


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館教育論
|
(英 訳) | Museum Education : Concept and Practice | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火1 |
||||||||||||
(教室) | 1共32 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 博物館における教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し、博物館の教育機能に関する基礎的能力を養う。 | ||||||||||||
(到達目標) | 博物館における教育活動についての基礎的知識を習得し、学芸員としてそれを博物館での教育活動に実践的に応用できる能力を養う。教科書の内容を十分に理解することを目指す. | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の内容について教科書を使って学びます.進み具合により,内容が前後することがあります. 第1回 授業のガイダンス、博物館教育論とは何か 第2回 学びの意義 第3回 博物館教育の意義と理念 第4回 コミュニケーションとしての博物館教育 博物館教育の双方向性、博物館諸機能の教育的意義 第5回 博物館教育の意義 第6回 生涯学習の場としての博物館、人材養成の場としての博物館 地域における博物館の教育機能、博物館リテラシーの涵養等 第7回 博物館教育の方針と評価 第8回 博物館の利用と学び 第9回 博物館の利用実態と利用者の博物館体験 第10回 博物館における学びの特性 第11回 博物館教育の実際 第12回 博物館教育活動の手法(館内、館外) 第13回 博物館教育活動の企画と実施 第14回 博物館と学校教育(博物館と学習指導要領を含む) 期末試験 学習到達度の評価 第15回 フィードバック 実施方法については講義の中で説明する。 |
||||||||||||
(履修要件) |
学芸員資格の取得を希望する者。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点および定期試験を比率2:8で採点する。 平常点は授業の参加状況のほか,毎回の小レポート課題(PandAを使い,授業3日後が締切) |
||||||||||||
(教科書) |
『博物館教育論 改訂第2版』
(玉川大学出版部)
ISBN:978-4472406171
(昨年度以前とは教科書が違います.「改訂第2版」(2022年,緑色っぽいカバー)です.)
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 博物館を自主的に訪れることにより講義の内容をより深く理解することが推奨される。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||
博物館教育論
(科目名)
Museum Education : Concept and Practice
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
火1 (教室) 1共32 |
||||||||||
(授業の概要・目的)
博物館における教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し、博物館の教育機能に関する基礎的能力を養う。
|
||||||||||
(到達目標)
博物館における教育活動についての基礎的知識を習得し、学芸員としてそれを博物館での教育活動に実践的に応用できる能力を養う。教科書の内容を十分に理解することを目指す.
|
||||||||||
(授業計画と内容)
以下の内容について教科書を使って学びます.進み具合により,内容が前後することがあります. 第1回 授業のガイダンス、博物館教育論とは何か 第2回 学びの意義 第3回 博物館教育の意義と理念 第4回 コミュニケーションとしての博物館教育 博物館教育の双方向性、博物館諸機能の教育的意義 第5回 博物館教育の意義 第6回 生涯学習の場としての博物館、人材養成の場としての博物館 地域における博物館の教育機能、博物館リテラシーの涵養等 第7回 博物館教育の方針と評価 第8回 博物館の利用と学び 第9回 博物館の利用実態と利用者の博物館体験 第10回 博物館における学びの特性 第11回 博物館教育の実際 第12回 博物館教育活動の手法(館内、館外) 第13回 博物館教育活動の企画と実施 第14回 博物館と学校教育(博物館と学習指導要領を含む) 期末試験 学習到達度の評価 第15回 フィードバック 実施方法については講義の中で説明する。 |
||||||||||
(履修要件)
学芸員資格の取得を希望する者。
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点および定期試験を比率2:8で採点する。
平常点は授業の参加状況のほか,毎回の小レポート課題(PandAを使い,授業3日後が締切) |
||||||||||
(教科書)
『博物館教育論 改訂第2版』
(玉川大学出版部)
ISBN:978-4472406171
(昨年度以前とは教科書が違います.「改訂第2版」(2022年,緑色っぽいカバー)です.)
|
||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
博物館を自主的に訪れることにより講義の内容をより深く理解することが推奨される。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館情報・メディア論
|
(英 訳) | Museum Informatics from Archival Practice | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | キャリア | ||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火3 |
||||||
(教室) | 共東42 | ||||||
(授業の概要・目的) | [概要]コンピュータやネットワークといった情報通信技術(ICT)は,博物館の世界においても不可欠の要素となった。博物館資料管理におけるさまざまなデータ・情報や,それを表現した視聴覚メディアを,ICTを用いてどのように生成し活用するかについて考察する。理論や知識を学習するだけでなく,アーカイブズや図書館を含む事例を参照し,受講者各人の専門にそくした館園等で応用し実践する力の習得を目指す。 [目的]この講義のねらいは「博物館における情報の意義と活用方法及び情報発信の課題等について理解し,博物館の情報の提供と活用等に関する基礎的能力を養う」(後掲関連URL「学芸員養成の充実方策について(報告)」参照)ものとする。ただし,具体的にはアーカイブズにおける講義担当者の経験を素材とし,受講者には各人の専門における適用を考察してもらう。この議論をとおして,この講義のねらうところへ到達することを目指す。 |
||||||
(到達目標) | 本科目の大きな到達目標は「目的」に記したとおり。より詳細には,つぎのようなことを到達目標とする。 ○博物館における〈情報〉の意義・位置・多様性を把握する。 ○博物館で活用可能なICTの状況把握の特質・必要性を認識する。 ○博物館活動なかんずく収蔵資料管理におけるドキュメンテーションの理論・方法を学ぶ。 ○ICTを活用した収蔵資料のデジタル化やデジタルデータ管理の理論・方法を学ぶ。 ○ICT活用に関する課題,知的財産権等についての基礎的知識を得る。 ○ICTを活用した展示・広報を含む多様な博物館の情報発信とその重要性を理解する。 ○博物館活動やその担い手たちの情報流通のあり方を考察する。 |
||||||
(授業計画と内容) | この講義にもとめられる内容は,つぎのとおりである。 ○博物館における情報・メディアの意義. ・情報の意義(視聴覚メディアの理論と歴史を含む). ・メディアとしての博物館(視聴覚メディアの発展と博物館). ・ICT社会の中の博物館(情報資源の双方向活用と役割,情報倫理,学校・図書館・研究機関の情報化等). ・情報教育の意義と重要性. ○博物館情報・メディアの理論. ・博物館活動の情報化(沿革,調査研究活動,展示・教育活動等). ・資料のドキュメンテーションとデータベース化. ・デジタルアーカイブの現状と課題. ・映像理論,博物館メディアの役割と学習活用. ○博物館における情報発信. ・情報管理と情報公開. ・情報機器の活用(情報端末,新たなメディア経験等). ・インターネットの活用. ○博物館と知的財産. ・知的財産権(著作権等). ・個人情報(肖像権等). ・権利処理の方法. ただし,各項にみえる「博物館」の語を,「アーカイブズ」または「文書館」へ置き換えた話題を提供する。その前提として,アーカイブズにおける資料管理の基本原則等にふれる。最近,博物館の世界でもMLA連携云々と耳にすることがあろう。蛇足ながら,Mは博物館MuseumのM,Lは図書館LibraryのL,Aは文書館(アーカイブズ)ArchivesのAである。このうちAについては,その内容がよく知られているとは言い難い。それでもなお,なぜ博物館や図書館との連携対象とされるのか。これを念頭におきつつ,この講義の内容と対応するアーカイブズ,文書館の話題を提供し議論を進める。 なお,上掲の内容は,講義回数と一致しない。 [授業計画概略]※受講者数により演習形式をとる等の変更の可能性がある。 第1回,講義全体の紹介.「博物館情報・メディア論」の位置,用語説明等. 第2〜3回,博物館における情報・メディアの意義.情報の意義,ICT社会の中の博物館等. 第4〜8回,博物館情報・メディアの理論.博物館活動の情報化,資料のドキュメンテーションとデータベース化,アーカイブズ・デジタルアーカイブ,映像の位置・活用等. 第9〜11回,博物館における情報発信.情報機器,インターネット,博物館情報システム等. 第12〜13回,博物館と知的財産.著作権,二次利用等. 第14回,博物館情報のネットワーク.人・団体のネットワーク,情報ネットワーク等. 《期末試験》 第15回,フィードバック. [授業実施の方法] ○授業のうち1回は総合博物館での授業(「授業外学修」1項参照)を予定している。(受講者数により実施せず通常の教室での授業となる可能性もある。) |
||||||
(履修要件) |
本科目は,「大学における学芸員養成科目の改善」(後掲関連URL「学芸員養成の充実方策について(報告)」参照)の科目順序の,8番目に位置している。このことの意味を,受講生自身よく考えたうえで受講されたい。本科目は,博物館活動全般(経営,資料管理,資料保存,展示,教育等)にわたる内容を持つ。
「生涯学習概論」(本学では「生涯学習概論IまたはII」)や「博物館概論」(本学では「博物館学I」)は,かならず事前に履修しておくものとする。 「博物館資料論」(本学では「博物館学III」)「博物館資料保存論」「博物館展示論」は,履修されていることが望ましく,すくなくともおよその内容を理解している前提で話を進める(他の科目で出現する用語の解説を再説しない)。 |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | (1)講義への参加状況,(2)定期試験,(3)課題・レポートにより総合的に評価する。 (2)の定期試験は,原則として数問の論述式の内容とする。回答が講義や教科書,配布資料等をもとに考察されているかどうかにより採点する。(3)の課題・レポートは,講義のなかで示した課題について,グループの単位で議論しその成果を発表するもの,および/または,調査・見学した内容を指定の様式で報告するもの,とする。 (1)〜(3)の配点の割合は,原則として,(1)を2割,(2)を5割,(3)を3割とするが,詳細は講義において示す。 注)(3)のグループ課題の過去例:索引作成,博物館資料情報の集約・共有・公開の方法の検討,グループを館園に見立てそこで使う情報システムの検討,オンライン展示の構想。 |
||||||
(教科書) |
『新博物館学教科書3 博物館学Ⅲ : 博物館情報・メディア論*博物館経営論』
(東京 : 学文社 , 2012.11.)
ISBN:978-4-7620-2286-9
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB04347980 )
●上記の教科書は,講義担当者の主として参照する文献としてあげておく。※内容に古い部分を含むが科目の趣旨・骨子に適合する。適宜下掲「参考書等」のうち出版年の新しいものの事例等を参照のこと。
●講義では,配布資料も用いる。配布資料は,原則として再配布しない(欠席した回の配布資料は,残部がなければ,受講生各人が他の受講生より複写をお願いする等みずから入手することをもとめる)。
|
||||||
(参考書等) |
『博物館情報学入門』
(東京 : 勉誠出版 , 2003.6.)
ISBN:4-585-00172-7
(※平成24年度〜平成25年度 [2012/2014] 教科書. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01523850 )
『文化情報学 : 人類の共同記憶を伝える』
(東京 : 北樹出版 , 2002.6.)
ISBN:4893848666
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01286168 )
『博物館を動かす』
(東京 : 京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎 , 2017.)
ISBN:9784909439055
([シリーズ] 博物館の歴史・理論・実践, 2. 「博物館情報・メディア論」を含む. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/EB06425373 )
『博物館情報論』
(東京 : 雄山閣出版 , 1999.8.)
ISBN:463901631X
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB00569249 )
『Creating a winning online exhibition : a guide for libraries, archives, and museums』
(Chicago : American Library Association , 2002.)
ISBN:0-8389-0817-9
([参考] https://archive.org/details/creatingwinningo00kalf_0 )
『ミュージアムの情報資源と目録・カタログ』
(東京 : 樹村房, 2017.1.)
ISBN:9784883672738
([シリーズ] 博物館情報学シリーズ, 1. [本学所蔵] https://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB05308658 )
●このほかは,講義のなかで指示する。
最後にあげた文献を含む「博物館情報学シリーズ」†は,他の巻も参照のこと。
†[本学所蔵] https://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB05308656
●なお,講義の直接の素材とする「アーカイブズ」「文書館」については,さしあたりつぎをあげる。
安澤秀一『史料館・文書館学への道 : 記録・文書をどう残すか』(吉川弘文館, 1985年)(ISBN: 4642070812).
ウイリアム・ベネドン著 ; 作山宗久訳『記録管理システム』(勁草書房, 1988年)(ISBN: 432600004X).
国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学(上・下)』(柏書房, 2003年)(ISBN: 4760124233).
|
||||||
(関連URL) |
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/gaiyou/1246188.htm
学芸員養成の充実方策について(報告). 文部科学省設置「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」, 2009年2月. 報告PDFのうち「別紙2」を参照.
https://www.getty.edu/publications/intrometadata/glossary/ (用語・メタデータ)Introduction to Metadata (Online). ver.3.0. とくにGlossaryの部分を参照. https://collectionstrust.org.uk/spectrum/ (ドキュメンテーション標準)SPECTRUM. https://cidoc.mini.icom.museum/standards/cidoc-standards-guidelines/ (博物館関係国際標準類)Standards and guidelines. CIDOC, ICOM. [後掲IGMOI, LIDO等へのリンクあり.] https://cidoc.mini.icom.museum/wp-content/uploads/sites/6/2020/03/guidelines1995.pdf (標準類,内容)CIDOC International Guidelines for Museum Object Information. [IGMOI. 資料情報カテゴリ指針.] https://www.getty.edu/research/publications/electronic_publications/cdwa/index.html (標準類,内容)CDWA (Categories for the Description of Works of Art). [芸術作品記述カテゴリ.] https://cidoc.mini.icom.museum/working-groups/lido/ (標準類,構造)LIDO (Lightweight Information for Describing Objects). https://www.getty.edu/publications/virtuallibrary/0892365722.html (標準類,内容)Object ID. [全文は“Read Online”または“Download PDF”.] https://cidoc-crm.org/ (標準類)The CIDOC Conceptual Reference Model. [CIDOC-CRM, ISO 21127. 概念参照モデル. 「Resources」より最新版.] https://authorities.loc.gov/ (ツール・典拠データ類)Library of Congress Authorities. [LC-NAFを含む.] https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/ (ツール・典拠データ類)Web NDL Authorities. https://www.getty.edu/research/tools/vocabularies/index.html (ツール・典拠データ類)Getty Vocabularies. [AAT(芸術建築関係シソーラス), TGN(地名シソーラス)等.] https://vraweb.org/resources/cataloging-cultural-objects/ (文化遺産資料およびその画像の目録化)CCO, Cataloging Cultural Objects. [全文は“Open PDF in Lightbox”.] https://www.getty.edu/research/publications/electronic_publications/introimages/ (デジタル化方法等紹介例)Introduction to Imaging (online). revised edition. https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ (デジタルアーカイブの例)京都大学デジタルアーカイブシステムPeek. |
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ○受講期間中に1回以上,博物館情報・メディア論の観点から,京都大学総合博物館の常設展示または企画展示・特別展示を見て,展示の背後にある博物館活動やそれらに対応する情報・メディアについて,考察すること。受講者各人の専門等により,他の館園等の展示を対象としてもよいが,そのばあい当該館園等を選択した理由を付すこと。 ○受講者各人の専門に関係する各所の館園等でインターネット上に公開されているデータベース,デジタルアーカイブ,その他のオンライン資源を探し,そのうち1つ以上に対し閲覧・検索等じっさいに使用すること。そこで結果表示されるデータの背後にある博物館活動や資料管理,データ管理のための情報システムの仕様について,考察すること。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講者各人は,それぞれの専門分野の基礎的知識をもち,講義の内容と関連づけることのできる想像力が必要となる。 受講に際して,インターネット上の情報資源をWWWブラウザで調査できること,ワードプロセッサ文書や表計算データシートを作成できること,電子メールを使えること,等の基礎的技能を持つことがもとめられる。課題では,実習的に資料管理の具体的データの作成をもとめることがある。 「博物館情報・メディア論」であるにもかかわらずアーカイブズの素材を用いることへの疑問は,まず講義担当者の用意する各講の話題を聞いた後に受け付ける。積極的に,なるべく講義時間中に(受講者全員で共有できるよう)質問を提出されたい。 講義時間中だけでなく,KULASISまたはPandAの授業連絡メールを使って,総合博物館への臨時教室変更,課題,補足等を伝えることがある。受講者には,授業連絡メールにも注意されたい。 |
||||||
博物館情報・メディア論
(科目名)
Museum Informatics from Archival Practice
(英 訳)
|
|
||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火3 (教室) 共東42 |
|||||||
(授業の概要・目的)
[概要]コンピュータやネットワークといった情報通信技術(ICT)は,博物館の世界においても不可欠の要素となった。博物館資料管理におけるさまざまなデータ・情報や,それを表現した視聴覚メディアを,ICTを用いてどのように生成し活用するかについて考察する。理論や知識を学習するだけでなく,アーカイブズや図書館を含む事例を参照し,受講者各人の専門にそくした館園等で応用し実践する力の習得を目指す。
[目的]この講義のねらいは「博物館における情報の意義と活用方法及び情報発信の課題等について理解し,博物館の情報の提供と活用等に関する基礎的能力を養う」(後掲関連URL「学芸員養成の充実方策について(報告)」参照)ものとする。ただし,具体的にはアーカイブズにおける講義担当者の経験を素材とし,受講者には各人の専門における適用を考察してもらう。この議論をとおして,この講義のねらうところへ到達することを目指す。 |
|||||||
(到達目標)
本科目の大きな到達目標は「目的」に記したとおり。より詳細には,つぎのようなことを到達目標とする。
○博物館における〈情報〉の意義・位置・多様性を把握する。 ○博物館で活用可能なICTの状況把握の特質・必要性を認識する。 ○博物館活動なかんずく収蔵資料管理におけるドキュメンテーションの理論・方法を学ぶ。 ○ICTを活用した収蔵資料のデジタル化やデジタルデータ管理の理論・方法を学ぶ。 ○ICT活用に関する課題,知的財産権等についての基礎的知識を得る。 ○ICTを活用した展示・広報を含む多様な博物館の情報発信とその重要性を理解する。 ○博物館活動やその担い手たちの情報流通のあり方を考察する。 |
|||||||
(授業計画と内容)
この講義にもとめられる内容は,つぎのとおりである。 ○博物館における情報・メディアの意義. ・情報の意義(視聴覚メディアの理論と歴史を含む). ・メディアとしての博物館(視聴覚メディアの発展と博物館). ・ICT社会の中の博物館(情報資源の双方向活用と役割,情報倫理,学校・図書館・研究機関の情報化等). ・情報教育の意義と重要性. ○博物館情報・メディアの理論. ・博物館活動の情報化(沿革,調査研究活動,展示・教育活動等). ・資料のドキュメンテーションとデータベース化. ・デジタルアーカイブの現状と課題. ・映像理論,博物館メディアの役割と学習活用. ○博物館における情報発信. ・情報管理と情報公開. ・情報機器の活用(情報端末,新たなメディア経験等). ・インターネットの活用. ○博物館と知的財産. ・知的財産権(著作権等). ・個人情報(肖像権等). ・権利処理の方法. ただし,各項にみえる「博物館」の語を,「アーカイブズ」または「文書館」へ置き換えた話題を提供する。その前提として,アーカイブズにおける資料管理の基本原則等にふれる。最近,博物館の世界でもMLA連携云々と耳にすることがあろう。蛇足ながら,Mは博物館MuseumのM,Lは図書館LibraryのL,Aは文書館(アーカイブズ)ArchivesのAである。このうちAについては,その内容がよく知られているとは言い難い。それでもなお,なぜ博物館や図書館との連携対象とされるのか。これを念頭におきつつ,この講義の内容と対応するアーカイブズ,文書館の話題を提供し議論を進める。 なお,上掲の内容は,講義回数と一致しない。 [授業計画概略]※受講者数により演習形式をとる等の変更の可能性がある。 第1回,講義全体の紹介.「博物館情報・メディア論」の位置,用語説明等. 第2〜3回,博物館における情報・メディアの意義.情報の意義,ICT社会の中の博物館等. 第4〜8回,博物館情報・メディアの理論.博物館活動の情報化,資料のドキュメンテーションとデータベース化,アーカイブズ・デジタルアーカイブ,映像の位置・活用等. 第9〜11回,博物館における情報発信.情報機器,インターネット,博物館情報システム等. 第12〜13回,博物館と知的財産.著作権,二次利用等. 第14回,博物館情報のネットワーク.人・団体のネットワーク,情報ネットワーク等. 《期末試験》 第15回,フィードバック. [授業実施の方法] ○授業のうち1回は総合博物館での授業(「授業外学修」1項参照)を予定している。(受講者数により実施せず通常の教室での授業となる可能性もある。) |
|||||||
(履修要件)
本科目は,「大学における学芸員養成科目の改善」(後掲関連URL「学芸員養成の充実方策について(報告)」参照)の科目順序の,8番目に位置している。このことの意味を,受講生自身よく考えたうえで受講されたい。本科目は,博物館活動全般(経営,資料管理,資料保存,展示,教育等)にわたる内容を持つ。
「生涯学習概論」(本学では「生涯学習概論IまたはII」)や「博物館概論」(本学では「博物館学I」)は,かならず事前に履修しておくものとする。 「博物館資料論」(本学では「博物館学III」)「博物館資料保存論」「博物館展示論」は,履修されていることが望ましく,すくなくともおよその内容を理解している前提で話を進める(他の科目で出現する用語の解説を再説しない)。 |
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
(1)講義への参加状況,(2)定期試験,(3)課題・レポートにより総合的に評価する。
(2)の定期試験は,原則として数問の論述式の内容とする。回答が講義や教科書,配布資料等をもとに考察されているかどうかにより採点する。(3)の課題・レポートは,講義のなかで示した課題について,グループの単位で議論しその成果を発表するもの,および/または,調査・見学した内容を指定の様式で報告するもの,とする。 (1)〜(3)の配点の割合は,原則として,(1)を2割,(2)を5割,(3)を3割とするが,詳細は講義において示す。 注)(3)のグループ課題の過去例:索引作成,博物館資料情報の集約・共有・公開の方法の検討,グループを館園に見立てそこで使う情報システムの検討,オンライン展示の構想。 |
|||||||
(教科書)
『新博物館学教科書3 博物館学Ⅲ : 博物館情報・メディア論*博物館経営論』
(東京 : 学文社 , 2012.11.)
ISBN:978-4-7620-2286-9
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB04347980 )
●上記の教科書は,講義担当者の主として参照する文献としてあげておく。※内容に古い部分を含むが科目の趣旨・骨子に適合する。適宜下掲「参考書等」のうち出版年の新しいものの事例等を参照のこと。
●講義では,配布資料も用いる。配布資料は,原則として再配布しない(欠席した回の配布資料は,残部がなければ,受講生各人が他の受講生より複写をお願いする等みずから入手することをもとめる)。
|
|||||||
(参考書等)
『博物館情報学入門』
(東京 : 勉誠出版 , 2003.6.)
ISBN:4-585-00172-7
(※平成24年度〜平成25年度 [2012/2014] 教科書. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01523850 )
『文化情報学 : 人類の共同記憶を伝える』
(東京 : 北樹出版 , 2002.6.)
ISBN:4893848666
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01286168 )
『博物館を動かす』
(東京 : 京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎 , 2017.)
ISBN:9784909439055
([シリーズ] 博物館の歴史・理論・実践, 2. 「博物館情報・メディア論」を含む. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/EB06425373 )
『博物館情報論』
(東京 : 雄山閣出版 , 1999.8.)
ISBN:463901631X
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB00569249 )
『Creating a winning online exhibition : a guide for libraries, archives, and museums』
(Chicago : American Library Association , 2002.)
ISBN:0-8389-0817-9
([参考] https://archive.org/details/creatingwinningo00kalf_0 )
『ミュージアムの情報資源と目録・カタログ』
(東京 : 樹村房, 2017.1.)
ISBN:9784883672738
([シリーズ] 博物館情報学シリーズ, 1. [本学所蔵] https://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB05308658 )
●このほかは,講義のなかで指示する。
最後にあげた文献を含む「博物館情報学シリーズ」†は,他の巻も参照のこと。
†[本学所蔵] https://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB05308656
●なお,講義の直接の素材とする「アーカイブズ」「文書館」については,さしあたりつぎをあげる。
安澤秀一『史料館・文書館学への道 : 記録・文書をどう残すか』(吉川弘文館, 1985年)(ISBN: 4642070812).
ウイリアム・ベネドン著 ; 作山宗久訳『記録管理システム』(勁草書房, 1988年)(ISBN: 432600004X).
国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学(上・下)』(柏書房, 2003年)(ISBN: 4760124233).
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
○受講期間中に1回以上,博物館情報・メディア論の観点から,京都大学総合博物館の常設展示または企画展示・特別展示を見て,展示の背後にある博物館活動やそれらに対応する情報・メディアについて,考察すること。受講者各人の専門等により,他の館園等の展示を対象としてもよいが,そのばあい当該館園等を選択した理由を付すこと。
○受講者各人の専門に関係する各所の館園等でインターネット上に公開されているデータベース,デジタルアーカイブ,その他のオンライン資源を探し,そのうち1つ以上に対し閲覧・検索等じっさいに使用すること。そこで結果表示されるデータの背後にある博物館活動や資料管理,データ管理のための情報システムの仕様について,考察すること。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
受講者各人は,それぞれの専門分野の基礎的知識をもち,講義の内容と関連づけることのできる想像力が必要となる。
受講に際して,インターネット上の情報資源をWWWブラウザで調査できること,ワードプロセッサ文書や表計算データシートを作成できること,電子メールを使えること,等の基礎的技能を持つことがもとめられる。課題では,実習的に資料管理の具体的データの作成をもとめることがある。 「博物館情報・メディア論」であるにもかかわらずアーカイブズの素材を用いることへの疑問は,まず講義担当者の用意する各講の話題を聞いた後に受け付ける。積極的に,なるべく講義時間中に(受講者全員で共有できるよう)質問を提出されたい。 講義時間中だけでなく,KULASISまたはPandAの授業連絡メールを使って,総合博物館への臨時教室変更,課題,補足等を伝えることがある。受講者には,授業連絡メールにも注意されたい。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館展示論
|
(英 訳) | Museum Exhibition: Design and Communication | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水3 |
||||||||||||
(教室) | 総合博物館講演室 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 博物館における具体的な展示事例を挙げ、企画から広報の仕方、レイアウトからキャプションの書き方まで展示の計画や設計を体験的に学ぶ。また、展示に必要な媒体の選択、観衆への配慮、展示資料の管理に至るまで、博物館展示に必要な一連の流れを網羅的に理解することを目的とする。さらに映像やVR、生成AIなどの最先端技術を博物館展示デザインにどのように持ち込めばよいか、試行的な取り組みも含めてその使用方法を習得し、博物館展示の多様な社会的意義についての理解を深める。 | ||||||||||||
(到達目標) | 博物館における展示機能について、コミュニケーションデザインの観点からその意義と使命を理解する。とくに歴史的経緯から令和4(2022)年の博物館法改正まで、博物館がおかれている状況変化を抑え、さらに生成AIをはじめとする最先端技術の積極的導入により、社会教育において果たす博物館の現代的意義への理解をキャリア形成に活かせるよう理解を深める。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下のような課題について、1課題あたり1〜2週の授業をする予定である。 1.展示とはコミュニケーションデザインである 2.展示の意義(歴史的背景〜法改正) 3.展示の計画(企画〜広報) 4.展示の設計(レイアウト〜キャプション) 5.展示の媒体(アナログ〜デジタル) 6.展示の観衆(動線設計〜アクセシビリティ) 7.展示の管理(修復保存〜評価) 8.展示と技術(伝統的技法〜生成AI) (うち2回、伊藤先生担当予定) 大学博物館における具体的な展示事例を挙げ、企画から広報の仕方、レイアウトからキャプションの書き方まで展示の計画や設計を体験的に学ぶ。また、展示に必要な媒体の選択、観衆への配慮、展示資料の管理に至るまで、博物館展示に必要な一連の流れを網羅的に理解することを目的とする。さらに映像やVR、生成AIなどの最先端技術を博物館展示デザインにどのように持ち込めばよいか、試行的な取り組みも含めて紹介する。授業中は、 ICTツールを使用して積極的に相互の意見交換を可能とし、個々人が生成AIと協働的に展示企画を検討するなども実施予定である。なお,授業回数はフィードバックを含めて全15回。 |
||||||||||||
(履修要件) |
学芸員資格の取得を目的とする学生、ならびに博物館に興味関心を持つ学生を対象とする。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(30%)+中間レポート(30%)+筆記試験(40%)で評価する。 資格取得に関わるキャリア科目であるため、平常点は10回以上の出席と授業内討論への積極的な参加を評価対象とする。 |
||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||
(参考書等) |
『美術館・博物館の展示 理論から実践まで』
(丸善出版)
ISBN:978-4-621-07362-9
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 学芸員資格の取得を目的とする学生ならびに博物館に興味関心を持つ学生の場合、日頃より、積極的に博物館・美術館・水族館・植物園・動物園など博物館相当施設に足を運び、展示手法などの調査・見学を自主的に行うことが望ましい。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||
博物館展示論
(科目名)
Museum Exhibition: Design and Communication
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
水3 (教室) 総合博物館講演室 |
||||||||||
(授業の概要・目的)
博物館における具体的な展示事例を挙げ、企画から広報の仕方、レイアウトからキャプションの書き方まで展示の計画や設計を体験的に学ぶ。また、展示に必要な媒体の選択、観衆への配慮、展示資料の管理に至るまで、博物館展示に必要な一連の流れを網羅的に理解することを目的とする。さらに映像やVR、生成AIなどの最先端技術を博物館展示デザインにどのように持ち込めばよいか、試行的な取り組みも含めてその使用方法を習得し、博物館展示の多様な社会的意義についての理解を深める。
|
||||||||||
(到達目標)
博物館における展示機能について、コミュニケーションデザインの観点からその意義と使命を理解する。とくに歴史的経緯から令和4(2022)年の博物館法改正まで、博物館がおかれている状況変化を抑え、さらに生成AIをはじめとする最先端技術の積極的導入により、社会教育において果たす博物館の現代的意義への理解をキャリア形成に活かせるよう理解を深める。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
以下のような課題について、1課題あたり1〜2週の授業をする予定である。 1.展示とはコミュニケーションデザインである 2.展示の意義(歴史的背景〜法改正) 3.展示の計画(企画〜広報) 4.展示の設計(レイアウト〜キャプション) 5.展示の媒体(アナログ〜デジタル) 6.展示の観衆(動線設計〜アクセシビリティ) 7.展示の管理(修復保存〜評価) 8.展示と技術(伝統的技法〜生成AI) (うち2回、伊藤先生担当予定) 大学博物館における具体的な展示事例を挙げ、企画から広報の仕方、レイアウトからキャプションの書き方まで展示の計画や設計を体験的に学ぶ。また、展示に必要な媒体の選択、観衆への配慮、展示資料の管理に至るまで、博物館展示に必要な一連の流れを網羅的に理解することを目的とする。さらに映像やVR、生成AIなどの最先端技術を博物館展示デザインにどのように持ち込めばよいか、試行的な取り組みも含めて紹介する。授業中は、 ICTツールを使用して積極的に相互の意見交換を可能とし、個々人が生成AIと協働的に展示企画を検討するなども実施予定である。なお,授業回数はフィードバックを含めて全15回。 |
||||||||||
(履修要件)
学芸員資格の取得を目的とする学生、ならびに博物館に興味関心を持つ学生を対象とする。
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(30%)+中間レポート(30%)+筆記試験(40%)で評価する。
資格取得に関わるキャリア科目であるため、平常点は10回以上の出席と授業内討論への積極的な参加を評価対象とする。 |
||||||||||
(教科書)
使用しない
|
||||||||||
(参考書等)
『美術館・博物館の展示 理論から実践まで』
(丸善出版)
ISBN:978-4-621-07362-9
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
学芸員資格の取得を目的とする学生ならびに博物館に興味関心を持つ学生の場合、日頃より、積極的に博物館・美術館・水族館・植物園・動物園など博物館相当施設に足を運び、展示手法などの調査・見学を自主的に行うことが望ましい。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館実習(文化史)
|
(英 訳) | Practical Training at Museum (Cultural History) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 実習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 3回生以上 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 文系向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 木3・木4 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(教室) | 文学部校舎第3講義室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 人文系の博物館で扱う様々な資料の基本的な性格と取り扱い方についての実習、および博物館の展示および施設の見学を通して、博物館における様々な業務に関する基本的な知識を身につける。 本実習は学芸員資格を取得するための必修科目である。学芸員課程における本実習の位置づけについては、初回講義時に説明する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | ・博物館において学芸員と勤務するためにどのような技術を身につけなければならないのかを知る。 ・博物館の展示・バックヤードを見学し、博物館がどのように運営されているかを学ぶ。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 本実習は、人文系の博物館で扱う様々な資料を実際に手に取りながら、その取り扱い方を学ぶ実務実習と、博物館に対する見学実習からなる。実務実習では、日本史・考古学・美術史・地理学の教員が、それぞれの分野に関連する資料の特質と取り扱い方についての実習をおこなう。見学実習は、京都市内を中心とする様々な分野の博物館の展示や収蔵施設等を見学し、博物館の現状と問題点についての理解を深める。 具体的な授業計画は以下の通り。 第1回 事前指導(ガイダンス)(下垣) 第2回 博物館実務総論(1)(文献資料を中心として)(三宅) 第3回 博物館実務総論(2)(考古資料を中心として)(下垣) 第4回〜第7回 実務実習(下垣・三宅・米家・筒井・田中・松井) 第8回〜第12回 見学実習(下垣・三宅・米家・筒井・田中・松井) 第13回 見学成果発表会(下垣) 第14回 事後指導(下垣) 第15回 フィードバック ・第4回〜第7回の実務実習は、複数の班を編成して行う。班分けは第1回のガイダンス時に行う。 ・第8回〜第12回は、京都市内・府内の複数の博物館での見学実習である。見学先および移動時間・移動手段などについては、第1回のガイダンス時に連絡する。 ・諸事情により、実務実習と見学実習の日程が変更される可能性がある。最終的な授業日程は、第1回以降の講義内で発表する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
・本科目は、文学部開講の「博物館学Ⅰ」「博物館学Ⅱ」「博物館学Ⅲ」のうちいずれか2科目の単位を修得済みの者に限り履修を許可する。ただし、学芸員資格取得カリキュラムの趣旨に鑑みれば、本実習履修前に3科目すべての単位を修得していることが望ましい。
・科目の性質上、受講者数は25名程度に制限する。それを超える場合には、第1回目の授業の際、履修者選抜を行う。 ・第1回目の授業には、成績表とあらかじめ作成した小論文とを持参の上、必ず出席すること。全体の履修計画について説明や履修者選抜(上記3科目のすべての単位を修得している者を優先する。)を行う。小論文は(a)「博物館実習(文化史)」を受講しようと考えた理由、(b)自身の研究と学芸員資格のかかわり の2点をA4用紙1枚程度で述べる。第1回目の授業に不参加の者は受講を認めない。 ・本授業の単位は増加単位となり、卒業に必要な単位にはならない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | ・平常点評価(出席状況・講義内での発表・小レポートなど)と実習成果に関するレポート試験による予定である。具体的な評価方法や配点の割合は、初回の講義において説明する。 ・なお、本授業は、原則として、すべての回に出席した者に対してのみ、成績評価を行う。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・実務実習では、毎回の実習内容を振り返り、今後、どのような技量を身につける必要があるかを確認する。 ・見学実習においては、見学成果を整理し、レポートにまとめる。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・授業のコーディネートは下垣が担当する。質問等がある場合は、下垣まで問い合わせること。問い合わせ方法に関しては、授業中に指示する。 ・万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 ・見学実習の際の交通費・入館料等は自己負担とする。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
博物館実習(文化史)
(科目名)
Practical Training at Museum (Cultural History)
(英 訳)
|
|
|||||||||||||||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||
(旧群) (単位数) 2 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 実習 | ||||||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 3回生以上 (対象学生) 文系向 |
||||||||||||||||||||||
(曜時限)
木3・木4 (教室) 文学部校舎第3講義室 |
||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
人文系の博物館で扱う様々な資料の基本的な性格と取り扱い方についての実習、および博物館の展示および施設の見学を通して、博物館における様々な業務に関する基本的な知識を身につける。
本実習は学芸員資格を取得するための必修科目である。学芸員課程における本実習の位置づけについては、初回講義時に説明する。 |
||||||||||||||||||||||
(到達目標)
・博物館において学芸員と勤務するためにどのような技術を身につけなければならないのかを知る。
・博物館の展示・バックヤードを見学し、博物館がどのように運営されているかを学ぶ。 |
||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容)
本実習は、人文系の博物館で扱う様々な資料を実際に手に取りながら、その取り扱い方を学ぶ実務実習と、博物館に対する見学実習からなる。実務実習では、日本史・考古学・美術史・地理学の教員が、それぞれの分野に関連する資料の特質と取り扱い方についての実習をおこなう。見学実習は、京都市内を中心とする様々な分野の博物館の展示や収蔵施設等を見学し、博物館の現状と問題点についての理解を深める。 具体的な授業計画は以下の通り。 第1回 事前指導(ガイダンス)(下垣) 第2回 博物館実務総論(1)(文献資料を中心として)(三宅) 第3回 博物館実務総論(2)(考古資料を中心として)(下垣) 第4回〜第7回 実務実習(下垣・三宅・米家・筒井・田中・松井) 第8回〜第12回 見学実習(下垣・三宅・米家・筒井・田中・松井) 第13回 見学成果発表会(下垣) 第14回 事後指導(下垣) 第15回 フィードバック ・第4回〜第7回の実務実習は、複数の班を編成して行う。班分けは第1回のガイダンス時に行う。 ・第8回〜第12回は、京都市内・府内の複数の博物館での見学実習である。見学先および移動時間・移動手段などについては、第1回のガイダンス時に連絡する。 ・諸事情により、実務実習と見学実習の日程が変更される可能性がある。最終的な授業日程は、第1回以降の講義内で発表する。 |
||||||||||||||||||||||
(履修要件)
・本科目は、文学部開講の「博物館学Ⅰ」「博物館学Ⅱ」「博物館学Ⅲ」のうちいずれか2科目の単位を修得済みの者に限り履修を許可する。ただし、学芸員資格取得カリキュラムの趣旨に鑑みれば、本実習履修前に3科目すべての単位を修得していることが望ましい。
・科目の性質上、受講者数は25名程度に制限する。それを超える場合には、第1回目の授業の際、履修者選抜を行う。 ・第1回目の授業には、成績表とあらかじめ作成した小論文とを持参の上、必ず出席すること。全体の履修計画について説明や履修者選抜(上記3科目のすべての単位を修得している者を優先する。)を行う。小論文は(a)「博物館実習(文化史)」を受講しようと考えた理由、(b)自身の研究と学芸員資格のかかわり の2点をA4用紙1枚程度で述べる。第1回目の授業に不参加の者は受講を認めない。 ・本授業の単位は増加単位となり、卒業に必要な単位にはならない。 |
||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
・平常点評価(出席状況・講義内での発表・小レポートなど)と実習成果に関するレポート試験による予定である。具体的な評価方法や配点の割合は、初回の講義において説明する。
・なお、本授業は、原則として、すべての回に出席した者に対してのみ、成績評価を行う。 |
||||||||||||||||||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
||||||||||||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
・実務実習では、毎回の実習内容を振り返り、今後、どのような技量を身につける必要があるかを確認する。
・見学実習においては、見学成果を整理し、レポートにまとめる。 |
||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
・授業のコーディネートは下垣が担当する。質問等がある場合は、下垣まで問い合わせること。問い合わせ方法に関しては、授業中に指示する。
・万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 ・見学実習の際の交通費・入館料等は自己負担とする。 |
||||||||||||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館資料保存論
|
(英 訳) | Museum Collection Preservation | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火4 |
||||||||||||
(教室) | 総合博物館/講演室 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 学芸員養成課程に関する講義の一つで、博物館資料保存論について扱う。博物館における文化史、自然史、技術史などの一次資料の保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得する。それを通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養うとともに、博物館の資料を取り巻く現状についての理解を深める。 | ||||||||||||
(到達目標) | 学芸員資格に必要とされる博物館資料保存論の知識を習得する。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 博物館における資料保存の意義(2回) 博物館資料の保存環境(5回) ・資料保存の諸条件とその影響(温湿度、光、振動、大気等) ・生物被害とIPM(総合的有害生物管理) ・自然史標本の保存(水銀等を含む標本の保存、標本ラベル保存の重要性) ・災害の防止と対策(火災、地震、水害、盗難等) ・伝統的保存方法 ・収蔵、展示等の保存環境 資料の保全(4回) ・資料の状態調査・現状把握 ・資料の修復・修理 ・資料の梱包と輸送 環境保護と博物館の役割(3回) ・地域資源の保存と活用(エコミュージアム等) ・文化財の保存と活用(景観、歴史的環境を含む) ・自然環境の保護(生物多様性・種の保存を含む) フィードバック(1回) |
||||||||||||
(履修要件) |
学芸員資格取得希望者を対象とする。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験(筆記)と平常点によって評価する。両者の割合は5割ずつとして評価を行う。平常点は毎回提出する課題により授業への参加状況を評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
『博物館資料保存論』
(講談社)
ISBN:978-4-06-156503-6
上記の教科書に即した内容のプリントを配布して授業を行う。教科書は復習にも使えるよう各自持っておくこと。
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で習得した内容を、博物館などに出かけたときに現場で確認すれば、知識をより確実に身につけることができる。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||
博物館資料保存論
(科目名)
Museum Collection Preservation
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
火4 (教室) 総合博物館/講演室 |
||||||||||
(授業の概要・目的)
学芸員養成課程に関する講義の一つで、博物館資料保存論について扱う。博物館における文化史、自然史、技術史などの一次資料の保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得する。それを通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養うとともに、博物館の資料を取り巻く現状についての理解を深める。
|
||||||||||
(到達目標)
学芸員資格に必要とされる博物館資料保存論の知識を習得する。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
博物館における資料保存の意義(2回) 博物館資料の保存環境(5回) ・資料保存の諸条件とその影響(温湿度、光、振動、大気等) ・生物被害とIPM(総合的有害生物管理) ・自然史標本の保存(水銀等を含む標本の保存、標本ラベル保存の重要性) ・災害の防止と対策(火災、地震、水害、盗難等) ・伝統的保存方法 ・収蔵、展示等の保存環境 資料の保全(4回) ・資料の状態調査・現状把握 ・資料の修復・修理 ・資料の梱包と輸送 環境保護と博物館の役割(3回) ・地域資源の保存と活用(エコミュージアム等) ・文化財の保存と活用(景観、歴史的環境を含む) ・自然環境の保護(生物多様性・種の保存を含む) フィードバック(1回) |
||||||||||
(履修要件)
学芸員資格取得希望者を対象とする。
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験(筆記)と平常点によって評価する。両者の割合は5割ずつとして評価を行う。平常点は毎回提出する課題により授業への参加状況を評価する。
|
||||||||||
(教科書)
『博物館資料保存論』
(講談社)
ISBN:978-4-06-156503-6
上記の教科書に即した内容のプリントを配布して授業を行う。教科書は復習にも使えるよう各自持っておくこと。
|
||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業で習得した内容を、博物館などに出かけたときに現場で確認すれば、知識をより確実に身につけることができる。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館実習(館園実務)
|
(英 訳) | Practice at museum | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 1 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 実習 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 3回生以上 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 5月12日に事前指導、午後6時30分から。全5日の実習の内、1日は7月から8月にかけて個別に実習日を決定、残る4日間は9月1日から4日まで毎日10時から。 9月5日に事後指導、時限は未定。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(教室) | (未定)総合博物館 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 博物館の現場で実際に館の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につける。 実習は、総合博物館に所属する教員がリレー方式で担当し、標本の整理や管理、展示等、総合博物館で日常行われている活動を経験する。 なお、「博物館実習(文化史)」・「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位と、「博物館実習(館園実務)」(1単位)を履修しなければ、学芸員資格を取得することはできない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 実習で体験する一つ一つの実務は館の活動全体のごく一部であり断片的に過ぎないが、実習を通じて、それらが有機的に関係し、博物館活動が成り立っていること、また、バックヤードでの研究や館蔵品の管理が博物館活動の基礎となることを理解できるようになる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | Ⅰ 総合博物館における実習 1 事前指導 5月12日(月)午後6時30分から、総合博物館北館3階講演室にて実施 館園実習の目的や概要について指導する。 2 実習 ・全5日間開講。 ・7月から8月にかけて、館の活動スケジュールに従い、社会教育活動(竹之内)の受講日を、受講者ごとに1日設定する。詳細については、事前指導で説明する。 ・9月1日(月)〜4日(木)の4日間に、下記の実習を集中的におこなう。実習はすべて10時から4時半まで京都大学総合博物館で行う。各実習日に行われる実習内容の詳細は以下のとおり。 ① 標本の管理(永益) ② 展示 (岩崎) ③ 広報・情報発信(塩瀬) ④ データベースの作成とインターネット公開(角谷) 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめること。書式は事前指導において指定する。 3 事後指導 9月5日(金)に総合博物館北館3階講演室にて実施 実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告し、レポートを提出する。 報告の時間帯は、実習初日に連絡する。 Ⅱ 学外の博物館等での実習 1 事前指導 5月12日(月)午後6時30分から、総合博物館北館3階講演室にて実施 学外での実習を希望する者は、実習先の博物館等施設において、どのような内容の実習が行われるのかを、事前によく調査の上、資料を提示して具体的に報告すること。 報告内容に基づき、実習として認めるかどうかを審査した上で、1週間後にその結果を授業連絡メールにて通知する。内容によって、実習として認めない場合もある。 2 各自希望する博物館等施設において実習 実習の受講日数は、最少5日間とする。 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめること。書式は事前指導において指定する。 受け入れ施設より、実習修了の認定証を受領する。 3 事後指導 9月5日(金)に総合博物館北館3階講演室にて実施 実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告し、レポートと実習修了の認定証を提出する。報告の時間帯は、9月1日に連絡する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
3回生以上。
文部科学省により、博物館実習は大学における学芸員養成教育の最終段階における科目に位置づけられ、その中でも、館園実習では、学内実習で学んだ内容を現場で経験することを求められている。そのため、学内実習として開講される全学共通科目の「博物館実習(文化史)」・理学部専門科目の「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位を事前に履修済みであることを要件とする。なお、学内実習は必ずしも前年度の履修を要件とするものではなく、本年度前期開講の履修であれば、要件をみたすものとみなす。 本授業の単位は増加単位となり,卒業に必要な単位にはならない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポート50%/平常点(実習への参加状況、標本の扱い方等)50%。 成績割合の評価についての詳細は、事前指導において説明する。 実習の欠席・遅刻は原則として認めないので、留意すること。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||||||||||||||
(参考書等) | |||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 実習前に、博物館が実際にどのような活動をしているのかについて、知見を深めておくこと。 実習日ごとに、実習内容を振り返り、当初のイメージと実際との相違、問題点等の整理を行い、博物館活動に対する理解を深めること。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 本科目は事前指導後に履修登録をするため、KULASISでの履修登録を行わない。 履修を希望するものは、5月12日(月)午後6時30分からの事前指導に必ず出席のこと。これに欠席した学生の履修は認めない。 実習の欠席・遅刻も原則として認めないので、留意すること。 万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 なお、実習内容等を変更することがある。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
博物館実習(館園実務)
(科目名)
Practice at museum
(英 訳)
|
|
||||||||||||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||
(旧群) (単位数) 1 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 実習 | |||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (配当学年) 3回生以上 (対象学生) 全学向 |
|||||||||||||||||||
(曜時限)
集中 5月12日に事前指導、午後6時30分から。全5日の実習の内、1日は7月から8月にかけて個別に実習日を決定、残る4日間は9月1日から4日まで毎日10時から。 9月5日に事後指導、時限は未定。 (教室) (未定)総合博物館 |
|||||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
博物館の現場で実際に館の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につける。
実習は、総合博物館に所属する教員がリレー方式で担当し、標本の整理や管理、展示等、総合博物館で日常行われている活動を経験する。 なお、「博物館実習(文化史)」・「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位と、「博物館実習(館園実務)」(1単位)を履修しなければ、学芸員資格を取得することはできない。 |
|||||||||||||||||||
(到達目標)
実習で体験する一つ一つの実務は館の活動全体のごく一部であり断片的に過ぎないが、実習を通じて、それらが有機的に関係し、博物館活動が成り立っていること、また、バックヤードでの研究や館蔵品の管理が博物館活動の基礎となることを理解できるようになる。
|
|||||||||||||||||||
(授業計画と内容)
Ⅰ 総合博物館における実習 1 事前指導 5月12日(月)午後6時30分から、総合博物館北館3階講演室にて実施 館園実習の目的や概要について指導する。 2 実習 ・全5日間開講。 ・7月から8月にかけて、館の活動スケジュールに従い、社会教育活動(竹之内)の受講日を、受講者ごとに1日設定する。詳細については、事前指導で説明する。 ・9月1日(月)〜4日(木)の4日間に、下記の実習を集中的におこなう。実習はすべて10時から4時半まで京都大学総合博物館で行う。各実習日に行われる実習内容の詳細は以下のとおり。 ① 標本の管理(永益) ② 展示 (岩崎) ③ 広報・情報発信(塩瀬) ④ データベースの作成とインターネット公開(角谷) 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめること。書式は事前指導において指定する。 3 事後指導 9月5日(金)に総合博物館北館3階講演室にて実施 実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告し、レポートを提出する。 報告の時間帯は、実習初日に連絡する。 Ⅱ 学外の博物館等での実習 1 事前指導 5月12日(月)午後6時30分から、総合博物館北館3階講演室にて実施 学外での実習を希望する者は、実習先の博物館等施設において、どのような内容の実習が行われるのかを、事前によく調査の上、資料を提示して具体的に報告すること。 報告内容に基づき、実習として認めるかどうかを審査した上で、1週間後にその結果を授業連絡メールにて通知する。内容によって、実習として認めない場合もある。 2 各自希望する博物館等施設において実習 実習の受講日数は、最少5日間とする。 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめること。書式は事前指導において指定する。 受け入れ施設より、実習修了の認定証を受領する。 3 事後指導 9月5日(金)に総合博物館北館3階講演室にて実施 実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告し、レポートと実習修了の認定証を提出する。報告の時間帯は、9月1日に連絡する。 |
|||||||||||||||||||
(履修要件)
3回生以上。
文部科学省により、博物館実習は大学における学芸員養成教育の最終段階における科目に位置づけられ、その中でも、館園実習では、学内実習で学んだ内容を現場で経験することを求められている。そのため、学内実習として開講される全学共通科目の「博物館実習(文化史)」・理学部専門科目の「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位を事前に履修済みであることを要件とする。なお、学内実習は必ずしも前年度の履修を要件とするものではなく、本年度前期開講の履修であれば、要件をみたすものとみなす。 本授業の単位は増加単位となり,卒業に必要な単位にはならない。 |
|||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポート50%/平常点(実習への参加状況、標本の扱い方等)50%。
成績割合の評価についての詳細は、事前指導において説明する。 実習の欠席・遅刻は原則として認めないので、留意すること。 |
|||||||||||||||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||||||||||||||
(参考書等)
|
|||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
実習前に、博物館が実際にどのような活動をしているのかについて、知見を深めておくこと。
実習日ごとに、実習内容を振り返り、当初のイメージと実際との相違、問題点等の整理を行い、博物館活動に対する理解を深めること。 |
|||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
本科目は事前指導後に履修登録をするため、KULASISでの履修登録を行わない。
履修を希望するものは、5月12日(月)午後6時30分からの事前指導に必ず出席のこと。これに欠席した学生の履修は認めない。 実習の欠席・遅刻も原則として認めないので、留意すること。 万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 なお、実習内容等を変更することがある。 |
|||||||||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
博物館実習(館園実務)
|
(英 訳) | Practice at museum | ||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||
(群) | キャリア | ||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 学芸員課程 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 1 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 実習 | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期集中 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 3回生以上 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
||||||||||||||||||||||||
(教室) | (未定)総合博物館 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 博物館(相当施設)の現場で実際に館の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につける。 実習は、和歌山県白浜町にある瀬戸臨海実験所に附属する京都大学白浜水族館、もしくは京都府舞鶴市にある舞鶴水産実験所に附属する水産生物標本館を舞台に行う(振り分けは事前指導の際に行う)。各施設に所属する教職員が分担して担当し、標本の整理や管理、展示等、それぞれの館で日常行われている活動を経験する。 なお、「博物館実習(文化史)」・「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位と、「博物館実習(館園実務)」(1単位)を履修しなければ、学芸員資格を取得することはできない。 |
||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 実習で体験する一つ一つの実務は館の活動全体のごく一部であり断片的に過ぎないが、実習を通じて、それらが有機的に関係し、博物館活動が成り立っていること、また、それぞれの施設での研究や館蔵品の管理が博物館活動の基礎となることを理解できるようになる。 | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 「抽選・振り分け」 この実習は二つの施設で場所と日程が異なり、それぞれ定員(=受け入れ能力)が決まっているので、事前に人数と実習施設を調整する必要がある。そのため本実習の受講希望者は、10月上旬午後6時半から行われる「博物館実習(館園実務)」事前指導に必ず出席し、定員を超えた場合の抽選と実習施設の振り分けを受けること。詳細については、9月までにKULASISで掲示する。 「実習」 実習自体は以下の3つの内容から構成され、全てに出席する必要がある。 1 事前指導 ・10月上旬の午後6時半に、総合博物館新館セミナー室にて実施。館園実習の目的や概要について指導する(担当:岩崎、下村、甲斐、邉見)。 2 館園実習 ・全5日間開講。 瀬戸臨海実験所と舞鶴水産実験所は別日程で行う(瀬戸臨海は12月上旬、舞鶴水産は11月上旬予定)。 ・瀬戸臨海実験所では12月上旬の5日間に、下記の実習を集中的におこなう(担当:下村)。実習は附属の京都大学白浜水族館で行う。また宿泊は実験所の宿泊棟を利用する。実習内容は以下のとおり。 ①展示生物の採集・飼育・管理 ②設備・機器のメンテナンス ③標本の維持管理 ④広報・情報発信 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめる。レポート書式は事前指導において指定する。 ・舞鶴水産実験所では11月上旬の5日間に、下記の実習を集中的におこなう(担当:甲斐、邉見)。実習は附属の水産生物標本館で行う。また宿泊は実験所の宿泊棟を利用する。実習内容は以下のとおり。 ①水産生物の採集・標本作製 ②標本の維持管理・データベース作成 ③展示作業・教育活動 ④広報・情報発信 実習日ごとに内容をレポートにまとめる。レポート書式は事前指導において指定する。 3 事後指導 ・実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告する。(担当:岩崎、下村、甲斐、邉見)。 |
||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
実習にあたっては、ある程度の生物学・水産学に関する知識や経験を要求されることから、対象を「理系向け」とする。
文部科学省により、博物館実習は大学における学芸員養成教育の最終段階における科目に位置づけられ、その中でも、館園実習では、学内実習で学んだ内容を現場で経験することを求められている。そのため、学内実習として開講される全学共通科目の「博物館実習(文化史)」・理学部専門科目の「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位を事前に履修済みであることを要件とする。なお、学内実習は必ずしも前年度の履修を要件とするものではなく、本年度前期開講の履修であれば、要件をみたすものとみなす。このため、対象を3回生以上とする。 本授業の単位は増加単位となり、卒業に必要な単位にはならない。 |
||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポート/平常点(出席状況、実習に取り組む姿勢等):各50パーセントずつ。詳細は講義において説明する。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||||
(関連URL) |
https://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
総合博物館
https://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/ 瀬戸臨海実験所 https://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/ 京大白浜水族館 https://www.maizuru.marine.kais.kyoto-u.ac.jp/ 舞鶴水産実験所 |
||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 実習前に、実習施設が実際にどのような活動をしているのかについて、知見を深めておくこと。 実習日ごとに、実習内容を振り返り、当初のイメージと実際との相違、問題点等の整理を行い、博物館活動に対する理解を深めること。 |
||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修を希望するものは、10月上旬の午後6時半から行われる事前指導に必ず出席すること。日程はKULASISで掲示する。ここで、定員を超えた場合には抽選を行い、実習施設の振り分けを行う。欠席した学生の履修は認めない。 それぞれの施設の受け入れ能力から、受講定員を瀬戸臨海実験所・舞鶴水産実験所各3名ずつに設定する。 実習施設への交通費及び食費等の滞在費については、受講生負担となる(瀬戸臨海実験所へはJR特急利用で往復約12,000円、舞鶴水産実験所へは約8,000円;瀬戸臨海実験所ではクリーニング代が900円、舞鶴水産実験所では宿泊費と1日2回の食費を合わせて5日で約8,000円)。 なお野外フィールドでの実習があるので、万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 |
||||||||||||||||||||||||
博物館実習(館園実務)
(科目名)
Practice at museum
(英 訳)
|
|
|||||||||||||||
(群) キャリア (分野(分類)) 学芸員課程 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(旧群) (単位数) 1 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 実習 | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期集中 (配当学年) 3回生以上 (対象学生) 理系向 |
||||||||||||||||
(曜時限)
集中 未定 (教室) (未定)総合博物館 |
||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
博物館(相当施設)の現場で実際に館の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につける。
実習は、和歌山県白浜町にある瀬戸臨海実験所に附属する京都大学白浜水族館、もしくは京都府舞鶴市にある舞鶴水産実験所に附属する水産生物標本館を舞台に行う(振り分けは事前指導の際に行う)。各施設に所属する教職員が分担して担当し、標本の整理や管理、展示等、それぞれの館で日常行われている活動を経験する。 なお、「博物館実習(文化史)」・「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位と、「博物館実習(館園実務)」(1単位)を履修しなければ、学芸員資格を取得することはできない。 |
||||||||||||||||
(到達目標)
実習で体験する一つ一つの実務は館の活動全体のごく一部であり断片的に過ぎないが、実習を通じて、それらが有機的に関係し、博物館活動が成り立っていること、また、それぞれの施設での研究や館蔵品の管理が博物館活動の基礎となることを理解できるようになる。
|
||||||||||||||||
(授業計画と内容)
「抽選・振り分け」 この実習は二つの施設で場所と日程が異なり、それぞれ定員(=受け入れ能力)が決まっているので、事前に人数と実習施設を調整する必要がある。そのため本実習の受講希望者は、10月上旬午後6時半から行われる「博物館実習(館園実務)」事前指導に必ず出席し、定員を超えた場合の抽選と実習施設の振り分けを受けること。詳細については、9月までにKULASISで掲示する。 「実習」 実習自体は以下の3つの内容から構成され、全てに出席する必要がある。 1 事前指導 ・10月上旬の午後6時半に、総合博物館新館セミナー室にて実施。館園実習の目的や概要について指導する(担当:岩崎、下村、甲斐、邉見)。 2 館園実習 ・全5日間開講。 瀬戸臨海実験所と舞鶴水産実験所は別日程で行う(瀬戸臨海は12月上旬、舞鶴水産は11月上旬予定)。 ・瀬戸臨海実験所では12月上旬の5日間に、下記の実習を集中的におこなう(担当:下村)。実習は附属の京都大学白浜水族館で行う。また宿泊は実験所の宿泊棟を利用する。実習内容は以下のとおり。 ①展示生物の採集・飼育・管理 ②設備・機器のメンテナンス ③標本の維持管理 ④広報・情報発信 実習日ごとに、実習内容・感想をレポートにまとめる。レポート書式は事前指導において指定する。 ・舞鶴水産実験所では11月上旬の5日間に、下記の実習を集中的におこなう(担当:甲斐、邉見)。実習は附属の水産生物標本館で行う。また宿泊は実験所の宿泊棟を利用する。実習内容は以下のとおり。 ①水産生物の採集・標本作製 ②標本の維持管理・データベース作成 ③展示作業・教育活動 ④広報・情報発信 実習日ごとに内容をレポートにまとめる。レポート書式は事前指導において指定する。 3 事後指導 ・実習日に作成したレポートをもとに、各自の実習内容について報告する。(担当:岩崎、下村、甲斐、邉見)。 |
||||||||||||||||
(履修要件)
実習にあたっては、ある程度の生物学・水産学に関する知識や経験を要求されることから、対象を「理系向け」とする。
文部科学省により、博物館実習は大学における学芸員養成教育の最終段階における科目に位置づけられ、その中でも、館園実習では、学内実習で学んだ内容を現場で経験することを求められている。そのため、学内実習として開講される全学共通科目の「博物館実習(文化史)」・理学部専門科目の「博物館実習(自然史)」のいずれか2単位を事前に履修済みであることを要件とする。なお、学内実習は必ずしも前年度の履修を要件とするものではなく、本年度前期開講の履修であれば、要件をみたすものとみなす。このため、対象を3回生以上とする。 本授業の単位は増加単位となり、卒業に必要な単位にはならない。 |
||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポート/平常点(出席状況、実習に取り組む姿勢等):各50パーセントずつ。詳細は講義において説明する。
|
||||||||||||||||
(教科書)
使用しない
|
||||||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
実習前に、実習施設が実際にどのような活動をしているのかについて、知見を深めておくこと。
実習日ごとに、実習内容を振り返り、当初のイメージと実際との相違、問題点等の整理を行い、博物館活動に対する理解を深めること。 |
||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
履修を希望するものは、10月上旬の午後6時半から行われる事前指導に必ず出席すること。日程はKULASISで掲示する。ここで、定員を超えた場合には抽選を行い、実習施設の振り分けを行う。欠席した学生の履修は認めない。
それぞれの施設の受け入れ能力から、受講定員を瀬戸臨海実験所・舞鶴水産実験所各3名ずつに設定する。 実習施設への交通費及び食費等の滞在費については、受講生負担となる(瀬戸臨海実験所へはJR特急利用で往復約12,000円、舞鶴水産実験所へは約8,000円;瀬戸臨海実験所ではクリーニング代が900円、舞鶴水産実験所では宿泊費と1日2回の食費を合わせて5日で約8,000円)。 なお野外フィールドでの実習があるので、万一の事故に備え、学研災(学生教育研究災害傷害保険)及び学研賠(学研災付帯賠償責任保険)または同様の保険(生協の共済等)に必ず加入すること。 |
||||||||||||||||