


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :三枝洋一「数論幾何入門」を読む
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Reading "Introduction to Arithmetic Geometry" by Yoichi Mieda | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 理学研究科6号館602号室 | ||||||
(キーワード) | 代数学関連 / 整数論 / 数論幾何 / モジュラー曲線 / 保型形式 | ||||||
(授業の概要・目的) | 数論幾何とは,幾何学的な方法で方程式や整数の性質を研究する数学の一分野である.整数は,定義は単純だが,その定義からは想像もできないような不思議な性質を持っている.まだまだ未解決の問題も多い. この授業では,「モジュラー曲線」を題材に,数論幾何の基本的な考え方を学ぶ.また,数論幾何の様々な定理に触れる. |
||||||
(到達目標) | 数論幾何の基礎を学ぶ.数論幾何の研究に使われる代数学や解析学の手法を学ぶ.具体例を通じて計算する技術を身に付ける.整数という身近な題材を通じて,数学の問題を論理的に考察する練習や,専門書を自ら読み進める練習を行う. | ||||||
(授業計画と内容) | 授業は輪講形式で行う. 授業の進め方は次の通りである.第1回の授業では参加者の発表箇所を決める.各回の授業では,発表担当者があらかじめ割り当てられた内容について板書を使って説明する.1回の授業につき2人が発表を行う.各参加者にとっては,およそ4回に1回程度,自分の発表の番が回ってくる. 本授業では予習と復習は必須である. 学期末には授業に関連した内容についてのレポートを提出すること. 授業予定は以下の通りである.以下の内容について全15回(フィードバックを含む)の授業を行う.これらはおよそ教科書の前半部分(1章から7章まで)の内容に相当する. (1) 数論幾何学への招待 (2回) (2) モジュラー曲線とは (2回) (3) モジュラー曲線 (SL_2(Z)) (2回) (4) 保型関数と保型形式 (2回) (5) モジュラー曲線 (Γ_0(p)) (2回) (6) モジュラー曲線 (Γ_1(11)) の方程式 (2回) (7) モジュラー曲線のFp有理点 (2回) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 発表への取り組み(25点),討論への積極的な参加(25点),学期末レポート(50点)により評価する. | ||||||
(教科書) |
『数論幾何入門 モジュラー曲線から大定理・大予想へ』
(森北出版)
ISBN:978-4-627-07891-8
第1回の授業の際に発表箇所を決めるので,その時までに教科書を入手しておくこと.
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | この授業は輪講形式であり予習・復習は必須である. 授業への積極的な参加が望まれる. 発表時には,教科書に書かれていることを表面的に読むだけでなく,説明が分かりにくいところは自分で補ったり,興味深い定理があったら例を計算してみるなどして,理解を深めるように試みるとよい. 自分が発表担当でない回でも教科書の予習を行うこと.自分ならどのように発表するかということを考えながら参加するとよい.発表者の説明が分かりにくい箇所については積極的に質問すること. |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業後に質問を受け付ける. | ||||||
ILASセミナー :三枝洋一「数論幾何入門」を読む
(科目名)
ILAS Seminar :Reading "Introduction to Arithmetic Geometry" by Yoichi Mieda
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 理学研究科6号館602号室 |
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(キーワード) 代数学関連 / 整数論 / 数論幾何 / モジュラー曲線 / 保型形式 | |||||||
(授業の概要・目的)
数論幾何とは,幾何学的な方法で方程式や整数の性質を研究する数学の一分野である.整数は,定義は単純だが,その定義からは想像もできないような不思議な性質を持っている.まだまだ未解決の問題も多い.
この授業では,「モジュラー曲線」を題材に,数論幾何の基本的な考え方を学ぶ.また,数論幾何の様々な定理に触れる. |
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(到達目標)
数論幾何の基礎を学ぶ.数論幾何の研究に使われる代数学や解析学の手法を学ぶ.具体例を通じて計算する技術を身に付ける.整数という身近な題材を通じて,数学の問題を論理的に考察する練習や,専門書を自ら読み進める練習を行う.
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(授業計画と内容)
授業は輪講形式で行う. 授業の進め方は次の通りである.第1回の授業では参加者の発表箇所を決める.各回の授業では,発表担当者があらかじめ割り当てられた内容について板書を使って説明する.1回の授業につき2人が発表を行う.各参加者にとっては,およそ4回に1回程度,自分の発表の番が回ってくる. 本授業では予習と復習は必須である. 学期末には授業に関連した内容についてのレポートを提出すること. 授業予定は以下の通りである.以下の内容について全15回(フィードバックを含む)の授業を行う.これらはおよそ教科書の前半部分(1章から7章まで)の内容に相当する. (1) 数論幾何学への招待 (2回) (2) モジュラー曲線とは (2回) (3) モジュラー曲線 (SL_2(Z)) (2回) (4) 保型関数と保型形式 (2回) (5) モジュラー曲線 (Γ_0(p)) (2回) (6) モジュラー曲線 (Γ_1(11)) の方程式 (2回) (7) モジュラー曲線のFp有理点 (2回) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
発表への取り組み(25点),討論への積極的な参加(25点),学期末レポート(50点)により評価する.
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(教科書)
『数論幾何入門 モジュラー曲線から大定理・大予想へ』
(森北出版)
ISBN:978-4-627-07891-8
第1回の授業の際に発表箇所を決めるので,その時までに教科書を入手しておくこと.
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
この授業は輪講形式であり予習・復習は必須である.
授業への積極的な参加が望まれる. 発表時には,教科書に書かれていることを表面的に読むだけでなく,説明が分かりにくいところは自分で補ったり,興味深い定理があったら例を計算してみるなどして,理解を深めるように試みるとよい. 自分が発表担当でない回でも教科書の予習を行うこと.自分ならどのように発表するかということを考えながら参加するとよい.発表者の説明が分かりにくい箇所については積極的に質問すること. |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業後に質問を受け付ける.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :"The Economist" を読む
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(英 訳) | ILAS Seminar :Reading "The Economist" | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 9(9)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 経済研究所本館1階 第二共同研究室 | ||||||
(キーワード) | 金融およびファイナンス関連 / 理論経済学関連 / 経済政策関連 / 公共経済および労働経済関連 | ||||||
(授業の概要・目的) | 将来どのような職業に就くことになるとしても,確かな情報に基づく新聞や雑誌の記事を正しく理解することは重要である.視野を広げるためには,日本語で書かれた記事のみならず,英語で書かれた記事も理解する能力を身につけることが必要である.そこで,本セミナーでは.明快な英語で書かれているとの定評がある The Economist の最新号(もしくは1,2週間前の号)の,主に "Finance & economics" および "Leaders" のセクションに掲載された記事3本を読み,それに基づいて議論する.事前の報告者を定めない(報告者は毎回その場で指定される)ので,受講者全員が,毎回,報告できるようにメモまたはスライドを準備することが求められる.また,単に英語を日本語に訳するだけではなく,記事の背景にある事象も説明できるよう準備することも求められる.場合によっては英語による要約の提出が求められることもある. | ||||||
(到達目標) | 英文記事を早く正しく読む技術を獲得するとともに,背景にある経済現象に関する知識を身につける.さらに,読解した内容を,日本語英語のいずれにおいても噛み砕いて説明出るようになる. | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 有用と思われる辞書などを紹介する.担当講師(原)が実際にThe Economistの記事を紹介し,今後の授業(セミナー)の進め方の見本を示す.受講生の希望を聞き,講義でとり上げる記事の内容(の傾向)や進行方法を決める. 第2回から第13回 The Economistの記事の読解と報告 「授業の概要と内容」で示した方法でThe Economistの記事3本を精読・報告し、その背景を含めて議論する。議論の展開次第では,記事の内容を離れ,次回以降に経済・ファイナンスに関する内容の報告が求められることがある. 第14回 まとめ これまでの報告を振り返り,英語・経済・ファイナンスにおいて習得すべき知識や分析手法を明らかにする.特に,経済学などを専攻する受講生が次年度以降に専門とする領域を決めるための判断に資することを目指す. 第15回フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点により評価する.平常点は報告の準備および内容・討論への参加によって決める.4回以上欠席した受講生は不合格とする. | ||||||
(教科書) |
英文誌 The Economist の記事を教材とするので,各自購読することが望ましい.電子版のみで十分である.購読しない場合は,付属図書館や経済学部図書室で必要箇所をコピーすること.
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前には指定された記事(毎回3本を予定している)を精読すると同時に周辺事実の理解につとめ,指名された場合に報告できるよう,メモもしくはスライドを用意しておくこと. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | KULASISの「オフィスアワー機能」を参照せよ. | ||||||
ILASセミナー :"The Economist" を読む
(科目名)
ILAS Seminar :Reading "The Economist"
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 9(9)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 経済研究所本館1階 第二共同研究室 |
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(キーワード) 金融およびファイナンス関連 / 理論経済学関連 / 経済政策関連 / 公共経済および労働経済関連 | |||||||
(授業の概要・目的)
将来どのような職業に就くことになるとしても,確かな情報に基づく新聞や雑誌の記事を正しく理解することは重要である.視野を広げるためには,日本語で書かれた記事のみならず,英語で書かれた記事も理解する能力を身につけることが必要である.そこで,本セミナーでは.明快な英語で書かれているとの定評がある The Economist の最新号(もしくは1,2週間前の号)の,主に "Finance & economics" および "Leaders" のセクションに掲載された記事3本を読み,それに基づいて議論する.事前の報告者を定めない(報告者は毎回その場で指定される)ので,受講者全員が,毎回,報告できるようにメモまたはスライドを準備することが求められる.また,単に英語を日本語に訳するだけではなく,記事の背景にある事象も説明できるよう準備することも求められる.場合によっては英語による要約の提出が求められることもある.
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(到達目標)
英文記事を早く正しく読む技術を獲得するとともに,背景にある経済現象に関する知識を身につける.さらに,読解した内容を,日本語英語のいずれにおいても噛み砕いて説明出るようになる.
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(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 有用と思われる辞書などを紹介する.担当講師(原)が実際にThe Economistの記事を紹介し,今後の授業(セミナー)の進め方の見本を示す.受講生の希望を聞き,講義でとり上げる記事の内容(の傾向)や進行方法を決める. 第2回から第13回 The Economistの記事の読解と報告 「授業の概要と内容」で示した方法でThe Economistの記事3本を精読・報告し、その背景を含めて議論する。議論の展開次第では,記事の内容を離れ,次回以降に経済・ファイナンスに関する内容の報告が求められることがある. 第14回 まとめ これまでの報告を振り返り,英語・経済・ファイナンスにおいて習得すべき知識や分析手法を明らかにする.特に,経済学などを専攻する受講生が次年度以降に専門とする領域を決めるための判断に資することを目指す. 第15回フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点により評価する.平常点は報告の準備および内容・討論への参加によって決める.4回以上欠席した受講生は不合格とする.
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(教科書)
英文誌 The Economist の記事を教材とするので,各自購読することが望ましい.電子版のみで十分である.購読しない場合は,付属図書館や経済学部図書室で必要箇所をコピーすること.
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前には指定された記事(毎回3本を予定している)を精読すると同時に周辺事実の理解につとめ,指名された場合に報告できるよう,メモもしくはスライドを用意しておくこと.
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(その他(オフィスアワー等))
KULASISの「オフィスアワー機能」を参照せよ.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :世界を支える無機化学−環境エネルギー問題への貢献
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(英 訳) | ILAS Seminar :Inorganic chemistry for sustainable society - Solving environmental and energy issues | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||||||||||||||
(教室) | 共西11 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 二次電池 / 太陽電池 / 光触媒 / 触媒 / 超伝導 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 私たちの日常生活には、数え切れないほど多くの「無機物質」が関わり、これらの物質が示す「化学・物理機能」によって便利で豊かな生活が実現されており、さらには地球環境の改善や究極のクリーンエネルギーの開発を目指し、まだ誰も知らない「新しい無機物質」を開発する挑戦が続けられている。本講義では「環境エネルギー」に関わる「無機物質」、例えば太陽光エネルギーを変換する「光触媒」や「太陽電池」、エネルギーを蓄える「二次電池」、エネルギーを有効に利用する「触媒」「超伝導物質」などに焦点を当て、それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する。さらに、桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、無機化学の重要性・面白さを理解することを目的とする。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | ・無機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する。 ・実習を行うことで各種の無機材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する。各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:阿部(竜)】: 講義の進め方に関する説明・実習に関する説明を行う。 (2)太陽電池および光触媒の化学【2 回:阿部(竜)】: 無機半導体材料を用いた各種の太陽電池についてその原理や特徴を紹介し、さらに化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして期待される「水素」を太陽光エネルギーを用いて製造するための光触媒材料に関する最先端の研究を紹介する。 (3)リチウムイオン電池および次世代二次電池の化学【2 回:安部(武志)】: 2019年に吉野彰博士(本学工学研究科修士修了)がノーベル化学賞を受賞した「リチウムイオン電池」についてその原理や開発の歴史を紹介し、さらにはリチウムイオン電池をさらに越えるための「次世代二次電池」の最先端の研究を紹介する。 (4)触媒および超伝導の化学【2回:陰山】: 「触媒」は少しのエネルギーを有効に利用して様々な化学反応を促進し、多くの化学物質の合成に活躍しており、その中でも「空気からパンを作った」とも言われる「アンモニアの合成」用の触媒開発を紹介し、さらにリニアモーターカーなどへの応用が進められている「超伝導物質」についての最新研究動向を紹介する。 (5)実習(無機化学実験)【3 回】:(土曜日午後の集中講義 2 コマ×3回,桂キャンパスで実施) (実習1):光触媒をつかった水素製造を体験しよう (実習2):二次電池を作ってみよう (実習3):超伝導を体験してみよう (6)総括【1 回:阿部(竜)】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめ、講義時間内にレポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義ならびに実習の平常点、毎回の課題と期末レポートにより総合的に評価する。なお、それぞれの配分は、講義の平常点(25点)、実習の平常点(25点)、毎回の課題(25点)、期末レポート(25点)をおおよその目安として、100点満点で評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、各回の講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 桂キャンパスでの実習(3 回,集中講義,土曜日午後開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。 「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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ILASセミナー :世界を支える無機化学−環境エネルギー問題への貢献
(科目名)
ILAS Seminar :Inorganic chemistry for sustainable society - Solving environmental and energy issues
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共西11 |
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(キーワード) 二次電池 / 太陽電池 / 光触媒 / 触媒 / 超伝導 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
私たちの日常生活には、数え切れないほど多くの「無機物質」が関わり、これらの物質が示す「化学・物理機能」によって便利で豊かな生活が実現されており、さらには地球環境の改善や究極のクリーンエネルギーの開発を目指し、まだ誰も知らない「新しい無機物質」を開発する挑戦が続けられている。本講義では「環境エネルギー」に関わる「無機物質」、例えば太陽光エネルギーを変換する「光触媒」や「太陽電池」、エネルギーを蓄える「二次電池」、エネルギーを有効に利用する「触媒」「超伝導物質」などに焦点を当て、それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する。さらに、桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習を通じ、無機化学の重要性・面白さを理解することを目的とする。
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(到達目標)
・無機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する。
・実習を行うことで各種の無機材料合成および機能評価の基本的な技術を習得する。 |
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(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する。各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と履修者の背景や理解の状況に応じて講義担当者が適切に決める。講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する。 (1)ガイダンス【1 回:阿部(竜)】: 講義の進め方に関する説明・実習に関する説明を行う。 (2)太陽電池および光触媒の化学【2 回:阿部(竜)】: 無機半導体材料を用いた各種の太陽電池についてその原理や特徴を紹介し、さらに化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして期待される「水素」を太陽光エネルギーを用いて製造するための光触媒材料に関する最先端の研究を紹介する。 (3)リチウムイオン電池および次世代二次電池の化学【2 回:安部(武志)】: 2019年に吉野彰博士(本学工学研究科修士修了)がノーベル化学賞を受賞した「リチウムイオン電池」についてその原理や開発の歴史を紹介し、さらにはリチウムイオン電池をさらに越えるための「次世代二次電池」の最先端の研究を紹介する。 (4)触媒および超伝導の化学【2回:陰山】: 「触媒」は少しのエネルギーを有効に利用して様々な化学反応を促進し、多くの化学物質の合成に活躍しており、その中でも「空気からパンを作った」とも言われる「アンモニアの合成」用の触媒開発を紹介し、さらにリニアモーターカーなどへの応用が進められている「超伝導物質」についての最新研究動向を紹介する。 (5)実習(無機化学実験)【3 回】:(土曜日午後の集中講義 2 コマ×3回,桂キャンパスで実施) (実習1):光触媒をつかった水素製造を体験しよう (実習2):二次電池を作ってみよう (実習3):超伝導を体験してみよう (6)総括【1 回:阿部(竜)】: 講義ならびに実習において学んだことをまとめ、講義時間内にレポートを作成する。 (7)フィードバック【1 回】 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義ならびに実習の平常点、毎回の課題と期末レポートにより総合的に評価する。なお、それぞれの配分は、講義の平常点(25点)、実習の平常点(25点)、毎回の課題(25点)、期末レポート(25点)をおおよその目安として、100点満点で評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各回の講義内容に関して、事前に可能な範囲で自分なりに調べてまとめておくこと。また、各回の講義時に出す課題について、講義内容を復習しながら取り組むこと。
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(その他(オフィスアワー等))
桂キャンパスでの実習(3 回,集中講義,土曜日午後開催)を予定しています。なお、実習には白衣と保護眼鏡を持参して下さい。詳細については、初回ガイダンス時に説明します。
「学生教育研究災害傷害保険」に加入しておくこと。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人間の感覚情報処理入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :An Introduction to information processing of human sensory system | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究12号館316号室認知情報学分野実験室 | ||||||||||||
(キーワード) | 認知科学 / 心理学 / 情報学 / 神経科学 / 視覚 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 目の前にある事物が特定の形、色、動き、質感をそなえたものとしてわれわれに見ているのは、事物がそういった性質をもってそこにあるからだけではない。われわれの視覚系が事物から反射してくる複雑な光のパターンに埋め込まれた情報を適切に符号化し、分析し、解読しているからである。視覚系の情報処理を科学的に理解するためには様々な研究戦略がある。たとえば、視覚現象を心理学的に分析する、視覚系のハードウェアを神経科学的に解明する、視覚計算の原理を情報論的に理解する、などである。また、人間の感覚系の情報処理を科学的に解明することは、仮想現実などの革新的な技術開発にも結びつく。その一方で、近年の深層学習などに基づいた機械認識技術の驚異的な進歩は、人間の情報処理の科学的研究にも大きな影響を与えつつある。本セミナーでは、講義とグループディスカッションと実習を通じて、多彩な人間の感覚情報処理研究の世界へと初学者を導く。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・人間の感覚情報処理の学問的問いと、その科学的・社会的意義を理解する。 ・感覚情報処理に関する情報学的・神経科学的・心理学的アプローチの概要を把握する。 ・主観的感覚の測定実験を実体験する。 ・感覚情報処理に関する研究を自分で構想する。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 第2回〜第4回 現象の観察 錯視体験をとおして、感覚情報処理の不思議さ、面白さへの気づきを得る。 第5回〜第10回 研究の紹介とディスカッション 心理物理学・神経科学・情報科学的な感覚情報処理の研究を概観し、ディスカッションを通じてその内容の理解を深める。 第11回〜第12回 実習 かんたんな心理物理実験や画像分析を通して、どのように人間の感覚を研究するのかを実体験する。 第13回〜第14回 研究計画構想提案実習 設定された研究課題について、自分なりの研究計画を構想する。その内容を発表し、全員で議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
文系理系両方からの受講を歓迎する。予備知識は特に必要としないが、積極的にディスカッションに参加することが必須である。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 以下の配点で評価する。 50%: 平常点(授業への参加状況、授業内での発言) 50%: 日常課題・最終課題 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中、わからないことについては積極的に質問をすること。授業中に紹介した研究内容に留まらず、自主的に情報を集めて課題に対応することが望まれる。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教員との連絡はメールにて(nishida.shinya.2x@kyoto-u.ac.jp) | ||||||||||||
ILASセミナー :人間の感覚情報処理入門
(科目名)
ILAS Seminar :An Introduction to information processing of human sensory system
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究12号館316号室認知情報学分野実験室 |
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(キーワード) 認知科学 / 心理学 / 情報学 / 神経科学 / 視覚 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
目の前にある事物が特定の形、色、動き、質感をそなえたものとしてわれわれに見ているのは、事物がそういった性質をもってそこにあるからだけではない。われわれの視覚系が事物から反射してくる複雑な光のパターンに埋め込まれた情報を適切に符号化し、分析し、解読しているからである。視覚系の情報処理を科学的に理解するためには様々な研究戦略がある。たとえば、視覚現象を心理学的に分析する、視覚系のハードウェアを神経科学的に解明する、視覚計算の原理を情報論的に理解する、などである。また、人間の感覚系の情報処理を科学的に解明することは、仮想現実などの革新的な技術開発にも結びつく。その一方で、近年の深層学習などに基づいた機械認識技術の驚異的な進歩は、人間の情報処理の科学的研究にも大きな影響を与えつつある。本セミナーでは、講義とグループディスカッションと実習を通じて、多彩な人間の感覚情報処理研究の世界へと初学者を導く。
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(到達目標)
・人間の感覚情報処理の学問的問いと、その科学的・社会的意義を理解する。
・感覚情報処理に関する情報学的・神経科学的・心理学的アプローチの概要を把握する。 ・主観的感覚の測定実験を実体験する。 ・感覚情報処理に関する研究を自分で構想する。 |
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(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 第2回〜第4回 現象の観察 錯視体験をとおして、感覚情報処理の不思議さ、面白さへの気づきを得る。 第5回〜第10回 研究の紹介とディスカッション 心理物理学・神経科学・情報科学的な感覚情報処理の研究を概観し、ディスカッションを通じてその内容の理解を深める。 第11回〜第12回 実習 かんたんな心理物理実験や画像分析を通して、どのように人間の感覚を研究するのかを実体験する。 第13回〜第14回 研究計画構想提案実習 設定された研究課題について、自分なりの研究計画を構想する。その内容を発表し、全員で議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
文系理系両方からの受講を歓迎する。予備知識は特に必要としないが、積極的にディスカッションに参加することが必須である。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
以下の配点で評価する。
50%: 平常点(授業への参加状況、授業内での発言) 50%: 日常課題・最終課題 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中、わからないことについては積極的に質問をすること。授業中に紹介した研究内容に留まらず、自主的に情報を集めて課題に対応することが望まれる。
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(その他(オフィスアワー等))
教員との連絡はメールにて(nishida.shinya.2x@kyoto-u.ac.jp)
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ITシステム構築のためのロジカルシンキングとプロジェクトマネジメント
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(英 訳) | ILAS Seminar :Computational Thinking and Project Management | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 4共32 | ||||||
(キーワード) | IT・デジタル / ロジカルシンキング / 計算論的思考 / プロジェクトマネジメント | ||||||
(授業の概要・目的) | ロジカルシンキングはすべての社会活動に通じる思考法であり、ITシステムの構築においても極めて重要である。コンピュータを使ってある成果を出すためには、コンピュータに対して論理的な思考に基づいて細かく正確な指示を与えなければ機能しないからであり、本科目では特に社会やビジネスでITを活かしていくための思考法としてのロジカルシンキングの修得を目的とする。 そのためにアルゴリズムやフローチャートという概念を演習・ワークを通じて実践的に学び、コンピュータがどのように動くのかの理解を深めると共に、ロジカルシンキングによりすべての社会活動において求められる「自律的に考え、行動し、物事を解決していく力」を身に着けることを目指す。 また、新たな価値を生み出すITシステムを実現するプロジェクトはとても重要であるが、複雑なために困難でもある。このようなプロジェクトの成功確率を高めるには、適切なテクノロジーの活用のみならず、優れたプロジェクトマネジメントが必須である。 本授業では、ITシステムの構築において求められる学問であるロジカルシンキング、計算論的思考、プロジェクトマネジメントの面白さや難しさを学ぶとともに、演習やグループワークなど主体的に学び新たな知識を生み出していくということに取り組む。 |
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(到達目標) | ・ロジカルシンキングや計算論的思考について基本的な考え方を学び、演習を通じて体感することで思考法として活用できるレベルを目指す。 ・イノベーション力を鍛えるアート思考やデザイン思考のポイントを理解する。 ・プロジェクトマネジメントのプロセスと考慮すべき側面について全体像を把握する。 ・事例とグループワークを通じ、プロジェクトマネジメントに欠かせない重要なポイントと難しさを理解する。 |
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(授業計画と内容) | 授業計画は下記の通りである。なお、授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 第1部 ロジカルシンキングと計算論的思考 1.ロジカルシンキング(1) 2.ロジカルシンキング(2) 3.アルゴリズム(1) 4.アルゴリズム(2) 5.フローチャート(1) 6.フローチャート(2) 7.アート思考とデザイン思考 第2部 プロジェクトマネジメント 1.プロジェクトマネジメントの重要性 2.プロジェクトマネジメント世界標準のPMBOKの概要(考えるべき要素と実施すべきプロセス) 3.グループワーク プロジェクトの立ち上げ 4.グループワーク 計画立案のプロセス 5.グループワーク プロジェクト運営時の課題対処 6.プロジェクトマネージャに必要な要件とはなにか |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 第1部 毎回の小課題の提出状況(24%)、レポート(26%) 第2部 毎回の小課題の提出状況(20%)、グループプレゼン(15%)、個人レポート(15%) |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時に指示する小課題に取り組み、またレポート課題を提出すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 真に履修意思ある者のみ申し込むこと。安易な履修申込・取消は定員制少人数 授業の運営に支障をきたすほか、他の学生が学ぶ機会を失わせることにつながり好ましくない。 オフィスアワーは特に設定しない。質疑はメールにて随時受け付ける。 藤田 哲雄: fujita.tetsuo.3m@kyoto-u.ac.jp |
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ILASセミナー :ITシステム構築のためのロジカルシンキングとプロジェクトマネジメント
(科目名)
ILAS Seminar :Computational Thinking and Project Management
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 4共32 |
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(キーワード) IT・デジタル / ロジカルシンキング / 計算論的思考 / プロジェクトマネジメント | |||||||
(授業の概要・目的)
ロジカルシンキングはすべての社会活動に通じる思考法であり、ITシステムの構築においても極めて重要である。コンピュータを使ってある成果を出すためには、コンピュータに対して論理的な思考に基づいて細かく正確な指示を与えなければ機能しないからであり、本科目では特に社会やビジネスでITを活かしていくための思考法としてのロジカルシンキングの修得を目的とする。
そのためにアルゴリズムやフローチャートという概念を演習・ワークを通じて実践的に学び、コンピュータがどのように動くのかの理解を深めると共に、ロジカルシンキングによりすべての社会活動において求められる「自律的に考え、行動し、物事を解決していく力」を身に着けることを目指す。 また、新たな価値を生み出すITシステムを実現するプロジェクトはとても重要であるが、複雑なために困難でもある。このようなプロジェクトの成功確率を高めるには、適切なテクノロジーの活用のみならず、優れたプロジェクトマネジメントが必須である。 本授業では、ITシステムの構築において求められる学問であるロジカルシンキング、計算論的思考、プロジェクトマネジメントの面白さや難しさを学ぶとともに、演習やグループワークなど主体的に学び新たな知識を生み出していくということに取り組む。 |
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(到達目標)
・ロジカルシンキングや計算論的思考について基本的な考え方を学び、演習を通じて体感することで思考法として活用できるレベルを目指す。
・イノベーション力を鍛えるアート思考やデザイン思考のポイントを理解する。 ・プロジェクトマネジメントのプロセスと考慮すべき側面について全体像を把握する。 ・事例とグループワークを通じ、プロジェクトマネジメントに欠かせない重要なポイントと難しさを理解する。 |
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(授業計画と内容)
授業計画は下記の通りである。なお、授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 第1部 ロジカルシンキングと計算論的思考 1.ロジカルシンキング(1) 2.ロジカルシンキング(2) 3.アルゴリズム(1) 4.アルゴリズム(2) 5.フローチャート(1) 6.フローチャート(2) 7.アート思考とデザイン思考 第2部 プロジェクトマネジメント 1.プロジェクトマネジメントの重要性 2.プロジェクトマネジメント世界標準のPMBOKの概要(考えるべき要素と実施すべきプロセス) 3.グループワーク プロジェクトの立ち上げ 4.グループワーク 計画立案のプロセス 5.グループワーク プロジェクト運営時の課題対処 6.プロジェクトマネージャに必要な要件とはなにか |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
第1部 毎回の小課題の提出状況(24%)、レポート(26%)
第2部 毎回の小課題の提出状況(20%)、グループプレゼン(15%)、個人レポート(15%) |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業時に指示する小課題に取り組み、またレポート課題を提出すること。
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(その他(オフィスアワー等))
真に履修意思ある者のみ申し込むこと。安易な履修申込・取消は定員制少人数
授業の運営に支障をきたすほか、他の学生が学ぶ機会を失わせることにつながり好ましくない。 オフィスアワーは特に設定しない。質疑はメールにて随時受け付ける。 藤田 哲雄: fujita.tetsuo.3m@kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :こころの科学セミナー“実験心理学 × 脳神経科学 × データサイエンス”
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(英 訳) | ILAS Seminar :Kokoro Seminar "Experimental Psychology, Neuroimaging, and Data Science" | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 | ||||||||||||
(キーワード) | 認知科学関連 / 心理科学 / 心理実験 / 統計学 / 脳機能計測 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 実験的手法によってこころを理解するという実験心理学の手法は、現代心理学では非常に重要なものとなっている。また近年、ハードウェアやソフトウェアの進歩によって、その計測法や解析法は大きな進歩を遂げている。さらに心理学は、神経科学、精神科学や統計学、深層学習等、他の研究分野と密接な関係を持つようになっている。本セミナーでは、実際の研究でも使用される行動実験や脳機能計測の研究デザインを用いて、実験デザインの組み立て方や実施、結果の解釈までの一連の流れを体験する。その中で、こころの科学の研究における基本的考え方と基礎理論を学び、心理学と神経科学、データサイエンスがもたらす波及効果についてディスカッションすることで、最終的にこころを考えるための手法の理解を目指す。 | ||||||||||||
(到達目標) | 一連の心理学実験を体験することにより、こころの科学の研究における基本的考え方や実験デザインの組み立て方、実験の実施、結果の解釈とまとめ方等を体験的に学ぶ。行動と脳とこころのつながりについて考えるための基本的知識を習得する。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは、こころの科学のための実験デザインの構築から、実験データの取得、実験データの解析から考察まで実施する一連の研究体験型のセミナーである。セミナーは以下の内容で実施する。各項目について、受講者の理解の程度を確認しながら進める。講義と実習を中心に実施する。 〇第1回:オリエンテーション(担当:上田・中井) ・本セミナーの概要の説明と、授業の進め方、予定等の周知。 〇第2回〜第7回:行動実験からこころのメカニズムを検討する(担当:上田) □第2回〜第4回: ・心理実験の基礎および心理実験デザインの構築法を学ぶ。 ・実験デザインに基づいて、実際に行動実験を実施し、データを取得する。 □第5回〜第7回: ・反応時間や正答率といった行動データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した行動データの解析を実施する。 〇第8回〜第13回:脳機能計測実験からこころメカニズムを検討する(担当:中井) □第8回〜第9回: ・機能的磁気共鳴画像法(functional MRI)の原理と実験法について学ぶ。 ・functional MRIの実験デザインについて学ぶ。 □第10回〜第13回: ・実験デザインに基づいて、実際にfunctional MRI実験を実施し、データを取得する。 ・functional MRIのデータの解析法を学ぶ。 ・実際に収集したデータ解析を実施する。 〇第14回:レポート(ポスター)作成(担当:上田・中井) ・一連の講義と実習を元に、レポート(ポスター形式)を作成する。 〇第15回:フィードバック(担当:上田・中井) ※解析の実習ではパソコンを使用するので、ノートPCを持っている人は可能であれば持参してください。(こちらでもある程度の数を用意はしております。) ※予定は状況により変わる可能性もあります。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席と参加の状況):50%、レポート:50%で評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で取り上げる内容や単語に関して事前に調べる、また習ったことは資料を元に復習する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教員への連絡はメールで随時行う。研究室に直接訪問可。授業時間以外に学内実験施設の見学等を行う場合がある。 | ||||||||||||
ILASセミナー :こころの科学セミナー“実験心理学 × 脳神経科学 × データサイエンス”
(科目名)
ILAS Seminar :Kokoro Seminar "Experimental Psychology, Neuroimaging, and Data Science"
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 |
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(キーワード) 認知科学関連 / 心理科学 / 心理実験 / 統計学 / 脳機能計測 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
実験的手法によってこころを理解するという実験心理学の手法は、現代心理学では非常に重要なものとなっている。また近年、ハードウェアやソフトウェアの進歩によって、その計測法や解析法は大きな進歩を遂げている。さらに心理学は、神経科学、精神科学や統計学、深層学習等、他の研究分野と密接な関係を持つようになっている。本セミナーでは、実際の研究でも使用される行動実験や脳機能計測の研究デザインを用いて、実験デザインの組み立て方や実施、結果の解釈までの一連の流れを体験する。その中で、こころの科学の研究における基本的考え方と基礎理論を学び、心理学と神経科学、データサイエンスがもたらす波及効果についてディスカッションすることで、最終的にこころを考えるための手法の理解を目指す。
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(到達目標)
一連の心理学実験を体験することにより、こころの科学の研究における基本的考え方や実験デザインの組み立て方、実験の実施、結果の解釈とまとめ方等を体験的に学ぶ。行動と脳とこころのつながりについて考えるための基本的知識を習得する。
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(授業計画と内容)
本セミナーは、こころの科学のための実験デザインの構築から、実験データの取得、実験データの解析から考察まで実施する一連の研究体験型のセミナーである。セミナーは以下の内容で実施する。各項目について、受講者の理解の程度を確認しながら進める。講義と実習を中心に実施する。 〇第1回:オリエンテーション(担当:上田・中井) ・本セミナーの概要の説明と、授業の進め方、予定等の周知。 〇第2回〜第7回:行動実験からこころのメカニズムを検討する(担当:上田) □第2回〜第4回: ・心理実験の基礎および心理実験デザインの構築法を学ぶ。 ・実験デザインに基づいて、実際に行動実験を実施し、データを取得する。 □第5回〜第7回: ・反応時間や正答率といった行動データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した行動データの解析を実施する。 〇第8回〜第13回:脳機能計測実験からこころメカニズムを検討する(担当:中井) □第8回〜第9回: ・機能的磁気共鳴画像法(functional MRI)の原理と実験法について学ぶ。 ・functional MRIの実験デザインについて学ぶ。 □第10回〜第13回: ・実験デザインに基づいて、実際にfunctional MRI実験を実施し、データを取得する。 ・functional MRIのデータの解析法を学ぶ。 ・実際に収集したデータ解析を実施する。 〇第14回:レポート(ポスター)作成(担当:上田・中井) ・一連の講義と実習を元に、レポート(ポスター形式)を作成する。 〇第15回:フィードバック(担当:上田・中井) ※解析の実習ではパソコンを使用するので、ノートPCを持っている人は可能であれば持参してください。(こちらでもある程度の数を用意はしております。) ※予定は状況により変わる可能性もあります。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席と参加の状況):50%、レポート:50%で評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で取り上げる内容や単語に関して事前に調べる、また習ったことは資料を元に復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
教員への連絡はメールで随時行う。研究室に直接訪問可。授業時間以外に学内実験施設の見学等を行う場合がある。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :水防災・減災への科学的アプローチ
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(英 訳) | ILAS Seminar :Scientific approach to water disaster prevention and mitigation | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究9号館北棟4階N5講義室 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 地球工学・土木工学 / 水災害、河川環境 / 水防災・減災 / 気候変動 / 実験・シミュレーション | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大規模地震や気候変動による台風・梅雨前線の強大化によって自然災害リスクが高まる中で、我が国は少子高齢化社会への進行や社会基盤設備の老朽化が進行し、自然災害に対する脆弱性が増大しています。我が国は河川改修によって治水安全度を高め、土地利用の高度化を図り社会的・経済的な発展を遂げてきました。河川改修によって治水レベルは向上してきましたが、洪水リスクの高い土地にも市街地が拡大しています。結果として治水レベルを超える豪雨が発生する場合には甚大な被害が発生する国土となっています。 本セミナーでは、変化する自然・社会・経済環境の中で、今後の水防災を総合的に考える基本的な素養や基礎知識を習得することを目的とします。そのために、豪雨災害や土砂災害の発生メカニズム、水害に対する対策の歴史、災害対策と自然環境の保全、河川の流れと治水施設、水災害対策とまちづくり、気候変動が豪雨発生に与える影響等、水防災を考える多様な視点を示し、討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身につけます。また、自然災害のメカニズムを物理的に理解するために、実験施設やコンピュータシミュレーションを用いて洪水流や氾濫流の挙動を実際に分析し、先端的な科学技術が水防災・減災どのように寄与するかを学びます。 |
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(到達目標) | 1.近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を理解します。受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査して発表し、自主的に分析・発表する能力を養います。 2.水災害を防止・軽減するために、これまでどのような対策がとられてきたか、将来に向けた課題は何か、技術的対策、社会的対策をグループ討議によって理解します。また、グループ討議を通じて水防災・減災に対する科学的な考え方を身につけます。 3.水の流れを分析する実験やコンピュータ・シミュレーションを実際に体験し、水の流れを科学的に分析するための基礎知識を習得します。また、先端的な科学技術が実際の水害対策に結び付いていることを学習します。 |
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(授業計画と内容) | 1.オリエンテーション(1回、全員) 本セミナーの目的と全体の構成を説明します。次に、河川や流域の形成過程と形成過程の違いによる世界の河川と日本の河川の違いを説明し、河川の画像やビデオを見て日本と世界の多様な河川の姿に触れます。その後で、受講生各自が河川や水災害に対するイメージや体験について意見を交わし、本セミナーが重点を置くポイントを互いに理解します。 2.日本の豪雨災害・土砂災害の特徴(3回、立川) 近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を学びます(1回)。それを受けて、受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し討議します(2回)。 3.河川の流れを分析する物理的実験と水害対策(4回、山上) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れです。堤防や橋脚に及ぼす洪水流の影響を力学的に分析することが具体的な治水対策を構築するための基本的な知見を与えます。その一環として、先端的な水理実験の現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介します。ダムや水門などの治水構造物による河川流のコントロールを物理的側面から説明するとともに、これらの設計に関わる模型実験手法を紹介します(1回)。また、室内水路を使った水理実験施設を見学し、実際に流れの計測を体験します(2回)。まとめとして、このトピックスで得た知見について、口頭発表を行い討議します(1回)。水理実験施設の場所は、オリエンテーションで説明します。 4.河川の流れを分析するコンピュータシミュレーションと水害対策(4回、音田) 現実の河川の流れを予測するためにはコンピュータシミュレーションが欠かせません。コンピュータシミュレーションによって現実の河川に近い状況を設定し、そこでの流れを予測することは治水対策を講じる有効は方法です。その一例として、河川の流を扱う先端的なコンピュータシミュレーションの現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介します。河川流や地形変化に関するシミュレーションについて説明します(3回)。次に、このトピックスで得た知見などに関する口頭発表を行い、討議します(1回)。 5.水防災・減災の今後の展開(1回、立川) これまでのセミナーで得た知識をもとに今後の治水対策の展開について議論します。まず初めに、明治中期以降、我が国で実施されてきた治水対策の歴史、その治水対策を実現してきた科学技術の発展を振り返ります。次に、豪雨災害を軽減・防止するために実施されている治水計画について説明します。特に、河川空間を治水だけでなく親しみやすい水辺とするための取り組み事例や水災害対策とまつづくりの連携、その問題点を紹介し、今後の治水対策を考えるべき観点を議論を通して学びます。また、気候変動が豪雨・洪水発生に及ぼす影響評価に関する最新の研究成果を紹介し、今後の水防災・減災について議論します。 6.学生発表(1回、全員) セミナーによる議論や水の流れを分析する実験、コンピュータ・シミュレーションで学んだ内容をもとに、水災害を防止・軽減するために科学的に対処する考え方や方法について、自らの考えをまとめて発表します。 7.総括(フィードバック、1回、全員) 本セミナーで学んだことを振り返り、疑問点を明らかにするとともに、今後の学習の指針を示します。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業内容に興味を持つ学生が受講することを前提としている。したがって、毎回のセミナーへの積極的な受講参加態度を重視して評価する。さらに、それぞれのテーマについて自主調査し適宜得られた成果について口頭発表するとともに、レポートの提出を求める。平常点評価50点(授業時間中での教員からの質問に対する反応や学生自身の持つ疑問点に関する教員への質問など自ら学習しようとする意欲や意思を評価)、レポート30点、プレゼンテーション20点。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教員が配布する資料を事前に学習してから授業に臨むこと。またゼミ日に学習したことを記録するなどして自分の理解度を確認すること。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生発表を通じた討議が適切に実施でできるように受講者数の人数制限を行う。 学生教育研究災害傷害保険等に加入すること。教員へのe-mailでの質問を随時受け付ける。 |
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ILASセミナー :水防災・減災への科学的アプローチ
(科目名)
ILAS Seminar :Scientific approach to water disaster prevention and mitigation
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究9号館北棟4階N5講義室 |
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(キーワード) 地球工学・土木工学 / 水災害、河川環境 / 水防災・減災 / 気候変動 / 実験・シミュレーション | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
大規模地震や気候変動による台風・梅雨前線の強大化によって自然災害リスクが高まる中で、我が国は少子高齢化社会への進行や社会基盤設備の老朽化が進行し、自然災害に対する脆弱性が増大しています。我が国は河川改修によって治水安全度を高め、土地利用の高度化を図り社会的・経済的な発展を遂げてきました。河川改修によって治水レベルは向上してきましたが、洪水リスクの高い土地にも市街地が拡大しています。結果として治水レベルを超える豪雨が発生する場合には甚大な被害が発生する国土となっています。
本セミナーでは、変化する自然・社会・経済環境の中で、今後の水防災を総合的に考える基本的な素養や基礎知識を習得することを目的とします。そのために、豪雨災害や土砂災害の発生メカニズム、水害に対する対策の歴史、災害対策と自然環境の保全、河川の流れと治水施設、水災害対策とまちづくり、気候変動が豪雨発生に与える影響等、水防災を考える多様な視点を示し、討議を通じて水防災に対する科学的な考え方を身につけます。また、自然災害のメカニズムを物理的に理解するために、実験施設やコンピュータシミュレーションを用いて洪水流や氾濫流の挙動を実際に分析し、先端的な科学技術が水防災・減災どのように寄与するかを学びます。 |
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(到達目標)
1.近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を理解します。受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査して発表し、自主的に分析・発表する能力を養います。
2.水災害を防止・軽減するために、これまでどのような対策がとられてきたか、将来に向けた課題は何か、技術的対策、社会的対策をグループ討議によって理解します。また、グループ討議を通じて水防災・減災に対する科学的な考え方を身につけます。 3.水の流れを分析する実験やコンピュータ・シミュレーションを実際に体験し、水の流れを科学的に分析するための基礎知識を習得します。また、先端的な科学技術が実際の水害対策に結び付いていることを学習します。 |
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(授業計画と内容)
1.オリエンテーション(1回、全員) 本セミナーの目的と全体の構成を説明します。次に、河川や流域の形成過程と形成過程の違いによる世界の河川と日本の河川の違いを説明し、河川の画像やビデオを見て日本と世界の多様な河川の姿に触れます。その後で、受講生各自が河川や水災害に対するイメージや体験について意見を交わし、本セミナーが重点を置くポイントを互いに理解します。 2.日本の豪雨災害・土砂災害の特徴(3回、立川) 近年の大水害や最近の水害を例にとって、水災害の発生構造を学びます(1回)。それを受けて、受講生の出身地やその周辺を対象として、これまでに発生した水災害について自ら調査し発表し討議します(2回)。 3.河川の流れを分析する物理的実験と水害対策(4回、山上) 河川の流れは土砂との相互作用を伴う複雑な流れです。堤防や橋脚に及ぼす洪水流の影響を力学的に分析することが具体的な治水対策を構築するための基本的な知見を与えます。その一環として、先端的な水理実験の現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介します。ダムや水門などの治水構造物による河川流のコントロールを物理的側面から説明するとともに、これらの設計に関わる模型実験手法を紹介します(1回)。また、室内水路を使った水理実験施設を見学し、実際に流れの計測を体験します(2回)。まとめとして、このトピックスで得た知見について、口頭発表を行い討議します(1回)。水理実験施設の場所は、オリエンテーションで説明します。 4.河川の流れを分析するコンピュータシミュレーションと水害対策(4回、音田) 現実の河川の流れを予測するためにはコンピュータシミュレーションが欠かせません。コンピュータシミュレーションによって現実の河川に近い状況を設定し、そこでの流れを予測することは治水対策を講じる有効は方法です。その一例として、河川の流を扱う先端的なコンピュータシミュレーションの現況と治水施設の計画・設計への適用の具体例を紹介します。河川流や地形変化に関するシミュレーションについて説明します(3回)。次に、このトピックスで得た知見などに関する口頭発表を行い、討議します(1回)。 5.水防災・減災の今後の展開(1回、立川) これまでのセミナーで得た知識をもとに今後の治水対策の展開について議論します。まず初めに、明治中期以降、我が国で実施されてきた治水対策の歴史、その治水対策を実現してきた科学技術の発展を振り返ります。次に、豪雨災害を軽減・防止するために実施されている治水計画について説明します。特に、河川空間を治水だけでなく親しみやすい水辺とするための取り組み事例や水災害対策とまつづくりの連携、その問題点を紹介し、今後の治水対策を考えるべき観点を議論を通して学びます。また、気候変動が豪雨・洪水発生に及ぼす影響評価に関する最新の研究成果を紹介し、今後の水防災・減災について議論します。 6.学生発表(1回、全員) セミナーによる議論や水の流れを分析する実験、コンピュータ・シミュレーションで学んだ内容をもとに、水災害を防止・軽減するために科学的に対処する考え方や方法について、自らの考えをまとめて発表します。 7.総括(フィードバック、1回、全員) 本セミナーで学んだことを振り返り、疑問点を明らかにするとともに、今後の学習の指針を示します。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業内容に興味を持つ学生が受講することを前提としている。したがって、毎回のセミナーへの積極的な受講参加態度を重視して評価する。さらに、それぞれのテーマについて自主調査し適宜得られた成果について口頭発表するとともに、レポートの提出を求める。平常点評価50点(授業時間中での教員からの質問に対する反応や学生自身の持つ疑問点に関する教員への質問など自ら学習しようとする意欲や意思を評価)、レポート30点、プレゼンテーション20点。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
教員が配布する資料を事前に学習してから授業に臨むこと。またゼミ日に学習したことを記録するなどして自分の理解度を確認すること。
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(その他(オフィスアワー等))
学生発表を通じた討議が適切に実施でできるように受講者数の人数制限を行う。
学生教育研究災害傷害保険等に加入すること。教員へのe-mailでの質問を随時受け付ける。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :中国社会思想史の基礎資料
|
(英 訳) | ILAS Seminar :History of Eastern Thought | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 吉田南総合館南棟435 | ||||||
(キーワード) | 論語 / 中国 / 儒教 / 孔子 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 中国春秋時代の思想家である孔子(前552-479)。その孔子の言行録である『論語』は、中国に留まらず東洋世界の古典として、長らく人々に親しまれてきた。本セミナーでは、『論語』の様々な翻訳や注釈を読み、内容を比較・検討することで、古典を通じて人生の糧を得る力を養う。 | ||||||
(到達目標) | 古典を正しく理解するための適切な手順を身に着ける。多様な解釈の可能性を楽しむ感覚を知る。解釈の根底にある解釈者の価値観、解釈者の価値観の背景にある社会に思いを致す視点を持つ。 | ||||||
(授業計画と内容) | 毎回、学生の興味・関心を踏まえて、事前に決めた『論語』の特定の条について、さまざまな訳注書の解説がどのようになっているかを比較・検討する。担当者には、自分の意見を言ってもらい、その他の参加者とともに討論する。 第1回〜第5回:『論語』における他者との関わり方 第6回〜第10回:『論語』における人の生き方 第11回〜第14回:『論語』における「仁」 第15回 フィードバック ※受講者の理解度や授業の進行度によって順序や内容を変更する可能性がある。 ※フィードバック方法は別途指示する。 |
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(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況50%、発表50% | ||||||
(教科書) |
使用しない
必要な文献は、講義で紹介・共有する。
|
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 担当者以外の参加者も、課題に取り組み、議論に参加できるようにすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :中国社会思想史の基礎資料
(科目名)
ILAS Seminar :History of Eastern Thought
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 吉田南総合館南棟435 |
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(キーワード) 論語 / 中国 / 儒教 / 孔子 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
中国春秋時代の思想家である孔子(前552-479)。その孔子の言行録である『論語』は、中国に留まらず東洋世界の古典として、長らく人々に親しまれてきた。本セミナーでは、『論語』の様々な翻訳や注釈を読み、内容を比較・検討することで、古典を通じて人生の糧を得る力を養う。
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(到達目標)
古典を正しく理解するための適切な手順を身に着ける。多様な解釈の可能性を楽しむ感覚を知る。解釈の根底にある解釈者の価値観、解釈者の価値観の背景にある社会に思いを致す視点を持つ。
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(授業計画と内容)
毎回、学生の興味・関心を踏まえて、事前に決めた『論語』の特定の条について、さまざまな訳注書の解説がどのようになっているかを比較・検討する。担当者には、自分の意見を言ってもらい、その他の参加者とともに討論する。 第1回〜第5回:『論語』における他者との関わり方 第6回〜第10回:『論語』における人の生き方 第11回〜第14回:『論語』における「仁」 第15回 フィードバック ※受講者の理解度や授業の進行度によって順序や内容を変更する可能性がある。 ※フィードバック方法は別途指示する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況50%、発表50%
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(教科書)
使用しない
必要な文献は、講義で紹介・共有する。
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
担当者以外の参加者も、課題に取り組み、議論に参加できるようにすること。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ヨーロッパ中世史料入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to the Sources of European Medieval History | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 吉田南総合館4階南棟422 佐藤公美研究室 | ||||||
(キーワード) | ヨーロッパ史およびアメリカ史関連 / 西洋史 / ヨーロッパ / 中世史 / 史料論 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 本セミナーは、ヨーロッパ中世史の理解を深めつつ、歴史学にとって不可欠の研究対象=「史料」とは一体どんな性格を持ったものなのかを理解し、史料と向き合い、吟味検証する力を養うことを目的としています。 扱う素材は、中世フランスの哲学者・神学者であるアベラール(1079〜1142年)とその恋人エロイーズ(1101—1164)の往復書簡『アベラールとエロイーズ』です。 一体、歴史を理解するとは、どういうことを意味しているのでしょうか。それは遠く離れた地域の、遠い過去を生きた人間が残した史料と、私たちはどのように向き合うことができるのか、という問でもあります。とりわけ、そこで問題になるのが、一見もっとも直接的に時空を超えて人間同士をつなぐかに見えて、その実「分かったつもり」の罠を張って私たちを待ち構える「心」という厄介な代物である場合には。 過去を知るためには、過去の証言である史料を現代人の常識から解き放ち、史料そのものの生成と変容の歴史的文脈の中に返して読まなければなりません。そのためには史料についての学問である史料論を知ることが必要です。 本セミナーはその入り口となることを目指しています。 |
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(到達目標) | 1.ヨーロッパ中世史に関する基礎的な事項を理解する。 2.ヨーロッパ中世史料論に関する基礎的な知識を身に着ける。 3.ヨーロッパ中世史を学ぶ際に必要な文献や資料を検索し入手することができる。 4.ヨーロッパ中世の史料を読解するために必要な入門的知識を身に着け、史料に向き合う際にはどのような注意が必要であるかを理解する。 5.4を踏まえてヨーロッパ中世の史料を現代語訳で読解することができる。 6.先行研究における史料解釈を批判的に吟味検証することができる。 |
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(授業計画と内容) | 以下の計画にそって授業を進めます。 第1回 オリエンテーション 報告分担 テキストの入手方法、参考文献、補助資料、レジュメの作成と報告の仕方についての説明 第2回 著者と主人公を知る:アベラールとエロイーズ、人物と時代 第3回 史料を知る:『アベラールとエロイーズ』の構造と歴史 第4回 『アベラールとエロイーズ』第1書簡① 第5回 『アベラールとエロイーズ』第1書簡② 第6回 『アベラールとエロイーズ』第2書簡・第3書簡 第7回 『アベラールとエロイーズ』第4書簡・第5書簡 第8回 『アベラールとエロイーズ』第6書簡 第9回 『アベラールとエロイーズ』第7書簡① 第10回 『アベラールとエロイーズ』第7書簡② 第11回 『アベラールとエロイーズ』第8書簡① 第12回 『アベラールとエロイーズ』第8書簡② 第13回 『アベラールとエロイーズ』第9〜12書簡 第14回 『アベラールとエロイーズ』解釈の歴史 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 報告内容、授業への参加状況、授業内での発言などに基づき平常点で評価します。詳細は初回授業で説明します。 | ||||||
(教科書) |
『アベラールとエロイーズ:愛と修道の手紙』
(岩波書店,1939年)
教科書の入手方法については第1回授業で説明します。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 報告担当者は担当部分を熟読し、テキスト以外の参考文献も適宜利用して理解を深め、報告の準備を行ってください。報告に際してはレジュメを作成すること。 また報告者以外も毎回しっかりテキストを読んで参加すること。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | オフィス・アワーは金曜4限です。メールによる連絡は以下のアドレスで受け付けています。 sato.hitomi.5k@kyoto-u.ac.jp 現代人の常識や肌感覚を自明視している限り、私たちはせいぜい100年間地上に存在して消えてゆく「たかが現代人」に過ぎません。 そんな限界を超え、時間と空間を超えて「人間」の懐に飛び込んでみたいと思うなら。ヨーロッパ中世史はあなたの血肉となり、血も肉も越えて力づけてくれるかもしれません。たかが現代、たかが自分を本気で脱ぎ捨ててみたい方、一緒に勉強できることを楽しみにしています。 |
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ILASセミナー :ヨーロッパ中世史料入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to the Sources of European Medieval History
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 吉田南総合館4階南棟422 佐藤公美研究室 |
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(キーワード) ヨーロッパ史およびアメリカ史関連 / 西洋史 / ヨーロッパ / 中世史 / 史料論 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
本セミナーは、ヨーロッパ中世史の理解を深めつつ、歴史学にとって不可欠の研究対象=「史料」とは一体どんな性格を持ったものなのかを理解し、史料と向き合い、吟味検証する力を養うことを目的としています。
扱う素材は、中世フランスの哲学者・神学者であるアベラール(1079〜1142年)とその恋人エロイーズ(1101—1164)の往復書簡『アベラールとエロイーズ』です。 一体、歴史を理解するとは、どういうことを意味しているのでしょうか。それは遠く離れた地域の、遠い過去を生きた人間が残した史料と、私たちはどのように向き合うことができるのか、という問でもあります。とりわけ、そこで問題になるのが、一見もっとも直接的に時空を超えて人間同士をつなぐかに見えて、その実「分かったつもり」の罠を張って私たちを待ち構える「心」という厄介な代物である場合には。 過去を知るためには、過去の証言である史料を現代人の常識から解き放ち、史料そのものの生成と変容の歴史的文脈の中に返して読まなければなりません。そのためには史料についての学問である史料論を知ることが必要です。 本セミナーはその入り口となることを目指しています。 |
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(到達目標)
1.ヨーロッパ中世史に関する基礎的な事項を理解する。
2.ヨーロッパ中世史料論に関する基礎的な知識を身に着ける。 3.ヨーロッパ中世史を学ぶ際に必要な文献や資料を検索し入手することができる。 4.ヨーロッパ中世の史料を読解するために必要な入門的知識を身に着け、史料に向き合う際にはどのような注意が必要であるかを理解する。 5.4を踏まえてヨーロッパ中世の史料を現代語訳で読解することができる。 6.先行研究における史料解釈を批判的に吟味検証することができる。 |
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(授業計画と内容)
以下の計画にそって授業を進めます。 第1回 オリエンテーション 報告分担 テキストの入手方法、参考文献、補助資料、レジュメの作成と報告の仕方についての説明 第2回 著者と主人公を知る:アベラールとエロイーズ、人物と時代 第3回 史料を知る:『アベラールとエロイーズ』の構造と歴史 第4回 『アベラールとエロイーズ』第1書簡① 第5回 『アベラールとエロイーズ』第1書簡② 第6回 『アベラールとエロイーズ』第2書簡・第3書簡 第7回 『アベラールとエロイーズ』第4書簡・第5書簡 第8回 『アベラールとエロイーズ』第6書簡 第9回 『アベラールとエロイーズ』第7書簡① 第10回 『アベラールとエロイーズ』第7書簡② 第11回 『アベラールとエロイーズ』第8書簡① 第12回 『アベラールとエロイーズ』第8書簡② 第13回 『アベラールとエロイーズ』第9〜12書簡 第14回 『アベラールとエロイーズ』解釈の歴史 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
報告内容、授業への参加状況、授業内での発言などに基づき平常点で評価します。詳細は初回授業で説明します。
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(教科書)
『アベラールとエロイーズ:愛と修道の手紙』
(岩波書店,1939年)
教科書の入手方法については第1回授業で説明します。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
報告担当者は担当部分を熟読し、テキスト以外の参考文献も適宜利用して理解を深め、報告の準備を行ってください。報告に際してはレジュメを作成すること。
また報告者以外も毎回しっかりテキストを読んで参加すること。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィス・アワーは金曜4限です。メールによる連絡は以下のアドレスで受け付けています。
sato.hitomi.5k@kyoto-u.ac.jp 現代人の常識や肌感覚を自明視している限り、私たちはせいぜい100年間地上に存在して消えてゆく「たかが現代人」に過ぎません。 そんな限界を超え、時間と空間を超えて「人間」の懐に飛び込んでみたいと思うなら。ヨーロッパ中世史はあなたの血肉となり、血も肉も越えて力づけてくれるかもしれません。たかが現代、たかが自分を本気で脱ぎ捨ててみたい方、一緒に勉強できることを楽しみにしています。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :合成生物学の理論と実習
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Theory and Practice of Synthetic Biology | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 9(9)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 医生物学研究所 医生研5号館2階21室 | ||||||
(キーワード) | 分子生物学 / 合成生物学 / 遺伝子組換え技術 / 実験操作 / データベース | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、合成生物学の基本から応用までの理論を学び、実際の技術を体験する。合成生物学は生命現象を工学的に制御・改変する学問で、近年、医生物学を含むさまざまな分野での応用が進められている。授業の初めに、合成生物学の歴史と基礎を学んだ上でグループディスカッションを行い、班ごとに新規遺伝子を選ぶ。以降の講義と実習は具体的な遺伝子を使って進めて行く。講義では、プラスミドの設計やDNA組換え等の具体的な手法に加えて、文献検索やデータベースの利用方法など、研究に使われる基本的な技法について学ぶ。実習では、班ごとに選んだ遺伝子をPCRにより増幅し、プラスミドへ組み込む。得られたプラスミドを使い、大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製を行う。なお、授業全体を通じて遺伝子組換え技術の安全性や倫理的側面についても議論し、科学者としての社会的責任を考える機会を提供する。最新の技術や研究動向、未来の展望について、ゲストスピーカーを迎えての議論も予定している。 | ||||||
(到達目標) | 合成生物学の歴史と現況について理解し、研究を行うために必要な知識と技術を身につける | ||||||
(授業計画と内容) | <授業で扱うトピックス> 合成生物学:遺伝子組換え:ゲノム編集:プラスミド 第1回:導入と合成生物学の歴史 合成生物学の基本概念と歴史的背景の紹介 第2回:合成生物学の現状 現在のさまざまな応用例を学ぶ。以降に使用する遺伝子をグループで選定する 第3回:データベースの利用 (実習)文献検索と各種のデータベースを用いて目的遺伝子について調査する 第4回:実験器具の使用法 (実習)ピペットマン操作や遠心機の使い方などの基本を学ぶ 第5回:プラスミドの作成I (実習)PCRの原理を学び、実際に実験室で遺伝子の増幅を行う 第6回:プラスミドの作成II (実習)電気泳動によりDNA断片の長さを特定する 第7回:プラスミドの作成III (実習)DNAを組換えて目的の配列を作成する 第8回:遺伝子組換えの実習I (実習)組換えプラスミドを大腸菌へ導入する 第9回:遺伝子組換えの実習II (実習)大腸菌からプラスミドを精製する 第10回:遺伝子組換えの実習III (実習)作成したプラスミドのDNA配列を確認する 第11回:たんぱく質を使った実験I (実習)大腸菌で発現した組換えタンパク質を精製する 第12回:たんぱく質を使った実験II (実習)作成した組換えたんぱく質を使った実験を行う 第13回:合成生物学の学生大会iGEMの解説 大学生チームによる合成生物学コンテストiGEMの過去の発表を解説する 第14回:合成生物学の今後の課題に関するディスカッション グループワーク:学生間での意見交換と議論 第15回:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業および討論への積極的な参加30点、レポート70点 | ||||||
(教科書) |
プリント配付
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習・復習については授業時に指示をする | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 質問や連絡事項のある場合はメールにより連絡すること 履修人数は最大9名(実習を行うスペースの都合による) 学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とします 授業にはコンピューターまたはiPad等の端末を持ってきてください(OSは問いません)。各自の端末で文献検索などを操作してもらいます |
||||||
ILASセミナー :合成生物学の理論と実習
(科目名)
ILAS Seminar :Theory and Practice of Synthetic Biology
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 9(9)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 医生物学研究所 医生研5号館2階21室 |
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(キーワード) 分子生物学 / 合成生物学 / 遺伝子組換え技術 / 実験操作 / データベース | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、合成生物学の基本から応用までの理論を学び、実際の技術を体験する。合成生物学は生命現象を工学的に制御・改変する学問で、近年、医生物学を含むさまざまな分野での応用が進められている。授業の初めに、合成生物学の歴史と基礎を学んだ上でグループディスカッションを行い、班ごとに新規遺伝子を選ぶ。以降の講義と実習は具体的な遺伝子を使って進めて行く。講義では、プラスミドの設計やDNA組換え等の具体的な手法に加えて、文献検索やデータベースの利用方法など、研究に使われる基本的な技法について学ぶ。実習では、班ごとに選んだ遺伝子をPCRにより増幅し、プラスミドへ組み込む。得られたプラスミドを使い、大腸菌での組換えタンパク質の発現と精製を行う。なお、授業全体を通じて遺伝子組換え技術の安全性や倫理的側面についても議論し、科学者としての社会的責任を考える機会を提供する。最新の技術や研究動向、未来の展望について、ゲストスピーカーを迎えての議論も予定している。
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(到達目標)
合成生物学の歴史と現況について理解し、研究を行うために必要な知識と技術を身につける
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(授業計画と内容)
<授業で扱うトピックス> 合成生物学:遺伝子組換え:ゲノム編集:プラスミド 第1回:導入と合成生物学の歴史 合成生物学の基本概念と歴史的背景の紹介 第2回:合成生物学の現状 現在のさまざまな応用例を学ぶ。以降に使用する遺伝子をグループで選定する 第3回:データベースの利用 (実習)文献検索と各種のデータベースを用いて目的遺伝子について調査する 第4回:実験器具の使用法 (実習)ピペットマン操作や遠心機の使い方などの基本を学ぶ 第5回:プラスミドの作成I (実習)PCRの原理を学び、実際に実験室で遺伝子の増幅を行う 第6回:プラスミドの作成II (実習)電気泳動によりDNA断片の長さを特定する 第7回:プラスミドの作成III (実習)DNAを組換えて目的の配列を作成する 第8回:遺伝子組換えの実習I (実習)組換えプラスミドを大腸菌へ導入する 第9回:遺伝子組換えの実習II (実習)大腸菌からプラスミドを精製する 第10回:遺伝子組換えの実習III (実習)作成したプラスミドのDNA配列を確認する 第11回:たんぱく質を使った実験I (実習)大腸菌で発現した組換えタンパク質を精製する 第12回:たんぱく質を使った実験II (実習)作成した組換えたんぱく質を使った実験を行う 第13回:合成生物学の学生大会iGEMの解説 大学生チームによる合成生物学コンテストiGEMの過去の発表を解説する 第14回:合成生物学の今後の課題に関するディスカッション グループワーク:学生間での意見交換と議論 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業および討論への積極的な参加30点、レポート70点
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習・復習については授業時に指示をする
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(その他(オフィスアワー等))
質問や連絡事項のある場合はメールにより連絡すること
履修人数は最大9名(実習を行うスペースの都合による) 学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とします 授業にはコンピューターまたはiPad等の端末を持ってきてください(OSは問いません)。各自の端末で文献検索などを操作してもらいます |
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