労働経済ゼミナール 2014年度

【授業の概要・目的】
 現代社会では、多くの人々は企業で働くことによって、生計を維持している。多くの学生には、学校を卒業したのち「就職」が待ち構えている。仕事をすることは人々にって「人生」の大きな部分を占めている。
 雇用・失業・就職・昇進などの「実社会」についてのじっくりと考えるのが、本ゼミナールの目的である。
 また、議論にあたっては、生活していくうえで重要な公的な年金や医療制度など社会保障との関係性にも注意を払う。

【授業計画と内容】
 初回はオリエンテーションとする。2回目以降は、以下のテーマごとに、1-2回議論することを基本とする。ただし、ゼミ参加者の問題関心に配慮して内容を部分的に見直すことがある。

1.日本の労働経済の現状
2.労働経済の国際比較
3.雇用関係とは何か
4.賃金について
5.キャリア形成と職業能力をめぐって
6.少子高齢化と男女共同参画
7.これからの雇用社会を展望する

久本 憲夫

公共政策大学院/教授
1955年 福岡県生まれ
専門:労働経済論、社会政策論