経済成長論入門-経済成長の理論と現実- 2014年度

【授業の概要・目的】
世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか.どうすれば一国は豊かになれるのか.本ゼミでは,経済成長に関する理論と現実を説明したチャールズ・ジョーンズの『経済成長理論入門』というテキストを読み,その内容を理解することを目的とします.

【授業計画と内容】
毎回担当者を決めて報告してもらい,その内容について担当教員が補足説明するという形式で授業を進めます.各章あたり,1~2週の授業をする予定です.

導入  数学的準備
第1章 序論:経済成長についての事実
第2章 ソロー・モデル
第3章 新古典派成長モデルの経験的応用
第4章 アイデアの経済学
第5章 成長のエンジン
第6章 成長と開発の単純なモデル
第7章 インフラストラクチャーと経済の長期的パフォーマンス
第8章 他の経済成長理論
第9章 経済成長を理解する

本ゼミで使用するテキストには,いくつかの「経済モデル」というものが登場します.それらは数式を用いて構成されています.そのため,数式に抵抗がない学生の受講を希望します.とはいえ,簡単な数式なので,恐れる必要はありません.理系学生の受講も歓迎します.

佐々木 啓明(ささき ひろあき)

経済学研究科/准教授
専門:経済成長論
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~sasaki/Icon new window