


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :古代ギリシア哲学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to the Ancient Greek Philosophy | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 文学部校舎L506 | ||||||
(キーワード) | 思想史関連 / 古代ギリシア哲学 / プラトン / 認識論 / 宇宙論 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本授業では、古代ギリシア哲学への誘いとして、京都大学文学研究科西洋古代哲学史専修の教授を勤めた藤澤令夫(1925-2004)の遺作『プラトンの認識論とコスモロジー』(岩波書店、2014年)を精読します。 藤澤先生は、日本を代表する哲学史研究者のひとりであり、プラトン哲学を専門としていました。そして本書は、藤澤先生独自のプラトン研究を集大成しようとしたもので、藤澤先生が重視するプラトンの三つの対話篇(『パルメニデス』と『テアイテトス』と『ティマイオス』)の分析を機軸としながら、常識的な世界観とは異なる立場を提示するプラトン哲学が現代の私たちにとっても真剣な考察に値することをきわめて明解に論じています。 他方で、世界のプラトン哲学研究は、藤澤先生の時代から大きく変貌を遂げています。藤澤先生の時代には、プラトンはソクラテスの哲学を描写する段階から自分独自の思想を提示する段階へと発展したと理解することが世界の学者の共通了解でしたが、現在ではこの発展図式を取り入れる学者は少数派になりつつあります。 本授業では、現役のプラトン研究者である講師とともにこの本を精読することを通じて、西洋哲学史において圧倒的影響力を誇ったプラトン哲学の概要を知るだけでなく、本格的な哲学研究書を適切に理解し、それを批判的に考察する能力を身につけることを目指したいと思います。 |
||||||
(到達目標) | プラトン哲学に関してその基本部分を説明できるようになること 本格的な哲学研究書を適切に理解し、批判的に考察できるようになること |
||||||
(授業計画と内容) | 授業では藤澤令夫『プラトンの認識論とコスモロジー』の第1章から第4章までを精読していきます。毎回30ページ程度進む予定で、事前にその回の発表担当者を決めて、あらかじめその回に読む箇所の議論を整理してもらいます。授業の最初に発表担当者が他の参加者に説明を行い、その後で全員で検討するという手続きをとります。第7回目の授業では、講師が現在のプラトン研究の状況を紹介するとともに、それまで読んできたことを振り返る機会をつくります。第15回目の授業はフィードバックとします。 第1回 イントロダクション 第2回から第6回まで 『プラトンの認識論とコスモロジー』の第1章から第3章の講読 第7回 現代のプラトン研究の紹介とこれまでの振り返り 第8回から第14回まで 『プラトンの認識論とコスモロジー』の第4章の講読 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 成績評価は、以下のように行います。 発表担当の役割を適切にこなすこと(一人2回を予定)60点満点 毎回の議論に積極的に参加すること 40点満点 |
||||||
(教科書) |
『プラトンの認識論とコスモロジー』
(岩波書店、2014年)
ISBN:978-4-00-024700-9
講読に必要な資料のコピーは授業で配布します。
|
||||||
(参考書等) |
『藤澤令夫著作集全7巻』
(岩波書店、2000-2001年)
『プラトン全集4 パルメニデス、ピレボス』
(岩波書店、1975年)
『テアイテトス(岩波文庫)』
(岩波書店、1966年)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 発表担当者は、事前に議論する箇所をまとめてレジュメを作成してください。 その他の参加者は、各回に議論する箇所を丁寧に読んでおき、分からないことや疑問に思うことを授業中に説明できるように準備してください。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :古代ギリシア哲学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to the Ancient Greek Philosophy
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 文学部校舎L506 |
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(キーワード) 思想史関連 / 古代ギリシア哲学 / プラトン / 認識論 / 宇宙論 | |||||||
(授業の概要・目的)
本授業では、古代ギリシア哲学への誘いとして、京都大学文学研究科西洋古代哲学史専修の教授を勤めた藤澤令夫(1925-2004)の遺作『プラトンの認識論とコスモロジー』(岩波書店、2014年)を精読します。
藤澤先生は、日本を代表する哲学史研究者のひとりであり、プラトン哲学を専門としていました。そして本書は、藤澤先生独自のプラトン研究を集大成しようとしたもので、藤澤先生が重視するプラトンの三つの対話篇(『パルメニデス』と『テアイテトス』と『ティマイオス』)の分析を機軸としながら、常識的な世界観とは異なる立場を提示するプラトン哲学が現代の私たちにとっても真剣な考察に値することをきわめて明解に論じています。 他方で、世界のプラトン哲学研究は、藤澤先生の時代から大きく変貌を遂げています。藤澤先生の時代には、プラトンはソクラテスの哲学を描写する段階から自分独自の思想を提示する段階へと発展したと理解することが世界の学者の共通了解でしたが、現在ではこの発展図式を取り入れる学者は少数派になりつつあります。 本授業では、現役のプラトン研究者である講師とともにこの本を精読することを通じて、西洋哲学史において圧倒的影響力を誇ったプラトン哲学の概要を知るだけでなく、本格的な哲学研究書を適切に理解し、それを批判的に考察する能力を身につけることを目指したいと思います。 |
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(到達目標)
プラトン哲学に関してその基本部分を説明できるようになること
本格的な哲学研究書を適切に理解し、批判的に考察できるようになること |
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(授業計画と内容)
授業では藤澤令夫『プラトンの認識論とコスモロジー』の第1章から第4章までを精読していきます。毎回30ページ程度進む予定で、事前にその回の発表担当者を決めて、あらかじめその回に読む箇所の議論を整理してもらいます。授業の最初に発表担当者が他の参加者に説明を行い、その後で全員で検討するという手続きをとります。第7回目の授業では、講師が現在のプラトン研究の状況を紹介するとともに、それまで読んできたことを振り返る機会をつくります。第15回目の授業はフィードバックとします。 第1回 イントロダクション 第2回から第6回まで 『プラトンの認識論とコスモロジー』の第1章から第3章の講読 第7回 現代のプラトン研究の紹介とこれまでの振り返り 第8回から第14回まで 『プラトンの認識論とコスモロジー』の第4章の講読 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
成績評価は、以下のように行います。
発表担当の役割を適切にこなすこと(一人2回を予定)60点満点 毎回の議論に積極的に参加すること 40点満点 |
|||||||
(教科書)
『プラトンの認識論とコスモロジー』
(岩波書店、2014年)
ISBN:978-4-00-024700-9
講読に必要な資料のコピーは授業で配布します。
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(参考書等)
『藤澤令夫著作集全7巻』
(岩波書店、2000-2001年)
『プラトン全集4 パルメニデス、ピレボス』
(岩波書店、1975年)
『テアイテトス(岩波文庫)』
(岩波書店、1966年)
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|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
発表担当者は、事前に議論する箇所をまとめてレジュメを作成してください。
その他の参加者は、各回に議論する箇所を丁寧に読んでおき、分からないことや疑問に思うことを授業中に説明できるように準備してください。 |
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(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :発達心理学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Developmental Psychology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 20(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 共北11 | ||||||
(キーワード) | 臨床心理学関連 / 発達心理学 / 自己分析 / 青年期 / グループワーク | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 受講生自身の自己分析と他者との語り合い、および発表と討論を通して、青年期の人格形成と心の動きを具体的に明らかにしていく。 | ||||||
(到達目標) | 自己分析を通して、自分の中のかすかな感覚や無意識的な心の動きに気づき、自分を大切にできるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 0.自己分析の方法論(第1回) 1.アイスブレーキング(第2回) 2.青年期における基本的対人態度(第3〜5回) 3.青年期における親(家族)との関係(第6〜8回) 4.青年期における友人関係(第9〜11回) 5.青年期における愛と性愛(第12〜14回) 6.フィードバック(第15回) |
||||||
(履修要件) |
後期の人文・社会科学科目群「発達心理学基礎ゼミナール」との連続履修を推奨する。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各回の自己分析内容と討論への参加度、およびレポートによって評価する。詳しくは授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『拡散 diffusion 〜「アイデンティティ」をめぐり、僕達は今〜』
(ミネルヴァ書房)
『アイデンティティとライフサイクル』
(誠信書房)
『魂のアイデンティティ』
(金子書房)
『大人になることの難しさ』
(岩波書店)
『夢分析』
(岩波新書)
『夢解釈Ⅰ・Ⅱ』
(岩波書店)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 夢を記録し、自己分析すること。 青年期に関する文献を集めておくこと。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・自己分析のワーク中心の授業となる。自分自身と向き合い、自分の内面を他者に伝えるという作業ができるかどうか、よく検討してから受講すること。 ・初回の授業でエントリーシートの記入や授業の進め方の解説など、非常に重要な作業を行うので必ず出席すること(抽選に通っていても初回に欠席した場合、特段の事情がない限り受講は認めない)。 |
||||||
ILASセミナー :発達心理学
(科目名)
ILAS Seminar :Developmental Psychology
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 20(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 共北11 |
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(キーワード) 臨床心理学関連 / 発達心理学 / 自己分析 / 青年期 / グループワーク | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
受講生自身の自己分析と他者との語り合い、および発表と討論を通して、青年期の人格形成と心の動きを具体的に明らかにしていく。
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(到達目標)
自己分析を通して、自分の中のかすかな感覚や無意識的な心の動きに気づき、自分を大切にできるようになる。
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|||||||
(授業計画と内容)
0.自己分析の方法論(第1回) 1.アイスブレーキング(第2回) 2.青年期における基本的対人態度(第3〜5回) 3.青年期における親(家族)との関係(第6〜8回) 4.青年期における友人関係(第9〜11回) 5.青年期における愛と性愛(第12〜14回) 6.フィードバック(第15回) |
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(履修要件)
後期の人文・社会科学科目群「発達心理学基礎ゼミナール」との連続履修を推奨する。
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|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
各回の自己分析内容と討論への参加度、およびレポートによって評価する。詳しくは授業中に説明する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『拡散 diffusion 〜「アイデンティティ」をめぐり、僕達は今〜』
(ミネルヴァ書房)
『アイデンティティとライフサイクル』
(誠信書房)
『魂のアイデンティティ』
(金子書房)
『大人になることの難しさ』
(岩波書店)
『夢分析』
(岩波新書)
『夢解釈Ⅰ・Ⅱ』
(岩波書店)
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(授業外学習(予習・復習)等)
夢を記録し、自己分析すること。
青年期に関する文献を集めておくこと。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
・自己分析のワーク中心の授業となる。自分自身と向き合い、自分の内面を他者に伝えるという作業ができるかどうか、よく検討してから受講すること。
・初回の授業でエントリーシートの記入や授業の進め方の解説など、非常に重要な作業を行うので必ず出席すること(抽選に通っていても初回に欠席した場合、特段の事情がない限り受講は認めない)。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :阿蘇で観る大地の営み
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Dynamic earth as observed in Aso Caldera | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 共西23 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 地球人間圏科学関連 / 阿蘇カルデラ / 地震と火山噴火 / 熊本地震と人々の営み / 防災 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 約9万年前の大規模噴火により形成された阿蘇カルデラ.その外輪山の一部は、おおよそ2500年に1度の頻度で発生する布田川断層のずれにより削り取られてきた.2016年熊本地震本震はその一コマである.断層のずれにより形成された峡谷からカルデラ内の湖水が流出したおかげで,カルデラ内には平坦な大地が形成され,現在では4万人を超える人々がこの大地で生活を営んでいる. 本セミナーでは,夏季休業期間の4日間(8月27日~30日)の熊本阿蘇実習と月に1~2回程度の事前準備セミナーを通して,地震活動や火山噴火についての最新の研究成果を研究者と共有する.巡検では阿蘇地域や益城町を対象に熊本地震の爪痕をめぐり,阿蘇火山において火山観測を実体験する. 火山は地球内部を覗く窓である.本セミナーを通して,大地の営みのダイナミックさを実感していただく.それとともに,人々が火山噴火や地震災害にどのように向き合っているのかを見聞する.なお,本セミナーは文科系学生の受講も歓迎する.このセミナーが,皆さんが地震や火山を通して地球科学を学ぶことのできる貴重なチャンスと考えるからである. |
||||||||||||||||||
(到達目標) | 理工系の学生は,火山噴火や地震の研究がどのように行われているか,実際のデータから火山活動を評価する手法を学ぶことができる.文科系の学生は、火山噴火や地震の研究が何を目指しているかを学び,火山災害や地震災害の実情と理工系的研究だけでは解決できない問題の所在を理解する. | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | このセミナーは夏季休業期間中に実施する実習と,月に1~2回程度の京都で行う事前学習会(金曜5限)からなる.事前学習会は大倉が担当し,開催日は受講者と相談する. 事前学習会の内容は,熊本地震の概要,火山噴火とその観測についての概要などである.また,受講生が,文献やインターネットなどで収集した情報に基づき,発表をする.巡検の詳細も事前学習会で説明する. 実習は,8月27日~30日の4日間に熊本県阿蘇郡南阿蘇村の京都大学火山研究センターに宿泊しておこなう.阿蘇山周辺で実際の火山観測を体験し,熊本地震の地震断層や被災地を訪れる(火山観測は噴火警戒レベルに応じ立ち入り規制区域外で実施される). 受講許可者は、ILASセミナー第1回(金曜5限)に指定された場所に集合すること. |
||||||||||||||||||
(履修要件) |
8月27日~30日の3泊4日の阿蘇実習に参加可能であること.
|
||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 事前学習会への出席と発表の状況(40点)、実習への参加とレポート提出の状況(60点)で評価する。8月27日~30日の実習への参加は必須。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 事前学習会において,自分で報告する課題を選び文献調査を行う.課題の方向性については,教員が助言する. | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生教育研究災害傷害保険に入ること. 阿蘇実習にかかる経費は,JR利用で交通費3.3万円+食費であり,合計で約4万円となる(阿蘇実習時には主としてレンタカーで移動するので,交通費はかからない.航空機利用ではもう少し安くなる場合がある).この経費を学生が負担する. 火山研究センターでの宿泊費は無料である. |
||||||||||||||||||
ILASセミナー :阿蘇で観る大地の営み
(科目名)
ILAS Seminar :Dynamic earth as observed in Aso Caldera
(英 訳)
|
|
||||||||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||||||||
(曜時限)
金5 (教室) 共西23 |
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(キーワード) 地球人間圏科学関連 / 阿蘇カルデラ / 地震と火山噴火 / 熊本地震と人々の営み / 防災 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
約9万年前の大規模噴火により形成された阿蘇カルデラ.その外輪山の一部は、おおよそ2500年に1度の頻度で発生する布田川断層のずれにより削り取られてきた.2016年熊本地震本震はその一コマである.断層のずれにより形成された峡谷からカルデラ内の湖水が流出したおかげで,カルデラ内には平坦な大地が形成され,現在では4万人を超える人々がこの大地で生活を営んでいる.
本セミナーでは,夏季休業期間の4日間(8月27日~30日)の熊本阿蘇実習と月に1~2回程度の事前準備セミナーを通して,地震活動や火山噴火についての最新の研究成果を研究者と共有する.巡検では阿蘇地域や益城町を対象に熊本地震の爪痕をめぐり,阿蘇火山において火山観測を実体験する. 火山は地球内部を覗く窓である.本セミナーを通して,大地の営みのダイナミックさを実感していただく.それとともに,人々が火山噴火や地震災害にどのように向き合っているのかを見聞する.なお,本セミナーは文科系学生の受講も歓迎する.このセミナーが,皆さんが地震や火山を通して地球科学を学ぶことのできる貴重なチャンスと考えるからである. |
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(到達目標)
理工系の学生は,火山噴火や地震の研究がどのように行われているか,実際のデータから火山活動を評価する手法を学ぶことができる.文科系の学生は、火山噴火や地震の研究が何を目指しているかを学び,火山災害や地震災害の実情と理工系的研究だけでは解決できない問題の所在を理解する.
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(授業計画と内容)
このセミナーは夏季休業期間中に実施する実習と,月に1~2回程度の京都で行う事前学習会(金曜5限)からなる.事前学習会は大倉が担当し,開催日は受講者と相談する. 事前学習会の内容は,熊本地震の概要,火山噴火とその観測についての概要などである.また,受講生が,文献やインターネットなどで収集した情報に基づき,発表をする.巡検の詳細も事前学習会で説明する. 実習は,8月27日~30日の4日間に熊本県阿蘇郡南阿蘇村の京都大学火山研究センターに宿泊しておこなう.阿蘇山周辺で実際の火山観測を体験し,熊本地震の地震断層や被災地を訪れる(火山観測は噴火警戒レベルに応じ立ち入り規制区域外で実施される). 受講許可者は、ILASセミナー第1回(金曜5限)に指定された場所に集合すること. |
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(履修要件)
8月27日~30日の3泊4日の阿蘇実習に参加可能であること.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
事前学習会への出席と発表の状況(40点)、実習への参加とレポート提出の状況(60点)で評価する。8月27日~30日の実習への参加は必須。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
事前学習会において,自分で報告する課題を選び文献調査を行う.課題の方向性については,教員が助言する.
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(その他(オフィスアワー等))
学生教育研究災害傷害保険に入ること.
阿蘇実習にかかる経費は,JR利用で交通費3.3万円+食費であり,合計で約4万円となる(阿蘇実習時には主としてレンタカーで移動するので,交通費はかからない.航空機利用ではもう少し安くなる場合がある).この経費を学生が負担する. 火山研究センターでの宿泊費は無料である. |
|||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本近代文学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Japanese Modern Literature | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室22 | ||||||
(キーワード) | 日本近代文学 / 芥川龍之介 / 小説 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 日本近代の短篇小説の名手、芥川龍之介の作品を読むことを通じて、日本近代文学を研究する基本的な技法、すなわち、先行文献の探索の仕方、問題意識の設定、論の立て方、説得的な発表の仕方、独自性をいかに出すか、などを学ぶ。 芥川は、典拠や素材を古典文学・外国文学などに求め、それを自らの問題意識に添って改変することで独自の文学世界を作り上げた作家である。受講生は、自分が担当した作品について先行論文を捜し、自分独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表することが求められる。ほかの受講生は、当該作品に関して素朴な疑問や発表内容への質疑を通じて、批判的読解力の養成を行う。 |
||||||
(到達目標) | 受講生自身が担当した作品について独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表できるようになる。ほかの受講生は、当該作品に関して発表内容への質疑を行い、批判的で主体的な読解能力を得る。以上が、この授業の目標である。 |
||||||
(授業計画と内容) | (1)ガイダンス(授業の進め方など)、イントロダクション(発表の仕方)、取り上げる作品や発表の順番を決める。 (2)〜(14)教科書に掲載された以下の作品について、受講生が適宜好きな作品を選び、発表し、みなで質疑応答を行う。「羅生門」「鼻」「芋粥」「或日の大石内蔵助」「蜘蛛の糸」「地獄変」「枯野抄」「奉教人の死」「杜子春」「秋」「舞踏会」「南京の基督」「藪の中」「トロッコ」「雛」「六の宮の姫君」「一塊の土」「玄鶴山房」「点鬼簿」「河童」「歯車」。 (15)フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加(質問・意見の表明)30パーセント、発表(着眼点や論理性、他の受講生との適切な意見交換の度合)70パーセント。 | ||||||
(教科書) |
『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇』
(文春文庫)
ISBN:978-4-16-711305-6
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 自分の担当する作品は言うまでも無いが、他の受講生の発表予定作品についても事前に読んでおき、自分の考えや意見、質問事項を整理して、授業時に率先して発言出来るようにしておくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 発表順はくじ・じゃんけんなどで決めるので、いつ当たってもよいようにスケジュール調整しておくこと。発表時の無断欠席は単位なし。 |
||||||
ILASセミナー :日本近代文学
(科目名)
ILAS Seminar :Japanese Modern Literature
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室22 |
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(キーワード) 日本近代文学 / 芥川龍之介 / 小説 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
日本近代の短篇小説の名手、芥川龍之介の作品を読むことを通じて、日本近代文学を研究する基本的な技法、すなわち、先行文献の探索の仕方、問題意識の設定、論の立て方、説得的な発表の仕方、独自性をいかに出すか、などを学ぶ。
芥川は、典拠や素材を古典文学・外国文学などに求め、それを自らの問題意識に添って改変することで独自の文学世界を作り上げた作家である。受講生は、自分が担当した作品について先行論文を捜し、自分独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表することが求められる。ほかの受講生は、当該作品に関して素朴な疑問や発表内容への質疑を通じて、批判的読解力の養成を行う。 |
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(到達目標)
受講生自身が担当した作品について独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表できるようになる。ほかの受講生は、当該作品に関して発表内容への質疑を行い、批判的で主体的な読解能力を得る。以上が、この授業の目標である。
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(授業計画と内容)
(1)ガイダンス(授業の進め方など)、イントロダクション(発表の仕方)、取り上げる作品や発表の順番を決める。 (2)〜(14)教科書に掲載された以下の作品について、受講生が適宜好きな作品を選び、発表し、みなで質疑応答を行う。「羅生門」「鼻」「芋粥」「或日の大石内蔵助」「蜘蛛の糸」「地獄変」「枯野抄」「奉教人の死」「杜子春」「秋」「舞踏会」「南京の基督」「藪の中」「トロッコ」「雛」「六の宮の姫君」「一塊の土」「玄鶴山房」「点鬼簿」「河童」「歯車」。 (15)フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加(質問・意見の表明)30パーセント、発表(着眼点や論理性、他の受講生との適切な意見交換の度合)70パーセント。
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(教科書)
『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇』
(文春文庫)
ISBN:978-4-16-711305-6
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
自分の担当する作品は言うまでも無いが、他の受講生の発表予定作品についても事前に読んでおき、自分の考えや意見、質問事項を整理して、授業時に率先して発言出来るようにしておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
発表順はくじ・じゃんけんなどで決めるので、いつ当たってもよいようにスケジュール調整しておくこと。発表時の無断欠席は単位なし。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論II
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(英 訳) | ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||
(キーワード) | 日本史関連 / 日本中世史 / 文献史料 / 漢文 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 『御成敗式目』を読む 日本中世史の基本的な史料を読み、解釈するための基礎能力を習得するとともに、文献史料を読むことの楽しさを学ぶ。 |
||||||
(到達目標) | 日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業は演習形式で、おおむね以下の流れで進める。 第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 『御成敗式目』等の講読(1) 第3回 『御成敗式目』等の講読(2) 第4回 『御成敗式目』等の講読(3) 第5回 『御成敗式目』等の講読(4) 第6回 『御成敗式目』等の講読(5) 第7回 『御成敗式目』等の講読(6) 第8回 『御成敗式目』等の講読(7) 第9回 『御成敗式目』等の講読(8) 第10回 『御成敗式目』等の講読(9) 第11回 『御成敗式目』等の講読(10) 第12回 『御成敗式目』等の講読(11) 第13回 『御成敗式目』等の講読(12) 第14回 『御成敗式目』等の講読(13) 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況、授業への積極的な参加、発表内容などにより、平常点の100点満点で評価する。詳細は、初回授業等で説明する。 | ||||||
(教科書) |
前もって史料のプリントを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 使用するプリントを前もって授業で配布する。必ず予習してから授業に出席すること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。 | ||||||
ILASセミナー :日本古代・中世政治文化論II
(科目名)
ILAS Seminar :Politics and Culture in Ancient and Medieval Japan II
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 教育院棟演習室24 |
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(キーワード) 日本史関連 / 日本中世史 / 文献史料 / 漢文 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
『御成敗式目』を読む
日本中世史の基本的な史料を読み、解釈するための基礎能力を習得するとともに、文献史料を読むことの楽しさを学ぶ。 |
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(到達目標)
日本中世史の基本史料を自力で読み、すなおに解釈する能力を習得する。
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(授業計画と内容)
授業は演習形式で、おおむね以下の流れで進める。 第1回 授業の進めかたについてのガイダンス 第2回 『御成敗式目』等の講読(1) 第3回 『御成敗式目』等の講読(2) 第4回 『御成敗式目』等の講読(3) 第5回 『御成敗式目』等の講読(4) 第6回 『御成敗式目』等の講読(5) 第7回 『御成敗式目』等の講読(6) 第8回 『御成敗式目』等の講読(7) 第9回 『御成敗式目』等の講読(8) 第10回 『御成敗式目』等の講読(9) 第11回 『御成敗式目』等の講読(10) 第12回 『御成敗式目』等の講読(11) 第13回 『御成敗式目』等の講読(12) 第14回 『御成敗式目』等の講読(13) 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
日本史に関する基礎知識と一定の漢文読解力があることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況、授業への積極的な参加、発表内容などにより、平常点の100点満点で評価する。詳細は、初回授業等で説明する。
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(教科書)
前もって史料のプリントを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
使用するプリントを前もって授業で配布する。必ず予習してから授業に出席すること。
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(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワーの詳細については、KULASISで確認してください。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :生物多様性と生態系
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(英 訳) | ILAS Seminar :Biodiversity and ecosystems | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 20(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 医学・生命科学総合研究棟(G棟)5階 527号室 | ||||||
(キーワード) | 自然史 / 環境 / 進化生物学 / 共生 / ゲノム | ||||||
(授業の概要・目的) | 昆虫・魚類・真菌・植物等の自然史に関して概説しながら、生物の生態や進化に関する現象を幅広く紹介・解説する。 自然界では、多様な生物種がお互いに関わり合い、生物群集および生態系を形成している。生物種の多様性を把握する技術が多角化・深化した現在、新たな視点と研究アプローチで、生態系レベルの現象を理解することが可能となりつつある。 森林や川での野外調査を適宜実施しつつ、生物多様性と生態系に関する研究の基礎概念を理解する場を提供する。 |
||||||
(到達目標) | ① 生態学の基礎を理解する。 ② 進化現象の基本原理を理解する。 ③ 生物多様性および自然史に関する研究の基礎を理解する。 ④ 昆虫・魚類・真菌・植物等の多様な生物を対象とした野外調査を体験し、生物種間の相互作用で成立する生態系の構造を理解する。 ⑤ DNA シーケンスデータに基づいた生物多様性分析の基礎を習得する。 ⑥ 生態学・進化学におけるフロンティアを探索するための情報収集法を習得する。 ⑦ 劣化した生態系を再生していくための基礎理論と実践に向けた技術について理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 生物多様性・生態系・進化について、幅広く解説していく。適宜、教員が国内外で実施した自然史調査のエピソードを交えつつ、生態・進化現象に関する基礎理論の概要を半期でつかめる内容とする。 教員による解説だけでなく、理解を深めるための受講生どうしの議論の機会を設ける。学生どうしのネットワークの構築を促し、科学のフロンティアを仲間とともに開拓する愉しみを体験できるようにする。 天候に恵まれた週は、吉田山や鴨川での野外調査も行う。昆虫・魚類・真菌・植物等を幅広く観察する。また、開講場所の同じフロアにある実験室において、高倍率の実体顕微鏡等を用いた生物観察や微生物の培養等、実験室での作業を体験するとともに、DNAシーケンシング設備の見学も行う。 全体で15回あるうち、おおよそ講義が8回、野外調査が4回、実験室での生物観察等が2回、フィードバック回が1回となるように設定する。 <講義内容> 教員による解説と学生同士の簡単な議論を通じて、以下の項目を理解する。 ・生物多様性 ・生物種間の相互作用 ・自然選択と共進化 ・生態的地位(ニッチ) ・生物群集の安定性 ・適応放散・系統進化 ・生態系機能・生態系サービス ・生態系を再生する ・DNA分析技術と生態学・進化学のフロンティア <野外調査> 吉田山や鴨川で生物の採集や生態調査を行う。天候によって実施日・実施回数を調整する(KULASISで事前に連絡)。 ・真菌子実体(きのこ)の多様性 ・植物と真菌類の菌根共生 ・昆虫の多様性と群集構造 ・魚類の生態・生理と腸内共生微生物 <実験室での作業体験/実験設備の見学> 高倍率の実体顕微鏡等を用いた生物観察や微生物の培養を体験するとともに、次世代シーケンシグ関連設備の見学を行う。 ・野外調査で採集した生物標本の顕微鏡観察 ・野外調査で採集した標本からの微生物単離 ・核酸抽出・PCR室の見学 ・次世代 DNA シーケンサー室の見学 ・情報科学分析設備の見学 15回目はフィードバック回とする。 |
||||||
(履修要件) |
あらかじめ履修しておかなければならない科目は特にない。主体的に考えることで面白味がわかる内容の講義になるよう設計する。そのため、他の講義の受講にあたっても、独自の視点で情報を整理することを日々心がけた上で受講して欲しい。納得感・達成感が高まるだろう。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(主体的な取り組み; 70%)と期末レポート(30%)をもとに、100点を満点とするスコアで評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『生物多様性と生態学: 遺伝子・種・生態系』
(朝倉書店, 2012)
ISBN:978-4-254-17150-1
(生態学と進化生物学の基礎を学ぶことができる好著。)
『博士の愛したジミな昆虫』
(岩波書店, 2020)
ISBN:9784005009169
(昆虫の研究に関する入門書。)
『DNA情報で生態系を読み解く: 環境DNA・網羅的群集調査・生態ネットワーク』
(共立出版, 2016)
ISBN:9784320057531
(内容は修士課程レベルなので、DNAシーケンシング情報で生物多様性を分析する技術に関心を持った人は、図書館で手にとってもらえれば。)
いずれも、推薦図書であり(全員が購入する必要はない)、講義で関心を持った内容があれば手にとってみるとよいだろう。
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(関連URL) |
https://sites.google.com/site/ecoltj
生命科学研究科 生態進化学分野
https://x.gd/VoUXI 研究室の過去の研究成果<プレスリリース資料> https://x.gd/XV4xO 開講場所は、この地図の18番の建物の5階、527号室。 |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 主体的に情報を集め、自分の頭で考え、実践する、という行動の型を大学入学後の早い段階で身につけると、大学生活も人生も格段に楽しくなってくる。本講義をきっかけにしてもっと知りたい、調べたい、という要望があれば、最新の研究の動向等を調べる作法やコツを教員や大学院生が柔軟に助言する。気軽に相談していただきたい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とする。 ・野外調査を行う回は、歩きやすい靴を履き、熱中症予防のために十分な量の飲料を準備して参加すること。 |
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ILASセミナー :生物多様性と生態系
(科目名)
ILAS Seminar :Biodiversity and ecosystems
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 20(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 医学・生命科学総合研究棟(G棟)5階 527号室 |
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(キーワード) 自然史 / 環境 / 進化生物学 / 共生 / ゲノム | |||||||
(授業の概要・目的)
昆虫・魚類・真菌・植物等の自然史に関して概説しながら、生物の生態や進化に関する現象を幅広く紹介・解説する。
自然界では、多様な生物種がお互いに関わり合い、生物群集および生態系を形成している。生物種の多様性を把握する技術が多角化・深化した現在、新たな視点と研究アプローチで、生態系レベルの現象を理解することが可能となりつつある。 森林や川での野外調査を適宜実施しつつ、生物多様性と生態系に関する研究の基礎概念を理解する場を提供する。 |
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(到達目標)
① 生態学の基礎を理解する。
② 進化現象の基本原理を理解する。 ③ 生物多様性および自然史に関する研究の基礎を理解する。 ④ 昆虫・魚類・真菌・植物等の多様な生物を対象とした野外調査を体験し、生物種間の相互作用で成立する生態系の構造を理解する。 ⑤ DNA シーケンスデータに基づいた生物多様性分析の基礎を習得する。 ⑥ 生態学・進化学におけるフロンティアを探索するための情報収集法を習得する。 ⑦ 劣化した生態系を再生していくための基礎理論と実践に向けた技術について理解する。 |
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(授業計画と内容)
生物多様性・生態系・進化について、幅広く解説していく。適宜、教員が国内外で実施した自然史調査のエピソードを交えつつ、生態・進化現象に関する基礎理論の概要を半期でつかめる内容とする。 教員による解説だけでなく、理解を深めるための受講生どうしの議論の機会を設ける。学生どうしのネットワークの構築を促し、科学のフロンティアを仲間とともに開拓する愉しみを体験できるようにする。 天候に恵まれた週は、吉田山や鴨川での野外調査も行う。昆虫・魚類・真菌・植物等を幅広く観察する。また、開講場所の同じフロアにある実験室において、高倍率の実体顕微鏡等を用いた生物観察や微生物の培養等、実験室での作業を体験するとともに、DNAシーケンシング設備の見学も行う。 全体で15回あるうち、おおよそ講義が8回、野外調査が4回、実験室での生物観察等が2回、フィードバック回が1回となるように設定する。 <講義内容> 教員による解説と学生同士の簡単な議論を通じて、以下の項目を理解する。 ・生物多様性 ・生物種間の相互作用 ・自然選択と共進化 ・生態的地位(ニッチ) ・生物群集の安定性 ・適応放散・系統進化 ・生態系機能・生態系サービス ・生態系を再生する ・DNA分析技術と生態学・進化学のフロンティア <野外調査> 吉田山や鴨川で生物の採集や生態調査を行う。天候によって実施日・実施回数を調整する(KULASISで事前に連絡)。 ・真菌子実体(きのこ)の多様性 ・植物と真菌類の菌根共生 ・昆虫の多様性と群集構造 ・魚類の生態・生理と腸内共生微生物 <実験室での作業体験/実験設備の見学> 高倍率の実体顕微鏡等を用いた生物観察や微生物の培養を体験するとともに、次世代シーケンシグ関連設備の見学を行う。 ・野外調査で採集した生物標本の顕微鏡観察 ・野外調査で採集した標本からの微生物単離 ・核酸抽出・PCR室の見学 ・次世代 DNA シーケンサー室の見学 ・情報科学分析設備の見学 15回目はフィードバック回とする。 |
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(履修要件)
あらかじめ履修しておかなければならない科目は特にない。主体的に考えることで面白味がわかる内容の講義になるよう設計する。そのため、他の講義の受講にあたっても、独自の視点で情報を整理することを日々心がけた上で受講して欲しい。納得感・達成感が高まるだろう。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(主体的な取り組み; 70%)と期末レポート(30%)をもとに、100点を満点とするスコアで評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『生物多様性と生態学: 遺伝子・種・生態系』
(朝倉書店, 2012)
ISBN:978-4-254-17150-1
(生態学と進化生物学の基礎を学ぶことができる好著。)
『博士の愛したジミな昆虫』
(岩波書店, 2020)
ISBN:9784005009169
(昆虫の研究に関する入門書。)
『DNA情報で生態系を読み解く: 環境DNA・網羅的群集調査・生態ネットワーク』
(共立出版, 2016)
ISBN:9784320057531
(内容は修士課程レベルなので、DNAシーケンシング情報で生物多様性を分析する技術に関心を持った人は、図書館で手にとってもらえれば。)
いずれも、推薦図書であり(全員が購入する必要はない)、講義で関心を持った内容があれば手にとってみるとよいだろう。
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(授業外学習(予習・復習)等)
主体的に情報を集め、自分の頭で考え、実践する、という行動の型を大学入学後の早い段階で身につけると、大学生活も人生も格段に楽しくなってくる。本講義をきっかけにしてもっと知りたい、調べたい、という要望があれば、最新の研究の動向等を調べる作法やコツを教員や大学院生が柔軟に助言する。気軽に相談していただきたい。
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(その他(オフィスアワー等))
・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入を必須とする。
・野外調査を行う回は、歩きやすい靴を履き、熱中症予防のために十分な量の飲料を準備して参加すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :フランス学に触れる
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(英 訳) | ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人文科学研究所本館1階セミナー室2 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 地域研究(フランス) / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽 近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
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(到達目標) | ・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。 ・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) 19世紀のグランド・オペラとピアノ音楽:G・マイアベーアの《ユグノー教徒》をめぐって 7) 19世紀の歌姫たち──天使の声、蓄音機の声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) 日本語とフランス語はどれくらい似ていて,どれくらい違うのか 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 評価は平常点(授業への参加度、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||
ILASセミナー :フランス学に触れる
(科目名)
ILAS Seminar :Getting in touch with French Studies
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人文科学研究所本館1階セミナー室2 |
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(キーワード) 地域研究(フランス) / 思想 / 文学 / 歴史 / 音楽 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
フランス学に触れる──思想・文学・言語・音楽
近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、そのような作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。また、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・音楽・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。さらに、日本とフランスの文化交流史を踏まえ、日本からフランスに留学する意義を考察するとともに、その可能なルートを紹介する。 |
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(到達目標)
・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。
・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。 ・講師によるテクストや画像、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。 |
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(授業計画と内容)
1) 授業ガイダンス 2) パスカルとその時代 3) フランス近現代詩──言葉のかたちに触れる 4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち 5) プルースト『失われた時を求めて』を読む 6) 19世紀のグランド・オペラとピアノ音楽:G・マイアベーアの《ユグノー教徒》をめぐって 7) 19世紀の歌姫たち──天使の声、蓄音機の声 8) 自己を語ること:ルソー『告白』を読む 9) 京都における日仏文化交流史──関西日仏学館を中心に 10) 日本語とフランス語はどれくらい似ていて,どれくらい違うのか 11) カミュ『ペスト』を読む(1) 12) カミュ『ペスト』を読む(2) 13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート 14) 授業のまとめ 15) フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
評価は平常点(授業への参加度、各回の課題:90%)と期末レポート(10%)によって行う。
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(教科書)
セミナー各回でとりあげるテクストや画像は、プリントで配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
とりあげるテクストや画像はできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :史実と物語
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Historical facts and the narrative literature | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 文学部陳列館205号本庄研究室 | ||||||
(キーワード) | 日本史 / 古代史 / 史料 / 論文講読 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、物語をはじめとした同時代の文学作品を史料として利用するために、先人がどのような工夫をしてきたのかを学ぶ。 歴史学においては、様々な事物を用いて過去の復原を試みる。文献に限っても、当時の人々が書いた文書、帳簿、日記、さらに歴史書、法典など多岐にわたる。歴史学者は、あらゆる手段を用いて過去の情報を貪欲に引き出してきた。 当時の物語や説話集なども、歴史学においては史料として利用される。もちろん、フィクション部分をそのまま史実として鵜呑みにする訳にはいかない。「史料批判」と呼ばれる技術を用いながら、史実の抽出に努める必要がある。 この授業は、物語等の史料や、これを利用した歴史学の論文を読み、歴史学の方法を体感することを目的とする。 |
||||||
(到達目標) | ・史料批判の基礎を学ぶ。 ・史料や論文に依拠して議論する方法を学ぶ。 |
||||||
(授業計画と内容) | 基本的には以下の順で進める。 第1回 イントロダクション、論文まとめの担当決定 第2回 ガイダンス 史料批判の方法 第3〜第12回 史料輪読5回、論文選読5回 日本書紀、万葉集、日本霊異記、栄花物語、源氏物語、以上5つの文学作品を輪読して史料の雰囲気をつかむとともに、これらの作品を用いた歴史学の論文を選読する。作品の輪読する部分や選読対象の論文については担当教員があらかじめ指示する。 第13回 レジュメ作成 レポートの骨子をレジュメにして発表する。 第14回 レポート作成 レポートを受講者間で読み合わせし、意見を交換する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
日本古代史に強い関心を有すること。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 発表25点、討論への参加25点、期末レポート50点。 |
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(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 史料輪読 …指定部分読解のための予習 論文選読 …全員:指定論文を読む。 担当者:論文の概要をレジュメとしてまとめる。分からない専門用語等についても調べる。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :史実と物語
(科目名)
ILAS Seminar :Historical facts and the narrative literature
(英 訳)
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|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 文学部陳列館205号本庄研究室 |
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(キーワード) 日本史 / 古代史 / 史料 / 論文講読 | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、物語をはじめとした同時代の文学作品を史料として利用するために、先人がどのような工夫をしてきたのかを学ぶ。
歴史学においては、様々な事物を用いて過去の復原を試みる。文献に限っても、当時の人々が書いた文書、帳簿、日記、さらに歴史書、法典など多岐にわたる。歴史学者は、あらゆる手段を用いて過去の情報を貪欲に引き出してきた。 当時の物語や説話集なども、歴史学においては史料として利用される。もちろん、フィクション部分をそのまま史実として鵜呑みにする訳にはいかない。「史料批判」と呼ばれる技術を用いながら、史実の抽出に努める必要がある。 この授業は、物語等の史料や、これを利用した歴史学の論文を読み、歴史学の方法を体感することを目的とする。 |
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(到達目標)
・史料批判の基礎を学ぶ。
・史料や論文に依拠して議論する方法を学ぶ。 |
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(授業計画と内容)
基本的には以下の順で進める。 第1回 イントロダクション、論文まとめの担当決定 第2回 ガイダンス 史料批判の方法 第3〜第12回 史料輪読5回、論文選読5回 日本書紀、万葉集、日本霊異記、栄花物語、源氏物語、以上5つの文学作品を輪読して史料の雰囲気をつかむとともに、これらの作品を用いた歴史学の論文を選読する。作品の輪読する部分や選読対象の論文については担当教員があらかじめ指示する。 第13回 レジュメ作成 レポートの骨子をレジュメにして発表する。 第14回 レポート作成 レポートを受講者間で読み合わせし、意見を交換する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
日本古代史に強い関心を有すること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
発表25点、討論への参加25点、期末レポート50点。
|
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
史料輪読
…指定部分読解のための予習 論文選読 …全員:指定論文を読む。 担当者:論文の概要をレジュメとしてまとめる。分からない専門用語等についても調べる。 |
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology" | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 | ||||||||||||
(キーワード) | 社会心理学 / 文化心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。 |
||||||||||||
(到達目標) | 社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
||||||||||||
(履修要件) |
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
プリント配付
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 演習授業となるため、人数は6名を上限とする。 | ||||||||||||
ILASセミナー :こころの科学セミナー“社会・文化心理学の基礎”
(科目名)
ILAS Seminar :Psychological Science Seminar "Basics of Social and Cultural Psychology"
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館1階セミナー室 |
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(キーワード) 社会心理学 / 文化心理学 / 感情と身体 / 自己と社会 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
こころとはなんだろうか?こころはどこにあるのだろうか?こころは個人の内にあるように感じられながらも、実際には他者や社会、文化や時代背景と密接なつながりをもっている。本セミナーでは、社会・文化心理学的観点から「こころ」のミクロからマクロまでの様相を研究し理解するとはどういうことか、個の心理プロセスがどのように「文化」や「社会」を生きることによって構築されていくのか、実証的研究の方法論を含めて学ぶ。具体的には比較文化研究のデザインや、実験や調査の行い方、適切な翻訳の方法論、データのまとめ方について体験を通して身につける。また、将来の専門分野で必要となるような統計的な知識、英語での文献講読についても実施する。
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(到達目標)
社会心理学・文化心理学分野の基礎を体験的に学ぶことによって、こころについてミクロ的・個別的に捉える視座とマクロ的・俯瞰的に捉える視座の双方を身につける。
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(授業計画と内容)
本セミナーは内田(社会心理学・文化心理学)、中山(認知科学・文化心理学)の2名が担当し、異なる視点を有機的に研究につなげるための議論を行いながら進行する。 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回〜第10回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 ・文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう ・国際比較/地域比較調査あるいはデータの解析等を実施する 第11回〜第13回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第14回 総括 それまでの授業での体験を振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために外国人研究者とコミュニケーションや、受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。ただし、決して英語が堪能である必要はない。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
演習への積極的な参加(60%)、期末レポート(40%)により評価する。
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。
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(その他(オフィスアワー等))
演習授業となるため、人数は6名を上限とする。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :労働社会学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Sociology of Work | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 金5 |
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(教室) | 文学部校舎5階社会学共同研究室 | ||||||
(キーワード) | Sociology of Work / Automotive Industry / Toyota Motor Corporation / Battery manufacturing / Labor unions | ||||||
(授業の概要・目的) | This seminar will focus on the labor conditions in the development and manufacturing of batteries for electric vehicles (EVs) in Japan. Since the Financial Crisis in 2008, the EV industry has been especially expanding in China, and new Chinese car and battery makers dominate this industry. They not only redefine the international division of labor in the automotive industry, but they also create new forms of precarious working and employment conditions. The question of how "traditional car makers" adapt themselves to this "industrial revolution" is a central question for economists and sociologists. This seminar is dedicated to a case study of the EV development and labor conditions of the world largest car maker, Toyota. From the perspective of sociology of work, we will inquire the technical and social division of labor that emerges at Toyota's EV development and manufacturing plants. This case study aims at analyzing the new forms of work, employment conditions, and skills in a traditional industry evolving in an unforeseen manner. |
||||||
(到達目標) | 1. Students will acquire a strong knowledge on the automotive industry, and more specifically the Japanese one. This covers several aspects such as industrial policies, firms' production organization, and division of labor at the industrial, firm, and workplace levels. 2. Students will develop skills in the elaboration of fieldwork research related to Sociology of work. A 2-day fieldwork research including interviews with the firm's representatives, workers, and labor unions, and also the factories visits is planned. 3. Students will learn about the dynamic processes of industrial and working re-organization during a period of rapid industrial evolution. The current large introduction of electronics and batteries in the automotive industry is a unique chance to observe and analyze such rare "manufacturing and labor revolutions". |
||||||
(授業計画と内容) | Week 1. Introduction: Automotive Industries and Labor Relations Week 2. The Development of the Electric Vehicle Industry: new geopolitics Week 3. The Development of the Electric Vehicle Industry: Japanese battery and car makers Week 4. Employment relations in the Japanese Automotive Industry Week 5. Working and Labor conditions at Toyota Week 6. Toyota in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 7. The Toyota Group and development of EVs Week 8. Literature review on labor conditions in the EV industry Week 9. Preparation of interview guideline on the labor conditions at Toyota and Primearth EV energy Week 10. Preparation of interviews of firms' representatives, workers and labor unions Week 11. Preparation of the fieldwork research: technical dimensions of battery manufacturing Week 12. Preparation of the fieldwork research: labor dimensions of battery manufacturing Week 13. Preparation of the fieldwork research: Labor unions in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 14. Final Preparation, fieldwork research Week 16. Feedback class |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | Final Report (100%) | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 参考書等に目を通すこと | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :労働社会学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Sociology of Work
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
金5 (教室) 文学部校舎5階社会学共同研究室 |
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(キーワード) Sociology of Work / Automotive Industry / Toyota Motor Corporation / Battery manufacturing / Labor unions | |||||||
(授業の概要・目的)
This seminar will focus on the labor conditions in the development and manufacturing of batteries for electric vehicles (EVs) in Japan. Since the Financial Crisis in 2008, the EV industry has been especially expanding in China, and new Chinese car and battery makers dominate this industry. They not only redefine the international division of labor in the automotive industry, but they also create new forms of precarious working and employment conditions. The question of how "traditional car makers" adapt themselves to this "industrial revolution" is a central question for economists and sociologists.
This seminar is dedicated to a case study of the EV development and labor conditions of the world largest car maker, Toyota. From the perspective of sociology of work, we will inquire the technical and social division of labor that emerges at Toyota's EV development and manufacturing plants. This case study aims at analyzing the new forms of work, employment conditions, and skills in a traditional industry evolving in an unforeseen manner. |
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(到達目標)
1. Students will acquire a strong knowledge on the automotive industry, and more specifically the Japanese one. This covers several aspects such as industrial policies, firms' production organization, and division of labor at the industrial, firm, and workplace levels.
2. Students will develop skills in the elaboration of fieldwork research related to Sociology of work. A 2-day fieldwork research including interviews with the firm's representatives, workers, and labor unions, and also the factories visits is planned. 3. Students will learn about the dynamic processes of industrial and working re-organization during a period of rapid industrial evolution. The current large introduction of electronics and batteries in the automotive industry is a unique chance to observe and analyze such rare "manufacturing and labor revolutions". |
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(授業計画と内容)
Week 1. Introduction: Automotive Industries and Labor Relations Week 2. The Development of the Electric Vehicle Industry: new geopolitics Week 3. The Development of the Electric Vehicle Industry: Japanese battery and car makers Week 4. Employment relations in the Japanese Automotive Industry Week 5. Working and Labor conditions at Toyota Week 6. Toyota in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 7. The Toyota Group and development of EVs Week 8. Literature review on labor conditions in the EV industry Week 9. Preparation of interview guideline on the labor conditions at Toyota and Primearth EV energy Week 10. Preparation of interviews of firms' representatives, workers and labor unions Week 11. Preparation of the fieldwork research: technical dimensions of battery manufacturing Week 12. Preparation of the fieldwork research: labor dimensions of battery manufacturing Week 13. Preparation of the fieldwork research: Labor unions in Aichi and Shizuoka Prefectures Week 14. Final Preparation, fieldwork research Week 16. Feedback class |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Final Report (100%)
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(教科書)
授業中に指示する
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
参考書等に目を通すこと
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(その他(オフィスアワー等))
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