初修外国語の科目編成
ドイツ語,フランス語,中国語,スペイン語,アラビア語の初級は,クラス指定科目となります。ドイツ語Ⅰ(6Hコース),フランス語Ⅰ(8Hコース),スペイン語I(会話)をのぞいて,1回生は指定されたクラスで履修してください。
ロシア語,イタリア語,朝鮮語は,履修クラスを選択することができますが,開講されているクラス数が限られています。シラバスや以下の当該言語の欄で確認してください。
ドイツ語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:ドイツ語Ⅰ(初級)
ドイツ語Ⅰには,文法,演習,6時間コースの3種類があります。その内,文法と演習はクラス指定制で行われます。ドイツ語履修者は,必ずこれら二つを履修するようにしてください。6時間コースは,ドイツ語を集中的に学びたい人のためのコースで,週3回(日本人教員1回,外国人教員2回)の授業があります。文法及び演習クラスの代わりに,6時間コースを選択する場合は,最初の授業に必ず出席してください。
Ⅱ. 2回生以上の授業:ドイツ語Ⅱ(中級);ドイツ語Ⅲ(上級)
ドイツ語Ⅱには,講読を中心としたクラス,会話,CALL,ライティングおよび6時間コースの5種類があります。すべて自由選択制で,各人の興味や関心,必要に応じて,どの科目からでも選択できます(6時間コースは週3回の授業となります)。なお,2回生向けのドイツ語中級を履修するには,平成28年度以降の卒業要件が適用される学部生は,<初級>を4単位以上修得していること,平成27年度以前の卒業要件が適用される学部生は,卒業に必要な単位として<初級>を2単位以上修得していることを条件とします。ただし,高校・他大学その他で初級を履修ずみの新入生で,本学で実施する初級免除審査に合格した場合はこの限りではありません。
ドイツ語Ⅲは,中級では物足りない,あるいはさらにドイツ語を学びたいという学生のために設けられています。
フランス語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:フランス語Ⅰ(初級)
フランス語Ⅰには,指定されたクラスで授業を受ける「クラス別コース」の他に,インテンシヴ・コースの「8時間コース」があります。新入生でフランス語を選択すると,標準的には「クラス別コース」でフランス語I(文法)とフランス語Ⅰ(演習)の週2回の授業を受けることになります。この二つの授業は,クラスごとにセットになっており,ばらばらに受けることはできません。「8時間コース」は,フランス語を特に力を入れて勉強しようとする人のためのインテンシヴ・コースで,週4回(日本人教員2回,外国人教員2回)の授業があります。クラス別コースにするか,8時間コースにするかは,4月中旬の履修登録までに決めればよいので,よく考えて自分にあうコースを選んでください。
Ⅱ. 2回生以上の授業:フランス語Ⅱ(中級);フランス語Ⅲ(上級)
フランス語Ⅱには,「フランス語運用能力アップコース」「フランス語文明理解コース」とフランス語母語話者の担当する「フランス語Ⅱ(演習)」があります。「フランス語運用能力アップコース」には,「精読」「聴き取り」「作文」「発音フォローアップ」「文法フォローアップ」などの授業があります。「フランス語文明理解コース」には,「フランス文化」「フランス文学」「政治経済」「マスメディア」などの授業があります。これらの授業の他に, インテンシヴ・コースの「6時間コース」があります。さらにフランス語の力をつけたい学生のためには, フランス語Ⅲがあります。
中国語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:中国語Ⅰ(初級)
中国語Ⅰは原則としてクラス指定制で行なわれ,中国語Ⅰ(文法)と中国語Ⅰ(演習)の二つからなります。このうち基本的には,中国語Ⅰ(文法)は文法に重点がおかれる日本人による授業,中国語Ⅰ(演習)は発音に重点がおかれる中国人による授業です。(但しCALL教材を用いて行われる中国語Ⅰ(演習)は,日本人が担当します。)既に述べたように,はじめのうちは,ともに基本的な発音をしっかり身につけることを目的に授業が行われます。
Ⅱ. 2回生以上の授業:中国語Ⅱ(中級)
また,2回生以上を対象に,より高度な中国語を身につけるための中国語Ⅱが開講されています。
中国語Ⅱは[会話・ネイティブ実習]と[文法・文化理解]の二つのカテゴリーに分かれます。前者は中国人教員を中心に会話・聞き取りなど,言葉の運用能力を高めることを目的に開講されます。後者は,読解能力を高めることを目標とします。各期に2つを履修する者は,シラバスをよく読み,それぞれのカテゴリーから1つずつを選択するようにしてください。
ロシア語の科目編成
ロシア語を,いわゆる第二外国語として,初めて学ぶ学生諸君に最適なコースとして,ロシア語I(文法)およびロシア語I(演習)のセット授業が用意されています。
一週間に文法と演習を各1コマずつ,合計2コマを履修します。初級履修者にとって必要にして十分なロシア語の力が,無理なく着実に養えます。
〈参考〉ロシア語Ⅰの開講曜時限
-
ロシア語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
ロシア語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
ロシア語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
木3
-
[開講期]
-
ロシア語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金4
-
[開講期]
-
ロシア語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
ロシア語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
ロシア語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
木3
-
[開講期]
-
ロシア語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金4
-
[開講期]
科目名 | 開講期 | 曜時限 | 備考 | 科目名 | 開講期 | 曜時限 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ロシア語IA(文法) | 前期 | 火5 | ロシア語IA(演習) | 前期 | 金3 | ||
ロシア語IA(文法) | 前期 | 木3 | ロシア語IA(演習) | 前期 | 金4 | ||
ロシア語IB(文法) | 後期 | 火5 | ロシア語IB(演習) | 後期 | 金3 | ||
ロシア語IB(文法) | 後期 | 木3 | ロシア語IB(演習) | 後期 | 金4 |
イタリア語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:イタリア語Ⅰ(初級)
イタリア語Ⅰには,「イタリア語I(4Hコース)」(週2回文法を集中的に学びます)および「イタリア語Ⅰ(文法)」「イタリア語Ⅰ(演習)」という2種類のセット授業が開講されています。このうち「イタリア語I(4Hコース)」は短期間で文章を読む能力を養うことを目的とした週2回のクラスです。一方「イタリア語Ⅰ(文法)」および「イタリア語I(演習)」は,それぞれ⽇本⼈講師とイタリア⼈講師が1コマずつ担当して,とりあえず簡単な会話の能力を身に付けさせることに主眼を置いたクラスです。2回⽣になってイタリア語Ⅱを履修するにあたり,⽂献講読クラスである「イタリア語ⅡI2102」を履修するためには,「イタリア語Ⅰ(4Hコース)」を選択しておくことが望ましいです。
Ⅱ. 2回生以上の授業:イタリア語Ⅱ;イタリア語Ⅱ(演習)
基本的に講読のコースである⽇本⼈講師担当の「イタリア語Ⅱ」と,イタリア⼈講師の担当する「イタリア語Ⅱ(演習)」という2つのクラスがそれぞれ週2回開講されており,両⽅同時に受講することもできますし,いずれか⼀⽅だけを受けることもできます。前者においては,1回⽣のときに「イタリア語I(4Hコース)」を履修した学⽣のための「イタリア語ⅡI2102」,および「イタリア語Ⅰ(⽂法)」,「イタリア語Ⅰ(演習)」を選択した学⽣向けの「イタリア語ⅡI2101」の2種が開講されます。
〈参考〉イタリア語Ⅰの開講曜時限
-
イタリア語ⅠA(4Hコース)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
火5・金4 -
[備考]
週2回セット(イタリア語Ⅱ I2102履修予定者はこのクラスを履修するのが望ましいです)
-
[開講期]
-
イタリア語ⅠA(⽂法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
イタリア語ⅠA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
イタリア語IB(4Hコース)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
火5・金4 -
[備考]
週2回セット(イタリア語Ⅱ I2102履修予定者はこのクラスを履修するのが望ましいです)
-
[開講期]
-
イタリア語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
イタリア語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
科目名 | 開講期 | 曜時限 | 科目名 | 開講期 | 曜時限 |
---|---|---|---|---|---|
備考 | |||||
イタリア語ⅠA(4Hコース) | 前期 | 火5・金4 | 週2回セット(イタリア語Ⅱ I2102履修予定者はこのクラスを履修するのが望ましいです) | ||
イタリア語ⅠA(⽂法) | 前期 | 火5 | イタリア語ⅠA(演習) | 前期 | 金3 |
イタリア語IB(4Hコース) | 後期 | 火5・金4 | 週2回セット(イタリア語Ⅱ I2102履修予定者はこのクラスを履修するのが望ましいです) | ||
イタリア語IB(文法) | 後期 | 火5 | イタリア語IB(演習) | 後期 | 金3 |
スペイン語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:スペイン語Ⅰ(初級)
初級コースでは,スペイン語圏の文化や社会についての知識を得つつ,スペイン語で発信されている情報に自力でアクセスできるための基礎的なスペイン語能力の修得を目指します。また,自律的学習者となること,オンラインで学習するスキルを獲得することも目指します。受講に際しては,ノートPCあるいはタブレットの持参を推奨します。
- 「文法」では,設定されたテーマについて知り,考え,それをスペイン語で表現するための語彙・表現・文法などについて学びます。
- 「演習」では,「文法」で学んだ語彙・表現を用いて,自分の考えをスペイン語で表現する訓練を行います。
- 「会話」は,一対一でのコミュニケーションに焦点をあてた,少人数制のコースです。半期につき20時間,スペイン語母語話者とのマンツーマンオンラインレッスンが組み込まれています。オンラインレッスンはスパニッシモと共同で運営しています。協定校(メキシコ・グアダラハラ大学,スペイン・バルセロナ大学)への派遣留学を考えている場合は履修が非常に有益です。
例1:前期科目であるスペイン語IA(文法)が不合格だった場合,同年度後期で再履修可能。
例2:後期科目であるスペイン語IB(演習)が不合格だった場合,翌年度前期で再履修可能。
Ⅱ. 2回生以上の授業:スペイン語Ⅱ(中級)
中級コースでは,教材用に作成された素材ではなく,実際の(オーセンティックな)素材を用い,スペイン語で発信されている情報をより深く正確に理解すると同時に,それに関する自分の意見や考えをスペイン語で表現することを目指します。
- 「文法」では,スペイン語で書かれた新聞や雑誌の記事の講読を通じて,異なる視点の存在を知り,それを理解することを目標とします。そのために必要な技能を修得します。
- 「演習」では,一般的なテーマについての分析や意見をスペイン語で表現することを目標とし,そのために必要な技能を修得します。
朝鮮語の科目編成
Ⅰ. 1回生の授業:朝鮮語Ⅰ(初級)
初修者は「朝鮮語Ⅰ(文法)」で文字と発音および文法の基礎を学び,「朝鮮語Ⅰ(演習)」で実践的な表現・発音などを学習します。
Ⅱ. 2回生以上の授業:朝鮮語Ⅱ(中級)
2年目に入ると「朝鮮語Ⅱ」および「朝鮮語Ⅱ(演習)」でさらに高度な文法および表現を学びます。
〈参考〉朝鮮語Ⅰの開講曜時限
-
朝鮮語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
火4
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
木3
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金4
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(文法)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金5
-
[開講期]
-
朝鮮語IA(演習)
-
[開講期]
前期 -
[曜時限]
金5
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
火5
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
火4
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
木3
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金3
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金4
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(文法)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金5
-
[開講期]
-
朝鮮語IB(演習)
-
[開講期]
後期 -
[曜時限]
金5
-
[開講期]
科目名 | 開講期 | 曜時限 | 科目名 | 開講期 | 曜時限 |
---|---|---|---|---|---|
朝鮮語IA(文法) | 前期 | 火5 | 朝鮮語IA(演習) | 前期 | 火4 |
朝鮮語IA(文法) | 前期 | 木3 | 朝鮮語IA(演習) | 前期 | 金3 |
朝鮮語IA(文法) | 前期 | 金3 | 朝鮮語IA(演習) | 前期 | 金4 |
朝鮮語IA(文法) | 前期 | 金5 | 朝鮮語IA(演習) | 前期 | 金5 |
朝鮮語IB(文法) | 後期 | 火5 | 朝鮮語IB(演習) | 後期 | 火4 |
朝鮮語IB(文法) | 後期 | 木3 | 朝鮮語IB(演習) | 後期 | 金3 |
朝鮮語IB(文法) | 後期 | 金3 | 朝鮮語IB(演習) | 後期 | 金4 |
朝鮮語IB(文法) | 後期 | 金5 | 朝鮮語IB(演習) | 後期 | 金5 |
アラビア語の科目編成
Ⅰ.1回生の授業:アラビア語Ⅰ(初級)
アラビア語Ⅰの授業では,フスハーの基礎文法を修得し,一人で辞書が引けるようにします。アラビア語の文法は通常,思われているほど難解ではありません。文字にしても1ヶ月たたないで,読み書きできるようになります。初学者にとって多少,困難があるとすれば,動詞の活用が若干,煩瑣で覚えるのが面倒くさいことと,すべての単語が3語根から成り立っているというセム系言語特有の原理にあるでしょう。英語をはじめ多くの言語では,文字さえ覚えれば自動的に辞書が引けますが,授業で用いるアラビア語の辞書は,3語根を中心に編纂されていますので,ある程度文法に親しんでからでないと辞書が引けないという困難があります。基礎文法を修得するとは,言い換えれば,一人で辞書が引けるようになる,ということです。
まず,前期の「文法」の授業で,アラビア語の基礎文法を集中的に学びます。3語根の原理と動詞の基本的な活用などを覚えたら,後期は,児童向け読み物の講読を通して,前期に学習した文法事項を確認しながら,基礎文法をしっかりと身につけます。児童向けとは言っても,文法的にはかなり高度な表現が出てきますので侮れません。同時に,「演習」の授業では,前期は練習問題を中心に,また,後期には,ネイティヴの先生の指導のもと「聞く・話す・書く」練習をします。4月には文字の区別さえつかなかったのが嘘のように,1年が終わる頃には,一人で辞書を引いて,現代文の講読に取り組めるようになっているでしょう。
Ⅱ.2回生以上:アラビア語Ⅱ(中級)
アラビア語Ⅱは,講読中心のクラスと,演習のクラスがあります。講読のクラス(前期,後期)では,現代文を集めて初学者向けに編纂されたテクストを読みます。通年履修すれば,一人で辞書を使って現代文を読むだけの基礎的な語彙と表現,文法が修得できるようになっています。そのあとは評論文など,母音符号のついていないアラビア語の現代文をテクストに,現代アラビア語の実践的読解力を身につけます。
演習の授業では,ヒアリング・スピーキング・ライティングに関して,オールラウンドなアラビア語の実践的運用能力を高める授業を行います。