ゲノム医学入門 2008年度

■授業のテーマと目的
 次世代へ伝達する遺伝情報の総体である「ゲノム」の全配列が、ヒトを含めさまざまな生き物で明らかになってきています。そして、このゲノム解読は医学・医療に大きな変革をもたらしつつあります。 ゲノム医学は、遺伝学・人類遺伝学から基礎医学、臨床医学、疫学調査、統計学さらには生命倫理までのさまざまな分野が融合された研究領域です。領域の境界をまたがる研究について学ぶことで、多角的な視野を学ぶことを目的としています。

■授業計画と内容
 最初の数回はゲノム医学を学ぶ上で必要な知識についての講義を中心としますが、それ以降は議論の比重を高くしていきます。文系理系を問わず、さまざまな学部からの参加者がいることが本ゼミの特徴ですので、それぞれの学生の興味のあるトピックや内容について、資料を提供しながら議論していきます。さらに、希望者には分子生物学の実験や疫学調査の実際にも触れる機会を設けます。

複数名で行います

松田文彦教授
医学研究科ゲノム医学センター
専門分野:疾患ゲノム疫学解析

角谷寛准教授
医学研究科ゲノム医学センター
専門分野:疾患ゲノム疫学解析