第29回多文化交流フォーラム「日本語教育と〈ことばの用法の分類〉」【オンライン開催】
国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センターでは、日本語や日本文化の研究に携わる方々を学内外から招き、多文化交流フォーラムを開催しています。
29回目の今回は、菊地康人国学院大学教授/東京大学名誉教授をお迎えして、「日本語教育と〈ことばの用法の分類〉」という題目で講演を行います。講演概要は以下の通りです。
文法研究者も日本語教授者も〈ことばの用法の分類〉が好きである。例えば「たら」には,1) if,2) when/after,3)「…たら,…た」の3用法がある,というように。
分類は,文法に限らず他の領域でも,学問の基礎ともいえるものであり,教育上も重要である。だが〈ことばの用法の分類〉では,「分類しただけでは不十分。分類を超えて,それらを貫くそのことばの《核(コア)》を求めなければ…」ということがしばしばあるし,時には分類のデメリットもある。
また〈ことばの用法の分類〉には,よく行われる〈ことばの働きの分類〉とは別に〈そのことばが使われる状況の分類〉とでもいうべきものもあり,こちらは,文法研究ではそれほど重視されていないが,語学教育ではしばしば重要である。
こんな〈分類談義〉を,日本語教育でのさまざまな具体例を通じて行い,日本語教育や文法研究を考える一つの契機としたい。
皆さまのご来聴をお待ちしています。
【基本情報】
日時:2023年2月22日(水) 16:00 - 18:00
開催形態?Zoomによるオンライン開催
対象?在学生の方、一般・地域の方 、企業・研究者の方、どなたでも参加いただけます。
定員?先着300名
参加費:無料
備考:参加登録が必要です。以下のリンクか、添付ポスターのQRコードからご登録をお願いいたします。
申し込み期限は2023年2月17日(金)です。Zoom情報は開催3日前までにメールでお送りします。
お問い合わせ:
国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター
河内彩香
kawachi.ayaka.7z [@] kyoto-u.ac.jp