現地で学ぶ京都の建築 2013年度

[授業の概要・目的]
京都の現代建築のあるべき姿と、それを構築するための設計理論を、実現された建築を通して学ぶ

[授業計画と内容]
(1)コンテクストを読む(岸和郎)
都市や街並を通底している文化的、社会的、形態的文脈を読み取り、一つの建築がそれらとどのような相関関係を保ちながら成立しているのかを学ぶ。

(2)伝統的町家、およびその活用、新しい解釈(吉田哲)
伝統的町家、町家改修活用事例、町家風建築など、京都の伝統様式である町家がどのように維持、もしくは活用されているか、京都の中心市街地を新町通を中心に三条烏丸~五条堀川界隈を訪れて理解する。

(3)京都大学キャンパスの建物(田路貴浩)
京都大学創立以来、キャンパス内には多くの校舎が建てられてきた。それらは建築学科の教授あるいは施設部の設計者によるもので、最高学府にふさわしい建物の在り方が追求されてきた。日常使用しているキャンパスをそうした視点で見直し、キャンパスの現在を考えたい。

※ 第1回目の日時については別途掲示により通知する。
  第2回目以降は、5月、6月に行う。その具体的な日程は、初回のゼミで、受講生と相談して決める。

担当教員一人当たり4コマから5コマを担当する。

[成績評価の方法・基準]
積極的受講態度、出席状況、レポートによる。

担当教員

工学研究科

教  授 岸 和郎
准教授 田路 貴浩
准教授 吉田 哲