


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ヒトに常在する微生物を知ろう
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Exploring microbes resident in human | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定) |
||||||||||||
(教室) | 集合場所:研究所本館M棟1階会議室M-105A室 | ||||||||||||
(キーワード) | 応用微生物学 / 常在菌 / 発酵 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 微生物は、高校の教科書では、生態系における「分解者」として説明されている。例えば、微生物は、動物の死体や糞便、あるいは枯れた植物などを分解し、物質循環に重要な役割を担っている。また、「発酵食品」に代表されるように、わたしたちの暮らしの中にも密接に微生物は関わっている。わたしたち(ヒト)は約37兆個の細胞からできているが、わたしたちの体の中、特に腸内にはその数を上回る40兆個の微生物が住み着いていると考えられている。このような微生物は常在菌と呼ばれており、皮膚、口腔内、消化器、生殖器など様々な組織に存在する。 本セミナーでは、講義と実験を通して、主に常在菌に焦点を当て、微生物が身近に存在すること及び微生物の多様性と生存様式を理解することを目的とする。 |
||||||||||||
(到達目標) | 微生物の分類、増殖形式、細胞構造などを理解し、種々の微生物の生存様式を理論的に説明できるようになる。また、微生物の基本的な取り扱い方法(滅菌操作・ヒトからの分離法・培養法・形態観察)を習熟することにより、微生物の培養と分類に関する基礎的技術を修得する。さらに、実験結果に基づいて考察し、得られた成果を発表する能力を身に付ける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーは、8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定)に農学研究科宇治地区(宇治キャンパス)で実施する。 下記の5つの項目(1項目あたり3回相当)に関して、講義と実験を行い、最後に実験成果を発表する。成果発表等に対して、フィードバックする。 ・微生物の分離と培養(各自受講者から常在菌を分離培養する) ・微生物の分類(常在菌を表現型並びに遺伝子配列に基づいて分類する) ・微生物の細胞構造(顕微鏡で常在菌の細胞構造を観察する) ・微生物の増殖形式(微生物の世代時間を算出する) ・微生物の代謝様式(微生物発酵により乳酸やアルコールを生産する) なお、内容は一部変更する場合がある。 |
||||||||||||
(履修要件) |
生化学の基礎知識(高校の「生物基礎」レベル)の修得が望ましいが、熱意をもって実験できれば受講可能である。
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席状況と実験に取り組む姿勢)(約20%)、成果発表(約30%)、及びレポート(約50%)により評価する。 | ||||||||||||
(教科書) |
適宜、資料を配付する。
|
||||||||||||
(参考書等) |
『遺伝子・細胞から見た 応用微生物学』
(朝倉書店・2020年)
ISBN:978-4-254-43124-7
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 配付資料に目を通し、理解を深める努力をする。特に、実験に関して、予め手順を確認し、スムーズに実施できるようにする。また、実験後にデータを取り纏めて考察する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 安全に実験を行うため、履修人数を制限する。 実験を行うため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入する必要がある。 授業中、わからないことについては積極的な質問を期待する。 連絡方法は電子メールにより行う。 微生物の分類にインターネットを用いる。 成果発表にはPowerPointを用いる。 採点報告日(8月中旬)以降に実施するため、成績報告が遅れる可能性がある。 |
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ILASセミナー :ヒトに常在する微生物を知ろう
(科目名)
ILAS Seminar :Exploring microbes resident in human
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定) (教室) 集合場所:研究所本館M棟1階会議室M-105A室 |
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(キーワード) 応用微生物学 / 常在菌 / 発酵 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
微生物は、高校の教科書では、生態系における「分解者」として説明されている。例えば、微生物は、動物の死体や糞便、あるいは枯れた植物などを分解し、物質循環に重要な役割を担っている。また、「発酵食品」に代表されるように、わたしたちの暮らしの中にも密接に微生物は関わっている。わたしたち(ヒト)は約37兆個の細胞からできているが、わたしたちの体の中、特に腸内にはその数を上回る40兆個の微生物が住み着いていると考えられている。このような微生物は常在菌と呼ばれており、皮膚、口腔内、消化器、生殖器など様々な組織に存在する。
本セミナーでは、講義と実験を通して、主に常在菌に焦点を当て、微生物が身近に存在すること及び微生物の多様性と生存様式を理解することを目的とする。 |
||||||||||
(到達目標)
微生物の分類、増殖形式、細胞構造などを理解し、種々の微生物の生存様式を理論的に説明できるようになる。また、微生物の基本的な取り扱い方法(滅菌操作・ヒトからの分離法・培養法・形態観察)を習熟することにより、微生物の培養と分類に関する基礎的技術を修得する。さらに、実験結果に基づいて考察し、得られた成果を発表する能力を身に付ける。
|
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(授業計画と内容)
本セミナーは、8月25日(月)〜29日(金)(10時30分から17時30分の予定)に農学研究科宇治地区(宇治キャンパス)で実施する。 下記の5つの項目(1項目あたり3回相当)に関して、講義と実験を行い、最後に実験成果を発表する。成果発表等に対して、フィードバックする。 ・微生物の分離と培養(各自受講者から常在菌を分離培養する) ・微生物の分類(常在菌を表現型並びに遺伝子配列に基づいて分類する) ・微生物の細胞構造(顕微鏡で常在菌の細胞構造を観察する) ・微生物の増殖形式(微生物の世代時間を算出する) ・微生物の代謝様式(微生物発酵により乳酸やアルコールを生産する) なお、内容は一部変更する場合がある。 |
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(履修要件)
生化学の基礎知識(高校の「生物基礎」レベル)の修得が望ましいが、熱意をもって実験できれば受講可能である。
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席状況と実験に取り組む姿勢)(約20%)、成果発表(約30%)、及びレポート(約50%)により評価する。
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(教科書)
適宜、資料を配付する。
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(参考書等)
『遺伝子・細胞から見た 応用微生物学』
(朝倉書店・2020年)
ISBN:978-4-254-43124-7
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(授業外学習(予習・復習)等)
配付資料に目を通し、理解を深める努力をする。特に、実験に関して、予め手順を確認し、スムーズに実施できるようにする。また、実験後にデータを取り纏めて考察する。
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(その他(オフィスアワー等))
安全に実験を行うため、履修人数を制限する。
実験を行うため、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入する必要がある。 授業中、わからないことについては積極的な質問を期待する。 連絡方法は電子メールにより行う。 微生物の分類にインターネットを用いる。 成果発表にはPowerPointを用いる。 採点報告日(8月中旬)以降に実施するため、成績報告が遅れる可能性がある。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :自然体験の感動を科学する
|
(英 訳) | ILAS Seminar :A quantitative study concerning emotions in nature experiences | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
||||||
(教室) | 未定 | ||||||
(キーワード) | 生態学および環境学関連 / 社会心理学関連 / エコツーリズム | ||||||
(授業の概要・目的) | 人はなぜ、自然を愛し、自然にいやされるのだろう。便利な都会で暮らしていても、なぜときとして自然体験を求めるのだろう。こんな疑問について、科学的な切り口でいどむのがこのILASセミナーの特徴だ。この授業では、自然が現代人の精神的幸福に貢献するメカニズムを探る。従来の「自然保護ありき」で語られる環境保全ではなく、進化生物学や心理学などの客観的な視点から、人々が自然を心地よく思い、愛し、敬う感情とは何か・その感情はいつどこで生じるかを考える。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、従来は研究がむずかしかったフィールドでの人間行動と感情についての実験と研究を進める。実際に自然体験アクティビティを行い、その感動をデータとして分析する。これまでは文系の学問で漠然と語られるだけだった「自然のなかでの感動」を、科学で解明してみよう。 | ||||||
(到達目標) | 日本の自然の価値について、特に文化的生態系サービスについての知識を得、また実際に観光客に人気の自然体験をすることで、エコツーリズムが果たす役割とは何か、今後の社会にどのような貢献を果たすかを考えることができる。フィールド調査学習では、仮説を立て、データを取得して検証し、考察するというプロセスを体得する。その結果として、自然体験で生じる感動とは何かを考え、人にとってそれがどのような意味を持つかを分析する経験を積む。 | ||||||
(授業計画と内容) | (第1回分)吉田キャンパスでの講義および実習の説明会を7月中に行う。その後、8月に集中講義を実施する。その際、フィールド体験を京都大学紀伊大島実験所とその周辺で実施する予定である(社会情勢などによる変更の可能性あり)。 フィールド体験は、講義および予備調査実験(第2-5回分)、フィールド調査学習(第6-11回分)、成果取りまとめと発表(第12-15回分)で構成される。講義では、日本人と自然のかかわりを歴史的コンテクストと現代の環境問題を通して学ぶ。また、人間の心理を形づくる要因を知るために進化生物学・進化心理学の基礎も学ぶ。 フィールド調査学習では、人間の心理にとって自然の持つ役割は何かを、仮説を立て、調査によって検証し、考察するというプロセスを踏む。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、人間の行動や感情を詳細に記録するビッグデータ科学の初歩を学ぶ。学生はグループごとに、来訪者に自然がもたらす精神的・文化的効果を明示的・定量的に調べ、自然に対する気持ちについての普遍性や法則性を探る。指導教員はそれぞれの仮説の設定や研究手法、結果の解析を密接に指導する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートと授業内での発表で評価する。評価の割合については初回授業にて説明する。 | ||||||
(教科書) |
必要に応じてプリントなどを配布する。
|
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(参考書等) |
『生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860644932
(生物進化は誤解の多い学問分野です。本書では、よくある誤解をとりあげて、生物進化とはどのようなものなのか、丁寧に解説します。人間も生物進化の産物です。生物である私たち人間も、生物進化と深く関わっているのです。本書の後半では、人間の「こころ」について、生物進化の視点で考えていきます。生物進化を考えることで、もしかしたら、日常の悩みを解決する糸口が見えてくるかもしれません。生物進化の基礎から、進化心理学といった「こころ」に関することまで、現代人におくる生物進化の入門書です!)
『学んでみると生態学はおもしろい』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860643430
(本書は、サイエンスとしての生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的・客観的にとらえる考え方を身につけられます。これからの時代を生きる人の必修科目である生態学をイチから学びましょう。)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 高校の生物で履修する程度の生態学の知識があることがのぞましいので、必要に応じて「学んでみると生態学はおもしろい(伊勢武史著・ベレ出版)」などの入門書を読んでおくことを勧めます。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 旅費(JR串本駅までの往復交通費:京都駅から新大阪駅へ新快速、新大阪駅から特急くろしおに乗車した場合、片道7,590円(シラバス登録日現在・学割を利用すると割引になる))・潮岬青少年の家の宿泊費用(1泊1,360円・2泊分)・食費・自然体験アクティビティ参加費用・その他実習参加に必要な経費は学生個人の負担となります。費用の概要は、7月の説明会でお知らせします。また、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要です。集中講義は8月に実施する予定のため、成績報告が遅れることが想定されます。 | ||||||
ILASセミナー :自然体験の感動を科学する
(科目名)
ILAS Seminar :A quantitative study concerning emotions in nature experiences
(英 訳)
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 未定 |
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(キーワード) 生態学および環境学関連 / 社会心理学関連 / エコツーリズム | |||||||
(授業の概要・目的)
人はなぜ、自然を愛し、自然にいやされるのだろう。便利な都会で暮らしていても、なぜときとして自然体験を求めるのだろう。こんな疑問について、科学的な切り口でいどむのがこのILASセミナーの特徴だ。この授業では、自然が現代人の精神的幸福に貢献するメカニズムを探る。従来の「自然保護ありき」で語られる環境保全ではなく、進化生物学や心理学などの客観的な視点から、人々が自然を心地よく思い、愛し、敬う感情とは何か・その感情はいつどこで生じるかを考える。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、従来は研究がむずかしかったフィールドでの人間行動と感情についての実験と研究を進める。実際に自然体験アクティビティを行い、その感動をデータとして分析する。これまでは文系の学問で漠然と語られるだけだった「自然のなかでの感動」を、科学で解明してみよう。
|
|||||||
(到達目標)
日本の自然の価値について、特に文化的生態系サービスについての知識を得、また実際に観光客に人気の自然体験をすることで、エコツーリズムが果たす役割とは何か、今後の社会にどのような貢献を果たすかを考えることができる。フィールド調査学習では、仮説を立て、データを取得して検証し、考察するというプロセスを体得する。その結果として、自然体験で生じる感動とは何かを考え、人にとってそれがどのような意味を持つかを分析する経験を積む。
|
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(授業計画と内容)
(第1回分)吉田キャンパスでの講義および実習の説明会を7月中に行う。その後、8月に集中講義を実施する。その際、フィールド体験を京都大学紀伊大島実験所とその周辺で実施する予定である(社会情勢などによる変更の可能性あり)。 フィールド体験は、講義および予備調査実験(第2-5回分)、フィールド調査学習(第6-11回分)、成果取りまとめと発表(第12-15回分)で構成される。講義では、日本人と自然のかかわりを歴史的コンテクストと現代の環境問題を通して学ぶ。また、人間の心理を形づくる要因を知るために進化生物学・進化心理学の基礎も学ぶ。 フィールド調査学習では、人間の心理にとって自然の持つ役割は何かを、仮説を立て、調査によって検証し、考察するというプロセスを踏む。近年実用化の進む表情認識AIなどの情報技術を用いることで、人間の行動や感情を詳細に記録するビッグデータ科学の初歩を学ぶ。学生はグループごとに、来訪者に自然がもたらす精神的・文化的効果を明示的・定量的に調べ、自然に対する気持ちについての普遍性や法則性を探る。指導教員はそれぞれの仮説の設定や研究手法、結果の解析を密接に指導する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートと授業内での発表で評価する。評価の割合については初回授業にて説明する。
|
|||||||
(教科書)
必要に応じてプリントなどを配布する。
|
|||||||
(参考書等)
『生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860644932
(生物進化は誤解の多い学問分野です。本書では、よくある誤解をとりあげて、生物進化とはどのようなものなのか、丁寧に解説します。人間も生物進化の産物です。生物である私たち人間も、生物進化と深く関わっているのです。本書の後半では、人間の「こころ」について、生物進化の視点で考えていきます。生物進化を考えることで、もしかしたら、日常の悩みを解決する糸口が見えてくるかもしれません。生物進化の基礎から、進化心理学といった「こころ」に関することまで、現代人におくる生物進化の入門書です!)
『学んでみると生態学はおもしろい』
(ベレ出版)
ISBN:978-4860643430
(本書は、サイエンスとしての生態学の基本的な理論を丁寧に解説し、環境を科学的・客観的にとらえる考え方を身につけられます。これからの時代を生きる人の必修科目である生態学をイチから学びましょう。)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
高校の生物で履修する程度の生態学の知識があることがのぞましいので、必要に応じて「学んでみると生態学はおもしろい(伊勢武史著・ベレ出版)」などの入門書を読んでおくことを勧めます。
|
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(その他(オフィスアワー等))
旅費(JR串本駅までの往復交通費:京都駅から新大阪駅へ新快速、新大阪駅から特急くろしおに乗車した場合、片道7,590円(シラバス登録日現在・学割を利用すると割引になる))・潮岬青少年の家の宿泊費用(1泊1,360円・2泊分)・食費・自然体験アクティビティ参加費用・その他実習参加に必要な経費は学生個人の負担となります。費用の概要は、7月の説明会でお知らせします。また、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要です。集中講義は8月に実施する予定のため、成績報告が遅れることが想定されます。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :京都の文化を支える森林−地域の智恵と生態学的知見
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Forests Supporting Kyoto | ||||||||||
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(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 13(13)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 芦生研究林、上賀茂試験地、北白川試験地 | ||||||||||||
(キーワード) | 森林 / 生態系サービス / 林業 / 野生動物 / 里山 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 京都は豊かな森林・水などの自然に支えられ、その資源を利用することによって古より発展を遂げきた。多くの文明が環境破壊と生態系サービスの劣化によって失われた事実とは対照的に、京都周辺には現在でも多くの森林や渓流が残り、京都の文化を支えている。 本科目では、京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法を実習を通して学び、森林の利用に関する地域の歴史や人々の智恵を、猟師などの地域の多様な人と接するなかから学ぶ。そして、森林と人間社会との新しい関係を考える。 |
||||||||||||
(到達目標) | 京都における森林の歴史や現在の状況を学習し、森林をめぐる環境問題に対し、実習を通じて科学的な知識や研究手法を習得する。加えて、地域の人々や活動を体験し、人間社会と森林の関係について考察し、多面的な視野から対応策を考えられるようになる。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 前期集中 事前講義を9月1日(月) に開催します。 実習(芦生研究林に宿泊)は2025年9月10日(水)-12日(金)の2泊3日です。この日程で参加できる場合だけ履修登録してください。 連絡はメールを用いて行うので、必ずKULASISに登録しているメールを確認すること。 森林と人間の関わりに関する歴史的知見ならびに森林生態系に関する生態学的知識について学習する。 その後、京都大学が有する、里山として利用されてきた上賀茂試験地、原生的な森林である芦生研究林にて実習を行う。 森林と人間社会の関係について、植生(石原)や歴史・生活(坂野上)といった異なる側面から、調査、データ解析、発表を行い、科学的な研究の流れを理解する。 さらに猟師や林業家など森林と関わる仕事をしている学外の講師の話を聞き、人工林やかやぶきの里を見学し、森林がどのように管理され、人々がどのように森林とともに生きてきたかを学ぶ。 1日目 上賀茂試験地:京都市の里山 ガイダンス 森林と人間の関係について講義 上賀茂試験地の見学 芦生研究林へ移動・夕食 森と人との関わりについて猟師などの外部講師 2日目 芦生研究林の自然と調査 午前 樹木種の識別実習、原生的森林の観察 午後 調査体験 班ごとのデータ解析、まとめ、ディスカッション 各班の発表、ディスカッション 夕食 3日目 かやぶきの里、木材市場などの見学 北白川試験地の見学 解散 |
||||||||||||
(履修要件) |
前期開講の、森里海連環学系科目 森里海連環学IおよびII を受講しておくことが望ましい。
全日程を参加できること。 |
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習中の発言、調査結果の発表とレポート作成。詳細は授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||
(参考書等) |
『森のバランス』
(東海大学出版会)
『「大学の森」が見た森と里の再生学 京都芦生・美山での挑戦』
(京都大学学術出版会)
『森林の変化と人類』
(共立出版)
『シカ問題を考える』
(山と渓谷社)
『京都の森と文化』
(ナカニシヤ出版)
|
||||||||||||
(関連URL) | https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/ 芦生研究林 | ||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 事前に芦生研究林・上賀茂試験地・北白川試験地についてフィールドセンターのHPを確認すること。 実習前に課題を出し、実習時に提出してもらう。 |
||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)に必ず加入しておくこと。 実習は芦生研究林および上賀茂試験地・北白川試験地で行います。 実習中の宿泊費・食費については実費(合計5000円程度)を徴収します。 初日の上賀茂試験地までの旅費は自己負担。 開催時期により、前期の成績発表の時期に間に合わない可能性があります。 |
||||||||||||
ILASセミナー :京都の文化を支える森林−地域の智恵と生態学的知見
(科目名)
ILAS Seminar :Forests Supporting Kyoto
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 13(13)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 芦生研究林、上賀茂試験地、北白川試験地 |
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(キーワード) 森林 / 生態系サービス / 林業 / 野生動物 / 里山 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
京都は豊かな森林・水などの自然に支えられ、その資源を利用することによって古より発展を遂げきた。多くの文明が環境破壊と生態系サービスの劣化によって失われた事実とは対照的に、京都周辺には現在でも多くの森林や渓流が残り、京都の文化を支えている。
本科目では、京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法を実習を通して学び、森林の利用に関する地域の歴史や人々の智恵を、猟師などの地域の多様な人と接するなかから学ぶ。そして、森林と人間社会との新しい関係を考える。 |
||||||||||
(到達目標)
京都における森林の歴史や現在の状況を学習し、森林をめぐる環境問題に対し、実習を通じて科学的な知識や研究手法を習得する。加えて、地域の人々や活動を体験し、人間社会と森林の関係について考察し、多面的な視野から対応策を考えられるようになる。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
前期集中 事前講義を9月1日(月) に開催します。 実習(芦生研究林に宿泊)は2025年9月10日(水)-12日(金)の2泊3日です。この日程で参加できる場合だけ履修登録してください。 連絡はメールを用いて行うので、必ずKULASISに登録しているメールを確認すること。 森林と人間の関わりに関する歴史的知見ならびに森林生態系に関する生態学的知識について学習する。 その後、京都大学が有する、里山として利用されてきた上賀茂試験地、原生的な森林である芦生研究林にて実習を行う。 森林と人間社会の関係について、植生(石原)や歴史・生活(坂野上)といった異なる側面から、調査、データ解析、発表を行い、科学的な研究の流れを理解する。 さらに猟師や林業家など森林と関わる仕事をしている学外の講師の話を聞き、人工林やかやぶきの里を見学し、森林がどのように管理され、人々がどのように森林とともに生きてきたかを学ぶ。 1日目 上賀茂試験地:京都市の里山 ガイダンス 森林と人間の関係について講義 上賀茂試験地の見学 芦生研究林へ移動・夕食 森と人との関わりについて猟師などの外部講師 2日目 芦生研究林の自然と調査 午前 樹木種の識別実習、原生的森林の観察 午後 調査体験 班ごとのデータ解析、まとめ、ディスカッション 各班の発表、ディスカッション 夕食 3日目 かやぶきの里、木材市場などの見学 北白川試験地の見学 解散 |
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(履修要件)
前期開講の、森里海連環学系科目 森里海連環学IおよびII を受講しておくことが望ましい。
全日程を参加できること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習中の発言、調査結果の発表とレポート作成。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
『森のバランス』
(東海大学出版会)
『「大学の森」が見た森と里の再生学 京都芦生・美山での挑戦』
(京都大学学術出版会)
『森林の変化と人類』
(共立出版)
『シカ問題を考える』
(山と渓谷社)
『京都の森と文化』
(ナカニシヤ出版)
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
事前に芦生研究林・上賀茂試験地・北白川試験地についてフィールドセンターのHPを確認すること。
実習前に課題を出し、実習時に提出してもらう。 |
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)に必ず加入しておくこと。
実習は芦生研究林および上賀茂試験地・北白川試験地で行います。 実習中の宿泊費・食費については実費(合計5000円程度)を徴収します。 初日の上賀茂試験地までの旅費は自己負担。 開催時期により、前期の成績発表の時期に間に合わない可能性があります。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :甲殻類学入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to carcinology | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||
(キーワード) | 多様性生物学および分類学関連 / 形態学 / 生態学 / 甲殻類 | ||||||
(授業の概要・目的) | 甲殻類は世界から67,000種が知られている節足動物門で2番目に大きなグループである。1番大きなグループである昆虫は主に陸上で栄えているが、甲殻類は主に川や海などの水圏で繁栄している。甲殻類には大型のエビ・カニ・ヤドカリ類以外にも多くの小型の種を含んでおり、それらの形態や生活様式は様々である。 本ILASセミナーでは主にフィールド調査と形態観察を行い、甲殻類の多様性を学ぶことを目的とする。 |
||||||
(到達目標) | ・甲殻類の機能的な形態と適応的進化について理解する。 ・フィールド調査の基本を学ぶ。 ・課題に対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 4月中旬に農学部総合館でオリエンテーションを行う。 実習は5月3日(土)〜5月5日(月)(予定)の日程で、和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所にて行う。 実験所周辺の干潟、砂浜、岩礁海岸で甲殻類の採集調査とフィールド観察を行い、形態と生活様式の多様性について学ぶ。また、プランクトン採集によって小型甲殻類を採集し、カイアシ類や十脚類の幼生の形態や生活史について理解する。 実習期間中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートを提出する。 実習の詳細については初回オリエンテーション時に受講者と調整を行う。 高速バス利用の場合、大阪—白浜往復で約7,000円(京都発はございません)、またはJR利用の場合、京都駅—白浜駅往復で約15,000円の交通費がかかります。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。 レポートは調べた情報の羅列ではなく、自分で考えた内容を高く評価する。 |
||||||
(教科書) |
甲殻類の同定に必要な図鑑等はこちらで準備します。甲殻類の体制(ボディプラン)を理解するためのプリントを配布します。
|
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(参考書等) |
『節足動物の多様性と系統』
(裳華房)
ISBN:978-4785358297
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | オリエンテーション時に、実習までに予習すべきことを指示します。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ必ず加入してください。 ・交通費・食費は受講生負担となります。 ・宿泊は瀬戸臨海実験所の宿泊棟を利用します。シーツのクリーニング代として900円を徴収します。 ・実習中、わからないことについては積極的な質問を期待します。 |
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ILASセミナー :甲殻類学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to carcinology
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 多様性生物学および分類学関連 / 形態学 / 生態学 / 甲殻類 | |||||||
(授業の概要・目的)
甲殻類は世界から67,000種が知られている節足動物門で2番目に大きなグループである。1番大きなグループである昆虫は主に陸上で栄えているが、甲殻類は主に川や海などの水圏で繁栄している。甲殻類には大型のエビ・カニ・ヤドカリ類以外にも多くの小型の種を含んでおり、それらの形態や生活様式は様々である。
本ILASセミナーでは主にフィールド調査と形態観察を行い、甲殻類の多様性を学ぶことを目的とする。 |
|||||||
(到達目標)
・甲殻類の機能的な形態と適応的進化について理解する。
・フィールド調査の基本を学ぶ。 ・課題に対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
4月中旬に農学部総合館でオリエンテーションを行う。 実習は5月3日(土)〜5月5日(月)(予定)の日程で、和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所にて行う。 実験所周辺の干潟、砂浜、岩礁海岸で甲殻類の採集調査とフィールド観察を行い、形態と生活様式の多様性について学ぶ。また、プランクトン採集によって小型甲殻類を採集し、カイアシ類や十脚類の幼生の形態や生活史について理解する。 実習期間中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートを提出する。 実習の詳細については初回オリエンテーション時に受講者と調整を行う。 高速バス利用の場合、大阪—白浜往復で約7,000円(京都発はございません)、またはJR利用の場合、京都駅—白浜駅往復で約15,000円の交通費がかかります。 |
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(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。
レポートは調べた情報の羅列ではなく、自分で考えた内容を高く評価する。 |
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(教科書)
甲殻類の同定に必要な図鑑等はこちらで準備します。甲殻類の体制(ボディプラン)を理解するためのプリントを配布します。
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(参考書等)
『節足動物の多様性と系統』
(裳華房)
ISBN:978-4785358297
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(授業外学習(予習・復習)等)
オリエンテーション時に、実習までに予習すべきことを指示します。
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(その他(オフィスアワー等))
・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険へ必ず加入してください。
・交通費・食費は受講生負担となります。 ・宿泊は瀬戸臨海実験所の宿泊棟を利用します。シーツのクリーニング代として900円を徴収します。 ・実習中、わからないことについては積極的な質問を期待します。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :北海道の昆虫相
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(英 訳) | ILAS Seminar :Insect fauna in Hokkaido | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 北海道研究林 | ||||||||||||
(キーワード) | 生態学 / 昆虫 / 林業 / フィールド調査 / データ解析 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区(川上郡標茶町)を中心に、北海道の森林における昆虫相と林業のかかわりについて学ぶ。 | ||||||||||||
(到達目標) | 北海道の森林についての基礎知識を理解し、昆虫と草本を中心とした動植物の同定・調査手法を修得し、北海道における森林施業について知ること、データ解析の基礎を習得することを目標とする。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 1.授業ガイダンス(京都) 説明会実施日時・場所:4月〜5月の金曜5限目に農学部総合館にあるフィールド研会議室(N283)で行う予定である(状況に応じて遠隔講義となる可能性がある)。日程が確定次第、KULASISに登録されたメールアドレス宛に連絡する。 2.北海道の森林について学ぶ 3.動植物の名前の調べ方を覚える 4.昆虫・草本の調査法を学ぶ 5.得られたデータを解析する 2〜5は、夏休み期間中に京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。各テーマについて、講義と野外実習を行う。また実習期間中に野外実習の成果をとりまとめ、レポートの作成を行う。 解散・集合場所はJR釧網線の標茶駅を予定している。 8/6夕方集合、8/10朝解散の予定。実習前後の宿泊も可能(事前に要相談)。詳細は京都で開催する授業ガイダンス時に連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と野外実習、レポート作成への積極性や知識の習得状況(レポート)により総合的に判断する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
授業資料(プリント)を配布する。
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(参考書等) |
『札幌の昆虫』
(北海道大学図書刊行会)
ISBN:978-4832913912
(実習中は貸し出し可能)
『昆虫生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4254420395
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 現地での実習前に北海道の自然に関して予習しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・集合場所までの旅費は受講生負担になります ・京大からの交通費は片道およそ3万円〜(経路や航空券の種類などにより変動)です ・現地でかかる費用はおよそ8000円(宿泊費食費等実費)です ・参加希望者は学生教育研究災害保険(学研賠つき)に必ず加入してください ・気温が京都より10℃くらい低いことを考慮して防寒対策をしてきてください ・集中講義で採点報告日頃に実施するため、成績報告が遅れる可能性があります |
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ILASセミナー :北海道の昆虫相
(科目名)
ILAS Seminar :Insect fauna in Hokkaido
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 北海道研究林 |
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(キーワード) 生態学 / 昆虫 / 林業 / フィールド調査 / データ解析 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区(川上郡標茶町)を中心に、北海道の森林における昆虫相と林業のかかわりについて学ぶ。
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(到達目標)
北海道の森林についての基礎知識を理解し、昆虫と草本を中心とした動植物の同定・調査手法を修得し、北海道における森林施業について知ること、データ解析の基礎を習得することを目標とする。
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(授業計画と内容)
1.授業ガイダンス(京都) 説明会実施日時・場所:4月〜5月の金曜5限目に農学部総合館にあるフィールド研会議室(N283)で行う予定である(状況に応じて遠隔講義となる可能性がある)。日程が確定次第、KULASISに登録されたメールアドレス宛に連絡する。 2.北海道の森林について学ぶ 3.動植物の名前の調べ方を覚える 4.昆虫・草本の調査法を学ぶ 5.得られたデータを解析する 2〜5は、夏休み期間中に京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。各テーマについて、講義と野外実習を行う。また実習期間中に野外実習の成果をとりまとめ、レポートの作成を行う。 解散・集合場所はJR釧網線の標茶駅を予定している。 8/6夕方集合、8/10朝解散の予定。実習前後の宿泊も可能(事前に要相談)。詳細は京都で開催する授業ガイダンス時に連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と野外実習、レポート作成への積極性や知識の習得状況(レポート)により総合的に判断する。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
授業資料(プリント)を配布する。
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(参考書等)
『札幌の昆虫』
(北海道大学図書刊行会)
ISBN:978-4832913912
(実習中は貸し出し可能)
『昆虫生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4254420395
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(授業外学習(予習・復習)等)
現地での実習前に北海道の自然に関して予習しておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
・集合場所までの旅費は受講生負担になります
・京大からの交通費は片道およそ3万円〜(経路や航空券の種類などにより変動)です ・現地でかかる費用はおよそ8000円(宿泊費食費等実費)です ・参加希望者は学生教育研究災害保険(学研賠つき)に必ず加入してください ・気温が京都より10℃くらい低いことを考慮して防寒対策をしてきてください ・集中講義で採点報告日頃に実施するため、成績報告が遅れる可能性があります |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :豪雨と気候変動
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(英 訳) | ILAS Seminar :Heavy rainfall and climate change | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 夏休み期間中の3日間 |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||
(キーワード) | 水工学 / 大気水圏科学 / 気象レーダー / 地球温暖化 / 豪雨観測 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 毎年のように日本各地で豪雨災害が発生しています。豪雨は現在どのように監視されているのか、また、気候変動によって雨の降り方がどのように変化していくのか、そして豪雨の将来変化に我々がどのように対処(=適応)していくべきか、について最新の研究成果を学習してもらうと共に、今後何が課題となるのかについて議論してもらいます。 講義の1/3程度は知識の学習とそれを踏まえた議論をしてもらい、残りの2/3程度は最新の気象観測機器や水管理の現場見学や実習を行います。豪雨研究の最前線に触れることで、自然に対する想像力を養い、創造力を磨いてもらうことを目標とします。なお、理系・文系は問いません。 |
||||||||||||
(到達目標) | ・豪雨のメカニズムについて何がわかっていて、何がわかっていないかを理解する。 ・気候変動によって今後の雨の降り方がどうなると予測されているのかを理解する。 ・最先端の気象レーダーを用いて豪雨の分布を3次元的に理解するとともに、次世代の気象観測を体験する。 ・豪雨防災の観点から、今後社会として何が必要なのかを考える力を養う。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。開催日について受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は受講をご遠慮下さい。 また、4月もしくは5月にオリエンテーションを兼ねた事前説明会(オンラインで1時間程度、1回)を設けます。平日の5限目の時間帯を想定していますが、詳細は受講者が決まってから日程調整をします。 [集中講義1日目:講義と実習 @宇治キャンパス] ・豪雨の特徴とメカニズム、リアルタイム予測の現状(山口) 台風・集中豪雨・ゲリラ豪雨など豪雨の特徴とその災害の様相について過去事例を踏まえながら解説する。豪雨のメカニズムについても熱力学の観点から概要を講述する。また、豪雨のリアルタイム予測の精度や手法について解説し、今後の予測技術の向上のために必要となる観測や数値モデルについて紹介する。 ・気候変動による豪雨の将来変化(仲) 世紀末における豪雨の頻度や強度がどのように将来変化するのかについて、スーパーコンピューターを用いたシミュレーション解析について解説する。温暖化影響を評価するための手法である擬似温暖化やイベントアトリビューションについて解説する。また、豪雨による被害やリスクに関して、豪雨による被害がどのような地域でどのように発生しているか、またその影響がどのように残っているかについて、地域や流域などの特性との関連を踏まえて解説する。 ・XRAINを用いた過去事例解析(山口、仲) 国交省のレーダーであるXRAINを用いて、過去の豪雨事例について雨の空間分布の絵を3次元的に描いてみて、雨の空間スケールを調べる。 [集中講義2日目:実習、見学 @神戸市] ・次世代気象観測施設の現地訪問(山口) 豪雨の生成・発達を捉える先端フィールド観測を実施している神戸市を訪問し、次世代の気象観測機器である境界層レーダー、ドップラーライダー、雲レーダー等を見学する。 ・ゾンデ観測の模擬体験(山口) 現業の気象観測であるゾンデ観測(気温計・湿度計などを取り付けた気球を空に打ち上げる観測)について模擬体験をしてもらいます。 [集中講義3日目:実習、見学 @国土交通省淀川ダム統合管理事務所] 洪水のリアルタイム管理の司令室の現地訪問(山口) 洪水のリアルタイム管理の司令室を見学し、河川やダムの管理者との意見交換を通して豪雨防災を考えます。 ※実習、見学場所は変更する可能性があります。ご容赦下さい。参考までに、2024年度は、国交省の大戸川ダム、天ヶ瀬ダム、大阪管区気象台、NHK大阪を訪問しました。 |
||||||||||||
(履修要件) |
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は申し訳ありませんが受講をご遠慮下さい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 成績評価は平常点(出席と参加姿勢)50点とレポート評価50点による。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業資料に予め目を通しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・観測施設の訪問時には、動きやすい靴と服装で参加すること(サンダルは不可)。 ・観測施設の訪問に係る旅費については、オリエンテーションで説明します。 ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入していること。 ・質問等は、山口へEメールで連絡すること。yamaguchi.kosei.5r@kyoto-u.ac.jp |
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ILASセミナー :豪雨と気候変動
(科目名)
ILAS Seminar :Heavy rainfall and climate change
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 夏休み期間中の3日間 (教室) 未定 |
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(キーワード) 水工学 / 大気水圏科学 / 気象レーダー / 地球温暖化 / 豪雨観測 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
毎年のように日本各地で豪雨災害が発生しています。豪雨は現在どのように監視されているのか、また、気候変動によって雨の降り方がどのように変化していくのか、そして豪雨の将来変化に我々がどのように対処(=適応)していくべきか、について最新の研究成果を学習してもらうと共に、今後何が課題となるのかについて議論してもらいます。
講義の1/3程度は知識の学習とそれを踏まえた議論をしてもらい、残りの2/3程度は最新の気象観測機器や水管理の現場見学や実習を行います。豪雨研究の最前線に触れることで、自然に対する想像力を養い、創造力を磨いてもらうことを目標とします。なお、理系・文系は問いません。 |
||||||||||
(到達目標)
・豪雨のメカニズムについて何がわかっていて、何がわかっていないかを理解する。
・気候変動によって今後の雨の降り方がどうなると予測されているのかを理解する。 ・最先端の気象レーダーを用いて豪雨の分布を3次元的に理解するとともに、次世代の気象観測を体験する。 ・豪雨防災の観点から、今後社会として何が必要なのかを考える力を養う。 |
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(授業計画と内容)
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。開催日について受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は受講をご遠慮下さい。 また、4月もしくは5月にオリエンテーションを兼ねた事前説明会(オンラインで1時間程度、1回)を設けます。平日の5限目の時間帯を想定していますが、詳細は受講者が決まってから日程調整をします。 [集中講義1日目:講義と実習 @宇治キャンパス] ・豪雨の特徴とメカニズム、リアルタイム予測の現状(山口) 台風・集中豪雨・ゲリラ豪雨など豪雨の特徴とその災害の様相について過去事例を踏まえながら解説する。豪雨のメカニズムについても熱力学の観点から概要を講述する。また、豪雨のリアルタイム予測の精度や手法について解説し、今後の予測技術の向上のために必要となる観測や数値モデルについて紹介する。 ・気候変動による豪雨の将来変化(仲) 世紀末における豪雨の頻度や強度がどのように将来変化するのかについて、スーパーコンピューターを用いたシミュレーション解析について解説する。温暖化影響を評価するための手法である擬似温暖化やイベントアトリビューションについて解説する。また、豪雨による被害やリスクに関して、豪雨による被害がどのような地域でどのように発生しているか、またその影響がどのように残っているかについて、地域や流域などの特性との関連を踏まえて解説する。 ・XRAINを用いた過去事例解析(山口、仲) 国交省のレーダーであるXRAINを用いて、過去の豪雨事例について雨の空間分布の絵を3次元的に描いてみて、雨の空間スケールを調べる。 [集中講義2日目:実習、見学 @神戸市] ・次世代気象観測施設の現地訪問(山口) 豪雨の生成・発達を捉える先端フィールド観測を実施している神戸市を訪問し、次世代の気象観測機器である境界層レーダー、ドップラーライダー、雲レーダー等を見学する。 ・ゾンデ観測の模擬体験(山口) 現業の気象観測であるゾンデ観測(気温計・湿度計などを取り付けた気球を空に打ち上げる観測)について模擬体験をしてもらいます。 [集中講義3日目:実習、見学 @国土交通省淀川ダム統合管理事務所] 洪水のリアルタイム管理の司令室の現地訪問(山口) 洪水のリアルタイム管理の司令室を見学し、河川やダムの管理者との意見交換を通して豪雨防災を考えます。 ※実習、見学場所は変更する可能性があります。ご容赦下さい。参考までに、2024年度は、国交省の大戸川ダム、天ヶ瀬ダム、大阪管区気象台、NHK大阪を訪問しました。 |
||||||||||
(履修要件)
夏休みの期間中に計3日間の集中講義を実施します。8月後半〜9月前半のどこかを予定しています。受講者と日程調整を行いますが、そもそも候補日が少ない場合は申し訳ありませんが受講をご遠慮下さい。
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
成績評価は平常点(出席と参加姿勢)50点とレポート評価50点による。
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業資料に予め目を通しておくこと。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
・観測施設の訪問時には、動きやすい靴と服装で参加すること(サンダルは不可)。
・観測施設の訪問に係る旅費については、オリエンテーションで説明します。 ・学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入していること。 ・質問等は、山口へEメールで連絡すること。yamaguchi.kosei.5r@kyoto-u.ac.jp |
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :里山の物質循環—燃料・肥料・食料から考える—
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(英 訳) | ILAS Seminar :Matter cycling of SATOYAMA ecosystem from a viewpoint of fuel, fertilizer and food | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 農学部総合館及び上賀茂試験地 | ||||||
(キーワード) | 里山 / 物質循環 / 生態学 / 持続可能性 / 森林科学 | ||||||
(授業の概要・目的) | このILASセミナーでは、身近な自然から地球規模での課題についての理解を深めることを目的として、里山での物質循環の観点から燃料・肥料・食料の持続可能性について考えるための知識を習得し、関連する体験を通じて考察します。事前学習の講義では、里山生態系の特徴や生態学における物質循環の考え方や調査方法について学びます。さらに、京都市郊外に位置する上賀茂試験地において、都市近郊の里山において、フィールド実習を行います。フィールド実習では、物質循環研究に関連した土壌調査や植物調査を行うとともに、下草刈り、炭焼、シイタケの駒うちなど里山での作業体験を行います。さらに、取得したデータや既存のデータ等を活用して、また様々な作業の実体験を元に、里山の物質循環や燃料・肥料・食料の持続可能性について総合的に考察を行います。 |
||||||
(到達目標) | 里山生態系の特徴を理解する。 生態系の物質循環の考え方を理解する。 物質循環に関する基本的な調査方法をフィールドワークを通して理解する。 里山での作業について理解する。 持続可能性について、物質循環の観点から考察する能力を身につける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 1.ガイダンスおよび里山生態系の特徴 2.里山生態系の物質循環 3.里山生態系の資源循環 4-7.里山でのフィールドワーク (土壌調査、植物同定、植物調査、バイオマス調査) 8-11.里山での作業体験 (伐採、炭焼、下草刈、駒うち) 12-14.里山での燃料・肥料・食料に関するワーク (燃料・肥料・食料に関する現地調査・文献調査) 15.討論:燃料・肥料・食料の持続可能性について考える 1は、4月25日の5時限目後の時間帯でフィールド研会議室(北部構内・農学部総合館)で行い、2-15に関しては、上賀茂試験地(京都市北区)で3日程度の集中講義で行います。 開講日は4月26日、8月7日、8月8日を予定しています。 実習場所: 京都大学フィールド科学教育研究センタ里域ステーション 上賀茂試験地 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 Tel:075(781)2404 https://fserc.kyoto-u.ac.jp/kami/ |
||||||
(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(授業への参加状況)…60点 討論への積極的な参加…20点 レポート…20点 で総合的に評価します。 |
||||||
(教科書) |
プリント配付
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(参考書等) |
『森林生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-47054-3
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内容をしっかりと復習して、屋外での活動や討論に積極的に参加できる準備をして下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | (1)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。 (2)費用は特に発生しません。ただし、上賀茂試験地までの交通費や実習中の食事や飲み物などは各自で負担してください。 (3)PandAやメールで本実習に関する連絡が届きますので、見落とさないようにして下さい。 |
||||||
ILASセミナー :里山の物質循環—燃料・肥料・食料から考える—
(科目名)
ILAS Seminar :Matter cycling of SATOYAMA ecosystem from a viewpoint of fuel, fertilizer and food
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 農学部総合館及び上賀茂試験地 |
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(キーワード) 里山 / 物質循環 / 生態学 / 持続可能性 / 森林科学 | |||||||
(授業の概要・目的)
このILASセミナーでは、身近な自然から地球規模での課題についての理解を深めることを目的として、里山での物質循環の観点から燃料・肥料・食料の持続可能性について考えるための知識を習得し、関連する体験を通じて考察します。事前学習の講義では、里山生態系の特徴や生態学における物質循環の考え方や調査方法について学びます。さらに、京都市郊外に位置する上賀茂試験地において、都市近郊の里山において、フィールド実習を行います。フィールド実習では、物質循環研究に関連した土壌調査や植物調査を行うとともに、下草刈り、炭焼、シイタケの駒うちなど里山での作業体験を行います。さらに、取得したデータや既存のデータ等を活用して、また様々な作業の実体験を元に、里山の物質循環や燃料・肥料・食料の持続可能性について総合的に考察を行います。
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(到達目標)
里山生態系の特徴を理解する。
生態系の物質循環の考え方を理解する。 物質循環に関する基本的な調査方法をフィールドワークを通して理解する。 里山での作業について理解する。 持続可能性について、物質循環の観点から考察する能力を身につける。 |
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(授業計画と内容)
1.ガイダンスおよび里山生態系の特徴 2.里山生態系の物質循環 3.里山生態系の資源循環 4-7.里山でのフィールドワーク (土壌調査、植物同定、植物調査、バイオマス調査) 8-11.里山での作業体験 (伐採、炭焼、下草刈、駒うち) 12-14.里山での燃料・肥料・食料に関するワーク (燃料・肥料・食料に関する現地調査・文献調査) 15.討論:燃料・肥料・食料の持続可能性について考える 1は、4月25日の5時限目後の時間帯でフィールド研会議室(北部構内・農学部総合館)で行い、2-15に関しては、上賀茂試験地(京都市北区)で3日程度の集中講義で行います。 開講日は4月26日、8月7日、8月8日を予定しています。 実習場所: 京都大学フィールド科学教育研究センタ里域ステーション 上賀茂試験地 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 Tel:075(781)2404 https://fserc.kyoto-u.ac.jp/kami/ |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(授業への参加状況)…60点
討論への積極的な参加…20点 レポート…20点 で総合的に評価します。 |
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
『森林生態学』
(朝倉書店)
ISBN:978-4-254-47054-3
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義内容をしっかりと復習して、屋外での活動や討論に積極的に参加できる準備をして下さい。
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(その他(オフィスアワー等))
(1)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。
(2)費用は特に発生しません。ただし、上賀茂試験地までの交通費や実習中の食事や飲み物などは各自で負担してください。 (3)PandAやメールで本実習に関する連絡が届きますので、見落とさないようにして下さい。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :海洋共生生態学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Ecology of Marine Symbioses | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||||||||
(キーワード) | 海洋生物学 / 生態学 / 共生関係 / 磯・干潟での野外調査 / 水族館 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 異種の生物同士が相互作用を持ちながら同所的に暮らすことを「共生(Symbiosis)」と呼ぶ。海洋では、浅海から深海まで実に様々な共生関係が見られる。例えば、カクレクマノミとイソギンチャク、ハゼとテッポウエビ 、イソギンチャクを背負うヤドカリなどよく知られたものから、褐虫藻とサンゴ、化学合成細菌を体内に住まわせる熱水噴出口周辺の無脊椎動物といった微生物が介在するものまで、枚挙にはいとまがない。共生関係は、海洋の生物多様性の成り立ちや生態系の動態を考える上で極めて重要な生物間相互作用である。しかし、学べる機会は限られている現状にある。 そこで本実習では、海洋生物の共生関係を題材として、その多様性、生態、進化について、野外でのフィールドワークや水族館での観察を通して学び考えることを目的として実施する。本実習で特に扱うのは「住み込み共生」と呼ばれる共生関係である。海洋には、他の動物の体表や巣穴などに居候して暮らす生物が多数生息している。そのような生物の多様性や生態、適応について実習を通してできるだけ多く学んでもらう予定である。 実習は和歌山県白浜町の京都大学瀬戸臨海実験所において実施する。京都駅から白浜駅までの交通費は、JRを利用した場合、およそ6600円(大阪駅などからより安価な高速バスを利用することも可能)。また、宿泊料として、実習期間全体であわせて、3,300円ほどかかる見込み。講義を通してまず共生関係の概要を学び、さらに周辺の磯や干潟でのフィールドワークを通して、共生を行う生物を現地で実際に観察・採集し、その生態・分類について学ぶ。また白浜水族館の展示を見学し、どのような共生関係が見られるか観察する。 |
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(到達目標) | (1)海洋の共生関係の多様性や成り立ちについて学ぶことで、海洋生態系や生物多様性について新たな視点から考えられるようになる。 (2)海洋生物の多様性、生態、分類についての知識を習得する。 (3)磯や干潟でのフィールドワークを通して、生態学的な調査方法や調査器具の使い方を身につける。 |
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(授業計画と内容) | 4月から6月(予定)のいずれかに農学部総合館にてガイダンスを行う。ガイダンスでは、担当教員、実習概要、予習資料などを紹介する。 詳しい実施時期は受講者決定後に調整するが、夏季休暇期間中において和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所で2泊3日で実施する(実施時期は8月か9月の可能性が高い)。 実習では(1)海洋の共生関係の概要についての講義、(2)臨海実験所周辺の磯や干潟における採集調査とフィールド観察、(3)京都大学白浜水族館の展示内の共生関係の観察、などを行う。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。 実習実施時期次第で成績報告が遅れるので要注意。 |
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(教科書) |
実習期間中、プリントなどを配布する。
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(参考書等) |
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版、2020年)
ISBN:4303800511
(共生関係をはじめ、海洋生態学の基本を学べる)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社、2021年)
ISBN:4422430432
(磯のウニとその共生生物について紹介)
『海底の支配者 底生生物-世界は「巣穴」で満ちている』
(中央公論新社、2020年)
ISBN:4121506766
(海底の生物の巣穴で見られる共生関係について紹介)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 上記に挙げた参考書などを事前に読むなどして、海洋生物や共生関係について事前に知識を増やしておけば、実習の内容などをスムーズに理解できる。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講希望者数が定員(5名予定)を超える場合、抽選による選抜を行う。5月か6月にガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席すること。 野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 臨海までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担。宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定。 集中講義の実施時期次第では、成績報告が遅れる可能性がある。要注意。 |
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ILASセミナー :海洋共生生態学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Ecology of Marine Symbioses
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 海洋生物学 / 生態学 / 共生関係 / 磯・干潟での野外調査 / 水族館 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
異種の生物同士が相互作用を持ちながら同所的に暮らすことを「共生(Symbiosis)」と呼ぶ。海洋では、浅海から深海まで実に様々な共生関係が見られる。例えば、カクレクマノミとイソギンチャク、ハゼとテッポウエビ 、イソギンチャクを背負うヤドカリなどよく知られたものから、褐虫藻とサンゴ、化学合成細菌を体内に住まわせる熱水噴出口周辺の無脊椎動物といった微生物が介在するものまで、枚挙にはいとまがない。共生関係は、海洋の生物多様性の成り立ちや生態系の動態を考える上で極めて重要な生物間相互作用である。しかし、学べる機会は限られている現状にある。
そこで本実習では、海洋生物の共生関係を題材として、その多様性、生態、進化について、野外でのフィールドワークや水族館での観察を通して学び考えることを目的として実施する。本実習で特に扱うのは「住み込み共生」と呼ばれる共生関係である。海洋には、他の動物の体表や巣穴などに居候して暮らす生物が多数生息している。そのような生物の多様性や生態、適応について実習を通してできるだけ多く学んでもらう予定である。 実習は和歌山県白浜町の京都大学瀬戸臨海実験所において実施する。京都駅から白浜駅までの交通費は、JRを利用した場合、およそ6600円(大阪駅などからより安価な高速バスを利用することも可能)。また、宿泊料として、実習期間全体であわせて、3,300円ほどかかる見込み。講義を通してまず共生関係の概要を学び、さらに周辺の磯や干潟でのフィールドワークを通して、共生を行う生物を現地で実際に観察・採集し、その生態・分類について学ぶ。また白浜水族館の展示を見学し、どのような共生関係が見られるか観察する。 |
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(到達目標)
(1)海洋の共生関係の多様性や成り立ちについて学ぶことで、海洋生態系や生物多様性について新たな視点から考えられるようになる。
(2)海洋生物の多様性、生態、分類についての知識を習得する。 (3)磯や干潟でのフィールドワークを通して、生態学的な調査方法や調査器具の使い方を身につける。 |
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(授業計画と内容)
4月から6月(予定)のいずれかに農学部総合館にてガイダンスを行う。ガイダンスでは、担当教員、実習概要、予習資料などを紹介する。 詳しい実施時期は受講者決定後に調整するが、夏季休暇期間中において和歌山県西牟婁郡白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所で2泊3日で実施する(実施時期は8月か9月の可能性が高い)。 実習では(1)海洋の共生関係の概要についての講義、(2)臨海実験所周辺の磯や干潟における採集調査とフィールド観察、(3)京都大学白浜水族館の展示内の共生関係の観察、などを行う。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(50点)、レポート(50点)により評価する。
実習実施時期次第で成績報告が遅れるので要注意。 |
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(教科書)
実習期間中、プリントなどを配布する。
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(参考書等)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版、2020年)
ISBN:4303800511
(共生関係をはじめ、海洋生態学の基本を学べる)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社、2021年)
ISBN:4422430432
(磯のウニとその共生生物について紹介)
『海底の支配者 底生生物-世界は「巣穴」で満ちている』
(中央公論新社、2020年)
ISBN:4121506766
(海底の生物の巣穴で見られる共生関係について紹介)
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(授業外学習(予習・復習)等)
上記に挙げた参考書などを事前に読むなどして、海洋生物や共生関係について事前に知識を増やしておけば、実習の内容などをスムーズに理解できる。
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(その他(オフィスアワー等))
受講希望者数が定員(5名予定)を超える場合、抽選による選抜を行う。5月か6月にガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席すること。
野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 臨海までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担。宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定。 集中講義の実施時期次第では、成績報告が遅れる可能性がある。要注意。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :窒素・炭素安定同位体比から見る海洋生物の共生関係
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(英 訳) | ILAS Seminar :Analysis of marine symbiotic relationships with stable isotope | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 瀬戸臨海実験所 | ||||||||||||
(キーワード) | 海洋 / 生物 / 自然史 / 安定同位体 / 瀬戸臨海 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 海洋には多様な動物門の生物が生息し、種々の生物は共生系や捕食-被食関係等の複数の生物間相互作用の中に生きている。広義の共生系は、宿主と共生者が共に利益を得る相利共生系、共生者のみが利益を得る片利共生、また、宿主が被食等の被害を被る寄生に大別される。しかし、これらの関係性の多くは、野外観察や飼育観察から推測されたものが多く、実際に共生者と宿主が捕食-被食関係にあるのか、また餌資源を巡って競合しているのか等、関係性が不明瞭なものが多い。そこで本実習では、炭素・窒素安定同位体を用いて、浅海の食物網の中で宿主と共生者がどのような位置関係にあるかを調べる。 具体的には、京都(北部キャンパス)でのガイダンスおよび事前学習の後、2025年5月3日から5日の2泊3日で和歌山県白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所に滞在し、海洋生物の採集して実地で共生系や磯の生物の多様性を学ぶ。そして、実際に採集した生物を安定同位体比分析をするためのサンプル処理を行う。そして、6月中に京都(北部キャンパス)にて安定同位体の基礎知識にかかる講義を受講した後、分析結果の討論を行う。 |
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(到達目標) | 1:海洋生物の分類・共生生態についての知識を習得する。 2:炭素窒素安定同位体比分析の意義を理解する。 3:1, 2を関連付け、安定同位体解析を通した共生関係の研究手法を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 4月未定日18時30分:ガイダンスを行います。また、事前学習の指示を行います。 場所:農学部総合館第一会議室(N283) (日時は決定し次第KULASISから連絡をします) 5月3日から5日:和歌山県白浜町の瀬戸臨海実験所にて、2泊3日の日程で実習を行います。実習の際に、事後学習の課題を提示します。 6月未定日:(6限の時間を予定しています)京都(北部キャンパス)にて、て安定同位体の基礎知識にかかる講義の受講および分析結果の討論 現地での実習にかかる交通費・宿泊費・食費は受講生の自己負担となります。 京都ー白浜間の交通費の目安は下記の通りです。詳しくは各社HPをご参照下さい。 鉄道(特急くろしお):往復12000円(学割使用) 大阪駅発着高速バス(明光バス):往復5900円(大阪までの交通費は別途) |
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(履修要件) |
海洋生物に対する興味を持っていること。
基本的な集団行動ができること。実習にはフィールドワークを含むので、安全のため野外での教員およびTAからの指示には特に注意すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への積極的な参加(40点)、事前学習・事後学習 の課題提出(40点)、実習中の主体的な質問および、観察に基づいた独自の考察の展開(20点)に より評価します。 | ||||||||||||
(教科書) |
実習期間中に、瀬戸周辺の生物ガイドブックおよびプリントを配布します。
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(参考書等) |
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社, 2021)
ISBN:4422430432
(実習で扱う内容を書いています)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版, 2020)
ISBN:4303800511
(海洋生態学を体系的に学べます)
『安定同位体を用いた餌資源・食物網調査法』
(共立出版, 2016)
(安定同位体生態学の基礎を学べます)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 瀬戸臨海実験所HPに掲載されている「白浜の海岸生物観察ガイド」のPDFを事前にダウンロード(無料)し、内容を熟読して実験所周辺で見られる生物についての知識をつけておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 4月中に18:30から農学部総合館第一会議室(N283)にてガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席してください。 野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入してください。 瀬戸臨海実験所までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担です。 宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定しています。 連絡先は瀬戸臨海実験所HPの「所員」欄に記載されている為、必要に応じて利用してください。 |
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ILASセミナー :窒素・炭素安定同位体比から見る海洋生物の共生関係
(科目名)
ILAS Seminar :Analysis of marine symbiotic relationships with stable isotope
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 瀬戸臨海実験所 |
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(キーワード) 海洋 / 生物 / 自然史 / 安定同位体 / 瀬戸臨海 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
海洋には多様な動物門の生物が生息し、種々の生物は共生系や捕食-被食関係等の複数の生物間相互作用の中に生きている。広義の共生系は、宿主と共生者が共に利益を得る相利共生系、共生者のみが利益を得る片利共生、また、宿主が被食等の被害を被る寄生に大別される。しかし、これらの関係性の多くは、野外観察や飼育観察から推測されたものが多く、実際に共生者と宿主が捕食-被食関係にあるのか、また餌資源を巡って競合しているのか等、関係性が不明瞭なものが多い。そこで本実習では、炭素・窒素安定同位体を用いて、浅海の食物網の中で宿主と共生者がどのような位置関係にあるかを調べる。
具体的には、京都(北部キャンパス)でのガイダンスおよび事前学習の後、2025年5月3日から5日の2泊3日で和歌山県白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所に滞在し、海洋生物の採集して実地で共生系や磯の生物の多様性を学ぶ。そして、実際に採集した生物を安定同位体比分析をするためのサンプル処理を行う。そして、6月中に京都(北部キャンパス)にて安定同位体の基礎知識にかかる講義を受講した後、分析結果の討論を行う。 |
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(到達目標)
1:海洋生物の分類・共生生態についての知識を習得する。
2:炭素窒素安定同位体比分析の意義を理解する。 3:1, 2を関連付け、安定同位体解析を通した共生関係の研究手法を理解する。 |
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(授業計画と内容)
4月未定日18時30分:ガイダンスを行います。また、事前学習の指示を行います。 場所:農学部総合館第一会議室(N283) (日時は決定し次第KULASISから連絡をします) 5月3日から5日:和歌山県白浜町の瀬戸臨海実験所にて、2泊3日の日程で実習を行います。実習の際に、事後学習の課題を提示します。 6月未定日:(6限の時間を予定しています)京都(北部キャンパス)にて、て安定同位体の基礎知識にかかる講義の受講および分析結果の討論 現地での実習にかかる交通費・宿泊費・食費は受講生の自己負担となります。 京都ー白浜間の交通費の目安は下記の通りです。詳しくは各社HPをご参照下さい。 鉄道(特急くろしお):往復12000円(学割使用) 大阪駅発着高速バス(明光バス):往復5900円(大阪までの交通費は別途) |
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(履修要件)
海洋生物に対する興味を持っていること。
基本的な集団行動ができること。実習にはフィールドワークを含むので、安全のため野外での教員およびTAからの指示には特に注意すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への積極的な参加(40点)、事前学習・事後学習 の課題提出(40点)、実習中の主体的な質問および、観察に基づいた独自の考察の展開(20点)に より評価します。
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(教科書)
実習期間中に、瀬戸周辺の生物ガイドブックおよびプリントを配布します。
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(参考書等)
『たくましくて美しいウニと共生生物図鑑』
(創元社, 2021)
ISBN:4422430432
(実習で扱う内容を書いています)
『海洋動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ』
(海文堂出版, 2020)
ISBN:4303800511
(海洋生態学を体系的に学べます)
『安定同位体を用いた餌資源・食物網調査法』
(共立出版, 2016)
(安定同位体生態学の基礎を学べます)
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(授業外学習(予習・復習)等)
瀬戸臨海実験所HPに掲載されている「白浜の海岸生物観察ガイド」のPDFを事前にダウンロード(無料)し、内容を熟読して実験所周辺で見られる生物についての知識をつけておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
4月中に18:30から農学部総合館第一会議室(N283)にてガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席してください。
野外実習を含むため、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入してください。 瀬戸臨海実験所までの交通費、現地での滞在費・食費は自己負担です。 宿泊場所は瀬戸臨海実験所の宿泊棟の利用を予定しています。 連絡先は瀬戸臨海実験所HPの「所員」欄に記載されている為、必要に応じて利用してください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :北海道のきのこの多様性と生き方
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(英 訳) | ILAS Seminar :Fungal diversity in Hokkaido | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 9/21-9/25 |
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(教室) | 北海道研究林標茶区 | ||||||||||||
(キーワード) | 森林科学 / きのこ / 生物多様性 / フィールド調査 / 生態学 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では,フィールド科学教育研究センターの北海道研究林において菌類の子実体(きのこ)相調査を行い,森林における菌類の多様性と機能について学ぶことを目的とする。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・講義と野外観察を通して,森林における菌類の機能を理解する。 ・きのこと樹木を中心に,生物の分類・同定手法を修得する。 ・気候や施業の有無が森林の植物・きのこ組成に与える影響を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 1. 授業ガイダンス 実習の内容の説明と事前講義を行う。 場所:フィールド研会議室(農学部総合館 N283) 日時:4/25 (金) 5時限目 2. 京都の里山の植生・きのこ相を学ぶ(野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:4/26 (土) 。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 以下は、夏休み期間中(9/21-25)に,京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。 3. 北海道の植生を学ぶ(講義・野外実習) 4. 森林における菌類の機能を学ぶ(講義・野外実習) 5. 菌類調査法を学ぶ(講義・野外実習) 6. 人工林と天然林のきのこ相比較(野外実習) 7. 亜寒帯(北海道研究林)と冷温帯(芦生研究林)のきのこ相比較(実習) 芦生研究林で行われている「ILASセミナー:芦生研究林の菌類多様性に触れよう」と遠隔で繋ぎ,きのこ相の比較・交流を行う。 2-7の内容を踏まえ,きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し,レポートを作成する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と野外実習での積極性(50点),レポート(50点)により評価。 | ||||||||||||
(教科書) |
実習時に,授業資料を配布する。
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(参考書等) |
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版)
ISBN:978-4320058262
『くらべてわかる きのこ (原寸大)』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635063487
『日本のきのこ』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635090445
(図鑑は実習中に貸し出すため,持参の必要はありません。)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 現地での実習前に,北海道の自然・植生について予習しておくこと。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・きのこに詳しくない方の受講も歓迎します。 ・9月の実習は京都大学北海道研究林(https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/)で行います。気温が京都より10℃くらい低いので,防寒対策をしてきてください。 ・北海道での実習の集合・解散は,JR釧網線の標茶駅を予定しています。実習前の前泊も可能です。 ・集合場所までの旅費は受講生負担になります。 京大からの交通費は片道3万円~(経路や航空券の価格により変動)です。 ・現地では旅費と別に,およそ1万円(宿泊費・食費等実費)かかります。 ・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入してください。 ・前期の講義ですが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなります。 ・ご質問は,杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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ILASセミナー :北海道のきのこの多様性と生き方
(科目名)
ILAS Seminar :Fungal diversity in Hokkaido
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 9/21-9/25 (教室) 北海道研究林標茶区 |
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(キーワード) 森林科学 / きのこ / 生物多様性 / フィールド調査 / 生態学 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
本講義では,フィールド科学教育研究センターの北海道研究林において菌類の子実体(きのこ)相調査を行い,森林における菌類の多様性と機能について学ぶことを目的とする。
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(到達目標)
・講義と野外観察を通して,森林における菌類の機能を理解する。
・きのこと樹木を中心に,生物の分類・同定手法を修得する。 ・気候や施業の有無が森林の植物・きのこ組成に与える影響を理解する。 |
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(授業計画と内容)
1. 授業ガイダンス 実習の内容の説明と事前講義を行う。 場所:フィールド研会議室(農学部総合館 N283) 日時:4/25 (金) 5時限目 2. 京都の里山の植生・きのこ相を学ぶ(野外実習) 場所:京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地 日時:4/26 (土) 。集合場所・時刻はガイダンス時にアナウンスする。 以下は、夏休み期間中(9/21-25)に,京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林(標茶区)において行う。 3. 北海道の植生を学ぶ(講義・野外実習) 4. 森林における菌類の機能を学ぶ(講義・野外実習) 5. 菌類調査法を学ぶ(講義・野外実習) 6. 人工林と天然林のきのこ相比較(野外実習) 7. 亜寒帯(北海道研究林)と冷温帯(芦生研究林)のきのこ相比較(実習) 芦生研究林で行われている「ILASセミナー:芦生研究林の菌類多様性に触れよう」と遠隔で繋ぎ,きのこ相の比較・交流を行う。 2-7の内容を踏まえ,きのこの多様性や組成がどのような要因の影響を受けて変化するのかについて考察し,レポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と野外実習での積極性(50点),レポート(50点)により評価。
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(教科書)
実習時に,授業資料を配布する。
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(参考書等)
『森林科学シリーズ10 森林と菌類』
(共立出版)
ISBN:978-4320058262
『くらべてわかる きのこ (原寸大)』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635063487
『日本のきのこ』
(山と渓谷社)
ISBN:978-4635090445
(図鑑は実習中に貸し出すため,持参の必要はありません。)
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(授業外学習(予習・復習)等)
現地での実習前に,北海道の自然・植生について予習しておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
・きのこに詳しくない方の受講も歓迎します。
・9月の実習は京都大学北海道研究林(https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/)で行います。気温が京都より10℃くらい低いので,防寒対策をしてきてください。 ・北海道での実習の集合・解散は,JR釧網線の標茶駅を予定しています。実習前の前泊も可能です。 ・集合場所までの旅費は受講生負担になります。 京大からの交通費は片道3万円~(経路や航空券の価格により変動)です。 ・現地では旅費と別に,およそ1万円(宿泊費・食費等実費)かかります。 ・参加希望者は学生教育研究災害傷害保険(付帯賠責付)に必ず加入してください。 ・前期の講義ですが,採点報告日後に実習を実施するため,後期の講義と合わせて成績報告をすることとなります。 ・ご質問は,杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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