


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ヒトに常在する微生物を知ろう
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring microbes resident in human | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定) |
||||||||||||
(教室) | 集合場所:研究所本館M棟1階会議室M-105A室 | ||||||||||||
(キーワード) | 応用微生物学 / 常在菌 / 発酵 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 微生物は、高校の教科書では、生態系における「分解者」として説明されている。例えば、微生物は、動物の死体や糞便、あるいは枯れた植物などを分解し、物質循環に重要な役割を担っている。また、「発酵食品」に代表されるように、わたしたちの暮らしの中にも密接に微生物は関わっている。わたしたち(ヒト)は約37兆個の細胞からできているが、わたしたちの体の中、特に腸内にはその数を上回る40兆個の微生物が住み着いていると考えられている。このような微生物は常在菌と呼ばれており、皮膚、口腔内、消化器、生殖器など様々な組織に存在する。 本セミナーでは、講義と実験を通して、主に常在菌に焦点を当て、微生物が身近に存在すること及び微生物の多様性と生存様式を理解することを目的とする。 |
||||||||||||
(到達目標) | 微生物の分類、増殖形式、細胞構造などを理解し、種々の微生物の生存様式を理論的に説明できるようになる。また、微生物の基本的な取り扱い方法(滅菌操作・ヒトからの分離法・培養法・形態観察)を習熟することにより、微生物の培養と分類に関する基礎的技術を修得する。さらに、実験結果に基づいて考察し、得られた成果を発表する能力を身に付ける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは、8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定)に農学研究科宇治地区(宇治キャンパス)で実施する。 下記の5つの項目(1項目あたり3回相当)に関して、講義と実験を行い、最後に実験成果を発表する。成果発表等に対して、フィードバックする。 ・微生物の分離と培養(各自受講者から常在菌を分離培養する) ・微生物の分類(常在菌を表現型並びに遺伝子配列に基づいて分類する) ・微生物の細胞構造(顕微鏡で常在菌の細胞構造を観察する) ・微生物の増殖形式(微生物の世代時間を算出する) ・微生物の代謝様式(微生物発酵により乳酸やアルコールを生産する) なお、内容は一部変更する場合がある。 |
||||||||||||
(履修要件) |
生化学の基礎知識(高校の「生物基礎」レベル)の修得が望ましいが、熱意をもって実験できれば受講可能である。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席状況と実験に取り組む姿勢)(約20%)、成果発表(約30%)、及びレポート(約50%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
適宜、資料を配付する。
|
||||||||||||
(参考書等) |
『遺伝子・細胞から見た 応用微生物学』
(朝倉書店・2020年)
ISBN:978-4-254-43124-7
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 配付資料に目を通し、理解を深める努力をする。特に、実験に関して、予め手順を確認し、スムーズに実施できるようにする。また、実験後にデータを取り纏めて考察する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 安全に実験を行うため、履修人数を制限する。 実験を行うため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入する必要がある。 授業中、わからないことについては積極的な質問を期待する。 連絡方法は電子メールにより行う。 微生物の分類にインターネットを用いる。 成果発表にはPowerPointを用いる。 採点報告日(8月中旬)以降に実施するため、成績報告が遅れる可能性がある。 |
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ILASセミナー :ヒトに常在する微生物を知ろう
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring microbes resident in human
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定) (教室) 集合場所:研究所本館M棟1階会議室M-105A室 |
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(キーワード) 応用微生物学 / 常在菌 / 発酵 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
微生物は、高校の教科書では、生態系における「分解者」として説明されている。例えば、微生物は、動物の死体や糞便、あるいは枯れた植物などを分解し、物質循環に重要な役割を担っている。また、「発酵食品」に代表されるように、わたしたちの暮らしの中にも密接に微生物は関わっている。わたしたち(ヒト)は約37兆個の細胞からできているが、わたしたちの体の中、特に腸内にはその数を上回る40兆個の微生物が住み着いていると考えられている。このような微生物は常在菌と呼ばれており、皮膚、口腔内、消化器、生殖器など様々な組織に存在する。
本セミナーでは、講義と実験を通して、主に常在菌に焦点を当て、微生物が身近に存在すること及び微生物の多様性と生存様式を理解することを目的とする。 |
||||||||||
(到達目標)
微生物の分類、増殖形式、細胞構造などを理解し、種々の微生物の生存様式を理論的に説明できるようになる。また、微生物の基本的な取り扱い方法(滅菌操作・ヒトからの分離法・培養法・形態観察)を習熟することにより、微生物の培養と分類に関する基礎的技術を修得する。さらに、実験結果に基づいて考察し、得られた成果を発表する能力を身に付ける。
|
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(授業計画と内容)
本セミナーは、8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定)に農学研究科宇治地区(宇治キャンパス)で実施する。 下記の5つの項目(1項目あたり3回相当)に関して、講義と実験を行い、最後に実験成果を発表する。成果発表等に対して、フィードバックする。 ・微生物の分離と培養(各自受講者から常在菌を分離培養する) ・微生物の分類(常在菌を表現型並びに遺伝子配列に基づいて分類する) ・微生物の細胞構造(顕微鏡で常在菌の細胞構造を観察する) ・微生物の増殖形式(微生物の世代時間を算出する) ・微生物の代謝様式(微生物発酵により乳酸やアルコールを生産する) なお、内容は一部変更する場合がある。 |
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(履修要件)
生化学の基礎知識(高校の「生物基礎」レベル)の修得が望ましいが、熱意をもって実験できれば受講可能である。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席状況と実験に取り組む姿勢)(約20%)、成果発表(約30%)、及びレポート(約50%)により評価する。
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(教科書)
適宜、資料を配付する。
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(参考書等)
『遺伝子・細胞から見た 応用微生物学』
(朝倉書店・2020年)
ISBN:978-4-254-43124-7
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(授業外学習(予習・復習)等)
配付資料に目を通し、理解を深める努力をする。特に、実験に関して、予め手順を確認し、スムーズに実施できるようにする。また、実験後にデータを取り纏めて考察する。
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(その他(オフィスアワー等))
安全に実験を行うため、履修人数を制限する。
実験を行うため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入する必要がある。 授業中、わからないことについては積極的な質問を期待する。 連絡方法は電子メールにより行う。 微生物の分類にインターネットを用いる。 成果発表にはPowerPointを用いる。 採点報告日(8月中旬)以降に実施するため、成績報告が遅れる可能性がある。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :自然体験の感動を科学する
|
(英 訳) | ILAS Seminar :A quantitative study concerning emotions in nature experiences | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
||||||
(教室) | 未定 | ||||||
(キーワード) | 生態学および環境学関連 / 社会心理学関連 / エコツーリズム | ||||||
(授業の概要・目的) | 人はなぜ、自然を愛し、自然にいやされるのだろう。便利な都会で暮らしていても、なぜときとして自然体験を求めるのだろう。こんな疑問について、科学的な切り口でいどむのがこのILASセミナーの特徴だ。この授業では、自然が現代人の精神的幸福に貢献するメカニズムを探る。従来の「自然保護ありき」で語られる環境保全ではなく、進化生物学や心理学などの客観的な視点から、人々が自然を心地よく思い、愛し、敬う感情とは何か・その感情はいつどこで生じるかを考える。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、従来は研究がむずかしかったフィールドでの人間行動と感情についての実験と研究を進める。実際に自然体験アクティビティを行い、その感動をデータとして分析する。これまでは文系の学問で漠然と語られるだけだった「自然のなかでの感動」を、科学で解明してみよう。 | ||||||
(到達目標) | 日本の自然の価値について、特に文化的生態系サービスについての知識を得、また実際に観光客に人気の自然体験をすることで、エコツーリズムが果たす役割とは何か、今後の社会にどのような貢献を果たすかを考えることができる。フィールド調査学習では、仮説を立て、データを取得して検証し、考察するというプロセスを体得する。その結果として、自然体験で生じる感動とは何かを考え、人にとってそれがどのような意味を持つかを分析する経験を積む。 | ||||||
(授業計画と内容) | (第1回分)吉田キャンパスでの講義および実習の説明会を7月中に行う。その後、8月に集中講義を実施する。その際、フィールド体験を京都大学紀伊大島実験所とその周辺で実施する予定である(社会情勢などによる変更の可能性あり)。 フィールド体験は、講義および予備調査実験(第2-5回分)、フィールド調査学習(第6-11回分)、成果取りまとめと発表(第12-15回分)で構成される。講義では、日本人と自然のかかわりを歴史的コンテクストと現代の環境問題を通して学ぶ。また、人間の心理を形づくる要因を知るために進化生物学・進化心理学の基礎も学ぶ。 フィールド調査学習では、人間の心理にとって自然の持つ役割は何かを、仮説を立て、調査によって検証し、考察するというプロセスを踏む。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、人間の行動や感情を詳細に記録するビッグデータ科学の初歩を学ぶ。学生はグループごとに、来訪者に自然がもたらす精神的・文化的効果を明示的・定量的に調べ、自然に対する気持ちについての普遍性や法則性を探る。指導教員はそれぞれの仮説の設定や研究手法、結果の解析を密接に指導する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートと授業内での発表で評価する。評価の割合については初回授業にて説明する。 | ||||||
(教科書) |
必要に応じてプリントなどを配布する。
|
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(参考書等) |
『生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860644932
(生物進化は誤解の多い学問分野です。本書では、よくある誤解をとりあげて、生物進化とはどのようなものなのか、丁寧に解説します。人間も生物進化の産物です。生物である私たち人間も、生物進化と深く関わっているのです。本書の後半では、人間の「こころ」について、生物進化の視点で考えていきます。生物進化を考えることで、もしかしたら、日常の悩みを解決する糸口が見えてくるかもしれません。生物進化の基礎から、進化心理学といった「こころ」に関することまで、現代人におくる生物進化の入門書です!)
『学んでみると生態学はおもしろい』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860643430
(本書は、サイエンスとしての生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的・客観的にとらえる考え方を身につけられます。これからの時代を生きる人の必修科目である生態学をイチから学びましょう。)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 高校の生物で履修する程度の生態学の知識があることがのぞましいので、必要に応じて「学んでみると生態学はおもしろい(伊勢武史著・ベレ出版)」などの入門書を読んでおくことを勧めます。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 旅費(JR串本駅までの往復交通費:京都駅から新大阪駅へ新快速、新大阪駅から特急くろしおに乗車した場合、片道7,590円(シラバス登録日現在・学割を利用すると割引になる))・潮岬青少年の家の宿泊費用(1泊1,360円・2泊分)・食費・自然体験アクティビティ参加費用・その他実習参加に必要な経費は学生個人の負担となります。費用の概要は、7月の説明会でお知らせします。また、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要です。集中講義は8月に実施する予定のため、成績報告が遅れることが想定されます。 | ||||||
ILASセミナー :自然体験の感動を科学する
(科目名)
ILAS Seminar :A quantitative study concerning emotions in nature experiences
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 未定 |
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(キーワード) 生態学および環境学関連 / 社会心理学関連 / エコツーリズム | |||||||
(授業の概要・目的)
人はなぜ、自然を愛し、自然にいやされるのだろう。便利な都会で暮らしていても、なぜときとして自然体験を求めるのだろう。こんな疑問について、科学的な切り口でいどむのがこのILASセミナーの特徴だ。この授業では、自然が現代人の精神的幸福に貢献するメカニズムを探る。従来の「自然保護ありき」で語られる環境保全ではなく、進化生物学や心理学などの客観的な視点から、人々が自然を心地よく思い、愛し、敬う感情とは何か・その感情はいつどこで生じるかを考える。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、従来は研究がむずかしかったフィールドでの人間行動と感情についての実験と研究を進める。実際に自然体験アクティビティを行い、その感動をデータとして分析する。これまでは文系の学問で漠然と語られるだけだった「自然のなかでの感動」を、科学で解明してみよう。
|
|||||||
(到達目標)
日本の自然の価値について、特に文化的生態系サービスについての知識を得、また実際に観光客に人気の自然体験をすることで、エコツーリズムが果たす役割とは何か、今後の社会にどのような貢献を果たすかを考えることができる。フィールド調査学習では、仮説を立て、データを取得して検証し、考察するというプロセスを体得する。その結果として、自然体験で生じる感動とは何かを考え、人にとってそれがどのような意味を持つかを分析する経験を積む。
|
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(授業計画と内容)
(第1回分)吉田キャンパスでの講義および実習の説明会を7月中に行う。その後、8月に集中講義を実施する。その際、フィールド体験を京都大学紀伊大島実験所とその周辺で実施する予定である(社会情勢などによる変更の可能性あり)。 フィールド体験は、講義および予備調査実験(第2-5回分)、フィールド調査学習(第6-11回分)、成果取りまとめと発表(第12-15回分)で構成される。講義では、日本人と自然のかかわりを歴史的コンテクストと現代の環境問題を通して学ぶ。また、人間の心理を形づくる要因を知るために進化生物学・進化心理学の基礎も学ぶ。 フィールド調査学習では、人間の心理にとって自然の持つ役割は何かを、仮説を立て、調査によって検証し、考察するというプロセスを踏む。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、人間の行動や感情を詳細に記録するビッグデータ科学の初歩を学ぶ。学生はグループごとに、来訪者に自然がもたらす精神的・文化的効果を明示的・定量的に調べ、自然に対する気持ちについての普遍性や法則性を探る。指導教員はそれぞれの仮説の設定や研究手法、結果の解析を密接に指導する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートと授業内での発表で評価する。評価の割合については初回授業にて説明する。
|
|||||||
(教科書)
必要に応じてプリントなどを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
『生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860644932
(生物進化は誤解の多い学問分野です。本書では、よくある誤解をとりあげて、生物進化とはどのようなものなのか、丁寧に解説します。人間も生物進化の産物です。生物である私たち人間も、生物進化と深く関わっているのです。本書の後半では、人間の「こころ」について、生物進化の視点で考えていきます。生物進化を考えることで、もしかしたら、日常の悩みを解決する糸口が見えてくるかもしれません。生物進化の基礎から、進化心理学といった「こころ」に関することまで、現代人におくる生物進化の入門書です!)
『学んでみると生態学はおもしろい』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860643430
(本書は、サイエンスとしての生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的・客観的にとらえる考え方を身につけられます。これからの時代を生きる人の必修科目である生態学をイチから学びましょう。)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
高校の生物で履修する程度の生態学の知識があることがのぞましいので、必要に応じて「学んでみると生態学はおもしろい(伊勢武史著・ベレ出版)」などの入門書を読んでおくことを勧めます。
|
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(その他(オフィスアワー等))
旅費(JR串本駅までの往復交通費:京都駅から新大阪駅へ新快速、新大阪駅から特急くろしおに乗車した場合、片道7,590円(シラバス登録日現在・学割を利用すると割引になる))・潮岬青少年の家の宿泊費用(1泊1,360円・2泊分)・食費・自然体験アクティビティ参加費用・その他実習参加に必要な経費は学生個人の負担となります。費用の概要は、7月の説明会でお知らせします。また、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要です。集中講義は8月に実施する予定のため、成績報告が遅れることが想定されます。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :京都の文化を支える森林−地域の智恵と生態学的知見
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Forests Supporting Kyoto | ||||||||||
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(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 13(13)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 芦生研究林、上賀茂試験地、北白川試験地 | ||||||||||||
(キーワード) | 森林 / 生態系サービス / 林業 / 野生動物 / 里山 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 京都は豊かな森林・水などの自然に支えられ、その資源を利用することによって古より発展を遂げきた。多くの文明が環境破壊と生態系サービスの劣化によって失われた事実とは対照的に、京都周辺には現在でも多くの森林や渓流が残り、京都の文化を支えている。 本科目では、京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法を実習を通して学び、森林の利用に関する地域の歴史や人々の智恵を、猟師などの地域の多様な人と接するなかから学ぶ。そして、森林と人間社会との新しい関係を考える。 |
||||||||||||
(到達目標) | 京都における森林の歴史や現在の状況を学習し、森林をめぐる環境問題に対し、実習を通じて科学的な知識や研究手法を習得する。加えて、地域の人々や活動を体験し、人間社会と森林の関係について考察し、多面的な視野から対応策を考えられるようになる。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 前期集中 事前講義を9月1日(月) に開催します。 実習(芦生研究林に宿泊)は2025年9月10日(水)-12日(金)の2泊3日です。この日程で参加できる場合だけ履修登録してください。 連絡はメールを用いて行うので、必ずKULASISに登録しているメールを確認すること。 森林と人間の関わりに関する歴史的知見ならびに森林生態系に関する生態学的知識について学習する。 その後、京都大学が有する、里山として利用されてきた上賀茂試験地、原生的な森林である芦生研究林にて実習を行う。 森林と人間社会の関係について、植生(石原)や歴史・生活(坂野上)といった異なる側面から、調査、データ解析、発表を行い、科学的な研究の流れを理解する。 さらに猟師や林業家など森林と関わる仕事をしている学外の講師の話を聞き、人工林やかやぶきの里を見学し、森林がどのように管理され、人々がどのように森林とともに生きてきたかを学ぶ。 1日目 上賀茂試験地:京都市の里山 ガイダンス 森林と人間の関係について講義 上賀茂試験地の見学 芦生研究林へ移動・夕食 森と人との関わりについて猟師などの外部講師 2日目 芦生研究林の自然と調査 午前 樹木種の識別実習、原生的森林の観察 午後 調査体験 班ごとのデータ解析、まとめ、ディスカッション 各班の発表、ディスカッション 夕食 3日目 かやぶきの里、木材市場などの見学 北白川試験地の見学 解散 |
||||||||||||
(履修要件) |
前期開講の、森里海連環学系科目 森里海連環学IおよびII を受講しておくことが望ましい。
全日程を参加できること。 |
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習中の発言、調査結果の発表とレポート作成。詳細は授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||
(参考書等) |
『森のバランス』
(東海大学出版会)
『「大学の森」が見た森と里の再生学 京都芦生・美山での挑戦』
(京都大学学術出版会)
『森林の変化と人類』
(共立出版)
『シカ問題を考える』
(山と渓谷社)
『京都の森と文化』
(ナカニシヤ出版)
|
||||||||||||
(関連URL) | https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/ 芦生研究林 | ||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 事前に芦生研究林・上賀茂試験地・北白川試験地についてフィールドセンターのHPを確認すること。 実習前に課題を出し、実習時に提出してもらう。 |
||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)に必ず加入しておくこと。 実習は芦生研究林および上賀茂試験地・北白川試験地で行います。 実習中の宿泊費・食費については実費(合計5000円程度)を徴収します。 初日の上賀茂試験地までの旅費は自己負担。 開催時期により、前期の成績発表の時期に間に合わない可能性があります。 |
||||||||||||
ILASセミナー :京都の文化を支える森林−地域の智恵と生態学的知見
(科目名)
ILAS Seminar :Forests Supporting Kyoto
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 13(13)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 芦生研究林、上賀茂試験地、北白川試験地 |
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(キーワード) 森林 / 生態系サービス / 林業 / 野生動物 / 里山 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
京都は豊かな森林・水などの自然に支えられ、その資源を利用することによって古より発展を遂げきた。多くの文明が環境破壊と生態系サービスの劣化によって失われた事実とは対照的に、京都周辺には現在でも多くの森林や渓流が残り、京都の文化を支えている。
本科目では、京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法を実習を通して学び、森林の利用に関する地域の歴史や人々の智恵を、猟師などの地域の多様な人と接するなかから学ぶ。そして、森林と人間社会との新しい関係を考える。 |
||||||||||
(到達目標)
京都における森林の歴史や現在の状況を学習し、森林をめぐる環境問題に対し、実習を通じて科学的な知識や研究手法を習得する。加えて、地域の人々や活動を体験し、人間社会と森林の関係について考察し、多面的な視野から対応策を考えられるようになる。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
前期集中 事前講義を9月1日(月) に開催します。 実習(芦生研究林に宿泊)は2025年9月10日(水)-12日(金)の2泊3日です。この日程で参加できる場合だけ履修登録してください。 連絡はメールを用いて行うので、必ずKULASISに登録しているメールを確認すること。 森林と人間の関わりに関する歴史的知見ならびに森林生態系に関する生態学的知識について学習する。 その後、京都大学が有する、里山として利用されてきた上賀茂試験地、原生的な森林である芦生研究林にて実習を行う。 森林と人間社会の関係について、植生(石原)や歴史・生活(坂野上)といった異なる側面から、調査、データ解析、発表を行い、科学的な研究の流れを理解する。 さらに猟師や林業家など森林と関わる仕事をしている学外の講師の話を聞き、人工林やかやぶきの里を見学し、森林がどのように管理され、人々がどのように森林とともに生きてきたかを学ぶ。 1日目 上賀茂試験地:京都市の里山 ガイダンス 森林と人間の関係について講義 上賀茂試験地の見学 芦生研究林へ移動・夕食 森と人との関わりについて猟師などの外部講師 2日目 芦生研究林の自然と調査 午前 樹木種の識別実習、原生的森林の観察 午後 調査体験 班ごとのデータ解析、まとめ、ディスカッション 各班の発表、ディスカッション 夕食 3日目 かやぶきの里、木材市場などの見学 北白川試験地の見学 解散 |
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(履修要件)
前期開講の、森里海連環学系科目 森里海連環学IおよびII を受講しておくことが望ましい。
全日程を参加できること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習中の発言、調査結果の発表とレポート作成。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
『森のバランス』
(東海大学出版会)
『「大学の森」が見た森と里の再生学 京都芦生・美山での挑戦』
(京都大学学術出版会)
『森林の変化と人類』
(共立出版)
『シカ問題を考える』
(山と渓谷社)
『京都の森と文化』
(ナカニシヤ出版)
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
事前に芦生研究林・上賀茂試験地・北白川試験地についてフィールドセンターのHPを確認すること。
実習前に課題を出し、実習時に提出してもらう。 |
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)に必ず加入しておくこと。
実習は芦生研究林および上賀茂試験地・北白川試験地で行います。 実習中の宿泊費・食費については実費(合計5000円程度)を徴収します。 初日の上賀茂試験地までの旅費は自己負担。 開催時期により、前期の成績発表の時期に間に合わない可能性があります。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :甲殻類学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to carcinology | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||
(キーワード) | 多様性生物学および分類学関連 / 形態学 / 生態学 / 甲殻類 | ||||||
(授業の概要・目的) | 甲殻類は世界から67,000種が知られている節足動物門で2番目に大きなグループである。1番大きなグループである昆虫は主に陸上で栄えているが、甲殻類は主に川や海などの水圏で繁栄している。甲殻類には大型のエビ・カニ・ヤドカリ類以外にも多くの小型の種を含んでおり、それらの形態や生活様式は様々である。 本ILASセミナーでは主にフィールド調査と形態観察を行い、甲殻類の多様性を学ぶことを目的とする。 |
||||||
(到達目標) | ・甲殻類の機能的な形態と適応的進化について理解する。 ・フィールド調査の基本を学ぶ。 ・課題に対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 4月中旬に農学部総合館でオリエンテーションを行う。 実習は5月3日(土)〜5月5日(月)(予定)の日程で、和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所にて行う。 実験所周辺の干潟、砂浜、岩礁海岸で甲殻類の採集調査とフィールド観察を行い、形態と生活様式の多様性について学ぶ。また、プランクトン採集によって小型甲殻類を採集し、カイアシ類や十脚類の幼生の形態や生活史について理解する。 実習期間中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートを提出する。 実習の詳細については初回オリエンテーション時に受講者と調整を行う。 高速バス利用の場合、大阪—白浜往復で約7,000円(京都発はございません)、またはJR利用の場合、京都駅—白浜駅往復で約15,000円の交通費がかかります。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。 レポートは調べた情報の羅列ではなく、自分で考えた内容を高く評価する。 |
||||||
(教科書) |
甲殻類の同定に必要な図鑑等はこちらで準備します。甲殻類の体制(ボディプラン)を理解するためのプリントを配布します。
|
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(参考書等) |
『節足動物の多様性と系統』
(裳華房)
ISBN:978-4785358297
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | オリエンテーション時に、実習までに予習すべきことを指示します。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ必ず加入してください。 ・交通費・食費は受講生負担となります。 ・宿泊は瀬戸臨海実験所の宿泊棟を利用します。シーツのクリーニング代として900円を徴収します。 ・実習中、わからないことについては積極的な質問を期待します。 |
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ILASセミナー :甲殻類学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to carcinology
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 多様性生物学および分類学関連 / 形態学 / 生態学 / 甲殻類 | |||||||
(授業の概要・目的)
甲殻類は世界から67,000種が知られている節足動物門で2番目に大きなグループである。1番大きなグループである昆虫は主に陸上で栄えているが、甲殻類は主に川や海などの水圏で繁栄している。甲殻類には大型のエビ・カニ・ヤドカリ類以外にも多くの小型の種を含んでおり、それらの形態や生活様式は様々である。
本ILASセミナーでは主にフィールド調査と形態観察を行い、甲殻類の多様性を学ぶことを目的とする。 |
|||||||
(到達目標)
・甲殻類の機能的な形態と適応的進化について理解する。
・フィールド調査の基本を学ぶ。 ・課題に対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
4月中旬に農学部総合館でオリエンテーションを行う。 実習は5月3日(土)〜5月5日(月)(予定)の日程で、和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所にて行う。 実験所周辺の干潟、砂浜、岩礁海岸で甲殻類の採集調査とフィールド観察を行い、形態と生活様式の多様性について学ぶ。また、プランクトン採集によって小型甲殻類を採集し、カイアシ類や十脚類の幼生の形態や生活史について理解する。 実習期間中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートを提出する。 実習の詳細については初回オリエンテーション時に受講者と調整を行う。 高速バス利用の場合、大阪—白浜往復で約7,000円(京都発はございません)、またはJR利用の場合、京都駅—白浜駅往復で約15,000円の交通費がかかります。 |
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(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。
レポートは調べた情報の羅列ではなく、自分で考えた内容を高く評価する。 |
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(教科書)
甲殻類の同定に必要な図鑑等はこちらで準備します。甲殻類の体制(ボディプラン)を理解するためのプリントを配布します。
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(参考書等)
『節足動物の多様性と系統』
(裳華房)
ISBN:978-4785358297
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(授業外学習(予習・復習)等)
オリエンテーション時に、実習までに予習すべきことを指示します。
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(その他(オフィスアワー等))
・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ必ず加入してください。
・交通費・食費は受講生負担となります。 ・宿泊は瀬戸臨海実験所の宿泊棟を利用します。シーツのクリーニング代として900円を徴収します。 ・実習中、わからないことについては積極的な質問を期待します。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :北海道の昆虫相
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(英 訳) | ILAS Seminar :Insect fauna in Hokkaido | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 北海道研究林 | ||||||||||||
(キーワード) | 生態学 / 昆虫 / 林業 / フィールド調査 / データ解析 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区(川上郡標茶町)を中心に、北海道の森林における昆虫相と林業のかかわりについて学ぶ。 | ||||||||||||
(到達目標) | 北海道の森林についての基礎知識を理解し、昆虫と草本を中心とした動植物の同定・調査手法を修得し、北海道における森林施業について知ること、データ解析の基礎を習得することを目標とする。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 1.授業ガイダンス(京都) 説明会実施日時・場所:4月〜5月の金曜5限目に農学部総合館にあるフィールド研会議室(N283)で行う予定である(状況に応じて遠隔講義となる可能性がある)。日程が確定次第、KULASISに登録されたメールアドレス宛に連絡する。 2.北海道の森林について学ぶ 3.動植物の名前の調べ方を覚える 4.昆虫・草本の調査法を学ぶ 5.得られたデータを解析する 2〜5は、夏休み期間中に京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。各テーマについて、講義と野外実習を行う。また実習期間中に野外実習の成果をとりまとめ、レポートの作成を行う。 解散・集合場所はJR釧網線の標茶駅を予定している。 8/6夕方集合、8/10朝解散の予定。実習前後の宿泊も可能(事前に要相談)。詳細は京都で開催する授業ガイダンス時に連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と野外実習、レポート作成への積極性や知識の習得状況(レポート)により総合的に判断する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
授業資料(プリント)を配布する。
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(参考書等) |
『札幌の昆虫』
(北海道大学図書刊行会)
ISBN:978-4832913912
(実習中は貸し出し可能)
『昆虫生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4254420395
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 現地での実習前に北海道の自然に関して予習しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・集合場所までの旅費は受講生負担になります ・京大からの交通費は片道およそ3万円〜(経路や航空券の種類などにより変動)です ・現地でかかる費用はおよそ8000円(宿泊費食費等実費)です ・参加希望者は学生教育研究災害保険(学研賠つき)に必ず加入してください ・気温が京都より10℃くらい低いことを考慮して防寒対策をしてきてください ・集中講義で採点報告日頃に実施するため、成績報告が遅れる可能性があります |
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ILASセミナー :北海道の昆虫相
(科目名)
ILAS Seminar :Insect fauna in Hokkaido
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 北海道研究林 |
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(キーワード) 生態学 / 昆虫 / 林業 / フィールド調査 / データ解析 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区(川上郡標茶町)を中心に、北海道の森林における昆虫相と林業のかかわりについて学ぶ。
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(到達目標)
北海道の森林についての基礎知識を理解し、昆虫と草本を中心とした動植物の同定・調査手法を修得し、北海道における森林施業について知ること、データ解析の基礎を習得することを目標とする。
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(授業計画と内容)
1.授業ガイダンス(京都) 説明会実施日時・場所:4月〜5月の金曜5限目に農学部総合館にあるフィールド研会議室(N283)で行う予定である(状況に応じて遠隔講義となる可能性がある)。日程が確定次第、KULASISに登録されたメールアドレス宛に連絡する。 2.北海道の森林について学ぶ 3.動植物の名前の調べ方を覚える 4.昆虫・草本の調査法を学ぶ 5.得られたデータを解析する 2〜5は、夏休み期間中に京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。各テーマについて、講義と野外実習を行う。また実習期間中に野外実習の成果をとりまとめ、レポートの作成を行う。 解散・集合場所はJR釧網線の標茶駅を予定している。 8/6夕方集合、8/10朝解散の予定。実習前後の宿泊も可能(事前に要相談)。詳細は京都で開催する授業ガイダンス時に連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と野外実習、レポート作成への積極性や知識の習得状況(レポート)により総合的に判断する。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
授業資料(プリント)を配布する。
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(参考書等)
『札幌の昆虫』
(北海道大学図書刊行会)
ISBN:978-4832913912
(実習中は貸し出し可能)
『昆虫生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4254420395
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(授業外学習(予習・復習)等)
現地での実習前に北海道の自然に関して予習しておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
・集合場所までの旅費は受講生負担になります
・京大からの交通費は片道およそ3万円〜(経路や航空券の種類などにより変動)です ・現地でかかる費用はおよそ8000円(宿泊費食費等実費)です ・参加希望者は学生教育研究災害保険(学研賠つき)に必ず加入してください ・気温が京都より10℃くらい低いことを考慮して防寒対策をしてきてください ・集中講義で採点報告日頃に実施するため、成績報告が遅れる可能性があります |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :豪雨と気候変動
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(英 訳) | ILAS Seminar :Heavy rainfall and climate change | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 夏休み期間中の3日間 |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||
(キーワード) | 水工学 / 大気水圏科学 / 気象レーダー / 地球温暖化 / 豪雨観測 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 毎年のように日本各地で豪雨災害が発生しています。豪雨は現在どのように監視されているのか、また、気候変動によって雨の降り方がどのように変化していくのか、そして豪雨の将来変化に我々がどのように対処(=適応)していくべきか、について最新の研究成果を学習してもらうと共に、今後何が課題となるのかについて議論してもらいます。 講義の1/3程度は知識の学習とそれを踏まえた議論をしてもらい、残りの2/3程度は最新の気象観測機器や水管理の現場見学や実習を行います。豪雨研究の最前線に触れることで、自然に対する想像力を養い、創造力を磨いてもらうことを目標とします。なお、理系・文系は問いません。 |
||||||||||||
(到達目標) | ・豪雨のメカニズムについて何がわかっていて、何がわかっていないかを理解する。 ・気候変動によって今後の雨の降り方がどうなると予測されているのかを理解する。 ・最先端の気象レーダーを用いて豪雨の分布を3次元的に理解するとともに、次世代の気象観測を体験する。 ・豪雨防災の観点から、今後社会として何が必要なのかを考える力を養う。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。開催日について受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は受講をご遠慮下さい。 また、4月もしくは5月にオリエンテーションを兼ねた事前説明会(オンラインで1時間程度、1回)を設けます。平日の5限目の時間帯を想定していますが、詳細は受講者が決まってから日程調整をします。 [集中講義1日目:講義と実習 @宇治キャンパス] ・豪雨の特徴とメカニズム、リアルタイム予測の現状(山口) 台風・集中豪雨・ゲリラ豪雨など豪雨の特徴とその災害の様相について過去事例を踏まえながら解説する。豪雨のメカニズムについても熱力学の観点から概要を講述する。また、豪雨のリアルタイム予測の精度や手法について解説し、今後の予測技術の向上のために必要となる観測や数値モデルについて紹介する。 ・気候変動による豪雨の将来変化(仲) 世紀末における豪雨の頻度や強度がどのように将来変化するのかについて、スーパーコンピューターを用いたシミュレーション解析について解説する。温暖化影響を評価するための手法である擬似温暖化やイベントアトリビューションについて解説する。また、豪雨による被害やリスクに関して、豪雨による被害がどのような地域でどのように発生しているか、またその影響がどのように残っているかについて、地域や流域などの特性との関連を踏まえて解説する。 ・XRAINを用いた過去事例解析(山口、仲) 国交省のレーダーであるXRAINを用いて、過去の豪雨事例について雨の空間分布の絵を3次元的に描いてみて、雨の空間スケールを調べる。 [集中講義2日目:実習、見学 @神戸市] ・次世代気象観測施設の現地訪問(山口) 豪雨の生成・発達を捉える先端フィールド観測を実施している神戸市を訪問し、次世代の気象観測機器である境界層レーダー、ドップラーライダー、雲レーダー等を見学する。 ・ゾンデ観測の模擬体験(山口) 現業の気象観測であるゾンデ観測(気温計・湿度計などを取り付けた気球を空に打ち上げる観測)について模擬体験をしてもらいます。 [集中講義3日目:実習、見学 @国土交通省淀川ダム統合管理事務所] 洪水のリアルタイム管理の司令室の現地訪問(山口) 洪水のリアルタイム管理の司令室を見学し、河川やダムの管理者との意見交換を通して豪雨防災を考えます。 ※実習、見学場所は変更する可能性があります。ご容赦下さい。参考までに、2024年度は、国交省の大戸川ダム、天ヶ瀬ダム、大阪管区気象台、NHK大阪を訪問しました。 |
||||||||||||
(履修要件) |
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は申し訳ありませんが受講をご遠慮下さい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 成績評価は平常点(出席と参加姿勢)50点とレポート評価50点による。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業資料に予め目を通しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・観測施設の訪問時には、動きやすい靴と服装で参加すること(サンダルは不可)。 ・観測施設の訪問に係る旅費については、オリエンテーションで説明します。 ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入していること。 ・質問等は、山口へEメールで連絡すること。yamaguchi.kosei.5r@kyoto-u.ac.jp |
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ILASセミナー :豪雨と気候変動
(科目名)
ILAS Seminar :Heavy rainfall and climate change
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 夏休み期間中の3日間 (教室) 未定 |
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(キーワード) 水工学 / 大気水圏科学 / 気象レーダー / 地球温暖化 / 豪雨観測 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
毎年のように日本各地で豪雨災害が発生しています。豪雨は現在どのように監視されているのか、また、気候変動によって雨の降り方がどのように変化していくのか、そして豪雨の将来変化に我々がどのように対処(=適応)していくべきか、について最新の研究成果を学習してもらうと共に、今後何が課題となるのかについて議論してもらいます。
講義の1/3程度は知識の学習とそれを踏まえた議論をしてもらい、残りの2/3程度は最新の気象観測機器や水管理の現場見学や実習を行います。豪雨研究の最前線に触れることで、自然に対する想像力を養い、創造力を磨いてもらうことを目標とします。なお、理系・文系は問いません。 |
||||||||||
(到達目標)
・豪雨のメカニズムについて何がわかっていて、何がわかっていないかを理解する。
・気候変動によって今後の雨の降り方がどうなると予測されているのかを理解する。 ・最先端の気象レーダーを用いて豪雨の分布を3次元的に理解するとともに、次世代の気象観測を体験する。 ・豪雨防災の観点から、今後社会として何が必要なのかを考える力を養う。 |
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(授業計画と内容)
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。開催日について受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は受講をご遠慮下さい。 また、4月もしくは5月にオリエンテーションを兼ねた事前説明会(オンラインで1時間程度、1回)を設けます。平日の5限目の時間帯を想定していますが、詳細は受講者が決まってから日程調整をします。 [集中講義1日目:講義と実習 @宇治キャンパス] ・豪雨の特徴とメカニズム、リアルタイム予測の現状(山口) 台風・集中豪雨・ゲリラ豪雨など豪雨の特徴とその災害の様相について過去事例を踏まえながら解説する。豪雨のメカニズムについても熱力学の観点から概要を講述する。また、豪雨のリアルタイム予測の精度や手法について解説し、今後の予測技術の向上のために必要となる観測や数値モデルについて紹介する。 ・気候変動による豪雨の将来変化(仲) 世紀末における豪雨の頻度や強度がどのように将来変化するのかについて、スーパーコンピューターを用いたシミュレーション解析について解説する。温暖化影響を評価するための手法である擬似温暖化やイベントアトリビューションについて解説する。また、豪雨による被害やリスクに関して、豪雨による被害がどのような地域でどのように発生しているか、またその影響がどのように残っているかについて、地域や流域などの特性との関連を踏まえて解説する。 ・XRAINを用いた過去事例解析(山口、仲) 国交省のレーダーであるXRAINを用いて、過去の豪雨事例について雨の空間分布の絵を3次元的に描いてみて、雨の空間スケールを調べる。 [集中講義2日目:実習、見学 @神戸市] ・次世代気象観測施設の現地訪問(山口) 豪雨の生成・発達を捉える先端フィールド観測を実施している神戸市を訪問し、次世代の気象観測機器である境界層レーダー、ドップラーライダー、雲レーダー等を見学する。 ・ゾンデ観測の模擬体験(山口) 現業の気象観測であるゾンデ観測(気温計・湿度計などを取り付けた気球を空に打ち上げる観測)について模擬体験をしてもらいます。 [集中講義3日目:実習、見学 @国土交通省淀川ダム統合管理事務所] 洪水のリアルタイム管理の司令室の現地訪問(山口) 洪水のリアルタイム管理の司令室を見学し、河川やダムの管理者との意見交換を通して豪雨防災を考えます。 ※実習、見学場所は変更する可能性があります。ご容赦下さい。参考までに、2024年度は、国交省の大戸川ダム、天ヶ瀬ダム、大阪管区気象台、NHK大阪を訪問しました。 |
||||||||||
(履修要件)
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は申し訳ありませんが受講をご遠慮下さい。
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
成績評価は平常点(出席と参加姿勢)50点とレポート評価50点による。
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業資料に予め目を通しておくこと。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
・観測施設の訪問時には、動きやすい靴と服装で参加すること(サンダルは不可)。
・観測施設の訪問に係る旅費については、オリエンテーションで説明します。 ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入していること。 ・質問等は、山口へEメールで連絡すること。yamaguchi.kosei.5r@kyoto-u.ac.jp |
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :里山の物質循環—燃料・肥料・食料から考える—
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(英 訳) | ILAS Seminar :Matter cycling of SATOYAMA ecosystem from a viewpoint of fuel, fertilizer and food | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 農学部総合館及び上賀茂試験地 | ||||||
(キーワード) | 里山 / 物質循環 / 生態学 / 持続可能性 / 森林科学 | ||||||
(授業の概要・目的) | このILASセミナーでは、身近な自然から地球規模での課題についての理解を深めることを目的として、里山での物質循環の観点から燃料・肥料・食料の持続可能性について考えるための知識を習得し、関連する体験を通じて考察します。事前学習の講義では、里山生態系の特徴や生態学における物質循環の考え方や調査方法について学びます。さらに、京都市郊外に位置する上賀茂試験地において、都市近郊の里山において、フィールド実習を行います。フィールド実習では、物質循環研究に関連した土壌調査や植物調査を行うとともに、下草刈り、炭焼、シイタケの駒うちなど里山での作業体験を行います。さらに、取得したデータや既存のデータ等を活用して、また様々な作業の実体験を元に、里山の物質循環や燃料・肥料・食料の持続可能性について総合的に考察を行います。 |
||||||
(到達目標) | 里山生態系の特徴を理解する。 生態系の物質循環の考え方を理解する。 物質循環に関する基本的な調査方法をフィールドワークを通して理解する。 里山での作業について理解する。 持続可能性について、物質循環の観点から考察する能力を身につける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 1.ガイダンスおよび里山生態系の特徴 2.里山生態系の物質循環 3.里山生態系の資源循環 4-7.里山でのフィールドワーク (土壌調査、植物同定、植物調査、バイオマス調査) 8-11.里山での作業体験 (伐採、炭焼、下草刈、駒うち) 12-14.里山での燃料・肥料・食料に関するワーク (燃料・肥料・食料に関する現地調査・文献調査) 15.討論:燃料・肥料・食料の持続可能性について考える 1は、4月25日の5時限目後の時間帯でフィールド研会議室(北部構内・農学部総合館)で行い、2-15に関しては、上賀茂試験地(京都市北区)で3日程度の集中講義で行います。 開講日は4月26日、8月7日、8月8日を予定しています。 実習場所: 京都大学フィールド科学教育研究センタ里域ステーション 上賀茂試験地 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 Tel:075(781)2404 https://fserc.kyoto-u.ac.jp/kami/ |
||||||
(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(授業への参加状況)…60点 討論への積極的な参加…20点 レポート…20点 で総合的に評価します。 |
||||||
(教科書) |
プリント配付
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(参考書等) |
『森林生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-47054-3
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内容をしっかりと復習して、屋外での活動や討論に積極的に参加できる準備をして下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | (1)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。 (2)費用は特に発生しません。ただし、上賀茂試験地までの交通費や実習中の食事や飲み物などは各自で負担してください。 (3)PandAやメールで本実習に関する連絡が届きますので、見落とさないようにして下さい。 |
||||||
ILASセミナー :里山の物質循環—燃料・肥料・食料から考える—
(科目名)
ILAS Seminar :Matter cycling of SATOYAMA ecosystem from a viewpoint of fuel, fertilizer and food
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 農学部総合館及び上賀茂試験地 |
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(キーワード) 里山 / 物質循環 / 生態学 / 持続可能性 / 森林科学 | |||||||
(授業の概要・目的)
このILASセミナーでは、身近な自然から地球規模での課題についての理解を深めることを目的として、里山での物質循環の観点から燃料・肥料・食料の持続可能性について考えるための知識を習得し、関連する体験を通じて考察します。事前学習の講義では、里山生態系の特徴や生態学における物質循環の考え方や調査方法について学びます。さらに、京都市郊外に位置する上賀茂試験地において、都市近郊の里山において、フィールド実習を行います。フィールド実習では、物質循環研究に関連した土壌調査や植物調査を行うとともに、下草刈り、炭焼、シイタケの駒うちなど里山での作業体験を行います。さらに、取得したデータや既存のデータ等を活用して、また様々な作業の実体験を元に、里山の物質循環や燃料・肥料・食料の持続可能性について総合的に考察を行います。
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(到達目標)
里山生態系の特徴を理解する。
生態系の物質循環の考え方を理解する。 物質循環に関する基本的な調査方法をフィールドワークを通して理解する。 里山での作業について理解する。 持続可能性について、物質循環の観点から考察する能力を身につける。 |
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(授業計画と内容)
1.ガイダンスおよび里山生態系の特徴 2.里山生態系の物質循環 3.里山生態系の資源循環 4-7.里山でのフィールドワーク (土壌調査、植物同定、植物調査、バイオマス調査) 8-11.里山での作業体験 (伐採、炭焼、下草刈、駒うち) 12-14.里山での燃料・肥料・食料に関するワーク (燃料・肥料・食料に関する現地調査・文献調査) 15.討論:燃料・肥料・食料の持続可能性について考える 1は、4月25日の5時限目後の時間帯でフィールド研会議室(北部構内・農学部総合館)で行い、2-15に関しては、上賀茂試験地(京都市北区)で3日程度の集中講義で行います。 開講日は4月26日、8月7日、8月8日を予定しています。 実習場所: 京都大学フィールド科学教育研究センタ里域ステーション 上賀茂試験地 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 Tel:075(781)2404 https://fserc.kyoto-u.ac.jp/kami/ |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(授業への参加状況)…60点
討論への積極的な参加…20点 レポート…20点 で総合的に評価します。 |
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
『森林生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-47054-3
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義内容をしっかりと復習して、屋外での活動や討論に積極的に参加できる準備をして下さい。
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(その他(オフィスアワー等))
(1)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。
(2)費用は特に発生しません。ただし、上賀茂試験地までの交通費や実習中の食事や飲み物などは各自で負担してください。 (3)PandAやメールで本実習に関する連絡が届きますので、見落とさないようにして下さい。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :海洋共生生態学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Ecology of Marine Symbioses | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||||||||
(キーワード) | 海洋生物学 / 生態学 / 共生関係 / 磯・干潟での野外調査 / 水族館 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 異種の生物同士が相互作用を持ちながら同所的に暮らすことを「共生(Symbiosis)」と呼ぶ。海洋では、浅海から深海まで実に様々な共生関係が見られる。例えば、カクレクマノミとイソギンチャク、ハゼとテッポウエビ 、イソギンチャクを背負うヤドカリなどよく知られたものから、褐虫藻とサンゴ、化学合成細菌を体内に住まわせる熱水噴出口周辺の無脊椎動物といった微生物が介在するものまで、枚挙にはいとまがない。共生関係は、海洋の生物多様性の成り立ちや生態系の動態を考える上で極めて重要な生物間相互作用である。しかし、学べる機会は限られている現状にある。 そこで本実習では、海洋生物の共生関係を題材として、その多様性、生態、進化について、野外でのフィールドワークや水族館での観察を通して学び考えることを目的として実施する。本実習で特に扱うのは「住み込み共生」と呼ばれる共生関係である。海洋には、他の動物の体表や巣穴などに居候して暮らす生物が多数生息している。そのような生物の多様性や生態、適応について実習を通してできるだけ多く学んでもらう予定である。 実習は和歌山県白浜町の京都大学瀬戸臨海実験所において実施する。京都駅から白浜駅までの交通費は、JRを利用した場合、およそ6600円(大阪駅などからより安価な高速バスを利用することも可能)。また、宿泊料として、実習期間全体であわせて、3,300円ほどかかる見込み。講義を通してまず共生関係の概要を学び、さらに周辺の磯や干潟でのフィールドワークを通して、共生を行う生物を現地で実際に観察・採集し、その生態・分類について学ぶ。また白浜水族館の展示を見学し、どのような共生関係が見られるか観察する。 |
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(到達目標) | (1)海洋の共生関係の多様性や成り立ちについて学ぶことで、海洋生態系や生物多様性について新たな視点から考えられるようになる。 (2)海洋生物の多様性、生態、分類についての知識を習得する。 (3)磯や干潟でのフィールドワークを通して、生態学的な調査方法や調査器具の使い方を身につける。 |
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(授業計画と内容) | 4月から6月(予定)のいずれかに農学部総合館にてガイダンスを行う。ガイダンスでは、担当教員、実習概要、予習資料などを紹介する。 詳しい実施時期は受講者決定後に調整するが、夏季休暇期間中において和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所で2泊3日で実施する(実施時期は8月か9月の可能性が高い)。 実習では(1)海洋の共生関係の概要についての講義、(2)臨海実験所周辺の磯や干潟における採集調査とフィールド観察、(3)京都大学白浜水族館の展示内の共生関係の観察、などを行う。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。 実習実施時期次第で成績報告が遅れるので要注意。 |
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(教科書) |
実習期間中、プリントなどを配布する。
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(参考書等) |
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版、2020年)
ISBN:4303800511
(共生関係をはじめ、海洋生態学の基本を学べる)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社、2021年)
ISBN:4422430432
(磯のウニとその共生生物について紹介)
『海底の支配者 底生生物-世界は「巣穴」で満ちている』
(中央公論新社、2020年)
ISBN:4121506766
(海底の生物の巣穴で見られる共生関係について紹介)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 上記に挙げた参考書などを事前に読むなどして、海洋生物や共生関係について事前に知識を増やしておけば、実習の内容などをスムーズに理解できる。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講希望者数が定員(5名予定)を超える場合、抽選による選抜を行う。5月か6月にガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席すること。 野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 臨海までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担。宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定。 集中講義の実施時期次第では、成績報告が遅れる可能性がある。要注意。 |
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ILASセミナー :海洋共生生態学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Ecology of Marine Symbioses
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 海洋生物学 / 生態学 / 共生関係 / 磯・干潟での野外調査 / 水族館 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
異種の生物同士が相互作用を持ちながら同所的に暮らすことを「共生(Symbiosis)」と呼ぶ。海洋では、浅海から深海まで実に様々な共生関係が見られる。例えば、カクレクマノミとイソギンチャク、ハゼとテッポウエビ 、イソギンチャクを背負うヤドカリなどよく知られたものから、褐虫藻とサンゴ、化学合成細菌を体内に住まわせる熱水噴出口周辺の無脊椎動物といった微生物が介在するものまで、枚挙にはいとまがない。共生関係は、海洋の生物多様性の成り立ちや生態系の動態を考える上で極めて重要な生物間相互作用である。しかし、学べる機会は限られている現状にある。
そこで本実習では、海洋生物の共生関係を題材として、その多様性、生態、進化について、野外でのフィールドワークや水族館での観察を通して学び考えることを目的として実施する。本実習で特に扱うのは「住み込み共生」と呼ばれる共生関係である。海洋には、他の動物の体表や巣穴などに居候して暮らす生物が多数生息している。そのような生物の多様性や生態、適応について実習を通してできるだけ多く学んでもらう予定である。 実習は和歌山県白浜町の京都大学瀬戸臨海実験所において実施する。京都駅から白浜駅までの交通費は、JRを利用した場合、およそ6600円(大阪駅などからより安価な高速バスを利用することも可能)。また、宿泊料として、実習期間全体であわせて、3,300円ほどかかる見込み。講義を通してまず共生関係の概要を学び、さらに周辺の磯や干潟でのフィールドワークを通して、共生を行う生物を現地で実際に観察・採集し、その生態・分類について学ぶ。また白浜水族館の展示を見学し、どのような共生関係が見られるか観察する。 |
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(到達目標)
(1)海洋の共生関係の多様性や成り立ちについて学ぶことで、海洋生態系や生物多様性について新たな視点から考えられるようになる。
(2)海洋生物の多様性、生態、分類についての知識を習得する。 (3)磯や干潟でのフィールドワークを通して、生態学的な調査方法や調査器具の使い方を身につける。 |
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(授業計画と内容)
4月から6月(予定)のいずれかに農学部総合館にてガイダンスを行う。ガイダンスでは、担当教員、実習概要、予習資料などを紹介する。 詳しい実施時期は受講者決定後に調整するが、夏季休暇期間中において和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所で2泊3日で実施する(実施時期は8月か9月の可能性が高い)。 実習では(1)海洋の共生関係の概要についての講義、(2)臨海実験所周辺の磯や干潟における採集調査とフィールド観察、(3)京都大学白浜水族館の展示内の共生関係の観察、などを行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。
実習実施時期次第で成績報告が遅れるので要注意。 |
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(教科書)
実習期間中、プリントなどを配布する。
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(参考書等)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版、2020年)
ISBN:4303800511
(共生関係をはじめ、海洋生態学の基本を学べる)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社、2021年)
ISBN:4422430432
(磯のウニとその共生生物について紹介)
『海底の支配者 底生生物-世界は「巣穴」で満ちている』
(中央公論新社、2020年)
ISBN:4121506766
(海底の生物の巣穴で見られる共生関係について紹介)
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(授業外学習(予習・復習)等)
上記に挙げた参考書などを事前に読むなどして、海洋生物や共生関係について事前に知識を増やしておけば、実習の内容などをスムーズに理解できる。
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(その他(オフィスアワー等))
受講希望者数が定員(5名予定)を超える場合、抽選による選抜を行う。5月か6月にガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席すること。
野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 臨海までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担。宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定。 集中講義の実施時期次第では、成績報告が遅れる可能性がある。要注意。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :窒素・炭素安定同位体比から見る海洋生物の共生関係
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(英 訳) | ILAS Seminar :Analysis of marine symbiotic relationships with stable isotope | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||||||||
(キーワード) | 海洋 / 生物 / 自然史 / 安定同位体 / 瀬戸臨海 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 海洋には多様な動物門の生物が生息し、種々の生物は共生系や捕食-被食関係等の複数の生物間相互作用の中に生きている。広義の共生系は、宿主と共生者が共に利益を得る相利共生系、共生者のみが利益を得る片利共生、また、宿主が被食等の被害を被る寄生に大別される。しかし、これらの関係性の多くは、野外観察や飼育観察から推測されたものが多く、実際に共生者と宿主が捕食-被食関係にあるのか、また餌資源を巡って競合しているのか等、関係性が不明瞭なものが多い。そこで本実習では、炭素・窒素安定同位体を用いて、浅海の食物網の中で宿主と共生者がどのような位置関係にあるかを調べる。 具体的には、京都(北部キャンパス)でのガイダンスおよび事前学習の後、2025年5月3日から5日の2泊3日で和歌山県白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所に滞在し、海洋生物の採集して実地で共生系や磯の生物の多様性を学ぶ。そして、実際に採集した生物を安定同位体比分析をするためのサンプル処理を行う。そして、6月中に京都(北部キャンパス)にて安定同位体の基礎知識にかかる講義を受講した後、分析結果の討論を行う。 |
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(到達目標) | 1:海洋生物の分類・共生生態についての知識を習得する。 2:炭素窒素安定同位体比分析の意義を理解する。 3:1, 2を関連付け、安定同位体解析を通した共生関係の研究手法を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 4月未定日18時30分:ガイダンスを行います。また、事前学習の指示を行います。 場所:農学部総合館第一会議室(N283) (日時は決定し次第KULASISから連絡をします) 5月3日から5日:和歌山県白浜町の瀬戸臨海実験所にて、2泊3日の日程で実習を行います。実習の際に、事後学習の課題を提示します。 6月未定日:(6限の時間を予定しています)京都(北部キャンパス)にて、て安定同位体の基礎知識にかかる講義の受講および分析結果の討論 現地での実習にかかる交通費・宿泊費・食費は受講生の自己負担となります。 京都ー白浜間の交通費の目安は下記の通りです。詳しくは各社HPをご参照下さい。 鉄道(特急くろしお):往復12000円(学割使用) 大阪駅発着高速バス(明光バス):往復5900円(大阪までの交通費は別途) |
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(履修要件) |
海洋生物に対する興味を持っていること。
基本的な集団行動ができること。実習にはフィールドワークを含むので、安全のため野外での教員およびTAからの指示には特に注意すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(40点)、事前学習・事後学習 の課題提出(40点)、実習中の主体的な質問および、観察に基づいた独自の考察の展開(20点)に より評価します。 | ||||||||||||
(教科書) |
実習期間中に、瀬戸周辺の生物ガイドブックおよびプリントを配布します。
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(参考書等) |
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社, 2021)
ISBN:4422430432
(実習で扱う内容を書いています)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版, 2020)
ISBN:4303800511
(海洋生態学を体系的に学べます)
『安定同位体を用いた餌資源・食物網調査法』
(共立出版, 2016)
(安定同位体生態学の基礎を学べます)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 瀬戸臨海実験所HPに掲載されている「白浜の海岸生物観察ガイド」のPDFを事前にダウンロード(無料)し、内容を熟読して実験所周辺で見られる生物についての知識をつけておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 4月中に18:30から農学部総合館第一会議室(N283)にてガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席してください。 野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入してください。 瀬戸臨海実験所までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担です。 宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定しています。 連絡先は瀬戸臨海実験所HPの「所員」欄に記載されている為、必要に応じて利用してください。 |
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ILASセミナー :窒素・炭素安定同位体比から見る海洋生物の共生関係
(科目名)
ILAS Seminar :Analysis of marine symbiotic relationships with stable isotope
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 海洋 / 生物 / 自然史 / 安定同位体 / 瀬戸臨海 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
海洋には多様な動物門の生物が生息し、種々の生物は共生系や捕食-被食関係等の複数の生物間相互作用の中に生きている。広義の共生系は、宿主と共生者が共に利益を得る相利共生系、共生者のみが利益を得る片利共生、また、宿主が被食等の被害を被る寄生に大別される。しかし、これらの関係性の多くは、野外観察や飼育観察から推測されたものが多く、実際に共生者と宿主が捕食-被食関係にあるのか、また餌資源を巡って競合しているのか等、関係性が不明瞭なものが多い。そこで本実習では、炭素・窒素安定同位体を用いて、浅海の食物網の中で宿主と共生者がどのような位置関係にあるかを調べる。
具体的には、京都(北部キャンパス)でのガイダンスおよび事前学習の後、2025年5月3日から5日の2泊3日で和歌山県白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所に滞在し、海洋生物の採集して実地で共生系や磯の生物の多様性を学ぶ。そして、実際に採集した生物を安定同位体比分析をするためのサンプル処理を行う。そして、6月中に京都(北部キャンパス)にて安定同位体の基礎知識にかかる講義を受講した後、分析結果の討論を行う。 |
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(到達目標)
1:海洋生物の分類・共生生態についての知識を習得する。
2:炭素窒素安定同位体比分析の意義を理解する。 3:1, 2を関連付け、安定同位体解析を通した共生関係の研究手法を理解する。 |
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(授業計画と内容)
4月未定日18時30分:ガイダンスを行います。また、事前学習の指示を行います。 場所:農学部総合館第一会議室(N283) (日時は決定し次第KULASISから連絡をします) 5月3日から5日:和歌山県白浜町の瀬戸臨海実験所にて、2泊3日の日程で実習を行います。実習の際に、事後学習の課題を提示します。 6月未定日:(6限の時間を予定しています)京都(北部キャンパス)にて、て安定同位体の基礎知識にかかる講義の受講および分析結果の討論 現地での実習にかかる交通費・宿泊費・食費は受講生の自己負担となります。 京都ー白浜間の交通費の目安は下記の通りです。詳しくは各社HPをご参照下さい。 鉄道(特急くろしお):往復12000円(学割使用) 大阪駅発着高速バス(明光バス):往復5900円(大阪までの交通費は別途) |
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(履修要件)
海洋生物に対する興味を持っていること。
基本的な集団行動ができること。実習にはフィールドワークを含むので、安全のため野外での教員およびTAからの指示には特に注意すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(40点)、事前学習・事後学習 の課題提出(40点)、実習中の主体的な質問および、観察に基づいた独自の考察の展開(20点)に より評価します。
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(教科書)
実習期間中に、瀬戸周辺の生物ガイドブックおよびプリントを配布します。
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(参考書等)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社, 2021)
ISBN:4422430432
(実習で扱う内容を書いています)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版, 2020)
ISBN:4303800511
(海洋生態学を体系的に学べます)
『安定同位体を用いた餌資源・食物網調査法』
(共立出版, 2016)
(安定同位体生態学の基礎を学べます)
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(授業外学習(予習・復習)等)
瀬戸臨海実験所HPに掲載されている「白浜の海岸生物観察ガイド」のPDFを事前にダウンロード(無料)し、内容を熟読して実験所周辺で見られる生物についての知識をつけておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
4月中に18:30から農学部総合館第一会議室(N283)にてガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席してください。
野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入してください。 瀬戸臨海実験所までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担です。 宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定しています。 連絡先は瀬戸臨海実験所HPの「所員」欄に記載されている為、必要に応じて利用してください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :北海道のきのこの多様性と生き方
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(英 訳) | ILAS Seminar :Fungal diversity in Hokkaido | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 9/21-9/25 |
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(教室) | 北海道研究林標茶区 | ||||||||||||
(キーワード) | 森林科学 / きのこ / 生物多様性 / フィールド調査 / 生態学 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では,フィールド科学教育研究センターの北海道研究林において菌類の子実体(きのこ)相調査を行い,森林における菌類の多様性と機能について学ぶことを目的とする。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・講義と野外観察を通して,森林における菌類の機能を理解する。 ・きのこと樹木を中心に,生物の分類・同定手法を修得する。 ・気候や施業の有無が森林の植物・きのこ組成に与える影響を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 1. 授業ガイダンス 実習の内容の説明と事前講義を行う。 場所:フィールド研会議室(農学部総合館 N283) 日時:4/25 (金) 5時限目 2. 京都の里山の植生・きのこ相を学ぶ(野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:4/26 (土) 。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 以下は、夏休み期間中(9/21-25)に,京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。 3. 北海道の植生を学ぶ(講義・野外実習) 4. 森林における菌類の機能を学ぶ(講義・野外実習) 5. 菌類調査法を学ぶ(講義・野外実習) 6. 人工林と天然林のきのこ相比較(野外実習) 7. 亜寒帯(北海道研究林)と冷温帯(芦生研究林)のきのこ相比較(実習) 芦生研究林で行われている「ILASセミナー:芦生研究林の菌類多様性に触れよう」と遠隔で繋ぎ,きのこ相の比較・交流を行う。 2-7の内容を踏まえ,きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し,レポートを作成する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と野外実習での積極性(50点),レポート(50点)により評価。 | ||||||||||||
(教科書) |
実習時に,授業資料を配布する。
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(参考書等) |
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版)
ISBN:978-4320058262
『くらべてわかる きのこ (原寸大)』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635063487
『日本のきのこ』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635090445
(図鑑は実習中に貸し出すため,持参の必要はありません。)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 現地での実習前に,北海道の自然・植生について予習しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・きのこに詳しくない方の受講も歓迎します。 ・9月の実習は京都大学北海道研究林(https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/)で行います。気温が京都より10℃くらい低いので,防寒対策をしてきてください。 ・北海道での実習の集合・解散は,JR釧網線の標茶駅を予定しています。実習前の前泊も可能です。 ・集合場所までの旅費は受講生負担になります。 京大からの交通費は片道3万円~(経路や航空券の価格により変動)です。 ・現地では旅費と別に,およそ1万円(宿泊費・食費等実費)かかります。 ・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入してください。 ・前期の講義ですが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなります。 ・ご質問は,杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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ILASセミナー :北海道のきのこの多様性と生き方
(科目名)
ILAS Seminar :Fungal diversity in Hokkaido
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 9/21-9/25 (教室) 北海道研究林標茶区 |
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(キーワード) 森林科学 / きのこ / 生物多様性 / フィールド調査 / 生態学 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
本講義では,フィールド科学教育研究センターの北海道研究林において菌類の子実体(きのこ)相調査を行い,森林における菌類の多様性と機能について学ぶことを目的とする。
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(到達目標)
・講義と野外観察を通して,森林における菌類の機能を理解する。
・きのこと樹木を中心に,生物の分類・同定手法を修得する。 ・気候や施業の有無が森林の植物・きのこ組成に与える影響を理解する。 |
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(授業計画と内容)
1. 授業ガイダンス 実習の内容の説明と事前講義を行う。 場所:フィールド研会議室(農学部総合館 N283) 日時:4/25 (金) 5時限目 2. 京都の里山の植生・きのこ相を学ぶ(野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:4/26 (土) 。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 以下は、夏休み期間中(9/21-25)に,京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。 3. 北海道の植生を学ぶ(講義・野外実習) 4. 森林における菌類の機能を学ぶ(講義・野外実習) 5. 菌類調査法を学ぶ(講義・野外実習) 6. 人工林と天然林のきのこ相比較(野外実習) 7. 亜寒帯(北海道研究林)と冷温帯(芦生研究林)のきのこ相比較(実習) 芦生研究林で行われている「ILASセミナー:芦生研究林の菌類多様性に触れよう」と遠隔で繋ぎ,きのこ相の比較・交流を行う。 2-7の内容を踏まえ,きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し,レポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と野外実習での積極性(50点),レポート(50点)により評価。
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(教科書)
実習時に,授業資料を配布する。
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(参考書等)
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版)
ISBN:978-4320058262
『くらべてわかる きのこ (原寸大)』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635063487
『日本のきのこ』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635090445
(図鑑は実習中に貸し出すため,持参の必要はありません。)
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(授業外学習(予習・復習)等)
現地での実習前に,北海道の自然・植生について予習しておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
・きのこに詳しくない方の受講も歓迎します。
・9月の実習は京都大学北海道研究林(https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/)で行います。気温が京都より10℃くらい低いので,防寒対策をしてきてください。 ・北海道での実習の集合・解散は,JR釧網線の標茶駅を予定しています。実習前の前泊も可能です。 ・集合場所までの旅費は受講生負担になります。 京大からの交通費は片道3万円~(経路や航空券の価格により変動)です。 ・現地では旅費と別に,およそ1万円(宿泊費・食費等実費)かかります。 ・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入してください。 ・前期の講義ですが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなります。 ・ご質問は,杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :芦生研究林の菌類多様性に触れよう
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(英 訳) | ILAS Seminar :Fungal diversity in Ashiu forest | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 芦生研究林 | ||||||
(キーワード) | 菌類 / 生物多様性 / きのこ / 芦生研究林 | ||||||
(授業の概要・目的) | 菌類は、かびやきのこ・酵母として知られる生物グループである。菌類は、我々ヒトを含む、他の生物と密接にかかわりながら生活をしていて、自然界において他の生物には見られないユニークなはたらき(機能)を持つ生物である。この講義では、フィールド科学教育研究センターの芦生研究林において、菌類の子実体 (きのこ) 相調査を通じて、菌類の生き方、機能、そして多様性や生態の研究方法について学ぶことを目的とする。 | ||||||
(到達目標) | ・森林における多様性と機能という側面から、菌類とはどのような生物であるかを説明できるようになる。 ・きのこと樹木を中心に、生物の分類・同定手法を修得する。 ・菌類の多様性研究手法を習得する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 前期集中 実習は5月(日帰り)と9月下旬(2泊3日)を予定している。 1. 授業ガイダンス (京都) 実習の内容の説明と事前講義を行う。 日時:4月~5月上旬の金曜5時限目を予定している。日程と場所は確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡する。 2. 京都の里山の植生と菌類多様性を学ぶ (野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:1のガイダンス翌日の土曜日(日帰り)。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 3. 京都の奥山の植生と菌類多様性を学ぶ (野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林 日時:9月下旬(9月22−24日など2泊3日を予定) 内容: ・講義により芦生の植生、菌類のはたらき、菌類の多様性調査方法を学ぶ。 ・天然林と人工林における菌類の多様性の野外調査と菌類の同定を行い、菌類多様性調査方法や菌類同定方法を学ぶ。 ・北海道研究林で行われている「ILASセミナー:北海道のきのこの多様性と生き方」とzoom等で繋ぎ、各地の調査結果の発表を通じて、地域間でのきのこ相の比較を行う。 以上の内容を踏まえ、きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し、レポートを作成する。 |
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(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習の参加態度と積極性 (50点)、レポート (50点) により評価。詳細は授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
『基礎から学べる菌類生態学』
(共立出版, 2018年)
ISBN:9784320057876
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版, 2018年)
ISBN:978-4320058262
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 事前にフィールド科学教育研究センターのホームページなどを通じて、芦生研究林の自然について予習しておくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・現地では旅費と別に、宿泊費・食費等の実費負担が生じる。詳細はガイダンス時に説明する。旅費は、京大からの往復交通費は上賀茂試験地までは電車で700円ほど、京大から芦生は3000円ほど(ガイダンス時になるべく負担が少なくなる経路を相談する)。 ・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入すること。 ・前期の講義だが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなる。 |
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ILASセミナー :芦生研究林の菌類多様性に触れよう
(科目名)
ILAS Seminar :Fungal diversity in Ashiu forest
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 芦生研究林 |
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(キーワード) 菌類 / 生物多様性 / きのこ / 芦生研究林 | |||||||
(授業の概要・目的)
菌類は、かびやきのこ・酵母として知られる生物グループである。菌類は、我々ヒトを含む、他の生物と密接にかかわりながら生活をしていて、自然界において他の生物には見られないユニークなはたらき(機能)を持つ生物である。この講義では、フィールド科学教育研究センターの芦生研究林において、菌類の子実体 (きのこ) 相調査を通じて、菌類の生き方、機能、そして多様性や生態の研究方法について学ぶことを目的とする。
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(到達目標)
・森林における多様性と機能という側面から、菌類とはどのような生物であるかを説明できるようになる。
・きのこと樹木を中心に、生物の分類・同定手法を修得する。 ・菌類の多様性研究手法を習得する。 |
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(授業計画と内容)
前期集中 実習は5月(日帰り)と9月下旬(2泊3日)を予定している。 1. 授業ガイダンス (京都) 実習の内容の説明と事前講義を行う。 日時:4月~5月上旬の金曜5時限目を予定している。日程と場所は確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡する。 2. 京都の里山の植生と菌類多様性を学ぶ (野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:1のガイダンス翌日の土曜日(日帰り)。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 3. 京都の奥山の植生と菌類多様性を学ぶ (野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林 日時:9月下旬(9月22−24日など2泊3日を予定) 内容: ・講義により芦生の植生、菌類のはたらき、菌類の多様性調査方法を学ぶ。 ・天然林と人工林における菌類の多様性の野外調査と菌類の同定を行い、菌類多様性調査方法や菌類同定方法を学ぶ。 ・北海道研究林で行われている「ILASセミナー:北海道のきのこの多様性と生き方」とzoom等で繋ぎ、各地の調査結果の発表を通じて、地域間でのきのこ相の比較を行う。 以上の内容を踏まえ、きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し、レポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習の参加態度と積極性 (50点)、レポート (50点) により評価。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
『基礎から学べる菌類生態学』
(共立出版, 2018年)
ISBN:9784320057876
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版, 2018年)
ISBN:978-4320058262
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(授業外学習(予習・復習)等)
事前にフィールド科学教育研究センターのホームページなどを通じて、芦生研究林の自然について予習しておくこと。
|
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(その他(オフィスアワー等))
・現地では旅費と別に、宿泊費・食費等の実費負担が生じる。詳細はガイダンス時に説明する。旅費は、京大からの往復交通費は上賀茂試験地までは電車で700円ほど、京大から芦生は3000円ほど(ガイダンス時になるべく負担が少なくなる経路を相談する)。
・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入すること。 ・前期の講義だが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなる。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :福島県での震災復興支援研究
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(英 訳) | ILAS Seminar :Collaborative Research in Fukushima Prefecture from 2011 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 8月から9月の間の3日間 |
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(教室) | 生存圏研究所 本館S棟1階S148室 (生存圏未来開拓研究センター・先端計測技術開発ユニット) | ||||||
(キーワード) | 東日本大震災 / 環境放射能 / 産学連携 / 学際研究 | ||||||
(授業の概要・目的) | 2011年3月に発生した東日本大震災における福島県での復興支援研究の事例や、ここ最近頻発する国内外の災害に対し、特に研究者がどのように支援しているかについて紹介する。東日本大震災については、実際に計測に使用した現地サンプルなどを紹介し、実習も行いながら、分野にとらわれない連携研究の可能性と、総合大学としての京都大学の役割について討論する。また、現在もしくは将来的に発生するであろう自然・人工的な災害に対して、どのような対応がとれるのか、短期集中的にディスカッションを行う。 ディスカッションの際には、多分野の教員や学生を含めての超分野大喜利形式にて行い、それぞれの思考・アイディアを視覚化し、方向性を定めていく。 理系・文系にとらわれず、各個人が専攻する専門分野の役割を考えながら、 より多くの情報を集め、多分野と連携する事で、より幅広い災害復興支援の可能性について議論を行いたい。 |
||||||
(到達目標) | 様々な研究者が、研究分野に関係なく連携した災支援研究を行い、大学・企業が一緒になって現地で活動してきている。本セミナーでは、これらの実際の現場での活動で用いた実際の実験・計測体験を通して、今後各自の専門分野の役割を見直し、将来、大学で学んだ事を活かすためにどのようにすれば良いか、考えていくきっかけにしてほしい。 |
||||||
(授業計画と内容) | 京都大学宇治キャンパスにおいて、福島県での復興支援研究で用いた実験設備見学なども行うため、4日間の集中講義形式で行う。実施時期は9月中旬〜下旬を予定している。事前学習としては、放射線計測に関する基礎的な知識を、公益財団法人 放射線計測協会のホームページなどで確認しておくことが望ましい。 第1日) ・生存圏研究所見学 ・生存圏未来開拓研究センターの紹介 ・参加者の研究背景について自己紹介形式で発表 第2日) ・東日本大震災の概要と、福島県における原発事故について ・現在行われている福島県での連携支援研究(計測機器を用いた実習) ・海外での活動事例紹介 第3日) ・福島県における環境放射能と、除染活動(計測実習:放射線) ・将来起こりうる連携支援研究の可能性についての議論 ・各自の専門分野が持つ役割についての紹介 第4日) ・専門分野が持つ役割と、その可能性についての議論 ・グループディスカッションによる連携研究の可能性の検討 (超分野大喜利形式による) ・全体のまとめ |
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(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(3回 各10点)、討論への積極的な参加(10点)、レポート(3回、各20点)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
資料についてはその都度電子ファイル、もしくは印刷媒体として配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 放射線計測の一般的な知識について、事前予習しておくことが望ましい。 尚、KULASISやPandA等により事前に授業について連絡する。 超分野大喜利については下記URLを参照のこと。 https://research.kyoto-u.ac.jp/gp/g064/ |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 採点成績については、10月以降に報告する。 | ||||||
ILASセミナー :福島県での震災復興支援研究
(科目名)
ILAS Seminar :Collaborative Research in Fukushima Prefecture from 2011
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月から9月の間の3日間 (教室) 生存圏研究所 本館S棟1階S148室 (生存圏未来開拓研究センター・先端計測技術開発ユニット) |
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(キーワード) 東日本大震災 / 環境放射能 / 産学連携 / 学際研究 | |||||||
(授業の概要・目的)
2011年3月に発生した東日本大震災における福島県での復興支援研究の事例や、ここ最近頻発する国内外の災害に対し、特に研究者がどのように支援しているかについて紹介する。東日本大震災については、実際に計測に使用した現地サンプルなどを紹介し、実習も行いながら、分野にとらわれない連携研究の可能性と、総合大学としての京都大学の役割について討論する。また、現在もしくは将来的に発生するであろう自然・人工的な災害に対して、どのような対応がとれるのか、短期集中的にディスカッションを行う。
ディスカッションの際には、多分野の教員や学生を含めての超分野大喜利形式にて行い、それぞれの思考・アイディアを視覚化し、方向性を定めていく。 理系・文系にとらわれず、各個人が専攻する専門分野の役割を考えながら、 より多くの情報を集め、多分野と連携する事で、より幅広い災害復興支援の可能性について議論を行いたい。 |
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(到達目標)
様々な研究者が、研究分野に関係なく連携した災支援研究を行い、大学・企業が一緒になって現地で活動してきている。本セミナーでは、これらの実際の現場での活動で用いた実際の実験・計測体験を通して、今後各自の専門分野の役割を見直し、将来、大学で学んだ事を活かすためにどのようにすれば良いか、考えていくきっかけにしてほしい。
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|||||||
(授業計画と内容)
京都大学宇治キャンパスにおいて、福島県での復興支援研究で用いた実験設備見学なども行うため、4日間の集中講義形式で行う。実施時期は9月中旬〜下旬を予定している。事前学習としては、放射線計測に関する基礎的な知識を、公益財団法人 放射線計測協会のホームページなどで確認しておくことが望ましい。 第1日) ・生存圏研究所見学 ・生存圏未来開拓研究センターの紹介 ・参加者の研究背景について自己紹介形式で発表 第2日) ・東日本大震災の概要と、福島県における原発事故について ・現在行われている福島県での連携支援研究(計測機器を用いた実習) ・海外での活動事例紹介 第3日) ・福島県における環境放射能と、除染活動(計測実習:放射線) ・将来起こりうる連携支援研究の可能性についての議論 ・各自の専門分野が持つ役割についての紹介 第4日) ・専門分野が持つ役割と、その可能性についての議論 ・グループディスカッションによる連携研究の可能性の検討 (超分野大喜利形式による) ・全体のまとめ |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(3回 各10点)、討論への積極的な参加(10点)、レポート(3回、各20点)により評価する。
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(教科書)
資料についてはその都度電子ファイル、もしくは印刷媒体として配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
放射線計測の一般的な知識について、事前予習しておくことが望ましい。
尚、KULASISやPandA等により事前に授業について連絡する。 超分野大喜利については下記URLを参照のこと。 https://research.kyoto-u.ac.jp/gp/g064/ |
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(その他(オフィスアワー等))
採点成績については、10月以降に報告する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :植物園と博物館で学ぶ植物学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Learning botany in botanical gardens and natural history museums | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 5月31日(土)13:00から(初回ガイダンス) |
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(教室) | 北部構内理学研究科6号館404室(初回ガイダンス)、京都府立植物園、京都薬用植物園、兵庫県立人と自然の博物館等 | ||||||||||||
(キーワード) | 多様性生物学および分類学関連 / 植物学 / 植物園 / 自然史系博物館 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 植物は私たちのすぐ近くに在り、その学びの場は学内にとどまらない。 本科目では、京都府立植物園、京都薬用植物園、兵庫県立人と自然の博物館へ行き、様々な植物の実物に触れ、植物学の基礎を確認しながら、植物分類学を通じて多様な植物の見方を学ぶ。 植物を広く学びたい・知りたいと思っているが、今まで勉強する機会がなかった方、植物学に興味のある方を歓迎する。植物園や自然史系博物館に興味のある方も歓迎する。 |
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(到達目標) | ・植物の観察方法、識別方法、植物多様性の学び方を生きた植物に基づいて理解する。 ・植物学における標本の意義と役割を理解する。 ・植物の理解に向けて自主的、継続的に取り組む力を養う。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 5月31日(土)13:00〜16:00 場所:北部構内理学研究科6号館404室 ガイダンスと京都大学大学院理学研究科附属植物園(北部構内)で事前学習を行う。 第2回 6月7日(土) 場所:京都府立植物園 熱帯植物を含む様々な植物の実物を観察しながら、植物の形態的特徴と類縁関係、そして系統を学ぶ。 第3回 7月5日(土) 場所:京都薬用植物園 視覚・嗅覚・味覚・触覚を使って植物を知り、植物と人との関わりについても学ぶ。 第4回 7月12日(土) 場所:兵庫県立人と自然の博物館とその近隣施設 植物学における標本の意義と役割を学ぶ。また、標本庫を見学し、標本の整理方法・収蔵方法を学ぶ。 第5回 フィードバック 第2回〜第4回は学外で授業を行い、レポート課題を実施する。第2回〜第4回の集合時間・集合場所等は第1回のガイダンスで説明する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況と取り組み姿勢(70%)、レポート(30%)によって評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 植物は季節の変化に応じて、観察できるもの(形質・情報・種類)が異なる。通学路、京都大学構内、京都大学理学研究科附属植物園などを活用し、積極的にさまざまな植物に触れ関心を深めておいてほしい。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | ・1回生の履修者で定員に余裕がある場合には、2回生以上の学年でも参加可能。 ・第2回〜第4回は学外で実施する。各回日帰り。 ・第2回と第3回の交通費(現地集合・現地解散のため)と入園料、第4回の入館料は受講生の負担となる。総額約1,500円を予定。 ・学生教育研究災害傷害保険に加入すること。 ・教員への連絡は電子メール(布施宛)を推奨する。 |
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ILASセミナー :植物園と博物館で学ぶ植物学
(科目名)
ILAS Seminar :Learning botany in botanical gardens and natural history museums
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 5月31日(土)13:00から(初回ガイダンス) (教室) 北部構内理学研究科6号館404室(初回ガイダンス)、京都府立植物園、京都薬用植物園、兵庫県立人と自然の博物館等 |
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(キーワード) 多様性生物学および分類学関連 / 植物学 / 植物園 / 自然史系博物館 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
植物は私たちのすぐ近くに在り、その学びの場は学内にとどまらない。
本科目では、京都府立植物園、京都薬用植物園、兵庫県立人と自然の博物館へ行き、様々な植物の実物に触れ、植物学の基礎を確認しながら、植物分類学を通じて多様な植物の見方を学ぶ。 植物を広く学びたい・知りたいと思っているが、今まで勉強する機会がなかった方、植物学に興味のある方を歓迎する。植物園や自然史系博物館に興味のある方も歓迎する。 |
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(到達目標)
・植物の観察方法、識別方法、植物多様性の学び方を生きた植物に基づいて理解する。
・植物学における標本の意義と役割を理解する。 ・植物の理解に向けて自主的、継続的に取り組む力を養う。 |
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(授業計画と内容)
第1回 5月31日(土)13:00〜16:00 場所:北部構内理学研究科6号館404室 ガイダンスと京都大学大学院理学研究科附属植物園(北部構内)で事前学習を行う。 第2回 6月7日(土) 場所:京都府立植物園 熱帯植物を含む様々な植物の実物を観察しながら、植物の形態的特徴と類縁関係、そして系統を学ぶ。 第3回 7月5日(土) 場所:京都薬用植物園 視覚・嗅覚・味覚・触覚を使って植物を知り、植物と人との関わりについても学ぶ。 第4回 7月12日(土) 場所:兵庫県立人と自然の博物館とその近隣施設 植物学における標本の意義と役割を学ぶ。また、標本庫を見学し、標本の整理方法・収蔵方法を学ぶ。 第5回 フィードバック 第2回〜第4回は学外で授業を行い、レポート課題を実施する。第2回〜第4回の集合時間・集合場所等は第1回のガイダンスで説明する。 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況と取り組み姿勢(70%)、レポート(30%)によって評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
植物は季節の変化に応じて、観察できるもの(形質・情報・種類)が異なる。通学路、京都大学構内、京都大学理学研究科附属植物園などを活用し、積極的にさまざまな植物に触れ関心を深めておいてほしい。
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(その他(オフィスアワー等))
・1回生の履修者で定員に余裕がある場合には、2回生以上の学年でも参加可能。
・第2回〜第4回は学外で実施する。各回日帰り。 ・第2回と第3回の交通費(現地集合・現地解散のため)と入園料、第4回の入館料は受講生の負担となる。総額約1,500円を予定。 ・学生教育研究災害傷害保険に加入すること。 ・教員への連絡は電子メール(布施宛)を推奨する。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :生態学野外実習 −動植物の多様性と種間関係−
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Field Ecology -Biodiversity and Interspecific Interactions of Animals and Plants- | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 6月にガイダンス、フィードバック期間終了後の8月に3泊4日 |
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(教室) | 理学研究科2号館218室(ガイダンス)、京都大学木曽生物学研究所 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 多様性生物学 / 自然史 / 生態学 / 昆虫学 / 生物間相互作用 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 日本を代表する山岳地での動植物のフィールド調査を通じて、「多種多様な生物がいかに共存しているか」を学ぶ。京都大学木曽生物学研究所(長野県木曽郡木曽町)にて、3泊4日のフィールド調査を主体とした演習を行う。 木曽生物学研究所は木曽山脈の山間部(木曽谷)に位置しており、この一帯は、森林、里山、高山・高原、湿原、渓谷といった多彩な自然に囲まれている。そこには、植物、昆虫、両生・爬虫類、鳥、水生生物(魚、水生昆虫)など、多様な生物が生息する。これらの生物は、食う-食われる関係や共生・寄生といったさまざまな種間関係をもちながら共存している。 この実習では、生態系について知る方法として、フィールド調査とデータ分析を行う。とくに、植物と送粉昆虫(植食性昆虫)、水生生物群集、森林性鳥類といった多様な生物群集・分類群を調査することで、生物多様性の実体ともいえる生物間相互作用にはどのようなものがあるか、また、それらが生態系のなかでどのような役割を果たしてきたかについての理解を深める。 |
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(到達目標) | 動植物の生態学・分類学の観点や基礎知識を学び、生物自然史および生物多様性科学へ関心の輪を広げる。 フィールド調査の方法や野外データの分析法を習得する。 フィールド調査における安全確保・危険回避の手段を身につける。 |
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(授業計画と内容) | 履修者が決定したら、日程調整をおこない、6月にガイダンスを行った上で、8月に京都大学木曽生物学研究所にて宿泊し、その周辺で実習をおこなう。実習期間は、2025年8月9日-12日を仮日程とする。 はじめに植物や昆虫の系統分類の解説を受けてから、それらの生物同士のさまざまな相互作用に関する調査を開田高原等で実施する。 主な内容は下記の通りである。 (1)植物の採集、標本作製、同定、生態調査 (2)昆虫の採集、標本作製、同定、生態調査 (3)植物とその送粉者・植食者の相互作用に関する生態調査 (4)水生生物(水生昆虫、魚、サンショウウオ)の生態・群集調査 (5)森林性鳥類の生態観察 実習日程・場所や具体的な内容は、天候などの状況に応じて変更される可能性がある。 実習終了後に、各自、レポートを作成する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な取り組み(70%)と実習後のレポート(30%)で評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
プリント等を配布する。
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(参考書等) |
『生命は細部に宿りたまう—ミクロハビタットの小宇宙』
(岩波書店, 2010年)
ISBN:9784000062763
『花と動物の共進化をさぐる 身近な野生植物に隠れていた新しい花の姿』
(文一総合出版, 2021)
ISBN:9784829962084
『新種発見物語 足元から深海まで11人の研究者が行く!』
(岩波ジュニア新書, 2023年)
ISBN:9784005009664
『博士の愛したジミな昆虫』
(岩波ジュニア新書, 2020年)
ISBN:9784005009169
『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版』
(学研プラス, 2022年)
ISBN:9784059201946
『標本の作り方—自然を記録に残そう (大阪市立自然史博物館叢書)』
(東海大学出版会, 2007年)
ISBN:4486017692
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(関連URL) | http://www.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/kiso-institute/ 京都大学木曽生物学研究所 | ||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 実習レポートの作成に向けた準備は時間外学習として行う。 また、自然史系の講義や実習への参加、自身での野外観察を通じて、生物を観察する目を養うことを勧める。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | 宿泊施設の収容人数などの関係上、実習参加希望者が多い場合は、人数制限をおこなう。教員への連絡は電子メール(今田宛)を推奨する。 受講にあたっては、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を条件とする。 現地までの交通は各自の手配になり、交通費および食費は個人負担となる。 ◯食費等予算(交通費は別途かかる) 約7,340円 内訳:夕食 (約1,100円×3回)朝食・昼食(約 500円×7回)、その他シーツレンタル代(540円) ◯交通経路・交通費 JR京都駅—(のぞみ)—名古屋駅—(しなの特急 or 中央本線快速)—木曽福島駅—(徒歩)—木曽生物学研究所(約3時間) 高速バス+特急利用で片道4170円程度(特急料金を含む)、新幹線+特急利用で片道8,630円程度(特急料金を含む) |
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ILASセミナー :生態学野外実習 −動植物の多様性と種間関係−
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Field Ecology -Biodiversity and Interspecific Interactions of Animals and Plants-
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 6月にガイダンス、フィードバック期間終了後の8月に3泊4日 (教室) 理学研究科2号館218室(ガイダンス)、京都大学木曽生物学研究所 |
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(キーワード) 多様性生物学 / 自然史 / 生態学 / 昆虫学 / 生物間相互作用 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
日本を代表する山岳地での動植物のフィールド調査を通じて、「多種多様な生物がいかに共存しているか」を学ぶ。京都大学木曽生物学研究所(長野県木曽郡木曽町)にて、3泊4日のフィールド調査を主体とした演習を行う。
木曽生物学研究所は木曽山脈の山間部(木曽谷)に位置しており、この一帯は、森林、里山、高山・高原、湿原、渓谷といった多彩な自然に囲まれている。そこには、植物、昆虫、両生・爬虫類、鳥、水生生物(魚、水生昆虫)など、多様な生物が生息する。これらの生物は、食う-食われる関係や共生・寄生といったさまざまな種間関係をもちながら共存している。 この実習では、生態系について知る方法として、フィールド調査とデータ分析を行う。とくに、植物と送粉昆虫(植食性昆虫)、水生生物群集、森林性鳥類といった多様な生物群集・分類群を調査することで、生物多様性の実体ともいえる生物間相互作用にはどのようなものがあるか、また、それらが生態系のなかでどのような役割を果たしてきたかについての理解を深める。 |
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(到達目標)
動植物の生態学・分類学の観点や基礎知識を学び、生物自然史および生物多様性科学へ関心の輪を広げる。
フィールド調査の方法や野外データの分析法を習得する。 フィールド調査における安全確保・危険回避の手段を身につける。 |
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(授業計画と内容)
履修者が決定したら、日程調整をおこない、6月にガイダンスを行った上で、8月に京都大学木曽生物学研究所にて宿泊し、その周辺で実習をおこなう。実習期間は、2025年8月9日-12日を仮日程とする。 はじめに植物や昆虫の系統分類の解説を受けてから、それらの生物同士のさまざまな相互作用に関する調査を開田高原等で実施する。 主な内容は下記の通りである。 (1)植物の採集、標本作製、同定、生態調査 (2)昆虫の採集、標本作製、同定、生態調査 (3)植物とその送粉者・植食者の相互作用に関する生態調査 (4)水生生物(水生昆虫、魚、サンショウウオ)の生態・群集調査 (5)森林性鳥類の生態観察 実習日程・場所や具体的な内容は、天候などの状況に応じて変更される可能性がある。 実習終了後に、各自、レポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な取り組み(70%)と実習後のレポート(30%)で評価する。
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(教科書)
プリント等を配布する。
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(参考書等)
『生命は細部に宿りたまう—ミクロハビタットの小宇宙』
(岩波書店, 2010年)
ISBN:9784000062763
『花と動物の共進化をさぐる 身近な野生植物に隠れていた新しい花の姿』
(文一総合出版, 2021)
ISBN:9784829962084
『新種発見物語 足元から深海まで11人の研究者が行く!』
(岩波ジュニア新書, 2023年)
ISBN:9784005009664
『博士の愛したジミな昆虫』
(岩波ジュニア新書, 2020年)
ISBN:9784005009169
『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版』
(学研プラス, 2022年)
ISBN:9784059201946
『標本の作り方—自然を記録に残そう (大阪市立自然史博物館叢書)』
(東海大学出版会, 2007年)
ISBN:4486017692
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(授業外学習(予習・復習)等)
実習レポートの作成に向けた準備は時間外学習として行う。
また、自然史系の講義や実習への参加、自身での野外観察を通じて、生物を観察する目を養うことを勧める。 |
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(その他(オフィスアワー等))
宿泊施設の収容人数などの関係上、実習参加希望者が多い場合は、人数制限をおこなう。教員への連絡は電子メール(今田宛)を推奨する。
受講にあたっては、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を条件とする。 現地までの交通は各自の手配になり、交通費および食費は個人負担となる。 ◯食費等予算(交通費は別途かかる) 約7,340円 内訳:夕食 (約1,100円×3回)朝食・昼食(約 500円×7回)、その他シーツレンタル代(540円) ◯交通経路・交通費 JR京都駅—(のぞみ)—名古屋駅—(しなの特急 or 中央本線快速)—木曽福島駅—(徒歩)—木曽生物学研究所(約3時間) 高速バス+特急利用で片道4170円程度(特急料金を含む)、新幹線+特急利用で片道8,630円程度(特急料金を含む) |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :光であそぼ。手作り宇宙観測
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(英 訳) | ILAS Seminar :Handcrafted Space Observations | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(5)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 初回のみ火曜5限で、2回目以降は夏期集中(8/25, 26, 9/1, 2, 25, 26)を想定 |
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(教室) | 北部キャンパス・理学研究科5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロ キウム室) | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 天文学関連 / 肌身の科学 (Tangible Science) / 電波天文学 / 可視光天文学 / 物理学 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 自然科学の醍醐味は、実際に手作りした観測装置を使って、自分の肌感覚で自然現象に触れることです。本授業では、可視光の簡単な手作り分光・偏光の測定器を作ります。さらに、光による宇宙観測の仕組みを学び、自分たちで手作りの電波アンテナを組み上げて、天の川銀河の水素からやってくる 21 cm の波長の電波観測を目指します。条件がそろえば、太陽の干渉実験も狙います。この ILAS セミナーでは、4人の宇宙物理学者・天文学者が指導する形で行います。 | ||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 光の性質を理解し、自然現象を測定する仕組みを理解できるようになる。また、座学だけの勉強ではなく、実際に手を動かして測定をする体験を経ることで、物理の測定について理解する。 | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 初回のみ、6月3日火曜日の5限に実施します。それ以降は、夏休みに実施予定です。日程については、野外観測で天候によっても影響を受けるので、参加者と相談の上で、調整する可能性があります。 1回目:6/3 火曜 (5限) ガイダンス、教員紹介、学生の自己紹介、授業紹介 2・3回目:8/25 月曜 (3-4限) アイスブレイク・自己紹介、分光計作り・偏光計作り 4回目:8/26 火曜 (5限) 光・電波観測についての座学(1コマ分) 5-7回目:9/1 月曜 (4-6限) 電波観測1(野外) 8・9回目:9/2 火曜 (4-5限) 電波観測の解析1 10-12回目:9/25 木曜 (4-6限) 電波観測2(野外) 13-15回目:9/26 金曜 (4-6限) 電波観測の解析2、レポート作成 ILASセミナーが実施される夏の期間は、銀河面(天の川)が地平線から上がってくるのは夕方以降なため、暑い夏の気候を避けることもあって、夕方以降に屋外で観測を行います。座学は、北部構内・理学部5号館・宇宙線研究室コロキウム室(341号室)で行います。 |
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(履修要件) |
参加者で手作りの観測装置を作っていくため、物理や宇宙、ものづくりに興味のある学生さんを歓迎します。高校までの物理と数学の基礎的な知識がよくわかっていることが望ましいです。
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||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習をまとめたレポートで評価します。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) | |||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参加学生の興味によっては、授業時間外で活動する場合があるかもしれません。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 実習では PC があることが望ましいです。持っていない場合は、こちらで用意します。 | ||||||||||||||||||||||||
ILASセミナー :光であそぼ。手作り宇宙観測
(科目名)
ILAS Seminar :Handcrafted Space Observations
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 初回のみ火曜5限で、2回目以降は夏期集中(8/25, 26, 9/1, 2, 25, 26)を想定 (教室) 北部キャンパス・理学研究科5号館3階・宇宙線研究室341号室(コロ キウム室) |
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(キーワード) 天文学関連 / 肌身の科学 (Tangible Science) / 電波天文学 / 可視光天文学 / 物理学 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
自然科学の醍醐味は、実際に手作りした観測装置を使って、自分の肌感覚で自然現象に触れることです。本授業では、可視光の簡単な手作り分光・偏光の測定器を作ります。さらに、光による宇宙観測の仕組みを学び、自分たちで手作りの電波アンテナを組み上げて、天の川銀河の水素からやってくる 21 cm の波長の電波観測を目指します。条件がそろえば、太陽の干渉実験も狙います。この ILAS セミナーでは、4人の宇宙物理学者・天文学者が指導する形で行います。
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(到達目標)
光の性質を理解し、自然現象を測定する仕組みを理解できるようになる。また、座学だけの勉強ではなく、実際に手を動かして測定をする体験を経ることで、物理の測定について理解する。
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(授業計画と内容)
初回のみ、6月3日火曜日の5限に実施します。それ以降は、夏休みに実施予定です。日程については、野外観測で天候によっても影響を受けるので、参加者と相談の上で、調整する可能性があります。 1回目:6/3 火曜 (5限) ガイダンス、教員紹介、学生の自己紹介、授業紹介 2・3回目:8/25 月曜 (3-4限) アイスブレイク・自己紹介、分光計作り・偏光計作り 4回目:8/26 火曜 (5限) 光・電波観測についての座学(1コマ分) 5-7回目:9/1 月曜 (4-6限) 電波観測1(野外) 8・9回目:9/2 火曜 (4-5限) 電波観測の解析1 10-12回目:9/25 木曜 (4-6限) 電波観測2(野外) 13-15回目:9/26 金曜 (4-6限) 電波観測の解析2、レポート作成 ILASセミナーが実施される夏の期間は、銀河面(天の川)が地平線から上がってくるのは夕方以降なため、暑い夏の気候を避けることもあって、夕方以降に屋外で観測を行います。座学は、北部構内・理学部5号館・宇宙線研究室コロキウム室(341号室)で行います。 |
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(履修要件)
参加者で手作りの観測装置を作っていくため、物理や宇宙、ものづくりに興味のある学生さんを歓迎します。高校までの物理と数学の基礎的な知識がよくわかっていることが望ましいです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習をまとめたレポートで評価します。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
参加学生の興味によっては、授業時間外で活動する場合があるかもしれません。
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(その他(オフィスアワー等))
実習では PC があることが望ましいです。持っていない場合は、こちらで用意します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :物質と量子性
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Quantumness in Materials Sciences | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 工学部9号館 W201教室(初回のみ) | ||||||||||||
(キーワード) | 量子力学 / 量子工学 / 電子 / スピン / 反物質 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 量子力学の黎明期にどんな議論が交わされたのか,科学技術史の観点から考えてみたうえで,物質中の電子の“量子”としての性質があらわになる現象とその解釈,またこれを用いた材料を具に見てみる. 物質を扱う上で,その物質の基礎となるさまざまな性質(物性)のほとんどは,物質中の電子のふるまいをもとに表れ,また考察されています.この電子をもとにした性質の理解を目指した学問分野が物性物理学ですが,これを構成する大きな二つの流れ:量子力学と統計力学が,歴史的にどのように絡み合い,発展してきたかを概観します. 実際にこれらの電子のふるまいをもとにした物質の性質を露にするために,どのような方法論があるのかを,計測・評価装置を前にして計4回の桂・宇治キャンパスでの実地講義をもとに体験・体感・理解することを目指します. |
||||||||||||
(到達目標) | 1.量子力学・統計力学の発展の歴史的経緯と基本的な考え方の理解 2.物質の量子性をもとにした物性の例示と理解 3.物質の電気伝導性・半導体性・超伝導性の評価の実際と,もととなる電子のふるまいに関する基礎的な理解(桂キャンパス) 4.物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・評価の実際と,もととなる原理の理解(宇治キャンパス) |
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(授業計画と内容) | 1.第一回: 5月12日(月)16:45より 量子力学・統計力学の発展の歴史的経緯および物質の量子性をもとにした物性の例示に関する議論(講義,工学部9号館W201号室) 2.第二回: 5月24日(土)10:30より 物質の電気伝導性のさまざまな評価法・半導体性を示す新しい物質の取り扱いと評価(演義・桂キャンパス A4棟 008号室集合)(3.5コマ分) 3.第三回: 6月7日(土)10:30より 電子の運動量をもとにした半導体性・超伝導性・磁性の評価の実際と,もととなる電子のふるまいに関する基礎的な理解(演義・桂キャンパス A4棟 008号室集合)(3.5コマ分) 4.第四回: 6月28日(土)10:30より 物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・情報処理の原理(演義・宇治キャンパスW313室集合)(3.5コマ分) 5.第五回: 7月12日(土)10:30より 物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・情報処理の実際(演義・宇治キャンパスW313室集合) (3.5コマ分) |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各回における短いレポートによる評価 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 科学史,特に20世紀初頭の20年間の物理学・化学に関する発展の流れについて,興味深いと思った点を挙げておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 各授業回後 学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入すること |
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ILASセミナー :物質と量子性
(科目名)
ILAS Seminar :Quantumness in Materials Sciences
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 工学部9号館 W201教室(初回のみ) |
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(キーワード) 量子力学 / 量子工学 / 電子 / スピン / 反物質 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
量子力学の黎明期にどんな議論が交わされたのか,科学技術史の観点から考えてみたうえで,物質中の電子の“量子”としての性質があらわになる現象とその解釈,またこれを用いた材料を具に見てみる.
物質を扱う上で,その物質の基礎となるさまざまな性質(物性)のほとんどは,物質中の電子のふるまいをもとに表れ,また考察されています.この電子をもとにした性質の理解を目指した学問分野が物性物理学ですが,これを構成する大きな二つの流れ:量子力学と統計力学が,歴史的にどのように絡み合い,発展してきたかを概観します. 実際にこれらの電子のふるまいをもとにした物質の性質を露にするために,どのような方法論があるのかを,計測・評価装置を前にして計4回の桂・宇治キャンパスでの実地講義をもとに体験・体感・理解することを目指します. |
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(到達目標)
1.量子力学・統計力学の発展の歴史的経緯と基本的な考え方の理解
2.物質の量子性をもとにした物性の例示と理解 3.物質の電気伝導性・半導体性・超伝導性の評価の実際と,もととなる電子のふるまいに関する基礎的な理解(桂キャンパス) 4.物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・評価の実際と,もととなる原理の理解(宇治キャンパス) |
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(授業計画と内容)
1.第一回: 5月12日(月)16:45より 量子力学・統計力学の発展の歴史的経緯および物質の量子性をもとにした物性の例示に関する議論(講義,工学部9号館W201号室) 2.第二回: 5月24日(土)10:30より 物質の電気伝導性のさまざまな評価法・半導体性を示す新しい物質の取り扱いと評価(演義・桂キャンパス A4棟 008号室集合)(3.5コマ分) 3.第三回: 6月7日(土)10:30より 電子の運動量をもとにした半導体性・超伝導性・磁性の評価の実際と,もととなる電子のふるまいに関する基礎的な理解(演義・桂キャンパス A4棟 008号室集合)(3.5コマ分) 4.第四回: 6月28日(土)10:30より 物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・情報処理の原理(演義・宇治キャンパスW313室集合)(3.5コマ分) 5.第五回: 7月12日(土)10:30より 物質中の電子の量子的なふるまいをもとにした計測・情報処理の実際(演義・宇治キャンパスW313室集合) (3.5コマ分) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
各回における短いレポートによる評価
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
科学史,特に20世紀初頭の20年間の物理学・化学に関する発展の流れについて,興味深いと思った点を挙げておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
各授業回後
学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入すること |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :DNAシーケンサーを使ってみよう!
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(英 訳) | ILAS Seminar :Let's use DNA sequencers! | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 9/1, 9/2, 9/4, 9/5の4日間 |
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(教室) | 医学・生命科学総合研究棟(G棟)5階 527号室 | ||||||
(キーワード) | 生態学 / 進化生物学 / 生命科学 / 生物多様性 / バイオインフォマティクス | ||||||
(授業の概要・目的) | 地球上の生命はすべて、DNAを持っている。DNAシーケンシング技術が発展した現在、どこに、どれだけの種類の生物が存在するのか、膨大な情報とともに明らかにすることができようになった。動物や植物の体内にどのような共生者や寄生者が存在するのか、土壌や海の生態系が生物種どうしの関係性によってどのように成立しているのか、工夫次第で網羅的な情報を得ることが可能である。 本実習では、「超並列シーケンサー」や「次世代シーケンサー」と呼ばれるDNA分析装置を実際に使用するとともに、出力される膨大なデータを処理するバイオインフォマティクスを体験する。DNAシーケンシング技術をうまく利用することで、生態学や進化学、環境学において俯瞰的な視座が得られるとともに、生命科学上の新たなテーマ発掘につながる鉱脈を探索することができる。 さまざまな生物サンプルや環境サンプルの分析を体験することで、独自の世界観で自然界や私たちの身の回りの現象を捉える視点を養うことを目的とする。 |
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(到達目標) | ① 生物サンプルや環境サンプルからのDNA抽出を行う技術が身につく。 ② PCR 等、分子生物学的手法の基礎を実際に体験するとともに、その原理を理解する。 ③ DNA シーケンサーでの分析を体験し、その原理を理解する。 ④ プログラミングの基礎を学ぶとともに、DNAシーケンス・データの分析を通じてバイオインフォマティクスの基本的な流れを習得する。 ⑤ 生物多様性に関する情報を、統計学や生態学の観点で処理する基礎を習得する。 ⑥ 分析結果の考察と研究デザインの更新を行うことで生物学における研究が拡大していくことを理解する。 ⑦ 自分自身の視点で情報を整理し、仲間とともに知のフロンティアを開拓する醍醐味を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 基本原理の説明・分子生物学実験・バイオインフォマティクスの体験を通じて、インタラクティブに理解を深める。集中講義形式で、夏季休業に以下の内容で実施する予定である。日程については、前期期間中(5月)にKULASISを通じて調整を行う。 DNAシーケンサーで分析してみたいサンプルの持ち込みも可能(動物・植物・真菌等幅広く対応。事前に相談)。 第1日 ・DNA分析技術の基礎(講義編) ・DNA分析技術の基礎(DNA抽出・PCR実践編) 第2日 ・DNAシーケンシング・ライブラリの作成 ・DNAシーケンサー(イルミナ社MiSeq)の稼働 <<DNAシーケンサーの稼働のため第3日までの間に1日以上のブレイクを挟む。詳細な日程は5月にKULASISを通じて調整。>> 第3日 ・プログラミングの基礎とバイオインフォマティクス(講義編) ・プログラミングの基礎とバイオインフォマティクス(実践編) 第4日 ・生態学的な統計分析(講義編) ・生態学的な統計分析(実践編) ・データから見えてくることの解釈・議論 |
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(履修要件) |
履修しておかなければならない科目は特にない。主体的に考えることで面白味がわかる内容の実習として設計する。他の講義の受講にあたっても、独自の視点で情報を整理することを日々心がけた上で参加して欲しい。達成感が高まるだろう。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習における参加態度・積極性(60%)とレポート(40%)をもとに、100点を満点とするスコアで評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない。
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(参考書等) |
『DNA情報で生態系を読み解く: 環境DNA・網羅的群集調査・生態ネットワーク』
(共立出版, 2016)
ISBN:9784320057531
(DNAシーケンサーを使って生物多様性を分析する手法について解説。内容は修士課程レベル。)
復習をしたい人向けの参考図書(特に購入する必要はない)。
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(関連URL) |
https://sites.google.com/site/ecoltj
生命科学研究科 生態進化学分野
https://x.gd/VoUXI 研究室の過去の研究成果 <プレスリリース資料> https://x.gd/XV4xO 開講場所は、この地図の18番の建物の5階、527号室。 |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 主体的に情報を集め、自分の頭で考え、実践する、という行動の型を大学入学後の早い段階で身につけると、大学生活も人生も格段に楽しくなってくる。実習をきっかけにしてもっと知りたい、調べたい、という要望があれば、最新の研究の動向等を調べる作法やコツを教員や大学院生が柔軟に助言する。気軽に相談していただきたい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とする。 ・バイオインフォマティクスを体験するため、各自のパソコン(PC)にあらかじめR等のソフトウェアをインストールしておく必要あり(詳細はKULASISで連絡する)。 ・前期の講義科目であるが、夏季休業中の実施となるため、成績評価が後期にずれ込む可能性がある。 |
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ILASセミナー :DNAシーケンサーを使ってみよう!
(科目名)
ILAS Seminar :Let's use DNA sequencers!
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 9/1, 9/2, 9/4, 9/5の4日間 (教室) 医学・生命科学総合研究棟(G棟)5階 527号室 |
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(キーワード) 生態学 / 進化生物学 / 生命科学 / 生物多様性 / バイオインフォマティクス | |||||||
(授業の概要・目的)
地球上の生命はすべて、DNAを持っている。DNAシーケンシング技術が発展した現在、どこに、どれだけの種類の生物が存在するのか、膨大な情報とともに明らかにすることができようになった。動物や植物の体内にどのような共生者や寄生者が存在するのか、土壌や海の生態系が生物種どうしの関係性によってどのように成立しているのか、工夫次第で網羅的な情報を得ることが可能である。
本実習では、「超並列シーケンサー」や「次世代シーケンサー」と呼ばれるDNA分析装置を実際に使用するとともに、出力される膨大なデータを処理するバイオインフォマティクスを体験する。DNAシーケンシング技術をうまく利用することで、生態学や進化学、環境学において俯瞰的な視座が得られるとともに、生命科学上の新たなテーマ発掘につながる鉱脈を探索することができる。 さまざまな生物サンプルや環境サンプルの分析を体験することで、独自の世界観で自然界や私たちの身の回りの現象を捉える視点を養うことを目的とする。 |
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(到達目標)
① 生物サンプルや環境サンプルからのDNA抽出を行う技術が身につく。
② PCR 等、分子生物学的手法の基礎を実際に体験するとともに、その原理を理解する。 ③ DNA シーケンサーでの分析を体験し、その原理を理解する。 ④ プログラミングの基礎を学ぶとともに、DNAシーケンス・データの分析を通じてバイオインフォマティクスの基本的な流れを習得する。 ⑤ 生物多様性に関する情報を、統計学や生態学の観点で処理する基礎を習得する。 ⑥ 分析結果の考察と研究デザインの更新を行うことで生物学における研究が拡大していくことを理解する。 ⑦ 自分自身の視点で情報を整理し、仲間とともに知のフロンティアを開拓する醍醐味を理解する。 |
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(授業計画と内容)
基本原理の説明・分子生物学実験・バイオインフォマティクスの体験を通じて、インタラクティブに理解を深める。集中講義形式で、夏季休業に以下の内容で実施する予定である。日程については、前期期間中(5月)にKULASISを通じて調整を行う。 DNAシーケンサーで分析してみたいサンプルの持ち込みも可能(動物・植物・真菌等幅広く対応。事前に相談)。 第1日 ・DNA分析技術の基礎(講義編) ・DNA分析技術の基礎(DNA抽出・PCR実践編) 第2日 ・DNAシーケンシング・ライブラリの作成 ・DNAシーケンサー(イルミナ社MiSeq)の稼働 <<DNAシーケンサーの稼働のため第3日までの間に1日以上のブレイクを挟む。詳細な日程は5月にKULASISを通じて調整。>> 第3日 ・プログラミングの基礎とバイオインフォマティクス(講義編) ・プログラミングの基礎とバイオインフォマティクス(実践編) 第4日 ・生態学的な統計分析(講義編) ・生態学的な統計分析(実践編) ・データから見えてくることの解釈・議論 |
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(履修要件)
履修しておかなければならない科目は特にない。主体的に考えることで面白味がわかる内容の実習として設計する。他の講義の受講にあたっても、独自の視点で情報を整理することを日々心がけた上で参加して欲しい。達成感が高まるだろう。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習における参加態度・積極性(60%)とレポート(40%)をもとに、100点を満点とするスコアで評価する。
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(教科書)
使用しない。
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(参考書等)
『DNA情報で生態系を読み解く: 環境DNA・網羅的群集調査・生態ネットワーク』
(共立出版, 2016)
ISBN:9784320057531
(DNAシーケンサーを使って生物多様性を分析する手法について解説。内容は修士課程レベル。)
復習をしたい人向けの参考図書(特に購入する必要はない)。
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(授業外学習(予習・復習)等)
主体的に情報を集め、自分の頭で考え、実践する、という行動の型を大学入学後の早い段階で身につけると、大学生活も人生も格段に楽しくなってくる。実習をきっかけにしてもっと知りたい、調べたい、という要望があれば、最新の研究の動向等を調べる作法やコツを教員や大学院生が柔軟に助言する。気軽に相談していただきたい。
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(その他(オフィスアワー等))
・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とする。
・バイオインフォマティクスを体験するため、各自のパソコン(PC)にあらかじめR等のソフトウェアをインストールしておく必要あり(詳細はKULASISで連絡する)。 ・前期の講義科目であるが、夏季休業中の実施となるため、成績評価が後期にずれ込む可能性がある。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :芦生研究林に棲む動物たちの探索
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(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring the animals living in Ashiu Forest | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 芦生研究林 | ||||||
(キーワード) | 森林科学 / 森林生物 / 生態系 / 芦生研究林 / フィールドワーク | ||||||
(授業の概要・目的) | 森林は生育する植物や地形などによって複雑な構造を有し、それぞれの場所に適した多種多様な動物が生息する場である。 しかしながら、本来ヒトの生活圏から離れて生活する野生動物 (特に哺乳類) はなかなか姿を見ることはできない存在であり、容易にはその行動や生態を観察することができない。このセミナーでは実際に森に入り、様々な調査、研究ツールを用いることによって、動物の存在を可視化できることを学ぶ。合わせて、動物の生活を支える森林植生についても観察や簡単な調査から学ぶ機会を提供する。一連の授業により、動物の生態への理解、およびそれらが生息する森林生態系というものに対する理解を深めることを目的とする。 | ||||||
(到達目標) | ・森林生態系の仕組み、そこに生育・生息する生物について理解する。 ・野生生物の危険性について正しく理解する。 ・得られた成果をまとめ、発表する過程を経験する。 |
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(授業計画と内容) | 1.ガイダンス・事前講義 場所:未定 (京都大学吉田キャンパス内)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 日時:未定 (5月〜6月の金曜5時限目)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 内容:事前講義と実習の内容の説明。 ・森林生態系、森林生物について ・植物と動物の関係について ・調査手法、安全講習 2.野外実習 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター 芦生研究林 日時:9月22日〜24日 (22日朝集合、24日夕方解散) ガイダンス・事前講義時に集合場所と合わせて連絡予定。 内容:以下に示す動植物を対象にした観察・調査。 ・小型哺乳類:シャーマントラップによる野ネズミの捕獲 ・中・大型哺乳類:自動撮影センサーカメラを用いた撮影と撮影データの確認 ・地上徘徊性節足動物:ピットフォールトラップを用いた節足動物の捕獲・同定 ・動物全般:ナイトウォーク (ライトセンサス)、動物の痕跡探し ・植物:植生観察、スケッチ 3.振り返り講義 場所:未定 (京都大学吉田キャンパス内)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 日時:未定 (1コマ相当時間)。 参加者の都合を聞き、実習終了後の9月29日・30日あたりで実施。 ガイダンス・事前講義時に決定し連絡。 内容:プレゼンテーション、意見交換会。 ・実習の成果発表、議論 ・セミナー全体のまとめ |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への参加姿勢 (60点)、発表 (30点)、レポート (10点) により評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(関連URL) | https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/ 京都大学フィールド科学教育研究センター 芦生研究林 | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ガイダンスの前に芦生研究林についてホームページ等に目を通してきてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・およそ5千円 (宿泊費・食費等実費) かかります。 ・参加希望者は学生教育研究災害保険 (学研賠つき) に必ず加入してください。 ・開催時期によって前期の成績公開時に間に合わない可能性があります。 ・質問等は鈴木 (suzuki.hanami.2m@kyoto-u.ac.jp) までご連絡下さい。 ・特別な装備を準備する必要はありません。文理問わず誰でも参加可能です。 |
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ILASセミナー :芦生研究林に棲む動物たちの探索
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring the animals living in Ashiu Forest
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 芦生研究林 |
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(キーワード) 森林科学 / 森林生物 / 生態系 / 芦生研究林 / フィールドワーク | |||||||
(授業の概要・目的)
森林は生育する植物や地形などによって複雑な構造を有し、それぞれの場所に適した多種多様な動物が生息する場である。 しかしながら、本来ヒトの生活圏から離れて生活する野生動物 (特に哺乳類) はなかなか姿を見ることはできない存在であり、容易にはその行動や生態を観察することができない。このセミナーでは実際に森に入り、様々な調査、研究ツールを用いることによって、動物の存在を可視化できることを学ぶ。合わせて、動物の生活を支える森林植生についても観察や簡単な調査から学ぶ機会を提供する。一連の授業により、動物の生態への理解、およびそれらが生息する森林生態系というものに対する理解を深めることを目的とする。
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(到達目標)
・森林生態系の仕組み、そこに生育・生息する生物について理解する。
・野生生物の危険性について正しく理解する。 ・得られた成果をまとめ、発表する過程を経験する。 |
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(授業計画と内容)
1.ガイダンス・事前講義 場所:未定 (京都大学吉田キャンパス内)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 日時:未定 (5月〜6月の金曜5時限目)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 内容:事前講義と実習の内容の説明。 ・森林生態系、森林生物について ・植物と動物の関係について ・調査手法、安全講習 2.野外実習 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター 芦生研究林 日時:9月22日〜24日 (22日朝集合、24日夕方解散) ガイダンス・事前講義時に集合場所と合わせて連絡予定。 内容:以下に示す動植物を対象にした観察・調査。 ・小型哺乳類:シャーマントラップによる野ネズミの捕獲 ・中・大型哺乳類:自動撮影センサーカメラを用いた撮影と撮影データの確認 ・地上徘徊性節足動物:ピットフォールトラップを用いた節足動物の捕獲・同定 ・動物全般:ナイトウォーク (ライトセンサス)、動物の痕跡探し ・植物:植生観察、スケッチ 3.振り返り講義 場所:未定 (京都大学吉田キャンパス内)。 確定次第、KULASISに登録されたメールアドレスに連絡。 日時:未定 (1コマ相当時間)。 参加者の都合を聞き、実習終了後の9月29日・30日あたりで実施。 ガイダンス・事前講義時に決定し連絡。 内容:プレゼンテーション、意見交換会。 ・実習の成果発表、議論 ・セミナー全体のまとめ |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への参加姿勢 (60点)、発表 (30点)、レポート (10点) により評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
ガイダンスの前に芦生研究林についてホームページ等に目を通してきてください。
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(その他(オフィスアワー等))
・およそ5千円 (宿泊費・食費等実費) かかります。
・参加希望者は学生教育研究災害保険 (学研賠つき) に必ず加入してください。 ・開催時期によって前期の成績公開時に間に合わない可能性があります。 ・質問等は鈴木 (suzuki.hanami.2m@kyoto-u.ac.jp) までご連絡下さい。 ・特別な装備を準備する必要はありません。文理問わず誰でも参加可能です。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILAS Seminar-E2 :Experiential short training course in basic life sciences using marine organism (天然海洋生物を用いた基礎生命科学の体験型短期研修コース)
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(英 訳) | ILAS Seminar-E2 :Experiential short training course in basic life sciences using marine organism | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | Research Center for Marine Biology (RCMB) Tohoku University | ||||||||||||
(キーワード) | marine biology / scientific method / group work / cell and animal biology / international experience | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | Summary: A six-day intensive (September 14-19, 2025) and interactive camp-like scientific experience held at the Research Center for Marine Biology of Tohoku University in Asamushi (Aomori prefecture). The contents include multidisciplinary basic sciences including marine organism-based basic biology, cell biology, and physiology with related essential pharmacology concepts. Understanding and practicing the scientific method, based on observation and experimentation, is important for any student in science and beyond. Using simple and easily accessible experimental models such as marine organism that can be directly collected from the natural environment offers a unique opportunity to develop skills toward that objective. Moreover, small group work in an international setting adds another layer for students to develop skills in collaboration and exchange which are other important aspects of science. Students will learn the basis of scientific experimentation using small marine animals as an experimental model. Using seashells (貝) and sea roaches (フナムシ), students will study their basic behavioral physiology (行動生理学). Participants also have the chance to see the amazing process of sea urchin fertilization and early development (ウニの受精と発生) as well as collect plankton and observe its diversity (プランクトンの多様性). These are fundamental examples of approaches in life science research and in the study of living processes. Students can also investigate the effects of sea water ionic composition and osmotic pressure on the extrusion behavior of seashells and their importance in muscle contraction (イオン・浸透圧 に基づく基礎生理学). Ion-mediated signaling pathways are common pharmacological targets and students can learn about some of these processes during the experiments. Overall, participants will learn basic principles of physiology and the scientific method, in a beautiful natural setting. The course will be held entirely in English in collaboration with instructors of the Graduate School of Life Sciences, Tohoku University. In addition to students at Tohoku University and Kyoto University, the course will also be opened to participants from the University of Tokyo and the University of Tsukuba. Thus, participants will enjoy an interdisciplinary and international experience in which students from many academic backgrounds and institutions learn together, interact, and exchange. |
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(到達目標) | The main objective of the course is to learn the basics of the scientific method by performing simple ecology and cell biology experiments with marine organisms, in small groups. Based on their own ideas, students will freely design and perform experiments to test their own hypotheses, collect data, analyze their results, and interpret them. Students will learn through a trial-and-error process and develop problem solving skills. Participants will develop skills in collaborative group work and in expressing themselves effectively in an international setting where students from different origins and academic backgrounds interact. |
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(授業計画と内容) | After receiving basic guidance and explanations, groups will be formed and students will collect marine organisms, plan, develop, and perform various experiments together. Discussion and sharing of ideas/results and their interpretation will be encouraged and is an important activity. On the 5th day students will present in groups their main findings in the form of a short oral presentation and will be invited to evaluate the performance of other groups. Finally, students will prepare a report about their learning experience. All activities including presentation and report are to be done in English. Schedule (September 14-19, 2025) Day 1 Getting to Asamushi, Aomori prefecture Arrival at the Asamushi Research Center for Marine Biology Orientation and course introduction. Welcome event. Days 2-5 Main experimental program: field and laboratory work Exploring seashell extrusion behavior or the walking behavior of sea roaches Fertilization and early development of the sea urchin embryo Off-shore activity or plankton collection, observation, and classification Day 5 afternoon Group presentations and closing social event Day 6 Program wrap up Checkout Optional visit to the Asamushi aquarium Return to Kyoto |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | Attendance, active participation, and group presentation/evaluation (60%) Individual report (40%) The presentation and report will be assessed on the basis of the course objectives and specific criteria provided during the course. |
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(教科書) |
授業中に指示する
No textbook is required for this course. Handouts and other materials will be distributed to course participants.
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(参考書等) |
Resources will be introduced during course.
Please see the course web site below for more information.
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(関連URL) |
https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/ebmbp25
Course web site
https://drive.google.com/file/d/1hdthpPbR1wdOMjGELiVaLBmxHXESfapp/view?usp=sharing Introductory video to the course and content (2022 edition) |
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(授業外学習(予習・復習)等) | No special preparation or background required. All field activities, experiments, and the final presentation will be completed during the six-day course duration. A report will be due within about one week from the end of the course. |
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(その他(オフィスアワー等)) | An orientation period will be held in June 2025. All registered participants should attend then. Important things to know: Instructors In addition to Prof. Martin Robert from Kyoto University, other instructors will include Professors Ben Harvey from the University of Tsukuba, Yasuyuki Matsuda from the University of Tokyo, Ian Gleadall from Tohoku University, as well as Dr. Aiko Iwasaki and Prof. Gaku Kumano from the Asamushi Research Center for Marine Biology, Tohoku University. Logistics The course will be held at the Asamushi Research Center for Marine Biology, in Aomori prefecture, for six consecutive days (September 14-19, 2025). Students must therefore be available for the duration of the whole program (five nights and six days). The course and accommodation are free. Participants will be accommodated in a dormitory-style shared room with multiple bunked beds and need only to pay the bed sheets cleaning fee of 600円 at the end or their stay. On-site daily meals will be served (lunch and dinner) for a total of about 6,300円 for the whole course. Special diets (Halal, vegetarian, etc.) can be accommodated when requested in advance. Because of the nature of the course, all participating students need to enroll in the Personal Accident Insurance plan following Kyoto University's policy. Travel expenses Participants will have to cover their travel expenses to Aomori. Because of the remote location, travel costs can be significant. Participants are invited to look for cheap means of transportation including local trains (青春18きっぷ) or highway buses. Combinations of local train lines and/or LCC carriers offering discount fares may provide reasonable alternatives and interested participants are invited to search on their own. Otherwise the regular (non-discounted) two-way fares between Kyoto and Aomori varies between about 32,200円 for a long highway bus journey to 54,000円 for the Shinkansen. Airfares for a direct flight from Osaka (Itami) to Aomori are highly variable (from very affordable to expensive depending on flight dates and period of booking). Target audience The course is developed for all first-year undergraduate students regardless of their academic program (humanities, economics, medicine, agriculture, science, or engineering, etc.). However, we also welcome more advanced students regardless of their academic year (B2-B4), especially full-degree and exchange international students (KUINEP program or other). The course emphasizes small group activities to promote interactions and discussion between international and Japanese students from different Japanese universities. We welcome students interested in a unique international and interactive scientific camp-like experience on the beautiful seashore of Aomori prefecture. Because this is an intensive course that will be held mid-September, students grade will be released later than for regular courses. Expect the announcement to be made about 1-2 weeks after course completion. For additional information please contact: robert.martin.4m@kyoto-u.ac.jp |
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ILAS Seminar-E2 :Experiential short training course in basic life sciences using marine organism (天然海洋生物を用いた基礎生命科学の体験型短期研修コース)
(科目名)
ILAS Seminar-E2 :Experiential short training course in basic life sciences using marine organism
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 英語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) Research Center for Marine Biology (RCMB) Tohoku University |
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(キーワード) marine biology / scientific method / group work / cell and animal biology / international experience | ||||||||||
(授業の概要・目的)
Summary: A six-day intensive (September 14-19, 2025) and interactive camp-like scientific experience held at the Research Center for Marine Biology of Tohoku University in Asamushi (Aomori prefecture). The contents include multidisciplinary basic sciences including marine organism-based basic biology, cell biology, and physiology with related essential pharmacology concepts.
Understanding and practicing the scientific method, based on observation and experimentation, is important for any student in science and beyond. Using simple and easily accessible experimental models such as marine organism that can be directly collected from the natural environment offers a unique opportunity to develop skills toward that objective. Moreover, small group work in an international setting adds another layer for students to develop skills in collaboration and exchange which are other important aspects of science. Students will learn the basis of scientific experimentation using small marine animals as an experimental model. Using seashells (貝) and sea roaches (フナムシ), students will study their basic behavioral physiology (行動生理学). Participants also have the chance to see the amazing process of sea urchin fertilization and early development (ウニの受精と発生) as well as collect plankton and observe its diversity (プランクトンの多様性). These are fundamental examples of approaches in life science research and in the study of living processes. Students can also investigate the effects of sea water ionic composition and osmotic pressure on the extrusion behavior of seashells and their importance in muscle contraction (イオン・浸透圧 に基づく基礎生理学). Ion-mediated signaling pathways are common pharmacological targets and students can learn about some of these processes during the experiments. Overall, participants will learn basic principles of physiology and the scientific method, in a beautiful natural setting. The course will be held entirely in English in collaboration with instructors of the Graduate School of Life Sciences, Tohoku University. In addition to students at Tohoku University and Kyoto University, the course will also be opened to participants from the University of Tokyo and the University of Tsukuba. Thus, participants will enjoy an interdisciplinary and international experience in which students from many academic backgrounds and institutions learn together, interact, and exchange. |
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(到達目標)
The main objective of the course is to learn the basics of the scientific method by performing simple ecology
and cell biology experiments with marine organisms, in small groups. Based on their own ideas, students will freely design and perform experiments to test their own hypotheses, collect data, analyze their results, and interpret them. Students will learn through a trial-and-error process and develop problem solving skills. Participants will develop skills in collaborative group work and in expressing themselves effectively in an international setting where students from different origins and academic backgrounds interact. |
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(授業計画と内容)
After receiving basic guidance and explanations, groups will be formed and students will collect marine organisms, plan, develop, and perform various experiments together. Discussion and sharing of ideas/results and their interpretation will be encouraged and is an important activity. On the 5th day students will present in groups their main findings in the form of a short oral presentation and will be invited to evaluate the performance of other groups. Finally, students will prepare a report about their learning experience. All activities including presentation and report are to be done in English. Schedule (September 14-19, 2025) Day 1 Getting to Asamushi, Aomori prefecture Arrival at the Asamushi Research Center for Marine Biology Orientation and course introduction. Welcome event. Days 2-5 Main experimental program: field and laboratory work Exploring seashell extrusion behavior or the walking behavior of sea roaches Fertilization and early development of the sea urchin embryo Off-shore activity or plankton collection, observation, and classification Day 5 afternoon Group presentations and closing social event Day 6 Program wrap up Checkout Optional visit to the Asamushi aquarium Return to Kyoto |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Attendance, active participation, and group presentation/evaluation (60%)
Individual report (40%) The presentation and report will be assessed on the basis of the course objectives and specific criteria provided during the course. |
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(教科書)
授業中に指示する
No textbook is required for this course. Handouts and other materials will be distributed to course participants.
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(参考書等)
Resources will be introduced during course.
Please see the course web site below for more information.
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(授業外学習(予習・復習)等)
No special preparation or background required.
All field activities, experiments, and the final presentation will be completed during the six-day course duration. A report will be due within about one week from the end of the course. |
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(その他(オフィスアワー等))
An orientation period will be held in June 2025. All registered participants should attend then.
Important things to know: Instructors In addition to Prof. Martin Robert from Kyoto University, other instructors will include Professors Ben Harvey from the University of Tsukuba, Yasuyuki Matsuda from the University of Tokyo, Ian Gleadall from Tohoku University, as well as Dr. Aiko Iwasaki and Prof. Gaku Kumano from the Asamushi Research Center for Marine Biology, Tohoku University. Logistics The course will be held at the Asamushi Research Center for Marine Biology, in Aomori prefecture, for six consecutive days (September 14-19, 2025). Students must therefore be available for the duration of the whole program (five nights and six days). The course and accommodation are free. Participants will be accommodated in a dormitory-style shared room with multiple bunked beds and need only to pay the bed sheets cleaning fee of 600円 at the end or their stay. On-site daily meals will be served (lunch and dinner) for a total of about 6,300円 for the whole course. Special diets (Halal, vegetarian, etc.) can be accommodated when requested in advance. Because of the nature of the course, all participating students need to enroll in the Personal Accident Insurance plan following Kyoto University's policy. Travel expenses Participants will have to cover their travel expenses to Aomori. Because of the remote location, travel costs can be significant. Participants are invited to look for cheap means of transportation including local trains (青春18きっぷ) or highway buses. Combinations of local train lines and/or LCC carriers offering discount fares may provide reasonable alternatives and interested participants are invited to search on their own. Otherwise the regular (non-discounted) two-way fares between Kyoto and Aomori varies between about 32,200円 for a long highway bus journey to 54,000円 for the Shinkansen. Airfares for a direct flight from Osaka (Itami) to Aomori are highly variable (from very affordable to expensive depending on flight dates and period of booking). Target audience The course is developed for all first-year undergraduate students regardless of their academic program (humanities, economics, medicine, agriculture, science, or engineering, etc.). However, we also welcome more advanced students regardless of their academic year (B2-B4), especially full-degree and exchange international students (KUINEP program or other). The course emphasizes small group activities to promote interactions and discussion between international and Japanese students from different Japanese universities. We welcome students interested in a unique international and interactive scientific camp-like experience on the beautiful seashore of Aomori prefecture. Because this is an intensive course that will be held mid-September, students grade will be released later than for regular courses. Expect the announcement to be made about 1-2 weeks after course completion. For additional information please contact: robert.martin.4m@kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
アントレプレナーシップ演習
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(英 訳) | Entrepreneurship Exercises | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 院共通 | ||||||
(分野(分類)) | 社会適合 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | |||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期集中 | ||||||
(配当学年) | 大学院生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 国際科学イノベーション棟 206(1回目、2回目、4回目、5回目)、4階フリースペース | ||||||
(授業の概要・目的) | 専門分野についての高度な知識を持つ大学院生にとって、企業という形態を通じた社会における研究成果の活用の方法や、独自の研究テーマをさらに深めるための多様な資源獲得の手法について、幅広い理解が欠かせない時代となっている。特に欧米においては研究者が事業化を目指すことで、幅広い投資家から研究資金を調達することが一般化しており、自分の志す研究を深めるために、アントレプレナーシップの果たす役割は大きくなっている。 アントレプレナーシップの定義は“The pursuit of opportunity beyond the resources you currently control”(現在所持する資源を超えた機会を追求すること)とされ、アントレプレナ—にとって必要なスキルとしてはOpportunity Recognition(事業機会の特定)とResource Acquisition(資源の調達)が重要となる。 本授業では、前者の事業機会の特定に重点を置き、アントレプレナーの活動をシミュレーションする。事業アイデアの創造、技術の探索、仮説の検証、ビジネスモデルの構築といった一連のプロセスを、講義とグループワークの組み合わせを通じて体感していく。 |
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(到達目標) | 受講生は、講義で具体的な手法について学ぶと同時に、それぞれの主体的な興味・関心に基づくテーマを選び、グループワークを行う。受講生は、グループワークを通じて起業のプロセスを実体験する中で、下記の3点について理解を深めることを目的とする。 1)起業において必要な方法論、特に事業機会を特定する手法について学ぶ 2)起業におけるコミュニケーション、チームワーク、リーダーシップの重要性について理解を深める 3)研究成果と社会との連結について理解を深める |
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(授業計画と内容) | グループワークで起業プロセスのシミュレーションを行う。以下のトピックについて、それぞれ授業を実施する。 1日目 イントロダクション、未来年表: スタートアップのコンセプトを学習する。将来の制度や生活者のニーズの変化を予測し、事業の可能性を考える。 2日目 海外事例分析: リーン海外のイノベーション事例分析をもとにアイデア創出を行い、発表、ディスカッションを行う。 3日目 アイディエーション: マイクロトレンド(ミクロな変化の兆しへの着目)、メタファー(動植物をヒントにするバイオミミクリーなど)などの手法を用いて、ビジネスアイデア創出を行う。(技術イノベーション事業化コースと合同) 4日目 ビジネスモデル: 顧客ニーズ、提供価値、収入・コストを含むアイデア全体について仮説を立て、外部インタビュー等で検証・修正を行う。 5日目 プレゼンテーション: 最終プレゼンテ—ションを行う。真剣な投資検討の対象になりうるレベルを目指す。 隔週土曜日(13時—17時半) 1日目 10月18日(土) 2日目 11月1日(土) 3日目 11月15日(土) 4日目 11月29日(土) 5日目 12月13日(土) |
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(履修要件) |
大学院教育支援機構が提供する「産学協同教育コース」をコース履修する際には、本科目受講後に「技術イノベーション事業化コース」を受講することが望ましい。
事前に以下の受講を推奨 「アントレプレナーシップ入門」(大学院共通、前期集中) |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業中に課す個人レポート 20% 最終発表 40% グループワークにおけるチームワーク、コミュニケーション 20% 授業への貢献(出席・発言)20% |
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(教科書) |
『リーン・スタートアップ』
(新潮社)
ISBN:978-4-8222-4897-0
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(関連URL) | https://www.saci.kyoto-u.ac.jp/ims/ (授業についての予備知識・関連イベント等) | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業初日に提出する事前課題あり。課題内容については授業登録者にたいしてPandA等で連絡します。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ●本科目は大学院教育支援機構が提供する「産学協同教育コース」を構成する科目であるが、コース履修に関わらず本科目のみ受講することも可能です。 ●質問等がある場合は以下まで kitani.tetsuo.2s★kyoto-u.ac.jp(★→@) 面談希望の場合は事前に上記メールでアポをお願いします |
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アントレプレナーシップ演習
(科目名)
Entrepreneurship Exercises
(英 訳)
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(群) 院共通 (分野(分類)) 社会適合 (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) (単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期集中 (配当学年) 大学院生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 国際科学イノベーション棟 206(1回目、2回目、4回目、5回目)、4階フリースペース |
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(授業の概要・目的)
専門分野についての高度な知識を持つ大学院生にとって、企業という形態を通じた社会における研究成果の活用の方法や、独自の研究テーマをさらに深めるための多様な資源獲得の手法について、幅広い理解が欠かせない時代となっている。特に欧米においては研究者が事業化を目指すことで、幅広い投資家から研究資金を調達することが一般化しており、自分の志す研究を深めるために、アントレプレナーシップの果たす役割は大きくなっている。
アントレプレナーシップの定義は“The pursuit of opportunity beyond the resources you currently control”(現在所持する資源を超えた機会を追求すること)とされ、アントレプレナ—にとって必要なスキルとしてはOpportunity Recognition(事業機会の特定)とResource Acquisition(資源の調達)が重要となる。 本授業では、前者の事業機会の特定に重点を置き、アントレプレナーの活動をシミュレーションする。事業アイデアの創造、技術の探索、仮説の検証、ビジネスモデルの構築といった一連のプロセスを、講義とグループワークの組み合わせを通じて体感していく。 |
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(到達目標)
受講生は、講義で具体的な手法について学ぶと同時に、それぞれの主体的な興味・関心に基づくテーマを選び、グループワークを行う。受講生は、グループワークを通じて起業のプロセスを実体験する中で、下記の3点について理解を深めることを目的とする。
1)起業において必要な方法論、特に事業機会を特定する手法について学ぶ 2)起業におけるコミュニケーション、チームワーク、リーダーシップの重要性について理解を深める 3)研究成果と社会との連結について理解を深める |
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(授業計画と内容)
グループワークで起業プロセスのシミュレーションを行う。以下のトピックについて、それぞれ授業を実施する。 1日目 イントロダクション、未来年表: スタートアップのコンセプトを学習する。将来の制度や生活者のニーズの変化を予測し、事業の可能性を考える。 2日目 海外事例分析: リーン海外のイノベーション事例分析をもとにアイデア創出を行い、発表、ディスカッションを行う。 3日目 アイディエーション: マイクロトレンド(ミクロな変化の兆しへの着目)、メタファー(動植物をヒントにするバイオミミクリーなど)などの手法を用いて、ビジネスアイデア創出を行う。(技術イノベーション事業化コースと合同) 4日目 ビジネスモデル: 顧客ニーズ、提供価値、収入・コストを含むアイデア全体について仮説を立て、外部インタビュー等で検証・修正を行う。 5日目 プレゼンテーション: 最終プレゼンテ—ションを行う。真剣な投資検討の対象になりうるレベルを目指す。 隔週土曜日(13時—17時半) 1日目 10月18日(土) 2日目 11月1日(土) 3日目 11月15日(土) 4日目 11月29日(土) 5日目 12月13日(土) |
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(履修要件)
大学院教育支援機構が提供する「産学協同教育コース」をコース履修する際には、本科目受講後に「技術イノベーション事業化コース」を受講することが望ましい。
事前に以下の受講を推奨 「アントレプレナーシップ入門」(大学院共通、前期集中) |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業中に課す個人レポート 20%
最終発表 40% グループワークにおけるチームワーク、コミュニケーション 20% 授業への貢献(出席・発言)20% |
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(教科書)
『リーン・スタートアップ』
(新潮社)
ISBN:978-4-8222-4897-0
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業初日に提出する事前課題あり。課題内容については授業登録者にたいしてPandA等で連絡します。
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(その他(オフィスアワー等))
●本科目は大学院教育支援機構が提供する「産学協同教育コース」を構成する科目であるが、コース履修に関わらず本科目のみ受講することも可能です。
●質問等がある場合は以下まで kitani.tetsuo.2s★kyoto-u.ac.jp(★→@) 面談希望の場合は事前に上記メールでアポをお願いします |
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