フランス語

フランス語は、西欧の知的世界の共通語として用いられてきた輝かしい文化的伝統を持ち、現在も英語に次ぐ国際語である。また学問・教養のための外国語としては世界各国で最も広く学ばれていて、ヨーロッパでは知識人でフランス語のできない人はほとんどいない。したがって、国連やユネスコなどの国際機関・国際会議で常に公用語の一つになっている。また、フランス語は、スイス・ベルギー・カナダのほか、アフリカ諸国のほぼ半数、中近東・東南アジアなどの多くの国々でも、公用語あるいは最もよく通じる外国語である。

このように国際舞台で重要なフランス語であるが、その学習のために、学生諸君のニーズの多様化に応える、さまざまなコースが用意されている。1回生向けでは標準コースの①「クラス別コース」、インテンシブ・コースの②「8Hコース」。2回生向けでは、標準コースの③「中級」、インテンシブ・コースの④「6Hコース」。さらに、中級まで終えた人のための、程度の高い⑤「上級」。すべてのコースで、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4つの能力を総合的に開発するように配慮され、インテンシブ・コース②④はもとより、標準コース①においても、すべてのクラスにネイティブ・スピーカーの授業が設けられている。

それぞれの到達目標は、以下のとおりである。

  • 標準コース①と③の組み合わせでは、週2回の授業を2年間で、
    「読む」能力:辞書を引きながらフランス語の文章をある程度のスピードで読める。
    「書く」能力:簡単なフランス語の手紙文程度の文章が書ける。
    「話す」と「聞く」能力:日常会話の受け答えがある程度できる。
  • インテンシブ・コースの②と④の組み合わせでは、1回生週4回、2回生週3回の授業で、
    「読む」能力:辞書を引きながらフランス語の文章をかなりのスピードで読める。
    「書く」能力:フランス語の手紙文程度の文章がかなり書ける。
    「話す」と「聞く」能力:日常会話の受け答えが非常にスムーズにできる。
  • ⑤「上級」では、上記を超えるフランス語運用能力が獲得でき、フランス文化全般についての理解もある程度深まる。

以上のようなフランス語運用能力の養成は、学問の場にいる者にふさわしい学術的言語技能の涵養に資することを最終目標にして行われる。

全回生対象(初級)

※再履修者クラスを含む

フランス語ⅠA・B(文法) Primary French A・B
フランス語ⅠA・B(実習) Primary French A・B
フランス語I(8Hコース) Primary French

2回生以上対象(中・上級)

フランス語ⅡA・B Intermediate French A・B
フランス語ⅡA・B(実習) Intermediate French A・B
フランス語Ⅱ(6Hコース) Intermediate French
フランス語ⅢA・B Advanced French A・B