授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP01
|
(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP01 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火4・水5 |
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| (教室) | 火:共西23 水:稲盛財団記念館1階セミナー室(医・薬・病院構内) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。 本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (到達目標) | 心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 A班「実験心理学×脳神経科学×データサイエンス」水曜5限 担当:上田祥行・阿部・中井 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:10名 本演習は、こころの科学のための実験デザインの構築から、実験データの取得、実験データの解析から考察まで実施する一連の研究体験型の演習を行う。以下の内容で実施する。各項目について、受講者の理解の程度を確認しながら進める。 第1回:オリエンテーション ・少人数演習の概要の説明と、授業の進め方、予定等の周知。 第2回-第3回: 実験心理学の基礎について学ぶ。 ・心理実験の基礎および心理実験デザインの構築法を学ぶ。 第4回-第5回:脳機能計測法についての基礎を学ぶ。 ・脳の構造や機能、MRI装置について学ぶ。 ・機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の原理と実験法の基礎について学ぶ。 第6回-第7回:実験実習 ・行動実験を実施する。 ・脳機能計測実験を実施し、データを取得する。 第8回-第11回:行動実験データの解析法を学ぶ。 ・実験デザインの背景の説明。 ・反応時間や正答率といった行動データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した行動データの解析を実施する。 ・行動データの集団における解析法を学ぶ。 第12回-第13回:脳機能計測データの解析法を学ぶ。 ・脳機能計測データ解析の基礎と原理を学ぶ。 ・実際に収集した脳機能計測データの解析を実施する。 第14回:レポート(ポスター)作成:全員 ・一連の演習を元に、レポート(ポスター形式)を作成する。 第15回:フィードバック :全員 ※解析の実習ではパソコンを使用するので、ノートPCを持っている人は可能であれば持参してください。(こちらでもある程度の数を用意はしております。) ※予定は状況により変わる可能性もあります。 |
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| (履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
|
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (教科書) |
使用しない
|
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
|
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業で取り上げる内容や単語に関して事前に調べる、また習ったことは資料を元に復習する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | 教員への連絡はメールで随時行う。研究室に直接訪問可。授業時間以外に学内実験施設の見学等を行う場合がある。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP01
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP01
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火4・水5 (教室) 火:共西23 水:稲盛財団記念館1階セミナー室(医・薬・病院構内) |
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|
(授業の概要・目的)
この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。
本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。
|
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 A班「実験心理学×脳神経科学×データサイエンス」水曜5限 担当:上田祥行・阿部・中井 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:10名 本演習は、こころの科学のための実験デザインの構築から、実験データの取得、実験データの解析から考察まで実施する一連の研究体験型の演習を行う。以下の内容で実施する。各項目について、受講者の理解の程度を確認しながら進める。 第1回:オリエンテーション ・少人数演習の概要の説明と、授業の進め方、予定等の周知。 第2回-第3回: 実験心理学の基礎について学ぶ。 ・心理実験の基礎および心理実験デザインの構築法を学ぶ。 第4回-第5回:脳機能計測法についての基礎を学ぶ。 ・脳の構造や機能、MRI装置について学ぶ。 ・機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の原理と実験法の基礎について学ぶ。 第6回-第7回:実験実習 ・行動実験を実施する。 ・脳機能計測実験を実施し、データを取得する。 第8回-第11回:行動実験データの解析法を学ぶ。 ・実験デザインの背景の説明。 ・反応時間や正答率といった行動データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した行動データの解析を実施する。 ・行動データの集団における解析法を学ぶ。 第12回-第13回:脳機能計測データの解析法を学ぶ。 ・脳機能計測データ解析の基礎と原理を学ぶ。 ・実際に収集した脳機能計測データの解析を実施する。 第14回:レポート(ポスター)作成:全員 ・一連の演習を元に、レポート(ポスター形式)を作成する。 第15回:フィードバック :全員 ※解析の実習ではパソコンを使用するので、ノートPCを持っている人は可能であれば持参してください。(こちらでもある程度の数を用意はしております。) ※予定は状況により変わる可能性もあります。 |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で取り上げる内容や単語に関して事前に調べる、また習ったことは資料を元に復習する。
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(その他(オフィスアワー等))
教員への連絡はメールで随時行う。研究室に直接訪問可。授業時間以外に学内実験施設の見学等を行う場合がある。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP02
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP02 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火4・金5 |
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| (教室) | 火:共西23 金:稲盛財団記念館1階セミナー室(医・薬・病院構内) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。 本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 B班「社会・文化心理学の基礎」金曜5限 担当:内田・中山 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。演習授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回-第6回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう 第7回-第12回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第13回-第14回 発表・総括 調査実習の結果を発表し、議論する。それまでの授業での体験も含めてを振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
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| (履修要件) |
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。
|
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (教科書) |
『日本人の幸せ:ウェルビーイングの国際比較』
(中公新書、2025)
ISBN:978-4-12-102887-7
『文化が違えば、心も違う?』
(岩波書店、2025)
ISBN:978-4-00-432078-4
|
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
|
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP02
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP02
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火4・金5 (教室) 火:共西23 金:稲盛財団記念館1階セミナー室(医・薬・病院構内) |
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(授業の概要・目的)
この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。
本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 B班「社会・文化心理学の基礎」金曜5限 担当:内田・中山 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 第1回 イントロダクション 文化心理学の概要を説明する。演習授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。 第2回-第6回 社会・文化心理学からこころを理解する比較文化の実際 文化比較研究についての文献を講読し、議論をおこなう 第7回-第12回 調査実習 社会・文化心理学の主要な手法である調査法を用いて実証的に研究するということを体験的に学ぶ 第13回-第14回 発表・総括 調査実習の結果を発表し、議論する。それまでの授業での体験も含めてを振り返り、こころについてのミクロからマクロまでの見方について総合的に議論する。 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
こころや自己、社会、文化についての関心をもって、上述の演習に積極的に取り組む意欲のある者。国際比較の実際を知るために受講者同士、教員との討論を行うため、他者と協力しながらコミュニケーションを積極的にとってみようとする心意気が求められる。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。
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(教科書)
『日本人の幸せ:ウェルビーイングの国際比較』
(中公新書、2025)
ISBN:978-4-12-102887-7
『文化が違えば、心も違う?』
(岩波書店、2025)
ISBN:978-4-00-432078-4
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業中に指示する参考書や参考文献を、事前または事後に目を通し、授業内容を確認すること。
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP03
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP03 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火4・木4 |
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| (教室) | 火:共西23 木:稲盛財団記念館1階セミナー室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。 本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 C班「臨床心理学からこころを考える」木曜4限 担当:粉川・鈴木 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 「こころ」とは何だろうか。「こころ」は誰もが持っている身近なものでありながら、明確に定義することは容易ではない。本演習では、臨床心理学の視点から「こころ」について考えることを目的とする。描画や造形などの表現活動、グループワークなどの体験型学習を通して、「こころ」を捉え直し、自己理解へと繋げる。また、他者との関係の中で生じる「こころ」の働きや広がりも実感的に学んでいく。 第1回 イントロダクション 第2回 遊びとこころ 第3回 夢とこころ 第4回 描画とこころ 第5回 心理検査とこころ 第6回 箱庭とこころ 第7回 共同創作とこころ 第8回 自己とこころ 第9回 イメージ表現とこころ 第10回 自然とこころ 第11回 他者との交流で動くこころ 第12回 集団とこころ 第13回 身体とこころ 第14回 まとめ 第15回 フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (教科書) |
プリント配付
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業で取り上げる内容に関して、事前に興味を持った文献を読む。授業内で体験した心の動きを振り返り、自己理解を深める。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP03
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP03
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火4・木4 (教室) 火:共西23 木:稲盛財団記念館1階セミナー室 |
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(授業の概要・目的)
この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。
本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 C班「臨床心理学からこころを考える」木曜4限 担当:粉川・鈴木 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 「こころ」とは何だろうか。「こころ」は誰もが持っている身近なものでありながら、明確に定義することは容易ではない。本演習では、臨床心理学の視点から「こころ」について考えることを目的とする。描画や造形などの表現活動、グループワークなどの体験型学習を通して、「こころ」を捉え直し、自己理解へと繋げる。また、他者との関係の中で生じる「こころ」の働きや広がりも実感的に学んでいく。 第1回 イントロダクション 第2回 遊びとこころ 第3回 夢とこころ 第4回 描画とこころ 第5回 心理検査とこころ 第6回 箱庭とこころ 第7回 共同創作とこころ 第8回 自己とこころ 第9回 イメージ表現とこころ 第10回 自然とこころ 第11回 他者との交流で動くこころ 第12回 集団とこころ 第13回 身体とこころ 第14回 まとめ 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。
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(教科書)
プリント配付
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業で取り上げる内容に関して、事前に興味を持った文献を読む。授業内で体験した心の動きを振り返り、自己理解を深める。
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP04
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP04 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火4・火5 |
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| (教室) | 火4:共西23 火5:稲盛財団記念館1階セミナー室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。 本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 D班「美的体験の定量的・定性的分析」火曜5限 担当:上田竜平・早川小百合 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 何かに対し「美しい」と感じる体験は、日常の中で頻繁に生じうる。一方で、「なぜ今、自分はそれに対し美しいと感じたか」という体験の根源については、観察者にとって常に明確であるとは限らない。例えば、モチーフが一見するとわからない抽象絵画や、時には恐ろしいような畏怖の念さえ覚える建築に対しても、我々は美を感じることができる。本演習では、このような美的体験を定量的・定性的に分析する手法を学ぶことを目的とする。第2回から第7回では、実験心理学的手法を用いた定量的分析の手法について学ぶ。美的体験に関する心理実験に参加することから始まり、取得したデータを統計的に分析する作業を実施する。これにより、基礎的な心理実験の設計とデータ解析のスキルを習得することができる。第8回から第13回では、建築論・近代建築史学の観点から定性的分析の手法について学ぶ。実際に空間を体験し、それを対象として評価・分析する手法を学ぶことで、基礎的な空間把握能力と主観的体験の他者への伝達スキル獲得を目指す。一部の内容については講義においても解説を行うことを予定しているが、演習を通して実際に体験することによってより深く学ぶことができる。総括として、分析結果に基づいて受講生間で議論するグループワークを各期に実施し、学術的なコミュニケーションスキルについても身につけることを目指す。 第1回 オリエンテーション 第2回-第3回 定量的分析(1)心理実験実習 実際に心理実験に参加し、実験の基礎を体験する。 第4回 定量的分析(2)実験美学・神経美学の基礎 実験内容と関連研究について講師が解説し、それを受けて受講生間でディスカッションを行う。 第5回-第6回 定量的分析(3)データ解析演習 プログラミングを用いてデータの解析を行う(要ノートPC持参。貸し出しも可) 第7回 定量的分析(4)最終発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第8回-第9回 定性的分析(1)フィールドワーク・分析1 学内等を探索し、課題に応じた場所を特定したのち記述的解析を行う。 第10回 定性的分析(2)発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第11回-第12回 定性的分析(3)フィールドワーク・分析2 異なる課題について、さらに探索と記述的解析を行う。 第13回 定性的分析(4)最終発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第14回-第15回 まとめ・フィードバック 美的体験に関する定量的・定性的アプローチの双方を踏まえた、統合的なディスカッションを行う。 |
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| (履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (教科書) |
使用しない
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| (参考書等) |
『データ分析に必須の知識・考え方 統計学入門』
(ソシム、2021)
ISBN:978-4-8026-1319-4
『なぜ脳はアートがわかるのか -現代美術史から学ぶ脳科学入門-』
(青土社、2019)
ISBN:978-4-7917-7175-2
『シリーズ統合的認知第5巻 美感:感と知の統合』
(勁草書房、2018)
ISBN:978-4-326-25112-4
『建築意匠講義』
(東京大学出版会、1996)
ISBN:978-4-13-062200-4
『言葉と建築 : 語彙体系としてのモダニズム』
(鹿島出版会、2006)
ISBN:978-4-306-04462-3
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業資料の要点を予習・復習するとともに、データ解析を行う演習の一部では、事前に受講生自身のノートパソコンの設定等が必要になる可能性がある。自身のノートパソコンを所有していない受講生には、授業時間に貸与することを予定している。詳細については授業の中で指示する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :こころの科学 HP04
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Psychological Science HP04
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火4・火5 (教室) 火4:共西23 火5:稲盛財団記念館1階セミナー室 |
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(授業の概要・目的)
この授業では、こころを対象とする学問−特に心理学とその関連分野を中心として、基礎的な理論と研究方法を学び、こころと行動を科学的に理解する力を養うことを目的とする。受講者は、心理学の主要分野の概要を幅広く理解し、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを到達目標とする。
本統合型複合科目では、講義において、こころを研究する心理学の全体像と、実験や調査、臨床といった主要な領域について学ぶ。 そして、受講者は4つの少人数演習(A班:実験心理学×脳神経科学×データサイエンス、B班:社会・文化心理学の基礎、C班:臨床心理学からこころを考える、D班:美的体験の定量的・定性的分析)のいずれかに参加することによって、実習や討論を通して講義内容に関連するテーマをより深く探究する。 さらに、4つの少人数演習の担当教員が講義においても話題提供を行うことで、全ての受講生が4つの演習のエッセンスを理解できるようする。 具体的には、第1回の講義では、認知心理学や社会心理学、臨床心理学といった主要な領域を紹介し、「こころを研究する」とはどういうことかについて、基本的な理解を深める。翌週からは4つの少人数演習の担当教員が、それぞれ3回の講義を行い(第2回-第13回)、各演習の内容に関連する主要な知見や理論、方法論等を体系的に学習する。第14回の講義においては、質問を受け付け、まとめを行う。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
心理学における基本的な概念・理論と研究・実証の方法を多角的に理解することで、こころを対象とする学問分野における思考法やスキルを身につけるとともに、日常生活や社会的課題に心理学的視点を応用できるようになることを目指す。
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 火曜4限 教室:共西23 第1回 オリエンテーション:こころの科学とは 第2回 実験心理学の概要(阿部) 第3回 反応や行動指標からこころを調べる(上田祥行) 第4回 脳機能計測でこころを調べる(中井) 第5回 社会心理学基礎(内田・中山) 第6回 心理学調査基礎(中山) 第7回 社会からの視点を考える(ゲストレクチャー:苅谷剛彦) 第8回 臨床心理学とは何か(粉川) 第9回 心理アセスメントと面接(粉川) 第10回 心理療法と臨床実践(鈴木) 第11回 美的体験の心理・神経メカニズム(上田竜平) 第12回 建築・都市のデザインと空間体験(早川) 第13回 美的体験の定量的・定性的分析手法(上田竜平・早川) 第14回 質問の受け付けとまとめ 第15回 フィードバック ◆少人数演習 D班「美的体験の定量的・定性的分析」火曜5限 担当:上田竜平・早川小百合 教室:人と社会の未来研究院 稲盛財団記念館 1階セミナー室(医・薬・病院構内) 履修定員:8名 何かに対し「美しい」と感じる体験は、日常の中で頻繁に生じうる。一方で、「なぜ今、自分はそれに対し美しいと感じたか」という体験の根源については、観察者にとって常に明確であるとは限らない。例えば、モチーフが一見するとわからない抽象絵画や、時には恐ろしいような畏怖の念さえ覚える建築に対しても、我々は美を感じることができる。本演習では、このような美的体験を定量的・定性的に分析する手法を学ぶことを目的とする。第2回から第7回では、実験心理学的手法を用いた定量的分析の手法について学ぶ。美的体験に関する心理実験に参加することから始まり、取得したデータを統計的に分析する作業を実施する。これにより、基礎的な心理実験の設計とデータ解析のスキルを習得することができる。第8回から第13回では、建築論・近代建築史学の観点から定性的分析の手法について学ぶ。実際に空間を体験し、それを対象として評価・分析する手法を学ぶことで、基礎的な空間把握能力と主観的体験の他者への伝達スキル獲得を目指す。一部の内容については講義においても解説を行うことを予定しているが、演習を通して実際に体験することによってより深く学ぶことができる。総括として、分析結果に基づいて受講生間で議論するグループワークを各期に実施し、学術的なコミュニケーションスキルについても身につけることを目指す。 第1回 オリエンテーション 第2回-第3回 定量的分析(1)心理実験実習 実際に心理実験に参加し、実験の基礎を体験する。 第4回 定量的分析(2)実験美学・神経美学の基礎 実験内容と関連研究について講師が解説し、それを受けて受講生間でディスカッションを行う。 第5回-第6回 定量的分析(3)データ解析演習 プログラミングを用いてデータの解析を行う(要ノートPC持参。貸し出しも可) 第7回 定量的分析(4)最終発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第8回-第9回 定性的分析(1)フィールドワーク・分析1 学内等を探索し、課題に応じた場所を特定したのち記述的解析を行う。 第10回 定性的分析(2)発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第11回-第12回 定性的分析(3)フィールドワーク・分析2 異なる課題について、さらに探索と記述的解析を行う。 第13回 定性的分析(4)最終発表 得られた結果に基づき、受講生間でディスカッションを行う。 第14回-第15回 まとめ・フィードバック 美的体験に関する定量的・定性的アプローチの双方を踏まえた、統合的なディスカッションを行う。 |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず、文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義と少人数演習をあわせた授業全体の成績は、1:1の割合で、両担当教員が相談して評価する。講義については、14回の授業での平常点(出席と参加の状況)で評価する。少人数演習における各評価項目の割合の詳細は、初回の授業で説明する。
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
『データ分析に必須の知識・考え方 統計学入門』
(ソシム、2021)
ISBN:978-4-8026-1319-4
『なぜ脳はアートがわかるのか -現代美術史から学ぶ脳科学入門-』
(青土社、2019)
ISBN:978-4-7917-7175-2
『シリーズ統合的認知第5巻 美感:感と知の統合』
(勁草書房、2018)
ISBN:978-4-326-25112-4
『建築意匠講義』
(東京大学出版会、1996)
ISBN:978-4-13-062200-4
『言葉と建築 : 語彙体系としてのモダニズム』
(鹿島出版会、2006)
ISBN:978-4-306-04462-3
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業資料の要点を予習・復習するとともに、データ解析を行う演習の一部では、事前に受講生自身のノートパソコンの設定等が必要になる可能性がある。自身のノートパソコンを所有していない受講生には、授業時間に貸与することを予定している。詳細については授業の中で指示する。
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設けないが、受講生からのメールでの質問は歓迎する。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL05
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL05 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 英語及び日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火5・水1 |
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| (教室) | 火:1共22 水:文学部校舎第3講義室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【E班】(火曜5限、1共22)担当:WIRTZ,Fernando Gustavo Note / 注意事項: While the course is conducted in English, students are encouraged to ask questions in Japanese at any time. Written assignments may be submitted in either English or Japanese. Reading materials are available in both English and Japanese. (授業は英語で行われますが、学生はいつでも日本語で質問することが奨励されます。課題は英語または日本語で提出できます。読解教材は英語と日本語の両方で利用可能です。) Week 1: Course Orientation - Deguchi - "WE-Turn" Week 2: Deguchi and Gabriel - New Moral Realism Week 3: Deguchi and Gabriel - New Moral Realism Week 4: Deguchi and Gabriel - Philosophy for the Future Week 5: Singer - Introduction to utilitarianism Week 6: Singer - Animal ethics Week 7: Singer - Animal ethics Week 8: Singer - Animal ethics Week 9: Mini Quiz 1 Week 10: Baron - AI and Writing Week 11: Baron - AI and Writing Week 12: Baron - AI and Writing Week 13: Baron - AI and Writing Week 14: Mini Quiz 2 Week 15:Feedback |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% E班の演習の成績評価: Class Participation 20%(Active engagement in discussions, preparation of readings) Mini Quizzes (2) 60%(Two short quizzes on reading materials (30% each)) Mini Presentation 20%(A short presentation on a selected reading topic during class) 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『これからの社会のために哲学ができること〜新道徳実在論とWEターン〜』
(光文社新書、2025)
ISBN:978-4-334-10752-4
『Why Vegan?: Eating Ethically』
(Liveright/Norton、2020)
(Hardcover ISBN: 978-1-63149-8565、Ebook ISBN: 978-1-63149-8572 日本語版は以下のとおり)
『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』
(晶文社、2023)
ISBN:978-4-7949-7368-9
『Who Wrote This? How AI and the Lure of Efficiency Threaten Human Writing』
(Stanford University Press、2023)
(Hardcover ISBN: 978-1-50363-3222 Paperback ISBN: 978-1-50364-3574 Ebook ISBN: 978-1-50363-7900 日本語版は以下のとおり)
『書くことのメディア史——AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』
(亜紀書房、2025)
ISBN:978-4-7505-1867-1
『SPECIESISM AND MORAL STATUS 40(3/4), 567-581』
(Metaphilosophy)
( http://www.jstor.org/stable/24439802)
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| (参考書等) |
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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| (授業外学習(予習・復習)等) | E班の演習について: This course provides an opportunity to practice academic English in a supportive environment. Japanese translations of English texts are available for reference and deeper understanding. Students are encouraged to engage with the material in whatever language helps them think most clearly. Please consult related literature as needed to deepen your understanding of course topics. (本コースは、支援的な環境でアカデミック英語を練習する機会を提供します。 英語テキストの日本語訳は、参照およびより深い理解のために利用可能です。 学生は、最も明確に考えることができる言語で教材に取り組むことが奨励されます。 必要に応じて、関連文献を広く精査し、理解を深めてください) |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL05
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL05
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 英語及び日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5・水1 (教室) 火:1共22 水:文学部校舎第3講義室 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【E班】(火曜5限、1共22)担当:WIRTZ,Fernando Gustavo Note / 注意事項: While the course is conducted in English, students are encouraged to ask questions in Japanese at any time. Written assignments may be submitted in either English or Japanese. Reading materials are available in both English and Japanese. (授業は英語で行われますが、学生はいつでも日本語で質問することが奨励されます。課題は英語または日本語で提出できます。読解教材は英語と日本語の両方で利用可能です。) Week 1: Course Orientation - Deguchi - "WE-Turn" Week 2: Deguchi and Gabriel - New Moral Realism Week 3: Deguchi and Gabriel - New Moral Realism Week 4: Deguchi and Gabriel - Philosophy for the Future Week 5: Singer - Introduction to utilitarianism Week 6: Singer - Animal ethics Week 7: Singer - Animal ethics Week 8: Singer - Animal ethics Week 9: Mini Quiz 1 Week 10: Baron - AI and Writing Week 11: Baron - AI and Writing Week 12: Baron - AI and Writing Week 13: Baron - AI and Writing Week 14: Mini Quiz 2 Week 15:Feedback |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% E班の演習の成績評価: Class Participation 20%(Active engagement in discussions, preparation of readings) Mini Quizzes (2) 60%(Two short quizzes on reading materials (30% each)) Mini Presentation 20%(A short presentation on a selected reading topic during class) 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『これからの社会のために哲学ができること〜新道徳実在論とWEターン〜』
(光文社新書、2025)
ISBN:978-4-334-10752-4
『Why Vegan?: Eating Ethically』
(Liveright/Norton、2020)
(Hardcover ISBN: 978-1-63149-8565、Ebook ISBN: 978-1-63149-8572 日本語版は以下のとおり)
『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』
(晶文社、2023)
ISBN:978-4-7949-7368-9
『Who Wrote This? How AI and the Lure of Efficiency Threaten Human Writing』
(Stanford University Press、2023)
(Hardcover ISBN: 978-1-50363-3222 Paperback ISBN: 978-1-50364-3574 Ebook ISBN: 978-1-50363-7900 日本語版は以下のとおり)
『書くことのメディア史——AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』
(亜紀書房、2025)
ISBN:978-4-7505-1867-1
『SPECIESISM AND MORAL STATUS 40(3/4), 567-581』
(Metaphilosophy)
( http://www.jstor.org/stable/24439802)
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(参考書等)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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(授業外学習(予習・復習)等)
E班の演習について:
This course provides an opportunity to practice academic English in a supportive environment. Japanese translations of English texts are available for reference and deeper understanding. Students are encouraged to engage with the material in whatever language helps them think most clearly. Please consult related literature as needed to deepen your understanding of course topics. (本コースは、支援的な環境でアカデミック英語を練習する機会を提供します。 英語テキストの日本語訳は、参照およびより深い理解のために利用可能です。 学生は、最も明確に考えることができる言語で教材に取り組むことが奨励されます。 必要に応じて、関連文献を広く精査し、理解を深めてください) |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL08
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL08 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 火5・水1 |
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| (教室) | 火:教育院棟演習室24 水:文学部校舎第3講義室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【H班】(火曜5限、教育院棟演習室24)担当:満原 健 第1回 オリエンテーション:自己紹介および他己紹介 第2回 『倫理思考トレーニング』:第五章2言葉の意味についての食い違い、3事実関係についての食い違い 第3回 『倫理思考トレーニング』:第五章4価値についての食い違い、5問題設定についての食い違い 第4回 『倫理思考トレーニング』:第六章1協力的討論のながれ、2論証図をつくる 第5回 『倫理思考トレーニング』:第六章3暗黙の前提と結論の明示化、4前提と推論の予備チェック 第6回 『倫理思考トレーニング』:第七章2対立をどう解消するか 第7回 『伴侶動物のこころを探る』:「ネコの認知研究の最新動向と今後の展望」 第8回 『伴侶動物のこころを探る』:「ネコの社会的認知研究に対する期待」 第9回 『伴侶動物のこころを探る』:「家畜ウマにおけるヒトの社会的シグナルの知覚能力」 第10回 『伴侶動物のこころを探る』:「心の多様性とウマ研究」 第11回 『言葉と呪力』:序章1呪術について 第12回 『言葉と呪力』:序章3古代インドの言語文化 第13回 『言葉と呪力』:第2章3戦神インドラの歌と呪術師たちの合唱 第14回 『言葉と呪力』:第3章導入 第15回 フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% H班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表50%、議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『倫理思考トレーニング』
(ちくま新書、2025)
ISBN:978-4480077066
『心理学評論 65(3)』
(心理学評論刊行会)
(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sjpr/65/3/_contents/-char/ja)
『ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く』
(晶文社, 2022.)
ISBN:978-4794973146
『倫理思考トレーニング』は各自購入してください。
『心理学評論 65(3)』は記載したアドレスから無料で入手可能です。
『ことばと呪力』は資料を配布します。
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| (参考書等) |
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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| (授業外学習(予習・復習)等) | H班の演習について: 第2回以降は、各回1-2名の学生が担当箇所の概要等をまとめてきて発表し、それをもとに議論するという形式で進行します。 担当になった回は担当箇所の発表準備が必要です。 担当でない回は、事前に文献を読み込み、質問を考えてきたうえで授業に臨み、積極的に授業中に発言するよう求めます。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL08
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL08
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
火5・水1 (教室) 火:教育院棟演習室24 水:文学部校舎第3講義室 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【H班】(火曜5限、教育院棟演習室24)担当:満原 健 第1回 オリエンテーション:自己紹介および他己紹介 第2回 『倫理思考トレーニング』:第五章2言葉の意味についての食い違い、3事実関係についての食い違い 第3回 『倫理思考トレーニング』:第五章4価値についての食い違い、5問題設定についての食い違い 第4回 『倫理思考トレーニング』:第六章1協力的討論のながれ、2論証図をつくる 第5回 『倫理思考トレーニング』:第六章3暗黙の前提と結論の明示化、4前提と推論の予備チェック 第6回 『倫理思考トレーニング』:第七章2対立をどう解消するか 第7回 『伴侶動物のこころを探る』:「ネコの認知研究の最新動向と今後の展望」 第8回 『伴侶動物のこころを探る』:「ネコの社会的認知研究に対する期待」 第9回 『伴侶動物のこころを探る』:「家畜ウマにおけるヒトの社会的シグナルの知覚能力」 第10回 『伴侶動物のこころを探る』:「心の多様性とウマ研究」 第11回 『言葉と呪力』:序章1呪術について 第12回 『言葉と呪力』:序章3古代インドの言語文化 第13回 『言葉と呪力』:第2章3戦神インドラの歌と呪術師たちの合唱 第14回 『言葉と呪力』:第3章導入 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% H班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表50%、議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『倫理思考トレーニング』
(ちくま新書、2025)
ISBN:978-4480077066
『心理学評論 65(3)』
(心理学評論刊行会)
(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sjpr/65/3/_contents/-char/ja)
『ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く』
(晶文社, 2022.)
ISBN:978-4794973146
『倫理思考トレーニング』は各自購入してください。
『心理学評論 65(3)』は記載したアドレスから無料で入手可能です。
『ことばと呪力』は資料を配布します。
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(参考書等)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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(授業外学習(予習・復習)等)
H班の演習について:
第2回以降は、各回1-2名の学生が担当箇所の概要等をまとめてきて発表し、それをもとに議論するという形式で進行します。 担当になった回は担当箇所の発表準備が必要です。 担当でない回は、事前に文献を読み込み、質問を考えてきたうえで授業に臨み、積極的に授業中に発言するよう求めます。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
社会学I
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(英 訳) | Sociology I | ||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 水1 |
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| (教室) | 1共33 | ||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では社会学の入門的な講義を行います。高校には「社会学」という科目はなかったでしょうから、「社会学」とは一体何なのか、想像のつかない方もいらっしゃることでしょう(私もそうでした)。「社会」って何だろう、何でも「社会」って言えそうじゃないか、と思ったあなたは間違っていません。社会学は多くの物事を対象にし、それらはどれも、ある意味において「社会」と呼ぶのが適切です。しかし、「なんでもあり」になりそうな社会学において、何を取り上げても「社会」の学になる(=社会学にする)ためには、何に目をつけ、どのように分析すればいいか、他の学問より社会学の方が得意なものは何かを、この講義で学んでほしいと思います。講義では、自己から社会運動まで、社会学が研究対象とするものの一部を取り上げます。そして、社会学者たちがこれらの現象について、自らの置かれた時代と環境の中で、何を論じてきたのかを解説します。 社会学は近代の学問です。この授業を通して、私たちが今も生きている近代とはどのような時代なのか、さまざまな規模の集団や知識・規範とその変化を通じて、一緒に考えていきましょう。 |
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| (到達目標) | 以下の点について、社会学を知らず特に関心も持たない大人(例:親戚、就職活動で「大学時代に学んだこと」について質問する人)に説明できる ・社会学の対象とする「社会」とは何を指すか ・社会学的思考とは具体的に何に着目してどのように思考することか ・時代・地域に即した社会問題に対して、これまで社会学者たちは何を明らかにしてきたか |
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| (授業計画と内容) | 基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。基本的には、前半は外国人をめぐる話題について研究者の知見を紹介し、後半は外国人をめぐる話題それ自体を分析の対象とする。 第1回 オリエンテーション 第2回 社会って何? 第3回 私は誰? 第4回 家族ってどんな集団? 第5回 働くって何をすること? 第6回 性って何? 第7回 福祉や教育はどうやって決まる? 第8回 文化って何? 第9回 「エスニック」って何? 第10回 格差は無くならない? 第11回 差別って何をすること? 第12回 デモって怖い? 第13回 授業の振り返り 第14回 最終レポート 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 初回レポート(5%):シラバスを読んで、興味のある話題とない話題を1つずつ選んでください。またこの授業で学びたいことを3つ以上の文で述べてください。 授業課題(5%×11回):毎回、その日の授業の内容で「理解できたこと」と「重要だと思ったこと、およびその理由」「追加で説明してほしいこと」の3点について書いてください。 最終レポート(40%):この授業の話題・特徴・内容・わかったこと・もっと知りたいこと・授業を受ける際の工夫について、授業の内容を反映した紹介文を書いてください。授業時間内に手書きで提出してもらいます。 |
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| (教科書) |
使用しない
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 毎回、授業の最後に次の授業の話題を指示します。それに基づいて関連する情報も提供しますので、そちらを見るか読むかしてきてください。復習は授業の中で時間を取って行いますが、おそらく身近に関連するニュースや言説があふれていると思いますので、それらを見てご自身で分析してみてください。真面目に行った場合、 予習・復習にそれぞれ60分くらいかかるでしょう。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | 連絡はメールでお願いします。 | ||||||
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社会学I
(科目名)
Sociology I
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1 (教室) 1共33 |
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(授業の概要・目的)
この授業では社会学の入門的な講義を行います。高校には「社会学」という科目はなかったでしょうから、「社会学」とは一体何なのか、想像のつかない方もいらっしゃることでしょう(私もそうでした)。「社会」って何だろう、何でも「社会」って言えそうじゃないか、と思ったあなたは間違っていません。社会学は多くの物事を対象にし、それらはどれも、ある意味において「社会」と呼ぶのが適切です。しかし、「なんでもあり」になりそうな社会学において、何を取り上げても「社会」の学になる(=社会学にする)ためには、何に目をつけ、どのように分析すればいいか、他の学問より社会学の方が得意なものは何かを、この講義で学んでほしいと思います。講義では、自己から社会運動まで、社会学が研究対象とするものの一部を取り上げます。そして、社会学者たちがこれらの現象について、自らの置かれた時代と環境の中で、何を論じてきたのかを解説します。
社会学は近代の学問です。この授業を通して、私たちが今も生きている近代とはどのような時代なのか、さまざまな規模の集団や知識・規範とその変化を通じて、一緒に考えていきましょう。 |
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(到達目標)
以下の点について、社会学を知らず特に関心も持たない大人(例:親戚、就職活動で「大学時代に学んだこと」について質問する人)に説明できる
・社会学の対象とする「社会」とは何を指すか ・社会学的思考とは具体的に何に着目してどのように思考することか ・時代・地域に即した社会問題に対して、これまで社会学者たちは何を明らかにしてきたか |
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(授業計画と内容)
基本的に、以下の計画に従って講義を進める。ただし、受講者の状況などに応じて、順番や内容を変更する可能性がある。基本的には、前半は外国人をめぐる話題について研究者の知見を紹介し、後半は外国人をめぐる話題それ自体を分析の対象とする。 第1回 オリエンテーション 第2回 社会って何? 第3回 私は誰? 第4回 家族ってどんな集団? 第5回 働くって何をすること? 第6回 性って何? 第7回 福祉や教育はどうやって決まる? 第8回 文化って何? 第9回 「エスニック」って何? 第10回 格差は無くならない? 第11回 差別って何をすること? 第12回 デモって怖い? 第13回 授業の振り返り 第14回 最終レポート 第15回 フィードバック(詳細は授業中に説明) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
初回レポート(5%):シラバスを読んで、興味のある話題とない話題を1つずつ選んでください。またこの授業で学びたいことを3つ以上の文で述べてください。
授業課題(5%×11回):毎回、その日の授業の内容で「理解できたこと」と「重要だと思ったこと、およびその理由」「追加で説明してほしいこと」の3点について書いてください。 最終レポート(40%):この授業の話題・特徴・内容・わかったこと・もっと知りたいこと・授業を受ける際の工夫について、授業の内容を反映した紹介文を書いてください。授業時間内に手書きで提出してもらいます。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
毎回、授業の最後に次の授業の話題を指示します。それに基づいて関連する情報も提供しますので、そちらを見るか読むかしてきてください。復習は授業の中で時間を取って行いますが、おそらく身近に関連するニュースや言説があふれていると思いますので、それらを見てご自身で分析してみてください。真面目に行った場合、
予習・復習にそれぞれ60分くらいかかるでしょう。 |
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(その他(オフィスアワー等))
連絡はメールでお願いします。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
心理学I
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(英 訳) | Psychology I | ||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水1 |
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| (教室) | 1共02 | ||||||||||||||||||||||||
| 教育学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | この講義は、心の科学である心理学の基礎的な知識とその背後にある実証的な研究方法を学ぶことを目的としている。また、実験心理学や臨床心理学の方法から得られた最新の知見をふまえ、さまざまな心理学的な事実から心の働きの諸相を学ぶことも目指し、心理学諸分野の最先端の研究動向も紹介する。 | ||||||||||||||||||||||||
| (到達目標) | 心理学における重要な概念やその形成を支える研究方法を知ることで、心についての科学的研究の基礎を理解し、またその臨床への応用についても理解する。 | ||||||||||||||||||||||||
| (授業計画と内容) | 以下のスケジュールで講義を行う予定である。受講生の学修状況等によって、順序や内容は変更となることがある。なお、第2〜8回は英語で講義が行われる。 第1回(野口)オリエンテーション (Orientation) 第2回:(Park)社会と集団の影響(Social and Group Influences)(in English) 第3回(Manalo)心理学研究の方法論(Research Methods in Psychology)(in English) 第4回:(Park)人間の価値と社会的多様性(Human Values and Societal Diversity)(in English) 第5回:(Park)文化心理学(Cultural Psychology)(in English) 第6回:(Manalo)動機(Motivation)(in English) 第7回:(Park)グローバル心理学とウェルビーイング(Global Psychology and Well-being)(in English) 第8回:(Manalo)応用心理学(Applied Psychology)(in English) 第9回(西)心理アセスメントI(Psychological AssessmentI) 第10回(西)心理アセスメントII(Psychological AssessmentII) 第11回(西)精神分析(Psychoanalysis) 第12回(野口)ユング心理学(Jungian psychology) 第13回(野口)心理療法I(Psychotherapy I) 第14回(野口)心理療法II(Psychotherapy II) 第15回 フィードバック(方法は授業内で周知します) |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 4名の教員が授業時に課す課題(各25点)により評価を行う。なお、評価方法に変更が生じた場合は、授業内に提示またはLMSから通知する。 | ||||||||||||||||||||||||
| (教科書) |
使用しない
資料は授業またはLMSにて紹介・配布する。
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 配布する資料、指示する参考書や参考文献に目を通し、授業の予習、復習に役立てること。また、関心を持ったテーマについては、図書館等を利用して、自ら資料を収集し、復習すること。 | ||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | ※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。 | ||||||||||||||||||||||||
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心理学I
(科目名)
Psychology I
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | ||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1 (教室) 1共02 |
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| 教育学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | ||||||||||||||||
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(授業の概要・目的)
この講義は、心の科学である心理学の基礎的な知識とその背後にある実証的な研究方法を学ぶことを目的としている。また、実験心理学や臨床心理学の方法から得られた最新の知見をふまえ、さまざまな心理学的な事実から心の働きの諸相を学ぶことも目指し、心理学諸分野の最先端の研究動向も紹介する。
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(到達目標)
心理学における重要な概念やその形成を支える研究方法を知ることで、心についての科学的研究の基礎を理解し、またその臨床への応用についても理解する。
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(授業計画と内容)
以下のスケジュールで講義を行う予定である。受講生の学修状況等によって、順序や内容は変更となることがある。なお、第2〜8回は英語で講義が行われる。 第1回(野口)オリエンテーション (Orientation) 第2回:(Park)社会と集団の影響(Social and Group Influences)(in English) 第3回(Manalo)心理学研究の方法論(Research Methods in Psychology)(in English) 第4回:(Park)人間の価値と社会的多様性(Human Values and Societal Diversity)(in English) 第5回:(Park)文化心理学(Cultural Psychology)(in English) 第6回:(Manalo)動機(Motivation)(in English) 第7回:(Park)グローバル心理学とウェルビーイング(Global Psychology and Well-being)(in English) 第8回:(Manalo)応用心理学(Applied Psychology)(in English) 第9回(西)心理アセスメントI(Psychological AssessmentI) 第10回(西)心理アセスメントII(Psychological AssessmentII) 第11回(西)精神分析(Psychoanalysis) 第12回(野口)ユング心理学(Jungian psychology) 第13回(野口)心理療法I(Psychotherapy I) 第14回(野口)心理療法II(Psychotherapy II) 第15回 フィードバック(方法は授業内で周知します) |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
4名の教員が授業時に課す課題(各25点)により評価を行う。なお、評価方法に変更が生じた場合は、授業内に提示またはLMSから通知する。
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(教科書)
使用しない
資料は授業またはLMSにて紹介・配布する。
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
配布する資料、指示する参考書や参考文献に目を通し、授業の予習、復習に役立てること。また、関心を持ったテーマについては、図書館等を利用して、自ら資料を収集し、復習すること。
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(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL02
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL02 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語及び英語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水1・木3 |
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| (教室) | 水:文学部校舎第3講義室 木:共西04 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【B班】(木曜3限、共西04)担当:高木俊一 第1回 オリエンテーション 第2回〜5回 『AI・ロボットからの倫理学入門』 第6回〜10回 『解釈考古学: 先史社会の時間・文化・アイデンティティ』 第11回〜第14回 『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』 第15回 フィードバック 文献を読む順序はオリエンテーションや実際の進行にあわせて修正する可能性あり。 受講者の希望にあわせて発表や議論の際の言語は日本語か英語か選択できるようにする。 |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% B班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表25%、特定質問25%、授業時間内での議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『AI・ロボットからの倫理学入門』
(名古屋大学出版会)
ISBN:978-4-8158-1200-3
『解釈考古学: 先史社会の時間・文化・アイデンティティ』
(同成社)
ISBN:978-4-88621-592-5
『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』
(晶文社)
ISBN:978-4-7949-7368-9
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| (参考書等) |
『これからの社会のために哲学ができること』
(光文社)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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| (授業外学習(予習・復習)等) | B班の演習について: 授業中に発表し、ディスカッションに参加できるように、あらかじめ文献を読んで、自らの考えをまとめてくること。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL02
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL02
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語及び英語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1・木3 (教室) 水:文学部校舎第3講義室 木:共西04 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【B班】(木曜3限、共西04)担当:高木俊一 第1回 オリエンテーション 第2回〜5回 『AI・ロボットからの倫理学入門』 第6回〜10回 『解釈考古学: 先史社会の時間・文化・アイデンティティ』 第11回〜第14回 『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』 第15回 フィードバック 文献を読む順序はオリエンテーションや実際の進行にあわせて修正する可能性あり。 受講者の希望にあわせて発表や議論の際の言語は日本語か英語か選択できるようにする。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% B班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表25%、特定質問25%、授業時間内での議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『AI・ロボットからの倫理学入門』
(名古屋大学出版会)
ISBN:978-4-8158-1200-3
『解釈考古学: 先史社会の時間・文化・アイデンティティ』
(同成社)
ISBN:978-4-88621-592-5
『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』
(晶文社)
ISBN:978-4-7949-7368-9
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(参考書等)
『これからの社会のために哲学ができること』
(光文社)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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(授業外学習(予習・復習)等)
B班の演習について:
授業中に発表し、ディスカッションに参加できるように、あらかじめ文献を読んで、自らの考えをまとめてくること。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL03
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL03 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水1・木5 |
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| (教室) | 水:文学部校舎第3講義室 木:共西04 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【C班】(木曜5限、共西04)担当:辻 麻衣子 第1回 オリエンテーション、自己紹介、担当決め 第2回 児玉聡『実践・倫理学』 第3回 児玉聡『実践・倫理学』 第4回 児玉聡『実践・倫理学』 第5回 児玉聡『実践・倫理学』 第6回 児玉聡『実践・倫理学』 第7回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第8回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第9回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第10回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第11回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第12回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第13回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第14回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第15回 フィードバック 課題図書のうちの具体的な箇所についてはオリエンテーション時に告知する。また、実際の進行にあわせて授業計画が変更される可能性がある。 |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% C班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表25%、特定質問25%、授業時間内での議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『実践・倫理学』
(勁草書房、2020年)
ISBN:978-4-326-15463-0
『これからの社会のために哲学ができること』
(光文社、2025年)
ISBN:978-4-334-10752-9
『鏡の古墳時代』
(吉川弘文館、2022年)
ISBN:978-4-642-05947-3
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| (参考書等) |
講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している。
演習にかかる参考書は必要に応じて、授業時間内に指示する。
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| (授業外学習(予習・復習)等) | C班の演習について: 授業では、毎回1)発表担当者および2)特定質問者を若干名設置する。1)発表担当者は、担当箇所の概要をまとめ、疑問点や注目すべき主張などについて発表する。2)特定質問者は、発表担当者による発表に対し質問を行い、発表担当者とまず議論を行う。その後、発表担当者および特定質問者以外の受講生も含め、全体で議論する。発表担当、特定質問の順番については、初回授業時に各受講生の関心も視野に入れつつ、全員で相談して決める。 演習形式の授業においては、受講生一人一人の積極的な参画が非常に重要である。発表担当者、特定質問者のいずれにも当たっていない回についても、各受講生が毎回課題図書の担当箇所をしっかり読み込み、質問を考えてきたうえで授業にのぞむことが強く求められる。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認すること。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL03
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL03
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1・木5 (教室) 水:文学部校舎第3講義室 木:共西04 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【C班】(木曜5限、共西04)担当:辻 麻衣子 第1回 オリエンテーション、自己紹介、担当決め 第2回 児玉聡『実践・倫理学』 第3回 児玉聡『実践・倫理学』 第4回 児玉聡『実践・倫理学』 第5回 児玉聡『実践・倫理学』 第6回 児玉聡『実践・倫理学』 第7回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第8回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第9回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第10回 出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』 第11回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第12回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第13回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第14回 下垣仁志『鏡の古墳時代』 第15回 フィードバック 課題図書のうちの具体的な箇所についてはオリエンテーション時に告知する。また、実際の進行にあわせて授業計画が変更される可能性がある。 |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% C班の演習の成績評価:平常点(担当箇所の発表25%、特定質問25%、授業時間内での議論への積極的な参加50%)による。 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『実践・倫理学』
(勁草書房、2020年)
ISBN:978-4-326-15463-0
『これからの社会のために哲学ができること』
(光文社、2025年)
ISBN:978-4-334-10752-9
『鏡の古墳時代』
(吉川弘文館、2022年)
ISBN:978-4-642-05947-3
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(参考書等)
講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している。
演習にかかる参考書は必要に応じて、授業時間内に指示する。
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(授業外学習(予習・復習)等)
C班の演習について:
授業では、毎回1)発表担当者および2)特定質問者を若干名設置する。1)発表担当者は、担当箇所の概要をまとめ、疑問点や注目すべき主張などについて発表する。2)特定質問者は、発表担当者による発表に対し質問を行い、発表担当者とまず議論を行う。その後、発表担当者および特定質問者以外の受講生も含め、全体で議論する。発表担当、特定質問の順番については、初回授業時に各受講生の関心も視野に入れつつ、全員で相談して決める。 演習形式の授業においては、受講生一人一人の積極的な参画が非常に重要である。発表担当者、特定質問者のいずれにも当たっていない回についても、各受講生が毎回課題図書の担当箇所をしっかり読み込み、質問を考えてきたうえで授業にのぞむことが強く求められる。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認すること。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL04
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL04 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水1・水5 |
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| (教室) | 水1:文学部校舎第3講義室 水5:教育院棟演習室23 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【D班】(水曜5限、教育院棟演習室23)担当:山﨑 大暉 第1回 オリエンテーション・黒島妃香編「伴侶動物のこころを探る」 第2回 伴侶動物のこころを探る:ネコの認知研究の最新動向と今後の展望 第3回 伴侶動物のこころを探る:人間との関わりの中で変化し続けるイエネコの社会的行動 第4回 伴侶動物のこころを探る:家畜ウマにおけるヒトの社会的シグナルの知覚能力 第5回 伴侶動物のこころを探る:オウム・インコの発声行動と社会性における家禽化の影響 第6回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第7回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第8回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第9回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第10回 『なぜヴィーガンか』:動物の解放 第11回 『なぜヴィーガンか』:これが鶏の倫理的な扱い方だろうか? 第12回 『なぜヴィーガンか』:もしも魚が叫べたら 第13回 『なぜヴィーガンか』:ヴィーガンになるべき理由 第14回 『なぜヴィーガンか』:COVID-19に関する二つの闇 第15回 フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% D班の演習の成績評価:平常点による(担当箇所の発表50%,議論への参加50%) 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『特集:伴侶動物のこころを探る』
(心理学評論)
(65(3))
『ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く』
(晶文社, 2022.)
ISBN:978-4-7949-7314-6
『なぜヴィーガンか』
(晶文社)
ISBN:978-4-7949-7368-9
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| (参考書等) |
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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| (授業外学習(予習・復習)等) | D班の演習について: 必要に応じて、関連文献を広く精査すること。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL04
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL04
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1・水5 (教室) 水1:文学部校舎第3講義室 水5:教育院棟演習室23 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【D班】(水曜5限、教育院棟演習室23)担当:山﨑 大暉 第1回 オリエンテーション・黒島妃香編「伴侶動物のこころを探る」 第2回 伴侶動物のこころを探る:ネコの認知研究の最新動向と今後の展望 第3回 伴侶動物のこころを探る:人間との関わりの中で変化し続けるイエネコの社会的行動 第4回 伴侶動物のこころを探る:家畜ウマにおけるヒトの社会的シグナルの知覚能力 第5回 伴侶動物のこころを探る:オウム・インコの発声行動と社会性における家禽化の影響 第6回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第7回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第8回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第9回 『ことばと呪力‐ヴェーダ神話を解く』 第10回 『なぜヴィーガンか』:動物の解放 第11回 『なぜヴィーガンか』:これが鶏の倫理的な扱い方だろうか? 第12回 『なぜヴィーガンか』:もしも魚が叫べたら 第13回 『なぜヴィーガンか』:ヴィーガンになるべき理由 第14回 『なぜヴィーガンか』:COVID-19に関する二つの闇 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% D班の演習の成績評価:平常点による(担当箇所の発表50%,議論への参加50%) 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『特集:伴侶動物のこころを探る』
(心理学評論)
(65(3))
『ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く』
(晶文社, 2022.)
ISBN:978-4-7949-7314-6
『なぜヴィーガンか』
(晶文社)
ISBN:978-4-7949-7368-9
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(参考書等)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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(授業外学習(予習・復習)等)
D班の演習について:
必要に応じて、関連文献を広く精査すること。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL07
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水1・木5 |
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| (教室) | 水:文学部校舎第3講義室 木:教育院棟演習室21 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか? AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる 2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【G班】(木曜5限、教育院棟演習室21)担当:CERDA,Philip Kain 第1-5回:クリティカル・ディスカッション(CD ) 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』 第6-10回:「理論」をめぐる英語講読 R. Chapman, Archaeological Theory: The Basics 第11-14回:実践的読解 C.J.C. Hyne, “The Lizard” 第15回:フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。 講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% G班の演習の成績評価:平常点:50% (小課題10%・授業への貢献度10%・授業内での課題30%)、期末プロジェクト:50% 詳細は初回授業時に説明する。 |
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| (教科書) |
『倫理思考トレーニング』
(ちくま新書)
ISBN:978-4-480-07706-6
他の文献は授業中に提供する
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| (参考書等) |
『Archaeological Theory: The basics』
(London: Routledge,2023)
ISBN:978-1-138-10123-4
『 “The Lizard,” Atoms of Empire』
(MacMillan Company, 1904)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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| (授業外学習(予習・復習)等) | G班の演習について: 演習についてはディスカッション中心で行われるため、全員が「準備ができている」状態で参加することが大前提となります。 1)予習の徹底(必須) 毎回、指定された文献の範囲を読み込み、関連する小課題(ミニ・アサインメント)を完成させた上で授業に臨んでください。 2)ディスカッション・リーダー制 第2回以降、各回1-2名の学生が「リーダー(進行担当)」を務めます。リーダーの具体的な役割説明と担当決めは、第1回の授業時に行います。 3)プロジェクトへの着手 第6回の授業にて、「期末プロジェクト」の課題内容を発表します。 予習・復習のサイクルを早期に確立することが、本授業での深い学び、そして好成績への鍵となります。 |
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| (その他(オフィスアワー等)) | オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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統合型複合科目(人社群p2) :人と人以外の存在者の関係を考えてみよう! HL07
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Let's think about the relationship between humans and non-human beings! HL07
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水1・木5 (教室) 水:文学部校舎第3講義室 木:教育院棟演習室21 |
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(授業の概要・目的)
世界には((ヒト以外の)動物・植物などの)様々な生命、(土壌・水系・エコシステムなどの)非生命的自然物、(AI・ロボット・人工生命などの)人工物、死者、神、情報等々の「人/ヒト以外の存在者」が溢れています。僕ら「人/ヒト」は、これらの「人間以外の存在者」とどのような関係にあり、またどのような関係を取り結ぶべきでしょうか?
AIやロボットの急速な進歩と普及を受け、現在、「人/ヒト」と「人間以外の存在者」の関係に改めてスポットライトが当たっています。 講義では、人間とAI/ロボットのあるべき関係を論ずるとともに、それ以外の幅広い「人間以外の存在者」をも視野に入れ、それらと人間との関係について、さまざまな角度から考察します。 少人数演習では、リレー講義の参考文献を精読し、少人数での討論を通じて理解を深めることを目的とします。人間中心的な世界観を相対化し、動物、人工物、神話的存在、過去の遺物など多様な「人以外の存在者」について、哲学・倫理学・心理学・考古学・文学といった複数の学問分野の視点から考察します。受講生は文献の読解力と批判的思考力を養いながら、異なる学問領域の方法論や問題意識に触れ、学際的な視野を獲得します。 〇統合型複合科目分類【文・文】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題についても文系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
1. 学術文献を正確に読解し、その論旨を的確に要約・説明できる
2. 文献の内容について自らの見解を形成し、根拠を示しながら他者と議論できる 3. 「人以外の存在者」をめぐる諸問題について、複数の学問分野の観点から多角的に検討できる 4. 討論を通じて他者の意見を理解し、自らの考えを深め、発展させることができる |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義(水曜1限、文学部校舎第3講義室) 第1回-第2回:出口康夫 AIやロボットの急速な進化と社会実装に伴い、今、人とAI/ロボットの間のあるべき関係が改めて問われています。本講義では、講師が提唱しているWEターンの哲学を踏まえ、人間とAI/ロボットの関係について、主にヨーロッパで提唱されている「主人−奴隷モデル」に対するオルタナティブとして「フェローシップ(共冒険者)モデル」を提案します。 【参考文献】 出口康夫『AI親友論』徳間書店 マルクス・ガブリエル、出口康夫『これからの社会のために哲学ができること』光文社 出口康夫『私ではなく「われわれ」から考える−WEターンの哲学』ナカニシヤ出版 第3回-第4回:天野恭子 「人間以外の存在者」として最も古くから認められてきたのは、「神」でありましょう。今から約三千五百年前の古代インドでは、様々な自然現象や社会慣習を神として崇め、それらを讃える讃歌を紡ぎました。それがインドで生み出され、語り継がれた哲学や神話の原点となりました。当時の人々にとって、神は想像上の産物ではなく、徹底的なリアルです。彼らはどのように神々と触れ合い、神々と向き合ったのか。体系的な韻文で編まれた世界最古の讃歌『リグヴェーダ』を読んで「体験」したいと思います。 【参考文献】 上村勝彦・宮元啓一編「インドの夢・インドの愛」春秋社, 1994 川村悠人「ことばと呪力 — ヴェーダ神話を解く」晶文社, 2022 第5回-第6回:下垣仁志 鏡と倭人の考古学 銅鏡は邪馬台国の卑弥呼や大和政権、三種の神器の八咫鏡などと絡んで一般社会の人気度が高い。従来の研究では、古代人が純然たる客体である銅鏡を政治的・宗教的に操作する側面が重視されてきた。それに対し講義者は、かたや「権力資源モデル」、かたや「アクターネットワーク理論」を用いて、器物(銅鏡)が人間関係を動かし、社会ネットワークの生成を駆動する側面に注目してきた。本講義では、古代国家形成期(弥生〜古墳時代)の銅鏡を主役に据えて、銅鏡という器物が人間集団の結節と権力関係の醸成を促し、律令国家形成に先だつ原初的な国家機構の成立に重要な役割を果たしたことを、考古資料に即して明らかにすることで、器物と人間/社会とのダイナミックな関係を描きたい。 【参考文献】 下垣仁志2022『鏡の古墳時代』吉川弘文館 ジュリアン・トーマス著(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学』同成社 イアン・ホッダー(三木健裕訳)2023『絡まり合うモノと人間ー関係性の考古学にむけてー』同成社 Chapman, R. 2023 Archaeological Theory: the basics. London: Routledge 第7回-第8回:黒島妃香 本講義では、比較認知科学の立場から「ヒトと伴侶動物の関係」を探ります。特に、イヌをはじめとする伴侶動物がヒトの行動や感情をどのように理解し、またヒトが動物の行動をどのように解釈し、いかなる社会的パートナーとして認知しているのかを、実証研究に基づいて考察します。動物側の適応とヒト側の解釈に生じるズレが、いかにして相互理解の感覚を生み出すのかを検討します。 【参考文献】 MiklÓsi, Á. (2015). Dog Behaviour, Evolution, and Cognition. Oxford University Press. Range, F. & Virányi, Z. (2015). Domestic Dog Cognition and Behavior: The Scientific Study of Canis familiaris. Springer 黒島妃香(編)(2022).特集:伴侶動物のこころを探る.心理学評論, 65(3). 第9回-第10回:児玉聡 この講義では、「人」と「人以外の生命」との境界をめぐる倫理的問題を扱う。まず、胎児の道徳的地位と人工妊娠中絶の倫理について考察し、「パーソン論」を手がかりに、「人間であること」と「人格であること」を区別する試みを検討する。次に、動物の利用(動物実験や工場畜産など)に関する倫理的論点を取り上げ、主にピーター・シンガーの議論を通じて、「苦痛を感じる存在」や「権利主体」としての動物の扱いについて議論する。日常的な思考において隠れた前提となっている人間中心主義を相対化し、今後の議論の土台を作ることが本講義の目的である。 【参考文献】 江口聡『妊娠中絶の生命倫理』勁草書房 児玉聡・林和雄訳『なぜヴィーガンか』晶文社 児玉聡『実践・倫理学』勁草書房 第11回-第12回:伊勢田哲治 この講義では、児玉教授の授業のあとをうけ、動物倫理学を手がかりに、ロボット・AI、異星生物・異星人等のホモ・サピエンス以外の存在に既存の倫理学がどの程度拡張できるのか、できないのかを考える。ホモ・サピエンス以外の存在は、道徳的責任主体としての要件や道徳的配慮対象としての要件を満たしうるだろうか、満たしうるとしたらそれはどういう条件が整ったときだろうか。こうした問いかけは、必然的に、そもそも倫理とは何か、われわれはそもそもなぜ倫理を重視するのか、などのわれわれ自身への振り返りをうながすことになる。 【参考文献】 伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』ちくま新書 久木田水生ほか『AI・ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会 第13回-第14回:南谷奉良 本講義では、文学テクストの語りの技法、場面構成、視覚・聴覚的イメージの関係を批判的に検討しながら、生成AIを用いて文学テクストを映像へと翻案する実践を紹介します。「人以外の存在者」としては恐竜・古生物を対象に選び、C.J . Cutcliff Hyne(1866-1944)の “The Lizard”(1898)のなかで「言葉で描きえない」とされている怪物を映像化する試みを行います。作品の読解からシーンの分割、映像の編集・検証までを通して、生成AIを用いたアダプテーションを学術的な設計にもとづく「作品」として提示しうる方法とその解釈学的・倫理的・創造的課題について考察します。 【参考文献】 河島茂生『生成AI社会—無秩序な創造性から倫理的創造性へ』ウェッジ, 2024 南谷奉良編著・中村靖子監修『生成×ロボティクス』春風社, 2025 南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物—初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」『幻想と怪奇の英文学IV——変幻自在編』 東雅夫・下楠昌哉 (担当:分担執筆, pp. 31-53) ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史—AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』古屋美登里, 山口真果訳, 亜紀書房 , 2025. Hyne, C. J. Cutcliff. “The Lizard,” Atoms of Empire. MacMillan Company, 1904. 第15回:フィードバック ◆少人数演習【G班】(木曜5限、教育院棟演習室21)担当:CERDA,Philip Kain 第1-5回:クリティカル・ディスカッション(CD ) 伊勢田哲治『倫理思考トレーニング』 第6-10回:「理論」をめぐる英語講読 R. Chapman, Archaeological Theory: The Basics 第11-14回:実践的読解 C.J.C. Hyne, “The Lizard” 第15回:フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
講義の評価 50%、演習の評価 50%として合計し、全体の評価とする。
講義:授業への参加状況50%、期末レポート50% G班の演習の成績評価:平常点:50% (小課題10%・授業への貢献度10%・授業内での課題30%)、期末プロジェクト:50% 詳細は初回授業時に説明する。 |
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(教科書)
『倫理思考トレーニング』
(ちくま新書)
ISBN:978-4-480-07706-6
他の文献は授業中に提供する
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(参考書等)
『Archaeological Theory: The basics』
(London: Routledge,2023)
ISBN:978-1-138-10123-4
『 “The Lizard,” Atoms of Empire』
(MacMillan Company, 1904)
※講義にかかる参考書は「授業計画と内容」本文中に記載している
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(授業外学習(予習・復習)等)
G班の演習について:
演習についてはディスカッション中心で行われるため、全員が「準備ができている」状態で参加することが大前提となります。 1)予習の徹底(必須) 毎回、指定された文献の範囲を読み込み、関連する小課題(ミニ・アサインメント)を完成させた上で授業に臨んでください。 2)ディスカッション・リーダー制 第2回以降、各回1-2名の学生が「リーダー(進行担当)」を務めます。リーダーの具体的な役割説明と担当決めは、第1回の授業時に行います。 3)プロジェクトへの着手 第6回の授業にて、「期末プロジェクト」の課題内容を発表します。 予習・復習のサイクルを早期に確立することが、本授業での深い学び、そして好成績への鍵となります。 |
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(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーの詳細はKULASISから確認してください。
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
Psychology I-E2
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(英 訳) | Psychology I-E2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
| (使用言語) | 英語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 水3 |
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| (教室) | 共西32 | ||||||
| (授業の概要・目的) | What makes you who are you? The genes you’ve inherited or the experiences you have? Can we really influence the unconscious mind? Do dreams have deeper meanings? Can psychology improve your ability to study and remember information? Psychology is the scientific study of the brain, the mind, and behavior. This course surveys classic and modern findings, methods, and real world applications in psychological science, to answer these philosophical questions about what it means to be human. Psychology I focuses on biological and cognitive approaches to the study of psychology. |
||||||
| (到達目標) | By taking this course, students will be able to: 1. Explain the major themes in psychological science, such as the nature-nurture debate, and identify psychological concepts which illustrate these themes. 2. Interpret landmark research findings, schools of thought, and methodological approaches to apply psychology to human thoughts and behavior in daily life. 3. Explain the differences and similarities in topics and methods across several sub-fields of psychology. This course also develops students’ communication and critical thinking skills in English. |
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| (授業計画と内容) | With advanced notice to students, the instructor may make minor adjustments to the schedule below as required. 1 Course welcome and topic introduction 2 The scientific method in psychology 3 Biopsychology I 4 Biopsychology II 5 Sensation & perception 6 Consciousness & sleep 7 Memory 8 Midterm 9 Learning I: Classical conditioning 10 Learning II: Operant conditioning & social learning 11 Motivation 12 Emotion 13 Intelligence 14 Review ≪Final examination≫ 15 Feedback week The course format includes interactive lectures. The course also uses brief demonstrations (experiments, interactive activities, short film) to illustrate key concepts. Course time may also include small group discussion and time for questions & answers. |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | Evaluation for this class consists of: Written mid-term examination consisting of multiple choice and open-ended questions (30%). Written cumulative final examination consisting of multiple choice and open-ended questions (40%). Class activities at the end of each class(30%). Raw score grading [0-100] system is used in this class. Optional extra activities such as reports and participation in research may be introduced during class. These activities may provide additional points to the final grade. |
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| (教科書) |
『Noba Project Introductory Psychology』
(Noba)
(Online, open access / free materials, access information provided in class in week 1)
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | To make satisfactory progress in the course, students will be expected to spend approximately 90 minutes each week outside of class reviewing lecture materials, class notes, and the online textbook. | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | Office hours will be available each week. Students may use office hours to discuss course material or for other general questions, such as interest in continued studies. Students are welcome to make appointments for office hours by emailing the instructor in advance and arranging a mutually convenient time. |
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Psychology I-E2
(科目名)
Psychology I-E2
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 英語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水3 (教室) 共西32 |
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(授業の概要・目的)
What makes you who are you? The genes you’ve inherited or the experiences you have? Can we really influence the unconscious mind? Do dreams have deeper meanings? Can psychology improve your ability to study and remember information?
Psychology is the scientific study of the brain, the mind, and behavior. This course surveys classic and modern findings, methods, and real world applications in psychological science, to answer these philosophical questions about what it means to be human. Psychology I focuses on biological and cognitive approaches to the study of psychology. |
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(到達目標)
By taking this course, students will be able to:
1. Explain the major themes in psychological science, such as the nature-nurture debate, and identify psychological concepts which illustrate these themes. 2. Interpret landmark research findings, schools of thought, and methodological approaches to apply psychology to human thoughts and behavior in daily life. 3. Explain the differences and similarities in topics and methods across several sub-fields of psychology. This course also develops students’ communication and critical thinking skills in English. |
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(授業計画と内容)
With advanced notice to students, the instructor may make minor adjustments to the schedule below as required. 1 Course welcome and topic introduction 2 The scientific method in psychology 3 Biopsychology I 4 Biopsychology II 5 Sensation & perception 6 Consciousness & sleep 7 Memory 8 Midterm 9 Learning I: Classical conditioning 10 Learning II: Operant conditioning & social learning 11 Motivation 12 Emotion 13 Intelligence 14 Review ≪Final examination≫ 15 Feedback week The course format includes interactive lectures. The course also uses brief demonstrations (experiments, interactive activities, short film) to illustrate key concepts. Course time may also include small group discussion and time for questions & answers. |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Evaluation for this class consists of:
Written mid-term examination consisting of multiple choice and open-ended questions (30%). Written cumulative final examination consisting of multiple choice and open-ended questions (40%). Class activities at the end of each class(30%). Raw score grading [0-100] system is used in this class. Optional extra activities such as reports and participation in research may be introduced during class. These activities may provide additional points to the final grade. |
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(教科書)
『Noba Project Introductory Psychology』
(Noba)
(Online, open access / free materials, access information provided in class in week 1)
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
To make satisfactory progress in the course, students will be expected to spend approximately 90 minutes each week outside of class reviewing lecture materials, class notes, and the online textbook.
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(その他(オフィスアワー等))
Office hours will be available each week. Students may use office hours to discuss course material or for other general questions, such as interest in continued studies. Students are welcome to make appointments for office hours by emailing the instructor in advance and arranging a mutually convenient time.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
統合型複合科目(人社群p2) :「当たり前」を問い直すコミュニケーション科学 HC01
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(英 訳) | Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Communication Science for Questioning Unnoticed Norms HC01 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) | A群 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (単位数) | 4 単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (週コマ数) | 2 コマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業形態) | 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (曜時限) | 水3・木5 |
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| (教室) | 水:共北12 木:教育院棟講義室31 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (授業の概要・目的) | 友人や家族との何気ないおしゃべり、お店や公共施設での買い物や手続き、SNSでのメッセージ交換。私たちの毎日は、無数のコミュニケーションの積み重ねによって成り立っています。「もっとうまく話せたら」「どうして伝わらないんだろう」——そんな悩みや疑問を抱いたことが、誰しも一度はあるはずです。コミュニケーションは、あまりに身近で「当たり前」の存在であるがために、それが学術研究の対象になるということは想像しにくいかもしれません。しかし、コミュニケーションは取るに足らない些末な事象では決してなく、人間社会の根幹を成すインフラとして、文系・理系の区分を越えて幅広い専門分野からの研究が長く積み重ねられている、重要な研究主題なのです。 この統合型複合科目は、そんな日常の「当たり前」を科学的に問い直すための知的探究です。「講義」(全14回)と複数の「少人数演習」(全14回)の組み合わせから構成されます。 木曜5限に実施される「講義」では、受講生が一堂に会して、各分野の専門家による授業を受けます。「講義」という名前ですが、授業内では教員からの一方向的なレクチャーだけでなくグループディスカッションや実習的な活動も行います。また、各講義には別の教員がコメントする時間を設け、講義内容を多角的な視点から深めていきます。 「少人数演習」は、それぞれ異なる曜日時限に実施され、ディスカッション・文献講読・データ分析実習など、各教員が設定した授業活動に参加します。少人数演習の内容については、下記の「授業計画と内容」をご覧ください。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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| (到達目標) | 本講義の履修を通じて、受講生は以下のことができるようになります。 ①コミュニケーションへの多角的な学術的視野の獲得 ■コミュニケーションに関する複数の専門分野(言語学、心理学、情報学、医学、社会学など)の主要な理論や知見を理解し、説明できる。 ■ひとつのコミュニケーション事象に対して、特定の視点だけでなく、複数の学問的立場から複眼的に捉え、議論できる。 ②コミュニケーションに関する分析スキルの習得と実践 ■実際のコミュニケーションデータ(会話の録音・録画、テキストデータ、自己観察記録など)を収集し、適切な学術的手法を用いて分析できる。 ■「当たり前」とされる日常のやりとりや規範を、科学的な根拠に基づいて批判的に問い直すことができる。 ③自己の実践と社会課題への応用 ■自身の日常的なコミュニケーションを客観的に観察・分析し、その特徴や課題を言語化できる。 ■授業で得た洞察を活かし、他者との関わり合いや社会的なコミュニケーション課題に対して、より深い理解と実践的な見通しを持つことができる。 |
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| (授業計画と内容) | (この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 木曜5限 教育院棟講義室31(※第2-3回のみ医学部構内の「基礎医学記念講堂」にて実施です。詳細は第1回授業にてお伝えします。) 第1回(4/9) イントロダクション:コミュニケーションの「当たり前」とは? 第2回(4/16)[コミュニケーション学]コミュニケーションとは何か(岩隈+コメント横森) 第3回(4/23)[コミュニケーション学](続)コミュニケーションとは何か:ヘルスコミュニケーションを題材に(岩隈+コメント片岡) 第4回(4/30)[情報学]会話ロボットERICAと出会う:AIから考える人間の対話(井上+コメント金丸) 第5回(5/7)[情報学]AIから考えるターン交替(井上+コメント横森) 第6回(5/14)[情報学]AIから考える傾聴(井上+コメント古川) 第7回(5/21)[情報学]AIから考える笑いと感情(井上+コメント高田) 第8回(5/28)[コーパス言語学]「英語ペラペラ」を問い直す(金丸&和泉+コメント塚原) 第9回(6/4)[会話分析]「日常会話」を問い直す(横森+コメント柿原) 第10回(6/11)[人類学]「一人前になること」を問い直す(高田+コメント井上) 第11回(6/25)[臨床心理学]コミュニケーションと大学生の自己理解(古川+コメント和泉) 第12回(7/2)[医学教育学]医療とケアのコミュニケーション(片岡+コメント高田) 第13回(7/9)[社会言語学]コミュニケーションする権利と政策(塚原&柿原+コメント和泉) 第14回(7/16) 総合討論 第15回(7/30) フィードバック授業 ◆少人数演習 【A班:医療とケアのコミュニケーションとその実践(担当:片岡仁美)水曜3限 共北12】 心身の不調や困難を抱え、ケアや支援を必要としている人とどう向き合うか。これは医療・福祉の現場に限らず、行政の窓口、サービス業、そして家族や友人との関係においても、私たちが人生で必ず直面するテーマです。本演習では、こうしたケア的コミュニケーションを、医療・福祉・教育の専門職を目指す人はもちろん、すべての人に不可欠な教養として捉えます。具体的には、目の前の相手を思いやり寄り添うために、単なる心理的な問題にとどまらず、視線や身体の使い方を含めた「技法」として捉え、その理論と実践を学びます。特に、フランスの体育学の専門家イブ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発したケアの哲学と技法「ユマニチュード(R)」についても実践的に学びます。さらに、チーム内でのコミュニケーションやチームビルディングについても学び、受講者同士の学びあう体験にも繋げます。 第1-2回 オリエンテーションとイントロダクション 第3-4回 コミュニケーションと情報 第5-6回 ユマニチュードの理論 第7-8回 ユマニチュードの実践 第9-11回 様々なコミュニケーション 第12-13回 チームビルディングとコミュニケーション 第14回 拡張現実で学ぶコミュニケーション技術 第15回 フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | ・講義への取り組み(リアクションペーパー等):50% ・少人数演習への取り組み(発表、実習、ディスカッション、小レポート等):50% ※講義および少人数演習の成績評価の詳細は,それぞれの初回授業で説明する。 |
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| (教科書) |
使用しない
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業資料の要点を予習・復習する。それ以外の課題がある場合は、授業時に指示する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | 成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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統合型複合科目(人社群p2) :「当たり前」を問い直すコミュニケーション科学 HC01
(科目名)
Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars (Humanities and Social Sciences p2) :Communication Science for Questioning Unnoticed Norms HC01
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (旧群) A群 (単位数) 4 単位 (週コマ数) 2 コマ (授業形態) 講義+演習 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水3・木5 (教室) 水:共北12 木:教育院棟講義室31 |
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(授業の概要・目的)
友人や家族との何気ないおしゃべり、お店や公共施設での買い物や手続き、SNSでのメッセージ交換。私たちの毎日は、無数のコミュニケーションの積み重ねによって成り立っています。「もっとうまく話せたら」「どうして伝わらないんだろう」——そんな悩みや疑問を抱いたことが、誰しも一度はあるはずです。コミュニケーションは、あまりに身近で「当たり前」の存在であるがために、それが学術研究の対象になるということは想像しにくいかもしれません。しかし、コミュニケーションは取るに足らない些末な事象では決してなく、人間社会の根幹を成すインフラとして、文系・理系の区分を越えて幅広い専門分野からの研究が長く積み重ねられている、重要な研究主題なのです。
この統合型複合科目は、そんな日常の「当たり前」を科学的に問い直すための知的探究です。「講義」(全14回)と複数の「少人数演習」(全14回)の組み合わせから構成されます。 木曜5限に実施される「講義」では、受講生が一堂に会して、各分野の専門家による授業を受けます。「講義」という名前ですが、授業内では教員からの一方向的なレクチャーだけでなくグループディスカッションや実習的な活動も行います。また、各講義には別の教員がコメントする時間を設け、講義内容を多角的な視点から深めていきます。 「少人数演習」は、それぞれ異なる曜日時限に実施され、ディスカッション・文献講読・データ分析実習など、各教員が設定した授業活動に参加します。少人数演習の内容については、下記の「授業計画と内容」をご覧ください。 〇統合型複合科目分類 【文・理】 主たる課題について文系分野の要素が強く、副たる課題については理系分野の要素が強いと考えられるもの |
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(到達目標)
本講義の履修を通じて、受講生は以下のことができるようになります。
①コミュニケーションへの多角的な学術的視野の獲得 ■コミュニケーションに関する複数の専門分野(言語学、心理学、情報学、医学、社会学など)の主要な理論や知見を理解し、説明できる。 ■ひとつのコミュニケーション事象に対して、特定の視点だけでなく、複数の学問的立場から複眼的に捉え、議論できる。 ②コミュニケーションに関する分析スキルの習得と実践 ■実際のコミュニケーションデータ(会話の録音・録画、テキストデータ、自己観察記録など)を収集し、適切な学術的手法を用いて分析できる。 ■「当たり前」とされる日常のやりとりや規範を、科学的な根拠に基づいて批判的に問い直すことができる。 ③自己の実践と社会課題への応用 ■自身の日常的なコミュニケーションを客観的に観察・分析し、その特徴や課題を言語化できる。 ■授業で得た洞察を活かし、他者との関わり合いや社会的なコミュニケーション課題に対して、より深い理解と実践的な見通しを持つことができる。 |
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(授業計画と内容)
(この授業では、講義と少人数演習を併せて学びます。講義のみ、少人数演習のみの出席では授業の到達目標に達しません) ◆講義 木曜5限 教育院棟講義室31(※第2-3回のみ医学部構内の「基礎医学記念講堂」にて実施です。詳細は第1回授業にてお伝えします。) 第1回(4/9) イントロダクション:コミュニケーションの「当たり前」とは? 第2回(4/16)[コミュニケーション学]コミュニケーションとは何か(岩隈+コメント横森) 第3回(4/23)[コミュニケーション学](続)コミュニケーションとは何か:ヘルスコミュニケーションを題材に(岩隈+コメント片岡) 第4回(4/30)[情報学]会話ロボットERICAと出会う:AIから考える人間の対話(井上+コメント金丸) 第5回(5/7)[情報学]AIから考えるターン交替(井上+コメント横森) 第6回(5/14)[情報学]AIから考える傾聴(井上+コメント古川) 第7回(5/21)[情報学]AIから考える笑いと感情(井上+コメント高田) 第8回(5/28)[コーパス言語学]「英語ペラペラ」を問い直す(金丸&和泉+コメント塚原) 第9回(6/4)[会話分析]「日常会話」を問い直す(横森+コメント柿原) 第10回(6/11)[人類学]「一人前になること」を問い直す(高田+コメント井上) 第11回(6/25)[臨床心理学]コミュニケーションと大学生の自己理解(古川+コメント和泉) 第12回(7/2)[医学教育学]医療とケアのコミュニケーション(片岡+コメント高田) 第13回(7/9)[社会言語学]コミュニケーションする権利と政策(塚原&柿原+コメント和泉) 第14回(7/16) 総合討論 第15回(7/30) フィードバック授業 ◆少人数演習 【A班:医療とケアのコミュニケーションとその実践(担当:片岡仁美)水曜3限 共北12】 心身の不調や困難を抱え、ケアや支援を必要としている人とどう向き合うか。これは医療・福祉の現場に限らず、行政の窓口、サービス業、そして家族や友人との関係においても、私たちが人生で必ず直面するテーマです。本演習では、こうしたケア的コミュニケーションを、医療・福祉・教育の専門職を目指す人はもちろん、すべての人に不可欠な教養として捉えます。具体的には、目の前の相手を思いやり寄り添うために、単なる心理的な問題にとどまらず、視線や身体の使い方を含めた「技法」として捉え、その理論と実践を学びます。特に、フランスの体育学の専門家イブ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発したケアの哲学と技法「ユマニチュード(R)」についても実践的に学びます。さらに、チーム内でのコミュニケーションやチームビルディングについても学び、受講者同士の学びあう体験にも繋げます。 第1-2回 オリエンテーションとイントロダクション 第3-4回 コミュニケーションと情報 第5-6回 ユマニチュードの理論 第7-8回 ユマニチュードの実践 第9-11回 様々なコミュニケーション 第12-13回 チームビルディングとコミュニケーション 第14回 拡張現実で学ぶコミュニケーション技術 第15回 フィードバック |
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(履修要件)
特になし。特別な予備知識は必要とせず,文系・理系を問わず全学部生向けに授業を行う。
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
・講義への取り組み(リアクションペーパー等):50%
・少人数演習への取り組み(発表、実習、ディスカッション、小レポート等):50% ※講義および少人数演習の成績評価の詳細は,それぞれの初回授業で説明する。 |
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(教科書)
使用しない
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業資料の要点を予習・復習する。それ以外の課題がある場合は、授業時に指示する。
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(その他(オフィスアワー等))
成績証明書等では、表示文字数の制約上、英文科目名「Integrated Liberal Arts and Science with Small Group Seminars」が「ISS」と略記されます。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
Introduction to Social Research-E2
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(英 訳) | Introduction to Social Research-E2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
|
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| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
| (使用言語) | 英語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 水4 |
||||||
| (教室) | 共西01 | ||||||
| (授業の概要・目的) | Social sciences, which aim to achieve an in-depth understanding of human behavior, share with the natural and engineering sciences a common scientific framework, while also employing their own specific and diverse research methodologies. These methodologies are typically divided into quantitative and qualitative approaches. This lecture focuses on qualitative approaches. We will explore how research is conducted - from formulating a sound research question to writing the final research report - and examine how several well-known studies have generated knowledge about human behavior. |
||||||
| (到達目標) | This course aims to familiarize students with various qualitative research methods, helping them develop a critical perspective and the ability to analyze social, economic, and political issues as presented and debated in the media. Students will also gain the skills necessary to conduct their own qualitative research. A wide variety of studies will be examined and discussed, alongside the construction of qualitative research projects and the challenges associated with each stage of the research process. | ||||||
| (授業計画と内容) | Week 1. Introduction Week 2. Literature Review Week 3. Research Design: Hypothesis & Research Question Week 4. Field Research and Questionnaire Week 5. Interviews, Observation, and Participation Week 6 Week 6. Documents and Archives Week 7. Review class Week 8. Social Surveys Week 9. Interpretation, Qualitative Data Analysis (1) Week 10. Interpretation, Qualitative Data Analysis (2) Week 11. Writing Research Reports Week 12. Social Research in Critical Perspective (1) Week 13. Social Research in Critical Perspective (2) Week 14. Lecture Conclusions |
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| (履修要件) |
The lectures will be delivered in English. There are no prerequisite to take this course.
|
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | Final report (70%), class attendance (30%) | ||||||
| (教科書) |
授業中に指示する
|
||||||
| (参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
| (授業外学習(予習・復習)等) | Students are required to complete preparation for each lesson on a weekly basis. | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | Students should email the teacher to make an appointment. | ||||||
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Introduction to Social Research-E2
(科目名)
Introduction to Social Research-E2
(英 訳)
|
|
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
水4 (教室) 共西01 |
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|
(授業の概要・目的)
Social sciences, which aim to achieve an in-depth understanding of human behavior, share with the natural and engineering sciences a common scientific framework, while also employing their own specific and diverse research methodologies. These methodologies are typically divided into quantitative and qualitative approaches.
This lecture focuses on qualitative approaches. We will explore how research is conducted - from formulating a sound research question to writing the final research report - and examine how several well-known studies have generated knowledge about human behavior. |
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|
(到達目標)
This course aims to familiarize students with various qualitative research methods, helping them develop a critical perspective and the ability to analyze social, economic, and political issues as presented and debated in the media. Students will also gain the skills necessary to conduct their own qualitative research. A wide variety of studies will be examined and discussed, alongside the construction of qualitative research projects and the challenges associated with each stage of the research process.
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|
(授業計画と内容)
Week 1. Introduction Week 2. Literature Review Week 3. Research Design: Hypothesis & Research Question Week 4. Field Research and Questionnaire Week 5. Interviews, Observation, and Participation Week 6 Week 6. Documents and Archives Week 7. Review class Week 8. Social Surveys Week 9. Interpretation, Qualitative Data Analysis (1) Week 10. Interpretation, Qualitative Data Analysis (2) Week 11. Writing Research Reports Week 12. Social Research in Critical Perspective (1) Week 13. Social Research in Critical Perspective (2) Week 14. Lecture Conclusions |
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(履修要件)
The lectures will be delivered in English. There are no prerequisite to take this course.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Final report (70%), class attendance (30%)
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(教科書)
授業中に指示する
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|
(参考書等)
授業中に紹介する
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|
(授業外学習(予習・復習)等)
Students are required to complete preparation for each lesson on a weekly basis.
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(その他(オフィスアワー等))
Students should email the teacher to make an appointment.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
Introduction to Sociological Observation-E2 :Understanding Environmental Challenges
|
(英 訳) | Introduction to Sociological Observation-E2 :Understanding Environmental Challenges | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
|
||||||
| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
| (使用言語) | 英語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 木1 |
||||||
| (教室) | 共北35 | ||||||
| (授業の概要・目的) | This lecture and discussion course will introduce students to various theories from social science fields that can enrich our understanding of why environmental and societal challenges occur and how we can better manage them. In doing so, we will use real world case studies and famous journal papers to gain interdisciplinary knowledge from different fields such as environmental sociology, environmental ethics, sociology, philosophy and sustainability transitions and learn how apply these theories to actual environmental and social situations. The class has a strong theoretical focus and will suit students who already possess: 1) an advanced level in English, 2) basic understanding of environmental problems, 3) an interest in academic research. |
||||||
| (到達目標) | Students will learn to understand and apply some classic and emerging sociological theories and conceptual frameworks with relevance to environmental challenges. These include the ‘tragedy of the commons’, sustainability transitions, the creation and destruction of technology, and socio-technological lock-in. Students will improve skills in discussion, oral presentations and research. Students will be expected to contribute their ideas and express themselves in small group discussions and classroom exercises. | ||||||
| (授業計画と内容) | 1. Introduction to course 2. Tragedy of the commons: Climate change 3. Narratives and energy: Coal and electricity in Japan 4. Socio-technical imaginaries: The case of hydrogen in Japan 5. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 1: Introduction 6. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 2: Strategies to accelerate transitions 7. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 3: Lock-in 8. Introduction to causal loops 9. Smart cities 1: Technology for what social purpose? 10. Guest lecture: Theoretical frameworks for understanding energy transitions 11. Smart cities 2: Can cities make us healthier? 12. Research project introduction and preparation 13. Research presentations 14. Research presentations 15. Feedback (by appointment) |
||||||
| (履修要件) |
This class is designed for students who already possess: 1) an advanced level in English, 2) basic understanding of environmental problems, 3) a strong interest in academic research, including theory.
|
||||||
| (成績評価の方法・観点及び達成度) | Attendance and participation 15% Mini report on recommended electric mobility policies 10% Research project proposal 15% Research project presentation 30% Research project paper 30% Details will be explained in class. |
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| (教科書) |
No text is required as readings and lecture notes will be distributed in class.
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
| (授業外学習(予習・復習)等) | All students will be expected to participate in classroom discussions and complete assignments. Revision of class presentations is expected. | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | Please email the instructor to set up an office appointment. Email address will be provided in class. | ||||||
|
Introduction to Sociological Observation-E2 :Understanding Environmental Challenges
(科目名)
Introduction to Sociological Observation-E2 :Understanding Environmental Challenges
(英 訳)
|
|
||||||
| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木1 (教室) 共北35 |
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(授業の概要・目的)
This lecture and discussion course will introduce students to various theories from social science fields that can enrich our understanding of why environmental and societal challenges occur and how we can better manage them. In doing so, we will use real world case studies and famous journal papers to gain interdisciplinary knowledge from different fields such as environmental sociology, environmental ethics, sociology, philosophy and sustainability transitions and learn how apply these theories to actual environmental and social situations.
The class has a strong theoretical focus and will suit students who already possess: 1) an advanced level in English, 2) basic understanding of environmental problems, 3) an interest in academic research. |
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(到達目標)
Students will learn to understand and apply some classic and emerging sociological theories and conceptual frameworks with relevance to environmental challenges. These include the ‘tragedy of the commons’, sustainability transitions, the creation and destruction of technology, and socio-technological lock-in. Students will improve skills in discussion, oral presentations and research. Students will be expected to contribute their ideas and express themselves in small group discussions and classroom exercises.
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(授業計画と内容)
1. Introduction to course 2. Tragedy of the commons: Climate change 3. Narratives and energy: Coal and electricity in Japan 4. Socio-technical imaginaries: The case of hydrogen in Japan 5. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 1: Introduction 6. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 2: Strategies to accelerate transitions 7. Sustainability transitions and socio-technical systems Part 3: Lock-in 8. Introduction to causal loops 9. Smart cities 1: Technology for what social purpose? 10. Guest lecture: Theoretical frameworks for understanding energy transitions 11. Smart cities 2: Can cities make us healthier? 12. Research project introduction and preparation 13. Research presentations 14. Research presentations 15. Feedback (by appointment) |
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(履修要件)
This class is designed for students who already possess: 1) an advanced level in English, 2) basic understanding of environmental problems, 3) a strong interest in academic research, including theory.
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Attendance and participation 15%
Mini report on recommended electric mobility policies 10% Research project proposal 15% Research project presentation 30% Research project paper 30% Details will be explained in class. |
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(教科書)
No text is required as readings and lecture notes will be distributed in class.
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
All students will be expected to participate in classroom discussions and complete assignments. Revision of class presentations is expected.
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(その他(オフィスアワー等))
Please email the instructor to set up an office appointment. Email address will be provided in class.
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
社会心理学
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(英 訳) | Social Psychology | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
|
||||||
| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 木2 |
||||||
| (教室) | 共西41 | ||||||
| 総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
| (授業の概要・目的) | 「社会心理」学は、2つの特徴をもつ。1つは、個人の心や行動ではなく、集合体の全体的性質やその動きについての学問分野であること。もう1つは、対象の客観的・普遍的な性質を明らかにする実証的研究スタンスではなく、研究者と当事者の協同的実践を通じて新たな理解や行為を生成していく、人間科学の研究スタンスをとること。 本講義では、「社会心理」学の理論、方法論、人間科学のメタ理論(社会構成主義)を詳しく説明するとともに、実践的な研究例をいくつかのテーマに沿って紹介する。 |
||||||
| (到達目標) | ・社会心理学の基本的な考え方、理論、研究スタンスを理解する。 | ||||||
| (授業計画と内容) | 1.イントロダクション:「社会心理」学とは 2.伝統的個人観のゆきづまり:個人主義的自己観のかかえる理論的・社会的問題を説明する。 3.集合性とは:社会心理学の基本概念である集合体と集合性について概説する。 4〜5.物理的集合性:心(に由来するとみなされている現象)が、道具や環境に媒介されて成立していることを、活動理論を中心に説明する。 6〜8.意味的集合性:規範や意味をつくる集合体の動き(コミュニケーション)について、規範理論を中心に説明する。 9.社会心理学の研究スタンス:(自然科学に対して)人間科学とそのメタ理論である社会構成主義について概説する。 10〜14.社会心理学の実践研究:いくつかのテーマ別に、社会心理学の実践研究の具体例を紹介する。取り上げるテーマは次の通り。 ・相互理解を促す実践 ・セラピー実践 ・組織・コミュニティの活性化 15.フィードバック |
||||||
| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 学期末試験により評価する(100点満点)。 | ||||||
| (教科書) |
使用しない
|
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| (参考書等) |
『あなたへの社会構成主義』
(ナカニシヤ出版)
ISBN:4-88848-915-7
『グループ・ダイナミックス入門』
(世界思想社)
『関係からはじまる』
(ナカニシヤ出版)
ISBN:978-4-7795-1423-4
|
||||||
| (授業外学習(予習・復習)等) | ・授業中に提示する参考書を、興味と必要性に応じて、予習・復習に利用してください。 | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | |||||||
|
社会心理学
(科目名)
Social Psychology
(英 訳)
|
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 日本語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
|
(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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|
(曜時限)
木2 (教室) 共西41 |
|||||||
| 総合人間学部 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 | |||||||
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(授業の概要・目的)
「社会心理」学は、2つの特徴をもつ。1つは、個人の心や行動ではなく、集合体の全体的性質やその動きについての学問分野であること。もう1つは、対象の客観的・普遍的な性質を明らかにする実証的研究スタンスではなく、研究者と当事者の協同的実践を通じて新たな理解や行為を生成していく、人間科学の研究スタンスをとること。
本講義では、「社会心理」学の理論、方法論、人間科学のメタ理論(社会構成主義)を詳しく説明するとともに、実践的な研究例をいくつかのテーマに沿って紹介する。 |
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|
(到達目標)
・社会心理学の基本的な考え方、理論、研究スタンスを理解する。
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|
(授業計画と内容)
1.イントロダクション:「社会心理」学とは 2.伝統的個人観のゆきづまり:個人主義的自己観のかかえる理論的・社会的問題を説明する。 3.集合性とは:社会心理学の基本概念である集合体と集合性について概説する。 4〜5.物理的集合性:心(に由来するとみなされている現象)が、道具や環境に媒介されて成立していることを、活動理論を中心に説明する。 6〜8.意味的集合性:規範や意味をつくる集合体の動き(コミュニケーション)について、規範理論を中心に説明する。 9.社会心理学の研究スタンス:(自然科学に対して)人間科学とそのメタ理論である社会構成主義について概説する。 10〜14.社会心理学の実践研究:いくつかのテーマ別に、社会心理学の実践研究の具体例を紹介する。取り上げるテーマは次の通り。 ・相互理解を促す実践 ・セラピー実践 ・組織・コミュニティの活性化 15.フィードバック |
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|
(履修要件)
特になし
|
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|
(成績評価の方法・観点及び達成度)
学期末試験により評価する(100点満点)。
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|
(教科書)
使用しない
|
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|
(参考書等)
『あなたへの社会構成主義』
(ナカニシヤ出版)
ISBN:4-88848-915-7
『グループ・ダイナミックス入門』
(世界思想社)
『関係からはじまる』
(ナカニシヤ出版)
ISBN:978-4-7795-1423-4
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|
(授業外学習(予習・復習)等)
・授業中に提示する参考書を、興味と必要性に応じて、予習・復習に利用してください。
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|
(その他(オフィスアワー等))
|
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
教育学I
|
(英 訳) | Pedagogy I | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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||||||
| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 木3 |
||||||
| (教室) | 4共30 | ||||||
| (授業の概要・目的) | 本授業は、学校教育を軸として、近代以降の日本の教育の概観、学校教育を支える思想やその歴史、現代の教育の諸問題を学んでいく。その際に教育人間学のアプローチを採用する。教育人間学とは、教育に関して自明に思われていることを、その根底から疑って考察するものである。こうしたアプローチによって、教育に関する事象をより深く理解することが可能になる。 | ||||||
| (到達目標) | ・日本の学校教育についての歴史と現状を理解する。 ・学校教育を支える思想、歴史を理解する。 ・学校教育に関する現代的諸問題とその背景について理解する。 |
||||||
| (授業計画と内容) | 基本的に以下の計画に従って授業を進めるが、講義の進行具合によって、講義回数が異なることがある。 1.教育とは何か 2.日本教育小史① −前近代から近代へ− 3.日本教育小史② −ポストモダンにおける教育− 4.教育必要性について① 野生児の事例の紹介 5.教育必要性について② 野生児の事例の考察 6.近代教育の思想 7.子ども観の歴史とこれから 8.子どもたちの力学① −スクールカーストの事例から− 9.子どもたちの力学② −スクールカーストの考察− 10.ゆとり教育の理念と実際 11.学力とは何か 12.乳幼児の教育 13.現代の教師 14.新自由主義と教育・諸外国の教育の動向 15.フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) 授業回数はフィードバックを含め全15回とする |
||||||
| (履修要件) |
特になし
|
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 平常点(50点)と期末レポート(50点)で評価します。平常点は課題提出(25点)と授業への参加度(25点)に応じて評価します。期末レポートは、到達目標の達成度に基づき評価します。 期末レポート提出のみで単位が出る授業ではないことを理解した上で、受講して下さい。 |
||||||
| (教科書) |
LMSに授業資料を提示します。
|
||||||
| (参考書等) |
授業中に紹介する
|
||||||
| (授業外学習(予習・復習)等) | 日頃から教育のみならず、幅広く社会問題に興味を持つことが最大の予習です。復習は紹介した参考文献などから、各自深めていってください。 | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | 授業内容に関心がある方のみ受講して下さい。例年、履修者が多く、抽選になりやすい授業ですので、単位取得のみに関心がある学生の受講はご遠慮ください。 授業方法に関しては、講義が中心になりますが、映画鑑賞、グループワーク、課題提出を織り交ぜた授業になります。 |
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|
教育学I
(科目名)
Pedagogy I
(英 訳)
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|
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
|||||||
|
(曜時限)
木3 (教室) 4共30 |
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|
(授業の概要・目的)
本授業は、学校教育を軸として、近代以降の日本の教育の概観、学校教育を支える思想やその歴史、現代の教育の諸問題を学んでいく。その際に教育人間学のアプローチを採用する。教育人間学とは、教育に関して自明に思われていることを、その根底から疑って考察するものである。こうしたアプローチによって、教育に関する事象をより深く理解することが可能になる。
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|
(到達目標)
・日本の学校教育についての歴史と現状を理解する。
・学校教育を支える思想、歴史を理解する。 ・学校教育に関する現代的諸問題とその背景について理解する。 |
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|
(授業計画と内容)
基本的に以下の計画に従って授業を進めるが、講義の進行具合によって、講義回数が異なることがある。 1.教育とは何か 2.日本教育小史① −前近代から近代へ− 3.日本教育小史② −ポストモダンにおける教育− 4.教育必要性について① 野生児の事例の紹介 5.教育必要性について② 野生児の事例の考察 6.近代教育の思想 7.子ども観の歴史とこれから 8.子どもたちの力学① −スクールカーストの事例から− 9.子どもたちの力学② −スクールカーストの考察− 10.ゆとり教育の理念と実際 11.学力とは何か 12.乳幼児の教育 13.現代の教師 14.新自由主義と教育・諸外国の教育の動向 15.フィードバック(フィードバック方法は別途連絡します) 授業回数はフィードバックを含め全15回とする |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
平常点(50点)と期末レポート(50点)で評価します。平常点は課題提出(25点)と授業への参加度(25点)に応じて評価します。期末レポートは、到達目標の達成度に基づき評価します。
期末レポート提出のみで単位が出る授業ではないことを理解した上で、受講して下さい。 |
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(教科書)
LMSに授業資料を提示します。
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|
(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
日頃から教育のみならず、幅広く社会問題に興味を持つことが最大の予習です。復習は紹介した参考文献などから、各自深めていってください。
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(その他(オフィスアワー等))
授業内容に関心がある方のみ受講して下さい。例年、履修者が多く、抽選になりやすい授業ですので、単位取得のみに関心がある学生の受講はご遠慮ください。
授業方法に関しては、講義が中心になりますが、映画鑑賞、グループワーク、課題提出を織り交ぜた授業になります。 |
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
教育学I
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(英 訳) | Pedagogy I | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(基礎) | ||||||
| (使用言語) | 日本語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 全回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 木3 |
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| (教室) | 教育院棟講義室31 | ||||||
| (授業の概要・目的) | この授業では、教育現象を社会的広がりの中に位置づけて捉える視点、すなわち教育社会学的なものの見方を学ぶ。古今東西の、学校や教師、子どもの生きる世界をビビッドに描いた映画・文学作品・漫画などを手がかりにして、そこに表現された教育問題を社会や歴史の中に位置づける視点を学び、それを理論化する道すじについても講述する。 | ||||||
| (到達目標) | 教育現象を社会的広がりの中で捉える視点の獲得、および批判的思考方法の獲得をめざす。 | ||||||
| (授業計画と内容) | 1回.教育社会学のパースペクティブとは 2〜4回.光の学校、影の学校 (1)公教育・教育行政からみた学習塾—森絵都『みかづき』 (2)教室の「島宇宙」からスクールカーストへ—『ブレックファストクラブ』 (3)いじめ防止のための理論と取組み 5〜8回.分ける教育/分けない教育 (1)男女別学・共学—壺井栄『二十四の瞳』 (2)部落をめぐる排除のポリティクス—島崎藤村『破戒』 (3)「愛とあわれみ」の教育からの脱却—『奇跡の人』 (4)その他のさまざまな排除問題 9回〜11回.社会としての学校/社会のなかの学校 (1)子どもだけの世界と暴力—藤子不二雄A『少年時代』 (2)教科書問題に見る平準化と統制のジレンマー『たたかいは炎のように』 (3)「ありのままを書く」ことの矛盾—豊田正子『綴方教室』 12〜14回.良い生/悪い生/唯の生 (1)なぜ私たちは「良き生」への執着を手放しがたいのか—『きみはいい子』 (2)社会的オジと安保闘争—『君たちはどう生きるか』『滑走路:歌集』 (3)現代の子どもたちの生きがたさと教育の役割 ≪期末試験≫ 15回.フィードバック |
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| (履修要件) |
特になし
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | 期末試験で評価する。 | ||||||
| (教科書) |
『映像と旅する教育学:歴史・経験のトビラをひらく』
(昭和堂)
ISBN:9784812223109
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | 授業後に教科書を読み直し、ノートをよく見返すこと。 | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | 特になし。 | ||||||
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教育学I
(科目名)
Pedagogy I
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(基礎) (使用言語) 日本語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 全回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木3 (教室) 教育院棟講義室31 |
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(授業の概要・目的)
この授業では、教育現象を社会的広がりの中に位置づけて捉える視点、すなわち教育社会学的なものの見方を学ぶ。古今東西の、学校や教師、子どもの生きる世界をビビッドに描いた映画・文学作品・漫画などを手がかりにして、そこに表現された教育問題を社会や歴史の中に位置づける視点を学び、それを理論化する道すじについても講述する。
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(到達目標)
教育現象を社会的広がりの中で捉える視点の獲得、および批判的思考方法の獲得をめざす。
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(授業計画と内容)
1回.教育社会学のパースペクティブとは 2〜4回.光の学校、影の学校 (1)公教育・教育行政からみた学習塾—森絵都『みかづき』 (2)教室の「島宇宙」からスクールカーストへ—『ブレックファストクラブ』 (3)いじめ防止のための理論と取組み 5〜8回.分ける教育/分けない教育 (1)男女別学・共学—壺井栄『二十四の瞳』 (2)部落をめぐる排除のポリティクス—島崎藤村『破戒』 (3)「愛とあわれみ」の教育からの脱却—『奇跡の人』 (4)その他のさまざまな排除問題 9回〜11回.社会としての学校/社会のなかの学校 (1)子どもだけの世界と暴力—藤子不二雄A『少年時代』 (2)教科書問題に見る平準化と統制のジレンマー『たたかいは炎のように』 (3)「ありのままを書く」ことの矛盾—豊田正子『綴方教室』 12〜14回.良い生/悪い生/唯の生 (1)なぜ私たちは「良き生」への執着を手放しがたいのか—『きみはいい子』 (2)社会的オジと安保闘争—『君たちはどう生きるか』『滑走路:歌集』 (3)現代の子どもたちの生きがたさと教育の役割 ≪期末試験≫ 15回.フィードバック |
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(履修要件)
特になし
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
期末試験で評価する。
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(教科書)
『映像と旅する教育学:歴史・経験のトビラをひらく』
(昭和堂)
ISBN:9784812223109
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
授業後に教科書を読み直し、ノートをよく見返すこと。
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(その他(オフィスアワー等))
特になし。
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授業の進捗状況や受講生の習熟度などによって「授業計画と内容」,「成績評価の方法」が変更になる場合があります。
| (科目名) |
Disaster and Culture I-E2
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(英 訳) | Disaster and Culture I-E2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (担当教員) |
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| (群) | 人社 | ||||||
| (分野(分類)) | 教育・心理・社会(各論) | ||||||
| (使用言語) | 英語 | ||||||
| (旧群) | A群 | ||||||
| (単位数) | 2 単位 | ||||||
| (週コマ数) | 1 コマ | ||||||
| (授業形態) | 講義 | ||||||
| (開講年度・開講期) | 2026・前期 | ||||||
| (配当学年) | 主として1・2回生 | ||||||
| (対象学生) | 全学向 | ||||||
| (曜時限) | 木3 |
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| (教室) | 共北3C | ||||||
| (授業の概要・目的) | This course proposes to explore disaster through the filter of culture and how disasters and culture relate from an anthropological perspective. It explores how disasters emerge from the combination of natural and sociocultural forces and how humans conceive and deal with disasters. Posing disasters as multidimensional socio-cultural processes, we will focus on how humans perceive and conceive, interpret and represent disasters outside the realm of “hard science”, from a socio-cultural angle. We will address issues such as the perception and interpretation of disaster, vulnerability and resilience, cultural competence in disaster context, as well as the cultural expressions of disaster phenomena, how culture shapes our perceptions, interpretations, and on the reverse, how disaster can also shape culture. |
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| (到達目標) | There are 3 main objectives for this class. First, students will gain an understanding of the notion of culture and how it plays out in disaster contexts, and opportunities to reflect on various cultural expressions and interpretations of disasters. Second, they will acquire a working command of concepts such as culture, risk, vulnerability, resilience, and social capital and a sense of what a socio-cultural anthropological approach is. Third, it will encourage students to think from a variety of perspectives and become more comfortable formulating thoughts and opinions on a specific topic. |
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| (授業計画と内容) | This is a lecture-type class with an interactive component. Each session will include a lecture part and followed or interspersed by discussion based on the lecture content and this week's readings. 1- Orientation and overview 2- Understanding culture 3- Disaster as a multi-dimensional process 4- The mutual relationship of nature and culture 5- Group discussion 6- Vulnerabilities and resilience 7- Cultural interpretations - the folklore of disaster 8- Cultural representations of disaster 9- Religion and disaster 10- Group discussion 11- Social networks in disaster contexts 12- Cultural competence in disaster 13- Cultural heritage and disaster 14- Final presentation or group work 15- Feedback session Note: this schedule may be subject to change. The detailed definitive schedule will be handed out during the first class. |
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| (履修要件) |
There are no specific requirements for taking this class.
However, students must be willing to prepare each session by completing the weekly readings and assigned tasks, and to participate actively during each session. |
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| (成績評価の方法・観点及び達成度) | Evaluation will be based on class attendance and active participation, group work and presentations and a final presentation. Active participation means actively engaging with the class content, participating during discussions and group work, and contributing to the class by sharing opinions, experiences and reflections. Further explanation about grading,including percentages for each item, will be provided during the first session. Students absent 4 times or more will fail this class. Tardiness (by 15 minutes or more) will be treated as absence. Systematic tardiness and/or unexplained early departures will greatly reduce your attendance and participation grade. |
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| (教科書) |
There is no textbook for this class. Weekly readings and documents will be available for download.
Printing and preparing the material is the responsibility of the student.
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| (参考書等) |
授業中に紹介する
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| (授業外学習(予習・復習)等) | Students are required to prepare for each session by completing the weekly readings and assigned tasks. They should expect 2 to 3 hours/week of work outside the classroom for review and preparation. | ||||||
| (その他(オフィスアワー等)) | - This is a lecture-type class with an interactive component. It will be conducted in English. All readings will also be in English. - As stated in the evaluation section, students are expected to engage actively during class. - Office hour is by appointment. |
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Disaster and Culture I-E2
(科目名)
Disaster and Culture I-E2
(英 訳)
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| (群) 人社 (分野(分類)) 教育・心理・社会(各論) (使用言語) 英語 | |||||||
| (旧群) A群 (単位数) 2 単位 (週コマ数) 1 コマ (授業形態) 講義 | |||||||
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(開講年度・ 開講期) 2026・前期 (配当学年) 主として1・2回生 (対象学生) 全学向 |
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(曜時限)
木3 (教室) 共北3C |
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(授業の概要・目的)
This course proposes to explore disaster through the filter of culture and how disasters and culture relate from
an anthropological perspective. It explores how disasters emerge from the combination of natural and sociocultural forces and how humans conceive and deal with disasters. Posing disasters as multidimensional socio-cultural processes, we will focus on how humans perceive and conceive, interpret and represent disasters outside the realm of “hard science”, from a socio-cultural angle. We will address issues such as the perception and interpretation of disaster, vulnerability and resilience, cultural competence in disaster context, as well as the cultural expressions of disaster phenomena, how culture shapes our perceptions, interpretations, and on the reverse, how disaster can also shape culture. |
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(到達目標)
There are 3 main objectives for this class.
First, students will gain an understanding of the notion of culture and how it plays out in disaster contexts, and opportunities to reflect on various cultural expressions and interpretations of disasters. Second, they will acquire a working command of concepts such as culture, risk, vulnerability, resilience, and social capital and a sense of what a socio-cultural anthropological approach is. Third, it will encourage students to think from a variety of perspectives and become more comfortable formulating thoughts and opinions on a specific topic. |
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(授業計画と内容)
This is a lecture-type class with an interactive component. Each session will include a lecture part and followed or interspersed by discussion based on the lecture content and this week's readings. 1- Orientation and overview 2- Understanding culture 3- Disaster as a multi-dimensional process 4- The mutual relationship of nature and culture 5- Group discussion 6- Vulnerabilities and resilience 7- Cultural interpretations - the folklore of disaster 8- Cultural representations of disaster 9- Religion and disaster 10- Group discussion 11- Social networks in disaster contexts 12- Cultural competence in disaster 13- Cultural heritage and disaster 14- Final presentation or group work 15- Feedback session Note: this schedule may be subject to change. The detailed definitive schedule will be handed out during the first class. |
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(履修要件)
There are no specific requirements for taking this class.
However, students must be willing to prepare each session by completing the weekly readings and assigned tasks, and to participate actively during each session. |
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(成績評価の方法・観点及び達成度)
Evaluation will be based on class attendance and active participation, group work and presentations and a final presentation.
Active participation means actively engaging with the class content, participating during discussions and group work, and contributing to the class by sharing opinions, experiences and reflections. Further explanation about grading,including percentages for each item, will be provided during the first session. Students absent 4 times or more will fail this class. Tardiness (by 15 minutes or more) will be treated as absence. Systematic tardiness and/or unexplained early departures will greatly reduce your attendance and participation grade. |
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(教科書)
There is no textbook for this class. Weekly readings and documents will be available for download.
Printing and preparing the material is the responsibility of the student.
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(参考書等)
授業中に紹介する
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(授業外学習(予習・復習)等)
Students are required to prepare for each session by completing the weekly readings and assigned tasks. They should expect 2 to 3 hours/week of work outside the classroom for review and preparation.
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|
(その他(オフィスアワー等))
- This is a lecture-type class with an interactive component. It will be conducted in English. All readings will also be in English.
- As stated in the evaluation section, students are expected to engage actively during class. - Office hour is by appointment. |
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