民俗学ゼミ 2012年度

[授業の概要・目的]
民俗とは、普通の人々が日々の生活のなかから創り上げ、承け伝えてきたコトバ、モノ、ワザといったものの総体である。そして民俗学とは、そのような民俗を、文献には決して書き残されることのなかった普通の人々の歴史を探る糸口として発見した学問である。本ゼミは、日本民俗学の目的と方法を、その創始者・柳田国男(1875-1962)の学問的生涯に即して概略した上で、冠婚葬祭、信仰・祭礼・芸能、口承文芸などの個別分野についてとりあげる予定である。

[授業計画と内容]
以下のトピックにつき、ゼミを行う。
1.使用上の注意            8.いのる-信仰・宗教-
2.柳田国男の生涯          9.まつる-年中行事―
3.民俗学の方法1-くらべる- 10.おどる-民俗芸能―
4.そだつ-人生儀礼1-     11.つたえる-口承文芸1-
5.めとる-人生儀礼2-     12.なづける-口承文芸2―
6.とむらう-人生儀礼3-    13.ものがたる-口承文芸3-
7.民俗学の方法2-あつめる- 14.まとめ

菊地暁(きくち あきら)

1969年生まれ、北海道出身、専門は民俗学。