |
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(履修要件)
必須ではないが、高校生物を履修していることが望ましい。
コンピューター情報処理やプログラミング等の予備知識は必要としない。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と授業参加の状況、発表、レポートを総合的に評価する
|
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(教科書)
授業中に指示する
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義内容を受け、ゲノムブラウザツールを用いた簡単な発表を行ってもらう。
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(その他(オフィスアワー等))
ウェブツール実践のため、ノートパソコンを持参すること。持っていない場合は応相談。
連絡先: inoue.fumitaka.7a@kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :地盤の科学と工学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Geotechnical Science and Engineering | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共西21 | ||||||||||||
(キーワード) | 再生可能エネルギー / 地球温暖化 / 地盤工学 / 岩盤工学 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 安定したエネルギー供給は,安全で豊かな社会生活には必要不可欠です.さらに,温室効果ガスを排出しない地球温暖化に配慮したエネルギー供給が求められています.エネルギー生成には地盤工学が深くかかわっています.エネルギー生成への地盤工学の関わりの理解と,環境に配慮した安定的なエネルギー生成実現に向けての地盤工学的諸課題についての講義を行います. | ||||||||||||
(到達目標) | ・エネルギー政策の変遷の理解 ・安定したエネルギー施設の運用と地盤工学の関わりの理解 ・安定したエネルギー施設の運用のための地盤工学的諸問題の理解 |
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(授業計画と内容) | (1)エネルギーと社会:エネルギー政策の変遷と最近の取組【4回】 時代背景とともに変遷してきたエネルギー政策について説明し,最近の取組を紹介する.エネルギー白書,エネルギー基本計画の変遷についてグループでとりまとめを行い,その内容の発表・討論を行う. (2)エネルギー施設を守る地盤工学:エネルギー施設の安全性確保と地盤工学【4回】 エネルギー施設,特に原子力施設の安全設計と廃棄物の処分事業において,地盤工学分野に関わる技術的課題について説明し議論を行う.特に,放射性廃棄物の処分問題の現状と課題について説明し,原子力政策において地盤工学が果たすべき役割について議論を行う. (3)エネルギーを創る地盤工学:水力開発と地盤工学【4回】 地盤・岩盤工学は,水力開発とともに発展してきた.現在では,水力開発は,電源供給だけでなく防災・環境に配慮したものでなければならない.ここでは,水力開発とそれにかかわる地盤・岩盤工学の技術の変遷を紹介し,最近のプロジェクトの紹介を行う. (4)新エネルギーを生み出す地盤工学:エネルギー・環境・地盤工学【3回】 2050年に温室効果ガス排出量をゼロにすることが,内閣総理大臣の所信表明演説で述べられている.化石燃料や原子力に頼らず排出量をゼロにし安定的なエネルギー供給を目指さなければならない.地熱発電の利用は,一つの選択肢である.地熱発電の技術的課題,普及のための社会的課題について検討を行う. |
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(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | グループワークによるレポートおよびプレゼン資料の作成,プレゼン内容,プレゼンでの質疑応答を総合的に勘案して成績評価を行います. | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義は,「授業計画と内容」に示す4つの単元に関して実施します.それぞれの単元で課題を与えます.それに関して,各自で調べ,その後,グループワークの時間を設けますので,グループディスカッションを通じて,課題のレポートおよびプレゼン資料を作成して下さい. プレゼンは,グループ単位で実施します.討論を行い,それぞれの課題に対する理解を深めて下さい. |
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(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーは設定しません.随時,メールで教員にコンタクトして下さい.必要に応じて,Webでの面談を行います. |
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ILASセミナー :地盤の科学と工学
(科目名)
ILAS Seminar :Geotechnical Science and Engineering
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共西21 |
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(キーワード) 再生可能エネルギー / 地球温暖化 / 地盤工学 / 岩盤工学 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
安定したエネルギー供給は,安全で豊かな社会生活には必要不可欠です.さらに,温室効果ガスを排出しない地球温暖化に配慮したエネルギー供給が求められています.エネルギー生成には地盤工学が深くかかわっています.エネルギー生成への地盤工学の関わりの理解と,環境に配慮した安定的なエネルギー生成実現に向けての地盤工学的諸課題についての講義を行います.
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(到達目標)
・エネルギー政策の変遷の理解
・安定したエネルギー施設の運用と地盤工学の関わりの理解 ・安定したエネルギー施設の運用のための地盤工学的諸問題の理解 |
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(授業計画と内容)
(1)エネルギーと社会:エネルギー政策の変遷と最近の取組【4回】 時代背景とともに変遷してきたエネルギー政策について説明し,最近の取組を紹介する.エネルギー白書,エネルギー基本計画の変遷についてグループでとりまとめを行い,その内容の発表・討論を行う. (2)エネルギー施設を守る地盤工学:エネルギー施設の安全性確保と地盤工学【4回】 エネルギー施設,特に原子力施設の安全設計と廃棄物の処分事業において,地盤工学分野に関わる技術的課題について説明し議論を行う.特に,放射性廃棄物の処分問題の現状と課題について説明し,原子力政策において地盤工学が果たすべき役割について議論を行う. (3)エネルギーを創る地盤工学:水力開発と地盤工学【4回】 地盤・岩盤工学は,水力開発とともに発展してきた.現在では,水力開発は,電源供給だけでなく防災・環境に配慮したものでなければならない.ここでは,水力開発とそれにかかわる地盤・岩盤工学の技術の変遷を紹介し,最近のプロジェクトの紹介を行う. (4)新エネルギーを生み出す地盤工学:エネルギー・環境・地盤工学【3回】 2050年に温室効果ガス排出量をゼロにすることが,内閣総理大臣の所信表明演説で述べられている.化石燃料や原子力に頼らず排出量をゼロにし安定的なエネルギー供給を目指さなければならない.地熱発電の利用は,一つの選択肢である.地熱発電の技術的課題,普及のための社会的課題について検討を行う. |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
グループワークによるレポートおよびプレゼン資料の作成,プレゼン内容,プレゼンでの質疑応答を総合的に勘案して成績評価を行います.
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義は,「授業計画と内容」に示す4つの単元に関して実施します.それぞれの単元で課題を与えます.それに関して,各自で調べ,その後,グループワークの時間を設けますので,グループディスカッションを通じて,課題のレポートおよびプレゼン資料を作成して下さい.
プレゼンは,グループ単位で実施します.討論を行い,それぞれの課題に対する理解を深めて下さい. |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設定しません.随時,メールで教員にコンタクトして下さい.必要に応じて,Webでの面談を行います.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :地球の資源と未来の社会
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(英 訳) | ILAS Seminar :Earth Resources for Future Society | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 1共22 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 鉱物資源 / エネルギー資源 / 流体資源 / 資源探査 / 持続的発展 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 資源は我々の日常生活や工業・農業・商業活動などに必要不可欠な物質であり,人類の持続的発展は今後どのように資源を確保し,利用できるかに大いに依存する。この授業では,●このような資源は地球内部(あるいは宇宙)のどこで生成され,どのように分布しているのか,●それをどのような手法で発見し,地下から地上に取り出すのか,●これまで社会は資源をどのように利用しており,今後も同じように利用できるのか,などに関する講義により,地球資源の基礎知識を習得する。また,知識を深めるために,資源の試料観察や簡単な分析・測定実験により,資源の探査法や分析技術の基礎についても体験を通して学ぶ。さらに各自が資源に関するテーマを選び,調べた結果を発表する。 これらにより,見えない地下に存在している資源の重要性や有限性を認識でき,地球のダイナミクスの中での資源の生成,資源と社会との関わりに関する基礎知識を習得し,持続可能な未来社会を作るための資源利用や新たな資源の必要性などについて自分なりの考えを持てるようになることを授業の目的とする。 |
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(到達目標) | ・どのような種類の地下資源があり,それぞれ社会でどのように利用されているかを理解する。 ・それぞれの資源は地下のどこにあり,どのようなメカニズムで生成されたのか,に関しての資源学の基礎について理解する。 ・地表からは見えない地下資源を発見する技術の基礎,その有効性と限界について理解する。 ・地下資源の有限性を認識し,持続可能な未来社会のために地球資源を今後どのように探し,利用すべきかについて自分なりの考えを持てるようになる。 ・調べた結果をレポートにまとめるとともに,人前で説明でき,ディスカッションできる能力を養う。 |
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(授業計画と内容) | 基本的に以下の3つに授業内容を大別し,それぞれの計画に従って講義と室内・野外実習を進める。ただし授業の進み具合によって,テーマの順序や同一テーマの回数を変えることもある。 A.座学と見学中心 (1)ガイダンスおよび資源と社会との関わり【1回】:このセミナーの目指すところ,資源とは何か? どのような種類の資源があるか? 資源利用の現状と将来予測などに関して講義する。 (2)地球資源学の基礎1【1回】:地球の構造と変動,岩石と鉱物の種類,金属鉱床・石炭鉱床・石油鉱床の成因などに関して講義する。 (3)資源の実際【1回】:本学総合博物館にて鉱石や鉱物の標本を見学し,(2)の授業で得た知識を深める。 (4)地球資源学の基礎2【1回】:地熱資源,地下水資源という流体資源がどこにあり,どのように生成されたのか? 流体はどのような物理法則のもとで流れ,どのような化学的性質をもつのか? などに関して講義する。 (5)地球資源学の基礎3【1回】:地下の物理的・化学的性質を利用し,陸域・海域でどのように資源を探すのか?,および地下からどのように資源を取り出し,純度を高めるのか? など資源の探査と開発方法に関して講義する。 (6)環境負荷軽減法と資源の持続的利用法【1回】:低炭素化社会構築のための二酸化炭素地下貯留技術,および都市鉱山という資源リサイクルなどに関して講義する。 (7)ディスカッションとテーマ決め【1回】これまでの授業内容に関するディスカッション,および鉱物資源/エネルギー資源/流体資源のいずれかに関するテーマ決めを行う。 B.室内・野外実習 資源探査の基礎として簡単な分析,測定,地質調査を行う。 −放射能探査の基礎【1回】:γ線計による測定で,岩石の種類とγ線強度との関係分析 −水分析の基礎【2回】:水の物性と化学的性質の分析 −地質調査の基礎【1回】:大学周辺での活断層地形,湧水,表層地質などの観察 −リモートセンシングの基礎【1回】:衛星画像を用いた鉱床地域特有の地質と構造の判読 C.研究発表 −研究発表/学習達成度の評価【2回】:持続可能な未来社会のために鉱物資源/エネルギー資源/流体資源を今後どのように利用すべきか,どのような資源が必要になるのか,などに関して調べ,考察した結果をPowerPointによるプレゼン資料としてまとめ,本セミナーのまとめとして発表する。発表後,教員との質疑応答によって理解を深める。 さらにフィードバックを1回行う。方法については別途連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | セミナーへの取り組み姿勢(20点),プレゼン(40点),およびプレゼン資料をまとめたレポート(40点)により評価する。プレゼンとレポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時に参考資料・文献を紹介するので,それらに目を通し,さらには自分でも関連資料を探すことで本授業内容に関する興味と理解を深める。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 計測機器を用いた野外実習を行うため,学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入して下さい。成果発表にはPowerPointを使いますが,授業の中で使えるように指導します。オフィスアワーを質問に利用できますが,担当教員は桂キャンパスにいますので,理解できない点は積極的に授業中に質問して下さい。 | ||||||||||||||||||
ILASセミナー :地球の資源と未来の社会
(科目名)
ILAS Seminar :Earth Resources for Future Society
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 1共22 |
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(キーワード) 鉱物資源 / エネルギー資源 / 流体資源 / 資源探査 / 持続的発展 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
資源は我々の日常生活や工業・農業・商業活動などに必要不可欠な物質であり,人類の持続的発展は今後どのように資源を確保し,利用できるかに大いに依存する。この授業では,●このような資源は地球内部(あるいは宇宙)のどこで生成され,どのように分布しているのか,●それをどのような手法で発見し,地下から地上に取り出すのか,●これまで社会は資源をどのように利用しており,今後も同じように利用できるのか,などに関する講義により,地球資源の基礎知識を習得する。また,知識を深めるために,資源の試料観察や簡単な分析・測定実験により,資源の探査法や分析技術の基礎についても体験を通して学ぶ。さらに各自が資源に関するテーマを選び,調べた結果を発表する。
これらにより,見えない地下に存在している資源の重要性や有限性を認識でき,地球のダイナミクスの中での資源の生成,資源と社会との関わりに関する基礎知識を習得し,持続可能な未来社会を作るための資源利用や新たな資源の必要性などについて自分なりの考えを持てるようになることを授業の目的とする。 |
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(到達目標)
・どのような種類の地下資源があり,それぞれ社会でどのように利用されているかを理解する。
・それぞれの資源は地下のどこにあり,どのようなメカニズムで生成されたのか,に関しての資源学の基礎について理解する。 ・地表からは見えない地下資源を発見する技術の基礎,その有効性と限界について理解する。 ・地下資源の有限性を認識し,持続可能な未来社会のために地球資源を今後どのように探し,利用すべきかについて自分なりの考えを持てるようになる。 ・調べた結果をレポートにまとめるとともに,人前で説明でき,ディスカッションできる能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
基本的に以下の3つに授業内容を大別し,それぞれの計画に従って講義と室内・野外実習を進める。ただし授業の進み具合によって,テーマの順序や同一テーマの回数を変えることもある。 A.座学と見学中心 (1)ガイダンスおよび資源と社会との関わり【1回】:このセミナーの目指すところ,資源とは何か? どのような種類の資源があるか? 資源利用の現状と将来予測などに関して講義する。 (2)地球資源学の基礎1【1回】:地球の構造と変動,岩石と鉱物の種類,金属鉱床・石炭鉱床・石油鉱床の成因などに関して講義する。 (3)資源の実際【1回】:本学総合博物館にて鉱石や鉱物の標本を見学し,(2)の授業で得た知識を深める。 (4)地球資源学の基礎2【1回】:地熱資源,地下水資源という流体資源がどこにあり,どのように生成されたのか? 流体はどのような物理法則のもとで流れ,どのような化学的性質をもつのか? などに関して講義する。 (5)地球資源学の基礎3【1回】:地下の物理的・化学的性質を利用し,陸域・海域でどのように資源を探すのか?,および地下からどのように資源を取り出し,純度を高めるのか? など資源の探査と開発方法に関して講義する。 (6)環境負荷軽減法と資源の持続的利用法【1回】:低炭素化社会構築のための二酸化炭素地下貯留技術,および都市鉱山という資源リサイクルなどに関して講義する。 (7)ディスカッションとテーマ決め【1回】これまでの授業内容に関するディスカッション,および鉱物資源/エネルギー資源/流体資源のいずれかに関するテーマ決めを行う。 B.室内・野外実習 資源探査の基礎として簡単な分析,測定,地質調査を行う。 −放射能探査の基礎【1回】:γ線計による測定で,岩石の種類とγ線強度との関係分析 −水分析の基礎【2回】:水の物性と化学的性質の分析 −地質調査の基礎【1回】:大学周辺での活断層地形,湧水,表層地質などの観察 −リモートセンシングの基礎【1回】:衛星画像を用いた鉱床地域特有の地質と構造の判読 C.研究発表 −研究発表/学習達成度の評価【2回】:持続可能な未来社会のために鉱物資源/エネルギー資源/流体資源を今後どのように利用すべきか,どのような資源が必要になるのか,などに関して調べ,考察した結果をPowerPointによるプレゼン資料としてまとめ,本セミナーのまとめとして発表する。発表後,教員との質疑応答によって理解を深める。 さらにフィードバックを1回行う。方法については別途連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
セミナーへの取り組み姿勢(20点),プレゼン(40点),およびプレゼン資料をまとめたレポート(40点)により評価する。プレゼンとレポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業時に参考資料・文献を紹介するので,それらに目を通し,さらには自分でも関連資料を探すことで本授業内容に関する興味と理解を深める。
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(その他(オフィスアワー等))
計測機器を用いた野外実習を行うため,学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入して下さい。成果発表にはPowerPointを使いますが,授業の中で使えるように指導します。オフィスアワーを質問に利用できますが,担当教員は桂キャンパスにいますので,理解できない点は積極的に授業中に質問して下さい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :社会人類学調査法
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(英 訳) | ILAS Seminar :Social Anthropological Research | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 木2 |
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(教室) | 共北3A | ||||||
(キーワード) | ケア / 医療 / 人類学 / 病い / 倫理 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、新自由主義的経済がグローバルに浸透するなか、経済的な合理性によって切り捨てられがちな慢性疾患や終末医療、医療・社会制度によってつくりだされる精神疾患の問題を取り上げ、疾患を抱える人々とともに生きることについて、人類学的な立場から考察する。授業で取り上げるのは、医療人類学の基礎的な文献と、ブラジルで死を待つ人々の施設を描いた民族誌である。ケアの実践を特定の施設や家族に負わせることで人々を管理する現代の「生—権力」のあり方を批判的に捉え、誰もがかかりうる病いとともに豊かに生きる行為実践としてケアをとらえることを目指す。 | ||||||
(到達目標) | ・現代の医療システムがはらむ社会経済的な問題を把握できるようになる。 ・ケアという実践を特異な医療行為としてではなく、ひとりひとりの日常生活に関わる身近で創造的な実践として考察できるようになる。 ・他者や環境へ沈潜し応答するなかで、いかに民族誌的な発見や問題提起がなされうるのか、具体的な事例から理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 授業の前半(第2回〜第8回、各回は章のタイトルを示す)は、現代の医療人類学を牽引するアーサー・クラインマンの『ケアをすることの意味—病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』を精読し、ケアをめぐる人類学的な視点について理解を進める。後半は、ブラジルの死を待つ施設で人類学者ジョアオ・ビールが収容者の女性との出会いを通して生み出された民族誌『ヴィータ—遺棄された者たちの生』を精読し(第9回〜第14回。各回は部のタイトル)、現代の医療・経済システムのひずみが私たちに投げかける、他者とともに生きることの意味について具体的に考察する。 第1回 講義と講師の紹介 第2回 ひとりの心理臨床家の考える人間の生とアーサー・クラインマンの存在 第3回 21世紀における感性と主観性の変容 第4回 悲劇そしてケアをすること 第5回 不治の病いを生きる人へのケア 第6回 病いと人間的体験、耐えるということ 第7回 ケアをすること、道徳的・人間的体験としてのケアの実践 第8回 クラインマンから学んだいくつかのこと—臨床人類学が医療やケアにもたらすもの 第9回 はじめに、ヴィータ 第10回 カタリナと文学 第11回 医療記録 第12回 家族 第13回 生物学と倫理 第14回 辞書、おわりに 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
他の人類学に関する講義を同時に受講していることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への出席が前提となる。講義内での受講生の報告(60%)、ディスカッションへの参加状況(40%)で評価する。 | ||||||
(教科書) |
『ケアをすることの意味—病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』
(誠信書房、2015年)
『ヴィーター遺棄された者たちの生』
(みすず書房、2019年)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | ・購読担当者以外も、受講生は購読個所をあらかじめ読んで授業に臨むこと。 ・購読担当者は、文献に登場する概念や用語の背景も調べたうえで購読担当章の内容を要約し、自分の意見もまとめて発表すること。 ・受講生は授業で提起された問いを、関連文献の講読によって深めることが期待される。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・総合人間学部の学生は、別途選抜を行うので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席すること。 ・授業中、疑問点などは積極的に質問すること。 |
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ILASセミナー :社会人類学調査法
(科目名)
ILAS Seminar :Social Anthropological Research
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木2 (教室) 共北3A |
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(キーワード) ケア / 医療 / 人類学 / 病い / 倫理 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、新自由主義的経済がグローバルに浸透するなか、経済的な合理性によって切り捨てられがちな慢性疾患や終末医療、医療・社会制度によってつくりだされる精神疾患の問題を取り上げ、疾患を抱える人々とともに生きることについて、人類学的な立場から考察する。授業で取り上げるのは、医療人類学の基礎的な文献と、ブラジルで死を待つ人々の施設を描いた民族誌である。ケアの実践を特定の施設や家族に負わせることで人々を管理する現代の「生—権力」のあり方を批判的に捉え、誰もがかかりうる病いとともに豊かに生きる行為実践としてケアをとらえることを目指す。
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(到達目標)
・現代の医療システムがはらむ社会経済的な問題を把握できるようになる。
・ケアという実践を特異な医療行為としてではなく、ひとりひとりの日常生活に関わる身近で創造的な実践として考察できるようになる。 ・他者や環境へ沈潜し応答するなかで、いかに民族誌的な発見や問題提起がなされうるのか、具体的な事例から理解する。 |
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(授業計画と内容)
授業の前半(第2回〜第8回、各回は章のタイトルを示す)は、現代の医療人類学を牽引するアーサー・クラインマンの『ケアをすることの意味—病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』を精読し、ケアをめぐる人類学的な視点について理解を進める。後半は、ブラジルの死を待つ施設で人類学者ジョアオ・ビールが収容者の女性との出会いを通して生み出された民族誌『ヴィータ—遺棄された者たちの生』を精読し(第9回〜第14回。各回は部のタイトル)、現代の医療・経済システムのひずみが私たちに投げかける、他者とともに生きることの意味について具体的に考察する。 第1回 講義と講師の紹介 第2回 ひとりの心理臨床家の考える人間の生とアーサー・クラインマンの存在 第3回 21世紀における感性と主観性の変容 第4回 悲劇そしてケアをすること 第5回 不治の病いを生きる人へのケア 第6回 病いと人間的体験、耐えるということ 第7回 ケアをすること、道徳的・人間的体験としてのケアの実践 第8回 クラインマンから学んだいくつかのこと—臨床人類学が医療やケアにもたらすもの 第9回 はじめに、ヴィータ 第10回 カタリナと文学 第11回 医療記録 第12回 家族 第13回 生物学と倫理 第14回 辞書、おわりに 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
他の人類学に関する講義を同時に受講していることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への出席が前提となる。講義内での受講生の報告(60%)、ディスカッションへの参加状況(40%)で評価する。
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(教科書)
『ケアをすることの意味—病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』
(誠信書房、2015年)
『ヴィーター遺棄された者たちの生』
(みすず書房、2019年)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
・購読担当者以外も、受講生は購読個所をあらかじめ読んで授業に臨むこと。
・購読担当者は、文献に登場する概念や用語の背景も調べたうえで購読担当章の内容を要約し、自分の意見もまとめて発表すること。 ・受講生は授業で提起された問いを、関連文献の講読によって深めることが期待される。 |
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(その他(オフィスアワー等))
・総合人間学部の学生は、別途選抜を行うので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ第1回目の授業に出席すること。
・授業中、疑問点などは積極的に質問すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :コンピュータによる気象予報と気候予測
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(英 訳) | ILAS Seminar :Weather Prediction and Climate Projection as Computational Sciences | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 木5 |
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(教室) | 教育院棟演習室22 | ||||||
(キーワード) | 気象予報 / 気候予測 / コンピュータ / 計算科学 / カオス | ||||||
(授業の概要・目的) | 近年の天気予報は、今日明日の短期予報から数か月先の季節予報まで、スーパーコンピュータを駆使した数値的気象予報が中心となっている。また、人為影響の結果として発現するであろう今世紀中の気候変化予測も、同様にスーパーコンピュータによる地球規模から地域規模までの数値計算に基づいている。これらは、基本的には、物理法則に基づく将来の気象・気候状態の予報・予測であるが、何年先何十年先の日食の予報とは本質的に異なるところがある。 このILASセミナーでは、気象の予報、および気候の予測について、それらの現状と、これまでの技術開発の歴史、将来の展望について、能動的な情報収集と整理、発表・討論により知見を深めていく。また、予報誤差成長の数理モデルである非線形力学系の振舞いについて、電卓を用いた数値実験を行い、「予報可能性」の本質を理解する。 これらのテーマを具体的な実例として、パソコン・インターネット等を駆使して情報を収集・整理し、整理した情報を文書・スライド・口頭発表により他者に伝達し、そして、セミナー形式の討論を通して共通認識を醸成・深化させていく。このような過程は、あらゆる研究の基本過程であり、必要な諸技術でもあるので、授業の目的は、地球科学、気象学・気候学といった専門分野に限定されるものではない。 |
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(到達目標) | 気象予報および気候予測の技術開発の歴史と現状、将来展望について、自ら能動的に学び、それらの基本的な知見を獲得する。また、予報誤差成長の数理モデルである非線形力学系の振舞いについて、電卓を用いた数値実験を行い、将来の予報に限界があること、すなわち「予報可能性」の本質を理解する。 これらの実習を通して、情報の収集・整理、文書・スライド・口頭発表による情報伝達、セミナーでの討論について、それぞれの手法を経験し、研究の基本過程と必要技術を習得する。気象予報・気候予測という具体的な課題を例題として、自ら学び考え、主体的に判断し、問題を解決する能力を養う。 |
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(授業計画と内容) | 以下の各項目について、セミナー・実習を行う。(1)〜(3)の項目は、基本的に、背景説明と課題の提示、情報収集・集約、発表と討論、内容改善・最終レポートの完成、から成り、それぞれに3〜4回程度をあてる。この週数は固定したものではなく、進捗状況等に応じて、講義担当者が適切に配分する。(授業回数はフィードバックを含め全15回とする。) (0)はじめに【1回】 自己紹介、ILASセミナー趣旨説明、インターネット・電子メール・PowerPoint・PandA等に関する基礎事項の確認、不正行為・研究公正、など (1)気象とは? 気候とは? それらの予報・予測とは?【3〜4回】 気象と気候の違い。コンピュータ発展の歴史。それに伴う数値気象予報の発展の歴史と現状、同様に気候予測の歴史と現状、など (2)もっと観測【3〜4回】 気象観測の原理、エレクトロニクス技術・レーダー技術による最先端観測、人工衛星技術による最先端観測、気象データ・気候資料の分析、最先端資料分析技術、データ同化とは? など (3)不確実な予報・予測【3〜4回】 カオスとは? 予報誤差成長に関する電卓を用いた数値実験、数値実験結果のデータ解析、など (4)総まとめレポートの作成と発表【1〜2回】 コンピュータによる気象予報と気候予測について、このセミナーで学んだことの概要と各自の感想・意見 (5)フィードバック【1回】 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(出席と討論への積極的参加、40点)、および、授業計画と内容の項目(1)〜(4)それぞれの発表・レポートの内容を評価して採点する(各項目15点満点)。(1)〜(3)はPowerPointによる口頭発表、(4)は書面レポートと口頭発表の形態とする。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
参考資料は、適宜、セミナー時に配布する(PandAにもアップする)。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時間内に、背景説明と課題の提示、具体的な作業・実験・データ解析、および、情報収集・成果集約結果の発表・討論を行う。また、発表の準備、発表結果を踏まえての内容検討・改善、および、総まとめレポートの完成については、その多くを授業外学習で行うこととなる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ILASセミナーの趣旨に則り、受入(予定)人数を12名に限定する。 PowerPoint・PandA等も含めて諸情報処理技術は、誰もが習熟すべきことであるので、最初は不得手でも、自己研鑽で上達できるように授業の中で指導する。 |
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ILASセミナー :コンピュータによる気象予報と気候予測
(科目名)
ILAS Seminar :Weather Prediction and Climate Projection as Computational Sciences
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木5 (教室) 教育院棟演習室22 |
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(キーワード) 気象予報 / 気候予測 / コンピュータ / 計算科学 / カオス | |||||||
(授業の概要・目的)
近年の天気予報は、今日明日の短期予報から数か月先の季節予報まで、スーパーコンピュータを駆使した数値的気象予報が中心となっている。また、人為影響の結果として発現するであろう今世紀中の気候変化予測も、同様にスーパーコンピュータによる地球規模から地域規模までの数値計算に基づいている。これらは、基本的には、物理法則に基づく将来の気象・気候状態の予報・予測であるが、何年先何十年先の日食の予報とは本質的に異なるところがある。
このILASセミナーでは、気象の予報、および気候の予測について、それらの現状と、これまでの技術開発の歴史、将来の展望について、能動的な情報収集と整理、発表・討論により知見を深めていく。また、予報誤差成長の数理モデルである非線形力学系の振舞いについて、電卓を用いた数値実験を行い、「予報可能性」の本質を理解する。 これらのテーマを具体的な実例として、パソコン・インターネット等を駆使して情報を収集・整理し、整理した情報を文書・スライド・口頭発表により他者に伝達し、そして、セミナー形式の討論を通して共通認識を醸成・深化させていく。このような過程は、あらゆる研究の基本過程であり、必要な諸技術でもあるので、授業の目的は、地球科学、気象学・気候学といった専門分野に限定されるものではない。 |
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(到達目標)
気象予報および気候予測の技術開発の歴史と現状、将来展望について、自ら能動的に学び、それらの基本的な知見を獲得する。また、予報誤差成長の数理モデルである非線形力学系の振舞いについて、電卓を用いた数値実験を行い、将来の予報に限界があること、すなわち「予報可能性」の本質を理解する。
これらの実習を通して、情報の収集・整理、文書・スライド・口頭発表による情報伝達、セミナーでの討論について、それぞれの手法を経験し、研究の基本過程と必要技術を習得する。気象予報・気候予測という具体的な課題を例題として、自ら学び考え、主体的に判断し、問題を解決する能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
以下の各項目について、セミナー・実習を行う。(1)〜(3)の項目は、基本的に、背景説明と課題の提示、情報収集・集約、発表と討論、内容改善・最終レポートの完成、から成り、それぞれに3〜4回程度をあてる。この週数は固定したものではなく、進捗状況等に応じて、講義担当者が適切に配分する。(授業回数はフィードバックを含め全15回とする。) (0)はじめに【1回】 自己紹介、ILASセミナー趣旨説明、インターネット・電子メール・PowerPoint・PandA等に関する基礎事項の確認、不正行為・研究公正、など (1)気象とは? 気候とは? それらの予報・予測とは?【3〜4回】 気象と気候の違い。コンピュータ発展の歴史。それに伴う数値気象予報の発展の歴史と現状、同様に気候予測の歴史と現状、など (2)もっと観測【3〜4回】 気象観測の原理、エレクトロニクス技術・レーダー技術による最先端観測、人工衛星技術による最先端観測、気象データ・気候資料の分析、最先端資料分析技術、データ同化とは? など (3)不確実な予報・予測【3〜4回】 カオスとは? 予報誤差成長に関する電卓を用いた数値実験、数値実験結果のデータ解析、など (4)総まとめレポートの作成と発表【1〜2回】 コンピュータによる気象予報と気候予測について、このセミナーで学んだことの概要と各自の感想・意見 (5)フィードバック【1回】 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(出席と討論への積極的参加、40点)、および、授業計画と内容の項目(1)〜(4)それぞれの発表・レポートの内容を評価して採点する(各項目15点満点)。(1)〜(3)はPowerPointによる口頭発表、(4)は書面レポートと口頭発表の形態とする。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
参考資料は、適宜、セミナー時に配布する(PandAにもアップする)。
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業時間内に、背景説明と課題の提示、具体的な作業・実験・データ解析、および、情報収集・成果集約結果の発表・討論を行う。また、発表の準備、発表結果を踏まえての内容検討・改善、および、総まとめレポートの完成については、その多くを授業外学習で行うこととなる。
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(その他(オフィスアワー等))
ILASセミナーの趣旨に則り、受入(予定)人数を12名に限定する。
PowerPoint・PandA等も含めて諸情報処理技術は、誰もが習熟すべきことであるので、最初は不得手でも、自己研鑽で上達できるように授業の中で指導する。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :核融合とプラズマの科学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Science of Fusion Energy and Plasmas | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 木5 |
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(教室) | 共西12 | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 核融合エネルギー学 / プラズマ科学 / 地球環境学 / 電磁気学 / リモートセンシング | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)は地上の太陽と呼ばれ、将来の基幹エネルギーとなるべく国際協力をベースに研究開発が進められている未来のエネルギーです。フュージョンエネルギーは持続可能な社会を創造するため必須とされていますが、その意義・必要性・特徴をし、現状・見通しを概説します。 フュージョンエネルギーを実現するには「プラズマ」を高温・高密度で閉じ込める必要があります。このプラズマは物質第4の状態と呼ばれ、フュージョンエネルギーの開発のみならず、半導体の製造、ナノプロセス、小惑星探査機「はやぶさ」などで使われているロケット推進まで、様々な産業や製品に応用されています。一方、オーロラ、雷、炎、太陽は実はプラズマです。宇宙で最も標準的な物質の状態は実はプラズマです。 このプラズマは電子とイオン(原子核)から成り、全体では中性でありながら、その粒子集団の運動は電磁場を誘起します。この電磁場が集団の運動にフィードバックをかけるためプラズマは実に不思議な振る舞いをします。この複雑性がフュージョンエネルギーの実現を妨げる要因の一つでもあります。 本科目を履修することで、フュージョンエネルギーの基礎となぜ実現が難しいか、最近それをどうやって克服してきたのか、を学ぶ事で、大型科学プロジェクトがどのように進展していくのかを知ることができる。 |
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(到達目標) | ・核融合エネルギー実現のためには「プラズマ」に対する知見を確立することが必要不可欠である。本セミナーでは現代の日常生活や科学技術に密接に関係しているにもかかわらず、高校まででは直接扱うことがなかった物質第4の状態「プラズマ」の多様かつ知的好奇心をかきたてる様々な知見を得ることができる。 ・地球温暖化対策、ゼロ・エミッションを目指した将来のベースロード(base load)電源としての核融合エネルギーの基本原理・研究の現状・課題と将来の展望を知ることで持続可能な社会に不可欠なエネルギー問題、地球環境問題を解決するために必要な知識を取得できる。 ・1億度にもなる高温のプラズマを閉じ込める方法、高温のプラズマを加熱生成する方法、プラズマを支配する物理法則、プラズマを理解する上で不可欠なプラズマの温度・密度・流れやプラズマから生じる光・電磁波を計測する手法に対する知識を得ることができる。 ・宇宙開発、ナノテクノロジーに代表される科学技術開発の基盤となるプラズマを理解し、その奥深い世界を知ることができる。 |
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(授業計画と内容) | 課題について、1課題あたり約2-3回程度で座学および調査・実習・プレゼンテーションなどを行う。また、核融合プラズマ実験装置Heliotron Jの見学を行う。 授業は教員3名(稲垣・小林・門)が担当し、装置見学は、1名(長﨑)とともに4名が担当する。 1. プラズマと核融合エネルギー入門【稲垣1回】 プラズマとフュージョンエネルギーについて説明を行います。プラズマの産業応用への展開、プラズマを閉じ込める新アイデアを出して検討します。 2. プラズマの観測【門、4回】 1億度のプラズマはどうやって測るのか?オーロラはなぜ緑色に輝くのか?そのような疑問をプラズマが発する光を診る事で解決します。簡易的な分光器を作成し、それで実際のプラズマを観てもらいます。 3. 環境と核融合エネルギー【小林、4回】 核融合エネルギー学に関して20程度のテーマを用意し、学生はある1つのテーマに関してプレゼンターと質問者に分かれて討論を行います。 4.Heliotron J装置見学(宇治キャンパス)【長﨑・稲垣・小林・門】 5. フィードバック(方法については別途連絡)【1回】 |
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(履修要件) |
核融合エネルギーに関心のある文系の学生にも理解できるように、大学での物理の履修や物理学の基本的な知識を前提とはしない授業内容を心がけるが、高校の「物理基礎」、「物理」の「電磁気」「原子・原子核」単元に目を通しておくと、理解の役に立つであろう。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 概ね出席と参加の状況50%、平常点(ディスカッション,プレゼンテーション、レポート課題等)50%として、総合的に評価する。詳細は初回授業にて説明する。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
講義に際し、適宜資料を配布する。
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(参考書等) |
『核融合: 宇宙のエネルギーを私たちの手に Kindle版』
(Amazon Services International, Inc.)
ISBN:B00TNZCKD8
(安価かつ読みやすいので,強く推薦する。https://www.amazon.co.jp/dp/B00TNZCKD8)
『図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん』
(誠文堂新光社, 2021)
ISBN:441662056X
( 世界が変わる夢のエネルギーのしくみから、環境・ビジネス・教育との関わりや将来像まで)
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(関連URL) |
https://youtu.be/YwkTx9W918Q
知の拠点セミナー:すぐにわかるプラズマと核融合エネルギー
https://youtu.be/DDZ1hjhTCu4 探検!おもしろサイエンス Heliotron J http://www.jps.or.jp/public/koukai/koukai-2014-11-15.php 公開講座「プラズマの物理と応用 〜天体・核融合・産業・医療〜」動画公開 |
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(授業外学習(予習・復習)等) | エネルギー・科学技術・今後のエネルギー政策や経済、社会等にかかわる総合的な視点を育めるよう、授業で扱う話題や各自興味をもった関連項目についての積極的な自習を薦める。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 物理,機械,電気電子,エネルギー資源などに関心のある理工系の学生はもちろん、エネルギー開発,政策などに関心のある文系の学生も積極的な受講を期待する。 装置見学に際し、平日は吉田キャンパスから宇治キャンパスへは連絡バスがあるが、見学が休日に変更される場合は宇治キャンパスまでの交通費が必要になる。なお“学生教育研究災害傷害保険”等の傷害保険へ加入すること。 |
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ILASセミナー :核融合とプラズマの科学
(科目名)
ILAS Seminar :Science of Fusion Energy and Plasmas
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木5 (教室) 共西12 |
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(キーワード) 核融合エネルギー学 / プラズマ科学 / 地球環境学 / 電磁気学 / リモートセンシング | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)は地上の太陽と呼ばれ、将来の基幹エネルギーとなるべく国際協力をベースに研究開発が進められている未来のエネルギーです。フュージョンエネルギーは持続可能な社会を創造するため必須とされていますが、その意義・必要性・特徴をし、現状・見通しを概説します。
フュージョンエネルギーを実現するには「プラズマ」を高温・高密度で閉じ込める必要があります。このプラズマは物質第4の状態と呼ばれ、フュージョンエネルギーの開発のみならず、半導体の製造、ナノプロセス、小惑星探査機「はやぶさ」などで使われているロケット推進まで、様々な産業や製品に応用されています。一方、オーロラ、雷、炎、太陽は実はプラズマです。宇宙で最も標準的な物質の状態は実はプラズマです。 このプラズマは電子とイオン(原子核)から成り、全体では中性でありながら、その粒子集団の運動は電磁場を誘起します。この電磁場が集団の運動にフィードバックをかけるためプラズマは実に不思議な振る舞いをします。この複雑性がフュージョンエネルギーの実現を妨げる要因の一つでもあります。 本科目を履修することで、フュージョンエネルギーの基礎となぜ実現が難しいか、最近それをどうやって克服してきたのか、を学ぶ事で、大型科学プロジェクトがどのように進展していくのかを知ることができる。 |
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(到達目標)
・核融合エネルギー実現のためには「プラズマ」に対する知見を確立することが必要不可欠である。本セミナーでは現代の日常生活や科学技術に密接に関係しているにもかかわらず、高校まででは直接扱うことがなかった物質第4の状態「プラズマ」の多様かつ知的好奇心をかきたてる様々な知見を得ることができる。
・地球温暖化対策、ゼロ・エミッションを目指した将来のベースロード(base load)電源としての核融合エネルギーの基本原理・研究の現状・課題と将来の展望を知ることで持続可能な社会に不可欠なエネルギー問題、地球環境問題を解決するために必要な知識を取得できる。 ・1億度にもなる高温のプラズマを閉じ込める方法、高温のプラズマを加熱生成する方法、プラズマを支配する物理法則、プラズマを理解する上で不可欠なプラズマの温度・密度・流れやプラズマから生じる光・電磁波を計測する手法に対する知識を得ることができる。 ・宇宙開発、ナノテクノロジーに代表される科学技術開発の基盤となるプラズマを理解し、その奥深い世界を知ることができる。 |
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(授業計画と内容)
課題について、1課題あたり約2-3回程度で座学および調査・実習・プレゼンテーションなどを行う。また、核融合プラズマ実験装置Heliotron Jの見学を行う。 授業は教員3名(稲垣・小林・門)が担当し、装置見学は、1名(長﨑)とともに4名が担当する。 1. プラズマと核融合エネルギー入門【稲垣1回】 プラズマとフュージョンエネルギーについて説明を行います。プラズマの産業応用への展開、プラズマを閉じ込める新アイデアを出して検討します。 2. プラズマの観測【門、4回】 1億度のプラズマはどうやって測るのか?オーロラはなぜ緑色に輝くのか?そのような疑問をプラズマが発する光を診る事で解決します。簡易的な分光器を作成し、それで実際のプラズマを観てもらいます。 3. 環境と核融合エネルギー【小林、4回】 核融合エネルギー学に関して20程度のテーマを用意し、学生はある1つのテーマに関してプレゼンターと質問者に分かれて討論を行います。 4.Heliotron J装置見学(宇治キャンパス)【長﨑・稲垣・小林・門】 5. フィードバック(方法については別途連絡)【1回】 |
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(履修要件)
核融合エネルギーに関心のある文系の学生にも理解できるように、大学での物理の履修や物理学の基本的な知識を前提とはしない授業内容を心がけるが、高校の「物理基礎」、「物理」の「電磁気」「原子・原子核」単元に目を通しておくと、理解の役に立つであろう。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
概ね出席と参加の状況50%、平常点(ディスカッション,プレゼンテーション、レポート課題等)50%として、総合的に評価する。詳細は初回授業にて説明する。
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(教科書)
講義に際し、適宜資料を配布する。
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(参考書等)
『核融合: 宇宙のエネルギーを私たちの手に Kindle版』
(Amazon Services International, Inc.)
ISBN:B00TNZCKD8
(安価かつ読みやすいので,強く推薦する。https://www.amazon.co.jp/dp/B00TNZCKD8)
『図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん』
(誠文堂新光社, 2021)
ISBN:441662056X
( 世界が変わる夢のエネルギーのしくみから、環境・ビジネス・教育との関わりや将来像まで)
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(授業外学習(予習・復習)等)
エネルギー・科学技術・今後のエネルギー政策や経済、社会等にかかわる総合的な視点を育めるよう、授業で扱う話題や各自興味をもった関連項目についての積極的な自習を薦める。
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(その他(オフィスアワー等))
物理,機械,電気電子,エネルギー資源などに関心のある理工系の学生はもちろん、エネルギー開発,政策などに関心のある文系の学生も積極的な受講を期待する。
装置見学に際し、平日は吉田キャンパスから宇治キャンパスへは連絡バスがあるが、見学が休日に変更される場合は宇治キャンパスまでの交通費が必要になる。なお“学生教育研究災害傷害保険”等の傷害保険へ加入すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :天気予報と気候変動の科学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Numerical Weather Prediction and Climate Dynamics | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 木5 |
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(教室) | 1共24 | ||||||||||||
(キーワード) | 気象学 / 異常気象 / 気候変動 / 温暖化 / 予測可能性 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | このセミナーでは、地球の気候や大気大循環への理解を深めるため、気象観測や大気シミュレーションについて学ぶ。気象や気候は、農業や流通、エネルギー供給、防災などを通じて人々の生活に大きく影響している。気象や気候の知識は、日常生活や行政やビジネスにおける意思決定の基礎となるため、理系はもちろん文系の学生にとっても有意義である。 気象や気候は高校地学で教えられているが、履修者は多くない。高校で履修していなくても、気象や気候の多くの事柄は、高校の数学や物理、化学の基礎的な知識で理解できる。セミナーでは、必要に応じて基礎知識を復習しながら進める。気候の進化には生物の役割も大きい。セミナーで行う観測やデータの解析や可視化、シミュレーションを通じて、高校時代は無味乾燥に思われた数学や理科の知識が気象や気候の理解に役立つことが理解できれば、教養科目の学習の動機を高めることができるはずである。 日々の天気予報や季節予測、気候変動や温暖化の予測は物理法則に基づいて行われている。予報がなぜよく当たったり、時に大きく外れたりするのか。温暖化予測は、どの程度信頼できるのか。セミナーを受講すれば気象情報や気候変動関連のニュースに対する理解が深まるであろう。 セミナーでは英語の教科書や文献を参照する。研究はもちろんビジネスにおいても情報の多くは英語である。高校まではまとまった分量の英語に接する機会は少ないが、研究やビジネスの世界で指導的な役割を果たすには英語の読解力が必要である。セミナーでは、他者の意見に耳を傾け、自分の意見を論理立てて述べ、討論を行う力を養う。 |
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(到達目標) | ・地球環境に関する基本的な知識を得る。 ・英語の教科書や文献を読み、理解する読解力をつける。 ・教科書を読み理解した内容を観測や実習に役立てる。 ・学習した内容について、説明する力を養う。 ・観測やデータ解析、シミュレーションを行うために必要な、電子工作やプログラミングの基本的な技術を習得する。 ・他者との有意義な討論を行う。 |
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(授業計画と内容) | 担当 井口 第1回 セミナーの目的や進め方について紹介する。 第2〜3回 英語の教科書を読み、担当教員の解説や質疑応答を通じて、気候学の基礎知識を身につける。扱うテーマは、主に地球の大気組成と放射及び炭素大循環である。 第4〜6回 Raspberry Piに気象センサを取り付け気象観測を行う。得られたデータをグラフにしたり、統計解析を行ったりする。 第7回 実習の成果報告を行う。 担当 榎本 第8〜10回 英語の教科書を読み、担当教員の解説や質疑応答を通じて、気象学の基礎知識を身につける。扱うテーマは、主に大気熱力学、大気大循環とその変動である。 第11〜14回 Rによるプログラミングの基礎を学び、気象データの解析や可視化、簡単なシミュレーションを行う。 第15回 実習の成果報告を行う。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(30%)及び発表(70%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
『Atmospheric Science An Introductory Survey』
(2006)
ISBN:9780127329512
(関連URLからPDFを取得する。著作権に配慮すること)
『Global Physical Climatology』
(Elsevier)
ISBN:9780123285317
(関連URLからPDFを取得する。著作権に配慮すること)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(関連URL) |
https://www.dpac.dpri.kyoto-u.ac.jp
防災研究所 災害気候研究分野
https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/EB06525714 教科書の電子版(学内からアクセス可) https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/EB05920696 教科書の電子版(学内からアクセス可) |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 関連URLからPDF版の教科書を取得し,指示された箇所に目を通しておく。必要であれば,日本語の教科書等を参考にする。プログラミングや観測の課題を行い,結果の発表資料を準備する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 電子メール等により,随時質問を受け付ける。 | ||||||||||||
ILASセミナー :天気予報と気候変動の科学
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Numerical Weather Prediction and Climate Dynamics
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木5 (教室) 1共24 |
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(キーワード) 気象学 / 異常気象 / 気候変動 / 温暖化 / 予測可能性 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
このセミナーでは、地球の気候や大気大循環への理解を深めるため、気象観測や大気シミュレーションについて学ぶ。気象や気候は、農業や流通、エネルギー供給、防災などを通じて人々の生活に大きく影響している。気象や気候の知識は、日常生活や行政やビジネスにおける意思決定の基礎となるため、理系はもちろん文系の学生にとっても有意義である。
気象や気候は高校地学で教えられているが、履修者は多くない。高校で履修していなくても、気象や気候の多くの事柄は、高校の数学や物理、化学の基礎的な知識で理解できる。セミナーでは、必要に応じて基礎知識を復習しながら進める。気候の進化には生物の役割も大きい。セミナーで行う観測やデータの解析や可視化、シミュレーションを通じて、高校時代は無味乾燥に思われた数学や理科の知識が気象や気候の理解に役立つことが理解できれば、教養科目の学習の動機を高めることができるはずである。 日々の天気予報や季節予測、気候変動や温暖化の予測は物理法則に基づいて行われている。予報がなぜよく当たったり、時に大きく外れたりするのか。温暖化予測は、どの程度信頼できるのか。セミナーを受講すれば気象情報や気候変動関連のニュースに対する理解が深まるであろう。 セミナーでは英語の教科書や文献を参照する。研究はもちろんビジネスにおいても情報の多くは英語である。高校まではまとまった分量の英語に接する機会は少ないが、研究やビジネスの世界で指導的な役割を果たすには英語の読解力が必要である。セミナーでは、他者の意見に耳を傾け、自分の意見を論理立てて述べ、討論を行う力を養う。 |
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(到達目標)
・地球環境に関する基本的な知識を得る。
・英語の教科書や文献を読み、理解する読解力をつける。 ・教科書を読み理解した内容を観測や実習に役立てる。 ・学習した内容について、説明する力を養う。 ・観測やデータ解析、シミュレーションを行うために必要な、電子工作やプログラミングの基本的な技術を習得する。 ・他者との有意義な討論を行う。 |
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(授業計画と内容)
担当 井口 第1回 セミナーの目的や進め方について紹介する。 第2〜3回 英語の教科書を読み、担当教員の解説や質疑応答を通じて、気候学の基礎知識を身につける。扱うテーマは、主に地球の大気組成と放射及び炭素大循環である。 第4〜6回 Raspberry Piに気象センサを取り付け気象観測を行う。得られたデータをグラフにしたり、統計解析を行ったりする。 第7回 実習の成果報告を行う。 担当 榎本 第8〜10回 英語の教科書を読み、担当教員の解説や質疑応答を通じて、気象学の基礎知識を身につける。扱うテーマは、主に大気熱力学、大気大循環とその変動である。 第11〜14回 Rによるプログラミングの基礎を学び、気象データの解析や可視化、簡単なシミュレーションを行う。 第15回 実習の成果報告を行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(30%)及び発表(70%)により評価する。
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(教科書)
『Atmospheric Science An Introductory Survey』
(2006)
ISBN:9780127329512
(関連URLからPDFを取得する。著作権に配慮すること)
『Global Physical Climatology』
(Elsevier)
ISBN:9780123285317
(関連URLからPDFを取得する。著作権に配慮すること)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
関連URLからPDF版の教科書を取得し,指示された箇所に目を通しておく。必要であれば,日本語の教科書等を参考にする。プログラミングや観測の課題を行い,結果の発表資料を準備する。
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(その他(オフィスアワー等))
電子メール等により,随時質問を受け付ける。
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