社会基盤政策のための国際人育成セミナー 2013年度

 グローバリゼーションの進展に伴って,みなさんが将来活躍するであろうフィールドは全世界に広がっています.社会基盤(インフラストラクチャ)の分野においても,多くの卒業生が海外で行われる業務に携わっています.また,我が国は国際機関などを通じて様々な国際協力を行っていますが,今後もその果たす役割はますます重要になります.
 将来国際的に活躍できる人材となるためには,早い時期から国際的な環境に身を置くことが大切です.特に,直接会話・議論をして異なるバックグラウンドを持つ外国人がどのようなマインドを持っているのかを知ることは,とても重要なことです.
 今年度から開講するこのポケットゼミでは,アジア各国を中心とした社会開発,社会基盤投資の考え方を,当該国の留学生から直接話を聞いて,その国にとって今どういったことが問題となっているのか,そのためにどのような社会基盤政策がとられているのか,また,日本としてそういった国々に対してどのように接していくべきかなどについて,議論したいと考えています.対象とする社会基盤としては,道路・港湾と行ったハードなものだけではなく,ハードなインフラをどのように有効に活用すべきかといったソフトな政策も含みます.講義は原則として英語で進行する予定ですが,必要に応じて日本語で適宜補足します.将来国際的に活躍するグローバルな人材を目指すみなさんの参加をお待ちしています.

担当教員

経営管理大学院 教授 小林 潔司
工学研究科 准教授 松島 格也
工学研究科 助教 大西 正光

今回担当する教員の所属する研究室は工学部に所属していますが,よりよい社会基盤,それを活かす制度とは何かといった制度設計のあり方について,経済学の知見を活用して研究しています.そのために,経済学部や経営管理大学院といった文系に所属する教員と共同で研究しています.また,留学生が半分以上を占める国際的な研究室です.詳しくは以下のホームページをご覧下さい.
研究室HP:http://psa2.kuciv.kyoto-u.ac.jp/Icon new window