


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :フランス学に触れる
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人文科学研究所本館1階セミナー室2 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 地域研究(フランス) / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽 近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
||||||||||||||||||
(到達目標) | ・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。 ・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
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(授業計画と内容) | 1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) 19世紀のグランド・オペラとピアノ音楽:G・マイアベーアの《ユグノー教徒》をめぐって 7) 19世紀の歌姫たち──天使の声、蓄音機の声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) 日本語とフランス語はどれくらい似ていて,どれくらい違うのか 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 評価は平常点(授業への参加度、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||
ILASセミナー :フランス学に触れる
(科目名)
ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人文科学研究所本館1階セミナー室2 |
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(キーワード) 地域研究(フランス) / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽
近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
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(到達目標)
・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。
・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
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(授業計画と内容)
1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) 19世紀のグランド・オペラとピアノ音楽:G・マイアベーアの《ユグノー教徒》をめぐって 7) 19世紀の歌姫たち──天使の声、蓄音機の声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) 日本語とフランス語はどれくらい似ていて,どれくらい違うのか 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
評価は平常点(授業への参加度、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。
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(教科書)
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :史実と物語
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(英 訳) | ILAS Seminar :Historical facts and the narrative literature | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 文学部陳列館205号本庄研究室 | ||||||
(キーワード) | 日本史 / 古代史 / 史料 / 論文講読 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、物語をはじめとした同時代の文学作品を史料として利用するために、先人がどのような工夫をしてきたのかを学ぶ。 歴史学においては、様々な事物を用いて過去の復原を試みる。文献に限っても、当時の人々が書いた文書、帳簿、日記、さらに歴史書、法典など多岐にわたる。歴史学者は、あらゆる手段を用いて過去の情報を貪欲に引き出してきた。 当時の物語や説話集なども、歴史学においては史料として利用される。もちろん、フィクション部分をそのまま史実として鵜呑みにする訳にはいかない。「史料批判」と呼ばれる技術を用いながら、史実の抽出に努める必要がある。 この授業は、物語等の史料や、これを利用した歴史学の論文を読み、歴史学の方法を体感することを目的とする。 |
||||||
(到達目標) | ・史料批判の基礎を学ぶ。 ・史料や論文に依拠して議論する方法を学ぶ。 |
||||||
(授業計画と内容) | 基本的には以下の順で進める。 第1回 イントロダクション、論文まとめの担当決定 第2回 ガイダンス 史料批判の方法 第3〜第12回 史料輪読5回、論文選読5回 日本書紀、万葉集、日本霊異記、栄花物語、源氏物語、以上5つの文学作品を輪読して史料の雰囲気をつかむとともに、これらの作品を用いた歴史学の論文を選読する。作品の輪読する部分や選読対象の論文については担当教員があらかじめ指示する。 第13回 レジュメ作成 レポートの骨子をレジュメにして発表する。 第14回 レポート作成 レポートを受講者間で読み合わせし、意見を交換する。 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
日本古代史に強い関心を有すること。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 発表25点、討論への参加25点、期末レポート50点。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 史料輪読 …指定部分読解のための予習 論文選読 …全員:指定論文を読む。 担当者:論文の概要をレジュメとしてまとめる。分からない専門用語等についても調べる。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :史実と物語
(科目名)
ILAS Seminar :Historical facts and the narrative literature
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 文学部陳列館205号本庄研究室 |
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(キーワード) 日本史 / 古代史 / 史料 / 論文講読 | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、物語をはじめとした同時代の文学作品を史料として利用するために、先人がどのような工夫をしてきたのかを学ぶ。
歴史学においては、様々な事物を用いて過去の復原を試みる。文献に限っても、当時の人々が書いた文書、帳簿、日記、さらに歴史書、法典など多岐にわたる。歴史学者は、あらゆる手段を用いて過去の情報を貪欲に引き出してきた。 当時の物語や説話集なども、歴史学においては史料として利用される。もちろん、フィクション部分をそのまま史実として鵜呑みにする訳にはいかない。「史料批判」と呼ばれる技術を用いながら、史実の抽出に努める必要がある。 この授業は、物語等の史料や、これを利用した歴史学の論文を読み、歴史学の方法を体感することを目的とする。 |
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(到達目標)
・史料批判の基礎を学ぶ。
・史料や論文に依拠して議論する方法を学ぶ。 |
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(授業計画と内容)
基本的には以下の順で進める。 第1回 イントロダクション、論文まとめの担当決定 第2回 ガイダンス 史料批判の方法 第3〜第12回 史料輪読5回、論文選読5回 日本書紀、万葉集、日本霊異記、栄花物語、源氏物語、以上5つの文学作品を輪読して史料の雰囲気をつかむとともに、これらの作品を用いた歴史学の論文を選読する。作品の輪読する部分や選読対象の論文については担当教員があらかじめ指示する。 第13回 レジュメ作成 レポートの骨子をレジュメにして発表する。 第14回 レポート作成 レポートを受講者間で読み合わせし、意見を交換する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
日本古代史に強い関心を有すること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
発表25点、討論への参加25点、期末レポート50点。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
史料輪読
…指定部分読解のための予習 論文選読 …全員:指定論文を読む。 担当者:論文の概要をレジュメとしてまとめる。分からない専門用語等についても調べる。 |
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
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(英 訳) | ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology" | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 | ||||||||||||
(キーワード) | 社会心理学 / 文化心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。 |
||||||||||||
(到達目標) | 社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
||||||||||||
(履修要件) |
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
プリント配付
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 演習授業となるため、人数は6名を上限とする。 | ||||||||||||
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
(科目名)
ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology"
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 |
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(キーワード) 社会心理学 / 文化心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。
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(到達目標)
社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。
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(授業計画と内容)
本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。
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(その他(オフィスアワー等))
演習授業となるため、人数は6名を上限とする。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :労働社会学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Sociology of Work | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 文学部校舎5階社会学共同研究室 | ||||||
(キーワード) | Sociology of Work / Automotive Industry / Toyota Motor Corporation / Battery manufacturing / Labor unions | ||||||
(授業の概要・目的) | This seminar will focus on the labor conditions in the development and manufacturing of batteries for electric vehicles (EVs) in Japan. Since the Financial Crisis in 2008, the EV industry has been especially expanding in China, and new Chinese car and battery makers dominate this industry. They not only redefine the international division of labor in the automotive industry, but they also create new forms of precarious working and employment conditions. The question of how "traditional car makers" adapt themselves to this "industrial revolution" is a central question for economists and sociologists. This seminar is dedicated to a case study of the EV development and labor conditions of the world largest car maker, Toyota. From the perspective of sociology of work, we will inquire the technical and social division of labor that emerges at Toyota's EV development and manufacturing plants. This case study aims at analyzing the new forms of work, employment conditions, and skills in a traditional industry evolving in an unforeseen manner. |
||||||
(到達目標) | 1. Students will acquire a strong knowledge on the automotive industry, and more specifically the Japanese one. This covers several aspects such as industrial policies, firms' production organization, and division of labor at the industrial, firm, and workplace levels. 2. Students will develop skills in the elaboration of fieldwork research related to Sociology of work. A 2-day fieldwork research including interviews with the firm's representatives, workers, and labor unions, and also the factories visits is planned. 3. Students will learn about the dynamic processes of industrial and working re-organization during a period of rapid industrial evolution. The current large introduction of electronics and batteries in the automotive industry is a unique chance to observe and analyze such rare "manufacturing and labor revolutions". |
||||||
(授業計画と内容) | Week 1. Introduction: Automotive Industries and Labor Relations Week 2. The Development of the Electric Vehicle Industry: new geopolitics Week 3. The Development of the Electric Vehicle Industry: Japanese battery and car makers Week 4. Employment relations in the Japanese Automotive Industry Week 5. Working and Labor conditions at Toyota Week 6. Toyota in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 7. The Toyota Group and development of EVs Week 8. Literature review on labor conditions in the EV industry Week 9. Preparation of interview guideline on the labor conditions at Toyota and Primearth EV energy Week 10. Preparation of interviews of firms' representatives, workers and labor unions Week 11. Preparation of the fieldwork research: technical dimensions of battery manufacturing Week 12. Preparation of the fieldwork research: labor dimensions of battery manufacturing Week 13. Preparation of the fieldwork research: Labor unions in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 14. Final Preparation, fieldwork research Week 16. Feedback class |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | Final Report (100%) | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参考書等に目を通すこと | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :労働社会学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Sociology of Work
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
金5 (教室) 文学部校舎5階社会学共同研究室 |
|||||||
(キーワード) Sociology of Work / Automotive Industry / Toyota Motor Corporation / Battery manufacturing / Labor unions | |||||||
(授業の概要・目的)
This seminar will focus on the labor conditions in the development and manufacturing of batteries for electric vehicles (EVs) in Japan. Since the Financial Crisis in 2008, the EV industry has been especially expanding in China, and new Chinese car and battery makers dominate this industry. They not only redefine the international division of labor in the automotive industry, but they also create new forms of precarious working and employment conditions. The question of how "traditional car makers" adapt themselves to this "industrial revolution" is a central question for economists and sociologists.
This seminar is dedicated to a case study of the EV development and labor conditions of the world largest car maker, Toyota. From the perspective of sociology of work, we will inquire the technical and social division of labor that emerges at Toyota's EV development and manufacturing plants. This case study aims at analyzing the new forms of work, employment conditions, and skills in a traditional industry evolving in an unforeseen manner. |
|||||||
(到達目標)
1. Students will acquire a strong knowledge on the automotive industry, and more specifically the Japanese one. This covers several aspects such as industrial policies, firms' production organization, and division of labor at the industrial, firm, and workplace levels.
2. Students will develop skills in the elaboration of fieldwork research related to Sociology of work. A 2-day fieldwork research including interviews with the firm's representatives, workers, and labor unions, and also the factories visits is planned. 3. Students will learn about the dynamic processes of industrial and working re-organization during a period of rapid industrial evolution. The current large introduction of electronics and batteries in the automotive industry is a unique chance to observe and analyze such rare "manufacturing and labor revolutions". |
|||||||
(授業計画と内容)
Week 1. Introduction: Automotive Industries and Labor Relations Week 2. The Development of the Electric Vehicle Industry: new geopolitics Week 3. The Development of the Electric Vehicle Industry: Japanese battery and car makers Week 4. Employment relations in the Japanese Automotive Industry Week 5. Working and Labor conditions at Toyota Week 6. Toyota in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 7. The Toyota Group and development of EVs Week 8. Literature review on labor conditions in the EV industry Week 9. Preparation of interview guideline on the labor conditions at Toyota and Primearth EV energy Week 10. Preparation of interviews of firms' representatives, workers and labor unions Week 11. Preparation of the fieldwork research: technical dimensions of battery manufacturing Week 12. Preparation of the fieldwork research: labor dimensions of battery manufacturing Week 13. Preparation of the fieldwork research: Labor unions in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 14. Final Preparation, fieldwork research Week 16. Feedback class |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
Final Report (100%)
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
参考書等に目を通すこと
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|||||||
(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :私たちの暮らしと地球環境
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(英 訳) | ILAS Seminar :Our Lives and the Global Environment | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 総合研究3号館4F 453号室 | ||||||
(キーワード) | 私たちの暮らし / 地球環境 / マイクロプラスチック / 鴨川 / 身近な環境 | ||||||
(授業の概要・目的) | 地球環境問題というと大きな問題のように捉えられるが、実は私たちの暮らしと関係していることがほとんどである。環境問題を理解するための基本は、身近な身の回りの環境に興味を持ち、自ら現場に赴き、手を動かし、科学的、論理的に分析し、その結果をいろいろな情報と比較しながら考察することにある。 本授業では、身の回りのマイクロプラスチックについて、講義、現場での調査、実験室での分析、結果の集約と解析を一つの流れとして、大きく3つのテーマに取り組む。 1つ目は私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチックについて学ぶ。水道、洗濯、食事、買い物など、いろいろな生活要素とマイクロプラスチックの発生について、座学、調査、分析、解析を行う。 2つ目は身近な環境中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。私たちの暮らしから発生したマイクロプラスチックがどのように劣化し、どのような環境に潜んでいるのかについて、座学、調査、分析、解析を行う。 3つ目は河川水中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。陸域環境中で劣化したマイクロプラスチックが流れていく先が河川であり、そこでの挙動を知ることは重要である。世界の河川での汚染状況を座学で学び、実際に鴨川で調査し、実験室で分析を行い、データ解析方法を学ぶ。 最後に、地球環境問題との関わりについて学び、上記の課題について、各自でプレゼンテーションを行い、研究者としての基礎的な一連の能力を身に着けることが目的である。文系・理系を問わず、身近な環境に興味のある学生の受講を期待する。 |
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(到達目標) | ・私たちの暮らしと地球環境との関係について理解する。 ・マイクロプラスチック問題を理解し、論理的に情報を理解する力を養う。 ・身近な環境問題について、複眼的な視点で考察できる力を養う。 ・自ら興味を持った内容を調べ、現場で調査、分析し、その結果を自分の言葉で発表できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | <授業で扱うトピックス> 水環境、廃棄物、マイクロプラスチック、河川調査、道路塵埃調査、フーリエ変換赤外分光光度法、顕鏡法、水質分析 第1回 「私たちの暮らしと地球環境」概括と授業のガイダンス 第2回 「私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチック」 講義と次回の調査方法の説明 第3回 水道、洗濯、食事、買い物などから発生するマイクロプラスチックの採取 第4回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第5回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第6回 「身近な環境中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第7回 身近な環境調査 第8回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第9回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第10回 「河川水中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第11回 鴨川河川調査 第12回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第13回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第14回 プレゼンテーションと全体講評 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への積極的な参加(10点×3項目)、プレゼンテーション(資料作成を含む)(50点)、質疑応答(20点)により評価する。 プレゼンテーションおよび質疑応答については、到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 ・独自の工夫がみられるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書) |
適宜、プリントなどを配布する。
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(参考書等) |
『みんなで考えたいプラスチックの現実と未来へのアイデア』
(東京書籍)
ISBN:978-4-487-81260-8
『海洋プラスチックごみ問題の真実』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1686-0
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(授業外学習(予習・復習)等) | 地球環境問題について概要を予習しておいてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 本授業では、文系・理系を問わず、身の回りの環境や私たちの暮らしと地球環境問題の関係に興味のある学生の参加を期待しています。 本授業では、鴨川でのフィールド調査や実験室でのマイクロプラスチック分析を行います。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入しておいてください。 ひとりひとりが調査、実験、分析に直接関わることができるようにするために、受入人数を6人としています。 プレゼンテーションはPowerpointを用いて実施します。本授業で使えるように指導します。 授業中、分からないことについては積極的な質問を期待します。 |
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ILASセミナー :私たちの暮らしと地球環境
(科目名)
ILAS Seminar :Our Lives and the Global Environment
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 総合研究3号館4F 453号室 |
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(キーワード) 私たちの暮らし / 地球環境 / マイクロプラスチック / 鴨川 / 身近な環境 | |||||||
(授業の概要・目的)
地球環境問題というと大きな問題のように捉えられるが、実は私たちの暮らしと関係していることがほとんどである。環境問題を理解するための基本は、身近な身の回りの環境に興味を持ち、自ら現場に赴き、手を動かし、科学的、論理的に分析し、その結果をいろいろな情報と比較しながら考察することにある。
本授業では、身の回りのマイクロプラスチックについて、講義、現場での調査、実験室での分析、結果の集約と解析を一つの流れとして、大きく3つのテーマに取り組む。 1つ目は私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチックについて学ぶ。水道、洗濯、食事、買い物など、いろいろな生活要素とマイクロプラスチックの発生について、座学、調査、分析、解析を行う。 2つ目は身近な環境中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。私たちの暮らしから発生したマイクロプラスチックがどのように劣化し、どのような環境に潜んでいるのかについて、座学、調査、分析、解析を行う。 3つ目は河川水中のマイクロプラスチックの分布について学ぶ。陸域環境中で劣化したマイクロプラスチックが流れていく先が河川であり、そこでの挙動を知ることは重要である。世界の河川での汚染状況を座学で学び、実際に鴨川で調査し、実験室で分析を行い、データ解析方法を学ぶ。 最後に、地球環境問題との関わりについて学び、上記の課題について、各自でプレゼンテーションを行い、研究者としての基礎的な一連の能力を身に着けることが目的である。文系・理系を問わず、身近な環境に興味のある学生の受講を期待する。 |
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(到達目標)
・私たちの暮らしと地球環境との関係について理解する。
・マイクロプラスチック問題を理解し、論理的に情報を理解する力を養う。 ・身近な環境問題について、複眼的な視点で考察できる力を養う。 ・自ら興味を持った内容を調べ、現場で調査、分析し、その結果を自分の言葉で発表できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
<授業で扱うトピックス> 水環境、廃棄物、マイクロプラスチック、河川調査、道路塵埃調査、フーリエ変換赤外分光光度法、顕鏡法、水質分析 第1回 「私たちの暮らしと地球環境」概括と授業のガイダンス 第2回 「私たちの暮らしから排出されるマイクロプラスチック」 講義と次回の調査方法の説明 第3回 水道、洗濯、食事、買い物などから発生するマイクロプラスチックの採取 第4回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第5回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第6回 「身近な環境中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第7回 身近な環境調査 第8回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第9回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第10回 「河川水中のマイクロプラスチックの分布」 講義と次回の調査方法の説明 第11回 鴨川河川調査 第12回 夾雑物の分離、顕微鏡による計測、分析機器による同定 第13回 データ整理、データ解析方法の解説と実践 第14回 プレゼンテーションと全体講評 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への積極的な参加(10点×3項目)、プレゼンテーション(資料作成を含む)(50点)、質疑応答(20点)により評価する。
プレゼンテーションおよび質疑応答については、到達目標の達成度に基づき評価する。 ・4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 ・独自の工夫がみられるものについては、高い点を与える。 |
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(教科書)
適宜、プリントなどを配布する。
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(参考書等)
『みんなで考えたいプラスチックの現実と未来へのアイデア』
(東京書籍)
ISBN:978-4-487-81260-8
『海洋プラスチックごみ問題の真実』
(化学同人)
ISBN:978-4-7598-1686-0
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(授業外学習(予習・復習)等)
地球環境問題について概要を予習しておいてください。
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(その他(オフィスアワー等))
本授業では、文系・理系を問わず、身の回りの環境や私たちの暮らしと地球環境問題の関係に興味のある学生の参加を期待しています。
本授業では、鴨川でのフィールド調査や実験室でのマイクロプラスチック分析を行います。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入しておいてください。 ひとりひとりが調査、実験、分析に直接関わることができるようにするために、受入人数を6人としています。 プレゼンテーションはPowerpointを用いて実施します。本授業で使えるように指導します。 授業中、分からないことについては積極的な質問を期待します。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :環境リスク工学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Environmental Risk Analysis | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共32 | ||||||
(キーワード) | 環境負荷およびリスク評価関連 / 環境動態解析関連 / モデル / 定量評価 / Excel | ||||||
(授業の概要・目的) | 科学技術の進歩とともに人工化学物質、重金属、放射性物質等、様々な物質が環境中に排出され、長期的かつ広範囲に環境汚染を引き起こし、環境リスク(人の健康、生活、経済・社会システム、生態系への悪影響)がもたらされています。 この授業では、まず、「リスク」とは何かについて知ることから始めて、環境汚染を引き起こす汚染物質が、“どこから”、“どのように”、“どれだけ”、環境中(大気、水、土壌)に放出され広がり人間や生態系に影響を及ぼすのかを評価する「環境リスク評価」という手法をExcelを用いた簡単な計算を通して理解し、環境リスクを低くするためにどのような対策が必要なのかについて考えることができるようになることを目的としています。 |
||||||
(到達目標) | 環境リスクとは何か、環境汚染を引き起こす汚染物質の環境中に放出・拡散して人間に至る経路や量を計算するモデルを作成して環境リスク評価を行う手法を、現実の測定データを使ってExcelを使った計算することによって理解します。また、この授業を通して、環境リスクに関してインターネット上から信頼性のある情報やデータの検索、収集、処理の方法、モデルを作ってシミュレーションする方法も身につけます。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 環境リスクとは:「リスク」、「環境リスク」とは何かを学ぶ。 第2回 環境汚染について:環境汚染のメカニズムと原因となる汚染物質について学ぶ。また、汚染物質の実際の測定データがどのように公表されているのか、データ源の検索、収集の方法、Excelによるデータの保存や整理の方法を、実際に自分で調べることによって理解する。 第3回 汚染物質の毒性と曝露量の評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その毒性や人への曝露量を計算する方法を理解する。 第4回 汚染物質の健康影響の定量的評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その健康影響(発がんなど)を定量的に評価する方法を理解する。 第5回 基準値について:化学物質の摂取量や環境中の濃度など、人への影響をコントロールするための基準値がどのように決められているかを理解する。 第6回 汚染物質の環境中動態評価1:単純なコンパートメントモデルを用いて、環境中の汚染物質濃度を推定する方法を理解する。 第7回 汚染物質の環境中動態評価2:より複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での1次元移動を評価する方法を理解する。 第8回 汚染物質の環境中動態評価3:さらに複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での2次元移動を評価する方法を理解する。 第9回 モンテカルロ法による環境リスク評価1:モンテカルロ法によるリスクの定量的評価方法の原理を理解する。 第10回 モンテカルロ法による環境リスク評価2:モンテカルロ法により、環境中汚染物質濃度の確率分布を評価する方法を理解する。 第11回 モンテカルロ法による環境リスク評価3:モンテカルロ法により、環境中汚染物質による健康影響の確率分布を評価する方法を理解する。 第12回 健康リスクのシミュレーション1:モンテカルロ法を用いて、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第13回 健康リスクのシミュレーション2:より複雑な条件下において、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第14回 総合問題:今までに学んだ各種評価方法を総合する形で、環境リスクを定量的に評価する応用問題について検討する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加と取組(30%)と、複数回の課題提出(50%)および最終レポート(20%)で評価する。課題については到達目標の達成度に基づき評価する。 4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書) |
使用しない
毎回、プリントを配布する予定です。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ほぼ毎週、演習課題を出します。必ず、次回の講義日までに演習課題を仕上げて、求められれば、講義中に発表できるようにして下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中にEXCELを用いた演習を行います。受講者は講義に自分のパソコンを持ってきて下さい。 | ||||||
ILASセミナー :環境リスク工学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Environmental Risk Analysis
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共32 |
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(キーワード) 環境負荷およびリスク評価関連 / 環境動態解析関連 / モデル / 定量評価 / Excel | |||||||
(授業の概要・目的)
科学技術の進歩とともに人工化学物質、重金属、放射性物質等、様々な物質が環境中に排出され、長期的かつ広範囲に環境汚染を引き起こし、環境リスク(人の健康、生活、経済・社会システム、生態系への悪影響)がもたらされています。
この授業では、まず、「リスク」とは何かについて知ることから始めて、環境汚染を引き起こす汚染物質が、“どこから”、“どのように”、“どれだけ”、環境中(大気、水、土壌)に放出され広がり人間や生態系に影響を及ぼすのかを評価する「環境リスク評価」という手法をExcelを用いた簡単な計算を通して理解し、環境リスクを低くするためにどのような対策が必要なのかについて考えることができるようになることを目的としています。 |
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(到達目標)
環境リスクとは何か、環境汚染を引き起こす汚染物質の環境中に放出・拡散して人間に至る経路や量を計算するモデルを作成して環境リスク評価を行う手法を、現実の測定データを使ってExcelを使った計算することによって理解します。また、この授業を通して、環境リスクに関してインターネット上から信頼性のある情報やデータの検索、収集、処理の方法、モデルを作ってシミュレーションする方法も身につけます。
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(授業計画と内容)
第1回 環境リスクとは:「リスク」、「環境リスク」とは何かを学ぶ。 第2回 環境汚染について:環境汚染のメカニズムと原因となる汚染物質について学ぶ。また、汚染物質の実際の測定データがどのように公表されているのか、データ源の検索、収集の方法、Excelによるデータの保存や整理の方法を、実際に自分で調べることによって理解する。 第3回 汚染物質の毒性と曝露量の評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その毒性や人への曝露量を計算する方法を理解する。 第4回 汚染物質の健康影響の定量的評価:いくつかの汚染物質をピックアップし、その健康影響(発がんなど)を定量的に評価する方法を理解する。 第5回 基準値について:化学物質の摂取量や環境中の濃度など、人への影響をコントロールするための基準値がどのように決められているかを理解する。 第6回 汚染物質の環境中動態評価1:単純なコンパートメントモデルを用いて、環境中の汚染物質濃度を推定する方法を理解する。 第7回 汚染物質の環境中動態評価2:より複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での1次元移動を評価する方法を理解する。 第8回 汚染物質の環境中動態評価3:さらに複雑なコンパートメントモデルを用いて、汚染物質の環境中での2次元移動を評価する方法を理解する。 第9回 モンテカルロ法による環境リスク評価1:モンテカルロ法によるリスクの定量的評価方法の原理を理解する。 第10回 モンテカルロ法による環境リスク評価2:モンテカルロ法により、環境中汚染物質濃度の確率分布を評価する方法を理解する。 第11回 モンテカルロ法による環境リスク評価3:モンテカルロ法により、環境中汚染物質による健康影響の確率分布を評価する方法を理解する。 第12回 健康リスクのシミュレーション1:モンテカルロ法を用いて、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第13回 健康リスクのシミュレーション2:より複雑な条件下において、例として感染症の罹患率変化を推定する方法を理解する。 第14回 総合問題:今までに学んだ各種評価方法を総合する形で、環境リスクを定量的に評価する応用問題について検討する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加と取組(30%)と、複数回の課題提出(50%)および最終レポート(20%)で評価する。課題については到達目標の達成度に基づき評価する。
4回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。 |
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(教科書)
使用しない
毎回、プリントを配布する予定です。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
ほぼ毎週、演習課題を出します。必ず、次回の講義日までに演習課題を仕上げて、求められれば、講義中に発表できるようにして下さい。
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(その他(オフィスアワー等))
授業中にEXCELを用いた演習を行います。受講者は講義に自分のパソコンを持ってきて下さい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :京都の海の沿岸動物学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to marine animals in the coastal areas of Kyoto | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 農学部総合館2階北側 フィールド研会議室(N283) | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 多様性生物学 / 魚類 / プランクトン / ベントス / 日本海 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 京都の海をフィールドに日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を学ぶ。 まず、吉田キャンパスにおける3回の講義と参加者同士の議論を通し、日本海沿岸域の魚類とプランクトン(浮遊生物)およびベントス(底生生物)の形態や生態と生息環境の関係を学習する。 次に、フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所において2泊3日の実習に参加し、教育研究船による海洋観測や生物採集、サンプル分析やデータ解析、卸売市場の見学などを行い、京都の海の魅力と不思議を体感する。 最後に、吉田キャンパスにおいて(またはオンラインにて)講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
||||||||||||||||||
(到達目標) | ・日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を理解する。 ・沿岸域における生態学的調査の基礎を習得する。 ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 第1回講義 6月27日(金)「日本海の環境とプランクトン」 (担当:鈴木;場所:農学部) ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を説明する。 ・日本海の環境とプランクトンの特徴を解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果も紹介する。 第2回講義 7月4日(金)「日本海のベントス」 (担当:邉見;場所:農学部) ・ベントスの多様性とその生息環境について解説する。 ・日本海におけるベントスの特徴について解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果を紹介する。 第3回講義 7月11日(金)「日本海の魚と水産業」 (担当:甲斐;場所:農学部) ・日本海の魚の特徴とその由来を解説する。 ・日本海を代表する魚種とその漁業を解説する。 ・日本海の魚類多様性に関する議論をする。 実習 7月19日(土)~21(月・祝)「京都の海の魅力と不思議を体感」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:舞鶴水産実験所) ・西舞鶴駅に集合・解散(公共交通機関により各自移動) ・教育研究船により海洋観測と生物採集を体験する。 ・魚類・プランクトン・ベントスを同定・計数し、環境と生物の関係を分析する。 ・卸売市場などを見学する。 第4回講義 日程未定「成果発表と意見交換」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:農学部またはオンライン) ・講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義への参加姿勢(20点)、実習への参加姿勢(40点)、成果発表と意見交換の内容や姿勢(40点)について、到達目標の達成度にもとづき評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『里海フィールド科学−京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会,2022年)
ISBN:978-4814004454
『日本海 その深層で起こっていること』
(講談社,2016年)
ISBN:978-4062579575
『小学館の図鑑Z 日本魚類館』
(小学館,2018年)
ISBN:978-4092083110
『海岸動物の生態学入門−ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂,2020年)
ISBN:978-4303800512
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(関連URL) | https://www.maizuru.marine.kais.kyoto-u.ac.jp/ 舞鶴水産実験所ホームページ | ||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参考書などに目を通し、日本海の環境と生物の概要を理解したうえで、自らの興味に応じ疑問点を整理してください. | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特に専門的な知識は必要ありませんが、海の環境や生物に興味のある人を募集します。フィールドでの実習を伴うため、傷害保険(学生教育研究災害傷害保険、旅行傷害保険等)に必ず加入してください。また、実習期間中の交通費や宿泊費は各自が負担することになります(京都駅から西舞鶴駅までJR特急片道3,220円,実験所宿泊棟1泊900円)。なお、第4回講義「成果発表と意見交換」を8月中旬以降に実施した場合、成績報告が通常より遅れる可能性があります。 |
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ILASセミナー :京都の海の沿岸動物学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to marine animals in the coastal areas of Kyoto
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 農学部総合館2階北側 フィールド研会議室(N283) |
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(キーワード) 多様性生物学 / 魚類 / プランクトン / ベントス / 日本海 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
京都の海をフィールドに日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を学ぶ。
まず、吉田キャンパスにおける3回の講義と参加者同士の議論を通し、日本海沿岸域の魚類とプランクトン(浮遊生物)およびベントス(底生生物)の形態や生態と生息環境の関係を学習する。 次に、フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所において2泊3日の実習に参加し、教育研究船による海洋観測や生物採集、サンプル分析やデータ解析、卸売市場の見学などを行い、京都の海の魅力と不思議を体感する。 最後に、吉田キャンパスにおいて(またはオンラインにて)講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(到達目標)
・日本海沿岸域の環境と生物の特徴と多様性を理解する。
・沿岸域における生態学的調査の基礎を習得する。 ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を理解する。 |
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(授業計画と内容)
第1回講義 6月27日(金)「日本海の環境とプランクトン」 (担当:鈴木;場所:農学部) ・海洋生態系の主な構成要素とそれらの相互関係を説明する。 ・日本海の環境とプランクトンの特徴を解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果も紹介する。 第2回講義 7月4日(金)「日本海のベントス」 (担当:邉見;場所:農学部) ・ベントスの多様性とその生息環境について解説する。 ・日本海におけるベントスの特徴について解説する。 ・担当教員による関連研究の最新成果を紹介する。 第3回講義 7月11日(金)「日本海の魚と水産業」 (担当:甲斐;場所:農学部) ・日本海の魚の特徴とその由来を解説する。 ・日本海を代表する魚種とその漁業を解説する。 ・日本海の魚類多様性に関する議論をする。 実習 7月19日(土)~21(月・祝)「京都の海の魅力と不思議を体感」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:舞鶴水産実験所) ・西舞鶴駅に集合・解散(公共交通機関により各自移動) ・教育研究船により海洋観測と生物採集を体験する。 ・魚類・プランクトン・ベントスを同定・計数し、環境と生物の関係を分析する。 ・卸売市場などを見学する。 第4回講義 日程未定「成果発表と意見交換」 (担当:鈴木・甲斐・邉見;場所:農学部またはオンライン) ・講義と実習を通して学んだ成果を各自が発表し、参加者同士で意見交換を行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義への参加姿勢(20点)、実習への参加姿勢(40点)、成果発表と意見交換の内容や姿勢(40点)について、到達目標の達成度にもとづき評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『里海フィールド科学−京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会,2022年)
ISBN:978-4814004454
『日本海 その深層で起こっていること』
(講談社,2016年)
ISBN:978-4062579575
『小学館の図鑑Z 日本魚類館』
(小学館,2018年)
ISBN:978-4092083110
『海岸動物の生態学入門−ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂,2020年)
ISBN:978-4303800512
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(授業外学習(予習・復習)等)
参考書などに目を通し、日本海の環境と生物の概要を理解したうえで、自らの興味に応じ疑問点を整理してください.
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(その他(オフィスアワー等))
特に専門的な知識は必要ありませんが、海の環境や生物に興味のある人を募集します。フィールドでの実習を伴うため、傷害保険(学生教育研究災害傷害保険、旅行傷害保険等)に必ず加入してください。また、実習期間中の交通費や宿泊費は各自が負担することになります(京都駅から西舞鶴駅までJR特急片道3,220円,実験所宿泊棟1泊900円)。なお、第4回講義「成果発表と意見交換」を8月中旬以降に実施した場合、成績報告が通常より遅れる可能性があります。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :情報デザイン演習
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(英 訳) | ILAS Seminar :Information Design Practice | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共21 | ||||||
(キーワード) | 情報デザイン / グラフィックデザイン / プレゼンテーション | ||||||
(授業の概要・目的) | 情報はそれを伝えられる対象にとって理解しやすいように伝えなければ成立せず、その「伝わりやすさ」を工夫することが情報デザインであると言えるだろう。 本セミナーでは主に視覚を通じた情報デザイン(グラフィックデザイン)の考え方を実践的に理解・習得することを目的とする。情報デザインの考え方は専門的なデザイン制作に限らず、各種の資料作成やプレゼンテーションなど大学生活および社会生活における様々な場面で必要となる。そこで本セミナーでは特に1回生を対象に、今後の学習や研究活動において役立つよう資料作成の考え方・手法を実践的に学ぶ。 具体的な内容としては、①情報デザインの考え方について講義形式で学び、②Microsoft PowerPoint等のグラフィックツールの操作方法を習得し、複数回の制作を行う。また、制作物は受講者同士で見せ合い、意見し合うことで学習効果を高める。 情報デザインで利用可能なツールは多岐に渡る。受講者各位で使用したいツールがあれば本講義の目的に合致する範囲で希望を優先する。 |
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(到達目標) | 情報デザインの基礎的な考え方を習得する。 情報デザインに基づいて資料を作成または改善できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | 以下に基本的な流れを示すが、講義内容や制作内容を変更する可能性がある。 1. 情報デザインの基礎 2. グラフィックデザインの基礎 3. 制作[1] 4. 知的財産 5. ロジカルライティングの基礎 6. 制作[2]|ポスター1 7. 制作[2]|ポスター2 8. プレゼンテーションの基礎 9. 制作[3]|プレゼン1 10. 制作[3]|プレゼン2 11. ゲストによる講演 12. 制作[4]1 13. 制作[4]2 14. 制作[4]3 15. 発表・フィードバック・合評 |
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(履修要件) |
特になし
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||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 制作物(4回)により評価する。 制作物については到達目標の達成度に基づき評価する。なお、独自の工夫が見られるものについては高い点を与える。 なお、4回以上授業を欠席した場合にはF(不合格)とする。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『情報デザイン』
(共立出版, 2018)
ISBN:9784320006034
『プレゼンテーションZen』
(丸善出版, 2009)
ISBN:4621306200
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(授業外学習(予習・復習)等) | ・メールおよびPowerPointを使えることが望ましいです。 ・PowerPoint等の利用に不安があれば復習するか、不明点を教員に質問してください。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | ・質問があればメールにて常時連絡してください。 | ||||||
ILASセミナー :情報デザイン演習
(科目名)
ILAS Seminar :Information Design Practice
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共21 |
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(キーワード) 情報デザイン / グラフィックデザイン / プレゼンテーション | |||||||
(授業の概要・目的)
情報はそれを伝えられる対象にとって理解しやすいように伝えなければ成立せず、その「伝わりやすさ」を工夫することが情報デザインであると言えるだろう。
本セミナーでは主に視覚を通じた情報デザイン(グラフィックデザイン)の考え方を実践的に理解・習得することを目的とする。情報デザインの考え方は専門的なデザイン制作に限らず、各種の資料作成やプレゼンテーションなど大学生活および社会生活における様々な場面で必要となる。そこで本セミナーでは特に1回生を対象に、今後の学習や研究活動において役立つよう資料作成の考え方・手法を実践的に学ぶ。 具体的な内容としては、①情報デザインの考え方について講義形式で学び、②Microsoft PowerPoint等のグラフィックツールの操作方法を習得し、複数回の制作を行う。また、制作物は受講者同士で見せ合い、意見し合うことで学習効果を高める。 情報デザインで利用可能なツールは多岐に渡る。受講者各位で使用したいツールがあれば本講義の目的に合致する範囲で希望を優先する。 |
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(到達目標)
情報デザインの基礎的な考え方を習得する。
情報デザインに基づいて資料を作成または改善できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
以下に基本的な流れを示すが、講義内容や制作内容を変更する可能性がある。 1. 情報デザインの基礎 2. グラフィックデザインの基礎 3. 制作[1] 4. 知的財産 5. ロジカルライティングの基礎 6. 制作[2]|ポスター1 7. 制作[2]|ポスター2 8. プレゼンテーションの基礎 9. 制作[3]|プレゼン1 10. 制作[3]|プレゼン2 11. ゲストによる講演 12. 制作[4]1 13. 制作[4]2 14. 制作[4]3 15. 発表・フィードバック・合評 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
制作物(4回)により評価する。
制作物については到達目標の達成度に基づき評価する。なお、独自の工夫が見られるものについては高い点を与える。 なお、4回以上授業を欠席した場合にはF(不合格)とする。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『情報デザイン』
(共立出版, 2018)
ISBN:9784320006034
『プレゼンテーションZen』
(丸善出版, 2009)
ISBN:4621306200
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(授業外学習(予習・復習)等)
・メールおよびPowerPointを使えることが望ましいです。
・PowerPoint等の利用に不安があれば復習するか、不明点を教員に質問してください。 |
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(その他(オフィスアワー等))
・質問があればメールにて常時連絡してください。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :脳と機械
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(英 訳) | ILAS Seminar :Brain and Machine | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共北34 | ||||||
(キーワード) | 脳活動 / BMI | ||||||
(授業の概要・目的) | 脳は、命がある限り、常に活動していますが、その活動がどのようなものか、リアルタイムに知ることはできるでしょうか。また脳活動は、普段は、知覚・思考・行動などに貢献していますが、計測された脳信号を、機械につなぐと、どのようになるでしょうか?本授業では、まず、脳活動の生成機序や脳計測手法について解説し、BMI(brain machine interface)を含め、脳と機械が融合化された例を紹介した上で、脳の機能と、その活用の広がりについて、議論していきます。 | ||||||
(到達目標) | BMI(brain machine interface)やBCI(brain computer interface)の例から、それらの技術の背後にある脳の特性・計算アルゴリズム・信号処理の基礎を理解します。一方で、脳には、機械には実現できない機能をもち合わせています。その側面も踏まえた上で、脳と機械の関係について考察し、今後の可能性についての洞察を深めます。 |
||||||
(授業計画と内容) | このゼミはフィードバックを含めた全15回の授業で行います。 初めの授業で、オリエンテーションを行います。 下記のサブテーマの下、論文・総説を紹介して、議論を進めます。 1)脳の構造と活動 2)脳活動の計測手法 3)脳と機械の融合例 4)脳の計算論と生命論 各サブテーマは、2〜4回の授業で扱っていきますが、最後は、総括的なディスカッションを行う予定です。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業での議論とレポートで評価します。詳細は初回授業で説明する | ||||||
(教科書) |
未定
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で扱う論文や資料を知らせるので、それを事前に読んで、当日の議論に備えてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :脳と機械
(科目名)
ILAS Seminar :Brain and Machine
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共北34 |
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(キーワード) 脳活動 / BMI | |||||||
(授業の概要・目的)
脳は、命がある限り、常に活動していますが、その活動がどのようなものか、リアルタイムに知ることはできるでしょうか。また脳活動は、普段は、知覚・思考・行動などに貢献していますが、計測された脳信号を、機械につなぐと、どのようになるでしょうか?本授業では、まず、脳活動の生成機序や脳計測手法について解説し、BMI(brain machine interface)を含め、脳と機械が融合化された例を紹介した上で、脳の機能と、その活用の広がりについて、議論していきます。
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(到達目標)
BMI(brain machine interface)やBCI(brain computer interface)の例から、それらの技術の背後にある脳の特性・計算アルゴリズム・信号処理の基礎を理解します。一方で、脳には、機械には実現できない機能をもち合わせています。その側面も踏まえた上で、脳と機械の関係について考察し、今後の可能性についての洞察を深めます。
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(授業計画と内容)
このゼミはフィードバックを含めた全15回の授業で行います。 初めの授業で、オリエンテーションを行います。 下記のサブテーマの下、論文・総説を紹介して、議論を進めます。 1)脳の構造と活動 2)脳活動の計測手法 3)脳と機械の融合例 4)脳の計算論と生命論 各サブテーマは、2〜4回の授業で扱っていきますが、最後は、総括的なディスカッションを行う予定です。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業での議論とレポートで評価します。詳細は初回授業で説明する
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(教科書)
未定
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で扱う論文や資料を知らせるので、それを事前に読んで、当日の議論に備えてください。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :コミュニケーションを解き明かす—会話分析研究の入門と実践
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(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring human communication - An introduction to Conversation Analysis | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 20(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 1共24 | ||||||||||||
(キーワード) | 言語学 / 人類学 / 会話分析 / 会話に見る文法・音声・文化・社会 / 視線・ジェスチャー・身体・表情 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | コミュニケーションは、面白い。ふと周りの人々のやりとりを観察してみると、話が噛み合わずにトラブルになってしまっていることもあれば、不思議なほど円滑に会話が進んでいることもある。こうしたコミュニケーションの面白さや難しさは、私たちの日常生活のありとあらゆる場面に見出される。家族と団らんしたり、友達を作ったり、事務手続きについて問い合わせたり、サークルで話し合いを行ったり、バイト先で客に対応したり等、私たちが暮らす社会は、人と人との相互行為の積み重ねによって形作られている。いわば、相互行為は人間社会のインフラであり、人間について、そして社会・文化・言語など人間の生み出した諸々について理解するための基礎になるものである。 本授業の主題である「会話分析(Conversation Analysis)」とは、人々の間の相互行為について探究する学問分野である。会話分析は、社会学の一領域から出発し、人類学や言語学などの諸学問との交流を経て、独自の発展を遂げている。現在では、社会学・人類学・言語学はもちろん、認知科学・外国語教育学・教育学・経営学・情報工学・医学などきわめて多岐に渡る領域において会話分析の知見が利用されている。 会話分析という分野の特徴の一つは、実際の相互行為を録音・録画し、データに基づく研究を行うことである。データ分析では、やりとりの中で発される言葉はもちろん、ちょっとした息づかい、声色の変化、一瞬の間、顔の表情や視線の動き、身体の振る舞いなど、言語的資源と非言語的資源の両方をミリ秒単位で精密に観察することで、相互行為の秩序や構造を解き明かす。 この授業では、会話分析研究の入門と実践を通じて、何気ないやりとりの中に学問的探究の種を見出し、それを研究成果として結実させるまでのプロセスを体験し、各自の専門分野における学びに向けた礎を築くことを目的とする。 |
||||||||||||
(到達目標) | ・会話分析という学問分野の主要な知見について理解する。 ・相互行為という日常的な題材に対して、学術的にアプローチする構えを身に付ける。 ・相互行為のビデオデータを収集し、会話分析の知見に裏打ちされた学術的な観察の技能を身に付ける。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 学期を通じて、会話分析の主要な知見の概要を学びつつ、ビデオデータの収集と分析の実習を行う。各回の計画は以下の通り。 第1回:会話分析とは何か:会話データから何がわかるのか?どのような学問分野と関わるのか? 第2回:会話データの準備(コーパス、YouTube、自分で収録) 第3回:会話分析の基礎概念 第4回:ビデオデータ観察事始め 第5回:文字起こし(身体行動、民族誌(エスノグラフィー)) 第6回:文字起こし(語句、韻律、パラ言語) 第7-8回:会話分析の基礎概念の検証 第9-10回:会話分析の学際的展開:人類学・言語学を例に 第11-14回:会話分析研究の実践 第15回:フィードバック(各自の研究成果を発表) |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への貢献度(授業中のプレゼン等を含む)70% 期末プレゼン30% |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』
(世界思想社, 2010年)
ISBN:4790714691
『会話分析入門』
(勁草書房, 2017年)
ISBN:4326602961
(京都大学図書館電子リソースで電子版を読むことができます。)
『相互行為の人類学:「心」と「文化」が出会う場所』
(新曜社, 2019年)
ISBN:4788516071
『会話分析の広がり』
(ひつじ書房, 2018年)
ISBN:4894768534
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の展開に応じて、授業外での課題に取り組んでいただきます。具体的には以下の通りです。 ・自分の身の回りでの会話を収録するなどして分析対象のデータを用意する ・データの分析対象部分を文字起こしする ・会話分析に関する入門的文章を読み、担当範囲をプレゼンする ・データ中の特に興味深い箇所について、授業で学んだ内容を踏まえた観察を行う |
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(その他(オフィスアワー等)) | この授業を選ぶかどうか迷った場合は、参考書に挙げている書籍を図書館等で探し、パラパラとめくってみて面白そうと思えるかどうかという観点から判断してみると良いかもしれません。 | ||||||||||||
ILASセミナー :コミュニケーションを解き明かす—会話分析研究の入門と実践
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring human communication - An introduction to Conversation Analysis
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 20(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 1共24 |
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(キーワード) 言語学 / 人類学 / 会話分析 / 会話に見る文法・音声・文化・社会 / 視線・ジェスチャー・身体・表情 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
コミュニケーションは、面白い。ふと周りの人々のやりとりを観察してみると、話が噛み合わずにトラブルになってしまっていることもあれば、不思議なほど円滑に会話が進んでいることもある。こうしたコミュニケーションの面白さや難しさは、私たちの日常生活のありとあらゆる場面に見出される。家族と団らんしたり、友達を作ったり、事務手続きについて問い合わせたり、サークルで話し合いを行ったり、バイト先で客に対応したり等、私たちが暮らす社会は、人と人との相互行為の積み重ねによって形作られている。いわば、相互行為は人間社会のインフラであり、人間について、そして社会・文化・言語など人間の生み出した諸々について理解するための基礎になるものである。
本授業の主題である「会話分析(Conversation Analysis)」とは、人々の間の相互行為について探究する学問分野である。会話分析は、社会学の一領域から出発し、人類学や言語学などの諸学問との交流を経て、独自の発展を遂げている。現在では、社会学・人類学・言語学はもちろん、認知科学・外国語教育学・教育学・経営学・情報工学・医学などきわめて多岐に渡る領域において会話分析の知見が利用されている。 会話分析という分野の特徴の一つは、実際の相互行為を録音・録画し、データに基づく研究を行うことである。データ分析では、やりとりの中で発される言葉はもちろん、ちょっとした息づかい、声色の変化、一瞬の間、顔の表情や視線の動き、身体の振る舞いなど、言語的資源と非言語的資源の両方をミリ秒単位で精密に観察することで、相互行為の秩序や構造を解き明かす。 この授業では、会話分析研究の入門と実践を通じて、何気ないやりとりの中に学問的探究の種を見出し、それを研究成果として結実させるまでのプロセスを体験し、各自の専門分野における学びに向けた礎を築くことを目的とする。 |
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(到達目標)
・会話分析という学問分野の主要な知見について理解する。
・相互行為という日常的な題材に対して、学術的にアプローチする構えを身に付ける。 ・相互行為のビデオデータを収集し、会話分析の知見に裏打ちされた学術的な観察の技能を身に付ける。 |
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(授業計画と内容)
学期を通じて、会話分析の主要な知見の概要を学びつつ、ビデオデータの収集と分析の実習を行う。各回の計画は以下の通り。 第1回:会話分析とは何か:会話データから何がわかるのか?どのような学問分野と関わるのか? 第2回:会話データの準備(コーパス、YouTube、自分で収録) 第3回:会話分析の基礎概念 第4回:ビデオデータ観察事始め 第5回:文字起こし(身体行動、民族誌(エスノグラフィー)) 第6回:文字起こし(語句、韻律、パラ言語) 第7-8回:会話分析の基礎概念の検証 第9-10回:会話分析の学際的展開:人類学・言語学を例に 第11-14回:会話分析研究の実践 第15回:フィードバック(各自の研究成果を発表) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への貢献度(授業中のプレゼン等を含む)70%
期末プレゼン30% |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』
(世界思想社, 2010年)
ISBN:4790714691
『会話分析入門』
(勁草書房, 2017年)
ISBN:4326602961
(京都大学図書館電子リソースで電子版を読むことができます。)
『相互行為の人類学:「心」と「文化」が出会う場所』
(新曜社, 2019年)
ISBN:4788516071
『会話分析の広がり』
(ひつじ書房, 2018年)
ISBN:4894768534
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業の展開に応じて、授業外での課題に取り組んでいただきます。具体的には以下の通りです。
・自分の身の回りでの会話を収録するなどして分析対象のデータを用意する ・データの分析対象部分を文字起こしする ・会話分析に関する入門的文章を読み、担当範囲をプレゼンする ・データ中の特に興味深い箇所について、授業で学んだ内容を踏まえた観察を行う |
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(その他(オフィスアワー等))
この授業を選ぶかどうか迷った場合は、参考書に挙げている書籍を図書館等で探し、パラパラとめくってみて面白そうと思えるかどうかという観点から判断してみると良いかもしれません。
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