Physical Computing 入門 2012年度

 手のひらにのるような小さなコンピュータと簡単な電子部品を組み合わせて色々な動く作品としてアイデアを形にしてゆく,このような活動が Physical Computing と呼ばれて注目されています.コンピュータとエレクトロニクスを取り入れた図画工作,日曜大工,手芸だと考えてください.
 この授業では実際に Arduino と呼ばれるイタリア生まれのコンピュータに,さまざまな電子部品をつないで動作させることを学び,自らアイデアを出して動く作品を作成することでPhysical Computing を体験します.
 プログラミングや電子部品についての予備知識は問いません.授業の中で初心者向けの指導をします.
 アイデアを形にする中で,必要な電子部品や回路を考えたり,プログラムを作ったり,全体を形にする簡単な工作をしたり,できた作品を手にアイデアのプレゼンテーションをしたりします.

喜多 一

学術情報メディアセンターの教授です.1959 年生まれ,大阪出身です.専門分野はシステム工学ですが,学術情報メディアセンターでは教育用コンピュータシステムのお世話をしています.生物の進化を模した計算方法とか社会のシミュレーション,プログラミングの学び方,ものづくりのワークショップの運営,みんなで使える新しいコンピュータの提案など,いろいろな研究に取り組んでいます.