


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :民事手続の基礎
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Civil Procedure | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共北36 | ||||||
(キーワード) | 民事紛争の解決方法 / 民事裁判の特質 / 民事裁判の仕組み・手続 / 裁判官の判断形成過程 / 法的思考 | ||||||
(授業の概要・目的) | 紛争解決とは、錯綜した事実関係を分析・整理して問題を発見し、一定のルールを基準として解決を図ることである。民事紛争の種々の解決方法を学ぶことは、社会の様々な局面における問題解決を図るための基礎的な訓練となり、実社会で必要な幅広い対応力を身につけることにつながる。 本講座では、まず、身近な民事紛争の事例を取り上げて、様々な解決方法の利害得失を理解するとともに、特に民事裁判(民事訴訟)について、その特質、基本的な流れ、利用方法等を学ぶこととする。講義では、元裁判官の経験を活かして、世の中に生起する様々な紛争が民事裁判等を通じて実際にどのように解決されているかについて具体的事例をあげて説明する。そして、受講生は、①紛争事案についてどのような解決手段を選択するのが相当か、その場合どのような手続を踏み、実際に交渉等の場面でどのような主張をするのが相当かを全員で議論する、②当事者の雑多な言い分の中から法的に重要な事実を拾い出して法的主張を組み立て、それを記載した裁判関係文書を作成してみる、③模擬裁判(口頭弁論、集中証拠調べ等)を実演して、主張や反論の仕方、事実を引き出すための尋問の仕方などを学ぶといった体験的・実践的学習を通じて、事案の分析の仕方、法的な論述の進め方や討論の仕方を身をもって学び取れるようにする。これらの学習を通じて、受講生が「法化社会」で生きていくために必要な「法的なものの考え方」や事案を分析して法的に論証する力を身につけるとともに、民事紛争解決システムの利用の仕方を理解する一助としたい。 |
||||||
(到達目標) | 民事紛争の各種の解決方法の利害得失や民事裁判(民事訴訟)の仕組みと特質について基礎的な知識を修得するとともに、紛争を解決するに当たり、事実関係を整理・分析した結果に基づき口頭又は書面により効果的に論証する力を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の計画に従って講義を進める。ただし、講義の進み具合、受講生の理解度に対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 授業のガイダンス/私的紛争の発生とその解決方法(民事手続概論) −裁判所、裁判官、裁判所職員の概要を知ろう −私的紛争の解決とはどういうことか?どのような解決方法があるのか? 第2回 民事裁判(訴訟)の特質/民事訴訟手続の概要 −民事裁判(訴訟)の特質は何か? −民事訴訟の手続の概要を知ろう 第3回 民事訴訟手続の流れの概観 −訴えの提起から判決までの手続はどのように進められるのか? 第4回 民事裁判の判断の構造 −裁判官の判断形成過程とはどのようなものか? −判断形成上、法律要件該当事実(要件事実)が果たす機能は何か? 第5回 訴えと請求 −訴えの種類にはどのようなものがあるか? −訴状・答弁書にはどのような事項を記載することが求められるか? −訴訟上の請求(訴訟物)とはどのようなものか? 第6回 民事訴訟の基本原則(処分権主義・弁論主義・口頭弁論の諸原則) −民事訴訟はどのようなルールに従って進められるか? −審理におけるイニシャティブは裁判所・当事者のいずれにあるだろうか? 第7回 民事訴訟と裁判官 −裁判官の判断作用には競技審判などと比べてどのような特色があるか? −紛争解決に向けての裁判官の姿勢はどのようなものだろうか? 第8回 争点中心の審理と争点整理手続 −争点中心の審理をするためにはどのようなことが必要になるだろうか? −争点整理はどのような目的で何をすることか? −争点整理はどのように行われるか? −集中証拠調べとはどのようなことだろうか? 第9回 事実認定と証拠(1) −民事裁判における事実認定にはどのような特色があるだろうか? −事実認定はどのようなルールに従って行われるか? −事実認定に当たり自由心証主義はどのような役割を果たしているか? −経験則とは何か?これと自由心証主義とはどのような関わりをもつか? 第10回 事実認定と証拠(2) −証明の対象になる事実はどのようなものか? −証拠調べにはどのような種類があるあるか? −どのようにして証拠(書証・人証)の証明力を判断するのか? −対立矛盾する証拠がある場合、どのようにして事実を認定するのか? 第11回 模擬口頭弁論 −具体的な事案について、原告側・被告側の受講生が、それぞれの立場から主張を行い、裁判官役の受講生が質問しながら主張や証拠を整理して、争点を明確にし、証拠調べの対象を絞り込む実演を行う。 第12回 判決と和解 −判例の拘束力とはどのようなものか? −判決書作成の目的は何か?何をどのように記載すべきか? −確定判決にはどのような効力があるか? −判決以外の訴訟終了事由にはどのようなものがあるか? −判決と和解の利害得失は何か? 第13回 模擬裁判(集中証拠調べから判決言渡しまで) −具体的な事案について、受講生が原告・被告各訴訟代理人役、裁判官役等を分担して、集中証拠調べから判決言渡しまでの裁判手続を実演する。 第14回 模擬裁判の判決言渡し/講評/全体の補足とまとめ 第15回 期末試験/学習到達度の評価 第16回 フィードバック フィードバックの具体的実施方法は後日連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 討論への積極的な参加・貢献の度合い(10点)、課題に対するレポート起案(2回、各20点)、期末試験(50点)により評価する。 起案は全回提出を必須とする。起案については到達目標の達成度に基づき評価する。 期末試験は、民事裁判に関する基礎的な知識を問うものとし、一部は論述式とする。論述問題は基礎的な知識をもとに自分の考えを論理的かつ明確に展開できているかを基準に評価する。 【評価基準】*平成27年度以降のカリキュラムの適用学生 到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。 96〜100点:目標を十分に達成しており、とくに優れている。 85〜 95点:目標を十分に達成しており、優れている。 75〜 84点:目標について良好な達成度を示している。 65〜 74点:目標について標準的な達成度を示している。 60〜 64点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。 0〜 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。 |
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(教科書) |
教科書は特に指定しない。
事前にレジュメ及び事例問題等をKULASISに登載する。
ただし、小六法(『ポケット六法』、『デーリー六法』等。どこの出版社のものでもよいが、最新版を用意すること)は必須。
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(参考書等) |
『民事裁判入門[第3版補訂版]』
(有斐閣)
ISBN:978-4-641-13623-6
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | レジュメの該当箇所について参考書や指定された文献等を手がかりに予習して授業に臨み、授業後は、必要に応じて参考書等も参照しつつ何を理解できたか確認することが望ましい。事例問題については、予め検討し、授業での討論に備えること。 特に準備が必要な事項(模擬裁判の準備、課題に対するレポート起案の作成・提出方法等)については授業中に別途指示する。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | できる限り講師と受講生あるいは受講生間で対話的討論ができる授業を目指したい。授業中わからないことがあれば遠慮なく質問してほしいし、種々の問題について積極的に発言してほしい。 模擬裁判では、各担当者チーム(原告側、被告側、裁判官)が協力し合って入念な準備をすること。 |
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ILASセミナー :民事手続の基礎
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Civil Procedure
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北36 |
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(キーワード) 民事紛争の解決方法 / 民事裁判の特質 / 民事裁判の仕組み・手続 / 裁判官の判断形成過程 / 法的思考 | |||||||
(授業の概要・目的)
紛争解決とは、錯綜した事実関係を分析・整理して問題を発見し、一定のルールを基準として解決を図ることである。民事紛争の種々の解決方法を学ぶことは、社会の様々な局面における問題解決を図るための基礎的な訓練となり、実社会で必要な幅広い対応力を身につけることにつながる。
本講座では、まず、身近な民事紛争の事例を取り上げて、様々な解決方法の利害得失を理解するとともに、特に民事裁判(民事訴訟)について、その特質、基本的な流れ、利用方法等を学ぶこととする。講義では、元裁判官の経験を活かして、世の中に生起する様々な紛争が民事裁判等を通じて実際にどのように解決されているかについて具体的事例をあげて説明する。そして、受講生は、①紛争事案についてどのような解決手段を選択するのが相当か、その場合どのような手続を踏み、実際に交渉等の場面でどのような主張をするのが相当かを全員で議論する、②当事者の雑多な言い分の中から法的に重要な事実を拾い出して法的主張を組み立て、それを記載した裁判関係文書を作成してみる、③模擬裁判(口頭弁論、集中証拠調べ等)を実演して、主張や反論の仕方、事実を引き出すための尋問の仕方などを学ぶといった体験的・実践的学習を通じて、事案の分析の仕方、法的な論述の進め方や討論の仕方を身をもって学び取れるようにする。これらの学習を通じて、受講生が「法化社会」で生きていくために必要な「法的なものの考え方」や事案を分析して法的に論証する力を身につけるとともに、民事紛争解決システムの利用の仕方を理解する一助としたい。 |
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(到達目標)
民事紛争の各種の解決方法の利害得失や民事裁判(民事訴訟)の仕組みと特質について基礎的な知識を修得するとともに、紛争を解決するに当たり、事実関係を整理・分析した結果に基づき口頭又は書面により効果的に論証する力を身につける。
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(授業計画と内容)
基本的に以下の計画に従って講義を進める。ただし、講義の進み具合、受講生の理解度に対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 授業のガイダンス/私的紛争の発生とその解決方法(民事手続概論) −裁判所、裁判官、裁判所職員の概要を知ろう −私的紛争の解決とはどういうことか?どのような解決方法があるのか? 第2回 民事裁判(訴訟)の特質/民事訴訟手続の概要 −民事裁判(訴訟)の特質は何か? −民事訴訟の手続の概要を知ろう 第3回 民事訴訟手続の流れの概観 −訴えの提起から判決までの手続はどのように進められるのか? 第4回 民事裁判の判断の構造 −裁判官の判断形成過程とはどのようなものか? −判断形成上、法律要件該当事実(要件事実)が果たす機能は何か? 第5回 訴えと請求 −訴えの種類にはどのようなものがあるか? −訴状・答弁書にはどのような事項を記載することが求められるか? −訴訟上の請求(訴訟物)とはどのようなものか? 第6回 民事訴訟の基本原則(処分権主義・弁論主義・口頭弁論の諸原則) −民事訴訟はどのようなルールに従って進められるか? −審理におけるイニシャティブは裁判所・当事者のいずれにあるだろうか? 第7回 民事訴訟と裁判官 −裁判官の判断作用には競技審判などと比べてどのような特色があるか? −紛争解決に向けての裁判官の姿勢はどのようなものだろうか? 第8回 争点中心の審理と争点整理手続 −争点中心の審理をするためにはどのようなことが必要になるだろうか? −争点整理はどのような目的で何をすることか? −争点整理はどのように行われるか? −集中証拠調べとはどのようなことだろうか? 第9回 事実認定と証拠(1) −民事裁判における事実認定にはどのような特色があるだろうか? −事実認定はどのようなルールに従って行われるか? −事実認定に当たり自由心証主義はどのような役割を果たしているか? −経験則とは何か?これと自由心証主義とはどのような関わりをもつか? 第10回 事実認定と証拠(2) −証明の対象になる事実はどのようなものか? −証拠調べにはどのような種類があるあるか? −どのようにして証拠(書証・人証)の証明力を判断するのか? −対立矛盾する証拠がある場合、どのようにして事実を認定するのか? 第11回 模擬口頭弁論 −具体的な事案について、原告側・被告側の受講生が、それぞれの立場から主張を行い、裁判官役の受講生が質問しながら主張や証拠を整理して、争点を明確にし、証拠調べの対象を絞り込む実演を行う。 第12回 判決と和解 −判例の拘束力とはどのようなものか? −判決書作成の目的は何か?何をどのように記載すべきか? −確定判決にはどのような効力があるか? −判決以外の訴訟終了事由にはどのようなものがあるか? −判決と和解の利害得失は何か? 第13回 模擬裁判(集中証拠調べから判決言渡しまで) −具体的な事案について、受講生が原告・被告各訴訟代理人役、裁判官役等を分担して、集中証拠調べから判決言渡しまでの裁判手続を実演する。 第14回 模擬裁判の判決言渡し/講評/全体の補足とまとめ 第15回 期末試験/学習到達度の評価 第16回 フィードバック フィードバックの具体的実施方法は後日連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
討論への積極的な参加・貢献の度合い(10点)、課題に対するレポート起案(2回、各20点)、期末試験(50点)により評価する。
起案は全回提出を必須とする。起案については到達目標の達成度に基づき評価する。 期末試験は、民事裁判に関する基礎的な知識を問うものとし、一部は論述式とする。論述問題は基礎的な知識をもとに自分の考えを論理的かつ明確に展開できているかを基準に評価する。 【評価基準】*平成27年度以降のカリキュラムの適用学生 到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。 96〜100点:目標を十分に達成しており、とくに優れている。 85〜 95点:目標を十分に達成しており、優れている。 75〜 84点:目標について良好な達成度を示している。 65〜 74点:目標について標準的な達成度を示している。 60〜 64点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。 0〜 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。 |
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(教科書)
教科書は特に指定しない。
事前にレジュメ及び事例問題等をKULASISに登載する。
ただし、小六法(『ポケット六法』、『デーリー六法』等。どこの出版社のものでもよいが、最新版を用意すること)は必須。
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(参考書等)
『民事裁判入門[第3版補訂版]』
(有斐閣)
ISBN:978-4-641-13623-6
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(授業外学習(予習・復習)等)
レジュメの該当箇所について参考書や指定された文献等を手がかりに予習して授業に臨み、授業後は、必要に応じて参考書等も参照しつつ何を理解できたか確認することが望ましい。事例問題については、予め検討し、授業での討論に備えること。
特に準備が必要な事項(模擬裁判の準備、課題に対するレポート起案の作成・提出方法等)については授業中に別途指示する。 |
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(その他(オフィスアワー等))
できる限り講師と受講生あるいは受講生間で対話的討論ができる授業を目指したい。授業中わからないことがあれば遠慮なく質問してほしいし、種々の問題について積極的に発言してほしい。
模擬裁判では、各担当者チーム(原告側、被告側、裁判官)が協力し合って入念な準備をすること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本美術史入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction of Japanese Art History | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究2号館 第9講義室 | ||||||
(キーワード) | 美学美術史学 / 日本 / 絵画・彫刻・工芸品 / プレゼンテーション | ||||||
(授業の概要・目的) | 美術作品はそれを生み出した人や社会とどのように関わるのでしょうか。どのように観察し、どのような問題意識を持てば、作品から人の営みを語ることができるのでしょうか。この授業では日本美術を対象とし、受講者自らが考察対象とする作品を設定して作品研究を遂行し、美術史研究の実際を経験することを目的とします。 |
||||||
(到達目標) | ・美術史学の基本的な方法を習得する。 ・日本文化に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 授業はゼミナール形式で進めます。資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には自らの興味関心に基づいて日本美術史から研究対象とする作品を定めて「問い」を設定し、その解明を目指します。 以下の手順で進め、1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 1.日本美術史の研究方法を知る。 2.研究対象とする作品を決定する。 3.美術作品を言葉で記述する。 4.学術論文を捜索し、研究の論点を知る。 5.設定したテーマに関連する作品を収集する。 6.パワーポイントを作成して研究結果を報告、議論する。 7.学術論文の形式を備えたレポートを作成する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 討論への参加(40%)、発表内容(30%)、レポート内容(30%)によって、総合的に評価します。 | ||||||
(教科書) |
プリントを配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、テーマとする作品を設定し、授業の最終段階では口頭発表をもとにレポートをまとめます。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 毎回出席できることを前提とし、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することを重視します。 | ||||||
ILASセミナー :日本美術史入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction of Japanese Art History
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究2号館 第9講義室 |
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(キーワード) 美学美術史学 / 日本 / 絵画・彫刻・工芸品 / プレゼンテーション | |||||||
(授業の概要・目的)
美術作品はそれを生み出した人や社会とどのように関わるのでしょうか。どのように観察し、どのような問題意識を持てば、作品から人の営みを語ることができるのでしょうか。この授業では日本美術を対象とし、受講者自らが考察対象とする作品を設定して作品研究を遂行し、美術史研究の実際を経験することを目的とします。
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(到達目標)
・美術史学の基本的な方法を習得する。
・日本文化に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
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(授業計画と内容)
授業はゼミナール形式で進めます。資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には自らの興味関心に基づいて日本美術史から研究対象とする作品を定めて「問い」を設定し、その解明を目指します。 以下の手順で進め、1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 1.日本美術史の研究方法を知る。 2.研究対象とする作品を決定する。 3.美術作品を言葉で記述する。 4.学術論文を捜索し、研究の論点を知る。 5.設定したテーマに関連する作品を収集する。 6.パワーポイントを作成して研究結果を報告、議論する。 7.学術論文の形式を備えたレポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
討論への参加(40%)、発表内容(30%)、レポート内容(30%)によって、総合的に評価します。
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(教科書)
プリントを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、テーマとする作品を設定し、授業の最終段階では口頭発表をもとにレポートをまとめます。
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(その他(オフィスアワー等))
毎回出席できることを前提とし、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することを重視します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ハビタブル・アース−生命を育む地球史
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(英 訳) | ILAS Seminar :Habitable Earth - History of our Home Planet | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 東一条館201大講義室 | ||||||
(キーワード) | ハビタブルゾーン / 地球惑星系 / 太陽系 / 太陽系外惑星 / ExoKyoto | ||||||
(授業の概要・目的) | 地球が誕生した後、長期にわたってハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)に位置し、様々な生命の発展を支えた事実を、太陽系の他の惑星群の放射平衡温度(黒体温度)と惑星探査機による惑星表面温度との比較、大気組成や自転・公転周期、衛星(月)の形成と存在などを考慮しながら考察する。同時に、現在までに発見された太陽系外惑星について様々な知見をもとに分類し、様々な恒星系での複数のハビタブルゾーン定義について考察し、生命が存在する可能性のあるハビタブル惑星の条件を考察する。 また、シュミットカセグレン望遠鏡を用いた天体観望を通じて太陽系の惑星と主な一等星や星座・メシエ天体について学習する。NASAのJWST、HSTや、岡山せいめい望遠鏡などについても解説を行う。 また地球史の学習を通じて海洋と大気の形成条件と,海洋循環や水文循環プロセスがもたらす気候安定効果について学び,そのシステムが機能しなくなった際の極端事象について学ぶ。また大量絶滅事象を学習することにより,地球生態システムを維持するための要因について学び、人類の生存のための重要な惑星的条件について考慮する。同時に、太陽フレア・恒星フレアによる生命・宇宙開発への影響についても考察する。 本ILASセミナーは、2015年度にポケットゼミとして開講されて以来、10年目の開講となるが、2016-2024年度には太陽系外惑星データベースExoKyotoをILASセミナー受講生が中心となって開発・公開を行ない、現在様々な分野で利用されている。また総合生存学館環境災害研究会、SIC有人宇宙学研究センター、宇宙生物学ゼミらと連携しつつ観望会や系外惑星セミナー・観測を開催するなど、活発な交流活動を行っており、そのようなアウトリーチ活動の開催やILASセミナー終了後の相互連携も目標としている。 |
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(到達目標) | ハビタブル・ゾーン(ゴルディロックスゾーン)についての理解を深め、地球の特殊性を理解し、生命が存在する惑星についての基礎的条件について考察する。身近な天体に親しみ、天体観測についての基礎的スキルを身につける。さらに、人類および生命の維持のために必要な惑星の条件について学び、太陽系外惑星の分類に応用したのち、人類と生命の生存のために我々が何をなすべきかについて知見を育む。 天体観望会の開催や、系外惑星データベースの開発、ワークショップや合宿を通じての人材交流を通じて、「市民に開かれた大学」として、積極的に情報発信できる学生となることをもう一つの目標とする。 |
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(授業計画と内容) | 以下のテーマについて授業を行う予定である。なお、2コマ相当を京都大学防災研究所白浜海象観測所での実習に充てる。 1.地球型惑星それぞれの比較を通じて第三番惑星の特殊性について学ぶ。地球型惑星それぞれについての太陽定数・惑星アルベドを利用した放射平衡温度(黒体温度 Blackbody Temperature)算定を通じて、各惑星における大気の組成比較とその温室効果の違いについて学ぶ。 2.ハビタブル惑星の条件1−金星を例にとり暴走温室効果(Runaway Greenhouse Effect)と射出限界(Critical Flux)について学ぶ。さらに、地球と金星の比較とそれぞれの磁気圏とその作用、またビーナス・エクスプレスによる磁気リコネクションの証拠などをもとに惑星磁場の重要性について学ぶ。 3.ハビタブル惑星の条件2−雪玉地球(Snowball Earth)を例にとり,水文プロセスの重要性について学ぶ。 これらから、Kopparapu et al.2013によるハビタブルゾーン設定について学ぶ。 4.地球惑星形成の歴史1−月誕生過程について、ジャイアント・インパクト説をもとに解説し、月の存在と地球環境の安定、自転軸の安定について学ぶ。 5.地球惑星形成の歴史2−雪玉地球(Snowball Earth)時代の証拠とその大気組成への影響(過酸化水素の生成による酸素濃度増加説)、海洋凍結による海洋循環停止の影響について学ぶ。 6.地球惑星形成の歴史3−ペルム期末大量絶滅(P-T境界事変)と海洋無酸素事変(Oceanic Anoxic Events - OAEs)について学ぶ。 7.地球惑星形成の歴史4−白亜紀末大量絶滅(K-T境界事変)と隕石衝突説、またその証拠とされるK-T境界層のイリジウムについて学ぶ。 8.地球惑星形成の歴史5−新生代・完新世の大量絶滅の可能性について学ぶ。 9.太陽系外惑星1−系外惑星発見の歴史とその手法(視線速度法)、ケプラー宇宙望遠鏡とトランジット法について学ぶ。 10.太陽系外惑星2−系外惑星の分類・愛称(ホットジュピター・ホットネプチューン、スーパーアースなど)を学び、系外惑星の居住可能性の分類方法について学ぶ。 11.太陽系外惑星3−系外惑星データベース“ExoKyoto”を用いて、ハビタブルな惑星を探り、その居住可能性について議論を行う。 12.<フィードバック>以下のフィールド見学会および、望遠鏡の基本操作、主な星座と一等星、メシエ天体について解説する。 *防災研究所白浜海象見学と惑星の観望会実施予定7月5日-7月6日(土曜日・日曜日) 【場所】京都大学防災研究所白浜海象観測所 http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/shirahama/index.html 白浜水族館 【現地協力教員(予定)】馬場 康之(准教授) 【予定費用(受講生実費)】交通費 プラス宿泊代(1万円前後)+食事代(参加人数によって変化) (昨年度は、バスにて全員で移動・今年度もバス移動であれば交通費は不徴収) *白浜海の家宿泊が可能となれば、安く宿泊可能です。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/outside/fa_sirahama.html 【内容】白浜海象観測所の見学 ボートによる観測実習(海象次第)望遠鏡を用いた惑星観測(天候次第) *受講生には基本的に全員参加いただく予定ですが、参加できない学生は特別措置を講じます。 *2023年度は有志での串本実習も実施しました。 |
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(履修要件) |
宇宙や地球・他の惑星系について興味のある学生であること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の後の短いレポートと最終レポートによる。 講義の理解、惑星系と宇宙についての興味などを評価する。 |
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(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
『シリーズ現代の天文学 第一巻 人類の住む宇宙』
(日本評論社)
『シリーズ現代の天文学 第九巻 太陽系と惑星』
(日本評論社)
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(関連URL) |
http://www.exoplanetkyoto.org
初めての日本語での太陽系外惑星データベース。本ILASセミナー担当者とILASセミナー受講生有志が中心になってこのデータベースを作成している。
http://www.gwrlab.org 担当教員の研究室ホームページ |
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(授業外学習(予習・復習)等) | NASAやESAのホームページ、NHK教育などでの宇宙関連番組、講義で紹介する英語での教育番組等を積極的に学習する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 望遠鏡や双眼鏡を用いたフィールドでの天体観測も講義期間中に随時案内する予定であるが、京大吉田キャンパス内で実施する場合以外は小人数での移動を伴うので、参加希望の学生は学研災(学生教育研究災害傷害保険・付帯賠償責任保険)に加入する必要があります。また、移動交通費は希望者多数の場合、学生の実費負担にて行う場合があります。 | ||||||
ILASセミナー :ハビタブル・アース−生命を育む地球史
(科目名)
ILAS Seminar :Habitable Earth - History of our Home Planet
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 東一条館201大講義室 |
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(キーワード) ハビタブルゾーン / 地球惑星系 / 太陽系 / 太陽系外惑星 / ExoKyoto | |||||||
(授業の概要・目的)
地球が誕生した後、長期にわたってハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)に位置し、様々な生命の発展を支えた事実を、太陽系の他の惑星群の放射平衡温度(黒体温度)と惑星探査機による惑星表面温度との比較、大気組成や自転・公転周期、衛星(月)の形成と存在などを考慮しながら考察する。同時に、現在までに発見された太陽系外惑星について様々な知見をもとに分類し、様々な恒星系での複数のハビタブルゾーン定義について考察し、生命が存在する可能性のあるハビタブル惑星の条件を考察する。
また、シュミットカセグレン望遠鏡を用いた天体観望を通じて太陽系の惑星と主な一等星や星座・メシエ天体について学習する。NASAのJWST、HSTや、岡山せいめい望遠鏡などについても解説を行う。 また地球史の学習を通じて海洋と大気の形成条件と,海洋循環や水文循環プロセスがもたらす気候安定効果について学び,そのシステムが機能しなくなった際の極端事象について学ぶ。また大量絶滅事象を学習することにより,地球生態システムを維持するための要因について学び、人類の生存のための重要な惑星的条件について考慮する。同時に、太陽フレア・恒星フレアによる生命・宇宙開発への影響についても考察する。 本ILASセミナーは、2015年度にポケットゼミとして開講されて以来、10年目の開講となるが、2016-2024年度には太陽系外惑星データベースExoKyotoをILASセミナー受講生が中心となって開発・公開を行ない、現在様々な分野で利用されている。また総合生存学館環境災害研究会、SIC有人宇宙学研究センター、宇宙生物学ゼミらと連携しつつ観望会や系外惑星セミナー・観測を開催するなど、活発な交流活動を行っており、そのようなアウトリーチ活動の開催やILASセミナー終了後の相互連携も目標としている。 |
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(到達目標)
ハビタブル・ゾーン(ゴルディロックスゾーン)についての理解を深め、地球の特殊性を理解し、生命が存在する惑星についての基礎的条件について考察する。身近な天体に親しみ、天体観測についての基礎的スキルを身につける。さらに、人類および生命の維持のために必要な惑星の条件について学び、太陽系外惑星の分類に応用したのち、人類と生命の生存のために我々が何をなすべきかについて知見を育む。
天体観望会の開催や、系外惑星データベースの開発、ワークショップや合宿を通じての人材交流を通じて、「市民に開かれた大学」として、積極的に情報発信できる学生となることをもう一つの目標とする。 |
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(授業計画と内容)
以下のテーマについて授業を行う予定である。なお、2コマ相当を京都大学防災研究所白浜海象観測所での実習に充てる。 1.地球型惑星それぞれの比較を通じて第三番惑星の特殊性について学ぶ。地球型惑星それぞれについての太陽定数・惑星アルベドを利用した放射平衡温度(黒体温度 Blackbody Temperature)算定を通じて、各惑星における大気の組成比較とその温室効果の違いについて学ぶ。 2.ハビタブル惑星の条件1−金星を例にとり暴走温室効果(Runaway Greenhouse Effect)と射出限界(Critical Flux)について学ぶ。さらに、地球と金星の比較とそれぞれの磁気圏とその作用、またビーナス・エクスプレスによる磁気リコネクションの証拠などをもとに惑星磁場の重要性について学ぶ。 3.ハビタブル惑星の条件2−雪玉地球(Snowball Earth)を例にとり,水文プロセスの重要性について学ぶ。 これらから、Kopparapu et al.2013によるハビタブルゾーン設定について学ぶ。 4.地球惑星形成の歴史1−月誕生過程について、ジャイアント・インパクト説をもとに解説し、月の存在と地球環境の安定、自転軸の安定について学ぶ。 5.地球惑星形成の歴史2−雪玉地球(Snowball Earth)時代の証拠とその大気組成への影響(過酸化水素の生成による酸素濃度増加説)、海洋凍結による海洋循環停止の影響について学ぶ。 6.地球惑星形成の歴史3−ペルム期末大量絶滅(P-T境界事変)と海洋無酸素事変(Oceanic Anoxic Events - OAEs)について学ぶ。 7.地球惑星形成の歴史4−白亜紀末大量絶滅(K-T境界事変)と隕石衝突説、またその証拠とされるK-T境界層のイリジウムについて学ぶ。 8.地球惑星形成の歴史5−新生代・完新世の大量絶滅の可能性について学ぶ。 9.太陽系外惑星1−系外惑星発見の歴史とその手法(視線速度法)、ケプラー宇宙望遠鏡とトランジット法について学ぶ。 10.太陽系外惑星2−系外惑星の分類・愛称(ホットジュピター・ホットネプチューン、スーパーアースなど)を学び、系外惑星の居住可能性の分類方法について学ぶ。 11.太陽系外惑星3−系外惑星データベース“ExoKyoto”を用いて、ハビタブルな惑星を探り、その居住可能性について議論を行う。 12.<フィードバック>以下のフィールド見学会および、望遠鏡の基本操作、主な星座と一等星、メシエ天体について解説する。 *防災研究所白浜海象見学と惑星の観望会実施予定7月5日-7月6日(土曜日・日曜日) 【場所】京都大学防災研究所白浜海象観測所 http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/shirahama/index.html 白浜水族館 【現地協力教員(予定)】馬場 康之(准教授) 【予定費用(受講生実費)】交通費 プラス宿泊代(1万円前後)+食事代(参加人数によって変化) (昨年度は、バスにて全員で移動・今年度もバス移動であれば交通費は不徴収) *白浜海の家宿泊が可能となれば、安く宿泊可能です。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/outside/fa_sirahama.html 【内容】白浜海象観測所の見学 ボートによる観測実習(海象次第)望遠鏡を用いた惑星観測(天候次第) *受講生には基本的に全員参加いただく予定ですが、参加できない学生は特別措置を講じます。 *2023年度は有志での串本実習も実施しました。 |
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(履修要件)
宇宙や地球・他の惑星系について興味のある学生であること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の後の短いレポートと最終レポートによる。
講義の理解、惑星系と宇宙についての興味などを評価する。 |
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
『シリーズ現代の天文学 第一巻 人類の住む宇宙』
(日本評論社)
『シリーズ現代の天文学 第九巻 太陽系と惑星』
(日本評論社)
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(授業外学習(予習・復習)等)
NASAやESAのホームページ、NHK教育などでの宇宙関連番組、講義で紹介する英語での教育番組等を積極的に学習する。
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(その他(オフィスアワー等))
望遠鏡や双眼鏡を用いたフィールドでの天体観測も講義期間中に随時案内する予定であるが、京大吉田キャンパス内で実施する場合以外は小人数での移動を伴うので、参加希望の学生は学研災(学生教育研究災害傷害保険・付帯賠償責任保険)に加入する必要があります。また、移動交通費は希望者多数の場合、学生の実費負担にて行う場合があります。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :歴史地理学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Historical Geography | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 人間・環境学研究科棟433 | ||||||
(キーワード) | 人文地理学 / 日本史 / 歴史地理学 / 読図 / 地図 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 「地図から考える地域の歴史と現在」 本授業は、京都を含む関西及び日本各地の現在と過去の地図を比較し、地域の特徴と成り立ちを考察する、歴史地理学の入門ゼミである。 (1)関西の様々な地域における江戸・明治・大正・昭和・平成の地図を比較し、地域の変遷・成り立ちを考える読図の練習を行う。 (2)それをふまえて、フィールドワークを行う。地図を片手に、今の景観の中に過去の痕跡を探して地図化し、その意味を現場で考える。フィールドワークは、授業時間内のほか、土日・祝日などの授業の時間割外の日程を調整して行う(土日祝の場合は自由参加)。 (3)受講生それぞれが、日本各地から対象地を選び、地図資料室に所蔵された地形図の中から、その地の異なる3時期の明治〜平成の地形図を準備する。それらを着色しながら比較し、地域の特性とその変化について、レジュメを作成して発表を行う。 新旧地図を比較すると、歴史から現代社会まで、地域の様々な姿が浮き彫りになる。地図帳や地図、旅行が好きな人、高校の地理が得意だった人に限らず、多くの人に、この授業を通じて、読図の面白さと有効性を学んでほしい。一般的に入手が難しい明治・大正期や昭和期の古い地形図のコピーを入手できるのも、この授業のメリットである。 |
||||||
(到達目標) | 地形図の読図力、空間から物事を発想・推定する力、現実の景観の中に地域の特性や歴史を見出す観察眼と好奇心を涵養する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業の進度・受講生の関心に合わせて、一部変更する可能性あり。 第1回 授業の概要説明 第2〜4回 関西の新旧地図の比較(読図作業・討論) 第5回 京都市内を歩く(フィールドワーク) 第6〜13回 新旧地形図を読む(発表・討論) 第14回 総括 第15回 フィードバック(フィードバック期間中に行う) |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末レポート20%、授業への参加度とコメントペーパー50%、発表30% |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各自で対象地域を一つ選んで、地形図の読図を元にした発表をするので、地形図の準備から着色、分析などの作業が予習に相当する。発表の時に出た意見をもとに、さらに分析や調査を深めて文章化し、期末レポートとして作成することが復習となる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 総合人間学部の学生は、別途選抜を行うので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ、第1回授業に出席してください。授業中、地図を見て気づいたこと、分からないことは、どのような小さな点でも良いので、積極的な質問・発言を期待する。フィールドワークに交通費がかかる場合は、学生の自己負担である。学外のフィールドワークを含むので、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入すること。 | ||||||
ILASセミナー :歴史地理学
(科目名)
ILAS Seminar :Historical Geography
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 人間・環境学研究科棟433 |
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(キーワード) 人文地理学 / 日本史 / 歴史地理学 / 読図 / 地図 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
「地図から考える地域の歴史と現在」
本授業は、京都を含む関西及び日本各地の現在と過去の地図を比較し、地域の特徴と成り立ちを考察する、歴史地理学の入門ゼミである。 (1)関西の様々な地域における江戸・明治・大正・昭和・平成の地図を比較し、地域の変遷・成り立ちを考える読図の練習を行う。 (2)それをふまえて、フィールドワークを行う。地図を片手に、今の景観の中に過去の痕跡を探して地図化し、その意味を現場で考える。フィールドワークは、授業時間内のほか、土日・祝日などの授業の時間割外の日程を調整して行う(土日祝の場合は自由参加)。 (3)受講生それぞれが、日本各地から対象地を選び、地図資料室に所蔵された地形図の中から、その地の異なる3時期の明治〜平成の地形図を準備する。それらを着色しながら比較し、地域の特性とその変化について、レジュメを作成して発表を行う。 新旧地図を比較すると、歴史から現代社会まで、地域の様々な姿が浮き彫りになる。地図帳や地図、旅行が好きな人、高校の地理が得意だった人に限らず、多くの人に、この授業を通じて、読図の面白さと有効性を学んでほしい。一般的に入手が難しい明治・大正期や昭和期の古い地形図のコピーを入手できるのも、この授業のメリットである。 |
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(到達目標)
地形図の読図力、空間から物事を発想・推定する力、現実の景観の中に地域の特性や歴史を見出す観察眼と好奇心を涵養する。
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(授業計画と内容)
授業の進度・受講生の関心に合わせて、一部変更する可能性あり。 第1回 授業の概要説明 第2〜4回 関西の新旧地図の比較(読図作業・討論) 第5回 京都市内を歩く(フィールドワーク) 第6〜13回 新旧地形図を読む(発表・討論) 第14回 総括 第15回 フィードバック(フィードバック期間中に行う) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末レポート20%、授業への参加度とコメントペーパー50%、発表30%
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各自で対象地域を一つ選んで、地形図の読図を元にした発表をするので、地形図の準備から着色、分析などの作業が予習に相当する。発表の時に出た意見をもとに、さらに分析や調査を深めて文章化し、期末レポートとして作成することが復習となる。
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(その他(オフィスアワー等))
総合人間学部の学生は、別途選抜を行うので、総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ、第1回授業に出席してください。授業中、地図を見て気づいたこと、分からないことは、どのような小さな点でも良いので、積極的な質問・発言を期待する。フィールドワークに交通費がかかる場合は、学生の自己負担である。学外のフィールドワークを含むので、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ加入すること。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :視覚科学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Vision Science | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共北35 | ||||||
(キーワード) | 実験心理学 / 認知科学 / 視覚科学 / 眼球運動測定 / 行動実験 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 講義形式の授業では伝えることの困難な「視覚科学」の研究の実際の現場に触れ、視覚による認識過程を科学的に研究する方法に関する知識を体験的に得ることを目指す。具体的には担当教員の研究室で行っている研究手法(行動実験、fMRI実験、眼球運動測定実験など)を取り上げ、実験現場への参与観察(実験協力者としての参加を含む)と、実験手法に関するチュートリアルとディスカッションを通して研究の実際を理解する。 |
||||||
(到達目標) | 視覚に関する心理学実験を体験することにより、実験研究の基本的考え方を体験的に学ぶ。教科書的な知識と研究現場の関係、つながりを理解する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 前期のILASセミナー:視覚科学では、各研究手法による基本的な実験などを取り上げる。 第1回:オリエンテーション(必要な場合は履修制限) 第2回:視覚科学の研究手法の概説(レクチャー) 第3回:行動実験1(心理物理実験)実習 第4回:行動実験1(心理物理実験)結果の予測(グループディスカッション) 第5回:行動実験1(心理物理実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第6回:行動実験2(認知実験)実習 第7回:行動実験2(認知実験)結果の予測(グループディスカッション) 第8回:行動実験2(認知実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第9回:眼球運動測定実験 実習 第10回:眼球運動測定実験 結果の予測(グループディスカッション) 第11回:眼球運動測定実験 手法、結果の解説、まとめ、ディスカッション 第12回:fMRI実験 実習 第13回:fMRI実験 解説とディスカッション 第14回:まとめ、質疑応答、全体のディスカッション 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 参加者は毎回の授業に出席しディスカッションに参加するとともに、各回の授業に関してPandAでコメントを提出する。これを平常点とする。また、授業で取り上げるテーマごとにレポートをまとめ提出する(計4回)。レポートの内容は ・授業内容のまとめ(研究手法についての知識の整理) ・その研究手法を用いた具体的な研究のアイディア ・その研究手法に関する意見(手法の限界、利点、改善点、など) 成績評価の方法 平常点 25% 発表・レポート 75% 素点(100点満点)で評価する。 |
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(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時間外にデータ収集や実習を行う場合がありうる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :視覚科学
(科目名)
ILAS Seminar :Vision Science
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北35 |
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(キーワード) 実験心理学 / 認知科学 / 視覚科学 / 眼球運動測定 / 行動実験 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
講義形式の授業では伝えることの困難な「視覚科学」の研究の実際の現場に触れ、視覚による認識過程を科学的に研究する方法に関する知識を体験的に得ることを目指す。具体的には担当教員の研究室で行っている研究手法(行動実験、fMRI実験、眼球運動測定実験など)を取り上げ、実験現場への参与観察(実験協力者としての参加を含む)と、実験手法に関するチュートリアルとディスカッションを通して研究の実際を理解する。
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(到達目標)
視覚に関する心理学実験を体験することにより、実験研究の基本的考え方を体験的に学ぶ。教科書的な知識と研究現場の関係、つながりを理解する。
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(授業計画と内容)
前期のILASセミナー:視覚科学では、各研究手法による基本的な実験などを取り上げる。 第1回:オリエンテーション(必要な場合は履修制限) 第2回:視覚科学の研究手法の概説(レクチャー) 第3回:行動実験1(心理物理実験)実習 第4回:行動実験1(心理物理実験)結果の予測(グループディスカッション) 第5回:行動実験1(心理物理実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第6回:行動実験2(認知実験)実習 第7回:行動実験2(認知実験)結果の予測(グループディスカッション) 第8回:行動実験2(認知実験)結果の解説、まとめ、ディスカッション 第9回:眼球運動測定実験 実習 第10回:眼球運動測定実験 結果の予測(グループディスカッション) 第11回:眼球運動測定実験 手法、結果の解説、まとめ、ディスカッション 第12回:fMRI実験 実習 第13回:fMRI実験 解説とディスカッション 第14回:まとめ、質疑応答、全体のディスカッション 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
参加者は毎回の授業に出席しディスカッションに参加するとともに、各回の授業に関してPandAでコメントを提出する。これを平常点とする。また、授業で取り上げるテーマごとにレポートをまとめ提出する(計4回)。レポートの内容は
・授業内容のまとめ(研究手法についての知識の整理) ・その研究手法を用いた具体的な研究のアイディア ・その研究手法に関する意見(手法の限界、利点、改善点、など) 成績評価の方法 平常点 25% 発表・レポート 75% 素点(100点満点)で評価する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業時間外にデータ収集や実習を行う場合がありうる。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :チームビルディング,リーダーシップ,環境経済・政策
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Team building, leadership, and environmental economics and policy | ||||
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(担当教員) |
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||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 20(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 1共26 | ||||||
(キーワード) | 環境保全 / リーダーシップ / チーム / 事例分析 / アカデミックライティング | ||||||
(授業の概要・目的) | 「京大までの人」から「京大からの人」に成長する 大学受験までで求められたのは,与えられた問題に対する解決法や解決するための知識を,個々人がいかに効率的に吸収し,答案用紙に解答することだったと思います.これは現在の様々な問題を解決する上で重要な技能であることは間違いありません. しかし現代社会では,ウェブサイト上に多くの「正解」が掲載され,SNS上で「正解」を募集することも可能です.さらにAIの普及や「ハンコ文化」の撤廃は,今まで「秀才」や「エリート」と呼ばれていた人たちの仕事(「士業」)をなくしていきます. このような世界で重要となるのは,既存の知識として共有されている「正解」を知識として蓄積することだけでなく(これがなければ検索もできません), ・みんなに使ってもらうことで価値を持つ(ネットワーク効果)ような,新たな解決法を創出すること ・既知の「正解」と新たな解決法を組み合わせて(相乗効果)実現可能性を高めること ・こうした解決法を導き出せるように「課題」を設定しなおすこと, が求められるようになっています(山口, 2019). このような解決法は,異なる考えや背景,専門性を持つ人々がアイデアを出し合い,その得意分野を活用して協働することで思い付き,発展させ,実現させやすくなります.これを円滑に行うには,多様な人々やアイデア,資産をまとめ上げる能力,即ちリーダーシップが必要となります(ハスケル・ウェストレイク,2020). この授業では,多数の「正解」が示されながらもなかなか実施されない環境問題を取り上げ,グループワークによる課題設定,及び実際の取り組みの事例分析を通じて,問題解決の技法とその口頭及び文書による伝達方法を実践的に学ぶことを目的とします. |
||||||
(到達目標) | 企業や組織,政府機関のリーダーとして,環境問題の解決あるいは国連持続可能な発展目標(SDGs)を達成するための「ビジネスプラン」ないし「政策提案」を構想し,参加者にわかりやすく発表する能力を身につけることが最終目標です.そのプロセスで,下記7つのどの学問分野にも転用可能な技法(transferable skills)の取得を目指します. (1)リーダーシップの発揮技法 (2)効果的なグループワーク (3)ブレーンストーミング:課題の抽出方法 (4)論理的思考:因果関係の推論技法 (5)効果的なプレゼンテーション (6)事例研究・調査の方法 (7)アカデミックライティング(学術レポート・論文の執筆方法) |
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(授業計画と内容) | 第1回 京大までの人と京大からの人 第2回 グループワークとチーム活動 第3回 リーダーシップ 第4回 伝える:プレゼンテーションとハンドアウト 第5-7回 テキストの輪読・報告・議論 第8回 事例研究の方法 第9-10回 問題の定式化・構造化と文献収集 第11-12回 中間報告と最終報告の準備 第13-14回 最終報告,レポート執筆方法 第15回 ふりかえり |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | ・グループ口頭発表:20% ・テキストの輪読報告とその議論:20% ・グループ筆記レポート:50% ・その他授業への積極的な参加・貢献度:10% |
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(教科書) |
『環境政策論』
(ミネルヴァ書房)
ISBN:978-4623071319
(輪読用の教材として使用します.5月の連休前までに購入して下さい.)
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(参考書等) |
『7つの習慣 人格主義の回復』
(キングベアー出版,2020年)
ISBN:978-4863940925
(リーダーシップとチームビルディングをできるようになる要点が満載)
『基礎からわかる 論文の書き方 』
(講談社現代新書,2022年)
ISBN:978-4065280867
(レポートや論文作成に必ず役に立ちます)
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』
(日経BP,2020年)
ISBN:978-4-296-10604-2
(あなたのリーダーシップのタイプを診断できます)
『Google式10Xリモート仕事術』
(ダイヤモンド社, 2020年)
ISBN:978-4478109205
(Google の機能を使い倒してオンラインでグループワークをしましょう)
『ニュータイプの時代:新時代を生き抜く24の思考・行動様式』
(ダイヤモンド社,2019年)
ISBN:978-4-478-10834-5
(この授業で行うことのエッセンスが書かれています)
『武器としての図で考える習慣』
(東洋経済新報社,2020年)
ISBN:978-4492046685
(考えを分析に資するように構造化するコツを伝えます)
『脱炭素革命への挑戦:世界の潮流と日本の課題』
(山と渓谷社,2021年)
ISBN:978-4635310444
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
『ESG経営:ケーススタディ20』
(日経BP,2017年)
ISBN:978-4822236977
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 輪読やグループワークの一部は,授業時間外に準備をした上で,授業中に発表することが求められます.また輪読テキストは,自分のプレゼン担当箇所以外でも事前に読み込んでくることが期待されます. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Google Workspace上のMicrosoft Word, Excel, Powerpoint を用いてグループプレゼン資料とグループレポートの作成を行います.大学のemail アカウントとは別にGoogle Account 及びGmailを取得しておいてください. | ||||||
ILASセミナー :チームビルディング,リーダーシップ,環境経済・政策
(科目名)
ILAS Seminar :Team building, leadership, and environmental economics and policy
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 20(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 1共26 |
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(キーワード) 環境保全 / リーダーシップ / チーム / 事例分析 / アカデミックライティング | |||||||
(授業の概要・目的)
「京大までの人」から「京大からの人」に成長する
大学受験までで求められたのは,与えられた問題に対する解決法や解決するための知識を,個々人がいかに効率的に吸収し,答案用紙に解答することだったと思います.これは現在の様々な問題を解決する上で重要な技能であることは間違いありません. しかし現代社会では,ウェブサイト上に多くの「正解」が掲載され,SNS上で「正解」を募集することも可能です.さらにAIの普及や「ハンコ文化」の撤廃は,今まで「秀才」や「エリート」と呼ばれていた人たちの仕事(「士業」)をなくしていきます. このような世界で重要となるのは,既存の知識として共有されている「正解」を知識として蓄積することだけでなく(これがなければ検索もできません), ・みんなに使ってもらうことで価値を持つ(ネットワーク効果)ような,新たな解決法を創出すること ・既知の「正解」と新たな解決法を組み合わせて(相乗効果)実現可能性を高めること ・こうした解決法を導き出せるように「課題」を設定しなおすこと, が求められるようになっています(山口, 2019). このような解決法は,異なる考えや背景,専門性を持つ人々がアイデアを出し合い,その得意分野を活用して協働することで思い付き,発展させ,実現させやすくなります.これを円滑に行うには,多様な人々やアイデア,資産をまとめ上げる能力,即ちリーダーシップが必要となります(ハスケル・ウェストレイク,2020). この授業では,多数の「正解」が示されながらもなかなか実施されない環境問題を取り上げ,グループワークによる課題設定,及び実際の取り組みの事例分析を通じて,問題解決の技法とその口頭及び文書による伝達方法を実践的に学ぶことを目的とします. |
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(到達目標)
企業や組織,政府機関のリーダーとして,環境問題の解決あるいは国連持続可能な発展目標(SDGs)を達成するための「ビジネスプラン」ないし「政策提案」を構想し,参加者にわかりやすく発表する能力を身につけることが最終目標です.そのプロセスで,下記7つのどの学問分野にも転用可能な技法(transferable skills)の取得を目指します.
(1)リーダーシップの発揮技法 (2)効果的なグループワーク (3)ブレーンストーミング:課題の抽出方法 (4)論理的思考:因果関係の推論技法 (5)効果的なプレゼンテーション (6)事例研究・調査の方法 (7)アカデミックライティング(学術レポート・論文の執筆方法) |
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(授業計画と内容)
第1回 京大までの人と京大からの人 第2回 グループワークとチーム活動 第3回 リーダーシップ 第4回 伝える:プレゼンテーションとハンドアウト 第5-7回 テキストの輪読・報告・議論 第8回 事例研究の方法 第9-10回 問題の定式化・構造化と文献収集 第11-12回 中間報告と最終報告の準備 第13-14回 最終報告,レポート執筆方法 第15回 ふりかえり |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
・グループ口頭発表:20%
・テキストの輪読報告とその議論:20% ・グループ筆記レポート:50% ・その他授業への積極的な参加・貢献度:10% |
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(教科書)
『環境政策論』
(ミネルヴァ書房)
ISBN:978-4623071319
(輪読用の教材として使用します.5月の連休前までに購入して下さい.)
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(参考書等)
『7つの習慣 人格主義の回復』
(キングベアー出版,2020年)
ISBN:978-4863940925
(リーダーシップとチームビルディングをできるようになる要点が満載)
『基礎からわかる 論文の書き方 』
(講談社現代新書,2022年)
ISBN:978-4065280867
(レポートや論文作成に必ず役に立ちます)
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』
(日経BP,2020年)
ISBN:978-4-296-10604-2
(あなたのリーダーシップのタイプを診断できます)
『Google式10Xリモート仕事術』
(ダイヤモンド社, 2020年)
ISBN:978-4478109205
(Google の機能を使い倒してオンラインでグループワークをしましょう)
『ニュータイプの時代:新時代を生き抜く24の思考・行動様式』
(ダイヤモンド社,2019年)
ISBN:978-4-478-10834-5
(この授業で行うことのエッセンスが書かれています)
『武器としての図で考える習慣』
(東洋経済新報社,2020年)
ISBN:978-4492046685
(考えを分析に資するように構造化するコツを伝えます)
『脱炭素革命への挑戦:世界の潮流と日本の課題』
(山と渓谷社,2021年)
ISBN:978-4635310444
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
『ESG経営:ケーススタディ20』
(日経BP,2017年)
ISBN:978-4822236977
(授業後半のビジネスプラン作成の事例研究に資する書籍です.)
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(授業外学習(予習・復習)等)
輪読やグループワークの一部は,授業時間外に準備をした上で,授業中に発表することが求められます.また輪読テキストは,自分のプレゼン担当箇所以外でも事前に読み込んでくることが期待されます.
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(その他(オフィスアワー等))
Google Workspace上のMicrosoft Word, Excel, Powerpoint を用いてグループプレゼン資料とグループレポートの作成を行います.大学のemail アカウントとは別にGoogle Account 及びGmailを取得しておいてください.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :地下と上空から探る地殻のしくみ
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(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring the Earth's Crust from Subsurface and Sky | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究4号館共通4講義室 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 固体地球科学関連 / 掘削 / 地震断層 / 地殻 / SAR | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 地震のような地殻運動に伴う自然現象の正確な理解や、地殻に賦存する地球資源の調査と開発のためには、地表または海底から「孔」を開けて、地下深部にアクセスする必要がある。このように孔を開ける作業である掘削は、地殻から岩石試料の採取や、岩石の原位置での物理的状態を直接計測する唯一の手段である。その一方で、人工衛星やドローンに搭載したSAR(合成開口レーダ)による地表変動の観測は広範囲にわたり、かつ時系列の解析ができるという利点があることから、地下で発生する地殻の変動を間接的に観測する方法として、世界的に広く用いられている。本セミナーでは、地質や岩石の性質を学び、地球科学および資源開発に関わる掘削の意義・方法・事例(代表的な国際掘削プロジェクトの成果等)、SARによる地表変動観測を解説するとともに、地質露頭(例えば、断層など)の巡検やSARデータ解析の演習を行い、地殻のしくみなどについて理解する。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | ・講義、地質巡検などを通じて、地質、断層、岩石、掘削に関する基礎知識を習得する。 ・地震断層の性状を調査する等の典型的な掘削プロジェクトの事例解説を通じて、その考え方や概要を理解する。 ・SARによる地表変動の観測に関する講義、SARデータ解析の演習を通じて、SAR観測の原理とデータ解析の基本を学ぶ。 ・課題(プレゼンテーション)を通じて、自主的に取り組む動機や能力を養う。 |
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(授業計画と内容) | 講義、地質巡検、演習と課題(プレゼンテーション)から成る。 講義計画:下記の内容につき、それぞれ1〜2回程度の講義を行う予定であり、授業回数はフィードバックを含め全15回とする。内容・順番・時間配分は変更することがある。 ・本セミナーのガイダンス、地球科学の基礎について解説する。 ・日本列島の地質:地球上の構造における日本列島の特徴に着目しながら、日本列島を構成する地質や列島の成り立ちについて解説する。 ・地質学と掘削科学:地質調査、室内実験、室内分析など、地質学の様々な研究項目を紹介し、地質学と掘削科学の関わりについて解説する。 ・陸上と海洋での掘削方法と技術の概要の解説:陸上と海底下の石油開発および科学調査を行うための海洋掘削の歴史や方法等を解説する。 ・東北地方太平洋沖地震断層の調査掘削(JFAST, JTRACK)の紹介:2011年に発生したマグニチュード9の東北地震ならびにその震源断層調査プロジェクトを紹介する。 ・地熱エネルギー開発を目的とした掘削の解説:クリーンなエネルギー資源として注目されている地熱を開発するための掘削ならびに地熱発電システムの基本を解説する。 ・海底鉱物資源の調査の紹介:日本列島を取り巻く広大な海洋の改定に賦存する天然鉱物資源の状況とその調査の実例を紹介する。 ・SAR(合成開口レーダ):SARによる地表変動観測の基本について解説し、SARデータ解析の基礎的な演習を行う。 フィールド実習(地質巡検):断層等の地質露頭の巡検や地震断層観察館への訪問を予定する。(土曜日に実施する。移動と見学で1日かかる予定。詳細未定) 課題(プレゼンテーション):地殻・地質・岩石・掘削・地表変動などの地球科学・地球工学に関する課題について自主的に調査を行い、取りまとめた上で、発表を行う。発表資料はレポートとして提出する。 ※フィードバック方法は別途連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 目安として、授業と課題への取り組み姿勢と出席状況(50%),プレゼンテーション(25%),レポート(25%)により総合評価する予定である。状況により、評価項目と割合を適宜変更することがある。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
必要に応じて、講義中に紹介または配布する。
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(授業外学習(予習・復習)等) | 個別の課題を提示し、代表的な参考資料・文献を紹介する。それらを精読するとともに、自らその課題について調査をして、取りまとめた上で、発表資料の準備を行う。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 発表はMicrosoft Power Pointを使って行うこと。 フィールド調査に必要な交通費や、学外活動で必要となる費用(施設入場料等)は自己負担(行先によるが、4000円以下の見込み)となります。 学生教育研究災害傷害保険(学研災)等の傷害保険に加入するようにしてください。 担当教員は桂キャンパスにいるので、不明な点は積極的に講義中に質問してください。メールによる質問も受け付けます。 |
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ILASセミナー :地下と上空から探る地殻のしくみ
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring the Earth's Crust from Subsurface and Sky
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究4号館共通4講義室 |
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(キーワード) 固体地球科学関連 / 掘削 / 地震断層 / 地殻 / SAR | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
地震のような地殻運動に伴う自然現象の正確な理解や、地殻に賦存する地球資源の調査と開発のためには、地表または海底から「孔」を開けて、地下深部にアクセスする必要がある。このように孔を開ける作業である掘削は、地殻から岩石試料の採取や、岩石の原位置での物理的状態を直接計測する唯一の手段である。その一方で、人工衛星やドローンに搭載したSAR(合成開口レーダ)による地表変動の観測は広範囲にわたり、かつ時系列の解析ができるという利点があることから、地下で発生する地殻の変動を間接的に観測する方法として、世界的に広く用いられている。本セミナーでは、地質や岩石の性質を学び、地球科学および資源開発に関わる掘削の意義・方法・事例(代表的な国際掘削プロジェクトの成果等)、SARによる地表変動観測を解説するとともに、地質露頭(例えば、断層など)の巡検やSARデータ解析の演習を行い、地殻のしくみなどについて理解する。
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(到達目標)
・講義、地質巡検などを通じて、地質、断層、岩石、掘削に関する基礎知識を習得する。
・地震断層の性状を調査する等の典型的な掘削プロジェクトの事例解説を通じて、その考え方や概要を理解する。 ・SARによる地表変動の観測に関する講義、SARデータ解析の演習を通じて、SAR観測の原理とデータ解析の基本を学ぶ。 ・課題(プレゼンテーション)を通じて、自主的に取り組む動機や能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
講義、地質巡検、演習と課題(プレゼンテーション)から成る。 講義計画:下記の内容につき、それぞれ1〜2回程度の講義を行う予定であり、授業回数はフィードバックを含め全15回とする。内容・順番・時間配分は変更することがある。 ・本セミナーのガイダンス、地球科学の基礎について解説する。 ・日本列島の地質:地球上の構造における日本列島の特徴に着目しながら、日本列島を構成する地質や列島の成り立ちについて解説する。 ・地質学と掘削科学:地質調査、室内実験、室内分析など、地質学の様々な研究項目を紹介し、地質学と掘削科学の関わりについて解説する。 ・陸上と海洋での掘削方法と技術の概要の解説:陸上と海底下の石油開発および科学調査を行うための海洋掘削の歴史や方法等を解説する。 ・東北地方太平洋沖地震断層の調査掘削(JFAST, JTRACK)の紹介:2011年に発生したマグニチュード9の東北地震ならびにその震源断層調査プロジェクトを紹介する。 ・地熱エネルギー開発を目的とした掘削の解説:クリーンなエネルギー資源として注目されている地熱を開発するための掘削ならびに地熱発電システムの基本を解説する。 ・海底鉱物資源の調査の紹介:日本列島を取り巻く広大な海洋の改定に賦存する天然鉱物資源の状況とその調査の実例を紹介する。 ・SAR(合成開口レーダ):SARによる地表変動観測の基本について解説し、SARデータ解析の基礎的な演習を行う。 フィールド実習(地質巡検):断層等の地質露頭の巡検や地震断層観察館への訪問を予定する。(土曜日に実施する。移動と見学で1日かかる予定。詳細未定) 課題(プレゼンテーション):地殻・地質・岩石・掘削・地表変動などの地球科学・地球工学に関する課題について自主的に調査を行い、取りまとめた上で、発表を行う。発表資料はレポートとして提出する。 ※フィードバック方法は別途連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
目安として、授業と課題への取り組み姿勢と出席状況(50%),プレゼンテーション(25%),レポート(25%)により総合評価する予定である。状況により、評価項目と割合を適宜変更することがある。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
必要に応じて、講義中に紹介または配布する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
個別の課題を提示し、代表的な参考資料・文献を紹介する。それらを精読するとともに、自らその課題について調査をして、取りまとめた上で、発表資料の準備を行う。
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(その他(オフィスアワー等))
発表はMicrosoft Power Pointを使って行うこと。
フィールド調査に必要な交通費や、学外活動で必要となる費用(施設入場料等)は自己負担(行先によるが、4000円以下の見込み)となります。 学生教育研究災害傷害保険(学研災)等の傷害保険に加入するようにしてください。 担当教員は桂キャンパスにいるので、不明な点は積極的に講義中に質問してください。メールによる質問も受け付けます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :公共政策論II
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Public Policy II | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室23 | ||||||
(キーワード) | 経済政策関連 / 効率性 / 市場 / 政府 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 様々な領域で実施されている公共政策に関して、その分析に資する経済学などの標準的な教科書を輪読することによって、その必要性や評価軸を学ぶ。その上で、公共政策の基本原理や実際の形成過程を理解し、良き公共政策のありかたを考究する。 | ||||||
(到達目標) | 公共政策の分析に活用できる経済学の基礎的概念とそれを用いた政策分析の手法を修得し、幅広い公共政策の理解に応用ができるようになること。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 教科書の概要を説明する。基本的な参考文献などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。 第2回〜第13回 教科書の精読 受講者は教科書の節を分担し、その内容を報告するとともに、問題の解答を行う。 以下のようなテーマそれぞれについて1〜2週の授業を行う予定である。 1.トレードオフと機会費用 2.需要曲線と供給曲線 3.消費者 4.生産と費用 5.短期における企業 6.長期における企業と競争的市場 第14回 まとめ これまでの精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。切りのよいところまで読了できなかった場合、この回を補充に充てることもある。 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
後期に開講される公共政策論基礎ゼミナールIIとの連続履修が望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 担当箇所の報告内容と授業への参加の程度の観点から平常点で評価する。個別の成績評価基準は第1回目の授業で説明する。 | ||||||
(教科書) |
『Economics Is Everywhere, 5th ed.』
(Worth Publishers)
ISBN:978-1-4641-8539-7
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回事前に教科書を読んでおき、疑問点を整理した上で、授業に参加すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :公共政策論II
(科目名)
ILAS Seminar :Public Policy II
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 教育院棟演習室23 |
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(キーワード) 経済政策関連 / 効率性 / 市場 / 政府 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
様々な領域で実施されている公共政策に関して、その分析に資する経済学などの標準的な教科書を輪読することによって、その必要性や評価軸を学ぶ。その上で、公共政策の基本原理や実際の形成過程を理解し、良き公共政策のありかたを考究する。
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(到達目標)
公共政策の分析に活用できる経済学の基礎的概念とそれを用いた政策分析の手法を修得し、幅広い公共政策の理解に応用ができるようになること。
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(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 教科書の概要を説明する。基本的な参考文献などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。 第2回〜第13回 教科書の精読 受講者は教科書の節を分担し、その内容を報告するとともに、問題の解答を行う。 以下のようなテーマそれぞれについて1〜2週の授業を行う予定である。 1.トレードオフと機会費用 2.需要曲線と供給曲線 3.消費者 4.生産と費用 5.短期における企業 6.長期における企業と競争的市場 第14回 まとめ これまでの精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。切りのよいところまで読了できなかった場合、この回を補充に充てることもある。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
後期に開講される公共政策論基礎ゼミナールIIとの連続履修が望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
担当箇所の報告内容と授業への参加の程度の観点から平常点で評価する。個別の成績評価基準は第1回目の授業で説明する。
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(教科書)
『Economics Is Everywhere, 5th ed.』
(Worth Publishers)
ISBN:978-1-4641-8539-7
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回事前に教科書を読んでおき、疑問点を整理した上で、授業に参加すること。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :サステナブル・ファイナンス
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(英 訳) | ILAS Seminar :Sustainable Finance | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 東一条館実習室(121・122) | ||||||
(キーワード) | サステナビリィ / ファイナンス / 環境・社会・ガバナンス | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、近年注目を浴びているサステナブル・ファイナンス(持続可能な金融)を研究の対象とします。サステナブル・ファイナンスとは、顧客と社会の長期永続的な成長のため、環境・社会・ガバナンス(Environment・Social・Governance: ESG)の基準を事業または投資の決定に組み込むあらゆる形の金融サービスを指します。本講義では、ファイナンスに関する基礎的な知識を習得したうえで、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックといったサステナブル・ファイナンスに関する最近の動向をいくつか簡単に紹介します。そしてグループごとに研究対象を決定したうえでそれらの問題点を設定し、その解決方法等についてグループごとにディスカッションを重ねることで、より具体的なリサーチを行います。 | ||||||
(到達目標) | サステナブル・ファイナンスの基礎を学ぶことで新たな視座を得るとともに、高校までの学習とは異なるリサーチについての初歩的な経験を得ることを目指します。 | ||||||
(授業計画と内容) | 【第1回】 ファイナンスの基礎(1):キャッシュフロー分析 【第2回】 ファイナンスの基礎(2):アセットプライシング 【第3回】 ファイナンスの基礎(3):リスクマネジメント 【第4回】 サステナブル・ファイナンスの動向(1):グリーンボンド、再生可能 エネルギープロジェクト評価 【第5回】 サステナブル・ファイナンスの動向(2):排出権取引 【第6回】 サステナブル・ファイナンスの動向(3):ESG投資、グリーンフィンテック 【第7回】 研究対象の選択と決定:サステナブル・ファイナンスに関する動向として、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックなどから研究対象を選択・決定する 【第8・9回】 問題の背景に関する調査と問題の設定に関するディスカッション(1)・(2) 【第10・11回】 問題の解決方法に関する調査とディスカッション(1)・(2) 【第12・13回】 リサーチに関する報告とディスカッション(1)・(2) 【第14回】 本講義のまとめと将来の方向性 【第15回】 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と議論への積極的な参加(40%)、グループでの発表(20%)ならびにレポート(40%)によって評価します。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前に予習すべきこと:前回授業内容の確認・質問事項の整理 復習すべきこと:授業資料などを使って授業内容の確認 |
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(その他(オフィスアワー等)) | (連絡先) 金村 宗 kanamura.takashi.3u@kyoto-u.ac.jp | ||||||
ILASセミナー :サステナブル・ファイナンス
(科目名)
ILAS Seminar :Sustainable Finance
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 東一条館実習室(121・122) |
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(キーワード) サステナビリィ / ファイナンス / 環境・社会・ガバナンス | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、近年注目を浴びているサステナブル・ファイナンス(持続可能な金融)を研究の対象とします。サステナブル・ファイナンスとは、顧客と社会の長期永続的な成長のため、環境・社会・ガバナンス(Environment・Social・Governance: ESG)の基準を事業または投資の決定に組み込むあらゆる形の金融サービスを指します。本講義では、ファイナンスに関する基礎的な知識を習得したうえで、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックといったサステナブル・ファイナンスに関する最近の動向をいくつか簡単に紹介します。そしてグループごとに研究対象を決定したうえでそれらの問題点を設定し、その解決方法等についてグループごとにディスカッションを重ねることで、より具体的なリサーチを行います。
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(到達目標)
サステナブル・ファイナンスの基礎を学ぶことで新たな視座を得るとともに、高校までの学習とは異なるリサーチについての初歩的な経験を得ることを目指します。
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(授業計画と内容)
【第1回】 ファイナンスの基礎(1):キャッシュフロー分析 【第2回】 ファイナンスの基礎(2):アセットプライシング 【第3回】 ファイナンスの基礎(3):リスクマネジメント 【第4回】 サステナブル・ファイナンスの動向(1):グリーンボンド、再生可能 エネルギープロジェクト評価 【第5回】 サステナブル・ファイナンスの動向(2):排出権取引 【第6回】 サステナブル・ファイナンスの動向(3):ESG投資、グリーンフィンテック 【第7回】 研究対象の選択と決定:サステナブル・ファイナンスに関する動向として、グリーンボンド・排出権取引・ESG投資・グリーンフィンテックなどから研究対象を選択・決定する 【第8・9回】 問題の背景に関する調査と問題の設定に関するディスカッション(1)・(2) 【第10・11回】 問題の解決方法に関する調査とディスカッション(1)・(2) 【第12・13回】 リサーチに関する報告とディスカッション(1)・(2) 【第14回】 本講義のまとめと将来の方向性 【第15回】 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と議論への積極的な参加(40%)、グループでの発表(20%)ならびにレポート(40%)によって評価します。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前に予習すべきこと:前回授業内容の確認・質問事項の整理
復習すべきこと:授業資料などを使って授業内容の確認 |
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(その他(オフィスアワー等))
(連絡先) 金村 宗 kanamura.takashi.3u@kyoto-u.ac.jp
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :科学技術を考える−人文学の視点から
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(英 訳) | ILAS Seminar :Thinking Science and Technology - Perspective from Humanities | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 人文科学研究所本館330号室 | ||||||
(キーワード) | 監視 / 技術 / フーコー | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、ミシェル・フーコー『監獄の誕生——監視と処罰』(1975年)を読む。18世紀末のヨーロッパでは、それまでの残酷な刑罰から、監禁と監視による刑罰を行う法制度へと移行した。これは工場や学校のような、一人ひとりの人間が監視と規律化のもとに生きる社会の成立と結びついている。この授業では、このテキストを現代の科学技術社会を理解する手がかりとして読解していきたい。 現代社会においては、いたるところで空間の監視が行き渡っている。最近ではCOVID-19パンデミックにおける感染症サーベイランスを思い起こせばよい。このような科学的知識にもとづく人間のデータ化と管理は、じつは「監獄の誕生」からはじまっているのである。 本書の読解を通して、科学技術がつくる空間とは何か、技術とは何か、人間とは何かという問いを考えていきたい。このような人文学の問いは、社会にとっての科学技術の意味を考えるためにも有効なはずである。 |
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(到達目標) | - 一冊のテキストを読み、著者の主張を理解する。 - 人文学的な文章を読み解いて、論理的に表現できるようになる。 |
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(授業計画と内容) | 第1回 ガイダンス セミナーの概要、進め方について説明する。 第2回〜第14回 『監獄の誕生』を1章ずつ読み進めていく。 参加者による内容紹介、内容の確認の議論という形式で進める。 目次は以下の通り。 第1部 身体刑 第1章 受刑者の身体 第2章 身体刑の華々しさ 第2部 処罰 第1章 一般化される処罰 第2章 刑罰のおだやかさ 第3部 規律・訓練 第1章 従順な身体 第2章 良き訓育の手段 第3章 一望監視方式 第4部 監獄 第1章 「完全で厳格な制度」 第2章 違法行為と非行性 第3章 監禁的なるもの 第15回フィードバック おもなテキストのほか、関連する論文などを読むこともある。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | - 出席と授業中の報告(60点) - 課題レポート(40点) |
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(教科書) |
『監獄の誕生——監視と処罰』
(2020)
(初回に利用する部分を配布するので、事前に購入する必要はない。)
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(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | - 参加者はテキストを読んでくる。 - 発表者はレジュメを作成する。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :科学技術を考える−人文学の視点から
(科目名)
ILAS Seminar :Thinking Science and Technology - Perspective from Humanities
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 人文科学研究所本館330号室 |
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(キーワード) 監視 / 技術 / フーコー | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、ミシェル・フーコー『監獄の誕生——監視と処罰』(1975年)を読む。18世紀末のヨーロッパでは、それまでの残酷な刑罰から、監禁と監視による刑罰を行う法制度へと移行した。これは工場や学校のような、一人ひとりの人間が監視と規律化のもとに生きる社会の成立と結びついている。この授業では、このテキストを現代の科学技術社会を理解する手がかりとして読解していきたい。
現代社会においては、いたるところで空間の監視が行き渡っている。最近ではCOVID-19パンデミックにおける感染症サーベイランスを思い起こせばよい。このような科学的知識にもとづく人間のデータ化と管理は、じつは「監獄の誕生」からはじまっているのである。 本書の読解を通して、科学技術がつくる空間とは何か、技術とは何か、人間とは何かという問いを考えていきたい。このような人文学の問いは、社会にとっての科学技術の意味を考えるためにも有効なはずである。 |
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(到達目標)
- 一冊のテキストを読み、著者の主張を理解する。
- 人文学的な文章を読み解いて、論理的に表現できるようになる。 |
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(授業計画と内容)
第1回 ガイダンス セミナーの概要、進め方について説明する。 第2回〜第14回 『監獄の誕生』を1章ずつ読み進めていく。 参加者による内容紹介、内容の確認の議論という形式で進める。 目次は以下の通り。 第1部 身体刑 第1章 受刑者の身体 第2章 身体刑の華々しさ 第2部 処罰 第1章 一般化される処罰 第2章 刑罰のおだやかさ 第3部 規律・訓練 第1章 従順な身体 第2章 良き訓育の手段 第3章 一望監視方式 第4部 監獄 第1章 「完全で厳格な制度」 第2章 違法行為と非行性 第3章 監禁的なるもの 第15回フィードバック おもなテキストのほか、関連する論文などを読むこともある。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
- 出席と授業中の報告(60点)
- 課題レポート(40点) |
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(教科書)
『監獄の誕生——監視と処罰』
(2020)
(初回に利用する部分を配布するので、事前に購入する必要はない。)
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
- 参加者はテキストを読んでくる。
- 発表者はレジュメを作成する。 |
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(その他(オフィスアワー等))
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