地震予知と地震防災ゼミナール 2013年度

2011年の新燃岳噴火の調査をするJames Moriと山田真澄

現在の地震学において興味深く重要な研究領域は何だろう。地震予知と地震災害における今日の話題について、講義とクラス討論を混合で行います。講義は日本語と、英語(ネイティブスピーカーによるリスニング経験を得るため)との半々で行います。討論も日本語と英語で行います。また、花折断層の見学会と時計台地下の免震装置の見学会を行います。

授業の内容
○なぜ地震はおきるのか
 地震の物理的メカニズム
 地震学の初期の歴史
○世界の地震
 世界中のどこで地震は起きるのか?
 地震の震源とマグニチュードを決める手法
 地球のマントルと核の構造
○日本の活断層
 内陸地震は将来どこで発生すると考えられるのか?
 活断層地震の歴史と頻度
○南海地震
 西日本で次の大地震はいつ起きると考えられるのか?
 南海トラフの地震の歴史
○地震予知
 現在どれぐらい良く地震を予知できるのか?
 最近の地震予知に関する研究
○日本とアメリカの地震災害と被害の軽減
 地震の強い揺れをコントロールするのは何か?
 確率論的地震動予測地図
○津波
 津波の発生メカニズム
 津波の被害軽減
○緊急地震速報
 緊急地震速報とは何か?
 強い揺れが来るまでの数秒で何ができるか?
○火山噴火の予知
 火山の大噴火のメカニズム
 1992年ピナツボ噴火の予知と避難

担当教員

防災研究所 地震防災研究部門
教授・James Mori
助教・山田真澄
http://www.eqh.dpri.kyoto-u.ac.jp/src/indexj.htmIcon new window