


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
論理学I
|
(英 訳) | Logic I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金3 |
||||||
(教室) | 4共30 | ||||||
(授業の概要・目的) | 「論理学」とは《正しい推論はどのようなものか》などを形式的に研究する学問である。本講義は現代論理学の最も基礎的なトピックを学ぶことを目標にする(山口担当の後期の「論理学Ⅱ」と一連の授業)。 周知のように、数学基礎論・集合論・計算機科学などを学ぶためには、現代の論理学の知識が不可欠である。また、自然科学の諸研究において明快な理論やモデルを構築する際にも、論理学の知見は有用である。加えて、哲学・言語学・心理学などの人文科学のいくつかの領域やゲーム理論・意思決定論・社会的選択理論などの社会科学の諸分野にとりくむときにも、論理学が提供する理論的道具立ては役にたつ。本講義では、命題論理の学習を通じて、基礎的な論理法則と重要なメタ的定理を学ぶ。 |
||||||
(到達目標) | 本講義を通じて、現代論理学のいわば「基礎の基礎」である命題論理の基本的な知識を学ぶことができる(具体的には、トートロジーや意味論的妥当性などに関する意味論的知識および証明や演繹などに関する構文論的知識を得ることができる)。 「授業の概要・目的」でも触れたが、論理学は現代のさまざまな理論的な学問の知識を得るための不可欠な基礎でもある。それゆえ、本講義を受けることによって、こうした学問を専門的に学ぶためのいわば「足腰」を鍛えることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション——論理学とは何か 第2回 論理学を学ぶ準備(1)——「ならば」について 第3回 論理学を学ぶ準備(2)——集合と量化 第4回 真理表とトートロジー 第5回 意味論的に妥当な推論 第6回 公理・推論規則・証明 第7回 ルカシェビッチの公理系 第8回 公理系における定理の証明の練習 第9回 演繹定理 第10回 構文論的に妥当な推論(および「意味論」と「構文論」について) 第11回 健全性定理 第12回 完全性定理(1) 第13回 完全性定理(2) 第14回 その他のメタ的な定理 第15回 フィードバック(論理の本質について) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験のみによって評価する。 合格するためにはトートロジーや意味論的妥当性に関するいわば「論理計算」を完全にマスターしている必要がある。また、優秀な成績を収めるためには、メタ定理の意味を十分に理解している必要があるだろう。 |
||||||
(教科書) |
『現代論理学』
(世界思想社)
ISBN:4790703975
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 論理学の学習は、たんなる情報の収集ではなく、〈論理的技術を身につける〉という側面が大きい。それゆえ、受け身の態度では習得できず、自らの頭を使うことによってのみ知識を定着させることができる。予習は不要だが、復習はしっかりと行なうこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 適宜、宿題を課すので、受講者は積極的にとりくまれたい。 | ||||||
論理学I
(科目名)
Logic I
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金3 (教室) 4共30 |
|||||||
(授業の概要・目的)
「論理学」とは《正しい推論はどのようなものか》などを形式的に研究する学問である。本講義は現代論理学の最も基礎的なトピックを学ぶことを目標にする(山口担当の後期の「論理学Ⅱ」と一連の授業)。
周知のように、数学基礎論・集合論・計算機科学などを学ぶためには、現代の論理学の知識が不可欠である。また、自然科学の諸研究において明快な理論やモデルを構築する際にも、論理学の知見は有用である。加えて、哲学・言語学・心理学などの人文科学のいくつかの領域やゲーム理論・意思決定論・社会的選択理論などの社会科学の諸分野にとりくむときにも、論理学が提供する理論的道具立ては役にたつ。本講義では、命題論理の学習を通じて、基礎的な論理法則と重要なメタ的定理を学ぶ。 |
|||||||
(到達目標)
本講義を通じて、現代論理学のいわば「基礎の基礎」である命題論理の基本的な知識を学ぶことができる(具体的には、トートロジーや意味論的妥当性などに関する意味論的知識および証明や演繹などに関する構文論的知識を得ることができる)。
「授業の概要・目的」でも触れたが、論理学は現代のさまざまな理論的な学問の知識を得るための不可欠な基礎でもある。それゆえ、本講義を受けることによって、こうした学問を専門的に学ぶためのいわば「足腰」を鍛えることができる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション——論理学とは何か 第2回 論理学を学ぶ準備(1)——「ならば」について 第3回 論理学を学ぶ準備(2)——集合と量化 第4回 真理表とトートロジー 第5回 意味論的に妥当な推論 第6回 公理・推論規則・証明 第7回 ルカシェビッチの公理系 第8回 公理系における定理の証明の練習 第9回 演繹定理 第10回 構文論的に妥当な推論(および「意味論」と「構文論」について) 第11回 健全性定理 第12回 完全性定理(1) 第13回 完全性定理(2) 第14回 その他のメタ的な定理 第15回 フィードバック(論理の本質について) |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験のみによって評価する。
合格するためにはトートロジーや意味論的妥当性に関するいわば「論理計算」を完全にマスターしている必要がある。また、優秀な成績を収めるためには、メタ定理の意味を十分に理解している必要があるだろう。 |
|||||||
(教科書)
『現代論理学』
(世界思想社)
ISBN:4790703975
|
|||||||
(参考書等)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
論理学の学習は、たんなる情報の収集ではなく、〈論理的技術を身につける〉という側面が大きい。それゆえ、受け身の態度では習得できず、自らの頭を使うことによってのみ知識を定着させることができる。予習は不要だが、復習はしっかりと行なうこと。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
適宜、宿題を課すので、受講者は積極的にとりくまれたい。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
東洋社会思想史I
|
(英 訳) | The History of Eastern Thought I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金3 |
||||||
(教室) | 共北26 | ||||||
(授業の概要・目的) | 多くの列国が生き残りをかけて賢者を積極的に登用した中国の春秋・戦国時代。それは、儒家を始め、道家、墨家、法家、兵家など、史上稀にみるほど多種多様な思想が発展した時代あった。 ある思想家を理解するためには、思想家を生み出す土壌としての社会や歴史を知らなくてはならない。本講義では、春秋・戦国時代における中国の社会歴史、あるいは他の諸子百家との議論に注意しながら、諸子百家の思想について、おおよそ各回一人の思想家を取り上げて考察する。単に、過去に存在した思想としてだけでなく、現代にまで影響を与える思想を提唱、あるいは現代に至っても解決されない問題に取り組んだ先達の「生きた哲学」として、諸子百家の思想と向き合いたい。 なお、本講義では毎回課題を課すなど、学生に対する到達目標は高い。意欲的な学生の受講は、世界史・倫理を未履修であっても大いに歓迎するが、単位目的のみの履修は推奨できない。 |
||||||
(到達目標) | 儒家、道家、墨家、法家など、多くの点で互いに論争を交わした中国古代のさまざまな思想に触れつつ、それらを包摂する視点を学ぶことで、多角的な視点で考察するための素地を養う。 また、諸子百家の思想は、現代の言葉で言えば、哲学や倫理、政治、経済、教育、軍事など様々な方面の学問と関わっている。受講者諸君の自分自身の専門だけではなく、様々な分野の学問に視野を広げることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第一回 上古の歴史—中国の神話時代— 第二回 春秋時代と孔子の生涯 第三回 孔子と儒教の基本理念 第四回 老子の思想—「大道廃れて仁義あり」— 第五回 孫子の思想—「戦わずして勝つ」— 第六回 墨子の思想—「兼ね愛し交ごも利す」— 第七回 孟子の思想①—民は国の本なり— 第八回 孟子の思想②—楊墨をふせぐ者は聖人の徒なり— 第九回 荘子の思想—万物みな同じ— 第十回 管子の思想—「衣食足りて、栄辱を知る」— 第十一回 荀子の思想—「青は藍より出でて藍より青し」— 第十二回 韓非子の思想—「人を信ずれば則ち人に制せらる」— 第十三回 漢の中国再統一と儒教官学化 第十四回 儒教による諸子百家の包摂 第十五回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 毎回、PandA上で講義に対する感想・質問の提出を課題とし、提出状況によって平常点とする。また期末にはレポート課題を課す。成績は、平常点50%+レポート点50%とする。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内で推薦する書籍を紹介する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
東洋社会思想史I
(科目名)
The History of Eastern Thought I
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金3 (教室) 共北26 |
|||||||
(授業の概要・目的)
多くの列国が生き残りをかけて賢者を積極的に登用した中国の春秋・戦国時代。それは、儒家を始め、道家、墨家、法家、兵家など、史上稀にみるほど多種多様な思想が発展した時代あった。
ある思想家を理解するためには、思想家を生み出す土壌としての社会や歴史を知らなくてはならない。本講義では、春秋・戦国時代における中国の社会歴史、あるいは他の諸子百家との議論に注意しながら、諸子百家の思想について、おおよそ各回一人の思想家を取り上げて考察する。単に、過去に存在した思想としてだけでなく、現代にまで影響を与える思想を提唱、あるいは現代に至っても解決されない問題に取り組んだ先達の「生きた哲学」として、諸子百家の思想と向き合いたい。 なお、本講義では毎回課題を課すなど、学生に対する到達目標は高い。意欲的な学生の受講は、世界史・倫理を未履修であっても大いに歓迎するが、単位目的のみの履修は推奨できない。 |
|||||||
(到達目標)
儒家、道家、墨家、法家など、多くの点で互いに論争を交わした中国古代のさまざまな思想に触れつつ、それらを包摂する視点を学ぶことで、多角的な視点で考察するための素地を養う。
また、諸子百家の思想は、現代の言葉で言えば、哲学や倫理、政治、経済、教育、軍事など様々な方面の学問と関わっている。受講者諸君の自分自身の専門だけではなく、様々な分野の学問に視野を広げることができる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第一回 上古の歴史—中国の神話時代— 第二回 春秋時代と孔子の生涯 第三回 孔子と儒教の基本理念 第四回 老子の思想—「大道廃れて仁義あり」— 第五回 孫子の思想—「戦わずして勝つ」— 第六回 墨子の思想—「兼ね愛し交ごも利す」— 第七回 孟子の思想①—民は国の本なり— 第八回 孟子の思想②—楊墨をふせぐ者は聖人の徒なり— 第九回 荘子の思想—万物みな同じ— 第十回 管子の思想—「衣食足りて、栄辱を知る」— 第十一回 荀子の思想—「青は藍より出でて藍より青し」— 第十二回 韓非子の思想—「人を信ずれば則ち人に制せらる」— 第十三回 漢の中国再統一と儒教官学化 第十四回 儒教による諸子百家の包摂 第十五回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
毎回、PandA上で講義に対する感想・質問の提出を課題とし、提出状況によって平常点とする。また期末にはレポート課題を課す。成績は、平常点50%+レポート点50%とする。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
講義内で推薦する書籍を紹介する。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
倫理学I
|
(英 訳) | Ethics I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金4 |
||||||
(教室) | 教育院棟講義室32 | ||||||
(授業の概要・目的) | われわれは日々多大なエネルギーを費やして道徳を守っているが、そもそも道徳を守る必要などあるのだろうか。この講義ではこの問いを導きに道徳を考え直してみたい。前期(「倫理学I」)では、この問いの検討の準備作業として、我々の日常的道徳観の整理からはじめる。そののち、この問いへの代表的な解答例を紹介、検討する。(佐藤担当後期「倫理学II」と内容上一連の授業) | ||||||
(到達目標) | 上記の倫理学の根本的問題について考えるために、まずカントの倫理思想を詳細に検討し、われわれの日常的倫理観を整理して理解し直す。その上でそれと対立する立場に触れることで、日常的な倫理観を見直す足がかりをえる。 | ||||||
(授業計画と内容) | (1)授業の方法、成績算定法等に関するガイダンス(第1回) (2)どうして道徳を守らねばならないのか——問題提起——(第1〜3回) (3)われわれの道徳観の整理から——カントを導きに—— 感性と理性(第4回) 義務(第5回) 道徳的命令の形式と基準(第6回) 道徳と目的(第7回) カントの検討…行為の結果/感性と道徳(第8〜9回) (4)私利のための道徳(ホッブズ)——ひとつの解答とその検討—— 力学的人間観(第10回) 社会契約説(第11回) 権利の全面的委譲は必要か(第12回) (5)前期まとめ:結果論的倫理学と義務論的倫理学(第13〜14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
||||||
(履修要件) |
「どうして道徳を守らねばならないのか」という、この授業で提起した問題をさらに深めて理解したいひとには、後期「倫理学II」(佐藤担当)の連続した履修を推奨する。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業時に随時数回、事前の予告なく実施する小テストによる。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ノート参照可の小テストを授業時に随時実施するので、それに備えて授業ノートを整理し、復習 しておくことが望ましい。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講希望者多数の場合は、教室収容人数に応じて抽選により受講者を制限する。(※なお、この授業の単位修得者が引き続き今年度後期「倫理学II」(佐藤担当)の受講を希望する場合は、優先的に受講を許可する予定である) | ||||||
倫理学I
(科目名)
Ethics I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金4 (教室) 教育院棟講義室32 |
|||||||
(授業の概要・目的)
われわれは日々多大なエネルギーを費やして道徳を守っているが、そもそも道徳を守る必要などあるのだろうか。この講義ではこの問いを導きに道徳を考え直してみたい。前期(「倫理学I」)では、この問いの検討の準備作業として、我々の日常的道徳観の整理からはじめる。そののち、この問いへの代表的な解答例を紹介、検討する。(佐藤担当後期「倫理学II」と内容上一連の授業)
|
|||||||
(到達目標)
上記の倫理学の根本的問題について考えるために、まずカントの倫理思想を詳細に検討し、われわれの日常的倫理観を整理して理解し直す。その上でそれと対立する立場に触れることで、日常的な倫理観を見直す足がかりをえる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
(1)授業の方法、成績算定法等に関するガイダンス(第1回) (2)どうして道徳を守らねばならないのか——問題提起——(第1〜3回) (3)われわれの道徳観の整理から——カントを導きに—— 感性と理性(第4回) 義務(第5回) 道徳的命令の形式と基準(第6回) 道徳と目的(第7回) カントの検討…行為の結果/感性と道徳(第8〜9回) (4)私利のための道徳(ホッブズ)——ひとつの解答とその検討—— 力学的人間観(第10回) 社会契約説(第11回) 権利の全面的委譲は必要か(第12回) (5)前期まとめ:結果論的倫理学と義務論的倫理学(第13〜14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
|||||||
(履修要件)
「どうして道徳を守らねばならないのか」という、この授業で提起した問題をさらに深めて理解したいひとには、後期「倫理学II」(佐藤担当)の連続した履修を推奨する。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業時に随時数回、事前の予告なく実施する小テストによる。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
ノート参照可の小テストを授業時に随時実施するので、それに備えて授業ノートを整理し、復習
しておくことが望ましい。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
受講希望者多数の場合は、教室収容人数に応じて抽選により受講者を制限する。(※なお、この授業の単位修得者が引き続き今年度後期「倫理学II」(佐藤担当)の受講を希望する場合は、優先的に受講を許可する予定である)
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
論理学I
|
(英 訳) | Logic I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金4 |
||||||
(教室) | 4共30 | ||||||
(授業の概要・目的) | 周知のように、現代論理学は今日の諸科学の基礎をなす学問である。数学基礎論・集合論・計算機科学等を学ぶ為には、予め論理学に通暁しておく必要があることは言うまでもない。また論理学の知識なくしては、分析哲学、認知科学、そして社会科学の諸領域(ゲーム理論・意思決定論・社会的選択理論等)を十分に理解することは困難である。それだけではない。自然科学において明快な理論や数理モデルを構築する際には、論理学の知見は極めて有用である。 本講義の目標は、現代論理学の初歩的知識を概説することにある。そこで具体的には、命題論理と述語論理における代表的な体系、及びその基礎的な論理法則と重要なメタ定理を取り上げることにしよう。 |
||||||
(到達目標) | 現代論理学の初歩的知識(命題論理とは何か、真理表・トートロジー・標準形、自然推論、公理系と演繹定理、述語論理とは何か、述語論理における自然推論、述語論理の公理系と演繹定理)を理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 以下のような課題について、1課題あたり1〜3週の授業をする予定である。なお授業回数はフィードバックを含め、全15回とする。 1.現代論理学、命題論理とは何か 2.真理表・トートロジー・標準形 3.自然推論 4.公理系と演繹定理 5.述語論理とは何か 6.述語論理における自然推論 7.述語論理の公理系と演繹定理 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験によって評価する。 | ||||||
(教科書) |
『現代論理学』
(世界思想社)
ISBN:978-4-7907-0397-6
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 所定の教科書の当該箇所の予習・復習をする。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 講義内容に関する質問を大いに歓迎する。但し原則として、質疑応答は授業中の所定の時間内に行うことにする。この点に関する御理解と御協力を願う。 | ||||||
論理学I
(科目名)
Logic I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金4 (教室) 4共30 |
|||||||
(授業の概要・目的)
周知のように、現代論理学は今日の諸科学の基礎をなす学問である。数学基礎論・集合論・計算機科学等を学ぶ為には、予め論理学に通暁しておく必要があることは言うまでもない。また論理学の知識なくしては、分析哲学、認知科学、そして社会科学の諸領域(ゲーム理論・意思決定論・社会的選択理論等)を十分に理解することは困難である。それだけではない。自然科学において明快な理論や数理モデルを構築する際には、論理学の知見は極めて有用である。
本講義の目標は、現代論理学の初歩的知識を概説することにある。そこで具体的には、命題論理と述語論理における代表的な体系、及びその基礎的な論理法則と重要なメタ定理を取り上げることにしよう。 |
|||||||
(到達目標)
現代論理学の初歩的知識(命題論理とは何か、真理表・トートロジー・標準形、自然推論、公理系と演繹定理、述語論理とは何か、述語論理における自然推論、述語論理の公理系と演繹定理)を理解する。
|
|||||||
(授業計画と内容)
以下のような課題について、1課題あたり1〜3週の授業をする予定である。なお授業回数はフィードバックを含め、全15回とする。 1.現代論理学、命題論理とは何か 2.真理表・トートロジー・標準形 3.自然推論 4.公理系と演繹定理 5.述語論理とは何か 6.述語論理における自然推論 7.述語論理の公理系と演繹定理 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験によって評価する。
|
|||||||
(教科書)
『現代論理学』
(世界思想社)
ISBN:978-4-7907-0397-6
|
|||||||
(参考書等)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
所定の教科書の当該箇所の予習・復習をする。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
講義内容に関する質問を大いに歓迎する。但し原則として、質疑応答は授業中の所定の時間内に行うことにする。この点に関する御理解と御協力を願う。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Logic I-E2 :Deductive Reasoning & Analysis
|
(英 訳) | Logic I-E2 :Deductive Reasoning & Analysis | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金4 |
||||||
(教室) | 共北38 | ||||||
(授業の概要・目的) | Students of all disciplines will learn the basic concepts of logic. [Warning] This class is not based on mathematical logic. Rather, this is a philosophy-based course. Logic is the study of evaluating thought processes and determining the quality of reasoning and argumentation. Students will learn how to develop and evaluate persuasive arguments through deductive reasoning. Deductive reasoning identifies a general truth and determines the validity of the observational conclusions. First, an introduction to the philosophy and concepts of logic will be presented. Then, students will learn principles used to produce and evaluate sound informal logic (content of arguments). Next, students will learn principles used to produce and evaluate sound formal logic (structure of arguments). The content of the course applies to all disciplines and will improve students' ability in persuasion. Students will actively practice: (1) producing and identifying valid and sound deductive arguments (2) evaluating the content of arguments (3) evaluating the structure of arguments |
||||||
(到達目標) | (1) To develop an ability to evaluate the intent/meaning of statements and systematically evaluate validity. (2) To gain skills in the extraction and development of valid logical conclusions. (3) Students will practice writing phrases in English based on logical arguments, with emphasis on simplicity and clarity. After completion of the course, students should acquire improved communication skills in English and their native language. |
||||||
(授業計画と内容) | (1) Course overview and introduction to logic (2-3) Basic Concepts (4-5) Language, Meaning, and Definition (6-7) Informal Fallacies (8-9) Categorical Propositions & Syllogisms (10-11) Propositional Logic & Deduction (12-13) Compound Propositions & Truth Functions (14) Review << Final Exam >> Feedback |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 40% - Final Exam 20% - Quizzes 20% - Short Personal Reflection Paper 20% - Class Participation |
||||||
(教科書) |
使用しない
Not required. Optional reference books are provided below
|
||||||
(参考書等) |
『 Logic: A complete introduction. 』
ISBN:B01J24WGYW
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | About 1-2 hours of study and preparation are required per week outside of class. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Students are expected to complete assignments before class and come prepared to discuss the topics. One short personal reflection paper will also be required. | ||||||
Logic I-E2 :Deductive Reasoning & Analysis
(科目名)
Logic I-E2 :Deductive Reasoning & Analysis
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金4 (教室) 共北38 |
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(授業の概要・目的)
Students of all disciplines will learn the basic concepts of logic. [Warning] This class is not based on mathematical logic. Rather, this is a philosophy-based course. Logic is the study of evaluating thought processes and determining the quality of reasoning and argumentation. Students will learn how to develop and evaluate persuasive arguments through deductive reasoning. Deductive reasoning identifies a general truth and determines the validity of the observational conclusions. First, an introduction to the philosophy and concepts of logic will be presented. Then, students will learn principles used to produce and evaluate sound informal logic (content of arguments). Next, students will learn principles used to produce and evaluate sound formal logic (structure of arguments). The content of the course applies to all disciplines and will improve students' ability in persuasion.
Students will actively practice: (1) producing and identifying valid and sound deductive arguments (2) evaluating the content of arguments (3) evaluating the structure of arguments |
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(到達目標)
(1) To develop an ability to evaluate the intent/meaning of statements and systematically evaluate validity.
(2) To gain skills in the extraction and development of valid logical conclusions. (3) Students will practice writing phrases in English based on logical arguments, with emphasis on simplicity and clarity. After completion of the course, students should acquire improved communication skills in English and their native language. |
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(授業計画と内容)
(1) Course overview and introduction to logic (2-3) Basic Concepts (4-5) Language, Meaning, and Definition (6-7) Informal Fallacies (8-9) Categorical Propositions & Syllogisms (10-11) Propositional Logic & Deduction (12-13) Compound Propositions & Truth Functions (14) Review << Final Exam >> Feedback |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
40% - Final Exam
20% - Quizzes 20% - Short Personal Reflection Paper 20% - Class Participation |
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(教科書)
使用しない
Not required. Optional reference books are provided below
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(参考書等)
『 Logic: A complete introduction. 』
ISBN:B01J24WGYW
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(授業外学習(予習・復習)等)
About 1-2 hours of study and preparation are required per week outside of class.
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
Students are expected to complete assignments before class and come prepared to discuss the topics. One short personal reflection paper will also be required.
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
東洋社会思想史I
|
(英 訳) | The History of Eastern Thought I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 共東21 | ||||||
(授業の概要・目的) | 多くの列国が生き残りをかけて賢者を積極的に登用した中国の春秋・戦国時代。それは、儒家を始め、道家、墨家、法家、兵家など、史上稀にみるほど多種多様な思想が発展した時代あった。 ある思想家を理解するためには、思想家を生み出す土壌としての社会や歴史を知らなくてはならない。本講義では、春秋・戦国時代における中国の社会歴史、あるいは他の諸子百家との議論に注意しながら、諸子百家の思想について、おおよそ各回一人の思想家を取り上げて考察する。単に、過去に存在した思想としてだけでなく、現代にまで影響を与える思想を提唱、あるいは現代に至っても解決されない問題に取り組んだ先達の「生きた哲学」として、諸子百家の思想と向き合いたい。 なお、本講義では毎回課題を課すなど、学生に対する到達目標は高い。意欲的な学生の受講は、世界史・倫理を未履修であっても大いに歓迎するが、単位目的のみの履修は推奨できない。 |
||||||
(到達目標) | 儒家、道家、墨家、法家など、多くの点で互いに論争を交わした中国古代のさまざまな思想に触れつつ、それらを包摂する視点を学ぶことで、多角的な視点で考察するための素地を養う。 また、諸子百家の思想は、現代の言葉で言えば、哲学や倫理、政治、経済、教育、軍事など様々な方面の学問と関わっている。受講者諸君の自分自身の専門だけではなく、様々な分野の学問に視野を広げることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第一回 上古の歴史—中国の神話時代— 第二回 春秋時代と孔子の生涯 第三回 孔子と儒教の基本理念 第四回 老子の思想—「大道廃れて仁義あり」— 第五回 孫子の思想—「戦わずして勝つ」— 第六回 墨子の思想—「兼ね愛し交ごも利す」— 第七回 孟子の思想①—民は国の本なり— 第八回 孟子の思想②—楊墨をふせぐ者は聖人の徒なり— 第九回 荘子の思想—万物みな同じ— 第十回 管子の思想—「衣食足りて、栄辱を知る」— 第十一回 荀子の思想—「青は藍より出でて藍より青し」— 第十二回 韓非子の思想—「人を信ずれば則ち人に制せらる」— 第十三回 漢の中国再統一と儒教官学化 第十四回 儒教による諸子百家の包摂 第十五回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 毎回、PandA上で講義に対する感想・質問の提出を課題とし、提出状況によって平常点とする。また期末にはレポート課題を課す。成績は、平常点50%+レポート点50%とする。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内で推薦する書籍を紹介する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
東洋社会思想史I
(科目名)
The History of Eastern Thought I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金5 (教室) 共東21 |
|||||||
(授業の概要・目的)
多くの列国が生き残りをかけて賢者を積極的に登用した中国の春秋・戦国時代。それは、儒家を始め、道家、墨家、法家、兵家など、史上稀にみるほど多種多様な思想が発展した時代あった。
ある思想家を理解するためには、思想家を生み出す土壌としての社会や歴史を知らなくてはならない。本講義では、春秋・戦国時代における中国の社会歴史、あるいは他の諸子百家との議論に注意しながら、諸子百家の思想について、おおよそ各回一人の思想家を取り上げて考察する。単に、過去に存在した思想としてだけでなく、現代にまで影響を与える思想を提唱、あるいは現代に至っても解決されない問題に取り組んだ先達の「生きた哲学」として、諸子百家の思想と向き合いたい。 なお、本講義では毎回課題を課すなど、学生に対する到達目標は高い。意欲的な学生の受講は、世界史・倫理を未履修であっても大いに歓迎するが、単位目的のみの履修は推奨できない。 |
|||||||
(到達目標)
儒家、道家、墨家、法家など、多くの点で互いに論争を交わした中国古代のさまざまな思想に触れつつ、それらを包摂する視点を学ぶことで、多角的な視点で考察するための素地を養う。
また、諸子百家の思想は、現代の言葉で言えば、哲学や倫理、政治、経済、教育、軍事など様々な方面の学問と関わっている。受講者諸君の自分自身の専門だけではなく、様々な分野の学問に視野を広げることができる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第一回 上古の歴史—中国の神話時代— 第二回 春秋時代と孔子の生涯 第三回 孔子と儒教の基本理念 第四回 老子の思想—「大道廃れて仁義あり」— 第五回 孫子の思想—「戦わずして勝つ」— 第六回 墨子の思想—「兼ね愛し交ごも利す」— 第七回 孟子の思想①—民は国の本なり— 第八回 孟子の思想②—楊墨をふせぐ者は聖人の徒なり— 第九回 荘子の思想—万物みな同じ— 第十回 管子の思想—「衣食足りて、栄辱を知る」— 第十一回 荀子の思想—「青は藍より出でて藍より青し」— 第十二回 韓非子の思想—「人を信ずれば則ち人に制せらる」— 第十三回 漢の中国再統一と儒教官学化 第十四回 儒教による諸子百家の包摂 第十五回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
毎回、PandA上で講義に対する感想・質問の提出を課題とし、提出状況によって平常点とする。また期末にはレポート課題を課す。成績は、平常点50%+レポート点50%とする。
|
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(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義内で推薦する書籍を紹介する。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
西洋社会思想史II
|
(英 訳) | History of Western Social Thought II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月2 |
||||||
(教室) | 共北31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 西洋の歴史において「社会」はどのように考えられてきたのか。そして、現代の日本に生きるわれわれは「社会」をどのように考えるべきなのか。授業では、近現代の代表的な思想家の著作からの抜粋を解読しながら、この二つの問いを探究していく。 | ||||||
(到達目標) | ・西洋社会思想史(18世紀頃から現代まで)の基礎知識を身につける。 ・歴史的な厚みをもって「社会」について考えることができるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 本講義(II)では、導入的な話のあと、近現代に現れた社会思想を検討していく。 第1回 導入——共同存在としての人間への問い 第2回 古代から18世紀頃までの西洋社会思想 第3回 ロック(1) 第4回 ロック(2) 第5回 ルソー(1) 第6回 ルソー(2) 第7回 アダム・スミス(1) 第8回 アダム・スミス(2) 第9回 カント(1) 第10回 カント(2) 第11回 ヘーゲル(1) 第12回 ヘーゲル(2) 第13回 マルクス(1) 第14回 マルクス(2) 最終回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業では毎回課題を出す。成績は、「授業への参加態度」(40%)と「課題に対する回答」(50%)、ならびに学期末の「レポート」(10%)によって評価する。詳細は初回講義時に説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業で使う資料は、コピーを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で扱う資料を必ず読んでくること。十分な予習が必要である。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 原典を読みながら考える。そのなかでさまざまな問いを見つけ出して、さらに考える。大人数の講義形式の授業ではあるが、できる限りそのようなことを行って、知識の習得にとどまらない思想的な知の営みを経験してほしいと思っている。 適正授業規模の範囲内で行うため、履修人数制限を行う。 |
||||||
西洋社会思想史II
(科目名)
History of Western Social Thought II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月2 (教室) 共北31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
西洋の歴史において「社会」はどのように考えられてきたのか。そして、現代の日本に生きるわれわれは「社会」をどのように考えるべきなのか。授業では、近現代の代表的な思想家の著作からの抜粋を解読しながら、この二つの問いを探究していく。
|
|||||||
(到達目標)
・西洋社会思想史(18世紀頃から現代まで)の基礎知識を身につける。
・歴史的な厚みをもって「社会」について考えることができるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
本講義(II)では、導入的な話のあと、近現代に現れた社会思想を検討していく。 第1回 導入——共同存在としての人間への問い 第2回 古代から18世紀頃までの西洋社会思想 第3回 ロック(1) 第4回 ロック(2) 第5回 ルソー(1) 第6回 ルソー(2) 第7回 アダム・スミス(1) 第8回 アダム・スミス(2) 第9回 カント(1) 第10回 カント(2) 第11回 ヘーゲル(1) 第12回 ヘーゲル(2) 第13回 マルクス(1) 第14回 マルクス(2) 最終回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業では毎回課題を出す。成績は、「授業への参加態度」(40%)と「課題に対する回答」(50%)、ならびに学期末の「レポート」(10%)によって評価する。詳細は初回講義時に説明する。
|
|||||||
(教科書)
授業で使う資料は、コピーを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業で扱う資料を必ず読んでくること。十分な予習が必要である。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
原典を読みながら考える。そのなかでさまざまな問いを見つけ出して、さらに考える。大人数の講義形式の授業ではあるが、できる限りそのようなことを行って、知識の習得にとどまらない思想的な知の営みを経験してほしいと思っている。
適正授業規模の範囲内で行うため、履修人数制限を行う。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
哲学II
|
(英 訳) | Philosophy II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月3 |
||||||
(教室) | 共北31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 哲学とは何か。過去の大きな哲学者たちは何をどのように問うていたのか。本授業では、古典的なテクストの読解をとおして哲学史的な知識を身につけることを目的の一つにする。 そしてそれとともに、受講生自らが哲学的な問いを考えていくことを目指す。それが本授業のもう一つの目的である。 |
||||||
(到達目標) | ・哲学史(19世紀頃から現代まで)の基礎知識を身につける。 ・哲学的な問いを自ら考えることができるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 本授業(Ⅱ)では、導入的な話のあと、19世紀頃から現代までの哲学の古典の抜粋を読解していく。 第1回 導入——哲学とは何をどのように問うのか 第2回 古代から18世紀頃までの哲学において問われてきたこと 第3回 ヘーゲル(1) 第4回 ヘーゲル(2) 第5回 ニーチェ(1) 第6回 ニーチェ(2) 第7回 フッサール(1) 第8回 フッサール(2) 第9回 ハイデガー(1) 第10回 ハイデガー(2) 第11回 ヴィトゲンシュタイン(1) 第12回 ヴィトゲンシュタイン(2) 第13回 西田幾多郎(1) 第14回 西田幾多郎(2) 最終回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業では毎回課題を出す。成績は、「授業への参加態度」(40%)と「課題に対する回答」(50%)、ならびに学期末の「レポート」(10%)によって評価する。詳細は初回講義時に説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業で使う資料は、コピーを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で扱う資料を必ず読んでくること。十分な予習が必要である。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 原典を読みながら考える。そのなかでさまざまな問いを見つけ出して、さらに考える。大人数の講義形式の授業ではあるが、できる限りそのようなことを行って、知識の習得にとどまらない哲学的な知の営みを経験してほしいと思っている。 適正授業規模の範囲内で行うため、履修人数制限を行う。 |
||||||
哲学II
(科目名)
Philosophy II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月3 (教室) 共北31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
哲学とは何か。過去の大きな哲学者たちは何をどのように問うていたのか。本授業では、古典的なテクストの読解をとおして哲学史的な知識を身につけることを目的の一つにする。
そしてそれとともに、受講生自らが哲学的な問いを考えていくことを目指す。それが本授業のもう一つの目的である。 |
|||||||
(到達目標)
・哲学史(19世紀頃から現代まで)の基礎知識を身につける。
・哲学的な問いを自ら考えることができるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
本授業(Ⅱ)では、導入的な話のあと、19世紀頃から現代までの哲学の古典の抜粋を読解していく。 第1回 導入——哲学とは何をどのように問うのか 第2回 古代から18世紀頃までの哲学において問われてきたこと 第3回 ヘーゲル(1) 第4回 ヘーゲル(2) 第5回 ニーチェ(1) 第6回 ニーチェ(2) 第7回 フッサール(1) 第8回 フッサール(2) 第9回 ハイデガー(1) 第10回 ハイデガー(2) 第11回 ヴィトゲンシュタイン(1) 第12回 ヴィトゲンシュタイン(2) 第13回 西田幾多郎(1) 第14回 西田幾多郎(2) 最終回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業では毎回課題を出す。成績は、「授業への参加態度」(40%)と「課題に対する回答」(50%)、ならびに学期末の「レポート」(10%)によって評価する。詳細は初回講義時に説明する。
|
|||||||
(教科書)
授業で使う資料は、コピーを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業で扱う資料を必ず読んでくること。十分な予習が必要である。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
原典を読みながら考える。そのなかでさまざまな問いを見つけ出して、さらに考える。大人数の講義形式の授業ではあるが、できる限りそのようなことを行って、知識の習得にとどまらない哲学的な知の営みを経験してほしいと思っている。
適正授業規模の範囲内で行うため、履修人数制限を行う。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
人間実践論II
|
(英 訳) | Philosophical Theory of Human Acts II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月4 |
||||||
(教室) | 共東42 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 講義ではレヴィナスの最初の主著『全体性と無限』を手がかりに他者と倫理について考えてみたい。レヴィナスは、倫理について極限的な思考を展開するとともに、そこから哲学の根本的変革を企てた思想家である。 | ||||||
(到達目標) | レヴィナスを通じて、他者論、倫理についての代表的な議論に触れる。そのことで哲学的なものの見方を習得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 総題:レヴィナスの思想 (1)序 現象学という立場(第1回) 他者の謎(第2回) (2)顔と倫理 顔の体験と無限の責任(第3〜4回) 「選び」とその根拠?(第5回) (3)同と他 同と他(第6回) 同の具体的あり方──享受、労働、所有(第7回) (4)他者の絶対他性 テーマ化と同化(第8回) 言語とテーマ化(第9〜10回) (5)学に対する顔の先行性 教えと学問(第11回) 「第一哲学としての倫理学」(第12回) 批判的考察(第13〜14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
||||||
(履修要件) |
哲学・思想系の基礎論科目のなかから「哲学」、「倫理学」、「論理学」、「西洋社会思想史」、「科学論」、「宗教学」のどれかひとつ以上を履修済みであり、すでにこの種の学問に触れて基本的な考え方についておおよその知識を持っていることが望ましいため、一回生の受講は原則的に認めない。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業に関連するレポートを2回提出してもらう予定であるが、そのレポートによって評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 関心のある者は、授業中に紹介した参考書を読んで、自ら学習を深めてほしい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講希望者多数の場合は抽選により受講者を制限することがある。 | ||||||
人間実践論II
(科目名)
Philosophical Theory of Human Acts II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月4 (教室) 共東42 |
|||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
講義ではレヴィナスの最初の主著『全体性と無限』を手がかりに他者と倫理について考えてみたい。レヴィナスは、倫理について極限的な思考を展開するとともに、そこから哲学の根本的変革を企てた思想家である。
|
|||||||
(到達目標)
レヴィナスを通じて、他者論、倫理についての代表的な議論に触れる。そのことで哲学的なものの見方を習得する。
|
|||||||
(授業計画と内容)
総題:レヴィナスの思想 (1)序 現象学という立場(第1回) 他者の謎(第2回) (2)顔と倫理 顔の体験と無限の責任(第3〜4回) 「選び」とその根拠?(第5回) (3)同と他 同と他(第6回) 同の具体的あり方──享受、労働、所有(第7回) (4)他者の絶対他性 テーマ化と同化(第8回) 言語とテーマ化(第9〜10回) (5)学に対する顔の先行性 教えと学問(第11回) 「第一哲学としての倫理学」(第12回) 批判的考察(第13〜14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
|||||||
(履修要件)
哲学・思想系の基礎論科目のなかから「哲学」、「倫理学」、「論理学」、「西洋社会思想史」、「科学論」、「宗教学」のどれかひとつ以上を履修済みであり、すでにこの種の学問に触れて基本的な考え方についておおよその知識を持っていることが望ましいため、一回生の受講は原則的に認めない。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業に関連するレポートを2回提出してもらう予定であるが、そのレポートによって評価する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
関心のある者は、授業中に紹介した参考書を読んで、自ら学習を深めてほしい。
|
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(その他(オフィスアワー等))
受講希望者多数の場合は抽選により受講者を制限することがある。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
倫理学II
|
(英 訳) | Ethics II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共西41 | ||||||
(授業の概要・目的) | 急速に進化する生命操作のテクノロジーや激変する地球環境に対して、問われる「倫理」とは何だろうか。求められる社会の変化に倫理学はどのような役割を果たせるだろうか。 哲学的倫理学の一部としての「応用倫理学」、特にその主要部門である生命倫理学(医療倫理学)の分野を中心に、中絶や安楽死、脳死・臓器移植といったテーマにおける同分野での議論を紹介しながら、私たちが社会として/個人としてどのように科学・技術と社会の変化を受け取り、より良き選択を行えるようになるかを考察する。哲学的な議論とともに、問題の文化的・歴史的文脈に関する考察も重視し、「今、ここで」問題をどう捉えるべきかについて考えを深める。ニュースやドキュメンタリー等の映像資料も多用する。 |
||||||
(到達目標) | 生/死に関わる科学・技術の進化と成果について基礎的な理解を得た上で、問題を論じる際の倫理学的な視点や枠組みを理解する。 社会的・文化的・歴史的観点も学びながら、個人として/社会として科学技術をどのように受容していくべきか、各自が一定の見識を得るようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 生命倫理学(医療倫理学)から、3つのテーマに絞って講義を行う。 第1回 生命倫理学への導入 医療倫理の歴史的展開と主要テーマ 第2,3、4、5回 生殖補助医療と出生前診断:「命の選別」の倫理問題 生殖補助医療と出生前診断をめぐる現状、諸問題と論争点、「優生学」をめぐる問題からの再考察 第6、7、8、9回 脳死・臓器移植:「臓器交換社会」の是非 「脳死・臓器移植」問題の歴史的展開と論争、社会的・文化的観点からの再考察 第10、11、12,13回 安楽死・尊厳死:「良き死」の模索 「安楽死」問題の現状と歴史的展開、倫理学的な論点・論争 第14回 まとめと補足 <期末試験> 第15回 フィードバック(試験の解説) ※詳細については第14回で指示する。 |
||||||
(履修要件) |
「倫理学I」の履修が望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末試験を90%、授業内で2,3回提出を求めるミニッツペーパーを10%、という割合で成績評価を行う。なお期末試験は【参照物不可】とする予定だが、詳細については第14回の授業内で指示する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
講義各回で授業概要(プリント)を配布する。
|
||||||
(参考書等) |
『生と死の倫理』
(昭和堂)
ISBN:978-4812297155
『実践の倫理[新版]』
(昭和堂)
ISBN:4-8122-9929-2
その他、適宜授業内で参考文献や推薦図書を指示する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 多くの現実的なテーマを扱うが、特に自ら関心を持ったテーマについて、ニュース報道やウェブ上の情報、授業内で提示する参考文献等を調べて理解を深めることを推奨する。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業内および授業後の、講義内容に関わる質問や意見を歓迎する。 人数制限を行う予定である。 |
||||||
倫理学II
(科目名)
Ethics II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共西41 |
|||||||
(授業の概要・目的)
急速に進化する生命操作のテクノロジーや激変する地球環境に対して、問われる「倫理」とは何だろうか。求められる社会の変化に倫理学はどのような役割を果たせるだろうか。
哲学的倫理学の一部としての「応用倫理学」、特にその主要部門である生命倫理学(医療倫理学)の分野を中心に、中絶や安楽死、脳死・臓器移植といったテーマにおける同分野での議論を紹介しながら、私たちが社会として/個人としてどのように科学・技術と社会の変化を受け取り、より良き選択を行えるようになるかを考察する。哲学的な議論とともに、問題の文化的・歴史的文脈に関する考察も重視し、「今、ここで」問題をどう捉えるべきかについて考えを深める。ニュースやドキュメンタリー等の映像資料も多用する。 |
|||||||
(到達目標)
生/死に関わる科学・技術の進化と成果について基礎的な理解を得た上で、問題を論じる際の倫理学的な視点や枠組みを理解する。
社会的・文化的・歴史的観点も学びながら、個人として/社会として科学技術をどのように受容していくべきか、各自が一定の見識を得るようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
生命倫理学(医療倫理学)から、3つのテーマに絞って講義を行う。 第1回 生命倫理学への導入 医療倫理の歴史的展開と主要テーマ 第2,3、4、5回 生殖補助医療と出生前診断:「命の選別」の倫理問題 生殖補助医療と出生前診断をめぐる現状、諸問題と論争点、「優生学」をめぐる問題からの再考察 第6、7、8、9回 脳死・臓器移植:「臓器交換社会」の是非 「脳死・臓器移植」問題の歴史的展開と論争、社会的・文化的観点からの再考察 第10、11、12,13回 安楽死・尊厳死:「良き死」の模索 「安楽死」問題の現状と歴史的展開、倫理学的な論点・論争 第14回 まとめと補足 <期末試験> 第15回 フィードバック(試験の解説) ※詳細については第14回で指示する。 |
|||||||
(履修要件)
「倫理学I」の履修が望ましい。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末試験を90%、授業内で2,3回提出を求めるミニッツペーパーを10%、という割合で成績評価を行う。なお期末試験は【参照物不可】とする予定だが、詳細については第14回の授業内で指示する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
講義各回で授業概要(プリント)を配布する。
|
|||||||
(参考書等)
『生と死の倫理』
(昭和堂)
ISBN:978-4812297155
『実践の倫理[新版]』
(昭和堂)
ISBN:4-8122-9929-2
その他、適宜授業内で参考文献や推薦図書を指示する。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
多くの現実的なテーマを扱うが、特に自ら関心を持ったテーマについて、ニュース報道やウェブ上の情報、授業内で提示する参考文献等を調べて理解を深めることを推奨する。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業内および授業後の、講義内容に関わる質問や意見を歓迎する。
人数制限を行う予定である。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
科学論II
|
(英 訳) | Philosophy and History of Science II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 4共31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 「科学論Ⅰ」と同様、ある具体的なテーマに関して科学が何を見いだしてきたか、さらに哲学では同テーマをどのように扱ってきたかを解説し、その比較を通じて科学の特性を理解していきます(担当教員の専門は哲学)。本授業では「心と時間」との関係を中心的なテーマとして掲げ、さまざまな時代・地域の哲学研究や、心理学・物理学・脳神経科学などの知見を参照しつつ、上記の課題に取り組みます。「今」という時間の特異性や、記憶のメカニズム、そして、それらと「心」との関わりを確認していくことを通じて、科学論の一つの在りかたを提示します。 | ||||||
(到達目標) | 「心と時間」の科学と哲学をめぐる諸研究を知り、その論点を学ぶとともに、科学的研究の特性を、歴史をふまえて理解できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 下記の5つのテーマに沿って、「科学とは何か」「心と時間との関係は、いかなるものか」を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス:諸学問の特性について(第1週) 2.「心と時間」の哲学における諸問題#1(第2週〜第5週) (デネットやチャーマーズなどの議論を紹介。) 3.時間と自然科学との関係について(第6週〜第9週) 4.「心と時間」の哲学における諸問題#2(第10週〜第13週) (近年の多様な研究成果を紹介。) 5.総括と、担当教員自身の見解について(第14週) 第16週:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『心にとって時間とは何か』』
(講談社現代新書)
ISBN:978-4-06-518022-8
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。 | ||||||
科学論II
(科目名)
Philosophy and History of Science II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 4共31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
「科学論Ⅰ」と同様、ある具体的なテーマに関して科学が何を見いだしてきたか、さらに哲学では同テーマをどのように扱ってきたかを解説し、その比較を通じて科学の特性を理解していきます(担当教員の専門は哲学)。本授業では「心と時間」との関係を中心的なテーマとして掲げ、さまざまな時代・地域の哲学研究や、心理学・物理学・脳神経科学などの知見を参照しつつ、上記の課題に取り組みます。「今」という時間の特異性や、記憶のメカニズム、そして、それらと「心」との関わりを確認していくことを通じて、科学論の一つの在りかたを提示します。
|
|||||||
(到達目標)
「心と時間」の科学と哲学をめぐる諸研究を知り、その論点を学ぶとともに、科学的研究の特性を、歴史をふまえて理解できるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
下記の5つのテーマに沿って、「科学とは何か」「心と時間との関係は、いかなるものか」を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス:諸学問の特性について(第1週) 2.「心と時間」の哲学における諸問題#1(第2週〜第5週) (デネットやチャーマーズなどの議論を紹介。) 3.時間と自然科学との関係について(第6週〜第9週) 4.「心と時間」の哲学における諸問題#2(第10週〜第13週) (近年の多様な研究成果を紹介。) 5.総括と、担当教員自身の見解について(第14週) 第16週:フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『心にとって時間とは何か』』
(講談社現代新書)
ISBN:978-4-06-518022-8
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
宗教学各論II(死生学)
|
(英 訳) | Topics in Religious Studies II (Thanatology) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火1 |
||||||
(教室) | 情報メ地下講義室 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、さまざまな作品から読み取れる日本の死生観について考察する。「作品」とはここでは芸術作品や文学作品のみならず、映画・ドラマ・アニメ・マンガ・歌なども含むものとする。 「死生観」とは、死との向き合い方や人生観と連動した死後についての考え方を指す語である。いつか必ず訪れる死といかに向き合うか、死んだあとはどうなるのか、といったことは、意識的にせよ無意識的にせよ、各々の人生観に大きな影響を与えている。死から目を背けて生きるのか、明日にも死ぬかもしれない覚悟をもって生きるのか、死んだら無になると思って生きるのか、死後には草葉の陰から子孫たちを見守ると信じて生きるのか、こういったことは生き方に枠組みを与えずにはおかないものであり、人間の生におけるもっとも重要なテーマ(の一つ)として、さまざまな作品の中で繰り返し繰り返し扱われてきた。本講義では、具体的な作品を取り上げながら、主に戦後から現代にかけての日本の死生観について考えてみたい。 もっとも、「戦後日本」というのは範囲を絞るための便宜的な限定であることは付言しておきたい。前近代についてはある程度の一般化が可能かもしれないが、近現代における死生観についてはそのように一般化できるとは考えられないからである。むしろ個々の作品で表現される死生観のそれぞれを考察しながら、私たち自身の死生観を見直すきっかけとしたい。 |
||||||
(到達目標) | 1. さまざまな作品から死生観を読み取れるようになる。 2. 日本におけるさまざまな死生観を理解する。 3. 自分自身の死生観を育めるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 伝統的とされる日本の死生観を確認した後、戦後から現代にかけての日本の死生観について、さまざまな作品を扱いながら授業を行う予定である。ときどき授業中にミニレポートを書いてもらい、できる限りそれも講義に反映する予定。 1. イントロダクション(第1回) 2. 伝統的とされる日本の死生観について(第2回) 3. 戦争の爪痕・戦争の語られ方(第3回〜第5回) 4.不治の病との闘い(第6回〜第8回) 5.新たな死生観の模索(第9回〜第11回) 6.震災、そして現代(第12回〜第14回) 扱う予定の作品(変更もあり得る): 吉田満『戦艦大和ノ最期』(1952年(初稿は1946年))、日本戦没学生手記編集委員会『きけわだつみのこえ』(1949年-)、黒澤明『生きる』(1952年)、小津安二郎『東京物語』(1953年)、高見順『死の淵より』(1964年)、三島由紀夫『豊穣の海』(1965-1970年)、有吉佐和子『恍惚の人』(1972年)、松本零士『宇宙戦艦ヤマト』(1974年-)、宮崎駿『風の谷のナウシカ』(映画版1984年、漫画版1982-1994年)、村上春樹『ノルウェイの森』(1987年)、宮崎駿『千と千尋の神隠し』(2001年)、片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(2001年)、百田尚樹(原作)・山崎貴(映画版監督)『永遠の0』(原作2006年、映画2013年)、滝田洋二郎『おくりびと』(2008年)、長井龍雪(監督)・岡田麿里(脚本)『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(2011年)、いとうせいこう『想像ラジオ』(2013年)、暁佳奈(原作)・石立太一(アニメ版監督)『ヴァイオレット・エヴァ—ガーデン』(アニメ版2018年、原作2015-2020年)、山田鐘人/アベツカサ(漫画原作)・斎藤圭一郎(アニメ版監督)『葬送のフリーレン』(漫画版2020年-、アニメ版2023年-)、平野啓一郎『本心』(2021年)、新海誠『すずめの戸締まり』(2022年)、早川千絵『PLAN 75』(2022年) etc. フィードバック(第15回)については別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(60点)とレポート試験(40点) 平常点は、授業内容に関するミニレポートを数回に1回提出してもらい、それによって評価する。 レポート試験は、自分で一つ作品を選び、そこで表現されている死生観について論じてもらうことを予定している。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『死を見つめる心』
(講談社文庫、1973年)
ISBN: 9784061340244
『日本人の死生観を読む』
(朝日選書、2012年)
ISBN:9784022599858
『死生観を問う』
(朝日選書、2023年)
ISBN:9784022631282
『日本人の死生観』
(講談社学術文庫、2021年)
ISBN:9784065257494
『日本人の死生観』
(ちくま学芸文庫、2018年)
ISBN:9784480098887
このほかにも授業中に適宜参考文献を挙げる。興味を持ったものには自分からどんどんあたってほしい。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習としては、次回の授業のテーマに関係する問題について自分で考えたり調べたりすること。 授業後には、授業で紹介をしたいくつかの文献を読み、授業で説明したテーマの理解を深めること。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 死生学を学ぶことは、自分自身の人生を見直し、生と死について根本的に考えることを要求される。心して受講してほしい。 ミニレポートの提出やお知らせ・教員とのやりとりはPandAを用いる。 |
||||||
宗教学各論II(死生学)
(科目名)
Topics in Religious Studies II (Thanatology)
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火1 (教室) 情報メ地下講義室 |
|||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、さまざまな作品から読み取れる日本の死生観について考察する。「作品」とはここでは芸術作品や文学作品のみならず、映画・ドラマ・アニメ・マンガ・歌なども含むものとする。
「死生観」とは、死との向き合い方や人生観と連動した死後についての考え方を指す語である。いつか必ず訪れる死といかに向き合うか、死んだあとはどうなるのか、といったことは、意識的にせよ無意識的にせよ、各々の人生観に大きな影響を与えている。死から目を背けて生きるのか、明日にも死ぬかもしれない覚悟をもって生きるのか、死んだら無になると思って生きるのか、死後には草葉の陰から子孫たちを見守ると信じて生きるのか、こういったことは生き方に枠組みを与えずにはおかないものであり、人間の生におけるもっとも重要なテーマ(の一つ)として、さまざまな作品の中で繰り返し繰り返し扱われてきた。本講義では、具体的な作品を取り上げながら、主に戦後から現代にかけての日本の死生観について考えてみたい。 もっとも、「戦後日本」というのは範囲を絞るための便宜的な限定であることは付言しておきたい。前近代についてはある程度の一般化が可能かもしれないが、近現代における死生観についてはそのように一般化できるとは考えられないからである。むしろ個々の作品で表現される死生観のそれぞれを考察しながら、私たち自身の死生観を見直すきっかけとしたい。 |
|||||||
(到達目標)
1. さまざまな作品から死生観を読み取れるようになる。
2. 日本におけるさまざまな死生観を理解する。 3. 自分自身の死生観を育めるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
伝統的とされる日本の死生観を確認した後、戦後から現代にかけての日本の死生観について、さまざまな作品を扱いながら授業を行う予定である。ときどき授業中にミニレポートを書いてもらい、できる限りそれも講義に反映する予定。 1. イントロダクション(第1回) 2. 伝統的とされる日本の死生観について(第2回) 3. 戦争の爪痕・戦争の語られ方(第3回〜第5回) 4.不治の病との闘い(第6回〜第8回) 5.新たな死生観の模索(第9回〜第11回) 6.震災、そして現代(第12回〜第14回) 扱う予定の作品(変更もあり得る): 吉田満『戦艦大和ノ最期』(1952年(初稿は1946年))、日本戦没学生手記編集委員会『きけわだつみのこえ』(1949年-)、黒澤明『生きる』(1952年)、小津安二郎『東京物語』(1953年)、高見順『死の淵より』(1964年)、三島由紀夫『豊穣の海』(1965-1970年)、有吉佐和子『恍惚の人』(1972年)、松本零士『宇宙戦艦ヤマト』(1974年-)、宮崎駿『風の谷のナウシカ』(映画版1984年、漫画版1982-1994年)、村上春樹『ノルウェイの森』(1987年)、宮崎駿『千と千尋の神隠し』(2001年)、片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(2001年)、百田尚樹(原作)・山崎貴(映画版監督)『永遠の0』(原作2006年、映画2013年)、滝田洋二郎『おくりびと』(2008年)、長井龍雪(監督)・岡田麿里(脚本)『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(2011年)、いとうせいこう『想像ラジオ』(2013年)、暁佳奈(原作)・石立太一(アニメ版監督)『ヴァイオレット・エヴァ—ガーデン』(アニメ版2018年、原作2015-2020年)、山田鐘人/アベツカサ(漫画原作)・斎藤圭一郎(アニメ版監督)『葬送のフリーレン』(漫画版2020年-、アニメ版2023年-)、平野啓一郎『本心』(2021年)、新海誠『すずめの戸締まり』(2022年)、早川千絵『PLAN 75』(2022年) etc. フィードバック(第15回)については別途連絡する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(60点)とレポート試験(40点)
平常点は、授業内容に関するミニレポートを数回に1回提出してもらい、それによって評価する。 レポート試験は、自分で一つ作品を選び、そこで表現されている死生観について論じてもらうことを予定している。 |
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『死を見つめる心』
(講談社文庫、1973年)
ISBN: 9784061340244
『日本人の死生観を読む』
(朝日選書、2012年)
ISBN:9784022599858
『死生観を問う』
(朝日選書、2023年)
ISBN:9784022631282
『日本人の死生観』
(講談社学術文庫、2021年)
ISBN:9784065257494
『日本人の死生観』
(ちくま学芸文庫、2018年)
ISBN:9784480098887
このほかにも授業中に適宜参考文献を挙げる。興味を持ったものには自分からどんどんあたってほしい。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習としては、次回の授業のテーマに関係する問題について自分で考えたり調べたりすること。
授業後には、授業で紹介をしたいくつかの文献を読み、授業で説明したテーマの理解を深めること。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
死生学を学ぶことは、自分自身の人生を見直し、生と死について根本的に考えることを要求される。心して受講してほしい。
ミニレポートの提出やお知らせ・教員とのやりとりはPandAを用いる。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
哲学II
|
(英 訳) | Philosophy II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火2 |
||||||
(教室) | 教育院棟講義室31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 哲学の主要な問題の一つとして、知識とは何かという問題がある。それは認識論と呼ばれるが、この講義では、認識論の歴史の一部を取りあげながら、知識をどのように捉えられてきたのかということを学びながら、それを、どのようにしてわれわれが生きる現代に活かせるのかということを考えてみる。 |
||||||
(到達目標) | ①哲学の歴史の一部を学ぶ ②歴史を学ぶことがどのように現代のわれわれに活かせるかということを考える。 |
||||||
(授業計画と内容) | いちおう現在の予定を書いておきます。もちろん授業は、いつも双方向性のものなので、予定通りにいかないこともあります。 1. ガイダンス 2-3. ソクラテス以前 4. ソフィストーソクラテス 5-6. プラトン・アリストテレス 6-8. ヘレニズム 9-古代と近代、現代の関係 14. まとめ 授業回数はフィードバックを含め全15回とする |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 最後の授業日の小テストで成績判定する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 関連する書籍をなるべく読み、興味ある問題については考えるようにしてください。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
哲学II
(科目名)
Philosophy II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火2 (教室) 教育院棟講義室31 |
|||||||
(授業の概要・目的)
哲学の主要な問題の一つとして、知識とは何かという問題がある。それは認識論と呼ばれるが、この講義では、認識論の歴史の一部を取りあげながら、知識をどのように捉えられてきたのかということを学びながら、それを、どのようにしてわれわれが生きる現代に活かせるのかということを考えてみる。
|
|||||||
(到達目標)
①哲学の歴史の一部を学ぶ
②歴史を学ぶことがどのように現代のわれわれに活かせるかということを考える。 |
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(授業計画と内容)
いちおう現在の予定を書いておきます。もちろん授業は、いつも双方向性のものなので、予定通りにいかないこともあります。 1. ガイダンス 2-3. ソクラテス以前 4. ソフィストーソクラテス 5-6. プラトン・アリストテレス 6-8. ヘレニズム 9-古代と近代、現代の関係 14. まとめ 授業回数はフィードバックを含め全15回とする |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
最後の授業日の小テストで成績判定する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
関連する書籍をなるべく読み、興味ある問題については考えるようにしてください。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
宗教学II
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(英 訳) | Science of Religion II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火2 |
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(教室) | 情報メ地下講義室 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、キリスト教の聖典である『聖書』を味読する。それを通じて、キリスト教およびその母体となったユダヤ教についての理解を深め、「宗教」というものの基礎理解を目指す。 聖書は世界中で最も多く読まれている本であり、永遠のベストセラーである。聖書を知らなければ、ユダヤ教、キリスト教といった「宗教」だけでなく、西洋のどんな文化的営みも真に知ることはできない。文学・思想・芸術などはもちろんのこと、慣用句や人名、暦やさまざまな習慣といった、西洋人の生活の隅々にまで聖書は浸透しているのである。 とはいえ、あの分厚い聖書を読むのはとても難しい。何の前知識もなく初めから読み始めても、すぐにわけが分からなくなるのがオチである。それゆえ、本講義では聖書に入門するための基礎知識を学習することにしたい。超有名箇所をピックアップして読み、その背景や影響を知れば、おのずと聖書の全体像がつかめるようになるだろう。 講義ではなによりもまず、聖書の本文をじっくり読むことに重点を置く。それぞれの語句に含まれている豊富な意味を受け取って、その人生観・世界観・神観を味わってもらいたい。また、聖書が書かれた当時の時代背景やその後の歴史に与えた影響などにも目を配り、異文化理解も深める。芸術作品などに表現された聖書も、適宜紹介することにしたい。 |
||||||
(到達目標) | 1.聖書・ユダヤ教・キリスト教の基礎知識を身につけること。 2.「宗教」の基礎を理解すること。 3.異文化理解の難しさを体感すること。 |
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(授業計画と内容) | 聖書の中でも有名な箇所を選び、じっくり読み、解説する。毎回レジュメを用意し、それに従って進める。ときどき授業中にミニレポートを書いてもらい、できるかぎりそれも講義に反映する予定。 第1回 イントロダクション 第2回 「光あれ」(創世記1:3)——天地創造〜バベルの塔まで 第3回 「神を畏れる者」(創世記22:12)——アブラハムの物語 第4回 「あなたには、私をおいてほかに神々があってはならない」(出エジプト記20:3)——出エジプトとモーセの十戒 第5回 「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」(サムエル記上18:7)——ダビデの王国とソロモンの栄華 第6回 「主の家で、彼らは祝いの日のように歓声を上げた」(哀歌2:7)——バビロン捕囚と預言者たち 第7回 「主は与え、主は奪う」(ヨブ記1:21)——ヨブの苦難 第8回 「おめでとう、恵まれた方」(ルカによる福音書1:28)——キリストの誕生 第9回 「誰かがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」(マタイによる福音書5:39)——山上の垂訓 第10回 「私の隣人とは誰ですか」(ルカによる福音書10:29)——善きサマリア人のたとえ話 第11回 「今の時代には、決してしるしは与えられない」(マルコによる福音書8:12)——イエスの奇蹟 第12回 「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」(マタイによる福音書27:46)——イエスの死と復活 第13回 「生きているのは、もはや私ではありません」(ガラテヤの信徒への手紙2:20)——ペトロとパウロ 第14回 ユダヤ教とキリスト教、その後 フィードバック(第15回)については別途連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(40点)と定期試験(60点) 平常点は、授業内容に関するミニレポートを数回に1回提出してもらい、それによって評価する。 定期試験は、聖書・ユダヤ教・キリスト教の基礎知識などを問うものと、授業内容に関するいくつかのテーマから一つ選んで論じてもらうことを予定している。 |
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(教科書) |
『聖書 聖書協会共同訳 小型 SI44』
(日本聖書協会、2019)
ISBN:482021344X
聖書は必ず各自用意すること(無料アプリもある)。何種類も翻訳があるので、どれでも構わないが、授業では「聖書協会共同訳」をメインで使う。
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(参考書等) |
『聖書』
(中公新書、1966年)
ISBN:4121001052
『旧約聖書を知っていますか』
(新潮文庫、1994年)
ISBN:4101255199
『新約聖書を知っていますか』
(新潮文庫、1996年)
ISBN:4101255210
『一神教の誕生』
(講談社現代新書、2002年)
ISBN:4061496093
『イエス・キリストの言葉』
(岩波現代文庫、2009年)
ISBN:4006002130
『聖書の読み方』
(岩波新書、2010年)
ISBN:4004312337
このほかにも授業中に適宜参考文献を挙げる。興味を持ったものには自分からどんどんあたってほしい。
|
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(関連URL) | https://www.bible.com/ja オンラインで読める聖書のサイト。アプリへのリンクもある。 | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習としては、毎回、次の講義箇所を指示するので、授業前に聖書の当該箇所を読んでおくこと。 授業後には、授業で読んだ聖書の箇所を読み直しておくこと。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | 宗教学を学ぶとは、人類の叡智を学ぶことであると同時に、現代社会の最重要問題の一つに取り組むことでもある。心して受講してほしい。 ミニレポートの提出やお知らせ・教員とのやりとりはPandAを用いる。 |
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宗教学II
(科目名)
Science of Religion II
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火2 (教室) 情報メ地下講義室 |
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(授業の概要・目的)
本講義では、キリスト教の聖典である『聖書』を味読する。それを通じて、キリスト教およびその母体となったユダヤ教についての理解を深め、「宗教」というものの基礎理解を目指す。
聖書は世界中で最も多く読まれている本であり、永遠のベストセラーである。聖書を知らなければ、ユダヤ教、キリスト教といった「宗教」だけでなく、西洋のどんな文化的営みも真に知ることはできない。文学・思想・芸術などはもちろんのこと、慣用句や人名、暦やさまざまな習慣といった、西洋人の生活の隅々にまで聖書は浸透しているのである。 とはいえ、あの分厚い聖書を読むのはとても難しい。何の前知識もなく初めから読み始めても、すぐにわけが分からなくなるのがオチである。それゆえ、本講義では聖書に入門するための基礎知識を学習することにしたい。超有名箇所をピックアップして読み、その背景や影響を知れば、おのずと聖書の全体像がつかめるようになるだろう。 講義ではなによりもまず、聖書の本文をじっくり読むことに重点を置く。それぞれの語句に含まれている豊富な意味を受け取って、その人生観・世界観・神観を味わってもらいたい。また、聖書が書かれた当時の時代背景やその後の歴史に与えた影響などにも目を配り、異文化理解も深める。芸術作品などに表現された聖書も、適宜紹介することにしたい。 |
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(到達目標)
1.聖書・ユダヤ教・キリスト教の基礎知識を身につけること。
2.「宗教」の基礎を理解すること。 3.異文化理解の難しさを体感すること。 |
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(授業計画と内容)
聖書の中でも有名な箇所を選び、じっくり読み、解説する。毎回レジュメを用意し、それに従って進める。ときどき授業中にミニレポートを書いてもらい、できるかぎりそれも講義に反映する予定。 第1回 イントロダクション 第2回 「光あれ」(創世記1:3)——天地創造〜バベルの塔まで 第3回 「神を畏れる者」(創世記22:12)——アブラハムの物語 第4回 「あなたには、私をおいてほかに神々があってはならない」(出エジプト記20:3)——出エジプトとモーセの十戒 第5回 「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」(サムエル記上18:7)——ダビデの王国とソロモンの栄華 第6回 「主の家で、彼らは祝いの日のように歓声を上げた」(哀歌2:7)——バビロン捕囚と預言者たち 第7回 「主は与え、主は奪う」(ヨブ記1:21)——ヨブの苦難 第8回 「おめでとう、恵まれた方」(ルカによる福音書1:28)——キリストの誕生 第9回 「誰かがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」(マタイによる福音書5:39)——山上の垂訓 第10回 「私の隣人とは誰ですか」(ルカによる福音書10:29)——善きサマリア人のたとえ話 第11回 「今の時代には、決してしるしは与えられない」(マルコによる福音書8:12)——イエスの奇蹟 第12回 「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」(マタイによる福音書27:46)——イエスの死と復活 第13回 「生きているのは、もはや私ではありません」(ガラテヤの信徒への手紙2:20)——ペトロとパウロ 第14回 ユダヤ教とキリスト教、その後 フィードバック(第15回)については別途連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(40点)と定期試験(60点)
平常点は、授業内容に関するミニレポートを数回に1回提出してもらい、それによって評価する。 定期試験は、聖書・ユダヤ教・キリスト教の基礎知識などを問うものと、授業内容に関するいくつかのテーマから一つ選んで論じてもらうことを予定している。 |
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(教科書)
『聖書 聖書協会共同訳 小型 SI44』
(日本聖書協会、2019)
ISBN:482021344X
聖書は必ず各自用意すること(無料アプリもある)。何種類も翻訳があるので、どれでも構わないが、授業では「聖書協会共同訳」をメインで使う。
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(参考書等)
『聖書』
(中公新書、1966年)
ISBN:4121001052
『旧約聖書を知っていますか』
(新潮文庫、1994年)
ISBN:4101255199
『新約聖書を知っていますか』
(新潮文庫、1996年)
ISBN:4101255210
『一神教の誕生』
(講談社現代新書、2002年)
ISBN:4061496093
『イエス・キリストの言葉』
(岩波現代文庫、2009年)
ISBN:4006002130
『聖書の読み方』
(岩波新書、2010年)
ISBN:4004312337
このほかにも授業中に適宜参考文献を挙げる。興味を持ったものには自分からどんどんあたってほしい。
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習としては、毎回、次の講義箇所を指示するので、授業前に聖書の当該箇所を読んでおくこと。
授業後には、授業で読んだ聖書の箇所を読み直しておくこと。 |
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(その他(オフィスアワー等))
宗教学を学ぶとは、人類の叡智を学ぶことであると同時に、現代社会の最重要問題の一つに取り組むことでもある。心して受講してほしい。
ミニレポートの提出やお知らせ・教員とのやりとりはPandAを用いる。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
Philosophy of Modern Science-E2
(科目名)
Philosophy of Modern Science-E2
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火3 (教室) 共西03 |
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(授業の概要・目的)
This course will introduce students to a growing sub-field termed as the philosophy of science. The central question that will be discussed concerns the lively debates over how science and scientific activity have been sought to be defined . Given the introductory nature of the course, the effort will be to first guide students towards understanding some of the basic philosophical discussions on induction and deduction and realism and anti-realism. Following which, we will survey the conceptual terrain from logical positivism, falsification, paradigm science and methodological anarchism.
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(到達目標)
The effort in this course is to help students understand how a focus on definitions can often be philosophically intractable and defy easy conceptualisation. The philosophy of modern science, moreover, will enable students to reflect on how the definitional boundaries between objectivity and subjectivity are fraught. Science, hence, is also open to sociological questioning and is becomes an important domain for enquiry in the social sciences.
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(授業計画と内容)
Each class will comprise a 90 minute session; involving a lecture of 60 minutes and followed by a 30 minute interactive discussion in which student participation will also be elicited through either group or individual presentations. Four themes will be covered in this class and each theme will be covered in three to four weeks.(Total:14 classes and one feedback) a)Induction and deduction; realism and anti-realism; objectivity and subjectivity b)Logical Positivism and Karl Popper’s ‘Problem of Demarcation’ c)Thomas Kuhn’s notion of ‘normal Science’ and the ‘paradigm shift’ d)Paul Feyerabend and the notion of being ‘Against Method’ |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
There will be a regular cycle of written submissions and feedback through class discussions and The idea is to develop a credible capacity for reading and writing amongst those who take up the course.
Evaluations will be based on two tutorial assignment, with 50% grade for each. |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『Philosophy of Science in the 20th Century』
(Blackwell)
ISBN:978-0631183587
『Karl Popper』
(Routledge)
ISBN:978-0415084802
『The Essential Tension』
(University of Chicago Press)
ISBN:978-0226458069
『Thomas Kuhn』
(Princeton University Press)
『World Changes』
(MIT Press)
ISBN:978-0262581387
『Killing Time: The Autobiography of Paul Feyerabend』
(University of Chicago Press)
ISBN:978-0226245324
『Against Method』
(Verso; 4th edition )
ISBN:978-1844674428
『Criticism and the History of Science: Kuhn's, Lakatos's and Feyerabend's Criticisms of Critical Rationalism』
(Leiden: Brill)
『Images of Science』
(University of Chicago Press)
ISBN:978-0226106540
『Scientific Realism』
(University of California Press)
ISBN:978-0520051553
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students will be expected to have read at least five pages of pre-assigned reading, at the very minimum, before attending each class.
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(その他(オフィスアワー等))
Students can meet me during office hours with prior appointment.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
認識人間学II
|
(英 訳) | Epistemological Human Studies II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火4 |
||||||
(教室) | 共北37 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 私たちは世界のなかに、事物だけでなく「価値」も見いだします。そして自らの人生が価値あるものであることも欲します。しかし、価値はどのような仕方で存在し、どのような仕方で認識されるのでしょうか。本授業では、「幸福」「善」「美」などのテーマを取り上げ、たんに主観的な幻想ではなく、しかし客観的な物質とも異なる、価値というものの在り方とその認識論上の意味を探ります(その際、おもに分析哲学における様々な知見を参照します)。参考書である『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)の一部をブラッシュアップした内容と、他の多くの先行研究について、お話しをする予定です。 | ||||||
(到達目標) | おもに分析哲学に関する基礎的な知識を得るとともに、価値と認識との関係について、さまざまな観点から理解を深める。 | ||||||
(授業計画と内容) | 下記の5つのテーマに沿って、価値と認識との関係を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス・幸福は哲学の問題になるか(第1週〜第2週) 2.内在的幸福と外在的幸福(第3週〜第4週) 3.分析哲学での「価値」の議論(第5週〜第8週) (「幸福」「善」「美」等を検討。) 4.枚挙的質問と説明的質問(第9週〜第10週) 5.可能世界と価値判断(第11週〜第14週) 第16週:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』
( 太田出版)
ISBN:9784778315351
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。 | ||||||
認識人間学II
(科目名)
Epistemological Human Studies II
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火4 (教室) 共北37 |
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総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
私たちは世界のなかに、事物だけでなく「価値」も見いだします。そして自らの人生が価値あるものであることも欲します。しかし、価値はどのような仕方で存在し、どのような仕方で認識されるのでしょうか。本授業では、「幸福」「善」「美」などのテーマを取り上げ、たんに主観的な幻想ではなく、しかし客観的な物質とも異なる、価値というものの在り方とその認識論上の意味を探ります(その際、おもに分析哲学における様々な知見を参照します)。参考書である『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)の一部をブラッシュアップした内容と、他の多くの先行研究について、お話しをする予定です。
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(到達目標)
おもに分析哲学に関する基礎的な知識を得るとともに、価値と認識との関係について、さまざまな観点から理解を深める。
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(授業計画と内容)
下記の5つのテーマに沿って、価値と認識との関係を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス・幸福は哲学の問題になるか(第1週〜第2週) 2.内在的幸福と外在的幸福(第3週〜第4週) 3.分析哲学での「価値」の議論(第5週〜第8週) (「幸福」「善」「美」等を検討。) 4.枚挙的質問と説明的質問(第9週〜第10週) 5.可能世界と価値判断(第11週〜第14週) 第16週:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』
( 太田出版)
ISBN:9784778315351
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。
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(その他(オフィスアワー等))
教室収容人数に応じて、受講者を制限することがあります。授業での積極的な質問・発言を期待します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
哲学基礎ゼミナール
|
(英 訳) | Introductory Seminar on Philosophy | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水2 |
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(教室) | 教育院棟演習室21 | ||||||
(授業の概要・目的) | 哲学の基本的な文献を読み、理解を深める。 第一に、イギリス経験論を代表する哲学者であるジョージ・バークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を読む。 バークリは「存在するとは知覚されることである」というテーゼで知られる哲学者であり、すべてのものが主観的な存在であると述べているとして従来から理解されてきた哲学者であり、そのテーゼについて、長らく哲学者たちの議論の的となってきた。 これによって現代哲学にも大きな提供を与えている観念論の基本的な考え方を理解し、検討する。 |
||||||
(到達目標) | 哲学史的な教養・理解を深めると同時に、現代の哲学に大きな影響を与えている哲学的な考え方を身につける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 観念論の代表的な哲学者であるバークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を翻訳で読む 担当者を決めて、担当者が担当箇所の概要を説明する。 ※テクストは翻訳を用いるつもりであるが、絶版になっている時は英語版で行う。 たんに訳していくだけでなく、受講生自身がこの問題に深く考える積極的な態度を要求する。 内容を学生と確認しながら進めていくため、一回の授業でどれだけ進むか、そのときどきによるが一回で2、3ページが目安。 第1回 ガイダンス 第2回 バークリ哲学の背景の解説 第3回ー第14回ハイラスとフィロナスの三つの対話 (第二対話の終わりまでは進む予定であるが、少人数の授業のため、出席者の理解度によって大きく変化する可能性がある) 第15回フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業中の発表や発言など、そしてテクストをしっかり予習しているかどうかが重視される。 | ||||||
(教科書) |
『ハイラスとフィロナスの三つの対話』
(岩波書店, 2008)
ISBN:9784003361825
※テクストは翻訳を用いるつもりであるが、絶版になっている時は英語版で行う。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 積極的な発言を求めます。 | ||||||
哲学基礎ゼミナール
(科目名)
Introductory Seminar on Philosophy
(英 訳)
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水2 (教室) 教育院棟演習室21 |
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(授業の概要・目的)
哲学の基本的な文献を読み、理解を深める。
第一に、イギリス経験論を代表する哲学者であるジョージ・バークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を読む。 バークリは「存在するとは知覚されることである」というテーゼで知られる哲学者であり、すべてのものが主観的な存在であると述べているとして従来から理解されてきた哲学者であり、そのテーゼについて、長らく哲学者たちの議論の的となってきた。 これによって現代哲学にも大きな提供を与えている観念論の基本的な考え方を理解し、検討する。 |
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(到達目標)
哲学史的な教養・理解を深めると同時に、現代の哲学に大きな影響を与えている哲学的な考え方を身につける。
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(授業計画と内容)
観念論の代表的な哲学者であるバークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を翻訳で読む 担当者を決めて、担当者が担当箇所の概要を説明する。 ※テクストは翻訳を用いるつもりであるが、絶版になっている時は英語版で行う。 たんに訳していくだけでなく、受講生自身がこの問題に深く考える積極的な態度を要求する。 内容を学生と確認しながら進めていくため、一回の授業でどれだけ進むか、そのときどきによるが一回で2、3ページが目安。 第1回 ガイダンス 第2回 バークリ哲学の背景の解説 第3回ー第14回ハイラスとフィロナスの三つの対話 (第二対話の終わりまでは進む予定であるが、少人数の授業のため、出席者の理解度によって大きく変化する可能性がある) 第15回フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業中の発表や発言など、そしてテクストをしっかり予習しているかどうかが重視される。
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(教科書)
『ハイラスとフィロナスの三つの対話』
(岩波書店, 2008)
ISBN:9784003361825
※テクストは翻訳を用いるつもりであるが、絶版になっている時は英語版で行う。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。
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(その他(オフィスアワー等))
積極的な発言を求めます。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Science of Religion I-E2
|
(英 訳) | Science of Religion I-E2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 文系向 | ||||||
(曜時限) | 水2 |
||||||
(教室) | 共北34 | ||||||
(授業の概要・目的) | This course provides an introduction to understanding religion as a natural phenomenon, focusing on addressing the question of where religious beliefs come from and why we find them so compelling. | ||||||
(到達目標) | By the end of this course, students will have gained a basic understanding of the scientific study of religion. | ||||||
(授業計画と内容) | This course is designed to address the following two questions: 1. Why do we have religious beliefs? 2. What are some approaches for understanding religion as a natural phenomenon? We will primarily read and discuss chapters from the following: Boyer, Pascal (2001) Religion Explained: The Evolutionary Origins of Religious Thought. Basic Books. Other readings and videos to supplement the above will be introduced during the class. Class 1: Introduction Class 2: Defining religion (read Jonathan Z. Smith: Religion, Religions, Religious) Class 3: Religion as a natural phenomenon (read Paul Bloom: Religion is Natural) Classes 4-5: Why do we have religious beliefs? (read Pascal Boyer: Chapter 1, What is the Origin?) Classes 6-12: Readings from Boyer etc. Class 13: Video: Robert Sapolsky “The Biological Underpinnings of Religiosity” (1h22m) Class 14: Discussion Class 15: Feedback |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | Grades are based on attendance/class participation (30%), and assignments/exams (70%). Important: If you miss four or more classes, you will not be given credit for the course. | ||||||
(教科書) |
Relevant materials will be provided in class.
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | Readings will be assigned on a weekly basis, and you will be expected to prepare sufficiently to discuss the materials in each class. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Office hours to be specified (check KULASIS). For questions about the course or to set up a meeting, email me at catt.adam.7c@kyoto-u.ac.jp. Please include “Religion” in the mail header and your full name and student number in the email. Important: Make sure that you search for answers to questions yourself before contacting me by email. | ||||||
Science of Religion I-E2
(科目名)
Science of Religion I-E2
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 文系向 |
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(曜時限)
水2 (教室) 共北34 |
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(授業の概要・目的)
This course provides an introduction to understanding religion as a natural phenomenon, focusing on addressing the question of where religious beliefs come from and why we find them so compelling.
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(到達目標)
By the end of this course, students will have gained a basic understanding of the scientific study of religion.
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(授業計画と内容)
This course is designed to address the following two questions: 1. Why do we have religious beliefs? 2. What are some approaches for understanding religion as a natural phenomenon? We will primarily read and discuss chapters from the following: Boyer, Pascal (2001) Religion Explained: The Evolutionary Origins of Religious Thought. Basic Books. Other readings and videos to supplement the above will be introduced during the class. Class 1: Introduction Class 2: Defining religion (read Jonathan Z. Smith: Religion, Religions, Religious) Class 3: Religion as a natural phenomenon (read Paul Bloom: Religion is Natural) Classes 4-5: Why do we have religious beliefs? (read Pascal Boyer: Chapter 1, What is the Origin?) Classes 6-12: Readings from Boyer etc. Class 13: Video: Robert Sapolsky “The Biological Underpinnings of Religiosity” (1h22m) Class 14: Discussion Class 15: Feedback |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Grades are based on attendance/class participation (30%), and assignments/exams (70%). Important: If you miss four or more classes, you will not be given credit for the course.
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(教科書)
Relevant materials will be provided in class.
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
Readings will be assigned on a weekly basis, and you will be expected to prepare sufficiently to discuss the materials in each class.
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(その他(オフィスアワー等))
Office hours to be specified (check KULASIS). For questions about the course or to set up a meeting, email me at catt.adam.7c@kyoto-u.ac.jp. Please include “Religion” in the mail header and your full name and student number in the email. Important: Make sure that you search for answers to questions yourself before contacting me by email.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
哲学・文化史II
|
(英 訳) | History of Philosophy and Culture II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水3 |
||||||
(教室) | 共東11 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 現代の哲学にも大きな影響を与え続けている近代哲学を、イギリス経験論を中心に解説する。特にデカルト、ロック、バークリ、ヒューム、リードそれぞれの人物に焦点をあて、それぞれの影響関係、現代哲学との関係などを考察する。これにより、現代につながる哲学的な考え方が、どのようにして受け継がれ、発展されてきたのかを理解し、現代の私たちの問題を考える手がかりとする。 | ||||||
(到達目標) | 特に「知識」とはどのようなものであるのか、あるいは科学と哲学の関係などについての歴史的研究を学ぶことにより、哲学史的教養のみならず、現代の哲学的問題を考える基礎を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 特に認識論(知識の哲学)の問題を、近代イギリス経験論の哲学者を中心に考える。 各哲学者について、2、3回程度を用いて解説する。 1. ガイダンス 2. デカルト 3. ロック 4. バークリ 5. ヒューム 6. リード のような順番で講義を行う。 教科書は、全てを使用するのではなく、特に関連ある部分を中心に用いる。また教科書の執筆者にゲスト講義してもらう回が入る可能性がある。 1、2回の小テストを行う。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
||||||
(履修要件) |
哲学I、IIの授業を履修していることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業中の小テストで判断する。 | ||||||
(教科書) |
『観念説と観念論』
(ナカニシヤ出版、2023年)
ISBN:9784779517020
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
哲学・文化史II
(科目名)
History of Philosophy and Culture II
(英 訳)
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水3 (教室) 共東11 |
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総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代の哲学にも大きな影響を与え続けている近代哲学を、イギリス経験論を中心に解説する。特にデカルト、ロック、バークリ、ヒューム、リードそれぞれの人物に焦点をあて、それぞれの影響関係、現代哲学との関係などを考察する。これにより、現代につながる哲学的な考え方が、どのようにして受け継がれ、発展されてきたのかを理解し、現代の私たちの問題を考える手がかりとする。
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(到達目標)
特に「知識」とはどのようなものであるのか、あるいは科学と哲学の関係などについての歴史的研究を学ぶことにより、哲学史的教養のみならず、現代の哲学的問題を考える基礎を身につける。
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(授業計画と内容)
特に認識論(知識の哲学)の問題を、近代イギリス経験論の哲学者を中心に考える。 各哲学者について、2、3回程度を用いて解説する。 1. ガイダンス 2. デカルト 3. ロック 4. バークリ 5. ヒューム 6. リード のような順番で講義を行う。 教科書は、全てを使用するのではなく、特に関連ある部分を中心に用いる。また教科書の執筆者にゲスト講義してもらう回が入る可能性がある。 1、2回の小テストを行う。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
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(履修要件)
哲学I、IIの授業を履修していることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業中の小テストで判断する。
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(教科書)
『観念説と観念論』
(ナカニシヤ出版、2023年)
ISBN:9784779517020
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Logic II-E2 :Inductive & Scientific Reasoning
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(英 訳) | Logic II-E2 :Inductive & Scientific Reasoning | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 哲学・思想(基礎) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水4 |
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(教室) | 共北31 | ||||||
(授業の概要・目的) | Students will develop applied inductive reasoning skills in Logic II. Inductive reasoning takes observations and infers a general truth from those observations. Inductive logic is the foundation of the scientific method. As an extension of the methods and principles used to identify and use reasoning, students will learn causal and probabilistic theories and methods for the evaluation of reasoning. Concepts and skills learned in Logic II will cover methodologies used within the humanities and the sciences. Students will apply course content by developing a hypothetical research proposal based on any topic they are interested in doing. Research proposal examples include: effective gambling strategies, delicious food, anime/manga techniques, video games, soccer player skills, etc. Students can choose any topic as long as it is something they enjoy. Students will actively practice: (1) developing methods of identifying cogent reasoning and causality (2) logic applied to statistical and scientific reasoning applications (3) evaluation of high quality inductive reasoning in scientific methods |
||||||
(到達目標) | (1) To acquire the ability to assess a scientific argument and inductive reasoning methods. (2) To learn to evaluate scientific writing based on the presented reasoning and statistical conclusions presented. (3) To develop an enhanced ability to understand scientific reasoning. |
||||||
(授業計画と内容) | (1) Course overview and introduction to logic (2-3) Analogy, legal and moral reasoning (4-5) Methods for identifying causality (6-7) Probability (8-9) Statistical reasoning (10-11) Hypothetical and scientific reasoning (12-14) Evaluating science Feedback |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 50% - Research Proposal Project 25% - Quizzes 25% - Class Participation |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | Students are expected to complete assignments before class and come prepared to discuss the topics. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Students may contact the instructor if they have questions and they may schedule an in-person appointment by email. | ||||||
Logic II-E2 :Inductive & Scientific Reasoning
(科目名)
Logic II-E2 :Inductive & Scientific Reasoning
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 哲学・思想(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水4 (教室) 共北31 |
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(授業の概要・目的)
Students will develop applied inductive reasoning skills in Logic II. Inductive reasoning takes observations and infers a general truth from those observations. Inductive logic is the foundation of the scientific method. As an extension of the methods and principles used to identify and use reasoning, students will learn causal and probabilistic theories and methods for the evaluation of reasoning.
Concepts and skills learned in Logic II will cover methodologies used within the humanities and the sciences. Students will apply course content by developing a hypothetical research proposal based on any topic they are interested in doing. Research proposal examples include: effective gambling strategies, delicious food, anime/manga techniques, video games, soccer player skills, etc. Students can choose any topic as long as it is something they enjoy. Students will actively practice: (1) developing methods of identifying cogent reasoning and causality (2) logic applied to statistical and scientific reasoning applications (3) evaluation of high quality inductive reasoning in scientific methods |
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(到達目標)
(1) To acquire the ability to assess a scientific argument and inductive reasoning methods.
(2) To learn to evaluate scientific writing based on the presented reasoning and statistical conclusions presented. (3) To develop an enhanced ability to understand scientific reasoning. |
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(授業計画と内容)
(1) Course overview and introduction to logic (2-3) Analogy, legal and moral reasoning (4-5) Methods for identifying causality (6-7) Probability (8-9) Statistical reasoning (10-11) Hypothetical and scientific reasoning (12-14) Evaluating science Feedback |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
50% - Research Proposal Project
25% - Quizzes 25% - Class Participation |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students are expected to complete assignments before class and come prepared to discuss the topics.
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(その他(オフィスアワー等))
Students may contact the instructor if they have questions and they may schedule an in-person appointment by email.
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