ブータン王国における人々の暮らし-小さな診療所からみえるもの- 2014年度

【内容】
ブータン王国における人々の暮らしを学びながら我々自身の暮らしを見直すことがこの授業のテーマである。ブータン王国について見聞きした人の多くの日本人がブータンに懐かしさを覚えるのはなぜだろうか。ブータン王国の暮らしを学び、我々の社会が得てきたもの、失ったものを考え、未来に向かって我々が歩むべき道を学生とともに模索していきたい。

 以下のような課題について1課題あたり1~2週の授業をする予定である。
 1. ブータン王国についての紹介
 2. 京都大学とブータン王国のつながり
 3. 国王と国民総幸福
 4. ブータンの保健行政
 5. カリン診療所の生活
 6. 高齢者健診
 7. ブータンとの友好
 8. 人のしあわせ

【メッセージ】
時間の半分は学生自らが自由にテーマを決めて発表を行ってもらうつもりです。学生さんにとっても私にとっても限りある大切な時間なので、お互いに楽しい時間にしましょう。

坂本 龍太

昭和51年6月5日に夙川で生まれました。その後、世田谷、茅ヶ崎と移りました。小さい頃は野球ばっかりやっていました。東北大学医学部を卒業後、国立国際医療センター救急部で研修を受けた後、京都大学医学研究科大学院公衆衛生学教室で学びました。レジオネラ症を研究するため東邦大学微生物・感染症学講座にも通いました。総合地球環境学研究所を経て、現在、京都大学白眉センター及び京都大学東南アジア研究所に所属しており、専門分野はフィールド医学、公衆衛生学です。もはや趣味というわけではないですが、ラグビーは今も気になる競技です。