学びに関すること

京都大学の教育体系

京都大学の学士課程教育の体系は、教養・共通教育と専門教育(※)により構成されています。専門教育はそれぞれの学部で実施されます。これに対して教養・共通教育はすべての学部の学生を対象に国際高等教育院が実施しています。
本学の教養・共通教育は、以下の目的のために実施しています。

  • 自分の選んだ専門分野以外の学問に触れ、多様な問題関心や学問的方法論を理解する
  • 専門教育の課程で必要とされる基礎的な学力や知識・技能を習得する
  • 国際化した社会において学問研究に従事し、あるいは、社会の様々な分野で活躍するために、しっかりとした国際的視点とともに、十分なコミュニケーション能力を身につける

どの学部に入学した場合も、教養・共通教育として「全学共通科目」の履修が求められ、専門教育の前に、もしくは専門教育と並行しながら、まず「全学共通科目」を学ぶことになります。全学共通科目について各学部・学科ごとに定められた卒業に必要な要件(単位数や指定科目等)を満たすように科目を履修し、単位を修得することが必要です。入学予定者サイトの「学びに関すること:卒業に必要な全学共通科目の単位数について」もしくは全学共通科目履修の手引きの「各学部の修得すべき全学共通科目の単位数について」を必ず確認してください。

全学共通科目は、その内容に応じて科目群を編成しています。平成28年度からは8つの群に再編成されました。詳しくは科目設計の目的をご覧ください。

※専門教育とは、各分野の専門的知識や学問の方法を身につけることを目的として各学部が実施するものであり、その教育課程は、各学部の理念とカリキュラムポリシーに基づき決定されています。

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大学における単位制度

大学では授業の時間と授業形態を基準として各科目ごとに発給される単位数が定められています。通常、授業は90分(1コマ)週1回行われ、1開講期に15回、つまり90分授業×15回で実施されます。1コマの授業の単位数はその形態に応じて下記のとおり定められています。

  • 講義、演習系科目
    • [授業時間 × 回数※]
      90分 × 15回
    • [単位数]
      2単位
  • 実験、実習系科目
    • [授業時間 × 回数※]
      90分 × 15回
    • [単位数]
      1単位
授業形態 授業時間 × 回数※ 単位数
講義、演習系科目 90分 × 15回 2単位
実験、実習系科目 90分 × 15回 1単位

※通年開講科目や1開講期に週2コマ授業を行う科目は回数が30回になるため、単位数が倍になります。

卒業に必要な単位から見ると大学での授業時間数は高校に比べて少ないと感じるかもしれませんが、これには理由があります。大学設置基準という法令で、大学での学習は授業時間と同等程度以上の予習・復習をすることが求められています。自学自習で学ぶことを前提に単位数の設定がなされているのです。実験・実習系科目は講義・演習系科目に比べ自習時間の比率を高くとれないため単位数が少なくなっています。
単位を修得するには、期末試験、レポート試験あるいは平常点などの評価で科目に合格することが必要です。

学年暦と授業時間

京都大学では1年を前期と後期の2つの学期にわけるセメスター制を採用して授業を行っています。全学共通科目では、各期を14週の授業期間、1週の試験期間、1週のフィードバック期間(試験の講評などに充てる期間)で構成しています。授業の開始から終了までの日程はおおよそ下図のとおりとなります。

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また、授業の時間帯は下図のとおりです。月曜日~金曜日の各日に5コマ、1週間に5×5の25コマの授業開講枠があります。

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授業日程の詳細はこちらのページをご確認ください。

全学共通科目でのクラス指定科目

全学共通科目の授業を実施するうえで、各学部・学科ごとに約40名を基準とするクラスを編成しています。(クラス発表は4月2日(火)です。)
各学部・学科の卒業要件にて必修または推奨に指定している授業科目や履修者数の調整が必要な授業科目は上記のクラス単位であらかじめ時間割を組んでいます。このクラスごとに実施される授業をクラス指定科目といいます。クラス指定科目は、ほとんどの科目で学部・学科ごとに同じ時間帯で開講していますが、外国語科目や一部授業科目の時間割は、クラスによって異なるものもあります。各学部・学科のクラス指定科目時間割は、入学予定者サイトの「シラバス(授業内容)・時間割」から確認してください。クラス指定科目は必ずしもすべての科目の履修を求めているわけではありません。ただし、履修したい科目がクラス指定科目として開講されている場合は、指定されたクラスで履修してください。
クラス指定科目以外の全学共通科目を自由選択科目といいます。自由選択科目はクラスに関係なく自由に選択して履修できます。

また、外国語科目についてはまず、どの言語を履修するか選択する必要があります。詳細は、次の「授業開始までの科目選択」をご覧ください。

授業開始までの科目選択

「外国語科目履修選択手続き」、「少人数教育科目群:ILAS(アイラス)セミナー抽選申込手続」及び「履修人数制限科目の事前申込」は授業開始前に事前申込の期間が設けられています。

「外国語科目履修選択手続き」について(全員・入学予定者サイトで登録)

京都大学では、すべての学部で2言語以上の外国語科目の履修を求めています。どの外国語科目の単位が、卒業に必要な単位として算入されるかは学部・学科によって異なりますので、これを勘案して、学ぶ言語を選択してください。各学部・学科で定めている修得すべき外国語科目群の単位数については入学予定者サイトの「学びに関すること:卒業に必要な全学共通科目の単位数について」もしくは全学共通科目履修の手引きの「各学部の修得すべき全学共通科目の単位数について」で確認してください。なお、教育職員免許状を取得する場合には、教科に関わらず、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語のいずれかから、2単位を修得する必要があります。教免科目についての詳細は、所属学部教務掛や教育学部教職教務掛で確認してください。

外国語科目履修選択手続を授業開始前に行う理由は、選択した言語をもとに外国語科目のクラス編成を行うためです。英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語を選択した場合は履修クラスを指定します。クラスの変更はできません。ロシア語、イタリア語、朝鮮語、アラビア語についてはクラス指定科目ではなく、自由選択科目として開講します。開講されているクラスの中から各自で履修クラスを選択し、履修登録の候補科目に追加してください。日本語(外国人留学生のみ)を選択した場合の手続は別途案内します。

それぞれの外国語科目の特徴や授業についての説明は英語教育とE科目について及び初修外国語についてを確認してください。

「少人数教育科目群:ILASセミナー抽選申込手続」について(希望者のみ・入学予定者サイトで申し込み)

ILASセミナーは各授業ごとに定員を設定しているため、受講者選抜のための抽選を行います。抽選申込手続は、事前にILASセミナーについてで科目概要や予備登録日程などを確認してから行ってください。

ILASセミナーは主として前期5限に開講されます。この時間帯にはクラス指定科目は原則として開講されません(ただし一部例外の学部・学科が存在します)。また、初修外国語のクラス指定科目もILASセミナーと重なって割り当てられないよう調整されます。ただし、以下の科目を履修する場合は、ILASセミナー(ILAS Seminar-E2)の開講曜時限と重複する可能性があり、どちらか一方の授業しか履修できません。

  • 自由選択科目である外国語科目(ドイツ語及びフランス語の6Hコース、フランス語8Hコース、英語ライティング-リスニング上級、 ロシア語、イタリア語、朝鮮語、アラビア語)
  • 各学部が実施する専門科目(やむを得ず、5限に専門科目を実施している学部があります。)
  • 1限~4限に開講される一部のILASセミナーとクラス指定科目や専門科目等

重複により履修できなくなることを避けるため、専門科目、クラス指定科目、自由選択科目として開講される外国語科目の時間割を入学予定者サイトの「シラバス(授業内容)・時間割」で確認し、そのうえで希望するILASセミナーの抽選申込手続をするようにしてください。

「履修人数制限科目の事前申込」について(希望者のみ・KULASISで申し込み)

教室定員を超える多数の履修希望者が予想される等の理由で履修人数を制限する科目があります。履修人数制限が行われる前期・通年開講科目の履修を希望する場合は、4月1日(月)8:00から4月4日(木)23:59までの期間にKULASISの履修(人数)制限ページから予備登録してください。

前期に履修人数制限を実施する科目は、3月22日頃に入学予定者サイトや国際高等教育院ホームのINFORMATIONでお知らせします。

予備登録期間が終了後、申込者数が履修人数(定員)を超過した科目については抽選を行い、履修許可者を決定します。申込者数が定員を超過しなかった科目については申込者の履修を許可したうえで、空き定員について先着順で申し込みを受け付け、履修を許可します。

申し込みにあたっては、優先して履修すべき科目(外国語等の履修クラスが指定されている全学共通科目(クラス指定科目)や1回生に配当されている専門科目)の時間割との重複に注意してください。4月1日から申込可能ですが、4月2日からアクセスできる履修登録ページで外国語科目等の指定クラスの曜時限を特に注意して確認してください。また、全学共通科目では一開講期に履修できる単位数(コマ数)に上限を設けています。上限を超えて履修登録を確定することはできませんので注意してください。一開講に履修できる単位数(コマ数)の上限は⼊学予定者サイトの「学びに関すること:卒業に必要な全学共通科目の単位数について」もしくは全学共通科目履修の⼿引きの「各学部の修得すべき全学共通科目の単位数について(平成28年度以降入学者)」で確認してください。

参考:全学共通科目クラス指定時間割・専門科目(必修科目や特に学部が履修を推奨する科目)時間割(日本語のみ)

シラバスについて

授業についての詳細な計画を示したものがシラバスです。科目を選択する際の手がかりとなり、さらに科目を実際に学んでいくうえで学修等を進めるための指針となるものです。自由選択科目の履修についてはシラバスを活用して履修する候補科目を選択してください。

時間割の構成のしかた

各学部・学科の卒業要件、クラス指定科目時間割等を踏まえて、自身の時間割を考えていきます。具体的には以下のとおりです。

  • 入学予定者サイトの「シラバス(授業内容)・時間割」でクラス指定科目時間割と専門科目時間割の曜時限を確認し、各学部・学科の卒業要件を勘案しながら、それぞれの科目を履修する、履修しないを決めていきます。
  • その後、空いている曜時限のコマについて同じく「シラバス(授業内容)・時間割」を活用しながら、授業科目の内容を確認し、自由選択科目の候補を選択していきます。

実際に時間割を作成する作業は4月以降、KULASIS(クラシス:入学後に、授業に関する手続や情報の閲覧をWEBで行うためのシステム。)を用いて履修登録手続として行います。詳しくはKULASISとはをご覧ください。なお、履修登録の日程については、全学共通科目履修の手引きの「履修登録について」を確認してください。

時間割を自身で作成することからわかるように、大学では高校までと異なり、自分で何を学ぶかを決めて、科目を選択する必要があります。将来の専攻分野や自身の目標を意識して履修計画を立てることも必要です。科目の選択にあたっては、各学部が実施する履修指導(ガイダンス)も参考に、情報収集してください。4月以降に全学共通科目のガイダンス及び各学部のガイダンスが予定されていますので、必ず参加してください。(全学共通科目、全学機構、各学部ガイダンスの日程はこちら