民俗学ゼミ 2013年度

民俗とは、「普通の人々」が日々の生活のなかから創り上げ、承け伝えてきたコトバ、モノ、ワザといったものの総体であり、民俗学とは、その民俗を、文字に書き残されることのなかった「普通の人々」の歴史を探る手がかりとして発見した学問である。すなわち、民俗学の扱う対象は人々の生活の全てであり、その射程は限りなく広い。好奇心旺盛な受講生を歓迎する。
なお、本年は、以下のトピックをとりあげる予定である。

1.柳田国男の生涯
2.民俗学の方法
3.たべる-食-
4.すむ-住-
5.きる-衣-
6.生活史作成の注意1
7.はたらく-生産・生業-
8.はこぶ-交通・運輸-
9.とりかえる-交換・交易ー
10.生活史作成の注意2
11.つどう1-血縁-
12.つどう2-地縁-
13.つどう3-社縁-
14.まとめ

菊地 暁(きくち あきら)

1969年生まれ、北海道出身、専門は民俗学。