


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
理系のための英語プレゼンテーション入門(理・英)-E3
|
(英 訳) | Introduction to English Presentation for Science Students (Science, English)-E3 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | キャリア | ||||||
(分野(分類)) | 国際コミュニケーション | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(旧群) | C群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 理系向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
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(教室) | 理学研究科2号館第2講義室 | ||||||
(授業の概要・目的) | In this course, students will work on their research projects and present and discuss the findings in English. Through the process, students will learn how to conduct research and develop English “four skills,” especially writing and presentation abilities. This course is mainly targeted at students of the Faculty of Science. Therefore, students must choose research topics related to science. Also, this course is designed for students with a basic to intermediate level of English proficiency (upper-A2 or B1 in CEFR). Students should consider their English level before taking the course. この授業では、受講生自身がリサーチプロジェクトに取り組み、その成果を英語で発表し、議論する。その過程でリサーチの方法を身につけるとともに、英語4技能、とりわけライティング能力、プレゼンテーション能力といった発信力に関わる技能の強化を目指す。 この授業は理学部の学生を主な対象とする。したがって、リサーチのトピックは理系のものに限定する。また、英語習熟度が中程度からやや低めの学生を対象とする。自身の英語レベルを考慮した上で受講すること。 |
||||||
(到達目標) | 1. Students will be able to present and discuss academic content in English. 2. Students will be able to write academic content in English. 3. Students will be able to carry out research independently. 1. アカデミックな内容に関して、英語で発表し、議論できる。 2. アカデミックな内容に関して、英語でライティングができる。 3. 自らリサーチを進めることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | Weeks 1 to 8 will be assigned for a group slide presentation, and Weeks 9 to 15 for an individual poster presentation. The detailed schedule is as follows. Week 1: Orientation. Attendance is required because students will be assigned to groups. Weeks 2-7: Decide on a research theme and conduct research for the final presentation. Students are required to give a mid-term presentation in Week 6. Week 8: Final presentation Weeks 9-14: Decide on a research theme and conduct research for the final presentation. Feedback on the group slide presentation is conducted in Week 9. Students are required to give a mid-term presentation in Week 13. Week 15: Final presentation Week 16: Feedback 前半(第1〜8週)はグループでのスライド発表、後半(第9〜15週)は個人でのポスター発表を行う。 具体的な予定は以下の通り。 第1週目はオリエンテーションを行う。グループ分けを行うため、必ず出席すること。 第2〜7週目は最終発表に向け、テーマを決め、リサーチを行う。第6週目に中間発表を行う。 第8週目に最終発表を行う。 第9〜14週目は最終発表に向け、テーマを決め、リサーチを行う。第9週目にグループでのスライド発表のフィードバック(振り返り)を行う。第13週目に中間発表を行う。 第15週目に最終発表を行う。 第16週目にフィードバックを行う。 |
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(履修要件) |
No specific requirements. The number of students will be limited. Details will be announced on KULASIS.
特になし。授業の性格上、定員を設ける。KULASISで別途周知するので確認すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 1. Group slide presentation: 25% 2. Individual poster presentation: 25% 3. Research sheet: 20% 4. Feedback sheet: 15% 5. Active participation in the class: 15% Students who miss more than three classes will be disqualified. 1. グループでのスライド発表: 25% 2. 個人でのポスター発表: 25% 3. リサーチシート: 20% 4. フィードバックシート: 15% 5. 授業への積極的な参加: 15% 4回以上欠席すると不合格となる。 |
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(教科書) |
Course materials will be provided by the lecturer.
教員が配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | This course will be based on the students’ research. Therefore, students will need to conduct research and complete the PowerPoint slides and posters outside the classes. Students will also be required to prepare reports such as research sheets and feedback sheets. この授業は受講生のリサーチに基づいて進められる。したがって、受講生は授業外にリサーチを行い、スライドやポスターを完成させる必要がある。また、リサーチシートやフィードバックシートなどのレポートを作成することを求められる。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | This course is mainly based on group work. Questions about the course will be welcomed before and after the classes as well as via e-mail. この授業はグループワークが中心となる。授業に関する質問は、授業の前後に受け付けるほか、授業中に知らせる教員メールアドレスでも受け付ける。 |
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理系のための英語プレゼンテーション入門(理・英)-E3
(科目名)
Introduction to English Presentation for Science Students (Science, English)-E3
(英 訳)
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(群) キャリア (分野(分類)) 国際コミュニケーション (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(旧群) C群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 理系向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 理学研究科2号館第2講義室 |
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(授業の概要・目的)
In this course, students will work on their research projects and present and discuss the findings in English. Through the process, students will learn how to conduct research and develop English “four skills,” especially writing and presentation abilities.
This course is mainly targeted at students of the Faculty of Science. Therefore, students must choose research topics related to science. Also, this course is designed for students with a basic to intermediate level of English proficiency (upper-A2 or B1 in CEFR). Students should consider their English level before taking the course. この授業では、受講生自身がリサーチプロジェクトに取り組み、その成果を英語で発表し、議論する。その過程でリサーチの方法を身につけるとともに、英語4技能、とりわけライティング能力、プレゼンテーション能力といった発信力に関わる技能の強化を目指す。 この授業は理学部の学生を主な対象とする。したがって、リサーチのトピックは理系のものに限定する。また、英語習熟度が中程度からやや低めの学生を対象とする。自身の英語レベルを考慮した上で受講すること。 |
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(到達目標)
1. Students will be able to present and discuss academic content in English.
2. Students will be able to write academic content in English. 3. Students will be able to carry out research independently. 1. アカデミックな内容に関して、英語で発表し、議論できる。 2. アカデミックな内容に関して、英語でライティングができる。 3. 自らリサーチを進めることができる。 |
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(授業計画と内容)
Weeks 1 to 8 will be assigned for a group slide presentation, and Weeks 9 to 15 for an individual poster presentation. The detailed schedule is as follows. Week 1: Orientation. Attendance is required because students will be assigned to groups. Weeks 2-7: Decide on a research theme and conduct research for the final presentation. Students are required to give a mid-term presentation in Week 6. Week 8: Final presentation Weeks 9-14: Decide on a research theme and conduct research for the final presentation. Feedback on the group slide presentation is conducted in Week 9. Students are required to give a mid-term presentation in Week 13. Week 15: Final presentation Week 16: Feedback 前半(第1〜8週)はグループでのスライド発表、後半(第9〜15週)は個人でのポスター発表を行う。 具体的な予定は以下の通り。 第1週目はオリエンテーションを行う。グループ分けを行うため、必ず出席すること。 第2〜7週目は最終発表に向け、テーマを決め、リサーチを行う。第6週目に中間発表を行う。 第8週目に最終発表を行う。 第9〜14週目は最終発表に向け、テーマを決め、リサーチを行う。第9週目にグループでのスライド発表のフィードバック(振り返り)を行う。第13週目に中間発表を行う。 第15週目に最終発表を行う。 第16週目にフィードバックを行う。 |
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(履修要件)
No specific requirements. The number of students will be limited. Details will be announced on KULASIS.
特になし。授業の性格上、定員を設ける。KULASISで別途周知するので確認すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
1. Group slide presentation: 25%
2. Individual poster presentation: 25% 3. Research sheet: 20% 4. Feedback sheet: 15% 5. Active participation in the class: 15% Students who miss more than three classes will be disqualified. 1. グループでのスライド発表: 25% 2. 個人でのポスター発表: 25% 3. リサーチシート: 20% 4. フィードバックシート: 15% 5. 授業への積極的な参加: 15% 4回以上欠席すると不合格となる。 |
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(教科書)
Course materials will be provided by the lecturer.
教員が配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
This course will be based on the students’ research. Therefore, students will need to conduct research and complete the PowerPoint slides and posters outside the classes. Students will also be required to prepare reports such as research sheets and feedback sheets.
この授業は受講生のリサーチに基づいて進められる。したがって、受講生は授業外にリサーチを行い、スライドやポスターを完成させる必要がある。また、リサーチシートやフィードバックシートなどのレポートを作成することを求められる。 |
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(その他(オフィスアワー等))
This course is mainly based on group work. Questions about the course will be welcomed before and after the classes as well as via e-mail.
この授業はグループワークが中心となる。授業に関する質問は、授業の前後に受け付けるほか、授業中に知らせる教員メールアドレスでも受け付ける。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU01
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU01 | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||
(分野(分類)) | 統合科学 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||
(単位数) | 4 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 月5・水5 |
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(教室) | 月:共北32 水:4共10 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。 本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
||||||||||||
(到達目標) | 大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・A班「研究思考による課題解決」(担当:佐々木)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 A班「研究思考による課題解決」(担当:佐々木) 水曜5限・4共10 研究とは,世の中にまだ答えがない課題を解くことである。自然科学研究に用いる思考法は,様々な課題解決に活用できる。そこで本セミナーでは,講義と演習を通して研究思考の訓練を行い,まだ答えがない課題を解いていく練習を行う。 自然科学研究では,問題を分析して課題を抽出し,様々なアイデアを出して,結果が出るまで試行錯誤を繰り返す。そして,自分一人で解決できない時に,他者の協力を引き出すためにコミュニケーションを取り,皆のエフォートを目標に向けてまとめていくリーダーシップを発揮して,「世界初」を目指す。 この「コミュニケーション,問題分析,創造的思考,行動力,リーダーシップ」という5つのスキルは,自然科学研究にとどまらず,どの分野にも適応可能である。今後の学生生活や卒後の社会生活全般において活用できるこれらのスキル・概念を,受講生に修得してもらうことを目的とする。 そこで本セミナーでは,これらの5つのスキルについて,講義と演習を通して学ぶ(実験は行わない)。自分が解消したい課題や身近な困りごとなど,各自が主体的に設定するテーマに対して,各回で学んだスキルを適用して練習してもらう。 5つのテーマについて、情報提供と学生発表に基づくディスカッションを行う予定である。最終回はフィードバックの機会とする。 (テーマ1)コミュニケーション 伝え方(聞き手の意識,分かるとは,分かってもらうための準備) 聞き方(聞き方の意義と種類,尋ね方) (テーマ2)分析法 問題解決の過程(課題発見,情報の収集と吟味,分析,仮説構築) (テーマ3)創造性 創造のプロセス,必要な要素,セレンディピティ (テーマ4)行動力 モチベーションの種類、目標設定、始める準備、やり抜くコツと捉え方 (テーマ5)リーダーシップ 模範的リーダーシップ5つのポイント、リーダーへと成長するためのステップ |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。 | ||||||||||||
(教科書) |
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教科書,授業資料の要点を予習・復習する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。 | ||||||||||||
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU01
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU01
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 統合科学 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5・水5 (教室) 月:共北32 水:4共10 |
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(授業の概要・目的)
大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。
本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・A班「研究思考による課題解決」(担当:佐々木)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 A班「研究思考による課題解決」(担当:佐々木) 水曜5限・4共10 研究とは,世の中にまだ答えがない課題を解くことである。自然科学研究に用いる思考法は,様々な課題解決に活用できる。そこで本セミナーでは,講義と演習を通して研究思考の訓練を行い,まだ答えがない課題を解いていく練習を行う。 自然科学研究では,問題を分析して課題を抽出し,様々なアイデアを出して,結果が出るまで試行錯誤を繰り返す。そして,自分一人で解決できない時に,他者の協力を引き出すためにコミュニケーションを取り,皆のエフォートを目標に向けてまとめていくリーダーシップを発揮して,「世界初」を目指す。 この「コミュニケーション,問題分析,創造的思考,行動力,リーダーシップ」という5つのスキルは,自然科学研究にとどまらず,どの分野にも適応可能である。今後の学生生活や卒後の社会生活全般において活用できるこれらのスキル・概念を,受講生に修得してもらうことを目的とする。 そこで本セミナーでは,これらの5つのスキルについて,講義と演習を通して学ぶ(実験は行わない)。自分が解消したい課題や身近な困りごとなど,各自が主体的に設定するテーマに対して,各回で学んだスキルを適用して練習してもらう。 5つのテーマについて、情報提供と学生発表に基づくディスカッションを行う予定である。最終回はフィードバックの機会とする。 (テーマ1)コミュニケーション 伝え方(聞き手の意識,分かるとは,分かってもらうための準備) 聞き方(聞き方の意義と種類,尋ね方) (テーマ2)分析法 問題解決の過程(課題発見,情報の収集と吟味,分析,仮説構築) (テーマ3)創造性 創造のプロセス,必要な要素,セレンディピティ (テーマ4)行動力 モチベーションの種類、目標設定、始める準備、やり抜くコツと捉え方 (テーマ5)リーダーシップ 模範的リーダーシップ5つのポイント、リーダーへと成長するためのステップ |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。
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(教科書)
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
教科書,授業資料の要点を予習・復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU02
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU02 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 統合科学 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5・水5 |
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(教室) | 月:共北32 水:4共13 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。 本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標) | 大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・B班「1回生からの研究デザイン道場」(担当:藤田、見學、谷口、猪瀬)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 B班「1回生からの研究デザイン道場」(担当:藤田、見學、谷口、猪瀬) 水曜5限・4共13 高等教育で得られる学びの中でも,「研究テーマをいかに設定するか」は研究者の資質に直結する重要な要素である。通常,このスキルは大学院博士課程レベルで培われるが,本セミナーでは初年度の学生でも,研究テーマの設定を学び,実践する機会を得られるように設計した。これまでは「与えられた課題」の解決方法を学んできた学生に,自らの課題を見つけ,研究の方向性を定める初歩的な経験を積む場を提供する。 「研究プロジェクト」のデザイン法は,高校まではもちろん,大学教育においても,講義を通じて体系的に教わる機会はない。これらは一般に,研究室に所属した後に,実経験を通じ,体得していく形になる。先端研究に取り組むためには,多くの知識,そして研究手法の理解が不可欠である。したがって,先にこれら知識をインプットすべきという姿勢は,カリキュラムとして一定の合理性がある。しかし,実際に研究プロジェクトのデザインに取り組み,研究手法の持ち札の少なさを体感した後でなければ,講義で教わる「先人達の知恵」「経験の蓄積」のありがたさも実感しづらい。これは,現カリキュラムが抱えるジレンマである。 そこで本セミナーでは,身近でわかりやすい課題設定(例えば,「夏休みの自由研究レベル」からスタートする)を,研究の現場で求められるレベルで議論,深掘りし,これら作業を通じ,受講生に「研究の世界」を疑似的に体験してもらう事を目的とする。学部の早い段階で,こうした「研究者の姿勢」を体験する事は,その後の教養,専門教育へのモチベーション向上にも繋がる。 本セミナーは,大きく4つのフェーズで構成され,それぞれのフェーズは「査読(*)」「実験計画立案」「課題設定」「研究デザイン」に対応する。各フェーズで与えられるテーマをこなすことにより,研究者の考え方を追体験。最終的には新しい研究プロジェクトを設計,提案できるようにする。各回ごとのテーマは,受講者それぞれに考えを練ってもらった後に,数人の受講者グループ内で議論。適宜,抽象化や統合を行った後に発表を行い,その思考プロセスや経験を参加者全体で共有する形式を取る。 第1-3回 「査読」フェーズ 第4-6回 「実験計画立案」フェーズ 第7-8回 「課題設定」フェーズ 第9-13回 「研究デザイン」フェーズ 第14回 最終発表会 第15回 フィードバック&研究室見学 |
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(履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教科書,授業資料の要点を予習・復習する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU02
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU02
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 統合科学 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||
(旧群) (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5・水5 (教室) 月:共北32 水:4共13 |
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(授業の概要・目的)
大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。
本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・B班「1回生からの研究デザイン道場」(担当:藤田、見學、谷口、猪瀬)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 B班「1回生からの研究デザイン道場」(担当:藤田、見學、谷口、猪瀬) 水曜5限・4共13 高等教育で得られる学びの中でも,「研究テーマをいかに設定するか」は研究者の資質に直結する重要な要素である。通常,このスキルは大学院博士課程レベルで培われるが,本セミナーでは初年度の学生でも,研究テーマの設定を学び,実践する機会を得られるように設計した。これまでは「与えられた課題」の解決方法を学んできた学生に,自らの課題を見つけ,研究の方向性を定める初歩的な経験を積む場を提供する。 「研究プロジェクト」のデザイン法は,高校まではもちろん,大学教育においても,講義を通じて体系的に教わる機会はない。これらは一般に,研究室に所属した後に,実経験を通じ,体得していく形になる。先端研究に取り組むためには,多くの知識,そして研究手法の理解が不可欠である。したがって,先にこれら知識をインプットすべきという姿勢は,カリキュラムとして一定の合理性がある。しかし,実際に研究プロジェクトのデザインに取り組み,研究手法の持ち札の少なさを体感した後でなければ,講義で教わる「先人達の知恵」「経験の蓄積」のありがたさも実感しづらい。これは,現カリキュラムが抱えるジレンマである。 そこで本セミナーでは,身近でわかりやすい課題設定(例えば,「夏休みの自由研究レベル」からスタートする)を,研究の現場で求められるレベルで議論,深掘りし,これら作業を通じ,受講生に「研究の世界」を疑似的に体験してもらう事を目的とする。学部の早い段階で,こうした「研究者の姿勢」を体験する事は,その後の教養,専門教育へのモチベーション向上にも繋がる。 本セミナーは,大きく4つのフェーズで構成され,それぞれのフェーズは「査読(*)」「実験計画立案」「課題設定」「研究デザイン」に対応する。各フェーズで与えられるテーマをこなすことにより,研究者の考え方を追体験。最終的には新しい研究プロジェクトを設計,提案できるようにする。各回ごとのテーマは,受講者それぞれに考えを練ってもらった後に,数人の受講者グループ内で議論。適宜,抽象化や統合を行った後に発表を行い,その思考プロセスや経験を参加者全体で共有する形式を取る。 第1-3回 「査読」フェーズ 第4-6回 「実験計画立案」フェーズ 第7-8回 「課題設定」フェーズ 第9-13回 「研究デザイン」フェーズ 第14回 最終発表会 第15回 フィードバック&研究室見学 |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。
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(教科書)
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
教科書,授業資料の要点を予習・復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU03
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU03 | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||
(分野(分類)) | 統合科学 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||
(単位数) | 4 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 月5・金5 |
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(教室) | 月:共北32 金:1共23 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。 本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標) | 大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・C班「知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—」(担当:奥村)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 C班「知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—」(担当:奥村) 金曜5限・1共23 大学における学問や企業生活を含む社会生活等においては,過去の事例を頭に置き,必要な知識の飽くなき探究,無数の選択における的確な判断,そしてそれを実行する能力が求められる。 私は材料科学の専門家として,学問とは過去の事例や知識の単なる集積にとどまらず,それらの活用による新たな知の創作・発見であると考えている。これは,おそらく全ての学問分野について言えることであろう。学生諸君は大学入学までは答えのある問題に解答することが求められたが,大学において本質的な意味での学問を身につけるためには,俯瞰的に事象を観察し,同時に目標を設定しロジカルに戦略・戦術を考えていくことが重要であり,そのトレーニングを行う事が不可欠である。その過程において知識の修得・活用のメカニズムを理解しておくことは,効率よいトレーニングを行うためにも重要である。 本セミナーでは,上記の目的に立ち,多くの大学及び社会で戦略・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い,知識の修得と活用のメカニズムを検証しつつ,俯瞰視と総合的判断能力を培う。授業を進める中では,単なるゲームの知識獲得ではなく,知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと,さらには俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくように工夫する。 授業回数はフィードバックを含め全15回とし,以下のテーマについてそれぞれ1〜2回の講義をおこなう。 1)基本的知識の獲得(2回) 2)基本的知識と過去の事例の重要性に関して(1回) 3)俯瞰視の重要性について(1回) 4)判断と責任に関して(2回) 5)布石を打つとは(2回) 6)定石の考え方と基本的な使い方(2回) 7)過去の事例に関して(1回) 8)俯瞰的判断の基本とその意味(1回) 9)俯瞰視に基づく論理的思考と知の創作,発見(2回) について囲碁の実習を交えて講述し,知識の修得と活用には的確な判断と責任が伴うこと,さらに俯瞰視に基づく総合的判断能力や論理的思考(ロジカルシンキング)が不可欠であることなどを学ぶ。 |
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(履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。 | ||||||||||||
(教科書) |
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教科書,授業資料の要点を予習・復習する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。 | ||||||||||||
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU03
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU03
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 統合科学 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5・金5 (教室) 月:共北32 金:1共23 |
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(授業の概要・目的)
大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。
本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・C班「知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—」(担当:奥村)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 C班「知識の修得と活用—そのメカニズムを検証してみよう—」(担当:奥村) 金曜5限・1共23 大学における学問や企業生活を含む社会生活等においては,過去の事例を頭に置き,必要な知識の飽くなき探究,無数の選択における的確な判断,そしてそれを実行する能力が求められる。 私は材料科学の専門家として,学問とは過去の事例や知識の単なる集積にとどまらず,それらの活用による新たな知の創作・発見であると考えている。これは,おそらく全ての学問分野について言えることであろう。学生諸君は大学入学までは答えのある問題に解答することが求められたが,大学において本質的な意味での学問を身につけるためには,俯瞰的に事象を観察し,同時に目標を設定しロジカルに戦略・戦術を考えていくことが重要であり,そのトレーニングを行う事が不可欠である。その過程において知識の修得・活用のメカニズムを理解しておくことは,効率よいトレーニングを行うためにも重要である。 本セミナーでは,上記の目的に立ち,多くの大学及び社会で戦略・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い,知識の修得と活用のメカニズムを検証しつつ,俯瞰視と総合的判断能力を培う。授業を進める中では,単なるゲームの知識獲得ではなく,知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと,さらには俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくように工夫する。 授業回数はフィードバックを含め全15回とし,以下のテーマについてそれぞれ1〜2回の講義をおこなう。 1)基本的知識の獲得(2回) 2)基本的知識と過去の事例の重要性に関して(1回) 3)俯瞰視の重要性について(1回) 4)判断と責任に関して(2回) 5)布石を打つとは(2回) 6)定石の考え方と基本的な使い方(2回) 7)過去の事例に関して(1回) 8)俯瞰的判断の基本とその意味(1回) 9)俯瞰視に基づく論理的思考と知の創作,発見(2回) について囲碁の実習を交えて講述し,知識の修得と活用には的確な判断と責任が伴うこと,さらに俯瞰視に基づく総合的判断能力や論理的思考(ロジカルシンキング)が不可欠であることなどを学ぶ。 |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。
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(教科書)
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
教科書,授業資料の要点を予習・復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU04
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU04 | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 統合科学 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(旧群) | |||||||||||||||||||
(単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5・水5 |
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(教室) | 月:共北32 水:共西04 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。 本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標) | 大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。 | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・D班「文系・理系について考える」(担当:宇佐美・沼田)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 D班「文系・理系について考える」(担当:宇佐美・沼田) 水曜5限・4共14 人文社会科学・自然科学とは何かを改めて考えるとともに,大学受験までの進路選択としての文系・理系との関係を見直す。そして,将来文系と理系の枠にとらわれずに活躍できる素養を養う。 [授業計画と内容] 第1回 履修者が,自己紹介とともに文系あるいは理系に進んだ理由や経緯を話し,進路選択のり方について議論する。 第2回 担当教員が,文系あるいは理系に進んだ理由や経緯を話し,進路選択の在り方について議論する。 第3回 人文社会科学のうちで特に哲学の歴史的な成り立ちについて担当教員が紹介し,質疑応答を行う。 第4回 自然科学のうちで特に生物学の歴史的な成り立ちについて担当教員が紹介し,質疑応答を行う。 第5〜10回 担当教員が用意した課題について議論を行う。文理融合的な分野で活躍するゲストを招くこともある。 第11〜13回 これまでの履修内容を参考に,それぞれの履修者の考える文系および理系の学問について発表し,質疑応答を行う。 第14回 全体を振り返り,文系と理系について総合的な討論を行う。 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 教科書,授業資料の要点を予習・復習する。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。 | ||||||||||||||||||
統合科学・少人数演習付 :大学で学ぶ YU04
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars :Introduction to University Study YU04
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 統合科学 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(旧群) (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5・水5 (教室) 月:共北32 水:共西04 |
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(授業の概要・目的)
大学での学びは,高校までの学びの中心であった与えられた知識を獲得するだけではない。大学での学びは,自ら問題を発見し,研究を行い,問題を解決することが重要である。ここでは,テキストやマスメディア,インターネット,生成AIなどの情報をうのみにするのではなく,批判的に思考する必要がある。
本統合型複合科目では,講義において,大学での学びの特徴や重要なスキル,それを支える批判的思考について学ぶ。そして,受講者は下記に紹介する4つの少人数演習のいずれかに参加することによって,講義に関連するテーマを,討論や実習などを通してより深める。さらに,4つの少人数演習の担当者が講義においても,各1回の話題提供を行うことによって,全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には,講義では,第一に,大学での学びの特徴(1回)を理解し,そのために必要なスキルとしてリテラシー(2回)と,批判的思考を身につけることの重要性(4回)や知識習得と論理的な考え方(7回)を説明し,基本的なスキルを身につける。第二に,質問や発表の仕方(3回),研究の立案や実施の仕方(5回),インターネットや生成AIの活用の仕方(6回),学術書や論文の読み方(8回),レポートの書き方(10回)について,身につける。第三に,大学の学びにおいては重要な古典を学ぶこと,辞典を批判的に活用すること(9回),生物分類とことばを考えることについて学び(11回),文理を融合した思考法を身につける。 そして,上記の講義に関連したテーマについて,4つの少人数演習に分かれて,毎週並行して少人数演習に参加して,講義の内容をさらに深める。 12回,13回には,4つの異なる少人数演習の学生からなるグループに分かれて,合同演習を行う。講義に関連するテーマを自分たちで設定して,講義と演習で学んだことを踏まえて,議論を発展させる。最終回にはその成果を発表し,全体討論を実施して,まとめを行う。 なお,初回のオリエンテーションは,4月9日(水曜5限)に,全員が1つの教室に集まって行うので出席すること。出席できない学生は,録画を公開するので,視聴しておくこと。詳細はKULASIS「全学共通科目」のお知らせを確認すること。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
大学で学ぶための土台として,大学の学びの特徴と学問と研究活動の全体像を理解し,大学での学びにおいて重要な批判的な思考を身につけ,読解,質問,研究,ライティング,発表など基本的スキルを着実に身につけることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません。なお、このシラバスでは共通の講義部分と、少人数演習・D班「文系・理系について考える」(担当:宇佐美・沼田)の授業計画と内容を記します) ◆講義 月曜5限・共北32 第1回 イントロダクション:高校までの学びとの違いとは(楠見) 第2回 大学で学ぶとは:アカデミックリテラシーを身につけるには(楠見) 第3回 質問と発表のやり方について(佐々木) 第4回 批判的思考とは(楠見) 第5回 思考モードをシフトする:受動的課題解決から自発的課題発見へ (藤田) 第6回 ネット情報を読み解くには:デジタル・メディアリテラシー(楠見) 第7回 知識の修得と活用—そのメカニズム(仮) (奥村) 第8回 批判的に学術論文を読むには(楠見) 第9回 古典学を学ぶとは(仮) (宇佐美) 第10回 生物の分類から,言葉を考える(仮) (沼田) 第11回 批判的にレポートを書くには(楠見) 第12回 合同演習1(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第13回 合同演習2(4つの演習の学生からなるグループが最終発表に向けて活動)(楠見他) 第14回 4つの少人数演習の学生からなるグループが最終発表と討論,まとめ(楠見) 第15回 フィードバック(楠見) Key Word: 批判的思考,アカデミックリテラシー,リサーチリテラシー ◆少人数演習 D班「文系・理系について考える」(担当:宇佐美・沼田) 水曜5限・4共14 人文社会科学・自然科学とは何かを改めて考えるとともに,大学受験までの進路選択としての文系・理系との関係を見直す。そして,将来文系と理系の枠にとらわれずに活躍できる素養を養う。 [授業計画と内容] 第1回 履修者が,自己紹介とともに文系あるいは理系に進んだ理由や経緯を話し,進路選択のり方について議論する。 第2回 担当教員が,文系あるいは理系に進んだ理由や経緯を話し,進路選択の在り方について議論する。 第3回 人文社会科学のうちで特に哲学の歴史的な成り立ちについて担当教員が紹介し,質疑応答を行う。 第4回 自然科学のうちで特に生物学の歴史的な成り立ちについて担当教員が紹介し,質疑応答を行う。 第5〜10回 担当教員が用意した課題について議論を行う。文理融合的な分野で活躍するゲストを招くこともある。 第11〜13回 これまでの履修内容を参考に,それぞれの履修者の考える文系および理系の学問について発表し,質疑応答を行う。 第14回 全体を振り返り,文系と理系について総合的な討論を行う。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
14回の授業での平常点(出席と参加の状況など)と最終発表で評価を行う。各評価項目の割合の詳細は,初回の授業で説明する。フィードバック授業は評価の対象外である。
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(教科書)
『大学生のためのクリティカルシンキング:学びの基礎から教える実践へ』
(北大路書房)
(ISBN 4762830887 978-4762830884)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
教科書,授業資料の要点を予習・復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
授業で学んだことを,大学での学び全体に活かして実践して,振り返ることを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :エンジンの科学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Engine Science | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 総合研究10号館112講義室 | ||||||
(キーワード) | 熱工学関連 / エンジン / 環境影響 / 高効率化 / カーボンニュートラル | ||||||
(授業の概要・目的) | 自動車,鉄道や船舶などの推進,農業・建設機械の駆動,ならびに中小規模の発電に広く利用されているピストンが往復動することによって仕事を取り出すことができるレシプロエンジンに使われている技術の理解を通じて,エネルギー変換機器の高効率化や環境影響の低減がどのように行われているか,そのために基礎科学がどう役に立つのかを学ぶ. | ||||||
(到達目標) | ・エネルギー変換機器の効用と問題点(特にグローバル・局所大気環境への影響)について,レシプロエンジンを例に具体的に理解する. ・エネルギー変換機器の高効率化と環境影響低減のために,科学技術がどのように使われ,役立つかを理解する. |
||||||
(授業計画と内容) | レシプロエンジン(往復動内燃機関)の原理や特性を易しく解説するとともに,エンジンがもたらす環境への影響とその原因,排出物質の法的規制の動向と最近の技術開発,ならびにエンジン燃焼研究の方法などを紹介し議論する.セミナーは以下の内容で実施する.各項目について,受講者の理解の程度を確認しながら【 】で示した週数を充てる. 1.序論 【2週】 熱機関とレシプロエンジンの分類,作動原理と代表的なエンジンの構造,用途,ならびにその効用と解決すべき課題など. 2.技術の歴史 【2週】 レシプロエンジンの発明,その技術の発達と社会の変化との関わりなど. 3.効率と出力 【1〜2週】 熱効率および出力の意味,これらを決める因子と改善の考え方など. 4.見学会1【1週】 試験用エンジンによる性能・排気計測現場(学内)の見学会を実施する予定(時期については別途調整) 5.環境への影響 【1〜2週】 CO2を含む有害排出物質の発生原因と環境・生体への影響,排出物質規制の歴史と動向など. 6.エンジン内の現象【2〜3週】 エンジン内の燃焼,流れ,化学反応などの現象,性能や排出物質との関連など. 7.見学会2【1週】 レーザー計測など計測現場(学内)の見学会を実施する予定(時期については別途調整) 8. エンジンの研究・開発【1〜2週】 研究開発における計測およびコンピュータシミュレーションの役割,自動車エンジンの省燃費,排気ガス浄化の最新技術の紹介など. 10.後半部の振り返りとディスカッション【1週】 11.フィードバック【1週】 フィードバックを含めて全15回の授業を行う。 |
||||||
(履修要件) |
工学的なものを対象とした講義を行うが,高校における物理あるいは微積分等の基礎が無くとも理解できるように講義をすすめる.
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点およびレポートの結果により評価する.詳しくは授業中に説明する. | ||||||
(教科書) |
資料を配布する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 1日の講義終了後にその日の講義の内容について簡単にまとめたノートを作成することが望ましい. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :エンジンの科学
(科目名)
ILAS Seminar :Engine Science
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 総合研究10号館112講義室 |
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(キーワード) 熱工学関連 / エンジン / 環境影響 / 高効率化 / カーボンニュートラル | |||||||
(授業の概要・目的)
自動車,鉄道や船舶などの推進,農業・建設機械の駆動,ならびに中小規模の発電に広く利用されているピストンが往復動することによって仕事を取り出すことができるレシプロエンジンに使われている技術の理解を通じて,エネルギー変換機器の高効率化や環境影響の低減がどのように行われているか,そのために基礎科学がどう役に立つのかを学ぶ.
|
|||||||
(到達目標)
・エネルギー変換機器の効用と問題点(特にグローバル・局所大気環境への影響)について,レシプロエンジンを例に具体的に理解する.
・エネルギー変換機器の高効率化と環境影響低減のために,科学技術がどのように使われ,役立つかを理解する. |
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(授業計画と内容)
レシプロエンジン(往復動内燃機関)の原理や特性を易しく解説するとともに,エンジンがもたらす環境への影響とその原因,排出物質の法的規制の動向と最近の技術開発,ならびにエンジン燃焼研究の方法などを紹介し議論する.セミナーは以下の内容で実施する.各項目について,受講者の理解の程度を確認しながら【 】で示した週数を充てる. 1.序論 【2週】 熱機関とレシプロエンジンの分類,作動原理と代表的なエンジンの構造,用途,ならびにその効用と解決すべき課題など. 2.技術の歴史 【2週】 レシプロエンジンの発明,その技術の発達と社会の変化との関わりなど. 3.効率と出力 【1〜2週】 熱効率および出力の意味,これらを決める因子と改善の考え方など. 4.見学会1【1週】 試験用エンジンによる性能・排気計測現場(学内)の見学会を実施する予定(時期については別途調整) 5.環境への影響 【1〜2週】 CO2を含む有害排出物質の発生原因と環境・生体への影響,排出物質規制の歴史と動向など. 6.エンジン内の現象【2〜3週】 エンジン内の燃焼,流れ,化学反応などの現象,性能や排出物質との関連など. 7.見学会2【1週】 レーザー計測など計測現場(学内)の見学会を実施する予定(時期については別途調整) 8. エンジンの研究・開発【1〜2週】 研究開発における計測およびコンピュータシミュレーションの役割,自動車エンジンの省燃費,排気ガス浄化の最新技術の紹介など. 10.後半部の振り返りとディスカッション【1週】 11.フィードバック【1週】 フィードバックを含めて全15回の授業を行う。 |
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(履修要件)
工学的なものを対象とした講義を行うが,高校における物理あるいは微積分等の基礎が無くとも理解できるように講義をすすめる.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点およびレポートの結果により評価する.詳しくは授業中に説明する.
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(教科書)
資料を配布する
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
1日の講義終了後にその日の講義の内容について簡単にまとめたノートを作成することが望ましい.
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|||||||
(その他(オフィスアワー等))
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|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :中国を地理学から考える
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introductory Seminar - Thinking China from a geographical perspective | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室24 | ||||||
(キーワード) | 人文地理学 / 地域研究 / 中国 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | テーマ:地域を共感的に理解する—中国をフィールドとして— 地域は多様で重層的です。その多様性は、近代には地理教育として学びの対象に据えられました。そしてグローバル化が進展する現在、世界はフラット化するという楽観論とは裏腹に、地域の持つ意味、そして地域を理解する必要性はむしろ増大しています。地理学とくに地域地理学は地域を調べ、考え、そして伝えることに取り組んできましたが、この授業では、地理学の基本的な方法をめぐって、中国をフィールドとして、作業とディスカッションを軸としたゼミナールを行います。それを通して海外の地域に関する「共感的理解」とは何か、どうやって共感的理解にたどり着くことのか、を考えてゆきます。 |
||||||
(到達目標) | ・地域を考える地理学の基本的な方法を習得する。 ・中国に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
||||||
(授業計画と内容) | ゼミナール形式で、授業は進められます。毎回提示される課題に関して、資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には中国に関する自らの興味関心に基づいてテーマを設定し、その問いを解明してゆくことが求められます。 演習のテーマは下の通りです。1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 (1)「共感的理解」をめぐるディスカッション (2)自ら設定したテーマの本を図書館で探す (3)テーマに関連する新聞記事を探し紹介する (4)「隣の中国」についてディスカッション (5)中国を統計を使って考える (6)統計データを用いて地図を描く (7)主題図を用いて考える (8)「基本的事項」について報告する (9)中国を体験する (10)学術論文を利用する (11)自ら設定したテーマについて発表する (12)総合討論とレポートの提出 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価。 討論への積極的な参加(およそ50%)と作業・発表・レポートの内容(およそ50%)によって、総合的に評価します。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『中国統計年鑑』
(中国統計出版社)
(中国語と英語で書かれた、中国の現状を知るための基本的な統計書。図書館で閲覧。)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、授業の最終段階では、口頭発表とそれをもとに簡明なレポートをまとめることになりますので、中国に関して何をテーマとするか自ら考えてゆくことが求められます。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ゼミナール形式で行うことから、毎回出席できることを前提とします。それは、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することが、ゼミナールの重要な過程となるからです。 |
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ILASセミナー :中国を地理学から考える
(科目名)
ILAS Seminar :Introductory Seminar - Thinking China from a geographical perspective
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 教育院棟演習室24 |
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(キーワード) 人文地理学 / 地域研究 / 中国 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
テーマ:地域を共感的に理解する—中国をフィールドとして—
地域は多様で重層的です。その多様性は、近代には地理教育として学びの対象に据えられました。そしてグローバル化が進展する現在、世界はフラット化するという楽観論とは裏腹に、地域の持つ意味、そして地域を理解する必要性はむしろ増大しています。地理学とくに地域地理学は地域を調べ、考え、そして伝えることに取り組んできましたが、この授業では、地理学の基本的な方法をめぐって、中国をフィールドとして、作業とディスカッションを軸としたゼミナールを行います。それを通して海外の地域に関する「共感的理解」とは何か、どうやって共感的理解にたどり着くことのか、を考えてゆきます。 |
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(到達目標)
・地域を考える地理学の基本的な方法を習得する。
・中国に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
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(授業計画と内容)
ゼミナール形式で、授業は進められます。毎回提示される課題に関して、資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には中国に関する自らの興味関心に基づいてテーマを設定し、その問いを解明してゆくことが求められます。 演習のテーマは下の通りです。1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 (1)「共感的理解」をめぐるディスカッション (2)自ら設定したテーマの本を図書館で探す (3)テーマに関連する新聞記事を探し紹介する (4)「隣の中国」についてディスカッション (5)中国を統計を使って考える (6)統計データを用いて地図を描く (7)主題図を用いて考える (8)「基本的事項」について報告する (9)中国を体験する (10)学術論文を利用する (11)自ら設定したテーマについて発表する (12)総合討論とレポートの提出 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価。
討論への積極的な参加(およそ50%)と作業・発表・レポートの内容(およそ50%)によって、総合的に評価します。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『中国統計年鑑』
(中国統計出版社)
(中国語と英語で書かれた、中国の現状を知るための基本的な統計書。図書館で閲覧。)
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、授業の最終段階では、口頭発表とそれをもとに簡明なレポートをまとめることになりますので、中国に関して何をテーマとするか自ら考えてゆくことが求められます。
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(その他(オフィスアワー等))
ゼミナール形式で行うことから、毎回出席できることを前提とします。それは、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することが、ゼミナールの重要な過程となるからです。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :公共政策論I
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(英 訳) | ILAS Seminar :Public Policy I | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共西11 | ||||||
(キーワード) | 公共政策 / 行政 / 政治 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 具体的な政策課題を多面的に検討し議論することを通して、公共政策の分析とデザインのための理論および技法を修得することを目指す。本ゼミを通じて、受講者は、「社会問題を解決すること」の難しさを味わうとともに、論理的思考とプレゼンテーションの能力を高めることが望まれる。 | ||||||
(到達目標) | この授業を受講することで、プレゼンテーションやグループ作業の能力を高めることができるとともに、社会問題やその対応策について、どのように調査・研究をすすめればよいか、その基本的な知識を得ることができる。 | ||||||
(授業計画と内容) | なぜある社会問題が「問題」としてとりあげられるのか、またそうした問題を解決するうえで政府はいかなる役割を果たすべきであるのかについて、具体的な政策イシューを事例として、考察を深めることを目指す。公共的な問題を発見し適切に解決するのは決して容易でないことを実感として理解できるようになればと考えている。 参加する学生は、関心のある社会問題をとりあげ、その現状ならびに対策について調べたうえで、改善策を提案することを目指し、その研究発表を行う。また、参加者の間での討論と協働作業をとくに重視する。 受講者の数によるが、おおよそ、以下のようなスケジュールでおこなう予定である。 1.ガイダンスおよびグループ作成 2.報告内容および方法についての説明、各グループでのテーマ選び 3.報告に向けてのグループごとの作業(2−3週程度) 4.グループごとの報告①(問題の現状と原因の把握) 5.グループごとの報告②(対策の現状と政策提案) 授業はフィードバックを含め全15回行う。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況・参加態度(80%)、報告内容(20%)にもとづき、評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 報告に向けて準備をおこなうだけでなく、報告後も、報告で足りなかった点、うまくいかなかった点などを反省し、改善策を考えることが望まれる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :公共政策論I
(科目名)
ILAS Seminar :Public Policy I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 共西11 |
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(キーワード) 公共政策 / 行政 / 政治 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
具体的な政策課題を多面的に検討し議論することを通して、公共政策の分析とデザインのための理論および技法を修得することを目指す。本ゼミを通じて、受講者は、「社会問題を解決すること」の難しさを味わうとともに、論理的思考とプレゼンテーションの能力を高めることが望まれる。
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(到達目標)
この授業を受講することで、プレゼンテーションやグループ作業の能力を高めることができるとともに、社会問題やその対応策について、どのように調査・研究をすすめればよいか、その基本的な知識を得ることができる。
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(授業計画と内容)
なぜある社会問題が「問題」としてとりあげられるのか、またそうした問題を解決するうえで政府はいかなる役割を果たすべきであるのかについて、具体的な政策イシューを事例として、考察を深めることを目指す。公共的な問題を発見し適切に解決するのは決して容易でないことを実感として理解できるようになればと考えている。 参加する学生は、関心のある社会問題をとりあげ、その現状ならびに対策について調べたうえで、改善策を提案することを目指し、その研究発表を行う。また、参加者の間での討論と協働作業をとくに重視する。 受講者の数によるが、おおよそ、以下のようなスケジュールでおこなう予定である。 1.ガイダンスおよびグループ作成 2.報告内容および方法についての説明、各グループでのテーマ選び 3.報告に向けてのグループごとの作業(2−3週程度) 4.グループごとの報告①(問題の現状と原因の把握) 5.グループごとの報告②(対策の現状と政策提案) 授業はフィードバックを含め全15回行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況・参加態度(80%)、報告内容(20%)にもとづき、評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
報告に向けて準備をおこなうだけでなく、報告後も、報告で足りなかった点、うまくいかなかった点などを反省し、改善策を考えることが望まれる。
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|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :経済思想
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Economic Thoughts | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共北3B | ||||||
(キーワード) | 貨幣 / 信用 / 権力 / 負債 / 贈与 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 経済学の狭い枠にこだわらず、経済の本質にかかわる啓蒙的な本を土台に、問題意識の発掘に努める。 | ||||||
(到達目標) | 現代経済の諸問題を対症療法的にバラバラに論じるのではなく、そのつど理論と思想に還元しながら体系的に理解する姿勢を養う。 | ||||||
(授業計画と内容) | 貨幣は、あらゆる物が買えるという意味で、それがなければまともな社会生活が送れないと同時に、億万長者を夢想する守銭奴が、社会と縁を切ってひたすら蓄財に励む手段ともなりうる。こうした貨幣の逆説は、アリストテレスの古代から現代にいたるまで、人の注意を惹きつけてやまなかった。バブル崩壊、ユーロ統合、金融恐慌、仮想通貨、現代貨幣理論(MMT)などのきわめて現代的な現象もこのことと無縁ではない。このゼミでは、必ずしも経済学の枠にこだわらず、おもに貨幣と信用にかかわる書物を通じ、視野を広く取って問題意識の発掘に努めたいと思う。以下のような課題について、それぞれ2〜3週授業をする予定である。あるいは年度に応じて2〜3の課題を集中的に取り上げることがある。 1.比例と交換(マルクス、アリストテレス、交換的正義、配分的正義) 2.類似と鋳貨(グレシャムの法則、コペルニクス、ニュートン、贋金づくり) 3.模倣と信用(バジョット、タルド、国家と中央銀行) 4.流行と慣習(スミス、ヴェブレン、先祖がえり) 5.模倣と権力(高田保馬、勢力意志、従属本能、威信への渇望) 6.金融化と世界システム論(アリギ、覇権循環、金融拡大、儒教的市場経済) 7.負債と贈与(グレーバー、物々交換神話、原初的負債論、イヌイット) 8.ポスト・ヒューマニズムとポスト・キャピタリズム(人新世、人間の終焉) (授業回数はフィードバックを含め全15回とする) |
||||||
(履修要件) |
後期「経済原論基礎ゼミナール」の連続した履修が望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価50点(討論への積極的参加25点、個別報告25点)、学期末レポート50点により、総合的に評価する。 レポート及び個別報告については、到達目標の達成度に基づき評価する。 なお学期末レポートを提出しない場合は0点とする。 |
||||||
(教科書) |
未定
|
||||||
(参考書等) |
『貨幣と信用』
(東京大学出版会)
ISBN:4-13-040172-6
『模倣と権力の経済学:貨幣の価値を変えよ(思想史篇)』
(岩波書店)
ISBN:978-4000253208
その他、授業中に適宜紹介する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 指定された古典を、適切な二次文献を参照にしながら、徹底的に読み込む。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :経済思想
(科目名)
ILAS Seminar :Economic Thoughts
(英 訳)
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|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月5 (教室) 共北3B |
|||||||
(キーワード) 貨幣 / 信用 / 権力 / 負債 / 贈与 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
経済学の狭い枠にこだわらず、経済の本質にかかわる啓蒙的な本を土台に、問題意識の発掘に努める。
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(到達目標)
現代経済の諸問題を対症療法的にバラバラに論じるのではなく、そのつど理論と思想に還元しながら体系的に理解する姿勢を養う。
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(授業計画と内容)
貨幣は、あらゆる物が買えるという意味で、それがなければまともな社会生活が送れないと同時に、億万長者を夢想する守銭奴が、社会と縁を切ってひたすら蓄財に励む手段ともなりうる。こうした貨幣の逆説は、アリストテレスの古代から現代にいたるまで、人の注意を惹きつけてやまなかった。バブル崩壊、ユーロ統合、金融恐慌、仮想通貨、現代貨幣理論(MMT)などのきわめて現代的な現象もこのことと無縁ではない。このゼミでは、必ずしも経済学の枠にこだわらず、おもに貨幣と信用にかかわる書物を通じ、視野を広く取って問題意識の発掘に努めたいと思う。以下のような課題について、それぞれ2〜3週授業をする予定である。あるいは年度に応じて2〜3の課題を集中的に取り上げることがある。 1.比例と交換(マルクス、アリストテレス、交換的正義、配分的正義) 2.類似と鋳貨(グレシャムの法則、コペルニクス、ニュートン、贋金づくり) 3.模倣と信用(バジョット、タルド、国家と中央銀行) 4.流行と慣習(スミス、ヴェブレン、先祖がえり) 5.模倣と権力(高田保馬、勢力意志、従属本能、威信への渇望) 6.金融化と世界システム論(アリギ、覇権循環、金融拡大、儒教的市場経済) 7.負債と贈与(グレーバー、物々交換神話、原初的負債論、イヌイット) 8.ポスト・ヒューマニズムとポスト・キャピタリズム(人新世、人間の終焉) (授業回数はフィードバックを含め全15回とする) |
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(履修要件)
後期「経済原論基礎ゼミナール」の連続した履修が望ましい。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価50点(討論への積極的参加25点、個別報告25点)、学期末レポート50点により、総合的に評価する。
レポート及び個別報告については、到達目標の達成度に基づき評価する。 なお学期末レポートを提出しない場合は0点とする。 |
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(教科書)
未定
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(参考書等)
『貨幣と信用』
(東京大学出版会)
ISBN:4-13-040172-6
『模倣と権力の経済学:貨幣の価値を変えよ(思想史篇)』
(岩波書店)
ISBN:978-4000253208
その他、授業中に適宜紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
指定された古典を、適切な二次文献を参照にしながら、徹底的に読み込む。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :神経心理学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Neuropsychology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 総人1207 | ||||||
(キーワード) | 認知脳科学関連 / 高次脳機能 / 言語 / 視知覚 / 記憶 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 脳の様々な疾患によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こる.伝統的な神経心理学では,このような脳損傷患者が示す高次脳機能障害の積み重ねから,脳からこころがどのように生起してくるのかの理論を構築してきた.そして,このような伝統的な神経心理学の理論は,近年の脳機能計測による認知神経科学の考え方にも大きな影響を与えている.本ILASセミナー:神経心理学では,神経心理学がどのように脳とこころの関係性を理解しようとしているのか,そしてそれが人間そのものの理解にどのようにつながっているのかを考えることをめざす。 | ||||||
(到達目標) | ・脳の疾患によって起こる様々な高次脳機能の障害についての臨床的観点からの知識を習得する. ・ヒトのさまざまな認知機能が脳を媒体としてどのように表現されているのかについての理解を深める. ・専門的内容の書物を読んでその内容をプレゼンすることで,プレゼンテーションの基本的素養を習得する. ・脳を介して心の働きを客観的に理解することを通じて,自らを客観的にみつめる力を体得する. |
||||||
(授業計画と内容) | 本ILASセミナー:神経心理学では,脳損傷患者を対象とした神経心理学に関するテキストを素材にし,それぞれの担当者がテキストの章ごとにその内容をプレゼンし,それについて受講生皆で議論を行う.本セミナーを通して,神経心理学や認知神経科学が脳とこころの関係をどのように理解しようとし,それが人間の理解にどのようにつながっていく可能性があるのかを体得したい. 本セミナーで扱う内容は以下のとおり.各章ごとに2回〜3回の授業を行う.内容や順番は目安であり,変更する可能性があります.なお,授業回数はフィードバックを含め全15回です. 1.ガイダンス:脳と心の関係 2.言語の世界 3.知覚の世界 4.記憶の世界 5.心の形 フィードバック方法は別途連絡します。 |
||||||
(履修要件) |
履修希望者は,全学共通科目の講義科目の『神経心理学Ⅰ』または『神経心理学Ⅱ』を受講中であることが望ましい(総合人間学部と文学部の専門科目である同一科目も含む).なお,総合人間学部の学生は別途選抜を行うので,総合人間学部のシラバスを確認すること.受講希望者は,初回に担当日の調整をするので,必ず初回の授業に出席すること.
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(約60%)と発表内容(約40%)で評価する.ディスカッションへの参加の積極性も加味することがある. | ||||||
(教科書) |
『脳からみた心』
(角川ソフィア文庫)
ISBN:9784044052195
本ゼミナールでは,この教科書を購入していることを前提に進めます.原則的に購入をお願いします.
|
||||||
(参考書等) |
『高次脳機能障害学(第3版)』
(医歯薬出版,2022年)
ISBN:9784263266519
『高次脳機能障害の症候辞典 』
(医歯薬出版,2009年)
ISBN:9784263213315
『初学者のための神経心理学入門』
(新興医学出版社,2022年)
ISBN:9784880029160
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の前までに,その日に授業で扱う単元の内容を読んでおき,質問したい内容を想定しておくこと. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーについては,KULASISを参照のこと. | ||||||
ILASセミナー :神経心理学
(科目名)
ILAS Seminar :Neuropsychology
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 総人1207 |
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(キーワード) 認知脳科学関連 / 高次脳機能 / 言語 / 視知覚 / 記憶 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
脳の様々な疾患によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こる.伝統的な神経心理学では,このような脳損傷患者が示す高次脳機能障害の積み重ねから,脳からこころがどのように生起してくるのかの理論を構築してきた.そして,このような伝統的な神経心理学の理論は,近年の脳機能計測による認知神経科学の考え方にも大きな影響を与えている.本ILASセミナー:神経心理学では,神経心理学がどのように脳とこころの関係性を理解しようとしているのか,そしてそれが人間そのものの理解にどのようにつながっているのかを考えることをめざす。
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(到達目標)
・脳の疾患によって起こる様々な高次脳機能の障害についての臨床的観点からの知識を習得する.
・ヒトのさまざまな認知機能が脳を媒体としてどのように表現されているのかについての理解を深める. ・専門的内容の書物を読んでその内容をプレゼンすることで,プレゼンテーションの基本的素養を習得する. ・脳を介して心の働きを客観的に理解することを通じて,自らを客観的にみつめる力を体得する. |
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(授業計画と内容)
本ILASセミナー:神経心理学では,脳損傷患者を対象とした神経心理学に関するテキストを素材にし,それぞれの担当者がテキストの章ごとにその内容をプレゼンし,それについて受講生皆で議論を行う.本セミナーを通して,神経心理学や認知神経科学が脳とこころの関係をどのように理解しようとし,それが人間の理解にどのようにつながっていく可能性があるのかを体得したい. 本セミナーで扱う内容は以下のとおり.各章ごとに2回〜3回の授業を行う.内容や順番は目安であり,変更する可能性があります.なお,授業回数はフィードバックを含め全15回です. 1.ガイダンス:脳と心の関係 2.言語の世界 3.知覚の世界 4.記憶の世界 5.心の形 フィードバック方法は別途連絡します。 |
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(履修要件)
履修希望者は,全学共通科目の講義科目の『神経心理学Ⅰ』または『神経心理学Ⅱ』を受講中であることが望ましい(総合人間学部と文学部の専門科目である同一科目も含む).なお,総合人間学部の学生は別途選抜を行うので,総合人間学部のシラバスを確認すること.受講希望者は,初回に担当日の調整をするので,必ず初回の授業に出席すること.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(約60%)と発表内容(約40%)で評価する.ディスカッションへの参加の積極性も加味することがある.
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(教科書)
『脳からみた心』
(角川ソフィア文庫)
ISBN:9784044052195
本ゼミナールでは,この教科書を購入していることを前提に進めます.原則的に購入をお願いします.
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(参考書等)
『高次脳機能障害学(第3版)』
(医歯薬出版,2022年)
ISBN:9784263266519
『高次脳機能障害の症候辞典 』
(医歯薬出版,2009年)
ISBN:9784263213315
『初学者のための神経心理学入門』
(新興医学出版社,2022年)
ISBN:9784880029160
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業の前までに,その日に授業で扱う単元の内容を読んでおき,質問したい内容を想定しておくこと.
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーについては,KULASISを参照のこと.
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