


授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
森里海連環学実習I :芦生研究林−由良川−丹後海のつながりを探る
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(英 訳) | Field Study on Connectivity of Hills, Humans and Oceans I :Field Study on Connectivity of Ashiu Research Forest, Yura River and Tango Bay | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 森里海連環学 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(旧群) | B群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 60 時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 実習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定(別途通知) |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 我が国は海に囲まれた森の国である。森林に降った雨は里域で田畑をうるおし、人間活動に伴う様々な負荷を受けたのちに、河川に流入して沿岸域へ流れ込む。そのため、陸上生態系のあらゆる変化が河川を通して集積され、最終的には沿岸海洋域の生態系に影響を与える。本実習では、由良川を実習フィールドとして、芦生研究林内の源流域から河口までの環境と生態を調査し、森や市街などの陸域の構造や人間による利用が、河川の水質、動植物の組成や生態にどのように影響しているかを調べる。森林域では森林構造を観察し、里域では流域の利用実態を調べ、河川〜河口域では環境観測と水質(栄養塩)分析、魚類、水生昆虫、エビ・カニ類、プランクトン・付着藻類などの生物採集を行う。採集した動植物の種類を同定し、魚類の消化管内容物を分析する。これらの調査結果を総合して、森林域から河川を通して河口域へ至る生態系の変化を解析し、森−里−海の連環について考察する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(到達目標) | ・森林観察、環境観測、魚類採集、底生動物採集、プランクトン・付着藻類採集などのフィールド調査手法を習得する。 ・各種水質項目の分析、採集した動物の観察と同定、胃内容物の観察と食性分析など、フィールド採集された標本を分析する手法を習得する。 ・フィールドデータの解析手法を学習する。 ・多様な環境データ及び生物データを用いて、生態系間の連環のメカニズムを解析する手法を学ぶ。 |
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(授業計画と内容) | 8月上旬(8月6日から10日を予定)に5日間の日程で実施する。上記の担当教員に加えて、中川光博士(国立研究開発法人土木研究所・専門研究員)も指導にあたる予定である。 1日目:朝JR園部駅集合、公用車で芦生研究林へ移動、芦生研究林にて森林構造の観察、由良川源流域・上流にて調査(魚類、水生昆虫、付着藻類、水質など)。舞鶴水産実験所へ移動し宿泊。 2日目:由良川中・下流・河口調査(魚類、水生昆虫、プランクトン、水質など)。 3日目:水生昆虫・ベントス・魚類の分類、胃内容物分析、水質分析。 4日目:データ解析。 5日目:データ解析、成果発表会、午後JR西舞鶴駅前で解散。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習への取り組みの様子とレポートで評価する。配点については実習開始時の講義において説明する。 成績報告が他の前期科目より遅れる場合があるので注意。 |
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(教科書) |
授業中に指示する
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(参考書等) |
『森里海連環学』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-87698-689-7 C3045
『森川海のつながりと河口・沿岸域の生物生産』
(恒星社厚生閣)
ISBN:978-4-7699-1075-6
『森と海をむすぶ川』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-87698-575-3
『里海フィールド科学 - 京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-8140-0445-4
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(関連URL) | https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | PandAに資料を掲示するので、実習時の注意事項も含め十分に予習しておく。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・5月下旬から6月初旬に全学共通掲示板に資料を掲示して募集を行う。 ・1日目集合時のJR園部駅までと5日目の西舞鶴駅からの公共交通機関の交通費(JR特急利用で合計約4200円)が必要。駅⇔調査地,調査地点間の移動は公用車を使用。宿泊費と昼食・夕食代(宿泊費1泊900円,昼食と夕食各500円,4泊)の実費が必要。 ・必ず学生教育研究災害傷害保険(学研災)及び学研災付帯賠償責任保険(学研賠)に加入していること。 ・本実習はフィールド科学教育研究センターの教育拠点公開実習としても実施されるため、他大学からの受講生も参加する。 ・6月6日(金)18時半から開催する説明会(オンライン)で詳しい実施方法を説明するので、実習参加希望者は必ず出席すること。 |
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森里海連環学実習I :芦生研究林−由良川−丹後海のつながりを探る
(科目名)
Field Study on Connectivity of Hills, Humans and Oceans I :Field Study on Connectivity of Ashiu Research Forest, Yura River and Tango Bay
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 森里海連環学 (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (時間数) 60 時間 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 実習 | |||||||||||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定(別途通知) (教室) 未定 |
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(授業の概要・目的)
我が国は海に囲まれた森の国である。森林に降った雨は里域で田畑をうるおし、人間活動に伴う様々な負荷を受けたのちに、河川に流入して沿岸域へ流れ込む。そのため、陸上生態系のあらゆる変化が河川を通して集積され、最終的には沿岸海洋域の生態系に影響を与える。本実習では、由良川を実習フィールドとして、芦生研究林内の源流域から河口までの環境と生態を調査し、森や市街などの陸域の構造や人間による利用が、河川の水質、動植物の組成や生態にどのように影響しているかを調べる。森林域では森林構造を観察し、里域では流域の利用実態を調べ、河川〜河口域では環境観測と水質(栄養塩)分析、魚類、水生昆虫、エビ・カニ類、プランクトン・付着藻類などの生物採集を行う。採集した動植物の種類を同定し、魚類の消化管内容物を分析する。これらの調査結果を総合して、森林域から河川を通して河口域へ至る生態系の変化を解析し、森−里−海の連環について考察する。
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(到達目標)
・森林観察、環境観測、魚類採集、底生動物採集、プランクトン・付着藻類採集などのフィールド調査手法を習得する。
・各種水質項目の分析、採集した動物の観察と同定、胃内容物の観察と食性分析など、フィールド採集された標本を分析する手法を習得する。 ・フィールドデータの解析手法を学習する。 ・多様な環境データ及び生物データを用いて、生態系間の連環のメカニズムを解析する手法を学ぶ。 |
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(授業計画と内容)
8月上旬(8月6日から10日を予定)に5日間の日程で実施する。上記の担当教員に加えて、中川光博士(国立研究開発法人土木研究所・専門研究員)も指導にあたる予定である。 1日目:朝JR園部駅集合、公用車で芦生研究林へ移動、芦生研究林にて森林構造の観察、由良川源流域・上流にて調査(魚類、水生昆虫、付着藻類、水質など)。舞鶴水産実験所へ移動し宿泊。 2日目:由良川中・下流・河口調査(魚類、水生昆虫、プランクトン、水質など)。 3日目:水生昆虫・ベントス・魚類の分類、胃内容物分析、水質分析。 4日目:データ解析。 5日目:データ解析、成果発表会、午後JR西舞鶴駅前で解散。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習への取り組みの様子とレポートで評価する。配点については実習開始時の講義において説明する。
成績報告が他の前期科目より遅れる場合があるので注意。 |
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
『森里海連環学』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-87698-689-7 C3045
『森川海のつながりと河口・沿岸域の生物生産』
(恒星社厚生閣)
ISBN:978-4-7699-1075-6
『森と海をむすぶ川』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-87698-575-3
『里海フィールド科学 - 京都の海に学ぶ人と自然の絆』
(京都大学学術出版会)
ISBN:978-4-8140-0445-4
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(授業外学習(予習・復習)等)
PandAに資料を掲示するので、実習時の注意事項も含め十分に予習しておく。
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(その他(オフィスアワー等))
・5月下旬から6月初旬に全学共通掲示板に資料を掲示して募集を行う。
・1日目集合時のJR園部駅までと5日目の西舞鶴駅からの公共交通機関の交通費(JR特急利用で合計約4200円)が必要。駅⇔調査地,調査地点間の移動は公用車を使用。宿泊費と昼食・夕食代(宿泊費1泊900円,昼食と夕食各500円,4泊)の実費が必要。 ・必ず学生教育研究災害傷害保険(学研災)及び学研災付帯賠償責任保険(学研賠)に加入していること。 ・本実習はフィールド科学教育研究センターの教育拠点公開実習としても実施されるため、他大学からの受講生も参加する。 ・6月6日(金)18時半から開催する説明会(オンライン)で詳しい実施方法を説明するので、実習参加希望者は必ず出席すること。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
森里海連環学実習II :北海道東部の森と里と海のつながり
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(英 訳) | Field Study on Connectivity of Hills, Humans and Oceans II :CoHHO in the East part of Hokkaido | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 統合 | ||||||||||||||||||||||||
(分野(分類)) | 森里海連環学 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(旧群) | B群 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 60 時間 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | 実習 | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定(別途通知) |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 自然景観が気象・地象・海象・生物・人為の相互作用によって形成されていることを実体験することを目的に、北海道東部にある別寒辺牛川上流の自然度が高い森林域、牧草地として土地利用されている支流の上流部、別寒辺牛川中流に広がる湿原のなか、そして下流の厚岸湖・厚岸湾の生物調査、水質調査などを通して、森−川−里−海のつながりについて学習します。森と川と海が生物を通してつながっていること、さらに人間がそのつながりにどのように関わっているかを実習中に得られたデータや知見をもとに理解を深めることを目的としています。 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林標茶区、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所を拠点に実施します。 |
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(到達目標) | 北海道東部の森林に生育する樹木の同定、毎木調査の基本、昆虫相調査について学びます。 土壌断面の作成と土壌形成過程の観察方法を学び、植物と土壌の関係を理解できるようになります。 水質分析の基礎と簡易測定法を習得します。 河川及び沿岸域に生息する水生生物の採集方法を学び、消化管内容物から動物の餌を同定することにより、森と川・海との繋がりを理解することができる能力を養います。 海洋観測の基礎を学ぶことで、直接見ることのできない水の中の現象を考察する力をつけることができます。 |
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(授業計画と内容) | 9/14-9/20に宿泊形式の集中実習を予定しています。 京都大学フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区の森林における植生・昆虫相及び土壌・水質調査実習、別寒辺牛川での生物・水質調査、厚岸湖・厚岸湾での生物調査をそれぞれ2日間程度ずつで行います。 厚岸湖・湾での実習は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所の船舶と施設を使って実施します。 実習中に、それぞれ30分程度下記の講義を行い、実習方法とデータ解析について学んだうえで、実習に取り組みます。講義は、京都大学フィールド科学教育研究センターと北海道大学北方生物圏フィールド科学研究センターの教員がそれぞれ担当します。 1.「森里海連環学の課題」(北海道大学教員) 2.「根釧地方の自然環境と産業」(北海道大学教員) 3.「生物の分類と同定」(小林) 4.「流域の土壌・植生と物質循環」(北海道大学教員) 5.「河川生物の調査法」(中山) 6.「水質分析法」(北海道大学教員) 7.「厚岸湖・厚岸湾の調査方法」(北海道大学教員) 8.「海洋環境と植物プランクトン」(北海道大学教員) 9. グループ発表「別寒辺牛川流域の森里海連環学−森・川・海・人間活動の視点から」(小林・杉山・中山・北海道大学教員) * 事前説明会、履修登録等(杉山) 実習生は、森、川、里、海の4つの班に分かれ、班単位で実習に取り組みます。樹木識別、毎木調査、昆虫相調査、土壌調査、水生生物調査などの野外調査を実習します。また、水質調査の基礎として、溶存成分の比色分析実習などを行います。 レポートは、班ごとで毎木、昆虫、土壌、河川水生生物、厚岸湖水生生物調査について作成するとともに、実習生個人で、植生、昆虫、土壌、動物、水質などの中から4つ選択して作成します。また、各班それぞれの観点から別寒辺牛川流域全体の森川里海の連環について発表し、最終レポートを提出して実習を終了します。 ※なお、5月下旬に事前説明会を実施し、6月に全学共通科目学生窓口を通じて受講申し込み受付を行います。事前説明会の日程、参加方法については全学共通教育掲示板に掲示しますのでご確認ください。履修したいが説明会に出席できないという場合は杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 各担当教員の課題レポート(45点)、実習への取組状況(25点)、最終発表およびレポート(30点)で総合的に評価します。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
実習地到着後のガイダンスでテキストを配布します。
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(参考書等) |
授業中に紹介する
動植物の同定に関する図鑑等は、研究林、臨海実験所が保有するものを貸し出します。また、その他の参考書等については、実習中に行う講義の中で、適宜紹介します。
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(関連URL) |
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/2023/10/06/
過去実習の様子
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/hokkaido/ 京都大学 北海道研究林 https://www.fsc.hokudai.ac.jp/akkeshi/ 北海道大学 厚岸臨海実験所 |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 森や川の生き物が、その周辺の環境とどのような繋がりを持って生きているかを、普段から観察し考えておくと、この科目の中で受ける講義や実習の意味がよく理解できるようになるでしょう。 個別のレポートを個人で積み上げるだけでは、最終レポートは完成できません。他の受講生と討論することで様々な考えや発想を知り、実習で得られたデータをもとにまとめ上げることで、森川里海の連環の様子を描くことができます。実習期間を通して、みんなと議論することで、データを解釈し、意見をまとめる力も養ってくださればと思います。 |
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(その他(オフィスアワー等)) | (1)日程、費用、持ち物、集合場所、解散場所等の詳細については事前説明会のときに連絡します。定員は10名で先着順で受け付けます。 (2)本実習は北海道大学の実習科目「森・里・海連環学:北大・京大合同演習」と合同で行い、両大学とも10名が履修する予定です。また、その他の大学の学生も公開実習として受講可能です。 (3)学部の理系・文系は問いません。高校で生物を履修していることが望ましいですが、必須ではありません。 (4)北海道大学など他大学生も受講しますので、実習期間中に他大学生との交流を深めてくださればと思います。 (5)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。また、旅行保険に加入することをお奨めします。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。 (6)費用は食費等実費のほか、施設利用料などとして14,000円を現地で集めるため現金で持参してください。なお、実習地までの交通費は各自で負担してください。 (7)実習の日程上、前期の成績報告に間に合わないため、後期に前期成績として発表されることがあるので、注意してください。 (8)実習期間中、とくに野外での活動の際には、教員・ティーチングアシスタント・技術職員等からの指示、注意等をよく守って行動するようにしてください。 |
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森里海連環学実習II :北海道東部の森と里と海のつながり
(科目名)
Field Study on Connectivity of Hills, Humans and Oceans II :CoHHO in the East part of Hokkaido
(英 訳)
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(群) 統合 (分野(分類)) 森里海連環学 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(旧群) B群 (単位数) 2 単位 (時間数) 60 時間 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 実習 | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定(別途通知) (教室) 未定 |
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(授業の概要・目的)
自然景観が気象・地象・海象・生物・人為の相互作用によって形成されていることを実体験することを目的に、北海道東部にある別寒辺牛川上流の自然度が高い森林域、牧草地として土地利用されている支流の上流部、別寒辺牛川中流に広がる湿原のなか、そして下流の厚岸湖・厚岸湾の生物調査、水質調査などを通して、森−川−里−海のつながりについて学習します。森と川と海が生物を通してつながっていること、さらに人間がそのつながりにどのように関わっているかを実習中に得られたデータや知見をもとに理解を深めることを目的としています。
京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林標茶区、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所を拠点に実施します。 |
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(到達目標)
北海道東部の森林に生育する樹木の同定、毎木調査の基本、昆虫相調査について学びます。
土壌断面の作成と土壌形成過程の観察方法を学び、植物と土壌の関係を理解できるようになります。 水質分析の基礎と簡易測定法を習得します。 河川及び沿岸域に生息する水生生物の採集方法を学び、消化管内容物から動物の餌を同定することにより、森と川・海との繋がりを理解することができる能力を養います。 海洋観測の基礎を学ぶことで、直接見ることのできない水の中の現象を考察する力をつけることができます。 |
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(授業計画と内容)
9/14-9/20に宿泊形式の集中実習を予定しています。 京都大学フィールド科学教育研究センターの北海道研究林標茶区の森林における植生・昆虫相及び土壌・水質調査実習、別寒辺牛川での生物・水質調査、厚岸湖・厚岸湾での生物調査をそれぞれ2日間程度ずつで行います。 厚岸湖・湾での実習は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所の船舶と施設を使って実施します。 実習中に、それぞれ30分程度下記の講義を行い、実習方法とデータ解析について学んだうえで、実習に取り組みます。講義は、京都大学フィールド科学教育研究センターと北海道大学北方生物圏フィールド科学研究センターの教員がそれぞれ担当します。 1.「森里海連環学の課題」(北海道大学教員) 2.「根釧地方の自然環境と産業」(北海道大学教員) 3.「生物の分類と同定」(小林) 4.「流域の土壌・植生と物質循環」(北海道大学教員) 5.「河川生物の調査法」(中山) 6.「水質分析法」(北海道大学教員) 7.「厚岸湖・厚岸湾の調査方法」(北海道大学教員) 8.「海洋環境と植物プランクトン」(北海道大学教員) 9. グループ発表「別寒辺牛川流域の森里海連環学−森・川・海・人間活動の視点から」(小林・杉山・中山・北海道大学教員) * 事前説明会、履修登録等(杉山) 実習生は、森、川、里、海の4つの班に分かれ、班単位で実習に取り組みます。樹木識別、毎木調査、昆虫相調査、土壌調査、水生生物調査などの野外調査を実習します。また、水質調査の基礎として、溶存成分の比色分析実習などを行います。 レポートは、班ごとで毎木、昆虫、土壌、河川水生生物、厚岸湖水生生物調査について作成するとともに、実習生個人で、植生、昆虫、土壌、動物、水質などの中から4つ選択して作成します。また、各班それぞれの観点から別寒辺牛川流域全体の森川里海の連環について発表し、最終レポートを提出して実習を終了します。 ※なお、5月下旬に事前説明会を実施し、6月に全学共通科目学生窓口を通じて受講申し込み受付を行います。事前説明会の日程、参加方法については全学共通教育掲示板に掲示しますのでご確認ください。履修したいが説明会に出席できないという場合は杉山(sugiyama.yoriko.3f@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
各担当教員の課題レポート(45点)、実習への取組状況(25点)、最終発表およびレポート(30点)で総合的に評価します。
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(教科書)
実習地到着後のガイダンスでテキストを配布します。
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(参考書等)
授業中に紹介する
動植物の同定に関する図鑑等は、研究林、臨海実験所が保有するものを貸し出します。また、その他の参考書等については、実習中に行う講義の中で、適宜紹介します。
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(授業外学習(予習・復習)等)
森や川の生き物が、その周辺の環境とどのような繋がりを持って生きているかを、普段から観察し考えておくと、この科目の中で受ける講義や実習の意味がよく理解できるようになるでしょう。
個別のレポートを個人で積み上げるだけでは、最終レポートは完成できません。他の受講生と討論することで様々な考えや発想を知り、実習で得られたデータをもとにまとめ上げることで、森川里海の連環の様子を描くことができます。実習期間を通して、みんなと議論することで、データを解釈し、意見をまとめる力も養ってくださればと思います。 |
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(その他(オフィスアワー等))
(1)日程、費用、持ち物、集合場所、解散場所等の詳細については事前説明会のときに連絡します。定員は10名で先着順で受け付けます。
(2)本実習は北海道大学の実習科目「森・里・海連環学:北大・京大合同演習」と合同で行い、両大学とも10名が履修する予定です。また、その他の大学の学生も公開実習として受講可能です。 (3)学部の理系・文系は問いません。高校で生物を履修していることが望ましいですが、必須ではありません。 (4)北海道大学など他大学生も受講しますので、実習期間中に他大学生との交流を深めてくださればと思います。 (5)学生教育研究災害保険、附帯賠償責任保険には必ず加入しておいて下さい。また、旅行保険に加入することをお奨めします。なお、保険加入にあたっては、家族等とよく相談してください。 (6)費用は食費等実費のほか、施設利用料などとして14,000円を現地で集めるため現金で持参してください。なお、実習地までの交通費は各自で負担してください。 (7)実習の日程上、前期の成績報告に間に合わないため、後期に前期成績として発表されることがあるので、注意してください。 (8)実習期間中、とくに野外での活動の際には、教員・ティーチングアシスタント・技術職員等からの指示、注意等をよく守って行動するようにしてください。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :遺伝子からみる野生動物
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(英 訳) | ILAS Seminar :Genetic study of wild animals | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 8(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 8月中に3日程度、毎月1回18:30からオンラインセミナー等 |
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(教室) | 野生動物研究センター3階303研究室 | ||||||
(キーワード) | DNA / 動物 / 行動 / 保全 | ||||||
(授業の概要・目的) | 野生動物の行動や生態を知るのに、動物自体を見るのが困難、見かけと違う遺伝的、内分泌的背景がある、など、遺伝子の解析が必要になる場合が多くあります。 ホームページhttp://miho-murayama.sakura.ne.jp/でもそれらを紹介しています。 本ゼミでは、セミナーや実習を通して、大学院生や研究者から学び、その一端を体験していただきたいと思います。 |
||||||
(到達目標) | 実験によるデータ採取、まとめ、発表などの過程を、見学および体験することにより、野生動物の遺伝子研究の具体的なイメージが持てるようになる。将来の進路の選択肢を増やすために、研究に関する知識を習得する。 |
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(授業計画と内容) | 4-7月の間に、3回程度開催する異分野ゼミ(http://miho-murayama.sakura.ne.jp/info/index.html)などに、1回以上参加する。以下の研究内容を紹介する。 1.性格関連遺伝子の研究紹介 2.生殖細胞保存の研究紹介 3.猛禽類の保全遺伝の研究紹介 4.野生動物の年齢推定の研究紹介 5.ガーナでの野生動物保全の研究紹介 京都市動物園の訪問(6月の土曜日に1日)に参加する。以下の研究内容を学び、自身でも調べる。 6.動物園での保全研究 7.遺伝子や、野生動物保全について調べて発表する。 8月6日以降に3日程度、遺伝子解析の研究紹介や体験実習を行う。日程は登録者と相談の上調整する。以下の内容を学ぶ。 8.DNAの抽出 9.鳥類の性判別 10.動物の行動に関連する遺伝子の型判定 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点およびレポート。詳しくは授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
『野生動物』
(京都通信社)
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(参考書等) |
『遺伝子の窓から見た動物たち』
(京都大学学術出版会)
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(授業外学習(予習・復習)等) | 動物や遺伝子に関する専門用語を調べ、授業時の質問を考える。関連する内容のセミナーなどを逐次紹介するので、積極的に参加する。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 遺伝子に関する本(上記参考書など)を、1冊は読んでおくこと。 なお、「学生教育研究災害傷害保険」等の傷害保険に加入しておくこと。 「野生動物学入門」も受講すると理解が深まります。 公開セミナーやシンポジウムなど内容理解に役立つ機会の情報も、授業期間中に随時お知らせします。 体験実習の実施日が採点報告日(前期8月中旬頃)以降となる場合は、成績発表が遅れることがある。 |
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ILASセミナー :遺伝子からみる野生動物
(科目名)
ILAS Seminar :Genetic study of wild animals
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 8(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月中に3日程度、毎月1回18:30からオンラインセミナー等 (教室) 野生動物研究センター3階303研究室 |
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(キーワード) DNA / 動物 / 行動 / 保全 | |||||||
(授業の概要・目的)
野生動物の行動や生態を知るのに、動物自体を見るのが困難、見かけと違う遺伝的、内分泌的背景がある、など、遺伝子の解析が必要になる場合が多くあります。
ホームページhttp://miho-murayama.sakura.ne.jp/でもそれらを紹介しています。 本ゼミでは、セミナーや実習を通して、大学院生や研究者から学び、その一端を体験していただきたいと思います。 |
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(到達目標)
実験によるデータ採取、まとめ、発表などの過程を、見学および体験することにより、野生動物の遺伝子研究の具体的なイメージが持てるようになる。将来の進路の選択肢を増やすために、研究に関する知識を習得する。
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(授業計画と内容)
4-7月の間に、3回程度開催する異分野ゼミ(http://miho-murayama.sakura.ne.jp/info/index.html)などに、1回以上参加する。以下の研究内容を紹介する。 1.性格関連遺伝子の研究紹介 2.生殖細胞保存の研究紹介 3.猛禽類の保全遺伝の研究紹介 4.野生動物の年齢推定の研究紹介 5.ガーナでの野生動物保全の研究紹介 京都市動物園の訪問(6月の土曜日に1日)に参加する。以下の研究内容を学び、自身でも調べる。 6.動物園での保全研究 7.遺伝子や、野生動物保全について調べて発表する。 8月6日以降に3日程度、遺伝子解析の研究紹介や体験実習を行う。日程は登録者と相談の上調整する。以下の内容を学ぶ。 8.DNAの抽出 9.鳥類の性判別 10.動物の行動に関連する遺伝子の型判定 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点およびレポート。詳しくは授業中に説明する。
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(教科書)
『野生動物』
(京都通信社)
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(参考書等)
『遺伝子の窓から見た動物たち』
(京都大学学術出版会)
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(授業外学習(予習・復習)等)
動物や遺伝子に関する専門用語を調べ、授業時の質問を考える。関連する内容のセミナーなどを逐次紹介するので、積極的に参加する。
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(その他(オフィスアワー等))
遺伝子に関する本(上記参考書など)を、1冊は読んでおくこと。
なお、「学生教育研究災害傷害保険」等の傷害保険に加入しておくこと。 「野生動物学入門」も受講すると理解が深まります。 公開セミナーやシンポジウムなど内容理解に役立つ機会の情報も、授業期間中に随時お知らせします。 体験実習の実施日が採点報告日(前期8月中旬頃)以降となる場合は、成績発表が遅れることがある。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :ヒトとは何か・・霊長類の分子や細胞から理解する
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(英 訳) | ILAS Seminar :What is "human"- considering from molecular and cellular biology of primates | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 4-6月の金曜5限及び8月中の3〜4日程度 |
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(教室) | 教育院棟演習室21 | ||||||||||||
(キーワード) | ゲノム生物学関連 / 自然人類学 / 霊長類 / 環境応答 / 生態-進化-発生 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | ヒトを含む数多くの生物種の全ゲノム配列が解読され、生命科学がゲノム配列の情報に基づいてタンパク質の構造や遺伝子機能、生物特性を解明する「ポストゲノム」の時代にあると称されて久しい。昨今では、次世代シークエンサーとよばれる塩基配列解析装置の登場によって研究室レベルでのゲノム配列の解読も可能となり、様々な生物種や症例のゲノム配列が次々と公開・更新されていく「ゲノム情報化」の時代に突入した。iPS細胞やゲノム編集などの技術革新と合わせ、生命科学は今まさに大きな転換期を迎えている。 こうした中、以前までは不可能だった研究が実施可能となり、生命科学の新たな可能性が拓けてきた。例えば、従来はマウスなどの一部の「モデル生物」でのみ、先端生命科学の手法が有効であったが、今ではあらゆる生物種やその特性(表現型)を対象に、ゲノムを解読・操作し、発生現象を人為的に再構成し、生態や進化を分子レベルで解析することもできる。また、ゲノムの情報化に伴い、学部生でもコンピューターを使って遺伝子を特定することが可能であり、かつては大学院で実施していたような研究に取り組める時代となっている。 そこで本セミナーでは、日進月歩で発展し続けている生命科学の現在を知ることにより、翻って我々「ヒト」自身を分子や細胞のレベルで見つめ直す機会を設けたい。そのために、(1)参加者同士のプレゼンテーションや教員による研究紹介を通して、生命科学の先端技術の原理や利用法を理解する。また、(2)ヒトを含めた霊長類の生命科学に関する最近の知見を学習する。さらに、(3)犬山キャンパス等、実際の研究現場において先端的体験学習を行う。 |
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(到達目標) | 生命科学の先端技術やヒトを含めた霊長類学の現在について学び、それらの知識を用いて「ヒトとは何か」という命題について自然科学的視点、特に分子や細胞という生命科学的な視点からの履修者独自の理解ができるようになる。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 本セミナーでは、前半部の主に座学による学習(場所:吉田南地区の教室、またはzoomによるオンライン) と後半部の体験的学習(場所:犬山キャンパスの研究室) を併用する。 前半部では、論文の検索やディスカッションを通して、生命科学の先端技術を利用してどのような「新しい生命科学」の研究が現在行われているかについて、学習する。また、ヒトやヒト以外の霊長類のゲノム解析等のデータをもとに、現在どのようなことが課題になっているのかについてもディスカッションする。具体的には最初に受講生の興味の対象と教員の専門分野をすりあわせ、お互いに理解可能な分野について受講生の自発的な学習に基づいて研究の歴史と現状、今後の課題等についてディスカッションする。また、今後の課題についての解決策を検討し、必要ならば後半部での実習でその実践を試みる。 また、後半部では、実際の研究現場の体験として、DNAを増幅するPCRや配列決定などの実習を行う(場所:愛知県犬山市にある京都大学犬山キャンパス、日程:夏期休暇中の3泊4日程度。詳細はセミナー期間中に決定。)。ゲノムや遺伝子の実験に加え、iPS細胞や霊長類個体の観察も行い、遺伝子から生態まで包括的に捉える契機とする。前半の学習内容に基づいた実習計画を立案し、後半で実践する計画である。ゲノムや遺伝子、細胞の実験は、京都大学の規定に基づいたものである。 授業回数は前半の講義と後半の実習を合計してフィードバックを含め全15回とする。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | セミナー全体を通して、総合的に判断する。特に、各回におけるディスカッションの論理的整合性・独創性・おもしろさや発表、討論への積極性を評価する。詳細については、授業中に説明する。 | ||||||||||||
(教科書) |
必要に応じてプリント等を配布予定。
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(参考書等) |
『新しい霊長類学—人を深く知るための100問100答 』
(講談社ブルーバックス)
ISBN:978-4-06-257651-2
『新・霊長類学のすすめ (京大人気講義シリーズ) 』
(丸善出版)
ISBN:978-4-621-08533-2
『細胞の分子生物学 第5版』
(ニュートンプレス)
ISBN:978-4315518672
『日本の人類学』
(ちくま新書)
ISBN:978-4-480-07100-2
|
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(関連URL) | http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/bunshi/idenshi/index.html | ||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 各自が、テーマとなる生命科学の先端技術等のネタについて事前に調べ、プレゼンテーションを行うための準備を行ってほしい。発表様式は自由。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 特に高校生物の履修経験は問わないが、生命科学への興味をもった希望者を歓迎する。インターネット、電子メール、PowerPoint などは使えることが望ましいが、必要に応じて授業期間内に習得しても構わない。 夏季休暇中の実験実習に関しては、旅費(京都からの往復交通費1万円程度)は原則として受講生の負担とするが、希望者には補助も行う。宿泊費は1泊千円程度の犬山キャンパス宿泊棟を利用予定。学生教育研究災害傷害保険に各自加入しておくこと。採点報告日(8月中旬)以降に集中講義を実施する場合は、成績報告が前期に間に合わない可能性がある。 |
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ILASセミナー :ヒトとは何か・・霊長類の分子や細胞から理解する
(科目名)
ILAS Seminar :What is "human"- considering from molecular and cellular biology of primates
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 4-6月の金曜5限及び8月中の3〜4日程度 (教室) 教育院棟演習室21 |
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(キーワード) ゲノム生物学関連 / 自然人類学 / 霊長類 / 環境応答 / 生態-進化-発生 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
ヒトを含む数多くの生物種の全ゲノム配列が解読され、生命科学がゲノム配列の情報に基づいてタンパク質の構造や遺伝子機能、生物特性を解明する「ポストゲノム」の時代にあると称されて久しい。昨今では、次世代シークエンサーとよばれる塩基配列解析装置の登場によって研究室レベルでのゲノム配列の解読も可能となり、様々な生物種や症例のゲノム配列が次々と公開・更新されていく「ゲノム情報化」の時代に突入した。iPS細胞やゲノム編集などの技術革新と合わせ、生命科学は今まさに大きな転換期を迎えている。
こうした中、以前までは不可能だった研究が実施可能となり、生命科学の新たな可能性が拓けてきた。例えば、従来はマウスなどの一部の「モデル生物」でのみ、先端生命科学の手法が有効であったが、今ではあらゆる生物種やその特性(表現型)を対象に、ゲノムを解読・操作し、発生現象を人為的に再構成し、生態や進化を分子レベルで解析することもできる。また、ゲノムの情報化に伴い、学部生でもコンピューターを使って遺伝子を特定することが可能であり、かつては大学院で実施していたような研究に取り組める時代となっている。 そこで本セミナーでは、日進月歩で発展し続けている生命科学の現在を知ることにより、翻って我々「ヒト」自身を分子や細胞のレベルで見つめ直す機会を設けたい。そのために、(1)参加者同士のプレゼンテーションや教員による研究紹介を通して、生命科学の先端技術の原理や利用法を理解する。また、(2)ヒトを含めた霊長類の生命科学に関する最近の知見を学習する。さらに、(3)犬山キャンパス等、実際の研究現場において先端的体験学習を行う。 |
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(到達目標)
生命科学の先端技術やヒトを含めた霊長類学の現在について学び、それらの知識を用いて「ヒトとは何か」という命題について自然科学的視点、特に分子や細胞という生命科学的な視点からの履修者独自の理解ができるようになる。
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(授業計画と内容)
本セミナーでは、前半部の主に座学による学習(場所:吉田南地区の教室、またはzoomによるオンライン) と後半部の体験的学習(場所:犬山キャンパスの研究室) を併用する。 前半部では、論文の検索やディスカッションを通して、生命科学の先端技術を利用してどのような「新しい生命科学」の研究が現在行われているかについて、学習する。また、ヒトやヒト以外の霊長類のゲノム解析等のデータをもとに、現在どのようなことが課題になっているのかについてもディスカッションする。具体的には最初に受講生の興味の対象と教員の専門分野をすりあわせ、お互いに理解可能な分野について受講生の自発的な学習に基づいて研究の歴史と現状、今後の課題等についてディスカッションする。また、今後の課題についての解決策を検討し、必要ならば後半部での実習でその実践を試みる。 また、後半部では、実際の研究現場の体験として、DNAを増幅するPCRや配列決定などの実習を行う(場所:愛知県犬山市にある京都大学犬山キャンパス、日程:夏期休暇中の3泊4日程度。詳細はセミナー期間中に決定。)。ゲノムや遺伝子の実験に加え、iPS細胞や霊長類個体の観察も行い、遺伝子から生態まで包括的に捉える契機とする。前半の学習内容に基づいた実習計画を立案し、後半で実践する計画である。ゲノムや遺伝子、細胞の実験は、京都大学の規定に基づいたものである。 授業回数は前半の講義と後半の実習を合計してフィードバックを含め全15回とする。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
セミナー全体を通して、総合的に判断する。特に、各回におけるディスカッションの論理的整合性・独創性・おもしろさや発表、討論への積極性を評価する。詳細については、授業中に説明する。
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(教科書)
必要に応じてプリント等を配布予定。
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(参考書等)
『新しい霊長類学—人を深く知るための100問100答 』
(講談社ブルーバックス)
ISBN:978-4-06-257651-2
『新・霊長類学のすすめ (京大人気講義シリーズ) 』
(丸善出版)
ISBN:978-4-621-08533-2
『細胞の分子生物学 第5版』
(ニュートンプレス)
ISBN:978-4315518672
『日本の人類学』
(ちくま新書)
ISBN:978-4-480-07100-2
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(授業外学習(予習・復習)等)
各自が、テーマとなる生命科学の先端技術等のネタについて事前に調べ、プレゼンテーションを行うための準備を行ってほしい。発表様式は自由。
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(その他(オフィスアワー等))
特に高校生物の履修経験は問わないが、生命科学への興味をもった希望者を歓迎する。インターネット、電子メール、PowerPoint などは使えることが望ましいが、必要に応じて授業期間内に習得しても構わない。
夏季休暇中の実験実習に関しては、旅費(京都からの往復交通費1万円程度)は原則として受講生の負担とするが、希望者には補助も行う。宿泊費は1泊千円程度の犬山キャンパス宿泊棟を利用予定。学生教育研究災害傷害保険に各自加入しておくこと。採点報告日(8月中旬)以降に集中講義を実施する場合は、成績報告が前期に間に合わない可能性がある。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :フィールド実習“森は海の恋人”
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(英 訳) | ILAS Seminar :The Sea is longing for the forest | ||||||||||||||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 6(6)人 | ||||||||||||||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 宮城県気仙沼市舞根森里海研究所 | ||||||||||||||||||||||||
(キーワード) | 生態学および環境学関連 / 森里海連環学 / 漁業 / 植樹 / 東日本大震災 | ||||||||||||||||||||||||
(授業の概要・目的) | 日本の国土を代表する豊かな森と多様性に富んだ海は、川で不可分につながり、「森が海を育み、海も森を育む」関係にあるといわれています。しかし人類の経済効率最優先のふるまいによってこの連環は著しい影響を受け、森の破壊が海を著しく汚染しています。また東日本大震災は東北地方に大きなダメージを与え、人間社会のみならずその地方の自然にも大きな影響を与えました。このILASセミナーでは、東北地方の気仙沼を訪れ、近年大きく世論を動かしつつある「森は海の恋人」運動の故郷を訪ねて、自然再生の意義や人と自然との共存のあり方を学びます。そして豊穣な沿岸海域とそれに隣接する陸域の生態系を観察し、復興しつつある自然と社会について学びます。 |
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(到達目標) | 自然と人間の共存のあり方を学ぶことができる。東日本大震災からの復興のようすを見学することができる。 植樹を通じて森林の生物多様性を回復させる様子を見ることができる。理系、文系という概念を超えた地に足のついた活動というのは、どのようなものかを学ぶことができる。 | ||||||||||||||||||||||||
(授業計画と内容) | 宮城県気仙沼市唐桑町にある水山養殖場をベースに、“森は海の恋人”運動の創始者である畠山重篤氏(カキ養殖業者、京都大学社会連携教授、NPO法人「森は海の恋人」代表・理事長)と畠山信氏(同法人副理事)の協力を得て、森と川と海とのつながりを、沿岸域や汽水域に生息する海洋生物の調査や、養殖業の様子、森林の観察などのフィールド実習を通して学びます。 また東日本大震災からの復興の様子を見学します。 現地での宿泊費(3泊で約24,000円)、食費等は受講生の負担です。そのほかに集合場所(東北新幹線「一ノ関」駅を予定)までの交通費(京都駅−一ノ関駅は新幹線利用で往復約46,000円)も必要です。 実習は8月下旬に3泊4日で実施の予定です。ガイダンスを6月中に行います。日時・場所は、後日掲示します。 |
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(履修要件) |
義務ではありませんが、以下に示す畠山重篤氏(京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授)の著作をいくつか読んでおくことことが望ましいです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 実習中の態度ならびに実習終了後にレポートを課す場合はレポートの内容により評価します。詳細はガイダンスで説明します。ただし実習の実施時期が8月下旬なので、成績の報告は9月中旬以降になります。 | ||||||||||||||||||||||||
(教科書) |
使用しない
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(参考書等) |
『森は海の恋人 (文春文庫)』
(文藝春秋)
ISBN:9784167717049
『リアスの海辺から—森は海の恋人 (文春文庫) 』
(文藝春秋)
ISBN:9784167656331
『漁師さんの森づくり -森は海の恋人-』
(講談社)
ISBN:9784062104111
『鉄で海がよみがえる (文春文庫)』
(文藝春秋)
ISBN:9784167838249
『牡蠣とトランク』
(ワック)
ISBN:9784898314333
『日本<汽水>紀行—「森は海の恋人」の世界を尋ねて』
(文藝春秋)
ISBN:9784163652801
『牡蠣礼讃 (文春新書)』
(文藝春秋 )
ISBN:9784166605422
『森・川・海 つながるいのち (守ってのこそう! いのちつながる日本の自然) 』
(童心社)
ISBN:9784494008315
『カキじいさんとしげぼう』
(講談社)
ISBN:9784062129893
『森と里と海のつながり 京大フィールド研の挑戦』
(株式会社 えい出版社)
ISBN:4-7779-0142-4
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(関連URL) |
http://setoblo.blogspot.jp/2015/08/1.html
2015年度のこのILASセミナーのようす(これを起点に「その4」まであります)
http://www.mori-umi.org/ NPO法人「森は海の恋人」ホームページ http://moriumiblog.naturum.ne.jp/ ブログ:同法人事務局 https://www.facebook.com/makoto.hatakeyama3 フェイスブック:同法人畠山信副理事 http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kaigai/120209.html 国連フォレストヒーロー プレスリリース http://www.fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/ 京都大学フィールド科学教育研究センター http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/index.html 京都大学瀬戸臨海実験所 |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 畠山重篤氏の著作を読んでおくことが望ましい。またここに示すNPO法人「森は海の恋人」のホームページなどを見て、どのような活動が実際に行われているかを見ておくことが望ましい。 | ||||||||||||||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 現地(気仙沼)でのフィールド実習となります。実施時期は受講生と相談の上で決定します。フィールドに出ますので、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入が必須です。他の受講生に迷惑をかけるので、履修登録後はキャンセルをしないように。 ここに掲げた参考書に概要が出ています。 文系学生も歓迎します。 畠山 重篤(1943年-):養殖漁業家、エッセイスト、京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。 カキやホタテの養殖に従事する。漁業において上流山間部の森林が果たす役割の大きさに着目し、家業のかたわら、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山(現在は矢越山)への植樹運動を続ける。その活動は歌人・熊谷龍子の短歌の一節から「森は海の恋人運動」と名付けられ、小中学校の教科書にも掲載されている。 2001年 第48回産経児童出版文化賞JR賞『漁師さんの森づくり』 2001年 第50回小学館児童出版文化賞受賞『漁師さんの森づくり』 2003年 第52回日本エッセイスト・クラブ賞受賞『日本<汽水>紀行』 2012年 国連森林フォーラム(United Nations Forum on Forests)のフォレスト・ヒーローズ(森の英雄)受賞 2012年 第46回吉川英治文化賞受賞。 2012年 第59回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞『鉄は魔法つかい』。 2015年 第6回KYOTO地球環境の殿堂入り 2015年 第25回みどりの文化賞 畠山重篤氏主催「森は海の恋人運動」に対して 1994年 朝日森林文化賞 1999年 環境庁長官表彰「みどりの日:自然環境功労者」 2000年 環境水俣賞 2003年 内閣総理大臣表彰「緑化推進運動功労者」 2011年 第33回サントリー地域文化賞 |
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ILASセミナー :フィールド実習“森は海の恋人”
(科目名)
ILAS Seminar :The Sea is longing for the forest
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 6(6)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 宮城県気仙沼市舞根森里海研究所 |
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(キーワード) 生態学および環境学関連 / 森里海連環学 / 漁業 / 植樹 / 東日本大震災 | ||||||||||||||||
(授業の概要・目的)
日本の国土を代表する豊かな森と多様性に富んだ海は、川で不可分につながり、「森が海を育み、海も森を育む」関係にあるといわれています。しかし人類の経済効率最優先のふるまいによってこの連環は著しい影響を受け、森の破壊が海を著しく汚染しています。また東日本大震災は東北地方に大きなダメージを与え、人間社会のみならずその地方の自然にも大きな影響を与えました。このILASセミナーでは、東北地方の気仙沼を訪れ、近年大きく世論を動かしつつある「森は海の恋人」運動の故郷を訪ねて、自然再生の意義や人と自然との共存のあり方を学びます。そして豊穣な沿岸海域とそれに隣接する陸域の生態系を観察し、復興しつつある自然と社会について学びます。
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(到達目標)
自然と人間の共存のあり方を学ぶことができる。東日本大震災からの復興のようすを見学することができる。 植樹を通じて森林の生物多様性を回復させる様子を見ることができる。理系、文系という概念を超えた地に足のついた活動というのは、どのようなものかを学ぶことができる。
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(授業計画と内容)
宮城県気仙沼市唐桑町にある水山養殖場をベースに、“森は海の恋人”運動の創始者である畠山重篤氏(カキ養殖業者、京都大学社会連携教授、NPO法人「森は海の恋人」代表・理事長)と畠山信氏(同法人副理事)の協力を得て、森と川と海とのつながりを、沿岸域や汽水域に生息する海洋生物の調査や、養殖業の様子、森林の観察などのフィールド実習を通して学びます。 また東日本大震災からの復興の様子を見学します。 現地での宿泊費(3泊で約24,000円)、食費等は受講生の負担です。そのほかに集合場所(東北新幹線「一ノ関」駅を予定)までの交通費(京都駅−一ノ関駅は新幹線利用で往復約46,000円)も必要です。 実習は8月下旬に3泊4日で実施の予定です。ガイダンスを6月中に行います。日時・場所は、後日掲示します。 |
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(履修要件)
義務ではありませんが、以下に示す畠山重篤氏(京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授)の著作をいくつか読んでおくことことが望ましいです。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
実習中の態度ならびに実習終了後にレポートを課す場合はレポートの内容により評価します。詳細はガイダンスで説明します。ただし実習の実施時期が8月下旬なので、成績の報告は9月中旬以降になります。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『森は海の恋人 (文春文庫)』
(文藝春秋)
ISBN:9784167717049
『リアスの海辺から—森は海の恋人 (文春文庫) 』
(文藝春秋)
ISBN:9784167656331
『漁師さんの森づくり -森は海の恋人-』
(講談社)
ISBN:9784062104111
『鉄で海がよみがえる (文春文庫)』
(文藝春秋)
ISBN:9784167838249
『牡蠣とトランク』
(ワック)
ISBN:9784898314333
『日本<汽水>紀行—「森は海の恋人」の世界を尋ねて』
(文藝春秋)
ISBN:9784163652801
『牡蠣礼讃 (文春新書)』
(文藝春秋 )
ISBN:9784166605422
『森・川・海 つながるいのち (守ってのこそう! いのちつながる日本の自然) 』
(童心社)
ISBN:9784494008315
『カキじいさんとしげぼう』
(講談社)
ISBN:9784062129893
『森と里と海のつながり 京大フィールド研の挑戦』
(株式会社 えい出版社)
ISBN:4-7779-0142-4
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(授業外学習(予習・復習)等)
畠山重篤氏の著作を読んでおくことが望ましい。またここに示すNPO法人「森は海の恋人」のホームページなどを見て、どのような活動が実際に行われているかを見ておくことが望ましい。
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(その他(オフィスアワー等))
現地(気仙沼)でのフィールド実習となります。実施時期は受講生と相談の上で決定します。フィールドに出ますので、学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険への加入が必須です。他の受講生に迷惑をかけるので、履修登録後はキャンセルをしないように。
ここに掲げた参考書に概要が出ています。 文系学生も歓迎します。 畠山 重篤(1943年-):養殖漁業家、エッセイスト、京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。 カキやホタテの養殖に従事する。漁業において上流山間部の森林が果たす役割の大きさに着目し、家業のかたわら、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山(現在は矢越山)への植樹運動を続ける。その活動は歌人・熊谷龍子の短歌の一節から「森は海の恋人運動」と名付けられ、小中学校の教科書にも掲載されている。 2001年 第48回産経児童出版文化賞JR賞『漁師さんの森づくり』 2001年 第50回小学館児童出版文化賞受賞『漁師さんの森づくり』 2003年 第52回日本エッセイスト・クラブ賞受賞『日本<汽水>紀行』 2012年 国連森林フォーラム(United Nations Forum on Forests)のフォレスト・ヒーローズ(森の英雄)受賞 2012年 第46回吉川英治文化賞受賞。 2012年 第59回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞『鉄は魔法つかい』。 2015年 第6回KYOTO地球環境の殿堂入り 2015年 第25回みどりの文化賞 畠山重篤氏主催「森は海の恋人運動」に対して 1994年 朝日森林文化賞 1999年 環境庁長官表彰「みどりの日:自然環境功労者」 2000年 環境水俣賞 2003年 内閣総理大臣表彰「緑化推進運動功労者」 2011年 第33回サントリー地域文化賞 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :脳と情報からみる心の病
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Psychiatric Disorders in Brain Informatics | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(担当教員) |
|
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(5)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 8月25〜28日または9月1日〜4日 |
||||||
(教室) | 先端科学研究棟509 | ||||||
(キーワード) | 精神神経科学 / 認知脳科学 / 精神疾患 / 発達障害 / 神経心理学 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本講義では、こころの問題とされる精神疾患や発達障害について、「人間にとって、はたして本当に病気や障害なのか?」という問いを中心に、神経科学、心理学、情報学、進化医学といった多角的な学問領域から基礎的な知識と理解を、理系・文系を問わず学べる内容で伝えることを目的とする。 また、精神疾患や発達障害が教育や法といった社会的な観点からどのような問題となり、どうすれば解決できるのかといったことを議論する。 さらに、精神疾患や発達障害の基礎研究で用いられる調査や計測機器を使用した実習体験を通じて、理解を深める。 |
||||||
(到達目標) | ・精神疾患や発達障害とは何か(神経心理・生物学的なメカニズム、ヒトにとっての存在意義、療育や治療方法の現状など)について理解する。 ・神経科学や心理学の基礎について理解する。 |
||||||
(授業計画と内容) | I.授業形式・日程・場所 夏期休暇中(8月最終週〜9月第1週)に4日間の集中講義形式で行う。5名以上の受講希望者がいた場合は、2グループに分けて行う。 講義ならびに実習を行う。 開講は医学部構内先端科学研究棟にある研究室を予定している。 Ⅱ.講義・実習の内容 (1)精神疾患や発達障害についての基礎的な内容の講義 ・イントロダクション(1日目) ・脳科学の基礎(1日目) ・病跡学と創造性の脳科学(1・2日目) ・生物学的精神医学とは?(2・3日目) ・計算論的精神医学とは?(2日目) ・進化精神医学とは?(3日目) (2)精神疾患や発達障害と実社会との関連についての議論 ・精神疾患と教育との関連(2日目) ・精神疾患と法との関連(3日目) (3)実習 ・脳科学の研究手法(3日目) ・非侵襲の脳活動計測(4日目) ・心理実験(4日目) |
||||||
(履修要件) |
神経科学や心理学の基礎的内容の講義(「神経科学の基礎」等)を事前に履修していることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(出席と議論等への参加状況) | ||||||
(教科書) |
使用しない
|
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(参考書等) |
『バイオサイコロジ-: 脳-心と行動の神経科学』
(西村書店, 2005年)
ISBN:4890133356
『脳と心のカラ-リングブック: 塗り絵でマスタ-する神経解剖』
(西村書店, 2012年)
ISBN:489013428X
『なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学』
(草思社, 2021年)
ISBN:4794225342
|
||||||
(関連URL) | https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/goto-laboratory/ 研究室ホームページ | ||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 講義までに神経科学や精神医学などの入門書を読んでおくこと。 | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・実習を行うため、学生教育研究災害傷害保険へ各自加入しておいてください。 ・採点報告日(8月中旬)以降に集中講義で実施するため、成績報告が遅れる可能性があります。 ・履修登録期間終了後、講義の日程調整ならびにガイダンスを行います。 |
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ILASセミナー :脳と情報からみる心の病
(科目名)
ILAS Seminar :Psychiatric Disorders in Brain Informatics
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語及び英語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月25〜28日または9月1日〜4日 (教室) 先端科学研究棟509 |
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(キーワード) 精神神経科学 / 認知脳科学 / 精神疾患 / 発達障害 / 神経心理学 | |||||||
(授業の概要・目的)
本講義では、こころの問題とされる精神疾患や発達障害について、「人間にとって、はたして本当に病気や障害なのか?」という問いを中心に、神経科学、心理学、情報学、進化医学といった多角的な学問領域から基礎的な知識と理解を、理系・文系を問わず学べる内容で伝えることを目的とする。
また、精神疾患や発達障害が教育や法といった社会的な観点からどのような問題となり、どうすれば解決できるのかといったことを議論する。 さらに、精神疾患や発達障害の基礎研究で用いられる調査や計測機器を使用した実習体験を通じて、理解を深める。 |
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(到達目標)
・精神疾患や発達障害とは何か(神経心理・生物学的なメカニズム、ヒトにとっての存在意義、療育や治療方法の現状など)について理解する。
・神経科学や心理学の基礎について理解する。 |
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(授業計画と内容)
I.授業形式・日程・場所 夏期休暇中(8月最終週〜9月第1週)に4日間の集中講義形式で行う。5名以上の受講希望者がいた場合は、2グループに分けて行う。 講義ならびに実習を行う。 開講は医学部構内先端科学研究棟にある研究室を予定している。 Ⅱ.講義・実習の内容 (1)精神疾患や発達障害についての基礎的な内容の講義 ・イントロダクション(1日目) ・脳科学の基礎(1日目) ・病跡学と創造性の脳科学(1・2日目) ・生物学的精神医学とは?(2・3日目) ・計算論的精神医学とは?(2日目) ・進化精神医学とは?(3日目) (2)精神疾患や発達障害と実社会との関連についての議論 ・精神疾患と教育との関連(2日目) ・精神疾患と法との関連(3日目) (3)実習 ・脳科学の研究手法(3日目) ・非侵襲の脳活動計測(4日目) ・心理実験(4日目) |
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(履修要件)
神経科学や心理学の基礎的内容の講義(「神経科学の基礎」等)を事前に履修していることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(出席と議論等への参加状況)
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『バイオサイコロジ-: 脳-心と行動の神経科学』
(西村書店, 2005年)
ISBN:4890133356
『脳と心のカラ-リングブック: 塗り絵でマスタ-する神経解剖』
(西村書店, 2012年)
ISBN:489013428X
『なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学』
(草思社, 2021年)
ISBN:4794225342
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(授業外学習(予習・復習)等)
講義までに神経科学や精神医学などの入門書を読んでおくこと。
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(その他(オフィスアワー等))
・実習を行うため、学生教育研究災害傷害保険へ各自加入しておいてください。
・採点報告日(8月中旬)以降に集中講義で実施するため、成績報告が遅れる可能性があります。 ・履修登録期間終了後、講義の日程調整ならびにガイダンスを行います。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :アフリカ地域研究のためのフィールドワーク入門
|
(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to field work for African Area Studies | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(8)人 | ||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 4月14日(月)・5月26日(月)・6月2日(月)・6月9日(月)5限目、5月31日(土)〜6月1日(日)琵琶湖周辺漁村訪問 |
||||||
(教室) | アジア・アフリカ地域研究研究科共同棟5階504室 | ||||||
(キーワード) | 地域研究関連 / フィールドワーク / 文化人類学 / 動植物観察 / 在来知と開発 | ||||||
(授業の概要・目的) | このセミナーでは、アフリカの人びとが日々自然環境と関わるなかで培ってきた在来知(Local Knowledge)に注目し、座学や実習などを介してフィールドワークという手法を経験的に理解することを目的としている。その手法を実際に理解するために、座学を受講したうえで、琵琶湖周辺にある漁村(沖島での実習を予定)を訪問し、人びとと湖との関わりについてインタビューや参与観察を中心としたフィールド演習を実施する。フィールドワークで得られた情報など収集したデータを整理したうえで、受講者がフィールドワークの成果を発表する。セミナー終了時には、受講者がアフリカにおいて具体的にフィールドワークをおこなうイメージをもつと同時に、フィールドワークを介して私たちが生きる世界を理解し、人びとの日常生活にもとづいてグローバルに展開する課題に対する姿勢や見方を確立することが最終的なねらいである。 | ||||||
(到達目標) | このセミナーを履修することによって以下の三つの目標に到達することを目指す。 (1)現代アフリカに暮らす人びとがさまざまな環境との関わり方を基盤にして生成・変化・創造させてきた経験的な知の実践に注目し、それを概念化した「アフリカ在来知」について理解することができるようになる。 (2)琵琶湖周辺のヒトと自然に関わる生態環境を観察して記録するための手法をみにつけることができるようになる。 (3)漁労活動や副業的な活動なども含めて湖周辺の資源利用の方法やそのための道具の製作技法や資源の加工・生産方法に関する聞き取りや参与観察の手法をみにつけることができるようになる。 |
||||||
(授業計画と内容) | 上記の目標を達成するために、以下のような内容でセミナーをすすめる。 受講生確定後に、PandA等を活用して資料を共有する。 4/14(月) 座学1 イントロダクション:アフリカ在来知 5/26(月) 座学2 フィールドワークの手法 5/31(土)フィールド演習1:琵琶湖周辺漁村訪問 6/1(日)フィールド演習2:滋賀県琵琶湖周辺漁村訪問・資料館 6/2(月)座学3:フィールド演習のまとめ 6/9(月)座学4:成果発表 |
||||||
(履修要件) |
2回生以上の受講希望者は、1回生時にフィールドワークに関連する講義、演習(ゼミ)等を受講していることが望ましい。
|
||||||
(成績評価の方法・観点及び達成度) | レポート、座学・フィールド実習への積極的な姿勢、セミナーでの発表をふまえて総合的に評価する。詳細は、授業中に説明する。 | ||||||
(教科書) |
授業中に指示する
|
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(参考書等) |
『アフリカを学ぶ人のために』
(世界思想社)
ISBN:4790717828
『土器つくりの民族誌』
(昭和堂)
ISBN:4812211263
『アフリカ学辞典』
(昭和堂)
ISBN:4812214157
|
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(関連URL) |
https://www.africa.asafas.kyoto-u.ac.jp/
大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻
http://www.africa.kyoto-u.ac.jp/ アフリカ地域研究資料センター |
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(授業外学習(予習・復習)等) | 京都大学では、アフリカ各地をフィールドにした研究が多数おこなわれています。このセミナーの受講者には、予習と復習の意味をこめて、そのような研究の成果が発表される研究会や公開講座に積極的に参加することをすすめます。具体的な研究会などの日程は授業中に案内します。 このセミナーの修了者には、希望すれば、担当教員がエチオピアにおいて実施している実践的地域研究プロジェクトにインターンとして参加する可能性がひらかれています。 |
||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・学外においてフィールド実習を1泊2日の予定で実施します。そのため、 - 学生教育研究災害傷害保険には必ず加入して下さい。 - 交通費および宿泊費の自己負担があります(10000円程度を予定)。 ・座学では議論や発表に時間をかけて取り組んでもらうため、また野外での演習では個別に指導を受けながら安全にフィールドワークに取り組んでもらうため、1回生の受講定員を8人、全体の受講定員を10人に設定しています。 |
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ILASセミナー :アフリカ地域研究のためのフィールドワーク入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to field work for African Area Studies
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(8)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 4月14日(月)・5月26日(月)・6月2日(月)・6月9日(月)5限目、5月31日(土)〜6月1日(日)琵琶湖周辺漁村訪問 (教室) アジア・アフリカ地域研究研究科共同棟5階504室 |
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(キーワード) 地域研究関連 / フィールドワーク / 文化人類学 / 動植物観察 / 在来知と開発 | |||||||
(授業の概要・目的)
このセミナーでは、アフリカの人びとが日々自然環境と関わるなかで培ってきた在来知(Local Knowledge)に注目し、座学や実習などを介してフィールドワークという手法を経験的に理解することを目的としている。その手法を実際に理解するために、座学を受講したうえで、琵琶湖周辺にある漁村(沖島での実習を予定)を訪問し、人びとと湖との関わりについてインタビューや参与観察を中心としたフィールド演習を実施する。フィールドワークで得られた情報など収集したデータを整理したうえで、受講者がフィールドワークの成果を発表する。セミナー終了時には、受講者がアフリカにおいて具体的にフィールドワークをおこなうイメージをもつと同時に、フィールドワークを介して私たちが生きる世界を理解し、人びとの日常生活にもとづいてグローバルに展開する課題に対する姿勢や見方を確立することが最終的なねらいである。
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(到達目標)
このセミナーを履修することによって以下の三つの目標に到達することを目指す。
(1)現代アフリカに暮らす人びとがさまざまな環境との関わり方を基盤にして生成・変化・創造させてきた経験的な知の実践に注目し、それを概念化した「アフリカ在来知」について理解することができるようになる。 (2)琵琶湖周辺のヒトと自然に関わる生態環境を観察して記録するための手法をみにつけることができるようになる。 (3)漁労活動や副業的な活動なども含めて湖周辺の資源利用の方法やそのための道具の製作技法や資源の加工・生産方法に関する聞き取りや参与観察の手法をみにつけることができるようになる。 |
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(授業計画と内容)
上記の目標を達成するために、以下のような内容でセミナーをすすめる。 受講生確定後に、PandA等を活用して資料を共有する。 4/14(月) 座学1 イントロダクション:アフリカ在来知 5/26(月) 座学2 フィールドワークの手法 5/31(土)フィールド演習1:琵琶湖周辺漁村訪問 6/1(日)フィールド演習2:滋賀県琵琶湖周辺漁村訪問・資料館 6/2(月)座学3:フィールド演習のまとめ 6/9(月)座学4:成果発表 |
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(履修要件)
2回生以上の受講希望者は、1回生時にフィールドワークに関連する講義、演習(ゼミ)等を受講していることが望ましい。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
レポート、座学・フィールド実習への積極的な姿勢、セミナーでの発表をふまえて総合的に評価する。詳細は、授業中に説明する。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
『アフリカを学ぶ人のために』
(世界思想社)
ISBN:4790717828
『土器つくりの民族誌』
(昭和堂)
ISBN:4812211263
『アフリカ学辞典』
(昭和堂)
ISBN:4812214157
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(授業外学習(予習・復習)等)
京都大学では、アフリカ各地をフィールドにした研究が多数おこなわれています。このセミナーの受講者には、予習と復習の意味をこめて、そのような研究の成果が発表される研究会や公開講座に積極的に参加することをすすめます。具体的な研究会などの日程は授業中に案内します。
このセミナーの修了者には、希望すれば、担当教員がエチオピアにおいて実施している実践的地域研究プロジェクトにインターンとして参加する可能性がひらかれています。 |
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(その他(オフィスアワー等))
・学外においてフィールド実習を1泊2日の予定で実施します。そのため、
- 学生教育研究災害傷害保険には必ず加入して下さい。 - 交通費および宿泊費の自己負担があります(10000円程度を予定)。 ・座学では議論や発表に時間をかけて取り組んでもらうため、また野外での演習では個別に指導を受けながら安全にフィールドワークに取り組んでもらうため、1回生の受講定員を8人、全体の受講定員を10人に設定しています。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :植物野外実習
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(英 訳) | ILAS Seminar :Experimental Practice in Field Botany | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 未定 |
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(教室) | 未定 | ||||||||||||
(キーワード) | 生物多様性 / フィールドワーク / 植物 / 環境 / 観察と気付き | ||||||||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||
(授業の概要・目的) | 自然界には多種多様な植物種があります。しかし皆さんが教室で受ける座学の生物学では、シロイヌナズナのようなモデル植物における知見が植物学の全てであるように勘違いを起こしてしまうリスクがあります。この授業のテーマは、野生植物を介して「生物多様性」を知る機会を持つことです。多様性の生物学を学ぶことは、将来に様々な環境問題に向き合うことになる皆さんにとって、必ず役に立つ素養であると思います。 そして自分の眼で観察をして、厳しい環境下での植物たちの生き方について考えみて欲しいと思います。この授業では、4月から8月にかけて6回の野外実習を京都府立植物園や糺の森などで行います。野生植物や栽培植物の「分類」と「形態」、「環境への適応」、「生活との関わり」について学びます。また、京都市の絶滅危惧植物の保護増殖事業にも関わる機会を作ります。 *8月分のレポートはお盆明けに提出するため、成績報告は1ヶ月ほど遅れます。予めご了承下さい。 |
||||||||||||
(到達目標) | 野生植物や栽培植物の「分類」と「形態」、「環境への適応」、「生活との関わり」について、知識と観察力を修得する。また、生物多様性や絶滅危惧種の維持についての知識を修得します。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 1. 履修者の決定:4月の前半に、昼休みを使ってガイダンスを行います。この場所と日時を書いた掲示を吉田南2号館3階にある生物実習室1の掲示板に貼ります。この時に必ず参加して下さい。この際に、実習を行う日(基本は毎月最後の土曜日とする)を決めます。 2.毎回、レポートを提出します(紙媒体で提出)。 |
||||||||||||
(履修要件) |
学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入をしていることが必要です。入学時に大学から配られた案内、あるいは学生部の窓口で照会して、必ず加入して下さい。
未加入の人は、学生部の保険担当窓口「教育推進・学生支援部 厚生課厚生掛」 Tel: 075-753-2539 にて手続きをとってください。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 授業への参加状況で50%、レポートの点数50%で評価する。 |
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(教科書) |
授業中に指示する
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
上記の図鑑は貸与しますが、この実習を機会に、自分用に購入することを勧めます。
低地での植物観察では、生物学実習用に用意したものを貸与します。
|
||||||||||||
(授業外学習(予習・復習)等) | 多くの履修者にとって、野外の植物を観察するという経験が初めてだと思われるので、授業を進めながら指示をします。 また、自学自習の機会として、京都府立植物園や京都市緑化協会などが一般向けに主宰する観察会や企画展を紹介しますので、興味を深めたい人は積極的に参加して下さい。レポートをまとめるにあたっては、教員やTAがサポートして、レポートの書き方などについて指導します。 |
||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | ・オフィス・アワー:担当教員は理系ですので、ほぼ毎日出勤しています。何かありましたら研究室を訪ねてきて下さい。ただし、メール等で事前にお知らせ下さい。 ・連絡事項はKULASISやPandAでお伝えします。 ・京都府立植物園の入園は、総人・農・理学部の所属の場合には、学生証を提示することで無料になります(京都大学と京都府との協定に調印した学部と大学院のみが対象)。それ以外の学部生は、入園券あるいは年間パスポートを購入して入園して下さい。 |
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ILASセミナー :植物野外実習
(科目名)
ILAS Seminar :Experimental Practice in Field Botany
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 未定 (教室) 未定 |
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(キーワード) 生物多様性 / フィールドワーク / 植物 / 環境 / 観察と気付き | ||||||||||
総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
自然界には多種多様な植物種があります。しかし皆さんが教室で受ける座学の生物学では、シロイヌナズナのようなモデル植物における知見が植物学の全てであるように勘違いを起こしてしまうリスクがあります。この授業のテーマは、野生植物を介して「生物多様性」を知る機会を持つことです。多様性の生物学を学ぶことは、将来に様々な環境問題に向き合うことになる皆さんにとって、必ず役に立つ素養であると思います。 そして自分の眼で観察をして、厳しい環境下での植物たちの生き方について考えみて欲しいと思います。この授業では、4月から8月にかけて6回の野外実習を京都府立植物園や糺の森などで行います。野生植物や栽培植物の「分類」と「形態」、「環境への適応」、「生活との関わり」について学びます。また、京都市の絶滅危惧植物の保護増殖事業にも関わる機会を作ります。
*8月分のレポートはお盆明けに提出するため、成績報告は1ヶ月ほど遅れます。予めご了承下さい。 |
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(到達目標)
野生植物や栽培植物の「分類」と「形態」、「環境への適応」、「生活との関わり」について、知識と観察力を修得する。また、生物多様性や絶滅危惧種の維持についての知識を修得します。
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(授業計画と内容)
1. 履修者の決定:4月の前半に、昼休みを使ってガイダンスを行います。この場所と日時を書いた掲示を吉田南2号館3階にある生物実習室1の掲示板に貼ります。この時に必ず参加して下さい。この際に、実習を行う日(基本は毎月最後の土曜日とする)を決めます。 2.毎回、レポートを提出します(紙媒体で提出)。 |
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(履修要件)
学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に加入をしていることが必要です。入学時に大学から配られた案内、あるいは学生部の窓口で照会して、必ず加入して下さい。
未加入の人は、学生部の保険担当窓口「教育推進・学生支援部 厚生課厚生掛」 Tel: 075-753-2539 にて手続きをとってください。 |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
授業への参加状況で50%、レポートの点数50%で評価する。
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(教科書)
授業中に指示する
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(参考書等)
授業中に紹介する
上記の図鑑は貸与しますが、この実習を機会に、自分用に購入することを勧めます。
低地での植物観察では、生物学実習用に用意したものを貸与します。
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(授業外学習(予習・復習)等)
多くの履修者にとって、野外の植物を観察するという経験が初めてだと思われるので、授業を進めながら指示をします。
また、自学自習の機会として、京都府立植物園や京都市緑化協会などが一般向けに主宰する観察会や企画展を紹介しますので、興味を深めたい人は積極的に参加して下さい。レポートをまとめるにあたっては、教員やTAがサポートして、レポートの書き方などについて指導します。 |
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(その他(オフィスアワー等))
・オフィス・アワー:担当教員は理系ですので、ほぼ毎日出勤しています。何かありましたら研究室を訪ねてきて下さい。ただし、メール等で事前にお知らせ下さい。
・連絡事項はKULASISやPandAでお伝えします。 ・京都府立植物園の入園は、総人・農・理学部の所属の場合には、学生証を提示することで無料になります(京都大学と京都府との協定に調印した学部と大学院のみが対象)。それ以外の学部生は、入園券あるいは年間パスポートを購入して入園して下さい。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :化石哺乳類学入門
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(英 訳) | ILAS Seminar :Introduction to Fossil Mammalogy | ||||||||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||||||||
(受講定員(1回生定員)) | 5(5)人 | ||||||||||||
(配当学年) | 主として1回生 | ||||||||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||||||||
(曜時限) | 集中 8月19日から21日 |
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(教室) | 総合博物館南館3階S305室 | ||||||||||||
(キーワード) | 化石 / 哺乳類 / 進化 / 骨学 / 3次元計測 | ||||||||||||
(授業の概要・目的) | 約2億年前から始まる哺乳類の進化に関して、化石記録に基づいた古生物学的観点からの研究手法について学ぶ。初期の哺乳類の化石のほとんどは、数mm程度の大きさの歯が並んだ顎の破片でしかないが、新生代以降の進化の過程で150tに及ぶクジラなどの巨大な哺乳類が出現している。本講義では、こういった哺乳類の進化史について、現生種の骨格標本を並べ、歯や骨の化石の複製模型を自分で作成することにより、様々な哺乳類がどのように進化してきたかを理解する。また、複製模型を自らの手で作成し、それを3次元スキャナーで撮像・計測することで、形態学の楽しさを実感してもらいたい。 | ||||||||||||
(到達目標) | 博物館に展示してある模型がどのように作成されているのかを、実際に模型を作成することにより理解できるようになる。 また作成した模型の形や大きさを計測・解析する手法を修得する。 | ||||||||||||
(授業計画と内容) | 総合博物館内で、3日間の集中講義形式で行う。 1日目:午前中は、哺乳類の進化史に関して、大まかな講義を行う。特に化石として残りやすい歯と四肢骨の形態的な進化に関して、骨格標本を元に解説する。午後は、現生のシカの骨格標本を組立ながら、哺乳類の骨格について学習する。 2日目:午前中は、骨や歯のシリコンモールド(雌型模型)とレジンキャスト(雄型模型)を作成する。 3日目:前日に作成したキャストなどを、3Dスキャナーでスキャンして3次元データを取得し、更に3Dプリンターを用いてプリントアウトする。 |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 成績評価は実習終了後に提出してもらう簡単なレポートを基に行う。 | ||||||||||||
(教科書) |
『化石が語る:サルの進化・ヒトの誕生』
(丸善出版、2022年)
ISBN:978-4-621-30727-4
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(参考書等) |
『シリーズ地球生命史第6巻:人類の進化』
(共立出版、2024年)
ISBN:978-4-320-04695-5
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(授業外学習(予習・復習)等) | 基本的に骨格標本や複製模型を用いた実習形式なので予習などは必要ないが、指定している教科書を前もって読んでおくと実習の意味が理解しやすいだろう。 | ||||||||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 集中講義の時期は8/19-21を予定している。また、講義の日程と内容の説明のために7月中に事前授業を1回行う予定である。 本講義は模型作成実習がメインであるため、人数は5人に制限している。なお、実習内容は危険なものではないが、念のため学生教育研究災害傷害保険に加入しておくこと。 |
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ILASセミナー :化石哺乳類学入門
(科目名)
ILAS Seminar :Introduction to Fossil Mammalogy
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | ||||||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | ||||||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 5(5)人 (配当学年) 主として1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月19日から21日 (教室) 総合博物館南館3階S305室 |
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(キーワード) 化石 / 哺乳類 / 進化 / 骨学 / 3次元計測 | ||||||||||
(授業の概要・目的)
約2億年前から始まる哺乳類の進化に関して、化石記録に基づいた古生物学的観点からの研究手法について学ぶ。初期の哺乳類の化石のほとんどは、数mm程度の大きさの歯が並んだ顎の破片でしかないが、新生代以降の進化の過程で150tに及ぶクジラなどの巨大な哺乳類が出現している。本講義では、こういった哺乳類の進化史について、現生種の骨格標本を並べ、歯や骨の化石の複製模型を自分で作成することにより、様々な哺乳類がどのように進化してきたかを理解する。また、複製模型を自らの手で作成し、それを3次元スキャナーで撮像・計測することで、形態学の楽しさを実感してもらいたい。
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(到達目標)
博物館に展示してある模型がどのように作成されているのかを、実際に模型を作成することにより理解できるようになる。 また作成した模型の形や大きさを計測・解析する手法を修得する。
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(授業計画と内容)
総合博物館内で、3日間の集中講義形式で行う。 1日目:午前中は、哺乳類の進化史に関して、大まかな講義を行う。特に化石として残りやすい歯と四肢骨の形態的な進化に関して、骨格標本を元に解説する。午後は、現生のシカの骨格標本を組立ながら、哺乳類の骨格について学習する。 2日目:午前中は、骨や歯のシリコンモールド(雌型模型)とレジンキャスト(雄型模型)を作成する。 3日目:前日に作成したキャストなどを、3Dスキャナーでスキャンして3次元データを取得し、更に3Dプリンターを用いてプリントアウトする。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
成績評価は実習終了後に提出してもらう簡単なレポートを基に行う。
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(教科書)
『化石が語る:サルの進化・ヒトの誕生』
(丸善出版、2022年)
ISBN:978-4-621-30727-4
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(参考書等)
『シリーズ地球生命史第6巻:人類の進化』
(共立出版、2024年)
ISBN:978-4-320-04695-5
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(授業外学習(予習・復習)等)
基本的に骨格標本や複製模型を用いた実習形式なので予習などは必要ないが、指定している教科書を前もって読んでおくと実習の意味が理解しやすいだろう。
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(その他(オフィスアワー等))
集中講義の時期は8/19-21を予定している。また、講義の日程と内容の説明のために7月中に事前授業を1回行う予定である。
本講義は模型作成実習がメインであるため、人数は5人に制限している。なお、実習内容は危険なものではないが、念のため学生教育研究災害傷害保険に加入しておくこと。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
(科目名) |
ILASセミナー :紙の科学
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(英 訳) | ILAS Seminar :Paper Science | ||||
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(担当教員) |
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(群) | 少人数 | ||||||
(使用言語) | 日本語 | ||||||
(単位数) | 2 単位 | ||||||
(時間数) | 30 時間 | ||||||
(週コマ数) | 1 コマ | ||||||
(授業形態) | ゼミナール | ||||||
(開講年度・開講期) | 2025・前期集中 | ||||||
(受講定員(1回生定員)) | 10(10)人 | ||||||
(配当学年) | 1回生 | ||||||
(対象学生) | 全学向 | ||||||
(曜時限) | 集中 8月6日から8日の全日3日間 |
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(教室) | 農学部総合館 第二学生実験室S-117 | ||||||
(キーワード) | 木質科学関連 / 紙 / 紙抄き / パルプ / 紙製品 | ||||||
(授業の概要・目的) | 本セミナーでは,身近にある紙について,講義および実習を通して,自然科学の面白さを学ぶことを目的とする.(文系でも十分にわかる内容です) | ||||||
(到達目標) | 紙に関する基本的事項を学び,自然科学の視点を養う. | ||||||
(授業計画と内容) | 8月6日(水),7日(木),8日(金)(全日3日間)の集中講義として,下記の講義・実習を行います. 1日目:紙について知ろう.(講義・実習) ・最初に, 講義・実習全体の予定を述べる. ・紙の種類・用途,紙の歴史,紙の現状と今後の動向などを解説し, 翌日の手抄きの仕込みを行う。 2日目:紙を作ってみよう.(講義・実習) ・紙の製法について解説し,実際に紙抄きを行って,手抄きの紙(洋紙)を作成する.また, 紙の原理についても解説する. 3日目:紙の性質を調べよう.(講義・実習) ・紙の性質について解説し,手抄きした紙(洋紙)の物性を測定する.そして, 実際の紙製品について考える. フィードバック ・3日目終了時にレポート課題を課すので、レポート提出期限(1週間後を予定)までの間に、要望があれば、メールなどで個別にフィードバックを実施する。 本セミナーは,農学部・総合館1F 第二学生実験室(S-117)で実施します. |
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(履修要件) |
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点評価(出席、授業への参加状況、ミニ課題の回答状況など)の成績(80%)と課題レポートの成績(20%)で評価します. | ||||||
(教科書) |
講義・実習で必要なプリントを配布します.
|
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(参考書等) |
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等) | 配布されたプリントをもとに, 復習してください. | ||||||
(その他(オフィスアワー等)) | 事前説明事項は, PandAのお知らせに掲載します. 本セミナーは, 定期の前期科目の終了後に実施しますので, 成績の報告が遅れる場合があります。 本セミナーでは、実習を行いますので, 学生教育研究災害傷害保険に加入しておいて下さい.なお, 第2日目には動きやすい服装,靴で来て下さい. |
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ILASセミナー :紙の科学
(科目名)
ILAS Seminar :Paper Science
(英 訳)
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(群) 少人数 (使用言語) 日本語 | |||||||
(単位数) 2 単位 (時間数) 30 時間 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) ゼミナール | |||||||
(開講年度・ 開講期) 2025・前期集中 (受講定員(1回生定員)) 10(10)人 (配当学年) 1回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
集中 8月6日から8日の全日3日間 (教室) 農学部総合館 第二学生実験室S-117 |
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(キーワード) 木質科学関連 / 紙 / 紙抄き / パルプ / 紙製品 | |||||||
(授業の概要・目的)
本セミナーでは,身近にある紙について,講義および実習を通して,自然科学の面白さを学ぶことを目的とする.(文系でも十分にわかる内容です)
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(到達目標)
紙に関する基本的事項を学び,自然科学の視点を養う.
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(授業計画と内容)
8月6日(水),7日(木),8日(金)(全日3日間)の集中講義として,下記の講義・実習を行います. 1日目:紙について知ろう.(講義・実習) ・最初に, 講義・実習全体の予定を述べる. ・紙の種類・用途,紙の歴史,紙の現状と今後の動向などを解説し, 翌日の手抄きの仕込みを行う。 2日目:紙を作ってみよう.(講義・実習) ・紙の製法について解説し,実際に紙抄きを行って,手抄きの紙(洋紙)を作成する.また, 紙の原理についても解説する. 3日目:紙の性質を調べよう.(講義・実習) ・紙の性質について解説し,手抄きした紙(洋紙)の物性を測定する.そして, 実際の紙製品について考える. フィードバック ・3日目終了時にレポート課題を課すので、レポート提出期限(1週間後を予定)までの間に、要望があれば、メールなどで個別にフィードバックを実施する。 本セミナーは,農学部・総合館1F 第二学生実験室(S-117)で実施します. |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点評価(出席、授業への参加状況、ミニ課題の回答状況など)の成績(80%)と課題レポートの成績(20%)で評価します.
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(教科書)
講義・実習で必要なプリントを配布します.
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
配布されたプリントをもとに, 復習してください.
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(その他(オフィスアワー等))
事前説明事項は, PandAのお知らせに掲載します.
本セミナーは, 定期の前期科目の終了後に実施しますので, 成績の報告が遅れる場合があります。 本セミナーでは、実習を行いますので, 学生教育研究災害傷害保険に加入しておいて下さい.なお, 第2日目には動きやすい服装,靴で来て下さい. |
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