


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
精神病理学・精神分析学講読演習
|
(英 訳) | Readings on Psychopathology and Psychoanalysis | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 2回生以上 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月2 |
||||||
(教室) | 共西11 | ||||||
(授業の概要・目的) | 精神分析学及び精神病理学に関わる基本的な文献をドイツ語(および英語語)で読み、この分野の独特の思考法の基礎を吸収する。外国語で読むことにより、この分野の思想の歴史をより深くまで辿り直すとともに、新しい知見の意味を普遍的見地から正しく捉え、体得することを目指す。 | ||||||
(到達目標) | 精神分析学及び精神病理学に対して、研究の対象として取り組む端緒を得る。 | ||||||
(授業計画と内容) | フロイト、ラカン、ドゥルーズ=ガタリ、カネッティ、キットラーなど現代を代表する多くの思想家が参照し、言及したことで知られるダニエル・パウル・シュレーバーの『ある神経病者の回想録』(Denkwuerdigkeiten eines Nervenkranken)は、非常に興味深い内容の書物でありながら、いっぽうでそのテクスト自体が読まれることはあまりない。 この授業では、精神分析の思考を知る上できわめて重要なこのテクストを丹念に読み込むことで、シュレーバーが患った病とは何か、『回想録』には何が表現されているのかを知ることを目標とする。 『回想録』には複数の邦訳があるが、この授業ではドイツ語の原典、および英語やフランス語の翻訳を参照しながら、原文の表現に込められた著者の思考をじっくりと読みたい。 基本的に以下のプランに従って講義・講読を進める。ただし進みぐあい、関連する問題への言及などに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 オリエンテーション 『回想録』のどの章を読むか決める 第2回〜第14回 受講学生による訳文発表と教員によるコメント(学生は、各回ごとに自分の担当箇所の訳文を発表し、それを教員や他の学生とのディスカッションによって検討していきます) 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
精神分析学、精神分析I、同II、精神病理学I、同II、行動病理学I、同II、などの、精神分析と精神病理学に関連ある科目を少なくとも一つ履修済みであること。英語だけでなく、ドイツ語またはフランス語のテクストを読む意欲があることがのぞましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(100%)による。授業における発表(50%)、発言(50%)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
『必携ドイツ文法総まとめ』
(白水社, 2003)
ISBN:978-4560004920
『言語と狂気 シュレーバーと世紀転換期ドイツ』
(水声社、2014)
ISBN:978-4801000377
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 指定されたテキスト(ドイツ語、あるいは英語、フランス語)をよく理解して、部分的に日本語訳を作ってみること。 なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
精神病理学・精神分析学講読演習
(科目名)
Readings on Psychopathology and Psychoanalysis
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 2回生以上 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月2 (教室) 共西11 |
|||||||
(授業の概要・目的)
精神分析学及び精神病理学に関わる基本的な文献をドイツ語(および英語語)で読み、この分野の独特の思考法の基礎を吸収する。外国語で読むことにより、この分野の思想の歴史をより深くまで辿り直すとともに、新しい知見の意味を普遍的見地から正しく捉え、体得することを目指す。
|
|||||||
(到達目標)
精神分析学及び精神病理学に対して、研究の対象として取り組む端緒を得る。
|
|||||||
(授業計画と内容)
フロイト、ラカン、ドゥルーズ=ガタリ、カネッティ、キットラーなど現代を代表する多くの思想家が参照し、言及したことで知られるダニエル・パウル・シュレーバーの『ある神経病者の回想録』(Denkwuerdigkeiten eines Nervenkranken)は、非常に興味深い内容の書物でありながら、いっぽうでそのテクスト自体が読まれることはあまりない。 この授業では、精神分析の思考を知る上できわめて重要なこのテクストを丹念に読み込むことで、シュレーバーが患った病とは何か、『回想録』には何が表現されているのかを知ることを目標とする。 『回想録』には複数の邦訳があるが、この授業ではドイツ語の原典、および英語やフランス語の翻訳を参照しながら、原文の表現に込められた著者の思考をじっくりと読みたい。 基本的に以下のプランに従って講義・講読を進める。ただし進みぐあい、関連する問題への言及などに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 オリエンテーション 『回想録』のどの章を読むか決める 第2回〜第14回 受講学生による訳文発表と教員によるコメント(学生は、各回ごとに自分の担当箇所の訳文を発表し、それを教員や他の学生とのディスカッションによって検討していきます) 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
精神分析学、精神分析I、同II、精神病理学I、同II、行動病理学I、同II、などの、精神分析と精神病理学に関連ある科目を少なくとも一つ履修済みであること。英語だけでなく、ドイツ語またはフランス語のテクストを読む意欲があることがのぞましい。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(100%)による。授業における発表(50%)、発言(50%)により評価する。
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
|||||||
(参考書等)
『必携ドイツ文法総まとめ』
(白水社, 2003)
ISBN:978-4560004920
『言語と狂気 シュレーバーと世紀転換期ドイツ』
(水声社、2014)
ISBN:978-4801000377
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
指定されたテキスト(ドイツ語、あるいは英語、フランス語)をよく理解して、部分的に日本語訳を作ってみること。
なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
社会学基礎ゼミナールI
|
(英 訳) | Introductory Seminar on Sociology I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月2 |
||||||
(教室) | 共北3B | ||||||
(授業の概要・目的) | 受講者各人が、現代のさまざまな社会現象や、自分自身の人生・生活上の問題について、自らの関心に即して、社会学などの先行研究(関心に最も近い査読論文1本以上)を参照・批判しつつ、独自の発想を加えた考察を行い、発表をする。 さらに、その発表内容について、出席者全体で発展的議論を行い、互いの考察を深め合う。 またその際、担当教員は、社会学の思考法を活かした発言をすることで、社会学の思考法を参与的かつ実践的に伝授する。 |
||||||
(到達目標) | 社会学の思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互作用)を、実践的な水準で分析・説明・議論できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の計画に従って授業を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、内容を変更する可能性がある。 第1回 ガイダンス(発表の仕方、先行研究の検索方法)、受講者各人の発表日程の決定。 第2〜4回 担当教員が見本発表を行う。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。さらに空いた時間で、先行研究の選び方の相談会を行う。 第5回〜第12回 毎回1名が発表する。発表では、「社会現象や人生・生活についての問い」、「その問いに最も近い先行研究(査読論文1本以上)の整理と未解決点」、「その未解決点に関するできるだけ客観的な独自考察」、「問いへの暫定的な答え」、「考察の限界と今後の課題」を、レジュメに沿って口頭発表する。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。 第13回 予備日 第14回 まとめの討論 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(発表内容50点+討論参加50点=100点満点)によって評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(関連URL) | https://sites.google.com/site/harukashibata/profile 教員紹介のページ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は、今後の自分の発表のための準備を入念に行うこと。 復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べること。不明点については、口頭かメールで教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分(平均)、復習120分を目安とする。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修人数を発表スケジュールに適した人数(10名)に制限する。 また、「感染による履修上の配慮」が必要となった場合には、急遽、Zoomを用いたハイブリッド形式に切り替え、対面参加者もZoom上で発言をしてもらう可能性があるため、Zoomにアクセスできる端末(ノートPC等)とイヤホン(できればイヤホンマイク)を毎回持参すること。 |
||||||
社会学基礎ゼミナールI
(科目名)
Introductory Seminar on Sociology I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月2 (教室) 共北3B |
|||||||
(授業の概要・目的)
受講者各人が、現代のさまざまな社会現象や、自分自身の人生・生活上の問題について、自らの関心に即して、社会学などの先行研究(関心に最も近い査読論文1本以上)を参照・批判しつつ、独自の発想を加えた考察を行い、発表をする。
さらに、その発表内容について、出席者全体で発展的議論を行い、互いの考察を深め合う。 またその際、担当教員は、社会学の思考法を活かした発言をすることで、社会学の思考法を参与的かつ実践的に伝授する。 |
|||||||
(到達目標)
社会学の思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互作用)を、実践的な水準で分析・説明・議論できるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下の計画に従って授業を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、内容を変更する可能性がある。 第1回 ガイダンス(発表の仕方、先行研究の検索方法)、受講者各人の発表日程の決定。 第2〜4回 担当教員が見本発表を行う。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。さらに空いた時間で、先行研究の選び方の相談会を行う。 第5回〜第12回 毎回1名が発表する。発表では、「社会現象や人生・生活についての問い」、「その問いに最も近い先行研究(査読論文1本以上)の整理と未解決点」、「その未解決点に関するできるだけ客観的な独自考察」、「問いへの暫定的な答え」、「考察の限界と今後の課題」を、レジュメに沿って口頭発表する。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。 第13回 予備日 第14回 まとめの討論 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(発表内容50点+討論参加50点=100点満点)によって評価する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習は、今後の自分の発表のための準備を入念に行うこと。
復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べること。不明点については、口頭かメールで教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分(平均)、復習120分を目安とする。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
履修人数を発表スケジュールに適した人数(10名)に制限する。
また、「感染による履修上の配慮」が必要となった場合には、急遽、Zoomを用いたハイブリッド形式に切り替え、対面参加者もZoom上で発言をしてもらう可能性があるため、Zoomにアクセスできる端末(ノートPC等)とイヤホン(できればイヤホンマイク)を毎回持参すること。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
心理学I
|
(英 訳) | Psychology I | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 人社 | ||||||||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 月2 |
||||||||||||
(教室) | 教育院棟講義室31 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 実験系心理学の入門的講義を通じて,実験という手法により「心の働き」を理解するアプローチに関する理解を深めることを目指す.具体的には,視覚認知や注意,記憶の基礎課程に関して実験心理学,神経科学研究を概説する。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・「心の働き」を実験的に捉えるということはどういうことなのかを,実際の実験例の解説を通して理解する. ・伝統的な実験心理学の方法だけではなく,神経科学的手法を通して検証する最先端の手法も紹介することで,「心の働き」の生物学的基盤についての基礎的知識を習得する. ・「心の働き」を客観的にみる実験心理学,神経科学の研究を理解することから,自分を客観的にみるための心構えを体得する. |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の予定に従って講義を進める.ただし教員の予定や講義の進み具合によって,講義の順番や回数は変更することがある. 第1回 イントロダクション:授業の目的と概要 第2回—7回(月浦) 記憶 人間の記憶に関する実験心理学研究、脳損傷事例を対象とした神経心理学研究、fMRI実験を用いた認知神経科学研究を概説する。 第8回—13回(齋木) 視覚認知 視覚的注意、物体認識、視覚ワーキングメモリなど視覚による認知過程に関する実験心理学、認知神経科学研究を概説する。 第14回 まとめ 期末試験 第15回 フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末試験(80点)と毎回の授業で実施するクイズ(20点)の総合点で評価する. | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の前日までには授業資料をクラシス上にアップロードするので,事前にダウンロードした上で内容を確認しておくこと.また,授業後には授業内容と資料を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと. | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修者が教室定員を大きく超えた場合は履修制限を行う.履修制限の方法については別途指示する.なお,履修登録のみをして授業には出ない等がないようにしてください. 担当教員のオフィスアワーについては,担当教員ごとに異なっているので,KULASISを参照のこと. |
||||||||||||
心理学I
(科目名)
Psychology I
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
月2 (教室) 教育院棟講義室31 |
||||||||||
(授業の概要・目的)
実験系心理学の入門的講義を通じて,実験という手法により「心の働き」を理解するアプローチに関する理解を深めることを目指す.具体的には,視覚認知や注意,記憶の基礎課程に関して実験心理学,神経科学研究を概説する。
|
||||||||||
(到達目標)
・「心の働き」を実験的に捉えるということはどういうことなのかを,実際の実験例の解説を通して理解する.
・伝統的な実験心理学の方法だけではなく,神経科学的手法を通して検証する最先端の手法も紹介することで,「心の働き」の生物学的基盤についての基礎的知識を習得する. ・「心の働き」を客観的にみる実験心理学,神経科学の研究を理解することから,自分を客観的にみるための心構えを体得する. |
||||||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下の予定に従って講義を進める.ただし教員の予定や講義の進み具合によって,講義の順番や回数は変更することがある. 第1回 イントロダクション:授業の目的と概要 第2回—7回(月浦) 記憶 人間の記憶に関する実験心理学研究、脳損傷事例を対象とした神経心理学研究、fMRI実験を用いた認知神経科学研究を概説する。 第8回—13回(齋木) 視覚認知 視覚的注意、物体認識、視覚ワーキングメモリなど視覚による認知過程に関する実験心理学、認知神経科学研究を概説する。 第14回 まとめ 期末試験 第15回 フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) |
||||||||||
(履修要件)
特になし
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末試験(80点)と毎回の授業で実施するクイズ(20点)の総合点で評価する.
|
||||||||||
(教科書)
使用しない
|
||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業の前日までには授業資料をクラシス上にアップロードするので,事前にダウンロードした上で内容を確認しておくこと.また,授業後には授業内容と資料を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと.
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
履修者が教室定員を大きく超えた場合は履修制限を行う.履修制限の方法については別途指示する.なお,履修登録のみをして授業には出ない等がないようにしてください.
担当教員のオフィスアワーについては,担当教員ごとに異なっているので,KULASISを参照のこと. |
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
社会学II
|
(英 訳) | Sociology II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月3 |
||||||
(教室) | 共北38 | ||||||
(授業の概要・目的) | 自分が生きているこの社会は、どのような「しくみ」で動いているのか? この社会は、これからどうなるのか? この社会で自分が「幸せに生きる」には、どうしたらいいのか? この社会を「より多くの人々が幸せに生きられる社会」にするには、どうしたらいいのか? 社会学は、こういった問題に取り組むために(19世紀西欧を発祥として)築き上げられてきた学問である。したがって社会学は、現代社会を生きる私たち一人一人にとって、「生きる糧」になりうる。 そこで本授業では、社会学的思考法を伝授する。社会学的思考法とは、「社会現象を成立させている『構造とコミュニケーションの相互影響関係』に着目する思考方法」である。本授業では、社会学の基礎研究や応用研究を紹介し、社会学的思考法のトレーニングの機会を設ける。そのことにより、受講生が自分の専門の研究や今後の日常生活において、必要に応じて社会学的思考法を用いて、専門研究をより豊かにしたり、今後の生活をより幸福なものにしたりできるようになることをめざす。 (なお、同教員の前期の「社会学I」よりも応用実践に重点を置いた授業方針となるため、毎回の内容もモードが異なる。) |
||||||
(到達目標) | 社会学的思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互影響関係)について、実践的な水準で考察できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。 また、社会学的思考法を活用できるようになるために、「問いの共有」や「討論」などを行う。 第1回 これからの社会はどうなるのか 第2回 社会学の基礎(1)定義・意義・背景——PDF「社会学の基礎と応用」第1章 第3回 社会学の基礎(2)主要諸理論——PDF「社会学の基礎と応用」第2章〜第5章5.1 第4回 社会学の基礎(3)資本主義と社会保障の起源(1)——PDF「資本主義と社会保障の起源」114〜133頁 第5回 社会学の基礎(4)資本主義と社会保障の起源(2)——PDF「資本主義と社会保障の起源」134〜149頁 第6回 小括討論 第7回 社会学の応用(1)幸福の社会学(1)——PDF「社会学の基礎と応用」第11章 第8回 社会学の応用(2)幸福の社会学(2)——PDF「社会学の基礎と応用」第12章〜第13章 第9回 社会学の応用(3)社会保障の効果(1)——PDF「子どもの貧困と子育て支援」 第10回 社会学の応用(4)社会保障の効果(2)——内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第11回 小括討論 第12回 社会学の応用(5)AIがもたらす未来(1)——PDF「〈不可知性〉の社会」244〜260頁 第13回 社会学の応用(6)AIがもたらす未来(2)——PDF「〈不可知性〉の社会」260〜272頁 第14回 総合討論——これからの社会をどう生きるか、どう変えるか 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 「ほぼ毎回の確認テスト」(50点)と「毎回の討論におけるパフォーマンス」(10点)と「毎回の小レポート」(40点)により、到達目標の達成度について評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
PandAサイトで講義資料を配布する
|
||||||
(参考書等) |
『子育て支援が日本を救う——政策効果の統計分析』
(勁草書房)
ISBN:4326654007
(社会政策学会の学会賞を受賞。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
『子育て支援と経済成長』
(朝日新聞出版)
ISBN:4022737069
(朝日新書606。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
毎回の配布資料でも参考文献を紹介する。
|
||||||
(関連URL) | https://sites.google.com/site/harukashibata/profile 教員紹介のページ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は、次回に扱う文献が指定されていれば、それを事前に読んで、「確認テスト」をPandAで受験しておくこと。文献が指定されていなければ、授業内容と関連する本やニュース記事、ドキュメンタリー番組などをできるだけ通読・視聴しておくこと。 復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べたうえで、「小レポート」をPandAで提出すること。不明点については、講義中かPandAフォーラムにて教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分、復習120分を目安とする。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修人数をアクティブラーニングに適した人数に制限する。 また毎回、Googleスプレッドシートを用いた意見交換を行うため、Googleスプレッドシートの閲覧・入力がしやすい端末(ノートPC・タブレット等)を毎回持参すること。 |
||||||
社会学II
(科目名)
Sociology II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月3 (教室) 共北38 |
|||||||
(授業の概要・目的)
自分が生きているこの社会は、どのような「しくみ」で動いているのか? この社会は、これからどうなるのか? この社会で自分が「幸せに生きる」には、どうしたらいいのか? この社会を「より多くの人々が幸せに生きられる社会」にするには、どうしたらいいのか?
社会学は、こういった問題に取り組むために(19世紀西欧を発祥として)築き上げられてきた学問である。したがって社会学は、現代社会を生きる私たち一人一人にとって、「生きる糧」になりうる。 そこで本授業では、社会学的思考法を伝授する。社会学的思考法とは、「社会現象を成立させている『構造とコミュニケーションの相互影響関係』に着目する思考方法」である。本授業では、社会学の基礎研究や応用研究を紹介し、社会学的思考法のトレーニングの機会を設ける。そのことにより、受講生が自分の専門の研究や今後の日常生活において、必要に応じて社会学的思考法を用いて、専門研究をより豊かにしたり、今後の生活をより幸福なものにしたりできるようになることをめざす。 (なお、同教員の前期の「社会学I」よりも応用実践に重点を置いた授業方針となるため、毎回の内容もモードが異なる。) |
|||||||
(到達目標)
社会学的思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互影響関係)について、実践的な水準で考察できるようになる。
|
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(授業計画と内容)
基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。 また、社会学的思考法を活用できるようになるために、「問いの共有」や「討論」などを行う。 第1回 これからの社会はどうなるのか 第2回 社会学の基礎(1)定義・意義・背景——PDF「社会学の基礎と応用」第1章 第3回 社会学の基礎(2)主要諸理論——PDF「社会学の基礎と応用」第2章〜第5章5.1 第4回 社会学の基礎(3)資本主義と社会保障の起源(1)——PDF「資本主義と社会保障の起源」114〜133頁 第5回 社会学の基礎(4)資本主義と社会保障の起源(2)——PDF「資本主義と社会保障の起源」134〜149頁 第6回 小括討論 第7回 社会学の応用(1)幸福の社会学(1)——PDF「社会学の基礎と応用」第11章 第8回 社会学の応用(2)幸福の社会学(2)——PDF「社会学の基礎と応用」第12章〜第13章 第9回 社会学の応用(3)社会保障の効果(1)——PDF「子どもの貧困と子育て支援」 第10回 社会学の応用(4)社会保障の効果(2)——内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第11回 小括討論 第12回 社会学の応用(5)AIがもたらす未来(1)——PDF「〈不可知性〉の社会」244〜260頁 第13回 社会学の応用(6)AIがもたらす未来(2)——PDF「〈不可知性〉の社会」260〜272頁 第14回 総合討論——これからの社会をどう生きるか、どう変えるか 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
「ほぼ毎回の確認テスト」(50点)と「毎回の討論におけるパフォーマンス」(10点)と「毎回の小レポート」(40点)により、到達目標の達成度について評価する。
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(教科書)
使用しない
PandAサイトで講義資料を配布する
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(参考書等)
『子育て支援が日本を救う——政策効果の統計分析』
(勁草書房)
ISBN:4326654007
(社会政策学会の学会賞を受賞。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
『子育て支援と経済成長』
(朝日新聞出版)
ISBN:4022737069
(朝日新書606。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
毎回の配布資料でも参考文献を紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習は、次回に扱う文献が指定されていれば、それを事前に読んで、「確認テスト」をPandAで受験しておくこと。文献が指定されていなければ、授業内容と関連する本やニュース記事、ドキュメンタリー番組などをできるだけ通読・視聴しておくこと。
復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べたうえで、「小レポート」をPandAで提出すること。不明点については、講義中かPandAフォーラムにて教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分、復習120分を目安とする。 |
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(その他(オフィスアワー等))
履修人数をアクティブラーニングに適した人数に制限する。
また毎回、Googleスプレッドシートを用いた意見交換を行うため、Googleスプレッドシートの閲覧・入力がしやすい端末(ノートPC・タブレット等)を毎回持参すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
教育学II
|
(英 訳) | Pedagogy II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月3 |
||||||
(教室) | 共北26 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、戦後日本の教育に関わる諸現象への理解を通して、現代日本における教育の状況を正しく把握できるようになることを目標とする。 戦後日本における「教育問題」には、本質的には同種の問題が繰り返し議論の対象となり、その都度同様の「改革」が行われるという、いわば「振り子現象」のような性質がある(ex. 系統主義か経験主義か)。本講義を通して、戦後日本における「教育問題」の柱となっていたものは何であるのか、またそれらが時期ごとの社会状況の違いによって具体的にはどのような形をとって現出したのかを、解説する。こうした知識をふまえることで、受講生が「現代」における教育問題の特徴を相対化し、客観的・分析的に把握できるようになることを、授業の基本コンセプトとして設定したい。 また、教育は「望ましさ」を実現するための働きかけとして位置づけられるが、関心の対象となる教育の主体・客体およびそれらの関係性に注目することで、ある文脈において想定されている「望ましさ」の位相を意識化し相対化することが可能となる。このことは、多元的な価値の尊重が求められる現代社会において、教育における「望ましさ」をどのように考えていくかという難題への足掛かりとなるものと考えられる。 |
||||||
(到達目標) | 現代の教育が置かれている現状と諸課題について、客観的・分析的に理解する。 印象論や経験論からではなく、確かな根拠・事実に基づいて教育現象を考察する能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 基本的には以下の計画に沿って講義を行う。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業のねらい、進め方、成績評価方法等についてガイダンスを行う。 第2〜3回:「戦後教育」の何が新しかったのか 戦前期日本の教育をめぐる状況について概観したのち、戦後教育改革の内容について講義する。具体的には、義務教育期間の延長、単線型への学校体系の整備、男女共学の原則などであり、それらの改革がもつ社会的・歴史的意味について解説する。 第4〜5回:戦後教育におけるジェンダー秩序 「男女共学」を理念としてスタートした戦後の学校教育制度であるが、実際は社会全体を覆うジェンダー秩序からの影響を免れなかった。戦後教育の制度・運用面、あるいは進学動向の実態や、それに対する社会的認識のありようについて、解説する。 第6〜8回:「大衆教育社会」の到来とその帰結 高度経済成長期における教育の大衆化と進学競争の激化、それに引き続く1970〜80年代における「学校病理」「教育荒廃」に焦点を当て、その実態とそれに対する社会的認識のありようについて解説する。 第9回:中間まとめ 第10〜11回:「学力」とはなにか(繰り返される「教育改革」) 教育の大衆化にともない、さまざまな「教育問題」が構築ないし発見されるようになった。そして、それらの解決を企図してさまざまな「教育改革」が行なわれてきた。このセクションでは、いわゆる「ゆとり教育」と呼ばれる一連の教育政策を軸として、「学力」をめぐる「改革」の問題に焦点をあてて解説する。 第12〜13回:教育における公共性と私事性 現代および将来における教育のあり方を考察していくにあたっての一つの軸として、教育における公共性と私事性というテーマに照準する。「教育劣位社会」とされる日本社会において、誰が誰に対しどのような目的で「教育」を行うべきかという問題は、あらゆる「教育問題」に通底する根本的な命題である。そうした視点から「教育問題」を考えていくことの有効性および意義について解説する。 第14回:全体のまとめ 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。評点は素点(100点満点)とする。 レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は、毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。 |
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教育学II
(科目名)
Pedagogy II
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月3 (教室) 共北26 |
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(授業の概要・目的)
本講義では、戦後日本の教育に関わる諸現象への理解を通して、現代日本における教育の状況を正しく把握できるようになることを目標とする。
戦後日本における「教育問題」には、本質的には同種の問題が繰り返し議論の対象となり、その都度同様の「改革」が行われるという、いわば「振り子現象」のような性質がある(ex. 系統主義か経験主義か)。本講義を通して、戦後日本における「教育問題」の柱となっていたものは何であるのか、またそれらが時期ごとの社会状況の違いによって具体的にはどのような形をとって現出したのかを、解説する。こうした知識をふまえることで、受講生が「現代」における教育問題の特徴を相対化し、客観的・分析的に把握できるようになることを、授業の基本コンセプトとして設定したい。 また、教育は「望ましさ」を実現するための働きかけとして位置づけられるが、関心の対象となる教育の主体・客体およびそれらの関係性に注目することで、ある文脈において想定されている「望ましさ」の位相を意識化し相対化することが可能となる。このことは、多元的な価値の尊重が求められる現代社会において、教育における「望ましさ」をどのように考えていくかという難題への足掛かりとなるものと考えられる。 |
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(到達目標)
現代の教育が置かれている現状と諸課題について、客観的・分析的に理解する。
印象論や経験論からではなく、確かな根拠・事実に基づいて教育現象を考察する能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
基本的には以下の計画に沿って講義を行う。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業のねらい、進め方、成績評価方法等についてガイダンスを行う。 第2〜3回:「戦後教育」の何が新しかったのか 戦前期日本の教育をめぐる状況について概観したのち、戦後教育改革の内容について講義する。具体的には、義務教育期間の延長、単線型への学校体系の整備、男女共学の原則などであり、それらの改革がもつ社会的・歴史的意味について解説する。 第4〜5回:戦後教育におけるジェンダー秩序 「男女共学」を理念としてスタートした戦後の学校教育制度であるが、実際は社会全体を覆うジェンダー秩序からの影響を免れなかった。戦後教育の制度・運用面、あるいは進学動向の実態や、それに対する社会的認識のありようについて、解説する。 第6〜8回:「大衆教育社会」の到来とその帰結 高度経済成長期における教育の大衆化と進学競争の激化、それに引き続く1970〜80年代における「学校病理」「教育荒廃」に焦点を当て、その実態とそれに対する社会的認識のありようについて解説する。 第9回:中間まとめ 第10〜11回:「学力」とはなにか(繰り返される「教育改革」) 教育の大衆化にともない、さまざまな「教育問題」が構築ないし発見されるようになった。そして、それらの解決を企図してさまざまな「教育改革」が行なわれてきた。このセクションでは、いわゆる「ゆとり教育」と呼ばれる一連の教育政策を軸として、「学力」をめぐる「改革」の問題に焦点をあてて解説する。 第12〜13回:教育における公共性と私事性 現代および将来における教育のあり方を考察していくにあたっての一つの軸として、教育における公共性と私事性というテーマに照準する。「教育劣位社会」とされる日本社会において、誰が誰に対しどのような目的で「教育」を行うべきかという問題は、あらゆる「教育問題」に通底する根本的な命題である。そうした視点から「教育問題」を考えていくことの有効性および意義について解説する。 第14回:全体のまとめ 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。評点は素点(100点満点)とする。
レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は、毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
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(教科書)
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。
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(その他(オフィスアワー等))
意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Introduction to Educational Psychology II-E2
|
(英 訳) | Introduction to Educational Psychology II-E2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月3 |
||||||
(教室) | 1共33 | ||||||
(授業の概要・目的) | The main purpose of this course is to introduce some key concepts, issues, and perspectives in educational psychology and provide students with the foundational knowledge necessary for future study in this subject area. The focus of the course is on introducing essential theories and research, and considering the real and possible applications of those to educational practices. | ||||||
(到達目標) | Following on from Introduction to Educational Psychology I, the goals of this course are: - To facilitate students' acquisition of more knowledge about basic concepts, issues, and perspectives in educational psychology - To encourage students to think about the relevance and applications of that knowledge - with regard to themselves, their immediate environment, and beyond - To facilitate the development of students' thinking and communication skills in English |
||||||
(授業計画と内容) | Course Schedule The following is a guide to what will be covered during the 16 weeks of the semester. As required, some minor adjustments may be made to this schedule. Week 1: Introduction to the course and to concept formation in children Week 2: Schema in learning: lecture and discussion Week 3: Concepts and schemas: reflections about what we know, how we know, what we think others may know ... Week 4: Memory: an introduction to and discussion of basic concepts Week 5: Remembering and forgetting: reflections about what we retain and what we lose in memory Week 6: Mnemonic techniques: reflections about uses in educational settings Week 7: Learning in school: lecture and discussion Week 8: Learning in school: reflections about what is taught - and how Week 9: Examinations and tests: lecture and discussion Week 10: Formative and summative evaluation: reflections about effects on learning Week 11: Test and question types: reflections about uses and usefulness Week 12: Intelligence and intelligence testing: lecture and discussion Week 13: Ability grouping: reflections about advantages and disadvantages for students and teachers Week 14: Diversity in education: reflections about benefits and challenges Week 15: Final examination Week 16: Feedback week Course Conduct Students taking this course will be expected to prepare for each class by reading the appropriate textbook pages and any other materials that the instructor assigns. Class sessions will comprise of lectures provided by the instructor to summarize key points, highlight important issues, and introduce students to other pertinent information that bear on the topic being covered: these will all be provided on the assumption that students have undertaken the preparatory readings. The class sessions will also involve pair, small group, and/or plenary discussions, and exercises for students to complete individually or in cooperation with other students. Active participation in these discussions and exercises is necessary to meet coursework/grading requirements (see below). 40% of the course grade is based on a portfolio of work that students complete relating to the topics dealt with in the course (i.e., exercises completed in class, notes on key points raised in discussions with other students, notes taken from and reflections on assigned and other readings undertaken, etc.). |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | Portfolio of work = 40%, Class attendance and active participation in tasks and discussions = 20%, Final test = 40%. |
||||||
(教科書) |
『An introduction to educational psychology.』
(London: Routledge)
ISBN:9780415750554
(The electronic version of this book is available from the Kyoto University Library.)
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | Students will be expected to spend about 90 minutes each week on out-of-class preparation, readings, and assignments. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Students will be expected to read assigned chapters and other readings in preparation for each class. During the semester, students can email the instructor to make an appointment or to ask any questions about the course. | ||||||
Introduction to Educational Psychology II-E2
(科目名)
Introduction to Educational Psychology II-E2
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
月3 (教室) 1共33 |
|||||||
(授業の概要・目的)
The main purpose of this course is to introduce some key concepts, issues, and perspectives in educational psychology and provide students with the foundational knowledge necessary for future study in this subject area. The focus of the course is on introducing essential theories and research, and considering the real and possible applications of those to educational practices.
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(到達目標)
Following on from Introduction to Educational Psychology I, the goals of this course are:
- To facilitate students' acquisition of more knowledge about basic concepts, issues, and perspectives in educational psychology - To encourage students to think about the relevance and applications of that knowledge - with regard to themselves, their immediate environment, and beyond - To facilitate the development of students' thinking and communication skills in English |
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(授業計画と内容)
Course Schedule The following is a guide to what will be covered during the 16 weeks of the semester. As required, some minor adjustments may be made to this schedule. Week 1: Introduction to the course and to concept formation in children Week 2: Schema in learning: lecture and discussion Week 3: Concepts and schemas: reflections about what we know, how we know, what we think others may know ... Week 4: Memory: an introduction to and discussion of basic concepts Week 5: Remembering and forgetting: reflections about what we retain and what we lose in memory Week 6: Mnemonic techniques: reflections about uses in educational settings Week 7: Learning in school: lecture and discussion Week 8: Learning in school: reflections about what is taught - and how Week 9: Examinations and tests: lecture and discussion Week 10: Formative and summative evaluation: reflections about effects on learning Week 11: Test and question types: reflections about uses and usefulness Week 12: Intelligence and intelligence testing: lecture and discussion Week 13: Ability grouping: reflections about advantages and disadvantages for students and teachers Week 14: Diversity in education: reflections about benefits and challenges Week 15: Final examination Week 16: Feedback week Course Conduct Students taking this course will be expected to prepare for each class by reading the appropriate textbook pages and any other materials that the instructor assigns. Class sessions will comprise of lectures provided by the instructor to summarize key points, highlight important issues, and introduce students to other pertinent information that bear on the topic being covered: these will all be provided on the assumption that students have undertaken the preparatory readings. The class sessions will also involve pair, small group, and/or plenary discussions, and exercises for students to complete individually or in cooperation with other students. Active participation in these discussions and exercises is necessary to meet coursework/grading requirements (see below). 40% of the course grade is based on a portfolio of work that students complete relating to the topics dealt with in the course (i.e., exercises completed in class, notes on key points raised in discussions with other students, notes taken from and reflections on assigned and other readings undertaken, etc.). |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Portfolio of work = 40%, Class attendance and active participation in tasks and discussions = 20%, Final test = 40%.
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(教科書)
『An introduction to educational psychology.』
(London: Routledge)
ISBN:9780415750554
(The electronic version of this book is available from the Kyoto University Library.)
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(参考書等)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students will be expected to spend about 90 minutes each week on out-of-class preparation, readings, and assignments.
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(その他(オフィスアワー等))
Students will be expected to read assigned chapters and other readings in preparation for each class. During the semester, students can email the instructor to make an appointment or to ask any questions about the course.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Introduction to Globalization Studies-E2
|
(英 訳) | Introduction to Globalization Studies-E2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月3 |
||||||
(教室) | 1共01 | ||||||
(授業の概要・目的) | During this class, students will learn about globalization, by investigating the histroical development and current situation of the worldwide automotive industry. Throughout the 20th century, the automotive industry shaped the core institutions of our modern capitalist societies. Global and integrated car makers, dearlership networks, supply chains, labor relations, industrial and social policies, social classes, internationbal relations, etc., are all greatly impacted by the development of this industry. Nowadays, this industry is under an unprecedented change that takes two forms: first, electrification and digitalization; second, the changing geopolitics of this industry. This class intends to introduce the students with these various aspects, so that they better understand the foundations of globalization. | ||||||
(到達目標) | This lecture aims at providing students with a sound knowledge of the modern capitalist societies and the global structures they affected. In essence, this class is interdisciplinary, with a wide range of topics going from political sciences to sociology, economics, and business history. Besides, students will learn not only about the major actors of the automotive industry, they will also learn about differences and similarities of different societies, from East China to South America. Finally, students will acquire skills to better read and analyze the current evolution of globalization, since the automotive industry was and is still at the core of cultural, economic and political globalization. | ||||||
(授業計画と内容) | Week 1. Introduction: The development of the Automotive industry in the 20th century Week 2. Transformation period: from the introduction of Fordism to the second oil crisis Week 3. From the 1970s to the present: the formation of global supply chains Week 4. Globalization of car manufacturers in the post-Cold War era Week 5. Market formation and international trade of new and used cars Week 6. Industrial policies and the deindustrialisation of developed countries Week 7. Industrial policies and the industrialisation of developing countries Week 8. Globalization of the automobile industry and changes in labour relations Week 9. Geopolitics of the automobile industry in the 21st century: the case of the European Union and the new NAFTA Week 10. Geopolitics of the automobile industry in the 21st century: the case of East Asia, South America and South-East Asia Week 11. Electrification/digitalization of the automotive industry, and the "New World Order" Week 12. The introduction of new technologies and materials, and new global players Week 13. The development of the Chinese automobile industry, trade conflicts and changing labor regimes Week 14. Conclusions |
||||||
(履修要件) |
The lectures will be delivered in English. There are no prerequisite to take this course.
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | Final Report (70%), class attendance (30%) | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | During each class, the first ten-fifteen minutes are dedicated to the review of the previous class. Students are asked to prepare each lesson on a weekly basis. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | Students should email the teacher to make an appointment. | ||||||
Introduction to Globalization Studies-E2
(科目名)
Introduction to Globalization Studies-E2
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月3 (教室) 1共01 |
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(授業の概要・目的)
During this class, students will learn about globalization, by investigating the histroical development and current situation of the worldwide automotive industry. Throughout the 20th century, the automotive industry shaped the core institutions of our modern capitalist societies. Global and integrated car makers, dearlership networks, supply chains, labor relations, industrial and social policies, social classes, internationbal relations, etc., are all greatly impacted by the development of this industry. Nowadays, this industry is under an unprecedented change that takes two forms: first, electrification and digitalization; second, the changing geopolitics of this industry. This class intends to introduce the students with these various aspects, so that they better understand the foundations of globalization.
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(到達目標)
This lecture aims at providing students with a sound knowledge of the modern capitalist societies and the global structures they affected. In essence, this class is interdisciplinary, with a wide range of topics going from political sciences to sociology, economics, and business history. Besides, students will learn not only about the major actors of the automotive industry, they will also learn about differences and similarities of different societies, from East China to South America. Finally, students will acquire skills to better read and analyze the current evolution of globalization, since the automotive industry was and is still at the core of cultural, economic and political globalization.
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(授業計画と内容)
Week 1. Introduction: The development of the Automotive industry in the 20th century Week 2. Transformation period: from the introduction of Fordism to the second oil crisis Week 3. From the 1970s to the present: the formation of global supply chains Week 4. Globalization of car manufacturers in the post-Cold War era Week 5. Market formation and international trade of new and used cars Week 6. Industrial policies and the deindustrialisation of developed countries Week 7. Industrial policies and the industrialisation of developing countries Week 8. Globalization of the automobile industry and changes in labour relations Week 9. Geopolitics of the automobile industry in the 21st century: the case of the European Union and the new NAFTA Week 10. Geopolitics of the automobile industry in the 21st century: the case of East Asia, South America and South-East Asia Week 11. Electrification/digitalization of the automotive industry, and the "New World Order" Week 12. The introduction of new technologies and materials, and new global players Week 13. The development of the Chinese automobile industry, trade conflicts and changing labor regimes Week 14. Conclusions |
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(履修要件)
The lectures will be delivered in English. There are no prerequisite to take this course.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Final Report (70%), class attendance (30%)
|
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
During each class, the first ten-fifteen minutes are dedicated to the review of the previous class. Students are asked to prepare each lesson on a weekly basis.
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(その他(オフィスアワー等))
Students should email the teacher to make an appointment.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
社会学II
|
(英 訳) | Sociology II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 共北27 | ||||||
(授業の概要・目的) | 社会学には誰もが学ぶべき一般理論と呼べる王道は存在しない。したがって、社会学のものの見方を体得したいなら、学習者自身の興味関心と対話しつつ、多種多様な理論の間を逍遥していく必要があるだろう。 本講義では、社会学史を概観しながら、社会現象を理解し、解釈し、説明しようと試みてきた理論や学説について講義する。また、それらがどのような社会的背景のもとで考え出され、現代社会とそこに生きる個人をどのように捉えようとしてきたのかを解説する。 「社会学Ⅱ」では古典的な総合(20世紀中葉)以降、マルチ・パラダイムの状況から現代の総合的理論に至るまでの道をたどる。 |
||||||
(到達目標) | 1)社会学の理論や学説について把握し、それらが生み出された社会的背景と併せて、説明することができる。 2)社会学の理論や学説を用いて身近な社会現象について考えることができる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 社会思想と社会学の流れ(伝統・古典・収斂) 第2回 意味と解釈(1) 第3回 意味と解釈(2) 第4回 意味と解釈(3) 第5回 意味と解釈(4) 第6回 合理的選択 第7回 コンフリクトの社会学 第8回 構造化理論 第9回 コミュニケーション的行為の理論 第10回 社会学的システム理論 第11回 差異と構造 第12回 界・資本・ハビトゥス 第13回 知・権力・主体 第14回 社会学理論の行方 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
本科目は、同じ授業担当者の「社会学Ⅰ」(前期)の内容の続きとなっているので、連続履修をすると両科目の理解が深まる。(連続履修は必須ではない)
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況、小テスト、小レポートなどの平常点(100点)により評価する。 詳細は初回の授業で説明する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『Social Theory: Twenty Introductory Lectures』
(Cambridge University Press, 2009)
ISBN:978-0521690881
『An Invitation to Social Theory』
(Polity, 2018)
ISBN:978-1509506392
『命題コレクション社会学』
(筑摩書房, 2011)
ISBN:978-4480094247
『新しい社会学のあゆみ』
(有斐閣, 2006)
ISBN:978-4641123021
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業前後に、参考書や授業中に紹介する文献を読んでおくと理解が深まる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 講義内容などについての質問は授業前後に教室で受け付ける。 | ||||||
社会学II
(科目名)
Sociology II
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 共北27 |
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(授業の概要・目的)
社会学には誰もが学ぶべき一般理論と呼べる王道は存在しない。したがって、社会学のものの見方を体得したいなら、学習者自身の興味関心と対話しつつ、多種多様な理論の間を逍遥していく必要があるだろう。
本講義では、社会学史を概観しながら、社会現象を理解し、解釈し、説明しようと試みてきた理論や学説について講義する。また、それらがどのような社会的背景のもとで考え出され、現代社会とそこに生きる個人をどのように捉えようとしてきたのかを解説する。 「社会学Ⅱ」では古典的な総合(20世紀中葉)以降、マルチ・パラダイムの状況から現代の総合的理論に至るまでの道をたどる。 |
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(到達目標)
1)社会学の理論や学説について把握し、それらが生み出された社会的背景と併せて、説明することができる。
2)社会学の理論や学説を用いて身近な社会現象について考えることができる。 |
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(授業計画と内容)
第1回 社会思想と社会学の流れ(伝統・古典・収斂) 第2回 意味と解釈(1) 第3回 意味と解釈(2) 第4回 意味と解釈(3) 第5回 意味と解釈(4) 第6回 合理的選択 第7回 コンフリクトの社会学 第8回 構造化理論 第9回 コミュニケーション的行為の理論 第10回 社会学的システム理論 第11回 差異と構造 第12回 界・資本・ハビトゥス 第13回 知・権力・主体 第14回 社会学理論の行方 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
本科目は、同じ授業担当者の「社会学Ⅰ」(前期)の内容の続きとなっているので、連続履修をすると両科目の理解が深まる。(連続履修は必須ではない)
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況、小テスト、小レポートなどの平常点(100点)により評価する。
詳細は初回の授業で説明する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『Social Theory: Twenty Introductory Lectures』
(Cambridge University Press, 2009)
ISBN:978-0521690881
『An Invitation to Social Theory』
(Polity, 2018)
ISBN:978-1509506392
『命題コレクション社会学』
(筑摩書房, 2011)
ISBN:978-4480094247
『新しい社会学のあゆみ』
(有斐閣, 2006)
ISBN:978-4641123021
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業前後に、参考書や授業中に紹介する文献を読んでおくと理解が深まる。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
講義内容などについての質問は授業前後に教室で受け付ける。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
グループ・ダイナミックス
|
(英 訳) | Group Dynamics | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
||||||
(教室) | 1共33 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 本講義は、グループ・ダイナミックスの基礎的な概念、姿勢、理論を学習し、研究者らが積極的に現場に介入し現場の当事者とともに社会のベターメントを目指して実践すること−協同的実践−の意義について理解することを目的とする。グループ・ダイナミックスは、自然科学のように研究者らがその調査対象者(協力者)と一線を引き、現場を観察対象とみなすのではなく、研究者らによる影響を反省的・積極的に引き受け、現場の当事者らとともに現場の変化を促すアクション・リサーチを伴う研究分野である。その特徴は、人々のみならず制度、環境を含む集合体(グループ)と、それらの変化を捉える動力学(ダイナミックス)にある。自らが外部者としてなんらかの現場(研究フィールド、職場、組織等)に関わる際に、どのようなスタンスでそのグループに身を置き、何を目指すべきなのだろうか。この講義では、グループ・ダイナミックスの理論と実践について「かや」の比喩を通して、外部者と当事者がともに現場を変革する研究姿勢としての協同的実践、それらを支える基礎理論である活動理論、四肢構造論、規範理論を学習する。さらに、社会構成主義の観点から、言説空間を豊かにするグループ・ダイナミックスの実践について、自然災害やパンデミックなどの事例を通して、職場における問題(キャリア形成を含む)や組織における人の行動について具体的に理解を深める。 | ||||||
(到達目標) | グループ・ダイナミックスの基礎的な概念や理論について説明できるようになる。また、一般的な自然科学との対比から、グループ・ダイナミックスにおける協同的実践の意義について具体的な事例を通して理解できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回 オリエンテーション:講義の概要、グループ・ダイナミックスの特徴 第2回 自然科学とグループ・ダイナミックス:「調査される迷惑」と研究倫理 第3回 グループ・ダイナミックスとは:当事者と研究者による協同的実践 第4回 基本的な考え方:集合性と人々を包む「かや」 第5回 研究方法:研究者の位置づけと協同的実践 第6回 活動の「かや」:活動理論による現場の変革 第7回 講義前半のまとめ:活動理論を用いて自身の現場を変革しよう 第8回 言語の「かや」:四肢構造論による言語と意味 第9回 規範の「かや」:規範理論による「かや」の生成と変化 第10回 群衆の「かや」:物理的集合性とシミュレーション 第11回 二つのメタ理論:自然科学と人間科学 第12回 人間科学の方法:「データ」とはなにか 第13回 集合性から集合流へ:創発性、記憶、知識 第14回 現場を変革する:被災地における協同的実践 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末試験によって評価する(100%)。 | ||||||
(教科書) |
『グループ・ダイナミックス入門:組織と地域を変える実践学』
(世界思想社、2013年)
(本書は絶版となっているが、集団力学研究所のウェブサイト(https://www.group-dynamics.org/)から無料でダウンロードできるため、電子版を使用する。)
|
||||||
(参考書等) |
『拡張による学習 完訳増補版:発達研究への活動理論からのアプローチ』
(新曜社、2020年)
『存在と意味 事的世界観の定礎(第1巻)』
(岩波書店、1982年)
『身体の比較社会学Ⅰ』
(勁草書房、1990年)
『関係からはじまる—社会構成主義がひらく人間観』
(ナカニシヤ出版、2020年)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義前にテキストの該当章を読んでくること。講義後には、演習課題や参考文献を示すので、各自で理解を深められるようにする。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
グループ・ダイナミックス
(科目名)
Group Dynamics
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 1共33 |
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総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義は、グループ・ダイナミックスの基礎的な概念、姿勢、理論を学習し、研究者らが積極的に現場に介入し現場の当事者とともに社会のベターメントを目指して実践すること−協同的実践−の意義について理解することを目的とする。グループ・ダイナミックスは、自然科学のように研究者らがその調査対象者(協力者)と一線を引き、現場を観察対象とみなすのではなく、研究者らによる影響を反省的・積極的に引き受け、現場の当事者らとともに現場の変化を促すアクション・リサーチを伴う研究分野である。その特徴は、人々のみならず制度、環境を含む集合体(グループ)と、それらの変化を捉える動力学(ダイナミックス)にある。自らが外部者としてなんらかの現場(研究フィールド、職場、組織等)に関わる際に、どのようなスタンスでそのグループに身を置き、何を目指すべきなのだろうか。この講義では、グループ・ダイナミックスの理論と実践について「かや」の比喩を通して、外部者と当事者がともに現場を変革する研究姿勢としての協同的実践、それらを支える基礎理論である活動理論、四肢構造論、規範理論を学習する。さらに、社会構成主義の観点から、言説空間を豊かにするグループ・ダイナミックスの実践について、自然災害やパンデミックなどの事例を通して、職場における問題(キャリア形成を含む)や組織における人の行動について具体的に理解を深める。
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(到達目標)
グループ・ダイナミックスの基礎的な概念や理論について説明できるようになる。また、一般的な自然科学との対比から、グループ・ダイナミックスにおける協同的実践の意義について具体的な事例を通して理解できるようになる。
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(授業計画と内容)
第1回 オリエンテーション:講義の概要、グループ・ダイナミックスの特徴 第2回 自然科学とグループ・ダイナミックス:「調査される迷惑」と研究倫理 第3回 グループ・ダイナミックスとは:当事者と研究者による協同的実践 第4回 基本的な考え方:集合性と人々を包む「かや」 第5回 研究方法:研究者の位置づけと協同的実践 第6回 活動の「かや」:活動理論による現場の変革 第7回 講義前半のまとめ:活動理論を用いて自身の現場を変革しよう 第8回 言語の「かや」:四肢構造論による言語と意味 第9回 規範の「かや」:規範理論による「かや」の生成と変化 第10回 群衆の「かや」:物理的集合性とシミュレーション 第11回 二つのメタ理論:自然科学と人間科学 第12回 人間科学の方法:「データ」とはなにか 第13回 集合性から集合流へ:創発性、記憶、知識 第14回 現場を変革する:被災地における協同的実践 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末試験によって評価する(100%)。
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(教科書)
『グループ・ダイナミックス入門:組織と地域を変える実践学』
(世界思想社、2013年)
(本書は絶版となっているが、集団力学研究所のウェブサイト(https://www.group-dynamics.org/)から無料でダウンロードできるため、電子版を使用する。)
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(参考書等)
『拡張による学習 完訳増補版:発達研究への活動理論からのアプローチ』
(新曜社、2020年)
『存在と意味 事的世界観の定礎(第1巻)』
(岩波書店、1982年)
『身体の比較社会学Ⅰ』
(勁草書房、1990年)
『関係からはじまる—社会構成主義がひらく人間観』
(ナカニシヤ出版、2020年)
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義前にテキストの該当章を読んでくること。講義後には、演習課題や参考文献を示すので、各自で理解を深められるようにする。
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(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
教育学II
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(英 訳) | Pedagogy II | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
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(教室) | 共北26 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、戦後日本の教育に関わる諸現象への理解を通して、現代日本における教育の状況を正しく把握できるようになることを目標とする。 戦後日本における「教育問題」には、本質的には同種の問題が繰り返し議論の対象となり、その都度同様の「改革」が行われるという、いわば「振り子現象」のような性質がある(ex. 系統主義か経験主義か)。本講義を通して、戦後日本における「教育問題」の柱となっていたものは何であるのか、またそれらが時期ごとの社会状況の違いによって具体的にはどのような形をとって現出したのかを、解説する。こうした知識をふまえることで、受講生が「現代」における教育問題の特徴を相対化し、客観的・分析的に把握できるようになることを、授業の基本コンセプトとして設定したい。 また、教育は「望ましさ」を実現するための働きかけとして位置づけられるが、関心の対象となる教育の主体・客体およびそれらの関係性に注目することで、ある文脈において想定されている「望ましさ」の位相を意識化し相対化することが可能となる。このことは、多元的な価値の尊重が求められる現代社会において、教育における「望ましさ」をどのように考えていくかという難題への足掛かりとなるものと考えられる。 |
||||||
(到達目標) | 現代の教育が置かれている現状と諸課題について、客観的・分析的に理解する。 印象論や経験論からではなく、確かな根拠・事実に基づいて教育現象を考察する能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 基本的には以下の計画に沿って講義を行う。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業のねらい、進め方、成績評価方法等についてガイダンスを行う。 第2〜3回:「戦後教育」の何が新しかったのか 戦前期日本の教育をめぐる状況について概観したのち、戦後教育改革の内容について講義する。具体的には、義務教育期間の延長、単線型への学校体系の整備、男女共学の原則などであり、それらの改革がもつ社会的・歴史的意味について解説する。 第4〜5回:戦後教育におけるジェンダー秩序 「男女共学」を理念としてスタートした戦後の学校教育制度であるが、実際は社会全体を覆うジェンダー秩序からの影響を免れなかった。戦後教育の制度・運用面、あるいは進学動向の実態や、それに対する社会的認識のありようについて、解説する。 第6〜8回:「大衆教育社会」の到来とその帰結 高度経済成長期における教育の大衆化と進学競争の激化、それに引き続く1970〜80年代における「学校病理」「教育荒廃」に焦点を当て、その実態とそれに対する社会的認識のありようについて解説する。 第9回:中間まとめ 第10〜11回:「学力」とはなにか(繰り返される「教育改革」) 教育の大衆化にともない、さまざまな「教育問題」が構築ないし発見されるようになった。そして、それらの解決を企図してさまざまな「教育改革」が行なわれてきた。このセクションでは、いわゆる「ゆとり教育」と呼ばれる一連の教育政策を軸として、「学力」をめぐる「改革」の問題に焦点をあてて解説する。 第12〜13回:教育における公共性と私事性 現代および将来における教育のあり方を考察していくにあたっての一つの軸として、教育における公共性と私事性というテーマに照準する。「教育劣位社会」とされる日本社会において、誰が誰に対しどのような目的で「教育」を行うべきかという問題は、あらゆる「教育問題」に通底する根本的な命題である。そうした視点から「教育問題」を考えていくことの有効性および意義について解説する。 第14回:全体のまとめ 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。評点は素点(100点満点)とする。 レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は、毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。 |
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教育学II
(科目名)
Pedagogy II
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 共北26 |
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(授業の概要・目的)
本講義では、戦後日本の教育に関わる諸現象への理解を通して、現代日本における教育の状況を正しく把握できるようになることを目標とする。
戦後日本における「教育問題」には、本質的には同種の問題が繰り返し議論の対象となり、その都度同様の「改革」が行われるという、いわば「振り子現象」のような性質がある(ex. 系統主義か経験主義か)。本講義を通して、戦後日本における「教育問題」の柱となっていたものは何であるのか、またそれらが時期ごとの社会状況の違いによって具体的にはどのような形をとって現出したのかを、解説する。こうした知識をふまえることで、受講生が「現代」における教育問題の特徴を相対化し、客観的・分析的に把握できるようになることを、授業の基本コンセプトとして設定したい。 また、教育は「望ましさ」を実現するための働きかけとして位置づけられるが、関心の対象となる教育の主体・客体およびそれらの関係性に注目することで、ある文脈において想定されている「望ましさ」の位相を意識化し相対化することが可能となる。このことは、多元的な価値の尊重が求められる現代社会において、教育における「望ましさ」をどのように考えていくかという難題への足掛かりとなるものと考えられる。 |
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(到達目標)
現代の教育が置かれている現状と諸課題について、客観的・分析的に理解する。
印象論や経験論からではなく、確かな根拠・事実に基づいて教育現象を考察する能力を養う。 |
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(授業計画と内容)
基本的には以下の計画に沿って講義を行う。ただし、受講生の理解の状況によっては、変更を加えることがあり得る。 第1回:イントロダクション 授業のねらい、進め方、成績評価方法等についてガイダンスを行う。 第2〜3回:「戦後教育」の何が新しかったのか 戦前期日本の教育をめぐる状況について概観したのち、戦後教育改革の内容について講義する。具体的には、義務教育期間の延長、単線型への学校体系の整備、男女共学の原則などであり、それらの改革がもつ社会的・歴史的意味について解説する。 第4〜5回:戦後教育におけるジェンダー秩序 「男女共学」を理念としてスタートした戦後の学校教育制度であるが、実際は社会全体を覆うジェンダー秩序からの影響を免れなかった。戦後教育の制度・運用面、あるいは進学動向の実態や、それに対する社会的認識のありようについて、解説する。 第6〜8回:「大衆教育社会」の到来とその帰結 高度経済成長期における教育の大衆化と進学競争の激化、それに引き続く1970〜80年代における「学校病理」「教育荒廃」に焦点を当て、その実態とそれに対する社会的認識のありようについて解説する。 第9回:中間まとめ 第10〜11回:「学力」とはなにか(繰り返される「教育改革」) 教育の大衆化にともない、さまざまな「教育問題」が構築ないし発見されるようになった。そして、それらの解決を企図してさまざまな「教育改革」が行なわれてきた。このセクションでは、いわゆる「ゆとり教育」と呼ばれる一連の教育政策を軸として、「学力」をめぐる「改革」の問題に焦点をあてて解説する。 第12〜13回:教育における公共性と私事性 現代および将来における教育のあり方を考察していくにあたっての一つの軸として、教育における公共性と私事性というテーマに照準する。「教育劣位社会」とされる日本社会において、誰が誰に対しどのような目的で「教育」を行うべきかという問題は、あらゆる「教育問題」に通底する根本的な命題である。そうした視点から「教育問題」を考えていくことの有効性および意義について解説する。 第14回:全体のまとめ 第15回:フィードバック フィードバックの方法は別途連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末レポート(50%)と平常点(50%)を総合して成績評価を行う。評点は素点(100点満点)とする。
レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。 平常点は、毎回の授業後に提出を求めるコメントシートの内容に基づき評価する。 なお、期末レポートおよびコメントシートの提出、授業の出席は、必要条件であっても十分条件ではない。 |
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(教科書)
使用しない
資料としてレジュメを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
人間あるいは社会の営みを広い視点からとらえることができるように、教育のみならずさまざまな社会・文化現象についての興味・関心をもってほしい。
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(その他(オフィスアワー等))
意見や質問を書いて提出してもらう機会を毎回設けるので、授業に対し主体的に取り組むことを期待する。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
神経心理学基礎ゼミナール
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(英 訳) | Introductory Seminar on Basic Neuropsychology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 月5 |
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(教室) | 総人1207 | ||||||
(授業の概要・目的) | 脳の様々な疾患によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こる.高次脳機能障害を通した脳のメカニズムの研究に関しては,長い間積み重ねられてきた数々の症例報告の歴史があるが,現在でも未だに多くの謎が残り,最新の知見も日々報告されている.本ゼミナールでは,日本の神経心理学の最新の研究論文を通して高次脳機能障害からみた脳のメカニズム研究を理解することをめざす. | ||||||
(到達目標) | ・ヒトのさまざまな認知機能が脳を媒体としてどのように表現されているのかについて,基礎科学としての認知神経科学についての理解を深める. ・脳の疾患によって起こる様々な高次脳機能の障害についての臨床的観点からの知識を習得する. ・研究論文を読んでその内容をプレゼンすることで,プレゼンテーションの基本的素養を習得する. ・脳を介して心の働きを客観的に理解することを通じて,自らを客観的にみつめる力を体得する. |
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(授業計画と内容) | 脳の様々な疾患(脳梗塞・脳出血・変性疾患)によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こり,その損傷部位と症状との対応関係を通して,ヒトの高次脳機能を担う脳のメカニズムの研究が国内外問わず進められている.本ゼミナールでは,日本の神経心理学の2大雑誌である「神経心理学」と「高次脳機能研究」から最新の総説論文を取り上げ,脳と心の関係性を理解し,考えることをめざす. 本基礎ゼミナールでは,教員が予め指定した論文を各受講者が一人ずつ担当し,その論文の内容をプレゼン資料を作成して皆に紹介する.発表担当者以外の受講生は,その内容について積極的に質問し,議論をする. 授業の内容は概ね以下の通り.なお,授業内容や順番は目安であり,多少変更する可能性がある. 詳細な論文の内容については事前にKULASISに発表,第1回の授業日に指示する. 第1回 ガイダンスと発表順の決定.プレゼンの見本の提示. 第2回 神経心理学とは? 第3回 視覚認知の障害① 第4回 視覚認知の障害② 第5回 視覚認知の障害③ 第6回 行為の障害 第7回 言語の障害① 第8回 言語の障害② 第9回 記憶の障害① 第10回 記憶の障害② 第11回 記憶の障害③ 第12回 感情と情動の障害 第13回 前頭葉機能の障害 第14回 社会的行動の障害 第15回 まとめ・フィードバック |
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(履修要件) |
『神経心理学ⅠまたはⅡ』を受講済,もしくは受講中であることが望ましい.なお,本授業では履修人数の制限を行う予定であり,履修制限の際には本要件を考慮する.
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席とディスカッションへの参加の状況(約60%)および発表内容(約40%)で評価する. | ||||||
(教科書) |
使用しない
論文については事前にKULASISにアップするので,各自予習・復習に利用してください.また,授業の際には各自で持参してください.
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(参考書等) |
『神経心理学』
(日本神経心理学会発行)
『高次脳機能障害研究』
(日本高次脳機能障害学会発行)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 初回の授業後に,授業で扱う論文をクラシス上にアップロードするので,各授業の前までに事前にダウンロードした上で抄録や内容を読んだうえ授業に参加すること.また,授業後には授業内容と論文を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ゼミ形式の授業のため,履修制限を行う.履修制限の方法は別途指示する. オフィスアワーについては,KULASISを参照のこと. |
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神経心理学基礎ゼミナール
(科目名)
Introductory Seminar on Basic Neuropsychology
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 総人1207 |
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(授業の概要・目的)
脳の様々な疾患によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こる.高次脳機能障害を通した脳のメカニズムの研究に関しては,長い間積み重ねられてきた数々の症例報告の歴史があるが,現在でも未だに多くの謎が残り,最新の知見も日々報告されている.本ゼミナールでは,日本の神経心理学の最新の研究論文を通して高次脳機能障害からみた脳のメカニズム研究を理解することをめざす.
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(到達目標)
・ヒトのさまざまな認知機能が脳を媒体としてどのように表現されているのかについて,基礎科学としての認知神経科学についての理解を深める.
・脳の疾患によって起こる様々な高次脳機能の障害についての臨床的観点からの知識を習得する. ・研究論文を読んでその内容をプレゼンすることで,プレゼンテーションの基本的素養を習得する. ・脳を介して心の働きを客観的に理解することを通じて,自らを客観的にみつめる力を体得する. |
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(授業計画と内容)
脳の様々な疾患(脳梗塞・脳出血・変性疾患)によってヒトの脳が損傷されると,様々なタイプの高次脳機能障害が起こり,その損傷部位と症状との対応関係を通して,ヒトの高次脳機能を担う脳のメカニズムの研究が国内外問わず進められている.本ゼミナールでは,日本の神経心理学の2大雑誌である「神経心理学」と「高次脳機能研究」から最新の総説論文を取り上げ,脳と心の関係性を理解し,考えることをめざす. 本基礎ゼミナールでは,教員が予め指定した論文を各受講者が一人ずつ担当し,その論文の内容をプレゼン資料を作成して皆に紹介する.発表担当者以外の受講生は,その内容について積極的に質問し,議論をする. 授業の内容は概ね以下の通り.なお,授業内容や順番は目安であり,多少変更する可能性がある. 詳細な論文の内容については事前にKULASISに発表,第1回の授業日に指示する. 第1回 ガイダンスと発表順の決定.プレゼンの見本の提示. 第2回 神経心理学とは? 第3回 視覚認知の障害① 第4回 視覚認知の障害② 第5回 視覚認知の障害③ 第6回 行為の障害 第7回 言語の障害① 第8回 言語の障害② 第9回 記憶の障害① 第10回 記憶の障害② 第11回 記憶の障害③ 第12回 感情と情動の障害 第13回 前頭葉機能の障害 第14回 社会的行動の障害 第15回 まとめ・フィードバック |
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(履修要件)
『神経心理学ⅠまたはⅡ』を受講済,もしくは受講中であることが望ましい.なお,本授業では履修人数の制限を行う予定であり,履修制限の際には本要件を考慮する.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席とディスカッションへの参加の状況(約60%)および発表内容(約40%)で評価する.
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(教科書)
使用しない
論文については事前にKULASISにアップするので,各自予習・復習に利用してください.また,授業の際には各自で持参してください.
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(参考書等)
『神経心理学』
(日本神経心理学会発行)
『高次脳機能障害研究』
(日本高次脳機能障害学会発行)
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(授業外学習(予習・復習)等)
初回の授業後に,授業で扱う論文をクラシス上にアップロードするので,各授業の前までに事前にダウンロードした上で抄録や内容を読んだうえ授業に参加すること.また,授業後には授業内容と論文を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと.
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(その他(オフィスアワー等))
ゼミ形式の授業のため,履修制限を行う.履修制限の方法は別途指示する.
オフィスアワーについては,KULASISを参照のこと. |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
偏見・差別・人権
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(英 訳) | Prejudice, Discrimination, and Human Rights | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 月5 |
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(教室) | 教育院棟講義室32 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 人間社会における偏見と差別に関わる諸問題を人権の観点から学問的に解明し、教授することは、大学として果たすべき重要な基本課題であるとの認識に立ち、本学学生に人権問題に関する概論を教授するため、全学共通科目「偏見・差別・人権」を開講する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 講義を通じて社会における偏見と差別についての認識を深めると同時に、人権問題を自ら考える機会とする。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の5つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマに関する講義を行う。 ①豊福誠二 現代社会における人権の問題(第1回、第2回) 本講座では、まず、弁護士である講師が「人権とは何であるか」について概説をする。その上で、近時みられる「ヘイト・スピーチ」の現状を紹介し、なぜこのような現象が発生するのか、どのような被害があるのか、法的規制はどうあるべきかについて考える。 ②奥本武裕 被差別部落に関する問題(第3回〜第5回) 部落差別は、同一の文化を有する人びとのなかで、些細な差異を拡大(あるいは差異を捏造)することで形成された、世界史的にみても稀な差別だといわれる。こうした差別の成立過程、自由・平等などの理念を基調とする現代社会になお残存している理由、問題解決の道筋について、歴史や現状のなかに分け入ることで探っていきたい。 ③駒込武 外国人に関する問題(第6回〜第8回) 日本軍「慰安婦」問題と、今日の日本社会におけるこの問題についての報道について、外国人への民族差別および性差別という観点から考察する。 ④牧野雅子 ジェンダーに関する問題(第9回〜第11回) 男/女に二分する思考やそれに基づく異性愛は、「当たり前」なことだとみなされて、日常生活から法、制度に至るまでわたしたちの社会に根付き、しばしば差別を正当化している。しかし、こうした性差に関する既成概念は、歴史的、社会的に形成されたものであり、決して「自然」なものではない。本講座では、ジェンダーに基づく暴力を中心に、近年の性差別問題を取り上げて、ジェンダーに関する差別や偏見について考える。 ⑤村田淳 障害(disability)に関する問題(第12回〜第14回) 障害のある人の尊厳や自律(自立)の尊重、無差別、社会への完全な参加などについて定めた「障害者権利条約(国連)」を背景に、2024年4月には改正障害者差別解消法が施行されるなど障害者に関する問題は変革期を迎えている。本講座では、現代における障害とは何か、合理的配慮とは何かを探る機会としたい。 《期末試験》 フィードバック 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 ※コーディネーター: 杉山雅人 国際高等教育院特定教授 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 毎回の小レポートと定期試験で成績評価を行う(小レポート40点、定期試験60点)。 なお、授業に8回以上出席して、それらの出席した授業のそれぞれについて合計8つ以上の小レポートを提出すること(授業に出席して、かつ、その授業で課された小レポートを提出する。このことが、8回以上行われていること)を定期試験の受験資格とする。 状況によって定期試験をレポート試験に代えることがある。 |
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(教科書) |
使用しない
毎回の授業資料を当日朝までにPandAに掲載する。
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(参考書等) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義内容の復習を行うこと。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
偏見・差別・人権
(科目名)
Prejudice, Discrimination, and Human Rights
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
月5 (教室) 教育院棟講義室32 |
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(授業の概要・目的)
人間社会における偏見と差別に関わる諸問題を人権の観点から学問的に解明し、教授することは、大学として果たすべき重要な基本課題であるとの認識に立ち、本学学生に人権問題に関する概論を教授するため、全学共通科目「偏見・差別・人権」を開講する。
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(到達目標)
講義を通じて社会における偏見と差別についての認識を深めると同時に、人権問題を自ら考える機会とする。
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(授業計画と内容)
以下の5つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマに関する講義を行う。 ①豊福誠二 現代社会における人権の問題(第1回、第2回) 本講座では、まず、弁護士である講師が「人権とは何であるか」について概説をする。その上で、近時みられる「ヘイト・スピーチ」の現状を紹介し、なぜこのような現象が発生するのか、どのような被害があるのか、法的規制はどうあるべきかについて考える。 ②奥本武裕 被差別部落に関する問題(第3回〜第5回) 部落差別は、同一の文化を有する人びとのなかで、些細な差異を拡大(あるいは差異を捏造)することで形成された、世界史的にみても稀な差別だといわれる。こうした差別の成立過程、自由・平等などの理念を基調とする現代社会になお残存している理由、問題解決の道筋について、歴史や現状のなかに分け入ることで探っていきたい。 ③駒込武 外国人に関する問題(第6回〜第8回) 日本軍「慰安婦」問題と、今日の日本社会におけるこの問題についての報道について、外国人への民族差別および性差別という観点から考察する。 ④牧野雅子 ジェンダーに関する問題(第9回〜第11回) 男/女に二分する思考やそれに基づく異性愛は、「当たり前」なことだとみなされて、日常生活から法、制度に至るまでわたしたちの社会に根付き、しばしば差別を正当化している。しかし、こうした性差に関する既成概念は、歴史的、社会的に形成されたものであり、決して「自然」なものではない。本講座では、ジェンダーに基づく暴力を中心に、近年の性差別問題を取り上げて、ジェンダーに関する差別や偏見について考える。 ⑤村田淳 障害(disability)に関する問題(第12回〜第14回) 障害のある人の尊厳や自律(自立)の尊重、無差別、社会への完全な参加などについて定めた「障害者権利条約(国連)」を背景に、2024年4月には改正障害者差別解消法が施行されるなど障害者に関する問題は変革期を迎えている。本講座では、現代における障害とは何か、合理的配慮とは何かを探る機会としたい。 《期末試験》 フィードバック 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 ※コーディネーター: 杉山雅人 国際高等教育院特定教授 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
毎回の小レポートと定期試験で成績評価を行う(小レポート40点、定期試験60点)。
なお、授業に8回以上出席して、それらの出席した授業のそれぞれについて合計8つ以上の小レポートを提出すること(授業に出席して、かつ、その授業で課された小レポートを提出する。このことが、8回以上行われていること)を定期試験の受験資格とする。 状況によって定期試験をレポート試験に代えることがある。 |
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(教科書)
使用しない
毎回の授業資料を当日朝までにPandAに掲載する。
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(参考書等)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義内容の復習を行うこと。
|
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
社会学II
|
(英 訳) | Sociology II | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火2 |
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(教室) | 共西03 | ||||||
(授業の概要・目的) | 自分が生きているこの社会は、どのような「しくみ」で動いているのか? この社会は、これからどうなるのか? この社会で自分が「幸せに生きる」には、どうしたらいいのか? この社会を「より多くの人々が幸せに生きられる社会」にするには、どうしたらいいのか? 社会学は、こういった問題に取り組むために(19世紀西欧を発祥として)築き上げられてきた学問である。したがって社会学は、現代社会を生きる私たち一人一人にとって、「生きる糧」になりうる。 そこで本授業では、社会学的思考法を伝授する。社会学的思考法とは、「社会現象を成立させている『構造とコミュニケーションの相互影響関係』に着目する思考方法」である。本授業では、社会学の基礎研究や応用研究を紹介し、社会学的思考法のトレーニングの機会を設ける。そのことにより、受講生が自分の専門の研究や今後の日常生活において、必要に応じて社会学的思考法を用いて、専門研究をより豊かにしたり、今後の生活をより幸福なものにしたりできるようになることをめざす。 (なお、同教員の前期の「社会学I」よりも応用実践に重点を置いた授業方針となるため、毎回の内容もモードが異なる。) |
||||||
(到達目標) | 社会学的思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互影響関係)について、実践的な水準で考察できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。 また、社会学的思考法を活用できるようになるために、「問いの共有」や「討論」などを行う。 第1回 これからの社会はどうなるのか 第2回 社会学の基礎(1)定義・意義・背景——PDF「社会学の基礎と応用」第1章 第3回 社会学の基礎(2)主要諸理論——PDF「社会学の基礎と応用」第2章〜第5章5.1 第4回 社会学の基礎(3)資本主義と社会保障の起源(1)——PDF「資本主義と社会保障の起源」114〜133頁 第5回 社会学の基礎(4)資本主義と社会保障の起源(2)——PDF「資本主義と社会保障の起源」134〜149頁 第6回 小括討論 第7回 社会学の応用(1)幸福の社会学(1)——PDF「社会学の基礎と応用」第11章 第8回 社会学の応用(2)幸福の社会学(2)——PDF「社会学の基礎と応用」第12章〜第13章 第9回 社会学の応用(3)社会保障の効果(1)——PDF「子どもの貧困と子育て支援」 第10回 社会学の応用(4)社会保障の効果(2)——内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第11回 小括討論 第12回 社会学の応用(5)AIがもたらす未来(1)——PDF「〈不可知性〉の社会」244〜260頁 第13回 社会学の応用(6)AIがもたらす未来(2)——PDF「〈不可知性〉の社会」260〜272頁 第14回 総合討論——これからの社会をどう生きるか、どう変えるか 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 「ほぼ毎回の確認テスト」(50点)と「毎回の討論におけるパフォーマンス」(10点)と「毎回の小レポート」(40点)により、到達目標の達成度について評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
PandAサイトで講義資料を配布する
|
||||||
(参考書等) |
『子育て支援が日本を救う——政策効果の統計分析』
(勁草書房)
ISBN:4326654007
(社会政策学会の学会賞を受賞。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
『子育て支援と経済成長』
(朝日新聞出版)
ISBN:4022737069
(朝日新書606。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
毎回の配布資料でも参考文献を紹介する。
|
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(関連URL) | https://sites.google.com/site/harukashibata/profile 教員紹介のページ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は、次回に扱う文献が指定されていれば、それを事前に読んで、「確認テスト」をPandAで受験しておくこと。文献が指定されていなければ、授業内容と関連する本やニュース記事、ドキュメンタリー番組などをできるだけ通読・視聴しておくこと。 復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べたうえで、「小レポート」をPandAで提出すること。不明点については、講義中かPandAフォーラムにて教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分、復習120分を目安とする。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | 履修人数をアクティブラーニングに適した人数に制限する。 また毎回、Googleスプレッドシートを用いた意見交換を行うため、Googleスプレッドシートの閲覧・入力がしやすい端末(ノートPC・タブレット等)を毎回持参すること。 |
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社会学II
(科目名)
Sociology II
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火2 (教室) 共西03 |
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(授業の概要・目的)
自分が生きているこの社会は、どのような「しくみ」で動いているのか? この社会は、これからどうなるのか? この社会で自分が「幸せに生きる」には、どうしたらいいのか? この社会を「より多くの人々が幸せに生きられる社会」にするには、どうしたらいいのか?
社会学は、こういった問題に取り組むために(19世紀西欧を発祥として)築き上げられてきた学問である。したがって社会学は、現代社会を生きる私たち一人一人にとって、「生きる糧」になりうる。 そこで本授業では、社会学的思考法を伝授する。社会学的思考法とは、「社会現象を成立させている『構造とコミュニケーションの相互影響関係』に着目する思考方法」である。本授業では、社会学の基礎研究や応用研究を紹介し、社会学的思考法のトレーニングの機会を設ける。そのことにより、受講生が自分の専門の研究や今後の日常生活において、必要に応じて社会学的思考法を用いて、専門研究をより豊かにしたり、今後の生活をより幸福なものにしたりできるようになることをめざす。 (なお、同教員の前期の「社会学I」よりも応用実践に重点を置いた授業方針となるため、毎回の内容もモードが異なる。) |
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(到達目標)
社会学的思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互影響関係)について、実践的な水準で考察できるようになる。
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(授業計画と内容)
基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。 また、社会学的思考法を活用できるようになるために、「問いの共有」や「討論」などを行う。 第1回 これからの社会はどうなるのか 第2回 社会学の基礎(1)定義・意義・背景——PDF「社会学の基礎と応用」第1章 第3回 社会学の基礎(2)主要諸理論——PDF「社会学の基礎と応用」第2章〜第5章5.1 第4回 社会学の基礎(3)資本主義と社会保障の起源(1)——PDF「資本主義と社会保障の起源」114〜133頁 第5回 社会学の基礎(4)資本主義と社会保障の起源(2)——PDF「資本主義と社会保障の起源」134〜149頁 第6回 小括討論 第7回 社会学の応用(1)幸福の社会学(1)——PDF「社会学の基礎と応用」第11章 第8回 社会学の応用(2)幸福の社会学(2)——PDF「社会学の基礎と応用」第12章〜第13章 第9回 社会学の応用(3)社会保障の効果(1)——PDF「子どもの貧困と子育て支援」 第10回 社会学の応用(4)社会保障の効果(2)——内閣府「選択する未来2.0」講演資料(PDF配布) 第11回 小括討論 第12回 社会学の応用(5)AIがもたらす未来(1)——PDF「〈不可知性〉の社会」244〜260頁 第13回 社会学の応用(6)AIがもたらす未来(2)——PDF「〈不可知性〉の社会」260〜272頁 第14回 総合討論——これからの社会をどう生きるか、どう変えるか 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
「ほぼ毎回の確認テスト」(50点)と「毎回の討論におけるパフォーマンス」(10点)と「毎回の小レポート」(40点)により、到達目標の達成度について評価する。
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(教科書)
使用しない
PandAサイトで講義資料を配布する
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(参考書等)
『子育て支援が日本を救う——政策効果の統計分析』
(勁草書房)
ISBN:4326654007
(社会政策学会の学会賞を受賞。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
『子育て支援と経済成長』
(朝日新聞出版)
ISBN:4022737069
(朝日新書606。日経新聞・朝日新聞・読売新聞などで書評・インタビューが掲載。)
毎回の配布資料でも参考文献を紹介する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
予習は、次回に扱う文献が指定されていれば、それを事前に読んで、「確認テスト」をPandAで受験しておくこと。文献が指定されていなければ、授業内容と関連する本やニュース記事、ドキュメンタリー番組などをできるだけ通読・視聴しておくこと。
復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べたうえで、「小レポート」をPandAで提出すること。不明点については、講義中かPandAフォーラムにて教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分、復習120分を目安とする。 |
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(その他(オフィスアワー等))
履修人数をアクティブラーニングに適した人数に制限する。
また毎回、Googleスプレッドシートを用いた意見交換を行うため、Googleスプレッドシートの閲覧・入力がしやすい端末(ノートPC・タブレット等)を毎回持参すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
心理学II
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(英 訳) | Psychology II | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火2 |
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(教室) | 共北31 | ||||||
(授業の概要・目的) | 心理学は、人間の行動や意識についての科学である。心理学はきわめて幅広い分野だが、大きく自然科学的心理学と人間科学的心理学に区別される。本講義では、人間の行動や意識を、個体としての個人の性質としてではなく、さまざまな「関係性」の産物として理解する人間科学的心理学を取り上げ、その基本的な考え方を学ぶ。 | ||||||
(到達目標) | 人間科学としての心理学の基本的な考え方を理解する。 |
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(授業計画と内容) | 1.イントロダクション 心理学の歴史を振り返り、自然科学的心理学と人間科学的心理学の区別を概説する 2−4.アフォーダンス 動物と環境の関係性に基づく知覚の理論として、J.ギブソンが提唱したアフォーダンス理論を紹介する。 5−8.社会文化的アプローチ 人間の心の性質(発達や学習)が、本質的に社会・文化・歴史的状況に埋め込まれていることを強調する理論的立場について説明する。 ・ヴィゴツキーの発達論 ・状況論、特に正統的周辺参加論 9−11.自己・アイデンティティ 個人主義的な自己観に代えて、自己・アイデンティティを関係性の産物としてとらえる理論を紹介する。 ・文化的自己観 ・物語(ナラティヴ)としての自己 12−14.アクションリサーチ 心理学の重要な方法論として、アクションリサーチを概説する。アクションリサーチは、研究者と研究対象(当事者)の協同を通じて、現場(フィールド)を改善し、知識を産出する。K.レヴィンとP.フレイレの古典的な実践研究例を紹介し、人間科学としての心理学の研究アプローチを概説する。 15.フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 定期試験(筆記)により評価する(100点満点)。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に紹介する参考書を、興味と必要に応じて、予習・復習に活用してください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
心理学II
(科目名)
Psychology II
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火2 (教室) 共北31 |
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(授業の概要・目的)
心理学は、人間の行動や意識についての科学である。心理学はきわめて幅広い分野だが、大きく自然科学的心理学と人間科学的心理学に区別される。本講義では、人間の行動や意識を、個体としての個人の性質としてではなく、さまざまな「関係性」の産物として理解する人間科学的心理学を取り上げ、その基本的な考え方を学ぶ。
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(到達目標)
人間科学としての心理学の基本的な考え方を理解する。
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(授業計画と内容)
1.イントロダクション 心理学の歴史を振り返り、自然科学的心理学と人間科学的心理学の区別を概説する 2−4.アフォーダンス 動物と環境の関係性に基づく知覚の理論として、J.ギブソンが提唱したアフォーダンス理論を紹介する。 5−8.社会文化的アプローチ 人間の心の性質(発達や学習)が、本質的に社会・文化・歴史的状況に埋め込まれていることを強調する理論的立場について説明する。 ・ヴィゴツキーの発達論 ・状況論、特に正統的周辺参加論 9−11.自己・アイデンティティ 個人主義的な自己観に代えて、自己・アイデンティティを関係性の産物としてとらえる理論を紹介する。 ・文化的自己観 ・物語(ナラティヴ)としての自己 12−14.アクションリサーチ 心理学の重要な方法論として、アクションリサーチを概説する。アクションリサーチは、研究者と研究対象(当事者)の協同を通じて、現場(フィールド)を改善し、知識を産出する。K.レヴィンとP.フレイレの古典的な実践研究例を紹介し、人間科学としての心理学の研究アプローチを概説する。 15.フィードバック |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
定期試験(筆記)により評価する(100点満点)。
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に紹介する参考書を、興味と必要に応じて、予習・復習に活用してください。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
心理学II
|
(英 訳) | Psychology II | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火2 |
||||||
(教室) | 4共11 | ||||||
(授業の概要・目的) | 心理学の成り立ちと、人の心の基本的な仕組みおよび働きについて、法心理学の観点から論じる。具体的には、刑事司法における取調べの問題や目撃証言、被疑者、被害者の供述の分析の事例などを扱いながら、心理学の基礎的な知識を学んでいく。前期の心理学Ⅱ(アイデンティティの問題)とは内容が異なるので、留意すること。 | ||||||
(到達目標) | 「知覚」や「記憶」、他者との「人間関係」や「コミュニケーション」を通して、「事実」ができあがってくる様相を理解する。刑事司法における諸問題についての見識を深め、供述分析の基本的手法を習得する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 1.刑事裁判と心理学(第1〜2回) 2.取調室の心理学(第3回〜第4回) 3.目撃証言の心理学(第5回〜第6回) 4.甲山事件と生み出された物語(第7〜8回) 5.供述分析の考え方(第9回〜第14回) 6.フィードバック(第15回) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポートと授業中の小課題(レポート70%、小課題30%)。心理学の基礎知識を踏まえた上で、供述分析の考え方と手法を身に着けられているかを評価(素点)の対象とする。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『自白の心理学』
(岩波新書)
『供述をめぐる問題 (シリーズ 刑事司法を考える 第1巻)』
(岩波書店)
『尼崎事件 支配・服従の心理分析』
(現代人文社)
『生み出された物語: 目撃証言・記憶の変容・冤罪に心理学はどこまで迫れるか (法と心理学会叢書)』
(北大路書房)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 上記の参考書等を読み、「記憶」「供述」「事実」とは何であるかを考えておくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教室定員を超える受講希望者が出た場合、抽選を行う。グループワークを多用するので、積極的に発言すること。 「心理学Ⅱ」の単位は1度しか取れないので、前期の「アイデンティティ問題」か、後期の「刑事裁判の問題」か、どちらの内容で履修するかを考えること。 |
||||||
心理学II
(科目名)
Psychology II
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火2 (教室) 4共11 |
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(授業の概要・目的)
心理学の成り立ちと、人の心の基本的な仕組みおよび働きについて、法心理学の観点から論じる。具体的には、刑事司法における取調べの問題や目撃証言、被疑者、被害者の供述の分析の事例などを扱いながら、心理学の基礎的な知識を学んでいく。前期の心理学Ⅱ(アイデンティティの問題)とは内容が異なるので、留意すること。
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|||||||
(到達目標)
「知覚」や「記憶」、他者との「人間関係」や「コミュニケーション」を通して、「事実」ができあがってくる様相を理解する。刑事司法における諸問題についての見識を深め、供述分析の基本的手法を習得する。
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|||||||
(授業計画と内容)
1.刑事裁判と心理学(第1〜2回) 2.取調室の心理学(第3回〜第4回) 3.目撃証言の心理学(第5回〜第6回) 4.甲山事件と生み出された物語(第7〜8回) 5.供述分析の考え方(第9回〜第14回) 6.フィードバック(第15回) |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポートと授業中の小課題(レポート70%、小課題30%)。心理学の基礎知識を踏まえた上で、供述分析の考え方と手法を身に着けられているかを評価(素点)の対象とする。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『自白の心理学』
(岩波新書)
『供述をめぐる問題 (シリーズ 刑事司法を考える 第1巻)』
(岩波書店)
『尼崎事件 支配・服従の心理分析』
(現代人文社)
『生み出された物語: 目撃証言・記憶の変容・冤罪に心理学はどこまで迫れるか (法と心理学会叢書)』
(北大路書房)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
上記の参考書等を読み、「記憶」「供述」「事実」とは何であるかを考えておくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
教室定員を超える受講希望者が出た場合、抽選を行う。グループワークを多用するので、積極的に発言すること。
「心理学Ⅱ」の単位は1度しか取れないので、前期の「アイデンティティ問題」か、後期の「刑事裁判の問題」か、どちらの内容で履修するかを考えること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
Pedagogy II-E2
(科目名)
Pedagogy II-E2
(英 訳)
|
|
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火2 (教室) 共北35 |
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(授業の概要・目的)
Have you ever wondered why schools and universities are the way they are? Maybe you have been surprised by the differences between education in different countries? Pedagogy II will help you to answer these questions by introducing you to the ways in which pedagogy (i.e., the practice of teaching) is influenced by its broader social and political context.
This semester you will be introduced to four major themes that represent important perspectives on teaching and learning: 1) Traditional pedagogy 2) Progressive pedagogy 3) Liberal pedagogy 4) Indigenous and alternative pedagogies In this course, you will begin to understand the historical and philosophical underpinnings of these perspectives, and the various ways they have been applied practically in classrooms around the world. By the end of the course, you will be able to recognise elements of these different approaches to education in your own classes, critically consider the strengths, weaknesses and tensions that exist within these pedagogical styles, and reflect on their relationship to your own learning. |
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(到達目標)
You will...
- Gain basic knowledge about major perspectives on pedagogy. - Reflect on own learning in relation to the content of the course and become able to recognise different pedagogical styles in the real world in your day-to-day life. - Develop skills to to understand and respond to academic texts, audio, and videos in English, and gain confidence sharing ideas and involving others in discussions. |
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(授業計画と内容)
The basic overview of the course can be seen below: Week 1: Class Introduction, syllabus and learning goals surveys. Theme 1: Traditional Pedagogy Theme 2: Progressive Pedagogy Theme 3: Liberal Pedagogy Theme 4: Indigenous and Alternative Approaches Week 14: Review and final workshop Week 15: Feedback |
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(履修要件)
There are no requirements for taking this course. However, students are strongly encouraged to also enrol in Advanced Lecture for Pedagogy II-E2 at the same time as this course.
If you haven’t already, please think about enrolling in Advanced Lecture for Pedagogy II-E2 this semester, where we will analyse films to help us visualise these different models of pedagogy in action. This course will be much easier if studied alongside the Advanced class! |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
The classes are lecture-based, but student interactivity will be encouraged and rewarded throughout. Each class will follow the same basic structure, beginning with a mini lecture (posted in advance on PandA), followed by a reading discussion, before a final case study. Students are encouraged to raise their hand with questions at any time, and classes will include individual/group work activities and opportunities for students to discuss and share their opinions and reflections on the content of the class. As a result, in-class participation is a significant part of the class grade (25%). In addition, students can expect in-class test/examinations (25%), a learning reflection diary (25%) and a final paper (25%) to constitute their grade for this class.
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(教科書)
使用しない
There is no assigned textbook for this course. All readings and preparation materials will be distributed via the LMS.
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(参考書等)
There is no assigned textbook for this course. All readings and preparation materials will be distributed via the LMS.
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students will be expected to contribute between 1-2 hours a week to this course outside of class. This time will be mostly be dedicated to assigned preparation materials (readings, podcasts, videos), learning diaries, preparation for assignments.
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(その他(オフィスアワー等))
Office hours will be held once per week for 1 hour (location and time to be announced in the course syllabus).
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
心理学I
|
(英 訳) | Psychology I | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 人社 | ||||||||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(旧群) | A群 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火2 |
||||||||||||
(教室) | 教育院棟講義室32 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 実験系心理学の入門的講義を通じて,実験という手法により「心の働き」を理解するアプローチに関する理解を深めることを目指す.具体的には,視覚認知や注意,記憶の基礎課程に関して実験心理学,神経科学研究を概説する。 | ||||||||||||
(到達目標) | ・「心の働き」を実験的に捉えるということはどういうことなのかを,実際の実験例の解説を通して理解する. ・伝統的な実験心理学の方法だけではなく,神経科学的手法を通して検証する最先端の手法も紹介することで,「心の働き」の生物学的基盤についての基礎的知識を習得する. ・「心の働き」を客観的にみる実験心理学,神経科学の研究を理解することから,自分を客観的にみるための心構えを体得する. |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の予定に従って講義を進める.ただし教員の予定や講義の進み具合によって,講義の順番や回数は変更することがある. 第1回 イントロダクション:授業の目的と概要 第2回—7回(月浦) 記憶 人間の記憶に関する実験心理学研究、脳損傷事例を対象とした神経心理学研究、fMRI実験を用いた認知神経科学研究を概説する。 第8回—13回(齋木) 視覚認知 視覚的注意、物体認識、視覚ワーキングメモリなど視覚による認知過程に関する実験心理学、認知神経科学研究を概説する。 第14回 まとめ 期末試験 第15回 フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席点 20% 期末試験 80% で評価する。 素点(100点満点)で評価する。 出席点は授業後にPandAのクイズツールでクイズに回答することで評価する。 |
||||||||||||
(教科書) |
配布資料はPandAに事前にアップするので,各自準備すること.
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の前日までには授業資料をPandA上にアップロードするので,事前にダウンロードした上で内容を確認しておくこと.また,授業後には授業内容と資料を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと. | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修者が教室定員を大きく超えた場合は履修制限を行う.履修制限の方法については別途指示する.なお,履修登録のみをして授業には出ない等がないようにしてください. 担当教員のオフィスアワーについては,担当教員ごとに異なっているので,KULASISを参照のこと. |
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心理学I
(科目名)
Psychology I
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
火2 (教室) 教育院棟講義室32 |
||||||||||
(授業の概要・目的)
実験系心理学の入門的講義を通じて,実験という手法により「心の働き」を理解するアプローチに関する理解を深めることを目指す.具体的には,視覚認知や注意,記憶の基礎課程に関して実験心理学,神経科学研究を概説する。
|
||||||||||
(到達目標)
・「心の働き」を実験的に捉えるということはどういうことなのかを,実際の実験例の解説を通して理解する.
・伝統的な実験心理学の方法だけではなく,神経科学的手法を通して検証する最先端の手法も紹介することで,「心の働き」の生物学的基盤についての基礎的知識を習得する. ・「心の働き」を客観的にみる実験心理学,神経科学の研究を理解することから,自分を客観的にみるための心構えを体得する. |
||||||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下の予定に従って講義を進める.ただし教員の予定や講義の進み具合によって,講義の順番や回数は変更することがある. 第1回 イントロダクション:授業の目的と概要 第2回—7回(月浦) 記憶 人間の記憶に関する実験心理学研究、脳損傷事例を対象とした神経心理学研究、fMRI実験を用いた認知神経科学研究を概説する。 第8回—13回(齋木) 視覚認知 視覚的注意、物体認識、視覚ワーキングメモリなど視覚による認知過程に関する実験心理学、認知神経科学研究を概説する。 第14回 まとめ 期末試験 第15回 フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) |
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(履修要件)
特になし
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席点 20% 期末試験 80% で評価する。
素点(100点満点)で評価する。 出席点は授業後にPandAのクイズツールでクイズに回答することで評価する。 |
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(教科書)
配布資料はPandAに事前にアップするので,各自準備すること.
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業の前日までには授業資料をPandA上にアップロードするので,事前にダウンロードした上で内容を確認しておくこと.また,授業後には授業内容と資料を照らし合わせた上で,必要に応じて復習をしておくこと.
|
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(その他(オフィスアワー等))
履修者が教室定員を大きく超えた場合は履修制限を行う.履修制限の方法については別途指示する.なお,履修登録のみをして授業には出ない等がないようにしてください.
担当教員のオフィスアワーについては,担当教員ごとに異なっているので,KULASISを参照のこと. |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
発達心理学基礎ゼミナール
|
(英 訳) | Introductory Seminar on Developmental Psychology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火3 |
||||||
(教室) | 共北3B | ||||||
(授業の概要・目的) | 受講生自身の自己分析と他者との語り合い、および発表と討論を通して、青年期の人格形成と心の動きを具体的に明らかにしていく。「ILASセミナー:発達心理学」に比べ、より内面的な心理的過程に注目する。 | ||||||
(到達目標) | 自己分析を通して、自分の中のかすかな感覚や無意識的な心の動きを知り、自分を大切にできるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 0.自己分析の方法論(第1回) 1.アイスブレーキング(第2回) 2.青年期における生活感情(第3〜5回) 3.青年期における優越感と劣等感(第6〜8回) 4.青年期における世界観(第9〜11回) 5.職業選択と青年期(第12〜14回) 6.フィードバック(第15回) |
||||||
(履修要件) |
「ILASセミナー:発達心理学」を履修しているとより望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各回の自己分析内容と討論への参加度、およびレポートにより評価する(レポート60%、各回の課題40%)。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『拡散 diffusion 〜「アイデンティティ」をめぐり、僕達は今〜』
(ミネルヴァ書房)
『アイデンティティとライフサイクル』
(誠信書房)
『魂のアイデンティティ』
(金子書房)
『大人になることのむずかしさ』
(岩波書店)
『夢分析』
(岩波新書)
『夢解釈Ⅰ・Ⅱ』
(岩波書店)
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 日ごろから夢を記録し、分析すること。 青年期に関する文献を集めておくこと。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 自己分析のワーク中心の授業で自己開示を必要とするので、そのつもりで受講を検討すること。 受講人数の制限を行う。 初回の授業に必ず出席すること。無断で欠席した者は抽選に通っていても受講を認めない。 |
||||||
発達心理学基礎ゼミナール
(科目名)
Introductory Seminar on Developmental Psychology
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火3 (教室) 共北3B |
|||||||
(授業の概要・目的)
受講生自身の自己分析と他者との語り合い、および発表と討論を通して、青年期の人格形成と心の動きを具体的に明らかにしていく。「ILASセミナー:発達心理学」に比べ、より内面的な心理的過程に注目する。
|
|||||||
(到達目標)
自己分析を通して、自分の中のかすかな感覚や無意識的な心の動きを知り、自分を大切にできるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
0.自己分析の方法論(第1回) 1.アイスブレーキング(第2回) 2.青年期における生活感情(第3〜5回) 3.青年期における優越感と劣等感(第6〜8回) 4.青年期における世界観(第9〜11回) 5.職業選択と青年期(第12〜14回) 6.フィードバック(第15回) |
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(履修要件)
「ILASセミナー:発達心理学」を履修しているとより望ましい。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
各回の自己分析内容と討論への参加度、およびレポートにより評価する(レポート60%、各回の課題40%)。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『拡散 diffusion 〜「アイデンティティ」をめぐり、僕達は今〜』
(ミネルヴァ書房)
『アイデンティティとライフサイクル』
(誠信書房)
『魂のアイデンティティ』
(金子書房)
『大人になることのむずかしさ』
(岩波書店)
『夢分析』
(岩波新書)
『夢解釈Ⅰ・Ⅱ』
(岩波書店)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
日ごろから夢を記録し、分析すること。
青年期に関する文献を集めておくこと。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
自己分析のワーク中心の授業で自己開示を必要とするので、そのつもりで受講を検討すること。
受講人数の制限を行う。 初回の授業に必ず出席すること。無断で欠席した者は抽選に通っていても受講を認めない。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ジェンダー論
|
(英 訳) | Gender Studies | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火3 |
||||||
(教室) | 4共30 | ||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会に生きる女性や男性は、その性別(ジェンダー)ゆえに、どのような問題に直面しているのだろうか。その現実に多面的に光を当て、淵源を探ることにより、日常の中でジェンダーにまつわる問題に気づき、課題解決のための実践ができるようになるための基礎的知識を身につけることをめざす。 「性」が生物学的にどのように位置づけられてきたかを押さえることから出発し、今年度は特に「文化産業」という観点からジェンダーを考える。 オムニバス講義のかたちをとり、学内外からゲストスピーカーをお招きして、さまざまな研究分野においてジェンダーが開くパースペクティブを示していただく。特に男性にとってジェンダー問題とはどのような意味をもつのかについての講義を充実させる予定である。また性的同意についてのワークショップなど、日常の実践に役立つ授業も計画している。 |
||||||
(到達目標) | (1)日常の中でジェンダーにまつわる問題に気づくことができるようになる。 (2)ジェンダーについて筋道立てて考えるための視角と基礎的知識を得る。 (3)現代日本のジェンダーを広い視野に位置づけて理解し、課題解決の方法についての見通しをもつ。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 導入 第2回 生物学的に見た性別 第3回 社会科学とジェンダー 第4回 社会文化的に見たジェンダー 第5回 日本文学とジェンダー 第6回 西洋文学とジェンダー 第7回 絵画とジェンダー 第8回 映画とジェンダー 第9回 音楽とジェンダー 第10回 TVゲームとジェンダー 第11回 戦争とジェンダー 第12回 男性性(マスキュリニティ) 第13回 LGBT、SOGI 第14回 日常における実践 第15回 フィードバック (ゲストスピーカーの都合により順序や内容が変更になる場合がある) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(毎回提出する小レポート)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(関連URL) | http://www.cwr.kyoto-u.ac.jp/ これまでの年度の講義の公開動画を視聴できる。 | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の授業の後、1週間以内に小レポートを書いて提出する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ジェンダー論
(科目名)
Gender Studies
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火3 (教室) 4共30 |
|||||||
(授業の概要・目的)
現代社会に生きる女性や男性は、その性別(ジェンダー)ゆえに、どのような問題に直面しているのだろうか。その現実に多面的に光を当て、淵源を探ることにより、日常の中でジェンダーにまつわる問題に気づき、課題解決のための実践ができるようになるための基礎的知識を身につけることをめざす。
「性」が生物学的にどのように位置づけられてきたかを押さえることから出発し、今年度は特に「文化産業」という観点からジェンダーを考える。 オムニバス講義のかたちをとり、学内外からゲストスピーカーをお招きして、さまざまな研究分野においてジェンダーが開くパースペクティブを示していただく。特に男性にとってジェンダー問題とはどのような意味をもつのかについての講義を充実させる予定である。また性的同意についてのワークショップなど、日常の実践に役立つ授業も計画している。 |
|||||||
(到達目標)
(1)日常の中でジェンダーにまつわる問題に気づくことができるようになる。
(2)ジェンダーについて筋道立てて考えるための視角と基礎的知識を得る。 (3)現代日本のジェンダーを広い視野に位置づけて理解し、課題解決の方法についての見通しをもつ。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 導入 第2回 生物学的に見た性別 第3回 社会科学とジェンダー 第4回 社会文化的に見たジェンダー 第5回 日本文学とジェンダー 第6回 西洋文学とジェンダー 第7回 絵画とジェンダー 第8回 映画とジェンダー 第9回 音楽とジェンダー 第10回 TVゲームとジェンダー 第11回 戦争とジェンダー 第12回 男性性(マスキュリニティ) 第13回 LGBT、SOGI 第14回 日常における実践 第15回 フィードバック (ゲストスピーカーの都合により順序や内容が変更になる場合がある) |
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(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(毎回提出する小レポート)により評価する。
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|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の授業の後、1週間以内に小レポートを書いて提出する。
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(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Psychoanalysis II-E2
|
(英 訳) | Psychoanalysis II-E2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 人社 | ||||||
(分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | A群 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・後期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火3 |
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(教室) | 共西02 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | This course introduces psychoanalysis through one of Jacques Lacan's most famous works. We will read, explain, and comment Jacques Lacan's return to Freud. Some crucial aspects of Lacanian doctrine will be explained, including his approach to linguistics and subjectivity; the Schreber case; the three orders; the four discourses, etc. | ||||||
(到達目標) | To provide you with a general introduction to and understanding of Lacanian psychoanalytical theory and practice. To increase your psychoanalytical knowledge through one of the most debated case studies in the history of psychopathology. To help you develop your analytical and critical thinking regarding the founding principles, major notions, and applications of psychoanalysis. |
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(授業計画と内容) | 1) Introduction 2) The mirror stage 3) Schema L 4) Primacy of the Signifier 5) Psychosis (1/4) 6) Psychosis (2/4) 7) Psychosis (3/4) 8) Psychosis (4/4) 9) Transference 10) Object a 11) Love and jouissance 12) The four discourses (1/2) 13) The four discourses (2/2) 14) Conclusions 15) Feedback |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | Students are expected to actively participate in discussion and read material during class. Evaluation is based on the following: 3 short tests (Multiple choice questionnaires with 3 possible answers) Short test 1 (30%), Short test 2(30%), Short test 3 (40%). |
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(教科書) |
Relevant material is distributed in class.
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(参考書等) |
『Lacan』
(New York, Other Press, 2001)
『Psycho-Analytic Notes on an Autobiographical Account of a Case of Paranoia (Dementia Paranoides) (1911)』
(The Complete Psychological Works of Sigmund Freud)
『The Psychoses 1955-1956 (SEMINAR OF JACQUES LACAN)』
(W. W. Norton & Company, 1997)
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(授業外学習(予習・復習)等) | Students do not have homework assignements. However, they are advised to take notes during class and to review the course material before short tests. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
Psychoanalysis II-E2
(科目名)
Psychoanalysis II-E2
(英 訳)
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(群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・後期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火3 (教室) 共西02 |
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総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
This course introduces psychoanalysis through one of Jacques Lacan's most famous works. We will read, explain, and comment Jacques Lacan's return to Freud. Some crucial aspects of Lacanian doctrine will be explained, including his approach to linguistics and subjectivity; the Schreber case; the three orders; the four discourses, etc.
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(到達目標)
To provide you with a general introduction to and understanding of Lacanian psychoanalytical theory and practice.
To increase your psychoanalytical knowledge through one of the most debated case studies in the history of psychopathology. To help you develop your analytical and critical thinking regarding the founding principles, major notions, and applications of psychoanalysis. |
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(授業計画と内容)
1) Introduction 2) The mirror stage 3) Schema L 4) Primacy of the Signifier 5) Psychosis (1/4) 6) Psychosis (2/4) 7) Psychosis (3/4) 8) Psychosis (4/4) 9) Transference 10) Object a 11) Love and jouissance 12) The four discourses (1/2) 13) The four discourses (2/2) 14) Conclusions 15) Feedback |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Students are expected to actively participate in discussion and read material during class. Evaluation is based on the following:
3 short tests (Multiple choice questionnaires with 3 possible answers) Short test 1 (30%), Short test 2(30%), Short test 3 (40%). |
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(教科書)
Relevant material is distributed in class.
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(参考書等)
『Lacan』
(New York, Other Press, 2001)
『Psycho-Analytic Notes on an Autobiographical Account of a Case of Paranoia (Dementia Paranoides) (1911)』
(The Complete Psychological Works of Sigmund Freud)
『The Psychoses 1955-1956 (SEMINAR OF JACQUES LACAN)』
(W. W. Norton & Company, 1997)
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students do not have homework assignements. However, they are advised to take notes during class and to review the course material before short tests.
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(その他(オフィスアワー等))
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