かけがえのない経験と友達ができた交換留学

後藤 あゆみ 総合人間学部2年(出発時)

後藤 あゆみ
総合人間学部2年(出発時)

参加プログラム交換留学
留学先ワシントン大学
留学期間2018年9月~2019年6月(約10か月)

予想以上の課題に心が折れそうに…

米大学の膨大な勉強量については心構えをして臨んだつもりでしたが、予想以上でした。私は国際関係やアメリカ史など、文系科目を履修しました。ワシントン大学の履修制度は、一学期11~14週間で、中間と期末期間があります。授業は講義2コマ+ゼミ1コマのセットで、一学期に3~5種類取ります。課題は、講義ごとにリーディングとDiscussion Questionsが課されます。分厚い書籍や論文が多く、帰国子女の私もヘビーすぎて心が折れました。

米大学での一番の違いは、「学びは協力してする」ということでした。比べ物にならない支援制度が整っていますので、利用しない手はありません。

オフィスアワーには絶対に行くことをお勧めします。最初は抵抗がありましたが、先生やTAは親切です。わからないことは親身になってわかるまで説明してくれますし、授業の居心地もよくなります。メールでの質問からでも始めてみてください。

ワシントン大学では、集中的な授業体制で、知識を意見と組み合わせ即活用できるように訓練されます。膨大な学習量ですが、このおかげで私は、初めて経済書を読破したり、尊敬する教授に会えたり、興味が定まったり、英語の苦手意識を克服できたりしました。身についたと実感できたおかげで、授業が面白くなった上、日常生活でも見方が変わりました。

活気ある学内外のイベント

ワシントン大学側の手続きが渡航前ギリギリに行われるので、ビザ取得と住まい確保が大変かと思います。

住まいは On-campus・Off-campus・ホームステイの三択です。私はMcMahonという寮に入っていました。60年代の古い寮でしたが、2人ベッドルームが4つ固まって、共有スペースをシェアする体制で、7人と仲良くなれたのが嬉しかったです。

寮生はミールプランに自動加入されるため、食事は食堂でとっていました。サンドイッチやバーガーから、アジア系やサラダバーまで選べます。

また、IMAという巨大ジムが無料で利用できます。三階建てで、思いつく限りのスポーツが何でもできます。レクでサッカーやバレーなどのチームを組むこともできます。

シアトルは見どころ満載です。特にイベントの充実に驚かされました。日本と比べ物にならない活気で、キャンパス内でも市内でも、毎日なにか開催されています。学校の掲示板やFbイベントをチェックしてみてください。

留学中の困難を乗り越えるために

留学中に困ったことは、まず第一に学習面です。秋学期末に初めてバーンアウトを経験しました。避けるためには、【①重すぎるリーディングが重ならないよう履修を工夫。レポートと試験の時期にも気を配る。②TAや教授に相談する(期限延長はよくある対応。参考資料やまとめかたのアドバイスもしてくれる)。③初期からオフィスアワーやライティングセンターなど支援設備を利用する。④留学生だと割り切り、日本と同じ基準を求めない】が大切です。「何より体と心の健康が第一だ」と繰り返し耳にしました。

もう一つは、交友関係です。秋学期末に、留学生友達が一斉に帰国してしまったことが辛かったです。もっと早くしておけばよかったと思うことは、【①クラブに入る(UniteUWがおすすめ!)②周りの人と比べない③構内のカウンセリングを利用する④一人でもイベントに行ってみる(一人で参加したIMAのクラスで、親友に出会いました)】です。すべて大切ですが、特にカウンセリングは無料で、周りの子もほとんど利用しているほどハードルが低いです。ストレス対処法など具体的な対策を教えてもらえます。

これから留学する人へのメッセージ

ワシントン大学への留学は、小さい頃からの夢でした。私は中高三年間を米国で過ごした帰国子女ですが、言語力が身についた一方、不安や委縮を乗り越えきれなかったのが最大の後悔でした。このもどかしい思いに再挑戦することが大きな目的でした。

結果、最高の経験ができました。行けて本当に良かったです。

私の一番の収穫は、英語力や学習面よりも、交流を通しての学びでした。まず、留学生仲間のNonjudgmentalな姿勢がありがたかったです。アクセントも違いも追及することなく、ただ「楽しい経験を共にする仲間」として捉えてくれました。限られた時間で、シアトルならではの体験を重ね、一生の絆ができました。また、実に色々な生い立ちの人に会って、「こんな生き方もありなんだ!」と感化されました。自分の可能性も広がった気がします。

アメリカ人生徒に対しては、当初はやはり英語力や議論力にたじろぎました。しかし、授業や日常生活でそんなことも言っていられない状況に何度も立たされ、恐怖感はいつのまにか薄れていました。

留学中は、大変なことが必ずあり、自分と向き合うことが求められます。困ったことがあれば助けを求め、シアトルの自然・食べ物・イベントをどんどん開拓してストレス発散してください。きっと充実した、一生思い出に残る経験ができるはずです。応援しています!

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