ノーベル賞で見る現代物理学100年の軌跡 2012年度

[ポケゼミ受講生に向けたメッセージ]
 今年度から始まる新しいポケゼミなので、これまでの活動報告はありません。これから、皆さんと活動実績を築いていきたいと思います。特に、どんな物理的発見がノーベル賞を取っており、その発見によって学問や科学技術がどう進歩したかを調べて行く予定です。ゼミ受講生は、科学レポーターとして、自分が興味を持ったノーベル賞について調べてもらい、更に報告してもらいます。報告はWebページ上にまとめて、外に発信することで、広く科学知識の普及につなげたいと考えています。私は物理が専門なので、物理のノーベル賞を題材にあげていますが、受講生の人に物理の知識が必須なわけではありません。自然科学に興味のある人、科学を広く一般に伝えたいと考えている人を歓迎します。

[授業の概要・目的]
ノーベル物理学賞を受賞した重要な発見とその現象を調べていくことで、現代物理学の大枠を理解する。また、科学史上の重要な発見と現代社会の基礎科学技術のつながりを考察・議論することにより、広く自然科学の基盤への理解を深める。

[授業計画と内容]
前半はノーベル賞100年の歴史を大観する。受講生が7人の場合、一人当たり100年/7人で約15年分のノーベル賞を調査する。後半は、各人が一つのテーマを決め、より深く物理のテーマを探る。また、上記ゼミの内容をレポートにまとめ、Web上で公開していく。それにより、科学の内容を一般向けに説明する方法も学んでいく。

[成績評価の方法・基準]
ゼミでの発表と作成したレポートを元に判断する。

中家 剛 他

所属: 理学部
職名: 教授
出身地: 大阪府岸和田市(NHK朝ドラ「カーネーション」で最近有名)
専門分野: 素粒子物理学(実験)、特にニュートリノの研究を行っている
趣味: 釣り、スキー、散歩、読書