


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
情報と社会
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(英 訳) | Information and Society | ||||||||||||||||
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(担当教員) |
|
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(群) | 情報 | ||||||||||||||||||
(分野(分類)) | (基礎) | ||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||
(旧群) | B群 | ||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共東12 | ||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では情報技術と社会の接点について解説する。講義は5部に分かれている。第1部では、社会生活における情報の表現と情報に基づく意思決定にまつわる諸問題について解説する。第2部では、実世界型の情報システムが今後の社会変革に与える影響を解説する。第3部では、人と人のコミュニケーションを支える情報技術が社会に与える影響について解説する。第4部では、現在の情報化社会において重要となっている情報技術とその応用として、(1)暗号技術とその実社会での応用、(2)防災と情報技術、(3)医療と情報技術、(4)教育と情報技術の4項目について解説する.第5部では、ワークショップを行い、学生自らが情報社会の未来を描く。なお「情報と社会」は高等学校の教職免許「情報」を得るために必要な科目である。 | ||||||||||||||||||
(到達目標) | 情報基盤技術の発展に伴う社会システムの変革、実世界型の情報システムの社会への影響、社会における情報の利活用などに関する基礎的な知識が習得できていることを到達目標とする. | ||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 以下の(1)〜(15)の内容について、おおむね一週ずつを用いて行う。 1. 情報コンテンツと社会(田島) 社会において情報を正しく取り扱うために必要な知識について解説する。 (1)他者に正しく情報を伝え、また、他者からの情報を誤って解釈しないために知っておくべき、情報の適切な表現方法および信憑性判断に関する基礎的事項について解説する。 (2)社会において情報に基づいて適切に意思決定を行うために必要な情報の取り扱いに関する基礎知識を解説する。 2.実世界型の情報システムと社会(神田) 実世界に実体を持つような様々な実世界型の情報システムが社会にどのような影響を与え、社会をどのように変えていく可能性があるのか、という問題を考察する。 (3)自動運転:自動車の自動運転に関する最新の動向、基本的な情報処理、社会への導入の現状と課題、などについて講義する。 (4)ロボット:工場での産業利用のみならず、日常生活の場での利用が始まりつつあるロボット関連の研究開発に関する最新の動向、ロボットに 利用されている情報技術、社会への導入の現状と課題、などについて講義する。 3.コミュニケーション技術と社会(山下) コミュニケーション技術やAIが個人や人間関係に与える影響を考察し、その社会的意義や倫理的課題について議論する。 (5)人と人をつなぐ情報技術:人と人のコミュニケーションを支える情報技術について、最新の動向や応用事例を紹介し、現状の課題についても解説する。 (6)AIと倫理:AIの予測技術や分類器がどのように社会で活用されているかを具体例を通じて解説する。その上で、これらの技術が提供する恩恵だけでなく、社会や個人に与える負の影響や倫理的な問題について講義する。 4.現在の情報化社会における情報技術とその応用 (7)暗号技術とその応用:公開鍵暗号、ディジタル署名、ゼロ知識証明等の基本技術を紹介し、秘匿計算や匿名認証への応用(神田、ゲストスピーカー NTT 阿部正幸) (8)防災と情報技術(田島、ゲストスピーカー 京都大学防災研究所 畑山満則) (9)医療と情報技術(神田、ゲストスピーカー 京都大学医学部附属病院 黒田知宏) (10)教育と情報技術(山下、ゲストスピーカー 京都大学学術情報メディアセンター 緒方広明) 5. ワークショップ(神田、田島、山下) (11)事前に課したレポートをもとに、グループ内でのアイデア統合の実習を行う。 (12)相互発表を行うとともに、バイアスの発見について実習する。 (13)バイアスの発見にもとづくアイデア創出について実習する。 (14)成果のプレゼンテーションを行う。 5.フィードバック (15)フィードバックにより学習内容の確認を行う。 |
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(履修要件) |
(1)他の担当教員による「情報と社会」で単位を取得した場合は本科目の単位の認定はできない。
(2)工学部情報学科計算機科学コースの学生は、他の担当教員による「情報と社会」ではなく本科目を履修すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 試験は行わず、講義の各トピックごとにレポート課題があり、これとワークショップの成果によって、成績評価を行う。各部のレポートを合計で14分の10、ワークショップを14分の4の比率で評価する。 | ||||||||||||||||||
(教科書) |
プリント配布
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(参考書等) | |||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 復習のために、各部の講義ごとにレポート課題を課す。 | ||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワー:メールによる事前予約のこと。メールアドレスは以下の通り(「@」を「@」に置き換えること): 神田:kanda@i.kyoto-u.ac.jp 田島:tajima@i.kyoto-u.ac.jp 山下:naomi@i.kyoto-u.ac.jp |
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情報と社会
(科目名)
Information and Society
(英 訳)
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(群) 情報 (分野(分類)) (基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共東12 |
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(授業の概要・目的)
本講義では情報技術と社会の接点について解説する。講義は5部に分かれている。第1部では、社会生活における情報の表現と情報に基づく意思決定にまつわる諸問題について解説する。第2部では、実世界型の情報システムが今後の社会変革に与える影響を解説する。第3部では、人と人のコミュニケーションを支える情報技術が社会に与える影響について解説する。第4部では、現在の情報化社会において重要となっている情報技術とその応用として、(1)暗号技術とその実社会での応用、(2)防災と情報技術、(3)医療と情報技術、(4)教育と情報技術の4項目について解説する.第5部では、ワークショップを行い、学生自らが情報社会の未来を描く。なお「情報と社会」は高等学校の教職免許「情報」を得るために必要な科目である。
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(到達目標)
情報基盤技術の発展に伴う社会システムの変革、実世界型の情報システムの社会への影響、社会における情報の利活用などに関する基礎的な知識が習得できていることを到達目標とする.
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(授業計画と内容)
以下の(1)〜(15)の内容について、おおむね一週ずつを用いて行う。 1. 情報コンテンツと社会(田島) 社会において情報を正しく取り扱うために必要な知識について解説する。 (1)他者に正しく情報を伝え、また、他者からの情報を誤って解釈しないために知っておくべき、情報の適切な表現方法および信憑性判断に関する基礎的事項について解説する。 (2)社会において情報に基づいて適切に意思決定を行うために必要な情報の取り扱いに関する基礎知識を解説する。 2.実世界型の情報システムと社会(神田) 実世界に実体を持つような様々な実世界型の情報システムが社会にどのような影響を与え、社会をどのように変えていく可能性があるのか、という問題を考察する。 (3)自動運転:自動車の自動運転に関する最新の動向、基本的な情報処理、社会への導入の現状と課題、などについて講義する。 (4)ロボット:工場での産業利用のみならず、日常生活の場での利用が始まりつつあるロボット関連の研究開発に関する最新の動向、ロボットに 利用されている情報技術、社会への導入の現状と課題、などについて講義する。 3.コミュニケーション技術と社会(山下) コミュニケーション技術やAIが個人や人間関係に与える影響を考察し、その社会的意義や倫理的課題について議論する。 (5)人と人をつなぐ情報技術:人と人のコミュニケーションを支える情報技術について、最新の動向や応用事例を紹介し、現状の課題についても解説する。 (6)AIと倫理:AIの予測技術や分類器がどのように社会で活用されているかを具体例を通じて解説する。その上で、これらの技術が提供する恩恵だけでなく、社会や個人に与える負の影響や倫理的な問題について講義する。 4.現在の情報化社会における情報技術とその応用 (7)暗号技術とその応用:公開鍵暗号、ディジタル署名、ゼロ知識証明等の基本技術を紹介し、秘匿計算や匿名認証への応用(神田、ゲストスピーカー NTT 阿部正幸) (8)防災と情報技術(田島、ゲストスピーカー 京都大学防災研究所 畑山満則) (9)医療と情報技術(神田、ゲストスピーカー 京都大学医学部附属病院 黒田知宏) (10)教育と情報技術(山下、ゲストスピーカー 京都大学学術情報メディアセンター 緒方広明) 5. ワークショップ(神田、田島、山下) (11)事前に課したレポートをもとに、グループ内でのアイデア統合の実習を行う。 (12)相互発表を行うとともに、バイアスの発見について実習する。 (13)バイアスの発見にもとづくアイデア創出について実習する。 (14)成果のプレゼンテーションを行う。 5.フィードバック (15)フィードバックにより学習内容の確認を行う。 |
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(履修要件)
(1)他の担当教員による「情報と社会」で単位を取得した場合は本科目の単位の認定はできない。
(2)工学部情報学科計算機科学コースの学生は、他の担当教員による「情報と社会」ではなく本科目を履修すること。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
試験は行わず、講義の各トピックごとにレポート課題があり、これとワークショップの成果によって、成績評価を行う。各部のレポートを合計で14分の10、ワークショップを14分の4の比率で評価する。
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(教科書)
プリント配布
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(参考書等)
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(授業外学習(予習・復習)等)
復習のために、各部の講義ごとにレポート課題を課す。
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワー:メールによる事前予約のこと。メールアドレスは以下の通り(「@」を「@」に置き換えること):
神田:kanda@i.kyoto-u.ac.jp 田島:tajima@i.kyoto-u.ac.jp 山下:naomi@i.kyoto-u.ac.jp |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
計算機科学概論
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(英 訳) | Introduction to Computer Science | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 情報 | ||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | (各論) | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(旧群) | B群 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 教育院棟講義室32 | ||||||||||||||||||||||||
工学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | コンピュータや計算の原理を追求する計算機科学は,現代情報社会のインフラを成す計算機システムにとってなくてはならない学問分野であると同時に,「情報」について探究する「情報学」の柱のひとつでもある.「計算機科学概論」では,計算の原理やアルゴリズムなどの計算機科学の基礎,ハードウェアとソフトウェアからなる計算機システムの構成などについて概説するとともに,人工知能,知覚情報処理などをとりあげる.計算メカニズムを数学的に思考する内容であるので留意して履修すること. |
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(到達目標) | 計算の原理やアルゴリズム,計算機システムの構成について、その概要を理解する. | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 第1回(湊) 導入 - デジタルシステムでのデータ表現 本講義について説明し、社会におけるコンピュータの利用状況、計算機科学について述べる.さらにデジタルシステムでのデータの表現方法について述べる. 第2回(湊) デジタルシステムでの数の表現と演算 デジタルシステムでの数の表現、演算について述べる.また、誤り訂正符号を紹介する. 第3回(湊) ハードウェアの基礎 2進数の演算が論理関数として表せられることを示し、論理関数を計算する組合せ論理回路について述べる. 第4回(湊) コンピュータの仕組み 簡単なプロセッサを例にコンピュータの仕組みと基本的な動作について述べる. 第5回(五十嵐) プログラミング言語と言語処理系(1) ソフトウェアを記述するためのプログラミング言語と、それを動作させるためのプログラミング言語処理系について述べる. 第6回(五十嵐) プログラミング言語と言語処理系(2) 様々なプログラミング言語について述べる. 第7回(五十嵐) オペレーティングシステム(OS) 基本ソフトウェアであるOSについて述べる. 第8回(五十嵐) ネットワーク コンピュータ同士で通信を行うための基本的な仕組みについて述べる. 第9回(河原) 言語・オートマトン 有限状態オートマトン、 正規表現、 文脈自由言語について述べる. 第10回(河原) 情報符号理論 情報量とエントロピー、ハフマン符号、マルコフ情報源、n-gramモデルについて述べる. 第11回(河原) 機械学習 パターン分類器、 ロジスティック回帰モデル、リカレントニューラルネットワークについて述べる. 第12回(伊藤) 人工知能概要 人工知能の歴史、問題、最近の話題について紹介する. 第13回(伊藤) 人工知能アルゴリズムの基礎 探索、推論、制約充足、プランニング、ニューラルネット、深層学習について述べる. 第14回(伊藤) マルチエージェントシステムの基礎 マルチエージェントの概要や、投票理論、オークション理論、メカニズムデザインの基礎について述べる. 《期末試験》 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義中や宿題として行う演習および定期試験(筆記)により,計算機科学の基礎,計算機システムの構成,それぞれ授業内容の理解度を合計して評価する.割合については授業中に指示する. | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
適宜,資料を配布する.
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(参考書等) |
『ディジタル作法』
(オーム社)
ISBN:978-4-274-06909-3
授業中にも適宜紹介する.
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(授業外学習(予習・復習)等) | 講義資料による予復習と演習課題 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||||||||||||||||||||
計算機科学概論
(科目名)
Introduction to Computer Science
(英 訳)
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(群) 情報 (分野(分類)) (各論) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 教育院棟講義室32 |
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工学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
コンピュータや計算の原理を追求する計算機科学は,現代情報社会のインフラを成す計算機システムにとってなくてはならない学問分野であると同時に,「情報」について探究する「情報学」の柱のひとつでもある.「計算機科学概論」では,計算の原理やアルゴリズムなどの計算機科学の基礎,ハードウェアとソフトウェアからなる計算機システムの構成などについて概説するとともに,人工知能,知覚情報処理などをとりあげる.計算メカニズムを数学的に思考する内容であるので留意して履修すること.
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(到達目標)
計算の原理やアルゴリズム,計算機システムの構成について、その概要を理解する.
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(授業計画と内容)
第1回(湊) 導入 - デジタルシステムでのデータ表現 本講義について説明し、社会におけるコンピュータの利用状況、計算機科学について述べる.さらにデジタルシステムでのデータの表現方法について述べる. 第2回(湊) デジタルシステムでの数の表現と演算 デジタルシステムでの数の表現、演算について述べる.また、誤り訂正符号を紹介する. 第3回(湊) ハードウェアの基礎 2進数の演算が論理関数として表せられることを示し、論理関数を計算する組合せ論理回路について述べる. 第4回(湊) コンピュータの仕組み 簡単なプロセッサを例にコンピュータの仕組みと基本的な動作について述べる. 第5回(五十嵐) プログラミング言語と言語処理系(1) ソフトウェアを記述するためのプログラミング言語と、それを動作させるためのプログラミング言語処理系について述べる. 第6回(五十嵐) プログラミング言語と言語処理系(2) 様々なプログラミング言語について述べる. 第7回(五十嵐) オペレーティングシステム(OS) 基本ソフトウェアであるOSについて述べる. 第8回(五十嵐) ネットワーク コンピュータ同士で通信を行うための基本的な仕組みについて述べる. 第9回(河原) 言語・オートマトン 有限状態オートマトン、 正規表現、 文脈自由言語について述べる. 第10回(河原) 情報符号理論 情報量とエントロピー、ハフマン符号、マルコフ情報源、n-gramモデルについて述べる. 第11回(河原) 機械学習 パターン分類器、 ロジスティック回帰モデル、リカレントニューラルネットワークについて述べる. 第12回(伊藤) 人工知能概要 人工知能の歴史、問題、最近の話題について紹介する. 第13回(伊藤) 人工知能アルゴリズムの基礎 探索、推論、制約充足、プランニング、ニューラルネット、深層学習について述べる. 第14回(伊藤) マルチエージェントシステムの基礎 マルチエージェントの概要や、投票理論、オークション理論、メカニズムデザインの基礎について述べる. 《期末試験》 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義中や宿題として行う演習および定期試験(筆記)により,計算機科学の基礎,計算機システムの構成,それぞれ授業内容の理解度を合計して評価する.割合については授業中に指示する.
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(教科書)
適宜,資料を配布する.
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(参考書等)
『ディジタル作法』
(オーム社)
ISBN:978-4-274-06909-3
授業中にも適宜紹介する.
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義資料による予復習と演習課題
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
Programming Practice (Python) -E2
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(英 訳) | Programming Practice (Python) -E2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 情報 | ||||||
(分野(分類)) | (各論) | ||||||
(使用言語) | 英語 | ||||||
(旧群) | |||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | 演習 | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 情報メ204(マルチメディア演習室) | ||||||
(授業の概要・目的) | This course is an introduction to the programming practice in Python, for students without prior programming experience. In this course, students learn how to write simple Python scripts, understand programming practices, and study common programming designs. At the end of the course, they would have a programmer mindset to write good code and basic programming skills in Python. As Python is widely used in many fields including academia and has a large collection of high-quality libraries, students may find their programming skills in Python useful for the rest of their academic years and possibly for their career in the future. | ||||||
(到達目標) | In this course, students will first learn the syntax of the Python language and the structure of a Python program. Then, they will learn to use some of the standard data structures provided by the Python language and some of its popular libraries. Finally, students will train in designing, writing, and testing their own programs. After attending the course, students should be able to: ・Understand and modify existing simple programs. ・Design, implement, and test their own simple programs. ・Design, implement, and test their own simple graphical interfaces. |
||||||
(授業計画と内容) | Introduction (1 session) ・Computer hardware and programming languages, ・Python in today’s programming landscape, ・Example of real-world Python use. Part 1: Learning Python and Programming Practices (10 sessions) In this part, students will learn the fundamentals of the Python programming language by studying small example programs and completing simple programming tasks. For each topic, when applicable, we discuss common programming practices. The presentation will include the following topics: ・Discover Python using the interactive mode ・Running a Python script ・Numeric data and Boolean ・Naming and comments ・Control structures ・Data structures (list, dictionary, string) ・Object oriented programming with Python ・Input and Output ・Error handling ・Using Python modules ・Graphical User Interface (GUI) for Python ・Scientific computation with Python Part 2: Programming Exercise (3 sessions) The goal is to put in application the knowledge acquired in part 1 and experience real-world software development challenges. The students will have to: ・Propose a solution, ・Implement the solution, ・Test the solution. The schedule and contents are subject to change based on class progress. Total 14 classes and one feedback class. |
||||||
(履修要件) |
For this course, no prior programming experience is required. Sample programs will be provided as needed. For practicality, some may contain mathematical concepts and calculations, while there are no explanations for mathematical foundations.
Students must bring their own computer to participate in this course (BYOD). The course will be using Python 3, available for free on any recent versions of the main operating systems (Windows, Mac, or Linux). Installation is straight-forward; if needed, the instructor will provide extra help to students. |
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | The evaluation will be based on: 1. An assignment given during part 1 (50%) 2. A final programming task done during part 2 (50%). The notation criteria will be explained during the classes. |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
For an application-oriented presentation, you can see [1] for an in-depth presentation you can refer to [2]. There are many on-line resources about Python, check the official Python website ( https://www.python.org/ ).
[1] Al Sweigart, Automate the Boring Stuff with Python, 2nd edition, (No Starch Press) ISBN: 978-1593279929 (Python3)
[2] Mark Lutz, Programming Python, 5th Edition, (O'Reilly Media, Inc.) ISBN: 9781449398712 (Python2 & Python3)
|
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(関連URL) | https://www.python.org/ Python Software Foundation | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | Students are expected to review the class material during the delivery week to follow the course materials. Students who cannot complete the tasks given during a class should complete them before the next class to follow the course materials. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | There are no specific office hours. Students can send emails to communicate with the instructor regarding their assignments, questions, and other inquiries. | ||||||
Programming Practice (Python) -E2
(科目名)
Programming Practice (Python) -E2
(英 訳)
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(群) 情報 (分野(分類)) (各論) (使用言語) 英語 | |||||||
(旧群) (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 演習 | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 情報メ204(マルチメディア演習室) |
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(授業の概要・目的)
This course is an introduction to the programming practice in Python, for students without prior programming experience. In this course, students learn how to write simple Python scripts, understand programming practices, and study common programming designs. At the end of the course, they would have a programmer mindset to write good code and basic programming skills in Python. As Python is widely used in many fields including academia and has a large collection of high-quality libraries, students may find their programming skills in Python useful for the rest of their academic years and possibly for their career in the future.
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(到達目標)
In this course, students will first learn the syntax of the Python language and the structure of a Python program. Then, they will learn to use some of the standard data structures provided by the Python language and some of its popular libraries. Finally, students will train in designing, writing, and testing their own programs.
After attending the course, students should be able to: ・Understand and modify existing simple programs. ・Design, implement, and test their own simple programs. ・Design, implement, and test their own simple graphical interfaces. |
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(授業計画と内容)
Introduction (1 session) ・Computer hardware and programming languages, ・Python in today’s programming landscape, ・Example of real-world Python use. Part 1: Learning Python and Programming Practices (10 sessions) In this part, students will learn the fundamentals of the Python programming language by studying small example programs and completing simple programming tasks. For each topic, when applicable, we discuss common programming practices. The presentation will include the following topics: ・Discover Python using the interactive mode ・Running a Python script ・Numeric data and Boolean ・Naming and comments ・Control structures ・Data structures (list, dictionary, string) ・Object oriented programming with Python ・Input and Output ・Error handling ・Using Python modules ・Graphical User Interface (GUI) for Python ・Scientific computation with Python Part 2: Programming Exercise (3 sessions) The goal is to put in application the knowledge acquired in part 1 and experience real-world software development challenges. The students will have to: ・Propose a solution, ・Implement the solution, ・Test the solution. The schedule and contents are subject to change based on class progress. Total 14 classes and one feedback class. |
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(履修要件)
For this course, no prior programming experience is required. Sample programs will be provided as needed. For practicality, some may contain mathematical concepts and calculations, while there are no explanations for mathematical foundations.
Students must bring their own computer to participate in this course (BYOD). The course will be using Python 3, available for free on any recent versions of the main operating systems (Windows, Mac, or Linux). Installation is straight-forward; if needed, the instructor will provide extra help to students. |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
The evaluation will be based on:
1. An assignment given during part 1 (50%) 2. A final programming task done during part 2 (50%). The notation criteria will be explained during the classes. |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
For an application-oriented presentation, you can see [1] for an in-depth presentation you can refer to [2]. There are many on-line resources about Python, check the official Python website ( https://www.python.org/ ).
[1] Al Sweigart, Automate the Boring Stuff with Python, 2nd edition, (No Starch Press) ISBN: 978-1593279929 (Python3)
[2] Mark Lutz, Programming Python, 5th Edition, (O'Reilly Media, Inc.) ISBN: 9781449398712 (Python2 & Python3)
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students are expected to review the class material during the delivery week to follow the course materials. Students who cannot complete the tasks given during a class should complete them before the next class to follow the course materials.
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(その他(オフィスアワー等))
There are no specific office hours. Students can send emails to communicate with the instructor regarding their assignments, questions, and other inquiries.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :西洋美術の歴史
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(英 訳) | ILAS Seminar :History of Western Art | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共東11 | ||||||
(キーワード) | 作品鑑賞 / 展覧会 / コレクションの形成 / ディスクリプション / 美術館の機能 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 本授業は開講時に開催されている西洋美術の展覧会を一つ取り上げ、展覧会を複数のキーワードから多角的に読み解くことを試みるものである。 2025年は、京都の京セラ美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」(会期:2025年3月7日〜6月8日)を本授業の扱う対象とする。 授業の上半期では、本展覧会を(1)美術館の起源(2)美術館の機能(3)収蔵と展示(4)印象派の誕生(5)モネ・庭・水・光(6)装飾をめぐる問題(7)反射と反復 の7つの視点から解体・解読する。なお、期間中には実際に展覧会場に出向き作品を鑑賞する機会を設ける予定である。 下半期では、受講者が展示作品から各自一点ないし複数点を調査対象に選び、制作者、技法、制作年、展示歴、修復記録など作品に関連する情報を精査した上で、主題にかんする解釈を行い、発表の形式にまとめる。 授業内では、発表内容にかんする積極的な意見交換やコメントを歓迎する。 |
||||||
(到達目標) | ・現在の美術館を取り巻く諸事情・経緯などに関する基礎的知識について理解する。 ・美術に関する専門事項を学ぶ上での基礎となる能力を習得する。 ・十分な検証のもと、考察や調査の結果を課題と関連づけてプレゼンテーションできる能力を身につける。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回:イントロダクション 第2回:美術館の起源 第3回:美術館の機能 第4回:収蔵と展示 第5回:印象派の誕生 第6回:モネ・庭・水・光 第7回:装飾をめぐる問題 第8回:反射と反復 第9回:展覧会での作品鑑賞 第10回:学生による発表(1)(2) 第11回:学生による発表(3)(4) 第12回:学生による発表(5)(6) 第13回:学生による発表(7)(8) 第14回:学生による発表(9)(10) 第15回:フィードバック |
||||||
(履修要件) |
後期に開講される「創造ルネッサンス論基礎ゼミナール」の受講を推奨する。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 成績は ★平常点50%=授業への出席【コメントシート提出をもって確認:40%】 ディスカッションへの参加【発表者への質問などを積極的に行うこと:10%】 ★発表50% の合計(100%)で評価する。 発表においては各自がテーマをきめて発表をおこなう。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | ・口頭発表のための予習準備と発表スライド・レジュメの作成 ・講義内容を参考にしつつ、興味関心のある芸術作品あるいは美術作品についての学びを深める |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ● オフィス・アワーについて:講義時間の前後に対応します。 個別の連絡手段(メールアドレスなど)は初回の授業の際に伝えますので、必ず出席をお願いします。 ● 展覧会での作品鑑賞について:入場料や交通費等は自己負担となります。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に事前の加入をお願いいたします。 |
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ILASセミナー :西洋美術の歴史
(科目名)
ILAS Seminar :History of Western Art
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
水5 (教室) 共東11 |
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(キーワード) 作品鑑賞 / 展覧会 / コレクションの形成 / ディスクリプション / 美術館の機能 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
本授業は開講時に開催されている西洋美術の展覧会を一つ取り上げ、展覧会を複数のキーワードから多角的に読み解くことを試みるものである。 2025年は、京都の京セラ美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」(会期:2025年3月7日〜6月8日)を本授業の扱う対象とする。
授業の上半期では、本展覧会を(1)美術館の起源(2)美術館の機能(3)収蔵と展示(4)印象派の誕生(5)モネ・庭・水・光(6)装飾をめぐる問題(7)反射と反復 の7つの視点から解体・解読する。なお、期間中には実際に展覧会場に出向き作品を鑑賞する機会を設ける予定である。 下半期では、受講者が展示作品から各自一点ないし複数点を調査対象に選び、制作者、技法、制作年、展示歴、修復記録など作品に関連する情報を精査した上で、主題にかんする解釈を行い、発表の形式にまとめる。 授業内では、発表内容にかんする積極的な意見交換やコメントを歓迎する。 |
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(到達目標)
・現在の美術館を取り巻く諸事情・経緯などに関する基礎的知識について理解する。
・美術に関する専門事項を学ぶ上での基礎となる能力を習得する。 ・十分な検証のもと、考察や調査の結果を課題と関連づけてプレゼンテーションできる能力を身につける。 |
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(授業計画と内容)
第1回:イントロダクション 第2回:美術館の起源 第3回:美術館の機能 第4回:収蔵と展示 第5回:印象派の誕生 第6回:モネ・庭・水・光 第7回:装飾をめぐる問題 第8回:反射と反復 第9回:展覧会での作品鑑賞 第10回:学生による発表(1)(2) 第11回:学生による発表(3)(4) 第12回:学生による発表(5)(6) 第13回:学生による発表(7)(8) 第14回:学生による発表(9)(10) 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
後期に開講される「創造ルネッサンス論基礎ゼミナール」の受講を推奨する。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
成績は
★平常点50%=授業への出席【コメントシート提出をもって確認:40%】 ディスカッションへの参加【発表者への質問などを積極的に行うこと:10%】 ★発表50% の合計(100%)で評価する。 発表においては各自がテーマをきめて発表をおこなう。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
・口頭発表のための予習準備と発表スライド・レジュメの作成
・講義内容を参考にしつつ、興味関心のある芸術作品あるいは美術作品についての学びを深める |
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(その他(オフィスアワー等))
● オフィス・アワーについて:講義時間の前後に対応します。
個別の連絡手段(メールアドレスなど)は初回の授業の際に伝えますので、必ず出席をお願いします。 ● 展覧会での作品鑑賞について:入場料や交通費等は自己負担となります。学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に事前の加入をお願いいたします。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :法哲学
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Philosophy of Law | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 共北3A | ||||||
(キーワード) | 基礎法学 / 法哲学 / 法理学 / 法思想 / 社会思想 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 現代社会を支える基本的な仕組みである法は、事細かな条文や裁判例として現れる一方で、その内容や運用は、背景として存する原理や理論、思考様式、さらには歴史的経緯によって支えられる。さらに、社会状況や科学技術も、法を大きく左右する背景である。本授業は、文献講読を通じて、それら法を支える基礎理論や背景を探究するものである。 法および法学のあり方や前提について広く深く分析する視座を獲得し、我々の生きる社会を問い直すきっかけを見つけてほしい。 |
||||||
(到達目標) | ①法や法学を支える基礎的な思想や原理に関する知見を得る。 ②法、法学さらには社会制度のあり方について、多角的・根源的に考察する能力を養う。 ③議論の構造や要点を的確に把握するとともに、一歩踏み込んで自ら考える姿勢を身につける。 ④自分の抱いた疑問点・不明点を言語化し、他人に伝えられるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 前半の数回では、テーマに関する基礎文献を講読する。それを踏まえて、後半の回では、関連する内容から各自でテーマを設定して、調査・検討のうえ報告してもらう。いずれも、教員による解説を適宜交えつつ進める。 本年度のテーマとしては、「AIと法」「法的思考とAI」などを考えている。もっとも、法哲学は何をやってもよい学問分野なので、受講者の希望と同意がある場合には、(法、政治、社会に関わる範囲内で)異なるテーマへと変更する。 第1回 ガイダンス。今後の授業の進め方や報告の仕方などを説明し、テーマおよび文献の選定ならびに報告日の割当てを行う。あわせて資料作成に関する初歩的な説明も行う。 第2-14回 前半:特定の文献を対象に事前に指定した範囲を読んで授業に臨んでもらい、その内容についてディスカッションを行う。ここでは特に報告者を指定しない。 後半:指定された報告者による発表と全体でのディスカッション。報告者には、発表用資料の作成と提出を求める。受講者数によってはグループでの報告となるので、その際には報告者間で十分に打合せをして臨まれたい。 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 報告回におけるプレゼンテーションと質疑応答(50点)、それ以外の回における議論への参加と発言内容(50点)によって評価する。なお、出席回数が10回に満たない場合には不可とする。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
必要に応じてプリントを配付する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 自身の報告回であるか否かを問わず、予め指定された文献を読み込んだうえで出席してください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :法哲学
(科目名)
ILAS Seminar :Philosophy of Law
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
水5 (教室) 共北3A |
|||||||
(キーワード) 基礎法学 / 法哲学 / 法理学 / 法思想 / 社会思想 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
現代社会を支える基本的な仕組みである法は、事細かな条文や裁判例として現れる一方で、その内容や運用は、背景として存する原理や理論、思考様式、さらには歴史的経緯によって支えられる。さらに、社会状況や科学技術も、法を大きく左右する背景である。本授業は、文献講読を通じて、それら法を支える基礎理論や背景を探究するものである。
法および法学のあり方や前提について広く深く分析する視座を獲得し、我々の生きる社会を問い直すきっかけを見つけてほしい。 |
|||||||
(到達目標)
①法や法学を支える基礎的な思想や原理に関する知見を得る。
②法、法学さらには社会制度のあり方について、多角的・根源的に考察する能力を養う。 ③議論の構造や要点を的確に把握するとともに、一歩踏み込んで自ら考える姿勢を身につける。 ④自分の抱いた疑問点・不明点を言語化し、他人に伝えられるようになる。 |
|||||||
(授業計画と内容)
前半の数回では、テーマに関する基礎文献を講読する。それを踏まえて、後半の回では、関連する内容から各自でテーマを設定して、調査・検討のうえ報告してもらう。いずれも、教員による解説を適宜交えつつ進める。 本年度のテーマとしては、「AIと法」「法的思考とAI」などを考えている。もっとも、法哲学は何をやってもよい学問分野なので、受講者の希望と同意がある場合には、(法、政治、社会に関わる範囲内で)異なるテーマへと変更する。 第1回 ガイダンス。今後の授業の進め方や報告の仕方などを説明し、テーマおよび文献の選定ならびに報告日の割当てを行う。あわせて資料作成に関する初歩的な説明も行う。 第2-14回 前半:特定の文献を対象に事前に指定した範囲を読んで授業に臨んでもらい、その内容についてディスカッションを行う。ここでは特に報告者を指定しない。 後半:指定された報告者による発表と全体でのディスカッション。報告者には、発表用資料の作成と提出を求める。受講者数によってはグループでの報告となるので、その際には報告者間で十分に打合せをして臨まれたい。 第15回 フィードバック |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
報告回におけるプレゼンテーションと質疑応答(50点)、それ以外の回における議論への参加と発言内容(50点)によって評価する。なお、出席回数が10回に満たない場合には不可とする。
|
|||||||
(教科書)
授業中に指示する
必要に応じてプリントを配付する。
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
自身の報告回であるか否かを問わず、予め指定された文献を読み込んだうえで出席してください。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :心理臨床における思春期
|
(英 訳) | ILAS Seminar :adolescence in clinical psychology | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 7(7)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 総合研究2号館地階/教育学部第5演習室 | ||||||
(キーワード) | 思春期 / 臨床心理学 / カウンセリング / スクールカウンセリング / 子ども | ||||||
(授業の概要・目的) | 思春期は、心身の大きな変化が生じ、こころの不調にも見舞われやすい時期である。身体的には第二次性徴が起こり異性への関心が芽生える時期であるし、心理発達においても自意識や他者意識が確立されることの影響は非常に大きい。この時期について、特にカウンセリングや臨床実践の文献を購読し、ディスカッションしながら理解を深めたい。 | ||||||
(到達目標) | 臨床心理学の観点から思春期について理解する 自身の体験や現代文化の影響も考え合わせ、昨今の思春期の悩みのあり方について考察する力をつける |
||||||
(授業計画と内容) | 思春期に関する文献講読とディスカッションを中心に進めます。 第1回オリエンテーションと自己紹介 *特に小学校高学年から高校までで、ハマっていた物語作品についてプレゼンしてもらいます(要準備) 第2回 グループワーク1 第3回 グループワーク2 第4回 グループワーク3 第5回 文献1 第6回 文献2 第7回 文献3 第8回 文献4 第9回 文献5 第10回 文献6 第11回 文献7 第12回 文献8 第13回 文献9 第14回 文献10 第15回 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況(50%) 小レポート(50%) | ||||||
(教科書) |
『思春期センサー 子どもの感度、大人の感度』
(岩波書店,2025)
|
||||||
(参考書等) | |||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 文献を入手し、各自で事前に読んで、印象的だったポイント、そこから考えたことを言語化しておくこと。ディスカッションの準備のためなので、レポートのように体裁の整ったものでなくても構わない。 初回のみ、自己紹介の一環として、思春期にハマっていた物語作品について5分間でプレゼンしてもらう。小説、漫画、アニメ、映画、ゲームのストーリー、絵本など。フィクションに限らず、自身のこころを打った実在の誰かのライフヒストリーなどでも構わない。 どんな物語で、どういうところが自身の心を打ったのか、その作品を知らない他者に短時間で伝わるように言葉を工夫すること プレゼン方法は、口頭でもよいし、画像などを見せてもらってもよい。 (プロジェクターなしにはなるが)PCやタブレットなどでスライド資料を提示してもらっても構わない。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | メールで連絡してアポイントを取ること | ||||||
ILASセミナー :心理臨床における思春期
(科目名)
ILAS Seminar :adolescence in clinical psychology
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 7(7)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究2号館地階/教育学部第5演習室 |
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(キーワード) 思春期 / 臨床心理学 / カウンセリング / スクールカウンセリング / 子ども | |||||||
(授業の概要・目的)
思春期は、心身の大きな変化が生じ、こころの不調にも見舞われやすい時期である。身体的には第二次性徴が起こり異性への関心が芽生える時期であるし、心理発達においても自意識や他者意識が確立されることの影響は非常に大きい。この時期について、特にカウンセリングや臨床実践の文献を購読し、ディスカッションしながら理解を深めたい。
|
|||||||
(到達目標)
臨床心理学の観点から思春期について理解する
自身の体験や現代文化の影響も考え合わせ、昨今の思春期の悩みのあり方について考察する力をつける |
|||||||
(授業計画と内容)
思春期に関する文献講読とディスカッションを中心に進めます。 第1回オリエンテーションと自己紹介 *特に小学校高学年から高校までで、ハマっていた物語作品についてプレゼンしてもらいます(要準備) 第2回 グループワーク1 第3回 グループワーク2 第4回 グループワーク3 第5回 文献1 第6回 文献2 第7回 文献3 第8回 文献4 第9回 文献5 第10回 文献6 第11回 文献7 第12回 文献8 第13回 文献9 第14回 文献10 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況(50%) 小レポート(50%)
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|||||||
(教科書)
『思春期センサー 子どもの感度、大人の感度』
(岩波書店,2025)
|
|||||||
(参考書等)
|
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(授業外学習(予習・復習)等)
文献を入手し、各自で事前に読んで、印象的だったポイント、そこから考えたことを言語化しておくこと。ディスカッションの準備のためなので、レポートのように体裁の整ったものでなくても構わない。
初回のみ、自己紹介の一環として、思春期にハマっていた物語作品について5分間でプレゼンしてもらう。小説、漫画、アニメ、映画、ゲームのストーリー、絵本など。フィクションに限らず、自身のこころを打った実在の誰かのライフヒストリーなどでも構わない。 どんな物語で、どういうところが自身の心を打ったのか、その作品を知らない他者に短時間で伝わるように言葉を工夫すること プレゼン方法は、口頭でもよいし、画像などを見せてもらってもよい。 (プロジェクターなしにはなるが)PCやタブレットなどでスライド資料を提示してもらっても構わない。 |
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(その他(オフィスアワー等))
メールで連絡してアポイントを取ること
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ジェンダー論
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Gender Studies | ||||
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(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 教育院棟演習室22 | ||||||
(キーワード) | ジェンダー | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | この授業では、ジェンダーに関する基礎的な知識を獲得し、ジェンダーに関わる諸問題への理解を深めることを目指す。今年度は特に、東大・京大のような「難関大学」におけるジェンダーバイアスの問題を中心に取り扱う予定である。受講生の調査・報告とそれに基づく討論をメインとする形式で行うことで、報告や討論の技術をみがくことも目標とする。 | ||||||
(到達目標) | ジェンダーに関する幅広い知識を獲得するとともに、ジェンダーに関する諸問題について考察する能力を養う。確かな根拠に基づき、ロジカルに自身の主張を発表し、議論を深めていくための技術を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | この授業では、ジェンダーの視点から社会事象をみるとはどういうことなのか、その基本認識の形成に努める。 当たり前のことではあるが、ジェンダー論は「教義」ではないので、唯一絶対の正解を頭に叩き込むことがジェンダー論の学習ではない。しかし、世間を見渡すと、そのような捉えられ方をされている側面も否定できず、その反動的あらわれとして「ツイフェミ」などへの反発も目立つようになっている。これらは、いずれもジェンダー論が表面的にしか受け止められていないことの反映であると考えられる。 この授業では、こうしたジェンダー論に対する表層的理解からの脱却を図ることを目指す。今年度は特に、受講生にとって身近な存在である「京都大学」の現状について、ジェンダー論的観点から捉え返すことを試みたい。講義・課題図書の精読・受講生による調査報告といった方法を組み合わせて、ジェンダー論が何を問題としているのか、その本質的理解を深めていく。 第1回:イントロダクション 授業のねらいを説明し、第2回以降の授業の進め方を周知する。 第2回:教員による基礎知識の講義 ジェンダー論を考えるうえで最低限必要と思われる基礎知識について担当教員が講義を行う。 第3〜7回:教科書の精読 下記に指定する教科書を輪読していく。各章の内容に関わる疑問点・論点を受講生全員が提出し、それに基づき受講者全員で議論する。このセクションは全5回となる。 第8〜14回:受講生による調査・報告 ジェンダーの観点からみた京都大学の現状とその背景について、いくつかのテーマに分かれてグループワークによる調査・報告を行う。身近に存在するジェンダーバイアスが、どのような背景・構造によって生じているのかについて理解を深める。このセクションは全7回となる。 第15回:フィードバック(方法は別途連絡する。) |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点は、授業参加への積極性・主体性を総合して評価する(60%)。また、学期末には授業全体を通しての報告・議論をふまえたレポートを課し、これを評価する(40点)。 成績評点は素点(100点満点)とする。 なお、3分の2以上の出席がなければ、いかなる理由があっても単位を認めない。 |
||||||
(教科書) |
『なぜ東大は男だらけなのか』
(集英社、2024年)
ISBN:978-4087213034
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 課題提出や調査・報告については、授業時間外に相応の予習・復習が必要となる。よって、楽に単位を取りたい人にはお勧めしない。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :ジェンダー論
(科目名)
ILAS Seminar :Gender Studies
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 教育院棟演習室22 |
|||||||
(キーワード) ジェンダー | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
この授業では、ジェンダーに関する基礎的な知識を獲得し、ジェンダーに関わる諸問題への理解を深めることを目指す。今年度は特に、東大・京大のような「難関大学」におけるジェンダーバイアスの問題を中心に取り扱う予定である。受講生の調査・報告とそれに基づく討論をメインとする形式で行うことで、報告や討論の技術をみがくことも目標とする。
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(到達目標)
ジェンダーに関する幅広い知識を獲得するとともに、ジェンダーに関する諸問題について考察する能力を養う。確かな根拠に基づき、ロジカルに自身の主張を発表し、議論を深めていくための技術を身につける。
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(授業計画と内容)
この授業では、ジェンダーの視点から社会事象をみるとはどういうことなのか、その基本認識の形成に努める。 当たり前のことではあるが、ジェンダー論は「教義」ではないので、唯一絶対の正解を頭に叩き込むことがジェンダー論の学習ではない。しかし、世間を見渡すと、そのような捉えられ方をされている側面も否定できず、その反動的あらわれとして「ツイフェミ」などへの反発も目立つようになっている。これらは、いずれもジェンダー論が表面的にしか受け止められていないことの反映であると考えられる。 この授業では、こうしたジェンダー論に対する表層的理解からの脱却を図ることを目指す。今年度は特に、受講生にとって身近な存在である「京都大学」の現状について、ジェンダー論的観点から捉え返すことを試みたい。講義・課題図書の精読・受講生による調査報告といった方法を組み合わせて、ジェンダー論が何を問題としているのか、その本質的理解を深めていく。 第1回:イントロダクション 授業のねらいを説明し、第2回以降の授業の進め方を周知する。 第2回:教員による基礎知識の講義 ジェンダー論を考えるうえで最低限必要と思われる基礎知識について担当教員が講義を行う。 第3〜7回:教科書の精読 下記に指定する教科書を輪読していく。各章の内容に関わる疑問点・論点を受講生全員が提出し、それに基づき受講者全員で議論する。このセクションは全5回となる。 第8〜14回:受講生による調査・報告 ジェンダーの観点からみた京都大学の現状とその背景について、いくつかのテーマに分かれてグループワークによる調査・報告を行う。身近に存在するジェンダーバイアスが、どのような背景・構造によって生じているのかについて理解を深める。このセクションは全7回となる。 第15回:フィードバック(方法は別途連絡する。) |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点は、授業参加への積極性・主体性を総合して評価する(60%)。また、学期末には授業全体を通しての報告・議論をふまえたレポートを課し、これを評価する(40点)。
成績評点は素点(100点満点)とする。 なお、3分の2以上の出席がなければ、いかなる理由があっても単位を認めない。 |
|||||||
(教科書)
『なぜ東大は男だらけなのか』
(集英社、2024年)
ISBN:978-4087213034
|
|||||||
(参考書等)
授業中に紹介する
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
課題提出や調査・報告については、授業時間外に相応の予習・復習が必要となる。よって、楽に単位を取りたい人にはお勧めしない。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :コミュニケーションデザイン
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Communication Design | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 25(15)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 総合博物館セミナー室 | ||||||
(キーワード) | 問いのデザイン / 問いの立て方 / コミュニケーションデザイン / インクルーシブデザイン / 創造性 | ||||||
(授業の概要・目的) | 生成AIをはじめとする利便性の高いシステムがどんなに台頭しても、発想の基点は当然ながら人間であり、これをもとにチームの創造的対話を促す一言を発するのはあくまでも人間のリーダーである。「世の中にない新しいサービスを考えろ」と声を荒げても、「自由に発想して好きなことをなんでも話し合ってください」と猫なで声で話しても、それだけでチームメンバーの思考が深まるとはかぎらない。生成AIの利用もまた、それを依存的にもちいることと、自己の創造性を拡張する方法でもちいることとで、雲泥の差が生まれる。思考が深まらない理由を参加者のモチベーションの低さや生徒の発想力欠如に責任転嫁するようなリーダーでは、誰も創造的なアイデアを持ち寄ろうとは思わない。 そこで本講義においては、まず生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用し、それらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるカリキュラムとする。そのうえで、それらシステムに単に依存するのではなく、それらシステムを活用した上で対話の場を創造的に活性化するコミュニケーションデザインを実践的に習得することを目指す。大学生にとっては日常的であろう自己紹介方法やミーティングの持ち方まで、これからの人生で何度となく経験する対話の一つ一つがすべて創造的な対話となるようなコツの習得を目標とする。 |
||||||
(到達目標) | 伝えると伝わる、討論と議論、問題と課題など、類似概念を明瞭に言い分けるような丁寧な概念理解を経て、コミュニケーションデザインに必要な観点を習得し、具体事例を幅広く体験的に理解することで、学生自らが実践できるようなデザイン手法の習得を目指す。 また、生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用することで、それらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるように配慮したカリキュラムとする。 |
||||||
(授業計画と内容) | 本講義では、生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用しながら、以下のような課題について、1課題あたり2〜3週ずつ授業をする予定である。 1.コミュニケーションデザインとはなにか 2.自己紹介と他己紹介 3.身体配置が対話にもたらす変化 4.質問・発問・問いの違いと問いのデザイン 5.水平思考と創造的思考など多様な発想法 6.討論・交渉・議論の違いと創造的対話の作り方 7.ダイバーシティ&インクルージョン 8.生成AIや先端ICTを活用した発想支援 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 なお、これらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるように配慮したカリキュラムとするため、経験の有無は一切問わない。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各回授業において討論への積極的な参加と中間レポートを平常点(40%)とし、最終レポート提出(60%)とを組み合わせて総合的に評価する。 | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『問いのデザイン』
(学芸出版社、2020)
ISBN:4761527439
『問いの立て方』
(筑摩書房、2021)
ISBN:4480073701
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 日頃から異分野、異業種、異世代など、手法や価値観が異なる相手と協働し、議論する機会を意識してもっておくこと。そこで得る違和感を言語化することが予習であり、本講義で得た技法を積極的にその議論の場で試すことが復習である。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 児童生徒の能動的な学びを引き出す新しい学習環境デザインに関心のある学生、企業組織において創造的なアイデアを生み出し続けるチームづくりやリーダーシップに関心のある学生、異分野異業種の学生同士、専門家との議論の深め方に関心のある学生にとって、とくに本セミナーでの手法習得が効果的だと考えられる。 | ||||||
ILASセミナー :コミュニケーションデザイン
(科目名)
ILAS Seminar :Communication Design
(英 訳)
|
|
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 25(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合博物館セミナー室 |
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(キーワード) 問いのデザイン / 問いの立て方 / コミュニケーションデザイン / インクルーシブデザイン / 創造性 | |||||||
(授業の概要・目的)
生成AIをはじめとする利便性の高いシステムがどんなに台頭しても、発想の基点は当然ながら人間であり、これをもとにチームの創造的対話を促す一言を発するのはあくまでも人間のリーダーである。「世の中にない新しいサービスを考えろ」と声を荒げても、「自由に発想して好きなことをなんでも話し合ってください」と猫なで声で話しても、それだけでチームメンバーの思考が深まるとはかぎらない。生成AIの利用もまた、それを依存的にもちいることと、自己の創造性を拡張する方法でもちいることとで、雲泥の差が生まれる。思考が深まらない理由を参加者のモチベーションの低さや生徒の発想力欠如に責任転嫁するようなリーダーでは、誰も創造的なアイデアを持ち寄ろうとは思わない。
そこで本講義においては、まず生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用し、それらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるカリキュラムとする。そのうえで、それらシステムに単に依存するのではなく、それらシステムを活用した上で対話の場を創造的に活性化するコミュニケーションデザインを実践的に習得することを目指す。大学生にとっては日常的であろう自己紹介方法やミーティングの持ち方まで、これからの人生で何度となく経験する対話の一つ一つがすべて創造的な対話となるようなコツの習得を目標とする。 |
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(到達目標)
伝えると伝わる、討論と議論、問題と課題など、類似概念を明瞭に言い分けるような丁寧な概念理解を経て、コミュニケーションデザインに必要な観点を習得し、具体事例を幅広く体験的に理解することで、学生自らが実践できるようなデザイン手法の習得を目指す。
また、生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用することで、それらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるように配慮したカリキュラムとする。 |
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(授業計画と内容)
本講義では、生成AI、slido、slackなど、ICTシステムやコラボレーションシステムを講義内で積極活用しながら、以下のような課題について、1課題あたり2〜3週ずつ授業をする予定である。 1.コミュニケーションデザインとはなにか 2.自己紹介と他己紹介 3.身体配置が対話にもたらす変化 4.質問・発問・問いの違いと問いのデザイン 5.水平思考と創造的思考など多様な発想法 6.討論・交渉・議論の違いと創造的対話の作り方 7.ダイバーシティ&インクルージョン 8.生成AIや先端ICTを活用した発想支援 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 なお、これらシステムの使用がはじめての入門者にも使いこなせるように配慮したカリキュラムとするため、経験の有無は一切問わない。 |
|||||||
(履修要件)
特になし
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
各回授業において討論への積極的な参加と中間レポートを平常点(40%)とし、最終レポート提出(60%)とを組み合わせて総合的に評価する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『問いのデザイン』
(学芸出版社、2020)
ISBN:4761527439
『問いの立て方』
(筑摩書房、2021)
ISBN:4480073701
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(授業外学習(予習・復習)等)
日頃から異分野、異業種、異世代など、手法や価値観が異なる相手と協働し、議論する機会を意識してもっておくこと。そこで得る違和感を言語化することが予習であり、本講義で得た技法を積極的にその議論の場で試すことが復習である。
|
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
児童生徒の能動的な学びを引き出す新しい学習環境デザインに関心のある学生、企業組織において創造的なアイデアを生み出し続けるチームづくりやリーダーシップに関心のある学生、異分野異業種の学生同士、専門家との議論の深め方に関心のある学生にとって、とくに本セミナーでの手法習得が効果的だと考えられる。
|
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :省エネルギー社会を支える材料とデバイス
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Electric and Electronic Materials | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 総合研究11号館114講義室 | ||||||
(キーワード) | 物理 / 電気・電子 | ||||||
(授業の概要・目的) | 我々の日常生活を支える家電製品、自動車、携帯電話、通信機器、PCなどの様々な工業製品には、多くの電子材料やデバイスが活用されている。現在、持続可能社会の実現に向けてこれらの工業製品の省エネルギー化が急務であり、そのための材料やデバイスに関する研究開発が精力的に行われている。本セミナーでは、これらの工業製品の機能や、それらをもたらす物質の性質についての講義を行う。また、受講者の文献調査、レポート作成やプレゼンテーションを通じて、科学技術文章の書き方を学ぶとともに、工業製品を構成する材料・デバイスの性質およびその応用に関する理解を深める。 | ||||||
(到達目標) | 身の回りの工業製品に含まれる主な電子材料およびその機能について理解するとともに、これらの基本的な動作原理について理解・説明できるようになること。 文献調査、レポート作成やプレゼンテーションの基本的なスキルを学び、課題に対して自主的に取り組む能力を養う。 |
||||||
(授業計画と内容) | 第1回 オリエンテーション 身の回りの工業製品に使用されている電子材料の概要を説明し、今後の授業の 進め方を周知する。 第2回 科学技術文章の作成技術に関して講義する。 第3回〜第14回 以下のような課題について、1課題あたり3週程度かけて概要を講義し、 受講者が担当の課題についてレポートを作成・発表する。 ・半導体 ・超伝導 ・レーザー ・電池 第15回 最終課題発表 |
||||||
(履修要件) |
高校時に物理を履修していることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各課題のレポート(4回、各10点)、最終課題発表(60点)により評価する。 | ||||||
(教科書) |
プリント配布
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | レポートおよびプレゼンテーション資料の作成では、進捗状況に応じて課題が与えれられる。次回までに与えられた課題(構成の見直しや文献調査等)を行い、資料のブラッシュアップを継続して行う。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | レポート作成のためのPC環境が利用できることが望ましい。 | ||||||
ILASセミナー :省エネルギー社会を支える材料とデバイス
(科目名)
ILAS Seminar :Electric and Electronic Materials
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究11号館114講義室 |
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(キーワード) 物理 / 電気・電子 | |||||||
(授業の概要・目的)
我々の日常生活を支える家電製品、自動車、携帯電話、通信機器、PCなどの様々な工業製品には、多くの電子材料やデバイスが活用されている。現在、持続可能社会の実現に向けてこれらの工業製品の省エネルギー化が急務であり、そのための材料やデバイスに関する研究開発が精力的に行われている。本セミナーでは、これらの工業製品の機能や、それらをもたらす物質の性質についての講義を行う。また、受講者の文献調査、レポート作成やプレゼンテーションを通じて、科学技術文章の書き方を学ぶとともに、工業製品を構成する材料・デバイスの性質およびその応用に関する理解を深める。
|
|||||||
(到達目標)
身の回りの工業製品に含まれる主な電子材料およびその機能について理解するとともに、これらの基本的な動作原理について理解・説明できるようになること。
文献調査、レポート作成やプレゼンテーションの基本的なスキルを学び、課題に対して自主的に取り組む能力を養う。 |
|||||||
(授業計画と内容)
第1回 オリエンテーション 身の回りの工業製品に使用されている電子材料の概要を説明し、今後の授業の 進め方を周知する。 第2回 科学技術文章の作成技術に関して講義する。 第3回〜第14回 以下のような課題について、1課題あたり3週程度かけて概要を講義し、 受講者が担当の課題についてレポートを作成・発表する。 ・半導体 ・超伝導 ・レーザー ・電池 第15回 最終課題発表 |
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(履修要件)
高校時に物理を履修していることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
各課題のレポート(4回、各10点)、最終課題発表(60点)により評価する。
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(教科書)
プリント配布
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
レポートおよびプレゼンテーション資料の作成では、進捗状況に応じて課題が与えれられる。次回までに与えられた課題(構成の見直しや文献調査等)を行い、資料のブラッシュアップを継続して行う。
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(その他(オフィスアワー等))
レポート作成のためのPC環境が利用できることが望ましい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :インド仏教思想入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Indian Buddhist Thought | ||||
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(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 共北3C | ||||||
(キーワード) | 中国哲学、印度哲学および仏教学関連 / 仏教 / 空 / インド | ||||||
(授業の概要・目的) | 大乗仏教で説かれる空に注目してインド仏教文献の和訳を精読し、それを起点にインド仏教全般について理解を深めることを目的とする。この授業では原典そのものを扱うことができないため、結果としてインド仏教文献の翻訳の限界と可能性についても考えることになる。 | ||||||
(到達目標) | 文献資料を批判的に扱うための基礎的な能力を養いつつ、インド仏教思想の諸問題について正確な理解を身に付ける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回の授業では、イントロダクションとして授業のガイダンスを行い、授業で扱う文献を読み進めるために必要となる基礎的な事項について解説する。第2回以降は、以下の各項目について必要な解説を行った上で、受講者全員で関連するインド仏教文献の和訳を精読し、関連する諸問題について議論する。受講者の理解度も考慮しながら授業を進めるため、各項目の回数は予定である。括弧内には、参考のために主に取り上げるインド仏教文献を挙げている。 1 イントロダクション 2-3 大乗仏教における空性と慈悲(『八千頌般若経』) 4 慈悲の修習(『修習次第』) 5 菩提心(『修習次第』) 6 智慧と方便(『修習次第』) 7-8 ナーガールジュナ(龍樹)の説く空(『中論』) 9-11 中観派と自立論証(『明らかなことば』) 12 空性と智慧(『修習次第』) 13-14 止と観(『修習次第』) 15 フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 積極的な授業参加と各項目毎に課される課題の評価を含む平常点(60%)と期末レポート(40%)に基づく総合評価。詳細は初回授業の中で説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業中にプリントを配布する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で講読する文献をあらかじめ読み、自身の疑問点を整理した上で授業に臨むことが求められる。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :インド仏教思想入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Indian Buddhist Thought
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北3C |
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(キーワード) 中国哲学、印度哲学および仏教学関連 / 仏教 / 空 / インド | |||||||
(授業の概要・目的)
大乗仏教で説かれる空に注目してインド仏教文献の和訳を精読し、それを起点にインド仏教全般について理解を深めることを目的とする。この授業では原典そのものを扱うことができないため、結果としてインド仏教文献の翻訳の限界と可能性についても考えることになる。
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(到達目標)
文献資料を批判的に扱うための基礎的な能力を養いつつ、インド仏教思想の諸問題について正確な理解を身に付ける。
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(授業計画と内容)
第1回の授業では、イントロダクションとして授業のガイダンスを行い、授業で扱う文献を読み進めるために必要となる基礎的な事項について解説する。第2回以降は、以下の各項目について必要な解説を行った上で、受講者全員で関連するインド仏教文献の和訳を精読し、関連する諸問題について議論する。受講者の理解度も考慮しながら授業を進めるため、各項目の回数は予定である。括弧内には、参考のために主に取り上げるインド仏教文献を挙げている。 1 イントロダクション 2-3 大乗仏教における空性と慈悲(『八千頌般若経』) 4 慈悲の修習(『修習次第』) 5 菩提心(『修習次第』) 6 智慧と方便(『修習次第』) 7-8 ナーガールジュナ(龍樹)の説く空(『中論』) 9-11 中観派と自立論証(『明らかなことば』) 12 空性と智慧(『修習次第』) 13-14 止と観(『修習次第』) 15 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
積極的な授業参加と各項目毎に課される課題の評価を含む平常点(60%)と期末レポート(40%)に基づく総合評価。詳細は初回授業の中で説明する。
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(教科書)
授業中にプリントを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で講読する文献をあらかじめ読み、自身の疑問点を整理した上で授業に臨むことが求められる。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :X線観測衛星による高エネルギー天文学実習
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Analysis of X-ray Satellite Data for High Energy Astrophysics | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
||||||
(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 理学研究科5号館341号室 | ||||||
(キーワード) | 天文学 / 高エネルギー宇宙物理 / 人工衛星 / 観測研究 / X線 | ||||||
(授業の概要・目的) | 宇宙にはX線で輝く天体が無数に存在しています。例えばブラックホール周辺の降着円盤、暗黒物質に束縛された銀河団ガス、超新星爆発を起こした星の残骸などは、X線天体の代表例です。それらの正体は様々な物理機構によって数万度から数億度まで加熱された超高温プラズマです。こうしたプラズマからのX線放射を検出することは、宇宙の到るところで起きている激しい高エネルギー活動の現場を捉えることに他なりません。X線天文学は、こうした宇宙の極限環境でしか実現し得ない高エネルギー現象の物理を観測を通じて明らかにしてきました。 本ILASセミナーでは、当研究室を含む日本の研究機関が開発し2005年に打ち上げたX線観測衛星すざく、および1999年にNASAが打ち上げたChandra衛星の公開データを用いて、任意の天体のデータ解析実習を行います。手元にPCがあれば誰でも行える簡単な解析手法からX線天体の様々な物理量を測定し、それが現代の天文学においてどのような意味を持つかを説明します。その過程で天体物理学の基本や衛星データ解析の方法論を楽しみながら学びます。 |
||||||
(到達目標) | ・観測研究の基本、X線観測衛星で取得したデータから天体の科学的な情報を引き出すまでの手順を実際に手を動かしながら習得する。 ・その過程で天体物理学や人工衛星、そこに搭載された検出器の特性を理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | ・授業回数はフィードバックを含め全15回とします。 ・初回に本セミナーの目標・進め方を説明します。 ・その後の数回で観測衛星・X線天体について調べ、ゼミ発表を行います。 ・その後、各自で研究したい天体を決めて、データ解析実習に移ります。どの天体をターゲットにするかは授業の中で説明します。 ・それぞれの天体の観測からどのような知見が得られたかを発表する回を設けます。 下記は昨年度の例です。 第1回 高エネルギー天文学実習ガイダンス 第2回 X線天文学の基礎セミナー(超新星の爆発機構) 第3回 X線天文学の基礎セミナー 第4回 X線天文学の基礎セミナー 第5回 オンラインを利用したすざく衛星データの天体解析方法 第6回 天体解析実習(続き) 第7回 X線スペクトルからの物理量の測定 第8回 超新星残骸の重元素測定 第9回 各自の天体解析結果から超新星の素性を突き止める 第10回 仮想マシンを利用したChandra衛星データの天体解析方法 第11回 天体解析実習(続き) 第12回 X線天体画像からの物理量の測定 第13回 超新星残骸の重元素分布の調査 第14回 総括 |
||||||
(履修要件) |
宇宙や天文に興味があることが受講の条件です。X線の物理過程に踏み込むので理学部向きです。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 出席状況とゼミ・実習での積極的姿勢をもとに評価する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
未定
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 実習では次回までの課題が出ることがあります。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特別な予備知識は必要としません。実習にはPCを使用します。何台かはこちらで用意しますが、自分でノートPCを持ち込める人、大歓迎です。Mac, Windowsどちらでも可。場合によっては二人一組での実習になります。 特にオフィスアワーは設けていませんが、実習で詰まった場合はいつでも対応します。 |
||||||
ILASセミナー :X線観測衛星による高エネルギー天文学実習
(科目名)
ILAS Seminar :Analysis of X-ray Satellite Data for High Energy Astrophysics
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 理学研究科5号館341号室 |
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(キーワード) 天文学 / 高エネルギー宇宙物理 / 人工衛星 / 観測研究 / X線 | |||||||
(授業の概要・目的)
宇宙にはX線で輝く天体が無数に存在しています。例えばブラックホール周辺の降着円盤、暗黒物質に束縛された銀河団ガス、超新星爆発を起こした星の残骸などは、X線天体の代表例です。それらの正体は様々な物理機構によって数万度から数億度まで加熱された超高温プラズマです。こうしたプラズマからのX線放射を検出することは、宇宙の到るところで起きている激しい高エネルギー活動の現場を捉えることに他なりません。X線天文学は、こうした宇宙の極限環境でしか実現し得ない高エネルギー現象の物理を観測を通じて明らかにしてきました。
本ILASセミナーでは、当研究室を含む日本の研究機関が開発し2005年に打ち上げたX線観測衛星すざく、および1999年にNASAが打ち上げたChandra衛星の公開データを用いて、任意の天体のデータ解析実習を行います。手元にPCがあれば誰でも行える簡単な解析手法からX線天体の様々な物理量を測定し、それが現代の天文学においてどのような意味を持つかを説明します。その過程で天体物理学の基本や衛星データ解析の方法論を楽しみながら学びます。 |
|||||||
(到達目標)
・観測研究の基本、X線観測衛星で取得したデータから天体の科学的な情報を引き出すまでの手順を実際に手を動かしながら習得する。
・その過程で天体物理学や人工衛星、そこに搭載された検出器の特性を理解する。 |
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(授業計画と内容)
・授業回数はフィードバックを含め全15回とします。 ・初回に本セミナーの目標・進め方を説明します。 ・その後の数回で観測衛星・X線天体について調べ、ゼミ発表を行います。 ・その後、各自で研究したい天体を決めて、データ解析実習に移ります。どの天体をターゲットにするかは授業の中で説明します。 ・それぞれの天体の観測からどのような知見が得られたかを発表する回を設けます。 下記は昨年度の例です。 第1回 高エネルギー天文学実習ガイダンス 第2回 X線天文学の基礎セミナー(超新星の爆発機構) 第3回 X線天文学の基礎セミナー 第4回 X線天文学の基礎セミナー 第5回 オンラインを利用したすざく衛星データの天体解析方法 第6回 天体解析実習(続き) 第7回 X線スペクトルからの物理量の測定 第8回 超新星残骸の重元素測定 第9回 各自の天体解析結果から超新星の素性を突き止める 第10回 仮想マシンを利用したChandra衛星データの天体解析方法 第11回 天体解析実習(続き) 第12回 X線天体画像からの物理量の測定 第13回 超新星残骸の重元素分布の調査 第14回 総括 |
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(履修要件)
宇宙や天文に興味があることが受講の条件です。X線の物理過程に踏み込むので理学部向きです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
出席状況とゼミ・実習での積極的姿勢をもとに評価する。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
未定
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
実習では次回までの課題が出ることがあります。
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(その他(オフィスアワー等))
特別な予備知識は必要としません。実習にはPCを使用します。何台かはこちらで用意しますが、自分でノートPCを持ち込める人、大歓迎です。Mac, Windowsどちらでも可。場合によっては二人一組での実習になります。
特にオフィスアワーは設けていませんが、実習で詰まった場合はいつでも対応します。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :来るべき民主主義と平和のかたち
|
(英 訳) | ILAS Seminar :The shapes of democracy and peace to come | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 1共22 | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 戦争 / 平和 / 民主主義 / 構造的暴力 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | テーマ:構造的暴力 −戦争がなければ平和なのか− 20世紀は戦争による死者が歴史上最も多かった100年間であった。21世紀に入って、国家間の全面的な紛争は減少したかに見えるが、民族や宗教の対立あるいは政治経済的利害に基づく地域的な紛争は依然として後を絶たない。 平和という言葉は戦争に対置してしばしば用いられるが、戦争がない状態が平和だと果たして言えるだろうか。物理的な暴力にさらされていなくても、幸福を追求することができない人や社会は世界に存在する。政治的抑圧、経済的搾取、文化的排除など、社会の仕組みのもとで人々の暮らしが脅かされることを、構造的暴力と呼ぶ。構造的暴力はシステムとして働くので、暴力をふるう主体は見えにくいが、私たちの身の回りに確かに存在している。さらに厄介なことには、グローバル化が進行した現代の社会では国境をこえて構造的暴力が作用するし、構造的暴力の被害者が、別の構造的暴力を支えていることさえ考えられる。 本セミナーではこれらの問題について受講者とともに考える。具体的な事実に基づいて「来るべき民主主義と平和のかたち」を受講者が自分で考える思考能力を養うことを目的とする。 |
||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | 構造的暴力という視点から平和の意味を捉えなおし、これからの社会が向き合わなければならない諸問題の解決のために、複眼的でグローカルな視点に基づいて考える習慣を身につけることを目標とする。授業では解決策を提示して解説をするのではなく、あくまで受講者が自力で考えることを促す。 | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 第1回 イントロダクション 授業で取り上げる問題について概説し、参考文献の紹介、授業の進め方について説明を行う。 第2回以降第10回までは、講師による講義と、グループ別に報告を準備するための時間を設ける。講師による講義は、「構造的暴力」の問題にかかわって各回別の講師が担当し、毎回の講義の終了後に質疑をおこない、参加者が授業の終わりにコメントシートを提出する(下記の日程は仮日程、講師の担当日は変わる可能性がある)。 第11回以降は、グループ別のプレゼン/討論の時間とする。 グループ別の発表のテーマは、なんらかの形で「戦争/平和」という主題に関係していることが求められるが、講師による講義内容にかかわりなく、自由に設定することが可能である。 第 2回 講義と質疑 第 3回 講義と質疑 第 4回 グループ分け・グループ別プレゼン準備 第 5回 講義と質疑 第 6回 講義と質疑 第 7回 グループ別プレゼン準備 第 8回 講義と質疑 第 9回 講義と質疑 第10回 グループ別プレゼン準備 第11回 グループ別プレゼン/討論 第12回 グループ別プレゼン/討論 第13回 グループ別プレゼン/討論 第14回 グループ別プレゼン/討論 第15回 フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(授業での議論参加)…6割 学期末レポート…4割 詳細は初回授業で説明する。 |
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(教科書) |
使用しない
|
||||||||||||||||||||||||
(参考書等) |
授業のテーマについてさらに学びたい受講者には担当教員が随時指示する。
|
||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 国内外の出来事について報道されるニュースに常に接しておく。授業の内容に関連して関心をもった出来事があれば、次の授業においてそれを質問・紹介する。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 社会に対するアンテナを日常的に張り巡らして様々なことに好奇心を発揮する態度と、与えられた知識を鵜呑みにするのではなく、常に批判的に問い返す姿勢を受講者には求めたい。 | ||||||||||||||||||||||||
ILASセミナー :来るべき民主主義と平和のかたち
(科目名)
ILAS Seminar :The shapes of democracy and peace to come
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 1共22 |
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(キーワード) 戦争 / 平和 / 民主主義 / 構造的暴力 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
テーマ:構造的暴力 −戦争がなければ平和なのか−
20世紀は戦争による死者が歴史上最も多かった100年間であった。21世紀に入って、国家間の全面的な紛争は減少したかに見えるが、民族や宗教の対立あるいは政治経済的利害に基づく地域的な紛争は依然として後を絶たない。 平和という言葉は戦争に対置してしばしば用いられるが、戦争がない状態が平和だと果たして言えるだろうか。物理的な暴力にさらされていなくても、幸福を追求することができない人や社会は世界に存在する。政治的抑圧、経済的搾取、文化的排除など、社会の仕組みのもとで人々の暮らしが脅かされることを、構造的暴力と呼ぶ。構造的暴力はシステムとして働くので、暴力をふるう主体は見えにくいが、私たちの身の回りに確かに存在している。さらに厄介なことには、グローバル化が進行した現代の社会では国境をこえて構造的暴力が作用するし、構造的暴力の被害者が、別の構造的暴力を支えていることさえ考えられる。 本セミナーではこれらの問題について受講者とともに考える。具体的な事実に基づいて「来るべき民主主義と平和のかたち」を受講者が自分で考える思考能力を養うことを目的とする。 |
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(到達目標)
構造的暴力という視点から平和の意味を捉えなおし、これからの社会が向き合わなければならない諸問題の解決のために、複眼的でグローカルな視点に基づいて考える習慣を身につけることを目標とする。授業では解決策を提示して解説をするのではなく、あくまで受講者が自力で考えることを促す。
|
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(授業計画と内容)
第1回 イントロダクション 授業で取り上げる問題について概説し、参考文献の紹介、授業の進め方について説明を行う。 第2回以降第10回までは、講師による講義と、グループ別に報告を準備するための時間を設ける。講師による講義は、「構造的暴力」の問題にかかわって各回別の講師が担当し、毎回の講義の終了後に質疑をおこない、参加者が授業の終わりにコメントシートを提出する(下記の日程は仮日程、講師の担当日は変わる可能性がある)。 第11回以降は、グループ別のプレゼン/討論の時間とする。 グループ別の発表のテーマは、なんらかの形で「戦争/平和」という主題に関係していることが求められるが、講師による講義内容にかかわりなく、自由に設定することが可能である。 第 2回 講義と質疑 第 3回 講義と質疑 第 4回 グループ分け・グループ別プレゼン準備 第 5回 講義と質疑 第 6回 講義と質疑 第 7回 グループ別プレゼン準備 第 8回 講義と質疑 第 9回 講義と質疑 第10回 グループ別プレゼン準備 第11回 グループ別プレゼン/討論 第12回 グループ別プレゼン/討論 第13回 グループ別プレゼン/討論 第14回 グループ別プレゼン/討論 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(授業での議論参加)…6割
学期末レポート…4割 詳細は初回授業で説明する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業のテーマについてさらに学びたい受講者には担当教員が随時指示する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
国内外の出来事について報道されるニュースに常に接しておく。授業の内容に関連して関心をもった出来事があれば、次の授業においてそれを質問・紹介する。
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(その他(オフィスアワー等))
社会に対するアンテナを日常的に張り巡らして様々なことに好奇心を発揮する態度と、与えられた知識を鵜呑みにするのではなく、常に批判的に問い返す姿勢を受講者には求めたい。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :文化人類学調査法
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Cultural Anthropological Research | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||||||||
(教室) | 1共23 | ||||||||||||
(キーワード) | フィールドワーク / 調査計画 / 資料収集 / 文化人類学 | ||||||||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||
(授業の概要・目的) | フィールドワークは、文化人類学における必須の資料収集方法である。本演習は、文化人類学のフィールドワーク法を体得する準備段階に位置づけられる。そのため、段階を踏んで、初歩的なフィールドワークの経験を積むことが、本演習の概要である。まず、準備作業としての事前情報収集、人類学的な主題設定と計画立案を行う。つぎに、教員が受講生を引率して、実際に調査地に泊り込みで出かけ、一次資料を集める。さらに、収集資料をまとめて考察し、口頭発表する。2025年度は、奈良県大淀町近辺において、6月21日(土)〜6月22日(日)に実施する予定である。場所や日程については、受講生との相談により正式に決定する ただし、感染症や気象等の状況によっては、フィールドワークを中止することもある。 |
||||||||||||
(到達目標) | 本演習の目標は、下記の手順により、フィールドワークの基本的な技法を体得することにある。 1)文献等を事前に収集して準備作業を行い、実践的な調査計画を立てる。 2)実地調査地に行き、調査計画に基づいて聞き取りや参与観察を行う。 3)収集資料をまとめて分析し、テーマに基づいて考察する。 単なる情報収集に終わることなく、人類学的に考察を行うことが重要である。 |
||||||||||||
(授業計画と内容) | 第1回〜第4回:日本語で書かれたフィールドワークの方法論や民族誌を輪読し、担当者が発表する。発表内容について討論する。 第5回〜第7回:受講生自らが関心をもつ個別の対象について、調査地に関わる文献等を渉猟して、基本情報を収集し、口頭発表と討論を行う。なお、資料収集においては、授業時間外の自習を含む。 第8回〜第11回:個別対象から抽出した人類学的なテーマについて、文献を読む。学生自らの問題関心を人類学の既存研究と結びつける。問題関心に基づいて、予備調査計画を立てて口頭発表し、全員で討論する。 授業時間外:調査地に赴いて調査を行い(1泊2日)、現地で収集資料をまとめる。 第12回〜第14回:調査資料を整理したうえで考察し、口頭発表する。 第15回:授業の総括およびフィードバック |
||||||||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業における積極性、情報をまとめたプレゼンテーション、議論、発表レジュメの充実度をもとに評価する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
参考資料となる市町村史等が図書館に入っているので、活用すること。
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | フィールドワークに関わる文献に目を通す。また、授業の性格上、自分の関心テーマに関して、積極的に文献研究や情報収集を行う。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 自ら積極的に調査する意欲が必要である。多様な事象に興味を持ち、疑問に基づいて課題を設定し、自ら解決するために創意工夫する態度が望まれる。人類学関連科目が多数開講されているので、それらを履修することが推奨される。 なお、フィールドワークを実施する場合、かかる費用は受講生の負担となる。調査に先立ち、学生教育災害傷害保険に加入しておくこと。 1泊2日の調査費用は、受講生の自己負担であり、今年度の往復交通・宿泊費は、合計1万5000円程度(現地での活動費・食費を除く)を想定している。 |
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ILASセミナー :文化人類学調査法
(科目名)
ILAS Seminar :Cultural Anthropological Research
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 1共23 |
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(キーワード) フィールドワーク / 調査計画 / 資料収集 / 文化人類学 | ||||||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
フィールドワークは、文化人類学における必須の資料収集方法である。本演習は、文化人類学のフィールドワーク法を体得する準備段階に位置づけられる。そのため、段階を踏んで、初歩的なフィールドワークの経験を積むことが、本演習の概要である。まず、準備作業としての事前情報収集、人類学的な主題設定と計画立案を行う。つぎに、教員が受講生を引率して、実際に調査地に泊り込みで出かけ、一次資料を集める。さらに、収集資料をまとめて考察し、口頭発表する。2025年度は、奈良県大淀町近辺において、6月21日(土)〜6月22日(日)に実施する予定である。場所や日程については、受講生との相談により正式に決定する
ただし、感染症や気象等の状況によっては、フィールドワークを中止することもある。 |
||||||||||
(到達目標)
本演習の目標は、下記の手順により、フィールドワークの基本的な技法を体得することにある。
1)文献等を事前に収集して準備作業を行い、実践的な調査計画を立てる。 2)実地調査地に行き、調査計画に基づいて聞き取りや参与観察を行う。 3)収集資料をまとめて分析し、テーマに基づいて考察する。 単なる情報収集に終わることなく、人類学的に考察を行うことが重要である。 |
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(授業計画と内容)
第1回〜第4回:日本語で書かれたフィールドワークの方法論や民族誌を輪読し、担当者が発表する。発表内容について討論する。 第5回〜第7回:受講生自らが関心をもつ個別の対象について、調査地に関わる文献等を渉猟して、基本情報を収集し、口頭発表と討論を行う。なお、資料収集においては、授業時間外の自習を含む。 第8回〜第11回:個別対象から抽出した人類学的なテーマについて、文献を読む。学生自らの問題関心を人類学の既存研究と結びつける。問題関心に基づいて、予備調査計画を立てて口頭発表し、全員で討論する。 授業時間外:調査地に赴いて調査を行い(1泊2日)、現地で収集資料をまとめる。 第12回〜第14回:調査資料を整理したうえで考察し、口頭発表する。 第15回:授業の総括およびフィードバック |
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(履修要件)
特になし
|
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業における積極性、情報をまとめたプレゼンテーション、議論、発表レジュメの充実度をもとに評価する。詳細は授業中に説明する。
|
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
授業中に紹介する
参考資料となる市町村史等が図書館に入っているので、活用すること。
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(授業外学習(予習・復習)等)
フィールドワークに関わる文献に目を通す。また、授業の性格上、自分の関心テーマに関して、積極的に文献研究や情報収集を行う。
|
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(その他(オフィスアワー等))
自ら積極的に調査する意欲が必要である。多様な事象に興味を持ち、疑問に基づいて課題を設定し、自ら解決するために創意工夫する態度が望まれる。人類学関連科目が多数開講されているので、それらを履修することが推奨される。
なお、フィールドワークを実施する場合、かかる費用は受講生の負担となる。調査に先立ち、学生教育災害傷害保険に加入しておくこと。 1泊2日の調査費用は、受講生の自己負担であり、今年度の往復交通・宿泊費は、合計1万5000円程度(現地での活動費・食費を除く)を想定している。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :民俗学ゼミ
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Folklore Studies | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(6)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 人文科学研究所本館4F421号室 | ||||||
(キーワード) | 文化人類学および民俗学関連 / 民俗(民間伝承) / 衣食住 / 経済生活 / 社会組織 | ||||||
(授業の概要・目的) | 民俗学とは、人間の「せつなさ」と「しょうもなさ」に寄り添う学問ではないかと思う。普通の人々が日々の暮らしのなかから創り上げ、承け伝えてきたコトバ、モノ、ワザといったものの総体、そしてその結果として存在する「私たち自身」を「民俗資料」と名づけ、そこから、文字資料には決して書き残されることのなかった普通の人々の歴史を探ることを試みる学問である。本ゼミは、民俗学の目的と方法を、その創始者・柳田国男(1875−1962)の学問的生涯に即して説明した上で、衣食住、経済生活、社会組織などの個別分野についてとりあげる予定である。 | ||||||
(到達目標) | 民俗学の基本的な考え方と初歩的な実践方法を理解する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 以下のトピックにつき、現地見学、ディスカッション、資料調査等を行う。 1.使用上の注意 2,柳田国男の生涯 3.民俗学の方法 4.たべる—食— 5.すむ—住— 6.きる—衣— 7.生活史作成の注意1 8.はたらく−生産・生業− 9.はこぶ−交通・運輸− 10.とりかえる−交換・交易− 11.生活史作成の注意2 12.つどう1−血縁− 13.つどう2−地縁− 14.つどう3−社縁− 15.まとめ(フィードバック) |
||||||
(履修要件) |
講義「民俗学Ⅰ」(水4)を併せて履修すること。講義内容を前提にゼミを行う。諸般の事情により履修のできない場合は、補足のための課題を課す。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | ゼミへの参加の積極性およびゼミ活動に関する期末レポートにより評価する。詳細は授業中に説明する。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
『柳田国男と民俗学の近代』
(吉川弘文館)
ISBN:9784642075442
『身体論のすすめ』
(丸善)
ISBN:4621075985
『日本的思考の原型』
(講談社)
ISBN:4061158066
『民俗学入門』
(岩波書店)
ISBN:978-4-00-431910-8
『書いてみた生活史:学生とつくる民俗学』
(実生社)
ISBN:978-4-910686-13-4
その他、授業中に適宜紹介する。
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 知的好奇心の旺盛な受講生を歓迎する。 予習・復習等については授業中に随時指示する。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 学生教育研究災害傷害保険へ加入すること(新入生は原則的に必須となっています)。交通費(通常は市バス往復運賃程度)原則学生負担となります。 初回は人文科学研究所本館の玄関(東側)にお集まりください。 |
||||||
ILASセミナー :民俗学ゼミ
(科目名)
ILAS Seminar :Folklore Studies
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 8(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
(曜時限)
水5 (教室) 人文科学研究所本館4F421号室 |
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(キーワード) 文化人類学および民俗学関連 / 民俗(民間伝承) / 衣食住 / 経済生活 / 社会組織 | |||||||
(授業の概要・目的)
民俗学とは、人間の「せつなさ」と「しょうもなさ」に寄り添う学問ではないかと思う。普通の人々が日々の暮らしのなかから創り上げ、承け伝えてきたコトバ、モノ、ワザといったものの総体、そしてその結果として存在する「私たち自身」を「民俗資料」と名づけ、そこから、文字資料には決して書き残されることのなかった普通の人々の歴史を探ることを試みる学問である。本ゼミは、民俗学の目的と方法を、その創始者・柳田国男(1875−1962)の学問的生涯に即して説明した上で、衣食住、経済生活、社会組織などの個別分野についてとりあげる予定である。
|
|||||||
(到達目標)
民俗学の基本的な考え方と初歩的な実践方法を理解する。
|
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(授業計画と内容)
以下のトピックにつき、現地見学、ディスカッション、資料調査等を行う。 1.使用上の注意 2,柳田国男の生涯 3.民俗学の方法 4.たべる—食— 5.すむ—住— 6.きる—衣— 7.生活史作成の注意1 8.はたらく−生産・生業− 9.はこぶ−交通・運輸− 10.とりかえる−交換・交易− 11.生活史作成の注意2 12.つどう1−血縁− 13.つどう2−地縁− 14.つどう3−社縁− 15.まとめ(フィードバック) |
|||||||
(履修要件)
講義「民俗学Ⅰ」(水4)を併せて履修すること。講義内容を前提にゼミを行う。諸般の事情により履修のできない場合は、補足のための課題を課す。
|
|||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度)
ゼミへの参加の積極性およびゼミ活動に関する期末レポートにより評価する。詳細は授業中に説明する。
|
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(教科書)
使用しない
|
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(参考書等)
『柳田国男と民俗学の近代』
(吉川弘文館)
ISBN:9784642075442
『身体論のすすめ』
(丸善)
ISBN:4621075985
『日本的思考の原型』
(講談社)
ISBN:4061158066
『民俗学入門』
(岩波書店)
ISBN:978-4-00-431910-8
『書いてみた生活史:学生とつくる民俗学』
(実生社)
ISBN:978-4-910686-13-4
その他、授業中に適宜紹介する。
|
|||||||
(授業外学習(予習・復習)等)
知的好奇心の旺盛な受講生を歓迎する。
予習・復習等については授業中に随時指示する。 |
|||||||
(その他(オフィスアワー等))
学生教育研究災害傷害保険へ加入すること(新入生は原則的に必須となっています)。交通費(通常は市バス往復運賃程度)原則学生負担となります。
初回は人文科学研究所本館の玄関(東側)にお集まりください。 |
|||||||
授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :教育・社会・国家
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Education, Society and Nation-State | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 人環棟535 | ||||||
(キーワード) | 映画 / 表象 / 教師生徒関係 / 学校制度の比較史 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 古今東西の映画のなかで、教育を主題にしたものや教育の世界(教師や生徒や学校の日常の人間関係)が濃密に描かれた作品をいくつか取り上げ、そこに描かれた像を考察することを通して、教育が歴史・社会的文脈においてしか成立しえない事象であることを理解し、また教育学に包含される問題群がいかに幅広く、多様なものであるかを理解することを目指す。取り上げる作品は日本だけのものに偏らず、アメリカやヨーロッパのものを多く含むことで比較社会・比較教育的な試みを可能にする。 |
||||||
(到達目標) | 教育が歴史・社会的文脈においてしか成立しえない事象であることを理解し、教育学に包含される問題群がいかに幅広く、多様なものであるかを感得することで、教育学を学ぶモチベーションを高める。 |
||||||
(授業計画と内容) | 1.オリエンテーション 2.〜14.個人発表またはグループ発表:教育をテーマとする映画作品および原作(または関連文献)を各受講者が取り上げ、読みとった教育像を報告し全体で共有化の上、討論を通じて考察を深める。 <取り上げる作品例> ・山田洋次監督『学校』『学校Ⅱ』1993、1996日本 ・吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』2012、日本 ・ピーター・ウィア監督『いまを生きる』1989、米国 ・チャン・イーモウ監督『あの子を探して』1999 中国 ・ガス・ヴァン・サント監督『グッド・ウィル・ハンティング』1997 アメリカ ・ジョー・ジョンストン監督『遠い空の向こうに』1999 アメリカ ・ジェイソン・ライトマン監督『ジュノ = JUNO』2008 アメリカ ・マーク・ウェブ監督『Gifted = ギフテッド』2017 アメリカ ・スティーブン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽』2017 アメリカ ・ガーウィグ監督『レディ・バード』2017 アメリカ ・フランソワ・ベゴドー監督『パリ20区、僕たちのクラス』2008 フランス ・アリアンヌ・アスカリッド監督『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』2014 フランス ・フランソワ・トリュフォー監督『大人は判ってくれない』1959 フランス ・サム・ウッド監督『チップス先生さようなら』1939 イギリス ・ジョン・カーニー監督『シング・ストリート 未来へのうた』2016 アイルランド 15.フィードバック |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価による。 教育現象の歴史・社会的文脈での把握・理解が達成されたかどうかを観点に、セミナーにおける発表時のレジュメの完成度、説明の適切性、作品選択の理由説明などを評価する(70%)。さらにそこに日常の討論・共同作業への参加状態、貢献などを加味する(30%)。 |
||||||
(教科書) |
使用しない
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | グループ発表においては、他のメンバーと密に連絡を取り、協調して発表準備を行うこと。 他の人が発表で取り上げる作品もなるべく、吉田南図書館1F視聴覚室または附属図書館3Fラーニング・コモンズで視聴しておくことが望ましい。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :教育・社会・国家
(科目名)
ILAS Seminar :Education, Society and Nation-State
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 人環棟535 |
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(キーワード) 映画 / 表象 / 教師生徒関係 / 学校制度の比較史 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
古今東西の映画のなかで、教育を主題にしたものや教育の世界(教師や生徒や学校の日常の人間関係)が濃密に描かれた作品をいくつか取り上げ、そこに描かれた像を考察することを通して、教育が歴史・社会的文脈においてしか成立しえない事象であることを理解し、また教育学に包含される問題群がいかに幅広く、多様なものであるかを理解することを目指す。取り上げる作品は日本だけのものに偏らず、アメリカやヨーロッパのものを多く含むことで比較社会・比較教育的な試みを可能にする。
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(到達目標)
教育が歴史・社会的文脈においてしか成立しえない事象であることを理解し、教育学に包含される問題群がいかに幅広く、多様なものであるかを感得することで、教育学を学ぶモチベーションを高める。
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(授業計画と内容)
1.オリエンテーション 2.〜14.個人発表またはグループ発表:教育をテーマとする映画作品および原作(または関連文献)を各受講者が取り上げ、読みとった教育像を報告し全体で共有化の上、討論を通じて考察を深める。 <取り上げる作品例> ・山田洋次監督『学校』『学校Ⅱ』1993、1996日本 ・吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』2012、日本 ・ピーター・ウィア監督『いまを生きる』1989、米国 ・チャン・イーモウ監督『あの子を探して』1999 中国 ・ガス・ヴァン・サント監督『グッド・ウィル・ハンティング』1997 アメリカ ・ジョー・ジョンストン監督『遠い空の向こうに』1999 アメリカ ・ジェイソン・ライトマン監督『ジュノ = JUNO』2008 アメリカ ・マーク・ウェブ監督『Gifted = ギフテッド』2017 アメリカ ・スティーブン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽』2017 アメリカ ・ガーウィグ監督『レディ・バード』2017 アメリカ ・フランソワ・ベゴドー監督『パリ20区、僕たちのクラス』2008 フランス ・アリアンヌ・アスカリッド監督『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』2014 フランス ・フランソワ・トリュフォー監督『大人は判ってくれない』1959 フランス ・サム・ウッド監督『チップス先生さようなら』1939 イギリス ・ジョン・カーニー監督『シング・ストリート 未来へのうた』2016 アイルランド 15.フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価による。
教育現象の歴史・社会的文脈での把握・理解が達成されたかどうかを観点に、セミナーにおける発表時のレジュメの完成度、説明の適切性、作品選択の理由説明などを評価する(70%)。さらにそこに日常の討論・共同作業への参加状態、貢献などを加味する(30%)。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
グループ発表においては、他のメンバーと密に連絡を取り、協調して発表準備を行うこと。
他の人が発表で取り上げる作品もなるべく、吉田南図書館1F視聴覚室または附属図書館3Fラーニング・コモンズで視聴しておくことが望ましい。 |
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :科学論
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(英 訳) | ILAS Seminar :Philosophy and History of Science | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 教育院棟演習室21 | ||||||
(キーワード) | 哲学および倫理学関連 / 分析哲学 / 科学哲学 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 哲学と科学に興味があり、かつ、文章を読みながら「議論する」ことについて深く学びたい学生に向けて、ディスカッション中心の授業を行ないます(単位取得には積極的な発言が必要です)。 教科書の文章をクラス全体で精読するほか、各回の担当者を選定し、担当者による司会進行のもとで、ディスカッションを実施します。 |
||||||
(到達目標) | 文章精読とディスカッションの技術を学ぶとともに、哲学的・科学的観点から新たな知見を獲得する。 | ||||||
(授業計画と内容) | 第1回:授業についてのガイダンスを行なう。 第2回:教員による司会進行と解説のもと、クラス全体でのディスカッションを行なう。 第3回〜第14回:各回の担当者による司会進行のもと、クラス全体でのディスカッションを行なう。適宜、教員による解説を挟む。 第15回:フィードバック |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各回の授業におけるディスカッションへの参加度と、担当者としての発言内容をもとに、成績評価を行なう。(詳細は講義のガイダンスにて説明します。) |
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(教科書) |
『哲学の問い』
(ちくま新書)
ISBN:978-4480076328
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 各回のディスカッション内容を振り返ることで、自分の担当回ではどのように司会進行を行なうかを考えておく。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 連絡方法等については教員のウェブサイトを参照してください。活発な議論への参加を期待します。 総合人間学部の学生は、別途選抜を行なう場合があるので、総合人間学部生用のシラバスの授業計画をご覧ください。 |
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ILASセミナー :科学論
(科目名)
ILAS Seminar :Philosophy and History of Science
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 教育院棟演習室21 |
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(キーワード) 哲学および倫理学関連 / 分析哲学 / 科学哲学 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
哲学と科学に興味があり、かつ、文章を読みながら「議論する」ことについて深く学びたい学生に向けて、ディスカッション中心の授業を行ないます(単位取得には積極的な発言が必要です)。
教科書の文章をクラス全体で精読するほか、各回の担当者を選定し、担当者による司会進行のもとで、ディスカッションを実施します。 |
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(到達目標)
文章精読とディスカッションの技術を学ぶとともに、哲学的・科学的観点から新たな知見を獲得する。
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(授業計画と内容)
第1回:授業についてのガイダンスを行なう。 第2回:教員による司会進行と解説のもと、クラス全体でのディスカッションを行なう。 第3回〜第14回:各回の担当者による司会進行のもと、クラス全体でのディスカッションを行なう。適宜、教員による解説を挟む。 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
各回の授業におけるディスカッションへの参加度と、担当者としての発言内容をもとに、成績評価を行なう。(詳細は講義のガイダンスにて説明します。)
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(教科書)
『哲学の問い』
(ちくま新書)
ISBN:978-4480076328
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
各回のディスカッション内容を振り返ることで、自分の担当回ではどのように司会進行を行なうかを考えておく。
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(その他(オフィスアワー等))
連絡方法等については教員のウェブサイトを参照してください。活発な議論への参加を期待します。
総合人間学部の学生は、別途選抜を行なう場合があるので、総合人間学部生用のシラバスの授業計画をご覧ください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :社会心理学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Social Psychology | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
||||||
(教室) | 共北12 | ||||||
(キーワード) | 災害 / グループワーク / 人間科学 | ||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的) | 防災・減災および災害復興に関して、人間科学(自然科学とは異なるもう一つの科学)としての社会心理学による実践/研究のアプローチについて理解を深める。 | ||||||
(到達目標) | ・防災・減災に対する人間科学的アプローチ(研究者と当事者の協同的実践を前提とするアプローチ)を理解する。 ・各種グループワークの手法を体験的に学ぶ。 |
||||||
(授業計画と内容) | 1.イントロダクション 2〜3.人間科学的アプローチの視点と姿勢 4.災害サイクル 5〜6.新しい避難訓練 7〜8:生活防災の提案 9〜11:ボランティアと心のケア 12〜14:災害リスクコミュニケーション 15.フィードバック 毎回の授業は、受講者(担当者)による教科書の発表、教員による解説、受講者によるディスカッションやグループワーク、から構成される。 |
||||||
(履修要件) |
特になし
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 担当分の発表など授業への参加度、および、課題レポート(3回程度)により評価する。詳細は授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
PandAで、または授業中に資料を配付する。
|
||||||
(参考書等) |
授業中に紹介する
|
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(授業外学習(予習・復習)等) | 授業で取り上げる資料には、事前に目を通してきてください。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | |||||||
ILASセミナー :社会心理学
(科目名)
ILAS Seminar :Social Psychology
(英 訳)
|
|
||||||
(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北12 |
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(キーワード) 災害 / グループワーク / 人間科学 | |||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
(授業の概要・目的)
防災・減災および災害復興に関して、人間科学(自然科学とは異なるもう一つの科学)としての社会心理学による実践/研究のアプローチについて理解を深める。
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(到達目標)
・防災・減災に対する人間科学的アプローチ(研究者と当事者の協同的実践を前提とするアプローチ)を理解する。
・各種グループワークの手法を体験的に学ぶ。 |
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(授業計画と内容)
1.イントロダクション 2〜3.人間科学的アプローチの視点と姿勢 4.災害サイクル 5〜6.新しい避難訓練 7〜8:生活防災の提案 9〜11:ボランティアと心のケア 12〜14:災害リスクコミュニケーション 15.フィードバック 毎回の授業は、受講者(担当者)による教科書の発表、教員による解説、受講者によるディスカッションやグループワーク、から構成される。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
担当分の発表など授業への参加度、および、課題レポート(3回程度)により評価する。詳細は授業中に説明する。
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(教科書)
PandAで、または授業中に資料を配付する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で取り上げる資料には、事前に目を通してきてください。
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(その他(オフィスアワー等))
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :民事手続の基礎
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Civil Procedure | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 15(15)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 共北36 | ||||||
(キーワード) | 民事紛争の解決方法 / 民事裁判の特質 / 民事裁判の仕組み・手続 / 裁判官の判断形成過程 / 法的思考 | ||||||
(授業の概要・目的) | 紛争解決とは、錯綜した事実関係を分析・整理して問題を発見し、一定のルールを基準として解決を図ることである。民事紛争の種々の解決方法を学ぶことは、社会の様々な局面における問題解決を図るための基礎的な訓練となり、実社会で必要な幅広い対応力を身につけることにつながる。 本講座では、まず、身近な民事紛争の事例を取り上げて、様々な解決方法の利害得失を理解するとともに、特に民事裁判(民事訴訟)について、その特質、基本的な流れ、利用方法等を学ぶこととする。講義では、元裁判官の経験を活かして、世の中に生起する様々な紛争が民事裁判等を通じて実際にどのように解決されているかについて具体的事例をあげて説明する。そして、受講生は、①紛争事案についてどのような解決手段を選択するのが相当か、その場合どのような手続を踏み、実際に交渉等の場面でどのような主張をするのが相当かを全員で議論する、②当事者の雑多な言い分の中から法的に重要な事実を拾い出して法的主張を組み立て、それを記載した裁判関係文書を作成してみる、③模擬裁判(口頭弁論、集中証拠調べ等)を実演して、主張や反論の仕方、事実を引き出すための尋問の仕方などを学ぶといった体験的・実践的学習を通じて、事案の分析の仕方、法的な論述の進め方や討論の仕方を身をもって学び取れるようにする。これらの学習を通じて、受講生が「法化社会」で生きていくために必要な「法的なものの考え方」や事案を分析して法的に論証する力を身につけるとともに、民事紛争解決システムの利用の仕方を理解する一助としたい。 |
||||||
(到達目標) | 民事紛争の各種の解決方法の利害得失や民事裁判(民事訴訟)の仕組みと特質について基礎的な知識を修得するとともに、紛争を解決するに当たり、事実関係を整理・分析した結果に基づき口頭又は書面により効果的に論証する力を身につける。 | ||||||
(授業計画と内容) | 基本的に以下の計画に従って講義を進める。ただし、講義の進み具合、受講生の理解度に対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 授業のガイダンス/私的紛争の発生とその解決方法(民事手続概論) −裁判所、裁判官、裁判所職員の概要を知ろう −私的紛争の解決とはどういうことか?どのような解決方法があるのか? 第2回 民事裁判(訴訟)の特質/民事訴訟手続の概要 −民事裁判(訴訟)の特質は何か? −民事訴訟の手続の概要を知ろう 第3回 民事訴訟手続の流れの概観 −訴えの提起から判決までの手続はどのように進められるのか? 第4回 民事裁判の判断の構造 −裁判官の判断形成過程とはどのようなものか? −判断形成上、法律要件該当事実(要件事実)が果たす機能は何か? 第5回 訴えと請求 −訴えの種類にはどのようなものがあるか? −訴状・答弁書にはどのような事項を記載することが求められるか? −訴訟上の請求(訴訟物)とはどのようなものか? 第6回 民事訴訟の基本原則(処分権主義・弁論主義・口頭弁論の諸原則) −民事訴訟はどのようなルールに従って進められるか? −審理におけるイニシャティブは裁判所・当事者のいずれにあるだろうか? 第7回 民事訴訟と裁判官 −裁判官の判断作用には競技審判などと比べてどのような特色があるか? −紛争解決に向けての裁判官の姿勢はどのようなものだろうか? 第8回 争点中心の審理と争点整理手続 −争点中心の審理をするためにはどのようなことが必要になるだろうか? −争点整理はどのような目的で何をすることか? −争点整理はどのように行われるか? −集中証拠調べとはどのようなことだろうか? 第9回 事実認定と証拠(1) −民事裁判における事実認定にはどのような特色があるだろうか? −事実認定はどのようなルールに従って行われるか? −事実認定に当たり自由心証主義はどのような役割を果たしているか? −経験則とは何か?これと自由心証主義とはどのような関わりをもつか? 第10回 事実認定と証拠(2) −証明の対象になる事実はどのようなものか? −証拠調べにはどのような種類があるあるか? −どのようにして証拠(書証・人証)の証明力を判断するのか? −対立矛盾する証拠がある場合、どのようにして事実を認定するのか? 第11回 模擬口頭弁論 −具体的な事案について、原告側・被告側の受講生が、それぞれの立場から主張を行い、裁判官役の受講生が質問しながら主張や証拠を整理して、争点を明確にし、証拠調べの対象を絞り込む実演を行う。 第12回 判決と和解 −判例の拘束力とはどのようなものか? −判決書作成の目的は何か?何をどのように記載すべきか? −確定判決にはどのような効力があるか? −判決以外の訴訟終了事由にはどのようなものがあるか? −判決と和解の利害得失は何か? 第13回 模擬裁判(集中証拠調べから判決言渡しまで) −具体的な事案について、受講生が原告・被告各訴訟代理人役、裁判官役等を分担して、集中証拠調べから判決言渡しまでの裁判手続を実演する。 第14回 模擬裁判の判決言渡し/講評/全体の補足とまとめ 第15回 期末試験/学習到達度の評価 第16回 フィードバック フィードバックの具体的実施方法は後日連絡する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 討論への積極的な参加・貢献の度合い(10点)、課題に対するレポート起案(2回、各20点)、期末試験(50点)により評価する。 起案は全回提出を必須とする。起案については到達目標の達成度に基づき評価する。 期末試験は、民事裁判に関する基礎的な知識を問うものとし、一部は論述式とする。論述問題は基礎的な知識をもとに自分の考えを論理的かつ明確に展開できているかを基準に評価する。 【評価基準】*平成27年度以降のカリキュラムの適用学生 到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。 96〜100点:目標を十分に達成しており、とくに優れている。 85〜 95点:目標を十分に達成しており、優れている。 75〜 84点:目標について良好な達成度を示している。 65〜 74点:目標について標準的な達成度を示している。 60〜 64点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。 0〜 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。 |
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(教科書) |
教科書は特に指定しない。
事前にレジュメ及び事例問題等をKULASISに登載する。
ただし、小六法(『ポケット六法』、『デーリー六法』等。どこの出版社のものでもよいが、最新版を用意すること)は必須。
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(参考書等) |
『民事裁判入門[第3版補訂版]』
(有斐閣)
ISBN:978-4-641-13623-6
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(授業外学習(予習・復習)等) | レジュメの該当箇所について参考書や指定された文献等を手がかりに予習して授業に臨み、授業後は、必要に応じて参考書等も参照しつつ何を理解できたか確認することが望ましい。事例問題については、予め検討し、授業での討論に備えること。 特に準備が必要な事項(模擬裁判の準備、課題に対するレポート起案の作成・提出方法等)については授業中に別途指示する。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | できる限り講師と受講生あるいは受講生間で対話的討論ができる授業を目指したい。授業中わからないことがあれば遠慮なく質問してほしいし、種々の問題について積極的に発言してほしい。 模擬裁判では、各担当者チーム(原告側、被告側、裁判官)が協力し合って入念な準備をすること。 |
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ILASセミナー :民事手続の基礎
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Civil Procedure
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 15(15)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 共北36 |
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(キーワード) 民事紛争の解決方法 / 民事裁判の特質 / 民事裁判の仕組み・手続 / 裁判官の判断形成過程 / 法的思考 | |||||||
(授業の概要・目的)
紛争解決とは、錯綜した事実関係を分析・整理して問題を発見し、一定のルールを基準として解決を図ることである。民事紛争の種々の解決方法を学ぶことは、社会の様々な局面における問題解決を図るための基礎的な訓練となり、実社会で必要な幅広い対応力を身につけることにつながる。
本講座では、まず、身近な民事紛争の事例を取り上げて、様々な解決方法の利害得失を理解するとともに、特に民事裁判(民事訴訟)について、その特質、基本的な流れ、利用方法等を学ぶこととする。講義では、元裁判官の経験を活かして、世の中に生起する様々な紛争が民事裁判等を通じて実際にどのように解決されているかについて具体的事例をあげて説明する。そして、受講生は、①紛争事案についてどのような解決手段を選択するのが相当か、その場合どのような手続を踏み、実際に交渉等の場面でどのような主張をするのが相当かを全員で議論する、②当事者の雑多な言い分の中から法的に重要な事実を拾い出して法的主張を組み立て、それを記載した裁判関係文書を作成してみる、③模擬裁判(口頭弁論、集中証拠調べ等)を実演して、主張や反論の仕方、事実を引き出すための尋問の仕方などを学ぶといった体験的・実践的学習を通じて、事案の分析の仕方、法的な論述の進め方や討論の仕方を身をもって学び取れるようにする。これらの学習を通じて、受講生が「法化社会」で生きていくために必要な「法的なものの考え方」や事案を分析して法的に論証する力を身につけるとともに、民事紛争解決システムの利用の仕方を理解する一助としたい。 |
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(到達目標)
民事紛争の各種の解決方法の利害得失や民事裁判(民事訴訟)の仕組みと特質について基礎的な知識を修得するとともに、紛争を解決するに当たり、事実関係を整理・分析した結果に基づき口頭又は書面により効果的に論証する力を身につける。
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(授業計画と内容)
基本的に以下の計画に従って講義を進める。ただし、講義の進み具合、受講生の理解度に対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 第1回 授業のガイダンス/私的紛争の発生とその解決方法(民事手続概論) −裁判所、裁判官、裁判所職員の概要を知ろう −私的紛争の解決とはどういうことか?どのような解決方法があるのか? 第2回 民事裁判(訴訟)の特質/民事訴訟手続の概要 −民事裁判(訴訟)の特質は何か? −民事訴訟の手続の概要を知ろう 第3回 民事訴訟手続の流れの概観 −訴えの提起から判決までの手続はどのように進められるのか? 第4回 民事裁判の判断の構造 −裁判官の判断形成過程とはどのようなものか? −判断形成上、法律要件該当事実(要件事実)が果たす機能は何か? 第5回 訴えと請求 −訴えの種類にはどのようなものがあるか? −訴状・答弁書にはどのような事項を記載することが求められるか? −訴訟上の請求(訴訟物)とはどのようなものか? 第6回 民事訴訟の基本原則(処分権主義・弁論主義・口頭弁論の諸原則) −民事訴訟はどのようなルールに従って進められるか? −審理におけるイニシャティブは裁判所・当事者のいずれにあるだろうか? 第7回 民事訴訟と裁判官 −裁判官の判断作用には競技審判などと比べてどのような特色があるか? −紛争解決に向けての裁判官の姿勢はどのようなものだろうか? 第8回 争点中心の審理と争点整理手続 −争点中心の審理をするためにはどのようなことが必要になるだろうか? −争点整理はどのような目的で何をすることか? −争点整理はどのように行われるか? −集中証拠調べとはどのようなことだろうか? 第9回 事実認定と証拠(1) −民事裁判における事実認定にはどのような特色があるだろうか? −事実認定はどのようなルールに従って行われるか? −事実認定に当たり自由心証主義はどのような役割を果たしているか? −経験則とは何か?これと自由心証主義とはどのような関わりをもつか? 第10回 事実認定と証拠(2) −証明の対象になる事実はどのようなものか? −証拠調べにはどのような種類があるあるか? −どのようにして証拠(書証・人証)の証明力を判断するのか? −対立矛盾する証拠がある場合、どのようにして事実を認定するのか? 第11回 模擬口頭弁論 −具体的な事案について、原告側・被告側の受講生が、それぞれの立場から主張を行い、裁判官役の受講生が質問しながら主張や証拠を整理して、争点を明確にし、証拠調べの対象を絞り込む実演を行う。 第12回 判決と和解 −判例の拘束力とはどのようなものか? −判決書作成の目的は何か?何をどのように記載すべきか? −確定判決にはどのような効力があるか? −判決以外の訴訟終了事由にはどのようなものがあるか? −判決と和解の利害得失は何か? 第13回 模擬裁判(集中証拠調べから判決言渡しまで) −具体的な事案について、受講生が原告・被告各訴訟代理人役、裁判官役等を分担して、集中証拠調べから判決言渡しまでの裁判手続を実演する。 第14回 模擬裁判の判決言渡し/講評/全体の補足とまとめ 第15回 期末試験/学習到達度の評価 第16回 フィードバック フィードバックの具体的実施方法は後日連絡する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
討論への積極的な参加・貢献の度合い(10点)、課題に対するレポート起案(2回、各20点)、期末試験(50点)により評価する。
起案は全回提出を必須とする。起案については到達目標の達成度に基づき評価する。 期末試験は、民事裁判に関する基礎的な知識を問うものとし、一部は論述式とする。論述問題は基礎的な知識をもとに自分の考えを論理的かつ明確に展開できているかを基準に評価する。 【評価基準】*平成27年度以降のカリキュラムの適用学生 到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。 96〜100点:目標を十分に達成しており、とくに優れている。 85〜 95点:目標を十分に達成しており、優れている。 75〜 84点:目標について良好な達成度を示している。 65〜 74点:目標について標準的な達成度を示している。 60〜 64点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。 0〜 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。 |
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(教科書)
教科書は特に指定しない。
事前にレジュメ及び事例問題等をKULASISに登載する。
ただし、小六法(『ポケット六法』、『デーリー六法』等。どこの出版社のものでもよいが、最新版を用意すること)は必須。
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(参考書等)
『民事裁判入門[第3版補訂版]』
(有斐閣)
ISBN:978-4-641-13623-6
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(授業外学習(予習・復習)等)
レジュメの該当箇所について参考書や指定された文献等を手がかりに予習して授業に臨み、授業後は、必要に応じて参考書等も参照しつつ何を理解できたか確認することが望ましい。事例問題については、予め検討し、授業での討論に備えること。
特に準備が必要な事項(模擬裁判の準備、課題に対するレポート起案の作成・提出方法等)については授業中に別途指示する。 |
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(その他(オフィスアワー等))
できる限り講師と受講生あるいは受講生間で対話的討論ができる授業を目指したい。授業中わからないことがあれば遠慮なく質問してほしいし、種々の問題について積極的に発言してほしい。
模擬裁判では、各担当者チーム(原告側、被告側、裁判官)が協力し合って入念な準備をすること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :日本美術史入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction of Japanese Art History | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 総合研究2号館 第9講義室 | ||||||
(キーワード) | 美学美術史学 / 日本 / 絵画・彫刻・工芸品 / プレゼンテーション | ||||||
(授業の概要・目的) | 美術作品はそれを生み出した人や社会とどのように関わるのでしょうか。どのように観察し、どのような問題意識を持てば、作品から人の営みを語ることができるのでしょうか。この授業では日本美術を対象とし、受講者自らが考察対象とする作品を設定して作品研究を遂行し、美術史研究の実際を経験することを目的とします。 |
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(到達目標) | ・美術史学の基本的な方法を習得する。 ・日本文化に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
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(授業計画と内容) | 授業はゼミナール形式で進めます。資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には自らの興味関心に基づいて日本美術史から研究対象とする作品を定めて「問い」を設定し、その解明を目指します。 以下の手順で進め、1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 1.日本美術史の研究方法を知る。 2.研究対象とする作品を決定する。 3.美術作品を言葉で記述する。 4.学術論文を捜索し、研究の論点を知る。 5.設定したテーマに関連する作品を収集する。 6.パワーポイントを作成して研究結果を報告、議論する。 7.学術論文の形式を備えたレポートを作成する。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 討論への参加(40%)、発表内容(30%)、レポート内容(30%)によって、総合的に評価します。 | ||||||
(教科書) |
プリントを配布する。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、テーマとする作品を設定し、授業の最終段階では口頭発表をもとにレポートをまとめます。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 毎回出席できることを前提とし、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することを重視します。 | ||||||
ILASセミナー :日本美術史入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction of Japanese Art History
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 総合研究2号館 第9講義室 |
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(キーワード) 美学美術史学 / 日本 / 絵画・彫刻・工芸品 / プレゼンテーション | |||||||
(授業の概要・目的)
美術作品はそれを生み出した人や社会とどのように関わるのでしょうか。どのように観察し、どのような問題意識を持てば、作品から人の営みを語ることができるのでしょうか。この授業では日本美術を対象とし、受講者自らが考察対象とする作品を設定して作品研究を遂行し、美術史研究の実際を経験することを目的とします。
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(到達目標)
・美術史学の基本的な方法を習得する。
・日本文化に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
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(授業計画と内容)
授業はゼミナール形式で進めます。資料の収集や分析といった作業、および口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には自らの興味関心に基づいて日本美術史から研究対象とする作品を定めて「問い」を設定し、その解明を目指します。 以下の手順で進め、1テーマあたり1〜2回の授業日をあてる予定です。授業回数は15回で、最終回はフィードバックです。 1.日本美術史の研究方法を知る。 2.研究対象とする作品を決定する。 3.美術作品を言葉で記述する。 4.学術論文を捜索し、研究の論点を知る。 5.設定したテーマに関連する作品を収集する。 6.パワーポイントを作成して研究結果を報告、議論する。 7.学術論文の形式を備えたレポートを作成する。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
討論への参加(40%)、発表内容(30%)、レポート内容(30%)によって、総合的に評価します。
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(教科書)
プリントを配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回の授業で課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。また、テーマとする作品を設定し、授業の最終段階では口頭発表をもとにレポートをまとめます。
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(その他(オフィスアワー等))
毎回出席できることを前提とし、自らの作業・発表だけでなく、他の受講生の作業を見たり、発表を聞いて討論することを重視します。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ハビタブル・アース−生命を育む地球史
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(英 訳) | ILAS Seminar :Habitable Earth - History of our Home Planet | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 12(12)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 水5 |
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(教室) | 東一条館201大講義室 | ||||||
(キーワード) | ハビタブルゾーン / 地球惑星系 / 太陽系 / 太陽系外惑星 / ExoKyoto | ||||||
(授業の概要・目的) | 地球が誕生した後、長期にわたってハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)に位置し、様々な生命の発展を支えた事実を、太陽系の他の惑星群の放射平衡温度(黒体温度)と惑星探査機による惑星表面温度との比較、大気組成や自転・公転周期、衛星(月)の形成と存在などを考慮しながら考察する。同時に、現在までに発見された太陽系外惑星について様々な知見をもとに分類し、様々な恒星系での複数のハビタブルゾーン定義について考察し、生命が存在する可能性のあるハビタブル惑星の条件を考察する。 また、シュミットカセグレン望遠鏡を用いた天体観望を通じて太陽系の惑星と主な一等星や星座・メシエ天体について学習する。NASAのJWST、HSTや、岡山せいめい望遠鏡などについても解説を行う。 また地球史の学習を通じて海洋と大気の形成条件と,海洋循環や水文循環プロセスがもたらす気候安定効果について学び,そのシステムが機能しなくなった際の極端事象について学ぶ。また大量絶滅事象を学習することにより,地球生態システムを維持するための要因について学び、人類の生存のための重要な惑星的条件について考慮する。同時に、太陽フレア・恒星フレアによる生命・宇宙開発への影響についても考察する。 本ILASセミナーは、2015年度にポケットゼミとして開講されて以来、10年目の開講となるが、2016-2024年度には太陽系外惑星データベースExoKyotoをILASセミナー受講生が中心となって開発・公開を行ない、現在様々な分野で利用されている。また総合生存学館環境災害研究会、SIC有人宇宙学研究センター、宇宙生物学ゼミらと連携しつつ観望会や系外惑星セミナー・観測を開催するなど、活発な交流活動を行っており、そのようなアウトリーチ活動の開催やILASセミナー終了後の相互連携も目標としている。 |
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(到達目標) | ハビタブル・ゾーン(ゴルディロックスゾーン)についての理解を深め、地球の特殊性を理解し、生命が存在する惑星についての基礎的条件について考察する。身近な天体に親しみ、天体観測についての基礎的スキルを身につける。さらに、人類および生命の維持のために必要な惑星の条件について学び、太陽系外惑星の分類に応用したのち、人類と生命の生存のために我々が何をなすべきかについて知見を育む。 天体観望会の開催や、系外惑星データベースの開発、ワークショップや合宿を通じての人材交流を通じて、「市民に開かれた大学」として、積極的に情報発信できる学生となることをもう一つの目標とする。 |
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(授業計画と内容) | 以下のテーマについて授業を行う予定である。なお、2コマ相当を京都大学防災研究所白浜海象観測所での実習に充てる。 1.地球型惑星それぞれの比較を通じて第三番惑星の特殊性について学ぶ。地球型惑星それぞれについての太陽定数・惑星アルベドを利用した放射平衡温度(黒体温度 Blackbody Temperature)算定を通じて、各惑星における大気の組成比較とその温室効果の違いについて学ぶ。 2.ハビタブル惑星の条件1−金星を例にとり暴走温室効果(Runaway Greenhouse Effect)と射出限界(Critical Flux)について学ぶ。さらに、地球と金星の比較とそれぞれの磁気圏とその作用、またビーナス・エクスプレスによる磁気リコネクションの証拠などをもとに惑星磁場の重要性について学ぶ。 3.ハビタブル惑星の条件2−雪玉地球(Snowball Earth)を例にとり,水文プロセスの重要性について学ぶ。 これらから、Kopparapu et al.2013によるハビタブルゾーン設定について学ぶ。 4.地球惑星形成の歴史1−月誕生過程について、ジャイアント・インパクト説をもとに解説し、月の存在と地球環境の安定、自転軸の安定について学ぶ。 5.地球惑星形成の歴史2−雪玉地球(Snowball Earth)時代の証拠とその大気組成への影響(過酸化水素の生成による酸素濃度増加説)、海洋凍結による海洋循環停止の影響について学ぶ。 6.地球惑星形成の歴史3−ペルム期末大量絶滅(P-T境界事変)と海洋無酸素事変(Oceanic Anoxic Events - OAEs)について学ぶ。 7.地球惑星形成の歴史4−白亜紀末大量絶滅(K-T境界事変)と隕石衝突説、またその証拠とされるK-T境界層のイリジウムについて学ぶ。 8.地球惑星形成の歴史5−新生代・完新世の大量絶滅の可能性について学ぶ。 9.太陽系外惑星1−系外惑星発見の歴史とその手法(視線速度法)、ケプラー宇宙望遠鏡とトランジット法について学ぶ。 10.太陽系外惑星2−系外惑星の分類・愛称(ホットジュピター・ホットネプチューン、スーパーアースなど)を学び、系外惑星の居住可能性の分類方法について学ぶ。 11.太陽系外惑星3−系外惑星データベース“ExoKyoto”を用いて、ハビタブルな惑星を探り、その居住可能性について議論を行う。 12.<フィードバック>以下のフィールド見学会および、望遠鏡の基本操作、主な星座と一等星、メシエ天体について解説する。 *防災研究所白浜海象見学と惑星の観望会実施予定7月5日-7月6日(土曜日・日曜日) 【場所】京都大学防災研究所白浜海象観測所 http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/shirahama/index.html 白浜水族館 【現地協力教員(予定)】馬場 康之(准教授) 【予定費用(受講生実費)】交通費 プラス宿泊代(1万円前後)+食事代(参加人数によって変化) (昨年度は、バスにて全員で移動・今年度もバス移動であれば交通費は不徴収) *白浜海の家宿泊が可能となれば、安く宿泊可能です。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/outside/fa_sirahama.html 【内容】白浜海象観測所の見学 ボートによる観測実習(海象次第)望遠鏡を用いた惑星観測(天候次第) *受講生には基本的に全員参加いただく予定ですが、参加できない学生は特別措置を講じます。 *2023年度は有志での串本実習も実施しました。 |
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(履修要件) |
宇宙や地球・他の惑星系について興味のある学生であること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の後の短いレポートと最終レポートによる。 講義の理解、惑星系と宇宙についての興味などを評価する。 |
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(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
『シリーズ現代の天文学 第一巻 人類の住む宇宙』
(日本評論社)
『シリーズ現代の天文学 第九巻 太陽系と惑星』
(日本評論社)
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(関連URL) |
http://www.exoplanetkyoto.org
初めての日本語での太陽系外惑星データベース。本ILASセミナー担当者とILASセミナー受講生有志が中心になってこのデータベースを作成している。
http://www.gwrlab.org 担当教員の研究室ホームページ |
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(授業外学習(予習・復習)等) | NASAやESAのホームページ、NHK教育などでの宇宙関連番組、講義で紹介する英語での教育番組等を積極的に学習する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 望遠鏡や双眼鏡を用いたフィールドでの天体観測も講義期間中に随時案内する予定であるが、京大吉田キャンパス内で実施する場合以外は小人数での移動を伴うので、参加希望の学生は学研災(学生教育研究災害傷害保険・付帯賠償責任保険)に加入する必要があります。また、移動交通費は希望者多数の場合、学生の実費負担にて行う場合があります。 | ||||||
ILASセミナー :ハビタブル・アース−生命を育む地球史
(科目名)
ILAS Seminar :Habitable Earth - History of our Home Planet
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期 (受講定員(1回生定員)) 12(12)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水5 (教室) 東一条館201大講義室 |
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(キーワード) ハビタブルゾーン / 地球惑星系 / 太陽系 / 太陽系外惑星 / ExoKyoto | |||||||
(授業の概要・目的)
地球が誕生した後、長期にわたってハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)に位置し、様々な生命の発展を支えた事実を、太陽系の他の惑星群の放射平衡温度(黒体温度)と惑星探査機による惑星表面温度との比較、大気組成や自転・公転周期、衛星(月)の形成と存在などを考慮しながら考察する。同時に、現在までに発見された太陽系外惑星について様々な知見をもとに分類し、様々な恒星系での複数のハビタブルゾーン定義について考察し、生命が存在する可能性のあるハビタブル惑星の条件を考察する。
また、シュミットカセグレン望遠鏡を用いた天体観望を通じて太陽系の惑星と主な一等星や星座・メシエ天体について学習する。NASAのJWST、HSTや、岡山せいめい望遠鏡などについても解説を行う。 また地球史の学習を通じて海洋と大気の形成条件と,海洋循環や水文循環プロセスがもたらす気候安定効果について学び,そのシステムが機能しなくなった際の極端事象について学ぶ。また大量絶滅事象を学習することにより,地球生態システムを維持するための要因について学び、人類の生存のための重要な惑星的条件について考慮する。同時に、太陽フレア・恒星フレアによる生命・宇宙開発への影響についても考察する。 本ILASセミナーは、2015年度にポケットゼミとして開講されて以来、10年目の開講となるが、2016-2024年度には太陽系外惑星データベースExoKyotoをILASセミナー受講生が中心となって開発・公開を行ない、現在様々な分野で利用されている。また総合生存学館環境災害研究会、SIC有人宇宙学研究センター、宇宙生物学ゼミらと連携しつつ観望会や系外惑星セミナー・観測を開催するなど、活発な交流活動を行っており、そのようなアウトリーチ活動の開催やILASセミナー終了後の相互連携も目標としている。 |
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(到達目標)
ハビタブル・ゾーン(ゴルディロックスゾーン)についての理解を深め、地球の特殊性を理解し、生命が存在する惑星についての基礎的条件について考察する。身近な天体に親しみ、天体観測についての基礎的スキルを身につける。さらに、人類および生命の維持のために必要な惑星の条件について学び、太陽系外惑星の分類に応用したのち、人類と生命の生存のために我々が何をなすべきかについて知見を育む。
天体観望会の開催や、系外惑星データベースの開発、ワークショップや合宿を通じての人材交流を通じて、「市民に開かれた大学」として、積極的に情報発信できる学生となることをもう一つの目標とする。 |
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(授業計画と内容)
以下のテーマについて授業を行う予定である。なお、2コマ相当を京都大学防災研究所白浜海象観測所での実習に充てる。 1.地球型惑星それぞれの比較を通じて第三番惑星の特殊性について学ぶ。地球型惑星それぞれについての太陽定数・惑星アルベドを利用した放射平衡温度(黒体温度 Blackbody Temperature)算定を通じて、各惑星における大気の組成比較とその温室効果の違いについて学ぶ。 2.ハビタブル惑星の条件1−金星を例にとり暴走温室効果(Runaway Greenhouse Effect)と射出限界(Critical Flux)について学ぶ。さらに、地球と金星の比較とそれぞれの磁気圏とその作用、またビーナス・エクスプレスによる磁気リコネクションの証拠などをもとに惑星磁場の重要性について学ぶ。 3.ハビタブル惑星の条件2−雪玉地球(Snowball Earth)を例にとり,水文プロセスの重要性について学ぶ。 これらから、Kopparapu et al.2013によるハビタブルゾーン設定について学ぶ。 4.地球惑星形成の歴史1−月誕生過程について、ジャイアント・インパクト説をもとに解説し、月の存在と地球環境の安定、自転軸の安定について学ぶ。 5.地球惑星形成の歴史2−雪玉地球(Snowball Earth)時代の証拠とその大気組成への影響(過酸化水素の生成による酸素濃度増加説)、海洋凍結による海洋循環停止の影響について学ぶ。 6.地球惑星形成の歴史3−ペルム期末大量絶滅(P-T境界事変)と海洋無酸素事変(Oceanic Anoxic Events - OAEs)について学ぶ。 7.地球惑星形成の歴史4−白亜紀末大量絶滅(K-T境界事変)と隕石衝突説、またその証拠とされるK-T境界層のイリジウムについて学ぶ。 8.地球惑星形成の歴史5−新生代・完新世の大量絶滅の可能性について学ぶ。 9.太陽系外惑星1−系外惑星発見の歴史とその手法(視線速度法)、ケプラー宇宙望遠鏡とトランジット法について学ぶ。 10.太陽系外惑星2−系外惑星の分類・愛称(ホットジュピター・ホットネプチューン、スーパーアースなど)を学び、系外惑星の居住可能性の分類方法について学ぶ。 11.太陽系外惑星3−系外惑星データベース“ExoKyoto”を用いて、ハビタブルな惑星を探り、その居住可能性について議論を行う。 12.<フィードバック>以下のフィールド見学会および、望遠鏡の基本操作、主な星座と一等星、メシエ天体について解説する。 *防災研究所白浜海象見学と惑星の観望会実施予定7月5日-7月6日(土曜日・日曜日) 【場所】京都大学防災研究所白浜海象観測所 http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/shirahama/index.html 白浜水族館 【現地協力教員(予定)】馬場 康之(准教授) 【予定費用(受講生実費)】交通費 プラス宿泊代(1万円前後)+食事代(参加人数によって変化) (昨年度は、バスにて全員で移動・今年度もバス移動であれば交通費は不徴収) *白浜海の家宿泊が可能となれば、安く宿泊可能です。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/outside/fa_sirahama.html 【内容】白浜海象観測所の見学 ボートによる観測実習(海象次第)望遠鏡を用いた惑星観測(天候次第) *受講生には基本的に全員参加いただく予定ですが、参加できない学生は特別措置を講じます。 *2023年度は有志での串本実習も実施しました。 |
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(履修要件)
宇宙や地球・他の惑星系について興味のある学生であること。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の後の短いレポートと最終レポートによる。
講義の理解、惑星系と宇宙についての興味などを評価する。 |
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
『シリーズ現代の天文学 第一巻 人類の住む宇宙』
(日本評論社)
『シリーズ現代の天文学 第九巻 太陽系と惑星』
(日本評論社)
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(授業外学習(予習・復習)等)
NASAやESAのホームページ、NHK教育などでの宇宙関連番組、講義で紹介する英語での教育番組等を積極的に学習する。
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(その他(オフィスアワー等))
望遠鏡や双眼鏡を用いたフィールドでの天体観測も講義期間中に随時案内する予定であるが、京大吉田キャンパス内で実施する場合以外は小人数での移動を伴うので、参加希望の学生は学研災(学生教育研究災害傷害保険・付帯賠償責任保険)に加入する必要があります。また、移動交通費は希望者多数の場合、学生の実費負担にて行う場合があります。
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