建築物の力学的特性と耐震安全性 2013年度

建築物では,設計・デザインが注目されますが,実はその構造や設備をどのようにするかも重要な要素です。地震多発国である日本では,特に構造は重要なテーマです。京都大学構内にある免震建物を見学し,それについて活発な討論を行います。

また,建築物の地震被害と,耐震性能が不足している建物の耐震補強について学んでもらったあと,京都大学吉田キャンパス内にある耐震補強がなされた建物の見学を行い,建物のどの部分をどのように耐震補強しているのかを学生さん自身に考えてもらいます。

さらに,受講する皆さんと実験をしながら,地震時の建物の強度や揺れ方を観察します。実験ではコンクリートに数十トンの力を加えて壊し,建物模型を作成して振動実験を行います。高校までの物理では体験できない実験が経験できます。

担当教員

竹脇 出
辻 聖晃
佐藤 裕一