多種多様なバックグラウンドに出会って

京都大学からの海外留学 先輩の体験談④

岸本 天寧
薬学部 3年

参加プログラムKingfisher Global Leadership Program
留学先米国
留学期間2022年9月3日~9月17日

Kingfisher Global Leadership Program について

世界を動かす機関を実際に見学し、世界の第一線で活躍している方々の話を聞くことができたこの2週間は、単なるリーダーシッププログラムではなく、将来に対する考えを大きく変えるものとなりました。このプログラムのユニークな点の1つは、スタートアップ企業から大きな国際機関、理系から文系、非営利から営利団体まで、非常に多様な機関を訪問する機会があることです。それぞれの組織がどのように機能しているか、似たような目的に向かってどのような異なるアプローチをとっているのかについて学ぶことができました。また何よりも、他のユニークな9名の参加者と2週間共に過ごせたことは、とても貴重な時間となりました。参加者10名は国籍も専攻も学年も全く異なっていましたが、それでいて互いが衝突することなく、むしろそれぞれのバックグラウンドや長所を活かして驚くほどうまく機能しており、大きな刺激と学びを得ることができました。

本当にやりたいことを追求し、熱意を持って取り組むことの大切さ

最も驚いたことの一つは、現地でお会いしたほとんどの方々がキャリアチェンジなど多種多様なバックグラウンドを持っていたことです。これまで誰も成し遂げたことがないことを実現させるために起業した方や、それを支えるインキュベーターなどを訪れたことで、日本にいるだけでは気がつくことが出来ない様々な選択肢を知ることができました。また、訪問した全ての機関で感じたことは、どの人も仕事に対してパッションを持って取り組んでいるということです。それは、キャリアチェンジなどを通して自分達が本当にやりたいことを追い求めているからこそできることなのではないかと感じました。

コンフォートゾーンから出ることによる成長

失敗を恐れず挑戦したり、自分自身を新しい環境に置いたりすることで、当たり前だと感じていたことに疑問を持ち、既成概念にとらわれないような考え方ができるようになるということを学びました。実際、私にとってこのプログラムへの参加がそうであり、新たな地で新たな人と出会い生活をすることで、自分自身や日本を客観的に見つめ直すきっかけとなりました。また、プログラムでは複数のシンクタンクを訪問しましたが、その際も参加者が分野外のテーマに関しても臆することなく質問したことで、時間が足りないほど白熱した質疑応答に発展させることができました。小さな疑問が次の疑問につながり、最終的に画期的なアイデアや考察につながることもあるので、今後も自分の専攻に関わらず幅広いことに知的好奇心を持ち、失敗を恐れずに質問することで、多くの学びを得たいです。

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