授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :社会学I
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Sociology I | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火4 |
||||||
(教室) | 共北3B | ||||||
(キーワード) | 幸せ / 生き方 / 親密性(友人関係・恋愛・結婚・家族) | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 「幸せ」「生き方」「親密性」といった担当教員の研究テーマを参考にしながら、受講者各人が、現代のさまざまな社会現象や、自分自身の人生・生活上の問題について、自らの関心に即して、社会学などの先行研究(関心に最も近い査読論文1本以上)を参照・批判しつつ、独自の発想を加えた考察を行い、発表をする。 さらに、その発表内容について、出席者全体で発展的議論を行い、互いの考察を深め合う。 またその際、担当教員は、社会学の思考法を活かした発言をすることで、社会学の思考法を参与的かつ実践的に伝授する。 |
||||||
(到達目標) | 社会学の思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互作用)を、初歩的な水準で分析・説明・議論できるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の計画に従って授業を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、内容を変更する可能性がある。 第1回 ガイダンス(発表の仕方、先行研究の検索方法)、受講者各人の発表日程の決定。 第2〜4回 担当教員が見本発表を行う。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。さらに空いた時間で、先行研究の選び方の相談会を行う。 第5回〜第12回 毎回1名が発表する。発表では、「社会現象や人生・生活についての問い」、「その問いに最も近い先行研究(査読論文1本以上)の整理と未解決点」、「その未解決点に関するできるだけ客観的な独自考察」、「問いへの暫定的な答え」、「考察の限界と今後の課題」を、レジュメに沿って口頭発表する。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。 第13回 予備日 第14回 まとめの討論 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(発表内容50点+討論参加50点=100点満点)によって評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(関連URL) | https://sites.google.com/site/harukashibata/profile 教員紹介のページ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は、今後の自分の発表のための準備を入念に行うこと。 復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べること。不明点については、口頭かメールで教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分(平均)、復習120分を目安とする。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 履修人数を発表スケジュールに適した人数に制限する。 また、「感染による履修上の配慮」が必要となった場合には、急遽、Zoomを用いたハイブリッド形式に切り替え、対面参加者もZoom上で発言をしてもらう可能性があるため、Zoomにアクセスできる端末(ノートPC等)とイヤホン(できればイヤホンマイク)を毎回持参すること。 |
||||||
ILASセミナー :社会学I
(科目名)
ILAS Seminar :Sociology I
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火4 (教室) 共北3B |
|||||||
(キーワード) 幸せ / 生き方 / 親密性(友人関係・恋愛・結婚・家族) | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
「幸せ」「生き方」「親密性」といった担当教員の研究テーマを参考にしながら、受講者各人が、現代のさまざまな社会現象や、自分自身の人生・生活上の問題について、自らの関心に即して、社会学などの先行研究(関心に最も近い査読論文1本以上)を参照・批判しつつ、独自の発想を加えた考察を行い、発表をする。
さらに、その発表内容について、出席者全体で発展的議論を行い、互いの考察を深め合う。 またその際、担当教員は、社会学の思考法を活かした発言をすることで、社会学の思考法を参与的かつ実践的に伝授する。 |
|||||||
(到達目標)
社会学の思考法を用いて、現代のさまざまな社会現象や自分自身の人生・生活の背景にある「しくみ」(社会構造とコミュニケーションの相互作用)を、初歩的な水準で分析・説明・議論できるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下の計画に従って授業を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、内容を変更する可能性がある。 第1回 ガイダンス(発表の仕方、先行研究の検索方法)、受講者各人の発表日程の決定。 第2〜4回 担当教員が見本発表を行う。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。さらに空いた時間で、先行研究の選び方の相談会を行う。 第5回〜第12回 毎回1名が発表する。発表では、「社会現象や人生・生活についての問い」、「その問いに最も近い先行研究(査読論文1本以上)の整理と未解決点」、「その未解決点に関するできるだけ客観的な独自考察」、「問いへの暫定的な答え」、「考察の限界と今後の課題」を、レジュメに沿って口頭発表する。そのあと、出席者全体で発展的議論を行う。 第13回 予備日 第14回 まとめの討論 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(発表内容50点+討論参加50点=100点満点)によって評価する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習は、今後の自分の発表のための準備を入念に行うこと。
復習は、毎回の授業内容をふりかえり、関連情報を調べること。不明点については、口頭かメールで教員に質問すること。 毎回の予習・復習の時間配分は、予習120分(平均)、復習120分を目安とする。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
履修人数を発表スケジュールに適した人数に制限する。
また、「感染による履修上の配慮」が必要となった場合には、急遽、Zoomを用いたハイブリッド形式に切り替え、対面参加者もZoom上で発言をしてもらう可能性があるため、Zoomにアクセスできる端末(ノートPC等)とイヤホン(できればイヤホンマイク)を毎回持参すること。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :太陽・地球・惑星探査の科学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Exploration Science of Sun, Earth and Planets | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 理学研究科1号館566室 | ||||||
(キーワード) | 太陽 / 地球 / 惑星 / 探査 / 宇宙空間 | ||||||
(授業の概要・目的) | 人類は、太陽系の様々な領域に探査機を送り込むことにより、地球の周りや太陽系の宇宙空間がどのようになっているのか、何が起きているのか、一つ一つ明らかにしてきた。その結果現在では、太陽からは光や熱だけでなく、電気を帯びた粒子(太陽風プラズマ)が常に高速で流れ出していること、地球や惑星が持つ磁場は惑星を放射線から守ると同時に放射線を生み出し蓄積する働きをしていること、惑星の周りには電離圏と呼ばれる領域があり大気に影響を与えていること、惑星と太陽との距離によって大きく異なった環境を持つことなどがわかっている。このセミナーではまず講義を通して、地球だけでなく太陽や惑星の探査がどのように行われ、太陽系の科学がどのように発展してきたのか、理解を深める。続いて、太陽系や惑星、その探査に関連した計算の実習や、太陽風、地球や木星の放射線帯、金星の電離圏、火星の磁場等について、探査機で実際に取得された生のデータの解析および描画の実習を行う。更に、探査に必要な技術(軌道設計、耐熱環境、耐放射線)についての計算実習を織り交ぜながら、最近の宇宙探査の動向についての知見を広げる。自由な発想に基づいた、将来の探査計画についての考察を奨励する。 | ||||||
(到達目標) | ・太陽系の探査がどのように行われ、太陽や惑星についての科学がどのように発展してきたのか、理解を深める。 ・太陽系や惑星、探査に関連した計算や、探査機が実際に取得したデータを用い解析とグラフ描画を行う手法を習得し、課題に対して自主的に取り組む能力を養う。 ・太陽系の探査について考察し、興味や自由な発想に基づいた考察を行う能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 太陽・地球・惑星の探査に関する下記のテーマについて学んでいく。 各テーマの解説の講義と、探査を理解するための計算や、探査機のデータを用いた解析とグラフ描画の簡単な実習、結果の考察をセットとする。 (進み具合や受講者の実習環境に合わせ、内容を変更することがある) 第 1回 イントロダクション 第 2回 太陽黒点数と宇宙線 第 3回 太陽風 第 4回 惑星の位置とハビタブルゾーン 第 5回 火星の軌道と会合 第 6回 火星探査とホーマン軌道(1) 第 7回 火星探査とホーマン軌道(2) 第 8回 火星の着陸探査 第 9回 地球と金星の電離圏(1) 第10回 地球と金星の電離圏(2) 第11回 惑星の双極子型磁場 第12回 地球の放射線帯 第13回 木星の放射線帯 第14回 JUNOの木星観測 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席と参加の状況(30点)、考察課題の発表(30点)、授業中の実習への取り組み(30点)、小課題の提出(10点)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
必要な資料は授業で適宜配布する。第2回よりPCでエクセルを用いた簡単な実習を行う。各自のノートPCにエクセルをインストールしたものを持参することが望ましいが、難しい場合は貸与するので第1回の授業で申し出ること。実習の計算は加減乗除、累乗、平方根、三角関数、エクセルの関数により行い、特別な数学や物理の知識は必要としない。実習例は毎回解説し、授業の後配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業時間内に各回の実習を終われるように授業を進めるが、終わらなかった場合は配布する解説資料を参照して各自完遂させること。各回の授業中に出した考察課題について、次の回で各自の考えを発表すること。この他、小課題の提出を2回程度課す。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中、疑問を抱いたことについて積極的に質問することを期待する。 |
||||||
ILASセミナー :太陽・地球・惑星探査の科学
(科目名)
ILAS Seminar :Exploration Science of Sun, Earth and Planets
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 理学研究科1号館566室 |
|||||||
(キーワード) 太陽 / 地球 / 惑星 / 探査 / 宇宙空間 | |||||||
(授業の概要・目的)
人類は、太陽系の様々な領域に探査機を送り込むことにより、地球の周りや太陽系の宇宙空間がどのようになっているのか、何が起きているのか、一つ一つ明らかにしてきた。その結果現在では、太陽からは光や熱だけでなく、電気を帯びた粒子(太陽風プラズマ)が常に高速で流れ出していること、地球や惑星が持つ磁場は惑星を放射線から守ると同時に放射線を生み出し蓄積する働きをしていること、惑星の周りには電離圏と呼ばれる領域があり大気に影響を与えていること、惑星と太陽との距離によって大きく異なった環境を持つことなどがわかっている。このセミナーではまず講義を通して、地球だけでなく太陽や惑星の探査がどのように行われ、太陽系の科学がどのように発展してきたのか、理解を深める。続いて、太陽系や惑星、その探査に関連した計算の実習や、太陽風、地球や木星の放射線帯、金星の電離圏、火星の磁場等について、探査機で実際に取得された生のデータの解析および描画の実習を行う。更に、探査に必要な技術(軌道設計、耐熱環境、耐放射線)についての計算実習を織り交ぜながら、最近の宇宙探査の動向についての知見を広げる。自由な発想に基づいた、将来の探査計画についての考察を奨励する。
|
|||||||
(到達目標)
・太陽系の探査がどのように行われ、太陽や惑星についての科学がどのように発展してきたのか、理解を深める。
・太陽系や惑星、探査に関連した計算や、探査機が実際に取得したデータを用い解析とグラフ描画を行う手法を習得し、課題に対して自主的に取り組む能力を養う。 ・太陽系の探査について考察し、興味や自由な発想に基づいた考察を行う能力を養う。 |
|||||||
(授業計画と内容)
太陽・地球・惑星の探査に関する下記のテーマについて学んでいく。 各テーマの解説の講義と、探査を理解するための計算や、探査機のデータを用いた解析とグラフ描画の簡単な実習、結果の考察をセットとする。 (進み具合や受講者の実習環境に合わせ、内容を変更することがある) 第 1回 イントロダクション 第 2回 太陽黒点数と宇宙線 第 3回 太陽風 第 4回 惑星の位置とハビタブルゾーン 第 5回 火星の軌道と会合 第 6回 火星探査とホーマン軌道(1) 第 7回 火星探査とホーマン軌道(2) 第 8回 火星の着陸探査 第 9回 地球と金星の電離圏(1) 第10回 地球と金星の電離圏(2) 第11回 惑星の双極子型磁場 第12回 地球の放射線帯 第13回 木星の放射線帯 第14回 JUNOの木星観測 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席と参加の状況(30点)、考察課題の発表(30点)、授業中の実習への取り組み(30点)、小課題の提出(10点)により評価する。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
必要な資料は授業で適宜配布する。第2回よりPCでエクセルを用いた簡単な実習を行う。各自のノートPCにエクセルをインストールしたものを持参することが望ましいが、難しい場合は貸与するので第1回の授業で申し出ること。実習の計算は加減乗除、累乗、平方根、三角関数、エクセルの関数により行い、特別な数学や物理の知識は必要としない。実習例は毎回解説し、授業の後配布する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業時間内に各回の実習を終われるように授業を進めるが、終わらなかった場合は配布する解説資料を参照して各自完遂させること。各回の授業中に出した考察課題について、次の回で各自の考えを発表すること。この他、小課題の提出を2回程度課す。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業中、疑問を抱いたことについて積極的に質問することを期待する。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :科学と疑似科学の間
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Between Science and Pseudoscience | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 文学部校舎第7演習室 | ||||||
(キーワード) | 科学哲学 / 科学社会学 / 代替医療 | ||||||
(授業の概要・目的) | 科学のようで科学でないとみなされるもの、いわゆる「疑似科学」について調べて発表することを通じて、科学とは何かということへの理解を深めていくことを目的とする。 科学と疑似科学の間の境界をどのように設定するかという問題は、20世紀後半の科学哲学において重要なテーマの一つとみなされてきた。また、科学と疑似科学の境界画定作業が持つ社会的な意味は、科学社会学的な検討の対象ともなってきた。そうした理論的な興味とは別に、代替医療やあやしげな健康・美容製品をはじめとして、疑似科学とされるものがわれわれの生活に与える影響もまた無視できないものとなっている。このセミナーでは、疑似科学というものについて考える上でのある程度理論的な視点を最初に身につけたあと、具体例についての発表とディスカッションやレポートの作成を通じて、現実への応用力を高めていく。 |
||||||
(到達目標) | 科学と疑似科学を分ける特徴は何か、ひいては科学とは何かについての科学哲学や科学社会学における考え方を理解する。 疑似科学がからむ問題として、現代社会においてどのような問題が発生しているか知る。 科学哲学や科学社会学の視点を利用しながら、疑似科学と呼ばれるものについて分析し、考えることができるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 講師によるレクチャーと受講生による発表から構成される。 第1回-第3回 講師によるレクチャー 第4回-第13回 受講生による発表 第14回 まとめ 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席、発表、討論への参加)(60点)と期末レポート(40点)をもとに評価する。 ・期末レポートは、4000字程度のものを書いてもらう予定です。発表を膨らませて文章にしてもらってもよいし、他のテーマを選んでもかまいません。 |
||||||
(教科書) |
『疑似科学と科学の哲学』
(名古屋大学出版会、2003年)
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業の前後に教科書を読むことで理解を深める。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 金曜 15:00-16:30 | ||||||
ILASセミナー :科学と疑似科学の間
(科目名)
ILAS Seminar :Between Science and Pseudoscience
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 文学部校舎第7演習室 |
|||||||
(キーワード) 科学哲学 / 科学社会学 / 代替医療 | |||||||
(授業の概要・目的)
科学のようで科学でないとみなされるもの、いわゆる「疑似科学」について調べて発表することを通じて、科学とは何かということへの理解を深めていくことを目的とする。
科学と疑似科学の間の境界をどのように設定するかという問題は、20世紀後半の科学哲学において重要なテーマの一つとみなされてきた。また、科学と疑似科学の境界画定作業が持つ社会的な意味は、科学社会学的な検討の対象ともなってきた。そうした理論的な興味とは別に、代替医療やあやしげな健康・美容製品をはじめとして、疑似科学とされるものがわれわれの生活に与える影響もまた無視できないものとなっている。このセミナーでは、疑似科学というものについて考える上でのある程度理論的な視点を最初に身につけたあと、具体例についての発表とディスカッションやレポートの作成を通じて、現実への応用力を高めていく。 |
|||||||
(到達目標)
科学と疑似科学を分ける特徴は何か、ひいては科学とは何かについての科学哲学や科学社会学における考え方を理解する。
疑似科学がからむ問題として、現代社会においてどのような問題が発生しているか知る。 科学哲学や科学社会学の視点を利用しながら、疑似科学と呼ばれるものについて分析し、考えることができるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
講師によるレクチャーと受講生による発表から構成される。 第1回-第3回 講師によるレクチャー 第4回-第13回 受講生による発表 第14回 まとめ 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席、発表、討論への参加)(60点)と期末レポート(40点)をもとに評価する。
・期末レポートは、4000字程度のものを書いてもらう予定です。発表を膨らませて文章にしてもらってもよいし、他のテーマを選んでもかまいません。 |
|||||||
(教科書)
『疑似科学と科学の哲学』
(名古屋大学出版会、2003年)
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業の前後に教科書を読むことで理解を深める。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
金曜 15:00-16:30
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :アフリカの自然保護を考える
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Nature Conservation in Africa | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 9(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 稲盛財団記念館3階321山越研究室 | ||||||
(キーワード) | 生物多様性 / 野生動物 / アニミズム / 伝統文化 / 里山 | ||||||
(授業の概要・目的) | 雄大な景観や多様な野生動物に代表されるアフリカの自然について、一緒に考えてみましょう。フィールドワークを得意とする、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻のスタッフによる、最新の研究成果などを題材に、自然保護活動の動向や、人々の暮らしとの両立について学びます。また、それらを通じて、現代アフリカの社会、文化に関する知識も深めます。 | ||||||
(到達目標) | アフリカ地域の気候、植生、生息する野生動物、自然を利用する人びとの様子といった基礎的な知識をゼミでの討論を通じて修得します。京都市内の動植物園で実習を行い、アフリカの動植物を体感することで、アフリカの自然を実体験します。食文化実習での調理、食事を通してアフリカの人びとの自然利用を体験することで、アフリカの自然資源利用のあり方を具体的に理解します。 | ||||||
(授業計画と内容) | アフリカの自然保護活動が抱える諸問題について討論し、基礎的な知識を身につけます。本講義はフィードバックを含め全15回で行います。 第1回〜第2回 イントロダクション アフリカの自然保護についての概要を説明し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知します。また、担当教員及びティーチングアシスタントの研究紹介を行います。 第3回〜第14回 アフリカ自然保護への多様なアプローチ アフリカの自然とともに暮らす人々の生活について学ぶとともに、日本国内の類似の事例も参照しながら、地域に固有な問題として自然保護問題を理解します。また、フィールドワーク経験者から現地の様子を聞き、受講者各自が興味を持った地域や生態系、トピックについて調べていきます。その過程で、総合的な研究アプローチであるフィールドワークの考え方や面白さを学びます。映像資料の鑑賞や、食文化実習、動植物園等、国内の研究施設の見学(6-7月の土曜を予定)などを織り交ぜ、頭と体を動かしながら、アフリカの自然・社会・文化の相互関係の理解を深め、訪れる人を虜にするアフリカの魅力に触れてみます。 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | セミナーでの質問や意見の表明など、積極性を評価します(平常点評価)。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『アフリカ潜在力5 自然は誰のものか: 住民参加型保全の逆説を乗り越える』
(京都大学学術出版会)
ISBN:9784814000098
(アフリカにおける自然保護の問題と解決策について論じています。)
そのほか適宜指示します。
|
||||||
(関連URL) | http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/africa_division/ 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 演習中に指示したトピックについて、書籍等を参照して理解を深め、次回演習時にフィードバックする。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | アフリカに魅力を感じ、機会があれば行ってみたいと思っている人、アフリカの野生動物や生態系について知的好奇心を持っている人、アフリカが抱える現代的な困難について問題意識を持っている人の参加を歓迎します。希望者は、アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻およびアフリカ地域研究資料センターが開催する講演会、公開講座等の企画に優先して参加することができます。セミナー中の実習活動のため、学生教育研究災害傷害保険(学研災)等に加入しておいてください。見学の際の交通費(京都市内移動程度)は受講者自身の負担でお願いします。 | ||||||
ILASセミナー :アフリカの自然保護を考える
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Nature Conservation in Africa
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 9(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 稲盛財団記念館3階321山越研究室 |
|||||||
(キーワード) 生物多様性 / 野生動物 / アニミズム / 伝統文化 / 里山 | |||||||
(授業の概要・目的)
雄大な景観や多様な野生動物に代表されるアフリカの自然について、一緒に考えてみましょう。フィールドワークを得意とする、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻のスタッフによる、最新の研究成果などを題材に、自然保護活動の動向や、人々の暮らしとの両立について学びます。また、それらを通じて、現代アフリカの社会、文化に関する知識も深めます。
|
|||||||
(到達目標)
アフリカ地域の気候、植生、生息する野生動物、自然を利用する人びとの様子といった基礎的な知識をゼミでの討論を通じて修得します。京都市内の動植物園で実習を行い、アフリカの動植物を体感することで、アフリカの自然を実体験します。食文化実習での調理、食事を通してアフリカの人びとの自然利用を体験することで、アフリカの自然資源利用のあり方を具体的に理解します。
|
|||||||
(授業計画と内容)
アフリカの自然保護活動が抱える諸問題について討論し、基礎的な知識を身につけます。本講義はフィードバックを含め全15回で行います。 第1回〜第2回 イントロダクション アフリカの自然保護についての概要を説明し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知します。また、担当教員及びティーチングアシスタントの研究紹介を行います。 第3回〜第14回 アフリカ自然保護への多様なアプローチ アフリカの自然とともに暮らす人々の生活について学ぶとともに、日本国内の類似の事例も参照しながら、地域に固有な問題として自然保護問題を理解します。また、フィールドワーク経験者から現地の様子を聞き、受講者各自が興味を持った地域や生態系、トピックについて調べていきます。その過程で、総合的な研究アプローチであるフィールドワークの考え方や面白さを学びます。映像資料の鑑賞や、食文化実習、動植物園等、国内の研究施設の見学(6-7月の土曜を予定)などを織り交ぜ、頭と体を動かしながら、アフリカの自然・社会・文化の相互関係の理解を深め、訪れる人を虜にするアフリカの魅力に触れてみます。 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
セミナーでの質問や意見の表明など、積極性を評価します(平常点評価)。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
『アフリカ潜在力5 自然は誰のものか: 住民参加型保全の逆説を乗り越える』
(京都大学学術出版会)
ISBN:9784814000098
(アフリカにおける自然保護の問題と解決策について論じています。)
そのほか適宜指示します。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
演習中に指示したトピックについて、書籍等を参照して理解を深め、次回演習時にフィードバックする。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
アフリカに魅力を感じ、機会があれば行ってみたいと思っている人、アフリカの野生動物や生態系について知的好奇心を持っている人、アフリカが抱える現代的な困難について問題意識を持っている人の参加を歓迎します。希望者は、アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻およびアフリカ地域研究資料センターが開催する講演会、公開講座等の企画に優先して参加することができます。セミナー中の実習活動のため、学生教育研究災害傷害保険(学研災)等に加入しておいてください。見学の際の交通費(京都市内移動程度)は受講者自身の負担でお願いします。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人文研ゼミ ことばの歴史・言語学の歴史
|
(英 訳) | ILAS Seminar :History of Languages, History of Linguistics | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 人文科学研究所本館1階セミナー室1(本部構内) | ||||||
(キーワード) | 言語学 / 歴史学 / 認知科学 / 哲学 | ||||||
(授業の概要・目的) | なぜ我々(多くの現代人)は、殺人事件があったとき「AがBを銃で殺した」「Bが殺された」と言うのでしょう。殺人犯が分からないこともあります。「(Aの発砲で)Bが死んだ」で充分ではないでしょうか。実際にそれに近い言い回しをする言語もあります。問題は、文の上で殺人者に注目するか、死んだ人がいるということのほうに注目するかです。 「情報社会」ということばが使われるよりはるか以前から、言語は人間の社会と文化にとって重要な課題でした。言語の研究は西欧では植民地の拡大、世界観の革新と並行してすすみ、認識論の変化をも促しました。 今年度は山口巌『人とことば −その関わりと研究のあゆみ』(ブックワークス響,2013年)を一応の教科書として輪読すると同時に、ことばにかかわるテーマで受講者に自由に報告して貰う形でゼミをおこないます。教科書は受講者に配布します。 山口巌氏はスラヴ語(特に教会スラヴ語)を専門としつつ、『パロールの復権』『類型学序説』などで言語理論にも造詣の深い研究者です。講師の専門はコーカサス史ですが、コーカサス諸語の研究はロシア(ソ連)で発達した「内容的類型学」に大きな影響を与えています。冒頭で挙げたような、ことばによる世界(ものごと)のとらえ方そのものを言語ごとに分類していこうという試みが内容的類型学です。 ゼミではとりあえずは教科書を通じて、言語学・認識論・認知科学・そして言語史を通じた歴史学上のさまざまな問題を考えていきます。 |
||||||
(到達目標) | 言語の重要性、物事の歴史的あるいは構造的把握の重要性を理解する。 多人数向け報告の基礎的知識と基本技法を習得する。 |
||||||
(授業計画と内容) | 教科書を輪読し、同時に教科書に関連する報告をしていただく予定です。 (授業計画は、受講人数や受講生の希望によって適宜変更します。以下は関連すると思われる項目を教科書の順にを大まかに並べたものです) 1.イントロダクション 2.西欧言語学史1:ルネサンスまで 3.西欧言語学史2:グリムまで 4. 比較言語学の発展 5.フンボルトとソシュール 6.構造主義とロシアの一般言語学 7.構造言語学の主流派 8.北欧学派と生成文法 9.内容的類型学 10. 自由報告 11. 自由報告 12. 自由報告 13. 自由報告 14. 自由報告 15. フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 一人2回の報告(40x2),および平常点(20) 「平常点」は単なる出席ではなく、授業中の議論への参加度を考慮します。 |
||||||
(教科書) |
授業中に配布する。
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 報告者は授業前に報告を準備する。 他の受講者も事前に教科書等からおおまかな報告内容を予期し、質問等を考えておく。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :人文研ゼミ ことばの歴史・言語学の歴史
(科目名)
ILAS Seminar :History of Languages, History of Linguistics
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 人文科学研究所本館1階セミナー室1(本部構内) |
|||||||
(キーワード) 言語学 / 歴史学 / 認知科学 / 哲学 | |||||||
(授業の概要・目的)
なぜ我々(多くの現代人)は、殺人事件があったとき「AがBを銃で殺した」「Bが殺された」と言うのでしょう。殺人犯が分からないこともあります。「(Aの発砲で)Bが死んだ」で充分ではないでしょうか。実際にそれに近い言い回しをする言語もあります。問題は、文の上で殺人者に注目するか、死んだ人がいるということのほうに注目するかです。
「情報社会」ということばが使われるよりはるか以前から、言語は人間の社会と文化にとって重要な課題でした。言語の研究は西欧では植民地の拡大、世界観の革新と並行してすすみ、認識論の変化をも促しました。 今年度は山口巌『人とことば −その関わりと研究のあゆみ』(ブックワークス響,2013年)を一応の教科書として輪読すると同時に、ことばにかかわるテーマで受講者に自由に報告して貰う形でゼミをおこないます。教科書は受講者に配布します。 山口巌氏はスラヴ語(特に教会スラヴ語)を専門としつつ、『パロールの復権』『類型学序説』などで言語理論にも造詣の深い研究者です。講師の専門はコーカサス史ですが、コーカサス諸語の研究はロシア(ソ連)で発達した「内容的類型学」に大きな影響を与えています。冒頭で挙げたような、ことばによる世界(ものごと)のとらえ方そのものを言語ごとに分類していこうという試みが内容的類型学です。 ゼミではとりあえずは教科書を通じて、言語学・認識論・認知科学・そして言語史を通じた歴史学上のさまざまな問題を考えていきます。 |
|||||||
(到達目標)
言語の重要性、物事の歴史的あるいは構造的把握の重要性を理解する。
多人数向け報告の基礎的知識と基本技法を習得する。 |
|||||||
(授業計画と内容)
教科書を輪読し、同時に教科書に関連する報告をしていただく予定です。 (授業計画は、受講人数や受講生の希望によって適宜変更します。以下は関連すると思われる項目を教科書の順にを大まかに並べたものです) 1.イントロダクション 2.西欧言語学史1:ルネサンスまで 3.西欧言語学史2:グリムまで 4. 比較言語学の発展 5.フンボルトとソシュール 6.構造主義とロシアの一般言語学 7.構造言語学の主流派 8.北欧学派と生成文法 9.内容的類型学 10. 自由報告 11. 自由報告 12. 自由報告 13. 自由報告 14. 自由報告 15. フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
一人2回の報告(40x2),および平常点(20)
「平常点」は単なる出席ではなく、授業中の議論への参加度を考慮します。 |
|||||||
(教科書)
授業中に配布する。
|
|||||||
(参考書等)
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
報告者は授業前に報告を準備する。
他の受講者も事前に教科書等からおおまかな報告内容を予期し、質問等を考えておく。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :生体情報処理入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Basic Seminar for Biological Information Processing | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 総合研究7号館135室 | ||||||
(キーワード) | 生体情報 / 脳 / 眼球運動 | ||||||
(授業の概要・目的) | 生体の外部環境に対する反応を計測する手法(生体計測手法)のうち、眼球運動をとりあげ、その原理を学ぶとともに、実際の生体(人間)を対象とした計測実習によって、生体の情報処理の中枢を担っているネットワークとしての脳機能への理解を深めることを目的とします。 眼球運動は、視線の移動のことです。「眼は口ほどにものをいう」という諺どおり、視線の移動には、生物学的な反射のレベルから個人の興味や性格などの高度な人間の心の働きに至るまで、人間のさまざまな生理・心理状態を反映するデータが含まれていることが判ってきています。また、近年は、比較的簡易に計測できるデバイスも普及しつつあります。さらには、近年の機械学習などの人工知能の方法論の発展に伴い、眼球運動の中に含まれるさまざまなデータを取り出すことが可能となってきています。 このセミナーでは、生理学や心理学における眼球運動の基礎を学んだのち、実際の眼球運動の計測、データ解析などを通し、そこから何がわかるのかを体験していただきます。 また、眼球運動は生物学、脳生理学のような基礎分野のみならず、心理学やマーケティング、工学など、幅広い分野で利用されており、今後も、さまざまな分野での応用が期待されています。それらの応用についても、議論などを通して理解を深めます。 |
||||||
(到達目標) | 人間を含めた生体の活動を情報処理という観点から理解でき、また、その背景にある生体の生物学的基盤を理解できるようになります。 | ||||||
(授業計画と内容) | それぞれのトピックについて、各自に割り当てられた部分を簡潔にまとめて紹介し、それに対して質疑応答を行うことですすめます。実際の計測実験やデータ解析を体験し、それぞれの計測が、何をどのように測っているか、また、その精度や限界についても理解できるように進めます。 以下の各項目についての講義と実習を行う予定 概略(1回) 目の構造や眼球運動の基礎(3回) 計測実験・計画・実施(3回) データ計測(2回) データ解析(3回) プレゼンテーションとディスカッション(1回) 全体のまとめ(1回) フィードバック(1回) なお、学習の理解度や関心に応じて、内容を変更する場合があります。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(出席状況、発表、授業内での発言)で行います。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業内で復習の参考となる書籍などの紹介をします。また、予習・復習しておいてほしいトピックスを紹介します。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業中、わからないことについては積極的に質問をしてください(自由に質問できるよう工夫します)。必要に応じて、授業内で補足資料の配付や参考書の推薦を行います。理系・文系を問いません(文系の標準的知識を前提に話をします)。 | ||||||
ILASセミナー :生体情報処理入門
(科目名)
ILAS Seminar :Basic Seminar for Biological Information Processing
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 総合研究7号館135室 |
|||||||
(キーワード) 生体情報 / 脳 / 眼球運動 | |||||||
(授業の概要・目的)
生体の外部環境に対する反応を計測する手法(生体計測手法)のうち、眼球運動をとりあげ、その原理を学ぶとともに、実際の生体(人間)を対象とした計測実習によって、生体の情報処理の中枢を担っているネットワークとしての脳機能への理解を深めることを目的とします。
眼球運動は、視線の移動のことです。「眼は口ほどにものをいう」という諺どおり、視線の移動には、生物学的な反射のレベルから個人の興味や性格などの高度な人間の心の働きに至るまで、人間のさまざまな生理・心理状態を反映するデータが含まれていることが判ってきています。また、近年は、比較的簡易に計測できるデバイスも普及しつつあります。さらには、近年の機械学習などの人工知能の方法論の発展に伴い、眼球運動の中に含まれるさまざまなデータを取り出すことが可能となってきています。 このセミナーでは、生理学や心理学における眼球運動の基礎を学んだのち、実際の眼球運動の計測、データ解析などを通し、そこから何がわかるのかを体験していただきます。 また、眼球運動は生物学、脳生理学のような基礎分野のみならず、心理学やマーケティング、工学など、幅広い分野で利用されており、今後も、さまざまな分野での応用が期待されています。それらの応用についても、議論などを通して理解を深めます。 |
|||||||
(到達目標)
人間を含めた生体の活動を情報処理という観点から理解でき、また、その背景にある生体の生物学的基盤を理解できるようになります。
|
|||||||
(授業計画と内容)
それぞれのトピックについて、各自に割り当てられた部分を簡潔にまとめて紹介し、それに対して質疑応答を行うことですすめます。実際の計測実験やデータ解析を体験し、それぞれの計測が、何をどのように測っているか、また、その精度や限界についても理解できるように進めます。 以下の各項目についての講義と実習を行う予定 概略(1回) 目の構造や眼球運動の基礎(3回) 計測実験・計画・実施(3回) データ計測(2回) データ解析(3回) プレゼンテーションとディスカッション(1回) 全体のまとめ(1回) フィードバック(1回) なお、学習の理解度や関心に応じて、内容を変更する場合があります。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(出席状況、発表、授業内での発言)で行います。
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
授業内で復習の参考となる書籍などの紹介をします。また、予習・復習しておいてほしいトピックスを紹介します。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業中、わからないことについては積極的に質問をしてください(自由に質問できるよう工夫します)。必要に応じて、授業内で補足資料の配付や参考書の推薦を行います。理系・文系を問いません(文系の標準的知識を前提に話をします)。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :アーカイブ資料管理の実践
|
(英 訳) | ILAS Seminar :A practice of archival administration | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 総合博物館南館2階セミナー室(第1回目は総合博物館前に集合) | ||||||
(キーワード) | アーカイブズ / 記録 / 資料管理 | ||||||
(授業の概要・目的) | アーカイブ資料管理の基礎知識を学び、資料管理の作業を体験してもらいます。 科目名にみえる「アーカイブ」とは、archives(永久保存記録、歴史資料)のことです。そういった資料を保存する機関や施設(文書館、公文書館)のことも指します。アーカイブ資料は、個人や組織体の活動の証拠・痕跡として残された記録書類やその後の姿で、図書館資料や博物館資料に含まれることもあります。しかし、図書館資料や博物館資料とは異質なため、整理されず使われないままとなることがあります。そうした資料は、アーカイブ資料管理の知識によって、整理し活用できる可能性があります。 ここでは、そうしたアーカイブ資料の取り扱いの基本的内容の習得を目指します。 |
||||||
(到達目標) | 個人や組織体の機能や分業の体系に対応して階層的に記録が作成されることを理解する。記録が階層的に構成されていることをふまえ、記録や記録から変化して伝わったアーカイブ資料のまとまりを正しく把握し整理する方法を学ぶ。 | ||||||
(授業計画と内容) | つぎの内容を予定しています。 A・Bにより理解が進んだところで、Cを並行して進めます(同じ回でBの一部とCの一部が重なることがあります)。 A. 前提:記録・アーカイブ[ズ]とはなにか?(1〜3回) さまざまに存在する記録・アーカイブズについて、遠い過去から現在までのありようを簡略にながめ、どんな特質があるか考えます。 B. 英語文献輪読・解説(4〜10回) 教科書としたジャネット-ホワイト-フォード著『教会のためのアーカイブズの原則』を参加者全員で輪読します。まずこの本の背景(著者や他の著作等)を説明し、つづいて読み進めていく中で必要な部分について解説を加えます。同書の目次の一部を、つぎにあげておきます。 1. なぜ教会にアーカイブズが必要なのか? 2. どのように教会はアーカイブズを始めればよいのか? 3. どの記録をとっておくべきか? 4. どのようにアーカイブ資料を組織化すべきか? 5. どのようにアーカイブ資料は保存できるか? 6. どのように教会はアーカイブズを利用できるか? C. アーカイブ資料取り扱い体験(11〜14回) 対象とする資料の全体について、そのもととなる記録を作成した個人や組織体について調べ、どんな活動の末その記録が資料として残されたかを調べてもらいます。可能な場合、どれを残しどれを捨てるべきかも考えてもらいます。(Bの本の3章と対応) 具体的に資料へ番号や名前を付け、どんな内容の資料があるか、調べてもらいます。資料の様子を書きとめ計測し、必要な場合写真で撮影します。(Bの本の主に4章と対応)どうやったらその資料を永久に残すことができるか、その手当てのしかたを考えてもらいます。(Bの本の主に5章と対応) なお、参加者の関心により日本語の前近代のアーカイブ資料を対象とすることがあります。そのときは日本語古書体の解読の説明が含まれることがあります。 D. 試験(1回) 輪読してきた文献や取り扱い体験に関わるクイズ(筆記)と、取り扱い体験の一部の作業(実演)をしてもらいます。 E. まとめ(1回) 試験の回答例と実演の模範例を示し、それぞれ出題意図を説明して、アーカイブズへの理解や取り扱いをふりかえります。あわせて日常生活と記録・アーカイブズとの関わり(の可能性)を、あらためて考えてもらいます。 |
||||||
(履修要件) |
後掲「参考書等」のうち、新書は、日本語で分量も比較的少ないので、事前に(または履修と並行して)読んでおくようにしてください。また、可能なかぎり後掲「教科書」と同じ著者の文献(ARCHIVAL PRINCIPLES AND PRACTICE)も目を通しておいてください。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況、輪読時の発表、課題、資料取り扱いの記録(リポート)および取り扱い内容の正しさ(講義内容、教科書、参考文献に照らして)、試験により総合的に評価します。 詳細は授業中に説明します。 |
||||||
(教科書) |
『ARCHIVAL PRINCIPLES FOR CHURCHES : An illustrated guide for beginning and maintaining congregational archives』
(Wipf and Stock Publishers, 2002)
ISBN:1-59244-088-6
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07227452 )
|
||||||
(参考書等) |
『ARCHIVAL PRINCIPLES AND PRACTICE : A Guide for Archives Management』
(McFarland, 1990)
ISBN:0-89950-480-9
(※2018年度まで使用していた教科書。[本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB04776749 )
『アーカイヴズ : 記録の保存・管理の歴史と実践』
(白水社, 2021年)
ISBN:9784560510421
((文庫クセジュ, 1042). [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07892907 )
『アーカイブズが社会を変える : 公文書管理法と情報革命』
(平凡社, 2011年)
ISBN:978-4582855807
(平凡社新書580. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB03591033 )
『文化情報学』
(北樹出版, 2002年)
ISBN:978-4893848666
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01286168 )
『Keeping archives. 1st ed.』
(Sydney, Australian Society of Archivists Inc., 1987, vii,374p.)
ISBN:0 9595565 9 1
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07590714 )
『アーカイブズの科学(上・下)』
(柏書房, 2003年)
ISBN:4-7601-2423-3
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01447527 )
『 Introduction to Archival Organization and Description. 』
([Los Angeles, Getty Information Institute, 1998, VIII,58p.)
ISBN:0-89236-545-5
(オンラインで入手可能. URL. http://www.getty.edu/publications/virtuallibrary/0892365455.html )
『アート・アーカイブの便利帖 : アート・プロジェクトをアーカイブするために知りたいこと』
(アーツカウンシル東京, 2016年)
(オンラインで入手可能. URL. https://www.art-society.com/parchive/project/resources/benricho.html または https://tarl.jp/archive/art_archive_benricho/ )
このほかの文献は、時間内に指示します。
|
||||||
(関連URL) |
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000074786
つぎの記事に注目:Jean Favier. Mankinds' memory banks. (pp.10-15)
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000062882 全体が図書館・アーカイブズ特集. https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=mdp.39015061930718;view=1up;seq=727 The American Archivist誌編集者による(昨年度まで使用していた教科書に対する)書評. http://digitalpreservation.gov/personalarchiving/documents/PA_All_brochure.pdf 米国議会図書館協同イニシアチブ国立デジタル情報基盤・保存プログラム「デジタル保存」の個人資料保存のページにあるパンフレット. https://www.art-society.com/parchive/program_learning/p_seminar/guidebook_beta.html アート・アーカイブ ガイドブック β版. PDFをダウンロード可能. 後に「β版+」が公開されている. https://www.art-society.com/parchive/project/resources/guidebook2013.html |
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 対象とする英語文献は、参加者で日本語訳を分担していただきます。分担部分以外も目を通すようにお願いします。 学内でアーカイブ資料を保存し利用できる施設等(大学文書館、各図書館・図書室、総合博物館)へ足を運び、(資料の取り扱いに注目して)見学してみてください。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 受講に際して、インターネット上の情報資源をWWWブラウザで調査できること、ワードプロセッサ文書や表計算データシートを作成できること、電子メールを使えること、等などの基礎的技能を求めます。 課題には、時間外に学内のアーカイブ資料を保存し利用できる施設等の見学とその結果を報告することも含まれます。 |
||||||
ILASセミナー :アーカイブ資料管理の実践
(科目名)
ILAS Seminar :A practice of archival administration
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 総合博物館南館2階セミナー室(第1回目は総合博物館前に集合) |
|||||||
(キーワード) アーカイブズ / 記録 / 資料管理 | |||||||
(授業の概要・目的)
アーカイブ資料管理の基礎知識を学び、資料管理の作業を体験してもらいます。
科目名にみえる「アーカイブ」とは、archives(永久保存記録、歴史資料)のことです。そういった資料を保存する機関や施設(文書館、公文書館)のことも指します。アーカイブ資料は、個人や組織体の活動の証拠・痕跡として残された記録書類やその後の姿で、図書館資料や博物館資料に含まれることもあります。しかし、図書館資料や博物館資料とは異質なため、整理されず使われないままとなることがあります。そうした資料は、アーカイブ資料管理の知識によって、整理し活用できる可能性があります。 ここでは、そうしたアーカイブ資料の取り扱いの基本的内容の習得を目指します。 |
|||||||
(到達目標)
個人や組織体の機能や分業の体系に対応して階層的に記録が作成されることを理解する。記録が階層的に構成されていることをふまえ、記録や記録から変化して伝わったアーカイブ資料のまとまりを正しく把握し整理する方法を学ぶ。
|
|||||||
(授業計画と内容)
つぎの内容を予定しています。 A・Bにより理解が進んだところで、Cを並行して進めます(同じ回でBの一部とCの一部が重なることがあります)。 A. 前提:記録・アーカイブ[ズ]とはなにか?(1〜3回) さまざまに存在する記録・アーカイブズについて、遠い過去から現在までのありようを簡略にながめ、どんな特質があるか考えます。 B. 英語文献輪読・解説(4〜10回) 教科書としたジャネット-ホワイト-フォード著『教会のためのアーカイブズの原則』を参加者全員で輪読します。まずこの本の背景(著者や他の著作等)を説明し、つづいて読み進めていく中で必要な部分について解説を加えます。同書の目次の一部を、つぎにあげておきます。 1. なぜ教会にアーカイブズが必要なのか? 2. どのように教会はアーカイブズを始めればよいのか? 3. どの記録をとっておくべきか? 4. どのようにアーカイブ資料を組織化すべきか? 5. どのようにアーカイブ資料は保存できるか? 6. どのように教会はアーカイブズを利用できるか? C. アーカイブ資料取り扱い体験(11〜14回) 対象とする資料の全体について、そのもととなる記録を作成した個人や組織体について調べ、どんな活動の末その記録が資料として残されたかを調べてもらいます。可能な場合、どれを残しどれを捨てるべきかも考えてもらいます。(Bの本の3章と対応) 具体的に資料へ番号や名前を付け、どんな内容の資料があるか、調べてもらいます。資料の様子を書きとめ計測し、必要な場合写真で撮影します。(Bの本の主に4章と対応)どうやったらその資料を永久に残すことができるか、その手当てのしかたを考えてもらいます。(Bの本の主に5章と対応) なお、参加者の関心により日本語の前近代のアーカイブ資料を対象とすることがあります。そのときは日本語古書体の解読の説明が含まれることがあります。 D. 試験(1回) 輪読してきた文献や取り扱い体験に関わるクイズ(筆記)と、取り扱い体験の一部の作業(実演)をしてもらいます。 E. まとめ(1回) 試験の回答例と実演の模範例を示し、それぞれ出題意図を説明して、アーカイブズへの理解や取り扱いをふりかえります。あわせて日常生活と記録・アーカイブズとの関わり(の可能性)を、あらためて考えてもらいます。 |
|||||||
(履修要件)
後掲「参考書等」のうち、新書は、日本語で分量も比較的少ないので、事前に(または履修と並行して)読んでおくようにしてください。また、可能なかぎり後掲「教科書」と同じ著者の文献(ARCHIVAL PRINCIPLES AND PRACTICE)も目を通しておいてください。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況、輪読時の発表、課題、資料取り扱いの記録(リポート)および取り扱い内容の正しさ(講義内容、教科書、参考文献に照らして)、試験により総合的に評価します。
詳細は授業中に説明します。 |
|||||||
(教科書)
『ARCHIVAL PRINCIPLES FOR CHURCHES : An illustrated guide for beginning and maintaining congregational archives』
(Wipf and Stock Publishers, 2002)
ISBN:1-59244-088-6
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07227452 )
|
|||||||
(参考書等)
『ARCHIVAL PRINCIPLES AND PRACTICE : A Guide for Archives Management』
(McFarland, 1990)
ISBN:0-89950-480-9
(※2018年度まで使用していた教科書。[本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB04776749 )
『アーカイヴズ : 記録の保存・管理の歴史と実践』
(白水社, 2021年)
ISBN:9784560510421
((文庫クセジュ, 1042). [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07892907 )
『アーカイブズが社会を変える : 公文書管理法と情報革命』
(平凡社, 2011年)
ISBN:978-4582855807
(平凡社新書580. [本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB03591033 )
『文化情報学』
(北樹出版, 2002年)
ISBN:978-4893848666
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01286168 )
『Keeping archives. 1st ed.』
(Sydney, Australian Society of Archivists Inc., 1987, vii,374p.)
ISBN:0 9595565 9 1
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB07590714 )
『アーカイブズの科学(上・下)』
(柏書房, 2003年)
ISBN:4-7601-2423-3
([本学所蔵] https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB01447527 )
『 Introduction to Archival Organization and Description. 』
([Los Angeles, Getty Information Institute, 1998, VIII,58p.)
ISBN:0-89236-545-5
(オンラインで入手可能. URL. http://www.getty.edu/publications/virtuallibrary/0892365455.html )
『アート・アーカイブの便利帖 : アート・プロジェクトをアーカイブするために知りたいこと』
(アーツカウンシル東京, 2016年)
(オンラインで入手可能. URL. https://www.art-society.com/parchive/project/resources/benricho.html または https://tarl.jp/archive/art_archive_benricho/ )
このほかの文献は、時間内に指示します。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
対象とする英語文献は、参加者で日本語訳を分担していただきます。分担部分以外も目を通すようにお願いします。
学内でアーカイブ資料を保存し利用できる施設等(大学文書館、各図書館・図書室、総合博物館)へ足を運び、(資料の取り扱いに注目して)見学してみてください。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
受講に際して、インターネット上の情報資源をWWWブラウザで調査できること、ワードプロセッサ文書や表計算データシートを作成できること、電子メールを使えること、等などの基礎的技能を求めます。
課題には、時間外に学内のアーカイブ資料を保存し利用できる施設等の見学とその結果を報告することも含まれます。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :民事・家事紛争の解決方法
|
(英 訳) | ILAS Seminar :The Procedures for the Settlement of Civil Disputes and Domestic Disputes | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 共北3D | ||||||
(キーワード) | 民事・家事紛争の解決 / 権利・義務 / 訴訟 / ADR(裁判外紛争解決手続) / 調停 | ||||||
(授業の概要・目的) | 複雑困難化、価値観の多様化などを背景として社会・経済・家庭生活が変容していく中で、法律家でなくとも法的素養を身に付ける必要性は高まっている。本ゼミでは、社会生活を送る上で発生する多様な民事・家事紛争のいくつかの例を取り上げ、紛争の成り立ちや構造の分析、解決の仕組みなどの基礎的な知識・理解を得ながら、法的な視点をもって問題を解決するための思考方法であるリーガルマインドの涵養を目的とする。 | ||||||
(到達目標) | ・民事・家事紛争解決のための仕組み,システムの基本を理解する。 ・基本的な民事・家事紛争事案を素材として,混沌とした事実関係(当事者の言い分)の中から法的解決に意味のある事実関係を選別する能力を養う。 ・基本的な法的思考方法(リーガルマインド)を身に付ける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション(セミナーの概要,民事・家事紛争の発生など) 第2回 基本的な法律概念、法律用語の整理 その1 第3回 基本的な法律概念、法律用語の整理 その2 第4回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その1(全体像、ADRの現状) 第5回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その2(民事調停) 第6回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その3(家事調停,審判) 第7回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その4(裁判(訴訟)) 第8回 具体的な民事紛争解決のための法的思考方法 その1(民事法の仕組み) 第9回 具体的な民事紛争解決のための法的思考方法 その2(要件・効果) 第10回 民事紛争の基本的な分析方法 その1(簡単な設例による事案分析) 第11回 民事紛争の基本的な分析方法 その2(簡単な設例による事案分析) 第12回 家事紛争の基本的な分析方法 その1(婚姻,離婚をめぐる諸問題) 第13回 家事紛争の基本的な分析方法 その2(相続をめぐる諸問題) 第14回 現代型紛争とその解決(高齢者をめぐる法的問題など) 第15回 フィードバック 上記の授業内容については,参加者の状況やゼミの進捗状況に応じて,順序を入れ替えたり内容や同一テーマの回数を変更することがある。したがって,必ずしも上記1ないし14の順序に従って進行するものではない。また、フィードバック方法は別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 小レポート(3回、合計90点)並びに授業内での発言や討論への積極的な参加(10点)により評価する。 小レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 4回以上授業を欠席した場合には,不合格とする。 小レポートは3回すべての提出を必須とする。 |
||||||
(教科書) |
レジュメ等を必要な都度配付する。
なお,六法は必須である。ただし,種類が多いので,第1回の授業の中で選択に関するアドバイスをする。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 準備が必要なものは授業中に指示する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 紛争解決に関心を持つ者であれば,法学部以外の学部に所属する学生も歓迎する。 | ||||||
ILASセミナー :民事・家事紛争の解決方法
(科目名)
ILAS Seminar :The Procedures for the Settlement of Civil Disputes and Domestic Disputes
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 共北3D |
|||||||
(キーワード) 民事・家事紛争の解決 / 権利・義務 / 訴訟 / ADR(裁判外紛争解決手続) / 調停 | |||||||
(授業の概要・目的)
複雑困難化、価値観の多様化などを背景として社会・経済・家庭生活が変容していく中で、法律家でなくとも法的素養を身に付ける必要性は高まっている。本ゼミでは、社会生活を送る上で発生する多様な民事・家事紛争のいくつかの例を取り上げ、紛争の成り立ちや構造の分析、解決の仕組みなどの基礎的な知識・理解を得ながら、法的な視点をもって問題を解決するための思考方法であるリーガルマインドの涵養を目的とする。
|
|||||||
(到達目標)
・民事・家事紛争解決のための仕組み,システムの基本を理解する。
・基本的な民事・家事紛争事案を素材として,混沌とした事実関係(当事者の言い分)の中から法的解決に意味のある事実関係を選別する能力を養う。 ・基本的な法的思考方法(リーガルマインド)を身に付ける。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション(セミナーの概要,民事・家事紛争の発生など) 第2回 基本的な法律概念、法律用語の整理 その1 第3回 基本的な法律概念、法律用語の整理 その2 第4回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その1(全体像、ADRの現状) 第5回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その2(民事調停) 第6回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その3(家事調停,審判) 第7回 我が国における民事・家事紛争解決の仕組み その4(裁判(訴訟)) 第8回 具体的な民事紛争解決のための法的思考方法 その1(民事法の仕組み) 第9回 具体的な民事紛争解決のための法的思考方法 その2(要件・効果) 第10回 民事紛争の基本的な分析方法 その1(簡単な設例による事案分析) 第11回 民事紛争の基本的な分析方法 その2(簡単な設例による事案分析) 第12回 家事紛争の基本的な分析方法 その1(婚姻,離婚をめぐる諸問題) 第13回 家事紛争の基本的な分析方法 その2(相続をめぐる諸問題) 第14回 現代型紛争とその解決(高齢者をめぐる法的問題など) 第15回 フィードバック 上記の授業内容については,参加者の状況やゼミの進捗状況に応じて,順序を入れ替えたり内容や同一テーマの回数を変更することがある。したがって,必ずしも上記1ないし14の順序に従って進行するものではない。また、フィードバック方法は別途連絡する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
小レポート(3回、合計90点)並びに授業内での発言や討論への積極的な参加(10点)により評価する。
小レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 4回以上授業を欠席した場合には,不合格とする。 小レポートは3回すべての提出を必須とする。 |
|||||||
(教科書)
レジュメ等を必要な都度配付する。
なお,六法は必須である。ただし,種類が多いので,第1回の授業の中で選択に関するアドバイスをする。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
準備が必要なものは授業中に指示する。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
紛争解決に関心を持つ者であれば,法学部以外の学部に所属する学生も歓迎する。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :木文化再生−森林から都市へ
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Conservation of Wooden Culture - From Forest to City | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||||||||
(教室) | 総合研究3号館4F 453号室 | ||||||||||||||||||
(キーワード) | 森林・里山・都市 / 木材資源 / 風土建築 / コミュニティ / 木造建築と災害 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | わが国は優れた森林国でありながら国産木材の利活用は未だに高いとは言えない。一方、都市においても優れた木造文化を持ちながら、その継承が十分になされているとは言えない。このような状況下、木との関わりを私たちは今後どのように再構築していくべきだろうか。本講義では様々な事例を紹介しながら、森林や里山環境の在り方、日本の木材生産と森林の実態、地域に根ざした伝統木造建築(風土建築)の維持継承、都市木造建築の可能性、木造建築と災害などを概観し、日本の木文化再生について考える。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | わが国の森林とそれを取り巻く現状を体系的に理解する。さらに、木材資源を利用して成立してきた様々な形態の木文化について学び、その再生に向けた方向性を森林、里山、都市、建築、地域コミュニティ、防災など多角的な視点から考察する。また野外実習を通して、学んだ内容と現場との関連について理解する。 | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 3名の教員が以下の講義を行う。 1.日本の森林・里山の現状、日本の林業と今後(2回、坂野上) 2.木文化としての建築(4回、小林) 3.木造建築と災害(4回、落合) 4.フィードバック(1回、全教員) 以上の講義に加え上賀茂試験地での1日の野外実習(4回分、5月25日(土)を予定)を予定します。講義と実習で全15回分とします。 ※上賀茂試験地の往復交通費は自己負担とします(叡山電鉄 出町柳〜京都清華大学 往復)。 |
||||||||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点及び課題レポートによる評価。詳しくは授業中に説明する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義受講後には必ず講義内容について総括して、メモを作成しておく必要がある。講義前には、それ以前に受けた講義に関するこれらのメモに必ず目を通しておくこと。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 文系学生の受講も歓迎する。 学生教育研究災害傷害保険に各自加入しておくこと。 |
||||||||||||||||||
ILASセミナー :木文化再生−森林から都市へ
(科目名)
ILAS Seminar :Conservation of Wooden Culture - From Forest to City
(英 訳)
|
|
||||||||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||||||||
(曜時限)
火5 (教室) 総合研究3号館4F 453号室 |
|||||||||||||
(キーワード) 森林・里山・都市 / 木材資源 / 風土建築 / コミュニティ / 木造建築と災害 | |||||||||||||
(授業の概要・目的)
わが国は優れた森林国でありながら国産木材の利活用は未だに高いとは言えない。一方、都市においても優れた木造文化を持ちながら、その継承が十分になされているとは言えない。このような状況下、木との関わりを私たちは今後どのように再構築していくべきだろうか。本講義では様々な事例を紹介しながら、森林や里山環境の在り方、日本の木材生産と森林の実態、地域に根ざした伝統木造建築(風土建築)の維持継承、都市木造建築の可能性、木造建築と災害などを概観し、日本の木文化再生について考える。
|
|||||||||||||
(到達目標)
わが国の森林とそれを取り巻く現状を体系的に理解する。さらに、木材資源を利用して成立してきた様々な形態の木文化について学び、その再生に向けた方向性を森林、里山、都市、建築、地域コミュニティ、防災など多角的な視点から考察する。また野外実習を通して、学んだ内容と現場との関連について理解する。
|
|||||||||||||
(授業計画と内容)
3名の教員が以下の講義を行う。 1.日本の森林・里山の現状、日本の林業と今後(2回、坂野上) 2.木文化としての建築(4回、小林) 3.木造建築と災害(4回、落合) 4.フィードバック(1回、全教員) 以上の講義に加え上賀茂試験地での1日の野外実習(4回分、5月25日(土)を予定)を予定します。講義と実習で全15回分とします。 ※上賀茂試験地の往復交通費は自己負担とします(叡山電鉄 出町柳〜京都清華大学 往復)。 |
|||||||||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点及び課題レポートによる評価。詳しくは授業中に説明する。
|
|||||||||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
|||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
講義受講後には必ず講義内容について総括して、メモを作成しておく必要がある。講義前には、それ以前に受けた講義に関するこれらのメモに必ず目を通しておくこと。
|
|||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
文系学生の受講も歓迎する。
学生教育研究災害傷害保険に各自加入しておくこと。 |
|||||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :鉱物の世界への誘い〜鉱物好き,大集合!〜
|
(英 訳) | ILAS Seminar : Invitation to the Mineral World | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 理学研究科1号館 466号室 | ||||||
(キーワード) | 鉱物 / 結晶 / 宝石 / フィールドワーク | ||||||
(授業の概要・目的) | 「鉱物」は地球や惑星を構成する固体物質の基本単位である。同時に、天然に産する無機物質の階層の中で、物性が発露する最小の構成単位でもある。そのため、地球惑星物質科学を研究する上で、最も基本となる研究対象とも言える。その一方で、天然に産する鉱物には、その色の美しさや形の不思議さなど、先述の学問的な重要性とは違った意味の魅力をもって、人を惹き付けるものも少なくない。本ゼミでは、そういった「自然の造形物」としての鉱物の博物学的側面に焦点を当てて、鉱物好きや鉱物に関心のある学生に集まってもらって“鉱物談義”をしながら、鉱物に対する理解を深めてもらうことを目的としている。もちろん、“これから鉱物に興味をもつ(可能性のある)”学生の参加も大歓迎である。 |
||||||
(到達目標) | 鉱物に関する幅広い知識を獲得するとともに、与えられた課題に対して自主的かつ積極的に取り組む姿勢を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 授業回数はフィードバックを含め全15回とする(ただし、週末の野外活動も含むので、時間数としては実質は20回分以上となることに留意のこと) 第1週〜第10週 拙著「プロが教える鉱物・宝石のすべてがわかる本」の第1章「鉱物のしくみ」および第2章「鉱物の性質」に則って講述を行なうとともに、実際の鉱物サンプルを用いて各種の実験・実習(結晶学実習、硬度・比重測定など)を行う。また、京都大学総合博物館の地下の鉱物標本収蔵庫へのバックヤードツアーも企画している。 上記に加えて、定時(火曜日5時限目)以外でも、主として週末を利用して、大阪(天満橋)で4月末に開催される「石ふしぎ大発見展(大阪ミネラルショー)」への見学参加、京都市内の鉱物博物館(益富地学会館および高田クリスタルミュージアム)での研修参加、京都市近郊でのフィールドワーク(鉱物観察会など)など、学外での課題活動を積極的に行う。それらの日程は受講者と相談して決定する。 第11週〜第13週 受講者各人と相談しながら個別に課題を与え、与えられた個々の課題に関して、各自にプレゼンをしてもらい、受講者全員で質疑応答を行なう。 第14-15週 全員の課題発表の総括を行ない、総合討論を行なう(フィードバックを含む)。 |
||||||
(履修要件) |
理系・文系はまったく問わない。高校地学の知識は特に必要とはしないが、元素周期表や化学式の意味がわかる程度の化学の基礎知識は必要である。また、履修要件ではないが、週末のフィールドワークのために、時間の融通がつけやすい人が望ましい。なお、フィールドワークでは長時間歩行することもあるので、ある程度の体力・持久力は必要かもしれない。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 課題発表(レポートも含む)と討論への積極的な参加を重視して、出席状況も加味しながら総合的に評価する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
『史上最強カラー図解 プロが教える鉱物・宝石のすべてがわかる本』
(ナツメ社)
ISBN:978-4-8163-5710-7
ただし、適宜プリント等を用意するので必ずしも購入の必要はない。詳細は初回授業時に説明する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 当初は特には予習は必要ない。授業中に指示されたことを復習してもらえると十分。 個別の課題発表に際しては、発表者はもちろん周到に準備することが求められるが、それ以外の参加者も各回最低1度は質問できるように事前に下調べをして臨んで欲しい。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学外活動で必要となる費用(交通費や施設入場料など)は自己負担となる(合計3 ,000〜5,000円程度)。また、学生教育研究災害傷害保険に加入しておくこと。 |
||||||
ILASセミナー :鉱物の世界への誘い〜鉱物好き,大集合!〜
(科目名)
ILAS Seminar : Invitation to the Mineral World
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 理学研究科1号館 466号室 |
|||||||
(キーワード) 鉱物 / 結晶 / 宝石 / フィールドワーク | |||||||
(授業の概要・目的)
「鉱物」は地球や惑星を構成する固体物質の基本単位である。同時に、天然に産する無機物質の階層の中で、物性が発露する最小の構成単位でもある。そのため、地球惑星物質科学を研究する上で、最も基本となる研究対象とも言える。その一方で、天然に産する鉱物には、その色の美しさや形の不思議さなど、先述の学問的な重要性とは違った意味の魅力をもって、人を惹き付けるものも少なくない。本ゼミでは、そういった「自然の造形物」としての鉱物の博物学的側面に焦点を当てて、鉱物好きや鉱物に関心のある学生に集まってもらって“鉱物談義”をしながら、鉱物に対する理解を深めてもらうことを目的としている。もちろん、“これから鉱物に興味をもつ(可能性のある)”学生の参加も大歓迎である。
|
|||||||
(到達目標)
鉱物に関する幅広い知識を獲得するとともに、与えられた課題に対して自主的かつ積極的に取り組む姿勢を養う。
|
|||||||
(授業計画と内容)
授業回数はフィードバックを含め全15回とする(ただし、週末の野外活動も含むので、時間数としては実質は20回分以上となることに留意のこと) 第1週〜第10週 拙著「プロが教える鉱物・宝石のすべてがわかる本」の第1章「鉱物のしくみ」および第2章「鉱物の性質」に則って講述を行なうとともに、実際の鉱物サンプルを用いて各種の実験・実習(結晶学実習、硬度・比重測定など)を行う。また、京都大学総合博物館の地下の鉱物標本収蔵庫へのバックヤードツアーも企画している。 上記に加えて、定時(火曜日5時限目)以外でも、主として週末を利用して、大阪(天満橋)で4月末に開催される「石ふしぎ大発見展(大阪ミネラルショー)」への見学参加、京都市内の鉱物博物館(益富地学会館および高田クリスタルミュージアム)での研修参加、京都市近郊でのフィールドワーク(鉱物観察会など)など、学外での課題活動を積極的に行う。それらの日程は受講者と相談して決定する。 第11週〜第13週 受講者各人と相談しながら個別に課題を与え、与えられた個々の課題に関して、各自にプレゼンをしてもらい、受講者全員で質疑応答を行なう。 第14-15週 全員の課題発表の総括を行ない、総合討論を行なう(フィードバックを含む)。 |
|||||||
(履修要件)
理系・文系はまったく問わない。高校地学の知識は特に必要とはしないが、元素周期表や化学式の意味がわかる程度の化学の基礎知識は必要である。また、履修要件ではないが、週末のフィールドワークのために、時間の融通がつけやすい人が望ましい。なお、フィールドワークでは長時間歩行することもあるので、ある程度の体力・持久力は必要かもしれない。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
課題発表(レポートも含む)と討論への積極的な参加を重視して、出席状況も加味しながら総合的に評価する。詳細は授業中に説明する。
|
|||||||
(教科書)
『史上最強カラー図解 プロが教える鉱物・宝石のすべてがわかる本』
(ナツメ社)
ISBN:978-4-8163-5710-7
ただし、適宜プリント等を用意するので必ずしも購入の必要はない。詳細は初回授業時に説明する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
当初は特には予習は必要ない。授業中に指示されたことを復習してもらえると十分。
個別の課題発表に際しては、発表者はもちろん周到に準備することが求められるが、それ以外の参加者も各回最低1度は質問できるように事前に下調べをして臨んで欲しい。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
学外活動で必要となる費用(交通費や施設入場料など)は自己負担となる(合計3
,000〜5,000円程度)。また、学生教育研究災害傷害保険に加入しておくこと。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :現代社会と法
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Law and Contemporary Society | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 共北3B | ||||||
(キーワード) | 法制度 / 司法 / 社会 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会は多様な問題の解決を迫られているが、法は、そのような問題の解決手段として呼び出される一方で、しばしばそうした問題を生み出す原因にもなっている。本セミナーでは、現代社会の諸問題に、現代法システムがどのように関わっており、また関わるべきかについて考察する。「社会を通して法を知る」とともに、「法を通して社会を知る」機会となるようにしたい。 | ||||||
(到達目標) | 現代法システムをめぐる諸問題について、基礎的な知識と分析の視点を修得することを目標とする。 | ||||||
(授業計画と内容) | 【第1回】 オリエンテーションの回として、授業の進め方や、授業の準備・報告の方法について説明する。 【第2回−第14回】 各回とも、現代の法システムに関わる問題について、事前に指名された担当者の報告後、全員が参加して議論を行う形式をとる。報告にあたり、文献があらかじめ指定される場合と、報告者の自由に委ねられる場合がある。 取り上げる問題については、できるだけ幅広いものとすることを考えている。「裁判員制度」「死刑制度」「コミュニティと法」「マイノリティと法」「科学技術と法」「表現活動と法」「裁判所の役割」などを予定しているが、受講生の人数や背景的知識、時事的な問題状況などに応じて変更する場合もある。 【第15回】フィードバック フィードバック方法については、別途連絡する。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(出席状況および討論への貢献度:50%、報告担当回のパフォーマンス:50%)により、評価する。 なお、4回以上の欠席は、不合格とするので注意すること。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各回とも、指定された文献を読んだ上で、授業に臨んで下さい。また、日頃から新聞やニュース番組等を通して、法・政治・社会に関する幅広い問題について知見を拡げるように心掛けて下さい。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 文系、理系を問わず、幅広い学部からの参加を歓迎します。また、2回生以上の参加も歓迎します。皆さんの積極的な参加をお待ちしています。 | ||||||
ILASセミナー :現代社会と法
(科目名)
ILAS Seminar :Law and Contemporary Society
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 共北3B |
|||||||
(キーワード) 法制度 / 司法 / 社会 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代社会は多様な問題の解決を迫られているが、法は、そのような問題の解決手段として呼び出される一方で、しばしばそうした問題を生み出す原因にもなっている。本セミナーでは、現代社会の諸問題に、現代法システムがどのように関わっており、また関わるべきかについて考察する。「社会を通して法を知る」とともに、「法を通して社会を知る」機会となるようにしたい。
|
|||||||
(到達目標)
現代法システムをめぐる諸問題について、基礎的な知識と分析の視点を修得することを目標とする。
|
|||||||
(授業計画と内容)
【第1回】 オリエンテーションの回として、授業の進め方や、授業の準備・報告の方法について説明する。 【第2回−第14回】 各回とも、現代の法システムに関わる問題について、事前に指名された担当者の報告後、全員が参加して議論を行う形式をとる。報告にあたり、文献があらかじめ指定される場合と、報告者の自由に委ねられる場合がある。 取り上げる問題については、できるだけ幅広いものとすることを考えている。「裁判員制度」「死刑制度」「コミュニティと法」「マイノリティと法」「科学技術と法」「表現活動と法」「裁判所の役割」などを予定しているが、受講生の人数や背景的知識、時事的な問題状況などに応じて変更する場合もある。 【第15回】フィードバック フィードバック方法については、別途連絡する。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(出席状況および討論への貢献度:50%、報告担当回のパフォーマンス:50%)により、評価する。 なお、4回以上の欠席は、不合格とするので注意すること。
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
各回とも、指定された文献を読んだ上で、授業に臨んで下さい。また、日頃から新聞やニュース番組等を通して、法・政治・社会に関する幅広い問題について知見を拡げるように心掛けて下さい。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
文系、理系を問わず、幅広い学部からの参加を歓迎します。また、2回生以上の参加も歓迎します。皆さんの積極的な参加をお待ちしています。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :映画で読み解くアジア
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Asian Area Studies through Film | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||
(教室) | 稲盛財団記念館2階213教室(医・薬・病院構内) | ||||||||||||
(キーワード) | 映画 / アジア / 社会 / 文化 / 地域研究 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 劇映画には虚構や誇張の要素が含まれているが、そうであるからこそ、現実社会では正面から声を上げにくい問題を取り上げたり、今は起こっていないけれど将来起こりうる問題を取り上げたりすることができる。ただし、上映して収入を得なければならないため、劇映画ではそれらの問題は恋愛劇や勧善懲悪の物語に形を変えて描かれることが多い。そのため、映画を通じて世界のことを知るには、舞台である地域社会についての背景知識や、映画を「読む」力が必要となる。この授業は、アジア諸国の長編・短編映画の鑑賞を通じて、アジア諸国の社会や文化に対する理解を深めるとともに、映画から社会の課題を読み解く力を身につけることを目的とする。 | ||||||||||||
(到達目標) | 現在のアジア諸国が抱えている課題が映画にどのように表現されているかを読み解く。また、文献などからアジア諸国が抱えている課題を調査する基本的な方法を身につけ、文献から得られた理解と映画を通じて読み解いた理解を比較検討する視角を身につける。さらに、一般的な字幕翻訳の方法を理解したうえで、短編を英語から日本語に字幕翻訳することで、字幕翻訳の基礎を身につける。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 映画を通じたアジア社会の読み解き方に関する講義とグループ学習の組み合わせにより授業を行う。 東南アジア映画を中心に、いくつかの例を挙げながら映画の読み解き方を講義する。参加者は、初回のガイダンスでグループを作り、グループごとに選んだ映画について討論を行い、その映画を通じて社会や文化について読み解いた内容を発表する。 1.ガイダンス(授業の進め方/グループ分け/課題選択) 2.講義 映画の読み解き 3.発表と討論(1) 字幕① 4.発表と討論(2) 字幕② 5.作品鑑賞 6.発表と討論(3) 小説の読み解き 7.発表と討論(4) 長編(共通課題作品) 8.発表と討論(5) 長編(自由課題作品) 9.発表と討論(6) 長編(グループ課題作品①) 10.発表と討論(7) 長編(グループ課題作品②) 11.発表と討論(8) 長編(個人課題作品) 12.発表と討論(9) 中編 13.課題発表(1) 中間発表 14.課題発表(2) 最終発表 15.フィードバック 参加人数や参加者の関心や理解度に応じて変更する場合がある。 |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 発表(50%)と参加状況(50%)により評価するが、ゼミの中での積極的な姿勢も考慮に入れる。 | ||||||||||||
(教科書) |
授業中に指示する
初回の授業で配布する。
|
||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 受講生にはほぼ毎回発表を行ってもらうため、授業時間外に発表準備をすることが求められる。主な発表は次のとおり。 (1)長編5作品の読み解きをグループごとまたは個人で発表(5回) (2)短編小説の読み解きをグループごとに発表(1回) (3)短編(3分程度)の日本語字幕をグループごとに作成して発表(2回) (4)短編作品(3分程度)の内容と背景をグループごとに発表(2回) |
||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 初回の授業でグループ分けを行うので、初回の授業には必ず出席すること。やむを得ない事情で初回の授業を欠席する場合は、事前に担当教員に連絡すること。 |
||||||||||||
ILASセミナー :映画で読み解くアジア
(科目名)
ILAS Seminar :Asian Area Studies through Film
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
火5 (教室) 稲盛財団記念館2階213教室(医・薬・病院構内) |
||||||||||
(キーワード) 映画 / アジア / 社会 / 文化 / 地域研究 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
劇映画には虚構や誇張の要素が含まれているが、そうであるからこそ、現実社会では正面から声を上げにくい問題を取り上げたり、今は起こっていないけれど将来起こりうる問題を取り上げたりすることができる。ただし、上映して収入を得なければならないため、劇映画ではそれらの問題は恋愛劇や勧善懲悪の物語に形を変えて描かれることが多い。そのため、映画を通じて世界のことを知るには、舞台である地域社会についての背景知識や、映画を「読む」力が必要となる。この授業は、アジア諸国の長編・短編映画の鑑賞を通じて、アジア諸国の社会や文化に対する理解を深めるとともに、映画から社会の課題を読み解く力を身につけることを目的とする。
|
||||||||||
(到達目標)
現在のアジア諸国が抱えている課題が映画にどのように表現されているかを読み解く。また、文献などからアジア諸国が抱えている課題を調査する基本的な方法を身につけ、文献から得られた理解と映画を通じて読み解いた理解を比較検討する視角を身につける。さらに、一般的な字幕翻訳の方法を理解したうえで、短編を英語から日本語に字幕翻訳することで、字幕翻訳の基礎を身につける。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
映画を通じたアジア社会の読み解き方に関する講義とグループ学習の組み合わせにより授業を行う。 東南アジア映画を中心に、いくつかの例を挙げながら映画の読み解き方を講義する。参加者は、初回のガイダンスでグループを作り、グループごとに選んだ映画について討論を行い、その映画を通じて社会や文化について読み解いた内容を発表する。 1.ガイダンス(授業の進め方/グループ分け/課題選択) 2.講義 映画の読み解き 3.発表と討論(1) 字幕① 4.発表と討論(2) 字幕② 5.作品鑑賞 6.発表と討論(3) 小説の読み解き 7.発表と討論(4) 長編(共通課題作品) 8.発表と討論(5) 長編(自由課題作品) 9.発表と討論(6) 長編(グループ課題作品①) 10.発表と討論(7) 長編(グループ課題作品②) 11.発表と討論(8) 長編(個人課題作品) 12.発表と討論(9) 中編 13.課題発表(1) 中間発表 14.課題発表(2) 最終発表 15.フィードバック 参加人数や参加者の関心や理解度に応じて変更する場合がある。 |
||||||||||
(履修要件)
特になし
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
発表(50%)と参加状況(50%)により評価するが、ゼミの中での積極的な姿勢も考慮に入れる。
|
||||||||||
(教科書)
授業中に指示する
初回の授業で配布する。
|
||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
受講生にはほぼ毎回発表を行ってもらうため、授業時間外に発表準備をすることが求められる。主な発表は次のとおり。
(1)長編5作品の読み解きをグループごとまたは個人で発表(5回) (2)短編小説の読み解きをグループごとに発表(1回) (3)短編(3分程度)の日本語字幕をグループごとに作成して発表(2回) (4)短編作品(3分程度)の内容と背景をグループごとに発表(2回) |
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
初回の授業でグループ分けを行うので、初回の授業には必ず出席すること。やむを得ない事情で初回の授業を欠席する場合は、事前に担当教員に連絡すること。
|
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本近世地域史入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Japanese Early Modern Regional History | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 文学部陳列館2階三宅研究室 | ||||||
(キーワード) | 日本史 / 日本近世史 / 地域史 / 史料 | ||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、日本近世(概ね江戸時代に相当)における地域の歴史を調査・研究するための方法論を学ぶ。各自で特定の地域を選んで調査・研究し、成果を発表してもらうことになる。 日本近世史において、地域から考える視角は非常に重要である。日本近世は、全国各地で膨大な文書が書かれて蓄積された時代であり、現在まで、未発見のものも含めて大量の古文書が全国各地に伝来している。国家史や政治史といった中央の歴史からだけではなく、身近な地域の人々の有り様から歴史を考えることも大切である。地域の視点から、近世社会の特質とその歴史的展開を考え、全体像を見通す方法論を学び、楽しんでもらいたい。故郷の歴史を探究するもよし、全く縁のない地域を取り上げるのもまた、様々な魅力があるだろう。 |
||||||
(到達目標) | ・日本史学の基礎的な調査・研究の方法を学ぶ。 ・地域の視角から歴史を考える方法論と意義を学ぶ。 |
||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下のプランに従って授業を進める。ただし、受講生の興味関心や調査・研究の進度に応じて、順序や内容を変更することもある。 第1回 授業の進め方の説明 第2〜5回 地域の選定と参考文献・史料の確認 第6〜10回 途中経過報告会 第11〜14回 最終成果報告会 第15回 総括討論とフィードバック 授業は、全員に数回ずつ報告してもらいながら進める。報告に際しては十全な事前準備が必要となる。また、他者の報告を聞いて討論することになるので、積極的な発言が求められる。調査・研究成果は、レポートにまとめて提出してもらう。 |
||||||
(履修要件) |
次の要件を満たすこと。
①高等学校等で日本史Bを履修したこと ②日本近世史に強い関心があること |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 調査・発表(40点)、討論への参加(10点)、期末レポート(50点) | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
各自の研究テーマに合わせて適宜紹介する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 選択した地域・テーマにもとづいて調査・研究を進め、担当日に間に合うように授業で発表する準備をすること。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 授業を実施する場所(研究室)の収容力の関係から、受入人数は5人に限定する。 初回の授業で授業の進め方を説明し、2回目の授業で担当地域を決めるので、必ず出席すること。 |
||||||
ILASセミナー :日本近世地域史入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Japanese Early Modern Regional History
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 文学部陳列館2階三宅研究室 |
|||||||
(キーワード) 日本史 / 日本近世史 / 地域史 / 史料 | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、日本近世(概ね江戸時代に相当)における地域の歴史を調査・研究するための方法論を学ぶ。各自で特定の地域を選んで調査・研究し、成果を発表してもらうことになる。
日本近世史において、地域から考える視角は非常に重要である。日本近世は、全国各地で膨大な文書が書かれて蓄積された時代であり、現在まで、未発見のものも含めて大量の古文書が全国各地に伝来している。国家史や政治史といった中央の歴史からだけではなく、身近な地域の人々の有り様から歴史を考えることも大切である。地域の視点から、近世社会の特質とその歴史的展開を考え、全体像を見通す方法論を学び、楽しんでもらいたい。故郷の歴史を探究するもよし、全く縁のない地域を取り上げるのもまた、様々な魅力があるだろう。 |
|||||||
(到達目標)
・日本史学の基礎的な調査・研究の方法を学ぶ。
・地域の視角から歴史を考える方法論と意義を学ぶ。 |
|||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下のプランに従って授業を進める。ただし、受講生の興味関心や調査・研究の進度に応じて、順序や内容を変更することもある。 第1回 授業の進め方の説明 第2〜5回 地域の選定と参考文献・史料の確認 第6〜10回 途中経過報告会 第11〜14回 最終成果報告会 第15回 総括討論とフィードバック 授業は、全員に数回ずつ報告してもらいながら進める。報告に際しては十全な事前準備が必要となる。また、他者の報告を聞いて討論することになるので、積極的な発言が求められる。調査・研究成果は、レポートにまとめて提出してもらう。 |
|||||||
(履修要件)
次の要件を満たすこと。
①高等学校等で日本史Bを履修したこと ②日本近世史に強い関心があること |
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
調査・発表(40点)、討論への参加(10点)、期末レポート(50点)
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
各自の研究テーマに合わせて適宜紹介する。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
選択した地域・テーマにもとづいて調査・研究を進め、担当日に間に合うように授業で発表する準備をすること。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
授業を実施する場所(研究室)の収容力の関係から、受入人数は5人に限定する。
初回の授業で授業の進め方を説明し、2回目の授業で担当地域を決めるので、必ず出席すること。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :人文・社会科学の古典を読む
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Reading classics in the humanities and social sciences | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 文学部校舎第4演習室 | ||||||
(キーワード) | 人文学 / 社会科学 / 古典 / 読解 / 議論 | ||||||
(授業の概要・目的) | 「時事問題の騒音をBGMにしてしまうのが古典である。同時に、このBGMの喧噪はあくまでも必要なのだ。…もっとも相容れない種類の時事問題がすべてを覆っているときでさえ、BGMのようにささやき続けるのが、古典だ。」(イタロ・カルヴィーノ) 人文・社会科学には、古典とされている文献がある。そこで提示された概念や考え方がさまざまな議論や新たな研究を触発し、その分野が形成・発展していくうえで画期となったり、時代を超えて読み継がれてきたようなテキストである。 この授業では、人文・社会科学の分野で古典とされるテキストのいくつかを読み、その内容や歴史的背景を学ぶとともに、その文献の学術的な位置づけや現代的意義をめぐって、議論しながら考える。 |
||||||
(到達目標) | 人文学や社会科学で古典とされる文献を読み、内容を理解し、議論する力を身につける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 以下のようなテキストをとりあげて、内容を確認したうえで、議論する。 第1回 オリエンテーション:古典とはなにか 第2回 イマヌエル・カント「啓蒙とは何か」 第3回 丸山眞男「超国家主義の論理と心理」 第4回 ハンナ・アレント「独裁体制のもとでの個人の責任」 第5回 マックス・ヴェーバー「職業としての学問」 第6回 カール・マルクス/フリードリヒ・エンゲルス「共産党宣言」 第7回 ゲオルク・ジンメル「橋と扉」 第8回 ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」 第9回 ミシェル・フーコー「統治性」 第10回 アイザイア・バーリン「自然科学と人文学の分裂」 第11回 鶴見俊輔「言葉のお守り的使用法について」 第12〜14回 受講生の選んだ古典を読む 第15回 フィードバック 第1回は、授業の進め方について説明し、古典とはなにか、古典を読むことにどのような意味があるのか、いくつかの考え方を紹介する。 第2回以降は、各回の担当者を決めて、担当者による内容紹介と論点提起を手がかりとしながら、全員で議論する。 第12〜14回には、受講生が選んだ古典をとりあげ、議論する予定。 なお、上記の予定は、受講生の希望や、授業の進行状況をふまえて、変更される場合もある。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価:担当者としての発表(50点)、討論への参加(50点) |
||||||
(教科書) |
授業中に指示する
比較的短いテキストはコピーを配布するが、各自で書籍(文庫本程度)を購入するなり図書館で借りるなりして用意してもらう回もある。詳細については、第1回の授業時に説明する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各回にとりあげるテキストを事前に読んでおくことが、授業に出席する前提である。授業前・授業後に、同じ著者による他のテキストを併せて読んだり、とりあげるテキストに関連する文献を調べたりすれば、さらに理解が深まるであろう。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 議論することを主たる課題とするので、履修人数を10名までに制限する。 | ||||||
ILASセミナー :人文・社会科学の古典を読む
(科目名)
ILAS Seminar :Reading classics in the humanities and social sciences
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 文学部校舎第4演習室 |
|||||||
(キーワード) 人文学 / 社会科学 / 古典 / 読解 / 議論 | |||||||
(授業の概要・目的)
「時事問題の騒音をBGMにしてしまうのが古典である。同時に、このBGMの喧噪はあくまでも必要なのだ。…もっとも相容れない種類の時事問題がすべてを覆っているときでさえ、BGMのようにささやき続けるのが、古典だ。」(イタロ・カルヴィーノ) 人文・社会科学には、古典とされている文献がある。そこで提示された概念や考え方がさまざまな議論や新たな研究を触発し、その分野が形成・発展していくうえで画期となったり、時代を超えて読み継がれてきたようなテキストである。 この授業では、人文・社会科学の分野で古典とされるテキストのいくつかを読み、その内容や歴史的背景を学ぶとともに、その文献の学術的な位置づけや現代的意義をめぐって、議論しながら考える。 |
|||||||
(到達目標)
人文学や社会科学で古典とされる文献を読み、内容を理解し、議論する力を身につける。
|
|||||||
(授業計画と内容)
以下のようなテキストをとりあげて、内容を確認したうえで、議論する。 第1回 オリエンテーション:古典とはなにか 第2回 イマヌエル・カント「啓蒙とは何か」 第3回 丸山眞男「超国家主義の論理と心理」 第4回 ハンナ・アレント「独裁体制のもとでの個人の責任」 第5回 マックス・ヴェーバー「職業としての学問」 第6回 カール・マルクス/フリードリヒ・エンゲルス「共産党宣言」 第7回 ゲオルク・ジンメル「橋と扉」 第8回 ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」 第9回 ミシェル・フーコー「統治性」 第10回 アイザイア・バーリン「自然科学と人文学の分裂」 第11回 鶴見俊輔「言葉のお守り的使用法について」 第12〜14回 受講生の選んだ古典を読む 第15回 フィードバック 第1回は、授業の進め方について説明し、古典とはなにか、古典を読むことにどのような意味があるのか、いくつかの考え方を紹介する。 第2回以降は、各回の担当者を決めて、担当者による内容紹介と論点提起を手がかりとしながら、全員で議論する。 第12〜14回には、受講生が選んだ古典をとりあげ、議論する予定。 なお、上記の予定は、受講生の希望や、授業の進行状況をふまえて、変更される場合もある。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価:担当者としての発表(50点)、討論への参加(50点)
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
比較的短いテキストはコピーを配布するが、各自で書籍(文庫本程度)を購入するなり図書館で借りるなりして用意してもらう回もある。詳細については、第1回の授業時に説明する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
各回にとりあげるテキストを事前に読んでおくことが、授業に出席する前提である。授業前・授業後に、同じ著者による他のテキストを併せて読んだり、とりあげるテキストに関連する文献を調べたりすれば、さらに理解が深まるであろう。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
議論することを主たる課題とするので、履修人数を10名までに制限する。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :理工系アートのススメ
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Art & Science, Technology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 坂記念館 | ||||||
(キーワード) | 映像 / 芸術 / デジタル / ハイスピードカメラ / メディアアート | ||||||
(授業の概要・目的) | このゼミでは、感情、無意識、ノンバーバルな情報を扱ったをアート&テクノロジー領域をテーマに、研究、作品制作を行います。 さらに、未来のコンピュータに不可欠なコミュニケーション能力である定量化できなかった個人の感情・意識・民族性・物語性といった人々に内属する文化を表現し、精神に触れるインターフェースを研究します。 芸術には、固有のまたは共通の形式があります。人間が歴史の中で行為や文法などの形で蓄えて きたものをモデル化し、先端技術を用いたインタラクティブな表現、文化体験をする方法を、「カルチュラル・コンピューティング」と定義します。 特に日本文化のコンピューティングに注目し、ほとんどコンピューティングの対象となって来なかった 1.日本の移ろいやすい気象・自然風土「もののあわれ」などの無常思想、「わび、さび」などの美意識 2.日本文化とアジア文化との関係性 3.神仏習合を根底とした文化構造 4.和歌、俳譜や能などの日本語独特の特性 5.日本的意匠(紋、織、色、型、能、歌舞伎)を研究します。 |
||||||
(到達目標) | アートが好きだけれども創作が苦手な工学系の学生が自信を持って、アート制作ができるようになること。 | ||||||
(授業計画と内容) | 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 以下のような課題について、授業で研究、実習をする予定である。 1)アート思考の発見 ー着想と発案 2)作って考える ープロトタイプ制作の力 3) 初心にかえる ー経験をアート化する 4) メッセージを広げる ー物語の重要性 5) アート思考と社会との関係性 ー社会における新しい価値創造 6) アート・アクティヴィズム ーグローバルな可能性を秘めたソリューション 7) アート思考で新しい価値を設計する |
||||||
(履修要件) |
アートや映像に興味があること、コンピュータを使って作品を作成することに関心があること、emailを送受信できる環境を持ち、自分のコンピュータを持っていること。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 作品課題、平常点、レポート。試験はしない。詳しくは授業中に指示する。 | ||||||
(教科書) |
『TOSA RIMPA』
(淡交社)
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(関連URL) | http://tosa.dpri.kyoto-u.ac.jp/ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 予習は、教科書の指定ページ、また事前の授業で指定した参考資料を読んでおく(30分) 復習は、授業中に指定した作品制作を行う。(1時間) |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワー 授業終了後 18時ー19時 tosa.naoko.5c@kyoto-u.ac.jpへ連絡をしてアポイントメントを取ること | ||||||
ILASセミナー :理工系アートのススメ
(科目名)
ILAS Seminar :Art & Science, Technology
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 坂記念館 |
|||||||
(キーワード) 映像 / 芸術 / デジタル / ハイスピードカメラ / メディアアート | |||||||
(授業の概要・目的)
このゼミでは、感情、無意識、ノンバーバルな情報を扱ったをアート&テクノロジー領域をテーマに、研究、作品制作を行います。
さらに、未来のコンピュータに不可欠なコミュニケーション能力である定量化できなかった個人の感情・意識・民族性・物語性といった人々に内属する文化を表現し、精神に触れるインターフェースを研究します。 芸術には、固有のまたは共通の形式があります。人間が歴史の中で行為や文法などの形で蓄えて きたものをモデル化し、先端技術を用いたインタラクティブな表現、文化体験をする方法を、「カルチュラル・コンピューティング」と定義します。 特に日本文化のコンピューティングに注目し、ほとんどコンピューティングの対象となって来なかった 1.日本の移ろいやすい気象・自然風土「もののあわれ」などの無常思想、「わび、さび」などの美意識 2.日本文化とアジア文化との関係性 3.神仏習合を根底とした文化構造 4.和歌、俳譜や能などの日本語独特の特性 5.日本的意匠(紋、織、色、型、能、歌舞伎)を研究します。 |
|||||||
(到達目標)
アートが好きだけれども創作が苦手な工学系の学生が自信を持って、アート制作ができるようになること。
|
|||||||
(授業計画と内容)
授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 以下のような課題について、授業で研究、実習をする予定である。 1)アート思考の発見 ー着想と発案 2)作って考える ープロトタイプ制作の力 3) 初心にかえる ー経験をアート化する 4) メッセージを広げる ー物語の重要性 5) アート思考と社会との関係性 ー社会における新しい価値創造 6) アート・アクティヴィズム ーグローバルな可能性を秘めたソリューション 7) アート思考で新しい価値を設計する |
|||||||
(履修要件)
アートや映像に興味があること、コンピュータを使って作品を作成することに関心があること、emailを送受信できる環境を持ち、自分のコンピュータを持っていること。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
作品課題、平常点、レポート。試験はしない。詳しくは授業中に指示する。
|
|||||||
(教科書)
『TOSA RIMPA』
(淡交社)
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
予習は、教科書の指定ページ、また事前の授業で指定した参考資料を読んでおく(30分)
復習は、授業中に指定した作品制作を行う。(1時間) |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワー 授業終了後 18時ー19時 tosa.naoko.5c@kyoto-u.ac.jpへ連絡をしてアポイントメントを取ること
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :医学、医薬ビジネスや政策のための統計学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Statistics for medical science, business and policy | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||
(教室) | 共北3A | ||||||||||||
(キーワード) | 医療 / 疫学 / 統計学 / 数学 / データベース | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | いま医療、医薬産業や政策で最も求められている人材は、「臨床統計学」の専門家であるが、日本には圧倒的に人数が足りず、企業や大学、行政でも求職が豊富にある。そこで、私たちは、医療職以外の数学、物理学、工学、薬学系の学生に、臨床統計学や疫学を身に付けていただき、将来この分野にどんどん参入してほしいと願っている。医学系の教科書には「統計学の理論」や「統計手法の使い方」が書かれているが、これらは応用力に乏しく、現場ではあまり役に立たない。このILASセミナーでは、「佐々木敏の栄養データはこう読む!」に挙げられている疫学研究・臨床試験の結果を読み解くことで、応用分野としてどのような医学研究が行われており、統計学がどのように医療の向上やビジネス、政策に結びついているのかを学ぶ。また、「入門統計解析」に沿って、上記の題材に関連する統計学について学ぶ。応用の視点から臨床統計学の端緒に触れることは、皆さんのキャリア形成にきっと役立つはずである。 | ||||||||||||
(到達目標) | 統計学の応用分野としてどのような医学研究が行われており、どのように医療の向上やビジネス、政策に結びついているのかを理解する。また、統計学や臨床研究の方法論について習得する。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 配布する医学論文や「佐々木敏の栄養データはこう読む!」に挙げられている疫学研究・臨床試験の結果を題材に、講義、グループワーク・討論、論文レビューなどを行う。また、「入門統計解析」に沿って、上記の題材に関連する統計学について学ぶ。 4月9日 イントロダクション(担当: 田中) 4月16日 バラツキと誤差(担当: 田中) 4月23日 ランダム化(担当: 田中) 4月30日 トクホとランダム化(担当: 田中) 5月7日 回帰分析と予測(担当: 田中) 5月14日 入門統計解析第4章「確率モデル」(担当: 田中) 5月21日 入門統計解析第5章「独立同一分布」・第6章「統計量」(担当: 田中) 5月28日 入門統計解析第7章「統計的推定」(担当: 田中) 6月4日 入門統計解析第8章「統計的仮説検定」前半(担当: 田中) 6月11日 入門統計解析第8章「統計的仮説検定」後半(担当: 田中) 6月18日 統計検定3級の過去問(担当: 田中) 6月25日〜7月9日 (習熟度合いに応じて復習を行う) |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(50%)、レポート(50%) | ||||||||||||
(教科書) |
『佐々木敏の栄養データはこう読む!』
(女子栄養大学出版部)
ISBN:4789554422
(テキストのコピーを配布する予定。詳しくは授業中に指示する。)
『入門統計解析』
(新世社)
ISBN:4883841405
(テキストのコピーを配布する予定。詳しくは授業中に指示する。)
|
||||||||||||
(参考書等) | |||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 「佐々木敏の栄養データはこう読む!」、「入門統計解析」、配布する医学論文を読む。詳しくは授業中に指示する。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 本ILASセミナーの運営は臨床統計学 田中司朗が行う。オフィスは医学部構内先端棟2階臨床統計学の教室。 | ||||||||||||
ILASセミナー :医学、医薬ビジネスや政策のための統計学
(科目名)
ILAS Seminar :Statistics for medical science, business and policy
(英 訳)
|
|
|||||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||
(曜時限)
火5 (教室) 共北3A |
||||||||||
(キーワード) 医療 / 疫学 / 統計学 / 数学 / データベース | ||||||||||
(授業の概要・目的)
いま医療、医薬産業や政策で最も求められている人材は、「臨床統計学」の専門家であるが、日本には圧倒的に人数が足りず、企業や大学、行政でも求職が豊富にある。そこで、私たちは、医療職以外の数学、物理学、工学、薬学系の学生に、臨床統計学や疫学を身に付けていただき、将来この分野にどんどん参入してほしいと願っている。医学系の教科書には「統計学の理論」や「統計手法の使い方」が書かれているが、これらは応用力に乏しく、現場ではあまり役に立たない。このILASセミナーでは、「佐々木敏の栄養データはこう読む!」に挙げられている疫学研究・臨床試験の結果を読み解くことで、応用分野としてどのような医学研究が行われており、統計学がどのように医療の向上やビジネス、政策に結びついているのかを学ぶ。また、「入門統計解析」に沿って、上記の題材に関連する統計学について学ぶ。応用の視点から臨床統計学の端緒に触れることは、皆さんのキャリア形成にきっと役立つはずである。
|
||||||||||
(到達目標)
統計学の応用分野としてどのような医学研究が行われており、どのように医療の向上やビジネス、政策に結びついているのかを理解する。また、統計学や臨床研究の方法論について習得する。
|
||||||||||
(授業計画と内容)
配布する医学論文や「佐々木敏の栄養データはこう読む!」に挙げられている疫学研究・臨床試験の結果を題材に、講義、グループワーク・討論、論文レビューなどを行う。また、「入門統計解析」に沿って、上記の題材に関連する統計学について学ぶ。 4月9日 イントロダクション(担当: 田中) 4月16日 バラツキと誤差(担当: 田中) 4月23日 ランダム化(担当: 田中) 4月30日 トクホとランダム化(担当: 田中) 5月7日 回帰分析と予測(担当: 田中) 5月14日 入門統計解析第4章「確率モデル」(担当: 田中) 5月21日 入門統計解析第5章「独立同一分布」・第6章「統計量」(担当: 田中) 5月28日 入門統計解析第7章「統計的推定」(担当: 田中) 6月4日 入門統計解析第8章「統計的仮説検定」前半(担当: 田中) 6月11日 入門統計解析第8章「統計的仮説検定」後半(担当: 田中) 6月18日 統計検定3級の過去問(担当: 田中) 6月25日〜7月9日 (習熟度合いに応じて復習を行う) |
||||||||||
(履修要件)
特になし
|
||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(50%)、レポート(50%)
|
||||||||||
(教科書)
『佐々木敏の栄養データはこう読む!』
(女子栄養大学出版部)
ISBN:4789554422
(テキストのコピーを配布する予定。詳しくは授業中に指示する。)
『入門統計解析』
(新世社)
ISBN:4883841405
(テキストのコピーを配布する予定。詳しくは授業中に指示する。)
|
||||||||||
(参考書等)
|
||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
「佐々木敏の栄養データはこう読む!」、「入門統計解析」、配布する医学論文を読む。詳しくは授業中に指示する。
|
||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
本ILASセミナーの運営は臨床統計学 田中司朗が行う。オフィスは医学部構内先端棟2階臨床統計学の教室。
|
||||||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :哲学と社会価値──人文系産官学連携の最前線──
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Philosophy and Social Values──The Forefront of Humanities-based Industry-Academia-Government Collaboration── | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 綜合研究2号館第11演習室 | ||||||
(キーワード) | 哲学 / 人文学 / 社会科学 / 産学連携 | ||||||
(授業の概要・目的) | 従来の産官学連携は理工・生物系分野が中心であったが、産業構造・ビジネスモデルが目まぐるしく変化する現在においては、我々の持つ価値観や人間・社会観を扱う人文・社会科学の重要性がにわかに注目されてきている。しかしながら、人文・社会科学系の産官学連携はこれまでの前例も少なく、そもそもどのような価値を社会に対してもたらすのかという点についてもまだ明確化されているとは言いがたい。 このような状況の中で、京都大学文学研究科哲学専修では、出口康夫教授を中心とし、多くの企業・行政と共同研究を推進している。本セミナーでは、これらの事例を参照しながら、哲学を中心とした人文・社会科学系産官学連携に関する諸問題について議論を行い、今後の望ましい連携のあり方について検討する。 |
||||||
(到達目標) | 人文・社会科学の産官学連携の歴史と現状をケーススタディ・ディスカッションを通じて理解し、学問としての人文・社会科学の展望や望ましい産官学連携のあり方について批判的に検討ができるようになる。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下のプランに従って講義を進める。ただし講義の進みぐあいなどに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 ガイダンス 第2回 京都大学哲学専修における事例紹介(1) 第3回 京都大学哲学専修における事例紹介(2) 第4回 京都大学哲学専修における事例紹介(3) 第5回 京都大学哲学専修における事例紹介(4) 第6回 産官学連携の現状 第7回 これまでの産官学連携 第8回 人文・社会科学が生む価値とは(1) 第9回 人文・社会科学が生む価値とは(2) 第10回 人文・社会科学が生む価値とは(3) 第11回 人文・社会科学が生む価値とは(4) 第12回 事例分析(1) 第13回 事例分析(2) 第14回 人文・社会科学と産官学連携のこれから 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(50点)および期末レポート(50点)により評価する。平常点は、主に授業中に行われる議論への積極的な発言を評価する。 | ||||||
(教科書) |
『人文社会系産官学連携:社会に価値をもたらす知』
(明石書店, 2023)
ISBN:978-4--7503-5517-7
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(関連URL) |
https://k-philo.org/ja/
京都哲学研究所
https://www.smart-we.bun.kyoto-u.ac.jp/ JSPS学術知共創プログラム https://www.smart-elsi.bun.kyoto-u.ac.jp/ JST-RISTEX RInCAプログラム https://www.rd.ntt/research/hil20211200.html NTTとの共同研究 https://www.money-design.com/news/detail.php?id=333 お金のデザインとの共同研究 |
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 特に予習等は必要としないが、回によっては事前課題を課すことがある。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 教員に対する連絡は以下のメールアドレスに送付すること。 ryosuke.igarashi@bun.kyoto-u.ac.jp |
||||||
ILASセミナー :哲学と社会価値──人文系産官学連携の最前線──
(科目名)
ILAS Seminar :Philosophy and Social Values──The Forefront of Humanities-based Industry-Academia-Government Collaboration──
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 綜合研究2号館第11演習室 |
|||||||
(キーワード) 哲学 / 人文学 / 社会科学 / 産学連携 | |||||||
(授業の概要・目的)
従来の産官学連携は理工・生物系分野が中心であったが、産業構造・ビジネスモデルが目まぐるしく変化する現在においては、我々の持つ価値観や人間・社会観を扱う人文・社会科学の重要性がにわかに注目されてきている。しかしながら、人文・社会科学系の産官学連携はこれまでの前例も少なく、そもそもどのような価値を社会に対してもたらすのかという点についてもまだ明確化されているとは言いがたい。
このような状況の中で、京都大学文学研究科哲学専修では、出口康夫教授を中心とし、多くの企業・行政と共同研究を推進している。本セミナーでは、これらの事例を参照しながら、哲学を中心とした人文・社会科学系産官学連携に関する諸問題について議論を行い、今後の望ましい連携のあり方について検討する。 |
|||||||
(到達目標)
人文・社会科学の産官学連携の歴史と現状をケーススタディ・ディスカッションを通じて理解し、学問としての人文・社会科学の展望や望ましい産官学連携のあり方について批判的に検討ができるようになる。
|
|||||||
(授業計画と内容)
基本的に以下のプランに従って講義を進める。ただし講義の進みぐあいなどに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 ガイダンス 第2回 京都大学哲学専修における事例紹介(1) 第3回 京都大学哲学専修における事例紹介(2) 第4回 京都大学哲学専修における事例紹介(3) 第5回 京都大学哲学専修における事例紹介(4) 第6回 産官学連携の現状 第7回 これまでの産官学連携 第8回 人文・社会科学が生む価値とは(1) 第9回 人文・社会科学が生む価値とは(2) 第10回 人文・社会科学が生む価値とは(3) 第11回 人文・社会科学が生む価値とは(4) 第12回 事例分析(1) 第13回 事例分析(2) 第14回 人文・社会科学と産官学連携のこれから 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(50点)および期末レポート(50点)により評価する。平常点は、主に授業中に行われる議論への積極的な発言を評価する。
|
|||||||
(教科書)
『人文社会系産官学連携:社会に価値をもたらす知』
(明石書店, 2023)
ISBN:978-4--7503-5517-7
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
特に予習等は必要としないが、回によっては事前課題を課すことがある。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
教員に対する連絡は以下のメールアドレスに送付すること。
ryosuke.igarashi@bun.kyoto-u.ac.jp |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :現代思想と精神分析
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Contemporary Theory and Psychoanalysis | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 共北35 | ||||||
(キーワード) | 現代思想 / 精神分析 / 精神病理学 / フランス思想 / 哲学 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を、発表と議論を通じて体験的に理解する。 | ||||||
(到達目標) | 文献を正確に読解する能力、それを独自の観点から論じる能力、発表に対する質問力などを総合的に養う。 | ||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーでは、現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を理解するために、下記に示すような、いわゆる「フランス現代思想」関連の日本語文献(予定)を読み解いていく。いずれの文献も、何らかのかたちで精神分析および精神病理学を理解する上で示唆に富む代表的な論文であり、それらを単にひとつの「心の治療(法)」としてのみ捉えるのではなく、思想や政治などの幅広い文脈のなかにおいて捉えるための土台となりうるものである。 1.浅田彰「ラカン 構造主義のリミットとしての」(『構造と力』所収) 2.中沢新一「病のゼロロジック」(『チベットのモーツァルト』所収) 3.柄谷行人「形式化の諸問題」(『差異としての場所』ほか所収) 4.東浩紀「郵便的不安たち−−『存在論的、郵便的』からより遠くへ」(『郵便的不安たちβ』所収) 5.東浩紀「精神分析の世紀、情報機械の世紀」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収) 6.東浩紀「想像界と動物的通路」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収) 7.田中純「ポスト郵便都市」(『都市表象分析I』所収) 8.佐藤嘉幸「服従化=主体化は一度限りか」(『新自由主義と権力』所収) 9.千葉雅也「切断論」(『動きすぎてはいけない』所収) 10.千葉雅也「インフラクリティーク序説」(『思想地図β vol.1』所収) 11.千葉雅也「思弁的実在論と無-解釈的なもの」(『身体と親密圏の変容 (岩波講座 現代 第7巻)』所収) 12.國分功一郎「構造から機械へ」(『ドゥルーズの哲学原理』所収) 13.立木康介「精神分析の反メタ言語論」(『精神分析と現実界』所収) 14.立木康介「症状なき主体は彷徨う」(『露出せよ、と現代文明は言う』所収) なお、初回講義ではオリエンテーションを行うが、2回目以降の講義では履修学生による発表・討議が行われる。積極的な参加が望まれる。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
||||||
(履修要件) |
上記の講読リストにあげられた著者や関連人物の論文ないし著作に関心をもっていること。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 発表内容(50%)・授業への参加度(50%)。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各回に取り扱う論文をあらかじめ読んでくること。 なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 総合人間学部の学生は、「基礎演習」として履修すること。総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ、第1回授業に必ず出席してください。 | ||||||
ILASセミナー :現代思想と精神分析
(科目名)
ILAS Seminar :Contemporary Theory and Psychoanalysis
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 共北35 |
|||||||
(キーワード) 現代思想 / 精神分析 / 精神病理学 / フランス思想 / 哲学 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を、発表と議論を通じて体験的に理解する。
|
|||||||
(到達目標)
文献を正確に読解する能力、それを独自の観点から論じる能力、発表に対する質問力などを総合的に養う。
|
|||||||
(授業計画と内容)
本セミナーでは、現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を理解するために、下記に示すような、いわゆる「フランス現代思想」関連の日本語文献(予定)を読み解いていく。いずれの文献も、何らかのかたちで精神分析および精神病理学を理解する上で示唆に富む代表的な論文であり、それらを単にひとつの「心の治療(法)」としてのみ捉えるのではなく、思想や政治などの幅広い文脈のなかにおいて捉えるための土台となりうるものである。 1.浅田彰「ラカン 構造主義のリミットとしての」(『構造と力』所収) 2.中沢新一「病のゼロロジック」(『チベットのモーツァルト』所収) 3.柄谷行人「形式化の諸問題」(『差異としての場所』ほか所収) 4.東浩紀「郵便的不安たち−−『存在論的、郵便的』からより遠くへ」(『郵便的不安たちβ』所収) 5.東浩紀「精神分析の世紀、情報機械の世紀」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収) 6.東浩紀「想像界と動物的通路」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収) 7.田中純「ポスト郵便都市」(『都市表象分析I』所収) 8.佐藤嘉幸「服従化=主体化は一度限りか」(『新自由主義と権力』所収) 9.千葉雅也「切断論」(『動きすぎてはいけない』所収) 10.千葉雅也「インフラクリティーク序説」(『思想地図β vol.1』所収) 11.千葉雅也「思弁的実在論と無-解釈的なもの」(『身体と親密圏の変容 (岩波講座 現代 第7巻)』所収) 12.國分功一郎「構造から機械へ」(『ドゥルーズの哲学原理』所収) 13.立木康介「精神分析の反メタ言語論」(『精神分析と現実界』所収) 14.立木康介「症状なき主体は彷徨う」(『露出せよ、と現代文明は言う』所収) なお、初回講義ではオリエンテーションを行うが、2回目以降の講義では履修学生による発表・討議が行われる。積極的な参加が望まれる。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 |
|||||||
(履修要件)
上記の講読リストにあげられた著者や関連人物の論文ないし著作に関心をもっていること。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
発表内容(50%)・授業への参加度(50%)。
|
|||||||
(教科書)
使用しない
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
各回に取り扱う論文をあらかじめ読んでくること。
なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
総合人間学部の学生は、「基礎演習」として履修すること。総合人間学部便覧のシラバスを確認のうえ、第1回授業に必ず出席してください。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :研究思考による課題解決
|
(英 訳) | ILAS Seminar : Problem solving through research mind | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||
(教室) | 農学部総合館(W414) | ||||||
(キーワード) | コミュニケーション / 問題分析 / 創造的思考 / 行動力 / リーダーシップ | ||||||
(授業の概要・目的) | 研究とは、世の中にまだ答えがない課題を解くことです。自然科学研究に用いる思考法は、様々な課題解決に活用できます。そこで本セミナーでは、講義と演習を通して研究思考の訓練を行い、まだ答えがない課題を解いていく練習を行います。 自然科学研究では、問題を分析して課題を抽出し、様々なアイデアを出して、結果が出るまで試行錯誤を繰り返します。そして、自分一人で解決できない時に、他者の協力を引き出すためにコミュニケーションを取り、皆のエフォートを目標に向けてまとめていくリーダーシップを発揮して、「世界初」を目指します。 この「コミュニケーション、問題分析、創造的思考、行動力、リーダーシップ」という5つのスキルは、自然科学研究にとどまらず、どの分野にも適応可能です。今後の学生生活や卒後の社会生活全般において活用できるこれらのスキル・概念を、受講生に修得してもらうことを目的としています。 そこで本セミナーでは、これらの5つのスキルについて、講義と演習を通して学びます(実験は行いません)。自分が解消したい課題や身近な困りごとなど、各自が主体的に設定するテーマに対して、各回で学んだスキルを適用して練習してもらいます。問いのない答えを解くために、自然科学研究の思考法を活用したいは、理系・文系を問わず歓迎します。 |
||||||
(到達目標) | 研究思考に必要な各スキルの概要を理解する。 課題を主体的に解決するために必要な考え方を養う。 様々な課題に対して、あらゆる角度から考察し、建設的に議論できるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | テーマA〜Dは、初回は情報提供、2・3回目は学生発表に基づくディスカッションを行います。最後のテーマEは、情報提供のみとします。 最終回は、全体の総括としてフリーディスカッションを行います。 (A)コミュニケーション【3回】 伝え方(聞き手の意識、分かるとは、分かってもらうための準備) 聞き方(聞き方の意義と種類、尋ね方) (B)分析法【3回】 問題解決の過程(課題発見、情報の収集と吟味、分析、仮説構築) (C)創造性【3回】 創造のプロセス、必要な要素、セレンディピティ (D)行動力【3回】 モチベーションの種類、目標設定、始める準備、やり抜くコツと捉え方 (E)リーダーシップ【1回】 模範的リーダーシップ5つのポイント、リーダーへと成長するためのステップ (F)総括【1回】 A〜Eのセッションで出てきた課題に対するフリーディスカッション (G)フィードバック【1回】 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席したうえでのディスカッションへの積極的な参加(60点)およびプレゼン内容(各10点x4回=40点)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
教科書は指定しない。
各テーマの初回に配布するプリントを資料として、セミナーを進める。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
各テーマの講義の際に、参考文献の情報を適宜提供する予定です。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各テーマの講義前の予習は不要です。各テーマの情報提供の後に、他の人たちとのディスカッションの題材となる発表を準備してもらいます。 また、学んだことを身につけるために、自主的な復習を「自学自習」の一環として推奨します。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーは適宜とする(担当教員のスケジュールが流動的なため) 連絡方法は、メールを想定しています。 提供された情報を、各自が興味がある題材に対して用いて、発表・質疑をたくさん行うゼミです。他の参加者の発表内容に対しても、積極的にディスカッションする意欲のある人を歓迎します。 発表は、PowerPointを準備してもらいます。 |
||||||
ILASセミナー :研究思考による課題解決
(科目名)
ILAS Seminar : Problem solving through research mind
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
火5 (教室) 農学部総合館(W414) |
|||||||
(キーワード) コミュニケーション / 問題分析 / 創造的思考 / 行動力 / リーダーシップ | |||||||
(授業の概要・目的)
研究とは、世の中にまだ答えがない課題を解くことです。自然科学研究に用いる思考法は、様々な課題解決に活用できます。そこで本セミナーでは、講義と演習を通して研究思考の訓練を行い、まだ答えがない課題を解いていく練習を行います。
自然科学研究では、問題を分析して課題を抽出し、様々なアイデアを出して、結果が出るまで試行錯誤を繰り返します。そして、自分一人で解決できない時に、他者の協力を引き出すためにコミュニケーションを取り、皆のエフォートを目標に向けてまとめていくリーダーシップを発揮して、「世界初」を目指します。 この「コミュニケーション、問題分析、創造的思考、行動力、リーダーシップ」という5つのスキルは、自然科学研究にとどまらず、どの分野にも適応可能です。今後の学生生活や卒後の社会生活全般において活用できるこれらのスキル・概念を、受講生に修得してもらうことを目的としています。 そこで本セミナーでは、これらの5つのスキルについて、講義と演習を通して学びます(実験は行いません)。自分が解消したい課題や身近な困りごとなど、各自が主体的に設定するテーマに対して、各回で学んだスキルを適用して練習してもらいます。問いのない答えを解くために、自然科学研究の思考法を活用したいは、理系・文系を問わず歓迎します。 |
|||||||
(到達目標)
研究思考に必要な各スキルの概要を理解する。
課題を主体的に解決するために必要な考え方を養う。 様々な課題に対して、あらゆる角度から考察し、建設的に議論できるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
テーマA〜Dは、初回は情報提供、2・3回目は学生発表に基づくディスカッションを行います。最後のテーマEは、情報提供のみとします。 最終回は、全体の総括としてフリーディスカッションを行います。 (A)コミュニケーション【3回】 伝え方(聞き手の意識、分かるとは、分かってもらうための準備) 聞き方(聞き方の意義と種類、尋ね方) (B)分析法【3回】 問題解決の過程(課題発見、情報の収集と吟味、分析、仮説構築) (C)創造性【3回】 創造のプロセス、必要な要素、セレンディピティ (D)行動力【3回】 モチベーションの種類、目標設定、始める準備、やり抜くコツと捉え方 (E)リーダーシップ【1回】 模範的リーダーシップ5つのポイント、リーダーへと成長するためのステップ (F)総括【1回】 A〜Eのセッションで出てきた課題に対するフリーディスカッション (G)フィードバック【1回】 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席したうえでのディスカッションへの積極的な参加(60点)およびプレゼン内容(各10点x4回=40点)により評価する。
|
|||||||
(教科書)
教科書は指定しない。
各テーマの初回に配布するプリントを資料として、セミナーを進める。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
各テーマの講義の際に、参考文献の情報を適宜提供する予定です。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
各テーマの講義前の予習は不要です。各テーマの情報提供の後に、他の人たちとのディスカッションの題材となる発表を準備してもらいます。
また、学んだことを身につけるために、自主的な復習を「自学自習」の一環として推奨します。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは適宜とする(担当教員のスケジュールが流動的なため)
連絡方法は、メールを想定しています。 提供された情報を、各自が興味がある題材に対して用いて、発表・質疑をたくさん行うゼミです。他の参加者の発表内容に対しても、積極的にディスカッションする意欲のある人を歓迎します。 発表は、PowerPointを準備してもらいます。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :世界を支える有機化学−役に立つ分子をつくる
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Organic chemistry for sustainable society - Synthesizing valuable molecules | ||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||||||||||||||||||||
(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2024・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 火5 |
||||||||||||||||||||||||
(教室) | ※高等研究院本館2階セミナー室を 4/9、16、23、30、7/9予約済み(※7/2は、高等研究院4階会議室を予約) | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 有機化学 / 合成化学 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 有機化学は,現代社会における豊かな生活の根幹を支えるものづくり,特に「役に立つ分子」を生み出す技術の礎となっている.この講義では,発光素子や太陽電池に用いられるパイ共役系分子,細胞内の酵素活性を追跡できる分子プローブ,がんなど特定の疾病を可視化できる生体腫瘍診断薬といった,有機合成化学が生み出す「役に立つ分子」の活躍分野に焦点を当て,それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する.また,主に桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習(有機合成実験)を行う.これらを通じて,有機化学の楽しさ・面白さを理解することを目的とする. | ||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | ・有機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する. ・実習(有機合成実験)を行うことで,有機合成の基本的な技術を習得する. |
||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の各項目について講述する.各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した回数を充てる.講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する. なお,講義には毎回4名の教員が参加する.実験・実習は3班に分かれ,各班が並行して別々の課題に取り組む. (1) チュートリアル講義【2回:メインスピーカー 深澤】 高校と大学での「学び」の違い,有機化学の魅力について解説する.また,信頼性のある情報をスムーズに収集するためのコツ,文献の正しい引用の仕方を学び,科学研究で前提となる力を養う. (2) ガイダンス【1 回:メインスピーカー 三木】 以後の実習の進め方に関する説明を行う.提示されたいくつかの実験テーマの中からやりたい研究を選定する. (3) テーマごとの講義、分子設計と実験組み立て【1 回:藤原・深澤・三木・木村】 研究したいテーマに関する基礎知識などを習得する.目的とする機能をもつ分子を設計する.また,その分子を生み出すために必要な実験を組み立てる. (4) 実習(有機合成実験)【3 回:藤原・深澤・三木・木村(3コマ分×3回)】 前週までに設計した分子を実際に合成する.また,得られた分子の機能を評価する. (5) 考察,ディスカッション【1 回:藤原・深澤・三木・木村】 得られた成果を基に,予想と結果の差など考察する. (6) フィードバック【1 回:三木・深澤・藤原・木村】 |
||||||||||||||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義ならびに実習における平常点(出席と参加の状況,70点)と成果発表(30点)により評価する. | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義に必要な予習,復習については,初回ガイダンスおよび各講義において指示する.初回ガイダンスまでに予習は必要としない. | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 桂キャンパスもしくは吉田キャンパスでの有機合成実習(3 回(1回あたり3コマ分),集中講義形式,土曜日午後を想定,履修者と相談)を予定している.なお,実習には白衣と保護眼鏡,加えて学生教育研究災害傷害保険等への加入が必要となる.詳細については,初回ガイダンス時に説明する. | ||||||||||||||||||||||||
ILASセミナー :世界を支える有機化学−役に立つ分子をつくる
(科目名)
ILAS Seminar :Organic chemistry for sustainable society - Synthesizing valuable molecules
(英 訳)
|
|
|||||||||||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2024・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
||||||||||||||||
(曜時限)
火5 (教室) ※高等研究院本館2階セミナー室を 4/9、16、23、30、7/9予約済み(※7/2は、高等研究院4階会議室を予約) |
||||||||||||||||
(キーワード) 有機化学 / 合成化学 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
有機化学は,現代社会における豊かな生活の根幹を支えるものづくり,特に「役に立つ分子」を生み出す技術の礎となっている.この講義では,発光素子や太陽電池に用いられるパイ共役系分子,細胞内の酵素活性を追跡できる分子プローブ,がんなど特定の疾病を可視化できる生体腫瘍診断薬といった,有機合成化学が生み出す「役に立つ分子」の活躍分野に焦点を当て,それらの原理・基礎から最先端の研究について講義する.また,主に桂キャンパスにおいて最先端の実験器具・機器を用いた実習(有機合成実験)を行う.これらを通じて,有機化学の楽しさ・面白さを理解することを目的とする.
|
||||||||||||||||
(到達目標)
・有機化学の原理・基礎知識ならびに最先端の研究について理解する.
・実習(有機合成実験)を行うことで,有機合成の基本的な技術を習得する. |
||||||||||||||||
(授業計画と内容)
以下の各項目について講述する.各項目には,履修者の理解の程度を確認しながら,【 】で指示した回数を充てる.講義の進め方については初回ガイダンス時に受講者に周知する. なお,講義には毎回4名の教員が参加する.実験・実習は3班に分かれ,各班が並行して別々の課題に取り組む. (1) チュートリアル講義【2回:メインスピーカー 深澤】 高校と大学での「学び」の違い,有機化学の魅力について解説する.また,信頼性のある情報をスムーズに収集するためのコツ,文献の正しい引用の仕方を学び,科学研究で前提となる力を養う. (2) ガイダンス【1 回:メインスピーカー 三木】 以後の実習の進め方に関する説明を行う.提示されたいくつかの実験テーマの中からやりたい研究を選定する. (3) テーマごとの講義、分子設計と実験組み立て【1 回:藤原・深澤・三木・木村】 研究したいテーマに関する基礎知識などを習得する.目的とする機能をもつ分子を設計する.また,その分子を生み出すために必要な実験を組み立てる. (4) 実習(有機合成実験)【3 回:藤原・深澤・三木・木村(3コマ分×3回)】 前週までに設計した分子を実際に合成する.また,得られた分子の機能を評価する. (5) 考察,ディスカッション【1 回:藤原・深澤・三木・木村】 得られた成果を基に,予想と結果の差など考察する. (6) フィードバック【1 回:三木・深澤・藤原・木村】 |
||||||||||||||||
(履修要件)
特になし
|
||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義ならびに実習における平常点(出席と参加の状況,70点)と成果発表(30点)により評価する.
|
||||||||||||||||
(教科書)
使用しない
|
||||||||||||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
講義に必要な予習,復習については,初回ガイダンスおよび各講義において指示する.初回ガイダンスまでに予習は必要としない.
|
||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等))
桂キャンパスもしくは吉田キャンパスでの有機合成実習(3 回(1回あたり3コマ分),集中講義形式,土曜日午後を想定,履修者と相談)を予定している.なお,実習には白衣と保護眼鏡,加えて学生教育研究災害傷害保険等への加入が必要となる.詳細については,初回ガイダンス時に説明する.
|
||||||||||||||||