日本語・日本文化教育センターが提供する日本語教育について

 京都に留学し、既に日本語環境にいる留学生の皆さんは、日本語について相応の知識をもっていることでしょう。本学では、様々なバックグラウンドをもった多くの留学生が学んでいます。日本語の必要度についても、研究室での使用言語は英語で十分という場合もあれば、日常の日本語が必要であるという場合、更には学問分野において高度な日本語能力が求められる場合まで多様です。学習履歴も、完全初級者から、日本滞在の経験があり日常会話は理解できるという人、母国で相当な学習経験のある学部生等まで様々です。
 その一方、本センターの行った調査では、文系・理系、学部・大学院、正規生・非正規生を問わず、ほとんどの留学生は日本語学習が不可欠なものと意識し、自らの日本語運用能力の向上を志向しています。しかしながら、母語が使用できない環境で経験する言語運用への諸制限は、時には意思伝達や情報入手にまで困難をきたし、不安やストレスの原因ともなりかねません。在学中、安心して勉学・研究活動に専念できるよう、まずは自身の日本語の得手不得手を客観的に把握し、着実にレベルアップできる授業・講座の選択が肝心です。
 京都大学国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センターでは、本学の留学生を対象に、(1)全学共通科目・日本語科目の授業と(2)課外の日本語学習支援講座の2種類の日本語教育プログラムを実施しています。

(1) 全学共通科目・日本語科目 初級Ⅰ・初級Ⅱ・中級Ⅰ・中級Ⅱ・上級の5つのレベル
(2) 課外の日本語学習支援講座 日本語入門コース、中級講座、上級講座、ビジネス日本語

 (1)(2)とも、前期は4月から8月、後期は10月から2月までの2学期制で授業が行われます。授業の履修(聴講)・講座の受講登録は、年2回(3月と9月)オンラインで受け付けます。履修(聴講)・受講希望者は必ず以下リンクの「身分別履修可能科目・講座」及び「日本語履修登録のタイムライン」を確認の上、必要な手続きを行ってください。手続きについて相談がある場合は、留学生支援課日本語教育掛(E-mail: A30kyomuj@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp)に問い合わせてください。

身分別履修可能科目・講座 日本語履修登録のタイムライン

アカデミックカレンダー

日本語科目履修(受講)手続きについて

その他の日本語学習機会

専門の授業や研究活動が忙しく日本語の授業を履修できない人や授業以外にさらに日本語を勉強したい人のために、日本語学習システム「さみどり」を公開しています。また「日本語スタディ―ルーム」も開催しています。