授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :心の発達ゼミ
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Seminar on Mental Development | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月4 |
||||||
(教室) | 総合館共南216 | ||||||
(キーワード) | コミュニケーション / 発達障害 / 心の支援 / 人格形成 / 性格 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 人のこころの成り立ちやその働きのメカニズムは、解明の難しい、答えがどこにあるのか不明な問題のため、高校までの勉強とは異なった角度からの学問となるでしょう。その分、奥が深く、心理学、医学、社会学、生物学、さらには制度や法律、経済にも関係しうる、様々な専門分野が融合するテーマでもあります。 本授業では、多角的な専門的観点から、現時点でわかっている「こころ」について学ぶとともに、日常生活におけるこころの動きに照らし合わせながら、その働きについて洞察を深め、日々に活かせるような土台を作ることを目指します。 発達の観点からは、人のこころは、生まれながらの性格、環境、様々な要因の影響を受けながら、人格として形成され、生涯発達していくと考えられています。この過程を、乳幼児期、児童期、思春期、成人期、老年期などライフステージごとに考察し、個人の特徴も合わせて、精神面の発達過程、さらには精神的不調やその回復過程についても学びます。 |
||||||
(到達目標) | ・人のこころの発達について、分野横断的な基本的な事項を理解する。 ・これまでの知見や時事問題、ゼミのメンバーとの建設的な意見交換を通して、多様な背景を元にした様々な考え方やこころの状態があることを認識する。 ・自身のストレス対処、メンタルヘルスの維持、周囲への配慮のための土台を築く。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 第2回〜第14回 教員から、以下のような内容の話題を各回一つずつ提供し、グループディスカッションを行います。 1.こころの分野の多面性 2.ライフステージごとのこころの特徴 3.パーソナリティ(人格)について 4.発達障害について 5.こころの働き(通常の認知機能とその破綻) 6.メンタルヘルスの維持方法 残りの7回は、学生から関連する内容の話題提供を募り、提案されたテーマに対して、メンバーは建設的な意見交換を行い、教員はファシリテートをしながら、関連する知識や情報の提供や紹介、また助言を行います。 特に、時事問題、報道などから積極的に取り上げ、現在起こっている未解決の事柄について、メンバーで話し合い、解決方法を探っていきます。 学生からの話題提供や時事問題の解説の際に、上記テーマの解説を盛り込むこともあります。 第15回まとめ |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況、議論への参加状況の総合評価。詳しくは授業中に説明します。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 日頃から、時事問題に目を通しておいてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :心の発達ゼミ
(科目名)
ILAS Seminar :Seminar on Mental Development
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月4 (教室) 総合館共南216 |
|||||||
(キーワード) コミュニケーション / 発達障害 / 心の支援 / 人格形成 / 性格 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
人のこころの成り立ちやその働きのメカニズムは、解明の難しい、答えがどこにあるのか不明な問題のため、高校までの勉強とは異なった角度からの学問となるでしょう。その分、奥が深く、心理学、医学、社会学、生物学、さらには制度や法律、経済にも関係しうる、様々な専門分野が融合するテーマでもあります。
本授業では、多角的な専門的観点から、現時点でわかっている「こころ」について学ぶとともに、日常生活におけるこころの動きに照らし合わせながら、その働きについて洞察を深め、日々に活かせるような土台を作ることを目指します。 発達の観点からは、人のこころは、生まれながらの性格、環境、様々な要因の影響を受けながら、人格として形成され、生涯発達していくと考えられています。この過程を、乳幼児期、児童期、思春期、成人期、老年期などライフステージごとに考察し、個人の特徴も合わせて、精神面の発達過程、さらには精神的不調やその回復過程についても学びます。 |
|||||||
(到達目標)
・人のこころの発達について、分野横断的な基本的な事項を理解する。
・これまでの知見や時事問題、ゼミのメンバーとの建設的な意見交換を通して、多様な背景を元にした様々な考え方やこころの状態があることを認識する。 ・自身のストレス対処、メンタルヘルスの維持、周囲への配慮のための土台を築く。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 第2回〜第14回 教員から、以下のような内容の話題を各回一つずつ提供し、グループディスカッションを行います。 1.こころの分野の多面性 2.ライフステージごとのこころの特徴 3.パーソナリティ(人格)について 4.発達障害について 5.こころの働き(通常の認知機能とその破綻) 6.メンタルヘルスの維持方法 残りの7回は、学生から関連する内容の話題提供を募り、提案されたテーマに対して、メンバーは建設的な意見交換を行い、教員はファシリテートをしながら、関連する知識や情報の提供や紹介、また助言を行います。 特に、時事問題、報道などから積極的に取り上げ、現在起こっている未解決の事柄について、メンバーで話し合い、解決方法を探っていきます。 学生からの話題提供や時事問題の解説の際に、上記テーマの解説を盛り込むこともあります。 第15回まとめ |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況、議論への参加状況の総合評価。詳しくは授業中に説明します。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
日頃から、時事問題に目を通しておいてください。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
倫理学I
|
(英 訳) | Ethics I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共西41 | ||||||
(授業の概要・目的) | 道徳とは何か。幸福とは何か。自由とは何か。なぜ他人のことを気にかけなければならないのか。個人と社会の関係はどうあるべきなのか。そもそも正しい生き方とは何か。こういった疑問に対して哲学的に考察を深めてもらうことを意図した、倫理学への入門講義。 できるだけ身近なテーマや時事問題、映像資料等から説き起こして、代表的な倫理理論の概要を解説していく。ギリシャ哲学から現代の倫理学・政治哲学まで視野に入れるが、時代順の思想史の紹介ではなく、テーマごとに哲学者たちがどのように問題を捉え論争を行ったか、に重点を置く。 |
||||||
(到達目標) | 功利主義や義務論、リベラリズムとリバタリアニズムといった倫理学・政治哲学の代表的な理論や思想の概要を習得した上で、「現代において良く生きる」とはどういうことかについて、哲学的に考える視座と習慣を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 倫理学への導入:道徳的ジレンマから考える 代表的な道徳的ジレンマの思考実験から、功利主義と義務論の対立を例に挙げて倫理的に考えることを学ぶ。 第2・3回 功利主義をめぐって ベンサム、ミルに代表される功利主義の主張を、それに対する様々な反論と再反論を見ていきながら理解を深める。 第4・5回 義務論をめぐって カントに代表される義務論の思想を、死刑や自殺・安楽死の是非といった具体的論点に即して理解する。 第6・7回 動物の解放をめぐって 現代功利主義の代表的論者 P. シンガーの「動物解放論」と、それをめぐる論争を詳細に検討する。 第8回 文化相対主義をめぐって そもそも道徳は時代や社会、個々人の価値観によって異なるのか、それとも客観的な基準や基盤はあるのか。具体的事例に即して様々な哲学者からの回答を学ぶ。 第9・10回 自由をめぐって ミルの「自由論」に即して、なぜ、そしてどの範囲で自由は認められるべきなのかについて考察し、現代におけるリベラリズムとリバタリアニズ(自由至上主義)の対立の要点を学ぶ。 第11・12回 個人と社会の関係をめぐって ホッブズやロック、ルソーらの社会契約説の概要を学んだ上で、現代のコミュニタリアニズム(共同体主義)の問題提起について理解を深める。 第13・14回 幸福をめぐって:まとめと補遺 プラトンやアリストテレスら古代ギリシャの思想家から、ここまで扱った近現代の哲学者たちの幸福についての思想を紹介しながら、道徳と幸福、利己と利他は対立するのか両立するのか、という問題について考えを深める。 またケア倫理、フェミニズム倫理や倫理学における「文脈主義」など、現代における新しい倫理学の潮流についても概要を紹介する。 <期末試験> 第15回 フィードバック(試験の解説) ※詳細については第14回の授業日に指示する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末試験を90%、授業内で2,3回提出を求めるミニッツペーパーを10%、という割合で成績評価を行う。なお期末試験は【参照物不可】とする予定だが、詳細については第14回の授業内で指示する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
講義各回で授業概要(プリント)を配布する。
|
||||||
(参考書等) |
『現実をみつめる道徳哲学—安楽死からフェミニズムまで』
(晃洋書房)
ISBN:9784771014398
『これからの「正義」の話をしよう』
(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ISBN:9784150503765
『実践・倫理学 ー現代の問題を考えるために』
(勁草書房)
ISBN:9784480066718
『実践の倫理』
(昭和堂)
ISBN:9784812299296
他、適宜授業内で指示する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各自の関心に応じてできる範囲で、授業内で提示する参考文献を読んで理解を深めることを推奨する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業内および授業後の、講義内容に関わる質問や意見を歓迎する。 人数制限を行う予定である。 |
||||||
倫理学I
(科目名)
Ethics I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共西41 |
|||||||
(授業の概要・目的)
道徳とは何か。幸福とは何か。自由とは何か。なぜ他人のことを気にかけなければならないのか。個人と社会の関係はどうあるべきなのか。そもそも正しい生き方とは何か。こういった疑問に対して哲学的に考察を深めてもらうことを意図した、倫理学への入門講義。
できるだけ身近なテーマや時事問題、映像資料等から説き起こして、代表的な倫理理論の概要を解説していく。ギリシャ哲学から現代の倫理学・政治哲学まで視野に入れるが、時代順の思想史の紹介ではなく、テーマごとに哲学者たちがどのように問題を捉え論争を行ったか、に重点を置く。 |
|||||||
(到達目標)
功利主義や義務論、リベラリズムとリバタリアニズムといった倫理学・政治哲学の代表的な理論や思想の概要を習得した上で、「現代において良く生きる」とはどういうことかについて、哲学的に考える視座と習慣を身につける。
|
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 倫理学への導入:道徳的ジレンマから考える 代表的な道徳的ジレンマの思考実験から、功利主義と義務論の対立を例に挙げて倫理的に考えることを学ぶ。 第2・3回 功利主義をめぐって ベンサム、ミルに代表される功利主義の主張を、それに対する様々な反論と再反論を見ていきながら理解を深める。 第4・5回 義務論をめぐって カントに代表される義務論の思想を、死刑や自殺・安楽死の是非といった具体的論点に即して理解する。 第6・7回 動物の解放をめぐって 現代功利主義の代表的論者 P. シンガーの「動物解放論」と、それをめぐる論争を詳細に検討する。 第8回 文化相対主義をめぐって そもそも道徳は時代や社会、個々人の価値観によって異なるのか、それとも客観的な基準や基盤はあるのか。具体的事例に即して様々な哲学者からの回答を学ぶ。 第9・10回 自由をめぐって ミルの「自由論」に即して、なぜ、そしてどの範囲で自由は認められるべきなのかについて考察し、現代におけるリベラリズムとリバタリアニズ(自由至上主義)の対立の要点を学ぶ。 第11・12回 個人と社会の関係をめぐって ホッブズやロック、ルソーらの社会契約説の概要を学んだ上で、現代のコミュニタリアニズム(共同体主義)の問題提起について理解を深める。 第13・14回 幸福をめぐって:まとめと補遺 プラトンやアリストテレスら古代ギリシャの思想家から、ここまで扱った近現代の哲学者たちの幸福についての思想を紹介しながら、道徳と幸福、利己と利他は対立するのか両立するのか、という問題について考えを深める。 またケア倫理、フェミニズム倫理や倫理学における「文脈主義」など、現代における新しい倫理学の潮流についても概要を紹介する。 <期末試験> 第15回 フィードバック(試験の解説) ※詳細については第14回の授業日に指示する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末試験を90%、授業内で2,3回提出を求めるミニッツペーパーを10%、という割合で成績評価を行う。なお期末試験は【参照物不可】とする予定だが、詳細については第14回の授業内で指示する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
講義各回で授業概要(プリント)を配布する。
|
|||||||
(参考書等)
『現実をみつめる道徳哲学—安楽死からフェミニズムまで』
(晃洋書房)
ISBN:9784771014398
『これからの「正義」の話をしよう』
(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ISBN:9784150503765
『実践・倫理学 ー現代の問題を考えるために』
(勁草書房)
ISBN:9784480066718
『実践の倫理』
(昭和堂)
ISBN:9784812299296
他、適宜授業内で指示する。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
各自の関心に応じてできる範囲で、授業内で提示する参考文献を読んで理解を深めることを推奨する。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業内および授業後の、講義内容に関わる質問や意見を歓迎する。
人数制限を行う予定である。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
科学論I
|
(英 訳) | Philosophy and History of Science I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 4共31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本授業では、ある具体的なテーマに関し、科学が何を見いだしてきたか、そして、哲学では同テーマをどのように扱ってきたかを解説し、その比較を通じて科学の特性を理解していきます(担当教員の専門は哲学)。具体的なテーマとしてはとくに「自由意志」を取り上げ、それにまつわるさまざまな科学史・哲学史(とりわけホッブズ以降の約350年ほどの近現代哲学史)を参照していきます。「人間の意志ではなく脳が行為をさせている」といった、近年耳にする機会の多い言説が、どれだけの正当性を持っているのか、さらに、そもそもこの言説は何を「意味して」いるのか、こうした問いを掘り下げることで、科学論の一つの在りかたを提示します。 | ||||||
(到達目標) | 「自由意志」の科学と哲学をめぐる諸研究を知り、その論点を学ぶとともに、科学的研究の特性を、歴史をふまえて理解できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 下記の5つのテーマに沿って、「科学とは何か」「自由とは何か」を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス:諸学問の特性について(第1週) 2.自由意志の科学と哲学#1(第2週〜第5週) (リベットやメレなどの議論を紹介。) 3.因果関係と自然科学について(第6週〜第9週) 4.自由意志の科学と哲学#2(第10週〜第13週) (インワーゲンやケインなどの議論を紹介。) 5.総括と、担当教員自身の見解について(第14週) 第16週:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『時間と自由意志:自由は存在するか』
(筑摩書房)
ISBN:978-4480847454
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。 | ||||||
科学論I
(科目名)
Philosophy and History of Science I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 4共31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
本授業では、ある具体的なテーマに関し、科学が何を見いだしてきたか、そして、哲学では同テーマをどのように扱ってきたかを解説し、その比較を通じて科学の特性を理解していきます(担当教員の専門は哲学)。具体的なテーマとしてはとくに「自由意志」を取り上げ、それにまつわるさまざまな科学史・哲学史(とりわけホッブズ以降の約350年ほどの近現代哲学史)を参照していきます。「人間の意志ではなく脳が行為をさせている」といった、近年耳にする機会の多い言説が、どれだけの正当性を持っているのか、さらに、そもそもこの言説は何を「意味して」いるのか、こうした問いを掘り下げることで、科学論の一つの在りかたを提示します。
|
|||||||
(到達目標)
「自由意志」の科学と哲学をめぐる諸研究を知り、その論点を学ぶとともに、科学的研究の特性を、歴史をふまえて理解できるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
下記の5つのテーマに沿って、「科学とは何か」「自由とは何か」を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス:諸学問の特性について(第1週) 2.自由意志の科学と哲学#1(第2週〜第5週) (リベットやメレなどの議論を紹介。) 3.因果関係と自然科学について(第6週〜第9週) 4.自由意志の科学と哲学#2(第10週〜第13週) (インワーゲンやケインなどの議論を紹介。) 5.総括と、担当教員自身の見解について(第14週) 第16週:フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『時間と自由意志:自由は存在するか』
(筑摩書房)
ISBN:978-4480847454
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
言学I
|
(英 訳) | The Science of Language Aspect of the Japanese Language I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 芸術・文学・言語(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共東21 | ||||||
(授業の概要・目的) | 日本語の音声音韻について基礎的な知識を習得することを目的とする。言語類型論的観点から日本語の特徴をみるため、日本語以外の言語のデータを扱うことがある。 | ||||||
(到達目標) | 日本語の音声音韻の基礎的な事項について、言語類型論をふまえた説明をおこなえること。 | ||||||
(授業計画と内容) | 1 日本語の音声音韻に関する素朴な疑問 2 五十音図と音韻体系 3 モーラと音節 4 アクセント体系 5 アクセントとイントネーション 6 言語の(多)線状性 —掛詞の表記と音声実現からみる— 7 日本語のリズムとフット 8 音声分析ソフトpraatの利用法 9 平曲譜本の墨譜へのアクセントとイントネーションの反映 10 借用語音韻論 11 複合語形成に関する(非)連濁“規則”とアクセント規則 12 言い誤りと言語遊戯の分析 13 発話の緩急とポーズの分析 14 まとめ・確認試験 15 フィードバック 講義の順序と内容の予定は上の通りであるが、受講生の理解度にあわせて順序・内容を入れ換えたり一部を省略することがある。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義期間の最終日におこなう基礎的事項の確認試験(80%)と、それまでに適宜出す課題・毎回の授業への積極的参加度(20%)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
プリントを配付する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義中に次回までの課題を指示した場合は、指示に従い予習してくること。 それまでの授業で説明した事項の理解を前提に授業をすすめていくので、理解が十分でないと思われる箇所がある場合は、復習をしっかりおこなうこと。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 非常勤講師のためオフィスアワーはないが、質問等は、授業終了後またはEメール(maedah@cc.nara-edu.ac.jp宛;件名に「言学」の文字列を含めること)にて受け付ける。 | ||||||
言学I
(科目名)
The Science of Language Aspect of the Japanese Language I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 芸術・文学・言語(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共東21 |
|||||||
(授業の概要・目的)
日本語の音声音韻について基礎的な知識を習得することを目的とする。言語類型論的観点から日本語の特徴をみるため、日本語以外の言語のデータを扱うことがある。
|
|||||||
(到達目標)
日本語の音声音韻の基礎的な事項について、言語類型論をふまえた説明をおこなえること。
|
|||||||
(授業計画と内容)
1 日本語の音声音韻に関する素朴な疑問 2 五十音図と音韻体系 3 モーラと音節 4 アクセント体系 5 アクセントとイントネーション 6 言語の(多)線状性 —掛詞の表記と音声実現からみる— 7 日本語のリズムとフット 8 音声分析ソフトpraatの利用法 9 平曲譜本の墨譜へのアクセントとイントネーションの反映 10 借用語音韻論 11 複合語形成に関する(非)連濁“規則”とアクセント規則 12 言い誤りと言語遊戯の分析 13 発話の緩急とポーズの分析 14 まとめ・確認試験 15 フィードバック 講義の順序と内容の予定は上の通りであるが、受講生の理解度にあわせて順序・内容を入れ換えたり一部を省略することがある。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義期間の最終日におこなう基礎的事項の確認試験(80%)と、それまでに適宜出す課題・毎回の授業への積極的参加度(20%)により評価する。
|
|||||||
(教科書)
プリントを配付する
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
講義中に次回までの課題を指示した場合は、指示に従い予習してくること。
それまでの授業で説明した事項の理解を前提に授業をすすめていくので、理解が十分でないと思われる箇所がある場合は、復習をしっかりおこなうこと。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
非常勤講師のためオフィスアワーはないが、質問等は、授業終了後またはEメール(maedah@cc.nara-edu.ac.jp宛;件名に「言学」の文字列を含めること)にて受け付ける。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ドイツ文学
|
(英 訳) | German literature | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 芸術・文学・言語(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共南11 | ||||||
(授業の概要・目的) | 前近代の文学に動物が登場するとき、それは基本的に①人間のメタファーとして何らかの寓意を表現するか、②象徴的な意味合いを帯びたモチーフとして働くかのいずれかであり、現実の動物そのものに関心が向くことは稀だった。しかし近代に入り、特に19世紀以降は、リアルな動物が描かれることが増えていく。この動きは、自然科学が発達するとともに、家畜としての動物や狩猟の対象になる動物の苦痛が問題化され、いわゆる「動物の権利」が唱えられ、動物愛護運動や菜食主義運動が盛んになっていく過程と連動していた。そこでは、「他者」としての動物の視点から人間の存在を相対化し、批判的に捉える人間中心主義批判の文学が数多く生み出された。この授業では、以上のような流れの中で具体的にどのような動物がドイツ文学に描かれてきたかを見ていく。 | ||||||
(到達目標) | 1.ドイツ文学史について基本的な知識を得る 2.ドイツ文学に描かれる「動物」の特徴と、その文化的文脈を把握できるようになる |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション①——聖書や古代寓話の中の動物 第2回 物語詩『レインケ狐』——中世と近代の境界線 第3回 ゲーテ『ライネケ狐』——寓話の近代化 第4回 グリム童話に描かれた動物たち——民俗学的イメージと個人の創作 第5回 ホフマン『とある教養ある若者の消息』——人間と猿の境界線① 第6回 シュピーリ『ハイジ』——家畜とペットの境界線 第7回 エッシェンバッハ『クランバンブリ』——リアリズム文学に描かれた「犬」 第8回 リルケ『マルテの手記』——モダニズム文学に描かれた「犬」 第9回 ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』——寓話と自然科学 第10回 カフカ『田舎医者』——超現実的な「馬」 第11回 カフカ『あるアカデミーへの報告』——人間と猿の境界線② 第12回 リルケ『ドゥイノ悲歌』——「他者」としての動物① 第13回 ザルテン『バンビ』——「他者」としての動物② 第14回 ケストナー『動物会議』——社会批判と動物 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業中の小課題にもとづく平常点(50%)および期末レポート(50%)で評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で扱う/扱った作品を可能なかぎり実際に手に取って読んでみてほしい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | kawashima.takashi.7v@kyoto-u.ac.jp | ||||||
ドイツ文学
(科目名)
German literature
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 芸術・文学・言語(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共南11 |
|||||||
(授業の概要・目的)
前近代の文学に動物が登場するとき、それは基本的に①人間のメタファーとして何らかの寓意を表現するか、②象徴的な意味合いを帯びたモチーフとして働くかのいずれかであり、現実の動物そのものに関心が向くことは稀だった。しかし近代に入り、特に19世紀以降は、リアルな動物が描かれることが増えていく。この動きは、自然科学が発達するとともに、家畜としての動物や狩猟の対象になる動物の苦痛が問題化され、いわゆる「動物の権利」が唱えられ、動物愛護運動や菜食主義運動が盛んになっていく過程と連動していた。そこでは、「他者」としての動物の視点から人間の存在を相対化し、批判的に捉える人間中心主義批判の文学が数多く生み出された。この授業では、以上のような流れの中で具体的にどのような動物がドイツ文学に描かれてきたかを見ていく。
|
|||||||
(到達目標)
1.ドイツ文学史について基本的な知識を得る
2.ドイツ文学に描かれる「動物」の特徴と、その文化的文脈を把握できるようになる |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション①——聖書や古代寓話の中の動物 第2回 物語詩『レインケ狐』——中世と近代の境界線 第3回 ゲーテ『ライネケ狐』——寓話の近代化 第4回 グリム童話に描かれた動物たち——民俗学的イメージと個人の創作 第5回 ホフマン『とある教養ある若者の消息』——人間と猿の境界線① 第6回 シュピーリ『ハイジ』——家畜とペットの境界線 第7回 エッシェンバッハ『クランバンブリ』——リアリズム文学に描かれた「犬」 第8回 リルケ『マルテの手記』——モダニズム文学に描かれた「犬」 第9回 ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』——寓話と自然科学 第10回 カフカ『田舎医者』——超現実的な「馬」 第11回 カフカ『あるアカデミーへの報告』——人間と猿の境界線② 第12回 リルケ『ドゥイノ悲歌』——「他者」としての動物① 第13回 ザルテン『バンビ』——「他者」としての動物② 第14回 ケストナー『動物会議』——社会批判と動物 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業中の小課題にもとづく平常点(50%)および期末レポート(50%)で評価する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業で扱う/扱った作品を可能なかぎり実際に手に取って読んでみてほしい。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
kawashima.takashi.7v@kyoto-u.ac.jp
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
社会学I
|
(英 訳) | Sociology I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 1共31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、社会学史を概観しながら、社会現象を理解し、解釈し、説明しようと試みてきた理論や学説について講義する。また、それらがどのような社会的背景のもとで考え出され、社会をどのように捉えようとしてきたのかを解説する。誰が、いかなる同時代的背景のなかで、どのような理論や学説を導き出してきたのかを知ることは、現代に生きる私たちにとっても社会を見通す鍵となるだろう。「社会学Ⅰ」では社会学のはじまりから構造機能主義までをみる。 | ||||||
(到達目標) | 1)社会学の理論や学説について把握し、それらが生み出された社会的背景と併せて、説明することができる。 2)社会学の理論や学説を用いて身近な社会現象について考えることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 オリエンテーション 第2回 社会学前夜:マルクス 第3回 社会学前夜:マルクス 第4回 社会は行為でできている(行為論1):ウェーバー 第5回 社会は行為でできている(行為論1):ウェーバー 第6回 社会はモノでできている(構造論1):デュルケム 第7回 社会はモノでできている(構造論1):デュルケム 第8回 社会はプロセスでできている(相互作用論1):ジンメル 第9回 社会はプロセスでできている(相互作用論1):ジンメル 第10回 「不自由」であることに気づく(イデオロギー論1) 第11回 なぜ社会が成り立つのか(行為論2):パーソンズ 第12回 なぜ社会が成り立つのか(行為論2):パーソンズ 第13回 構造と機能というアイディア(構造論2):マートン 第14回 構造と機能というアイディア(構造論2):マートン 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 確認テスト(60点)と期末レポート(40点)により評価する。 詳細は初回の授業で説明する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『歴史と理論からの社会学入門』
(ナカニシヤ出版、2022年)
ISBN:978-4-7795-1634-4
(社会学理論を世界史的背景とともに解説している)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前後に、参考書や授業中に紹介する文献を読んでおくと理解が深まる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
社会学I
(科目名)
Sociology I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 1共31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、社会学史を概観しながら、社会現象を理解し、解釈し、説明しようと試みてきた理論や学説について講義する。また、それらがどのような社会的背景のもとで考え出され、社会をどのように捉えようとしてきたのかを解説する。誰が、いかなる同時代的背景のなかで、どのような理論や学説を導き出してきたのかを知ることは、現代に生きる私たちにとっても社会を見通す鍵となるだろう。「社会学Ⅰ」では社会学のはじまりから構造機能主義までをみる。
|
|||||||
(到達目標)
1)社会学の理論や学説について把握し、それらが生み出された社会的背景と併せて、説明することができる。
2)社会学の理論や学説を用いて身近な社会現象について考えることができる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 オリエンテーション 第2回 社会学前夜:マルクス 第3回 社会学前夜:マルクス 第4回 社会は行為でできている(行為論1):ウェーバー 第5回 社会は行為でできている(行為論1):ウェーバー 第6回 社会はモノでできている(構造論1):デュルケム 第7回 社会はモノでできている(構造論1):デュルケム 第8回 社会はプロセスでできている(相互作用論1):ジンメル 第9回 社会はプロセスでできている(相互作用論1):ジンメル 第10回 「不自由」であることに気づく(イデオロギー論1) 第11回 なぜ社会が成り立つのか(行為論2):パーソンズ 第12回 なぜ社会が成り立つのか(行為論2):パーソンズ 第13回 構造と機能というアイディア(構造論2):マートン 第14回 構造と機能というアイディア(構造論2):マートン 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
確認テスト(60点)と期末レポート(40点)により評価する。
詳細は初回の授業で説明する。 |
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『歴史と理論からの社会学入門』
(ナカニシヤ出版、2022年)
ISBN:978-4-7795-1634-4
(社会学理論を世界史的背景とともに解説している)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業前後に、参考書や授業中に紹介する文献を読んでおくと理解が深まる。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
教育学I
|
(英 訳) | Pedagogy I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共北26 | ||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会を生きるわれわれは、必ず何らかの「教育」に関わってきているため、教育に関する現象・問題に対して関心を抱く向きは多い。しかし、こうした初発の関心はしばしば自身の教育経験のみを拠りどころとしており、問題の本質を捉えそこなっている場合も少なくない。 歴史的観点から教育現象を考察することは、われわれが日常的に抱いている「教育」の概念を相対化し、教育現象の本質を的確に把握するうえで、大きな意義を有している。それぞれの時代・社会における「教育」のあり方が、いかなる社会的諸条件(物理的条件、社会秩序の構成原理、価値意識、等々)のもとで成立しているのかを知ることは、教育という営為を広い視野をもってとらえることを可能にし、ひいては現代社会における教育現象を洞察するうえでも、より深いレベルでの思索を可能なものとする。 本講義では、以上の問題意識に基づき、近代日本教育史の具体的事例の解説を通して、近代教育システムの特質とは何かを追究する。それを通して、教育を神聖視する見方を相対化し、広い視野から「教育」概念を捉えなおすことを目指す。 |
||||||
(到達目標) | 近代日本における教育の歴史を、政治・経済・文化的状況との関係性において把握し、幅広い視点から理解する。 教育に関わる諸問題を、歴史的・社会的視点から考察する能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 本講義では、明治期から1945(昭和20)年までの時期を対象として、以下の計画に基づき授業を進めていく。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業の狙い、方針等について、オリエンテーションを行う。 第2〜3回:近代学校システムと民衆社会との軋轢 明治期の日本社会において、「上からの」近代学校システム導入にどのような意図があったのか、それは民衆社会のありようといかなる齟齬を来しつつ、次第に定着していったのか。このセクションでは、近世社会における教育機関との比較を行いつつ、主として初等教育に焦点を当てて、これらの点について解説する。 第4〜5回:「学歴社会」の勃興 近代学校システムの普及・定着とともに形成されてきたのが、「学歴社会」である。なぜ学歴が重視されることとなったのか、また学歴の重要性は人々にとってどのように認識されるようになっていったのか。このセクションでは、主として高等教育に焦点を当てて、これらの問題について解説する。 第6〜7回:男女別学体制 戦前の日本における中等教育・高等教育は、ほぼ例外なく男女別学体制によって行なわれていた。そこにはいかなる社会的期待が反映されていたのか、またその体制がどのように社会全体のジェンダー秩序と関連していたのか。このセクションでは、主として中等教育に焦点を当てて、これらの問題について解説する。 第8回:「教員」という存在 近代的な学校制度の成立・普及に伴って、職業としての「教員」という存在が誕生した。教員には何が求められたのか、どのような人々が教員になったのか、教員に対する社会的視線はどう変化したのか、などの点について解説する。 第9〜11回:「家庭」の誕生と子育て・教育意識の変化 学校教育の定着とともに、「家庭教育」という概念が新たに登場する。現在の我々が思い描く「家庭教育」のありようとは、単なる「親から子への教育的働きかけ」という意味以上の含意があり、そこにはやはり近代社会特有の条件が関係している。こうした問題について、家族のあり方の変容との関連に注目しつつ、解説する。特に、人口動態上の変化(多産多死社会から少産少死社会へ)や、子育てに対する意識(誰が育てるのか)の変化に目配りしていきたい。 第12〜13回:「進路問題」の誕生 戦後高度成長期に本格化する教育の大衆化と進学競争激化へ連続する現象として、1920〜30年代に社会問題化した進学や就職と教育に関わる問題について照準する。こうした「進路問題」がこの時期に浮上したことの背景について、広い視点から解説をする。また、戦時体制下における教育改革についても解説する。 第14回:授業全体のまとめとふり返り 「近代社会」とはいかなる特質をもった社会であるのか。最終回では、現在の我々が拠り所とする社会の構成原理と、社会の構成原理の転換が「教育」という営みの意味をいかに変容させたのかについて、これまでの授業内容をふまえて解説する。 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。成績評点は、素点(100点満点)とする。 レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。 | ||||||
教育学I
(科目名)
Pedagogy I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共北26 |
|||||||
(授業の概要・目的)
現代社会を生きるわれわれは、必ず何らかの「教育」に関わってきているため、教育に関する現象・問題に対して関心を抱く向きは多い。しかし、こうした初発の関心はしばしば自身の教育経験のみを拠りどころとしており、問題の本質を捉えそこなっている場合も少なくない。
歴史的観点から教育現象を考察することは、われわれが日常的に抱いている「教育」の概念を相対化し、教育現象の本質を的確に把握するうえで、大きな意義を有している。それぞれの時代・社会における「教育」のあり方が、いかなる社会的諸条件(物理的条件、社会秩序の構成原理、価値意識、等々)のもとで成立しているのかを知ることは、教育という営為を広い視野をもってとらえることを可能にし、ひいては現代社会における教育現象を洞察するうえでも、より深いレベルでの思索を可能なものとする。 本講義では、以上の問題意識に基づき、近代日本教育史の具体的事例の解説を通して、近代教育システムの特質とは何かを追究する。それを通して、教育を神聖視する見方を相対化し、広い視野から「教育」概念を捉えなおすことを目指す。 |
|||||||
(到達目標)
近代日本における教育の歴史を、政治・経済・文化的状況との関係性において把握し、幅広い視点から理解する。
教育に関わる諸問題を、歴史的・社会的視点から考察する能力を養う。 |
|||||||
(授業計画と内容)
本講義では、明治期から1945(昭和20)年までの時期を対象として、以下の計画に基づき授業を進めていく。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業の狙い、方針等について、オリエンテーションを行う。 第2〜3回:近代学校システムと民衆社会との軋轢 明治期の日本社会において、「上からの」近代学校システム導入にどのような意図があったのか、それは民衆社会のありようといかなる齟齬を来しつつ、次第に定着していったのか。このセクションでは、近世社会における教育機関との比較を行いつつ、主として初等教育に焦点を当てて、これらの点について解説する。 第4〜5回:「学歴社会」の勃興 近代学校システムの普及・定着とともに形成されてきたのが、「学歴社会」である。なぜ学歴が重視されることとなったのか、また学歴の重要性は人々にとってどのように認識されるようになっていったのか。このセクションでは、主として高等教育に焦点を当てて、これらの問題について解説する。 第6〜7回:男女別学体制 戦前の日本における中等教育・高等教育は、ほぼ例外なく男女別学体制によって行なわれていた。そこにはいかなる社会的期待が反映されていたのか、またその体制がどのように社会全体のジェンダー秩序と関連していたのか。このセクションでは、主として中等教育に焦点を当てて、これらの問題について解説する。 第8回:「教員」という存在 近代的な学校制度の成立・普及に伴って、職業としての「教員」という存在が誕生した。教員には何が求められたのか、どのような人々が教員になったのか、教員に対する社会的視線はどう変化したのか、などの点について解説する。 第9〜11回:「家庭」の誕生と子育て・教育意識の変化 学校教育の定着とともに、「家庭教育」という概念が新たに登場する。現在の我々が思い描く「家庭教育」のありようとは、単なる「親から子への教育的働きかけ」という意味以上の含意があり、そこにはやはり近代社会特有の条件が関係している。こうした問題について、家族のあり方の変容との関連に注目しつつ、解説する。特に、人口動態上の変化(多産多死社会から少産少死社会へ)や、子育てに対する意識(誰が育てるのか)の変化に目配りしていきたい。 第12〜13回:「進路問題」の誕生 戦後高度成長期に本格化する教育の大衆化と進学競争激化へ連続する現象として、1920〜30年代に社会問題化した進学や就職と教育に関わる問題について照準する。こうした「進路問題」がこの時期に浮上したことの背景について、広い視点から解説をする。また、戦時体制下における教育改革についても解説する。 第14回:授業全体のまとめとふり返り 「近代社会」とはいかなる特質をもった社会であるのか。最終回では、現在の我々が拠り所とする社会の構成原理と、社会の構成原理の転換が「教育」という営みの意味をいかに変容させたのかについて、これまでの授業内容をふまえて解説する。 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。成績評点は、素点(100点満点)とする。
レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
|||||||
(教科書)
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
教育学I
|
(英 訳) | Pedagogy I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 1共02 | ||||||
教育学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 教育の基本原理、法制度的枠組、現状と課題などについて、歴史的考察や国際比較などを行いながら、総合的に説明し考察を行う。講義の前半においては総論的な内容(教育制度の理論)を中心に,後半においては各論的内容(教育段階や領域)を中心に取り扱う。これらの学習を通して教育の内容、意義、課題等について理解することを目的とする。 | ||||||
(到達目標) | 教育の理念や制度について総合的に理解し、下記ができるようになることを目標とする。 (1)教育の理念や制度に関する基礎的事項について、説明することができる。 (2)教育の理念や制度の基本事項をふまえて、学校教育の問題を論じることができる。 (3)教育をめぐる諸問題について、根拠を示しながら自分の見解を表明できる。 (4)講義内容を手がかりに、教育をめぐる諸問題について自主的に学習できる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 授業は概ね以下の内容で進める予定である。 第1回 オリエンテーション 本講義の概要、進め方等の説明、教育や学校制度について概説する。 第2回 学校体系・学校制度 教育制度の分析視角,類型,歴史的変遷等について理解する。 第3回 教育の基本原理(1):権利性 教育の基礎をなす基本原理(教育を受ける権利の保障)について理解する。 第4回 教育の基本原理(2):平等性 教育の基礎をなす基本原理(教育の機会均等)について理解する。 第5回 教育の基本原理(3):公共性・中立性 教育の基礎をなす基本原理(教育の公共性・中立性)について理解する。 第6回 教育の基本原理(4):自立性 教育の基礎をなす基本原理(教育の自立性)について理解する。 第7回 中間まとめ 教育制度・原理の基本的事項について再確認と補足を行う。 第8回 就学前教育 義務教育前の教育(保育を含む)の歴史、現状、課題について理解する。 第9回 初等教育 初等教育(小学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第10回 中等教育 中等教育(中学校・高等学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第11回 特別支援教育 特別支援教育(特別支援学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第12回 高等教育 高等教育(大学等)の歴史、現状、課題について理解する。 第13回 学校と地域(1) 学校と地域の連携協力に関する現状と課題について理解する。 第14回 学校と地域(2) 学校と地域の関係性と課題について、事例の検討により理解する。 《期末レポート》 第15回 フィードバック ※進度や政策動向により、受講者と相談の上、授業計画を変更する場合がある。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 中間レポート 30% 期末レポート 60% 平常点(話し合いへの参加・発言やコメントの提出) 10% ※平常点について ・他者の意見を理解しつつ、自分の考えを述べるよう心がけること。 ・授業内容に関する記述式のコメントの提出を求められる。 ※中間レポート・期末レポートについて ・講義内容を踏まえて発展的に学習すること、課題や設問の指示を理解して自分の言葉でまとめることが求められる。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『要説 教育制度(新訂第3版)』
(学術図書出版、2011年)
ISBN:4-7806- 0239-5
『教育行政提要(平成版)』
(協同出版、2016年)
ISBN:978-4-319-00294-8
『教育経営』
(協同出版、2017年)
ISBN:978-4-319-00336-5
『教育法規スタートアップ・ネクスト』
(昭和堂、2018年)
ISBN:978-4-8122-1724-5
『フランスの教員養成制度と近年の改革動向』
(ジアース教育新社,2022年)
ISBN:9784863716384
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参考文献、関連文献等を適宜参照するなど、予習と復習を行うこと。 ・授業計画に従って適宜予習を行うこと。 ・レポート作成に向けて計画的に復習を行うこと。 ニュース、新聞、雑誌等で教育問題が取り上げられる時は関心を持って見ておくこと。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィス・アワーや連絡方法については、初回授業時にアナウンスする。 授業中に迷惑行為(私語など)があった場合には、学生証の提示や退室を求めることがある。 |
||||||
教育学I
(科目名)
Pedagogy I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 1共02 |
|||||||
教育学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
教育の基本原理、法制度的枠組、現状と課題などについて、歴史的考察や国際比較などを行いながら、総合的に説明し考察を行う。講義の前半においては総論的な内容(教育制度の理論)を中心に,後半においては各論的内容(教育段階や領域)を中心に取り扱う。これらの学習を通して教育の内容、意義、課題等について理解することを目的とする。
|
|||||||
(到達目標)
教育の理念や制度について総合的に理解し、下記ができるようになることを目標とする。
(1)教育の理念や制度に関する基礎的事項について、説明することができる。 (2)教育の理念や制度の基本事項をふまえて、学校教育の問題を論じることができる。 (3)教育をめぐる諸問題について、根拠を示しながら自分の見解を表明できる。 (4)講義内容を手がかりに、教育をめぐる諸問題について自主的に学習できる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
授業は概ね以下の内容で進める予定である。 第1回 オリエンテーション 本講義の概要、進め方等の説明、教育や学校制度について概説する。 第2回 学校体系・学校制度 教育制度の分析視角,類型,歴史的変遷等について理解する。 第3回 教育の基本原理(1):権利性 教育の基礎をなす基本原理(教育を受ける権利の保障)について理解する。 第4回 教育の基本原理(2):平等性 教育の基礎をなす基本原理(教育の機会均等)について理解する。 第5回 教育の基本原理(3):公共性・中立性 教育の基礎をなす基本原理(教育の公共性・中立性)について理解する。 第6回 教育の基本原理(4):自立性 教育の基礎をなす基本原理(教育の自立性)について理解する。 第7回 中間まとめ 教育制度・原理の基本的事項について再確認と補足を行う。 第8回 就学前教育 義務教育前の教育(保育を含む)の歴史、現状、課題について理解する。 第9回 初等教育 初等教育(小学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第10回 中等教育 中等教育(中学校・高等学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第11回 特別支援教育 特別支援教育(特別支援学校等)の歴史、現状、課題について理解する。 第12回 高等教育 高等教育(大学等)の歴史、現状、課題について理解する。 第13回 学校と地域(1) 学校と地域の連携協力に関する現状と課題について理解する。 第14回 学校と地域(2) 学校と地域の関係性と課題について、事例の検討により理解する。 《期末レポート》 第15回 フィードバック ※進度や政策動向により、受講者と相談の上、授業計画を変更する場合がある。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
中間レポート 30%
期末レポート 60% 平常点(話し合いへの参加・発言やコメントの提出) 10% ※平常点について ・他者の意見を理解しつつ、自分の考えを述べるよう心がけること。 ・授業内容に関する記述式のコメントの提出を求められる。 ※中間レポート・期末レポートについて ・講義内容を踏まえて発展的に学習すること、課題や設問の指示を理解して自分の言葉でまとめることが求められる。 |
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『要説 教育制度(新訂第3版)』
(学術図書出版、2011年)
ISBN:4-7806- 0239-5
『教育行政提要(平成版)』
(協同出版、2016年)
ISBN:978-4-319-00294-8
『教育経営』
(協同出版、2017年)
ISBN:978-4-319-00336-5
『教育法規スタートアップ・ネクスト』
(昭和堂、2018年)
ISBN:978-4-8122-1724-5
『フランスの教員養成制度と近年の改革動向』
(ジアース教育新社,2022年)
ISBN:9784863716384
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
参考文献、関連文献等を適宜参照するなど、予習と復習を行うこと。
・授業計画に従って適宜予習を行うこと。 ・レポート作成に向けて計画的に復習を行うこと。 ニュース、新聞、雑誌等で教育問題が取り上げられる時は関心を持って見ておくこと。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
オフィス・アワーや連絡方法については、初回授業時にアナウンスする。
授業中に迷惑行為(私語など)があった場合には、学生証の提示や退室を求めることがある。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
日本国憲法
|
(英 訳) | The Japanese Constitutional Law | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 法・政治・経済(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共北37 | ||||||
(授業の概要・目的) | 複雑化し、多様化した現代日本社会の諸問題に取り組んでいく際には、法・経済・倫理など、多角的な視点から考察することが重要である。なかでも、多様な人々が共生していくための基盤である憲法は、そうした諸問題に取り組んでいく際の不可欠の視点である。 本授業では、多様な人々が共生していくために、憲法がいかなる権利を基本的人権として保障しているか、また、様々な政治・社会問題がそれらの権利とどのように関わっているかを中心に、憲法に関する基本的な知識と視点を講義する。 |
||||||
(到達目標) | 本授業では、憲法の基礎的な知識と視点の修得を目指す。特に、現代の様々な政治・社会問題と憲法が保障する権利との関わりについて認識し、自ら考察できるための基礎的能力の修得を目標とする。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業にあたっては、裁判所の判決を編集した教科書を使用する。なお、受講生の理解状況や時事的な問題状況等に応じて、取り扱う内容や順序、配分回数等を変更することがある。(授業回数はフィードバックを含め全15回とする。) 1.オリエンテーション 憲法を学習する意義、授業の進め方【1週】 2.法学の基礎知識 法とは何か、法領域の種別、裁判制度【1-2週】 3.憲法学の基礎知識 憲法とは何か、日本国憲法の基本原理【1-2週】 日本国憲法の権利保障の仕組み【1-2週】 4.日本国憲法が保障する基本的権利 自由権【4-6週】 社会権【2-3週】 法の下の平等【1-2週】 5.試 験【1週】 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験の結果により、評価する。ただし、私語等、周囲に迷惑を掛ける受講生に対しては、試験結果からの減点や試験の受験を認めない等の措置を講ずることがあるので、注意すること。 | ||||||
(教科書) |
『基本判例 憲法25講』
(成文堂)
(最新の版を購入して下さい。)
|
||||||
(参考書等) |
『古典で読む憲法』
(有斐閣)
『憲法用語の源泉をよむ』
(三省堂)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 特に、復習を大切にして下さい。復習では、教科書・参考書やノートを参照しながら、授業内容を整理して理解するとともに、授業で取り上げた判例を今一度読み直して、自ら検討するように努めて下さい。また、日頃から新聞やニュース番組等を通して、憲法に関する諸問題について知見を広げるように心掛けて下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
日本国憲法
(科目名)
The Japanese Constitutional Law
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 法・政治・経済(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共北37 |
|||||||
(授業の概要・目的)
複雑化し、多様化した現代日本社会の諸問題に取り組んでいく際には、法・経済・倫理など、多角的な視点から考察することが重要である。なかでも、多様な人々が共生していくための基盤である憲法は、そうした諸問題に取り組んでいく際の不可欠の視点である。
本授業では、多様な人々が共生していくために、憲法がいかなる権利を基本的人権として保障しているか、また、様々な政治・社会問題がそれらの権利とどのように関わっているかを中心に、憲法に関する基本的な知識と視点を講義する。 |
|||||||
(到達目標)
本授業では、憲法の基礎的な知識と視点の修得を目指す。特に、現代の様々な政治・社会問題と憲法が保障する権利との関わりについて認識し、自ら考察できるための基礎的能力の修得を目標とする。
|
|||||||
(授業計画と内容)
授業にあたっては、裁判所の判決を編集した教科書を使用する。なお、受講生の理解状況や時事的な問題状況等に応じて、取り扱う内容や順序、配分回数等を変更することがある。(授業回数はフィードバックを含め全15回とする。) 1.オリエンテーション 憲法を学習する意義、授業の進め方【1週】 2.法学の基礎知識 法とは何か、法領域の種別、裁判制度【1-2週】 3.憲法学の基礎知識 憲法とは何か、日本国憲法の基本原理【1-2週】 日本国憲法の権利保障の仕組み【1-2週】 4.日本国憲法が保障する基本的権利 自由権【4-6週】 社会権【2-3週】 法の下の平等【1-2週】 5.試 験【1週】 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験の結果により、評価する。ただし、私語等、周囲に迷惑を掛ける受講生に対しては、試験結果からの減点や試験の受験を認めない等の措置を講ずることがあるので、注意すること。
|
|||||||
(教科書)
『基本判例 憲法25講』
(成文堂)
(最新の版を購入して下さい。)
|
|||||||
(参考書等)
『古典で読む憲法』
(有斐閣)
『憲法用語の源泉をよむ』
(三省堂)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
特に、復習を大切にして下さい。復習では、教科書・参考書やノートを参照しながら、授業内容を整理して理解するとともに、授業で取り上げた判例を今一度読み直して、自ら検討するように努めて下さい。また、日頃から新聞やニュース番組等を通して、憲法に関する諸問題について知見を広げるように心掛けて下さい。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
経済学I
|
(英 訳) | Economics I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 法・政治・経済(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 4共11 | ||||||
(授業の概要・目的) | GDPとは何か。なぜインフレや失業が発生するのか。政府の経済政策は、何を目的として行われるのか。一国の経済全体の動向を知る上で有用となる経済学の考え方を、歴史的・時事的な事例をもとに解説する。 | ||||||
(到達目標) | GDP、失業、金利、物価などの基本的な経済指標の見方と、マクロ経済学の初歩的な考え方を理解することで、経済の大きな動きを把握する力を養う。 | ||||||
(授業計画と内容) | (1)経済指標の見方【3回】 GDP、物価、失業率、金利などの経済指標の確認。各国のデータを用いて説明する。 (2)GDPの決定メカニズム【3回】 有効需要の原理、消費・投資の基礎理論、乗数効果などを説明する。 (3)金融・財政政策の効果と戦後経済史【4回】 金利と国民所得の同時決定(IS—LM分析)と、その限界について解説する。 (4)現代経済の諸問題【4回】 最近の経済ニュースで取り上げられる諸問題(量的緩和政策やマイナス金利政策、世界的インフレ)について、背景知識を解説する。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験による評価 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『入門マクロ経済学[第6版]』
(日本評論社)
『読むマクロ経済学』
(新世社)
参考書は講義中に適宜、指示する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 経済指標について、受講者が各自で調べてもらう場合がある。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
経済学I
(科目名)
Economics I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 法・政治・経済(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 4共11 |
|||||||
(授業の概要・目的)
GDPとは何か。なぜインフレや失業が発生するのか。政府の経済政策は、何を目的として行われるのか。一国の経済全体の動向を知る上で有用となる経済学の考え方を、歴史的・時事的な事例をもとに解説する。
|
|||||||
(到達目標)
GDP、失業、金利、物価などの基本的な経済指標の見方と、マクロ経済学の初歩的な考え方を理解することで、経済の大きな動きを把握する力を養う。
|
|||||||
(授業計画と内容)
(1)経済指標の見方【3回】 GDP、物価、失業率、金利などの経済指標の確認。各国のデータを用いて説明する。 (2)GDPの決定メカニズム【3回】 有効需要の原理、消費・投資の基礎理論、乗数効果などを説明する。 (3)金融・財政政策の効果と戦後経済史【4回】 金利と国民所得の同時決定(IS—LM分析)と、その限界について解説する。 (4)現代経済の諸問題【4回】 最近の経済ニュースで取り上げられる諸問題(量的緩和政策やマイナス金利政策、世界的インフレ)について、背景知識を解説する。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験による評価
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『入門マクロ経済学[第6版]』
(日本評論社)
『読むマクロ経済学』
(新世社)
参考書は講義中に適宜、指示する。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
経済指標について、受講者が各自で調べてもらう場合がある。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
偏見・差別・人権
|
(英 訳) | Prejudice, Discrimination, and Human Rights | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(教室) | 教育院棟講義室32 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 人間社会における偏見と差別に関わる諸問題を人権の観点から学問的に解明し、教授することは、大学として果たすべき重要な基本課題であるとの認識に立ち、本学学生に人権問題に関する概論を教授するため、全学共通科目「偏見・差別・人権」を開講する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 講義を通じて社会における偏見と差別についての認識を深めると同時に、人権問題を自ら考える機会とする。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の5つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマに関する講義を行う。 ①豊福誠二 現代社会における人権の問題(第1回、第2回) 本講座では、まず、弁護士である講師が「人権とは何であるか」について概説をする。その上で、近時みられる「ヘイト・スピーチ」の現状を紹介し、なぜこのような現象が発生するのか、どのような被害があるのか、法的規制はどうあるべきかについて考える。 ②榎井縁 外国人に関する問題(第3回〜第5回) 日本における外国人とは日本国籍を持たないことを意味し、憲法が規定する国民に相当しない=国の構成要員ではない人びとのことを指していると考えられる。2019年4月に改定された入管法は外 国人受け入れへ大きく転換したといわれるが「外国人材の受け入れ」であり移民とは異なることが為政者によって強調された。本講義においては日本における外国人の扱いに関する歴史的変遷を確認するとともに、外国人をめぐる制度(構造的差別)から生まれる諸課題について、日本の「多文化共生」を批判的に捉えることにより明らかにしていきたい。 ③奥本武裕 被差別部落に関する問題(第6回〜第8回) 部落差別は、同一の文化を有する人びとのなかで、些細な差異を拡大(あるいは差異を捏造)することで形成された、世界史的にみても稀な差別だといわれる。こうした差別の成立過程、自由・平等などの理念を基調とする現代社会になお残存している理由、問題解決の道筋について、歴史や現状のなかに分け入ることで探っていきたい。 ④加藤寿宏 障害(disability)に関する問題(第9回〜第11回) 地域の学校に在籍する児童・生徒のうち発達障害(自閉症スペクトラム障害、限局性学習障害、注意欠如・多動性障害)の可能性のある者は、8.8%(文部科学省2022)といわれている。しかし、発達障害と定型発達との境界は明確ではなく、スペクトラム(連続帯)であることから、診断がつかない者も含めると、その割合はかなり多く、発達障害はもっとも身近な障害であると言える。また、発達障害者の中には、優れた能力がある者も多く、大学や職場で出会う機会も多い。しかし、発達障害は目に見えない障害であるため、偏見・差別が生まれやすい。本講義では視聴覚教材等も活用し発達障害についての理解を深める。 ⑤牧野雅子 ジェンダーに関する問題(第12回〜第14回) 男/女に二分する思考やそれに基づく異性愛は、「当たり前」なことだとみなされて、日常生活から法、制度に至るまでわたしたちの社会に根付き、しばしば差別を正当化している。しかし、こうした性差に関する既成概念は、歴史的、社会的に形成されたものであり、決して「自然」なものではない。本講座では、ジェンダーに基づく暴力を中心に、近年の性差別問題を取り上げて、ジェンダーに関する差別や偏見について考える。 《期末試験》 フィードバック 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 ※コーディネーター: 杉山雅人 国際高等教育院特定教授 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 毎回の小レポートと定期試験で成績評価を行う(小レポート40点、定期試験60点)。 なお、8回以上の出席、小レポート提出を定期試験の受験資格とする。 状況によって定期試験をレポート試験に代えることがある。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
毎回の授業資料を当日朝までにPandAに掲載する。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内容の復習を行うこと。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
偏見・差別・人権
(科目名)
Prejudice, Discrimination, and Human Rights
(英 訳)
|
|
|||||||||||||||||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||||||||||||||
(曜時限)
月5 (教室) 教育院棟講義室32 |
||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
人間社会における偏見と差別に関わる諸問題を人権の観点から学問的に解明し、教授することは、大学として果たすべき重要な基本課題であるとの認識に立ち、本学学生に人権問題に関する概論を教授するため、全学共通科目「偏見・差別・人権」を開講する。
|
||||||||||||||||||||||
(到達目標)
講義を通じて社会における偏見と差別についての認識を深めると同時に、人権問題を自ら考える機会とする。
|
||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容)
以下の5つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマに関する講義を行う。 ①豊福誠二 現代社会における人権の問題(第1回、第2回) 本講座では、まず、弁護士である講師が「人権とは何であるか」について概説をする。その上で、近時みられる「ヘイト・スピーチ」の現状を紹介し、なぜこのような現象が発生するのか、どのような被害があるのか、法的規制はどうあるべきかについて考える。 ②榎井縁 外国人に関する問題(第3回〜第5回) 日本における外国人とは日本国籍を持たないことを意味し、憲法が規定する国民に相当しない=国の構成要員ではない人びとのことを指していると考えられる。2019年4月に改定された入管法は外 国人受け入れへ大きく転換したといわれるが「外国人材の受け入れ」であり移民とは異なることが為政者によって強調された。本講義においては日本における外国人の扱いに関する歴史的変遷を確認するとともに、外国人をめぐる制度(構造的差別)から生まれる諸課題について、日本の「多文化共生」を批判的に捉えることにより明らかにしていきたい。 ③奥本武裕 被差別部落に関する問題(第6回〜第8回) 部落差別は、同一の文化を有する人びとのなかで、些細な差異を拡大(あるいは差異を捏造)することで形成された、世界史的にみても稀な差別だといわれる。こうした差別の成立過程、自由・平等などの理念を基調とする現代社会になお残存している理由、問題解決の道筋について、歴史や現状のなかに分け入ることで探っていきたい。 ④加藤寿宏 障害(disability)に関する問題(第9回〜第11回) 地域の学校に在籍する児童・生徒のうち発達障害(自閉症スペクトラム障害、限局性学習障害、注意欠如・多動性障害)の可能性のある者は、8.8%(文部科学省2022)といわれている。しかし、発達障害と定型発達との境界は明確ではなく、スペクトラム(連続帯)であることから、診断がつかない者も含めると、その割合はかなり多く、発達障害はもっとも身近な障害であると言える。また、発達障害者の中には、優れた能力がある者も多く、大学や職場で出会う機会も多い。しかし、発達障害は目に見えない障害であるため、偏見・差別が生まれやすい。本講義では視聴覚教材等も活用し発達障害についての理解を深める。 ⑤牧野雅子 ジェンダーに関する問題(第12回〜第14回) 男/女に二分する思考やそれに基づく異性愛は、「当たり前」なことだとみなされて、日常生活から法、制度に至るまでわたしたちの社会に根付き、しばしば差別を正当化している。しかし、こうした性差に関する既成概念は、歴史的、社会的に形成されたものであり、決して「自然」なものではない。本講座では、ジェンダーに基づく暴力を中心に、近年の性差別問題を取り上げて、ジェンダーに関する差別や偏見について考える。 《期末試験》 フィードバック 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 ※コーディネーター: 杉山雅人 国際高等教育院特定教授 |
||||||||||||||||||||||
(履修要件)
特になし
|
||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
毎回の小レポートと定期試験で成績評価を行う(小レポート40点、定期試験60点)。
なお、8回以上の出席、小レポート提出を定期試験の受験資格とする。 状況によって定期試験をレポート試験に代えることがある。 |
||||||||||||||||||||||
(教科書)
使用しない
毎回の授業資料を当日朝までにPandAに掲載する。
|
||||||||||||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
講義内容の復習を行うこと。
|
||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
||||||||||||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
外国文献研究(全・英)-E1 :社会言語学入門
|
(英 訳) | Readings in Humanities and Social Sciences (All Faculties, English)-E1 :An Introduction to Sociolinguistics | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 外国文献研究 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | C群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共東32 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、会話やコミュニケーションをテーマとした社会言語学の専門書をテキストとし、学術的な英語文献を読み進める。重要性の高い構文や文法事項の再確認を行うと共に、著者の主張を適正に解釈する読解力と応用力を身につけ、専門学部での英語講読の基礎作りを行うことが目的である。 | ||||||
(到達目標) | ・専門的内容を含む英語文献を読解し、正確に理解すると共に、自身でその内容を掘り下げ議論を展開することができる。 ・英語テクストの読解において重要となる語彙や学術的表現、議論の構成について理解を深める。 |
||||||
(授業計画と内容) | この授業では、社会言語学の第一人者である Deborah Tannen による You Just Don't Understand を読み進める。本書のテーマは男女間のコミュニケーションである。身近な事例を豊富に用い、会話スタイルの男女の相違に関する著者の主張が展開されている。授業では、前半(第2回〜7回)にChapter 1、後半(第9〜14回)に Chapter 2を扱う予定。 第1回:ガイダンス(授業内容、成績評価についての説明) 第2回:Introduction to Chapter 1 第3回:Intimacy and independence 第4回:Asymmetries 第5回:The mixed metamessages of help / Framing 第6回:The modern face of chivalry / The protective frame 第7回:It begins at the beginning 第8回:中間テスト 第9回:Introduction to Chapter 2 / Rapport-talk and report-talk 第10回:Private speaking: The wordy woman and the mute man 第11回:Best Friends 第12回:"Talk to me!" 第13回:What to do with doubts 第14回:Public speaking: The talkative man and the silent woman 第15回:期末テスト 第16回:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 毎回の授業冒頭で実施する小テストと、中間テスト・期末テストの合計点を100点満点に換算し、最終的な成績評価とする。 評価および授業の進め方に関する詳細は、初回授業のガイダンスで説明する。 |
||||||
(教科書) |
『You Just Don't Understand: Women and Men in Conversation』
(英宝社)
ISBN:978-4-269-14053-0
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・小テストの範囲について、十分な予習をして臨むこと。 ・テキストの内容と共に、既出の構文や文法について十分に復習すること。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
外国文献研究(全・英)-E1 :社会言語学入門
(科目名)
Readings in Humanities and Social Sciences (All Faculties, English)-E1 :An Introduction to Sociolinguistics
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 外国文献研究 (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) C群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共東32 |
|||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、会話やコミュニケーションをテーマとした社会言語学の専門書をテキストとし、学術的な英語文献を読み進める。重要性の高い構文や文法事項の再確認を行うと共に、著者の主張を適正に解釈する読解力と応用力を身につけ、専門学部での英語講読の基礎作りを行うことが目的である。
|
|||||||
(到達目標)
・専門的内容を含む英語文献を読解し、正確に理解すると共に、自身でその内容を掘り下げ議論を展開することができる。
・英語テクストの読解において重要となる語彙や学術的表現、議論の構成について理解を深める。 |
|||||||
(授業計画と内容)
この授業では、社会言語学の第一人者である Deborah Tannen による You Just Don't Understand を読み進める。本書のテーマは男女間のコミュニケーションである。身近な事例を豊富に用い、会話スタイルの男女の相違に関する著者の主張が展開されている。授業では、前半(第2回〜7回)にChapter 1、後半(第9〜14回)に Chapter 2を扱う予定。 第1回:ガイダンス(授業内容、成績評価についての説明) 第2回:Introduction to Chapter 1 第3回:Intimacy and independence 第4回:Asymmetries 第5回:The mixed metamessages of help / Framing 第6回:The modern face of chivalry / The protective frame 第7回:It begins at the beginning 第8回:中間テスト 第9回:Introduction to Chapter 2 / Rapport-talk and report-talk 第10回:Private speaking: The wordy woman and the mute man 第11回:Best Friends 第12回:"Talk to me!" 第13回:What to do with doubts 第14回:Public speaking: The talkative man and the silent woman 第15回:期末テスト 第16回:フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
毎回の授業冒頭で実施する小テストと、中間テスト・期末テストの合計点を100点満点に換算し、最終的な成績評価とする。
評価および授業の進め方に関する詳細は、初回授業のガイダンスで説明する。 |
|||||||
(教科書)
『You Just Don't Understand: Women and Men in Conversation』
(英宝社)
ISBN:978-4-269-14053-0
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
・小テストの範囲について、十分な予習をして臨むこと。
・テキストの内容と共に、既出の構文や文法について十分に復習すること。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
外国文献研究(文・英)A-E1
|
(英 訳) | Readings in Humanities and Social Sciences (Letters, English)A-E1 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 外国文献研究 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | C群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 文系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 文学部校舎第1講義室 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、ゲッチンゲン大学の中国学者ドミニク・ザクセンマイヤー(Dominic Sachsenmaier)のGlobal Perspectives on Global History:Theories and Approaches in a Connected World(Cambridge University Press,2011)を読む。グローバル・ヒストリーについては日本でも啓蒙書がいくつか出ているが、その多くは「グローバル・ヒストリーとは何か?」に焦点があり、それが世界の各国の学界でどのような文脈に位置付けられるのかという視点を欠いている。本書は、アメリカ、ドイツ、中国を例にとり、それぞれの国・学界でグローバル・ヒストリーがどのような状況のもとに生まれたかを論じている。本書を読むことで、日本のグローバル・ヒストリーの現在地を知ることができるだろう。 |
||||||
(到達目標) | ・英語の学術的な文章の筆法に慣れる。 ・各国のグローバル・ヒストリー研究の状況を見ることで、日本の学界の状況を知ることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 全書を読む時間はないので、総論を読んだあと、米・独・中三国の各章からそれぞれ2節ずつを選んで読む。 1,著者、本書の趣旨の紹介 2.総論1:The question of traditions 3.総論2:The formation of a discipline 4.総論3:Implicit geographies 5.総論4:Global facets of historiography 6,総論5:A Global professional milieu and its hierarchies 7.総論6:Decentering movements and the Cold War 8.総論7:Epistemological doubts 9.アメリカ1:"Global history"-the rise of a new term 10. アメリカ2: Gaining shape 11. ドイツ1:Beyond the Sonderweg 12. ドイツ2:Towards new world and global historical spaces 13. 中国1:World history during the 1990s and after 14. 中国2:Newly positioning historiography at a global level? 期末試験 15. フィードバック |
||||||
(履修要件) |
人文系の英語文献の基礎的な読解力を有する学生の履修を前提とするため、2回生以上を対象とする。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末試験(50%)、通常授業への参加の状況(50%)。 | ||||||
(教科書) |
プリントを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | わからない単語や固有名詞については事前に調べておくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修定員を45名とし、履修人数制限を行うため、履修を希望する者は履修人数制限科目申込期間にKULASISから申し込むこと。 なお、以下の条件順で抽選を実施し、履修を許可する。 1.文学部の4回生(所属系は問わない。) 2.文学部歴史基礎文化学系および基礎現代文化学系の2・3回生 3.上記系以外の文学部2・3回生 4.文学部以外の学生 |
||||||
外国文献研究(文・英)A-E1
(科目名)
Readings in Humanities and Social Sciences (Letters, English)A-E1
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 外国文献研究 (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) C群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 文系向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 文学部校舎第1講義室 |
|||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、ゲッチンゲン大学の中国学者ドミニク・ザクセンマイヤー(Dominic Sachsenmaier)のGlobal Perspectives on Global History:Theories and Approaches in a Connected World(Cambridge University Press,2011)を読む。グローバル・ヒストリーについては日本でも啓蒙書がいくつか出ているが、その多くは「グローバル・ヒストリーとは何か?」に焦点があり、それが世界の各国の学界でどのような文脈に位置付けられるのかという視点を欠いている。本書は、アメリカ、ドイツ、中国を例にとり、それぞれの国・学界でグローバル・ヒストリーがどのような状況のもとに生まれたかを論じている。本書を読むことで、日本のグローバル・ヒストリーの現在地を知ることができるだろう。
|
|||||||
(到達目標)
・英語の学術的な文章の筆法に慣れる。
・各国のグローバル・ヒストリー研究の状況を見ることで、日本の学界の状況を知ることができる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
全書を読む時間はないので、総論を読んだあと、米・独・中三国の各章からそれぞれ2節ずつを選んで読む。 1,著者、本書の趣旨の紹介 2.総論1:The question of traditions 3.総論2:The formation of a discipline 4.総論3:Implicit geographies 5.総論4:Global facets of historiography 6,総論5:A Global professional milieu and its hierarchies 7.総論6:Decentering movements and the Cold War 8.総論7:Epistemological doubts 9.アメリカ1:"Global history"-the rise of a new term 10. アメリカ2: Gaining shape 11. ドイツ1:Beyond the Sonderweg 12. ドイツ2:Towards new world and global historical spaces 13. 中国1:World history during the 1990s and after 14. 中国2:Newly positioning historiography at a global level? 期末試験 15. フィードバック |
|||||||
(履修要件)
人文系の英語文献の基礎的な読解力を有する学生の履修を前提とするため、2回生以上を対象とする。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末試験(50%)、通常授業への参加の状況(50%)。
|
|||||||
(教科書)
プリントを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
わからない単語や固有名詞については事前に調べておくこと。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
履修定員を45名とし、履修人数制限を行うため、履修を希望する者は履修人数制限科目申込期間にKULASISから申し込むこと。
なお、以下の条件順で抽選を実施し、履修を許可する。 1.文学部の4回生(所属系は問わない。) 2.文学部歴史基礎文化学系および基礎現代文化学系の2・3回生 3.上記系以外の文学部2・3回生 4.文学部以外の学生 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Culture and Traditions in Japan I
|
(英 訳) | Culture and Traditions in Japan I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 日本理解 | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 留学生 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 1共32 | ||||||
(授業の概要・目的) | This course aims at providing a comprehensive view of the Japanese culture through analysis of terms such as Ichigoichie (once-in-a-lifetime encounter), portraying the fundamental values of the Japanese culture. By looking into the way these terms were formed and the way they were used in early texts, as well as the way in which they are reflected in traditional culture and contemporary society the course will seek to provide an understanding to the essence of the Japanese culture. | ||||||
(到達目標) | The basic goal of this course is to obtain a comprehensive understanding of the core concepts in Japanese culture. | ||||||
(授業計画と内容) | Lecture 1 Introduction to the Course Lectures 2-4 Sen no Rikyu and the Japanese Culture Lecture 2 Wakeiseijaku(「和敬清寂」); Concepts in Tea Ceremony Lecture 3 Ichigoichie(「一期一会」); Appoaches to Human Relationship in Tea Ceremony Lecture 4 Wabi-Sabi(「わびさび」); Tea Rooms and Aesthetic Perceptions Lectures 5-7 Buddhist Concepts in Japanese Culture Lecture 5 Ishindenshin(「以心伝心」); Zen and the Culture of Arts Lecture 6 Jigoujitoku(「自業自得」); Buddhist Philosophy in Japanese Culture Lecture 7 Ware tada taru wo shiru(「吾唯足知」); Zen and Japanese Gardens Lecture 8 Student’s Presentations 1 Lectures 9-10 Culture through Literature Lecture 9 Hueki ryukou(「不易流行」); Basho and the Art of Haiku Poetry Lecture 10 Wakonyousai(「和魂洋才」); Concepts of Modernization in Meiji Literature Lectures 11-14 Concepts and Their Interpretations in Contemporary Japan and Japanese Language Lecture 11 Uchi-soto Relationships(「ウチ・ソト関係」); Group-orientation in Language and Culture Lecture 12 Jouge Relationships(「上下関係」); Hierarchical Relationships in Language and Culture Lecture 13 Rentaikan(「連帯感」); Values and Language Usages of the Young Japanese Lecture 14 Pronominal Terms Such as Watashi (「私」); Speaker-orientation and world view 《Student's Presentations 2》(Held on week 15) Lecture 15 Feedback & discussion |
||||||
(履修要件) |
This class is limited to international students. However, any local students who wish to attend this class on a non-credit basis are welcome.
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | Presentation 30% (Individual contribution to the group presentation) Term final paper 40% Participation in discussions and attendance 30% |
||||||
(教科書) |
Handouts will be provided.
|
||||||
(参考書等) |
『Japanese Culture』
(University of Hawaii Press)
ISBN:0-8248-2152-1
(2000)
『Zen and Japanese Culture』
(Princeton University Press)
ISBN:978-0-691-14462-7
(2010)
『The Book of Tea』
(Kodansha International)
ISBN:4-7700-2379-0
(1998)
Additional reading material will be announced in each class.
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | Participants are requested to express their opinions about the topics taken up in class. Furthermore, they are requested to give a presentation on a selected topic, in addition to submitting a term final paper. They should submit the PowerPoint slides one week before the presentation date. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Thursday 4th period (14:45〜16:15) Please, contact beforehand for appointments. |
||||||
Culture and Traditions in Japan I
(科目名)
Culture and Traditions in Japan I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 日本理解 (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 留学生 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 1共32 |
|||||||
(授業の概要・目的)
This course aims at providing a comprehensive view of the Japanese culture through analysis of terms such as Ichigoichie (once-in-a-lifetime encounter), portraying the fundamental values of the Japanese culture. By looking into the way these terms were formed and the way they were used in early texts, as well as the way in which they are reflected in traditional culture and contemporary society the course will seek to provide an understanding to the essence of the Japanese culture.
|
|||||||
(到達目標)
The basic goal of this course is to obtain a comprehensive understanding of the core concepts in Japanese culture.
|
|||||||
(授業計画と内容)
Lecture 1 Introduction to the Course Lectures 2-4 Sen no Rikyu and the Japanese Culture Lecture 2 Wakeiseijaku(「和敬清寂」); Concepts in Tea Ceremony Lecture 3 Ichigoichie(「一期一会」); Appoaches to Human Relationship in Tea Ceremony Lecture 4 Wabi-Sabi(「わびさび」); Tea Rooms and Aesthetic Perceptions Lectures 5-7 Buddhist Concepts in Japanese Culture Lecture 5 Ishindenshin(「以心伝心」); Zen and the Culture of Arts Lecture 6 Jigoujitoku(「自業自得」); Buddhist Philosophy in Japanese Culture Lecture 7 Ware tada taru wo shiru(「吾唯足知」); Zen and Japanese Gardens Lecture 8 Student’s Presentations 1 Lectures 9-10 Culture through Literature Lecture 9 Hueki ryukou(「不易流行」); Basho and the Art of Haiku Poetry Lecture 10 Wakonyousai(「和魂洋才」); Concepts of Modernization in Meiji Literature Lectures 11-14 Concepts and Their Interpretations in Contemporary Japan and Japanese Language Lecture 11 Uchi-soto Relationships(「ウチ・ソト関係」); Group-orientation in Language and Culture Lecture 12 Jouge Relationships(「上下関係」); Hierarchical Relationships in Language and Culture Lecture 13 Rentaikan(「連帯感」); Values and Language Usages of the Young Japanese Lecture 14 Pronominal Terms Such as Watashi (「私」); Speaker-orientation and world view 《Student's Presentations 2》(Held on week 15) Lecture 15 Feedback & discussion |
|||||||
(履修要件)
This class is limited to international students. However, any local students who wish to attend this class on a non-credit basis are welcome.
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
Presentation 30% (Individual contribution to the group presentation)
Term final paper 40% Participation in discussions and attendance 30% |
|||||||
(教科書)
Handouts will be provided.
|
|||||||
(参考書等)
『Japanese Culture』
(University of Hawaii Press)
ISBN:0-8248-2152-1
(2000)
『Zen and Japanese Culture』
(Princeton University Press)
ISBN:978-0-691-14462-7
(2010)
『The Book of Tea』
(Kodansha International)
ISBN:4-7700-2379-0
(1998)
Additional reading material will be announced in each class.
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
Participants are requested to express their opinions about the topics taken up in class. Furthermore, they are requested to give a presentation on a selected topic, in addition to submitting a term final paper. They should submit the PowerPoint slides one week before the presentation date.
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
Thursday 4th period (14:45〜16:15)
Please, contact beforehand for appointments. |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
情報分析・管理演習
|
(英 訳) | Information Analysis and Management, Exercise | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(群) | 院横断 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 統計・情報・データ科学系 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 1 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 大学院生 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(教室) | 総合研究8号館講義室1 | ||||||||||||||||||||||||||||||
情報学研究科 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 今日,文理の分野を問わず最先端の研究を進めていくには,大規模データの分析・管理技術が不可欠となっている.本講義では,コンピュータで問題を解くために必要なモデル化やアルゴリズムと,その情報検索への応用,データの管理およびデータから有用な情報や知識を発見するマイニング技術,情報の分析結果の可視化とインタラクション技術など,様々な分野で利用されているトピックを精選して,演習形式で具体的な問題を計算機で解く方法を学ぶ. |
||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 【研究科横断型教育の概要・目的】 上述したように,大規模データの分析・管理技術はあらゆる分野の研究に必要とされている.本授業では,それらの技術の仕組みの基礎を理解するとともに,「情報分析・管理論」と連携して,各自が具体的な問題に対して技術を実践できるレベルに到達することを目標としている. |
||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | ・ガイダンス(1回) 演習の準備およびプログラミング言語Rのインストール,簡単な使い方 ・問題のモデル化と問題の解き方 (2回) 講義で扱った,グラフを用いたモデル化とアルゴリズム(オイラー閉路,最短経路)やPageRankについて,Rで実際に問題を解く方法を学ぶ.また,問題を解くだけでなく,可視化などを通じて結果を分析する基礎を身につける. ・データマイニング (6回) データを分析して,有用な情報や知識を発見するデータマイニング技術(相関ルール,クラスタリング,決定木,サポートベクターマシン,深層学習など)を,Rで実行する方法を学ぶとともに,得られた結果を解析する. ・データベース・情報検索・情報可視化(3回) 大規模な情報を管理するデータベース技術,大量の文書データから必要な情報を検索する技術,情報システムを利用者からのフィードバックに基づき改善する技術について,研究での応用事例も交えながら,Python, Jupyter Notebookを用いた演習を行う. ・自然言語処理(3回) 自然言語を扱う技術について講述する。形態素解析などの文書解析基本技術、機械学習と大規模言語モデルにより機械翻訳や文書要約などのタスクに応用する技術についてPython, Jupyter Notebookを用いた演習を行う. |
||||||||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
- 情報分析・管理論を,原則として受講していること.
- プログラミングを伴う演習を受講する意欲があれば,プログラミング経験は問わないが,PCの基本的な使用方法を習得していること,何らかのソフトウェアをダウンロードした経験があることが望ましい. - 各自のノートPC等の持ち込みを前提とする. |
||||||||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 演習で扱った情報分析・管理技術を理解し,具体的な問題に応用し,実際にその解を計算できるようになることが達成目標である.出席状況,ならびに毎週のレポートによってこの目標に到達しているかどうかを検証し,成績を算出する. | ||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
特になし
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
『ネットワーク・大衆・マーケット: 現代社会の複雑な連結性についての推論 Crowds, and Markets: Reasoning About a Highly Connected World』
(共立出版 Cambridge University Press)
『アルゴリズム・デザイン Algorithm Design』
(共立出版 Addison Wesley)
『Biological sequence analysis -Probabilistic models of proteins and nucleic acids-』
(Cambridge University Press)
『パターン認識と機械学習 -ベイズ理論による統計的予測- 上・下巻 Pattern Recognition and Machine Learning』
(シュプリンガー・ジャパンSpringer-Verlag)
『Database Systems: The Complete Book』
(Prentice Hall)
『An Introduction to Database Systems』
(Addison Wesley)
『データベースの基礎』
(オーム社)
『Search Engines: Information Retrieval in Practice』
(Addison-Wesley)
『Information Retrieval: Implementing and Evaluating Search Engines』
(The MIT Press)
『デザイニング・インタフェース〜 パターンによる実践的インタラクションデザイン 〜』
(オライリー・ジャパン)
『ビジュアライジング・データ Processingによる情報視覚化手法』
(オライリー・ジャパン)
『Search User Interfaces』
(Cambridge University Press)
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 必要な場合は授業中に指定する. | ||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | - 前期・後期共に同一内容のリピート科目である. - 自身の研究に,種類は問わず,何らかのデータを用いている学生を歓迎する. - 単位を必要としない学生の聴講は,受講希望人数などにより,受け入れられないこともある. - オフィスアワーについては特に指定せず,メールのやり取りで随時行う. 東風上: kochigami@robot.soc.i.kyoto-u.ac.jp, Huang: huang@nlp.ist.i.kyoto-u.ac.jp |
||||||||||||||||||||||||||||||
情報分析・管理演習
(科目名)
Information Analysis and Management, Exercise
(英 訳)
|
|
||||||||||||||||||
(群) 院横断 (分野(分類)) 統計・情報・データ科学系 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||
(旧群) (単位数) 1 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 大学院生 (対象学生) 全学向 |
|||||||||||||||||||
(曜時限)
月5 (教室) 総合研究8号館講義室1 |
|||||||||||||||||||
情報学研究科 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
今日,文理の分野を問わず最先端の研究を進めていくには,大規模データの分析・管理技術が不可欠となっている.本講義では,コンピュータで問題を解くために必要なモデル化やアルゴリズムと,その情報検索への応用,データの管理およびデータから有用な情報や知識を発見するマイニング技術,情報の分析結果の可視化とインタラクション技術など,様々な分野で利用されているトピックを精選して,演習形式で具体的な問題を計算機で解く方法を学ぶ.
|
|||||||||||||||||||
(到達目標)
【研究科横断型教育の概要・目的】
上述したように,大規模データの分析・管理技術はあらゆる分野の研究に必要とされている.本授業では,それらの技術の仕組みの基礎を理解するとともに,「情報分析・管理論」と連携して,各自が具体的な問題に対して技術を実践できるレベルに到達することを目標としている. |
|||||||||||||||||||
(授業計画と内容)
・ガイダンス(1回) 演習の準備およびプログラミング言語Rのインストール,簡単な使い方 ・問題のモデル化と問題の解き方 (2回) 講義で扱った,グラフを用いたモデル化とアルゴリズム(オイラー閉路,最短経路)やPageRankについて,Rで実際に問題を解く方法を学ぶ.また,問題を解くだけでなく,可視化などを通じて結果を分析する基礎を身につける. ・データマイニング (6回) データを分析して,有用な情報や知識を発見するデータマイニング技術(相関ルール,クラスタリング,決定木,サポートベクターマシン,深層学習など)を,Rで実行する方法を学ぶとともに,得られた結果を解析する. ・データベース・情報検索・情報可視化(3回) 大規模な情報を管理するデータベース技術,大量の文書データから必要な情報を検索する技術,情報システムを利用者からのフィードバックに基づき改善する技術について,研究での応用事例も交えながら,Python, Jupyter Notebookを用いた演習を行う. ・自然言語処理(3回) 自然言語を扱う技術について講述する。形態素解析などの文書解析基本技術、機械学習と大規模言語モデルにより機械翻訳や文書要約などのタスクに応用する技術についてPython, Jupyter Notebookを用いた演習を行う. |
|||||||||||||||||||
(履修要件)
- 情報分析・管理論を,原則として受講していること.
- プログラミングを伴う演習を受講する意欲があれば,プログラミング経験は問わないが,PCの基本的な使用方法を習得していること,何らかのソフトウェアをダウンロードした経験があることが望ましい. - 各自のノートPC等の持ち込みを前提とする. |
|||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
演習で扱った情報分析・管理技術を理解し,具体的な問題に応用し,実際にその解を計算できるようになることが達成目標である.出席状況,ならびに毎週のレポートによってこの目標に到達しているかどうかを検証し,成績を算出する.
|
|||||||||||||||||||
(教科書)
特になし
|
|||||||||||||||||||
(参考書等)
『ネットワーク・大衆・マーケット: 現代社会の複雑な連結性についての推論 Crowds, and Markets: Reasoning About a Highly Connected World』
(共立出版 Cambridge University Press)
『アルゴリズム・デザイン Algorithm Design』
(共立出版 Addison Wesley)
『Biological sequence analysis -Probabilistic models of proteins and nucleic acids-』
(Cambridge University Press)
『パターン認識と機械学習 -ベイズ理論による統計的予測- 上・下巻 Pattern Recognition and Machine Learning』
(シュプリンガー・ジャパンSpringer-Verlag)
『Database Systems: The Complete Book』
(Prentice Hall)
『An Introduction to Database Systems』
(Addison Wesley)
『データベースの基礎』
(オーム社)
『Search Engines: Information Retrieval in Practice』
(Addison-Wesley)
『Information Retrieval: Implementing and Evaluating Search Engines』
(The MIT Press)
『デザイニング・インタフェース〜 パターンによる実践的インタラクションデザイン 〜』
(オライリー・ジャパン)
『ビジュアライジング・データ Processingによる情報視覚化手法』
(オライリー・ジャパン)
『Search User Interfaces』
(Cambridge University Press)
|
|||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
必要な場合は授業中に指定する.
|
|||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
- 前期・後期共に同一内容のリピート科目である.
- 自身の研究に,種類は問わず,何らかのデータを用いている学生を歓迎する. - 単位を必要としない学生の聴講は,受講希望人数などにより,受け入れられないこともある. - オフィスアワーについては特に指定せず,メールのやり取りで随時行う. 東風上: kochigami@robot.soc.i.kyoto-u.ac.jp, Huang: huang@nlp.ist.i.kyoto-u.ac.jp |
|||||||||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
微分積分学続論I−ベクトル解析 2T13, 2T14, 2T15, 2T16
|
(英 訳) | Advanced Calculus I - Vector Calculus | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 自然 | ||||||
(分野(分類)) | 数学(発展) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | B群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 主として2回生 | ||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 4共30 | ||||||
(授業の概要・目的) | 多変数関数の微分積分学は,数学の諸分野のみならず,物理学,工学等の広い領域の共通の基礎である. この授業では,「微分積分学(講義・演義)A・B」および「線形代数学(講義・演義)A・B」,または「微分積分学A・B」および「線形代数学A・B」を前提として,多変数微分積分学の理解を深めると同時に,ベクトル解析の基本的概念を具体的な例と共に解説する. |
||||||
(到達目標) | 多変数関数の微分積分の理解を深める.また平面および空間のベクトル場の演算や線積分・面積分の意味を理解する.さらに,これらを活用する能力を身につける. | ||||||
(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する.各項目には,受講者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した週数を充てる.各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく,担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて,講義担当者が適切に決める.講義の進め方については適宜,指示をして,受講者が予習をできるように十分に配慮する. 以下の内容を,フィードバック回を含め(試験週を除く)全15回にて行う. 1.ユークリッド空間のベクトル場とポテンシャル【4〜5週】: ベクトルの演算(内積,外積) ベクトル場 ベクトル場の演算(勾配,回転,発散など) スカラーポテンシャル, ベクトルポテンシャル 2.線積分と面積分【6〜7週】: 曲線の長さ,曲面積 線積分,面積分 積分定理(ガウスの発散定理,グリーンの公式,ストークスの定理) なお上記の項目を学習する際には, 3.多変数関数の微積分【3〜5週】: 陰関数定理,逆関数定理 重積分,変数変換公式 について,必要な箇所で適宜説明を加えるものとする. |
||||||
(履修要件) |
「微分積分学(講義・演義)A・B」および「線形代数学(講義・演義)A・B」,または「微分積分学A・B」および「線形代数学A・B」の履修を前提とする。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 主として定期試験による(詳しくは担当教員毎に授業中に指示する)。 | ||||||
(教科書) |
担当教員ごとに指示する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習・復習とともに,演習問題を積極的に解いてみることが必要である. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
微分積分学続論I−ベクトル解析
2T13, 2T14, 2T15, 2T16 (科目名)
Advanced Calculus I - Vector Calculus
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 自然 (分野(分類)) 数学(発展) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 主として2回生 (対象学生) 理系向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 4共30 |
|||||||
(授業の概要・目的)
多変数関数の微分積分学は,数学の諸分野のみならず,物理学,工学等の広い領域の共通の基礎である.
この授業では,「微分積分学(講義・演義)A・B」および「線形代数学(講義・演義)A・B」,または「微分積分学A・B」および「線形代数学A・B」を前提として,多変数微分積分学の理解を深めると同時に,ベクトル解析の基本的概念を具体的な例と共に解説する. |
|||||||
(到達目標)
多変数関数の微分積分の理解を深める.また平面および空間のベクトル場の演算や線積分・面積分の意味を理解する.さらに,これらを活用する能力を身につける.
|
|||||||
(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する.各項目には,受講者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した週数を充てる.各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく,担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて,講義担当者が適切に決める.講義の進め方については適宜,指示をして,受講者が予習をできるように十分に配慮する. 以下の内容を,フィードバック回を含め(試験週を除く)全15回にて行う. 1.ユークリッド空間のベクトル場とポテンシャル【4〜5週】: ベクトルの演算(内積,外積) ベクトル場 ベクトル場の演算(勾配,回転,発散など) スカラーポテンシャル, ベクトルポテンシャル 2.線積分と面積分【6〜7週】: 曲線の長さ,曲面積 線積分,面積分 積分定理(ガウスの発散定理,グリーンの公式,ストークスの定理) なお上記の項目を学習する際には, 3.多変数関数の微積分【3〜5週】: 陰関数定理,逆関数定理 重積分,変数変換公式 について,必要な箇所で適宜説明を加えるものとする. |
|||||||
(履修要件)
「微分積分学(講義・演義)A・B」および「線形代数学(講義・演義)A・B」,または「微分積分学A・B」および「線形代数学A・B」の履修を前提とする。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
主として定期試験による(詳しくは担当教員毎に授業中に指示する)。
|
|||||||
(教科書)
担当教員ごとに指示する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習・復習とともに,演習問題を積極的に解いてみることが必要である.
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
微分積分学続論II−微分方程式
|
(英 訳) | Advanced Calculus II - Differential Equations | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 自然 | ||||||
(分野(分類)) | 数学(発展) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | B群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 主として2回生 | ||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共東31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 「微分積分学(講義・演義)A, B」および「線形代数学(講義・演義)A, B」,または「微分積分学A, B」および「線形代数学A, B」を前提として,様々な自然科学の学習において基礎知識として必要となる,常微分方程式の数学的基礎について講義をする.主に,定数係数線形常微分方程式をはじめとする初等的に解くことのできる微分方程式についての解法,一般の線形微分方程式の解空間構造などの基本的性質,常微分方程式の数学的理論の基盤となる解の存在と一意性とそれに関連する事項について講ずる. | ||||||
(到達目標) | ・定数係数線形常微分方程式をはじめとする初等的に解くことのできる微分方程式についての代表的な解法を修得する ・一般の線形常微分方程式の解空間の構造などの基本的性質について理解する ・常微分方程式の数学的理論の基盤となる解の存在と一意性とそれに関連する事項を理解する |
||||||
(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する.各項目には,受講者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した週数を充てる.各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく,担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて,講義担当者が適切に決める.講義の進め方については適宜,指示をして,受講者が予習をできるように十分に配慮する. 以下の内容を,フィードバック回を含め(試験週を除く)全15回にて行う. 1.導入【1週】 微分方程式とは何か,物理現象などに現れる微分方程式の具体例 2.初等解法【3週】 変数分離,一階線形微分方程式,定数変化法,全微分形,積分因子,級数解法の例 3.線形微分方程式【6〜7週】 線形微分方程式(変数係数を含む)の解の空間,基本解と基本行列,ロンスキー行列,定数変化法,線形微分方程式の解法,行列の指数関数とその計算(射影行列を含む),2次元定数係数線形微分方程式の相平面図 4.常微分方程式の基本定理【3〜4週】 連続関数全体の空間とその性質(ノルム空間,完備性),逐次近似法,常微分方程式の解の存在と一意性(コーシー・リプシッツの定理),初期値に対する連続性,解の延長 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 主として定期試験による(詳しくは担当教員から授業中に指示する). | ||||||
(教科書) |
担当教員ごとに指示する.
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習・復習とともに,演習問題を積極的に解いてみることが必要である. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
微分積分学続論II−微分方程式
(科目名)
Advanced Calculus II - Differential Equations
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 自然 (分野(分類)) 数学(発展) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 主として2回生 (対象学生) 理系向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共東31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
「微分積分学(講義・演義)A, B」および「線形代数学(講義・演義)A, B」,または「微分積分学A, B」および「線形代数学A, B」を前提として,様々な自然科学の学習において基礎知識として必要となる,常微分方程式の数学的基礎について講義をする.主に,定数係数線形常微分方程式をはじめとする初等的に解くことのできる微分方程式についての解法,一般の線形微分方程式の解空間構造などの基本的性質,常微分方程式の数学的理論の基盤となる解の存在と一意性とそれに関連する事項について講ずる.
|
|||||||
(到達目標)
・定数係数線形常微分方程式をはじめとする初等的に解くことのできる微分方程式についての代表的な解法を修得する
・一般の線形常微分方程式の解空間の構造などの基本的性質について理解する ・常微分方程式の数学的理論の基盤となる解の存在と一意性とそれに関連する事項を理解する |
|||||||
(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する.各項目には,受講者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した週数を充てる.各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく,担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて,講義担当者が適切に決める.講義の進め方については適宜,指示をして,受講者が予習をできるように十分に配慮する. 以下の内容を,フィードバック回を含め(試験週を除く)全15回にて行う. 1.導入【1週】 微分方程式とは何か,物理現象などに現れる微分方程式の具体例 2.初等解法【3週】 変数分離,一階線形微分方程式,定数変化法,全微分形,積分因子,級数解法の例 3.線形微分方程式【6〜7週】 線形微分方程式(変数係数を含む)の解の空間,基本解と基本行列,ロンスキー行列,定数変化法,線形微分方程式の解法,行列の指数関数とその計算(射影行列を含む),2次元定数係数線形微分方程式の相平面図 4.常微分方程式の基本定理【3〜4週】 連続関数全体の空間とその性質(ノルム空間,完備性),逐次近似法,常微分方程式の解の存在と一意性(コーシー・リプシッツの定理),初期値に対する連続性,解の延長 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
主として定期試験による(詳しくは担当教員から授業中に指示する).
|
|||||||
(教科書)
担当教員ごとに指示する.
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習・復習とともに,演習問題を積極的に解いてみることが必要である.
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
基礎有機化学I
|
(英 訳) | Basic Organic Chemistry I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 自然 | ||||||
(分野(分類)) | 化学(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | B群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 1共03 | ||||||
(授業の概要・目的) | 理系学生を対象として、有機化学の基礎知識・概念を修得することを目的とする。 具体的には、有機化合物の構造、物性、反応の基礎に関して、物理化学や生命科学の視点も含めて学習する。 | ||||||
(到達目標) | 有機化合物の構造と性質等を学ぶことにより、物質科学や生命科学の根幹をなす有機化学への理解を深める。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的には指定教科書の単元に従って以下のように講義を進める予定である。 ただし、講義の進行度合いに応じて時間配分を変えることがある。 1.有機化合物の構造と化学結合【2週】 2.有機化合物の立体化学【2週】 3.有機化学における熱力学の基礎【2週】 4.酸と塩基【2週】 5.酸化と還元【1週】 6.有機化学反応の種類と反応機構【4週】 7.生命関連の化学【1週】 8. フィードバック【1週】 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験(筆記)80%と、平常点(授業への出席状況と演習への参加状況)20%、により評価する。 | ||||||
(教科書) |
『有機化学要論-生命科学を理解するための基礎概念』
(学術図書)
ISBN:978-4-7806-0479-5
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に次回の講義内容を示すので、事前に教科書を読んでおくこと。また、教科書の章末問題等を活用して、講義内容の復習に努めること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・クラス指定のない1回生や再履修生の受講申し込みも受け付けますが、受け入れ限度があるため、先着順とします。 ・理学部、工学部理工化学科、及び薬学部の再履修生は該当するクラス指定の基礎有機化学Iを受講してください。 |
||||||
基礎有機化学I
(科目名)
Basic Organic Chemistry I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 自然 (分野(分類)) 化学(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 理系向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 1共03 |
|||||||
(授業の概要・目的)
理系学生を対象として、有機化学の基礎知識・概念を修得することを目的とする。 具体的には、有機化合物の構造、物性、反応の基礎に関して、物理化学や生命科学の視点も含めて学習する。
|
|||||||
(到達目標)
有機化合物の構造と性質等を学ぶことにより、物質科学や生命科学の根幹をなす有機化学への理解を深める。
|
|||||||
(授業計画と内容)
基本的には指定教科書の単元に従って以下のように講義を進める予定である。 ただし、講義の進行度合いに応じて時間配分を変えることがある。 1.有機化合物の構造と化学結合【2週】 2.有機化合物の立体化学【2週】 3.有機化学における熱力学の基礎【2週】 4.酸と塩基【2週】 5.酸化と還元【1週】 6.有機化学反応の種類と反応機構【4週】 7.生命関連の化学【1週】 8. フィードバック【1週】 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験(筆記)80%と、平常点(授業への出席状況と演習への参加状況)20%、により評価する。
|
|||||||
(教科書)
『有機化学要論-生命科学を理解するための基礎概念』
(学術図書)
ISBN:978-4-7806-0479-5
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に次回の講義内容を示すので、事前に教科書を読んでおくこと。また、教科書の章末問題等を活用して、講義内容の復習に努めること。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
・クラス指定のない1回生や再履修生の受講申し込みも受け付けますが、受け入れ限度があるため、先着順とします。
・理学部、工学部理工化学科、及び薬学部の再履修生は該当するクラス指定の基礎有機化学Iを受講してください。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
基礎有機化学II
|
(英 訳) | Basic Organic Chemistry II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 自然 | ||||||
(分野(分類)) | 化学(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | B群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(配当学年) | 主として2回生 | ||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共北25 | ||||||
(授業の概要・目的) | 理系学生を対象として、有機化学の基礎を修得することを目的とする。有機化合物を題材として、物質を構成する分子の構造と反応性の統一的理解を目標とし、有機化学の基本的概念を論述する。基礎有機化学Iで学んだ事柄を基本として、官能基を有する化合物の化学を中心に解説する。 | ||||||
(到達目標) | 分子構造と有機化学反応の関係を、系統的かつ論理的に理解することを目標とする。 | ||||||
(授業計画と内容) | 以下のプランに従って講義を進める。 ただし、講義の進行度合いに応じて時間配分を変えることがある。 1.有機ハロゲン化合物の性質と反応(3週) 2.アルコール・フェノールの性質と反応(2週) 3.エーテルの性質と反応(1週) 4.アルデヒド・ケトンの性質と反応(2週) 5.カルボン酸とその誘導体の性質と反応(3週) 6.アミンの性質と反応(2週) 7.生命関連の化学(1週) 8.フィードバック(1週) |
||||||
(履修要件) |
過去に基礎有機化学IまたはAの単位を取得済みであること。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験(筆記)70%と、平常点(授業への参加状況とPandAの小テスト)30%、により評価する。 | ||||||
(教科書) |
『ベーシック有機化学(第2版)』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1439-2
|
||||||
(参考書等) |
『有機化学要論−生命科学を理解するための基礎概念』
(学術図書出版社)
ISBN:978-4-7806-0479-5
『第2版 クリック!有機化学』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1812-3
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | PandAで次回の講義内容を示すので、事前に教科書を読むこと。また、PandAの小テスト等を活用して、講義内容の復習に努めること。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 【注意1】本科目は、前期に開講する「基礎有機化学II」です。 【注意2】理学部、工学部理工化学科、及び薬学部の再履修生は該当するクラス指定の基礎有機化学IIを受講してください。 |
||||||
基礎有機化学II
(科目名)
Basic Organic Chemistry II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 自然 (分野(分類)) 化学(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 主として2回生 (対象学生) 理系向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共北25 |
|||||||
(授業の概要・目的)
理系学生を対象として、有機化学の基礎を修得することを目的とする。有機化合物を題材として、物質を構成する分子の構造と反応性の統一的理解を目標とし、有機化学の基本的概念を論述する。基礎有機化学Iで学んだ事柄を基本として、官能基を有する化合物の化学を中心に解説する。
|
|||||||
(到達目標)
分子構造と有機化学反応の関係を、系統的かつ論理的に理解することを目標とする。
|
|||||||
(授業計画と内容)
以下のプランに従って講義を進める。 ただし、講義の進行度合いに応じて時間配分を変えることがある。 1.有機ハロゲン化合物の性質と反応(3週) 2.アルコール・フェノールの性質と反応(2週) 3.エーテルの性質と反応(1週) 4.アルデヒド・ケトンの性質と反応(2週) 5.カルボン酸とその誘導体の性質と反応(3週) 6.アミンの性質と反応(2週) 7.生命関連の化学(1週) 8.フィードバック(1週) |
|||||||
(履修要件)
過去に基礎有機化学IまたはAの単位を取得済みであること。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験(筆記)70%と、平常点(授業への参加状況とPandAの小テスト)30%、により評価する。
|
|||||||
(教科書)
『ベーシック有機化学(第2版)』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1439-2
|
|||||||
(参考書等)
『有機化学要論−生命科学を理解するための基礎概念』
(学術図書出版社)
ISBN:978-4-7806-0479-5
『第2版 クリック!有機化学』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1812-3
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
PandAで次回の講義内容を示すので、事前に教科書を読むこと。また、PandAの小テスト等を活用して、講義内容の復習に努めること。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
【注意1】本科目は、前期に開講する「基礎有機化学II」です。
【注意2】理学部、工学部理工化学科、及び薬学部の再履修生は該当するクラス指定の基礎有機化学IIを受講してください。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
生物物理学入門
|
(英 訳) | Introduction to Biophysics | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(群) | 自然 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 生物学(各論) | ||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | B群 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(教室) | 理学研究科2号館第1講義室 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 物理学や化学の考え方は、タンパク質や核酸といった生命の基本的分子から、細胞、個体、集団といった幅広いレベルでの生命現象の理解に役立ってきた。この講義では、分子レベルから細胞、個体レベルで行われている生物物理学的研究について、最先端の研究成果のうちのいくつかを取り上げて解説する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 分子・細胞スケールの生物学に関して、現在行われている研究の代表的なものに触れ、高度な専門知識を使わずに、生物学研究の最前線を概観できるようになる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 主に以下の項目について授業を行う 1.ゲノムの形と機能制御(2回;担当 西山) 生命の設計図であるゲノムは、その情報の正しい発現と、世代を超えた情報 伝播が必須である。これらを支える分子的基盤と染色体の機能制御について 概説する。 2.生命現象を数式で表現する(3回;担当 高田) 生命現象をつかさどる生体分子ももちろん物理・化学法則に従って動く分子の 一つである。セントラルドグマ等の分子レベルの生命現象を、物理学に基づいて 数式によって表現し解析する理論を概説する。 3.タンパク質の立体構造と機能(3回;担当 杤尾) 細胞が外界からの信号に応答する際には、様々なタンパク質の相互作用が必要 不可欠である。タンパク質間相互作用について、立体構造やタンパク質物性の 観点から概説する。 4.ウイルスの生物学(3回;担当 緒方) 地球上に存在する多様なウイルスを、単なる病原体としてではなく、生物進化と 生態系の中で不可欠な存在であるとの観点から概説する。 5.神経ネットワークにおける制御機構(3回;担当 川口) 脳・神経系がはたらくメカニズムを概説する。分子・細胞レベルの知見と 記憶・認知等の高次機能がつながるような説明を心がける。 コーディネーター:理学研究科教授 高田彰二 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
高校で生物、化学あるいは物理を履修している必要はない。
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(25点)と定期試験(75点)により評価する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は必要ない。講義を聞いて興味をもったことについて、各自復習することが望まれる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 本講義は各分野のエキスパートが生物物理学の最前線を分かり易く紹介することが目的なので、専門的な知識は必要ない。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
生物物理学入門
(科目名)
Introduction to Biophysics
(英 訳)
|
|
||||||||||||||||||
(群) 自然 (分野(分類)) 生物学(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 理系向 |
|||||||||||||||||||
(曜時限)
月5 (教室) 理学研究科2号館第1講義室 |
|||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
物理学や化学の考え方は、タンパク質や核酸といった生命の基本的分子から、細胞、個体、集団といった幅広いレベルでの生命現象の理解に役立ってきた。この講義では、分子レベルから細胞、個体レベルで行われている生物物理学的研究について、最先端の研究成果のうちのいくつかを取り上げて解説する。
|
|||||||||||||||||||
(到達目標)
分子・細胞スケールの生物学に関して、現在行われている研究の代表的なものに触れ、高度な専門知識を使わずに、生物学研究の最前線を概観できるようになる。
|
|||||||||||||||||||
(授業計画と内容)
主に以下の項目について授業を行う 1.ゲノムの形と機能制御(2回;担当 西山) 生命の設計図であるゲノムは、その情報の正しい発現と、世代を超えた情報 伝播が必須である。これらを支える分子的基盤と染色体の機能制御について 概説する。 2.生命現象を数式で表現する(3回;担当 高田) 生命現象をつかさどる生体分子ももちろん物理・化学法則に従って動く分子の 一つである。セントラルドグマ等の分子レベルの生命現象を、物理学に基づいて 数式によって表現し解析する理論を概説する。 3.タンパク質の立体構造と機能(3回;担当 杤尾) 細胞が外界からの信号に応答する際には、様々なタンパク質の相互作用が必要 不可欠である。タンパク質間相互作用について、立体構造やタンパク質物性の 観点から概説する。 4.ウイルスの生物学(3回;担当 緒方) 地球上に存在する多様なウイルスを、単なる病原体としてではなく、生物進化と 生態系の中で不可欠な存在であるとの観点から概説する。 5.神経ネットワークにおける制御機構(3回;担当 川口) 脳・神経系がはたらくメカニズムを概説する。分子・細胞レベルの知見と 記憶・認知等の高次機能がつながるような説明を心がける。 コーディネーター:理学研究科教授 高田彰二 |
|||||||||||||||||||
(履修要件)
高校で生物、化学あるいは物理を履修している必要はない。
|
|||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(25点)と定期試験(75点)により評価する。
|
|||||||||||||||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習は必要ない。講義を聞いて興味をもったことについて、各自復習することが望まれる。
|
|||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
本講義は各分野のエキスパートが生物物理学の最前線を分かり易く紹介することが目的なので、専門的な知識は必要ない。
|
|||||||||||||||||||